堂上剛裕

July 29, 2007 17:20

◆G9−0C◆
1勝1敗出迎えた第3戦、巨人が初回から怒濤の猛攻を見せた。いきなり先頭のマッスル千代の富士の二塁打を浴びせると、一死後、ニックンがレフト前に弾き返して、一、三塁となった所でガッツが23号先制3ラン。更に、李がヒットで続いた所で今度は阿部が21号2ランを叩き込み、大量5点のビッグイニングを形成。早くも主導権を握った巨人はこの後も3回にニックンが12号ソロ,5回にマッスル千代の富士が24号ソロ,そして、6回には李の19号ソロに続いて、阿部がこの日2本目となる22号ソロと、得意の一発攻勢で着々と加点。先発の福田は阿部に「怪投」と称される荒れ球が逆に奏功し、8回一死まで無失点投球。この後、野口−西村と繋いで完封リレーを達成し、この3連戦勝ち越しを決めた。

◆S1−2D◆
初回、李のタイムリーで先取点を奪った中日だが、その裏、すかさず寿司職人ラミレスのタイムリー二塁打で追いつかれてしまう。しかし、直後の2回、堂上剛が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにプロ初アーチを叩き込み、再び勝ち越し。立ち上がりから制球が定まらない中日先発・中田に対して、ヤクルトは4回二死満塁と一打逆転のチャンスを掴むも、代打・真中が空振り三振に倒れて、三者残塁。6回表の攻撃が終わった所で激しい雷雨に見舞われ、試合は中断。結局、雨は弱まる気配がなく、コールドゲームとなり、中日が勝ち逃げに成功。中田は5回投げただけだが、1失点完投でまんまと8勝目を手にした。

◆T9−4YB◆
前回、腰の痛みを訴え、序盤で降板した太陽の子エステバン・ジャンが中4日で登板。初回はエラーに2四死球で満塁,2回は振り逃げを許すなど、一、三塁のピンチを背負うバタバタとした投球ながらも、無失点で切り抜けていたが、3回、メカゴジラに8号ソロを浴び、ついに先制点を献上。しかし、その裏、横浜先発ルーキー・高崎に対して、阪神は一死満塁からシーツの走者一掃タイムリー二塁打で一気に逆転。5回に内野ゴロの間に1点差と詰め寄られるも、その裏、鳥谷,シャア少佐の連続タイムリーで3点差と突き放す。そして、続く6回には関本,鳥谷がいずれも2ランを叩き込み、ダメ押しの4点を追加。横浜は9回に無死満塁とするも、内野ゴロ2つで2点を返すのが精一杯だった。ジャンは5回降板ながら、打線の援護に助けられ、6勝目を飾った。

◆H4−3L◆
西武の大遅刻により、中止になった杉内−涌井の最多勝対決が2日後にスライドされて実現。福岡ドームを苦手とする涌井に対して、ソフトバンクは初回、川崎の2号ソロで先制すると、4回には2四球と内野安打で掴んだ無死満塁のチャンスにブキャナンがタイムリーを浴びせて、2点を追加。杉内は4回までパーフェクトの快投を見せていたが、5回、G.G.佐藤,ベンちゃんと連打を浴びて、無死一、二塁のピンチ。ここから中村,江藤と連続三振に斬って取るも、続く細川にレフトスタンドへ放り込まれて、一気に振り出しに。その後、両投手の投げ合いが続き、3−3の儘、試合は土壇場9回に突入。西武が杉内の前に三者凡退に斬ってとられたのに対し、その裏、ソフトバンクは2安打1四球で一死満塁の大チャンス。ここで大村は3打席連続の三振に倒れるも、続く川崎がライト前に弾き返して、劇的なサヨナラ勝ちで6連勝。杉内は完投で涌井に並ぶハーラートップタイの13勝目。

◆F4−3M◆
2回に鶴岡のタイムリーで先制されたロッテは3回、先頭の今江がライトスタンドへ同点5号ソロを叩き込む。しかし、その裏、日本ハムは劇団ひちょり,田中賢,稲葉の3連打で2点を勝ち越し。4回に併殺崩れの間に1点を失うも、その裏、またも田中賢にタイムリーが飛び出して、突き放す。2点を追うロッテは直後の5回、今江,TSUYOSHIの連打の後、早川が送ると、里崎のショートゴロの間に今江が返って1点差。しかし、7回一死二塁のチャンスは武田久に封じられると,8回には一死満塁と絶好の場面を作りながら、守護神・MICHEALに断ち切られてしまう。MICHEALは9回も3人でピシャリと締めて、1点差を守りきり、21セーブ目。

◆Bs4−2E◆
最下位攻防戦第3ラウンドは偽バファローズが初回から先手を取った。ヒットの平野恵が村松の犠打とグスマンの暴投で三進すると、ラロッカのサードゴロの間に先制のホームイン。4回には牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズの31号ソロで2点目を追加。先発・岸田は5回まで散発2安打無失点の好投を展開。6回に高須のタイムリー二塁打で1点を返されるも、その裏、偽バファローズは無死満塁として、悪の温床・楽天先発・グスマンをKOすると、代わった山村から北川のゲッツーの間に1点。更に、アレンのタイムリーで貴重な4点目を追加。土壇場9回、相変わらず、不安定な守護神・加藤大は山崎武に35号ソロを叩き込まれた上、一発で同点のピンチを作ったものの、辛くも逃げ切り、14セーブ目。これで偽バファローズは一夜で最下位脱出に成功した。

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