坂克彦

July 01, 2007 18:07

◆G9−6C◆
初回にガッツの19号ソロ,2回に李が通算100号となる15号2ランと連日の一発攻勢で主導権を握った巨人は4回にもニックンの犠飛で4点目を追加。先発が防御率1点台の春風亭半ケツとあっては、最早、試合は決まったかと思われたが、その裏、無死満塁の大ピンチ。ここから2人を打ち取るいつもの粘りを見せた春風亭半ケツだが、ここで新井にバックスクリーン左へ痛恨の満塁弾を叩き込まれて、試合は一瞬で振り出しに。流れを引き寄せた広島は続く4回、石原のタイムリーで勝ち越しに成功。1点を追う巨人は毎回、走者を出しながら、あと1本が出ない拙攻三昧。5点を取られながらも、援護を信じて投げ続けてきた春風亭半ケツだが、ついに力尽きたか、8回に新井にこの日2本目のアーチを浴び、KO。ダメ押しと思われる一発を放った新井だが、土壇場9回、一死から大道のサードゴロを一塁へ痛恨の悪送球。これで流れは一気に巨人へ傾く事となった。ただでさえ不安感があると言うのに、味方に足を引っ張られ動揺を隠せない永川を攻め立て、一死一、二塁から松田記者が通算1500安打となるタイムリーを放つと、二死二、三塁となった所で阿部が三遊間を破り、逆転に成功。更に、ニックン,李と連続タイムリー二塁打を放ち、この回、一挙5点のビッグイニングを形成。その裏、上原が簡単に3人で打ち取り、ゲームセット。悪夢の逆転負けとなった広島はついに最下位に転落した。

◆D6−7S◆
中日は初回、森野の2点タイムリーで先制。その後、しばらく攻めあぐねていたが、6回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズが21号ソロを叩き込み、3点目。先発・山本昌は5回まで2安打無失点の好投を見せていたが、6回に突如崩れ、無死一、二塁から青木のタイムリー,田中浩の犠飛で1点差と詰め寄られると、更に、続く寿司職人ラミレスにもタイムリー二塁打を浴び、ついに同点。追いついたヤクルトは続く7回にも青木のタイムリーで勝ち越した後、寿司職人ラミレスが7号3ランを放り込み、一気に4点を追加。しかし、粘る中日は直後の8回、二死走者なしから連打で一、二塁のチャンス。ここから谷繁,代打・立浪に連続タイムリー二塁打が飛び出して、1点差にまで詰め寄ると、土壇場9回にも二死一、二塁と一打逆転の場面を作ったが、最後は中村紀がセンターへ打ち上げて、あと一歩及ばず、4連敗。詰めの甘さが目立ち、川相さえいれば…と言う声は強まるばかり。これで首位・巨人とのゲーム差は5にまで開いてしまった。ズルズルとV戦線から転落しない為にも一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれる所だ。勝ったヤクルトは広島と入れ替わりで最下位を脱出。8回途中から最後まで投げきった遠藤は中日時代の98年以来、実に9年ぶりとなるセーブをマークした。

◆T5−1YB◆
0−0で迎えた3回、阪神は坂がプロ入り初アーチを叩き込み、1点を先制。4回に吉村の9号ソロで追いつかれたのも束の間、直後の5回、またもや坂がタイムリー二塁打を放ち、勝ち越し。更に、この後、鳥谷もタイムリーを放つと、6回にはキュラソ星人が17号ソロ。8回にはジュビロ野口がタイムリー二塁打を放ち、ダメ押しの5点目をゲット。投げては先発のルーキー・上園が5回を1失点で切り抜けると、6回から久保田,8回からウィリアムスと繋いで、最後は藤川が締める必勝リレーが決まり、逃げ切った。上園は2勝目をマーク。

◆H2−4M◆
ロッテは初回、二死二塁からサブローのタイムリーで先制。続く2回の二死二、三塁のチャンスは逃したものの、3回、無死満塁から里崎のタイムリーの後、竹原,青野と連続犠飛を打ち上げて、3点を追加。ロッテ先発・清水の前に5回まで1安打と抑え込まれていたソフトバンクは6回、川崎のタイムリーでようやく1点を返すと、続く7回には松田がタイムリーを浴びせて、1点差。8回から流れを変える男・スタンドリッジを投入した効果か、その裏、無死一、二塁と長打が出れば、一気に同点と言う場面を作ったソフトバンクだが、ここから松中,小久保の両主砲が打ち取られると、柴原もセカンドゴロに倒れて、二者残塁。土壇場9回にはロッテ守護神・小林雅に対し、一死から代打・明石,松田と連打を浴びせ、前日の再現を思わせたが、ここから大村,本多と凡退し、連勝は3でストップした。

◆Bs1−3F◆
カーター,グリンの助っ人対決となったこの試合。2回に青波の長瀬の17号ソロで日本ハムが先制すれば、その裏、偽バファローズもすかさず大引のタイムリーで同点。その後、両先発の好投が続き、1−1の儘、中盤へ突入。迎えた6回、日本ハムは陽,劇団ひちょりと連続三振に倒れるも、ここから田中賢が三塁打を浴びせると、続く稲葉がタイムリー二塁打を放ち、勝ち越し。更に、青波の長瀬にもタイムリーが出て、この回、2点。日本ハムは8回から武田久,9回からMICHEALと繋ぐ必勝パターンで逃げ切り、この3連戦勝ち越し。交流戦MVPの勢いをその儘に、7回1失点の好投を見せたグリンは7勝目を飾った。

◆L10−1E◆
無傷の4連勝の悪の温床・楽天先発・山村に対して、西武は初回、内野安打の福地を片岡が送ると、ここから中島,カブレラ,ベンちゃん,栗山と4連打を浴びせて、早くも3点を先取。3回にショートのタイムリー二塁打で1点を返した悪の温床・楽天は5回にも無死一、二塁と絶好のチャンスを掴むも、嶋は空振り三振。渡辺直はサードゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で得点ならず。毎回の様にチャンスを作りながら、追加点をあげられずにいた西武だが、6回、片岡,中島の連続タイムリーでようやく2点を追加すると、これで完全に流れを引き寄せ、7回にはG.G.佐藤が17号2ラン,8回には4安打を集中して、3点を奪い、試合を決定付ける10点目。今季初登板初先発となる帆足は7回途中まで1失点の好投で今季初白星。一方、山村は6回途中5失点KOで今季初黒星となった。

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