吉岡雄二

July 27, 2008 22:37

◆G7−0S◆
巨人は初回、四球で歩いた鈴木がすかさず二盗を決めると、キムタクの犠打で三進。ここでガッツの内野ゴロの間に先制点をゲット。更に、寿司職人ラミレスの四球,マッスル千代の富士のヒットでチャンスを広げたが、李は空振り三振に倒れて、1点止まり。2回には阿部,坂本が連打を浴びせると、一死後、鈴木尚がセンター前に弾き返して、1点を追加。3,4回は3人ずつで打ち取られるも、5回一死からキムタクが歩いた所でガッツがタイムリー二塁打を放って、3点目。6回には李に待望の今季初アーチが飛び出す、一死から坂本が二塁打で出た所で無失点投球なのに何故か木佐貫を引っ込めてまで無理矢理投入されたあの男が4ヶ月に渡って充電しまくったインケツパワーを吐き出してのタイムリーを放って、5点目を追加。7回には亀井,代打・大道のタイムリー二塁打で2点を追加。更に、坂本が四球を選んで一、二塁としたものの、先の打席でインケツパワーを放出しきってしまったのか、あの男はセンターフライに倒れるチャンスブレイクで二者残塁。7回から西村健−藤田と繋いだ巨人は最後は東野が3人で締めて、完封リレーを達成。木佐貫は6回零封で6勝目。

別に、あの男がまくってきた訳でも何でもないのだが、自ら墓穴を掘っている事に危機感を抱いたのか、坂本が2安打1四球と結果を残し、守っても6度の守備機会をきっちりこなした。あの男が今季初打点となるタイムリーを放った(後に必殺のチャンスブレイクをかましたが…)だけに、昨日の様な事をやっていたら、スタメン落ちの危険もあったが、何とか踏み留まった。あの男と言えば、木佐貫を下げてまで使った事に関しては釈然しないものがあるが、リリーフ陣がきっちり抑えたので事なきを得た。この日も2打席目まで不甲斐ない結果が続いていた李も一発を放つなど、投打が噛み合った巨人はこれで4連勝。一方、敗れたヤクルトは4連敗で前半戦の借金生活が確定してしまった。

◆T4−6D
3タテを食らい事だけは何としても避けたい中日だが、この日も初回から二死一、二塁のチャンスを潰す嫌な立ち上がり。4回表一死、ベンちゃんの打席で突然、照明が消えるアクシデントが起こり、しばらく中断となった後、ベンちゃん,中村紀と連打を浴びせて、一、三塁としたものの、ピンキー井上はショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。すると、その裏、先頭の平野のショートゴロを井端がヘッポコエラー。拙攻拙守と川相不在の重さを痛感し、落胆の色を隠せない山本昌は続く新井に痛打されると、二死後、鳥谷にタイムリーを許して、先制点を献上。阪神は5回まで無失点に抑えていた伊集院光の弟子・金村に代打を送った事で、6回から継投モードに入るが、これが裏目。2番手・渡辺が先頭の荒木をセカンドゴロに打ち取りながら、関本のエラーで生かしてしまった事でリズムを崩したか、ここから森野,ベンちゃん,中村紀と3連打を浴びて、3失点。一死後、小池にヒット,谷繁に四球を許して満塁とすると、代打・T.ウッズは三振に取ったものの、続く井端に走者一掃のタイムリー三塁打を浴びて、悪夢の6失点KO。しかし、粘る阪神はその裏、2番手・高橋を攻め立て、一死一、二塁とすると、エラーの汚名返上とばかりに関本が3号3ラン。2点差まで詰め寄った阪神だが、反撃もここまで。7回から登板の浅尾に2回を抑え込まれると、最後は岩瀬に締められ、3タテを逃した。

拙攻拙守に足を引っ張られながらも、何とか白星を掴んだ山本昌はついに200勝へ王手。すんなり名球会入りを決める為にも名手・川相の現役復帰を視野に入れて欲しい所だ。阪神は伊集院光の弟子・金村を引っ込めたのが大誤算。渡辺がここまで大炎上となった事は計算しようもないが、一死走者なしで代打を送る必要が果たしてあったのか?甚だ疑問。3点取られて、なおも満塁のピンチを迎えながら、渡辺を引っ張ったのも訳が分からない。謎の新助っ人・リーソップは8回から登板し、1回を3人でピシャリと抑える上々のデビューだった。

◆C8−4YB◆
0−0で迎えた4回、横浜は一死から吉村が四球で出るも、二盗に失敗。しかし、ここでビグビーがライトスタンドへ7号ソロを放り込み、1点を先制。入団前から名手・川相を信奉していたナイスガイ・真田の前に3回までパーフェクトに抑え込まれていた広島だが、その裏、一死から天谷がチーム初安打を放つと、二死後、栗原がタイムリー二塁打を放って、同点。横浜は7回から真田を下げて、サイレントK・石井裕にスイッチ。石井裕は三者三振の快投でチームの士気を高めると、直後の8回、横浜は2本の内野安打で一死一、三塁とした所で村田が29号3ランを叩き込み、3点を勝ち越し。しかし、その裏、広島は先頭の代打・赤松が四球で歩くと、一死後、東出が内野安打。二死後、ここで代わった吉原からオチョアが2試合連続の11号3ランを放って、一気に同点。9回は両軍無得点に終わり、延長戦に突入。迎えた10回、広島は二死走者なしからオチョアが二塁打で出ると、栗原が歩かされて、一、二塁。ここで代打として登場した求道者・前田も四球を選ぶと、スタメンを外され、途中からの出場となっていたシーボルが8号サヨナラ満塁弾を叩き込み、5カードぶりに勝ち越した。

求道者・前田がコンディションが悪いながらも鋭い眼光で山北の手元を狂わせ、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。勿論、ブラウン監督がそんな風に見ている筈はないので、一銭の得にもならないのが歯痒い。それはさておき、ついに同胞・シーボルをスタメンから外す英断を実行に移したと言うのに、そのシーボルがこんな劇的な一発を放ってしまうとは皮肉なものである。敗れた横浜は村田が寿司職人ラミレスに並ぶ29号ソロを放った一方、内川が5の1で打率を3厘落とし、ついに本命・青木に首位打者の座を明け渡してしまった。こうなると、実績がないだけに突き放される一方かもしれない。もう少し粘りを見せて欲しい所だが、果たして…!?

◆H3−2M◆
ロッテは西岡の10号先頭打者アーチでいきなり先制。その裏、ソフトバンクも本多,川崎と連打を浴びせると、一死後、小久保が犠飛を打ち上げ、あっさり同点。2回以降、渡辺俊,和田の両先発が再三ピンチを背負いながらも、あと一本を許さずに粘っているうちに立ち直りを見せて、1−1の儘、終盤へ突入。迎えた8回、ロッテは里崎のタイムリーでついに均衡を破る2点目をゲット。しかし、土壇場9回、ソフトバンクは一死から小久保が同点18号ソロを叩き込み、試合は延長にもつれ込んだ。ラストイニングとなった12回裏、ソフトバンクは長谷川のヒット,高谷の四球で二死二、三塁とすると、本多がレフト前にタイムリーを放ち、サヨナラ勝ちを収めた。

圧勝,辛勝の後は、劇的なサヨナラゲームを見せたソフトバンクが3連戦3連勝で2位浮上。白星こそつかなかったものの、北京に拉致される和田は10回を2失点の力投。陽は3年目にして悲願の初白星を手にした。打線も小久保の起死回生の一発,本多のサヨナラタイムリーと勝負所での活躍が目立った。渡辺俊は2試合連続完投勝利を目前にしながら手痛い被弾で白星を逃した。

◆F2−3L
2回、日本ハムはスタメン復帰の稲葉が13号先制アーチ。日本ハム先発・グリンは制球に苦しみながらも、6回まで無失点と粘っていたが、7回、先頭の礒?に二塁打を許すと、細川の犠打の後、佐藤に今季初アーチとなる2ランを叩き込まれて、形勢逆転。1点を追う日本ハムは8回、一死から田中がヒットで出ると、すかさず二盗。ここでまたも稲葉がタイムリーを放って、ついに同点。試合はその儘、延長に突入した。迎えた10回、西武は先頭の佐藤がヒットで出ると、片岡が送って、一死二塁。ここで栗山がタイムリー二塁打を放って、勝ち越しに成功。日本ハムはその裏、二死一、二塁のチャンス作り、粘りを見せたものの、最後は代打・鶴岡が三振を喫して、万事休す。

6試合白星から遠ざかっているグリンは6回まで無失点で久々の白星か…と思った所で痛い一発を浴びて、またまた白星はお預け。オツも5月15日以来の7イニングを投げたが、岡本真が打たれて、白星消滅と、不振に喘ぐ両投手の好投はいずれも報われず。さて、3連戦勝ち越しを狙った日本ハムだったが、惜しくも粘り負け。10回に呪われた男・ボッツが18打数ぶりにヒットを放ったが、呪われた男が作ったチャンスが故に呪われた結果に終わるのは半ば必然だったのかもしれない。日本ハムはこれで3位転落となった。

◆Bs2−3E◆
偽バファローズの先発は謎の新助っ人・コロンカ。デビュー戦を楽に投げて貰う為にも、序盤から援護したい所だったが、岩隈相手に初回一死一、二塁,2回二死二塁,3回無死一、二塁と攻め立てながら、悉くチャンス逸してしまう。コロンカも3回まで無失点と踏ん張っていたが、4回一死一塁から中島に4号2ランを被弾し、ついに先制点を献上。7回二死満塁,8回無死一、二塁の大ピンチを辛くも凌いだ偽バファローズはその裏、ローズ,北川,日高の3連打で1点を返すと、一死後、小瀬のショートゴロの間に代走・鈴木が同点のホームイン。しかし、土壇場9回、楽天はヒットの藤井が渡辺直の犠打,塩川のセカンドゴロで三塁まで進むと、代打・吉岡がタイムリー二塁打を放って、再び勝ち越し。その裏、偽バファローズは二死満塁と一打サヨナラのチャンスを作ったものの、最後は代打・阿部がショートゴロに終わり、ゲームセット。

岩隈から12安打も浴びせながら、僅か2点しか奪えないなど、2併殺13残塁の大拙攻を繰り広げた偽バファローズは連勝が4でストップ。新助っ人・コロンカが6回1/3を2失点とまずまずの投球で今後も使えるメドが立ったのは好材料か。一方、岩隈が不調ながらもよく粘り、ハーラー独走の14勝目。20勝到達の可能性も見えてきた。薄氷を踏む様な白星ながらも5連敗を脱出した楽天たが、今月に入ってから岩隈と片山が投げた時しか勝てていないだけに、とても楽観とはしていられない所だ。

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July 03, 2007 22:37

◆G3−8YB◆
巨人先発・内海に対して、横浜は初回、村田のタイムリーで先制すると、続く2回には無死から3連打を浴びせて、1点を追加。更に、4回には相川がタイムリー二塁打を放って、3点目。一方、巨人限定好投手・土肥に対して、マッスル千代の富士を欠き、初回無死一、三塁と言う絶好のチャンスを逃した事で劣勢に立たされた巨人は4回、ホリンズのタイムリーでようやく1点。5回には早くも内海に代打を送りながら、これは失敗に終わるも、二死一塁からガッツの左中間へのフライを金城が落球した隙に、松田記者が一塁から一気に本塁を陥れ、1点差。しかし、7回、横浜は一死満塁から金城がタイムリーエラーの汚名を晴らす走者一掃のタイムリー三塁打を放つと、更に、西村の暴投でこの回、4点を獲得し、ダメ押し。土肥は6回2失点で7勝目。巨人は10安打を放ちながら、3点しか奪えず、一発が出ない時の試合運びに課題を残した。

◆D6−2C◆
高橋,朝倉の両先発がいずれも3回をパーフェクトと素晴らしい立ち上がり。4回に入り、広島は一死から連打を浴びせて、初のチャンスを作るも、新井が痛恨のゲッツーで無得点。すると、その裏、中日は一死二塁から福留が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに13号2ランを叩き込み、2点を先制。更に、5回にも川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにピンキー井上が2号ソロを放つと、二死後、井端にタイムリーが飛び出し、4点目。追いかける広島は6回、前の打席でチャンスを潰した新井が汚名返上のタイムリーを放ち、まず1点。続く7回には一死一、三塁から代打・嶋が犠飛を打ち上げ、2点目。しかし、8回、永川の登録抹消中に暫定ストッパーを任命された大竹が福留のタイムリー二塁打,森野の犠飛で致命的な2点を献上。土壇場9回、岩瀬相手に一死一、二塁と粘りを見せた広島だが、最後は代打・ルパン広瀬がゲッツーに倒れて、試合終了。中日は連敗を4でストップさせた。

◆T2−1S◆
阪神先発の太陽の子エステバン・ジャンに対し、2回まで5つの残塁を量産する拙攻を繰り返していたヤクルトだが、3回、タイムリーが出ないならと、寿司職人ラミレスの一発で先制。一方、屋丸と先発・石井一の前に沈黙していた阪神も4回、林の12号ソロで同点に。両軍共に、8回から継投モードに入り、いずれも均衡を破れない儘、試合は延長にもつれ込んだ。10回でJFKを使い果たし、一刻も早く試合を決めたい阪神は11回、ヒットと四球で二死二、三塁とすると、ここで藤本がタイムリー内野安打を放ち、サヨナラ勝ち。これで阪神は3連勝。5番手の橋本健に3勝目がついた。

◆E8−6H◆
虚弱投手・里中ごときにパーフェクトを食らわされると言う悪夢の様な呪いを受けたソフトバンクと、同じく水島キャラ以外はアウトカウントを稼ぐ為の頭数扱いされると言う悪夢の様な呪いを受けた悪の温床・楽天。恐るべき水島の呪いに苛まれてから、ようやく初対決となった両軍だが、先手を取ったのはソフトバンク。現在、呪いの真っ只中に立たされている悪の温床・楽天先発・田中に対し、2回に高谷がルーキー対決を制して、2点タイムリー二塁打を浴びせると、3回には小久保のタイムリーで3点目。一方、悪の温床・楽天は4回まで小久保のタイムリーエラーによる1点のみ、ヒットもショートが2本打ったのみと新垣の前に抑え込まれていたが、6回、ショートの3本目の安打等でチャンスを作り、草野のタイムリー二塁打で1点差とすると、新垣が自らのパ・リーグ記録を更新する今季19個目の暴投をかまして、タナボタの同点。更に、今季初出場初スタメンとなる吉岡が勝ち越しタイムリーを放って、新垣をKO。勢いに乗る悪の温床・楽天は更に、リリーフ陣を攻め立て、この回、大量7点のビッグイニングを形成。しかし、粘るソフトバンクは8回に松中の犠飛で1点を返すと、土壇場9回にはハマのスペランカーが10号2ランを叩き込み、2点差。とうとう福盛を引っ張り出すと、一死後、松田のファーストゴロをフェルナンデスがエラー。流れは完全にソフトバンクか…と思われたのも束の間、続く大村がショートゴロゲッツーに倒れて、呆気なくゲームセット。悪夢の呪い対決で後塵を拝する結果となってしまい、折角、薄れかけている水島の呪いが再燃するのではないかと、ソフトバンク関係者は戦々恐々だ。田中はルーキー単独トップとなる6勝目をマークし、新人王争いで一歩リードする事となったが、呪い対決を制した代償か、7回にハマのスペランカーの打球が左手首に直撃。痺れが止まらず、降板を余儀なくされる事となった。

◆F7−2L◆
鬼門・東京ドームを突破した勢いで通算150勝目を狙うオツだが、初回、高橋にタイムリーを許して、先制点を献上。4回に中島の8号ソロで追いついて貰いながら、その裏、すかさずジョーンズに犠飛を打ち上げられ、勝ち越し点を献上。6回にも佐藤の3年ぶりとなるアーチで同点として貰った裏に踏ん張りきれず、一死満塁から金子誠に走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、KO。畳み掛ける日本ハムは更に、田中賢もタイムリーを放ち、この回、4点。8回には4点負けているにも拘わらず、何故かマウンドに上がった西武守護神・小野寺からジョーンズが来日初アーチを叩き込み、ダメ押し。先発・武田勝は8回2失点の好投で4勝目をマークした。西武の連勝は4でストップした。

◆M3−4Bs◆
初回のピンチを切り抜けたロッテはその裏、二死一、二塁から里崎のタイムリーで1点を先制。続く大松もライト前に弾き返すも、本塁を狙ったフクーラは憤死し、追加点ならず。このチャンスを攻めきれなかったロッテは以降、立ち直った川越の前に翻弄され、一向に追加点を奪えない。相変わらず、投げる時はロクに援護を貰えない成瀬だが、黙々と投げ続け、3回に下山に浴びた一発のみの1点に抑える好投を展開し、試合は1−1の儘、土壇場9回へ突入。偽バファローズは先頭のラロッカがいきなり二塁打を浴びせると、ローズが歩いて、成瀬をKO。代わった萩原の前に北川が痛恨のゲッツーを食らって、チャンスは潰えたかに思われたが、ここでアレンがライト前へ値千金のタイムリーを放ち、ついに勝ち越し。その裏、加藤大を投入し、逃げ切りを図る偽バファローズだが、ロッテは力投の成瀬が引っ込んでから粘りを見せると言う嫌がらせの様な攻撃でチャンスを作り、TSUYOSHIの同点タイムリーで延長に持ち込んだ。迎えた11回、偽バファローズは四球の下山を一塁に置いて、牛込氏に「無理に決まってますよ! 夢よ、もう一度って事だろうけど、そんな選手が通用するほど、日本の野球は甘くないですよ」と酷評されたローズが24号2ランを叩き込んで、ついに勝ち越し。粘るロッテはその裏、TSUYOSHIのタイムリーで1点差に詰め寄ると、なおも二死満塁と一打サヨナラの場面を付く田が、最後はサブローがレフトフライに打ち取られ、あと一歩及ばなかった。

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