久米勇紀

May 13, 2008 22:44

◆YB4−3G◆
巨人は初回、四球で歩いた亀井を坂本が送った所でガッツがレフト前へ先制のタイムリー。4回には一死二塁から寿司職人ラミレスがレフトスタンドへ12号2ランを叩き込み、3点目。先発の春風亭半ケツは6回まで散発2安打無四球と言う好投を見せていたが、7回、先頭の内川に痛打されると、続く村田にライトスタンドへ10号ソロをぶち込まれ、1点差。2−3の儘、迎えた土壇場9回、守護神・クルーン投入で逃げ切りを図る巨人に対し、横浜は内川のヒット,代打・ビグビーの死球で一死一、二塁とすると、吉村がタイムリーを放ち、ついに同点。なおも一、二塁とサヨナラのチャンスだったが、代打・メカゴジラ,鶴岡と連続三振に倒れて、延長に突入。10回、巨人は先頭のゴンザレスがヒットで出るも、隠善がヘッポコバントをかまして、最悪のゲッツーとなり、チャンス崩壊。すると、その裏、クルーンを下げて投入した越智が先頭の代打・石井タクローに痛打されると、大西の犠打で一死二塁となった所でガッツな貴公子・仁志にタイムリーを許して、サヨナラ負けを喫した。

6回まで完全に主導権を握っていた巨人が悪夢のサヨナラ負け。西村健,山口も使い果たしていたし、同点にされたとは言え、球は走っていたので、クルーンを10回までは引っ張るかと思ったのだが、まさかの越智投入。クルーンを下げてしまった段階で12回まで耐えきれる余力は巨人にはなかった様に思う。それにしても痛いのは隠善のバント失敗。折角、ゴンザレスが活路を開いたと言うのに…。そこまで2安打していただけに強行していれば…と言う声もあるだろうが、流石にあの場面でのバント策は妥当だろう。勝った横浜だが、スタメンを外された石井タクローが口火を切る意地のヒットを放ったのはちょっと嬉しい。はーちゅんはこれで2勝目と、ハマのチンピラに勝利数が並んだ。いかんせんリリーフで先発要員との白星勝負は分が悪いが、どうせハマのチンピラは公約を守ってくれなどしないので、拘っても仕方のない話である。

◆S4−1D◆
相変わらず、ヒットを打っては残塁を産み出すばかりの拙攻で3回までゼロ行進を続けていた中日だが、4回、二死からベンちゃん,中村紀,李の3連打でようやく1点を先制。しかし、その裏、ヤクルトは無死二、三塁からガイエルの走者一掃タイムリー二塁打であっさり逆転に成功。更に、内野ゴロ2つでガイエルを迎え入れ、3点目。中日先発・朝倉はこの回限りでKOとなった。その後、膠着状態に陥ったが、3−1の儘、迎えた8回、ヤクルトは二死からヒットで出た福地が二盗を決めると、田中のタイムリーで4点目を追加。最後は守護神・林が締めて、逃げ切った。

残塁は一桁の7に留まったが、2併殺2走塁死。ヤクルトが5安打で4点取っているのに対し、中日は11安打で僅かに1点とその効率の悪さは如実に表れている。守っては4回に暴投でピンチを広げ、ガイエルのしみったれたサード後方の凡フライを2点二塁打にされた上、リグスのセカンドゴロで荒木からの送球を受けたT.ウッズがベースを踏み損ねるチョンボ。更に、武内のショートライナーをつかんだ井端が一塁へ悪送球と、よく3失点程度で済んだと言える怒濤の拙守三昧。川相不在の弊害を攻守に渡って大露呈しての大惨敗で3連敗。いよいよ泥沼の連敗ロードが始まってしまうのか? 最悪の事態に陥る前に名手・川相の現役復帰に踏み切って欲しいものである。

◆C9−3T◆
ナインの不安を煽る事にご執心のブラウン監督はまたもや求道者・前田をベンチに幽閉する大暴挙。この逆境下、2回、エラーと敬遠で二死一、二塁のチャンスを貰った広島は投手のルイスが自らを助けるべく走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を先制。5回には天谷,オチョア,栗原の3連続二塁打の後、四球を挟んで小窪もタイムリーを浴びせて、3点を追加。バルディリスのタイムリーで1点を返された直後の8回裏には6本の単打を集中し、ダメ押しの4点を追加。阪神は9回にキュラソ星人の通算400号が飛び出したものの、焼け石に水だった。ルイスは7回無失点でハーラートップタイの5勝目。

四番降格やら二軍降格やらを示唆されようとも、スタメンで使って貰えていると言う事はそれだけで求道者・前田よりも遙かに厚遇を受けているのだと言う事が身に染みたのか、栗原が4安打3打点,シーボルも2安打1打点と活躍。投げてはルイスが7回を散発3安打無四球と完璧な投球を展開。投打が噛み合っての完勝で見事に首位・阪神を撃破した。しかし、これでブラウン監督が求道者・前田を使わずとも勝てるなどと幽閉策の正当性をでっち上げるかもしれないと思うと欝になる。

◆H4−2L◆
3回に栗山の犠飛、4回に中村の犠飛で2点をリードされたソフトバンクだが、5回、先頭の松田が反撃の狼煙を上げる3号ソロ。この後、二死二塁から川崎がセンター前へタイムリーを放ち、同点。続く6回には一死から小久保の四球,柴原のヒットで一、三塁とすると、松田のショートゴロが野選を誘い、勝ち越しに成功。1点を追う西武は7回、二塁打の高山を細川が送って、一死三塁とした所で和田をKO。しかし、代わった久米の前にボカチカ,片岡が連続三振に倒れて、同点ならず。ソフトバンクは8回に二死二塁から代打・レストピッチのタイムリーで貴重な1点を追加。最後はホールトンが締めて、5セーブ目。西武の連勝は6でストップした。

好投と言う印象は全くないのだが、のらりくらりと傷口を最小限に留め、何だかんだで最終的に白星を拾うと言う今季の和田らしい投球がまたもや炸裂。3安打の小久保,一発含む2安打2打点の松田もいるが、この試合の真のヒーローはやはり、7回のピンチをピシャリと締めた久米だろう。また、大村がついにスタメン復帰。残念ながら3タコに終わり、代打で出たレストピッチがタイムリーを放つと言う皮肉な展開に終わったが、守備も無難にこなし、常時出場出来る日も近そうだ。

◆F2−8M◆
3度目の先発となるルーキー・唐川を援護すべく、ロッテは2回に早川の一発で先制すると、4回には二死走者なしから今江のヒットの後、3連続四球で押し出しの2点目。なおも満塁のチャンスにフクーラ,オーティズの連続タイムリーが飛び出して、この回5点を奪い、日本ハム先発・グリンをKO。大量援護を貰った唐川は4回までパーフェクトと素晴らしい立ち上がりだったが、5回、先頭の稲葉に初安打となる6号ソロを被弾。しかし、ロッテは直後の6回、大松のタイムリー二塁打で2点を奪い、ダメ押し。唐川は完投こそ逃したものの、8回2失点の好投で無傷の3勝目をマークした。

唐川がまたまた快投。四球を出さず、三振は奪う小気味いい投球が冴え渡った。24イニングで僅かに1四球と言う制球力の高さは素晴らしい。これで大場,久米に並ぶ3勝目。内容を考えると、現段階では新人王レースの最右翼にのし上がってきたと言っても過言ではないだろう。打っては10安打で8点を奪う効率のいい攻めで日本ハムを圧倒。ノムさんに反感を買ってでも、強行に雨天中止に踏み切った効果は確実に表れている様だ。

◆E2−8Bs◆
偽バファローズ先発・近藤は初回、簡単に二死を取ったものの、ここからショートに二塁打,山崎武にタイムリーを許して、先制点を献上。しかし、2回以降は走者を許しながらも、あと一本を許さず、追加点を与えない。先発・永井が6回まで散発3安打の好投を見せるなど、最少リードを守り続けていた楽天だが、7回、先頭のカブレラのサードゴロがイレギュラーヒットとなった事から歯車が狂い始める。続く後藤のファーストゴロをフェルナンデスがエラー。一死一、三塁となった後の日高の打席で永井は痛恨の暴投を犯して、同点を許すと、日高のピッチャーゴロを弾いて焦った永井は一塁へ悪送球。二、三塁となった所で大引のショートゴロを今度は渡辺直が一塁へ悪送球し、二人の走者が一気に生還。更に、二死一、二塁から北川に走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、永井は悪夢の5失点KO。完全に流れを引き寄せた偽バファローズは続く8回にも日高の犠飛で1点を加えると、9回にも下山の2点タイムリーで試合を決定付けた。

極度の内弁慶ぶりに陰りが見え始めている楽天。ましてや、この日はホームゲームとは言え、宮城ではなく福島での試合だった為、思う様に力が発揮出来なかったか、終盤に力尽きた。それにしても、7回の守乱は酷過ぎる。バックに足を引っ張られたと言っても、永井自身も暴投とエラーをかましているとあっては、内野陣を責められないだろう。

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April 10, 2008 22:28

◆YB−G◆
降雨中止。

◆T−D◆
降雨中止。

◆S−C◆
降雨中止。

◆H5−1Bs◆
3回にハマのスペランカーの犠飛で先制された偽バファローズだが、直後の4回、後藤のタイムリー二塁打ですかさず同点。1−1で迎えた5回、ソフトバンクは仲澤,ハマのスペランカーの連続タイムリーで2点を勝ち越し。8回には主砲・松中に待望の今季初アーチが飛び出すなど、ダメ押しの2点を追加し、連敗を3でストップさせた。先発のガトームソンは育毛剤パワーを発揮し、8回途中まで1失点の好投で今季初勝利。3番手のルーキー・久米はプロ初セーブをマークした。

ガトームソンの初勝利,松中の初アーチ,久米の初セーブと初めて尽くしの戦いで連敗を阻止。先発2戦目のガトームソンは別に騒ぐ事でもないのだが、4番打者が開幕から18戦目でようやく初アーチと言う辺り、ソフトバンクがなかなか波に乗れない事を象徴している感じだ。また、ニコースキーの立て続けのリリーフ失敗でついに久米が最後の砦に…。この儘、ストッパーに固定出来る事を祈るばかりだ。一方、偽バファローズは悪いなりに先発の責任を果たした金子がまたも黒星。注目のビッグボーイズはまたもラロッカが3タコ,カブレラはヒットを打ったかと思えば、その時の走塁で右足内転筋を痛めてベンチに下がる体たらくだった。

◆F1−0E◆
連敗地獄が止まらず、かつての指定席・単独最下位に転落した楽天。この日はノムさんが心中してもいいと評した岩隈が6回まで四球1つ許しただけと言う快投を展開。これなら流石に楽天の連敗は止まるだろう…と思いきや、対するダルビッシュも5回までノーヒットに抑えるなど、楽天打線に二塁すら踏ませない。先に根負けしたのは岩隈。0−0で迎えた7回、先頭の劇団ひちょりに初安打を許したのを皮切りに一死満塁のピンチを迎えると、スレッジに犠飛を許して、ついに先制点を献上。この虎の子の1点をダルビッシュが守りきって、今季2度目の完封で開幕3連勝。敗れた楽天はこれで6連敗となった。

折角、岩隈が3安打1失点完投したと言うのに、よりにもよってこんなタイミングでダルビッシュと当たってしまうとは何とツイていない事か…。6連敗と言っても、1点差,2点差が3試合ずつ。一つ歯車が合えば、逆に6連勝していたかもしれないと言うのに、7点取ったら8点取られ、1点に抑えれば1点も取れないと言うこの巡り合わせの悪さは何なのかね。水島の呪いで片付けられれば話は早いのだが、1年近く水島氏には目をつけられてないんだよなぁ…。

◆L15−5M◆
西武打線が大爆発。初回一死からの5連打等で大量5点を先制すれば、2回にはブラゼルが7号2ラン。4回にも5長短打で6点を奪い、試合を決定付けた。開幕から3試合全て2点以内に抑えていながら、打線の援護に恵まれず未だに白星のない涌井だったが、待望の大量リードを貰うと、余裕の6回2失点でようやく今季初白星を掴み、チームは首位の座を守った。

ここまで涌井を見殺し続けてきた西武打線がその借りを一気に返すがごとく17安打15点の大爆発。涌井もこれで少しは溜飲が下がったか。久保の大炎上で敗れたロッテは9回に里崎,大松,オーティズと3連続アーチが飛び出したが、いかんせん12点ビハインドでこんな事をやられても屁にもならなかった。

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March 24, 2008 23:09

◆H6−5M◆
連続サヨナラにルーキーの初完封と会心のスタートを切ったソフトバンク。この日もロッテ先発・小野を攻め立て、2回に田上が先制二塁打。3回には松中のタイムリー,柴原の犠飛で3点のリードを奪う幸先のいい展開。投げては先発の暴投王子・新垣が3回までに5連続を含む6三振のパーフェクトと言う凄まじい投球。走者さえ出さなければ、いかにクソボールを投げようとも、決して暴投の記録はつかないと悠々と投げていた新垣だが、4回、一死から早川を歩かせて、初の走者を背負った事で暴投のプレッシャーに苛まれたのか、徐々にリズムを崩し、大松,サブローの連打で1点を返されてしまう。その裏、レストピッチに来日初アーチが飛び出すが、直後の5回、二死から今江に痛打された新垣は西岡,早川と連続三塁打を浴びて1点差。更に、続くオーティズを歩かせた所で無念のKOとなった。代わった三瀬も大松にタイムリーを許して、試合は振り出しに。ソフトバンクは6回二死満塁,9回二死一、二塁と絶好のチャンスを潰してしまい、とうとう延長にもつれ込んだ。10回、早川,オーティズの連続二塁打で1点を勝ち越され、いよいよ初黒星か…と思われたソフトバンクだが、その裏、好調・柴原のヒットを皮切りに、橋本のエラーでチャンスを広げた後、田上が起死回生の同点タイムリー。迎えたラストイニングの12回、ルーキー・久米が一、二塁のピンチを背負いながらも、辛くも切りぬけると、その裏、二死二塁からまたも田上が値千金のタイムリー二塁打を放って、今季3度目のサヨナラで開幕4連勝。久米は早くも2勝目でハーラーダービー単独トップに躍り出た。

今日のヒーローは文句なしで田上。4戦で3度目のサヨナラ勝ちとは神懸かりだ。序盤は鬼神のごとき投球を見せていた新垣がKOされた時にはガックリしたものだが、こういう結末になると、劇的な展開を演出する為にあえて打たれた…みたいに思えてくるから不思議だ。それにしても、早くも2勝目をマークした久米の勝ち運も素晴らしい。開幕4連勝をルーキーだけで3勝とは恐れ入る。ところで、結局、ガトームソンは暫定ストッパーではなく、暫定セットアッパーで、二コースキーの方が暫定ストッパーな訳?

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March 20, 2008 16:12

◆H4−3E◆
エース・斉藤和が今季絶望,守護神・馬原が開幕絶望と言う苦しい状況で開幕を迎えた王さんのラストイヤー(予定?)だが、昨年も負け越した楽天相手に大苦戦。初の開幕投手に指名された杉内が初回から自らの悪送球でピンチを作った挙げ句に、フェルナンデスに先制打を許すと、立ち直ったかに思われた矢先の4回には礒部,高須と連続タイムリーを浴びて、2失点。打っては、ノムさんがキーマンとして掲げて開幕投手に指名した岩隈の前に5回まで二塁も踏めず、6回に暴投で1点を拾うのが精一杯。しかし、ドラマは土壇場9回に訪れた。小山の不振で新守護神に掲げられたグスマンに対して、ソフトバンクはハマのスペランカー,松中と連打を浴びせて無死二、三塁のチャンス。ここで柴原がライトスタンドへ逆転サヨナラ3ランを叩き込む劇的な幕切れ。8回のピンチから登板したルーキー・久米はプロ初登板で初勝利が転がり込んだ。V奪回へ最高の形でスタートを切ったソフトバンク。この儘、一気に弾みを付けて勢いに乗りたい所だ。

◆M0−1F◆
ダルビッシュ,小林宏の両先発が息詰まる投手戦を展開。先にチャンスを作ったのはロッテ。4回まで1安打8三振と完璧に抑え込まれていたが、5回に2安打1四球で二死満塁。しかし、ここで西岡はファーストゴロに倒れて、三者残塁。一方、5回まで二塁も踏めなかった日本ハムも6回に一死満塁のチャンス。稲葉を打席に迎えた所で小林宏はふくらはぎに痙攣を起こして無念の降板。急遽、登板の、ゴーグルは稲葉をショートゴロに打ち取るも、間一髪併殺を取れず、この間に先制点を献上。虎の子の1点を貰ったダルビッシュは7回以降一人の走者も許さず、チームではガンちゃん以来9年ぶりとなる開幕戦完封勝利を飾った。ロッテは小林宏に続き、フクーラも左太腿打撲で途中退場するなど、踏んだり蹴ったりの展開だった。

◆L1−2Bs◆
涌井は7回まで散発3安打、ラロッカのタイムー二塁打による1点のみに抑える好投。一方、初の開幕投手となった金子は再三ピンチを迎えながらも、10個の三振を奪うなど、7回までにG.G.佐藤の一発による1点のみで踏ん張る粘りの投球を展開。同点で迎えた8回、涌井は四球に自らのエラーと独り相撲でピンチを作った挙げ句、ラロッカに犠飛を許して、ノーヒットで勝ち越し点を献上。リードを奪った偽バファローズは菊地原−加藤と繋ぐ必勝リレーで西武の反撃を断ち切った。

◆YB−G◆(オープン戦)
降雨中止。

◆S−D◆(オープン戦)
降雨中止。

◆C4−5T◆(オープン戦)
FA移籍の新井が古巣相手に調子を上げてきた。第1打席で高橋から先制アーチを叩き込むと、8回、広池から2発目のアーチ。一方、広島も不振に喘いでいた求道者・前田が二塁打を含む2安打と復調の兆し。心配なのは守護神・永川。1点リードで迎えた9回に登板した永川だが、いきなり無死一、二塁のピンチを迎えると、悠久の若虎・桧山,矢野と連続タイムリーを浴びて、逆転を許す有様。昨年も7敗を喫したが、今年も安定感には欠きそうだ。

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February 25, 2008 22:24

 ゲームソフトやトレーディングカード等における選手の肖像権を巡る選手会とNPBの法廷闘争だが、この日、知財高裁で控訴審が開かれ、またもや選手会が敗訴。一審では球団の肖像権ビジネスから生じる利益の分配金を選手が得ている事もあって、選手会側が損失を被っていると判断されず、球団側の許諾権を認めていたが、二審でも「統一契約書が作成された経緯やその後における当事者の行動等を総合的に勘案した結果、商業的使用の場合も含め、選手が球団に氏名や肖像の使用を独占的に許可したと言える」と判断された模様。統一契約書に記されている「選手は肖像権が球団に属し、宣伝目的の為にどんな方法で利用しても異議を申し立てない事を承認する」の「宣伝」とは「広告宣伝に限った事で商品化目的は含まれない」と言う選手会側は主張している訳だが、結局、使用される事が嫌なのか、リベートが少ないのが気にくわないのか、どちらなのだろう? 野球ゲームソフトや選手カードはプロ野球人気を支える大きな要素の一つだと思う訳で、こういう事で選手側がウダウダ言い続けるのはどうにもイメージダウンに繋がる気がしてならないのだが…。こんな事に心血を注ぐ暇があったら、まずは実在選手の名誉を毀損しまくるばかりか、呪いまでかけてくる水島氏の暴走を何とかする方がよっぽど優先すべき事項ではなかろうか…

◆H2−1L◆
先発予定の杉内が左手中指のマメの影響で登板回避となったが、急遽、マウンドに上がった3年目の甲藤が4回2安打1失点の好投を展開。いつ決着がつくとも知れないパウエルの二重契約問題だが、パウエルなど間に合わなくても問題ないとばかりに、大隣に続いて若手の先発候補が好結果を出した事で王さんも笑顔を隠せなかった。また、ルーキー・久米も2回無失点と前回に続いての好投を見せて、開幕一軍をアピール。一方、ナベQ自ら水島の呪いにかかる事を切望してしまうなど、先行き不安な西武は大沼が5回1失点の好投を見せたが、2番手・松永が井手に決勝打を許し、黒星スタートとなった。

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February 24, 2008 10:14

080224松山◆C4−1H◆
個人的にルーキー野手ではトンガ以上に注目している松山がタイムリー1本含む2安打と颯爽デビュー。面構えと言い、力強いバッティングフォームと言い、雰囲気を感じさせる。外野陣は故障持ちが多く、開幕スタメンのチャンスも十分あるだけに今後も期待を持って注目したい。一方、ソフトバンクのルーキー・久米も4番手として1回を投げ、僅か5球で三者凡退に仕留める好投を展開。中継ぎに不安を抱える状況とあって、開幕一軍へまずは一歩前進した。
◆T5−3Bs
昨年、不本意な成績に終わったゼブラ今岡,シャア少佐が復調をアピール。ゼブラ今岡が2点タイムリー二塁打を放てば、シャア少佐は2安打1盗塁の活躍。広島からFA移籍で注目を一身に集める新井もとりあえず1本ヒットを放ち、面目を保った。余所から略奪したロートル助っ人陣がメンバーにいないと、貧弱極まりないオーダーの偽バファローズは阪神を上回る10安打を放ちながら、拙攻三昧。開幕投手を狙う金子が3回を4K無失点に抑えたのは好材料。

◆F4−10M◆(練習試合)
Xデーが刻一刻と迫り、水島の呪いとの不安と戦っているトンガだが、試行錯誤中の打撃フォームをマイナーチェンジし、実戦で2発目のアーチ。また、いきなり先頭打者アーチを放った劇団ひちょりは「あれ?10年目にして力がついたか?と思いきや、10年目で名護球場の風邪の利用の仕方を覚えただけだった砲」などと、SHINJOばりのネーミングを披露。その後も2本のヒットを連ねて、順調な仕上がりぶりを見せつけた。ただし、試合は武田勝,宮本が打ち込まれて惨敗。

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