セ・リーグ開幕

March 28, 2008 22:30

◆S6−2G◆
寿司職人ラミレスが古巣相手に移籍初打席初アーチ。「ヤクルトファンからブーイング? でも、そんなの関係ねぇ!」とばかりに早速、新パフォーマンスを披露。金満補強による一発依存野球に足と小技で立ち向かうヤクルトはその裏、飯原がすかさず同点二塁打。更に、石川のしみったれたセカンドゴロ,川島慶のしみったれた内野安打で2点を勝ち越した後、田中にもタイムリーが飛び出して、一挙4点。4回にも川島慶の移籍初盗塁後、またも田中がタイムリー。春風亭半ケツはこの回限りであえなくKOとなった。若大将・原監督の乱心采配により、2番ショートの聖域を侵していたニックンは右ふくらはぎに張りを訴えて、早くも3回で交代の体たらく。プロ初登板となった越智も飯原にタイムリーを許し、ダメ押し点を献上。最後は復活を懸ける五十嵐に抑え込まれ、黒星スタートとなった。

いきなり寿司職人ラミレスが嫌がらせの様に先制弾を放つと言うヤクルトファンには腸の煮えくり返る展開となったが、しぶとい攻撃で春風亭半ケツを攻略したヤクルトが意地を見せた。期待の坂本は粘り強く食らい付いていたが、結果は3タコ。雨に加え、滑る人工芝とコンディション難にも苦しみ、守備でもまずいプレーを連発してしまった。対照的に随所で好プレーで盛り上げていたベテラン・宮本は流石の貫禄。だが、安易に引っ込めたりせず、我慢強くスタメンで使い続けて欲しいものである。

◆D2−2C◆
初回から二死一、二塁のチャンスを逃すなど、開幕早々川相不在の弊害を露呈する不甲斐ない打線に落胆の色を隠せない人斬り抜刀斎は1,2回と2安打ずつ浴びながらも耐えていたが、3回、とうとうシーボルにタイムリーを許し、先制点を献上。しかし、その裏、人斬り抜刀斎は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに自ら同点アーチを叩き込む。しかし、野手陣は一向に頼りに鳴らず、4回以降、李のヒット1本に抑え込まれる体たらく。全くアテにならない援護を期待し続けるしかない状態に疲れた人斬り抜刀斎は土壇場9回、石原にタイムリー二塁打を浴びて、ついに勝ち越し点を献上。しかし、その裏、無期二軍を通告された永川に代わる新ストッパー・コズロースキーが中村紀に同点二塁打を浴びて、延長に突入。中日は10回に谷繁がヘッポコバントで追い込まれた末の苦し紛れの強攻策でヒットを放つなど、無死満塁のチャンスに荒木が最悪のゲッツーに倒れるなど川相不在の弊害を露呈し、サヨナラならず。広島も9回に求道者・前田に代走・赤松を送ってしまった事が大きく響き、10回二死一、二塁,12回二死満塁といったチャンスに悉く回ってきた赤松が凡退するなど、勝ち越す事が出来ず、12回規定でドローとなった。

開幕戦から川相不在の弊害を随所に発揮。人斬り抜刀斎の打棒に期待しなければならないとは何と不甲斐ない。谷繁のヘッポコバントにも目を覆うばかり。今年も毎日の様に川相復帰を祈る日々が続きそうだ。広島は大竹が頑張っていただけに、コズロースキーのリリーフ失敗が痛かった。永川をアテに出来ない以上、今回の失敗はたまたまだったと思いたいが、果たして…?

◆T4−2YB◆
開幕戦連敗記録を更新し続ける一方のハマのチンピラが謎の蓄積疲労に倒れた事でお鉢が回ってきたはーちゅんは3回までパーフェクトと素晴らしい立ち上がり。その後に横浜は相川のタイムリー等で2点を先制。しかし、4回、突如、制球を乱したはーちゅんは2四球でピンチを作った挙げ句、キュラソ星人に許した初安打が走者一掃のタイムリー三塁打となり、一気に同点。更に、続くゼブラ今岡にまで連打を許して、勝ち越し点を献上。これで流れを引き寄せた阪神は5回には平野の犠飛で4点目。今年も先発投手を育てる気が皆無の岡田監督は開幕投手であろうと容赦なく安藤を5回で引きずり下ろすと、渡辺を挟んで、早くもJFKを揃い踏みさせて逃げ切った。

はーちゅんを一気にどん底に突き落としたキュラソ星人は今年も健在。開幕戦では好投しようがすまいが、悪霊に取り憑かれたかの様に負けまくるハマのチンピラを外せば、何とかなるのでは?と言う大矢監督の目論見は破綻した。それにしても、阪神は開幕戦早々、先発投手が5回降板の欝展開。今年は藤川,下手すれば久保田も北京に拉致される可能性がある事を考えても、今のうちに先発投手を長いイニング投げられる様に鍛えておかないとまずいのでは…?

◆L2−3H◆
開幕からの連勝がついにストップしたそフトバンク。ズルズルといかない為にも連敗は避けたい所だが、2回にレストピッチのタイムリーで先制して貰った杉内がその裏、すかさず無死満塁のピンチを作って、細川に同点犠飛を許してしまう。3回にハマのスペランカーのタイムリーで再びリードを奪うも、なかなか調子の上がってこない杉内は6回にブラゼルに被弾し、またまた同点。しかし、7回に川崎のタイムリーで三たび勝ち越したソフトバンクは最後はニコースキー投入で辛くも逃げ切った。

帆足相手に杉内で負ける訳にはいくまい。隔年投手であり、今年はダメな年…と言われているのが相当プレッシャーになっていると言う噂も聞こえてくる杉内は開幕戦と言い、今回と言い、どうも苦しい投球続きで昨年のキレが感じられない。それでも、ここまで黒星は付いていないので、徐々に持ち直していって欲しい所だ。

◆M9−6Bs◆
2回に大松,橋本の一発攻勢で3点を先制したロッテ。「(試合中に足の痙攣を起こすなど)プロ失格だ!」などと、自分で同点打を許しておきながら偉そうな事をぬかすゴーグルからの叱責はもううんざりだとばかりに開幕戦の汚名返上に燃える小林宏だったが、直後の3回に絶不調のローズに走者一掃二塁打を浴びて、1点差。しかし、追い上げて貰っても立ち直りの気配を見せない中山は堀,大松と連続タイムリーを許して、KO。この後もロッテは小刻みに加点して大きく突き放した。小林宏は初白星を掴んだが、3失点で6回降板とパッとしない内容で前回の鬱憤は晴らしきれなかった。

壊滅的に打てなかった偽バファローズ打線が6点も取ったと思ったら、投手が9点も取られましたとさ…。金子の時にもう少し打ってやれよ…。ローズ,濱中は2安打を放ったが、ラロッカは3タコ,カブレラは5タコと相変わらず、打てないのは問題だ。ロッテはここまで好投してきた伊藤が一死しか取れずに3失点KOとなったのが気になる所。それにしても、突如、5番に起用された堀が3安打、里崎を下げて先発マスクの橋本があわや一発含む3安打4打点とは何ともはや…。2安打くらいで留めておけばいいものを、またバレンタインが調子こきそうだ。

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March 30, 2007 22:09

◆YB2−3G◆
7年連続開幕投手の上原が左太腿裏痛で離脱した巨人は昨年のチーム最多勝・内海を初の大役に任命。一方、横浜は4年連続6度目となるハマのチンピラがマウンドに上がったが、過去5戦5敗と開幕戦は鬼門中の鬼門であり、その不安はいきなり的中。何と巨人新1番のマッスル千代の富士がセ・リーグ史上初となる開幕初球本塁打をぶち込んだのだ。これでマッスル千代の富士は3年連続5本目の開幕アーチと、ハマのチンピラとは正に対照的な開幕戦での強さを見せつけた。折角、先制して貰ったと言うのに、内海は立ち上がりから制球難でピンチを作り、鈴木なおのりに同点タイムリーを浴びると、3回には吉村に痛打され、勝ち越しを許してしまう。しかし、4回、李の同点弾に続いて、素行の悪くない巨人直輸入助っ人をとりあえず応援してみる会」会員の当ブログが推奨する新助っ人・ゴンザレスが来日初アーチを叩き込み、逆転に成功。続く5回には二死一、二塁のチャンスで回ってきたゴンザレスだが、泡食ったハマのチンピラがよりにもよってゴンザレスの左手首をスナイプ! ゴンザレスはしばらくの間、昏倒し、アナウンサーが「嫌な音がした」だの、「モロに当たった」だの、「メジャーでも手首を痛めていた」だのと散々脅しまくるもんだから、まさか開幕戦で消えるんじゃあるまいな…とヒヤヒヤさせられ通しだったが、一旦、ベンチに退いたゴンザレスは無事に復帰し、一安心。このゴンザレスの一打による1点のリードを内海−林と必死に繋ぐと、最後は復活を期す守護神・豊田が三者三振と言う圧巻のピッチングで締め括り、開幕戦白星スタート。ソロ3発で3点と言う茂雄暗黒政権を思わせる試合展開は少々気になる所だが、投手陣の方は先発・リリーフ共に噛み合いそうな期待を抱かせた。一方、一発攻勢に沈んだハマのチンピラは史上83人目の2000投球回を達成したものの、これで開幕戦6連敗。メモリアルと言えば、小坂も史上10人目の250犠打を達成。勿論、1位は世界の名手・川相の533犠打。小坂にして、まだ川相の半分にも満たないとは、川相の偉大さを改めて痛感させられる。相変わらず、ケガに弱いニックンがいない事を幸いとばかりに小坂が開幕ショートに入ったのは実に景気のいい話なのだが、7番ってのはかなり不満。川相が本領発揮出来ない様にシメるべく、7番に置きまくった茂雄の嫌がらせが思い出されるなぁ。ところで、7回、1点差の場面でありながら、代打を送られた李に何があったのか、気になる所。この非常事態にレフトスタンドは凍り付いていたが、代打で出てきたのが、元横浜の小田嶋とあって、反対のライトスタンドからは暖かい拍手が送られていたのは何だか微笑ましかった。

◆D7−3S◆
世界一の技術に全く衰えを感じさせず、余力を十二分に残しながら、名手・川相が引退に追い込まれた事により、早くも連敗へ赤信号の灯っている中日。福留の2点二塁打で先制するも、打線を繋ぐスキルが最も高い川相が試合に出られない為か、拙攻続きで追加点を奪えない。そうこうしているうちに粘り強く投げていた人斬り抜刀斎が8回、リグスに2ランを被弾し、形勢逆転。しかし、その裏、名手・川相の背番号「7」を受け継ぐ男・李の二塁打を皮切りに、史上最安値スラッガー・中村のタイムリー二塁打で追いつくと、育成選手上がりにいい所を持っていかれる訳にはいかないと、代打・立浪が勝ち越しタイムリー。更に、代打・沢井,井端と連続タイムリーが飛び出すなど、この回、一挙5点のビッグイニングで試合を決定付けた。尚、今季限りでの引退説を打破したい中井美穂の旦那は開幕マスクでフル出場と意欲を見せたが、9回のラストチャンスにゲッツーとは面目丸潰れだった。

◆T1−4C◆
2000安打を目指す求道者・前田がまたもや足をやっちまって、開幕スタメンから外れてしまうと言う悲劇に見舞われた広島だが、昨オフ、ファンの声に応える形で残留を決めて男を上げたエース・黒田が6回まで散発2安打無失点の力投を見せる。一方、井川の国外亡命により、エース不在の阪神は開幕から下柳を投入せざるをえない苦しい展開。立ち上がりは踏ん張っていた下柳だが、中盤から捉えられ始め、3回に梵の犠飛,6回に倉のタイムリーを許して2失点降板。上位打線からさっぱり快音が聞かれない阪神は7回に矢野のタイムリーでようやく1点を返したのも束の間、8回、広島は途中出場の尾形がタイムリー二塁打。更に、黒田を下げてまで起用した代打・森笠にもタイムリーが飛び出して、一気に突き放した。その裏、河内,上野の3連続四球で満塁と言う場面で登場した守護神・永川はこの大ピンチを見事に切り抜けると、9回も3人でピシャリと締める快投で阪神の反撃を断ちきった。

◆M4−1H◆
4連勝で早くも単独首位を爆走するソフトバンク。しかし、ここで昨年、壊滅的な不振に苛まれた渡辺俊が立ちはだかった。松中,小久保の両主砲、昨夜は劇的サヨナラ弾の柴原,新助っ人・ブキャナンと続く中軸打線を完璧に抑え込み、付け入る隙を許さず、自責点0の無四球完投勝利。04,05年を思わせる安定した内容で今季の巻き返しを大いに感じさせる素晴らしい投球だった。打っては2回に相手のバッテリーミスに付け込んで先制した後、竹原の二塁打,青野の2ランで一気に4点とワンチャンスを見事にものにした格好だ。ソフトバンク先発・神内は3回以降はノーヒットの快投を見せただけに、何とも悔やまれるイニングだった。

◆F2−2L◆
悪の温床・楽天・田中が6失点KOと火だるまに遭った事でルーキー白星一番乗りのチャンスが巡ってきた岸。何とか援護したい西武打線は金子誠のタイムリーエラーで先制すると、ベンちゃんが「理由は言えないけれども、今日は打たなきゃいけない日だった」と言う不気味なコメントを残しつつ、2号ソロを叩き込む。リードは2点で十分とばかりに岸は走者を出しながらも要所を締める粘りの投球で7回を無失点と上々のデビュー。しかし、土壇場9回、守護神・小野寺が28日に続いて、またも背信投球。連打でピンチを作った後、ルーキーの代打・金子洋,劇団ひちょりとタイムリーを浴びて、岸のプロ初登板初勝利を無惨に粉砕。結局、延長に入ってからも両軍決め手に欠き、12回既定でドロー。昨年、12球団で唯一、引き分けのなかった日本ハムだが、これで早くも今季3度目。ダルビッシュは9回を14三振と言う力投を見せながら、またも白星を掴めなかった。

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