桑田真澄

April 06, 2006 22:49

 今日は待ちに待った桑田の先発。唯一、巨人を心から応援出来る日である。残業でやや遅くなったのだが、帰ってきてみれば、既に、マウンドに桑田の姿はなかった。ガーン…。初回、一死満塁のピンチを迎えたが、岩村をセカンドゴロゲッツーに打ち取りチェンジ…と思いきや、よりにもよって小坂が二塁へ悪送球。慣れ親しんだショートとは完全に逆の動きになるプレーである。だから、小坂をセカンドに回すなんてナンセンスな真似をしとらんで、ガッツな貴公子・仁志,小坂のゴールデン二遊間を組ませろと再三再四言うとるんだ! 0点で済んだ所を無駄に3点も失ってしまっただけに、このエラーは正に痛恨。3回の岩村の一発は仕方ないとして、4回には今度は李のエラーでまたも足を引っ張られた。すかさずゲッツーで切り抜ける辺りは流石だったが、5回二死から内野安打と四球でピンチを広げて、無念の降板。この後、逆転に成功し、黒星が消えたのは何よりだが、これはまさか、かつて共に先発ローテを組んだ仲である木田画伯の友情パワーによるものか!? 幸か不幸か、春風亭半ケツの長期離脱が決まった事により、まだしばらくはローテに留まれるであろうし、オープン戦の好投を思い出して、次こそは白星を掴んで欲しいものである。打線も桑田が引っ込んでからじゃなく、引っ込む前にもう少し打ってくれよな!

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March 26, 2006 17:50

 順調に仕上げてきたにも拘わらず、よりにもよって、藤田元司氏の追悼試合に体調不良で欠場すると言う大失態をやらかしてしまった桑田。しかも、死力を尽くして食い込まなくてはならない先発ローテ入りの可能性をも下げてしまい、文字通り自らの首を絞める事になってしまった。当初からローテ入り確定と言われていた上原,パウエルに続き、オープン戦で結果を残して台頭してきたのが新助っ人・グローバー,春風亭半ケツ。ベテラン・カリメロも徐々に調子を上げて存在感を見せつけてきた。しかし、FAで入った野口がピリッとせず、オープン戦序盤は素晴らしい投球を見せ、ローテ入り確定かと思われた野間口の調子が落ち気味。「300勝くらいの金村さん事件」で若大将にいびられ、計り知れない精神的ショックを受けた内海が最後のアピールに成功するなど、最後の一角を巡る争いは混沌としている状態だ。野間口など藤田氏の追悼試合に桑田の所為で緊急登板させられてからおかしくなってしまった感があり、気の毒な話だが、そんな野間口の事を気にしている余裕などあろう筈もない桑田はオープン戦最終戦となるこの日のラストチャンスに懸けるしかなかった。先発マウンドに登らせて貰えないのは、あんな失態をやらかした以上、文句も言えず、上原,パウエルのローテ入り確定組の後を受けて、6回から3番手として登板した桑田は3回を投げ、1安打無失点の好投を展開した。これでオープン戦通算11回(紅白戦を含めれば13回)で1失点と文句のつけようのない数字を残し、ローテ入りへ望みを繋いだ格好となった。あとは若大将の裁量を待つばかり。尾花コーチは「当然、入るでしょう」と言ってくれてるが、果たして、本当に6番目の先発の椅子は桑田に与えられる事になるのか!?

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March 19, 2006 00:56

 以前、予告していた様に藤田元司氏の追悼試合に行ってきた。試合前にある人物を発見してしまい、不吉な予感はしていたのだが、その予感は見事に当たってしまい、非常に残念な展開に…。

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March 10, 2006 23:11

 復活へ意欲を燃やす桑田が先発として、オープン戦2度目のマウンドに上がった。この日はフォークとカープを積極的に使い、持ち味の巧みなコーナーワークを展開。走者を出しても、落ち着いた投球で3回まで無失点。4回にフェルナンデスに一発を浴びたものの、崩れる事なく、5回を2安打3三振の1失点と上々の内容。相手が打線の弱い悪の温床・楽天とあって、楽観的に考えられない部分もあるにはあるが、前回の3回無失点に続いての好投で、200勝への最低条件とも言える先発ローテ入りへ大きく前進したと言っていいだろう。前年の4勝から12勝をあげ、最優秀防御率に輝いた2002年の様な復活劇を大いに期待したいものである
 ところで、3月18日の巨人−ソフトバンク戦を観戦する予定になっている。身銭きって、オープン戦を見に行くのは今世紀初めて。藤田元司氏追悼試合である事に加え、藤田氏の愛弟子・桑田が先発登板へ意欲的だった為、それに大いに期待してチケットを確保しておいた訳だが、どうやら無駄にならずに済みそうな気配で喜ばしい展開。当日は、熱い現地レポートが出来る内容になって欲しいものである。

こぼれ落ちた一球―桑田真澄、明日へのダイビング

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March 05, 2006 22:55

 復活を懸ける桑田がオープン戦初戦からマウンドに上がった。右肘手術以来、肘への負担を心配して封印していたシュートを復活の切り札として、紅白戦から解禁。西本聖氏の直接指導により、切れ味を増したシュートはソフトバンク打線をも翻弄。内をえぐるシュートを見せる事で、外へ逃げるカーブも効果的となり、3回を無失点に抑える好投を見せた。昨年もそうだった様に、近年の桑田は2巡目以降が課題である為、3回を抑えただけでは手放しで喜ぶ訳にもいかないが、先発ローテ入りへしっかりアピールを果たしたのも事実。少なくとも、3月18日の藤田元司氏追悼試合での先発登板には大きく近付いた様に思う。今季、最も頑張って欲しい選手は桑田である。最も活躍して欲しい選手は川相だが、川相は頑張って欲しいとか言う以前に茂雄の陰謀や落合監督のオレ流ヘッポコ采配により、理不尽に出場機会を奪われる事が心配の種なのであり、出さえすれば、確実にやる男なので、そういう意味では心配していない。果たして、シュート解禁が桑田にとって、プラスになるのか、マイナスになるのかは断言出来ないが、背水の陣に立たされている今、肘へのリスクなど気にしてはいられないだろう。向上心も闘争心も衰えた様子はなく、200勝への夢も捨てていない桑田だが、その夢を達成する為には、とにもかくにも先発ローテ入りが必須条件。カリメロは打たれたけど、桑田の後の野間口も好投。日本代表戦でも良かったし、この儘、順調に行くと、上原,パウエルに続く第3の先発は確定か? ライバルは多くて大変な状況だが、桑田にはこの熾烈な競争に何とか勝ち残って欲しいものである。

桑田真澄―ピッチャーズバイブル18

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September 19, 2005 20:28

 土曜,日曜と先発予想に挙げられながら、立て続けに後回しにして、2日ずらしての先発起用。更に、桑田登板時には執拗に凡退を繰り返す造反五人衆筆頭刺客・ニックンを前日はスタメンから外していたにも拘わらず、この日はよりにもよって2番ショートの聖域に置くと言う乱心采配。悪太郎の桑田に対する嫌がらせ采配はこれだけに留まらなかった。初回から一死二、三塁のピンチを迎えなた桑田だったが、1点もやりたくない状況にも拘わらず、前進守備を敷いて貰えず、寿司職人ラミレスをどん詰まりのサードゴロに打ち取りながら、むざむざ先制点を献上。この後、リグスにまでタイムリーを浴びて、2点を失うが、2回から見事に立ち直りを見せる。走者を出しても、危機感を感じさせない安定した投球でヤクルト打線を翻弄し、今季自己最長となる7回まで追加点を与えない好投を展開。折角、桑田が好投を見せていると言うのに、肝心の味方打線がルーキー・松岡相手に阿部の2ランで2点を返すのが精一杯の体たらく。7回裏に二死一塁の場面で村田が打席に入り、ネクストバッターズサークルには川中。村田が出れば、同点と言えども、交代もやむなしと言う所だったが、村田はセカンドフライに倒れて、この回も勝ち越せず。しかし、桑田が8回のマウンドに上れば、今季初勝利のチャンスは残る事になる。桑田はまだ十分に余力を残しており、当然、続投と思われたが、何と悪太郎はここでシコースキーにスイッチする嫌がらせをかまし、桑田の初勝利のチャンスを剥奪。最早、巨人にとっては消化試合でしかない状況下、若手を差し置いてまで桑田を投入し続ける意味と言えば、桑田に初勝利を与える事に他ならない筈。ならば、この場面で桑田を引っ込める理由など一つとしてないではないか! これで「桑田に勝たせたい」なんて、よく言えるものだな! 結局、シコースキーが勝ち越し点を献上。まったく何をやってるんだか…。この後、マッスル千代の富士に逆転2ランが飛び出したが、最早、桑田が投げているうちにどうして打ってやらないんだ!とか、桑田が8回も投げていれば勝っていただろうに…と言った感情しか湧いて来ない。今季最高の投球を見せたと言うのに、またもや指揮官の訳の分からない采配によって、白星を奪われるとは、さぞや無念だろう

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September 10, 2005 20:44

 毎回崖っぷち登板の桑田だが、この日は川相不在の中日打線を相手にストライク先攻の投球で初回、三者凡退と見事な滑り出しを見せると、その裏、小久保が31号先制2ラン。2点の援護を貰った桑田は2回、桑田登板時に執拗にチャンスブレイクしまくるニックンのヘッポコエラーで足を引っ張られて、1点を献上するも、ピシャリと後続を断ち切る。3回に小久保の2打席連続アーチ等で3点が入り、5−1で5回を迎えると言う前回の広島戦と同じ展開に。前回は、ここで打ち込まれ、3点を失ったが、この日の桑田は制球,キレ共にまだ衰えておらず、一死一塁からピンキー井上をファーストゴロゲッツーに打ち取り、余裕で5回をクリア…と思いきや、阿部がまさかの大トンネルを犯して、一転して、一、三塁の大ピンチ。しかし、続く荒木をファーストゴロに打ち取ると、井端もセカンドゴロに打ち取り、ピンチ脱出…と思いきや、体勢を崩したガッツな貴公子・仁志の送球が左へ逸れた事でタイムリー内野安打に。更に、立浪にもタイムリーを浴びて、2点差。なおも一、二塁の場面だったが、渾身の投球でT.ウッズを空振り三振に斬って取り、ピンチ脱出。今季最長となる6イニング目のマウンドに上った桑田は福留,オチョアと簡単に打ち取って、二死と順調に来ていたが、ここでこの日2安打と桑田に妙にタイミングが合っている森野に右中間スタンドへ放り込まれて、1点差。続く谷繁に四球を与えた所で、悪太郎はついに桑田に降板指令。またも1点リードで不安極まりないリリーフ陣に後を託さざるをえない展開となってしまった。ここで代わったシコースキーは前回、桑田の白星を粉砕しているだけに断じて打たれる訳にはいかないとばかりに代打・堂上を三球三振に斬ってとる気迫の投球を展開。しかし、その裏、悪太郎は二死走者なしと言う場面でそのシコースキーに代打・三浦を送ってしまう謎の采配を敢行。結局、三浦は凡退し、7回にシコースキーに代わる3番手・久保が同点タイムリーを浴びて、桑田の今季初勝利はまたもや消滅まったくもって、代打・三浦の意味が分からない。元々は桑田が6回を投げきり、その裏に三浦投入で桑田はお役御免となり、7回からシコースキー投入…と言うシナリオだったのだろうが、シコースキーの登板が早まった以上、その後のシナリオもアレンジされて然るべきではないか。しかも、二死走者なしで一発のある江藤ならまだしも三浦を出してどうしようと言うのか? 今日のシコースキーは気持ちが乗っている様に見えたし、たった一人抑えただけで引っ込めてしまうのは何とも勿体なかった。もっと言えば、プロ初打席の堂上相手なら、せめて、あと一人桑田を引っ張っても良かったのではないか。この日の桑田は川相不在の内野陣に足を引っ張られまくり、4失点とは言え、自責点は僅かに1。谷繁を歩かせるまで無四球だった事を考えても、まだ余力はあった様に思う。間違いなく、この日の桑田は勝てる投球だった。指揮官の采配ミスと内野陣に足を引っ張られての白星消滅とは何とも歯痒い結果だ。思えば、前回も鈴木のタイムリーエラーが桑田の白星を粉砕。もっと気を引き締めて守って欲しいものだ。次回の登板が果たして、今季のラスト登板となるのかは分からないが、何としても勝利を掴み取ってくれる様、祈るばかりだ。

桑田真澄―ピッチャーズバイブル18

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September 03, 2005 16:46

 苦手のデーゲーム登板となった桑田だが、この日も粘りの投球が冴える。初回に二死二塁の場面でラロッカにセンター前へ痛打されるも、鈴木が好返球で刺して、ピンチ脱出。2回には無死一塁のピンチをゲッツーで切り抜けると、3回には無死二塁のピンチでに小島のバントを素早い処理で三塁で刺す流石の好守を見せつけて、ここも無失点。初回は盗塁死でチャンスを逃し、2回も二者残塁と相変わらずの拙攻ぶりを見せていた巨人だが、3回に鈴木の今季初アーチが飛び出し、先制すると、4回には桑田自ら犠飛を放つなど、一挙4点を追加。この間、桑田登板時には嫌がらせのごとくチャンスブレイクを続けるニックンは初回の一死二塁でファーストファールフライ,4回の二死一、二塁の場面でもライトフライと相変わらずのインケツぶりで正に、造反五人衆の刺客ぶりを遺憾なく発揮。5点のリードを貰い、この日こそ待望の初勝利…と期待された桑田だが、その裏、今季ノーヒットとカモにしていた嶋に一発を浴びると、5回にも3点を失い、なおも一死一、三塁の大ピンチ。しかし、初勝利へ執念を見せる桑田はここでラロッカをゲッツーに仕留めて、ついに勝利投手の権利を獲得したのだ。
 あとは、リードを守りきるだけだったが、続く6回にその期待は脆くも粉砕される。2番手・シコースキーがいきなり求道者・前田にヒットを浴びると、余計な牽制悪送球で二進を許す大チョンボ。更に、一死後、倉にセンター前へ痛打されると、初回は好返球を見せた鈴木がお手玉する大チョンボ。三塁で止まろうとしていた求道者・前田はこれを見て、一気に本塁を陥れ、この瞬間、無情にも桑田の白星が消滅してしまうのだった。
 直後の7回、皮肉な事に巨人は大量7点をゲットしたのだが、桑田が降板した以上、最早、巨人の猛攻などに心が躍る事もなく…。ここまで怒濤のチャンスブレイカーぶりを遺憾なく発揮していたニックンも降板後の桑田にあてつけるかの様に二塁打を放つ嫌がらせ。貴様、今頃打っても遅いんじゃ〜っ!!!!!  ああ、このビッグイニングがあと1回早ければ…と思わずにはいられない。5回に3点取られた事がまずいと言えばそうなのだが、拙守連発で同点に追いつかれた事と言い、桑田は運にも見放されてしまったのか…。果たして、今日の投球は次の登板機会獲得への合格点を貰えるのか否が心配だ…。


こぼれ落ちた一球―桑田真澄、明日へのダイビング

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August 28, 2005 10:16

 前回、5回1失点の好投を展開し、次の登板へ大きな期待を抱かせた桑田。しかし、折角の勝てるチャンスを悪太郎の嫌がらせの様な采配で叩き潰されて、どうにも未練の残る形で降板を余儀なくされたのがまずかったのか…。聖地・甲子園で今季初マウンドとなった桑田は、初回から先制点を貰いながら、その裏、シーツ,キュラソ星人に連続アーチを叩き込まれて、あっと言う間に3失点。更に、連打でピンチを迎えるも、ズルズルといかずに後続を断ちきり、2回も三者凡退と尻上がりに調子を上げていくかの様に見えた。しかし、3回に悪夢が訪れる。先頭のシーツに痛打されるも、続くキュラソ星人をセカンドゴロゲッツーに打ち取る巧みな投球を展開し、ピンチ脱出…と誰もが思った。ところが、ガッツな貴公子・仁志とニックンの呼吸が合わなかったのか、ニックンが例によって緩慢な動きだったのか、迂闊にもキュラソ星人の全力疾走を侮っていたのか…、完全な併殺コースでありながら、一塁をセーフとしてしまったのだ。逆境に強い桑田と言えども、これにはガックリきた筈だ。もしも、名手・川相がショートだったら…、自分と同じく造反五人衆の一角として、長年、共に戦ってきた頼りになる盟友の不在と言う巨人没落の最大要因を思い返してしまったであろう事は想像に難くない。そして、この痛恨の併殺崩れがこの日の桑田の命運を決める結果となった。続くゼブラ今岡に右中間を深々と破られ、キュラソ星人に4点目の生還を許してしまったのだ。二死走者なしならば、ただのピンチで済んだものを…。結局、桑田はここで交代を告げられ、無念にもマウンドを降りる事となった。やはり、造反五人衆の桑田と、川相幽閉策筆頭刺客のニックンの相性は最悪なのではなかろうか。前回の登板時のブレーキぶりは言わずもがな、4敗目の時も嫌がらせの様にチャンスブレイク。5敗目の時は桑田の降板後、あてつけるかの様に全く勝敗に関係ない焼け石に水の一発をかましているし…って、冷静に考えてみたら、ニックンのチャンスブレイクは別に桑田に限らず、誰が投げていてもやっている事だったっけ…
 で、翌日のスポーツ新聞にはいつもの様に限界説,引退説等が飛び交うのだった。ブログの巡回していても、桑田に対しては冷ややかなコメントばかりで悲しくなってくる。日刊スポーツでは西本聖氏が一旦、二軍で調整した方がいいなどと簡単に言ってくれた。そりゃ、確かにそうかもしれんのだが、今の桑田は二軍に落とされたら、2度とお呼びがかからないかもしれないだけに、そう易々と同意する訳にもいかない。報知では日程の都合上、次回がラストチャンスなどと書いてあった。もう何回ラストチャンス報道をされたか分からないくらいだが、そういう意味では桑田は結構、チャンスを貰っている事になる。ローテ通りなら、次の登板は広島戦。前回の広島戦は黒田とぶつかる不運もあったが、この儘いけば、少なくとも黒田との直接対決は回避出来る筈。少なくとも、巨人においての正真正銘のラストチャンスの時が近付いている事は否定出来ない訳で、次回は何としてでも結果を残して欲しいものだ。

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August 23, 2005 23:23

 桑田が来季も現役続行に意欲を燃やしている事が明らかになった。毎年、このくらいの時期になると、今年限りでユニフォームを脱ぎやしないか…と心配になる選手が何人か出てくる訳だが、今年、一番心配なのは、やはり桑田だった。因みに、一昨年は川相の去就が心配で心配で仕方なく、撤回したとは言え、一時は引退を決意した訳だが、昨年今年とまるで衰えを感じさせず、チームから不要と思われる気配も全く感じられないので、殆ど心配していない。巨人に若大将・原辰徳が監督として復帰した場合、コーチとして招聘されるのでは?などと言う噂も飛び交っているが、日本球界初の現役親子鷹と言う新たな目標を見出した川相はたとえ請われてもこれを拒否すると見た。
 話を桑田に戻そう。個人的にも願ってやまない200勝到達は流石に苦しくなってきたと諦めつつあるのだが、桑田は違った。プロ入り以来の目標としてきた200勝への意欲が未だに揺らいでいない様子がとても嬉しく思えた。200勝と共に、200安打を目指していると言うのが何とも打撃のいい桑田らしい。こちらはあと8本なので、200勝よりも遙かに実現の可能性は高そうだ。そもそも、桑田は今から内野手に転向したとしても、十分、レギュラーを張りうる男なのだから、200安打など小さい目標かもしれない。ただ、まだまだ手放しで喜んではいられない。桑田に現役続行の意思があっても、球団側が必要としてくれなければ、如何ともしがたいからだ。どのみち来季の大幅減俸は免れない訳だから、500万円の吉井(偽バファローズ)レベルと言わないまでも、安月給でいいから置いてやって欲しい。無論、来季の所属が巨人である必要は全くない。川相の成功例を見ても分かる様に、巨人にしがみつく事が現役生活の短縮に繋がるくらいなら、絶対に出た方がいいのだから…。
 そう言えば、今日の「日刊スポーツ」で巨人が辻内(大阪桐蔭)獲りの方針を固めた記事に関連して、はた山ハッチが桑田の「18」番を辻内に禅譲か…などと縁起でもないマンガを描いていた。確かに、今オフ、見事に辻内を勝ち取り、1年目から長きに渡って「18」をつけさせる事は藤田−堀内−桑田のラインを考えると、実に美しい展開なのだが、そんな理由で桑田の引退を望む訳にはいかない。桑田は1年目からだが、藤田も悪太郎も「18」を付けたのは2年目だった筈だし…。まぁ、そんな事は辻内を獲ってからする話だわな(^^;)。何はともあれ、桑田にとって、今後の登板は一戦一戦が正念場なのは間違いない。来季の現役続行を目指して、頑張って欲しい。
 
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August 20, 2005 23:07

 前回、5失点の上、危険球をかまして、1回一死で降板と言う屈辱的なマウンドとなった桑田。二軍落ちも免れない状況ながら、再び先発のチャンスを貰ったこの日、初回から三者凡退に抑えるなど上々の立ち上がり。4回まで1安打無失点と今季最高のピッチングを展開するも、よりにもよって、この日の広島先発が黒田である辺り、桑田もツキがなく、味方打線からは一向に援護を貰えない。この日の黒田は決して調子がいい訳ではなかったのだが、巨人打線が相も変わらずの拙攻三昧で残塁を量産。初回、無死一塁のチャンスを逃したのを初め、3回には一死一、二塁の場面で矢野,ニックンと連続三振。4回にも二死一、二塁のチャンスに亀井が空振り三振に終わる体たらく。ここまでの投球内容は完全に黒田を上回っていた桑田だったが、5回、先頭の求道者・前田にセンターオーバーの三塁打を浴びて、この日初めてのピンチを迎えると、栗原を歩かせた後、フランコに三遊間を破られて、ついに先制点を献上。この後、二死満塁の大ピンチをしぶとく切り抜けた桑田はその裏、先頭打者として不甲斐ない味方打線に喝を入れるべく反撃の口火を切る…と思いきや、何と悪太郎はここで早くも桑田に代打・三浦を投入する嫌がらせを敢行。桑田に勝たせる為にはこの回で逆転する以外なかったのだが、三浦はあえなく凡退。この後、連打で一、二塁としたものの、ニックン,小久保と倒れて、無得点に終わり、桑田の今季初勝利はまたもお流れ。巨人は6回にも二死満塁のチャンスを逃すと、7回以降は一人の走者も出せず、桑田は失意の開幕6連敗となってしまった。
 せめて桑田の黒星くらい消して欲しかったものだ。今季のここまでの内容を振り返るに、あの投球で敗戦投手にされてしまうのは気の毒で仕方がない。いかんせん桑田の降板が早過ぎたと思う。桑田も降板後のインタビューでは「もう少し投げたかった」とこぼしていた。その後の打線の沈黙ぶりを見ても、「何とか勝たせたい」と「何とか黒星を消してやりたい」ではモチベーションにも差があったかもしれない。解説席で江川は「黒田が相手だから、何としても点を取りたい。桑田はそろそろ捕まるからここで下げるのは正解」などと悪太郎の采配に好意的な解釈をかましていたが、若大将・原は「合格点の内容なのだから、もう少し投げさせないと桑田も納得しない。悪太郎は桑田の事を信頼していない」と反発。私も原の意見に同感なのだが、果たして、実際の所、悪太郎は今回の桑田の好投をどう捉えているのだろうか。流石に、次の登板のチャンスは勝ち得たと思われるので、今度こそ白星をあげて欲しい所だ。
 
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August 14, 2005 23:05

 前回の登板では敗れたとは言え、粘り強い投球で次回の好投を予感させた桑田。しかし、この日はその期待を無惨に裏切る大乱調。いきなり連打と四球で無死満塁とされると、よりにもよって押し出し四球で先制点を献上。更に、連打で3点を失うと、矢野に頭部死球を食らわせて、危険球退場を余儀なくされた。結局、この回の5失点が大きく響いて、桑田は開幕5連敗。5連敗は2年目の1987年以来、実に18年ぶりで、0回1/3KOはプロ20年目にして最短。そして、危険球退場は史上最多の3度目と不名誉な記録を連発してしまう事となった。桑田の危険球と言うと、1995年にヤクルト相手の開幕第2戦で飯田に食らわせたものが真っ先に思い出される。完封目前の9回先頭打者で退場となり、その後、桑田が好投過ぎた事でロクに準備していなかったリリーフ陣が打ち砕かれて、悪夢の逆転負けを喫し、開幕ダッシュに失敗してV逸…と正に、あの年の巨人の命運を決めた試合だった。あの試合は同情の余地がたっぷりあったが、今回は危険球がなかろうと序盤KOは免れない内容だっただけに、同情する余地が全くなく、流石に、庇い様のない投球だった。投げる度に引退の危機と騒がれ続けてきた桑田だが、今回の大炎上でまたまた同様の報道がスポーツ各紙を賑わせている様だ。一体、何度桑田を引退危機に追い込めば、気が済むのだろうか…と読む度にやるせない気持ちにさせられる…(T_T)。それにしても、投手生命は風前の灯火でも、(打者転向をする事により)選手生命にはまだまだ余力がある…と言うウチの説は微塵も挙がって来ないなぁ…。こうは言っても、まだ投手・桑田の復活を願ってやまないのだが…。

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August 08, 2005 22:59

 当ブログでは、茂雄暗黒政権下で結成された造反五人衆のうち未だに現役生活を続けている「川相昌弘」「桑田真澄」の2選手をカテゴリとして設けてあるのだが、先日、カテゴリ別の記事をまとめ読みしてみたら、この2つのカテゴリの内容があまりにも対照的である事を痛感させられた。
 川相カテゴリは川相の渋い活躍に関するものが主で、そうでない時も川相を使わないからダメなんだよ!と言う訴えなど、川相に対して、ひたすらポジティブな内容になっており、読んでいて活力が湧いてくるのだが、桑田カテゴリは桑田の不振ぶりを必死にフォローしていると言う感じで、実に悲壮感漂うのだ。桑田カテゴリだけ立て続けに読んでみると、いかに今季の桑田が苦しんでいるかが分かる。しかし、勿論、こんな記事ばかり書きたい訳がない。「今日はよくやった、ナイスピッチングだ!」と贔屓目なしで書ける時をずっと待っているのだ。なまじ同い年のササキ様が引退を決めてしまったもので、桑田も今年限りだな…なんて声がそこら中で聞こえてきて、とても嫌な感じだ。野球に対しての打ち込み方を見るにまだまだ桑田から野球を奪う様な事があってはならないと思う。次こそは頑張れ、桑田!

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August 07, 2005 22:57

 先発予想に再三挙げられながら、延々後回しにされていた桑田が久々に先発マウンドに立った。この日はカーブのキレ味がなかなか良く、好投を予感させる立ち上がり。しかし、2回、なまじ際どい所を狙えてしまう制球力のせいで四球を出してしまう恒例のパターンで一、二塁のピンチを迎えると、よりにもよって投手の藤井に先制タイムリーを許し、続く青木にも痛打されて、2失点。だが、この日の桑田はこの儘、ズルズルと崩れる様な事はなく、粘り強い投球で5回まで追加点を与えない。
 ところが、桑田の本当の敵はヤクルトではなかった。初回二死一、二塁,2回二死二塁とチャンスを悉く逃してきた味方打線は3回にも二死一塁の場面で小久保の打球はレフトフェンスを直撃。しかし、これをフェンスに当たった直後に捕球した寿司職人ラミレスはいかにもダイレクトで捕りましたと言わんばかりに高々とグラブを掲げるアピール。線審がいない弊害により、塁審では寿司職人ラミレスのトリックプレーを見破る事が出来ず、アウトと判定されてしまったのだ。悪太郎も中途半端な抗議であっさり引き下がる有様で勝とうと言う執念が全く感じられず。4回にも一死一、二塁の場面でガッツな貴公子・仁志はシヨートゴロ。土橋の悪送球のおかげでゲッツーを免れ、ようやく1点をあげたものの、巨人の得点はこの1点のみ。5回も一死二塁のチャンスを逃すと、6回には二死一、三塁の場面で打順が回ってきてしまった桑田は江藤を代打に出されて、無念の降板。この後、江藤は四球を選ぶも、清水が倒れて、三者残塁となり、この時点で桑田の今季初白星の可能性が完全消滅。しかも、この裏、2番手・シコースキーがダメ押しの2点を失い、桑田は失意の4連敗。
 この所、無駄打ちしては投手陣がそれ以上の大量失点で敗れるくたびれ儲けの試合が続いていたが、桑田が好投した途端にこの体たらくとは何事か! そりゃ、相手が防御率1位の藤井だから、容易にはいかんだろうが、この日の藤井は明らかに不調で付け入る隙は大いにあった筈だ…。とりあえず、今日の桑田は次に繋げる投球内容だったと思う訳で、また即二軍落ちの地獄ローテーションに組み込まれない事を祈るばかりだ。

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July 17, 2005 23:21

 造反五人衆最後の一角として、巨人を支えてきた桑田が絶体絶命の崖っぷちに立たされている。先々週は茂雄復帰暗黒Xデーと言う異常な状況に巻き込まれた挙げ句、ナベツネごときからダメ出しを食らい、先週は雨で試合が流れると、その儘、この日まで登板機会を貰えず、中13日での先発登板となるなど、無体な扱いを受け続けている桑田だが、この日は初回、簡単に3人でなで斬ると、続く2回には先頭のメカゴジラを四球で歩かせるも、素早いクイックモーションで二盗を阻止するなど、結局、3人で打ち取る上々の滑り出しを見せた。
 その裏、阿部の2ランで先制後、二死二塁の場面で打席が回ってきた桑田は持ち前の食らいつくバッティングで三遊間を痛烈に破る会心のヒットを放つも、レフトが浅めに守っていた事で二塁走者のガッツな貴公子・仁志は三塁止まり。ここで清水はショートへのポップフライを打ち上げてしまい、結局、二者残塁。ここで塁上に留まってしまった事が果たして、投球のリズムを崩す一端となってしまったのか否かは分からないが、直後の3回、いきなり、先頭の村田に被弾した桑田は二死走者なしから連打と四球で満塁のピンチを迎えると、メカゴジラに走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、逆転を許してしまう。悪太郎・堀内監督は早くもこの回で桑田を見限り、4回からは岡島にスイッチ。精神的支柱を失った巨人に逆転する余力はなく、結局、4−7でゲームセット。
 悪太郎・堀内監督は球宴明けの起用法については明言を避けたが、6週連続6連戦と言うハード日程の為、桑田には次の先発機会は与えられる模様だ。しかし、この登板がラストチャンスになる可能性が高いと言うのが大方の予想らしい。本当に桑田はもうダメなのか? 今季のこれまでの投球内容を見ると、好投していて、突然、1イニングたけ崩れる傾向にある印象が強いのだが、これは起用法次第でフォローしえないものだろうか…。どうあろうと桑田自身が先発完投に拘る様では如何ともしがたいのだが…。
 また、投手としては、衰えが隠せない桑田だが、野球選手としては、まだまだいける様に思う。そう、野手としてなら…。この日も会心のヒットを放っている様に、バッティングやフィールディングを見る限り、桑田のプレーはひときわ光るセンスを感じさせるものであり、また、あの全力プレーはナインの士気を大いに高めうる。少なくとも、チャンスでゲッツーを量産し、ヘッポコバントを連発する「あの男」よりは頼りになりそうな気がしてならない。ここまで20年間、投手一筋で172もの白星を積み上げてきた男が、今更になって野手転向…なんて事は極めて異例であり、恐らく、実現どころか話にすら挙がらないと思うのだが、現実問題、そんなに無茶な提案でもないのではなかろうか。投手として、限界を感じた時ないしは球団から見限られた時、現役を続ける事を諦める前に野手転向と言う選択肢を少しは考えてみて欲しいものである。流石に、今の年俸は貰えないだろうけど、同じく造反五人衆の一角だった名手・川相の生き様を目の当たりにしているだけに、桑田にも徹底して足掻いて欲しいと思う次第である。

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April 18, 2005 20:33

 前夜、5失点で3回もたずにKOとなった桑田。ただでさえ、一軍登録即登板→翌日抹消の地獄ローテーションに組み込まれていただけに、この内容では有無を言わさず、登録を抹消されるのは確実と思われた。しかし、この日の巨人に選手登録の動きはなし。使う予定がないなら、即落としておく方がいい訳で、ここで動きがなかったと言う事は、つまり、桑田は当面、一軍に居残ると言う事を意味する。中継ぎ起用されるくらいなら二軍降格も甘んじて受ける姿勢を示している桑田を残すと言う事は24日にも先発登板…と見ていいのだろうか。
 地獄ローテーション自体は勿論、大反対なのだが、前回、そこそこ好投した桑田が地獄ローテ入りとか、先日、カリメロが好投した直後に地獄ローテ入りして、今回の桑田は居残りとか、どうにも悪太郎の起用法には一貫性がなく、信念が感じられない。本当にアテにしている投手は中5日指令を下した忠誠心ゼロの上原だけなのか? 投手陣が意気に感じて投げると言う様な雰囲気がまるでないので、チームのムードも一向に上がってこない。
 ともあれ、折角、貰った登板の機会なのだから、桑田には今度こそ生かして頑張って貰いたい。また序盤にKOされる様だと、地獄ローテ入りどころか、長期降格なんて事もありえない話ではない訳で…。
 

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April 07, 2005 22:51

 前夜、初回こそ打たれたものの、2回以降は素晴らしい投球を見せた桑田だったが、案の定、二軍へ落とされてしまった。登板即抹消→10日後昇格と言う地獄ローテーションに今年も組み込まれる様だ。このペースだと、次のFA取得は一体、何十年後になってしまうのか? これ程、投手陣が打ち込まれまくっていると言うのに、桑田を落とす必要性が全く分からない。桑田が谷間となる程、先発のコマが揃っていると言うのか? 入れ替わりで昇格のカリメロは8失点KO。これでカリメロが一軍に居残ったりすると、桑田が落とされたのは投球内容云々と言うレベルではない事になるが、果たして…? この6戦の先発の中で桑田の投球の良さは3番目と一応、上から数えた方が早い。他に確かな先発候補がいない状況の中、即落とされるのはどう考えても理不尽極まりなく、悪太郎との確執が裏に潜んでいると疑われても仕方あるまい。
 投手陣のテコ入れはルーキー・三木にまで及んだ。日本ハムから緊急獲得した伊達と入れ替わりで二軍降格を命じられたのだ。伊達の昇格はいい。だが、入れ替えの対象が何故、一度も投げておらず、通用するかしないかの判断もつけられない三木なのだろう? もっと他に落とすべきヤツがいるだろう。ミセリとかミセリとか、あるいはミセリ等々…。三木を落としてまで生き残ったミセリだが、この日は5点ビハインドの場面で出てきながら、またも無惨に3失点と相変わらずの大炎上。これでは三木も浮かばれない。
 ところで、昨日、メッタ斬りしたあの男が突然、4安打と打ちまくったが、大劣勢の状況でパカパカ打ってもねぇ。いくら打っても全くいい流れにはならない様で、逆ムードメーカーと言うのはいるものだなぁと、つくづく思うのだった。

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March 25, 2005 23:46

 先発候補総崩れ状態で、ローテ入りへ絶好のチャンスだった桑田だったが、最後の登板でいきなり3ランを放り込まれるなど、悪夢の6失点。5回投げる予定が、3回で下ろされてしまう体たらくだ。今年も昨年同様、中継ぎはしない方針の為、開幕ローテ入りどころか、開幕二軍スタートがほぼ決定的となってしまった。
 今年の桑田は違う…と思わせたのは、束の間の夢。二軍から這い上がってきても、昨年の様な変な使われ方をされるのは必至で、200勝達成へ赤信号が灯ったと言っていいだろう。勿論、それも一大事なのだが、今年も名手・川相との夢の対決が実現しない可能性が高まってしまったのが、何とも気がかりだ。


March 13, 2005 17:17

 オープン戦2度目の先発マウンドとなった桑田。雪が降りしきる極寒のマウンドと言う悪条件の中、初回こそ、内野安打で先制点を許したものの、以後はコースの出し入れと緩急を巧みに使った桑田らしいクレバーな投球が見事に決まり出す。2,3回と三者凡退に斬って取るナイスピッチングに掛布氏も大絶賛。
 4回も簡単に一死を取り、今年の桑田は、やはり、やってくれる!…と思った矢先、突然、3連続四球で満塁の大ピンチを迎えると、ここで悠久の若虎・桧山に左中間突破の走者一掃タイムリー二塁打を浴びる最悪の展開。更に、続くジュビロ野口にまでタイムリーを許し、終わってみれば、4回5失点と言う惨憺たる結果で無念の降板。四球で走者を貯めた後に打たれると言う一番嫌な展開だけに序盤の快投の心地よさはふっ飛んでしまった。
 前日はカリメロが4点を失うなど、桑田のローテ入りの余地はまだ残されているが、突如、制球が乱れ出したのは、果たして、スタミナ不足が原因なのか、はたまた何かのきっかけでリズムが狂ってしまっただけなのか。後者ならばいいのだが、前者だとすると、今後一年ローテを守ると言う最低限の目標に早くも黄信号が灯る事になってしまうだけに気がかりだ。


March 07, 2005 06:34

 初回に打球を左足首に受け、相当な重傷だった事が発覚。手術は避けられず、リハビリ期間を含めると全治9ヶ月の見込みで今季絶望…と言う衝撃的ニュースが入った。初回にそれ程のケガを負いながら、3回まで投げ続け、しかもインタビューでのあの明るい表情は一体どういう事なのか?…と思っていたら、これが誤報である事が判明。
 翌日の日刊スポーツの一面にデカデカと掲載されたのは、「アルモンテ弟、左足首骨折で今季絶望!」の記事。桑田の骨折は左足首ではなく、左手首で投球にはさして支障がなく、早いうちに復帰出来るとの事…。
 
 
………………と言う訳の分からない夢を見た。
 
 
 アルモンテ弟の骨折が一面に来る辺り、既に、かなりおかしい事に気付かなければいけないのだが、妙に情報伝達の経緯がリアルで、しっかりと内容を覚えていると言う夢を見たのも久々だ。果たして、これは今季の桑田が前途多難ではないか?と言う不安感が呼び起こしたものなのだろうか。何はともあれ、正夢でない事を祈るばかりだ。
 まぁ、アルモンテ弟の一面トップはありえないだろうけど…


March 06, 2005 18:45

 プロ入り当初からの目標・200勝を目指し、完全復活を懸ける桑田がいよいよオープン戦初先発! キャンプでの仕上がりは万全と悪太郎・堀内監督が大絶賛していた桑田。散々、桑田をハブにしまくっていた悪太郎の言動だけにアテにならないものの、それでも期待を掛けずにはいられない。球速・キレ共に、イマイチな印象は拭えなかったが、それでも走者を出しては、クイック投法での盗塁阻止や、併殺で切り抜ける巧みな投球術は貫禄抜群。2回の一死一、三塁のピンチも鮮やかに併殺で切り抜けた…と思いきや、小久保のヘッポコ悪送球で無念の失点。やはり、名手・川相を失ったダメージは計り知れない。更に、セカンドゴロと思われた柴原の打球をガッツな貴公子・仁志が対応しきれず、痛恨の2点目を献上。終わってみれば、3回2失点と、数字的にはパッとしないが、実質的には自責点0の様なもの。降板後のインタビューでも思った以上に明るい表情を見せていただけに、そう不安視する事もあるまい。今年は一場の外れ自由獲得枠ルーキー・三木,名手・川相を信奉するナイスガイ・真田,昨年解雇された人質・李の尊い犠牲で入団した内海と若手投手陣が先発ローテ入りを目指して、奮闘中。200勝に近づくには、とにもかくにも、1年間ローテを守る事が必須条件なだけに、何とか食い込んできて欲しいものだ。


試練が人を磨く―桑田真澄という生き方

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