2010 プロ野球

November 20, 2010 15:29

では、続いてパ・リーグ編。

【MVP】

選手名 球団 1位 2位 3位 点数
和田 H 76 62 19 585
杉内 H 59 54 23 480
西岡 M 44 25 36 331
ハマのスペランカー H 14 20 37 167
ダルビッシュ F 4 9 19 66
金子千 Bs 6 8 11 65
ファルケンボーグ H 3 11 11 59
摂津 H 5 7 11 57
小久保 H 3 2 3 24
川崎 H 1 3 9 23
馬原 H 0 6 3 21
T−岡田 Bs 1 0 6 11
成瀬 M 1 0 1 6
本多 H 0 1 2 5
中島 L 0 1 2 5
稲葉 F 0 1 0 3
片岡 L 0 0 2 2
岩隈 E 0 0 2 2
小谷野 F 0 0 1 1
(白票)   0 7 19 40

相変わらず、最優秀選手ではなく、最高殊勲選手の印象が濃いMVPだけに、一番気がかりだったのは、日韓クラブチャンピオンシップごときエキシビジョンマッチに進出した事で浮かれ果てているロッテに食われ、すっかり優勝チームの印象が消え失せてしまっているソフトバンクが果たして、正当に優勝チーム扱いして貰えているのかと言う点だったが、とりあえず、ソフトバンクから和田が選ばれて、一安心。と言っても、ロッテは突出したヒーローがおらず、200安打越えで首位打者の西岡ですら大活躍のイメージが薄かったのが奏功しているだけの事かもしれないが…。パ・リーグは打点・本塁打の数字が物足りず、投手陣もダルビッシュや金子千が4,5位チームとあって、普通に考えれば、和田,杉内の争いになるのは、目に見えていたか。ダントツ最下位とは言え、10勝しかしていない岩隈に3位票が2票入っているのは、釈然としない。投手だけ3人選んでも、岩隈は入って来ないだろ…

【新人王】

選手名 球団 得票数
榊原 F 84
甲藤 H 50
森福 H 15
荻野貴 M 10
トンガ F 6
清田 M 4
(該当者なし)   48

独走体勢と思われた荻野貴の戦線離脱により、混沌となってしまったパ・リーグ新人王レース。序盤の貯金だけで荻野貴が取ってしまいやしないかと警戒していたが、流石に、離脱期間が長過ぎた。該当者なしの可能性も予想に入れていたが、結局、中盤戦に驚異の勝ち運を発揮した榊原が混戦を制して、栄冠をゲット。本当の意味での「ルーキー」が殆ど活躍していないだけに、2年目以降の有資格者の争いになるのは分かっていたが、、上位3人が中継ぎ投手なんて珍しい事もあるもんだ。ポストシーズンで大ブレイクした清田だが、いかんせん台頭が遅過ぎた。トンガもアーチ量産時はもしや…と思わせたが、長続きしなかったのが残念。

以下はベストナイン…。

【投手】

選手名 球団 得票数
和田 H 59
金子千 Bs 56
ダルビッシュ F 50
杉内 H 36
ファルケンボーグ H 1
成瀬 M 1

最多勝を分け合った和田&金子千と、二冠のダルビッシュの三つ巴は和田が僅差で逃げきり、初受賞。僅かに遅れを取った杉内も十分、圏内ではあった。ホールド王のファルケンボーグは単純に先発投手陣と比較出来ない部分があるとしても、成瀬をトップ評価すると言うのは、イカレ投票と言わないまでも、少々疑問符が…。

【捕手】

選手名 球団 得票数
E 191
細川 L 3
里崎 M 3
鶴岡 F 3
田上 H 1
上本 L 1
的場 M 1

突如、打撃開眼した嶋が満票近い数字で初受賞。ゴールデングラブの受賞はかな〜り微妙だったが、こちらは文句なしだろう。満票取っても不思議ではないくらい、打撃成績では図抜けていた。下位の面々の成績を見ていくと惨憺たるもので(辛うじて里崎がマシな程度か)、よくもまぁ、こいつらに票を入れる気になったもんだと…。特に、的場とかに入れてる奴、誰だよ!

【一塁手】

選手名 球団 得票数
カブレラ Bs 128
小久保  H 50
M 15
T−岡田 Bs 8
フクーラ M 1
小谷野 F 1

すっかり中距離ヒッターっぽくなってしまったカブレラが2年ぶり4度目(他DHで1度)の受賞。カブレラとしては、大人しい数字ではあるのだが、他にめぼしい候補がいなかった。金は水島の呪いにさえかからなければ、打点王もベストナインもゲットしていたかもしれなかっただけに気の毒である。「ドカパロ」に置いて、存在を抹殺される事より、むしろ引っ張り出される事の方が恐ろしいのだと、まざまざと見せつけられた。小久保の50票は優勝チーム補正か?

【二塁手】

選手名 球団 得票数
田中 F 125
本多 H 42
井口 M 21
片岡 L 13
後藤 Bs 2

打率2位の田中が2年連続4度目の受賞。盗塁王の本多が追いすがったが、何だかんだで田中も34盗塁しているし、やはり、盗塁と言う要素はベストナインにおいて、あまり強みにはならない様だ。盗塁王を分け合い、ほぼ同じ打率の片岡に大差をつけている辺り、一応、本多に優勝チーム補正は付いていたのだろうか? それにしても、細川と言い、後藤と言い、こういう形で検証すると、FA戦線の目玉扱いされているのが何だか不思議に思えてくる。

【三塁手】

選手名 球団 得票数
小谷野 F 146
今江 M 56
中村 L 1

日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦のMVPなど、微塵も評価される筈がなく、今江を抑えて、打点王の小谷野が余裕の初受賞。長期離脱が響いた中村はフル出場していれば、本塁打王だったかもしれないと思わせる底力は見せたものの、今季に限って言えば、1票貰えたのが不思議なくらいである。だから、どうせ大局に影響しないだろ…的な投票はやめろっつーの!

【遊撃手】

選手名 球団 得票数
西岡 M 191
川崎 H 6
中島 L 6

200安打越えの首位打者・西岡が圧倒的大差をつけて3年ぶり3度目の受賞。昨年の大不振から巻き返した川崎だが、ここまでの差をつけられるとは思わなかった。打率に盗塁と、西岡とアピール出来る点が同じとは言え、この差は大き過ぎる気が…。中島もあの成績でこれ程の惨敗は予想外。もしや、西岡には亡命補正でも付いてるんじゃないか?

【外野手】

選手名 球団 得票数
ハマのスペランカー H 195
T−岡田 Bs 157
栗山 L 111
糸井 F 52
鉄平 E 50
坂口 Bs 15
稲葉 F 9
オーティズ H 8
サブロー M 6
聖沢 E 2
松中 H 1
高山 L 1
荻野貴 M 1
劇団ひちょり F 1

膝の高さから飛び降りただけで命を落としかねない貧弱な体で何と140試合も出ると言う奇跡を見せてくれた事に感動した記者の投票が殺到したのか、ハマのスペランカーがトップ当選で悲願の初受賞。開幕前からの多大な期待に応えて、見事、本塁打王に輝いたT−岡田も堂々の初受賞。3人目は僅差の戦いが予想されたが、結果は栗山が2年ぶり2度目の受賞となった。個人的には、糸井を推していたので、ちょっと残念。他にも鉄平,坂口など、似通った数字の選手が並んでおり、誰が獲っても理解は出来る状況ではあったが、その中で、栗山が4位以下にこれだけの差を付ける事が出来た決定的なポイントは一体何だったのか、イマイチ分からない。

【指名打者】

選手名 球団 得票数
フクーラ M 75
山崎 E 59
カブレラ Bs 36
ブラウン L 15
オーティズ H 4
中村 L 4
T−岡田 Bs 4
稲葉 F 2
小久保 H 1
ペタジーニ H 1
あの男 F 1
北川 Bs 1

フクーラが17年目にして、ついに初受賞。打撃専業のDHとしては、イマイチ、パッとしない数字で規定打席にも到達していない訳だが、他の面々がそれ以上にパッとせず、DHが本業でなかったりしているのだから、仕方ない。該当者なしじゃダメなの? やはり、DHにはもう少し長打力を求めたい所なのだが、山崎は長打力が及第点でも、打率が低過ぎたのが、頂けなかったと言う所だろう。それにしても、あの男に1票入れる暇があったら、他に幾らでも入れる奴がいるだろ! .262 7本 47打点なんて数字でリーグ随一のDHにあてがうくらいなら、いっそ白票にしろよ!

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November 18, 2010 23:38

この日、プロ野球のコンベンションが行われ、ようやくMVP・新人王・ベストナイン受賞者が発表されたと言う事で、投票結果を追っていこうと思う。まずはセ・リーグから…

【MVP】

選手名 球団 1位 2位 3位 点数
ベンちゃん D 131 75 16 896
浅尾 D 66 82 24 600
マット・マートン T 22 29 73 270
前田健 C 18 20 31 181
寿司職人ラミレス G 6 15 22 97
森野 D 5 11 30 88
岩瀬 D 4 5 13 48
ウッチャン D 3 7 9 45
青木 S 0 4 7 19
阿部 G 0 2 0 6
高橋聡 D 0 0 4 4
吉見 D 0 0 1 1
ソニック T 0 0 1 1
J.マッケンジー T 0 0 1 1
ブラゼル T 0 0 1 1
久保 G 0 0 1 1
(白票)   0 5 21 36

ベンちゃんは最高出塁率をマークしたとは言え、いわゆる打撃三冠は無冠。後述のベストナイン外野手部門でもあわや4位と言う僅差での3位ながら、MVP(=セ・リーグ最年長記録)をゲットしてしまう辺り、本来「最優秀選手」である筈のMVPが、相変わらず優勝チーム優先の「最高殊勲選手」として扱われている印象を受けた。そういう意味では、個人的には密かに浅尾の受賞を期待していた。優勝チームから選ぶならば、あれだけ僅差で優勝した中日にとって、紙一重の試合を何度も勝利に導いた浅尾の貢献度は計り知れないだろうと思っていたのだが、やはり、MVP扱いして貰えるまでには中継ぎ投手の地位は高まっていないのかもしれない。MVPに関しては、意外とイカレ投票が少なく、そこそこ妥当な名前が続き、ツッコミづらいのだが、あえて言うなら、久保に3位票が1票入っている事に疑問符が付くくらいだろうか…。

【新人王】

選手名 球団 得票数
長野 G 233
堂上直 D 5
秋山 T 5
加賀 YB 3
中沢 S 2
西村 T 1
岩本 C 1
(該当者なし)   5

長野がぶっちぎりトップで受賞。唯一の規定打席到達で19ホーマーじゃ、他の追随を許さないのも仕方ない…と言うか、満票でも不思議ではないくらいなのだが、単純に比較出来ない投手はまだしも、明らかに数字で見劣りする堂上直や岩本と言った野手に票を入れてしまう記者の神経はいかがなものか? 一時期2割台前半まで落ち込み、ファーム落ちも経験した長野だが、ここまで盛り返したのは見事だった。これで巨人からは山口,松本に続いて3年連続の新人王輩出(1986年の広島以来)。ドラ1の沢村がこれに続けるか、注目である。開幕前の段階では中沢が本命かなと思っていて、実際、序盤はそういう気配だったし、このペースなら10勝もいけるかも…と期待していたら、夏場に入って失速し、防御率も急降下。後半戦の印象が悪過ぎるのか、新人最多の7勝をマークしてるのに、僅か2票しか貰えない有様とは、何ともガッカリだ。3勝12敗の加賀にすら負けるとは…。まぁ、加賀が負けまくってるのは、明らかに横浜が弱過ぎる所為ではあるのだが…。

以下はベストナイン…。

【投手】

選手名 球団 得票数
前田健 C 238
浅尾 D 6
ソニック T 1
館山 S 1

投手三冠に加え、沢村賞もゲットした前田健が文句なしの初受賞。浅尾やソニックは辛うじて分かるとしても、館山を最優秀投手などと考えてる記者はどういうつもりなのか? 好成績ではあるけれど、リーグトップとまで評価するその根拠を是非とも聞かせて貰いたい。プロの記者なんだから、納得のいく理由くらい当然説明出来る筈だ。

 【捕手】

選手名 球団 得票数
阿部 G 148
J.マッケンジー T 83
谷繁  D 14
相川 S 1

ゴールデングラブはJ.マッケンジーに持って行かれた阿部だが、打撃優先のベストナインはしっかり確保し、4年連続5度目の受賞。J.マッケンジーも十分、ベストナイン級の成績だが、流石に、44発も打たれては仕方ない。規定打席にすら達してない谷繁に14票も入ってるのは、やはり優勝チーム補正か?

【一塁手】

選手名 球団 得票数
ブラゼル T 212
ガッツ G 21
内川 YB 5
ブランコ D 4
栗原 C 2
森野 D 1
ホワイトセル S 1

ゴールデングラブはリーグ史上初となる該当者なしの惨状だった一塁手部門だが、ベストナインはギリギリまでホームランキングを争ったブラゼルが大差で初受賞。 他に流れてる票がガッツ,内川,栗原,森野と「ファーストを守る事もあったけどさ…」的な連中ばかりなのには苦笑するばかりである。

【二塁手】

選手名 球団 得票数
平野 T 221
田中 S 19
堂上直 D 3
井端 D 1
東出 C 1
カスティーヨ YB 1

ゴールデングラブは田中を僅か3票差で上回っての受賞だった平野だが、あわや首位打者と言う巧打が評価され、ベストナインでは田中に圧倒的な差をつけた。平野や田中を差し置いて、堂上直に票を入れている記者は一体何を考えているのか。優勝チーム補正が入っても追い付きようのない差があるだろう。井端に至っては、もう頭がおかしいとしか思えない。こんな形で大事な1票を使うのは、職権濫用以外の何物でもないだろう。こういう馬鹿げた票をなくす為にも投票者の実名を公開して貰いたいものだ…。

【三塁手】

選手名 球団 得票数
森野 D 171
ガッツ G 54
新井 T 19
宮本 S 2

数字で言うと、打点,本塁打で上を行くガッツが、森野にこれだけの大差をつけられたと言うのは、優勝チーム補正以外の何物でもないだろう。しかし、2位どころか3位とすらたった1ゲーム差での優勝なのに、こんなに補正が付いていいものか? 初受賞となった森野だが、昨年と比べると、数字程、パッとした印象がないので、これ程の圧勝はちょっと意外であった。更に、112打点も挙げているのに、殆ど票が入らなかった新井は何だか不憫だな…。とにかもかくにも、宮本のベストナインはどう考えてもありえない。

【遊撃手】

選手名 球団 得票数
鳥谷 T 139
坂本 G 50
C 47
荒木 D 8
石川 YB 2

100打点突破の鳥谷,30発越えの坂本,盗塁王の梵の三つ巴の戦いは、予想以上に下位に差をつけて鳥谷が制し、2年連続2度目の受賞。坂本はエラーが多過ぎる点に関しては、ここでは目を瞑って貰えてると思うが、やはり、終盤の大不振が大きく響いてしまった感じだ。

【外野手】

選手名 球団 得票数
マット・マートン T 212
青木 S 187
ベンちゃん D 170
寿司職人ラミレス G 158
ルパン広瀬 C 9
赤松 C 1
内川 YB 1

鈴木一朗越えの214安打をマークしたマット・マートン(初受賞),首位打者の青木(6年連続6度目),MVPのベンちゃん(パでは外野手で4度,DHで1度だが、セでは初)と上位3名は蒼々たる顔ぶれではあるものの、49本129打点と言う堂々たる数字で二冠王に輝いた寿司職人ラミレスが落選すると言うのは衝撃的な展開だ。本塁打・打点の二冠でベストナイン落ちしたのは、1960年の藤本勝巳(阪神)以来、50年ぶりの珍事。この4人の争いで落ちるとすればマット・マートンか青木だろうと予想していたのだが…。個人的には、青木は閉幕ギリギリで平野に打率で抜かれる可能性にビビって、打席に入らなかったくせに、全試合出場を続ける為にちゃっかり守備には出てきた件が大減点モノなのだが…。それにしても、ルパン広瀬,内川は百歩譲るとしても、赤松に入れた記者は何を考えているのか分からない。ゴールデングラブはともかく、ベストナインはありえないだろう。大局に影響がなければ、何をやっても構わないとか思ってないか?

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November 13, 2010 23:21

11/13清田◆ロッテ3−0SK◆(日韓クラブチャンピオンシップ)
36年もの間、日本一の座から遠ざかっており、今季もウェーバー的には日本6位でしかないにも拘わらず、出場辞退チームが相次いだ事により、日本代表として日韓クラブチャンピオンシップに出る事となったロッテ。たとえ、日本で何位であろうとも、アジアシリーズ,日韓クラブチャンピオンシップの制覇を逸した事のない日本代表としては、断じて敗れる訳にはいかないと言うプレッシャーのかかる中、先発に起用された唐川は初回、いきなり先頭の朴哉相にレフト前へ弾き返されると、林勲に犠打を決められ、一死二塁のピンチ。しかし、金宰荽をセカンドフライ,韓国MVP・朴正権をセンターフライに仕留めて、ピンチ脱出。一方、韓国シリーズを制したSKの先発一昨年オフに巨人から戦力外通告を受けた後、韓国で堂々たる結果を残して、2年ぶりの凱旋登板となったアゴくら。これに対して、ロッテはこの試合を最後に亡命する気満々の西岡,清田と続けてライト前に弾き返して、一、三塁。井口の三塁線への痛烈なライナーはダイビングしたサード・朴廷煥に叩き落とされ、一死となった後、サブローが歩いて、満塁。ここで今江がセンターへのライナー。ここで三塁走者・西岡はタッチアップをせずにスタートを切ってしまう大チョンボをかまし、先制点はお預け…どころか、二塁走者・清田まで飛び出す大チョンボをかましており、センターから二塁へ転送されて、ゲッツーを食らう体たらくで結局、無得点。直後の2回、唐川は一死から鄭相昊に痛打されると、2つの死球を食らわせるなど、二死満塁のピンチを背負うが、朴哉相をセカンドゴロに打ち取り、何とか無失点で切り抜ける。その裏、ロッテは2つの内野安打に四球とクリーンヒットなしで二死満塁のチャンスを掴むと、清田の詰まり気味のゴロがしぶとく二遊間を破って、2点を先制。続く3回には一死から今江,フクーラの連打で一死一、三塁と追加点のチャンス。ここで里崎は見逃し三振に倒れると、SKは早くもアゴくらを下ろして、全炳斗にスイッチ。これに対し、塀内はサードゴロに終わり、二者残塁。4回には一死から西岡のヒット,清田の四球で一、二塁のチャンスを掴むが、ダブルスチールを仕掛けて、清田が憤死。この後、井口が歩いて、一、三塁とするも、サブローが三振に倒れて、またも二者残塁。しかし、続く5回、先頭の今江が左中間スタンドへソロアーチを叩き込み、3点目を追加。投げては、3回以降立ち直った唐川が3,4,5回と3人ずつで斬って取ると、6回からは薮田−内−伊藤がそれぞれ1回を三者凡退に抑える好投を展開。9回からはこの試合を最後に亡命する気満々の守護神・小林宏が3人でピシャリと締めて、完封リレーを達成。11残塁2盗塁死1走塁死の大拙攻を展開しながら、投手陣の頑張りに救われたロッテは辛くも日本球界の面目を保った。

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November 09, 2010 22:13

11/8トーレス 巨人はこの日、ホワイトソックスのカルロス・トーレス投手(28)=188cm、82kg、右投右打=と1年契約を結んだと発表。年俸は4000万円(推定)で背番号は未定。長身から投げ下ろす140km台後半のカットボールが武器と言うトーレスはメジャーでは2年間で通算13試合に登板し1勝3敗、防御率6.86(今季は0勝1敗 防御率8.56)とパッとしないものの、まだまだ伸びしろがあるとの定評を受けていると言う。それを裏付ける様に、3Aシャーロットでは3年間で46試合に先発し、19勝13敗1S、289奪三振、防御率3.07とまずまずの内容で2年連続3Aインターナショナル・リーグのオールスター・ゲームに出場。昨年は10勝4敗、防御率2.39の好成績で、mlb.com3A最優秀先発投手賞を受賞するなど、結果を残している。清武代表から「ハングリー精神があり、それが球威になっている。スカウトも日本で成功するタイプの投手だと話している。向上心を持っている事が一番の決め手。投手陣の競争を激化させて欲しい」と先発ローテ入りの期待を寄せられているトーレスは「伝統ある球団の一員になれる事を誇りに思う。巨人の一員になる事は私にとって計り知れないくらい意味がある事。レベルの高い日本でプレー出来る事や、生まれて初めて日本へ行く事を非常に楽しみにしている」とコメントを残した。
 どうやらグライシンガーを残すからではなく、トーレスの獲得が内定していたから、オビスポを放出出来たと言う事らしい。こうなってくるとグライシンガーの残留はいよいよ微妙になってきた。トーレスについては、まだ投げている姿を確認していないので何とも言えないが、「素行の悪くない巨人直輸入助っ人をとりあえず応援してみる会」会員としては、その動向に注目していきたい所である。

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November 07, 2010 23:55

11/7岡田◆D7−8M◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦)
ソフトバンクの日本シリーズ出場辞退により、既に、日本一を決めながら、名手・川相を無為に現役引退に追い込んだ上、理不尽に放出した事により、楽に勝てる試合をむざむざ逃して、日韓クラブチャンピオンシップの日本代表の座を奪われそうな中日はこの日も先発・吉見が初回からいきなり西岡,清田,井口と3連打を浴びて、あっさり先制を許すと、更に、サブローに犠飛を打ち上げられて、2点目を献上する苦しい展開。しかし、第2戦で快投を見せたロッテ先発・渡辺俊がこの日は不調。これに対し、中日は先頭の荒木が四球を選ぶと、昨日の壊滅的なバント失敗地獄に猛省して特訓でもしたのか、大島がきっちり送って、一死二塁。ここで表の守備で清田の打球を追った際、荒木と交錯して左足を負傷した森野が痛みを堪えながら執念のタイムリーで1点を返すと、ベンちゃんのヒット,ブランコの死球で満塁とチャンスを広げた所で野本がタイムリー,谷繁が犠飛を放って、逆転に成功。続く2回には一死からヒットで出た荒木が二盗を決めた所で大島がライト前へタイムリー。なおも一、三塁のチャンスだったが、負傷した森野に代わり、3回から守備に入っていた堂上直はキャッチャーファールフライに倒れて、二者残塁。渡辺俊はこの回限りでKOとなった。更に、3回には2番手・小野から連打と野選で無死満塁とすると、一死後、荒木の犠飛,大島のタイムリーで2点を追加。2回以降立ち直ったかに見えた吉見は4回も簡単に二死を取るが、ここから里崎に二塁打を浴びると、続く岡田にタイムリーを許し、この回限りで降板。これで流れを引き寄せたロッテは続く5回、2番手・河原に対し、清田,サブローのヒットで二死一、二塁とすると、今江がセンター前へタイムリー。更に、金が死球を食らって満塁となった所で里崎が2点タイムリーを放ち、ついに同点。6−6で迎えた7回、中日3番手・寝損に対し、ロッテは二死走者なしから今江がレフトフェンス直撃のヒットを浴びせると、ベンちゃんの悪送球と、寝損の暴投で三進。ここで金がセンター前へ弾き返して、勝ち越しに成功。その裏、中日は二死走者なしから谷繁,井端と連打を浴びせ、一、二塁とするも、代打・ブーちゃんが空振り三振に倒れて、二者残塁。土壇場9回、この回から登板の中日5番手・浅尾は清田の死球,今江のこの日4本目となるヒットで二死一、三塁とされるも、金を空振り三振に斬って取り、ピンチ脱出。その裏、ロッテは守護神・小林宏を投入するが、中日は先頭のベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、左中間フェンスを直撃する三塁打となると、続くブランコがセンターへきっちり犠飛を打ち上げ、試合は昨日に続いて延長に突入。10回、中日は先頭の井端が一、二塁間を破ると、昨日の壊滅的なバント失敗地獄に猛省して特訓でもしたのか、浅尾がきっちり犠打を決めて、一死二塁。続く荒木が三振に倒れた所でこの日2安打の大島は敬遠されると、代打・平田はライトファールフライに倒れて、二者残塁。迎えた12回、一向に岩瀬を出そうとしない落合監督の不思議継投により、4イニング目を強いられた浅尾から先頭の今江が四球で歩くと、伊藤の犠打で二進。里崎が倒れて、二死となるが、続く岡田がバックホームに備えて浅めに守っていた右中間の頭上を越えるタイムリー三塁打を浴びせて、ついに均衡を破る8点目を獲得。ここでようやく登板となった守護神・岩瀬が塀内を打ち取り、裏の攻撃に望みを繋ぐも、その裏、谷繁がライトフライ,井端が見逃し三振に倒れて、あっと言う間に二死。ここで登場した代打・藤井もショートゴロに倒れて、万事休す。開催中止となった日本シリーズとは何の因果関係もないエキシビジョンマッチに負け越した所で中日の日本一の座は揺らぐ筈もないが、36年もの間、日本一から遠ざかっており、今季もウェーバー的には日本6位でしかないロッテが何故か日本代表を名乗って日韓クラブチャンピオンシップに出場する事となった。

追記:こういう書き方ばかりしていると、ロッテへの中傷と誤解する人もいるかもしれないが、これはあくまで徹底した「クライマックスシリーズ」と言う腐れシステムへの抵抗なのであって、ロッテ自体に何ら問題がある訳ではない事くらい重々承知しているし(それでいてロッテファンにとっては不愉快な内容になっているのは非常に申し訳ないのだが)、川相不在の中日を無闇に擁護している筈もないので、念の為…。リーグ3位チームが日本一になると言う異常事態がついに現実のものとなってしまった事で、来季以降、この腐れシステムが廃止となる事を祈るばかりであるが、妙に熱戦ばかり続いた事で無駄に盛り上がってしまったのが災いして、興行的に成功した印象を残してしまった為、そういう流れにはならないんだろうなぁ、残念ながら…。

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November 06, 2010 23:59

11/6西岡◆D2−2M◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦)
親会社が事業を広げている韓国と戦いたくて仕方ないからとシーズン3位にも拘わらず、いけしゃあしゃあと日本代表の座を狙っているロッテは、ソフトバンクの日本シリーズ出場辞退により、既に、日本一を決めている中日先発のウッチャンに対して、初回、先頭の西岡がいきなり三塁線を破る二塁打で早くもチャンス到来。清田はキャッチャー小フライを打ち上げるヘッポコバントをかますも、井口のライトフライで西岡を三塁へ進めると、ここでサブローがセンター前に弾き返して、1点を先制。難敵・成瀬相手に早くもビハインドを背負う事となった中日だが、その裏、先頭の荒木がライト前に弾き返すと、スタメン復帰となった井端がきっちり送って、一死二塁。ここで森野が左中間を破るタイムリー二塁打を浴びせて、荒木が同点のホームイン。なおも勝ち越しのチャンスだったが、ベンちゃん,ブランコと打ち取られ、1点止まり。立ち直った両先発は2,3,4回とノーヒットに抑える好投を展開し、試合は膠着状態に…。1−1で迎えた5回、ロッテは先頭の里崎が三遊間へ痛打するも、これを荒木の超ファインプレーに阻まれて、一死。この後、岡田が久々にヒットの走者として出塁すると、成瀬が送って、一打勝ち越しの場面を作るが、西岡が三振に倒れて、無得点。その裏、中日も先頭の谷繁が初回の森野以来となるヒットで出ると、小池が送って、一死二塁とするが、英智,ウッチャンと倒れて、勝ち越しならず。しかし、続く6回、一死から17打数ノーヒットの井端がようやく初安打を放つと、二死後、ベンちゃんが歩いて、一、二塁となった所でブランコが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、ライトフェンスを直撃するタイムリー二塁打となり、勝ち越しに成功。1点を追うロッテは直後の7回、先頭の金がライト前へ弾き返すと、里崎が送って一死二塁。代打・ゼブラ今岡はライトへ打ち上げ、二死となった所で成瀬を下げて、代打・青野を投入するも、ショートゴロに終わり、同点ならず。その裏からマウンドに上がった2番手・内は小池,英智と連続三振。ここでウッチャンに代わる代打・ブーちゃんに二塁打を浴びるも、荒木をピッチャーゴロに仕留めて、ピンチ脱出。中日は8回から浅尾を投入する必勝リレーを展開するも、一死から清田に右中間へ二塁打を浴びるピンチ。ここで井口を空振り三振に斬って取り、続くサブローもカウント2−1と追い込みながら、センター前へタイムリーを許して、試合は振り出しに。土壇場9回、中日は3番手・伊藤に対し、一死から谷繁が四球を選ぶも、小池がスリーバントに失敗する体たらく。これにより名手・川相をむざむざ手放してしまった球団の愚かさを改めて痛感し、落胆の色を隠せない英智も空振り三振に倒れ、延長に突入した。迎えた10回、この回から代わった3番手・高橋に対し、ロッテは先頭の代打・細谷が四球で歩くも、続く西岡がピッチャー小フライを上げるヘッポコバントをかまし、飛び出した細谷は戻れずに最悪のゲッツー。続く清田も倒れて、結局、3人で攻撃終了となった。その裏、中日は4番手・薮田から先頭の大島がヒットで出るも、荒木がキャッチャー小フライを打ち上げるヘッポコバントを敢行。名手・川相を現役復帰させなかった球団の愚かさを改めて痛感しながらも井端が何とか送ると、暴投で大島が三塁まで進んだ後、森野が歩いて、一、三塁とチャンスを広げるが、ベンちゃんはどん詰まりのサードゴロに倒れ、二者残塁。ピンチを脱したロッテは11回、先頭の井口がライト前ヒットで出るも、続くサブローがピッチャー前に小フライを打ち上げるヘッポコバントを敢行。これを高橋にショートバウンドで処理されて、ゲッツーであっと言う間に二死。ここから今江が四球を選ぶと、代わった河原から金がレフト前に弾き返して、一、二塁とするも、里崎の左中間への大飛球はセンター・大島の好守に阻まれ、結局、無得点。その裏、中日は一死から谷繁が四球で歩くも、ピンチバンターとして起用された岩崎達がピッチャー前にまともに転がしてしまうヘッポコバントをかまし、谷繁は二塁で封殺。球団の愚行により、もう2度と名手・川相に頼れないと言う絶望的な状況に愕然とした代打・野本だったが、薮田が制球を乱したおかげで何とか四球を拾うと、ここで代わった古谷から大島も四球を選び、満塁のチャンス。しかし、6番手・小野の前に荒木はファースト正面のライナーに倒れて、三者残塁。迎えた12回、いよいよマウンドに上がった守護神・岩瀬は3人でピシャリと締める好投を展開すると、その裏、中日は先頭の井端がライト前ヒット。怒濤のバント失敗地獄に業を煮やし、川相不在ではバントを仕掛けても無駄とばかりに落合監督は強行策を指示するが、森野は最悪のセカンドゴロゲッツー。ここからベンちゃんが四球,ブランコが死球で出るも、谷繁がピッチャーゴロに倒れると言う相変わらずのチグハグな展開でサヨナラならず。続く13回、落合監督は王手をかけられ、後がない状況だと言うのに、1イニングだけで岩瀬を引っ込める相変わらずの不思議継投をかますも、代わった寝損が無難に抑えて事なきを得ると、その裏、二死から内野安打の大島が井口の悪送球で二塁へ進み、一打サヨナラのチャンス。しかし、荒木はセカンドゴロに終わり、またも無得点。続く14回、ロッテはようやく守護神・小林宏を投入。これに対し、中日は二死からヒットで出たベンちゃんが二盗を決めるも、ブランコはサードゴロに倒れて、またもサヨナラならず。ラストイニングとなった15回、12回以降走者を出せずにいるロッテはこの回も7番手・久本の前に三者凡退に終わり、この日の勝ちが消滅。その裏、中日は一死から代打・堂上剛がライト線へヒット。ここで野本はいきなり一塁線へ小フライを打ち上げるヘッポコバント。幸いにも捕球されずにファールとなったが、川相不在ではバントを仕掛けても無駄とばかりに落合監督は強行策に切り替えた挙げ句、結局、野本は空振り三振に倒れる体たらく。大島もファーストゴロに倒れ、規定により、ドローに終わった。5時間43分もかけて、15回まで突入なんてしたものだから、この試合を大熱戦などと好意的に煽り立てる人もいるだろう。随所に好プレーがあったのも確かだが、どちらかのチームに川相がいれば、とっくに決着がついていた訳で、とても手放しで賛辞する様な試合展開とは言えないのだ。まがりなりにもプロの試合で、こうも立て続けにヘッポコバントを見せられまくるとは、何とも苛々するばかり。打球を殺す以前に、転がす事すらままならないって、あまりにも酷過ぎるだろ…。

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November 05, 2010 23:10

11/5オビスポ 共に連覇を逃した巨人と日本ハムの間でオビスポ←→さすらいの賭博師・須永&紺田と言う1対2の交換トレードが成立した事が明らかになった。この2球団と言うと、一軍が苦戦している状況下、毎度の故障癖により選手会長のくせに二軍でくすぶっていると言う立場をわきまえずに大スキャンダルを起こしたあの男(&林)←→MICHEAL&工藤の交換トレードが思い出される。あの時はモラル面で大幅に改善されただけでなく、坂本が気がねなく一人立ち出来たと言う意味でも巨人の一方得だったが、今度は流石に、日本ハムの一方得なのではなかろうか。須永はさすらいの賭博師なだけに個人的には入団時から気にかけていた選手ではあるのだが、成績からすると、今オフ解雇されたとしても不思議ではなかったくらいで、巨人が欲しがる理由がどこにあるのかイマイチ分からない。高卒時のドラフトで相思相愛だったのに、日本ハムにかっさらわれた…と言う因縁はあるけれど、今更、それは関係ないだろう。左の中継ぎが欲しいのだとしても、先発ローテ候補に入りうるオビスポを出してまで…と言うと釈然としないものがある。オビスポと須永の1対1では流石に釣り合わないと言う事でくっついて来た感のある紺田も決して悪い選手ではないが、鈴木の残留が決まった矢先に、これ以上こういうタイプの左打ち外野手を増やしてどうするのかと…。亀井をサード転向させるから…では理由としては弱いだろう。このトレードでとにもかくにも残念なのは、オビスポが出ていってしまう事である。「素行の悪くない巨人直輸入助っ人をとりあえず応援してみる会」会員としては、オビスポは期待の星だったのに…。今オフの助っ人陣大量粛正により、来季は外国人枠に縛られる事なく出番も増えるであろうと予想していたのだが、ここでオビスポを出すと言う事はもしかして、グライシンガーを残留させるつもりなのだろうか? 今後の伸びしろを考えても、オビスポを残した方がいい様な気がするのだが…。ともあれ、決まってしまったものは仕方ない訳で、オビスポには日本ハムで頑張って貰いたいものである。さすらいの賭博師・須永も高校時代からの念願だった巨人入りで化けてくれるといいのだが…。紺田は……、結局、工藤みたいな感じになるんじゃなかろうかね。

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November 04, 2010 23:58

11/4今江◆M10−4D◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦)
親会社が事業を広げている韓国と戦いたくて仕方ないからとシーズン3位にも拘わらず、いけしゃあしゃあと日本代表の座を狙っているロッテは成瀬の中4日起用の可能性も囁かれていたが、勝ちを焦らずにペンが先発登板。これに対して、不振の井端をスタメンから外し、昨日のヒーロー・大島を2番,堂上直をセカンドでスタメン起用するテコ入れを敢行した中日は初回、一死から新2番・大島が四球を選ぶと、森野が三塁線を破る二塁打で続き、二、三塁。ここでベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、犠飛としては十分のレフトフライとなり、大島が先制のホームイン。その裏、10月2日以来の登板となる中日先発・中田賢に対して、ロッテは先頭の西岡がセカンドゴロに倒れるも、井端に代わってセカンドに入った堂上直がいきなりエラー。続き清田は立て続けにヘッポコバントをかまして追い込まれた挙げ句の強攻策で空振り三振に倒れるが、井口,サブローの連打で満塁とした所で今江がレフト線へ2点タイムリー二塁打を放ち、一気に逆転。なおも二、三塁の場面でフクーラ,金と連続タイムリーを浴びせて、この回一挙4点を獲得。3点を追う中日は2回一死から谷繁が四球,3回には先頭の荒木がヒットで出るも、全くの無策の儘、後続が漫然と凡退する淡泊な攻撃を繰り返し、とうとう4回には初の三者凡退。一方、ロッテも2回一死二塁,3回一死一、二塁と得点圏に走者を送りながら、チャンスを潰してきたが、4回、ヒットの西岡が二盗を決めると、清田が送って、一死三塁。井口は三振に倒れるも、続くサブローがレフトスタンドへ2ランを叩き込み、6点目。続く5回には一死から金,里崎と連打すると、岡田もライト前に弾き返して、早くも先発全員安打を達成。この満塁のチャンスに西岡がセンターへ犠飛を打ち上げると、清田も2点タイムリーで続き、3点を追加。中田賢はこの回限りで降板となった。大量8点ビハインドとなった中日は6回、大島,森野の連打で無死一、二塁とすると、一死後、ブランコのタイムリー二塁打でペンをKO。なおも二、三塁のチャンスだったが、ここで代わった古谷の前に野本,谷繁と打ち上げて、1点止まり。7回に暴投でむざむざ10点目を献上してしまった中日は8回、二死一塁からブランコが川相不在では一発に懸けるしかないとばかりに左中間スタンドへ2ラン。9回には守護神・小林宏から一死一、三塁のチャンスを作ったものの、反撃もここまで。荒木,大島と打ち上げて、ゲームセットとなり、ロッテに王手をかけられた。

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November 03, 2010 23:38

11/3大島◆M3−4D◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦)
親会社が事業を広げている韓国と戦いたくて仕方ないからとシーズン3位にも拘わらず、いけしゃあしゃあと日本代表の座を狙っているロッテは8月26日以来、実戦から遠のいている病み上がりの唐川を先発起用。これに対し、ソフトバンクの日本シリーズ出場辞退により、既に、日本一を決めている中日は初回、先頭の荒木がいきなりセンター前ヒットで出るも、続く井端はセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。この後、森野がライト線へ二塁打を放つも、ベンちゃんが打ち上げるチグハグな攻撃で結局、無得点。続く2回には一死から野本が四球を選ぶも、英智,小田と連続三振。3回には先頭の大島がヒットで出るも、荒木が送りバントを仕掛けるでもなく、無策の儘、簡単に追い込まれると、ここで大島が牽制で刺される大チョンボ。結局、荒木は三振に倒れると、井端も打ち上げて、3人で攻撃終了。川相をむざむざ手放してしまったツケが回ってきている無様な攻撃に落胆の色を隠せない中日先発・山本昌に対し、その裏、ロッテは一死から岡田がセンター前に弾き返すと、西岡が三塁線を破るタイムリー二塁打を放ち、1点を先制。更に、二死後、井口がライトポール際へ2号2ランを叩き込み、この回3点。直後の4回、中日は先頭の森野が左中間へ大飛球。これに対し、レフト・清田が決死のダイビングを仕掛けるも、グラブに当てるのが精一杯で、この間に森野は一気に三塁へ。ここでベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、レフトフェンス直撃のタイムリー二塁打となり、森野がホームイン。続くブランコのライトフライでベンちゃんが三塁へ進むと、何と西村監督は早くも唐川を引っ込め、古谷をワンポイントで投入。これに対し、野本がセンターへきっちりと犠飛を打ち上げ、1点差。その裏、落合監督も早くも山本昌を下ろし、寝損を投入。これに対し、ロッテは先頭の今江がセーフティバントを決めると、代打・根元が送って、一死二塁とするが、金,里崎と連続三振を喫して、追加点ならず。直後の5回、中日は小野のエラー,大島の死球で一、二塁とすると、荒木の三塁線のバントでロッテが一塁をガラ空きとしてしまうチョンボに助けられ、クリーンヒットなしで無死満塁の大チャンス。ここで井端はこの日2本目となるセカンドゴロゲッツーを食らうも、この間に三塁走者・谷繁が返って、ついに同点。一気に畳み掛けたい中日は続く6回、先頭のベンちゃんがライト前ヒットを放つも、またも牽制死。この後、ブランコ,野本が内野ゴロに終わり、結局、3人で攻撃終了。その裏、ロッテは二死から今江が左中間突破の三塁打を浴びせると、4番手・三瀬から代打・フクーラが四球を選んで、一、三塁。しかし、ここで代わった5番手・河原に対し、金の痛烈なライナーはライト・英智の守備範囲で二者残塁。8回も両軍共に、二死一、二塁のチャンスを潰し、3−3の儘、土壇場9回へ突入。中日は一死から英智がライト前へシリーズ初安打を放つと、谷繁の犠打で二死二塁と勝ち越しのチャンスを作るも、大島はどん詰まりのセカンドゴロに終わり、無得点。その裏、ロッテは8回途中からマウンドに上がっている5番手・浅尾から先頭の金がセンター前ヒット。続く里崎が送って、一死二塁と一打サヨナラの場面を築くが、岡田は空振り三振。続く西岡はレフトフェンス直撃の大飛球を放ち、サヨナラ勝ちを確信してガッツポーズをかました直後にファールをコールされて赤っ恥をかいた末、結局、空振り三振に倒れて、試合は延長に突入。迎えた10回、5番手・伊藤に対し、中日は二死から森野の四球,ベンちゃんのセンター前ヒットで一、三塁とするも、ブランコが空振り三振に倒れて、勝ち越しならず。その裏、ロッテは先頭の清田が四球。続く井口はライト前に凡フライを打ち上げるも、英智が一旦、後ろへ下がってしまう判断ミスを犯して捕球出来ないばかりかバウンドで頭上を越されて、ボールが転々とする間に走者はそれぞれ進んで、無死二、三塁。サブローが浅いレフトフライに倒れると、今江が歩かされて、満塁となるも、ここで代わった6番手・高橋に対して、フクーラがフルカウントからサードへのハーフライナーに倒れ、飛び出した三塁走者・清田が戻れずに最悪のゲッツー。絶体絶命のピンチを切り抜けた中日は直後の11回、一死からヒットの英智を谷繁が送ると言う9回とまるっきり同じ展開で二死二塁のチャンス。ここで9回には凡退した大島が今度はセンターオーバーのタイムリー三塁打を放ち、ついに勝ち越し。その裏、引き続きマウンドに上がった高橋が里崎,岡田と簡単に打ち取って二死を取ると、何故か、このタイミングで守護神・岩瀬を投入する落合監督の相変わらずの不思議継投が炸裂。代わりばな、代打・南に粘られて、四球を許してしまった岩瀬だが、続く西岡を打ち取って、何とか逃げ切りに成功。7回以外全てのイニングで走者を出しながら、1併殺2牽制死を食らうなど、一発が出ないと如何ともし難い無様な攻撃を繰り返す川相不在の弊害を大露呈したものの、相次ぐピンチを凌ぎきった6人のリリーフ陣の粘り強い投球に救われた中日はこれで2勝2敗の五分に戻し、ナゴヤドームへ戻れる事が確定した。

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November 02, 2010 23:22

11/2清田◆M7−1D◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦)
親会社が事業を広げている韓国と戦いたくて仕方ないからとシーズン3位にも拘わらず、いけしゃあしゃあと日本代表の座を狙うロッテに対し、中日はゴーグルで照明の光を反射させて打者の目を眩ませでもしないと到底通用しない四流投手などと言う理不尽極まりない水島の呪いを受けている山井を先発起用。どうせ8回までパーフェクトに抑えても岩瀬に代えられるに違いないと、3年前のアジアシリーズ出場権争奪戦での悪夢がトラウマとなっている山井は初回、一死から清田に痛打され、早くもパーフェクトは崩壊。二死後、サブローにもヒットを浴び、一、二塁とされるが、続く好調・今江を打ち取り、このピンチは辛くも脱出。一方、ロッテ先発・渡辺俊の前に1,2回と三者凡退に終わっていた中日は3回、先頭の谷繁がライト前に弾き返すと、一死後、大島もライト前ヒットを浴びせて、一、三塁とした所で荒木がレフトへ犠飛を打ち上げ、1点を先制。しかし、その裏、ロッテはヒットの西岡を清田が送ると、二死後、サブローがセンター前へ同点タイムリー。追い付かれた中日は直後の4回、先頭の森野がヒットで出るも、ベンちゃんが最悪のショートゴロゲッツー。続くブランコも三振に倒れて、結局、3人で攻撃終了。すると、その裏、ロッテはフクーラが二塁打,金が四球で出ると、里崎がきっちり犠打を決め、二、三塁。二死後、西岡も四球を選んで満塁となった所で清田がセンターオーバーの走者一掃タイムリー三塁打を浴びせて、一気に3点を勝ち越し。更に、続く井口も右中間フェンス直撃のタイムリー二塁打を放ち、山井をKO。何とか点差を詰めたい中日だが、尻上がりに調子を上げていく渡辺俊に翻弄され、5,6,7回と三者凡退と完全に沈黙。その裏から3番手・清水を投入するも、井口に二塁打,サブローに四球を許すと、暴投で二、三塁とした所で今江,フクーラと連続犠飛を浴びて、致命的な2点を献上。渡辺俊は8,9回も無難に締めて、1失点完投勝利。地元に戻ってきたロッテが投打に渡って、中日を圧倒し、2勝1敗と再び一歩リードした。

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November 01, 2010 07:12

11/1沢村 相変わらずの裏工作が決まり、沢村の一本釣りに成功した巨人。沢村は大学時代にも付けていたエースナンバー「18」を希望。巨人の「18」はここ50年で藤田元司,悪太郎・堀内,桑田真澄と一時代を築いた3人しか付けていない神聖な番号であり、桑田の退団後は見合う選手が一向に現れない為に、現在、4年間空番となっている。「18」を背負うとなれば、長期に渡って、エースとして君臨し、背番号を守り続けなければならないとあって、沢村の希望に対して、巨人がどう出るのか注目していたが、実際に提示された番号は「15」。清武代表は永久欠番となっている沢村栄治の「14」を引き合いに、「沢村栄治を1つ越えると言う意味で『15』を背負って欲しい」などと上手い事を言ったつもりの様だが、最近の巨人で「15」をつけた選手と言うと…

2010年:木村正太…「15」をつけてからは一軍登板なし。
2006〜2008年:辻内崇伸…未だに一軍出場なし。
2005年:後藤光貴…シーズン途中、河原とトレードも殆ど二軍暮らしでオフに西武に逆戻り。
1995〜2005年:河原純一…輝いた年はあったが、巨人通算25勝で西武に放出。
1992〜1994年:小原沢重頼…僅か3勝でロッテ移籍。
1979〜1990年:山倉和博…何故かMVP捕手だが、数字的には特筆すべきものはなし。
1972〜1977年:横山忠夫…僅か12勝でロッテ移籍。
1962〜1971年:城之内邦雄…1年目から24勝し、通算141勝。引退後、ロッテで現役復帰。

…と、投手で実績があるのは、約40年前の城之内くらいで、あまり大成しないイメージの番号なのである。あと、何故か、ロッテ移籍者が妙に多い…。まだ「19」とかの方がいいんじゃないかと思うのだが、結局、「沢村栄治を1つ越える」と、無理矢理こじつけたいが為に「15」にした訳だよなぁ…。その理屈で言うと、背番号がでかい程、より沢村栄治を越える期待を抱かれている事になってしまうし、こういう理由で「15」を与えると言う事は沢村には沢村栄治を越えるまで(沢村栄治は実働期間が僅か5年と短く、球団創世記のエースで故人と言う数字だけでは語れない「伝説」の存在なので、どれだけ白星を積み重ねても越えられない…つまり、実質、半永久に)「15」で頑張ってくれ…とも聞こえかねないのだが、清武代表は一応、「『18』は力で勝ち取って貰いたい」と付け加えており、実績次第で将来的に「18」を与える可能性を示唆してはいる。藤田氏も悪太郎も共に1年目は「21」で、それぞれ17勝,16勝と結果を残して、2年目から「18」を獲得しているからだ。沢村もとりあえず、来年、新人王級の働きをすれば、もしくは…と言う所だろうか。こういう話を聞くだに、1年目から「18」を貰った桑田に対する評価と期待がいかに高いものだったかを改めて思い知らされる気がする…と言う、実は桑田プッシュの記事でありましたとさ。

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October 31, 2010 22:54

10/31和田◆D12−1M◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦)
親会社が事業を広げている韓国と戦いたくて仕方ないロッテだが、ソフトバンクの日本シリーズ出場辞退により、既に、日本一を決めている中日は、パ・リーグ3位チームごときにいけしゃあしゃあと日本代表に名乗らせる訳にはいかないとばかりに、昨日とは打って変わって打線が大爆発。ロッテ先発・マーフィーに対し、初回、先頭の荒木がレフト前に弾き返すと、一死後、森野,ベンちゃんと立て続けにセンター前に弾き返して、1点を先制。ブランコが三振に倒れると、続く野本もセカンドゴロに倒れて、チェンジ…と思いきや、井口が悪送球をかまして、満塁とチャンス拡大。ここで谷繁が押し出し四球を選ぶと、続く大島はカウント0−3から三塁線を破る2点タイムリーを浴びせて、4点のリード。続く2回には、またも先頭の荒木がヒットで出ると、連続四球で無死満塁となった所でベンちゃんが右中間突破の2点タイムリー二塁打を浴びせて、マーフィーをKO。森野の本塁憤死とブランコの三振で二死二塁と場面が代わった所で、野本がレフト前へタイムリーを放ち、この回3点。勢いが止まらない中日は続く3回には一死から投手のウッチャンがレフト線へ二塁打を浴びせると、荒木が早くも猛打賞となるライト前ヒットで一、三塁。続く井端はセカンドゴロゲッツーでチェンジ…と思いきや、またも井口がお手玉し、二塁を封殺するのが精一杯で、この間にウッチャンが生還。更に、森野,ベンちゃんと連続四球で満塁となった所で2打席連続三振のブランコにまで2点タイムリーが飛び出し、早くも10点目。ロッテは4回に今江のタイムリーでようやく1点を返すが、中日は6回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにブランコが2ランを叩き込み、ダメ押し。8回からは高橋−浅尾−岩瀬が余裕の調整登板で締め括り、1勝1敗の五分に戻した。

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October 30, 2010 23:44

10/30今江◆D2−5M◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦)
ソフトバンクの出場辞退により、開催中止となった今季の日本シリーズ。かくして、日本一は中日に決まった訳だが、親会社が事業を広げている韓国と戦いたくて仕方なく、パ・リーグ3位チームであるにも拘わらず、日本一の中日を差し置いて、日本代表に名乗りを挙げようとしているロッテは立ち上がりからピリッとしない中日先発・吉見に対し、初回はゲッツーでチャンスを潰すも、続く2回、内野安打のサブローを今江が送って、一死二塁のチャンス。金は三振に倒れるも、続く大松がライトフェンス直撃のタイムリー二塁打を放ち、1点を先制。その裏、中日はロッテ先発・成瀬に対し、先頭のベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ同点アーチを叩き込むと、二死後、谷繁が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ放り込み、勝ち越しに成功。逆転を許したロッテだが、直後の3回、一死から清田がバックスクリーンギリギリに飛び込む同点アーチ。続く井口の内野安打,サブローの死球で一、二塁とすると、今江がセンター前へタイムリーを放ち、再び勝ち越し。その裏、中日は先頭の吉見を早くも見限って、代打・小池を投入すると、ライト前ヒットで出塁。しかし、続く荒木のヘッポコバントがキャッチャー小フライとなり、最悪のゲッツー。5回には一死から谷繁が歩くと、二死後、代打・平田がショートへの内野安打を放ち、一、二塁のチャンス。しかし、荒木が空振り三振に倒れて、同点ならず。突き放したいロッテは6回、3番手・平井から途中出場の岡田が内野安打で出ると、里崎がきっちり送って、一死二塁。ここで成瀬の代打・根元はショートゴロに倒れるも、続く西岡がセンター前へタイムリーを放ち、岡田が生還。続く7回には先頭の井口が初球を左中間スタンドへ叩き込み、5点目を追加。ロッテは成瀬を下げてからは、薮田−内−伊藤がそれぞれ1回を3人ずつで仕留めると、9回からは守護神・小林宏を投入。これに対し、中日は先頭の代打・野本がレフト前に弾き返すも、続く森野がセカンドゴロゲッツーに倒れた後、ベンちゃんがヒットを放つ、相変わらずのチグハグな攻撃を展開。最後はブランコがボール球を振らされて三振に倒れ、ゲームセット。理不尽な退団劇により、巨人移籍が決まった事でもう2度と川相に頼れないと言う絶望的な状況をフロントが作り出した為に、現場の動揺が収まらずにいる中日は走者を出してはヘッポコバントをかまし、ゲッツーを食らい、タイムリー欠乏症と一発依存症を発症しまくると言う川相不在の典型的な弊害を大露呈した結果、圧倒的な内弁慶ぶりを打破されての初戦黒星と言う何とも苦しい立ち上がりとなった。

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October 29, 2010 23:47

10/29大道 大道が今季限りでの現役引退を表明。今季の大道は開幕から一向にお呼びがかからず、8月まで延々二軍暮らし。9月に入って、右の代打が不足している状況を打破すべく、一軍昇格となったが、5打数ノーヒットと結果を残す事が出来ず、ユニフォームを脱ぐ事を決意。引退会見では、4月にくも膜下出血で急死した盟友・キムタクの事に触れた際、言葉を詰まらせ、涙ぐむ場面もあったが、23年間、充実した現役生活を全うした満足感と今後に向けての抱負を語った。

「野球をしている時は短く感じたが、色々な人から『23年間よくやったな』と言われると、長い事やってきたんだなと感じる。(23年間の現役生活は)波瀾万丈と言うか…。今は南海はないが、ホークスに入団して、ダイエーになり、ダイエーでは生卵をぶつけられたりと色々あった。ダイエーで優勝して、また巨人に来て優勝して、野球選手としては本当についているなと思う。思い出はいっぱいあるけども、巨人に来てからは(2008年6月21日の)ソフトバンク戦で杉内からホームランを打った試合と、昨年の(日本ハムとの)日本シリーズ第5戦で林投手から同点タイムリーを打った試合が印象に残っている。(今年は)技術的にどうしても、速いストレートに詰まるケースが多くなった。これでは一軍に通用しないと思った。ソフトバンクの王監督(現球団会長)からも、『ストレートに負けるようになったらバッターは終わりだ』と言われていた。今年がそういう状態だったし、バットを置こうと思った。特に、今年は木村コーチが、ああいう事になって…。木村コーチの分まで頑張りたかった。木村コーチとは同級生だったが、色々と教えて貰った事があった。一度外に出て、野球を一から勉強して、チャンスがあれば、タク(木村コーチ)みたいにコーチをやってみたい。(若大将・原監督からは)「『よく貢献してくれた。有難う。お前の打席での執念は忘れないぞ』と言って頂いた。この4年間ジャイアンツでやれて良かったと思う。代打と言うのはとても難しいポジション。始めに出れば4打席は貰えるが、ピンチヒッターには1打席しかない。だから、ヒットを打った時には4倍の喜びがあった。『代打・大道』とコールされた時の歓声が、今、思い出しただけでも鳥肌が立つ。悔いを残して辞めていく選手が多い中で清々しいと言うか、本当に全く悔いなく野球人生を全うする事が出来た」

大道は1988年に明野高から南海に入団。ダイエーの2度の日本一に貢献すると、、2007年に巨人へ移籍。代打の切り札として、セ・リーグV3に貢献する活躍を見せた。通算成績は1365試合で打率.284、60本、415打点。南海がダイエーに身売りしてから、22年。次々と姿を消していき、絶滅危惧種となっていた南海戦士だが、最後の砦・大道の引退により、南海所属経験のある現役選手はついに絶滅となった。また、この日、日米通算234セーブの小林,入団以来となる581試合連続救援登板の日本記録を更新中の藤田と二人のベテラン外様投手も自由契約に…。二人共、現役続行に意欲を見せ、国内の移籍先を模索していく模様。

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October 28, 2010 23:55

10/28渡辺監督 大学生投手に豊富な人材が集中している今回のドラフト。重複指名が予想されていたのは、大学No.1ストッパー・大石達也(早稲田大),第100代主将を務めたハンカチ王子・斎藤佑樹(早稲田大),高い完成度を誇る大学球界最速157km右腕・沢村拓一(中央大)の3人。横浜,楽天,広島,偽バファローズ,阪神,西武と最多の6球団の指名となった大石は抽選の結果、西武・ナベQが当たりクジを引き当てた。年明けから指名を確約していたヤクルト,ロッテに加え、日本ハム,ソフトバンクも名乗りを挙げ、計4球団の重複となった斎藤は抽選の結果、5戦5敗とクジ運のない梨田監督に代わって、3年前にトンガを引き当てた藤井社長が当たりクジを引いて、日本ハムが交渉権を獲得。沢村は相思相愛である事が伝わっていた為か、入団拒否を恐れた他球団は指名を回避した結果、巨人が単独指名。中日は重複指名のリスクを回避し、亡命の危険があるウッチャンの後釜候補として、MAX151kmの大学No.1左腕・大野雄大(佛教大)を一本釣り。抽選を外した横浜は多彩な球種を操る即戦力右腕・須田幸太(JFE東日本),広島は5年前の巨人からの指名を拒否し、一浪して進学した後、キレ味鋭いスライダーを武器に斎藤と共に早大の先発ローテを守った福井優也(早稲田大)を指名し、これで早稲田大は史上初となる3人の1位指名投手が誕生。阪神は2種類のスライダーを巧みに操る社会人No.1左腕・榎田大樹(東京ガス),ソフトバンクは強肩強打を誇る高校生No.1捕手・山下斐紹(習志野高)をそれぞれ指名。外れ1位でも重複となったのが2人。今秋ノーヒットノーランを達成するなど、安定感抜群の制球力を誇る左腕・塩見貴洋(八戸大)は楽天とヤクルトが重複指名となり、楽天・星野新監督が当たりクジをゲット。走攻守3拍子揃い、大学日本代表の主将も任された伊志嶺翔大(東海大)はロッテと偽バファローズの重複の末、ロッテが交渉権を獲得した。外れ外れ1位は残った2球団の偽バファローズとヤクルトが50m5秒台の俊足と驚異のスイングスピードで高校生No.1内野手と目される「T−山田」こと山田哲人(履正社高)の指名でまたまた重複し、3度目の正直でヤクルトがようやく当たりクジを引いた。岡田監督の壊滅的なクジ運の悪さにより、偽バファローズは外れ外れ外れ1位として、強肩好打俊足とスピード感溢れるプレーで「上州の鈴木一朗」の呼び声も高い後藤駿太(前橋商)を指名し、ようやく1位指名が終了した。全指名選手は以下の通り…。

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October 27, 2010 23:43

 横浜との買収交渉締結まで秒読み段階に入っていると見られていた住生活グループだが、条件の折り合いがつかずに交渉打ち切りとなった事が明らかになった。果たして、松沢神奈川県知事からの批判がどれくらい影響してるのか分からんが、人事をいじるなとか色々言っておきながら、この有様とはTBSにとっては何とも傍迷惑な話だ。まぁ、プロ野球ファンとしては、球団保有に関して「宣伝媒体以外の何物でもない」と言う態度をああも包み隠さずに見せる様な企業に買われなくて本当に良かったと思う。当然、連中は否定したけれど、このタイミングで撤退するのは売名行為ではないか?とマスコミに勘繰られても仕方ないよなぁ。一部のプロ野球ファンにこそ悪いイメージが植え付けられたかもしれないが、一般市民に対しては殆ど経費をかけずに企業認識を深めさせる事が出来たのは確かだし…。交渉打ち切りの最大要因はどうやら本拠地移転の件らしい。横浜残留を希望するTBS側に対し、静岡等を候補地とするなど、まず移転ありきで考えていた住生活側との溝が最後まで埋まらなかったとか…。売りたくて仕方ない状況にも拘わらず、何故、TBS側が横浜に残す事に固執しなければならないのか?と言う点については、少々疑問が残る。何せ、横浜ファンの為などとは、素直に解釈出来ない訳で…。さて、住生活の撤退により、来季も結局、TBSが経営していく事になるのか、はたまた、住生活との交渉がかなり進んでいる様だから…と言う理由で撤退したノジマが再び手を挙げてくれるのか? ノジマ側はTBSからオファーがあれば検討する方針を示したとの事。ノジマが買ってくれるならば、水島の呪いのメッカである新潟移転の危険性は殆どなくなる訳だが、身売りに関しては11月末日までに承認されなければいけないとあって、来季以降に持ち越しだろうか。それにしても、見限ろうとしていた事が内外で露呈してしまったチームを引き続き保有して、内川や村田のFA問題を抱えなければならないとは横浜フロントも大変だ。内川,村田が残留でも移籍でも、どうせ順位は変わらないし、身売り出来ないとすれば、移籍してくれた方が人件費も大幅に浮く事になる分、赤字が少し減って助かる…とか考えていたら嫌だなぁ…。体制が変わらないとなれば、内川は移籍確定だろうか。

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October 26, 2010 15:07

10/25川相 中日の嫌がらせ政策により、不本意ながら退団を余儀なくされた名手・川相だが、古巣・巨人からの打診を受け、二軍監督として入閣する事が正式に決定。この日、開かれた就任会見で「来季から巨人の2軍監督を任された川相です。8年ぶりに巨人に帰ってきて、巨人のユニホームを着ることになって身が引き締まる思いです。二軍監督として精神的にも肉体的にも強い選手を育てたい」とコメントを残し、若大将・原監督も「巨人の中で実績等、全てにおいて尊敬される選手だった。二軍監督として巨人を前に進めるのは、チームとしても望んでいた事」と川相の手腕に大きな期待を寄せている様だ。当初、キムタクの後釜として、一軍内野守備走塁コーチの就任が濃厚と見られていたが、よもや二軍監督に就任するとは予想外の展開だ。今季の巨人は拙守とバント失敗が大きく響いて、V逸しているだけに、一軍の選手にこの辺りを徹底的に仕込まなければならない筈なのだが、このタイミングで招聘するのに、用意されたポストが何故、二軍監督なのか不思議だ。てっきり全試合ベースコーチャーとして、元気な姿を見る事が出来るかと思っていただけに、ちょっと残念ではあるが、前々任の吉村が現在は野手総合コーチになっているし、前任の岡崎が来季はヘッドコーチになる事を考えると、川相の将来的な一軍昇格の可能性は十二分に考えられるだろう。まぁ、若大将・原政権が続けばの話ではあるのだが…。ともあれ、二軍監督になった以上は、自身がそうだった様に、ドラフト下位から自分だけの武器を見つけて地道な努力で一軍に這い上がっていく様な選手を次々に育て上げて欲しいものである。

追記:「原監督がチームとして僕に(バント指導を)求めてきて頂けるなら指導していきたい」と、秋季キャンプ及び来年の春季キャンプでは一、二軍の垣根を越えて指導していく考えも示唆したとの事。これはあくまで川相自身の意向ではあるが、若大将・原監督も川相がいながら、それをお願いしない手はないだろう。

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October 25, 2010 08:03

 日本シリーズ出場の道はとっくに断たれていたが、日韓クラブチャンピオンシップとか言うエキシビジョンマッチの道も断たれ、今季は完全に終戦となった巨人の粛正人事がいよいよ始まろうとしている。真っ先に槍玉に挙がったのは高年俸の助っ人・コンビ、李とクルーンだ。日本プロ野球至上最もコストパフォーマンスの悪い代打要員と言う燦然と輝く負の実績を残してしまった李の解雇は当然だろう。4年契約が残ってさえいなければ、昨年、解雇されていてもおかしくなかったくらいで、はっきり言って、今季、戦力として殆どアテにならないのも半ば分かっていた事だ。かつては韓国の至宝とまで言われた李は完全な尻すぼみの儘、韓国には帰れないと日本球界残留を目論んでいると言う噂。同郷ながら仲の悪いらしい金泰均,林昌勇のいるロッテ,ヤクルトは選択肢から外れる様だが、ここ3年の壊滅的な不振ぶりを見る限り、残りの球団も年俸を1億円まで引き下げたとしても到底、欲しがるとは思えない。果たして、どうなる事やらと言う所だが、あれだけ働かないであれだけの金をせしめたのだから、もういいだろと…。クルーンも四球病が酷くなる一方で、3位転落の引き金となった最終戦の背信投球が決定的となり、日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦でも敗戦処理要員と化していた事から、今季限りでの退団は目に見えていた。古巣・横浜への復帰を目論んでいると言う噂も聞こえてくるが、横浜は住生活グループへの身売りが進んでいる状況で心機一転としたいチームが老害イメージの強いクルーンを迎え入れる準備などあるかアヤしいものである。どのみち、抑えには山口がいる以上、ストッパーとしては使って貰えないだろうし…。あれだけ足を引っ張ってあれだけの金をせしめたのだから、もういいだろと…。クルーンが抜けた後、巨人の守護神は山口になるのか、越智になるのか、日替わりになるのか、はたまた十八番の金満政策でFA宣言が噂される小林宏をかっさらってくるのか、気になる所である。かつての最多勝投手ながら、今季は未勝利に終わり、契約が切れるグライシンガーは残留したい意向との事だが、右肘痛が癖になっている事から来季復活を遂げる可能性は微妙。先発投手が不足している状況なので、大幅減俸で保険として残しておく手はあるかもしれないが…。二冠王・寿司職人ラミレスは言うまでもないとして、両リーグ最多敗戦投手・ゴンザレスもとりあえず残留の見込みだが、来年が勝負の年となりそうだ。
 余所様から引っ張ってきたお古助っ人はともかくとして、「素行の悪くない巨人直輸入助っ人をとりあえず応援してみる会」会員である当ブログとしては、最も気になるのは、やはり、江戸川の処遇である。現段階では、残念ながら今季限りと言う見方が強いらしい。しかし、江戸川は近年の直輸入助っ人野手としては、かなりマシな選手だったと言っていい。近年の直輸入助っ人野手を見てみると…

1996年:マック…127試合 打率.293 484打数142安打22本75点
      マント…10試合 打率.111 27打数3安打0本1点
1997年:ルイス…39試合 打率.237 114打数27安打0本14点
      カステヤーノ…64試合 打率.197 122打数24安打4本23点
1998年:飯塚実…63試合 打率.232 207打数48安打10本34点
1999〜2001年:不在
2002年:クレスポ…24試合 打率.122 41打数5安打2本7点
2003年:レイサム…60試合 打率.221 131打数29安打7本17点
2004年:レイサム…一軍出場なし
2005年:キャプラー…38試合 打率.153 111打数17安打3本6点
2006年:ディロン…31試合 打率.195 87打数17安打2本7点
2007年:L.ゴンザレス…25試合 打率.247 73打数18安打3本12点
2008年:L.ゴンザレス…32試合 打率.307 114打数35安打2本17点(ドーピングで解雇)
2009年:アルフォンゾ…21試合 打率.146 41打数6安打2本4点
2010年:江戸川…100試合 打率.263 289打数76安打12本44点

江戸川以上の活躍をした直輸入助っ人野手を見つけるだけでも、14年前のマックにまで遡る。江戸川も決して「当たり」とは言えないのだが、5000万円(推定)と言う年俸を考えれば酷評される程ではない。50試合10本をクリアする事すらままならないハズレ助っ人をこれ程、長きに渡って獲得し続けてきた惨状を見れば、江戸川がどれだけマシな存在かが分かると言うものだ。ただでさえ、右の内野手が手薄な巨人にあって、複数ポジションをこなせる低年俸助っ人と言う事で個人的にはもう1年使ってみて欲しい所である。どうせ見る目のない巨人渉外スカウトは来年もハズレ助っ人を引っ張ってくる目算が高いのだし…。FAで村田をかっさらってくるから、新助っ人は獲得しない…とか考えてる可能性は少なからずあるけれど…

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October 24, 2010 14:53

 4年がかりの失脚計画の犠牲となり、あと1年はやりたかったと言う二軍監督の座を追われて、今季限りで中日を退団となった名手・川相。世論の反発を受けない為に球団職員就任打診をされていたと言う噂もあるが、宝の持ち腐れ以外の何物でもない囲い込み政策を拒否し、中日との決別を図った川相に対し、V4を逸した巨人が4月に他界したキムタク内野守備走塁コーチの後釜としての招聘を画策している事が明らかになった。川相が巨人を退団した際、若大将・原監督の下でのコーチ就任が前提条件となっていたが、ナベツネの陰謀により、よりにもよって悪太郎・堀内政権が誕生してしまった事で中日へ移籍しての現役続行となったと言う経緯がある。若大将政権が復権した今、(ナベツネはいるものの)巨人復帰へわだかまりはなくなったと言っていいだろう。今季の巨人はリーグワーストの100失策,バント成功率.648と緻密な野球とは程遠かった。3位に終わったとは言え、首位・中日との差は僅かに1ゲームしかなく、1つのタイムリーエラー,1つのバント失敗がなかっただけでも、V4を達成していた可能性があったとも言える。守備とバントと言えば、「和製オジー」の異名通り、ゴールデングラブを6回受賞し、通算533犠打の世界最多記録を誇る名手・川相の十八番であり、正に、これ以上はない人材だ。ナゴヤドームで大露呈した一発依存の大味な野球から、川相イズムの浸透した緻密な野球への切り替えが進めば、川相を失った中日を打倒してのV奪回の可能性は一気に高まる事だろう。

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October 23, 2010 23:56

10/23和田◆D4−3G◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦)
ソフトバンクの日本シリーズ出場辞退により、戦わずして日本一の座を手に入れた中日の先発は大ベテラン・山本昌。これに対し、巨人は初回、スタメン復帰した坂本,好調・脇谷と打ち取られ、二死となるが、ここから不振のガッツ,寿司職人ラミレスが連打を浴びせて、二、三塁のチャンス。ここで昨日、決勝弾を放った阿部の打席を迎えたが、空振り三振に倒れて、先制ならず。その裏、中日は巨人先発・グライシンガーから先頭の荒木がいきなりライト線へ三塁打を放ち、絶好の先制チャンス。しかし、大島はセカンドゴロ,森野はサードファールフライに倒れると、ベンちゃんも三振を喫して、荒木は三塁に釘付け。続く2回にはブランコ,小田のヒットで二死一、二塁とするも、山本昌が三振に倒れて、二者残塁。巨人は4回、先頭のガッツが2打席連続ヒットで出るも、寿司職人ラミレスがサードゴロゲッツー。阿部は覚醒の気配が見えず、2打席連続三振で結局、3人で攻撃終了。すると、その裏、中日は一死からブランコが四球で歩くと、二死後、スタメン復帰の井端がライト前ヒットで繋ぎ、一、二塁とした所で小田が左中間を深々と破る走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、2点を先制。直後の5回、巨人はマッスル千代の富士,矢野と連打を浴びせると、松田記者がきっちり送って、山本昌をKO。しかし、ここで代わった河原の前に代打・長野が見逃し三振に倒れると、坂本もカウント0−2から難しいボールを引っかけて、セカンドゴロに終わり、またも得点ならず。6回も続投となった河原に対し、脇谷,ガッツ,寿司職人ラミレスがあえなく三者凡退。中日は7回から3番手・高橋を投入。これに対し、巨人は先頭の阿部がレフト前に弾き返すと、二死後、松田記者がレフト線へヒットを放ち、一、三塁のチャンス。しかし、代打・亀井がショートへの凡フライに終わり、またも二者残塁。その裏、巨人は4番手として、すっかり負けゲームの中継ぎ要員に格下げされてしまったクルーンを投入。いきなり谷繁を歩かせ、不安を覗かせたクルーンだったが、後続3人を無難に打ち取り、無失点で切り抜ける。直後の8回、1番から好打順となる巨人は先頭の坂本がセンター前に弾き返すと、続く脇谷が粘った末に一、二塁間を破って、一、三塁。更に、ガッツの打席で高橋が暴投を犯した隙に脇谷が二塁を陥れ、二、三塁となった所でガッツがライトフェンス手前まで運ぶ犠飛を打ち上げ、ようやく1点をゲット。なおも、一死三塁のチャンスだったが、4番手・浅尾の前に寿司職人ラミレスがどん詰まりのショートゴロに倒れると、浅尾キラーの阿部もレフトへの浅いフライに打ち取られ、同点ならず。その裏、早くも登場した山口だが、この日は制球が定まらず、2四球を許すなど、二死満塁のピンチを迎えると、ここで谷繁に痛恨の押し出し四球を与えて、3点目を献上。土壇場9回、昨日の投球で不信感を抱いたのか、落合監督は守護神・岩瀬を投入せずに、浅尾を引き続きマウンドへ送り込むが、これが裏目。巨人は先頭のマッスル千代の富士がレフト前に弾き返すと、続く矢野がレフトフェンス直撃のタイムリー二塁打を放ち、1点差。松田記者がきっちり送って、一死三塁となった所で代打・松本のセカンドゴロの間に代走・鈴木が生還し、ついに同点。その裏から中日は6番手・久保から一死から連続四球で二塁とすると、ベンちゃんの打球はレフト正面へ。レフトライナーかと思われた打球は物凄い勢いで伸び上がり、寿司職人ラミレスのジャンプもかいくぐって、頭上を越えると、二塁走者のブーちゃんが一気に返って、劇的なサヨナラ勝ち。これで中日はアドバンデージ込みの4勝1敗となり、日本シリーズとは何の関係もない日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦に進出を決めた。反撃が遅過ぎたとは言え、粘りを見せた巨人だが、山口,久保で5四球も許してしまったのが、致命的だった。小田,河原と元巨人勢にしてやられたのも皮肉なものである。最後のベンちゃんの打球は確かに鋭かったのだが、程々に守備の上手い外野手だったら、迂闊に前進して頭を越される事はなかったかも…。一方、勝った中日も浅尾がピンチを背負ってなお岩瀬が出てこなかったのが少々気がかり。既に、日本一を決めているとは言え、3位チームのロッテにいけしゃあしゃあと日本代表を名乗らせる訳にはいかない訳で、守護神・岩瀬の復調が待たれる所である。

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October 22, 2010 23:34

10/22阿部◆D2−3G◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦)
ソフトバンクの日本シリーズ出場辞退により、戦わずして日本一の座を手に入れた中日に対し、日韓クラブチャンピオンシップなどさておき、散々叩きのめされたナゴヤドームで一矢報いたい巨人だったが、相変わらずのナゴヤドームシンドロームで2試合連続完封負けと早くも崖っ淵。この日は亀井,長野を外して、松本,矢野をスタメン起用するが、ゴーグルで照明の光を反射させて打者の目を眩ませでもしないと到底通用しない四流投手などと言う理不尽極まりない水島の呪いを受けている中日先発・山井の前に1,2回と三者凡退。3回に矢野がエラーで出るも、古城は全くの無策でセカンドゴロゲッツーを食らい、この回も3人で攻撃終了する始末。一方、中日も巨人先発・朝井に対し、初回一死一、二塁のチャンスのベンちゃんがゲッツーを食らうと、以降はヒットすら出ず、先制点を奪えない。0−0で迎えた4回、巨人は好調・脇谷がチーム初安打を放つと、松本が送った後、ガッツが歩いて、一、二塁。しかし、寿司職人ラミレス,阿部があえなく凡退し、二者残塁。しかし、続く5回、一死から矢野,古城と連打を浴びせて、一、二塁のチャンス。ここで朝井はバントを決められず、三振に倒れるも、何度出塁しても、全く報われず、鬱憤の溜まっていた脇谷が返して貰えないなら、自ら返すしかないとばかりに三塁線を破るタイムリー二塁打を放ち、今シリーズ23イニング目について初得点となる先制点をゲット。続く6回には一死から寿司職人ラミレスが久々にヒットを放つと、二死後、マッスル千代の富士が左中間を破り、寿司職人ラミレスが一気に本塁生還し、2点目を追加。初回先頭打者の荒木に打たれた以降は6回までノーヒットと完璧な投球を展開していた朝井だが、7回一死走者なしの場面で打席が回ってくると、腰痛の坂本を代打に送られてしまい、その裏から久保がマウンドへ…。手も足も出なかった朝井が引っ込んだ事で流れを引き寄せたい中日は森野,ベンちゃんと連打を浴びせて、無死一、二塁のチャンスを掴むも、ランコが最悪のショートゴロゲッツーに倒れると、藤井もセカンドゴロに終わり、結局、無得点。しかし、続く8回、3番手・越智に対し、一死から代打・大島が幸運なセカンド内野安打で出ると、シーズン僅か4ホーマーの代打・野本が右中間スタンドへ2ランを叩き込み、一気に同点。既に、久保,越智を使ってしまっている上、引き分けでも終わりの巨人に対し、勝ちパターンのリリーフ陣がまだ全員残っていると言うかなり有利な展開になってきた中日は土壇場9回、早くも守護神・岩瀬を投入。しかし、今季、岩瀬に対して、ノーヒットの上、不振を極めていた阿部が一か八かの無茶振りでライトスタンドへ叩き込み、勝ち越しに成功。その裏から登板の山口は一死からベンちゃんにヒットを許すも、ブランコ,藤井と打ち取って、逃げ切り、辛くもストレート負けを免れた。あの試合の流れでは、岩瀬がきっちり抑えた後、9回裏に中日クリーンアップが火を噴いて、サヨナラ勝ち…と予感した人も多いのではなかろうか。不振の阿部の思わぬ一発は出会い頭感たっぷりだったが、その後の岩瀬の投球も全体的にボールが浮き気味で何かおかしい。今日、たまたま悪かったのではなく、今後も引きずる不調なのか…。岩瀬がダメなら、浅尾が最後まで投げりゃ済む話だろうが、今回の一発で阿部が覚醒する様な事があれば、巨人にも僅かに勝機は見えてくる…かも? それにしても、落合監督は相変わらずの不思議継投。昨日が岩瀬で今日が浅尾だろ、普通…。浅尾の阿部恐怖症は相当、深刻なのかね?

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October 21, 2010 23:34

10/21吉見◆D2−0G◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦)
ソフトバンクの日本シリーズ出場辞退により、戦わずして日本一の座を手に入れた中日に対し、日韓クラブチャンピオンシップなどさておき、散々叩きのめされたナゴヤドームで一矢報いたい巨人はこの日も坂本が欠場する苦しい展開。その坂本に代わって1番に入った脇谷が中日先発・吉見の初球をいきなりレフト前に弾き返すも、亀井,ガッツ,寿司職人ラミレスがあえなく凡退し、無得点。続く2回には二死から三遊間を破った長野が二盗を決めるが、一塁が空いた事で古城が敬遠された後、投手の内海が空振り三振に倒れて、二者残塁。その裏、中日は一死から藤井の四球、谷繁のライト前ヒットで出塁。堂上直が三振に倒れて、こちらも二死一、二塁の場面で投手の吉見に打席が回ったが、今季僅かに1安打で打率.023の吉見がセンター前に見事に弾き返し、藤井が先制のホームイン。1点を追う巨人は直後の3回、またも脇谷がヒットで出るが、亀井がバントの気配すら見せずにあっさり追い込まれた挙げ句、セカンドフライに倒れると、ガッツ,寿司職人ラミレスも悉く打ち上げる無策なバッティングを繰り返し、脇谷は一塁に釘付け。その裏、中日は英智,森野の連打とベンちゃんの死球で無死満塁の大チャンス。ここでブランコがレフトへ犠飛を打ち上げ、英智が生還するも、続く藤井はサードゴロゲッツーに倒れて、1点止まり。尻上がりに調子を上げる吉見は4,5,6回と3人ずつでピシャリと抑える快投を展開。一方、内海も4回以降は立ち直りを見せ、6回まで追加点を許さない。2−0の儘、迎えた7回、巨人は一死からマッスル千代の富士が二塁打を浴びせると、続く長野が死球を食らって、一、二塁。古城のピッチャーゴロで一、三塁と場面が代わった所で内海に代わり、代打・矢野を投入するも、サードゴロに終わり、またも得点ならず。続く8回には先頭の脇谷がこの日3安打目となる二塁打を放つ、ブレーキが続く亀井が空振り三振。ここで代わった高橋の前にガッツ,寿司職人ラミレスも倒れ、またも脇谷は釘付け状態。9回は先頭の阿部が凡退すると、ここで代わった浅尾の前にマッスル千代の富士,長野と打ち取られ、2試合連続の完封負け。脇谷が先頭打者として3安打と坂本に代わるリードオフマンの役目を十二分に果たしたが、亀井,ガッツ,寿司職人ラミレスが脇谷の活躍を悉く無駄にする体たらくだったのが大きく響いた格好だ。いい加減、松本をスタメンで起用して欲しいものである。干されまくっていた内海は先発として最低限の働きを見せたものの、空中戦に持ち込めず、ロースコア必至の状況で序盤から失点してしまった事で、士気を低下させてしまったのが悔やまれる所だろう。これで中日はアドバンテージ込みで3勝0敗と日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦進出へ早くも王手。ナゴヤドームで絶対的な強さを誇る上、既に、日本一を確定させている事で余裕たっぷりの戦い方を見せており、これから4連敗する気配は微塵も感じられないが、果たして、巨人はここから奇跡を起こせるのか? 

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October 20, 2010 23:09

10/20森野◆D5−0G◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦)
ソフトバンクの日本シリーズ出場辞退により、戦わずして日本一の座を手に入れた中日に対し、日韓クラブチャンピオンシップなどさておき、とにかくナゴヤドームでの借りを返したい巨人だったが、試合前の練習で復調気配を見せていた坂本が腰を痛めるアクシデントでスタメン落ちを余儀なくされ、いきなり気勢を削がれてしまう。巨人の先発は前回、5回で降板しているとは言え、中3日となる東野が登場。しかし、いきなり先頭の荒木にセンター前に弾き返されると、英智に犠打を許した後、森野にレフト前へタイムリーを浴び、あっと言う間に先制点を献上。更に、ベンちゃんを歩かせると、ブランコ,藤井と連続タイムリーを浴びて、早くも4失点。いきなりの大量ビハインドとなった巨人だが、中日先発・ウッチャンの前に3回までパーフェクトと手も足も出ず。4回に脇谷,亀井の連打で無死一、二塁と初のチャンスを作るも、ガッツ,寿司職人ラミレス,阿部のクリーンアップがあえなく凡退し、二者残塁。続く5回には二死から古城,代打・矢野の連打、脇谷の死球で満塁と一発が出れば、一気に同点と言う場面を築くが、亀井はどん詰まりのキャッチャーゴロに倒れて、三者残塁。一方、2回以降ゼロ行進が続く中日はその裏、森野,ブランコのヒットで一死一、三塁のチャンスを作るも、藤井,谷繁と打ち取られ、無得点。続く6回には二死二、三塁の場面で森野が敬遠され、満塁のチャンス。しかし、ベンちゃんは目の前で敬遠策をとられた屈辱を晴らせず、ショートゴロに終わり、三者残塁とまたも追加点を奪えない。直後の7回、巨人は先頭の古城がレフト前に弾き返すも、古城が最悪のショートゴロゲッツー。続く矢野がヒットを浴びせて、ウッチャンをKO。代わった高橋から脇谷が粘って四球を選ぶも、続く亀井が三球三振を喫して、結局、無得点。その裏、巨人は4点ビハインドながら、先発要員の藤井を投入するも、ブランコ,谷繁と痛打され、一死一、三塁のピンチを背負うと、堂上直の痛烈なライナーがガッツのグラブを弾くタイムリーとなって、致命的な5点目を献上。中日は8回から浅尾を投入する必勝パターンを展開。いきなりブランコのエラーに足を引っ張られ、一死後、阿部に痛打されて、一、二塁のピンチを迎えた浅尾だが、動揺する事なくマッスル千代の富士,松本と打ち取って、ピンチ脱出。その裏、守護神失格の烙印を押されているクルーンがシーズン最終戦以来となるマウンドに登場。実質上の敗戦処理と言う屈辱的な扱いとは言え、今後の起用法に大きく関わってくる状況下、クルーンは三者凡退で切り抜け、辛うじて面目を保った。9回から登板の守護神・岩瀬は四球を1つ許すも、後続を断ち切り、完封リレーを達成。巨人はシーズン同様、ナゴヤドームで全く打線が機能せずに黒星スタートと言う最悪の立ち上がりとなった。開幕からフルイニング出場してきた坂本がこの期に及んで欠場すると言う大きなケチが付いた事もあり、阪神を撃破した勢いは微塵も感じられず仕舞い。ナゴヤドームでは一発攻勢をかませない以上、繋いでいく野球をするしかない訳だが、11残塁の大拙攻はあまりにも痛過ぎた。3回まではパーフェクトに抑え込まれていたのだから、4回からの6イニングで11個の残塁を量産している訳で、これはもう目も当てられない。結局、中日も巨人もナゴヤドームにおけるいつも通りの野球を展開したと言っていい。お互いいつも通りとなれば、極端極まりない内弁慶ぶりを見せる中日の圧倒的有利は揺らぐ事はなさそうだ。それにしても、東野の中3日での先発起用は理解に苦しむ。内海を第1,6戦に先発させ、東野は第2戦に投げさせた後、ソフトバンク・和田の様に第6戦ではリリーフ待機ではダメだったのだろうか? 日本シリーズと違い、最長第6戦までしかない今シリーズで2度使える先発は一人しかいない訳だが、それを東野に託すと言う事は第1戦を中3日、第6戦を中4日と言う過酷な使い方になる。そうまでして使うのは東野に対する絶対的信頼感と言うより、内海には任せられないと言う不信感の方が強い様にも感じられ、このネガティブな発想は士気の低下に繋がりかねないのではなかろうか。

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October 19, 2010 23:30

10/19杉内◆H0−7M◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦)
日韓クラブチャンピオンシップと言うエキシビジョンマッチに出たくて仕方がないロッテと、、リーグ優勝を果たしたチームとして、当然の権利である日本シリーズ出場権を勝ち得ているソフトバンクの最終決戦は第1戦と同じく杉内,成瀬の両左腕エースの激突となった。両投手とも4回まで1安打無失点と譲らぬ好投を展開していたが、3回辺りから制球にバラつきが見え始めていた杉内は5回、二死走者なしから里崎,西岡と連打されると、清田を歩かせ、満塁のピンチ。ここで井口を2−1と追い込みながら、4球目に痛恨の死球を食らわせてしまい、押し出しで先制点を献上。更に、続くサブローにも粘られた挙げ句に押し出し四球を許してしまう。ここで交代かと思われたが、昨日の早過ぎた継投策が失敗した事で秋山監督も逡巡してしまったのか、短期決戦にも拘わらず、単にエースだから代えづらかっただけの事なのか、なおも続投となった杉内は今江にセンター前へ2点タイムリーを浴びて、失意のKO。成瀬相手に4点ビハインドと言う苦しい展開にも、日本シリーズ開催の為に諦める訳にはいかないソフトバンクは6回から、第2戦に完投した和田を中3日で投入。和田は6,7回とピシャリと抑え、反撃を待つが、肝心の打線が成瀬の前に二塁を踏む事すら出来ず、回を追う毎に5回の4点が重くのしかかるばかり。すると、8回、昨日、リリーフに失敗した4番手・ファルケンボーグが一死二塁から金にタイムリー,大松に2ランを被弾とまたも炎上し、致命的な3点を献上。その裏、ソフトバンクは先頭の松田がヒットで出るも、長谷川がサードゴロゲッツーに倒れた後、続く田上にヒットが出るチグハグな攻撃で無得点。9回も三者凡退に終わり、成瀬の前に完封負け。昨日は早過ぎて、今日は遅過ぎた継投策の失敗と打線の不振が大きく響き、このシリーズに屈辱の負け越しを喫したソフトバンクは2004年,2005年に続き、3度目となる日本シリーズの出場辞退を決定。これにより、今季の日本シリーズは2007年以来、3年ぶり4度目の開催中止となる事が決まった。尚、日韓クラブチャンピオンシップ(またはアジアシリーズ)出場権争奪戦へシーズン3位チームが出場するのはこれが史上初。

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October 18, 2010 23:31

10/18摂津◆H2−5M◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦)
日本一とは何の因果関係もない日韓クラブチャンピオンシップなるエキシビジョンマッチの出場権を確保したいが為に、日本シリーズの開催を阻止しようとするロッテに引導を渡したいソフトバンクは初回、ロッテ先発・大嶺に対し、一死から本多が四球を選ぶと、二死後、二盗に成功。ここで小久保が左中間フェンス最上部を直撃するタイムリー二塁打を放ち、1点を先制。続く2回には松中のヒット,長谷川の四球で一死一、二塁のチャンスを掴むが、山崎がセンターフライに倒れると、川崎も空振り三振を喫して、二者残塁。ロッテは3回から早くも大嶺を諦め、小野を投入すると、これが的中。小野は3回1/3を無失点に抑える好リリーフを展開する。ソフトバンク先発・大隣の前に4回まで1安打と沈黙していたロッテは5回、一死からゼブラ今岡のどん詰まりのサードゴロが幸運な内野安打となると、続く金が左中間へ大飛球。抜ければ、同点タイムリーとなるのは確実だったが、センター長谷川が打球に向かって一直線に背走し、好捕するファインプレー。続く大松は空振り三振に倒れて、結局、無得点。5回まで散発2安打7三振無失点とシーズン中にもなかった素晴らしい投球を続けていた大隣だったが、秋山監督は何を思ったか6回から大隣を下ろして、早くもファルケンボーグを投入する継投モードを展開。わざわざ好投の大隣を引っ込めてくれた事で流れを変えたいロッテはこの回こそ三者凡退に倒れたものの、続く7回、井口,サブローの連続二塁打でついに追い付き、ファルケンボーグをKO。代わった摂津から今江が犠打を決めると、代打・フクーラがライト前へタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。更に、金がヒットで続くと、二死後、里崎がライトへタイムリーを浴びせて、3点目。2点を追うソフトバンクは8回、4番手・伊藤に対して、先頭の本多がセンター前に弾き返すと、続くオーティズがレフト線タイムリー二塁打を放ち、1点差。なおも無死二塁と一打同点のチャンスに小久保は空振り三振,ハマのスペランカーはサードゴロに倒れて、二死。ここで代打・ペタジーニが起用されるも、セカンドゴロに倒れて、同点ならず。ロッテは9回二死二塁から清田がレフトスタンドへ2ランを叩き込み、決定的な2点を追加。最後は守護神・小林宏が3人でピシャリと締めて、逃げ切った。ソフトバンクは明らかに勝ちを急いで早めに打ち過ぎた継投策が裏目。これでアドバンデージ込みの3勝3敗とされ、日本シリーズ出場辞退の危機に追い込まれた。

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October 17, 2010 21:18

10/17藤川球◆T6−7G◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦)
巨人の先発は内海と言う大方の予想を覆して、朝井。しかし、いきなり先頭のマット・マートンに痛打された朝井は続く平野に簡単に犠打を許すと、二死後、新井にタイムリーを浴び、あっさり先制点を献上。更に、J.マッケンジーにセンター前へ弾き返されると、続くブラゼルにもライト前へタイムリーを浴び、2失点。直後の2回、巨人は先頭の寿司職人ラミレスがヒットで出るも、阿部が最悪のサードゴロゲッツー。この後、マッスル千代の武士,長野の連打,古城の死球で満塁とすると、短期決戦モードの若大将・原監督は裏をかいてまで起用した朝井を早くも見限り、当ブログ推奨助っ人・江戸川を二軍に落としてまで、一軍に残した日本プロ野球史上最悪のコストパフォーマンスを誇る代打要員・李を投入するが、あえなくショートフライに倒れて、三者残塁。昨日のゴンザレスのリリーフ投入成功に味をしめたのか、若大将・原監督はその裏からグライシンガーを投入。一死からマット・マートンに内野安打を許したグライシンガーだったが、平野,鳥谷と打ち取って、無失点で切り抜ける。直後の3回、巨人は先頭の坂本がヒットで出るも、亀井,ガッツ,寿司職人ラミレスと三者連続三振に斬って取られて、坂本は一塁に釘付け。ソニックの快投で意気上がる阪神はその裏、新井がライト前にポトリと落ちる当たりで一気に二塁を陥れる好走塁を見せると、暴投で三進。ここでJ.マッケンジーの三塁線への痛烈なライナーをガッツがダイビングキャッチし、倒れ込みながら、三塁をベースタッチ。新井は素早く帰塁し、間一髪ゲッツーを免れると、続く桜井がライトへ犠飛を打ち上げ、3点目。直後の4回、巨人は一死からマッスル千代の富士が右中間突破の二塁打を浴びせるが、長野のタイムリーとなるかと思われた二遊間への打球を平野のファインプレーに阻まれると、古城のソニックのグラブを弾いた打球も平野に素早く処理され、結局、無得点。しかし、続く5回、一死からまたも坂本がヒットで出ると、亀井のセカンドゴロを4回に好守を連発した平野が今度はエラー。ここでガッツがライト前へタイムリーを浴びせると、なおも一、三塁の場面で寿司職人ラミレスがセンターへ犠飛を打ち上げ、1点差。更に、阿部もヒットで続き、一打同点のチャンスを作ったが、マッスル千代の富士は三振に倒れて、二者残塁。その裏からマウンドに上がったMICHEALに対し、阪神は先頭の鳥谷がヒットで出塁。新井が三振に倒れた後、J.マッケンジーは最悪のショートゴロゲッツー…と思いきや、これを坂本が大きく弾いて、鳥谷は一気に三塁へ。ここでブラゼルがセンターへきっちり犠飛を打ち上げ、4点目。続く6回には四球の藤川俊を代打・上本が送ると、マット・マートンが敬遠されて、一、二塁となった所で平野が左中間へ走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、2点を追加。阪神は7回から久保田を投入する必勝パターンを展開するが、これに対して、巨人は一死からガッツが二塁打を浴びせると、二死後、またも平野がエラーを犯し、この間にガッツが生還。更に、マッスル千代の富士がライトスタンドへ2ランをぶち込んで、一気に1点差まで詰め寄った。勝機が見えてきた事で巨人はその裏から越智を投入。これに対し、阪神は二死から浅井のヒット,藤川俊の四球で一、二塁とし、代打の切り札である悠久の若虎・桧山を投入するも、空振り三振に倒れて、追加点ならず。阪神は8回から早くも守護神・藤川球を投入する逃げ切り体勢に入るが、これに対し、巨人は二死から亀井が粘って四球を選ぶと、続くガッツが初球を叩いて、ライト線へ二塁打。ここで寿司職人ラミレスが追い込まれながらも、センター前へ弾き返し、二者が返って、ついに逆転。その裏、一死から登板した山口はハイリスクなクルーン投入を避けられるならそれに越した事はないと言う若大将・原監督の期待に応え、9回まで投げ抜き、逃げ切りに成功。久保田,藤川球から5点を奪うよもやの逆転劇で2連勝を飾った巨人は鬼門・ナゴヤドームへ乗り込む事となった。尚、この試合は公式戦でない上、日本シリーズと何ら因果関係のないエキシビジョンマッチであった所為か、代打でも無理矢理出続けていたキュラソ星人は最後までグラウンドに立つ事はなかった

10/17今岡◆H2−4M◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦)
韓国に手広く事業を広げている為か、日韓クラブチャンピオンシップに出たくて仕方ないロッテは2回、ソフトバンク先発・陽に対し、一死からゼブラ今岡がレフトスタンドへ叩き込み、3戦連続で一発による先制点をゲット。その裏、ソフトバンクはロッテ先発・渡辺俊からハマのスペランカー,ペタジーニのヒットで二死一、二塁のチャンスを作るが、長谷川がサードゴロに打ち取られ、同点ならず。ロッテは4回、2四球で二死一、二塁とすると、大松がセンター前にタイムリーを浴びせて、陽をKO。6回には3番手・甲藤から先頭の今江が右中間へ二塁打を放つと、ゼブラ今岡の犠打で三進した後、金のショートゴロの間に3点目のホームイン。ソフトバンクは7回一死二、三塁,8回二死一、二塁と相次ぐピンチを何とか切り抜けるも、渡辺俊の好投の前に3回以降、二塁も踏めず、全く反撃の糸口が掴めない。土壇場9回、ロッテはヒットの西岡が二盗を決めると、一死後、井口のタイムリー内野安打で貴重な1点を追加。5回二死から走者を出せずにいたソフトバンクはその裏、先頭の本多が右中間突破の二塁打。松中もレフト前ヒットで続いた所で小久保がセンター前へタイムリーを浴びせて、ついに渡辺俊をKO。引っ張り出した守護神・小林宏に対し、ハマのスペランカーはセカンドフライに倒れるが、続く代打・オーティズが歩いて、満塁とチャンス拡大。ここでペタジーニは簡単に初球を打って、ショートフライに倒れるが、続く柴原が押し出し死球を食らって、2点差。なおも満塁とワンヒットで同点の場面を作ったが、山崎はどん詰まりのキャッチャーファールフライに倒れて、あと一歩及ばず。小刻みに加点し、渡辺俊の好投も光ったロッテが2勝目を挙げ、日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場へ辛くも望みを繋いだ。

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October 16, 2010 23:41

10/16小笠原◆T1−3G◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦)
クルーンのお些末なKO劇がたった2回少なければ、V4を達成していた程の僅差だったとは言え、2年連続日本一の可能性は完全に消滅した巨人。必死こいて韓国のトップと戦いたいと言うさしたる理由もないものの、とりあえず、散々、痛い目に遭わされた鬼門・ナゴヤドームで一矢報いる為に阪神を撃破しておきたい所。巨人キラー・能見に対し、初回、2四球で一死一、二塁と先制のチャンスを貰いながら、寿司職人ラミレスが最悪のショートゴロゲッツー。続く2回にも一死一、二塁のチャンスに古城がゲッツーを食らうと、その裏、先発・東野がブラゼルに先制アーチを被弾する何とも嫌な試合運び。しかし、直後の3回、シーズン終了間際の若大将・原監督の嫌がらせに耐え、1番に復帰した坂本がレフトスタンドへ同点アーチ。更に、一軍復帰即スタメン起用された亀井がライト前に弾き返すと、暴投で二進した所でガッツがレフト前へタイムリーを浴びせて、勝ち越しに成功。その裏、阪神は能見の四球,平野のヒットで一死一、二塁とするも、マット・マートン,新井の3,4番が凡退し、二者残塁。1−2で迎えた5回、巨人は一死から坂本がライト線へ二塁打を浴びせると、林のエラーで一気に三塁へ。二死後、またもガッツがライト前へ2打席連続のタイムリーを放ち、3点目。6回からはシーズン中は先発として背信投球を繰り返したゴンザレスが2番手として登板。先週、他界した祖母の為に好投を誓っていたゴンザレスは6,7回と無難に抑えるが、8回、二死から平野にヒット,マット・マートンに四球を許して、KO。ここで代わった久保も新井を歩かせて、満塁とピンチを広げたが、4番手・山口がブラゼルをショートフライに打ち取り、ピンチ脱出。3位転落を決定付けた最終戦の投球で未だにクルーンへの不信感が拭えないのか、若大将・原監督は9回も山口をマウンドへ…。山口は一死から代打・藤川俊に痛打されるも、続く代打・桜井をショートゴロゲッツーに仕留めて、逃げ切りに成功。地元・甲子園で巨人に絶対的相性の良さを誇る能見を起用しながら、よもやの黒星を喫してしまった阪神は後がなくなった。

10/16川崎◆H1−0M◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦)
3位でありながら、日本シリーズ開催を阻止しようとするロッテの黒い企てを打ち砕きたいソフトバンクは初回、ロッテ先発・マーフィーから先頭の川崎が四球を選ぶと、本多のバントがマーフィーの悪送球を誘って、一、二塁。松中がショートライナーに倒れた後、小久保のライトフライで川崎は三塁へ。ハマのスペランカーの打席で本多が二盗を決めると、ここでマーフィーが暴投を犯し、ソフトバンクはノーヒットで労せずして1点を先制。1点を追うロッテは直後の2回、井口の四球,金のヒットで二死一、二塁とするも、大松がショートフライに倒れて、二者残塁。6回には今江の二塁打,サブローの四球で二死一、二塁とし、ソフトバンク先発・ホールトンをKOするが、2番手・森福の前に代打・ゼブラ今岡がセンターフライに倒れて、同点ならず。続く7回には里崎の死球,清田の二塁打で二死二、三塁とワンヒットで逆転のチャンスを作るが、ここで代わった3番手・摂津の前に西岡がセカンドゴロに終わり、二者残塁。摂津は8回も三者凡退で切り抜けると、9回から登場した守護神・馬原もピシャリと3人で締め括り、完封リレーを達成。昨日同様、ミスで貰った数少ないチャンスをモノにして、投手陣が見事に守りきったソフトバンクはアドバンテージ込みで3勝1敗とし、日本シリーズ出場へ王手をかけた

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October 15, 2010 23:26

10/15和田◆H3−1M◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦)
日本シリーズ開催を阻止してでも、韓国のトップと戦いたくて仕方ないらしいロッテは初回、ソフトバンク先発・和田に対し、一死から清田が左中間スタンドへ放り込み、昨日に続いて、一発で先制点をゲット。1点を追うソフトバンクは2回、先頭のハマのスペランカーが二遊間の深い所へ内野安打。一死後、松田はサードゴロに倒れるも、今江の悪送球でオールセーフとなると、江川が歩いて、満塁となった所で山崎がライト前へ2点タイムリーを放ち、一気に逆転に成功。続く3回にはセカンドゴロに倒れた本多が井口の悪送球で出塁。すかさず二盗を敢行すると、的場の悪送球を誘って、一気に三塁を陥れる。松中はサードへのファールフライに倒れるが、続く小久保はフェンス手前まで運ぶ犠飛としては十二分のセンターフライを放ち、本多がタッチアップで3点目のホームイン。ロッテ先発・ペンはこの回限りで降板となった。ロッテは4回から小野−薮田−内と繋ぐ必死の継投で4回以降、僅かに1安打とソフトバンク打線を抑え込むが、肝心の打線が和田の前に手も足も出ず。結局、和田は2回一死から一人の走者も許さず、散発2安打13三振と素晴らしい投球で完投勝利。ロッテの相次ぐ拙守につけ込み、逆転勝利を飾ったソフトバンクはアドバンテージ込みで2勝1敗とし、日本シリーズ開催へ一歩近付いた。

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October 14, 2010 23:45

10/14大松◆H1−3M◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦)
日本シリーズ開催阻止を目論むロッテは初回、ソフトバンク先発・杉内に対し、一死から清田のヒット,井口の四球で一、二塁のチャンス。しかし、サブロー,今江と打ち取られ、先制ならず。ピンチを逃れたソフトバンクはその裏、ロッテ先発・成瀬から先頭の川崎がレフト前に弾き返すと、本多がきっちり送って、一死二塁。続く松中が四球を選ぶと、二死後、ハマのスペランカーも四球で歩いて、満塁とチャンスを広げるが、ペタジーニが空振り三振を喫して、三者残塁。直後の2回、ロッテは先頭のゼブラ今岡が初球を叩いて右中間突破の二塁打を浴びせると、金もヒットで続いて、一、三塁。ここで大松がライトスタンドへ会心の3ランを叩き込み、一気に3点を先制。追いかけるソフトバンクは3回、一死から本多のヒット,松中の四球で一、二塁とするも、4番・小久保が最悪のショートゴロゲッツー。一方、ロッテも4回無死一、二塁のチャンスで的場がヘッポコバントをかまして、ゲッツーを食らうと、続く5回にも一死一塁からサブローがゲッツーに倒れ、追加点を奪えない。その裏、ソフトバンクは先頭の松田がショートへの内野安打で出ると、田上の犠打で一死二塁となった所で川崎がレフト前へタイムリーを放ち、ようやく1点。そろそろ突き放しておきたいロッテは7回、一死から西岡が四球で歩き、杉内をKOするが、代わった金沢の前に清田,井口と凡退し、無得点。続く8回、先頭のサブローの打球はバックスクリーンに向かって一直線に飛び込むかと思いきや、フェンス最上部に当たって高く跳ね上がって、グラウンドへ戻り、二塁打止まり。西村監督の抗議により、ビデオ判定となったが、結局、覆らず。ここで代わった森福の前に今江はヘッポコバントを連発した末の強攻策でサードゴロと凡退。ゼブラ今岡のショートゴロの間にサブローは三進し、金が敬遠されて、一、三塁となったが、大松はファーストへのファールフライに終わり、二者残塁。6,7回と3人ずつで打ち取られたソフトバンクは8回も川崎,本多と倒れて、あっと言う間に二死。ここでショートゴロを放った松中は一塁へ決死のヘッドスライディングを敢行するも、僅かに及ばず、またも三者凡退。土壇場9回、ソフトバンク4番手・甲藤が3人でピシャリと締め、裏の攻撃に望みを繋いだが、先頭の小久保が詰まったレフトフライに倒れると、ハマのスペランカーはクソボールに手を出して、空振り三振。ここで代打・オーティズが登場するも、上がりすぎのレフトフライに終わり、ゲームセット。ロッテは2併殺8残塁とまずい攻めが続いたものの、大松の一発が最後まで物を言い、先勝を果たした。尻上がりに調子を上げていった成瀬は4安打完投勝利

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October 10, 2010 22:13

◆S4−6C◆
日本シリーズとは何の関係もない日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦の陰に隠れて、ひっそりと行われたセ・リーグ最終戦。広島は初回、ヒットの梵を木村が送ると、二死後、栗原が15号先制2ラン。続く2回には一死二塁から石原のタイムリーで1点を追加。その裏、内野ゴロの間に1点を返されるが、4回、飯原のタイムリーエラー,木村のタイムリーで2点を追加。ヤクルト先発・村中は13個の三振を奪えば、タイトル獲得と言う所だったが、5回までに11安打5失点と打ち込まれた上、三振は僅かに2つと、完投しても13三振は絶望的とあって、5回裏に代打・川本を送られてしまう。この川本が凡退し、二死となったヤクルトだが、ここから青木,野口,畠山の3連打で2点を返すと、更に、デントナが二塁打を放ち、二、三塁と一打同点のチャンス。しかし、ここまで2安打の飯原がショートライナーに倒れて、二者残塁。続く6回には二死走者なしから川端がライトスタンドへ2年ぶりの一発を叩き込み、1点差。何とか突き放したい広島は9回、代打・嶋の14号ソロで貴重な1点を追加。最後は横山が締めて、逃げきった。先発のソリアーノは5回0/3を3失点で2勝目をマーク

10/10里崎◆L4−5M◆(日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦)
土壇場で引っ繰り返された前日の嫌なムードを払拭したい西武は先発・岸が初回を簡単に三者凡退に斬って取り、ロッテの勢いを止めると、その裏、一死から阿部で四球で出塁。ここで前日、得点機に5度凡退の大ブレーキで戦犯となった中島がセンター前に弾き返すと、二死後、中村がレフト前にタイムリーを放ち、昨日に続いて先制点をゲット。更に、高山が四球を選んで、満塁となった所でブラウンがライト前へ2点タイムリーを放ち、この回3点。直後の2回、ロッテは二死走者なしから今江がレフトスタンドへソロアーチを叩き込むと、四球の金が捕逸で二進したものの、大松はセンターフライに倒れて、1点止まり。西武は3回、先頭の中村が三塁線を破る二塁打を浴びせると、高山の犠打で三進。ここでブラウンのセンターへの深いフライは悠々犠飛となって、中村が4点目のホームイン。ロッテはこの回限りで先発・マーフィーを諦め、4回から渡辺俊を投入。9月15日以来の登板となる渡辺俊だったが、僅か9球で三者凡退に仕留めると、続く5回には無死二塁のピンチを背負いながら、難なく後続を断ち切る好投を展開。3点を追うロッテは6回、清田のヒット,井口の四球で無死一、二塁とすると、サブローが三塁線を破るタイムリー二塁打を放ち、清田が生還。なおも二、三塁とワンヒットで同点の場面だったが、フクーラ,今江,金とあえなく凡退し、1点止まり。しかし、続く7回、大松が左中間突破の二塁打で出ると、続く里崎がセンター前へタイムリーを浴びせて、1点差。岸の暴投で里崎が二進した所で西岡が送りバントを仕掛けるが、まともに転がしてしまった打球に里崎はスタートを自重。しかし、焦った岸がこれをエラーし、オールセーフとなとると、続く清田はきっちり送って、二、三塁。ここで井口はライトへ打ち上げるが、浅いフライで里崎はスタートを切れず。続くサブローが歩いて、満塁となったものの、フクーラは止めたバットに当ててしまう中途半端なバッティングでピッチャーゴロに終わり、三者残塁。西武は8回、一死からヒットの佐藤を細川が送ると、ここで代わった4番手・吉見から栗山がレフト前ヒット。一気に本塁を狙った佐藤だが、大松の好返球の前にタッチアウト。1点差で迎えた土壇場9回、西武は昨日、リリーフに失敗した守護神・シコースキーではなく、長田を投入するが、これが裏目。いきなり初球を里崎にレフトスタンドへ放り込まれる同点アーチを被弾。昨日の逆転劇の再現を予感させる展開に一気に畳み掛けたいロッテは続く西岡がセカンド右への内野安打。清田がヘッポコバントを打ち上げるも、西岡が二盗を決めて、一打同点のチャンスを作るが、井口,サブローの3,4番が倒れて、勝ち越しならず。その裏、西武は三者凡退に終わり、昨日に続いて、延長戦にもつれ込んだ。迎えた10回、西武は2つの四球で一死一、二塁のチャンス。ここでロッテは昨日、炎上した内を投入すると、内は佐藤をショートゴロゲッツーに仕留めて、昨日のリベンジに成功。ピンチを脱したロッテは直後の11回、大松がレフト前に弾き返すと、里崎が送って、一死二塁。西岡が敬遠されて、一塁が埋まると、清田がライトライナーに倒れて、二死一、二塁となった所で井口がセンター前へタイムリーを放ち、代走・岡田が勝ち越しのホームイン。その裏、守護神・小林宏に対し、西武は先頭の代打・上本がセンター前ヒット。ここでバントではなく強攻策に出た栗山の打球は二遊間へのライナーとなったが、ベース寄りに守っていた西岡の好守に阻まれると、浅村,中島と打ち上げて、万事休す。連日の大逆転勝利を果たしたロッテが日本シリーズとは何の関係もない日韓クラブチャンピオンシップ出場権争奪戦出場権争奪戦ファイナルステージへの進出を果たした

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