2008 プロ野球

December 07, 2008

 立浪が来季限りでの現役引退する意向を示したとの事。個人的に「最も魅了された高校球児」の座が未だに揺るがない立浪はプロ1年目から贔屓にしていた選手なので、この発表は凄く寂しいものがある。「成績云々じゃなく、そうしようと決めています。(引退の可能性は)100%? 腹の中ではそのつもりです。もう一度、選手として結果を残すのが恩返しになる」と語っている辺り、決意は固そうだが、来季、結果を残せるか如何に拘わらず引退…と言う退路の断ち方は正直、釈然としない。来季、結果を残せなければ引退…ではダメなのだろうか? 結果に関係なく辞める事を決めていたら、果たして、どれ程、モチベーションが上がってくるものなのか…。キャンプ前から辞める事が決まっている選手と言うのは首脳陣も使いづらくはなかろうか。どうしたって、来年に繋がらない選手な訳だし、今の力では若手を差し置いてでも優先して使う必要性が乏しいのも否めない。かつてシーズン途中で引退宣言したSHINJOなど、戦力的にレギュラーで使わざるをえないチーム状況だった事もあり、起用法に殆ど影響はなかったが、今回のケースでは、今季以上に立浪の起用が後回しにされやしないかと心配だ。ともあれ、ラストイヤーと決めた以上は最後の花道を飾って欲しいと祈るばかり。ああ、これで通算2500安打はほぼ絶望的か…。代打のみで年間41安打は流石に無理だろう。せめて、交流戦でDH起用してくれりゃいいんだが、今季は全然使って貰えなかったしなぁ…。

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November 16, 2008

◆西武1−0統一
失点率の少なさでSKを抑えて進出した西武と統一での決勝戦は白熱した投手戦となった。満を持して登板したエース・涌井は初回無死一塁,2回無死一塁,3回無死一、二塁と序盤はピンチの連続だったが、ここを耐え抜くと、尻上がりに調子を上げていく。しかし、西武打線も統一先発・アルヴァラードを捉える事が出来ず、0−0の儘、試合は終盤へ突入。7回、涌井は二死一塁の場面で1安打2四球を許している潘武雄を迎えた所で降板となったが、代わった星野が潘武雄を三振に斬って取り、ピンチ脱出。その裏、西武はこの回から代わった曽翊誠に対して、一死から佐藤がレフト線へ二塁打を浴びせるが、大島,代打・原と倒れて、佐藤は二塁に釘付け。直後の8回、SKは西武3番手・大沼から一死一、二塁のチャンスを作るが、陳連宏,劉芙豪と連続三振に倒れて、二者残塁。土壇場9回、西武は8回からマウンドに上がっている3番手・潘威倫 の前に平尾,中村と立て続けに内野フライを打ち上げて、あっと言う間に二死。延長突入か…と思われた矢先、礒?が四球を選ぶと、続く佐藤が左中間へ二塁打。礒?はSK野手陣の連係がもたついている隙に一気に生還し、サヨナラ勝ち。日本代表は4年連続でアジアシリーズを制覇した。

予選同様に統一相手に一向に点を奪えない西武だったが、これまた予選同様に投手陣が踏ん張って、ワンチャンスに賭けると言う展開で何とか白星を拾い、日本代表初のアジアシリーズ制覇失敗と言う不名誉を辛くも免れた。予選リーグでは全くパッとしなかった佐藤が最後の最後に放ったサヨナラヒットだけでMVP受賞と美味しい所をかっさらったが、予選も決勝も統一に勝てたのは岸,涌井を初めとする投手陣のおかげだよなぁ…。

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 清水が金銭トレードで西武へ移籍する事が正式に決まった。背番号は「4」に決まり、年俸は未定だが、協約規定の25%を越える大幅減額をのむと思われる。ついにこの時が来てしまったか…。どうやら清水が飼い殺し状態に耐えかねて自ら移籍を志願したらしいとの事。清水は絶対に移籍した方が報われると言う事は当ブログでも兼ねてより主張してきた訳で、これは喜ぶべき事なのだろうが、どうせ移籍を願い出るならば、下手に我慢せずに、余力十分な数年前に実行に移してくれれれば良かったものを…と思わずにいられない。まったく清水程の安打製造機が何でこんな不遇な扱いを受け続けてきたのか、理解に苦しむね。それもこれも茂雄が「ヒラメどころじゃない、オコゼだ!」と清水の顔を忌み嫌い、「清水は左に弱い」と言う偽情報をでっち上げて、シメ倒したのがいけないんだが…。まったく今夜の松井さんとか名手・川相とか、老け顔嫌いにも程がある! それにしても、よりによって、西武かよ…。他のどこでもいいが、西武だけには行って欲しくなかったのに…。清水は東京出身だが、高校・大学は埼玉だし、西武に行きたいと言った希望を出したのかもしれないが、個人的にはセ・リーグに移籍して、ガッツな貴公子・仁志のごとく、巨人戦で打ちまくって欲しかったものだ。ところで、小坂と言い、清水と言い、悉く金銭トレード。巨人に金は必要ないんだから、誰かしら貰っておいた方が良かったんじゃなかろうかね。さて、小坂にコーチ兼任打診を蹴られで放出,清水に移籍志願をされて放出,あの男は信じられないお買い得トレード話が来て島流しと、背番号ひと桁が空きまくった訳だが、来年は坂本が「6」、脇谷が「7」、亀井が「9」とかになったりするのだろうか? そういえば、ドラ1の大田の背番号が「55」になるとか(松井さんは報告されて快く了承したそうだが、そんなモン、ダメだなんて言いようもないよな)。亡命してしまった事で中途半端な通算成績になってしまった為、「55」が永久欠番になる事はありえないとは分かっていたが、これはもう松井さんの現役としての巨人復帰は絶望的なのかなと改めて寂しくなった。

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November 15, 2008

◆天津2−16西武◆
アジアシリーズ11連敗中の中国代表である天津相手に取りこぼしは許されない西武は初回、栗山のタイムリー二塁打等で2点を先制。しかし、その裏、今季僅かに2度しか先発マウンドに上がっていないミャオが一死二、三塁のピンチを迎えると、羅玉斌に2点タイムリーを浴び、あっさり同点。追い付かれた西武は直後の2回、2四球で二死一、二塁のチャンスを疲労と、中村がレフトスタンドへ豪快な3ランをぶち込み、勝ち越しに成功。続く3回には天津の守乱に乗じて、一気に畳み掛け、大量6点を追加。4回には赤田のタイムリー二塁打,片岡の犠飛で2点を加えると、6回には銀仁朗の一発等で3点を奪い、ダメ押しの16点目をゲット。ミャオは3回もたずに降板となったが、以降、大沼−谷中−岡本真が4回2/3でパーフェクトリリーフを展開し、7回コールド勝ち。西武は統一,SKに並ぶ2勝1敗で予選を終えたが、失点率で1位となり、決勝進出を決めた。

相次ぐ主力の離脱により、攻撃力不足が心配された西武打線だったが、ここまでの2試合で22失点と言う天津の弱体投手陣相手では流石に、杞憂だったらしくシーズン新記録となる16点を奪っての圧勝。結局、失点率の少なさでギリギリの決勝進出を果たす事となり、統一戦の岸の快投が大きくモノを言う結果となった。この日は打線爆発したとは言え、天津相手では復調したのかどうかと言う目安にはなりそうもない。決勝の相手は予選で勝った統一だが、紙一重の内容であり、楽観とはしていられないだろう。

◆統一10−4SK◆
2回に李晋映の一発で戦意された統一だが、4回、無死一、三塁から陽森のタイムリーで同点とすると、劉芙豪が3ランを叩き込み、一気に3点を勝ち越し。更に、高志綱も連続アーチを浴びせて、この回、一挙5点。5回にも陳連宏のソロアーチで5点差と突き放されたSKは6回、趙東和のタイムリー三塁打で2点を返すと、8回には朴哉相のタイムリーで2点差まで詰め寄った。しかし、その裏、統一は劉芙豪にこの日2本目となる3ランが飛び出すなど、4点を奪い、試合を決定付けた。このまま敗れても、9回に4点を帰せば、決勝に出られるSKだが、三者凡退に終わり、決勝進出を果たせなかった。統一は失点率でSKを逆転し、決勝進出を果たした。

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November 14, 2008

西武2−1統一◆
黒星スタートでアジアシリーズ制覇へ黄信号が灯っている西武はこの日も大苦戦。初回無死一塁,2回無死二塁,3回無死一、二塁のチャンスを悉く逃し、一向に先制点を奪えない。援護が貰えない中、先発・岸は3回までノーヒットの好投を展開していたが、4回、先頭の陽森に初安打となる二塁打を浴びると、一死三塁となった所でブリトーに犠飛を打ち上げられて、ついに先制点を献上。しかし、その裏、西武は二塁打の礒?が佐藤のセカンドゴロで三進すると、大島のタイムリーで同点のへームイン。続く大島のレフトフェンス直撃の二塁打で一気に本塁を狙った大島は憤死するも、赤田の右中間突破のタイムリー二塁打で勝ち越しに成功。ようやくリードを貰った岸は以降8回までノーヒットに抑え込むと、9回からは星野−小野寺と繋いで、辛くも逃げ切った。

岸が日本シーリズMVPを獲得した勢いを持続するかの様に8回を2安打1失点と素晴らしい投球を展開。これ程の投球をしても、あわや負け投手にしかねなかった西武打線の元気のなさは気がかりだ。昨日は発熱で休んだ片岡がスタメン復帰したものの、起爆剤にはならず、結局、逆転した以降はノーヒットに抑え込まれる始末で、正に岸様々な試合内容だった。明日は中国代表・天津と言う事で勝機は高く、決勝進出は果たせそうな気配ではあるが、こうも攻撃力不足では波乱が起きる危険性を十二分に秘めていると言っても過言ではないだろう。

◆天津0−15SK◆
2回まで沈黙していたSKだったが、3回、羅州煥の二塁打を皮切りに、7長短打を集中して、一挙7点のビッグイニングを形成。更に、4,5回と2点ずつ加えると、7回には金宰の3ラン等で4点を追加。投げては4人の投手が無四球無失点と付け入る隙を許さない継投を見せ、大会規定の7回コールド勝ちで決勝進出へ大きく前進した。

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November 13, 2008

◆SK4−3西武◆
初回、西武は赤田の二塁打を皮切りに一死三塁のチャンスを掴むと、脇腹痛で離脱中の中島に代わって3番に抜擢された日本シリーズのラッキーボーイ・平尾がセンター前へ先制タイムリー。しかし、先発・帆足が2回に朴栽弘に疑惑の同点アーチを被弾。当初、中国の三塁塁審はファールと判定したが、台湾の球審がホームランの判定。協議の結果、三塁塁審は判定を覆す暴挙に出た為、ナベQは台湾リーグに渡っていた経験を生かして、北京語で抗議をかましたが、再び覆る事はなかった。4回には無死一塁から李宰元に2ランをぶち込まれ、勝ち越しを許すと、更に、一死一、二塁のピンチで朴哉相にタイムリーを浴びて、4点目を失った所で帆足は無念のKO。直後の5回、西武は二死一塁から栗山のタイムリー二塁打の後、またまた平尾にタイムリーが飛び出して、1点差。更に、二死一、三塁とチャンスを広げたが、後藤がセンターフライに倒れて、同点ならず。結局、6回以降、ノーヒットに抑え込まれ、いきなり黒星スタートとなった。

今週の「ドカパロ」でシメ倒された直後にアジアシリーズで疑惑のアーチにより黒星スタートとは相変わらず、恐るべき水島の呪い効果。あの誤審は単なる技術不足なのか、はたまた反日感情の表れか…。平尾は日本シリーズの勢いを持続している様だが、西武は主力が悉く欠場する見るも無惨なオーダー。故障で日本シリーズに出られなかったブラゼルやG.G.佐藤だけでなく、日本シリーズで故障した中島,細川も不在で、片岡は発熱で欠場。ボカチカ,グラマンは帰国しちまったらしいし、オツや石井一も出ないとか…。こんなガタガタ戦力でも勝てるつもりだったのか、こんな戦力で臨まざるを得ないのか…。いずれにせよ、アジアシリーズなど所詮、エキシビジョンマッチに過ぎないから軽視している…と言われても仕方なく、他の3国に失礼である。実際の所、どういうつもりで臨んでいるのか知らないが、この儘では、西武は日本代表初のアジアシリーズ制覇失敗チームと化してしまう可能性も十分に考えられそうだ。

◆統一7−4天津◆
中国代表のアジアシリーズ初勝利を目指す天津は2回に孟昭蓬のタイムリー,張振旺の2点二塁打で3点を先制。4回には張振旺のタイムリーで4点目を追加。しかし、統一は5回、劉芙豪のソロアーチで反撃の狼煙を上げると、黄甘霖,潘武雄の連続タイムリー二塁打で1点差。3−4の儘、迎えた土壇場9回、統一は郭俊佑のタイムリーでついに追い付くと、なおも二死一、二塁のチャンスで潘武雄がサヨナラ3ランを叩き込み、中国代表の初勝利はお預けとなり、アジアシリーズ10連敗。

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November 11, 2008

 噂されていたあの男とMICHEALの交換トレードがついに合意に至った。実際には日本ハムは工藤,巨人は林をくっつけての2対2の交換トレードだ。今週の某誌では「球団は厄介払いしたくて仕方ないが、選手会長を能動的に放出しては沽券に関わる為、本人がFAするか、他球団からお呼びがかかる事を祈るしかない」的な事を書かれていたあの男だが、その球団の願い通りになった訳だ。これで万々歳…とか書くとまたお叱りを受けそうだが、今季の4人の成績を比較する限り、これはもう巨人にとってはお得なトレードとしか思えない。MICHEALはここ3年緩やかに下降線を描いてはいるのだが、クルーンに不安があり、上原の亡命が確実視されている事から久保や東野辺りを先発に回したい事を考えれば、もう1枚後ろを任せられる投手がいるのは有難いだろう。昨年、ブレイクした工藤も今年はやや打撃不振だったが、足と守りにはスランプはない(厳密にはあるが)訳で、高齢化の進む外野陣をフォロー出来る存在になる筈だ。個人的に林は結構、好きな投手だったのだが、今季は11試合で勝敗なしの防御率6.75とかつての快投ぶりは見る影もなく、こういう形で放出されるのは寂しい限り。不振だけでなく、あの男同様、プライベートでいかにも巨人フロントが嫌がりそうな失態(と言っても、結構、前の話だが)を犯してしまった事も少なからず響いている…のかもしれない。そういう意味では矢野の方が危なかったのだが、日本ハムが左腕を所望していたので、難を逃れた様だ(と言っても予断は許さないが)。精神衛生上よろしくなかったあの男のヘッポコバントやゲッツー量産を見せられる機会も今後はグッと減るであろうと思うと少々寂しく…などと言う事は全然ないが、巨人と比べれば、遥かに風当たりは弱いだろうし、環境が変わる事で全盛期(でもヘッポコバントやゲッツーは量産しているのだが)の輝きを少しでも取り戻してくれないと、あまりにも日本ハムが可哀想なので、そこそこには頑張ってくれと言っておこう。巨人で右の代打の切り札辺りに甘んじてしまうより、向こうでレギュラー張れた方があの男にとってもいいだろうし…。とりあえず、金子誠やトンガよりは打てるだろうが、最低でも小谷野以上はやってくれないと、日本ハムはMICHEALを出した甲斐がないと言うものだ(小谷野レベルで満足して貰っては困るが)。ケガの弱さにも定評がある男だけに、ハマのスペランカーを獲ったソフトバンクの様な目にだけは遭わせないで欲しいと願うばかりだ。それにしても、小坂が楽天に飛ばされ、あの男が日本ハムに飛ばされ、果たして、清水はどうなってしまうのかと気が気でない。まぁ、清水は絶対、余所に行った方が出番が増えていいと思う次第…。無駄に飼い殺されて巨人で終わる事よりも、名手・川相のごとく必要とされる所で出来るだけ長く現役で頑張って欲しいのだが…。

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November 09, 2008

◆G2−3L◆
3勝3敗で迎えた最終戦、西武は巨人先発・内海に対して、先頭の片岡がレフト前に弾き返すと、すかさず二盗を決め、早くも先制のチャンス。栗山が三振に倒れるも、中島の打席で内海が暴投を犯し、片岡は三進。しかし、中島のショートゴロで片岡は三本間に挟まれ、憤死。続く中村もライトへ打ち上げ、結局、無得点。西武の先発は石井一も予想されたが、今シリーズ初登板となるオツが指名された。これに対して、巨人は一死からキムタクの四球,ガッツの二塁打,寿司職人ラミレスの四球で満塁とすると、オツの暴投でキムタクが労せずして先制のホームイン。なおも二、三塁のチャンスだったが、5番に抜擢された亀井,6番に降格された李と相次いで凡退し、1点止まり。しかし、続く2回、不振に喘いでいた坂本がレフトスタンドへ会心のソロアーチを叩き込み、2点目。オツはこの回限りで降板となった。2,3回と3人ずつで片付けられた西武は4回、一死から中島のヒット,中村の四球で一、二塁とするが、後藤,平尾と打ち取られ、二者残塁。しかし、続く5回、二死走者なしから代打に起用されたボカチカが左中間スタンド中段へソロアーチをぶち込んで1点差。何とか突き放したい巨人だが、石井一−涌井と次々に先発要員をリリーフに送り込んでくる西武のスクランブル継投の前に3回以降パーフェクトに抑え込まれる始末。一方、6回途中から内海を下ろし、西村健−越智と繋ぐ巨人の継投に対し、西武は8回、死球で出た片岡が盗塁と栗山の犠打で三塁へ進むと、中島のサードゴロで素晴らしいスタートを切って本塁を陥れ、ついに試合は振り出しに。動揺を隠せない越智は更に、中村,野田と連続四球でピンチを作った挙げ句、ラッキーボーイ・平尾にセンター前へタイムリーを浴びて、勝ち越し点を献上。西武は土壇場9回にも先頭の赤田がライトフェンス直撃の三塁打と絶好の追加点のチャンス。しかし、ボカチカは空振り三振,片岡はファーストへのファールフライに倒れて、二死。栗山は四球を選んだが、中島はショートゴロに倒れて、得点ならず。その裏、8回からマウンドに上がっている守護神・グラマンが2番からの好打順をあっさり3人で退け、西武は1992年以来16年ぶり12度目となる日本一に輝いた(※2004年は日本シリーズ不開催)。MVPは14回2/3を無失点に抑え、2勝をマークした岸が受賞。優秀選手には平尾,中島,鈴木尚、敢闘選手には寿司職人ラミレスがそれぞれ選ばれた。

実戦から1ヶ月以上、先発に限れば2ヶ月近くもマウンドから遠ざかっている上、シリーズ恐怖症に加え、東京ドーム恐怖症まで患っているオツをわざわざ東京ドームで起用すると言うナベQの失敗で巨人の6年ぶり日本一は見えたかに思われた。しかし、2回ですっぱり引っ込め、不安のあるリリーフ陣をないがしろにして、石井一,涌井を注ぎ込んだのが奏功。これで完全に当たりが止まってしまった巨人は結局、坂本の一発以降、24者連続凡退に終わり、あまりにも走者が出ないので、阿部を使うタイミングを失ってしまった。逆に、巨人は継投策が失敗。得点には絡んでいないが、果たして、内海をあのタイミングで代える必要があったのか? 一死走者なしだと言うのに、右打者とは言え、脇腹痛で強振出来ない中島相手にビビリ過ぎだ。ここは百歩譲ったとしても、アップアップの越智を平尾まで引っ張ったのはどう考えても納得のいかない采配だった。西村健を1イニングで下ろしたのに、7回にもピンチを作った越智を何故、2イニング引っ張ったのか・ ピンチを作る以前に8回の頭から山口ではダメだったのか? 抑え経験もあり、第5戦でロクに投げていない上原をベンチにすら入れなかったのは何故か? 僅か2安打で逃げ切ろうと言うのが、そもそも虫が良過ぎたかもしれないが、今日の若大将の継投には明らかに平常心が感じられなかったのは否めない。二死走者なしでノーヒットの中村を敬遠したのも全く持って訳が分からなかった。さて、これで日本一監督はナベQになった訳だが、敗れた若大将がWBC監督とは、その胸中は複雑なものがあるだろう。まぁ、下手にアジアシリーズに出て負ける様な事があると、WBCアジア予選敗退を予感させてしまうだけに、ここで負けておいたのは逆に良かった…かもしれないが、これで本当にアジア予選で負けたりすると、何で日本一が決まる前に若大将に決めちまったんだ!とか非難の声が挙がりかねないよなぁ。若大将になったのは、単にナベツネの陰謀なのにさ…。

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November 08, 2008

◆G1−4L◆
王手をかけられた上、故障者続出の西武。脇腹痛の中島は強行スタメンとなったものの、細川はベンチにも入れず、銀仁朗がマスクを被る事に…。巨人先発・春風亭半ケツは初回、出すとうるさい片岡をキャッチャーファールフライに仕留めるも、続く栗山にセンター前に弾き返され、脇腹に響いてまともに振れない筈の中島相手に一振りもさせずに歩かせた上、中村にも四球を許して、一死満塁。ここで後藤が簡単に初球を打って、セカンドフライに倒れ、嫌なムードが漂った西武だが、第3戦以来のスタメンに抜擢された平尾がレフトオーバーの走者一掃タイムリー二塁打を浴びせて、一気に3点を先制。更に、佐藤も内野安打で続き、一、三塁とチャンスを広げるが、銀仁朗が三振に倒れて、二者残塁。その裏、巨人は西武先発・帆足から先頭の鈴木尚がいきなり三遊間を真っ二つに破るヒットで出塁。しかし、寺内がバントするんだか、バスターするんだか、はっきりしない儘、追い込まれた挙げ句、二盗を仕掛けた鈴木尚が憤死。その後、寺内,ガッツと打ち取られ、結局、3人で攻撃終了。直後の2回、二死一、三塁のピンチを何とか切り抜けた巨人はその裏、寿司職人ラミレスがレフト前ヒット。第5戦では不振で外された李もスタメン復帰で執念のライト前ヒットを浴びせると、更に、左の帆足を読みながら、あえて起用された亀井がライト線へタイムリー二塁打を放ち、寿司職人ラミレスがホームイン。なおも二、三塁のチャンスだったが、坂本,鶴岡と倒れて、二死。ここで若大将・原監督は早くも春風亭半ケツを引っ込め、代打・大道を投入するも、ショートゴロに倒れて、1点止まり。3回、巨人2番手・東野に対して、西武は一死から平尾,佐藤と連打を浴びせるも、銀仁朗が最悪のサードゴロゲッツー。その裏、巨人はまたも鈴木尚がヒットで出るが、寺内がヘッポコバントをかまして追い込まれた挙げ句の強攻策でセカンドゴロゲッツーに倒れる始末。続くガッツも倒れて、結局、3人で攻撃終了。4回、東野は簡単に二死を取りながら、3連続四球を許してKO。しかし、ここで代わった西村健が後藤をショートゴロに打ち取り、ピンチ脱出。その裏、巨人は先頭の寿司職人ラミレスがレフト線へ二塁打を浴びせると、李が歩いて、一、二塁。続く亀井のセカンドゴロで一死一、三塁と場面が代わった所でナベQは帆足を下ろし、第4戦で完投している岸を中2日でスクランブル起用。これに対して、坂本はセンターへ打ち上げるが、タッチアップを仕掛けたかに見えた寿司職人ラミレスが途中で思い止まって帰塁。この隙に亀井は二塁を陥れたが、鶴岡は空振り三振に倒れて、二者残塁。直後の5回、西武はこのシリーズ、ラッキーボーイとなっている平尾がレフトスタンド中段アーチを叩き込み、4点目を追加。更に、佐藤,ボカチカのヒットで一死一、三塁とチャンスを広げたが、片岡はショートゴロゲッツーに倒れて、1点止まり。その裏、巨人は一死からヒットで出た鈴木尚が盗塁と代打・脇谷のセンターフライで三塁まで進んだが、ガッツが三振に倒れて、得点ならず、6回、西武は先頭の栗山が四球で出るも、続く中島がショートゴロゲッツーを食らうなど、3人で攻撃終了。岸に代わってからすっかり当たりが止まってしまった巨人は6,7回と三者凡退に終わったが、8回、一死から脇谷の四球,ガッツのヒットで一、三塁のチャンス。しかし、寿司職人ラミレスはセカンドフライ,李は見逃し三振に倒れて、二者残塁。土壇場9回には一死から代打・阿部,加藤の連打で一、三塁としたものの、キムタク,鈴木尚と連続三振に倒れて、万事休す。これで西武が逆王手をかけ、最終戦を迎える事となった。

両軍合わせて19残塁4併殺と怒濤の拙攻合戦となったが、結局、初回の3点が最後までモノを言う形で西武が逆王手。何と言っても、岸が素晴らしかったに尽きるだろう。まさか完投したばかりの岸を中2日で起用した上、最後まで投げさせるとは思わなんだが、一体どれだけ信頼されてないんだ、西武リリーフ陣…、と何だか不憫な気持ちに…。これで西武が日本一ならMVPは岸で決まりかな。一方、シリーズ無敗の春風亭半ケツが2回KOの大誤算で日本一奪回はお預けとなった巨人。この日もリリーフ陣は頑張ったが、先発が投げている段階で勝負を決められてしまっては如何ともし難い。2番に抜擢された寺内が悉く小細工に失敗し、鈴木尚の3度の出塁を全く生かせなかったのも痛かった。スタメン復帰の李も第1打席こそ意地を見せたが、あとは2三振と不振モードに逆戻り。目立っていないが、密かに坂本もブレーキになっていて心配だ。さて、最終戦の先発は内海,石井一でほぼ確実だろうか(一応、シリーズ全敗のオツの可能性もあるのか)。巨人は安定感のある本職のリリーフ陣に加えて、早期降板している上原,春風亭半ケツもスタンバイしてくる筈で内海はペース配分を気にせずに行ける所まで行ける筈。そういう点では石井一の方が苦しいか。今日の岸の使い方を見るに、明日は涌井が7回くらい投げても驚かないが…。いや、いっそ、また岸で…。そこまでいくと、やってる事が鉄腕・稲尾じみてくるな…。

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November 06, 2008

◆L3−7G◆
昨日の勢いで一気に王手をかけたい西武は初回、巨人先発・上原から片岡,栗山,中島の3連打で無死満塁の大チャンス。しかし、覚醒モードに入った筈の中村は空振り三振。礒?の併殺崩れの間に先制点をあげたものの、後藤も三振に倒れて、1点止まり。すると、直後の2回、第1戦で快投を演じた西武先発・涌井に対して、不振でスタメンを外された李に代わって、5番に起用された阿部がソロアーチをぶち込んで、あっさり同点。1−1で迎えた3回、西武は一死から中島がショートゴロに倒れるも、これを坂本が一塁へ悪送球し、一気に二塁へ。二死後、礒?が右中間へタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。更に、後藤,佐藤と連打を浴びせ、満塁とチャンスを広げたが、銀仁朗が三振に倒れて、三者残塁。しかし、上原はこの回限りで早くも降板となった。5回には二死一、二塁のチャンスを作って、2番手・山口をKOした西武だが、代わった西村健の前に銀仁朗がサードへのファールフライに倒れて、二者残塁。続く6回には内野安打の赤田を片岡が送って、一死二塁とするが、栗山,平尾と倒れて、またも無得点。6回まで僅かに2安打と沈黙していた巨人だが、7回、一死から寿司職人ラミレスが痛烈なセンター返し。これが二塁ベースに当たって、跳ね上がったのを見た寿司職人ラミレスは猛然と一塁を蹴って、二塁を陥れる好走塁。すると続く阿部がライト前ヒット。寿司職人ラミレスはまたまた激走し、同点のホームイン。更に、亀井がセンターオーバーの二塁打を放ち、二、三塁とすると、脇谷がバックホームに備えて浅めに守っていた左中間を深々と破る走者一掃のタイムリー三塁打を浴びせて、2点を勝ち越し。更に、続く坂本もセンター左へタイムリー二塁打を浴びせる怒濤の5連打でついに涌井をKO。その裏から豊田−越智と繋いで、西武に反撃を切り抜けた巨人は土壇場9回、ヒットの亀井が盗塁と脇谷のセカンドゴロで三進。ここで代打で登場した李は死球を食らい、一、三塁となると、代打・松田記者がライト前へタイムリー。なおも一死一、三塁のチャンスに鈴木尚が外角のボールに飛びついてスクイズを決め、ダメ押しの7点目を追加。その裏、5点差と余裕の場面で登板したクルーンは一死から伏兵・平尾に被弾したものの、後続を断ち切り、巨人は3勝2敗と日本一へ王手をかけた。

リリーフ陣の安定感の差で巨人有利と言うカリメロの予言が的中。頼みの上原が3回で降板を余儀なくされたのは巨人にとって緊急事態だった筈だが、山口,西村健の粘りの投球が逆転劇を呼び込むと、豊田,越智も好投。クルーンはやや不安を覗かせたが、5点差がものを言って、大事には至らなかった。一方、西武は誰を出しても涌井を続投させた方がマシ…と言うリリーフ陣への不安が涌井を引っ張り過ぎて、集中打を許す結果となった。今日のヒーローは個人的には寿司職人ラミレスを挙げたい。決して俊足ではない寿司職人ラミレスのアグレッシブな走塁が怒濤の5連打を導いたと言っても過言ではないだろう。ついに李をスタメンから外した若大将・原監督の英断も評価したい。しかも、これが結果的に大成功。5番に浮上した阿部が一発を含む2安打2打点。ガッツがファーストに回った事でサードでスタメン起用された脇谷は走者一掃の決勝三塁打だ。9回には代打攻勢が的中。上原の3回降板も含めて、この日の若大将采配は冴えていた。西武は13安打を浴びせながら、覚醒した筈の中村が4タコに抑え込まれるなど、12残塁の大拙攻が響き、涌井を見殺し。涌井で敗れて、王手をかけられた上、細川,中島が故障で離脱する形で再び敵地へ戻る事となった西武に巻き返しの策はあるのか!?

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November 05, 2008

◆L5−0G◆
負ければ、王手をかけられる西武は初回、巨人先発・グライシンガーからヒットで出た片岡がすかさず二盗を決めると、栗山がライト線へタイムリー二塁打を浴びせる電光石火の攻撃で先制点をゲット。その後、膠着状態となったが、1−0の儘、迎えた4回、西武先頭の中島がさして痛くもない死球でグライシンガーに食ってかかり、あわや乱闘騒ぎを起こす。これが結果的に調子に乗りつつあったグライシンガーの勢いに水を差す格好となり、昨日、覚醒した中村がレフトスタンドへ2試合連続の2ラン。中村は6回にも2打席連続となる2ランをぶち込んで、グライシンガーをKO。西武先発・岸は8回まで三塁も踏ませない好投を展開。9回もマウンドに上がった岸は先頭のガッツを空振り三振に斬って取ると、寿司職人ラミレスをどん詰まりのレフトフライ,李をファーストゴロとクリーンアップをいとも簡単に退けて、完封勝ち。これで西武は2勝2敗と星を五分に戻した。

阿部や脇谷をスタメン起用するなど右投手対策に打って出た巨人打線だが、岸が毎回の10三振,散発4安打と申し分のない内容で封じ込め、日本シリーズ初登板初完封を達成。打っては完全に覚醒してしまった中村が2発4打点の大活躍。その前に足を生かした攻撃で今シリーズ初の先制点を奪うなど、万全の試合運びだった。グライシンガーは単に状態の悪かった交流戦時の影響が数字に出ただけで相性が壊滅的に悪いと過剰に考え過ぎなのではないかと言う気もしていたのだが、周囲が西武アレルギーぶりを煽り過ぎて、最多勝投手なのに4番手と言う消極的起用をした結果(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦の頃から調子が下降気味なのもあったのかもしれないが)、まんまと不安を的中させてしまう事になった。と言っても、炎上したと言うより、中村一人にしてやられた格好ではある。それにしても、あんなプロテクターへのカス当たり死球で無駄騒ぎの中島には少々カチンと来た。第2戦で4個もぶつけているのは棚上げか、ガッツの痛みを思い知れと…。もし、あれがグライシンガーのリズムを崩す為の作戦だったとしたら、なかなかの策士だが…。グライシンガーは崩された巨人だが、山口,東野,豊田と今シリーズ初登板のリリーフ陣がそれぞれ無失点投球。今日は温存出来た西村健,越智も加えて、リリーフ陣は万全だ。解説に来ていたカリメロはリリーフ陣の安定感の差で2勝2敗でも巨人有利説を自信ありげに掲げていたが、巨人が負けた試合は涌井,岸と先発に完璧に抑え込まれると言うリリーフ陣を殆ど必要としない展開であっただけに、この分析は鵜呑み出来ない。ただ、涌井はともかく、岸が先発マウンドに上がる事はもうない訳で、帆足,石井一の出来が鍵を握る事になりそうな気配だ。さて、明日の第5戦だが、上原,涌井が中4日で出てくるのか、はたまた5人目の投手が出てくるのか気になる所である。

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November 04, 2008

◆L4−6G◆
1勝1敗のタイで舞台を西武吹き抜けドームに移した第3戦。西武先発・石井一に対して、巨人は初回、先頭の鈴木尚がライト線へ二塁打を浴びせると、キムタクのショートゴロの間に三進。続くガッツの打席で石井一が暴投を犯し、鈴木尚は労せずして先制のホームイン。続く2回には亀井が内野安打,鶴岡が四球と鶴亀コンビで二死一、二塁のチャンスを作ると、伏兵・鈴木尚がレフトポール際へ飛び込む3ランを放ち、一気に4点差。巨人先発・内海の前に2回まで3人ずつで抑えられていた西武は3回、佐藤,細川の連打で無死一、二塁とするも、続くボカチカがサードゴロゲッツー。片岡もライトへ打ち上げて、結局、無得点。5回には一死から平尾がライト線への二塁打を放つが、佐藤,細川と倒れて、得点ならず。直後の6回、巨人は先頭の寿司職人ラミレスがレフトスタンドへ2試合連続となるソロアーチを叩き込み、5点目を追加。ワンサイドゲームになるかと思いきや、その裏、好投の内海が突如、変調を来す。一死から片岡,栗山,中島と3連打を浴びて、1点を失うと、若大将・原監督はあっさり西村健にスイッチ。第2戦ではピンチを救った西村健だったが、ここまで10タコと大ブレーキの中村に3ランを叩き込まれて、一気に1点差と迫られる。何とか突き放したい巨人は8回、西武2番手・小野寺から先頭のガッツがライトスタンドへソロアーチをぶち込んで、点差は2点と拡大。4−6の儘、迎えた土壇場9回、巨人のマウンドには今シリーズ初登板となる守護神・クルーンが登場。アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦での不振と、登板間隔が空いた事で心配されたクルーンだったが、この日はストライクが先行。結局、3人でピシャリと締めて、巨人が2勝1敗とリードを奪った。

楽勝ムードから一転、あわや逆転負けと言う展開ながらも、連勝で一歩リードした巨人。しかし、7回表の鈴木尚の内野安打と言い、9回裏の佐藤のキャッチャーゴロと言い、どちらとも取れるどころか、明らかに巨人寄りの誤審連発は折角の好ゲームに水を差す格好となってしまった。アンチ巨人はまたジャンパイアとか騒いでる事だろうな…。今日のヒーローは何と言っても鈴木尚。いきなり先頭打者として掻き回し、僅か3球でベース一周してきたのは言わずもがな、まさかの一発が飛び出していなければ、終盤、大変な事になっていただろう。守っても俊足を生かした守備範囲の広さはシリーズ通して絶大な安心感を与えている。レギュラーシーズンでも長らく不敗神話を構築した寿司職人ラミレス,ガッツのアベックアーチも飛び出し、8安打ながら、効果的に一発攻勢で効率良く6点を獲得。死球の影響が心配されたガッツはそこまでの3打席は元気がなかったが、最終打席で不安を一掃した。それにしても、序盤は素晴らしかった内海の降板がいささか早過ぎた。第2戦の西村健の好投がチラついたのかもしれないが、内海に全く合っていなかった中村にわざわざ覚醒のきっかけを与えてしまったのは悔やまれる所だろう。中村に待望の快音が生まれた事に今後の光明が見えた西武だが、この日もタイムリー欠乏症は深刻で、3試合で僅かに1本。川相不在では一発に賭けるしかないと言う中日の様な運否天賦の一発依存野球では如何ともしがたい。リーグトップの本塁打数だけでなく、リーグトップの盗塁数を誇る西武だけに積極的に足を使った攻撃も駆使して貰いたい所。

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November 02, 2008

◆G3−2L◆
西武先発・帆足に対し、巨人は初回、二死からガッツが右中間フェンス直撃の三塁打を浴びせるも、昨日からチャンスブレーカーとなっている寿司職人ラミレスがファーストゴロに倒れて、先制ならず。しかし、続く2回、連続四死球で作ったチャンスに坂本が犠打を決めた後、鶴岡がライトへ犠飛を打ち上げ、ノーヒットで先制。巨人先発・春風亭半ケツは3回までパーフェクトと快調な出足を見せていたが、4回、先頭の片岡に初安打となる二塁打を浴びると、栗山に犠打を許して、一死三塁となった所で中島に2戦連発となる2ランを叩き込まれて、一気に形勢逆転。追いかける立場となった巨人はその裏、二死から坂本の死球,鶴岡のヒットで一、二塁とするも、春風亭半ケツは空振り三振。続く5回には二死満塁と一打逆転の場面を作るが、松田記者がどん詰まりのサードゴロに倒れて、三者残塁。一方、そろそろ突き放しておきたい西武は6回、一死一、二塁のチャンスを作って、春風亭半ケツをKOするも、代わった西村健の前に中島,中村と打ち取られ、得点ならず。すると、その裏、巨人は2番手・大沼に対して、先頭の坂本がライト前に弾き返すと、鶴岡が送って、一死二塁。ここで途中出場の亀井がライト線へタイムリー二塁打を浴びせて、坂本が同点のホームイン。続く8回には西武3番手・星野からガッツが左手首に死球を受け、昏倒。一旦ベンチに下がった後、塁上に戻ったガッツだが、寿司職人ラミレスのサードゴロの間に二進後、李の打席中に見る見る手首が腫れ上がり、ここで無念の退場。二死後、今度は4番手・小野寺から代打・大道が死球を食らい、一、二塁としたものの、坂本がセンターへ打ち上げ、二者残塁。2−2の儘、迎えた9回、この回から登板の岡本真に対して、ガッツの代走で入っていた寺内が三振。しかし、この日、全く当たっていなかった寿司職人ラミレスが左中間スタンドへぶち込んで、劇的なサヨナラ勝ちで1勝1敗の五分に戻した。

昨日に続いて、1点を争う好ゲームだったが、巨人がサヨナラで星を五分に戻し、西武吹き抜けドームに乗り込む形となった。昨日はどん詰まりの先制タイムリーの後、2打席連続ゲッツー。この日も4連続で走者のいる場面の打席に立ちながら、外野にすら飛ばせずに悉く凡退と「逆シリーズ男」の本命になりつつあった寿司職人ラミレスだが、最後に飛び出した劇的な一発でその不安を払拭。初戦を上原で落とし、連敗は許されない窮地からチームを救った。投げては、先発・春風亭半ケツがまずますゲームを作ると、西村健がピンチを切り抜け、越智は2回をパーフェクトとリリーフ陣は万全。クルーンの出番を作れない儘、敵地での3連戦を迎える事になってしまったのは少々不気味ではある。心配なのは死球で退場したガッツの容態。骨折でない事を祈るばかりだ。西武は帆足が再三再四ピンチを背負いながらも、5回を1失点で切り抜けると、早め早めの継投で凌いできたが、セットアッパー・岡本真が無念の轟沈。と言っても、投手陣を責めるのは気の毒な話で、中島の2試合連続アーチでしか点を奪えない打線が問題だ。結局、4,6回以外の7イニングは三者凡退に抑え込まれており、これでは得点の取りようがないと言うものだ。さて、舞台を所沢へ移して、いよいよ西武打線が目覚めるか!? 巨人はガッツがスタメンで出られるか否かで大きく戦局が変わりそうだが、果たして…!?

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ritzberry at 21:56コメント(1)トラックバック(35) 

…と言っても、大村←→村松のダブル出戻りトレードの事ではない。日本ハムがMICHEALや八木らを交換要員にあの男との交換トレードを画策していると言うのだ。入団当初から、名手・川相をシメ倒したい茂雄の陰謀により、奪い取ったのではなくタダで与えられたレギュラーの座に甘え、身体能力に任せたプレーで基本を疎かにしていた事でまるで成長曲線を描かぬ儘、故障三昧。今季も開幕早々の故障で二軍暮らしに甘んじ、しかも、チームが苦しんでいる中、選手会長と言う立場もわきまえずにゲイバーで大はしゃぎした挙げ句にモナってスクープされると言う責任感もクソもない大失態。あってなきがごとき謹慎処分の末、一軍に上がっても、完全に坂本にレギュラーの座を奪われてしまい、すぐさま故障で二軍に逆戻りの体たらくで今オフこそトレード筆頭候補なのではないかとの噂が絶えなかったが、いよいよ具体的な話が動き出した。あの男のトレードに関しては、別に「モナ事件」に起因するまでもなく、「義理を果たす為に広島へ出せ!」と常日頃、希望していた事項だけに、相手が広島ではないとは言え、これは願ったり叶ったりの展開。あの男はショートでなく、サードか外野に回せ…と、何年も前から言い続けてきたが、現状、李,ガッツを同時に出す為にはサードは埋まってしまっており、巨人でのポジションは結局、適性のないショートしかない(今更、外野もないだろう)。しかし、これから綺麗な成長曲線を描く事が大いに期待される待望の新星・坂本を追い落とす様な野暮な真似はして欲しくない訳で、もう代打要員か放出しかないのである。代打要員としてなら(一塁が埋まっていない時限定で)そこそこ使えるだろうが、流石に、そこまで落ちぶれた能力ではないので、余所へ行った方が出場機会も遥かに増えて、あの男の為にもなるのではなかろうか。それにしても、日本ハムも随分と思い切った交換要員を掲げてきたものだ。決して万全の布陣とは言えない日本ハムリリーフ陣において、勝利の方程式の一角を崩してまで、あの男の獲得に動くと言うのは、少々血迷っているのではないか。年俸の釣り合いが取れないと言う事かもしれないが、そこまで大枚はたかなくても巨人は応じてくれそうな気もするのだが…。日本ハムファンのブログを読んでると、総じて、このトレード案には猛反対の様で、そりゃごもっともな話なのである。それにしても、クルーンに不安があるとは言え、もし、MICHEALが来ちゃったら、来季のG投の役割分担はどうなるのかね?

青い空を見上げて―読売ジャイアンツ二岡智宏 (地球スポーツライブラリー)
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November 01, 2008

◆G1−2L◆
それぞれのリーグを制したチームがいずれも辞退する事なく、2年ぶりに開催となった日本シリーズ。巨人先発・上原に対し、西武は初回、いきなり先頭の片岡がヒットで出るも、すぐさま牽制に引っかかって憤死する大チョンボで出鼻をくじかれ、以降、4回までノーヒットと沈黙。一方、西武先発・涌井も3回までパーフェクトと素晴らしい立ち上がりを見せるが、4回、先頭の鈴木尚のサードゴロを今週から水島の呪いにかかりつつある中村がエラー。初の走者を出した巨人は続くキムタクがきっちり送ると、ガッツは三振に倒れるも、寿司職人ラミレスがライト前へ弾き返す。打球は果敢にダイビングしたボカチカのグラブに収まったかに見えたが、着地の衝撃でボールがこぼれてしまい、この間に鈴木尚が先制のホームイン。1点を追う西武は直後の5回、先頭の後藤がバックスクリーンへ豪快なアーチを叩き込み、あっと言う間に振り出しに戻すと、続く6回には中島が右中間スタンドへ放り込み、勝ち越しに成功。その裏、一死から連続四死球で一、二塁のチャンスを掴んだ巨人だが、先制タイムリーの寿司職人ラミレスが今度は最悪のピッチャーゴロゲッツーに倒れて、一瞬でチャンス消滅。1−2の儘、迎えた土壇場9回、西武はここまで1安打ピッチングの涌井からあえて守護神・グラマンにスイッチ。これで流れを変えたい巨人は先頭のキムタクがセカンドへの内野安打で出塁。続くガッツはセカンド右の痛烈なゴロ。センター前へ抜けようかと言う打球を片岡がダイビングキャッチし、二塁は封殺。続く寿司職人ラミレスはまたもピッチャーゴロゲッツーを食らう最悪の展開で、あと一歩及ばなかった。

巨人を上回るシーズン本塁打数を誇る西武が得意の一発攻勢で巨人を制し、先手を取った。上原は7回を5安打2失点と好投したが、ソロ2発の被弾が致命的となってしまった。ほぼ完璧な投球を展開していた涌井をわざわざ下ろして、その途端に2本目のヒットが飛び出し、巨人に傾きかけた流れを片岡が好プレーで救った。継投に失敗してサヨナラ負けを食らっていたら、西武のダメージは甚大だった事だろう。巨人は自慢の打線が僅かに2安打と沈黙。唯一の得点を叩き出した寿司職人ラミレスもその後は2打席連続ゲッツーで帳消しどころか、大赤字。アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦時から調子を取り戻している涌井が素晴らしかったに尽きる展開なので、打線が下降線とかそういう心配はまだ早いだろう。しかし、シーズン終盤から調子を落としていたグラマンの攻略に失敗したのは、復調のきっかけを与えてしまったかもしれない。

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October 30, 2008

 4年ぶりの一括ドラフトが開催。逆指名も自由獲得枠も希望枠もなくなり、久々に劇的なドラマが生まれるか…と思いきや、最大のビッグネーム・田沢(新日本石油ENEOS)は早々と国外亡命を表明し、強行指名する球団も現れず仕舞い。5球団以上の競合の可能性も予想されていた高校通算65発のスラッガー・大田(東海大相模)も、強行指名で東海大進学される事を危惧したか、次々と撤退し、巨人とソフトバンクの2球団しか競合しなかった。第一次政権から数えて、はーちゅん(当時・ダイエー),堂上直(中日),由規(ヤクルト),大場(ソフトバンク),篠田(広島)と悉く抽選に敗れ続けてきた若大将・原監督だったが、残り物に福があり、悲願の抽選初勝利。6度目の正直で、相思相愛である高校の後輩を見事に引き当てた。秋山新監督が初仕事でいきなり黒星を喫してしまったソフトバンクは外れ1位に関西リーグで1試合23三振やノーヒットノーランの快挙を達成した本格派右腕・巽(近大)を指名。大田の他に競合となったのは、強肩好打の松本(早大)を横浜と阪神,走攻守3拍子揃った野本(日本通運)を中日と楽天がそれぞれ指名。抽選の結果、横浜,中日が交渉権を獲得。抽選に敗れた阪神と楽天は外れ1位でいずれも社会人No.1左腕の呼び声高い藤原(NTT西日本)を指名し、またまた競合。昨年、5球団競合に勝利した楽天・島田オーナーは今度はしっかり当たりクジをゲットし、阪神は外れ外れ1位で名前のインパクトでは今ドラフト候補屈指の台湾出身即戦力右腕・蕭一傑(奈良産業大)を指名した。パ・リーグを制した西武は得意の隠し球ではなく、当初から予想されていた通り、将来性を期待される左腕・中崎(日南学園)を指名。最近では西武以上に予想泣かせのロッテは当日の予定変更も示唆していたが、結局、大方の予想通り、即戦力左腕として期待されている木村(東京ガス)を指名。大田を回避した偽バファローズはMAX151kmを誇る豪腕・甲斐(東海大三),V3を逃し、巻き返しを狙う日本ハムは12球団唯一の捕手指名でリードと強肩に定評のある大野(東洋大)の交渉権を獲得。競合抽選の強さには定評のあるヤクルトはMAX147kmの速球とキレのいいスライダーが武器の大型左腕・赤川(宮崎商)を一本釣り。悪夢のブラウン暗黒政権が続いてしまう事となった広島は地元出身の大学No.1スラッガー・岩本(亜大)を指名した。また、巨人入りを志望して、2年前に日本ハムからの指名を蹴った長野(ホンダ)は2位を予定していた巨人からのを指名を心待ちにしていたが、ウェーバー順で先を行くロッテに横槍を入れられ、またも巨人入りに失敗した。名前が怜王(レオ)だからと西武入りを期待する声の大きかった近田(報徳学園)だったが、所詮、西武はレオ軍団などではなくパンジャ軍団である為、縁がなく、ソフトバンクが3位で指名した。

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October 26, 2008

 一時は交渉決裂寸前までいきかけたブラウン監督だが、結局、正式契約が成立してしまった。来季Aクラスなら再来年も続投との事だが、ブラウンの再来年の去就など、今はどうでもいい話だ。そんな事より、これで求道者・前田の選手生命が一気に縮まる事になったのは間違いないだろう。来季からの新球場で求道者・前田は一度として守備につかせて貰えない可能性がこの上なく高まってしまったと言っても過言ではない。つまり、全試合ベンチに幽閉され、どうでもいい場面で申し訳程度に代打で使われるくらいしか出番がないと言う事だ。来季の現役続行は明言したが、今の所、FA移籍に関しては微塵も口にしていない求道者・前田。だが、出来れば広島でやりたい為、ブラウン暗黒政権が崩壊する可能性に望みを託し、口を閉ざしていたと言う可能性は考えられないだろうか。ブラウンの続投が決まってしまった以上、最早、何も遠慮する事はない。今からでも、地元九州のソフトバンク(でなくても構わないが)へのFA移籍を表明してくれまいか! 年間150安打は普通に期待出来る男が、何故、年間50打席立たせて貰えるかどうかもアヤしい状況に追い込まれなければならないのだ!?

前田の美学―広島東洋カープ前田智徳
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カープ猛者列伝 私家版
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October 25, 2008

◆G6−2D◆(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦)
王手をかけられ、後がない中日は初回、巨人先発・春風亭半ケツに対して、ヒットの李を荒木の犠打,森野のファーストゴロで三塁へ進めると、T.ウッズが歩いて、一、三塁のチャンス。しかし、ベンちゃんはセカンドへ打ち上げて、二者残塁と早くも川相不在の弊害を露呈。一方、巨人も中日先発・ウッチャンから2回、寿司職人ラミレスの二塁打で無死二塁としながら、後続3人があえなく凡退。0−0で迎えた4回、中日は先頭のT.ウッズがヒットで出るも、ベンちゃん,中村紀と立て続けに打ち上げると、井端もピッチャーゴロに終わり、T.ウッズは一塁に釘付け。すると、その裏、巨人はキムタクのヒット,ガッツの死球で無死一、二塁。寿司職人ラミレス,李と倒れ、二死まで持ち込まれるが、ここで松田記者がタイムリー二塁打を放ち、キムタクが先制のホームイン。更に、続く坂本が初球を叩いて、レフト前へタイムリー。ガッツに続いて、本塁を狙った松田記者は憤死したが、この回2点をゲットした。2点を追う中日は6回、二死走者なしからT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ叩き込み、1点差。続く7回には先頭の中村紀が左中間突破の二塁打を浴びせると、井端が送って、一死三塁のチャンス。しかし、谷繁は空振り三振,代打・平田はセカンドフライに倒れて、結局、無得点。続く8回、巨人は春風亭半ケツから山口にスイッチするが、昨日、3イニングを投げている疲労からか、李,森野とヒットを浴びて、一死一、三塁とされ、あえなくKO。代わった越智もT.ウッズに犠飛を許して、李が同点のホームイン。追い付かれた巨人はその裏、先頭の寺内が二塁打で出ると、続く寿司職人ラミレスがレフトスタンドへ2ランを叩き込み、再び勝ち越しに成功。更に、連続四球の後、坂本が送って、一死二、三塁とすると、鶴岡,亀井にもタイムリーが飛び出して、この回、一挙4点。そして、迎えた土壇場9回、このシリーズ、期待を裏切り続けている守護神・クルーンが登場。いきなり因縁の中村紀と対したが、これまでの鬱憤を晴らすかの様に三球三振に斬って取ると、井端をライトフライに打ち取って、二死。ここで谷繁を歩かせたものの、最後は代打・立浪を空振り三振に仕留めて、逃げ切った。

しぶとく食い下がる中日を突き放し、巨人がレギュラーシーズンを制覇したチームの当然の権利として持っていた6年ぶり31度目となる日本シリーズ進出権の行使を決定。2年連続で偽りの日本一の座を掠め取ろうとしていた中日のコスい野望を打ち砕いた。西武,巨人と各リーグを制覇したチームがいずれも日本シリーズへの出場を決めた事により、2年ぶりに日本シリーズが開催される事になったのには安堵するばかりである。クルーンがアテにならない状況だと言うのに、8回で早くも山口のカードを切ってしまい、もし追い付かれたらどうするのか…と言う心配が的中してしまい、重苦しい空気に包まれたが、その裏、すかさず飛び出した寿司職人ラミレスの会心の一発が一気に空気を変えた。追い付いた矢先の勝ち越し点献上でガックリ来た中日に更なる追い打ちをかけた事で、4点差でクルーン投入と言う理想的な展開を構築。よりにもよって、またまた中村紀からと言うのが不吉だったが、いい加減、リベンジしたいと言う執念からか、はたまた単に4点リードと言う状況の余裕からか、クルーンは今シリーズ初の好投で締め括り、日本シリーズに向けて、精神状態を持ち直す事が出来たのは何よりだ。中日は初回のチャンスを逃したのが致命的。T.ウッズの一振りに期待するしかない相変わらずのタイムリー欠乏症を最後の最後まで露呈し、川相不在の弊害を改めて痛感させられる事に。だから、名手・川相を現役復帰させておけと執拗に言ってきたものを…。ところで、今日は今季初めて日本テレビが40分も放送を延長。若大将・原監督のインタビューは切られたが、とりあえず試合終了までは流しきったのは、打ち切って非難が殺到するのを恐れたからか…。東京ドームの観客動員は実数発表以来最多を記録したそうだけど、視聴率の方はどうだったのかねぇ? 来年はもう少し地上波放映を増やして欲しいものだが…。

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October 24, 2008

◆G5−5D◆(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦)
0−0で迎えた3回、中日先発・人斬り抜刀斎に対して、巨人はリタイアした阿部の代役・鶴岡が生涯初と言うバックスクリーン弾を叩き込み、1点を先制。しかし、直後の4回、中日は巨人先発・内海から先頭の森野が四球で歩くと、一死後、ベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに右中間スタンドへ2ランを放ち、一気に逆転。更に、二死後、井端,谷繁の連続二塁打で3点目を追加。2点を追う巨人は6回、代打。キムタクの内野安打,亀井の二塁打で無死二、三塁のチャンス。ここで脇谷が三遊間へのタイムリー内野安打を放ち、1点差。ここで若大将・原監督がガッツの打席の初球でいきなりダブルスチールを成功させる果敢な采配を展開し、二、三塁とワンヒットで逆転の場面を作るが、ガッツはファーストゴロ。寿司職人ラミレスのどん詰まりのフライも前進守備を敷いていた荒木が素早く背走して、背中を向けた儘、キャッチする好プレーに阻まれて、二人の走者は一歩も動けない。しかし、ここまで2三振の李が左中間スタンドへ逆転3ランをぶち込んで、一気に2点のリード。5−3で迎えた8回、巨人4番手・豊田に対して、中日は二死走者なしから、T.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへソロアーチを叩き込み、1点差。土壇場9回、満を持して登板の守護神・クルーンだったが、いきなり中村紀に死球を食らわせると、若大将・原監督は何とたった一人でクルーンを引っ込め、山口を投入。しかし、井端に犠打を許した後、谷繁にライトオーバーのタイムリー二塁打を浴び、試合は振り出しに。なおも一死二塁と一打勝ち越しの場面だったが、代打・立浪,李と倒れて、同点止まり。その裏、巨人はあえなく三者凡退に終わり、試合は延長に突入した。迎えた11回、中日は内野安打の英智を井端の犠打で進めて、一死二塁で谷繁と言う9回とまるっきり同じシーンを演出するが、粘りながらも最後は見逃し三振と今度は山口に軍配。山口は続くデラロサも空振り三振に斬って取り、ピンチ脱出と思いきや、これを鶴岡が後逸して、振り逃げで生かしてしまい、一、三塁とピンチ拡大。しかし、続く李をセカンドゴロに打ち取って、今度こそピンチ脱出。その裏、中日は守護神・岩瀬を投入。これに対して、巨人は先頭のガッツが一、二塁間を破るも、代打に起用された大道がヘッポコバントの後のバスターでショートゴロゲッツーを食らう最悪の展開。続く李は敬遠気味に歩かされると、マッスル千代の富士は4打席連続三振に倒れて、結局、無得点。ラストイニングとなった12回、中日は先頭の荒木がヒットで出るが、森野はバントの構えからストライク2つを見逃して追い込まれた挙げ句、セカンドへ打ち上げてしまう体たらく。続くT.ウッズも三振に倒れると、ベンちゃんが敬遠された後、英智も三振に倒れて、二者残塁。その裏、巨人は6番手・朝倉の前に三者凡退に終わり、延長12回規定により引き分けとなった。

もつれにもつれた試合は結局、ドローとなったが、3勝3敗1分に終わった場合、リーグ制覇した巨人が日本シリーズに出る事になる為、巨人にとっては、実質上、勝ちに等しいドローで王手をかける事となった。クルーンをたった一人で見限っておきながら、代わった山口が同点打を浴びたとあって、負けていれば、かなり悪い流れとなる所だったが、その後、山口が3イニングのロングリリーフを粘り強くこなして、ドローに持ち込んだのは何よりだ。6回のダブルスチールと言い、クルーンの打者一人で降板等、この日は若大将・原監督の積極的な采配が目立った。6回はガッツ,寿司職人ラミレスと倒れた後に李が3ランと結果的には盗塁した甲斐があったとも言いきれないし、9回も山口で追い付かれている以上、あの継投が成功だったとも言いきれないのだが、何としてもこのゲームを取ろうと言う姿勢は窺えた。とは言え、プライドを著しく傷付けられたクルーンが果たして、今後、まともに使い物になるのかと、大きな不安を残す結果となったのは気がかりだ。中日はこの日も10残塁と相変わらずの拙攻三昧。終盤、勝ち越せるチャンスを何度も作りながら、悉く逃してしまう始末。返す返すも名手・川相を現役復帰させておけば良かったものを…と思わずにはいられない何とも悔やまれる展開となった。

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October 23, 2008

◆G11−2D◆(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦)
ポストシーズンに入ってからも一発依存野球を続けるしか打つ手のない中日はこの日も上原相手に初回二死から森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ先制アーチ。しかし、その裏、巨人はリタイアした鈴木尚に代わって、1番センターに抜擢された亀井がヒットで出ると、キムタクの犠打の後、ガッツが2ランを放ち、あっさり逆転。続く2回には上原が自ら内野安打で口火を切ると、亀井,キムタクも連打で続き、満塁となった所でガッツが2打席連続となるグランドスラムをぶち込んで、中日先発・朝倉はこの回限りでKO。直後の3回、中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに代打・平田が追撃のソロアーチを叩き込むが、後が全く続かない。すると、巨人は4回、二死一塁から寿司職人ラミレスがレフトスタンドへ2ラン。7回には李にも一発が飛び出すと、8回には二死二、三塁から寿司職人ラミレスの守備固めで入っていた加治前にも2点タイムリーが飛び出し、ダメ押し。上原は2発被弾したものの、8回まで散発4安打2失点と、一発以外では三塁すら踏ませぬ好投を展開。9回には第5戦の先発も囁かれている東野が場慣れする為にマウンドに上がり、二人の走者を出しながらも無得点で切り抜け、1勝のアドバンテージを取り戻した。

怒濤の一発依存野球で2年連続で偽りの日本一を掠め取る気満々の中日だったが、巨人にまともに空中戦を仕掛けては分が悪かった。同じ一発依存野球でも、普通に一発が出まくる巨人と、タイムリーが出ないので一発に賭けないと如何ともしがたい中日との違いは大きいと言う事か。アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦に入ってから中日の得点は13点中9点が一発によるもので、しかもそのうちソロが8発と言うとてつもない効率の悪さ。走者を溜めてもタイムリーが出ず、走者のいない時にちまちまとソロアーチを打っていくしかない様な野球では先発投手が素晴らしい投球を展開する以外、活路は開けない。今日の様に先発が2回KOではどうしようもないと言う訳だ。昨日は色々とショッキングな展開でダメージが残っていると思われた巨人だが、先制された直後のガッツの逆転弾で元気を取り戻し、得意の一発攻勢と上原の好投で快勝。鈴木尚がスタメンに名を連ねたので、一瞬、喜んでしまったら、単なるアテ馬だったのにはガックリ来たが、代役・亀井は3安打3得点と鈴木尚の穴をしっかり埋めるリードオフマンぶりを発揮した。これで再び優位に立った巨人だが、明日から0勝5敗の内海,1勝0敗だが防御率は5.06の春風亭半ケツと、中日とは極端に相性の悪い二人が投げる事になるだけに、まだまだ楽観とはしていられない所だろう。

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October 22, 2008

◆L9−0F◆(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦)
初回のチャンスをゲッツーで潰した西武だが、続く2回、二死から後藤が先制アーチ。続く3回にも二死走者なしから片岡のヒット,栗山の四球で一、二塁とした所で中島がレフト前へタイムリー。更に、中村が歩いた後、礒?も四球を選んで押し出し。日本ハム先発・グリンはあえなくKOとなった。なおも満塁の場面で2番手には先発要員に藤井が登場するが、またも後藤が2点タイムリーを浴びせてこの回4点。6回には3四球で一死満塁と言う絶好のチャンスを逃したものの、7回、二死から中村,礒?の連打の後、またまた後藤がタイムリー二塁打を放ち、6点目。西武先発・涌井は6回までパーフェクトと日本ハム打線に付け入る隙を許さない快投を展開。7回二死から稲葉にレフト前へ弾き返され、快挙は逃したが、気落ちする事なく、スレッジを打ち取ると、8回も3人でピシャリと切り抜ける。すると、その裏、西武は栗山のタイムリー三塁打等で3点を奪い、ダメ押し。涌井は9回、2安打を浴びたものの、後続を断ち切って、完封勝ち。西武は当然の権利である日本シリーズ出場権を行使する事を決めた。

第1戦に続いて、またまたグリンが大炎上し、3回にして大局が決まってしまった。慌てふためいて藤井を2番手で出すくらいなら、先発に使えば良かったものを…。結局、ダルビッシュを第1戦で使わなかったツケが最後まで響いた格好となったが、リーグ制覇した西武が当然の権利を行使して日本シリーズに出る事になったのは何よりだ。あとは巨人が出場辞退する事なく、無事、日本シリーズが開催される事を祈るばかりである。今日も打線が12安打9得点と爆発した西武だが、それ以上に涌井のピッチングが圧巻だった。これで相手がダルビッシュだったなら、たかだかエキシビジョンマッチと言え、かなり熱い試合になったろうに…と思うだに、残念でならない。

◆G3−4D◆(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦)
2年連続で偽りの日本一の座を掠め取る気満々の中日は初回、巨人先発・グライシンガーに対して、いきなり李が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ先頭打者アーチを放り込むと、二死後、今度はT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ叩き込み、2点を先制。その裏、巨人は中日先発・山本昌から死球を食らった鈴木尚をキムタクの犠打,ガッツのライトフライで三塁へ進めると、寿司職人ラミレスがセンター前へタイムリーを放ち、1点差。4回には二死走者なしから松田記者がソロアーチを放ち、同点に追い付いた。しかし、2回以降もピリッとしないグライシンガーは5回、先頭の李に痛打されると、ピッチャー正面へまともに転がした荒木のヘッポコバントをお手玉し、オールセーフとしてしまう大チョンボ。一死後、T.ウッズの三遊間深い所へのゴロが坂本の野選を誘い、満塁となった所でベンちゃんに痛恨の押し出し四球で勝ち越しを許してしまったグライシンガーはここで無念のKO。一気に畳み掛けたい中日だったが、代わった西村の前に中村紀がサードゴロでホームゲッツーを食らう最悪の展開で1点止まり。再び追いかける展開となった巨人はその裏、代打・亀井がヒットで出ると、鈴木尚が送った後、キムタクがショートの右を破るタイムリーを放ち、すかさず同点。3−3の儘、迎えた8回、巨人は一死一塁から連続四球で満塁のチャンスを作ると、ここで代打・マッスル千代の富士が登場。しかし、マッスル千代の富士のセンター返しの打球を前進守備を敷いていた井端が辛くも抑えると、後ろに反転して、二塁ベースを踏み、その儘、一塁へ転送してゲッツーを完成させるビッグプレーを見せ、結局、無得点。土壇場9回、巨人は守護神・クルーンを投入。一死から森野を歩かせたクルーンは続くT.ウッズを見逃し三振に斬って取り、二死。ここでベンちゃんにセンター前へのどん詰まりの打球を浴びると、果敢に突っ込みながら、ダイレクトキャッチ出来なかった鈴木尚が足を痛めて、担架で運ばれて退場。このアクシデントによるインターバルでテンポを崩されたクルーンは中村紀にファールで粘られた末の7球目、散々、実松のサインに首を振った挙げ句のフォークをセンター前に弾き返され、ついに勝ち越し点を献上。その裏、満を持して登板の守護神・岩瀬があっさり3人で切り抜け、巨人のアドバンテージはあっさり消滅した。

この試合、最大のヒーローは中村紀でなく、井端だろう。それ程、8回のプレーは見事だった。あそこでゲッツーを完成出来なければ、クルーンがすんなり抑えて逃げ切ったかもしれない。8回まではやぶれかぶれの一発とタナボタの押し出しでしか点を奪えない相変わらずの無様な攻撃を繰り広げていたが、試合展開そのものは緊迫感があり、この接戦を制した中日が流れに乗ってしまう危険性が出てきた。巨人はクルーンで負けるのは珍しい事ではないが、グライシンガーが5回もたずにKOとは大誤算。何より衝撃的なのは、阿部に続いて、鈴木尚が戦列離脱した事だろう。ケガの具合は分からないが、あの様子では明日以降の出場は難しそうだ。シーズン終盤、万全の布陣で逆転Vを果たした巨人だが、ここに来て主力が相次いでリタイアとは不吉極まりなく、優勝チームが日本シリーズに出られないと言う昨年の悪夢が再現されてしまうのか、気が気でない。それにしても、この期に及んで、中日を応援すると言う阪神ファンが結構いる様子なのだが、今年の展開ですら、巨人ではなく中日に勝って欲しいと言う心理は到底、理解しがたいね。

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October 21, 2008

◆L9−4F◆(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦)
西武先発・石井一は初回、いきなり2四球で一死一、二塁のピンチを迎えるも、高橋,スレッジと連続三振に斬って取り、ピンチ脱出。すると、その裏、西武はヒットの片岡を栗山が送った所で中島がタイムリーを放ち、あっさり先制。更に、中村がヒットで繋いだ所で礒?が走者一掃のタイムリー二塁打。更に、二死後、大島もタイムリーを浴びせて、この回4点。続く2回には赤田,片岡,栗山の3連打で1点を加えると、3回には二死一塁から細川の2ランで7点目を奪い、日本ハム先発・スウィーニーはこの回限りでKO。6回まで僅かに2安打と抑え込まれていた日本ハムは7回、二死一、二塁から劇団ひちょりのタイムリーに赤田のエラーが重なり、ようやく2点を返すと、続く鶴岡もタイムリーを放ち、4点差まで詰め寄った。しかし、西武はその裏、後藤がタイムリー,8回には赤田が汚名返上の一発を放って、突き放す。9回、日本ハムは呪われた助っ人・ボッツに一発が飛び出したものの、後が続かず、王手をかけられた。

たとえシーズン終了ギリギリまで首位にいようが、僅か貯金3で滑り込み3位に入ったチームにたかだか3試合の勝敗で取って代わられると言う理不尽極まりない現象を目の当たりにし、あんな目に遭ってはたまったものではないとばかりに西武が先発全員15安打と猛打爆発で快勝。当然の権利である日本シリーズ進出へ王手をかけた。石井一は終盤こそ疲れが見えたものの、7回までに4連続を含む13個の三振を奪う力投を展開。一方、日本ハムはスウィーニーが3回7失点の大炎上と、グリンに続いて助っ人投手がまたも期待を裏切った。2回で代えるかと思いきや、3回まで引っ張って、余計に傷口を広げてしまった。打の助っ人・スレッジも3打席連続三振を含む4タコ。呪われた助っ人・ボッツだけが一発含む3安打と一人で気を吐いたが、勝利に結びつかないのは呪われているが故か!?

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October 20, 2008

◆T0−2D◆(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦)
新人王レースを争う岩田と吉見が直接対決となったこの試合。中日は初回、死球の李を荒木が送るも、森野,T.ウッズが連続三振。2回には先頭のベンちゃんがエラーで出るも、続く中村紀がゲッッーを食らい、その後に井端がヒットを放つチグハグな攻撃でまたも無得点。3回には吉見が新井のエラーで出るも、続く小池がゲッツーを食らう始末。そうこうしているうちに岩田を立ち直らせてしまい、3回から8回までノーヒットに抑え込まれる有様。一方、吉見も序盤のピンチを切り抜けると、尻上がりに調子を上げていき、7回まで無失点。0−0で迎えた8回、阪神は一死から好投の岩田に代えて、代打・悠久の若虎・桧山を送るが、あえなく三振。ここでシャア少佐が二塁打を放つも、関本はショートに打ち上げ、結局、無得点。土壇場9回、阪神は同点の場面ながら、いきなり守護神・藤川を投入。これに対して、中日は先頭の代打・立浪がセンター前に弾き返すと、荒木が送って、一死二塁。森野はセカンドフライに倒れるが、T.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ2ランを叩き込み、ついに均衡を破る先制点をゲット。最後は守護神・岩瀬が阪神のクリーンアップをピシャリと締めて、完封リレーを達成し、第2ステージ進出を決めた。

中盤で完全にV争いから脱落し、貯金3でギリギリ3位に滑り込んだ中日が、シーズン終了ギリギリまで首位の座を守り通してきた阪神にたかだか3試合で勝ち越しただけで阪神の息の根を止めてしまう理不尽極まりない展開と化し、今季限りで辞任を表明している岡田監督はこれがラストゲームとなってしまった。岩田は8回を1安打無失点と素晴らしい投球だったが、全く援護出来なかった打線には猛省して欲しい。それにしても、明暗を分ける結果に繋がったのが、藤川へのスイッチになろうとは…。結果論になってしまうが、果たして、8回一死走者なしであえて岩田に代打を送る必要があったのか。登板過多の藤川を安易に使う前に、投球数は101球とまだまだ余力十分の岩田でもう少し行けたのではないかと思わずにはいられない。なまじ強力なリリーフ陣に頼り切ってきた為に、リリーフ陣を過信し、先発を信じ切れなかった部分があったのかもしれない。中日は昨日同様、タイムリー欠乏症を露呈し、ゲッツーを量産する無様な攻撃を繰り広げ、川相不在の弊害を大露呈するばかりだったが、吉見の踏ん張りと、川相不在では一発に賭けるしかないと言うやぶれかぶれ野球で辛くも白星を掠め取った。この儘、偽りの日本一の座を2年連続で掠め取ってしまわない事を祈るばかり。セ・リーグを制覇した巨人には最後の最後までデッドヒートを演じた阪神の為にも、滑り込み3位の中日をねじ伏せて貰いたい。

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October 19, 2008

◆L4−7F◆(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦)
昨日の勢いを繋げたい日本ハムは2回、先頭の小谷野がライト線へ二塁打を浴びせると、二死三塁となった所で呪われた助っ人・ボッツのサードゴロが中村のタイムリーエラーを誘って、先制点をゲット。続く3回には金子誠,鶴岡のヒットで一死一、三塁とすると、田中のファーストゴロの間に金子誠が生還。更に、続く小谷野がヒットで繋ぐと、スレッジがレフトスタンドへ3ランを叩き込み、この回一挙4点。武田勝の前に4回までノーヒットと沈黙していた西武だが、5回、中村,平尾が連打に劇団ひちょりのエラーが重なり、無死一、三塁とすると、佐藤のサードゴロの間に中村が返って、18イニングぶりの得点をあげると、二死後、赤田が左中間突破のタイムリー二塁打を放ち、2点目。続く6回にはこの回から代わったスーパーさぶ・多田野から連続四死球で無死一、二塁とタナボタのチャンスを作ると、3番手・武田久に対して、一死二、三塁となった所で中村が犠飛を打ち上げ、2点差まで詰め寄った。しかし、日本ハムは8回、田中のタイムリー三塁打で1点を加えると、9回には代打・飯山のタイムリー内野安打でダメ押しの7点目。その裏、守護神・MICHEALが赤田にタイムリーを浴び、なおも一、二塁と一発同点のピンチを作ったものの、最後は片岡を三振に斬って取り、逃げ切った。

序盤は昨日とほぼ同じ様な展開で日本ハムが5点のリード。昨日とは違い、中盤に反攻を見せた西武だったが、終盤に再び突き放されて、連敗を喫し、2勝2敗のタイに持ち込まれた。岸,帆足がいずれも序盤で5失点KOとは誤算だろう。初戦でグリンを炎上させて以降、すっかり当たりが止まっていた打線は微かに復調の兆しが見えてきたが、チャンスメーカーの片岡,ポイントゲッターの後藤,中村が依然として、振るわないのが気がかりだ。短期決戦仕様のテコ入れを図らないと、この儘、ズルズル行ってしまう危険もあるだろう。因みに、日本ハムは2番に鶴岡を起用する驚きのテコ入れを敢行。鶴岡はスレッジの3ランを呼び込むヒットと、ダメ押しに繋がる犠打を決め、4番に上がった小谷野が2安打,5番に下げたスレッジの所にうまい事、走者が溜まって3ランと、それなりにテコ入れ効果を発揮した。

◆T7−3D◆(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦)
星野SDの呪いか、ポストシーズン5年越しの9連敗を喫し、後がなくなった阪神だが、この日は初回から打線が爆発。中日先発・ウッチャンに対して、先頭のシャア少佐は三振に倒れるも、ここから関本,新井,キュラソ星人の3連打で1点を先制。更に、続く鳥谷がライトスタンドへ3ランを叩き込み、この回一気に4点をゲット。直後の2回、中日は一死からベンちゃんの四球,中村紀のヒットで一、二塁とすると、井端がレフト前へタイムリー。なおも一、二塁のチャンスだったが、谷繁が最悪のサードゴロゲッツーに倒れて、1点止まり。続く3回にはウッチャンが自ら口火を切るセンター前ヒットを放ったが、李は三振,荒木はショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で3人で攻撃終了。突き放したい阪神も4回、矢野,浅井の連打で無死一、三塁と絶好のチャンスを作りながら、バルディリスがゲッツー,下柳が三振に倒れて、無得点。4−1の儘、迎えた6回、中日は先頭の森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ放り込み、2点差と詰め寄るが、その裏から投入した中田が誤算。代わりばな、鳥谷にこの日2本目となるソロアーチを被弾し、再び3点差に広げられると、更に、矢野,代打・林と痛打され、一死一、三塁のピンチ。ここで暴投を犯して、やらずもがなの1点を失うと、更に、代打・悠久の若虎・桧山を歩かせた後、またまた暴投で7点目を失い、失意のKO。直後の7回、中日は先頭の谷繁が四球を選ぶも、続く代打・小池がショートゴロゲッツーに倒れる始末。この後、李,荒木に連打が飛び出すが、森野がフルカウントからボール球を振らされて、二者残塁。続く8回、先頭のT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにソロアーチを叩き込むが、後が続かない。最後は守護神・藤川に3人で締められ、ゲームセット。

負ければ、岡田監督のラストゲームとなる所だった阪神だが、今季、中日とは抜群の相性を誇る下柳が試合を作り、鳥谷が2発4打点の大活躍を見せた事で快勝を収めて、1勝1敗の五分に戻した。昨日、ブレーキで心配された新井,キュラソ星人にも、とりあえず1安打ずつ飛び出し(新井は本当に「とりあえず」だが)、第3戦へいい形で臨める事となった。それにしても、中日が川相不在の弊害を次々に大露呈する拙攻三昧。タイムリー欠乏症,一発依存症がまたまた発症し、併殺も3つ食らって、悉くチャンスを潰す有様。開幕当初から執拗に言い続けてきた事だが、何故、名手・川相を現役復帰させておかなかったのかと、改めて痛感させられる無様この上ない試合運びだった。先発のウッチャンは初回の乱調が悔やまれるが、2回以降は粘り強く投げたが、3番手・中田が酷過ぎた。代わりばな被弾したばかりか、暴投と四球を連発し、試合を完全にぶち壊す有様。そもそも何故、あそこで中田投入なのか、どうにも不可解な継投策だった。

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October 18, 2008

◆L0−5F◆(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦)
西武先発・岸の前に2回まで3人ずつで片付けられていた日本ハム打線だが、3回、一死から鶴岡,金子誠と連打を浴びせると、二死後、劇団ひちょりがライト前へタイムリーを放ち、1点を先制。続く4回には一死一、二塁からミスタースナイパー・坪井のタイムリー,鶴岡の犠飛の後、金子誠がレフトスタンドへ2ランを放り込み、一挙4点を獲得。投げては先発・ダルビッシュが序盤こそ制球に苦しんだが、尻上がりに調子を上げて行き、三振こそ6個と少なかったものの、打たせて取る丁寧な投球で散発3安打完封を果たした。

ダルビッシュを出し惜しみした所為で、窮地に陥った日本ハムだが、満を持して登場したダルビッシュが屋外球場を回避しただけの甲斐はあったと言う好投を展開し、昨日の借りを返した。西武はクリーンアップトリオが揃って4タコと抑え込まれるなど、僅かに3安打と沈黙。昨日の猛攻は西武打線が甦ったのではなく、単にグリンが乱調だっただけなのか、はたまた、甦った西武打線をもねじ伏せる程、ダルビッシュが素晴らしかったのか。実際には1勝1敗だが、アドバンテージの1勝が重くのしかかり、まだまだ日本ハムの劣勢である事には変わりはない。

◆T0−2D◆(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦)
何を血迷ったか、セ・リーグでも昨年から開催される事になってしまったアジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦。敗れたとは言え、シーズン終了ギリギリまで巨人とのデッドヒートを演じた阪神としては5割ギリギリの中日ごときに巨人への挑戦権すら与えたくない所だが、先発・安藤が初回から二死三塁のピンチを迎えると、T.ウッズにタイムリーを許して、先制点を献上。1点を追う阪神は中日先発・人斬り抜刀斎に対して、3回、先頭の矢野がチーム初安打。続く平野がフルカウントまで持ち込んだ事でスタートを切った矢野だが、平野はセカンドへのファールフライを打ち上げる最悪の展開。更に、安藤はファーストへの小フライを打ち上げるヘッポコバントをかまして、またも矢野は一塁に釘付け。続くシャア少佐もショートゴロに倒れて、結局、無得点。その後も阪神は4回二死一、三塁,5回一死二塁と悉くチャンスを逃す一方、中日は6回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに森野のソロアーチで2点目を追加。リードを広げられた阪神は7回、先頭の林がヒットで出るも、後続3人があっさり凡退。8回には2番手・浅尾からシャア少佐,関本の連打で無死一、二塁でクリーンアップに繋ぐ絶好のチャンスしかし、新井,キュラソ星人と打ち上げると、鳥谷もピッチャーゴロに倒れて、二者残塁。9回は守護神・岩瀬に対して、二死から代打・浅井が四球を選んだものの、最後は代打・ゼブラ今岡がライトフライに倒れて、完封負けを喫した。

昨年に続いて、偽りの日本一の座を掠め取る気満々の中日が完封で先勝。相変わらず、一発に頼らざるを得ないまずい攻めを繰り返しながらも、阪神がそれ以上に拙攻三昧だった事に救われた。中盤から完全にV争いから脱落し、僅か貯金3で3位に滑り込んだ中日に勝ち上がられては、シーズン終了寸前まで首位だった阪神の立場もないと言うものだが、そもそも、アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦と言うものはそういうペナントレースの激闘を台無しにする以外の何物でもないエキシビジョンマッチなのだから仕方ない。無論、阪神が勝ち上がるならいい…と言う事もない訳で、こんな無駄な戦いはいい加減、今季限りでやめてくれんかね…。

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October 17, 2008

◆L10−3F◆(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦)
リーグ優勝を果たしながら、日本シリーズを出場辞退するなどと言う訳の分からない事態を死力を尽くして回避したい西武は初回、日本ハム先発・グリンから中島のソロアーチで先制すると、3回には一死一塁からまたも中島が2打席連続の2ラン。更に、二死後、中村,礒?の連続二塁打で1点を加えると、佐藤が歩いた後、細川が走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、この回5点。続く4回には先頭の片岡が三塁打を浴びせると、続く栗山がタイムリー。更に、中島がヒットで続いた後、後藤が3ランを叩き込み、10点目。大量リードを貰った先発・涌井は6回を投げ、スレッジのソロアーチによる1点のみに抑える好投で勝ち投手。日本ハムは9回に2点を返したものの、焼け石に水だった。

正直、個人的に西武は全然好きなチームではないのだが、アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦では断然、西武を応援する方針だ。無論、それは西武がパ・リーグを制覇したチームだからに他ならない。優勝チームが日本シリーズに出ないと言う事は、つまり、日本シリーズが開催されないと言う事である。クライマックスだかプレーオフだか知らんが、アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦が開催される様になって以来、ここ4年で3度も日本シリーズ非開催と言う馬鹿げた事態が起きている。となれば、両リーグの優勝チーム同士の対決=日本シリーズ開催の為にも西武には(勿論、巨人にも)勝って貰わなくてはならない。西武ナインもそういう心境でいるのか、優勝チームらしい堂々とした試合運びで日本ハムを投打に圧倒した。シーズン終盤、7連敗を喫するなど、大きく調子を落としていたが、2週間近いインターバルを生かして、きっちり立て直してきたのは何よりだ。それにしても、日本ハムがダルビッシュを初戦に持ってこなかったのは釈然としない。前回139球投げたから中5日だと不安だとか、屋外球場と相性が悪いから県営大宮球場を避けたとか言ってるいらしいが、優勝チームに1勝のアドバンテージがあると言うのに勿体ぶっていたら、下手をすると、ダルビッシュを1回しか登板させずに終わってしまうのではないか…。西武吹き抜けドームでの開催を第2戦からにしたのは、第1ステージで偽バファローズが負ける事まで読み切った上でダルビッシュの初戦登板を回避させる為…だったりしたら、西武側の策略たるや恐るべしと言う事になるが……、流石に、それは考え過ぎか。

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October 15, 2008

 3位か5割と言う具体的な続投条件を掲げておきながら、いずれも達成出来なかったにも拘わらず、惜しかったからなどと、取って付けた様な安直な理由と、観客動員に貢献したなどと明らかに的外れな理由でブラウン監督に続投を打診した広島フロント。3位も5割もブラウン暗黒采配により、むざむざ逃した様なものなのに、完全に血迷っているとしか思えない方針に広島ファンの絶望的な悲鳴が上がったが、ここへ来て、条件面で難航しているらしい。松田オーナーは早期決着を示唆しており、複数年契約や年俸吊り上げに応じるつもりはない模様。そもそも、続投条件を満たしてもいないブラウンにフロントが下手に出る必要は微塵もないのだが、ブラウン側も大いに望まれて続投を打診されたと勘違いしているのではないか。ブラウン続投路線が破綻した場合、山崎二軍監督の内部昇格が見込まれているとの事。これはチャンスである。是非とも、山崎新監督誕生に期待したい。と言っても、山崎の手腕に特別、評価しうるだけの何かを感じている訳ではない。野村でも大野でもセキリー小早川でも、いっその事、緒方の選手兼監督でも…、とにもかくにも大概はブラウンよりはマシだろうと言う話だ、求道者・前田的に…。ブラウン監督が忌み嫌い、ひたすら嫌がらせ幽閉策に終始している求道者・前田は既に来季の現役続行を表明。どこで…とは明言していないので、FA移籍の可能性がゼロな訳ではないが、「与えられた所で結果を出す」と言う口ぶりから、恐らく広島に留まるつもりと見ていいだろう。しかし、広島に残留したにも拘わらず、ブラウン暗黒政権が続いた日には、新球場が広くなった為、とても外野は任せられないと言う事を建て前に天谷,赤松らを積極起用し、一度としてスタメン起用されない可能性を否定出来ない。DHのある交流戦ですら、ベンチに幽閉する気満々だろう。実際、今季もそうだった訳で、あの交流戦でブラウンがどれだけ求道者・前田を評価していない、あるいは使いたくないかを痛感させられた。全戦代打要員となれば、年に50回打席に立てるかどうかすら分からない。しかも、そのうち、同点,逆転,勝ち越しと言った肩書き付きタイムリーを打てる場面での起用は1/3にも満たずに、大半は石原,小窪らの前座としてのチャンスメーカーと言うプライドも実績も踏みにじる無体な使われ方に甘んじてしまうのは想像に難くない。そんな不遇な状況に抵抗するかの様に2ストライクまでバットを振らない一振り勝負と言う茨の道を歩み続けながら、それでもそれなりに結果を出すのかもしれないが、全うな環境ならば、一体どれ程の数字を残すのか…と、妄想に浸るしかない日々に求道者・前田信者はやきもきさせられるのだ。足をケガしていなければ…一体どれ程の…とか、ファンの妄想癖を次々と引き起こす求道者・前田のミステリアスな魅力と言うのは、そういう不遇な状況が生み出している部分も少なからずあるのだが、だからと言って、わざわざそんな状況をファンが望んでいる筈はないのである。勿論、山崎新政権ならば、そうはならない…と言う保証は微塵もない。しかし、少なくとも、ブラウン暗黒政権ならば、そうなる事は確実なのだ。となれば、交渉が決裂する事を願うばかりである。万一、続投が決まってしまった曉には求道者・前田には是非とも、地元九州のソフトバンクへ移籍して貰いたいものである。

前田の美学―広島東洋カープ前田智徳
前田の美学―広島東洋カープ前田智徳

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October 12, 2008

◆T4−1D◆
新人王への望みを繋ぐべく、2桁勝利を狙いたい岩田は3回まで毎回走者を出しながら、無失点で凌いできたが、4回、先頭のベンちゃんを歩かせると、森野に犠打を許した後、T.ウッズにタイムリーを浴び、先制点を献上。中日は先発のウッチャンが2回をパーフェクトに抑えると、何と3回からは人斬り抜刀斎がマウンドに上がり、2回を四球1つ出しただけのノーヒットピッチング。更に、5回からは山本昌が登場。これに対して、阪神は6回、一死から岩田が自ら執念のチーム初安打を放つと、シャア少佐,関本も連打で続き、満塁のチャンス。新井は三振に倒れたものの、キュラソ星人,鳥谷と連続押し出し四球を選んで、逆転を果たし、山本昌をKO。更に、4番手・斉藤からも代打・悠久の若虎・桧山が押し出し四球を選び、3点目。8回には平野のタイムリーでダメ押し。最後は守護神・藤川が3人でピシャリと締めて、岩田は10勝目をマークした。

岩田が執念の一打で反撃の狼煙を上げて、3連続押し出しと言う寒い形ながらも逆転劇を呼び込み、10勝目を掴んだ。セーフティリードとは言えない状況で、この所、不振のアッチソンへのスイッチと言うのは冷や汗をかかされたが、無難に抑えてくれて何よりだ。同じく新人王候補で2桁勝利をマークしている山口(巨人…11勝),吉見(中日…10勝)と比べ、既定投球回数に到達していると言う点は大きな強みだろう。中日はアジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦の為の調整登板なのか、ウッチャン−人斬り抜刀斎−山本昌と豪華リレーを展開するが、山本昌が突如の乱調で不安を残した。打線も相変わらずのタイムリー欠乏症を露呈する始末だった。

◆S4−3YB◆
2回、ヤクルトは飯原の四球,武内,田中の連打で無死満塁とすると、川本のセカンドゴロゲッツーの間に飯原が先制のホームイン。更に、高市が歩いた後、福地がタイムリーを放ち、この回2点。5回には二死走者なしから飯原に9号ソロが飛び出して、3点目。6回まで1安打と沈黙していた横浜だが、7回、藤田,吉村の連打で一、二塁とすると、村田が単独本塁打王を確定させる46号3ランを叩き込み、一気に同点。追い付かれたヤクルトは8回、二死走者なしから代打・小野が現役最後の打席で今季初アーチを叩き込み、勝ち越し。9回は守護神・林が三者凡退に斬って取り、1点差を守りきった。

今季初登板初先発の高市が5回を1安打6三振の無失点と好投。しかし、6回、この日が引退試合となる河端にスイッチさせられたのが運の尽き。河端が接待で斉藤俊を三振に斬って取った後、3番手・押本の乱調で高市のプロ初勝利は脆くも粉砕されてしまった。粉砕したのは村田。最後の4戦で3発の固め打ちで追いすがる寿司職人ラミレスを突き放して、2年連続の本塁打を獲得した。ヤクルト4番手には石川が登板し、横浜の石川に初球で簡単に犠打を許すと言うショボい形でルイスを抜き、防御率1位のタイトルを強奪。また、河端,小野同様、今季限りでの引退が決まっている真中と度会も代打で登場。一方、自ら引退の時期を決める事を許されず、戦力外通告を受けた鈴木なおのり,石井タクローもそれぞれ代打で起用され、横浜での現役生活に別れを告げた。

◆Bs2−7F◆(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦)
既に、今季の日本一の資格は失ったと言うのに、偽りのアジア一の称号は欲しいらしい両チーム。初戦を落とし、後がない偽バファローズは新人王獲得は確実と見られる小松を先発マウンドに送り込んだ。小松は初回を三者凡退に仕留めると、続く2回も簡単に二死を取るが、ここから小谷野,ミスタースナイパー・坪井と連打を浴びると、呪われた助っ人・ボッツを歩かせて満塁のピンチ。ここで金子誠にタイムリー内野安打を許して、先制の2点を献上。一方、日本ハム先発・藤井は3回までパーフェクトの好投。しかし、4回、先頭のフェニックス一輝を歩かせると、二死二塁となった所でローズにタイムリーを浴び、1点差。直後の5回、日本ハムは一死から1安打2四球で満塁のチャンス。ここで高橋は最悪のショートゴロゲッツー…と思いきや、後藤がタイムリーエラーを犯して、再び2点差。偽バファローズは7回から小松を下げて、継投モードに入るが、これが裏目。2番手・菊地原が先頭の田中に二塁打を浴びると、二死後、3番手・岸田が小谷野,ミスタースナイパー・坪井と連続タイムリーを許し、2失点。更に、4番手・川越は呪われた助っ人・ボッツに致命的な2ランを叩き込まれて、この回4失点。8回にカブレラの犠飛で1点を返した偽バファローズは9回、MICHEALから連続四球を選び、無死一、二塁と粘りを見せたが、反撃もここまで。後続3人があえなく凡退して、アジアシリーズ進出の道は断たれた。

ダルビッシュとの直接対決を回避して登板した小松だったが、日本ハムの勢いは止められず、リリーフ陣の完全崩壊で試合を決定付けられ、今季の偽バファローズは終戦…って、もうとっくに終戦してるんだから、今更、エキシビジョンマッチに出られるかどうかなどで一喜一憂しても仕方あるまい。日本ハムは藤井が最高の立ち上がりを見せ、7回途中まで1失点の好投。スタメンに抜擢されたミスタースナイパー・坪井は4打数4安打の大爆発でベンチの期待に応えた。

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October 11, 2008

◆S2−3G◆
連覇を決めた巨人は若手主体のオーダーを展開するが、ヤクルト先発・川島亮の前に6回まで2安打と沈黙。一方、巨人先発・バーンサイドも走者を出しながらも5回まで無失点と粘りの投球を展開していたが、6回からマウンドに上がった2番手・久保が先頭の梶本を歩かせると、一死後、畠山,飯原と連打を浴びて、先制点を献上。更に、田中にもセンター前へ痛打されると、鈴木尚が三塁へ悪送球を犯す間に畠山の生還を許して、この回2失点。しかし、直後の7回、巨人は先頭の寿司職人ラミレスが45号ソロを叩き込み、1点差。続いて四球を選んだ鈴木尚がすかさず二盗を決めると、一死後、坂本がセンター前へ同点タイムリー。更に、二死二、三塁となった所で脇谷のピッチャーゴロを松岡がお手玉する間に坂本が勝ち越しのホームイン。1点を追うヤクルトはその裏、二死から連続四球でチャンスを作るが、武内がライトフライに倒れて、二者残塁。8回にも田中,川本のヒットにマッスル千代の富士の悪送球が重なり、二死二、三塁と一打逆転の場面を作るが、代打・ユウイチが空振り三振に倒れて、またも二者残塁。9回には一死から梶本が二塁打を浴びせるも、二死後、牽制で刺される大チョンボで呆気なくゲームセットとなった。

ヤクルトが10残塁の拙攻で対巨人5連敗と最後まで意地を見せられずに全日程を終了。巨人は寿司職人ラミレスが村田に並ぶ一発を放ち、全試合スタメンを果たした坂本が2安打1打点1盗塁,鈴木尚も途中出場ながら2盗塁を決めると、最後は山口が締め括るなど、今季の優勝に貢献した面々が活躍。今季限りの引退を決意した村田善は7回からマスクをかぶると、9回に最後の打席に立ち、レフトフライに倒れた。尚、昨日、悶絶して退場した阿部は右肩関節挫傷と診断され、日本シリーズの出場は絶望的と見られている。もしかして、村田善の出番はまだあったりするのか?

◆YB5−4T◆
痛恨の取りこぼしで優勝を逃し、意気消沈の阪神に対して、横浜は初回、下園,藤田と連打を浴びせると、一死後、村田,吉村の連続タイムリーで2点を先制。続く2回にも二死満塁のチャンスを作ったが、藤田が三振に倒れて、三者残塁。2点を追う阪神は4回、平野,関本,キュラソ星人の3連打で1点を返し、なおも一、二塁のチャンス。ここで鳥谷のライトフライで関本゛かタッチアップで三塁へ進むが、同じく二塁を狙ったキュラソ星人が憤死。続くバルディリスも倒れて、1点止まり。2−1の儘、迎えた7回、2四死球で一死一、二塁とすると、代打・矢野のタイムリー二塁打で同点。更に、続く浅井が2点タイムリーを浴びせて、勝ち越しに成功。しかし、その裏、横浜は代打を出された石川に代わる2番手・アポリー中尉に対して、斉藤俊,代打・メカゴジラの連打の後、下園が送って、二、三塁。ここで藤田のショートゴロの間に斉藤俊が生還し、1点差と詰め寄ると、続く内川が14号2ランを叩き込み、一気に逆転。8回からは横山−はーちゅんと繋いで、1点のリードを守りきった。

目標を失った阪神がまたもや逆転負けで4連敗。アポリー中尉の背信投球でルーキー・石川の好投は無と化してしまった。最早、いじめ甲斐もない阪神相手に本拠地最終戦を飾った横浜は3連勝。3番手として、キュラソ星人をライトフライに打ち取っただけの高宮に2年ぶりの白星が転がり込んだ。

◆Bs1−4F◆(アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦)
今年も性懲りもなく開催された、日本シリーズとは全く関係ないエキシビジョンマッチ「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」。2回、日本ハムは先頭のスレッジがライトスタンドへソロアーチを叩き込み、1点を先制。更に、この後、二死満塁と追加点のチャンスを作ったが、田中がレフトへのファールフライに倒れて、三者残塁。立ち直った近藤の前に3回以降沈黙していた日本ハムだが、6回、劇団ひちょりの四球,スレッジのヒットで一死一、二塁とすると、高橋,小谷野が連続タイムリー。更に、糸井が歩いて、満塁となった所で鶴岡が犠飛を打ち上げ、この回3点。毎回の様に走者を出しながら、あと一本が出ない偽バファローズは8回、先頭の坂口が内野安打で出ると、ダルビッシュの悪送球,暴投で三進。下山が歩いて、一、三塁となった所でカブレラが犠飛を打ち上げ、ようやく1点。しかし、続くローズは最悪のセカンドゴロゲッツーに倒れて、1点止まり。最後はあえなく三者凡退に終わり、日本ハムに先手を握られた。

先発・ダルビッシュは2回までに4安打を浴びながらも、偽バファローズの拙攻に助けられながら、無失点で凌ぎきると、3回には三者三振の快投を見せてから、怒濤の三振奪取モード。その後もヒットは浴びても、三振で要所を締める強引な投球を展開し、結局、1失点(自責点0)完投勝利。ダルビッシュ相手に小松をぶつける様な賭けには出なかった事で、ある程度、初戦の負けは覚悟していたであろう偽バファローズだが、9安打浴びせながら、14三振に加えて、3併殺の拙攻で1点しか奪えないのは何とも勿体なかった。

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October 10, 2008

◆S1−3G◆
昨夜、拙攻拙守で大惨敗を喫した巨人はこの日も初回一死二塁,2回一死一、二塁,3回二死一塁のチャンスを悉く逸する重苦しい立ち上がり。しかし、先発・グライシンガーは3回を1安打無失点の好投で援護を待ち続ける。すると、4回、二死から阿部が24号ソロを叩き込み、ようやく1点を先制。しかし、その裏、ヤクルトは内野安打の福地が川端の犠打,青木のセカンドゴロで三進すると、畠山のタイムリーで同点のホームイン。追い付かれた巨人は5回、先頭の鈴木尚が内野安打で出ると、すかさず二盗。キムタクのセカンドゴロで一死三塁となった所でゴンザレスが暴投を犯し、タナボタの勝ち越し点をゲット。続く6回には一死二塁からまたも阿部がタイムリー二塁打を放ち、3点目。しかし、この直後、明るい雰囲気の巨人ベンチが一気に凍り付く事件が起きる。加藤の牽制で頭から帰塁した阿部が右肩をベースで突いてしまい、激痛の為、何度となく足をバタつかせて悶絶。結局、その儘、担架で運ばれて退場。しかも、折角、阿部が必死こいて生き延びたにも拘わらず、代走・古城が何を血迷ったのか三盗を仕掛けて憤死し、阿部は文字通り無駄死にとなってしまった。それでも阿部の壮絶な戦死に報いたい巨人はその裏、二死二塁のピンチに青木のあわやタイムリーと言うセカンド前の小フライをキムタクが見事なスライディングキャッチで失点を阻止。続く7回には一死から飯原のライトへのファールフライをフェンスを恐れずに突っ込んだ亀井がファインプレーを見せるなど、野手陣がグライシンガーを盛り上げる。土壇場9回、一死で打順が回ってきたグライシンガーだが、余程、クルーンに不安があるのか、その儘、打席に向かうと、センター前ヒットを放って、下手に走ったりせずに戻ってきて欲しかった巨人ベンチは苦笑い。結局、この回は無得点に終わったが、その裏もマウンドに上がったグライシンガーはヒットで出た影響など微塵も感じさせずに、福地,川端と連続三振。この時点で阪神がリードされているとは言え、まだ8回裏で、この試合の勝利=胴上げとはいかない状況ながらも、ここまで最後のマウンドを締め括り続けてきた守護神に義理立てしたのか、単なるタイトル争いの支援か、若大将・原監督は今季初完投勝利へ全く不安を感じさせないグライシンガーをわざわざ下ろして、クルーンにスイッチ。ストライクが入るかどうかが心配されたクルーンだが、難敵・青木を僅か2球でセカンドゴロに仕留めて、ゲームセット。この瞬間、クルーンの最優秀救援投手のタイトルが確定。試合後、オーロラビジョンに9回表の阪神の攻撃が映し出され、巨人ナインはベンチで観戦モード。二人の走者を出す阪神の粘りにやきもきさせられながらも、最後は新井が凡退して無得点に終わり、13ゲーム差を引っ繰り返すセ・リーグ史上最大の逆転劇での巨人の2年連続32度目のリーグ制覇が決まった。

140試合目まで単独首位に立つ事のなかった巨人が残り1試合と言う所で連覇達成。リーグ史上最大の逆転劇は故障や不振で巨大戦力が機能せずに序盤に無駄に苦しんだ事が最大の原因である事は言うまでもないが、巨大戦力がアテにならない中、坂本,山口,越智らを初めとする若い戦力が踏ん張って来たのが大きかった。それにしても、クルーンに胴上げ投手にするのはいいとしても、9回二死から…って、明らかにクルーンに1イニング任せたらどうなるか分からないと言ってる様なもんで、何だかクルーンが不憫に思えてしまった。さて、気がかりなのは阿部の容態だ。あまりの痛みに立ち上がれない,うずくまって動けないと言う例は何度も目にしているが、あまりの痛みにあんなに悶絶しまくっている姿と言うのは思い当たらず、ゾッとさせられた。よりにもよって、優勝を決めた試合であんな目に遭ってしまうとは、気の毒な事この上ない。ましてや、この試合はグライシンガーと阿部のおかげで勝った様なものなのに…。その上、古城の暴走で完全な無駄死にに終わったとなれば、チンタラ戻って刺された方が遙かにマシだった…。ともあれ、日本シリーズに出られない程の重傷でない事を祈るばかりだ。

◆YB4−3T
逆転優勝へ望みを繋ぐべく、何としても白星を掴みたい阪神だったが、初回から一死満塁のチャンスに鳥谷,林の連続三振で三者凡退に終わる最悪の立ち上がり。しかし、3回、二死三塁からキュラソ星人がレフトスタンドへ27号2ランを叩き込み、先制。更に、5回には関本が8号ソロを放ち、3点目を追加。先発・下柳は5回までに許した安打は僅かに1本と言う快投を演じていたが、6回、一死から大西を歩かせると、突然おかしくなり、藤田,内川と連打を浴びて、1点を失った所で無念の降板。更に、2番手・アッチソンが代わりばな、村田に45号3ランをぶち込まれ、一気に形勢逆転。8回に1点ビハインドながらも守護神・藤川を投入する事で勝利への執念を見せ、9回の攻撃に望みを繋ぐ阪神は一死から葛城イクローが内野安打で出ると、二死後、関本がフルカウントまで粘って、四球を選び、一、三塁と長打が出れば一気に逆転のチャンス。ここで登場した新井の痛烈なライナーは無情にもライト真正面に飛んでしまい、万事休す。この瞬間、阪神のセ・リーグ制覇は夢と消えた。

ここ5試合中4試合で失点と明らかに疲れの色が見えるアッチソンが痛恨の逆転被弾。完全に優位に立っていた試合を逆転されて敗れると言う、まるで今シーズンを彷彿させる様な展開で阪神が殆ど手の届きかけていてリーグ優勝を逃した。終わってみれば、初回の満塁のチャンスを生かせなかったのも最後まで響いた格好だ。最早、上位いじめとタイトル支援の為の敬遠もどきくらいしか目的のない横浜は昨日の巨人に続いて、上位食いに成功。決勝の逆転3ランを放った村田は2試合連発で寿司職人ラミレスを抜いて、単独トップに立った。

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