2006 MAJOR

April 26, 2006 19:36

 日本代表が準決勝進出を決め、喜びを分かち合う清水と和香(仮名)。滞在費が底を尽き、これで帰国を余儀なくされる事を漏らした清水だが、それを聞いた和香(仮名)は自分のホテルに来ないかと誘う。宿泊費が浮いて、決勝まで滞在出来る目処が立った事でご機嫌の清水は更に、夕食も吾郎に奢って貰う事になり、喜色満面。そして、吾郎と会う際、寿也のファンを自称する和香(仮名)も引き合わせる事に…。和香(仮名)のホテルに到着し、先にシャワーを浴びる和香(仮名)だったが、清水は和香(仮名)のパスポートに「佐藤美穂」と書かれているのを目撃し、「小野寺和香」が偽名である事を知ってしまう。あえて偽名を使う理由や、名字が寿也と同じ「佐藤」である事をいぶかしがる清水だが、とりあえず、和香(偽名)に真相を追及する事もなく、様子を見る事に…。日本代表のディナーへ招かれた清水は吾郎に和香(偽名)を紹介。清水から寿也のファンだと聞かされていた吾郎は和香(偽名)と寿也を引き合わせようとするが、いざ直面するのが怖くなってしまった和香(偽名)は走り去ってしまうのだった。

 案の定、清水はアメリカ滞在延期決定。しかし、滞在費以前に父親がカンカンなんじゃなかったの? 和香(偽名)の正体については、既に寿也の妹と言う事でほぼ鉄板状態であり、あとは偽名か否かはやや微妙な所だったが、結構前に寿也の妹の名前は「美穂」とのコメントを頂いた正にその通りの展開に…。あとは、今の生活はどうしてるのかとか、何故このタイミングでアメリカに来たのかとか、そういう所が明かされるだけだろう。近々、訪れるであろう妹との対面において、果たして、寿也は喜ぶのか動揺するのか…。寿也の悲劇は全て両親が原因であり、妹には何の責任もない筈だが、自分が捨てられ、妹は連れてって貰えた事に嫉妬したりする可能性はあるんだろうか…。とりあえず、プロ野球選手になって名声を得た事により、金に困っている両親が財産目当てに近付いてくる様な事は許さないと思うのだが…。ところで、清水は吾郎が夕飯おごってくれるとか言ってたけど、チームの会食に同席させて貰えるだけの話やんけ…。

Major―Dramatic baseball comic (16)

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April 19, 2006 21:12

 寿也の一打で逆転し、ラストイニングを迎えた日本。相変わらず、快調な投球を続ける眉村は8,9番と簡単に仕留めて、あと一人。しかし、ここからドミニカはヤムチャ薬師寺ヒメネスが内野安打で出ると、続くビエルマも粘った末に四球を選んで、一、二塁。このピンチにマウンドへ駆け寄ろうとする寿也だったが、動揺の欠片も見えない眉村は無為な激励を固辞し、寿也を追い返す。何とか主砲・ゲレーラまで回したいドミニカだったが、結局、3番ラモスが眉村の速球の前にバットを折られてのキャッチャーフライに倒れ、ゲームセット。メジャーの強打者相手に腕試しをしている吾郎を密かに羨ましく思っていた眉村だったが、この日の快投で数年後のメジャー挑戦に確かな自信を掴み取るのだった。これで日本は2次リーグ3戦全勝で準決勝進出が決定。果たして、対戦相手となるのは、アメリカかキューバか!?

 相変わらず、全く揺るぎない眉村の自信と投球内容がクール。吾郎の真のライバルはやはり、寿也よりもこの男か。しかし、やはり、最後の最後にゲレーラとの対決が見たかった。最高のバッターに回らずして終わりなんて、盛り上がりに欠ける展開だ。それにしても、眉村までが亡命志向の持ち主だったとは…。現実同様、日本球界の戦力流出には歯止めが利かない様で…。そのうち、寿也も吾郎とバッテリーを組む為に亡命したいとか言い出しかねないな。それにしても、今回の最大のサプライズはヤムチャ薬師寺ヒメネスが眉村からヒットを放った事だろう。しみったれた内野安打だけど…。ところで、清水は吾郎が連投禁止のルールに引っかかり、投げられない事を知らず、(最後に吾郎と会った時は吾郎自身も、そのルールを知らなくて、ドミニカ戦に投げる可能性を示唆していたくらいだから、吾郎は投げるものと清水が思っても仕方ないが)、手持ちの滞在費が底を尽き、今回が最後の観戦予定だったのに全く無駄にしてしまうと言う大チョンボ。まぁ、和香(仮名)と寿也を引き合わせる為の媒介として残ってた様なもんだからなぁ。しかし、ここまで来て、準決勝,決勝を見ずに帰ると言うのもおマヌケなので、何だかんだで滞在を延ばしそうな気もするのだが…。

Major―Dramatic baseball comic (15)

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April 12, 2006 19:31

 8回、3−4と1点差に詰め寄り、なおも二死満塁のチャンスで打席に入った寿也。2試合連続で一発をかましていた事で自然と大振りになり、この試合では悉く打ち上げていたが、今夜の松尾さんらが自分を殺してチャンスメイクしてくれた事で、フォアボールでもいいから同点にするのだと、ナバーロのボールに食らいつく。カウント2−1と追い込まれた寿也だが、ここからくさいボールを執拗にカットする粘りを見せて、フルカウントまで持ち込むと、ついに来た甘いボールを見逃さず、右中間へ弾き返す。ライトのダイビングも僅かに及ばず、打球が転々とする間に満塁の走者が一気に返って、逆転に成功するのだった。

 案の定、寿也が勝ち越しタイムリーを打ちました…以上!で済んでしまう話。まるで自分の為にお膳立てして貰った様な物言いをしているが、別に、誰も寿也に全てを託そうなんてつもりはなかったと思うんだが…。コジロー,樋口,光中は明らかに松尾さんに繋ごうとしていたし(光中は思いっきりそういう意図を口にしていたし…)、ハマのスペランカー・三田村に至っては向こうが勝手に敬遠してくれただけだしなぁ。それにしても、相変わらず、寿也はメンタル面にムラがあり過ぎる様で…。そのくせ、自分の事は棚上げして、吾郎に対してメンタル面から揺さぶりをかけたりするんだよな、この男は…。尚、話題の人・和香(仮名)は今回も「打って、おにいちゃん…」と念じるだけで何の進展もなし。

Major―Dramatic baseball comic (14)

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April 05, 2006 19:16

 最強ストッパー・ナバーロを迎えて期待のかかるコジローは意表をついて仕掛けた、セーフティバントが結果的に犠打となり、一死二、三塁。ここで樋口は三塁走者・木端の足なら、内野ゴロでも返れるとおっつけるバッティングでバットを折られながらのセカンドゴロを放ち、木端を迎え入れる。このチャンスに内野ゴロでの1点と言う形に悔しがる茂野だが、大木監督はナバーロ相手に長打は簡単に出ない為、ここで点差を縮めた事自体が大きいと語る。なおも二死三塁の場面で光中は何とか今夜の松尾さんに繋ごうと食らいつき、詰まりながら二遊間の深い所へのコロを放つと、一塁へ執念のヘッドスライディングで内野安打を勝ち取り、三塁走者・吹留が返って1点差。更に、一発を警戒し、外角攻めに走ったナバーロに対して、今夜の松尾さんはハナから外角狙いのコンパクトなバッティングでレフト線に弾き返す二塁打を浴びせると、一塁が空いた事でドミニカバッテリーはハマのスペランカー・三田村を敬遠する満塁策を選択。ここで打席に向かう寿也に対して、スタンドの和香は「おにいちゃん」と祈りを込めるのだった。

 今回のラストで小野寺和香=寿也の妹でほぼ確定。あとは寿也にバレるのが試合中か試合後かだが…。それにしても、折角、光中が必死に繋いでくれたのに、松尾さんは予想通り、寿也の刺身のツマにされてしまい、実に哀れ…。四球じゃなかっただけよしとするか。サヨナラどころか、8回で寿也に回ってきちまったよ…。これなら、単打でも逆転か…。コジローの自分も生きようと言う犠打や、光中のヘッドスライディングはやはり、WBCリスベクトなのだろうか。絶対に負けられない一戦なんだから、一塁は駆け抜けろっつーの(WBCでの松中のヘッドは二塁だしな)。ところで「むぅ、しぶといな。これが日本の野球か」と呟くドミニカの主砲・ガレーラは小和田から一発を放った時と言い、チンケな奴が多いWBCの敵国選手達の中でなかなか風格を感じさせる男だ。最後の最後で眉村と対峙する見せ場が欲しい所だな。

Major―Dramatic baseball comic (13)

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March 29, 2006 20:49

 プレッシャーで浮き足立つ日本ナインのまずい守備により、無死一、二塁となった所でドミニカは手堅く送りバントに打って出るが、眉村の球威に押されて、ピッチャー前への小フライに。これを眉村は川相不在のヘッポコバックなどアテには出来ないとばかりの冷静なプレイであえてショートバウンドで捕球し、すかさず三塁へ転送。更に、ボールは二塁へ送られてゲッツーを完成させ、一転して、二死一塁と楽な場面に…。プレッシャーなどものともしない鉄仮面・眉村はガチガチのナインを後目に続くバッターも空振り三振に斬ってとり、難なくこの場面を凌ぎきるのだった。ミスを帳消しにする眉村の快投にナインもまだいけると言う気力を取り戻す。その裏、大木監督もプレッシャーで普段着の采配が出来ていなかった事を告白し、たとえ敗れても、一発長打などに走らず、コツコツと繋いでいく日本らしい野球を世界に見せつけようと檄を飛ばす。意気に感じた先頭の木端はスモールベースボールを実践すべく、三塁線へセーフティバントを決めると、続く吹留も粘った末に四球を選び、無死一、二塁。このチャンスにコジローの打席を迎えると言う場面でドミニカは満を持して、昨年のメジャー・セーブ王でもある160kmストッパー・ナバーロを送り込むのだった。

危惧していた吾郎の代打起用などではなく、眉村の快投でチームの空気が変わってくれて、非常に安堵している今回。故意にショートバウンドで捕った場面、水島新司なら、安易にトリプルプレーに仕立て上げる確率500%だが、ゲッツーの後、三振と言う辺りがそれなりにリアルで良いね。吹留が現実の福留の様には打たせて貰えずに四球で出塁…と、まるで松尾さんの様なあしらわれ方をされ、最近、めっきり影の薄いコジローに久々の見せ場が…と言う場面で最強ストッパーの登場。まぁ、これを打ってこそ見せ場と言うものだし、ここで打たないと如何ともしがたくなるので、きっと打つだろう。コジローの結果などより、その後、果たして、松尾さんが打たせて貰えるかどうかの方が気になって仕方ない。結局、寿也のサヨナラ打の為の刺身のツマになりそうな予感がありありなのだが…。寿也に回るまでもなく、松尾さんが決勝打なんて展開なら、ちょっと見直すのだが、期待するとダメージが大きくなるだけだろうなぁ。

Major―Dramatic baseball comic (12)

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March 22, 2006 20:14

 眉村の好投により、流れを引き寄せたかに見えた日本だが、6回に拙攻でチャンスを潰してしまう。続く7回には、この回から代わった2番手投手の制球難につけ込み、先頭の今夜の松尾さんが四球で出塁するも、続くハマのスペランカー・三田村はレフトへ打ち上げて、一死。ここで打席に入った寿也はボール先行の苦しい投球とあって、初球はカウント稼ぎのカーブとスバリ読みが的中したにも拘わらず、打球はレフトフェンス手前で失速。続く岩岡も倒れて、松尾さんは一塁に釘付け。残り2イニングで3点差を跳ね返さなくてはいけない状況に精神的に追い込まれ、集中力が切れかけてきた日本は直後の8回、眉村が完全に打ち取ってた打球を守備陣の悪い動きで相次いでヒットにしてしまい、無死一、二塁のピンチ。見かねた吾郎が檄を飛ばすが、寿也を初め、日本ナインは日の丸を背負うプレッシャーに押し潰されそうになっていた。

 松尾さんはまたもや四球。シングルヒットでいいやんけ! もう松尾さんの四球は見飽きたんだよ! そういえば、最初はあんなに凄かったコジローだが、最近、めっきり影が薄くなっているなぁ。松尾さんよりも目立ってない気がする。プレッシャーで守備のミスを連発…って、そりゃ、WBCのキューバ戦で見たばかりのネタだわさ。勿論、昨日の事なんだから、現実をパクった訳ではなく、こっちの方が先に描いてるんだが、はっきり言って、現実のWBCがあれだけ劇的な展開で終幕した為、ギブソン vs 吾郎とか、寿也の生き別れの妹(?)とか、架空キャラの因縁ネタ以外、この作品はもう何をやっても現実に敵わないんじゃないかって気がしてきた。今後はオリジナリティー溢れる展開どころか、史実の焼き直しみたいな印象しか与えられないかもしれない。なまじ連載を引っ張り過ぎた為に現実に追い抜かれてしまった…と言う満田氏にとっては、何とも気の毒な展開だ。せめて、あと1年早くやっときゃ、WBCはまるで「MAJOR」みたいな展開だぜ〜、とか言われたろうに…。こうなった以上、時事ネタを連発し、イカレ審判のイカレ誤審を炸裂させるとか、イカレ観客のイカレ妨害工作とかバンバンやり始めたりしてね…(笑)。まぁ、ギブソン擁するアメリカを現実の様な腐りきった国には描いて欲しくないけれど…。現実には松井さんも井口もJ.マッケンジーも出てないんだから、いっその事、こいつらをバシバシ活躍させたれよ! んでもって、ああ、こいつらがWBCに出ていればなぁ、と思わせる様に持っていくのだ。…って、こいつら抜きで優勝しちゃったから、あまり効果ないかな(^^;)。今回、寿也はあそこで打った所で1点差と言う事で一発はお預け。どのみち、最終回でサヨナラ弾か…。今、出てる奴らが揃いも揃ってプレッシャーに苛まれているからと言って、血迷った大木さんが「全くプレッシャーを感じていない吾郎なら、きっと空気を代えてくれる筈や!」とかぬかして、吾郎を代打に送りそうな嫌〜な予感がビンビンするんだが、そうならない事を祈る。チームの空気を変えるのは眉村の気迫の投球で十分じゃ〜!

Major―Dramatic baseball comic (10)

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March 15, 2006 23:55

 霊感投手・松若の後を受けた2番手・小和田も痛恨の2ランを浴びた後、なおも二死一、三塁のピンチとアップアップ。ここでついにブルペンから眉村が登場し、今大会の初のマウンドを踏む事に。相変わらずの鉄仮面ぶりで全く動揺している様子の見えない眉村は三塁に走者を置いているにも拘わらず、いきなりフォークを要求して空振りをとる冷静な投球を展開。感情を剥き出しにしない眉村だが、大木監督曰く同期の吾郎や寿也の活躍を指を銜えて見ているだけの状態が続き、投げたいストレスが鬱積していたと言う。そのストレスを吐き出すかの様に、続く2球目も外角の際どい所へ決めると、三球勝負であっさりと空振り三振に斬って取り、このピンチを脱出するのだった。

 やっと出てきた眉村が三振を取りました、以上…で済んでしまう今回はあまり書く事がないねぇ。眉村のストレスを溜め込む事により、力を発揮させようと言うのが、大木さんの目論見だったしても納得出来なくはないが、そこまでの効果を期待してたなら、小和田など挟まず、霊感投手・松若のすぐ後に投げさせるべきだったんじゃないの? ここで一手遅れた事は致命的になりかねないぞ…って、どうせ寿也が逆転弾打つんだろうけどな! それにしても、吾郎は眉村の一挙手一投足に喜び過ぎ。今夜の松尾さんや霊感投手・松若に対する不信感丸出しな態度とはえらい違いだな。ところで、眉村世代はもう2年目なのに、実況アナは「ルーキー」を連呼し過ぎ!

Major―Dramatic baseball comic (9)

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March 08, 2006 21:55

 5回裏、今夜の松尾さんの一発でついに1点を先制した日本。しかし、直後の6回、1番からの好打順を迎えるドミニカに対し、疲労の色が見え始めた霊感投手・松若は先頭の薬師寺ヒメネスに10球粘られた末に歩かせると、続くビエルマには三塁線を破られて、無死二、三塁のピンチ。ここでラモスにはセンターフェンス直撃の走者一掃タイムリー二塁打を浴び、あっさり逆転を許してしまう。2点を失ったことにより、失点数でベネズエラを上回ってしまった日本は決勝トーナメントに進出する為には引き分けも許されない状況に追い込まれる。なおもピンチの場面で4番・ガレーラを迎え、日本は霊感投手・松若から小和田にスイッチするが、軽々とバックスクリーンへ叩き込まれて、4点目を献上。これ以上、突き放される訳にはいかないと、ついにブルペンの眉村に声がかかるのだった。

 ピドロ曰く、松尾さんはチェンジアップにヤマを張っていたらしい。あくまでピドロが勝手に言っているので真相は分からないが、まるで山田太郎の「ジャンケン野球」を実践したかの様な言われ様。しかも、この先制弾は全く値千金にはならず、あっと言う間に霞んでしまう辺り、やはり、満田ワールドにおいて、松尾さんは勝利には貢献させて貰えない運命の様だ。先週はフォローしていたかの様に見えて、結局、イヤ〜な引っ込められ方をさせられた霊感投手・松若もやはり、嫌われている模様。一旦、上げておいて落とす。嫌がらせの常道パターンである。小和田に至っては完全に雑魚扱いであまりの哀れさに涙が出てきそうだ。さて、散々じらされた末に、ようやくお呼びがかかった眉村。吾郎が投げられないのだから、これ以上、点を失う展開は考えられない訳で、眉村が9回まで無失点投球を展開するのはほぼ確定。松尾さんが再び打つ様な展開は到底、期待出来ない上、妹疑惑のかかる和香(仮名)が観戦していると言う副次的要素も含めれば、寿也のバットが火を噴く(サヨナラアーチの可能性も大か?)のもほぼ確定と見ていいだろう。結局、これまでの試合同様に実在モデル選手はかませ犬に過ぎず、満田キャラのおかげで日本は何とか勝たせて貰えるらしい。ところで、薬師寺ヒメネスがついに出塁を果たしたものの、疲労困憊の霊感投手・松若から四球を拾うのが精一杯と、相変わらず、ヤムチャキャラの真髄を遺憾なく発揮してくれたなぁ。

Major―Dramatic baseball comic (8)

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March 01, 2006 20:37

 いきなり薬師寺ヒメネスに痛打された霊感投手・松若。必死に打球を追うハマのスペランカー・三田村は追いつけないと諦めかけたが、ライトから素早い反応を見せていたコジローが見事にスライディングキャッチ。続く2番打者にも痛打されるも、今度はセカンド・樋口がファインプレー。立て続けにバックの好守に救われた霊感投手・松若はベネズエラ戦ではメジャーのスカウトにいい所を見せようと力んでいた事を反省。この試合はバックを信じて勝つ事に専念すると決意し、3番を空振り三振に仕留めて、初回を0点で切り抜ける。一方、ドミニカの先発はピドロ・マルチネス。メジャー最強右腕と名高いピドロの前に日本はコジロー,樋口,光中と三者連続三振に斬って取られしまう。試合は投手戦となり、均衡崩れぬ儘、中盤へ突入。一方、スタンドで観戦していた清水は和香に対して、寿也との仲を詮索するが、辛辣な表情でもうその話は辞めてくれと突っぱねられてしまう。さて、0−0で迎えた5回裏、日本は主砲・松尾のバットがついに火を噴き、ライトスタンドへ豪快な一発を叩き込み、ようやく1点を先制するのだった。

 コジローすら三振させられたピドロ(何でマルチネスって呼ばないの?)に対して、シメられまくっていた松尾が先制弾を放つと言うビッグサプライズ。いくら何でも、日本代表の四番のモデルがはなわと言うのはあんまりだろう…と言う抗議が殺到したのか、今夜の松井さんをモデルにした今夜の松尾さんに生まれ変わった模様。多分、すぐはなわに戻るだろうが…。ここでも吾郎は「好調の寿也に回るから、四球でも何でもいいから出てくれ!」などと、寿也などより、数段格上な筈の松尾さんに対して、そんな形での出塁しか期待していない様な酷い言い草で、松尾さんをきっちりシメる事は忘れない満田氏である。霊感投手・松若に対して、一応、フォローしているのも、これまた抗議殺到の影響か!? あと、薬師寺ヒメネスは国籍を変えてまで出てきたのに、いきなり凡退と持って生まれたヤムチャっぷりは克服出来ない様で、いと哀れ…。ダメキャラ化に歯止めが利かなくなっている清水はさておき、「和香ちゃん」と呼びかけられても自分の事だとなかなか気付かない辺り、「小野寺和香」と言うのは偽名なのだろうか? (裏は取れていないが)寿也の妹の名前は「美穂」だと言う情報が入ってきているが、偽名だとすれば、妹説はまだ瓦解しない事になる。偽名にしては、清水に対して、凄ぇ自然に名乗ってた気がするんだが…。

Major―Dramatic baseball comic (7)

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February 23, 2006 21:58

 ファミレスでぶつかった少女が寿也の知り合いと聞き、「寿也の彼女」なのかと勘繰る清水だったが、あっさり否定される。小野寺和香と名乗る高校一年生のその少女は、「寿君」呼ばわりする清水が寿也と近しい人物だと察知。実際、吾郎と共に幼馴染みである事を聞かされた和香は昨日、アメリカに着いたばかりで心細いと言う事もあり、次のドミニカ戦を一緒に観戦しないかと清水を誘うのだった。
 一方、日本代表は天童がリタイアし、岩井,木村が風邪気味とあって、投手陣のやりくりに四苦八苦。とりあえず、先発は霊感投手・松若に託すしかない模様だが、クローザーが不在状態。2試合連続で50球以上投げた吾郎は茂野からノースロー調整を言い渡され、不服を漏らす。次の試合でも登板する気満々だったが、大会規定により、同じ投手の3連投は禁止されている為、ドミニカ戦には出られない事に気付いていなかったのだ。この大事な局面でルールの前に打ちのめされた吾郎は激しく落胆する。結局、ベネズエラは韓国相手に3連投禁止ルールにより登板出来ない守護神・バレンズエラに代わり、サンチェスが最後を締め、6−0の完封勝ちを収め、日本は2点以上取られて負けたら、予選落ちと言う恐れていた一番苦しい展開に…。ベストメンバーで臨めば勝てると睨みながらも、日本のスモールベースボールは決して侮れないと気を引き締めてきていたドミニカに対して、先発マウンドに上がった霊感投手・松若だが、先頭打者・ヒメネスにいきなり痛打されてしまう。

 とりあえず、謎の少女の正体は綾音にあらず。16歳と言う事から考えても、やはり、寿也の妹説が確信に近付いてきたのではなかろうか。表情に憂いが見えるのも、ああいう事情で生き別れたからで、清水を誘ったのもアメリカに来たばかりと言う不安より、寿也に会う事への不安の方が大きいから…と考えると自然。しかし、甲子園で全国制覇,プロ野球で新人王と、名前はとっくの昔に知れ渡っている寿也に何故、国内ではなく、このタイミングでわざわざアメリカまで会いに来るのかが謎だ。先週の段階では妹説だった場合、紆余曲折あって、今はアメリカに在住しているのでは?と思っていたのだが、昨日、来たばかりとか言ってるしなぁ。まぁ、この言葉を信じればの話だが…。清水は一人で勝手に勘違いモード暴走中。吾郎とくっついてから、すっかりダメキャラになってしまったなぁ。こんな事なら、つかず離れずでウジウジしてた方が良かったかも…?(^^;) さて、W杯の方だが、予想通り、ベネズエラは完封勝ち。ちゃっかり活躍しているサンチェスがイカす。しかし、3連投禁止ルールとは、またえらい隠し球を持ってきたねぇ。吾郎至上主義の展開よりはずっといいが、その代わりに、寿也至上主義になる可能性は大か…。それにしても、ベネズエラ戦で先発し、メッタ打ちを食らって失点数を増やし、日本を窮地に追いつめている張本人の霊感投手・松若に頼らなくてはならない日本代表って一体…。そして、この期に及んでも未だにお呼びのかからない眉村って一体…。ところで、日本代表メンバーから漏れたヤムチャ薬師寺だが、顔に靴墨を塗ってドミニカ人になりすましてまで、世界の舞台に立ちたいのか!?…と思ったら、ヒメネスとか言うヤツだった。よく考えたら、ヤムチャ薬師寺じゃ、下手すると松尾よりも作者にシメられまくってる霊感投手・松若の球すら打てそうもないもんなぁ(^^;)。

Major―Dramatic baseball comic (6)

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February 15, 2006 20:21

 ドミニカがベネズエラに敗れ、場合によっては、2勝1敗で3チームが並ぶ可能性が出てきた予選リーグ。3チームが並んだ場合は、1イニング当たりの失点数が少ない順から上位扱いされるとあって、ベネズエラが韓国に完封勝ちした場合、日本はドミニカに2点以上取られて負けると、決勝トーナメント進出の道が断たれる事になる(現在までの勝敗表は以下の通り)。

  勝敗 失点
日本 −−−   8−7
1−0
2勝0敗
ドミニカ   −−− 0−2
×
9−0
1勝1敗
ベネズエラ 7−8
×
2−0
−−−   1勝1敗
韓国 0−1
×
0−9
×
  −−− 0勝2敗 10

細かい皮算用を始める選手達だが、要はドミニカに勝てばいいだけの事だと吠える吾郎。因みに、ドミニカがベネズエラ戦で主力を温存したのはチーム内に風邪が蔓延して体調不良者が続出した為との事。ベネズエラで強行出場するより、ベストの状態で日本と戦う方が楽と見られた様だ。一方、清水はアメリカでの滞在費が底を尽きつつあり、母親からも早く帰ってこいと怒鳴られる始末。流石に、吾郎に金を借りてまでアメリカに居座り続ける訳にもいかず、ファミレスで途方に暮れていた矢先、うっかり日本人の少女とぶつかってしまう。奇しくも、清水同様、日本代表を応援に来ていると言うその少女は寿也の知り合いだと言うが…。

寿也の知り合い…って、この娘は友ノ浦中の後輩・綾音なのか、それともポッと出の新キャラなのか、微妙な所。もし、綾音だとしたら、よくもまぁ、こんな使い捨てと思われたキャラを引っ張り出してきたもんだが、アニメの第2シリーズで優遇されている影響だろうか? ホント、この作品は一旦、消えたヤツの再登場の可能性は極めて低いからのぅ。前原が三船東中の壮行試合で出てきた時は感激したものだ。ちょっと顔が違う様な気もするのだが、綾音は中学以来出てないから違うとも断定しかねる所…。とりあえず、清水のリアクションはどうせ早とちりに終わるので、「寿也の彼女」と言うポジションに落ち着いている娘でない事はほぼ確定か? 綾音以外で寿也絡みの既出の女性キャラで相応の年齢となると、横浜リトルの同僚・涼子か、綾音の同級生・由美,あとは寿也を置いて夜逃げした両親が一緒に連れて行った妹くらいか。涼子は清水と面識があるし、性格ももっと明朗な感じなので除外。由美は顔が違い過ぎなので論外。妹は何歳下なのか不明だし、顔も出てなかった気がするので、不確定要素が多く予測不能…。かなり唐突な話だし、ちと深読みし過ぎかねぇ。やはり、新キャラなのか? さて、謎だったドミニカの手抜きオーダーだが、風邪などと言うショボい理由とは、ある意味、衝撃的だ。案の定、3ヶ国が並ぶかもしれない状況があつらえられた訳だが、並んだ場合の順位付けが得失点差ではなく、失点数とは思わなんだ。こうなると、まず、ベネズエラが韓国に完封勝ち。日本はドミニカにいきなり2点を先制され、最早、この試合に勝つしか道はない…と言う展開になるのかねぇ。で、ベネズエラは逆転でトーナメント進出を果たしながら、アメリカの強さを知らしめる為の噛ませ犬になる訳だな。

Major―Dramatic baseball comic (5)

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February 08, 2006 21:17

 天童に後を託された吾郎は9回も韓国の反撃を軽く退け、日本は2連勝を飾った。足の方はただの打撲で済んだ天童だが、肘の方は手術が必要との事。38歳と言う年齢を考えると今更手術を受けても無駄だろうし、これが最後の花道になったかもしれないと後ろ向きな天童に、吾郎は年齢のせいにして諦めるより、くすぶった夢があるなら治してまた挑めばいいと手術を受ける様に勧める。ギブソンの様にメジャーでは40歳を越えてもバリバリに投げている選手もいるのだと…。これに対して、背を向けて、立ち去った天童は「生意気言うな、若造」と涙を浮かべながら、呟くのだった。続いて、1勝のドミニカと1敗のベネズエラの試合が始まり、吾郎達は観戦モード。ベネズエラが勝てば、2勝1敗で3チームが並ぶ可能性を残すが、ドミニカが勝てば、日本の2位以内…、つまり、血漿トーナメント進出が確定するとあって、ドミニカを応援する吾郎。ドミニカはエース・モンタナを立て、ベネズエラ打線を翻弄するが、打線の方は主軸が悉くベンチに下がっており、終盤になっても、一向に起用する気配なし。そうこうしているうちに、シルヴァの決勝2ランが飛び出して、べネズエラが勝利を収める。果たして、主力を温存したドミニカの意図はどこにあるのか!?

 やっぱりと言うか、吾郎はあっさり9回を締めて、勝利。結局、安清源の存在意義って、何だったんだ? 一応、寿也のソロだけに抑えてるのだから、それなりに力は発揮してるんだが、もうこいつの名前すら忘れてる読者が大半なんじゃないか?と言うくらい影が薄くなってしまった。天童ははっきり答えなかったものの、この後、手術を決意するんかねぇ。まぁ、どっちにしろ、今作ではもうお役御免だろう。ドミニカ戦に緊張感を持たせるべく、案の定、三つ巴の可能性を残した訳だが、ドミニカの狙いがよく分からない。ベネズエラ同様にアジア人種へ偏見を抱き、日本の決勝トーナメント進出なんて展開はあってはならない…とばかりに日本潰しを図るなら、主力打者だけでなく、エースも温存して、日本にぶつければいいものを野手だけ温存するのが謎だ。この儘いくと、日本がドミニカに勝ち、ベネズエラが韓国に勝ち、日本とベネズエラが決勝トーナメント進出となりそうな予感。ただし、決勝トーナメントでは、ベネズエラがアメリカに敗れる展開は必至だから、シルヴァとの再戦は期待するだけ無駄だろうなぁ。

Major―Dramatic baseball comic (8)

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February 01, 2006 19:30

 自らの足で打球を止め、降板を余儀なくされた天童は入れ替わりでマウンドに向かおうとする吾郎に対して、「高卒即渡米する様なアメリカかぶれの自己中小僧」と毒づく。しかし、今の時代に自分がルーキーだったら、吾郎の様に世界へ飛び出していたかもしれないと、メジャー挑戦も当たり前になった時代の変化に羨ましさを覚えつつ、大木ジャパンの勝利を願って、吾郎に檄を飛ばすのだった。かくして、マウンドに上がった吾郎に対し、韓国は太腿痛でスタメンを外れていた左キラー・イ・スンナムを代打に投入する。東京シャイアンズに所属しているイ・スンナムは日本野球を熟知し、まっすぐにも滅法強い。しかも、ベネズエラ戦とは違い、フォークがあると言う情報も事前にバレているとあって、警戒する寿也だが、「俺は日本人ピッチャーだが、日本のピッチャーじゃない。まっすぐに強いと言って、まともに打ち返したヤツは数える程しかいねぇ」と不適な笑みを浮かべる。韓国側は暴投の許されない場面とあって、フォークの連投ではなくストレート主体の投球と睨み、二塁走者が寿也の構えたミットの位置をサインで送る作戦を敢行するも、イ・スンナムは初球、外角のストレートを空振り。すぐさま韓国の動きに気付いた大木監督だが、コースが分かっていながら空振りした上、寿也もそれを気付いている事を察し、まるで問題視せず。続く2球目も内角のストレートと言うサインを受けながらファールとなかなか捉えきれないイ・スンナム。追い込まれた事でフォークに怯えるイ・スンナムだったが、吾郎の握りは二塁走者に丸見えのストレート。ストレートと分かり、浮かれ気味の二塁走者は内角のストレートとサインを送るが、寿也はすかさず外角に移動。まんまとフェイクにひっかかったイ・スンナムはあえなく見逃し三振に倒れ、三者残塁。相手の策を逆手に取って、苦もなく大ピンチを切り抜けた若きバッテリーに天童は目を見張るのだった。

 イ・スンナムの所属球団が東京シャイアンズな事に苦笑。ロッテもどきにいた…と言う記述はなかったと思うが、こいつ、この試合の開始時には絶対、ロッテもどき所属だったよ(笑)。試合中にトレードされたんだ、凄ぇ〜!これは明らかに、先日の李の巨人電撃移籍の影響に他ならないだろう。移籍発表が先月の20日だった事を考えると、凄いスピード対応だ。それにしても、このイ・スンナムも実在モデルなだけに案の定、ヘタレキャラ(しかも、シャイアンズ入りした事でアンチ巨人の満田氏から怒りを買った可能性大)。まっすぐだけではいくら四隅を自在につける制球力を持っていてもダメ…と言う結論にようやく達したこの作品だが、フォークを持っていると言う先入観を抱かせる事は、打者の迷いを誘い、まっすぐをより速く思わせる効果に繋がるとは思う。しかし、球種もコースも分かってて、あのザマじゃなぁ。全然まっすぐに強くないやんか…。シャイアンズと言えば、今夜の松井さんモデルと思われる松居(松尾は、はなわモデルなので別人)はどうなったのか気になるなぁ。

Major―Dramatic baseball comic (4)

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January 25, 2006 21:39

 痛み止め注射の効果が早くも切れて、二死一、二塁のピンチを迎えた天童。肘の痛みから制球も定まらず、5番に対しても、明らかにボールと分かる球を続けて、カウント0−2.ここでついにマウンドへ向かった大木監督は天童の肘痛を知っていたと明かす。「肘痛を隠して投げる事がチームの迷惑になると考えないのか」と責められた天童は観念したか、降板すべく握っていたボールを大木監督に手渡そうとするが、大木監督は「受け取れんな」と、つっぱね、「むしろ、こういう修羅場で代えるくらいなら、初めからお前を使ったりはせん」と続投を言い渡す。茂野から温情采配を咎められるが、大木監督は温情采配ではなく、天童の力を信じていた。肘痛の事を知っていたが故に、吾郎をストッパーに据えて、自分をリスクと負担の少ない中継ぎに回してくれ、また、肘痛の事を知っていながら、今までのキャリアを尊重し、チャンスを与えてくれた大木監督の気持ちを汲み取った天童は意気に感じて、ストライクを1つ取るも、続く4球目を痛打される。センター前に抜ける同点タイムリーか…と思われたこの打球だったが、天童は右足を伸ばして、執念のブロック。内野安打に留めて、二塁走者の生還は阻止するも、二死満塁とピンチ拡大。打球を当てた事で降板を余儀なくされた天童は潔く吾郎に後を託すのだった。

 仰木さんが亡くなった事と因果関係があるかはともかく、大木さんがカッコ良過ぎ。冷遇されまくっている松尾とはえらい違いだ。でも、幾ら否定してみた所で、10球程度で痛みが走る投手をこんな場面で使うのは、やっぱり温情采配でしょ。実際、天童は5番に痛打されており、内野安打で留めたのも幸運に近い。まぁ、あのマウンドでのやり取りがなければ、もっと悪い結果になっていただろうけど…。で、この後、吾郎が残り4人を悠々と抑えるのは必至か。結局、美味しい所は吾郎が全てかっさらう様だ。ただ、2連勝すると、優勝候補・ドミニカとの一戦が緊張感に欠ける事になりかねない訳で、何か大ポカがあって韓国戦落としたりして…。たとえば、松尾が痛恨のタイムリーエラーとかな。…って、また松尾がシメられるのかよ! 韓国に勝って、決勝トーナメント進出が確定しないパターンは、ベネズエラがドミニカに勝つ事。この場合、日本はドミニカに勝てば文句なしだが、負けた場合は3チームが2勝1敗で並ぶ可能性がある。この時は得失点差とかで順位が決まるのだろうか? これにしても、×点差で負けなければいい…と言う展開だから、イマイチ盛り上がらないのは確かだ。

MAJORキャラクター名鑑―少年サンデー公式ガイド

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January 18, 2006 19:59

 ストッパーから中継ぎへ格下げされた天童だが、単なる衰えや不調ではなく、トレーナーから聞かされた右肘の故障が決定的な要因であったと発覚。大木監督はアジア予選では痛み止めの注射を打ちながらの球だったのだ。ポスティングシステムやFA等によるメジャー行きも夢見ていた天童だが、チームで唯一のスター選手であった事から手放せないと言うフロントの圧力や、師弟関係で旧知の仲である大木監督を胴上げさせたいと言う気持ちから、大阪ブルズに留まっていた。勝負に私情を挟まない大木監督だが、せめて夢の片鱗を中継ぎとしてでも体験させてやりたいと言う親心があるのも、また事実だった。7回裏に寿也の一発で先制した日本は8回からついに天童を投入。この回、完璧に抑えれば、9回も続投させてくれと懇願する天童に対して、大木監督への進言を約束する茂野。大木さんへの想いと、長年培ってきたプライドを賭け、気迫の投球で1,2番を連続三振に斬ってとる快投を見せた天童だが、早くも右肘が痛み出し、3番を歩かせると、4番には痛打され、二死ながら一、二塁のピンチを迎えてしまうのだった。

 余計な口を挟まずに、黙って天童の生き様を見守っている吾郎が良かった今週。大木さんの思惑に関する予想は全くの大ハズレであった…。あの様子だと、天童自身、右肘痛が大木監督にバレている事に気付いていないのだろう。この展開では天童のストッパー返り咲きは難しいどころか、下手すりゃ、今回が最後の晴れ姿になりかねないなぁ。吾郎の先発転向も遠のいた……か? それにしても、1点差の8回で右肘に爆弾を抱えた投手を投入するなんて、リスクが大き過ぎる。日本代表を預かる監督としては、行き過ぎた温情采配だろう。この後、同点ないしは逆転されるのは勿論の事、吾郎が投入されて、ピンチを切り抜ける展開でも、天童が哀れなので、何とか一人で切り抜けて欲しいものだが、果たして…!? とは言え、流石に、9回も続投の線はないと思うのだが…。

MAJOR 57 (57)

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January 05, 2006 20:22

 行きがけにパラッと読んだ「サンデー」が帰る頃にはどこにも見当たらない。あっ、発売日は昨日だったか…。っつー事で、今週のレビューはかなりうろ覚えだ!

 中継ぎ降格を伝えられた天童は案の定、大激怒するも、アジア予選での韓国戦でのリリーフ失敗…と言う痛い所を突かれて、反攻しきれない。それでも、短期決戦が故の暫定措置であり、調子次第では抑えに戻る可能性もあると説き伏せられると、プロ18年間で培ったプライドを賭け、ポッと出の吾郎からの奪還に闘志を燃え上がらせる。かくして迎えた韓国戦。メジャーでも活躍する韓国のエース・安清源の前に初回、あえなく三者凡退に抑え込まれる日本。一方、日本先発・上平も韓国打線を翻弄するなど、両軍ゼロ行進が続く投手戦を展開。その均衡を破ったのは、寿也。ベネズエラ戦でふっきれたのか、ここでも安清源から会心の先制アーチを叩き込む。先手を取り、リリーフ投入による逃げ切りモードを予感する天童は間もなく来るであろう出番に向けて、気迫のウォーミングアップを続けるのだった。

 天童の中継ぎ降格は発憤させて完全復活させようと言う大木マジックと見た。やはり、ギブソンと投げ合う時の吾郎は先発登板だと思うし(と言うか、そうあって欲しい)、吾郎が先発に回る為には、やはり、天童にしっかりストッパーを務めて貰わないとあかんやろ。それにしても、寿也の山田太郎化が激しく進行中なのには頭が痛い。実在(モデル)選手が悉く手玉に取られる中、満田キャラがいともあっさりホームラン…って、完全に「ドカパロ」モードである。コジローですらあっさり凡退。松尾に至っては打席すら描かれない有様で、満田キャラの引き立て役に成り下がる一方。また吾郎が抑える展開もウンザリだが、ここで天童が抑えたとしても、結局、こいつも満田キャラなんだよなぁ(^^;)。ササキ様もどきだったら良かったのに…。ところで、いかにも凄そうな前振りで出てきた割には、あっさり消え去りそうな安清源がショボい。「うひひひひ」と奇声をあげながら投げたり、あの表情と言い、何だか阿久津っぽいイメージだな、こいつ…。(あくまで噂だが)「ヒカルの碁」のごとく、韓国から圧力がかからない事を祈るばかりだ。

Major―Dramatic baseball comic (17)

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