July 30, 2008 21:10

いきなりシメられた唐川! 岩鬼、予告通りの先頭打者アーチ! / 今週の「ドカパロSS 超絶無間地獄変」 1

 唐川は岩鬼の素振りに凄さを感じながらも、怖さは感じないと物怖じせずにど真ん中を立て続けに投げ込み、あっと言う間に2−0と追い込む。しかし、あまりにバットとボールが離れている事で油断したか、三振を狙いに行って力みが入り、コントロールミスしたボールをレフトスタンドへ叩き込まれてしまう。それでも動揺する事なく、殿馬をストレートで痛烈なショートライナー,微笑をスライダーで痛烈なサードライナーに仕留めて、二死。ここで投手を目指すきっかけになった男・山田が登場すると、その迫力に呑まれてしまったかに見える唐川に球道も不安を隠せないのだった。

 ルーキーではど真ん中を10球続けようとしても、良くて半分くらいだとか、ど真ん中に弱い岩鬼がここまで3割20本打っているのはそれだけど真ん中を投げるのは難しい事なのだ…などと言った話が突然、湧いて出てきた今回。それは至極、尤もな話で岩鬼がプロでやっていける要素としてはこの上なく重要なのだが、三流高校生ですらど真ん中を投げるのは容易い事であるかの様な描写をし続けてきた今までの世界観を思いっきりぶち壊している事になっているのは、いいのか? 岩鬼の悪球に関わる設定はこの上なく流動的で、打てるボールも明らかな悪球だったり、僅かに外れるボール球だったり、下手すると、ストライクでもど真ん中以外だと打てたりする始末で、これだけ条件に幅があると、もうそれは設定として成立しているとは到底言い難い。今回の「ど真ん中を投げ続ける事は難しい」と言う設定も次の試合ではすっかり忘れ去られて、「目を瞑っても投げられる様な児戯にも等しい事」の様な描かれてしまう可能性も十分に考えられる。この一貫性のなさはいい加減、何とかして貰いたいものだ。あと「殿馬の打法は変則だから変則な攻めよりまともに攻める方が賢明」も大嘘だし、「微笑は素直だからストレートには強い」も大嘘。殿馬が打ち取られるのは大抵変則でリズムを崩されるパターン(か、圧倒的な力押し)だし、微笑は速球投手からは壊滅的な程、カモにされている訳であり、たった1話でこれだけ設定のいい加減さを露呈しまくる作品は他にないだろう。

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コメント一覧

1. Posted by キムーチ   July 31, 2008 13:51
唐川がこれなのに昨年書いた田中(楽天)は
ど真ん中にすべての球をコントロールできたというのは
水島さんの好き嫌いなのでしょうかね・・・?

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