March 28, 2008 19:52
インターリーグ開幕! ギブソン、二人の再戦に興味ゼロ! / 今週の「MAJOR」
表面上は復調したかに見える吾郎はインターリーグ(交流戦)初戦でもワッツの6回を3失点でまとめ、リリーフを仰いで3勝目(3敗)。試合後の会食でワッツは四球も減り、ピンチでもきっちり併殺を取って切り抜けた吾郎の投球を一見讃えている様で、「まるでベテランの様な投球」と何かを見透かしている様な言葉を吐く。恐らく自覚しているであろう吾郎のノーリアクションを見ながら、キーンは吾郎との会話を思い出していた。サンダースからメジャーリーガーの目標は一般的に金と名声であると言われ、ピンと来ない吾郎はキーンにもその話を振っていたのだ。好きでその仕事を選んだ以上、その世界で成功を収めたいと思うだけで、金と名声は結果的についてくるものであり、基本的には目の前の試合でどうリードし、どう打つかしか考えていないと答えたキーンの言葉にも、吾郎の琴線には触れなかった様だ。そこへサンダースが次の吾郎の登板日はJr.のいるレイダースである事を思い出す。相変わらず、他球団情報に疎い吾郎はJr.がスランプでスタメンを落とされた事も知らず、驚いた様子だったが、この日のJr.はスタメン復帰で2安打。翌日もダメ押しタイムリーを放つなど、こちらも表面上は復調の兆しを見せていた。そして、迎えた直接対決の日、W杯以来の再戦と周囲が盛り上がる中、現役復帰に燃えるギブソンは二人の対決に何ら興味を示す事なく、TVを消してランニングに出てしまうのだった。
相変わらず、吾郎は何となく野球をやっている感じで勝ったり負けたりを繰り返す凡庸な投球を続けている様子。ワッツも分かってんだったら、遠回しな事言ってないで、ちゃんと指摘してやれっての。Jr.もヒットが出始めてはいる様だが、ギブソンが「こんなくだらない勝負を見ても時間の無駄」とまで吐き捨てるくらいだから、騙し騙しのバッティングで結果的にヒットになっているだけの事なのか、ともかく、本調子に戻りつつある訳ではない事は確かだろう。こんな調子では折角の再戦も二人にとって、何らプラス効果はもたらさない気配だが、だからと言って、ギブソン復活で簡単に復調したりしても、それはそれである意味がっかりだ。
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