March 11, 2008 23:29
開幕ローテへ殴り込み! 吉見、12イニング連続無失点!
◆T5−2G◆
余所からかっさらってくるロートル大砲フェチで、ドラフト下位の生え抜き短距離砲など眼中にない茂雄から心にもない賞賛をかまされて以来、取り憑かれたかの様にすっかり当たりが止まってしまっていた坂本。開幕一軍に黄信号が灯っていたが、その危機感で覚醒したか、この日は第1打席で先制二塁打を皮切りに4打数4安打2二塁打の大爆発。それでも、手術明けで未だにオープン戦に出てもいないニックンが実績(と言ってもゲッツーを量産しているだけだが)だけでスタメンを勝ち取ってしまうかと思うと実に不憫である。昨年の当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスも2安打と好調をキープし続けているが、いかに打ちまくろうと李が北京五輪予選から帰ってきたら、それだけで二軍仁落とされるかと思うと、まったくもって不憫この上ない話である。また、オーストラリア代表の座を蹴ってまで、巨人での一軍入りを目指す事を決めたバーンサイドは5回2失点と微妙な内容だが、神がかり的な快投を演じても、助っ人枠の都合上、開幕二軍は揺るがないと思われる立場なだけに、微妙な内容ならまだ諦めがつく…と思えてしまう辺り、不憫極まりない。一方、阪神は左太腿裏を痛めていた伊集院光の弟子・金村が診断の結果、筋挫傷である事が発覚。しばらく様子を見る予定だが、開幕には間に合わない可能性が高まってきた。そんな中、「伊集院光の弟子ではない金村」こと金村大が1回を3三振無失点の好リリーフ。と言っても、それで伊集院光の弟子・金村の穴が埋まる見込みが立った訳ではないのだが…。
◆D3−0L◆
素人投手相手に考えなしの攻撃で手も足も出ない無能打線と水島氏に冒涜される呪いをかけられ、一向に調子の上がってこない中日打線。この日も川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出したT.ウッズの2ランと相手の野選で3点を奪うのが精一杯でタイムリーはゼロと相変わらずのタイムリー欠乏症ぶりで川相不在の弊害を大露呈。デラロサ使ってる暇があったら、名手・川相を現役復帰させろと言う声は強まる一方だ。そんな中、先発・吉見が7回無失点の好投で熾烈な開幕ローテ争いに殴り込みをかけると、ルーキー・山内,中里のリリーフ陣もそれぞれ1回無失点で完封リレー。ここ4試合で3完封と投手陣は好調をキープしているだけに、打線にも奮起して欲しい所である。
◆S0−2Bs◆
経歴がグライシンガーに似てるだけで安直にもグライシンガー級の期待を受けている新助っ人・リオスが2度目の先発登板。5回を投げ、失点はカブレラの一発による2点のみ。ピンチを迎えても2つの併殺を取って切り抜けるなど落ち着いた投球で開幕ローテ入りに当確ランプ。一方、開幕投手を狙う川越は5回を2安打無失点と文句なしの内容で開幕投手へ大きく前進した。
◆YB4−3E◆
長谷部の離脱により、先発ローテ構築が苦しくなり、チームメイトから復活を期待する声が強まって「一場さま」呼ばわりされている一場さまが初登板。立ち上がりこそ制球に苦しみ、2点を失った一場さまだが、2回以降は横浜のまずい攻めにも助けられながら粘りの投球で6回まで追加点を許さなかった。打っては昨年のパ・リーグ本塁打王・山崎武が連続三振の後の第3打席でオープン戦初安打となる一発を叩き込んだ。一方、昨年のセ・リーグ本塁打王の村田もここまで不振だったが、3安打とようやく上昇気配。抑えの新助っ人・ヒューズはボークを犯してピンチを作ったものの、2三振を奪って、後続を断ち切り、内川のサヨナラタイムリーを呼び込んだ。
◆M4−3F◆
水島の呪いの影響で不振を極めてすっかり欝状態のトンガ。ダルビッシュの喝により、少しは士気が上がったものの、この日もスタメンを外された上、代打で打点付きとは言え、セカンドゴロとあえなく凡退。そのまま、守備に入った後に回ってきた第2打席では死球を食らってしまい、貴重な1打席を無駄にさせられる始末。これで13打席ノーヒットと一向にトンネルを抜け出せない。一方、ロッテ先発・小野は4回までパーフェクトの素晴らしい投球を展開。5回にタイムリーで1点を失ったが、開幕へ向けて、自らも「良過ぎて怖い」と漏らす程の万全の仕上がりを見せた。
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