March 09, 2008 21:35

吾郎、メジャー再昇格! 新たな問題、燃え尽き症候群発覚! / 今週の「MAJOR」 2

 7回無四球無失点と言うノルマをクリア出来ず、6回1失点で降板となった吾郎。しかし、実は、そのノルマは吾郎にプレッシャーを与える為に仮設定されたものに過ぎず、1点を失っても、そこから崩れずに後続を断ちきった事でイップスを克服したと評価されたと言う事で、アリスからメジャー昇格の知らせを受ける。しかし、待望の昇格にも吾郎の表情は冴えない。翌朝、オリバーの下を訪れた吾郎はイップス克服に助力してくれたオリバーに感謝の意を見せるも、本当に立ち直れているのか疑念を抱いていた。シルヴァから指摘された事は自分でも感じていた事で、プロらしく落ち着いたリスクの少ない投球は出来る様になったが、ほとばしる様な闘争心が沸き上がってこない事に不安を覚えていたのだ。これを聞いたオリバーも催眠治療を施しながら吾郎の生い立ちを知った際に、吾郎がイップスに陥った原因はJr.に手痛い一発を浴びた事ではなく、宿敵であり野球の象徴であるギブソンと最後まで投げ合えた事により、吾郎の中で何かが満たされてしまったからではないかと言う仮説を立てていた事を明かす。そう言われた吾郎はJr.からの被弾を悔しがりながら、心のどこかでギブソン親子に花を持たせる結果となった事に満足してしまった自分がいた事,そして新たなスタートを踏み出してもモチベーションが上がって来ない事…に気付かされる。吾郎の性格や野球に取り組む姿勢の源となった茂治と不幸な因縁を持つギブソン。そんな彼を目標として掲げ、試合には負けたものの直接対決出来た事で夢が一つ叶ってしまった吾郎にはイップス治療の当初に勧めた、割り切って取り組めと言う方法では完治には及ばないと言うオリバー。極限状態で投球恐怖症に陥る様なイップス自体は克服しているのだから、自信を持ち、茂治の幻影を追うのではなく、自分自身の新たなモチベーションを見つければ、必ず成功すると言う言葉を受けた吾郎は再びメジャーに向かう事となった。

 要するに、吾郎は燃え尽き症候群だった様で、イップスとはまた別のメンタル障害を抱えていた訳だ。燃え尽き症候群の兆候はW杯決勝直後の寿也との会話からも見えていた訳だが、イップスが表面化した事により、それが陰に追いやられていただけの事だったのか。結果的に燃え尽き症候群を克服するにあたって、イップスを発症してオリバーに頼る事になったのは、吾郎にとって、むしろ幸運だったのかもしれない。さて、吾郎の更なるモチベーションとは一体何になるのか? 作品的にもギブソンとの直接対決はクライマックスだった訳で、それを終えて、なお連載を続ける必要があるのだろうか?、あれ以上のクライマックスを作る事など出来るのだろうか?と言う疑問符がつくのは否めない訳で、まるで人気作品を無理矢理続けさせようとする編集部に対する満田氏の抗議と受け取れない事もない…と言うのは深読みし過ぎだろうか。Jr.へのリベンジと言う気持ちがあるにも拘わらず、燃え尽き症候群に至ってしまった辺り、それは主たるモチベーションにはなりえていない訳で、メジャーで優勝を目指す…と言うのも何となく微妙な感じ。W杯でのリベンジは4年後になっちまうしなぁ。となると、最早、サッカーを辞めて野球に再転向していた沢村との決着しか…(^^;)。

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コメント一覧

1. Posted by namico   March 09, 2008 23:38
復活のカギはギブソン親子や茂野夫妻やおとさんあたりでしょうか

アニメが続いたことや映画化ってことで引き延ばされてんのかな…吾郎より作者のモチベーションが大丈夫か…とは思いますが(^_^;)こればっかりは…人気作の宿命ですかねぇ…。
頑張ってくれとしか
やっぱ完結するとこは見たいですし
2. Posted by qwd   March 10, 2008 14:34
プロは家族をモチベにしてる人がおおいみたいですよね
吾郎も結婚して子持ちに…なれば、もう最終回ちかいですね

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