July 29, 2007 10:01

打ち砕かれた102マイル! Jr.、劇的サヨナラグランドスラム! / 今週の「MAJOR」 2

「親父……、親父が打たせてくれたホームランだぜ!」

 吾郎の渾身のストレートをJr.が渾身のフルスイングでジャストミート。バットは粉々に砕かれて、思わず「勝った」と口走りかけた寿也だが、打球は鈴木コジローが見上げるライトポールを直撃。劇的なサヨナラ満塁弾となり、W杯はアメリカの優勝で幕を閉じる事となった。打たれて激しい雄叫びをあげる吾郎。スコアボードにはこの日最速となる102マイル(約164km)が表示されていた。

 今回は殆ど台詞もなく、Jr.の一発で歓喜に湧くアメリカ,絶望する日本が描かれただけなので、あらすじの紹介はこの程度。先週の予想通り、Jr.のサヨナラ満塁弾で終わった訳だが、もう完全にギブソン親子の流れで、日本が勝ったら却ってシラける展開と化していた以上、この結末は避けようもなかったと言っていいだろう。正に、Jr.が打ったと言うより、ギブソンが打たせた一発。今になってみると、ギブソンの心臓病が発覚した段階でこうなる事は決まっていたのだ…と思えて仕方なく、何だか吾郎が不憫になってくる。それと、ここで一発打たせるくらいなら、吾郎を突然バテさせてノーアウト満塁の状況をお膳立てする必要はなかった様に思う。Jr.を抑えた所で日本の勝ちが決まる訳でもないし、もうこのイニング、日本には希望の光が何一つ見えて来なかった。表の攻撃で、寿也の殺人バットがギブソンを直撃した際、日本が勝ち越しを決め、その裏、二死二塁でJr.とかにしておけば、盛り上がった気がするのだがなぁ…。もしかして、まだ次のシリーズがあったりする? 何だかんだで吾郎はまだメジャーリーガーにはなってないしなぁ…。とは言え、ジャイロフォークがあり、精密なコントロールがあり、102マイルまで出しちまった吾郎を使って今シリーズを越えるシチュエーションを作り出すのはなかなか厳しい訳で蛇足になりかねない訳だが…。で、結局、沢村の伏線はどうなっちゃったの?

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コメント一覧

1. Posted by namico   July 29, 2007 14:51
この終わり方はまだ続くような気がしないでもないですが…確かにそうなるとクライマックスの試合の盛り上げ方に困りそうですね。

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