May 10, 2007 23:13

命懸けのマウンド! ギブソン、ついに登板へ! / 今週の「MAJOR」 2

「たかがスポーツで死ぬぞ!!」
「そのたかがスポーツで俺は人を殺してるんだ」

 心臓に爆弾を抱えているにも拘わらず、ブルペンで投げ込みを始めたギブソンに気付いたJr.は事情を知っている監督が起用する訳はないと思いながらも、戦々恐々。同じくギブソンの病を知っているアレックスに言われてようやくギブソンの動きに気付いた監督は血相を変えてブルペンに電話。ギブソンはただの熱中症とばかり思っていた為、投げ込みを許可した投手コーチは突然、心臓病だと暴露され、怒鳴られても戸惑うばかりだったが、その様子を見たギブソンが投手コーチから受話器を奪い取る。勝手に準備を始めても起用などしないと制止する監督だったが、自分が投げずに済めばそれに越した事はなかったが、ハフマンは既に限界であり、万一、自分が倒れた時の為にベルは残しておかなくてはならない事を考えると、そうも言っていられないと答えるギブソン。「アメリカの監督としてアメリカが勝つ為に最善の努力をする責任がある筈だ」と言われ、監督は返す言葉をなくしてしまう。そうこうしているうちにハフマンがコジローに粘り負けて四球を与えてしまい、一死一、三塁のピンチ。ここで日本が樋口に代えて吹留を代打に起用すると、ギブソンは交代も告げられていないにも拘わらず、ブルペンを出てマウンドへ。しかし、結局、監督は止める事が出来ず、ギブソン投入をコールしてしまうのだった。自分が同じ立場だったならそうするであろうと考えていた吾郎も見守る事しかなく、心臓の爆弾が爆発しない事を祈るばかり。よもやの登板に顔面蒼白のJr.はたかがスポーツに命を懸けようとする父に最後の抵抗を試みるが、吾郎の実父・茂治を死に追いやっている事で腹を決めているギブソンはJr.の制止に聞く耳を持ちはしないのだった。

 やはりと言うか、既定路線のギブソン登板へ。しかし、アメリカの監督はあれでいいのかね。いくら自分で責任を持つとギブソンが主張しているからと言って、万一、ここでギブソンが死んだりしたら、間違いなく監督の責任を問われる事になると思うが…。あの程度の説得で登板を許可してしまうと言うのはどうも釈然としないものがあるな。ギブソンが倒れた時は必死こいて病院に駆けつけた吾郎もあんなにあっさりと看過してしまうのもしっくり来ない。こういう展開になるなら、あの病室のシーンは果たしてあのタイミングで必要だったのだろうか…と今更ながらに疑問視してしまう。結局、ギブソンは茂治に対する業を背負い続けている様子だし…。それにしても、ギブソンの登板は予想より早かったなぁ。こういう形で登板してきた以上、簡単に打たれる筈もなく、一死で打順が2番となれば、順当にいけば、この回、今夜の松尾さんには回らない事になる。満塁になってからの登板だったら、二死満塁で松尾さんでシメるには絶好のタイミングだったのにね…。まぁ、確実にシメられる状況をお膳立てされたら、テンション下がる一方だけど…。吾郎 vs Jr.は恐らくあと1回と予想していたのだが、Jr.を最後の打者にする為にはこの回で決めるしか手はないのに(更なる長期戦になれば別だが)、とてもこの回に点が入りそうな雰囲気がない辺り、一体、何回まで続くのか予測が立たなくなってきた。続けば続く程、ギブソンに命の危険が伴うばかりだが…。とにもかくにもギブソンが打たれなければ決着はつかない以上(打たれる前にぶっ倒れる様な展開では寒過ぎる)、焦点は一体誰が打ち砕くのか…と言う事になる訳だが、散々フィーチャーされた寿也はもううんざり…ってなもんだし、かと言って、散々目の敵にしている松尾さんに花を持たせてくれるとは到底思えない。今、打席が終わったばかりのコジローは微妙な上、面白みの欠片もない訳で、こうなると最早、吾郎しかないって感じに…。DH制であるにも拘わらず、打者・吾郎が引っ張り出される様な無茶と言うか水島チックな展開は避けて貰いたいものだが…。

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コメント一覧

1. Posted by かしわぎ   May 11, 2007 19:48
3 確かにDH放棄でゴローに打たせるはありそうですねw

でもそれやったら完全にDH放棄の中西球道みたいになりますね。。。
2. Posted by ギア   May 12, 2007 03:14
さすがにギブソンの登板は納得できないです。
ただでさえ、本人が行くっていってるから、なんて理由だけでピッチャーは代えられないし、心臓に病を抱えてる人間をわざわざ監督が出す理由が分からないです……。つうか、それが「最善」の努力だと言い張るだけの根拠が……。止めるべきじゃないのかなー、と思ってしまいます。

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