January 30, 2007 06:14

悪夢の2安打! ストーカー女、狂気のプロポーズ計画始動!? / 今週の「ドカパロSS」 1

 フォークで坂田を空振り三振に斬ってとったにも拘わらず、ワンバウンドしたこのボールを山田が痛恨の後逸。これを見た三塁走者・犬神は当然のごとくスタートを切るが、大きく弾いてしまった山田は追いかける事すら諦め、呆然とボールを見送り、犬神は悠々とサヨナラのホームイン。これで四国の2位が確定し、プレーオフ第1ステージは松山で行われる事となった。試合終了後、勝利の余韻で盛り上がる四国のロッカールームで最後のプレーに関して語り合う土門と不知火。坂田に2球続けて大ファールを浴びたリードも、山田が里中のコントロールに対する絶対の信頼があったが故で、全ては3球目のフォークの為の伏線だったが、里中は三塁走者がいる場面での暴投の可能性のあるフォークを嫌がり弱気になった上で、最終的にサインに応じると言った山田への信頼感を欠いた投球をかました為に、ワンバウンドになったと分析。すんなり首を縦に振っていれば、暴投になる事はなかったとし、かくも投手の心理は繊細なのだと思い知る。150勝到達に失敗した事でサチ子へのプロポーズ計画も破綻した里中だが、その一方で殿馬が人知れず、2安打していた事により、ストーカー女はプロポーズを密かに決意していた。山田は来季の開幕戦で150勝と言う派手な舞台が出来上がるなどと気休めをぬかしていたが、開幕直後にメモリアルを達成しうるのは里中だけではなく、山田は500本塁打まであと10本、2000安打まであと2本、岩鬼は420本塁打まであと3本、2400三振まであと1個、不知火は200勝,土門は180勝にリーチをかけるなど、記録ラッシュが続く。また、殿馬はこの日の2安打で2200安打に到達していたとの事。2日後に迎えたプレーオフ第1ステージは初戦は不知火,第2戦はでかせぎ君の好投により、1勝1敗。そして、最後の第3戦では里中がリベンジの完封を果たし、第2ステージに進出。かくして、札幌ドームで日本ハムとの決戦に臨む事になった。

 最早、言うまでもない気がするが、今回、最も衝撃的な事実は殿馬がいつの間にか2安打しており、ストーカー女のプロポーズフラグを立ててしまっていたと言う事だ。あれだけ前振りしておきながら、ストーカー女は途中で引っ込んだばかりか、殿馬がヒットを放ったシーンは皆無と言う放置状態でありながら、結局、2安打していたなんて事が許されるのか!? もう里中の事に夢中になっていて、こちらのネタは完全に忘れ去っていたとしか思えないのだが…。どうせスカシネタにするくらいなら、試合終了後も忘れたままで良かったのに…。山田は試合後、あれはパスボールだと、とりあえず、責任を感じている様を装っていたが、山田への信頼のなさが呼んだワイルドピッチだと里中が自責の念に駆られていると見るや、ここぞとばかりに、「記録上はそう(ワイルドピッチ)だったが…、まぁ、忘れよう」と里中に完全に責任を押しつける形を作った所でこの事を忘れさせようと促す腹黒ぶり。サチ子へのプロポーズ計画が破綻した事については一切触れず、150勝は来季の開幕で…と話題を逸らす狡猾さは見事と言うしかない。犬神が途中で肉離れを起こして転倒する可能性だってゼロではないのに、全くボールを追おうともしなかったり、やはり、サチ子を嫁にやらない為の故意の後逸だったのではないか…と言う疑惑がつきまとうな。それにしても、ここに来て、公開された主要水島キャラの通算記録には呆れ果てるばかり…。2400三振はまだしも、180勝や420本塁打の一体どこがメモリアルな記録なのかはさっぱり分からない………のは置いておくとしても、里中が150勝にリーチと騒ぎ立て、一見凄いかの様に思われたが(今のご時世ではそれなりに凄い数字なんだが)、不知火や土門は里中の遙か上を行っていたとは…。不知火,土門と里中とでは格が違い過ぎるので、当然と言えば当然か。しかし、12年目の選手にこうもあっさり抜かれてしまうなんて、山本昌や桑田が不憫になってくるね。最早、カリメロが現役最多勝の座から陥落するのも時間の問題と言っていいだろう。一方、打撃陣に目を移すと、山田が早くも500本塁打目前と言う事実にはうんざりするばかりだが、岩鬼と実に73本も差をつけていたと言うのは衝撃だ。入団当初は打点王は山田,本塁打王は岩鬼と分け合う事が多く、岩鬼の通算本塁打の方が多くても不思議はない様に思えるだけに、この差は異常である。山田の本塁打ペースは年平均40本と横ばいである事を考えると、明らかに岩鬼のペースが急降下している事になる。年平均35本弱となると、20本台に終わった年が何度もあると見ていいのだが、あの岩鬼にしてそれはちょっと信じがたいなぁ…。また、他の連中が来年の開幕当初にメモリアル達成と言う状況を作った中、人知れずの2安打で(ストーカー女のプロポーズと言う地雷付きの)キリ番を踏んでしまった事でただ一人ハブにされたり、昨年の閉幕間際ないしは今季の開幕直後にとっくに名球会入りしていたにも拘わらず、全く取り上げて貰えなかったり、もう少し殿馬の扱いは改善されないものか…。それにしても、こんな勝とうが負けようが、どうでもいい試合に時間を割いた挙げ句、どうでも良くないプレーオフ第1ステージは僅か3コマで終わらせると言うのもいかがなものか。サヨナラ勝ちで大喜びしていた四国ナインだが、たった3コマで全てを台無しにされてしまうなんて、最早、完全なピエロである。幾ら何でも可哀想にも程があるだろう。もうキャンプインも間近だと言うこの時期にまだ第2ステージも始まっていない辺り、これは日本シリーズも1ページくらいで終わる可能性大だなぁ…。

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コメント一覧

1. Posted by カラス   February 15, 2007 17:02
岩鬼の本塁打数に関して言えばプロ野球編までさかのぼってみると、年間何本打ったか分からない年もありますが、一年目から四年目までは、31、41、40、40で、七年目から九年目には、53、50、53。スーパースターズ移籍二年目にも42本打っていて、これらだけでも合計350本になり、12年目を終わって417本だとすれば何本打ったか分からない4年間の合計は、たったの67本。年平均16.75本と、岩鬼にしては、あまりにも有り得ない数字になってしまいます。水島先生は通算記録を記述する際に、矛盾が起きないように、過去の作品を見返す事さえしないのでしょうか。それとも、山田より本塁打数を少なくしたかったのでしょうか。何とも理解し難いです。
2. Posted by スレット   June 11, 2007 22:23
お久しぶりです。
>カラスさん
岩鬼は99年、00年シーズンの本塁打数がかなり少ないのではないでしょうか?
とはいえ、4年で47本は有り得ない数字かと思いますが…。4年で97本か147本ならまだ整理できるのですが…。ご都合主義万歳と言った所でしょうか。

土門の180勝と殿馬の2200本安打は桑田とイチローへの当て付けという解釈ではないかと思いますが、どうでしょうか?

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