October 23, 2006 22:36

パ・リーグMVPの行方 2

 日本シリーズが終わったら、発表される両リーグのMVP。セ・リーグは人斬り抜刀斎,岩瀬,T.ウッズ,福留らの大激戦が予想されるが、いずれも優勝チームの中日の面々。一方、パ・リーグは…と言うと、成績から考えれば、どう見ても投手四冠の斉藤和なのだが、優勝した日本ハムからガッツ,MICHEALらが受賞する可能性は大いにある。下手をすると、数字度外視でSHINJOが受賞…なんてウルトラCがあるんじゃないかなどと言う可能性も否定しきれない。何せ、選出方法は記者投票。経験のあるスポーツ記者がその権限を最大限に活用して、我が儘に1票投じてしまえるのだから、何が起こってもおかしくはない訳だ。まぁ、そんなイリーガルな話はさておき、本命はやはり、打撃二冠のガッツになるのだろう。だが、ガッツが本命視されるのはあくまで日本ハムが優勝したからに尽きるのだ。MVPとは最も優秀な選手の意であり、最も優勝に貢献した選手の事ではない。実際、球界初の200安打を達成した時の鈴木一朗の様に優勝チーム以外から選ばれたケースは何度かあるにはあるが、優勝に貢献した選手が圧倒的に有利であるのは過去の傾向が物語っている。ならば、もし、俗にプレーオフとか呼ばれている「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」でソフトバンクが勝ち上がっていたら斉藤和が、西武が勝ち上がっていたら霊感投手・松坂が本命に浮上するのだろうか? そんなバカな…。シーズンMVPの判断材料にたかだか数試合(日本ハムに至っては僅か2試合)の結果が左右されていい筈がない。それはつまり、優勝チームではなく、「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」勝ち上がりチームに最も貢献した選手を選んでいる事になるではないか。数試合で長きに渡る死闘の結果がひっくり返ってしまう理不尽なシステムにMVP選考基準まで付き合う必要はないのだ。ただ、幸か不幸か日本ハムはレギュラーシーズンを制覇している訳であり、ガッツに投じても「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」の結果は関係ない…と言いきる事が出来てしまったりする。だが、これは結果論としても成立してしまう訳であり、もし日本ハムが負けていても、本当にガッツに投じたか…と言うと、そうは言いきれない気がするのだが…。あくまでレギュラーシーズン制覇チームを重視するのか、「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」出場チームを重視するのか、はたまた「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」勝ち上がりチームを重視するのかは、記者によって考え方が分かれそうな所だが、個人的にはチームの結果は無視して、文句なしに斉藤和を推したい所である

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