September 30, 2006 10:31

ボルテックの見事な機転! シルヴァ、既定路線の噛ませ犬! / 今週の「MAJOR」 4

「今の私に心臓の不安や体の衰えは関係ない。ただ…
マウンドに上がった男は、ファンのためになすべきことをなすだけだ!」

二死一、三塁のピンチで難敵・シルヴァを迎えたギブソン。初球、ストライクを決めるも、緊急登板の為、依然として肩の出来上がっておらず、ボールのキレはいまひとつ。続く2球目、シルヴァはキブソンの力のないボールに「悲しいかな過去のスターだ」と痛打するも、惜しくもファール。たまりかねた捕手のボルテックは慌ててマウンドへ。ここからギブソンは突然、牽制球を連発。キレのなさをカバーする為に集中力を乱そうとしていると感じたシルヴァは「ギブソンともあろう者がいよいよみっともないぜ」と幻滅する。ギブソンはこの後も牽制球を連発しながら、立て続けにボール球を投じ、カウントを悪くしていく。苦しい投球だと誰もが思う中、寿也はギブソンの球速が徐々に上がっている事に気付く。アレックスもシルヴァ同様、ギブソンの苦し紛れに見える投球に逃げ腰だと難癖をつけていたが、監督はボルテックの指示により、牽制やボール球による無駄球で肩を作っている事を察知。いよいよ肩の暖まってきたギブソンはカウント2−3からの6球目に、156kmの快速球を投じ、見事にシルヴァを空振り三振に斬ってとる。メジャーの象徴たる男の底力をまざまざと見せつけられた吾郎はその投手としてのでかさに驚嘆するのだった。

 ギブソンが突然、牽制球を投げたので、まさかあだち充のスカシパターンでは?と一瞬焦ったが、連発し始めた段階で肩を作る事が目的だと容易に想像出来た。野球漫画では結構、よくあるパターンだが、ギブソンではなくボルテックの指示によるものだった事には意表をつかれた。ただの端役だと思っていたのに、なかなかやるな、ボルテック! それにしても牽制球連発と言っても、せいぜいトータル15球前後だろうに、ギブソン、先発タイプのくせに肩出来るの早ぇな〜。案の定、シルヴァは空振り三振で噛ませ犬役を演じさせられる羽目に…。2球目までに仕留められなかった事と言い、球速が上がっている事を体感していた筈なのにギブソンの牽制球の意味に全く気付かなかった事と言い、随所に詰めの甘さを発揮してしまった感じだ。まぁ、ギブソンの格のでかさの見せ方は悪くなかったとは思うが…。それにしても、すっかりヘタレっぷりが板についたJr.は「打たれろ。打たれて楽になって引退しろ」などと、相変わらず、勝敗度外視の後ろ向きな姿勢を貫いてるのぅ。

Major―Dramatic baseball comic (51)

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コメント一覧

1. Posted by rookie   October 01, 2006 13:36
「牽制球で肩を温める」
これって、何気に「野球狂」の方で岩田鉄五郎がやってましたよね・・

でも、ギブソンには少ししびれました。

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