September 24, 2006 22:46

巨人・桑田、ラスト登板(?)観戦記 5

昨日の桑田の衝撃のコメントが公開され、イースタンとは言え、桑田が巨人のユニフォームを着て投げる最後の試合になるかもしれないと言う事で急遽、ジャイアンツ球場へ向かう事に。ジャイアンツ球場のキャパシティは2000席ちょっとの為、悠長にはしていられないと、10時開場へ向けて出発するも、小田急の各停など日頃乗り慣れない事もあって、ちょっと油断している隙に向ヶ丘遊園まで行ってしまう不覚。急いで戻ろうにも、通過するわ、急行が来るわと、一向に各停が来ず、イライラさせられたが、そんなチョンボを犯しながらも、無事入場する事に成功。一塁側スタンドはほぼ埋まっていたものの、バックネット裏の真ん中辺りと言うそこそこの位置をゲットする。さて、ここから試合開始までは3時間弱。炎天下、全く日陰がない為、これはキツかった。巨人の練習は見られたものの、別メニューの桑田はなかなかグラウンドには現れない。

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球拾い要員の辻内。早く上に上がってきてくれ〜。

そうこうしているうちに、フレッシュオールスターの時しか見る機会のない社会人っぽいユニフォームのチームの練習が始まってしまう。取材なのか、はたまた例によって職権濫用のプライベートトークなのか、徳光氏がマンツーマンで桑田にくっついていたらしいの報が入ったが、まぁ、それはさておき、試合開始30分程前になって、ようやく姿を見せた桑田に対して、スタンドは盛大な「桑田コール」と拍手で出迎えた。巨人は桑田−村田と言う豪華バッテリー。また湘南の先発は吉見であり、桑田 vs 吉見と言うイースタンにしては贅沢な顔ぶれの対決となった。この頃にはスタンドは超満員。何とジャイアンツ球場史上最多となる3495人(+入場出来ずに球場外から強引に観戦していた人多数)が集まったそうだ。

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三浦が4番かよ!

いよいよ試合開始。先頭の野中にグラブを弾かれる強襲内野安打を浴びるも、二盗を仕掛けた野中を村田が刺して、桑田を盛り上げる。続いて打席に入ったのはPLの後輩・田中一。スタンドからは「先輩を立てろよ〜!」と野次が飛び、笑いが起きる。その野次に応えた訳ではなかろうが、田中一はセカンドゴロ。更に、3番・桑原は鋭く落ちるカーブで空振り三振に斬って取る上々の立ち上がりを見せた。

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相変わらず、カッコいい桑田のワインドアップ

すると、その裏、亀井がいきなりライトスタンドへ先頭打者アーチ。攻守に渡ってチーム一丸で苦保田を盛り上げている…と思えたのは、残念ながらここまでであった。続く2回、桑田は一死から内藤にライト前へ弾き返されてしまう。続く北川をファーストゴロに打ち取ると、素晴らしいダッシュで一塁ベースへカバーリング。流石、フィールディングのキレの良さは一向に衰えを感じさせない。しかし、続く石川にセンター前へ痛打される。三塁止まりかと思われた内藤は一気に本塁へ突入。刺せるかと思われたが、センター・三浦の捕球から送球までの動きがワンテンポ遅れてしまい、間一髪、生還を許し、試合は振り出しに。

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2回、石川に同点タイムリーを許すが、後続をきっちり断ちきる

3回、桑田は吉見を軽く三振に斬って取ると、野中をセカンドゴロ。そして、またしても「先輩を立てろよ〜」と野次を飛ばされてしまった田中一をファーストゴロに打ち取って、この回も無失点に抑え、颯爽とベンチへ引き上げてくる。

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帽子を取って声援に応える桑田(嘘)。実は、単に汗拭いてるだけ…

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3回を三者凡退に仕留めて、ベンチへ戻ってくる桑田

この辺りからスタンドのムードが殺気立ち始める。イースタンリーグと言う事で桑田が何イニング投げる予定なのか観客には全く想像がつかないからだ。しかも、前日の桑田のコメントでは「短いイニングだが」とあったし…。村田の打席でネクストバッターズサークルになかなか桑田が現れない。打順が回ってくるこの回で代打を出されてしまうのでは…!?と言う不安に駆られながら、桑田コールが巻き起こる。観客の視線は一塁ベンチに集中し、全く見て貰えない村田が何だか可哀想だった。しかし、その不安は杞憂に終わり、桑田がヘルメットを被って姿を現すと、またまた歓声が巻き起こる。皆、桑田に続投して欲しいだけでなく、桑田のバッティングも堪能したい様子だ。お馴染みバットを極端に短く持ち、食らい付く様なスイングを見せた桑田だが、残念ながら空振り三振。だが、スタンドは桑田のバッティングが見られて大満足だ。

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コンパクトなスイングで食らい付くも、無念にもバットは空を切る

4回のマウンドに上がった桑田は桑原,小田嶋,内藤のクリーンアップを全て内野ゴロに仕留める持ち前の巧みなピッチングを展開。5回には一転して、全て凡フライを打ち上げさせるなど、絶妙のコーナーワークが光った。

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4,5回ときっちり3人で仕留める桑田。絶妙のコーナーワークが冴える

5回裏に入り、再びスタンドがざわめき始める。まだ同点ではあるが先発投手として最低限の責任投球回数を投げきった事で、この回限りで交代してしまうのでは?と言う不安からだ。この回、2人出れば桑田に回ってくる。続投しない事になっているなら、打席が回ってきたとしても、代打を送られる可能性は高いと見るのが普通なのだが、とにかく桑田のプレイをまだ見たいと言う気持ちから、何としても桑田に回せと言う雰囲気に包まれる。そんな中、先頭の山本が四球で出るも、続く元・川相幽閉策刺客の長田がセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。悲鳴にも似た声があがり、長田には罵声が飛び交った。続く黒田も倒れて、結局、三者凡退。果たして、桑田は6回のマウンドに上がるのか!?と言う所でグラウンド整備が開始し、散々じらされたものの、桑田は6回もマウンドに立った。野中のピッチャーゴロを軽快なフットワークで捌くなど、華麗なフィールディングで観客を魅了した。

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6回、野中をピッチャーゴロに仕留める。華麗なフットワークは今なお健在

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6回を終わって、3安打無四球の1失点。ここで交代しておけば…

その裏、またまたスタンドにざわめきが起こる。村田の打席にまたもやなかなか桑田が姿を現さないからだ。今度こそ代打を送られてしまうのか!? 2打席続けて全く見て貰えない村田が実に可哀想。しかし、桑田は再びヘルメットを被って登場。完全にシカトぶっこかれた村田がセンターフライに倒れた後、大歓声に迎えられながら打席に入った桑田だが、久しく一軍投手の生きた球を打っていない影響はやはり大きいのか、ここも無念の空振り三振に倒れてしまう。

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再び打席に入った桑田だが、無念の2打席連続三振

6回まで3安打無四球の1失点と言う桑田。ここまでは文句なしの好投だ。元々は3回で降板する予定だったらしいが、観客の続投を熱望する空気に吉村監督が気を利かせてくれたのか、7回表も桑田はマウンドへ駆け上がった。しかし、この回に悪夢が訪れる。いきなり桑原,小田嶋と連打を浴びると、続く内藤にはツーストライクまで追い込みながら、最後にバントを決められ、一死二、三塁の大ピンチ。ここで石川にレフト線へ走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、ついに勝ち越し点を献上。ここで内野陣が桑田の元に集まり、香田投手コーチもマウンドへ。

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7回についに捕まった桑田。マウンド上にナインが集まり、檄を飛ばす

ここは続投となったものの、二死後、武山,代打・田中充と連続二塁打を浴びる火だるま状態。悲壮感漂う桑田の投球にたまりかねたスタンドは「桑田コール」を大絶唱。ここで野中に初の四球を与えてしまったが、続く田中一を打ち取り、ようやくスリーアウト(序盤であまりにも田中一がPLの後輩である事が強調されたモンだから、こういう所で田中一で終わるのは何だか複雑な気分だ)。後の報道によると、この回、桑田は中指のマメを潰していたらしい。

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 7回、悪夢の4失点。これが桑田の巨人での最後の1球になるのか?

初回の亀井の先頭打者アーチ以降、全くヒットが出ない巨人。何とか桑田の黒星を消したい所だったが、その裏の攻撃も山本に久々のヒットが出たものの、得点に結びつける事は出来なかった。そして迎えた8回、「桑田を完投させろ!」と言うスタンドの声も虚しく、入団前かに名手・川相を信奉していたナイスガイ・真田がマウンドに上がり、ついに桑田は降板となってしまった。

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8回、2番手として真田がコールされた瞬間、悲鳴が起こる

9回に梅田に一発が飛び出したものの、時既に遅し。いかんせん3安打では勝ちようもなかった。試合後30分以上してから、桑田は握手会を行ったそうなのだが、そこに至るまで一向にそういうアクションを起こす気配がなかった為、私は不覚にも撤収してしまっていたのだった。無念…。

PS.この日の桑田の会見や今後の動向に関する話は、また明日…。

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コメント一覧

1. Posted by 匿名ですが   September 24, 2006 23:33
5 テレ東「スポーツ魂」で、桑田投手の二軍登板を受けて川相選手がジャイアンツ球場に駆けつけたと報じられていました。

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