September 04, 2006 22:01
熾烈な3強争いに水を差すプレーオフ
来季の公式戦は4年ぶりに両リーグ同数の144試合(うち交流戦24試合)になるそうだ。制度に差異はあっても全然構わないが、やはり、個人記録などの兼ね合いも含めて試合数は足並み揃った方がいいと思うので、何よりだ。日本シリーズの価値を貶めかねないポストシーズンとやらの存在は未だに釈然としないのだが、現行のパ・リーグプレーオフで最も許せなかった要素であるシーズン1位チームがたった数試合に負け越しただけで優勝扱いされない…と言うのがなくなるのは万々歳である…が、それと同時に優勝しなくても日本シリーズに出場しうる訳で日本シリーズは最早「日本一決定戦」ではなく「アジアシリーズ出場権争奪戦」と言ったショボいイベントに成り下がった訳だ。まぁ、これは来年の話であって、これからするのは今年の話。
プレーオフと言えば、昨年、危惧されたのは勝率5割にも満たない3位チームが優勝してしまう可能性の高さであり、このシステムがいかに理不尽であるかを思い知らされた訳だが、今季は別の意味での弊害が発生している。今年のパ・リーグ3強の争いは非常に面白いし、本来ならば、非常に熱い優勝争いとなる所だ。しかし、実際にはこの後、プレーオフと言う極悪制度が待ち構えている。今季の3強は昨年とは違い、プレーオフをやるに値する戦いを演じていると思うが、(ロッテファンは気を悪くするかもしれないが)現段階で、3チームともプレーオフ進出が確定したと言っても過言ではない状況。となれば、「優勝」と言う大きな勲章ではなく、「プレーオフでのアドバンテージ」などと言う小さいものの為に必死こいている事になる訳だ。球史に残るかもしれない激しいデッドヒートであるにも拘わらず、その結末がそんなものしかもたらさないなんて、実に勿体ない話だ。まったくもって、今年のプレーオフはレギュラーシーズンにおける3強の争いに水を差すばかり…。シーズン中のプレーオフ絡みの盛り上がりと言うのは一昨年,昨年の様な進出権を獲得出来るか否かと言う直接的な結果を目指した3,4位争いに終始する訳で、3強が早々と決まってしまうと、レギュラーシーズンは盛り下がってしまう。こんなしょーもない制度はいい加減、撤廃して貰いたいものだが、来年からはセ・リーグまで導入すると言うのだから困ったものである。こんな所で足並みなんぞ揃えないでええんや! 現実のルールはともかくとして、プレーオフの存在を完全否定している私としては、あくまでレギュラーシーズンの1位…いやさ優勝を巡る争いとして、3強の戦いを楽しみたいと思っている。特に、V4を目指すソフトバンクは他の2チームよりも、1位を確保する事への拘りは強い筈だし、是非ともその座を掴んで欲しい。
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それはそれで大変有難いのですが……………
他に思う事は何もありませんかねぇ(+_+)。