July 20, 2006 06:45

真吾、肉親へのコンプレックスで野球と決別!? / 今週の「MAJOR」 2

 同点の場面ながらも8回からマウンドに上がった吾郎。待望の登板にスタンドで見守る桃子は盛り上がるが、真吾はそっけない顔で携帯ゲームにご執心。吾郎を応援する様に促す桃子に対して、真吾は元々ディズニーランドに来たかっただけで、野球はどうでもいいと冷たく応える。元プロ野球選手の父と、3Aとは言えストッパーを務め、日本代表に選ばれた兄を持つ事で、過度な期待をかけられながら入った少年野球団で、並の才能しか持たない事を自覚し、父や兄と比較され続ける事で劣等感に苛まれていた真吾は野球嫌いになりつつあったのだ。真吾が嫌がっているなら、無理に野球を続けさせる気はないとしながらも、寂しそうな表情を浮かべる夫に心を痛めていた桃子は、野球に嫌気がさしたとしても、頑張ってる兄を素直に応援出来ない事や、父や兄を誇りに思えない事は間違っていると真吾を叱咤する。吾郎は先頭打者をセカンド内野安打で出すと、続くメーデンを四球で歩かせ、無死一、二塁のピンチを迎えていた。3連投禁止ルールにより、投球感覚が空いた事で肩が軽くなり過ぎてしまっていた吾郎は制球に苦しみ、続くエスピノーサに対しても、カウント0−3と苦しい投球が続いていたが、ようやくストライクを1つ入れると、ここで仕掛けてきたバントを素早く処理して、三塁へ転送し、二塁走者を封殺。そんな吾郎の全力プレーに真吾は目を奪われるのだった。

 吾郎の生い立ちが酷似している事もあって、初期の頃は「球道くん」のオマージュなのか?と思わせる部分の多かった「MAJOR」であるが、今回は久々に「球道くん」っぽいエピソードだった。やはり、本編において、スパイス程度の役目しか持たないキャラに才能と言うのは与えられないものなんだなぁ。実際、真吾が凄い野球の才能に恵まれていたとしても、本編には何の役にも立たないし…。清水大河の様に都合よく才能を秘めていてくれないと吾郎的に困るポジションのキャラとは違うのだ。それにしても、先週の美穂との電話と言い、何故、今このタイミングで、こういう話を挟むのか?と言う点について、少々釈然としないものがある。初回こそ凄みを見せていたキューバが今やすっかり刺身のツマになってきた感じで、だんだん哀れになってきたよ。

Major―Dramatic baseball comic (27)

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