July 03, 2006 21:40
「宙のまにまに」 1巻
書店で平積みになっており、帯の「清く明るい天文部グラフィティ」と言うコピーを見て、気になっていた「宙のまにまに」(作:柏原麻実)を数日間、迷った末に購入。掲載誌では全く読んだ事はなく、実質、衝動買いだった訳だが、表紙(帯含む)だけでもそれなりに琴線に触れた作品で掲載誌が「アフタヌーン」なら、多分、大丈夫かなぁ…と言うある種の安心感はあった。で、読んでみた結果だが、期待通り、私好みの作品で一安心。学園モノで弱小部モノ、しかも、天文部モノとなれば、ツボに来るのは半ば当然の結果であったか。そう、私はかつて、今はなき五島プラネタリウムにしょっちゅう通っていた天文好きの子供だったのだから…。高校でも天文部への入部はちょっとそそられたんだよなぁ(結局、入ったのは、野球部なんだが…)。天文部モノと言っても、やたら蘊蓄があったりする訳ではなく、その辺はライトな感じなので、さして天文に興味のない人でも安心して読めると思うし、逆に、天文好きの人だと、蘊蓄以外の面でも、ああ、分かる分かる…とニヤリとする部分が結構、あったりするのではなかろうか。何か、別作品に雰囲気が似てるなぁと思って、よくよく考えてみたら、何となく「のだめカンタービレ」っぽいんだと気付いた。メインの男女が…(サブキャラはそうでもない)。「のだめ」よりは数段、ソフトな感じではあるけど…。主人公属する弱小部が生徒会に目の敵にされるの図…は、割とありがちな設定だが、個人的には大歓迎。で、大抵、弾圧してくる会長の方に肩入れしてしまうんだが、今回もやっぱりそのパターンに該当。ダメだ、相変わらず、こういうキャラに弱いわぃ。美星,姫,フーミン会長と、朔とくっつく可能性を秘めているのでは?と感じさせる女性キャラが3人もいて、先が読み切れないのもよろし。個人的には会長好きなのだが、朔とくっついて欲しいのは姫。こういう娘には是非とも報われて欲しいやね。朔と美星は恋愛関係とは違った意味での絆で結ばれて欲しい間柄なのだが、やっぱり本命は美星なんだろなぁ。だからと言って、美星に敗れた姫が何とはなしに江戸川とくっついたりする様な展開は避けて欲しいものである。姫と言えば、姉の美妃が姫のドリフレベルで天気予報をする所が妙にツボにきた(^^;)。とにもかくにも、衝動買いで「当たり」を引くと言うのは何だか嬉しい気持ちになりますな。
作者の柏原麻実さんのブログはこちら。
宙のまにまに 1 (1)
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