May 01, 2006
第4話「涼宮ハルヒの退屈」 / 今週の「涼宮ハルヒの憂鬱」
まさか、ウチでこんな作品のレビューをやろうとは…。4月のアニメ新番組は個人的には(続編ものを除いて)ハズレが多かったのだが、そんな中、唯一、グッときたのが、この「涼宮ハルヒの憂鬱」。ウチがアニメ中心のサイトならば、毎週レビューやってもいいくらいのお気に入りであるが、そんな暇はないのである。そう、今回だけは特別なのだ。ええ、ええ、野球ネタなら何でもやりますとも…(^^;)。「はじめの一歩」だって、野球編になった途端、突然、レビュー始めたしな。因みに、私は原作は未読(近々買うつもりだが)なのだが、このアニメは原作の時系列順に放映されていないらしく、未読者置いてきぼり状態の設定に関しては当然、私も分からない。さて、いきなりこの回だけレビューされても分からん人は全く分からんだろうから、軽くキャラ紹介をしておこう。
【涼宮ハルヒ】
県立北高校一年生。頭脳明晰,運動神経抜群,容姿端麗のヒロインだが、極度の変人。普通の人間には全く関心がなく、宇宙人,未来人,超能力者にしか興味がない(最近は若干ハードルを下げたらしく、とりあえず、謎なものを求めている様だ)。は傍若無人,唯我独尊を絵に描いた様な性格で、目的の為なら手段は選ばず(例:セクハラ証拠写真をでっち上げ、パソコン研究会から殆ど脅迫した形で最新型パソコンを略奪)、自分の都合の悪い情報は一切聞き流す。全ての部活に仮入部し、全てつまらなかった為、自らSOS団(=世界を大いに盛り上げるための涼宮 ハルヒの団)を立ち上げる。部室は文芸部から有無を言わさずに強奪した。
【キョン】
県立北高校一年生。勿論、あだ名であり、本名は不明。ヒロインはハルヒだが、主役は語り部的存在の彼である。何の因果か、ハルヒに気に入られ(?)、SOS団の雑用係として、こきつかわれまくる。ハルヒの傍若無人ぶりに振り回されまくり、事ある毎に「やれやれ…」と散々愚痴を言いながらも、しっかり働いており、不条理な生活を満喫させられている事にも、まんざら悪い気はしていないらしい。
【長門有希】
県立北高校一年生。文芸部唯一の部員。ハルヒに部室をのっとられたが、本さえ読めればどうでもいいらしく、ハルヒの横暴な振る舞いにも全く意に介さない。恐らく了承はしていないと言うか、そもそも同意すら求められていないと思われるが、いつの間にやら、SOS団の頭数に含められている。無感情無表情無口で、キョン曰く「台詞が原稿用紙一行分を越えない」。第3話で自らを情報統合思念体によって造られた、対有機生命体用ヒューマノイド・インターフェース(地球人的に分かりやすく言うと、宇宙人)である事をキョンに告白したが、その後の顛末は第5話にすっ飛ばされるらしく、謎だらけの儘、突入した今回の第4話では「何だかよく分からんが、万能な人」と化していた。
【朝比奈みくる】
県立北高校二年生。ロリ顔で巨乳。ハルヒによって、ストレスが溜まりがちなキョンの癒し的存在。「萌えが必要」と言う訳の分からない理由により、校内巡回中のハルヒに目をつけられた末、強制拉致され、無理矢理、書道部を退部させられて、SOS団入り。言うまでもないが、全く先輩扱いはされていない。ハルヒによって、強制的にコスプレをさせられまくるわ、胸は揉まれるわ、基本的に被害者マスコットキャラだが、何やら事情通であるらしい。第4話までの段階ではその詳細は全く不明である。
【古泉一樹】
県立北高校一年生。第1話の自主映画には出ていたが、それっきり音沙汰なし。先述の通り、第3話から第4話にかけて、話がすっ飛んでいるので、時系列的にはその間に加わったらしい。みくる以上に事情通の雰囲気がありありなのだが、当然ながら、これまたその詳細は全く不明。いつも爽やかな笑顔を絶やさず、余裕綽々で客観的な態度にキョンは少なからず不快感を示している模様。
【国木田,谷口】
県立北高校一年生。キョンの親友を自称するクラスメート。ハルヒに振り回されるキョンを面白がっている。国木田はキョンの中学時代からの友人。谷口はハルヒと同じ中学であり、ハルヒの数々の逸話を知っている模様。
…んでは、レビュー開始。
有希の宇宙人カミングアウトと言う第3話の衝撃的な引きの後、今回の第4話は一気に1ヶ月後経ってしまっていた。あの後、キョン曰く「世界がこむら返りを起こした様な事件」があったらしいのだが、思いっきりスルーされてしまったのは、原作を買いやがれ〜!って事なのか、時系列順に放映しない事によって何らかの演出効果を生み出そうとしているのかすらも謎である。

さて、突然、満面の笑みで草野球大会の出場を勝手に決めてきたハルヒ。勿論、チーム名は「SOS団」だ。一通りの部活に仮入部した=野球部にも仮入部した際、てんで面白くなかったので、すぐ帰ったと言うハルヒだが、その「てんで面白くない」野球の大会にわざわざ出ようと言う目論見は、優勝してSOS団の存在を天下に知らしめるいい機会と思った…らしいが、実際には、単に退屈していただけの模様。現在、SOS団は3〜4話の空白の1ヶ月にいつの間にやら加入したらしい一樹を含めても僅か5人しかいないのだが、不足の4人分については…
「そこらを歩いている暇そうなのを捕まえればいいじゃない」
だと…。負ける事が大嫌いだから、一敗も許されないと豪語しながら、この発想が凄い。普通に考えると、本気で勝つ気があるとは、とても思えない物言いなのだが、どうやら他が有象無象でも自分さえいれば何とかなると思っている模様。無論、野球はそんな甘いスポーツではないのだが…。キョンがクラスメートの谷口と国木田を、みくるも友達を連れてくる事を進言するのだが…
(ん?待てよ、朝比奈さんの友達? ちょっと気になるぞ。いつ、どこの友達だ?)
「大丈夫です。このじか…、クラスで知り合ったお友達ですから…」
「いつ、どこの」とか「この時間」とか、伏線が張りまくりなのだが、みくるはタイムスリップでも出来る人なのか? しかし、この回では全く説明してくれる気配はないので、先へ進もう。欠員はあと1名となった所で最後に一樹が「我々に興味を抱いている知り合い」とやらを連れてこようとしたのだが、何故か、キョンはこれを制して、最後の一人も自分が連れてくると申し出る。大会は明後日とまるで時間がない為、すぐさま特訓開始を通告するハルヒは例によって、理不尽にも野球部に対して、グラウンド及び道具の使用を唐突に要求する傍若無人ぶりを発揮。当初は抵抗を示していた野球部だが、ミニスカナース姿のみくる効果により、渋々(いや喜々として?)、グラウンドを明け渡してしまうのである。まぁ、この程度ならパソコン研究会より遙かに被害は少ないし、むしろ助かったと思うべきか。
まんまとグラウンドをゲットしたハルヒは早速、千本ノックを敢行。まだグラブをはめてもいないみくるに対して、ノックの事に気付いていないにも拘わらず、痛烈な打球を連発する酷い人だ。案の定、みくるはびびりまくって、しゃがみ込んでしまい、とてもノックどころではない。キョンは捕れそうで捕れないギリギリの打球に右往左往し、全くグラブに当てる事すら出来ない。世渡りの上手そうな一樹はそつなく捌いている様子だが、何だか打球がイージーっぽいぞ。
有希は強烈な打球にも全く臆する事なく、顔面ギリギリに来ても微動だにせず、あくまで自分の体に直撃するコースに来た打球のみ、必要最小限の動きで悉くキャッチ。これはこれで凄いんだが、少しは横にズレた打球にも反応すれ! 相変わらず、かがみっぱなしでボテボテのゴロが当たって、ヒーヒー言ってるみくるをキョンが庇い立てし、ベンチへ下げた事にご立腹のハルヒは大会出場にあたっては何の意味ももたらさないのだが、何故か見物していた野球部の面々を守備につかせて、ノックの嵐。一樹は丁度千本で終えた事に関心していたが、キョンはそんなものをしっかり数えていた一樹に呆れ顔だ。かくして特訓は終わった訳だが、実質、特訓させられたのはSOS団よりも野球部と言っていい。ハルヒは自分が千本ノックがやりたかっただけなのか? キョンは有希に対して、当日雨を降らせられないかと無茶苦茶な事を打診。どうやら自称・宇宙人の有希にはそれが普通〜に可能な事ではあるらしいのだが、局地的な環境情報の改竄は惑星の生態系に後遺症を発生させる可能性がある為、推奨出来ないとの事。後遺症の発生は数百年〜1万年後との事だが、それで「じゃ、やめた方がいいな」と断念するキョンはなかなか地球に優しいぞ。
かくして試合当日を迎え、ようやく助っ人4人が登場。谷口と国木田に加え、みくるの友人で妙にハイテンションな鶴屋さん,そして、キョンの妹だ。キョンが本名不明の為か、呼称は「キョンの妹」らしい。因みに、小学5年生。リトルリーグじゃあるまいし、小学5年生を連れてきたキョンにハルヒは不満たらたら。実は、天才野球少女なのでは?と思いきや、どうやら普通の娘らしい。4人目を連れて来ようとした一樹を制してまでキョンが妹を連れてきたのは、「我々に興味を抱いている知り合い」とやらが、あまりにも胡散臭そうだからなのかと思っていたのだが(それもあるのかもしれないが)、実際の狙いは、この試合の負けをより一層確実にする為だった。元々、勝つ要素皆無とは思いながらも、「間違って優勝などしたら絶対面倒な事になる」と、負ける為の万全の体勢を整えたのだ。しかし、これでもハルヒは…
「まぁ、いいわ。丁度いいハンデね。あんまりボロ勝ちしても悪いし…」
と言ってるんだから、凄いんだか、現状把握能力が甘いんだか…。

打順もポジションも全く決めていなかった訳だが、ハルヒは打順用,ポジション用のアミダを用意しており、これで決めると言う。重ね重ね言うが、本当に勝つ気があるのか!? あまりにもでたらめなやり口に渋い顔のキョンだが、ハルヒは…
「何か不満あるの? 民主的な方法でしょ。古代ギリシャじゃ、くじ引きで政治家選んでたのよ!」
古代ギリシャの政治制度と現代日本の草野球の打順を一緒にするとは、無茶苦茶である。しかも、自分が一番ピッチャーなのはアミダとは無関係に決まっているらしく、一体どこが民主的なのか。アミダの結果、決まったオーダーは以下の通り。
1ハルヒ
9みくる
8有希
4キョン
7キョンの妹
2一樹
3国木田
5鶴屋さん
6谷口
ハルヒのでたらめさ加減には不満を漏らすキョンだが、より負ける確率が高くなったとニヤリ。しかも、対戦相手は「上ヶ原パイレーツ」と言う大学生チームで優勝候補筆頭との事。そして、いよいよプレイボール。
初回、トップバッターのハルヒは大学生相手にいともあっさりセンターオーバーの大飛球をかっ飛ばしての二塁打。しかし、「全然大した事ない」と言うハルヒの発言にムッとした相手投手の容赦ない速球の前に、右手と左手が逆のバットの持ち方で打席に入ったみくるはびびりまくって、三球三振。有希は全くやる気がないのか、一球も振らずに三振。そして、キョンも所詮、素人の為、あえなく空振り三振に倒れて、ハルヒは二塁に釘付け。その裏、ハルヒは女の子と思えない速球で先頭打者を三球三振に斬ってとるが、ストライクゾーンにただ直球を投げ込むだけの単調な投球である事がバレてしまえば、大学生に通用する程のボールでもないらしい。しかも、キョン曰く「サバンナの蟻塚以上に穴だらけ」と言うバックの拙守も手伝って、この回、2失点。
鶴屋さんの実力なんだかまぐれなんだか分からないファインプレーがあったり、痛烈な打球が谷口の真正面に飛んだりするツキに恵まれ、2点で済んだのが不思議なくらいだ。2回もSOS団は三者三振。その裏には大量5点を失い、0−7と早くも敗色濃厚。3回には、先頭の鶴屋さんがにこやかにスイングし、キャッチャーフライ。この人もイマイチ謎な人だが、ハルヒ以外全員三振の中、バットに当てた事と言い、初回の好守と言い、他の面々と比べるとデキる人なのか?
事態を重く見たハルヒは突然、みくるをネット裏に引っ張っていき、自分共々、チアガール姿に着替えさせる。みくるに応援させる事の効果をどれくらい本気で期待していたのか分からないが(単に、みくるで遊びたかっただけ?)、結局、谷口は息巻いて打席に入った割にはあっさり空振り三振。
2度目の打席に入ったハルヒはチアガール姿に赤を赤らめて動揺した投手の棒球を叩いて、三塁打。ここで打席に入ったみくるに対して、ハルヒが三塁ベース上で謎の動きを始める。

「ありゃ、何やってんだ? 相手ピッチャーのマジックポイントを減らそうとでもしているのか?」
と、いぶかしがるキョンに一樹はスクイズのブロックサインを出しているつもりらしいと分析。阿波踊りなんだか、ブロックサインなんだかよく分からないが、合間合間にバントのポーズが入るのだ。お前は長嶋茂雄か! キョンにも…
「ツーアウトからスリーバントスクイズのサインか? どこかの永世監督でも、もうちょっとマシな采配するぞ」
などと言われてしまう始末。「どこかの永世監督」とやらは、勿論、茂雄の事だろうが(実際には終身名誉監督)、ヘッポコ采配のエンサイクロペディアと言われた茂雄のヘッポコぶりをナメてはいけないと思う。まぁ、それはともかく、合間合間に入るバントポーズの所為で相手には思いっきりバレている上、みくるにはサインの意味が全く通じていなかったらしく、結局、三振でまたもハルヒは塁上に釘付けに終わってしまうのだった。
みくるを責めるハルヒだが、「意味不明なサインを出すお前が悪い。一人でホームスチールでも何でもしてろ」とキョンにたしなめられ、またまた不機嫌に…。いや、実際、みくるにスクイズさせるよりは、ハルヒが本盗仕掛けた方が成功率は高い様な気がするのだが…。
ここで一樹,みくる,有希の3人がある異変に気付く。一般人はまるで気付いていない様だが、一樹によると、これまでにない規模の閉鎖空間が発生し、物凄い速度で拡大中であり、ハルヒの機嫌が直らない限り、拡大し続け、例のアレが暴れ続けるとの事。
「閉鎖空間」って、何じゃ〜っ!
「例のアレ」って、何じゃ〜っ!
「ハルヒの機嫌と閉鎖空間の因果関係」は何なんじゃ〜っ!
←これが「例のアレ」らしい
と言う原作未読者のツッコミは完全にスルーされて、話は続く。ハルヒの機嫌が悪いのは、試合に負けそうだから…とキョンは思っていた様だが、一樹によると、ハルヒが望んだが故に4番のクジを引いたキョンが全く4番らしい働きをしていない事に失望しているから…らしい。何やよう分からんが、ハルヒの望みは実現しうるものらしいが、試合の勝利を望めば、何ら方策を取らなくても勝てたりはしないものなのか? それに4番らしい働きと言っても、1回打席に立って、三振しただけで、そこまで不機嫌になられたら、中村(偽バファローズ)やメカゴジラ(横浜),青波の長瀬ことセギノール(日本ハム)等は、呪い殺されてしまわないか心配だ。そもそも、ハルヒの機嫌が悪いのはキョンがみくるを庇いまくって、ハルヒをないがしろにしてるからだと思うのだがなぁ…。ともあれ、二人の見解では試合に勝たないと世界が破滅すると言う、ただの草野球の筈が世界の命運を握る代物になってしまった様だ。
かくして、死力を尽くして勝たねばならなくなったこの試合だが、3回裏も2点を取られて、コールド負けまであと1点。しかも、二死ながら一、二塁のピンチで打球はよりにもよって、ライト・みくるへのフライ。みくるが捕ってくれる事など微塵も期待出来ない訳で、セカンドのキョンが必死にライトまで背走して、ダイビングキャッチする超ファインプレーを見せ、辛くも世界の首は繋がるのだった。ベンチに戻った一樹はキョンに対して、前回、ハルヒとあちらの世界に行った時に戻ってきた方法を使えば試合に勝たなくても、うまくいくかもしれないと提案するが、キョンは思い出したくもないらしく、その提案を拒絶。あちらの世界ってのは、「閉鎖空間」とやらか? 戻ってきた方法とやらは、ハルヒとキスでもしたのか?と予想してみるが、所詮、原作未読者には推測する事しか出来ないのだ。
ともあれ、提案が拒否された以上、試合に勝つしかないと、一樹は利害関係が一致する筈の有希に打開策を頼んだ模様。ここまで、さしてやる気の感じられない有希だったが、何やら早口で呪文らしきものを唱え始める。事情通のみくるはそれが意味する事を察している様だが、「禁則事項」らしく、その先を教えてはくれない。
「禁則事項」って、何じゃ〜っ!
キョンは有希がかつて制服姿の何者かと対峙した時にも呪文を唱えていた事を思い出すが、これまた空白の1ヶ月に起きた事らしく、何だかさっぱり分からない。その呪文の効果により、有希は軽く一振りして、バックスクリーン越えの大ホーマー。
「属性情報のブースト変換」によるホーミングモードと化したバットにより、何とここから驚愕の11連続アーチが飛び出し、一気に逆転に成功。キョンの妹や、バットの持ち方がおかしいみくるまでホームラン打ってるんだから、その効果たるや恐るべし。上ヶ原パイレーツの面々がマウンド上に集まり、不審そうな眼差しを送ってきた事で、これ以上は色々な意味でやばい…と、キョンはホーミングモード解除を要請。いや、もう5連続くらいで十分やばいと思うのだが、とにかく解除してみれば、その後は三者連続三振と呆気なく攻撃終了。大会規定である90分の時間制限により、次の回がない為、この回を抑えれば、SOS団の勝利が決まる。サヨナラ負けを回避する為に一樹が提案したのは、投手をキョンに、捕手を有希へと交代させ、有希によって、投球したボールを変化させる事だった。有希が捕手なら、別にハルヒが投手でもいいと思うのだが、キョンでなくてはいけない理由がいまいちよく分からない。ハルヒに何やら気付かれるとまずいのかもしれないが、キョンが投げたって気付くんじゃないの?

「何しろ、俺の投球に世界の運命が懸かっているのだ。随分、安くなっちまったなぁ、世界…」
と言いながらも、別段、力投する訳でもなく、犬飼小次郎の様なキャッチボール投法のキョンは有希のインチキマジックによって、アストロ超人・宇野球一も真っ青の不自然な変化をするミステリアスボール(命名:キョン)により、簡単に連続三振を奪って、二死。最後のバッターも三振に仕留めたものの、有希が後逸し、バッターは振り逃げで一塁へ。
有希がトコトコとのんびりボールを追いかけている隙に、一気に二塁を狙ったバッターだったが、有希はバックネットの位置から手首だけで猛スピードの返球。あまり球威にベースカバーに入ったハルヒのグラブも吹っ飛ばされてしまうのだが、そのボールにバッターが腰を抜かしているうちに、グラブごとキャッチしたセンターの一樹がタッチして、試合終了。かくして、世界は救われたのだった。それにしても、キョンの登板中のBGMが思いっきり「タッチ」のアレンジなのが笑える。一回戦は勝ったものの、インチキマジックの効果に他ならない事で上ヶ原パイレーツに申し訳ない上、この後、一樹も仲間の手伝いとやらに行かねばならないらしく、人数が9人を割ってしまう事により、キョンと一樹の談合で二回戦を棄権し、進出権を上ヶ原パイレーツに譲る事に…。
ハルヒから抵抗があるかと思いきや、そもそもの目的が優勝よりも退屈凌ぎであった為、この試合だけでも満足出来たのか、あっさりと譲歩。この後、上ヶ原パイレーツの申し出により、キョンはどうやらホーミングモードだったバットを売り渡したみたいなのだが、ホーミングモードはとっくに解除されている訳で二回戦でも何の効果も働かったであろうそのバットは案の定、試合中に放置されてしまった様だ。
後日、ハルヒはサッカー大会とアメフト大会のチラシを手に部室へ登場。どうやらまた退屈になってしまったらしく、またまた頭を抱えるキョンであった。
【今日のハルヒさん】
第一打席:二塁打
第二打席:三塁打
第三打席:本塁打
3打数3安打打点1
惜しい、あとシングルヒットがあれば、サイクルだったのに…。
涼宮ハルヒの退屈
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