February 19, 2006 20:01

ごはん vs 野球 八回戦(その2) / 「中井正広のブラックバラエティ」 1

 超大物ゲスト・ランディ・ジョンソンを迎えての八回戦。7打数1安打と言う極度の不振により、下位に落とされていながら、四番に返り咲いた「お酢ごはん」との対決がいよいよ始まった。世界公式レシピのディスペンパックは使わず、自ら入魂の「お酢ごはん」調理にかかる中井監督。試合前から寿司は嫌いだと聞いていた事で酢やわざびの料を減らした方がいいのでは?と危惧するハイレグさんだが…

「信用しろって、お酢ごはんを! 何年、四番やってると思ってるんだ」(勝俣コーチ)
「これ(わさび少なめ)だったら、お酢ごはんのプライドがどうすんの?」(中井監督)
「監督のやらしたいようにやれよ!」(勝俣コーチ)
「これでうまくいかんかったら、なめ茸いかれへんけどいいの?」(ハイレグさん)
「『うまくいかなかったら』って、うまくいくに決まってんじゃねぇか」(勝俣コーチ)
「そうだよ!」(中井監督)
「気持ちで負けんな、気持ちで。監督が(わさび)入れろつってんだから入れろって」(勝俣コーチ)
「知らんで、あたしもう知らんからな。あたしは知らんしな〜」(ハイレグさん)
「今までミラクル起こしてきたろ〜」(勝俣コーチ)
「起こしてきたか?」(ハイレグさん)
「Stop fighting!(ケンカはやめて)」(ランディ)

すっかり放置されたランディに制止される有様。笑ってるけど、内心呆れ果ててるんだろうなぁ。大体、ここで凡退した所でまだ二死であり、「なめ茸空きビンごはん」には回る。ハイレグさんの「なめ茸」絡みの偽証発言はもうウンザリだ! 大体、ハイレグさんは生放送同然の状況にも拘わらず、難癖をつけて進行を妨げ過ぎである。どのみち、「お酢ごはん」はどう加減した所で寿司嫌いのランディに対して、アウトは免れないんだから(笑)、中井監督の気に済む様にやらせて、無惨に散らせてやれと言いたい。「四番キャッチャー・お酢ごはん」と高らかにアナウンスする中井監督。「お酢ごはん」はファーストの筈だが、いつの間にキャッチャーに? 酢飯嫌いのランディはまず一嗅ぎして、「ウッ」と拒絶反応。そして、一口食べるも、二口目にはいく事なく、すぐに茶碗を置いてしまった。結果は言うまでもなくアウト。しかも…

「Bad. Strike out.(まずい。三振)」

と、酷評されてしまい、中井監督は呆然自失。二死となり、あとがなくなった場面で控えるは伍番「なめ茸空きビンごはん」……の筈だったが、ここでまたまた「なめ茸空きビンごはん」を忌み嫌うハイレグさんの嫌がらせが始まる。

「ね〜、ちょっと待って」(ハイレグさん)
「なんだよ、ちょっと待ってって」(勝俣コーチ)
「あの〜、あの〜(中井監督に何やら進言しようとする)」(ハイレグさん)
「ふざけんなよ〜、ふざけんなよ〜  俺だってランディと戦いたいんだよ〜(勝俣コーチ)
「うるさい」(ハイレグさん)
「ふざけんな お前、打順変えようとしてんだろ」(勝俣コーチ)
「だって次、ラストチャンスやで。あとワンアウトしか残ってないんやで」(ハイレグさん)
「なんだラストチャンスって」(勝俣コーチ)
「ランディさんと会えるのがラストチャンス…」(ハイレグさん)
「塁に出ればいいんだろ、塁に出れば! もう負けたようなこと言いやがって」(勝俣コーチ)
「塁に出たことないやろ」(ハイレグさん)
「てめぇ〜」(勝俣コーチ)

またも炸裂するハイレグさんの偽証発言に怒りの平手打ちをかます勝俣コーチ。「なめ茸空きビンごはん」は2度も出塁(練習試合含む)してるっつーの! どれだけでまかせをぬかせば気が済むのか、この女は! ここで仲裁に入ったかに見えた中井監督の取った行動は…

「じゃ、伍番…、サード………、水かけごはん」

おいっ! 中井監督のあまりのちゃっかりぶりに当然、勝俣コーチもハイレグさんも非難囂々だ。ここで勝俣コーチの「とりあえず、作りましょうよ。各自で作っていけると思ったら…」と言う提案に乗っかり、勝俣コーチは「なめ茸空きビンごはん」,ハイレグさんは「ゴマ」,中井監督は「水かけごはん」の調理に取りかかる。ここで、時間がないから早いモン勝ちと突然、主張し始めた中井監督はごはんを盛って、水をかけるだけの「水かけごはん」をあっと言う間に完成させ、持っていこうとするが、当然、阻止される。一方、なめ茸の空きビンにごはんを詰め込み、ビンを振ると言う技を久々に披露する勝俣コーチ。中井監督やハイレグさんからは「貧乏くさい」と連呼されるが、元々、この企画はそういうコンセプトであり、「なめ茸空きビンごはん」がいかにこの企画の王道を走っているかを改めて知らしめる格好となった。勝俣コーチのアヤしげな動きに一体何を作っているのか理解に苦しむランディから質問が飛び、説明する勝俣コーチだったが、ここでランディから衝撃の発言が飛び出すのだった。

「I don't like mushrooms(キノコは嫌い)」

ガーン! 持っていく前に釘を刺されてしまった勝俣コーチは愕然。しかし、下手に凡退して、打率を下げるより、ここは素直に退いておく方が賢明と悟ったか、勝俣コーチは大人しく引き下がり、「ゴマ」に後を託す事に…。あくまでハイレグさんの陰謀に負けたのではない! ランディとの相性が悪かっただけなのだ! 完成した「ゴマ」を持って行くハイレグさんのアナウンスは「伍番セカンド・ゴマ」。セカンドは「レトルトハンバーグ残り汁かけごはん」じゃなかったのか!? このチームは一体何人セカンドがいるのか? 今回は一応、二口食べたランディ。とりあえず、お酢ごはんよりはいい反応。しかし、ここでショーマンシップを発揮するランディはホームランやヒットの札をチラつかせて、じらした末、アウトの判定を下すのだった。

「Too plain. Cinnamon and rice?(味が素朴すぎる。シナモンと米?)」

ゴマ油とニンニクのコンビネーションが何故かシナモンと勘違いされた事も重なり、無惨な結果で試合終了。結局、僅か5人でスリーアウトと言う大惨敗となった。ここで折角作った事もあって、どうしても勝負させたい中井監督が練習試合扱いで「水かけごはん」を食べさせる事に…。これを食べた時にいかに貧乏だったかを切々と語り、情に訴えようとする中井監督の作戦が成功したのか否か、何とランディの判定は「ホームラン」。

「It was good. Very good. I used to eat that one when I was little.」
(おいしかった。とてもおいしい。私が小さい頃にはこれを良く食べたものですよ)

これは幾ら何でもありえない。間違いなくランディのサービス精神の表れだろう。「ゴマ」や「なめ茸空きビンごはん」は言わずもがな、「お酢ごはん」でも色々と問題もあっただろうが、「水かけごはん」なら、シャレで済む話だよな。練習試合だし…。すっかり興奮しきる中井監督は「伍番にいれば、3ランだったんだよ」などと言っているが、そのタイミングだったら、ホームランにしてくれたかアヤしいぞ。また、ランディの発言をよく聞き取れていないハイレグさんは

「水が飲みたかったんやて。ちょっと飲みたかったんや、水が…。なぁ、そんな理由(でホームラン)?」

などと、適当な通訳をかましているが、これが今後の方針に影響しない事を祈るばかりだ。そして、ランディから「黒ワザごはんオールスターズ」についての総評が…。

「Smooth and good. I struck out a lot of the hitters not to meet homeruns.」
(スムーズな流れで良いチームでした。ホームランを出さないようにたくさん三振にしたよ)

流石に、上手くまとめるねぇ。アウトはやっぱり「三振」クラスの不満な味だったのかと首脳陣は改めてショックを受けるのだった。「ゴマ」のダメっぷりに勝俣コーチのツッコミがもっと炸裂して欲しい所だったが、そんな事にかけている余裕がまるでなかったのが残念無念。

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