October 20, 2005 20:07

土井垣、怒濤のインケツぶりを遺憾なく発揮 / 今週の「ドカパロSS」

 一死一、二塁の場面で鉄五郎が執った秘策とは、何の事はない山田を敬遠する事だった。これに対して、岩鬼は「流石、岩田はん」と褒め称える。岩鬼曰く、鉄五郎が恐れているのは自分と山田だけで、土井垣でゲッツーを取れるなら、山田と無理に勝負をする事はないと言うのだが、実はこの読みは見事に当たっていた。ジャンケン野球の申し子である山田はヤマさえ当ててしまえば、限りなく100%に近い確率でスタンドに運んでしまう化け物。それと比べれば、公式戦でまともに活躍した印象が殆ど見受けられない土井垣は雑魚同然と言うのが、鉄五郎及び岩鬼の共通認識だったのだ。青田は一見、屈辱の初回敬遠に動揺しているかの様に振る舞い、初球はあわや死球のインハイ,2球目も大きく外れるアウトローといずれもキレのないボールを投げ込むと、まんまと術中にハマった土井垣はすっかり青田がアップアップと思い込んでしまう。満塁の上、カウント0−2とあって、ストレートでストライクを取りに来ると睨んだ土井垣だが、実は全く動揺していない青田はストレートと球速差の少ないカットボールを投球。僅かに沈んだボールはストレートと思って振った土井垣のバットの下に当たり、ショートゴロゲッツーとなる最悪の展開で結局、無得点。殆どの読者が予想しえたであろう土井垣のインケツぶりは、まるで某金満球団の破滅的チャンスブレイカーを思わせる不甲斐なさだ左肘がしびれたネタは完全に放置された儘、マウンドに上がった里中だが、相変わらず、メンタル面の甘さは全く治っておらず、取れそうで取れなかった先制点にいつまでも未練がましい態度。こんな里中が心配で仕方ない山田の心理を察知した鉄五郎は先頭打者の音武田に対して、初球は変化球に絞ったミートバッティングを指示。鉄五郎の思惑通り、山田は初球からカーブを要求すると、音武田は待ってましたとばかりにセンター前に弾き返すヒットで出塁。山田は豪快な野球をすると思っていた鉄五郎が堅実な野球を仕掛けてきた事に茫然とするが、試合前の打撃練習で鉄五郎の策略に引っかかり、大きいのを狙わずに繋いでいく野球をしてくると警戒していた事は完全に忘却の彼方の様で…。鉄五郎は鉄五郎でその偽装作戦を生かして裏をかくどころか、そのまんまの野球をやっているし、まったくどいつもこいつも、アルツハイマーか! ここで打席には鉄五郎の孫・武司が登場。すっかり鉄五郎に翻弄されている山田はスラッガーでもセーフティバントをさせてくるかもしれないと恐れおののくのだった。8週連続の「EVE〜new generation〜」発売決定記念マルチサイトシステム企画も早3回目だが、まだ2回表…。スカシネタ満載の上、尻すぼみ確定と、非常に先行き不安な展開だ。まぁ、それは今に始まった事ではないのだが…。



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