October 15, 2005 22:13

ボンバーヘッド・球六、断髪して木彫り師へ転向! / 「アストロ球団」 第五球(前編) 3

【今週の球一】
球二の墓前では、やけにカッコ良かったのだが、折角、モノにしたスカ伊良部…いや、スカイラブ投法は簡単にパクられて、意気消沈するなど、相変わらず、浮き沈みが激しい。あれから何の打開策も見出していない上、球四郎の更なる凄さを見せ付けられているのに、その根拠のない自信はどこから来るのやら…。

【今週の初代球二】
原作では、死後、ぞんざいにすら扱って貰えず、まるで最初からいなかったかの様にすっかり捨て去られてしまったと言うのに、TV版では葬儀を行い、千葉先生から有難いお言葉を貰えたばかりか、立派な墓石まで用意される恵まれた扱いで良かったな。冥福を祈る!

【今週の二代目球二】
案の定、球六は許せないか。そりゃそうだ。完全犯罪が成立しているが、明らかに故意の殺人行為だしなぁ。初代球二抹殺の張本人を仲間にするには、それなりに説得力のあるイベントを用意して欲しいものだ。球六がただの敵でしかなかった原作のあのパターンでは納得したくない所だが、無七志ともいつの間にやらクリーンなライバル意識を芽生えさせてしまってたりしたアストロナインだから、結構、安易に球六を迎え入れそうだなぁ。あ、全然二代目球二の話じゃなくなってる…。

【今週の球三郎】
相変わらず、自分の台詞に酔いまくり。あ、内野守備がちょっと上手くなってるぞ…。球五へのノックからノーカット、CGなしでやってるので、リアルなのだが、これ成功するまで、何テイクかかったんだろうなぁ。ところで、その白スーツは何だ! 結婚式帰りか!? まさか、それが普段着なのか!? 青ジャージが普段着の球五と言い、どこからどう見ても普段着な球二を少し見習ってくれ。

【今週の球四郎】
どこでつきとめたのか、球六の自宅(?)に無断で入り込んだかと思えば、仏像破壊しまくり。家宅侵入罪に器物破損罪、更に、殺人教唆と、やりたい放題である。アストロ超人の痣は9人揃うと疼くのが原作の設定だが、今回と言い、前回と言い、TV版の設定はどうやらこいつが近付くとこいつ以外の超人だけが疼くらしい。何じゃ、そりゃ! 完全オリジナルな球六とのやり取りはなかなか興味深かったのだが、ロッテ戦の前にこの二人が会ってたら、色々と面白い事になってたかもと、ちょっと興味が湧いた。殺人L字投法 vs ドン川上がかなり見たかったのに、まさかこいつが持ってっちまうとは…。球六との対決をわざわざ撮影させていた訳だが、カメラワークが凝り過ぎである。一体何人スタッフ連れて行ったのやら…と思うと笑える。

【今週の球五】
相変わらず、地味な球五。存在感が薄れていく危機を察知したのか、恐らくは球三郎が先に気付いたであろう殺人L字投法の攻略法を、自らしゃしゃり出て講釈する事で、辛うじて存在感を保った。それにしても、投げた後で打席を移るのはルール違反→そんなものは最初から度外視しているんだ!…と言うやり取りが隠滅されてしまい、非常に残念。「ルールなど度外視」…って、「アストロ球団」においてはかなり重要な要素だと思うのだが…。

【今週のカミソリの竜…改め球六】
全国民を笑いの渦に巻き込んだあの爆発頭をばっさりと切り落とし、やけにぺったりした髪型にイメージチェンジを図ったかと思えば、更に、木彫り職人へ転向。前回の流れからして、別に、球六が球二を抹殺した事を悔いたり、野球と決別しようと思ったりする展開では全然ないと思うので、何だか不自然なのだが、とにもかくにも、奇面フラッシュと言うよもやの攻撃を受けた計り知れない精神的ショックが癒えないに違いない。とりあえず、デビュー作のミニ仏像は自らが手にかけた球二の墓へ。葬儀前に既に、球二の墓の場所をつきとめているのが凄い。こいつの情報網はシュウロ顔負けだぜ。球四郎との対決では、また脱いでるよ。お前は紫龍か! 自ら聖衣を脱ぎ捨てるとは気でも違ったか、紫龍!

【今週の球七】
特攻玉砕を地でいくこの男は、またまたアストロ超人に軽はずみに喧嘩を売って、脆くも完敗。こうも噛ませ犬描写が続くと何だか哀れになってきた…。

【今週の球八】
野手が捕れるか捕れないかのギリギリの所に打つ…と言うノックの極意を披露。ロッテ戦の流し打ちやバックスクリーン弾など、今の所、こいつが一番バッティングセンスを見せてくれている感じだ。ところで、みんなが痣の疼きで苦しんでいる時、球八は痣の場所が場所だけに、まるで脳腫瘍に見えてしまい、ちょっと怖いです(^^;)。

【今週の千葉先生】
暇さえあれば、ドン川上を挑発しに来ていると言うのに、毎回毎回、かわされまくって、気の毒になってくる。ドン川上とは対照的に、王さんに対しては、妙にフレンドリー。やはり、王さんは別格だと分かってらっしゃるのか、その辺り、きっちりわきまえている様で感心だ。

【今週の王さん】
TPOを考えず無謀にも乗り込んできた千葉先生が警備員とモメていると、真っ先に駆け寄り、フォロー。流石、「アストロ球団」唯一の良心だ。前回、峠会長にナボナを横取りされたショックを引きずっているだろうに、そんな所は微塵も感じさせないとは、やはり、王さんは人間がでかいぜ!

アストロ球団 第二巻

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コメント一覧

1. Posted by レッド   October 16, 2005 02:36
TBありがとうございました。
自分も今第五球後編の感想書いてたところですが、深夜に主砲・原様のご感想読むと腹がよじれて困ります(笑)。
球七、「重傷なくせに自ら壁に頭をぼこぼこぶつけて余計な怪我を増やす」っていうのもぜひ実写で見たかったシーンですが、それだとあまりに自虐過ぎるので却下になっちゃったんでしょうか……。

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