October 06, 2005 20:52
アストロ超人の正体は奇面組! / 「アストロ球団」 第四球(後編)
ああっ、まだ第五球見てすらいない。早くリアルタイムに追いつかなくては…。
【今日の球一・球三郎・球五・球七・球八】
最後のスカ伊良部…もといスカイラブは正に奇跡の魔球。満身創痍のナイン…特に、球七がセンターの位置から球一の前に庇いだてしに来ても、まだミットに届いていないとは恐るべし滞空時間の長さだ。本当に球一を庇いたいなら、腕組んで、体をロックしてしまうより、ちゃんとグラブ構えて待ってろよ…と言おうと思ったら、何とここで奇面フラッシュ! そりゃ、いくら何でも反則だろ。それにしても、まさかこいつらの正体が奇面組だったとは…。そう言えば、丁度、五人だしな。
【今日の球太…もとい二代目球二】
何の前触れもなく、突然、立ち込めた雷雲から放たれた稲妻が直撃し、ついに超人である事が発覚。しかし、原作と違い、発覚するまで超人である片鱗を全く見せられなかった事には不満。ここまで球二の才能と言えば、美味いジュース作り(しかも時間かかり過ぎ)とバット磨きくらいしか思いつかないではないか。あと、「ベースボールアニマルになります!」って言ってくれなくて悲しい。
【今日の球三郎】
ここまで自分の台詞に酔う事くらいしか存在感を示せなかったが、ついに活躍。原作ではあれでちゃんと打ち返せるつもりでいたのに、失敗したからキャッチャー潰しに切り替えたのだが、TV版は最初っからキャッチャー潰す気満々だ! 残虐超人か、お前は! 初代球二が死んでから、まともに特訓する時間があったとは思えないのだが、そんな僅かの時間の特訓でも常人の何十倍もの効果があるに違いない。何故なら、超人だから! そもそも日本刀なんかどこから持ってきたんだ、お前! せめて、千葉先生がいれば、日本刀の一本や二本、常時携帯していても何ら驚く事はないのに…。
「自らの命と引き替えに新打法の手がかりを与えてくれた球二さん。これが私からの鎮魂歌です」
相変わらず、自分の台詞に酔いまくり。原作の様に球二を犬死に扱いしたくないにしても、あれがどう手がかりに結びついたのか、全く説明してくれないのでは、さっぱり分からないぞ。それにしても、3番の球二が死んだ時、8回二死だったのに、6番のこいつがこの回にソロホームラン打つ事はありえないのだが、これも超人だから許されるの?
【今日の球四郎】
さっきまで東京の銭湯に浸かってたのに、もう巌流島に来てる〜っ! こいつはテレポート能力でもあるに違いない。何故なら、超人だから! 8人しか揃ってないのに、痣がうずいているアストロナインだが、こいつの痣は全くうずいてないのは何故? これは超人だからでは済まされんぞ…。
【今日のカミソリの竜】
ああ、もうあの髪型にもいい加減慣れてきたなぁ(笑)。何だか、回を追う毎に小物扱いされていくよ…。親父さんの切り捨てられ方は恨みに思っても仕方ないが、単に、ショートへ回れと言われただけで、切り捨てられたと思うのは逆恨みも甚だしいぞ。本職はショートなのに、並以下の投手とかなじられても困るだろうが…。雨でベタつくのが嫌なら、替えのアンダーシャツくらい用意しておけ! こんな所で裸になりおって、お前は紫龍か!…と言っても脱がないと見えない所に痣があるんだから仕方ない。最後は折角、打てそうだったのに、よりにもよって、奇面フラッシュなんか食らわされちゃ、バッティングどころじゃないよな。ああ、可哀想…。
【今日の王さん】
峠会長のいきなりの登場で動揺を隠せない王さん。まずい、この儘ではナボナの取り分が減ってしまう! お付きの二人にまで回したら、1個しか食えないではないか!などと思っていたに違いないが、そこへ追い打ちをかける様に、このジジイ、よりにもよって、王さん(と茂雄)をこの部屋から締め出しやがったよ! 何てこった、王さんから全てのナボナを取り上げようと言うのか! 貴様の血は何色だ〜っ!?
【今日のカネやん】
色々酷い事をやったのは、プロ野球の厳しさを教える為とか、適当な事をぬかして、体よく悪役の座から逃げ出した原作と違い、全く悪びれずにいたのに、「食えないおっさん」で済まされてしまうとは運のいい人だ。
アストロ球団 (第1巻)
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