June 04, 2005 21:43

ごはん vs 野球 弐回戦(その5) / 「中井正広のブラックバラエティ」

 「ブラックジャガーズ」戦でこそ初勝利を掴む為に戦力補強すべく、視聴者からの応募により、入団テストが行われた。最初の入団希望者は「天カスしょう油ごはん」。ごはんに天カスを乗せ、しょう油を2回程、かけると言う代物だ。中井監督は近所のスーパーで余った天カスをただで貰いに行くと言う所に「せっぱ詰まってる感」を覚えて評価し、「今の食いてぇなぁ、試したい」となかなかの好感触。続いて登場したのは「モモ缶詰残り汁かけごはん」。文字通り、モモの缶詰の残り汁を一気にごはんにぶっかける代物だ。親子に挟まれた息子が謎の呪文を連発しまくり、アヤしさ大爆発だったのだが、本題から逸れるので割愛。
 さて、いよいよ試食タイム。「天カスしょう油ごはん」に興味津々の中井監督だったが「惜しいなぁ」と首をかしげて、「天つゆにしたら、絶対勝てるよね」と、天つゆかけごはんに改造すると…

「やばい。クリーンアップだよね」

 と、大絶賛し、文字通り「天カス」と名付けて、入団が決定した。しかし、ここまで来ると、かき揚げ天丼と何が違うのだ?と言う感じで、最早、美味しくて当たり前。元々のコンセプトだった「せっぱ詰まった感」がどんどん失せていく一方だと言う事にそろそろ気付いて欲しいものだ。続いて「モモ缶詰残り汁かけごはん」。嫌な予感がする物はまず他人に試させる中井監督は案の定、良純を毒味役に。「何でこんな時だけ親切なんだよ!」と文句を言いながらも、食べてしまういい人・良純は

「これデザートだね。中華料理のタピオカがくっついちゃってこんなんなっちゃったみたいな…」

 と、変なポーズでくっついちゃったタピオカを表現(笑)し、この不気味なご飯を「ある」と判定するも、中井監督にも竹山さいとうにも、大不評。挙げ句の果てに、中井監督からはこんな事を言われてしまう始末。

「よっぽど水かけ(ごはん)の方がいい。水かけはクセがないから、あいつ」

 そりゃ、クセはないけどさ…(笑)。ところで、先週、折角、数々の練り物大使を務めている練り物界のスーパースター・良純が来ているのだから、「練り物ごはん」でも新開発して欲しい…と書いたのだが、これがやや実現される事に。練り物だけでなく、乾き物の「さきいか大使」も務める良純が突然動き出し、袋に残ったさきいかをごはんにかけ、マヨネーズを二回し,しょう油少々をかけた新メニューを開発したのだ。

「楽なところで打たせたいね」(中井)
「ヒットも打つし、アウトにもなる」(竹山さいとう)
「色んな可能性を秘めてるね」(中井)

 と、何とも中途半端な評価ながらも、入団が決定。

「さきいか業界としては使ってもらえるだけで」

 と、殊勝なコメントの良純に因み、中井監督は「トチジ」と命名するのだった。何だかんだで「モモ缶詰残り汁かけごはん」も入団が決まり、次回のスターティングオーダーは「伍番最強説」の「200円打線」として、以下の様に…。

壱番:バターごはん
弐番:ツナ缶詰空き容器ごはん
参番:天カス
四番:お酢ごはん
伍番:レトルトハンバーグ残り汁かけごはん
六番:モモ缶詰残り汁かけごはん
七番:ゴマ
八番:水かけごはん
九番:トチジ
投手:なめ茸空きビンごはん
補欠:タバスコチャップ,梅干し残り汁かけごはん,福神漬け残り汁かけごはん

 そして、勝俣コーチがプッシュした「牛乳砂糖ごはん」と、勝俣コーチが開発した「らっきょう残り汁かけごはん」は自由契約(=ゴミ箱行き)となってしまうのだった。ああ、勝俣コーチの立場がマジで危なくなってきたよ
 ところで、「せっぱ詰まった感」がなくなってきた事に苦言を呈していた訳だが、番組のHPの方でも「せっぱ詰まった黒ワザ募集」となっていた所にバッテンがされており、「黒ワザごはんオールスターズ新入団希望者募集」に変わっていた。「せっぱ詰まった感」はどうでもよくなったと言う事が公式に認められてしまった格好で実に残念だ。こういう所で枷を外してしまうのは番組として何だか楽をしている感じだし、しかも、ただでさえ、この企画、短期間に集中してやり過ぎている事から、飽きてきたと言う声も聞くので、ちょっと心配になってきたよ。

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