May 15, 2005 23:41

二番打者の心得

 序盤から主導権を握られる苦しい展開ながら、ローズの幸運なタイムリーで勝ち越すや、一気に突き放しての逆転勝ちを果たした巨人。お立ち台には、2番にスタメン起用されて4安打と気を吐いた矢野が登場したのだが、この矢野のコメントが良かった。
 
 「二番を任されたのだから、どんな形でもクリーンアップに繋ぎたかった」
 「凡退しても何とか走者を進めたかった」
 
 やはり、二番を打つヤツはこうでなくちゃいけねぇよ! 意味のない凡打を連発する怒濤のチャンスブレイクで七番に下ろされたあの男にはこの矢野の謙虚なコメントを噛みしめて欲しいものだ。矢野は今年で3年目。名手・川相と同僚だったのは最初の1年だけだ。しかも、矢野の1年目は殆ど二軍暮らしだったのだから、一体、どれ程、川相と接する事が出来たのやら…。しかし、二番打者の心得はしっかり矢野に注入されていたのだ。恐らく、川相が直々に教える機会は殆どなかった事だろう。「あの男は全然二番打者としてなってないよなぁ。史上最高二番打者・川相さんの一挙手一投足を見て糧にすれば、あの男を出し抜くチャンスはきっと来る筈だ」と、矢野自身が川相から間接的に学んだ可能性の方が高いのではなかろうか。
 今回、ハマったこの清水,矢野の1,2番はなかなかいい。うまく機能していると言う意味でも勿論そうなのだが、金満大補強による一発依存野球の巨人っぽくない所が実にいい。マッスル千代の富士が復帰し、交流戦も終わってしまったら、実現不可になってしまうのが残念だ。ショート転向…とは、流石に簡単にはいかないよなぁ。それにしても、春風亭半ケツは相変わらず、哀れなくらい勝ち運がないねぇ。川相を信奉する真田に2年ぶりの白星がついたのは嬉しいが…。
 
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1. 巨人、西武に勝ち越し!ローズの意外な一打で…  [ 俺的ライフスタイル ]   May 16, 2005 11:51
高橋5失点、投球内容だいぶんよくなってきたのになぁ… 西武のおかわりの中村に〓ホーマー… 和田と中村のホームランで勝ち越された時は…泣 でも、次の回すごい事が起こった獵 二岡は遊撃ゴロ。キャプラーは右翼越に二塁打獵一死二塁。 仁志は空振り

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