May 11, 2005 21:07

原点回帰路線? 吾郎、変化球習得か!? / 今週の「MAJOR」

 予想だにしない展開でコジローとの対戦の機会を得た吾郎。いきなりの指名に肩が出来てないとわめく吾郎に対して、コジローは「10球で肩を作れ。根本さんは10球で肩が作れる。それがバッティングピッチャーだ」と挑発。バッティングピッチャーと言う名目で来ているとは言え、それが本職な訳ではないのだから、そんな部分で遅れを取っても、何ら問題はない筈なのだが、吾郎はまんまと乗せられ、急ピッチでウォーミングアップを開始。まぁ、元々、肩が出来るのが早い吾郎には何ら支障はなかったが…。
 いよいよ対決と言う所で吾郎は「3打席勝負で1安打ならコジローの勝ちだが、無安打なら吾郎の勝ちとして、大木監督に推薦しろ」と、一方的に勝負のルールを設定。勝利条件は2安打でもいいのだが…と不敵な笑みを浮かべるコジローに対して、吾郎はインローの際どい所へ渾身のストレート。これをいともたやすく弾き返したコジローの打球は吾郎の前に立ててあった防球ネットを直撃する痛烈なライナーに。完全に打ち勝っているにも拘わらず、ピッチャーライナー(凡打)でいいとコジローは余裕の表情を浮かべる。たった1球で簡単に合わされた事に動揺しながら、2打席目に挑んだ吾郎だが、今度は文句なしのレフト前ヒットを浴び、予想通りの完敗に終わった。
 コジロー曰く、根本は色々な球種を色々な投手のタイミングで自在に配球出来るテクニックを持ち、実戦の感覚を呼び起こしながら気持ちよく打たせてくれる生きた球の持ち主。一方、吾郎のボールは何球打ち返しても練習する価値のないバッティングマシンのごとき死んだ球だと言うのだ。いくら100マイルの球でコーナーをつこうとも、単調な吾郎の投球は少しも怖くないと…。「3Aでそこそこ活躍した嫌でも耳に入ってくる」程度の投手の球について、よく知ってるな、コジロー。やっぱり、密かにチェックしとったんやないけ。茫然自失の吾郎は慰めにやってきた茂野に対して、変化球習得の必要性を漏らすのだった。
 ちょっと待て…、ストレート一本で通用する術はないから、変化球を織り交ぜなくてはならない…なんて話は三船リトル時代にとっくにやってる筈なんだが、今更になって、原点回帰ですか? 真っ直ぐだけでいいのか?と言うテーマは「MAJOR」において、度々触れられているのだが、ストレートのみの限界を痛感し、打者を空振りさせる程、落差のあるチェンジアップを会得したリトル時代の話は、サウスポーになって以降は「なかったもの」として、最後までストレート至上主義の儘、突き進むのかと思っていた。ジャイロボールも変化球の代替にあたる武器なのかと思っていたのだが、今やすっかり忘れ去られているなぁ。決定的なのは、3Aのキャンプ時だろう。メジャーの大エースから、変化球に走るよりも、四隅を絶妙につける精密なコントロールの伴った速球の習得を目指せと言われたあの話だ。それを身につけた事により、制球と言うリミッターを外した時には100マイル超の球を投げ込める様になったと言うのに、ここへ来て、こういう展開になると、その辺のエピソードがもう台無し。ギブソンJrも一気にザコへと格下げされた感じで何だか哀れだね
 さて、果たして、この後、吾郎はこの期に及んで変化球に手を出してしまうのか、はたまた、茂野に喝を入れられてしまい、更なるストレートの進化を目指すのか…!? 後者はもうありえないだろうと言う所まで進化してるので流石に無理がある様に思うのだが、今更、前者ってのも、やはり、釈然としないねぇ。しかも、その習得する変化球がまたチェンジアップだったりしたら、やってられないぞ…(+_+)。その際の師匠はいかにも根本さんな臭いがプンプンだ。


メジャー 1st.Inning

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コメント一覧

1. Posted by ただの野球ファン   May 12, 2005 13:20
このたび野球サイトのみを対象とした、逆アクセスランキングをはじめました。
登録して、ランキングへのタグを貼っていただければアクセスアップにも繋がると
思いますので、ぜひぜひ登録してみてください。

では、失礼いたします。

http://www.baseball-lover.com/ranking/baseball/

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