March 2010

March 31, 2010 23:36

3/31スレッジ◆YB8−5G◆
開幕から1週間も経っていないのに、早くも疲労への配慮がなされたのか、はたまた控え野手のモチベーション維持の為か、阿部,マッスル千代の富士が外れ、鶴岡,松田記者が今季初スタメンに入った巨人。初回一死一、二塁から,寿司職人ラミレス,亀井,江戸川の3連続タイムリーと、オーダー組み替えとは全く関係ない形で4点を先制した。ついに開幕ローテを掴み取り、2年半ぶりの先発マウンドに立った西村健には最高のプレゼントになった筈が、2回に村田に被弾,3回にも村田に犠飛を許すなど2点を失い、1点差と迫られる。2点差で迎えた6回には代打・内藤にタイムリーを浴び、KO。あとはリリーフ陣に全てを託す事となった。しかし、8回、3番手・豊田がカスティーヨに2試合連続アーチを被弾し、西村健の今季初勝利は消滅。9回には尾花監督にアナライジングされていないルーキーの土本を投入するが、二死一塁から早川に二盗を許し、一塁が空いた為に村田を敬遠した所でスレッジにサヨナラ3ランをぶち込まれ、プロ初黒星。巨人ルーキー投手のサヨナラ被弾は角以来、実に32年ぶりだ。巨人はまたも借金生活に逆戻り。横浜6番手の牛田は3年ぶりの白星が転がり込んだ。横浜は725日ぶりの最下位脱出となり、楽天をも上回る連続試合最下位記録を284でストップさせた。

◆S9−5D◆
名手・川相が一軍ベンチから消えた影響から、なかなか波に乗れない中日は、この日も初回からデントナに3ランを浴びる苦しい立ち上がり。2回にベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに3号ソロ,3回にはセサルが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに1号ソロを放つなど、一発攻勢で追い付いたのも束の間、その裏、ガイエル,宮本の連続タイムリー等であっさり3点を勝ち越されてしまう。4回にはまたもデントナに2ランが飛び出し、先発・小笠原は8失点KO。6回に森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに1号ソロを放つが、またも単発止まり。7回にセサルがダメ押し点に繋がるヘッポコエラーをかますなど、またも川相不在の弊害を露呈し、試合を決定付けられた。ようやく今季初登板となった昨年の最多勝投手・建山は5失点ながら、川相不在の中日打線の繋がりの悪さにも助けられ、白星スタートとなった。

◆C4−6T◆
そろそろ連敗を阻止したい広島は初回からキュラソ星人の二塁打で先制を許すも、その裏、栗原の2点二塁打で逆転。しかし、先発の偽ハンカチ王子・斉藤がこのリードを守れない。3回、またもキュラソ星人に1号2ランを被弾し、逆転を許したばかりか、満塁のピンチでよりにもよって投手のソニックに走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、この回悪夢の5失点。フィオの来日初アーチ,栗原の犠飛等で追い上げを見せた広島だが、7回から継投モードに入った阪神のリリーフ陣にパーフェクトに抑え込まれて、連敗は4と延び、909日ぶりの単独最下位へ転落。キュラソ星人はこれが33球場目のホームランとなり、同数で並んでいた求道者・前田を抜いて、現役最多に躍り出た。

◆L9−3H◆
2年目でついにプロ初先発の機会を得た巽。不振を極める打線も期待の新星を何とか援護しようと、初回から小久保のタイムリーで先制するが、巽はいきなり片岡に先頭打者アーチを浴び、あっと言う間に試合は振り出し。そこから徐々に調子を上げてきたかに見えた巽だったが、ハマのスペランカーの2ランで再びリードを貰った4回、今度はG.G.佐藤に同点2ランを被弾。これで動揺したか、3四球で二死満塁のピンチを作った末に中島に走者一掃の3点二塁打を浴び、失意のKOとなった。西武は終盤にも加点して、ダメ押し。先発の石井一は8回3失点で今季初白星。ソフトバンクは最近ではよく打った部類に入る…と言っても、7安打3得点では寂しい限り。小久保が一人で3安打と気を吐いているが、スタメンには1割打者が4人,0割打者が1人と打線が繋がる気配がまるで感じられない。プロ初黒星を喫してしまった巽だが、打線がこんな調子では初白星を手にするには、完封するしかないかもしれない…。

◆M4−13E◆
楽天先発・青山がたった2球投げただけで左脇腹痛を起こして降板すると言う波乱の幕開けとなったこの試合。前半戦は取られたら、すかさず取り返すシーソーゲームとなったが、4−4で迎えた6回、楽天がリンデンの2号ソロで勝ち越すと、7回にも6安打を集中して、大量7点を奪い、一気に試合を決めた。緊急登板となった2番手の長谷部は4点を失いながらも、5回まで試合を作り、勝利投手。打っては鉄平が4安打3打点,高須が5安打2打点の大当たりだった。10日ぶりに黒星となったロッテの連勝は5でストップ。

◆F2−3Bs◆
守護神・武田久の中継ぎ降格で先発陣にプレッシャーがのしかかる日本ハム。2回にインケツパワーを充電させたあの男の二塁打で先制点を貰った出戻り助っ人・カーライルは6回まで無失点の素晴らしい投球を展開。開幕第2戦で1安打に抑えていた武田勝を突然引っ込めてから、チーム状態がおかしくなった事を反省していない梨田監督は7回から早くも継投策に打って出て、不穏な空気が流れ始める中、建山−宮西とヒットを浴びながらも8回まで繋ぎ、9回からは武田久に代わって、臨時ストッパーに任命された新助っ人・高橋由伸が登場。しかし、高橋由伸はいきなりカブレラ,ラロッカと連打を浴びると、ティー岡田に3ランを被弾と、たった7球で2点のリードを引っ繰り返される背信投球。その裏、1点を返し、なおも一死一、二塁と長打が出れば、逆転サヨナラの場面を作る粘りを見せた日本ハムだが、ミスタースナイパー・坪井,村田と代打攻勢が空転し、あと一歩及ばず、単独最下位転落。武田久に続き、高橋由伸もリリーフに失敗してしまったが、果たして、第3の守護神を擁立するのか、しばらく高橋由伸に頑張って貰うのか…!? 偽バファローズ先発・山本は8回1失点の好投で今季初勝利。岡田監督は通算400勝となった。

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March 30, 2010 22:58

◆YB3−4G◆
開幕3連戦を負け越した巨人を焦らせる為にも何とか先手を取りたい横浜のバッテリーは清水−橋本の元ロッテコンビ。ロッテ時代の相性は決して良くはなく、橋本のFAでようやく離れられたと思いきや、清水がトレードで後を追って来てしまうと言う因縁めいた二人だが、この日は毎回の様にヒットを浴びながらも、7回まで阿部の一発による1点で凌ぐ粘り強いコンビネーションを発揮。一方、移籍初登板の藤井はその1点を6回まで守っていたが、7回、新助っ人・カスティーヨに来日初アーチとなる3ランを被弾。逆転された巨人はすかさず、8回に連打と寿司職人ラミレスの犠飛で同点。9回には2番手・山口から当ブログ一押し新助っ人・江戸川のヒットで口火を切ると、一死満塁から坂本の犠飛で勝ち越し。その裏、守護神・クルーンが二死から2人の走者を許すバタバタとした投球ながらも何とか逃げ切った。2番手・越智は今季初勝利。

3/30中沢◆S5−2D◆
照明の光をゴーグルに反射させて、打者の目を眩ませる様な姑息な手段でも使わないと、とてもプロでは通用しないヘッポコ投手と言う烙印を押される屈辱的な水島の呪いを受けて以来、2年間も白星から遠ざかっている山井川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出したブランコの今季初アーチとなる2ランで先制点を貰ったにも拘わらず、青木の2打席連続タイムリーであっさり追い付かれ、四球連発でピンチを広げた挙げ句、藤本に2点タイムリーを許して勝ち越される始末。更に、4回にも田中にタイムリーを浴びて、あえなくKOとなり、またも白星はお預けとなった。ヤクルト先発のルーキー・中沢は2回以降は粘りの投球で、6回途中まで追加点を許さず、以降は3人のリリーフを仰いで、プロ初登板初勝利を手にした。

◆C3−6T◆
裏クリーンアップはまずまずなのに対し、表クリーンアップは壊滅的なブレーキの阪神だったが、この日は新井が先制タイムリーに始まり、2回に鳥谷,4回にはキュラソ星人と序盤で3人が打点をあげた。また、ブラゼルが2発,マット・マートンも来日初アーチと助っ人コンビの一発攻勢もあり、序盤から優位な試合運び。立ち上がりはピンチの連続で苦しんでいた先発・能見は尻上がりに調子を上げていき、広島打線を翻弄。8回からはメッセンジャーを挟んで、守護神・藤川球が締め、今季初セーブ。マット・マートン,ブラゼルの両助っ人で3発7安打を放ったのを初め、16安打と爆発した阪神打線だが、11個の残塁を量産する詰めの甘さには課題が残った。

◆L3−2H◆
前回、大炎上となった汚名を返上したいホールトンだったが、2回にG.G.佐藤に先制被弾。3,5回には中島に2打席連続タイムリーを許して、主導権を握られてしまう。一方、WBC使用球はからっきしだが、ナイターでのNPB使用球はお手の物な岸はただでさえ元気のないソフトバンク打席を手玉に取り、6回までノーヒットの快投。7回一死から長谷川に初安打を許すと、続く松田の2点二塁打で1点差と迫られるが、ここから崩れる事なく、明石,代打・柴原を連続三振に切って取り、ピンチ脱出。8回からは星野−藤田−シコースキーと繋いで、1点のリードを守りきった。ソフトバンクはここ2試合で僅か5安打。1度10安打を放ったものの、4試合前も2安打に終わるなど、打線の不振は深刻を極めている。

◆M6−1E◆
田中の力投でようやく初白星を掴み、流れに乗りたい楽天だったが、先発・永井が初回から金に犠飛を許して、先制点を献上。2回以降は踏ん張っていたが、6回に大松に2点二塁打,7回には荻野貴,井口と連続タイムリーを浴びて、大きく点差を広げられる有様。一方、ロッテ先発・唐川は8回まで無失点の好投を展開。完封まであと2人と言う所で中村紀にタイムリーを浴び、完封も完投も逃したものの、2勝目をマーク。ようやく今季初登板となった新守護神・小林は無難に2人の打者を抑えて、プロ入り初セーブを飾った。

◆F4−8Bs◆
本格的なブレイクが期待される糸数は初回を3人で切り抜けると、2回も簡単に二死を取るが、ティー岡田に痛打されてからおかしくなる。ここから満塁とピンチを広げた上、連続押し出し,赤田の走者一掃二塁打であっと言う間の5失点。ビッグイニングのきっかけを作ったティー岡田は続く3回に待望の今季初アーチを叩き込む。6点ビハインドで迎えた7回、日本ハムは高口のプロ初アーチとなる3ランで岸田をKOしたものの、反撃もここまで。ここから4人のリリーフ陣にかわされ、逃げ切られた。今季初先発の岸田は開幕2連勝。バットが湿っていたティー岡田は今季初の猛打賞だった。

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March 29, 2010 22:49

 会心の勝ち越しタイムリー二塁打を放ったと思いきや、オブライエンの生還前に一、二塁間でタッチアウトとなってしまった吾郎。余裕で二塁を取れる筈の打球に騒然とするホーネッツベンチだが、VTRによると、吾郎は一塁を回った所で転倒してしまった模様。目眩でもしたのではないかと探りを入れてきたワッツに対し、そんなヤツがあんな打球を打てるものかとかわし、マウンドに向かった吾郎だったが、実際、転倒の原因は目眩だった。しかし、8年前は血行障害でワールドシリーズに出られず、今回も第6戦でJr.の打球を捕っていれば、とっくに決着がついていた事を後悔せずにはいられない吾郎は勝つまでは倒れる訳にはいかないと鬼気迫る投球で先頭のマンセルを三振に斬って取る。凄まじい吾郎の気迫にそう簡単に打ち崩せないと感じたギブソンは次打者のヒューズにダメ元のセーフティバントで揺さぶりをかける様に指示する。ヒューズは吾郎の剛球に対し、まともにピッチャー前に転がしてしまうが、吾郎はこれを処理して、一塁へ送球しようとした際にまたもや目眩を起こし、悪送球でヒューズを生かしてしまう。ここでギブソンは打席が回ってきた守護神・コーエンに代えて、アレックスを代打に投入するのだった。

 吾郎の変調がいよいよ本物になってきた。気になるのは吾郎の生死ばかりで、勝敗の行方がどうでも良くなる一方だった訳だが、ここへ来ての覚醒アレックスの再登場は予想外の嬉しい展開だ。キーンばかりか、覚醒アレックスまでレイダースに来ていたとは…。代打要員に落ちぶれている(故障等の影響で一時的にスタメンを外れているだけかもれしないが)のは、ちょっと残念ではあるが、出番は多くないものの、シルヴァよりは、よっぽどマシな扱いされてる気がするよ。とは言っても、ここで覚醒アレックスがサヨナラ打を放つ展開は100%あり得ないだけにあまり大きな期待を寄せられない所でもある。とりあえず、ヒットで繋いでくれれば万々歳と言う所か。ただし、吾郎に自覚症状が出て来ている事もあり、長期戦にはならないと仮定し、10回での決着と仮定した場合、ホーネッツ1点リードでJr.に一発が出れば逆転サヨナラと言う場面で最後の打者になるにはこの回は覚醒アレックスで終わらせなければならない訳で、そうすると、覚醒アレックスはゲッツーに倒れると言う悲しい結果が待っている訳だが、果たして…!? 早期決着を促しておいて、長期戦になると言う捻くれた展開も大いにありうるしなぁ。それにしても、相変わらず、ワッツの危機管理能力が杜撰過ぎる。この状況での吾郎の転倒はどう考えたって、ヤバいだろう。倒れたのは打って走った後の話なんだから、目眩を起こす様な体であんな打球を打てる訳がないなんて吾郎の言い分は、明らかに矛盾しているのに、少しも食い下がらずにあっさり看過してしまうとは…。

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March 28, 2010 20:51

◆G2−5S◆
2回、昨日の怒りが収まらないガイエルが今度はライトスタンドへ疑惑の入り込む余地のない正真正銘のホームランを叩き込み、ヤクルトが先制。これでリズムを崩した東野は3回には青木のタイムリーの後、被弾したガイエルにびびって押し出し死球を食らわせる有様。7回には亡命先から出戻りの小林も連続タイムリーで2失点の体たらく。おかげて越智の今季初登板は3点ビハインドと言う不本意な形となってしまった。一方、ヤクルト先発・村中は5回まで無失点の好投。6回、ここまでチーム最多安打を放っているにも拘わらず、理不尽にスタメンから外された鬱憤を爆発させた代打・松本の怒りの三塁打等で初失点。8回には坂本の2戦連続アーチで2点目を失ったが、最後は林のリリーフを仰いで、対巨人初勝利。11奪三振は自己最多記録。またもや開幕3連戦で負け越してしまった巨人は好調・松本を外してまでルーキー・長野を初のスタメンに起用するも裏目。左の村中相手で外しておきながら、結局、その村中相手に松本を代打で起用するなど、訳の分からない若大将の采配だった。3番手として登場したドラ3ルーキー・土本が1回を2三振奪っての無失点に抑えたのが明るい材料か。

◆D8−7C◆
水島の呪いに苛まれ、将来が不安視されている篠田と、対巨人限定の期待の星・伊藤の両先発で始まった試合は静かな立ち上がりだったが、中盤から荒れ始める。栗原の先制2ランに端を発し、両軍6点ずつ取り合って、土壇場9回へ突入。同点ながら投入された守護神・岩瀬に対し、いきなり無死満塁の大チャンスを掴んだ広島は満を持して代打起用された求道者・前田が536日ぶりの打席できっちり犠飛を打ち上げ、勝ち越し。しかし、なおも続くチャンスに天谷,栗原の3,4番が倒れたのが痛かった。その裏、守護神・永川勝がブランコに同点二塁打を浴び、延長に持ち込まれると、10回にも一死二塁のピンチからセサルにタイムリーを許し、屈辱のサヨナラ負け。今季も永川劇場は絶賛公演中の様だが、長年の勤続疲労が心配される岩瀬の方も気がかりだ。

◆T2−3YB◆
早くも転落してしまった指定席・最下位の座から何とか抜け出したい横浜は3回にスレッジのタイムリー等で2点を先制。7回には吉村の犠飛で3点目。阪神は桜井,ブラゼルと一発攻勢で応戦するが、いずれもソロアーチ。昨日、サヨナラ勝ちを呼び込んだ西村を投入するも、最後は山口に抑え込まれて、あと一歩及ばなかった。横浜は11残塁の拙攻ながら、投手陣が踏ん張り、今季初勝利。先発の藤江は5回1/3を1失点で切り抜け、プロ初白星を手にした

◆H1−4Bs◆
大引のタイムリーで先手を取られたソフトバンクだが、6回、史上168人目の通算1500試合出場を果たした松中の今季初アーチで同点。追い付かれた偽バファローズは6回、またも大引が勝ち越しタイムリー三塁打を放ち、大隣をKO。更に、代わった森福から坂口もタイムリーを浴びせて、3点目。ソフトバンクはリードされているにも拘わらず、7回からファルケンボーグ−摂津−馬原と言う必勝リレーを展開するが、結果、馬原がハイツ田口にダメ押しタイムリーを許して、KOされると言う余計なダメージを負ってしまう形で敗戦。打線はこの日も散発3安打の体たらくだった。偽バファローズ先発の木佐貫は7回2/3を1失点で切り抜け、移籍初勝利。

3/28武田久◆M6−5F◆
初回から糸井,小谷野,ミスタースナイパー・坪井と3連続タイムリーで先制した日本ハムはその後も着々と加点。先発の武田勝は6回まで2失点と試合を作って、3点のリードをキープ。7回に2番手・建山が西岡に被弾するも、8回には高橋由伸が3人できっちり抑え、9回からは武田久が登場。2点差と言う比較的楽な場面での登板で、今季ここまで2試合連続リリーフ失敗の武田久に復調のきっかけを掴んで欲しい所だったが、一死から3連打を浴びて、1点差と迫られると、二死満塁となった所で昨日に続いて、金に2点タイムリーを浴び、悪夢の逆転サヨナラ負け。昨年は無敗と絶対的な安定感を誇った守護神の不振は連覇への大きな不安要素となると見たか、梨田監督は早くも武田久の中継ぎ降格を通達。暫定ストッパーには新助っ人・高橋由伸が抜擢される事となった模様だ。ロッテは先発・小野が5回もたずにKOとなったが、4人のリリーフ陣が無失点の好リレーを見せ、劇的勝利を呼び込んだ。

◆E2−1L◆
ノムさんの怨念パワーに祟られてか、開幕からの連敗が止まらない楽天はこの日も大苦戦。ノムさん曰く時計を贈られても礼をしない男・田中が3回に佐藤にタイムリー三塁打を浴び、先制点を献上。打線も帆足の前に7回まで僅か2安打と沈黙していたが、8回二死から連打と死球で満塁として、帆足をKOすると、代わった星野から鉄平が押し出し四球を選んで、ついに同点。そして、延長10回、一死から連打で一、三塁とした所で渡辺直がタイムリー内野安打を放ち、楽天が劇的なサヨナラ勝ち。田中は10回を一人で投げきり、チームの今季初勝利に貢献した。

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March 27, 2010 23:59

◆G5−10S◆
昨年より悪い筈がないと言う下馬評通りの好投を見せた内海とは対照的に、出来過ぎの昨年よりいい筈がないと言うのが専らの下馬評となっていたゴンザレス。オープン戦での好投で不安を払拭したかに見えたが、この日は初回からデントナに先制打を浴びると、3回にもデントナに3ランを被弾。6回にも3点を失い、失意の7失点KO。勢い付くヤクルト打線はなおも止まらず、7回にはまたまたデントナが一発をぶち込み、5打点目。9回には金刃のブラッシュボールに怒りを爆発させたガイエルがバックスクリーンへ。フェンスの後ろにあるネットに当たって跳ね返った様にも見える微妙な打球は今季から導入されたビデオ判定にもつれ込んだが、結局、ホームランと認められ、10点目。投げては、由規が8回をガッツのソロアーチによる1点のみに抑える好投で今季初勝利。巨人は9回にマッスル千代の富士の2戦連続タイムリー,ルーキー・長野のプロ初安打,開幕から9打席ノーヒットが続いていた坂本に3ランが飛び出すなど、完敗目前から明日に繋がる反撃を見せたのが救いだった。

◆D7−0C◆
広島期待の新助っ人ジ・oが5回まで散発3安打無失点の好投を見せるも、肝心の味方打線はウッチャンの前に6回まで2安打と沈黙。一向に貰えない援護に痺れをきらしたジ・oは6回に突如崩れ、3連打で満塁とされた挙げ句、ベンちゃんに川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2試合連続となる2号グランドスラムを叩き込まれて、無念のKO。7回にも3点を貰ったウッチャンは余裕の4安打完封勝利。クリーンアップ相手に9三振を奪うなど、ほぼ完璧な内容だった。完勝の中日は大島,松井祐の両ルーキーにプロ入り初安打,セサルに来日初安打と昨日は不発だった新戦力が結果を残したのも収穫だ。

3/27城島◆T4−3YB◆
ルーキーイヤーの活躍で大いに将来を嘱望されながら、ここ2年はロクな結果を残せずにいた上園が開幕2戦目で早くも先発登板。5回まで2安打無失点と横浜打線に付け入る隙を許さない好投を見せていたが、6回に内川の犠飛,村田のタイムリーで2点を先制されて、無念のKO。しかし、その裏、阪神はここまで抑えられてきたはーちゅんをようやく捉えて、マット・マートンの来日初タイムリー,キュラソ星人の犠飛等で3点を奪い、一気に逆転に成功。8回にまたも内川が犠飛を打ち上げ、延長にもつれ込んだ試合は11回、J.マッケンジーに出戻り初アーチが飛び出して、阪神がサヨナラ勝ちで早くも単独首位に躍り出た。7番手の西村は1回を3人で抑えて、嬉しいプロ初勝利。

◆H6−2Bs◆
打線に元気のないソフトバンクはこの日も3回まで沈黙していたが、4回、オーティズが先制2号2ラン、5回には川崎がタイムリーを放ち、3点のリード。7回には川崎の史上255人目の通算1000安打となるタイムリー二塁打等で3点を奪い、偽バファローズ先発・金子をKO。ソフトバンク先発・杉内はハイツ田口に出戻り初アーチこそ浴びたものの、7回までに14三振を奪う快投でチームの連敗をストップさせた。偽バファローズの今季初黒星となり、開幕からの連勝は4でストップ。

◆M3−3F◆
開幕戦で悪夢の5失点で星を落としたダルビッシュ。この日も金の来日初打点となる犠飛で先制を許したが、6回までに11三振を奪う力投を展開。この間に日本ハムは紺田の2年ぶりのアーチ,ルーキー・加藤政のプロ初安打となるタイムリー二塁打等で逆転に成功。劣勢ですら完投する事が頻繁にあるダルビッシュだが、既に124球に到達していた事もあってか、何と6回限りで降板。7回からは建山−高橋由と繋いだ後、守護神・武田久を投入して、逃げ切り…と思いきや、一死満塁からようやくボールが見え始めてきた金に同点2点タイムリーを浴びて、ダルビッシュの白星を粉砕。試合は延長に入ったが、両軍決め手に欠き、今季両リーグ初のドロー。ダルビッシュが2試合続けて勝てず、武田久までが2試合連続のリリーフ失敗と日本ハムにとっては負けに匹敵するショックの残る展開だった。

◆E4−6L◆
ノムさんの怨念の所為か、ブラウン監督のヘッポコ采配が悪いのか、未だに白星のない楽天だが、この日は2回に早くも涌井を捉えて、藤井,聖沢の連続タイムリー等で3点を先制。このリードを守りたい岩隈は5回まで安定した投球を見せていたが、6回、ブラウンに痛恨の3ランを被弾し、一気に試合は振り出しに。何とか勝ちたい楽天はその裏、フィリップスの一発で再び勝ち越し、最後は福盛で逃げ切りたい所だったが、一死から上本,佐藤,片岡,栗山と4連打で、あっさり逆転されてKO。更に、代わったモリーヨも中島にダメ押し犠飛を許す始末。苦しみながらも8回まで粘った涌井の後を継いだシコースキーが最後は3人でピシャリと締めて、西武が逃げ切り。楽天はこれで開幕4連敗となった。

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March 26, 2010 22:27

3/26高橋◆G4−1S◆
4連覇を狙う巨人は4回に坂本のタイムリーエラーで先制を許すも、その裏、「恐怖の8番」として、2年ぶりの開幕戦出場となったマッスル千代の富士が同点タイムリーを放ち、復活をアピール。5回には満塁から阿部の勝ち越し2点タイムリー、6回には8年連続100打点を目指す寿司職人ラミレスが今季初打点となるタイムリーを放ち、ダメ押し。先発・内海は8回を10三振、自責点0の好投を見せると、手術後の調整遅れが心配されていた守護神・クルーンも無難に切り抜け、3年ぶりの開幕勝利で4連覇へ好発進。オープン戦で素晴らしい仕上がりを見せていた石川は一発を打たせないと言う課題こそ果たしたものの、巨人らしくないしぶとい単打を連発されて、粘りきれなかった。ルーキー・荒木は開幕スタメンを勝ち取ったが、2三振含む3タコと沈黙。一方、巨人のルーキー・長野は9回に守備固めで登場するに留まったが、その長野からレギュラーを死守したい松本は3安打と爆発し、昨年の新人王の意地を見せた。「素行の悪くない巨人直輸入助っ人をとりあえず応援してみる会」会員としては、今年も一番気になる新助っ人は江戸川な訳だが、2打席目に来日初安打を放ち、同点のホームを踏むなど、まずまずのデビューだった。

◆D1−3C◆
オープン戦序盤はさっぱりだったが、終盤になって、ようやく調子を上げて来た広島投打の主軸が活躍。昨年は1試合で2点取るのも苦労した吉見に対し、主砲・栗原が初回から先制2点タイムリー。先発の前田健は4回までパーフェクトとの快投を見せれば、4回にタイムリーとバットでも活躍。川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにベンちゃんに被弾し、完封は逃したが、最後は守護神・永川が締めて、野村新監督のデビュー戦を飾った。フィオ,ヒューバーの両新助っ人にもヒットが飛び出すなど、上々の内容だ。名手・川相が現役復帰どころか、とうとう一軍ベンチからも追放されてしまい、精神的支柱を失ってしまった中日は打線沈黙で吉見を見殺し。川相の愛弟子・荒木の開幕絶望となった余波も大きかった。井端は昨年に続いて散々セカンドの練習をさせられたにも拘わらずまたまたショートに逆戻り。代わって外野からセカンドに回された新助っ人・セサルは守っては得点に繋がるヘッポコエラー,打っては2三振含む3タコで最後は藤井を代打に送られる始末。また荒木に代わり、1番に入ったルーキー・大島も4タコと荒木を補填する新戦力がいずれも空回りに終わった。

◆T7−3YB◆
開幕戦に投げる度に同梱セットで黒星を連れてくるハマのチンピラが幸か不幸か故障で離脱した事で開幕投手にはランドルフを立てた横浜。主砲・村田の先制アーチ,スレッジの移籍初タイムリー等で4回までに3点を貰ったランドルフだったが、4回裏に突如、乱れて、新井,J.マッケンジーの連続二塁打であっと言う間に追い付かれると、桜井に勝ち越し弾を浴びて、あえなくKO。逆転に成功した阪神はピリッとしない先発・安藤を5回で引っ込め、6回から新助っ人・メッセンジャーを含む4人のリリーフが1人1回ずつのパーフェクトリレーを見せて、逃げ切った。亡命先から出戻りのJ.マッケンジーは7回にもダメ押しタイムリーを放つなど、3安打4打点の大活躍。新助っ人のマット・マートンは内野安打1本に四球2つの3出塁と地味ながらも1番としての役割を果たした……が、得点には一切絡まなかった。

◆H1−16Bs◆
9年ぶりの単独首位を走る偽バファローズ。オーティズの一発で先制されるが、4回にカブレラが3戦連発となる2ランを放って、逆転。終盤にはソフトバンクのリリーフ陣をつるべ打ちにし、9回には一挙8点を奪うなど、合計16安打16得点の猛攻で開幕4連勝。投げては先発・近藤が8回を投げ、オーティズの一発のみの1安打に抑える素晴らしい投球を見せた。ソフトバンクは投打に精彩を欠き、貯金が消滅。史上127人目となる1000奪三振を達成した和田は5回まで2失点と先発として最低限の結果を残したが、いかんせん5回で降板は早過ぎた。火だるまに遭ったリリーフ陣の中で、特に、酷かったのが1回8失点の大場。前回の5失点に続いての大炎上とあって、二軍落ちの可能性も大いに考えられそうだ。

◆M9−1F◆
昨年、本来の力を取り戻した矢先、水島の呪いを受けて、今季に不安を残す八木だが、その不安がいきなり的中。あの男の無茶振りで先制点を貰ったものの、その裏、ルーキー・荻野貴にプロ初アーチを被弾し、あっさり逆転を許すと、4回にも2発のアーチを被弾するなど、5回までに大量9点を失い、悪夢のKO。開幕戦で好投虚しく敗れたロッテ先発・成瀬は2回以降は完全に立ち直り、8回まで無失点に抑えて、今季初勝利。不振に喘ぐ金には1本ヒットが出たが、まだまだ本調子には程遠い様子。一方、移籍初スタメンに起用されたゼブラ今岡は2安打2打点と活躍を見せた。

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March 23, 2010 21:21

 同点で迎えた9回表。幸か不幸か、寿也の本塁憤死で二死一塁と場面が変わった事で代打を送られずに済んだ吾郎。打席に入って、打つ気なしのポーズを見せていた吾郎はダラリとした構えから一転フルスイングに出るが、長年の付き合いで吾郎がバッティングが大好きである事を熟知し、決して油断する事のないキーンに初球から厳しいコースをつかれて空振り。体調の事や、裏の投球の事も考え、無理に打とうとせず突っ立っているだけでいいと言うベンチから声が飛ぶが、手を抜く事が出来ない吾郎は執拗にファールで粘った末、ついにコーエンの球を捉えて、右中間フェンスを直撃する一打を放つ。一塁走者のオブライエンは一気に三塁を蹴って、ついに勝ち越し点をゲット…と思いきや、その寸前、吾郎がタッチアウトとなっていた為、ホームインは成立せず。二塁ベース手前で跪く吾郎に何が起きたのか!?

 三船リトル時代、手首を痛めていた小森が痛みの所為で二塁ベース手前でうずくまり、タッチアウトになったシーンを彷彿させ、何とも嫌な雰囲気。ここで勝ち越してしまうと、吾郎 vs Jr.が実現しないので、どう転んでも無得点に終わるであろう事は想定内だったが、こうも早くに吾郎に異常が発生してしまうとは…。頭に打球食らった余波が出たとすれば、いかに吾郎が抵抗しようが、ワッツも代えざるをえない………筈だが、この期に及んで吾郎が降板するのはありえない展開。となると、心配させといてスカシネタ…と言う可能性も十二分に考えられるが、吾郎の口八丁手八丁にまたもやワッツが言いくるめられてしまうパターンかも…。

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March 22, 2010 19:53

3/22木田◆F16−5H◆
ビッグステーキ打線(若大将・原辰徳命名)が開幕2連敗の鬱憤を晴らす大爆発。初回に小久保の3戦連続タイムリーで先制を許したものの、その裏、高橋のタイムリーや暴投等で4点を奪い、あっさり逆転に成功。圧巻だったのは2回裏。3四球と犠打を挟んで5打数連続長短打を浴びせると、更に、二死後にも3連打を加え、大量10点のビッグイニングを形成。あっと言う間に試合を決定付けて開幕3連敗を免れた。先発の新助っ人・ケッペルは1回の投球中に左脇腹痛を訴え、2回のマウンドに上がれないと言う背信投球となったが、移籍初登板となる木田画伯が打たせて取る投球で5回を無失点に抑える好ロングリリーフを見せたのは収穫だ。しかし、9回に15点差で登板した江尻は昨日、梨田監督の訳の分からない継投策に振り回されて、リリーフに失敗した事でリズムを崩したか、意気消沈だったソフトバンクに4点も与えてしまい、無駄に活気付けてしまったのは勿体なかった。ソフトバンクは先発・ホールトンが2回途中9失点KOと惨憺たる内容。先発ローテ奪回を狙う大場も2回2/3を5失点と木田画伯とは対照的な結果でローテ入りは大きく遠のいてしまった。尚、昨日ノーヒットに終わったトンガはついにスタメン落ち。大局が決まった終盤に代打で登場したが、四球で歩き、アピールし損ねた。

◆L2−13M◆
WBC使用球はからっきしだが、NPB使用球ならお手の物…な筈だった岸がこの日は大乱調。初回は無難に切り抜けたが、2回にいきなりの3連打で先制点を献上。更に、西岡に犠飛を許した後、ルーキー・荻野貴にプロ入り初となるタイムリーを浴び、3失点。3回にはフクーラに2ランを被弾し、あえなくKO。リリーフ陣も終盤に打ち込まれ、計13失点の大炎上。一方、野球を始めたルーツをでっち上げられると言う水島の呪いの効力がようやく薄れかけてきた唐川は5回までパーフェクトと素晴らしい投球。終盤、栗山に2本のタイムリーを浴び、完封は逃したが、11三振を奪っての2失点完投勝利となり、ロッテは開幕3連戦勝ち越し。快音が響かずにいた金は第3打席でライト前へ弾き返し、11打席目にして、ようやく来日初安打。これで波に乗りたい所だったが、第4,5打席と打ち上げる有様で、手放しでは喜べない内容に終わった。

◆Bs5−4E◆
ノムさんの機嫌を良くさせるだけでしかない三本柱での3連敗は何としても避けたい楽天。初回に鉄平,山崎の連続二塁打で2点先制したのも束の間、ティー岡田のタイムリー等であっさり追い付かれる始末。クリーンアップ揃い踏みとなる中村紀のタイムリーで再びリードを奪うも、6回に永井がラロッカに2ランを被弾し、形勢逆転。8回にもカブレラの2戦連発アーチでダメを押された。楽天は9回に一打同点の場面を作ったが、あと一歩及ばず、悪夢の開幕3連敗で早くも単独最下位。ここまで理不尽に干していた草野を初のスタメンに起用し、いつもなら100球前後で代えたがる所を6回からリードを奪われていたにも拘わらず、永井に128球完投を強いるなど、ブラウン監督から何とかして勝ちたいと言う意識は感じられたが、実を結ばなかった。偽バファローズは先発・山本が3回KOとなったが、明日から3連休と言う訳の分からない日程に乗じて、先発要員の岸田を4回から投入すると言う意表をついた継投が奏功。岸田は8回まで無失点と試合を作り、9回に1点を失ったものの、リリーフを仰ぐ事なく逃げ切る好投を見せた。それにしても、9回に小松も加藤もレスターも出て来ないと言うのは、果たして、岸田を信頼したのか、リリーフ陣に不信感があるのか、岡田監督の胸中はいかに…!?

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March 21, 2010 23:27

◆F1−2H◆
オープン戦ではイマイチだった大隣,武田勝の両先発が不安を払拭する好投を展開し、6回までに入った得点は金子誠のソロアーチのみ。武田勝は2回以降ノーヒットの快投を続け、7回も簡単に二死を取ったと言うのに、梨田監督はここで何故か江尻にスイッチ。これが運の尽きとなった。オーティズが痛打した後、好調・小久保が同点二塁打。これで流れはソフトバンクに…。9回一死から3連続四死球で満塁のチャンスを貰った日本ハムだが、先制弾の金子誠が痛恨のゲッツーで延長に突入。11回に守護神・武田久から松田が被弾し、開幕2連敗となった。

◆L1−2M◆
昨日に続いて、1点を争う緊迫した展開となったが、投手戦と言うよりは拙攻合戦。2回に片岡のタイムリーで先制した西武は6回まで1併殺9残塁。一方、ロッテも1盗塁死,1走塁死とまずい攻めでチャンスを広げきれず、1点しか奪えずにいたが、7回、4回に同点タイムリーを放った大松が今度はライトスタンドへ均衡を破る今季初アーチを叩き込み、これが決勝点となった。先発の渡辺俊は7回2/3を1失点と粘りの投球。小林の離脱で抑えを任された出戻りの薮田は復帰初登板でセーブをあげた。開幕でのデビュー戦で4打数4三振は茂雄以来2人目と言う事で、茂雄クラスの活躍をするに違いないと言うロッテファンの根拠のない期待を背負った金はこの日もいきなり2打席連続三振。第3打席でサードライナーと、ようやく打球が前に飛び、デビュー以来の連続三振は6打席でストップしたが、結局、この日も4タコとさっぱりだった。茂雄も第2戦でも4タコに終わっており、ますます茂雄的活躍が期待出来る…などと言うのは、あまりにも妄信的期待だが、果たして、金のバットはいつ火を噴くのか!?

3/21カブレラ◆Bs5−4E◆
4番固定を明言されていたにも拘わらず、開幕戦早々、謎のフル欠場となったカブレラがようやく登場。関係者筋によると、DHでの起用打診に対して一塁を守りたいと駄々をこねた事による懲罰説が濃厚だそうだが、それで反省したのか、この日はDH起用を受け入れて、3回に会心の先制2ラン。ノムさんを調子づかせない為にも連敗は避けたい楽天は1点差で迎えた6回にノムさんと犬猿の仲であるリンデンの3ランで逆転に成功。しかし、「時計をくれてやったのに礼もしない」とノムさんからバッシングを受けていた先発・田中(本人曰く、礼はしたらしい)が8回途中で3点目を失い、KO。9回には抑えの福盛が後藤に被弾し、追い付かれた上、二死一、二塁のピンチを作って、あえなく降板。代わった小山もいきなりの四球で満塁とピンチを広げた挙げ句に暴投をかまして、悪夢のサヨナラ負け。岩隈,田中を立てながら、早くも開幕3連戦の負け越しが決定し、ノムさんのほくそ笑む姿が目に浮かぶ様だ。そういえば、守護神に指名されていた筈のモリーヨは何で使わなかったのかね? この日は9年ぶりに出戻ってきたハイツ田口も初出場し、二塁打含む3安打の猛打賞。これでしばらくはスタメン安泰…か?

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March 20, 2010 20:56

3/20小久保◆F3−5H◆
今季も絶対的エースとして5球団の前に立ちはだかるかと思われたダルビッシュをソフトバンク打線が見事に攻略。2回にエラー等で早々と2点を先制すると、3,5回には主砲・小久保が2打席連続タイムリー。9回には田上がダメ押し犠飛と、ヒットの出た4イニングに悉く得点をあげる効率のいい攻撃を展開。オープン戦最終登板で大量失点と不安を残した杉内は毎回の様に走者を出しながらも、6回3失点で踏ん張ると、7回からは摂津−ファルケンボーグ−馬原と繋ぐ必勝リレーが決まり、連覇を狙う日本ハムにいきなり土をつけた。なお、プロ入り早々、水島の呪いに苛まれた所為で2年も棒に振ったトンガが3年目にして7番レフトで初の開幕スタメン。2打数1安打(1四球)で、その1安打はプロ初となる2点タイムリーと、まずまずの結果を残した。

◆L2−1M◆
微妙〜なオリジナルキャラに開幕投手の座を奪われると言う水島の呪いをかけられた成瀬。それでも6回二死までノーヒットと意地の好投を見せていたが、7回に中島に同点弾,ブラウンに勝ち越し弾と2発のソロアーチで轟沈。僅か3安打完投と素晴らしい投球を見せながら、黒星スタートとなった。この好投・成瀬に投げ勝ったのは昨年の最多勝・涌井。8回を7安打4四死球と不本意な内容ではあったが、西岡のタイムリー二塁打による1点しか許さない粘りの投球で逆転劇を呼び込んだ。注目の両4番だが、案の定、水島ワールドでは存在を抹殺された韓国の至宝・金はいきなり4打席4三振の体たらく。1点を争う展開だっただけに、この不振は痛かった。一方、自打球で顔面骨折の中村は強行出場となったが、こちらも3タコと奮わず。

◆Bs1−0E◆
昨年の2位がフロックではなかったのか、ノムさんがいなくても上位をキープ出来るのか、真価が問われる今季の楽天。恨み骨髄のノムさんの5位予想に怒り心頭のブラウン新監督は「3本柱で開幕3連勝」と息巻いていたが、エース・岩隈が失点は大引のタイムリーのみと言う無四球完投の好投を展開したにも拘わらず、完封負けを食らって、広島時代から続いていた開幕戦不敗神話が崩壊。楽天打線を完璧に抑え込んだのは、昨年のチーム勝ち頭・金子。3番以降のスタメンはパーフェクトに封じ込め、二塁を踏ませたのも僅かに2度と言う素晴らしい投球で散発4安打無四球完封を飾った。

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March 16, 2010 22:39

 かつての恋女房・キーンのバットをへし折った吾郎は続くドノバンも空振り三振に斬って取り、大ピンチを切り抜ける。同点で迎えた9回、ホーネッツの先頭打者は寿也。吾郎の体調を考えても、長期戦は避けたいと集中力を高めた寿也はレフト線への二塁打を放ち、反撃の狼煙を上げる。マードックに続いて、寿也にも打たれたコーエンに、レイダースベンチは不安を覚えるが、吾郎の快投を目の当たりにした事で同じセーブ王としてのプライドを刺激されていたコーエンは続くバトラーを三振に仕留めて、意地を見せる。続いて8番・オブライエンが打席に入った所でネクストバッターズサークルを向かおうとする吾郎だったが、ワッツからオブライエンにタイムリーが出なければ代打を出すと通告されてしまう。ここでオブライエンの打球は詰まりながらも、内野と外野の間にポトリと落ちるヒット。一気に三塁を蹴った寿也だったが、惜しくもタッチアウトとなり、勝ち越しならず。オブライエンの一打がタイムリーとならなかった事で観念して、ベンチへ下がろうとする吾郎だったが、二死一塁とワンヒットでは勝ち越せない状況に変わってしまった事でワッツは代打投入を撤回し、吾郎をそのまま打席に送り込むのだった。

 このまま、吾郎に代打が送られる事になったら、ある意味、超展開だったのだが、返す寿也が返る寿也になると事態はうまく好転しない…と言う「ドカベン」的な既定路線により、寿也はあえなく憤死。寿也は第6戦でも本塁憤死してたし、ホント、こいつがチャンスメイクした所でロクな事にならないな。お約束の流れで代打を送られずに済んだ吾郎だが、裏のレイダースの攻撃が7番からな訳で、ここで勝ち越し打なんか打った日にゃ、Jr.と対決しないままで終わってしまうので、無得点は必至…。メインキャラしか活躍しない野球漫画って、こういう逆算がしやすいのが難点だよなぁ。

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March 12, 2010 21:50

3/12前田 今季、復活を期す求道者・前田。オープン戦3打席目にしてついに会心のアーチが飛び出した。阪神との一戦で6回一死一、三塁の場面で代打として登場すると、ドラ1ルーキー・二神のインハイの速球を鋭いスイングで捉え、ライトスタンドへ3ランをぶち込んだのだ! 「コメント出来る立場じゃない。頑張らないと一軍に残れない」と笑顔すら見せずに相変わらずの厳しい姿勢を崩さない求道者・前田だが、オープン戦とは言え、実に22ヶ月ぶりと言うファンにとっては長らく待ち望んだ一発だ。ブラウン暗黒政権下で長きに渡る幽閉生活を強いられているうちに、昨年はリハビリモードで丸一年棒に振ってしまったが、鈴木一朗もシャッポを脱ぐ天才のバットが今なお健在である事をまざまざと見せつけた。ブラウン暗黒政権下とは違い、野村新監督は求道者・前田が紛れもなく重要な戦力である事を公言しているが、それでも下馬評では代打の切り札的存在となる事が濃厚視されている。広い新球場で足に爆弾を抱える身としては、守備面で大いにハンデを抱えているのは承知の上だが、それでも天才の打棒が完全復活を遂げ、代打などでは勿体ないとスタメンを奪還する日が訪れる事を願ってやまない。やはり、求道者・前田の打席は1試合に4度は観たいではないか。ともあれ、完全復活への足がかりとなるであろう待望のアーチには喜ばずにはいられない。

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March 07, 2010 20:23

 予期せぬ…と言うより、薄々予感を覚えながら、現実となって欲しくなかった吾郎の登板に、周囲が愕然、呆然、驚愕する中、寿也は検査の結果も問題なかった事だし、このピンチを切り抜けるには吾郎しかいないと考えていたと飄々とした態度を見せる。てっきり、体調の事で気を使われるかと思っていた吾郎は寿也の意外な反応に拍子抜けするのだった。フルカウントで迎えたキーンと吾郎はこれが初対決。最近は丸くなったと思いきや、心根は昔と何も変わっていない吾郎にキーンは呆れながらも、吾郎がただ蛮勇に酔いしれるだけの男ではなく、こういう無茶をする時に発揮する絶大な集中力に警戒を強めていた。吾郎の第一投はキーンがファール。ホーネッツ時代、吾郎の球を幾度となく受けてきたキーンだが、打席で対峙した時であまりにも勢いの違う吾郎のボールに戦慄を覚える。100マイルを連発する吾郎に対し、キーンはファールで粘るのが精一杯。外野フライや、詰まった内野ゴロでも決勝点が入る場面で、恐らくストレートしか来ないであろう状況下、打点王のプライドを懸けて渾身のスイングを見せるキーンだったが、吾郎の剛球はキーンのバットを叩き折り、何と、その儘、寿也のミットに飛び込むのだった。

 眉村をも凌ぐキーンの鉄面皮がついに崩れる時が訪れた! バットを折ったボールがその儘、ミットに入るなんて、確かに衝撃的な事態ではあるのだが、まさかあのキーンがここまで驚愕の表情を見せるとは、こっちの方が遙かに衝撃的だった。期待していたキーンの移籍を巡る過去エピソードが開陳されなかったのは実に残念…。マードックに軽いバット使えよ…なんてエピソードやる暇があったら、キーンの移籍話をやってくれよ…。今回の様子を見る限り、別に吾郎と対決してみたかったから移籍したとか、そういう訳でもなさそうだしなぁ。それにしても、毎度、吾郎の両親を見ていると不憫になってくるね。散々、こういうシーンを見せられると、ドラマ的には吾郎が死んだ方が盛り上がる…みたいな気分になってしまうよ…。

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March 01, 2010 23:01

 Jr.にあっさり同点タイムリーを浴びたロレンツはなおも一、三塁のピンチで迎えたキーンに対しても、初球、あわやワイルドピッチのワンバウンド。ホーネッツベンチでは、投手コーチからワンポイント要員である左のケリガン投入を促されるワッツだが、ケリガンではロングリリーフをこなせず、延長になる可能性を考えると、ロレンツに踏ん張って貰うしかないと、この提案を突っぱねる。そこへブルペンからの電話が鳴る。電話は吾郎からだったが、吾郎が何を言わんとするか察知したワッツはこれを無視し、電話を切らせるのだった。ロレンツは続く2球目も大きく外れるボール球を投じるなど、状態の悪さは誰の目にも明らかで寿也もロレンツではこのピンチを凌ぎきれないと感じていた。すると、電話に出ないワッツに業を煮やした吾郎がベンチに現れ、登板を直訴する。吾郎がブルペンに向かうと言い出した時から、こういう事を言い出すのではないかと予感していたワッツは断固拒否の姿勢を見せるが、二人がモメているうちに、キーンがあわや3ランと言う大ファールを放ち、ベンチの危機感は増す一方。吾郎はシーズン中、どれだけ最後を締め括っても、最後の試合でチームのピンチに仕事が出来ない様ではクローザーとして何の価値もないだの、FA移籍を控えながら、腰痛を押して、優勝の為に強行登板した過去を持ち出すなど、長年、クローザーを務めていたワッツの心理を突きながら、投げられるのに指を銜えて見ていられないと必死に登板を要求する。最早、説得は無駄と観念したワッツはついに吾郎の登板をコールするのだった。

 誰もが予想していたであろう展開にようやく到達。ワッツも分かってるんだったら、最初っからベンチに入れるなっつーの。大体、「誰が責任を取ると思っている?」なんて言い方じゃ、責任を逃れたいだけみたいに聞こえてしまい、説得力がなさ過ぎる。吾郎は吾郎で「責任は自分で取る」とか言ってるけど、この場合の「責任」ってのは「吾郎が死んだ時の責任」なんだから、吾郎には責任なんか取りようもなく、結局、ワッツが取らされる事になるんだろうだから、実際はかなり無責任な発言だよな。結局、クローザー魂を揺さぶる心理攻撃にまんまとひっかかり、吾郎の術中にハマってしまうワッツが何とも滑稽だ。とりあえず、キーン vs 吾郎はそれなりに楽しみではあるのだが(キーン移籍時の過去話とかもやってくれそうな予感だし)、こうなってくると最早、話の焦点は試合の勝ち負けなどよりも、吾郎が死ぬか生き延びるか…と言う不健全な展開になりそうな気がしてならない。

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