April 2009

April 30, 2009 22:29

◆C4−7G◆
49年ぶりの3戦連続完封負けと言う屈辱に見舞われた巨人。若大将・原監督は貧打打開へ、松本,脇谷の1,2番を組む新オーダーを展開すると、これが奏功。初回、広島先発・前田健からいきなりこの二人が連打を浴びせると、続くガッツが先制6号3ランを放り込み、あっと言う間に28イニングぶりの得点をゲット。しかし、3回、先発・福田が赤松の犠飛,天谷の2号2ランで3点を失い、一気に同点。初回こそ速攻を見せたが、3回二死満塁,4回無死三塁のチャンスを逃し、嫌な空気が流れ始めていた巨人だが、5回、亀井のタイムリーで勝ち越しに成功。6回にはヒットの坂本が暴投で二進するが、福田がタッチプレーであるにも拘わらず二塁走者を殺してしまうヘッポコバントを敢行。これで流れは変わるかと思いきや、松本が死球を食らった後、脇谷のセカンドゴロを東出が大きく弾き(記録はヒット)、福田が労せずしてホームイン。更に、この時、赤松のヘッポコ悪送球で松本は一気に三塁へ進むと、ガッツがタイムリーと、広島の守乱に付け込み、この回3点を追加。広島は7回、石井タクロー,石原の連打で一、三塁のチャンスを作り、ここで代打・栗原投入で勝負をかけたが、ヘルニアで苦しむ栗原はあえなくセカンドフライと凡退。結局、この回、東出のショートゴロの間に1点を返すのが精一杯。巨人は山口−豊田と繋ぎ、最後は越智が締めて、プロ初セーブ。今季対広島初勝利を飾り、4連敗を阻止。寿司職人ラミレスが5タコに終わる中、脇谷が4安打でチャンスメイクすれば、ガッツも4安打で5打点と2,3番の活躍が光った。

◆D0−3S◆
初回二死満塁,3回一死二、三塁のチャンスを逃すなど吉見を攻めあぐねていたヤクルトは6回、ガイエルの5号ソロでついに均衡を破る先制点を獲得。一方、一向に名手・川相の現役復帰に踏み切らない為、打線が繋がらない中日はこの日も走者を出してはゲッツーで殺すと言うチグハグな攻撃を繰り返し、スコアボードにはゼロが並ぶばかり。8回にも二死一、三塁のチャンスを作り、ヤクルト先発・石川をKOするが、代わった林の前にブランコがセカンドゴロに倒れて、二者残塁とまたも川相不在の弊害を露呈。土壇場9回、二死一、二塁のピンチを迎え、またもやセーブのつかない場面で引っ張り出された岩瀬だが、いきなり青木への初球に頭部死球を食らわせて、危険球退場。よもや岩瀬の登板後、即出番が回ってくるなど予想もしていなかった4番手・高橋は代わりばな武内にタイムリーを浴び、致命的な2点を献上。その裏、林に抑え込まれて、完封負けを喫した中日は屈辱の3連戦3連敗。この3連戦で僅かに3得点と、その貧打ぶりは深刻な状況で、この絶望的な状況を抜け出す為にも一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれるばかりだ

4/30 金本◆T3−2YB◆
マストニー,ソニックの両先発の投げ合いで、0−0の儘、試合は中盤へ突入。迎えた5回、横浜は二死走者なしから石川がこの日3本目のヒットで出ると、続く梶谷がプロ初アーチを叩き込み、2点を先制。阪神は4回に続いて、7回も満塁のチャンスを掴みながら、あと一本が出ず、8回も先頭打者を出しながら、後続3人が凡退。9回も抑えの石井の前に簡単に二死を取られ、完封負け濃厚…と言う所で代打のゼブラ今岡が内野安打を放つと、流れは一変。続く平野のタイムリー三塁打,関本のタイムリー内野安打で一気に追い付くと、更に、鳥谷がヒットで続いた所でキュラソ星人がセンター前へタイムリーと、あと一人の場面からの怒濤の5連打で見事な逆転サヨナラ勝ちを飾った。

◆L5−8H
初回、小久保のタイムリーで先制したソフトバンクはなおも二死満塁とチャンスを広げるが、柴原が倒れて、1点止まり。すると、その裏、先発・大隣が片岡に痛打された後、連続四球で無死満塁のピンチを作った挙げ句、中村に満塁弾を浴びる炎上ぶりであっと言う間に3点のビハインド。しかし、ソフトバンクは3回、5本の単打を集中して、4点を奪い、一気に逆転に成功。2回以降、何とか立て直した大隣だったが、6回、G.G.佐藤に同点アーチを浴び、この回途中でKOとなり、またも今季初白星を逃してしまった。追い付かれたソフトバンクは直後の7回、一死満塁から田上のタイムリーで勝ち越すと、更に、二死後、本多が2点二塁打を放ち、ダメ押しの8点目。以降は、藤岡−攝津アッパー−馬原と繋いで、連敗を3でストップさせた。

◆E4−2F◆
楽天は初回、スウィーニーの制球難に付け込み、2四球で掴んだチャンスに中村紀が先制タイムリー。続く2回には一死から中村真,嶋,渡辺直の3連打で2点を加え、リードを3点と拡大。一方、日本ハムは楽天先発・長谷部の前に4回まで沈黙していたが、5回、金子誠のタイムリーでようやく1点を返すと、続く6回には小谷野のタイムリーで1点差と詰め寄った。更に、7回には一死満塁と一打逆転の場面を作ったが、高橋は浅いレフトフライに倒れ、二死。ここで1週間ぶりのスタメンとなったあの男に回ってしまったのが運の尽き。あの男はどん詰まりのピッチャーゴロに倒れる怒濤のチャンスブレイカーぶりを遺憾なく発揮し、三者残塁。これですっかり意気消沈となった日本ハムに対し、楽天はその裏、一死一、三塁とすると、鉄平のサードゴロの間に1点をあげ、4点目。これがダメ押し点となり、8回からは小山−有銘と繋いで逃げ切った。文句のつけようのない投球で4戦連続完投勝利を果たした田中が右肩の張りで登録抹消となり、先発陣が奮起しなければいけない状況で5回途中2失点と踏ん張った長谷部は今季初勝利をマークした。

◆M5−2Bs◆
2回、ロッテは二死一塁から今江のタイムリー二塁打で1点を先制。ここまで白星のない先発・清水は3回までノーヒットと上々の滑り出し。しかし、5回一死から日高,大引と連打を浴び、一、二塁のピンチ。ここで坂口をセカンドゴロゲッツーに打ち取り、ピンチ脱出…と思いきや、西岡が一塁へ悪送球をかまし、日高が同点のホームイン。これでガックリ来たか、清水は続く6回には下山に被弾し、勝ち越し点を献上。偽バファローズは7回まで散発2安打、3回以降はノーヒットと好投していた山本を下げ、8回から継投策に切り替えるが、これが裏目。2番手・香月が橋本将に痛打されると、一死二塁から3番手・清水が代打・バーナムJr.に同点タイムリー二塁打を浴び、試合は延長に突入した。迎えた11回、ロッテはフクーラ,西岡と連打を浴びせると、続く井口が4号3ランを叩き込み、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

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 現在、絶賛(?)上映中の「鴨川ホルモー」のコミック版最終巻がこの度、発売となった。2巻と3巻のスパンが妙に短かったのは、上映のタイミングに合わせたのだろうか。1巻発売当初、この作品は全く知らなくて、まぁ、いつものごとくと言うか、表紙の凡ちゃんにアテられてしまい、偶然に知った訳なのだが、原作者が「鹿男あをによし」の万城目学(これがデビュー作との事)と言う事で買ってみた。コミック版とは言え、そこかしこに漂う万城目臭に、これは紛れもなく万城目作品なのだなぁと感じられる内容。コミック版でこうなのだから、小説版はさぞや…と言う事で、近々、真の原作である小説版にも手を出そうと考えている所存である。とりあえず、(原作にせよ、ドラマにせよ)「鹿男あをによし」を気に入った人なら、恐らく期待を裏切らない作品ではなかろうか。古都をバックにささやかな非現実が現実に溶け込んでいる世界観と言うのは共通する点で、噂に聞いた話では最新作の「プリンセス・トヨトミ」もそんな感じらしく、こちらも内容が気になっている次第。 さて、このコミック版に引き合わせてくれた凡ちゃんなのだが、1巻では表紙になる理由が解せない程、存在感が希薄で、おっとりした雰囲気のルックスに反して非常に無愛想でつっけんどんな態度も予想していたキャラとは全然違う印象だったのだが、3巻になった途端、存在感もヒロイン度も急上昇。3巻は正に、凡ちゃんの為の巻であった。劇場版では、栗山千明が演じているのだが、コミック版から入ると、ルックスの印象があまりにも違い過ぎて、完全にミスキャストに見えてしまう。多分、原作版から入ると、そうでもないんだろう。少なくとも、コミック版の凡ちゃんより、栗山千明の方がずっと大木凡人っぽい…っつーか、原作表紙の凡ちゃんのイメージに結構近いと思う。眼鏡取った方が可愛いなどといらぬ事を主人公が言ってしまう辺り、リアルメガネっ娘にも市民権が得られている今のご時世に反した悪のマンネリズム設定で許し難い訳だが、栗山千明なら、それでも納得がいくわな。まぁ、栗山千明は眼鏡と言うより、あの髪型が美的要素を下げていると思うが…。ともあれ、コミック版凡ちゃんに対して、その設定はどう見ても説得力に欠けると思うぞ!

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 ずっと身につけていたレガースとプロテクターを外し、身軽になった一球はいきなりレフトスタンドへバットを向け、予告ホームランかと里中を挑発したかと思えば、一転してセーフティバントの構えを見せ、更に、今度はバットを短く持ってコンパクトなスイングでのヒット狙いと、1球も投げていない段階で里中を攪乱。しかし、結局、一球は初球からサード前にセーフティバントを仕掛け、俊足を飛ばして内野安打。一球の足を考えれば、送りバントさせるのは勿体なく、盗塁しかないと警戒する土井垣は1,2球目と立て続けにウエストするが、一向に一球は走ってこない。流石に、0−3にする訳にはいかずに3球目はストライクを要求するが、ここで一球はスタートを切ると、鉄平が痛打し、三塁線を突破。エンドランの形となって、一球は余裕で三塁を陥れると、更に、三塁も蹴って本塁へ突入。流石に、これは無謀と思われたが、余裕でアウトのタイミングながら、土井垣のタッチをジャンプでかわして、見事に先制のホームインを果たすのだった。

 一見、何をやってくるか予想もつかない様に見える一球のプレーだが、実際は類い希な運動能力でとりたてて上手い所に転がしている訳でもないバントで内野安打を稼いだ後、暴走を好走塁に変えているだけと言ういつものパターン。だから、追いタッチはやめろといつも言っているだろう! 何で水島ワールドの捕手はすぐに追いタッチをしたがるのか!? 明訓が弁慶に負けた時も、最終的な敗因は山田の追いタッチだし…。完全にアウトのタイミングでぴょんぴょん飛び跳ねるヤツが突っ込んで来たなら、ベースにミット置いて待ち構えてりゃいいんだよ、まったく…。それにしても、たったこれだけで捕手の差が早くも出た…などと言われてしまうと言うのは、土井垣も少々気の毒ではあるよな。ノムさんが繰り返し、野球は捕手だとぬかしているが、結局、楽天の捕手は一球な訳であり、藤井も嶋も井野も、ど素人捕手以下だと貶められていると思うと、どうにもうんざりである。

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April 29, 2009 22:02

◆C2−0G◆
悪夢のゼロ行進を継続中の巨人はこの日も偽ハンカチ王子・斉藤に対して、再三チャンスを作りながら、一向に得点を奪えない。味方の援護を待ちながら、踏ん張っていた東野だったが、5回二死一、二塁のピンチを背負うと、東出にタイムリーを浴び、ついに先制点を献上。7回には2番手のM・中村が赤松のタイムリーで今の巨人にとっては致命的と言える2点目を許してしまう。5回まで無失点投球の斉藤にあっさり代打を送ったブラウン監督は6回から4人の投手を1回ずつ繋いでいき、完封リレーを達成。巨人は実に49年ぶりとなる屈辱の3試合連続完封負け達川氏の情報によると、この試合がラストチャンスと言うアルフォンゾは3回に満塁のチャンスで凡退するなど、3タコ。達川氏の情報が正しければ、これでジ・エンドとなる可能性が高い事になる。流石に、打率.118では庇いようもない訳だが、別に左キラーな訳ではないアルフォンゾを左相手の時ばかり使うと言うのは、真に相性を突き詰めて考えているとは思えない安易な起用であった事は言っておきたい。実は右投手にばかり使っていたら、こんな結果にならなかった………かもしれないし、これは右投手の時にばかり使われる李にも言える事だろう。左に強い左打者,左に弱い右打者と言うのは現実的にたくさん存在すると言う事を若大将に限らず、各球団の監督には思い知って欲しい。若大将は岩瀬相手に亀井を代打で起用し、強攻させる様な思考を持っていると言うのに、アルフォンゾ,李に関しては何故、それが出来ないのか不思議である。ともあれ、アルフォンゾには再び這い上がってくる事を期待するばかり。プレイヤーとしてどうこう以前に、「素行の悪くない巨人直輸入助っ人」と言う要素から目をかけている訳だが、果たして、この方針が身を結ぶ事はあるのか。要は、巨人が「使える」直輸入助っ人を見つけてくるのは一体いつの事になるのか…と言う話な訳だが…。

◆D1−7S◆
0−0で迎えた3回、ヤクルトは浅尾の制球難に付け込み、2四球で一、二塁とすると、デントナが走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を先制。5回に小山のタイムリー二塁打で1点差とされるが、直後の6回、エラーに暴投など、中日の守乱に付け込み、2点を追加。更に、7,8,9回にも1点ずつ加え、大きく突き放した。先発の館山は無四球1失点完投で2勝目をマーク。中日はまたも拙攻拙守で大惨敗。例によって、名手・川相の現役復帰待望論は強まる一方だ。浅尾は6回4失点で3敗目。開幕戦の快投は今季の大ブレイクを予感させるものだったが、果たして、あれはサプライズ効果に助けられただけだったのだろうか…。

◆T4−7YB◆
2回に新井の一発で先制された横浜だが、直後の3回、二死から連打と四球で満塁とすると、村田が2点タイムリー二塁打を放ち、一気に逆転。更に、ジョンソンが歩いて満塁となった所で吉村が走者一掃のタイムリー三塁打を浴びせると、狩野の捕逸でもう1点加え、この回、大量6得点で阪神先発・安藤をKO。阪神はその裏ね関本のタイムリーで1点、5回には関本,キュラソ星人のタイムリーで2点を返し、2点差まで詰め寄ったが、8回、横浜は村田に待望の今季初アーチが飛び出して、ダメ押し。最後は石井が締めて逃げ切った。先発のウォーランドは5回4失点ながら、打線の援護に恵まれて、来日初勝利

◆L7−2H
ホールトンの前に1,2回と三者凡退に終わった西武だが、3回、先頭のボカチカが6号先制アーチ。5回にはまたもボカチカが2打席連続の7号ソロを叩き込み、2点目を追加。西武先発・石井一は5回までノーヒットの快投を展開。終盤、疲れが出たのか、6回に二死満塁のピンチ。ここは何とか切り抜けたが、7回に先頭のオーティズに二塁打を浴びた所で降板。代わった大沼が代打・柴原にタイムリーを許して、1点差となったが、その裏、西武は栗山の2号2ラン等で一挙5点を奪い、試合を決定付けた。6回0/3を2失点の石井一はようやく今季初白星

4/29 野村監督◆E2−1F◆
日本ハム先発・武田勝に対して、楽天は2回一死から山崎武が二塁打を浴びせると、続く草野のタイムリーで先制のホームイン。6回にはヒットを渡辺直を高須が送ると、二死後、青波の長瀬がタイムリーを放ち、2点目。更に、山崎武の二塁打,草野の四球で満塁とチャンスを広げたが、中島は三振に倒れて、三者残塁。楽天先発・田中は6回まで散発2安打無失点の好投。7回、先頭のスレッジに被弾し、17イニングぶりの失点を喫したものの、以降は反撃を許さず、開幕から4試合連続完投勝利。これでノムさんは史上5人目となる監督通算1500勝を達成した。それにしても、4戦連続完投で僅かに2失点と言う今季の田中の安定感の高さは凄過ぎる。まだ気が早いとは思うが、斎藤雅の11試合連続完投勝利を更新するのではないかと言う期待すら抱かせる完璧な内容が続いている。

◆M3−5Bs◆
好投虚しく2試合続けて田中と当たってしまう不運に見舞われ、まだ白星のない渡辺俊。この日の相手はピリッとしない投球が続いている金子とあって、何とか白星を掴みたい所だったが、2回にフェルナンデス,後藤,日高と3連打を浴び、早くも2点を献上。4回にも日高にタイムリーを浴びると、7回には大引,ラロッカと連続アーチをぶち込まれて、無念のKO。一方、金子は8回まで散発4安打無失点と今季最高の投球を展開。完封目前の9回にバーナムJr.に来日初アーチとなる3ランをぶち込まれ、完封も完投も逃したが、リリーフの援護を仰いで、2勝目を飾った。

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April 28, 2009 23:25

4/28 大竹◆C5−0G◆
依然として、WBC干され症候群から抜け出せない内海だが、この日は5回まで無失点の好投を展開。しかし、肝心の味方打線が大竹の前に4回までパーフェクトに抑え込まれ、5回に二死満塁と初めて掴んだチャンスも内海に打順が回ってしまい、結局、無得点。6回には一死二塁からガッツがレフト前に弾き返すが、レフトが前進守備を敷いていたにも拘わらず、二塁走者・鈴木が無謀にも本塁へ突入し、憤死。続く寿司職人ラミレスもヒットでチャンスを繋いだが、亀井はライトフライに倒れて、二者残塁。一向に得られない援護についに心が折れてしまった内海はその裏、無死一、三塁からシーボルに先制犠飛を許すと、そこから石原,小窪,梵と3連打を浴びるなど、悪夢の5失点で、失意のKO。大竹は7回以降も巨人打線を翻弄し、今季初勝利を完封で飾った。軽度のヘルニアである事が分かった栗原はこの日も欠場となった広島だが、大竹の力投と、ワンチャンスを生かし、これで今季対巨人4戦負けなしだ。巨人は9年ぶりの2戦連続完封負け。貯金独り占め状態は続いているが、その勢いは下降線を辿っている気配だ。

◆D2−4S◆
2回、相川のタイムリーで先制された中日はその裏、ベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに8号ソロを叩き込み、同点。しかし、5回、森野のエラー,井端の野選と守乱でピンチを作り、川相不在の弊害を露呈すると、宮本に犠飛を許して、勝ち越し点を献上。6回に井端のタイムリーで再び追い付いたものの、8回、ここまで踏ん張っていた先発・あちゃくらさんがデントナに5号2ランを被弾し、無念の降板。走者を出しては盗塁死,走塁死と8回まで悪い意味で残塁ゼロの中日は土壇場9回、ヤクルト守護神・林から一死満塁と絶好のチャンスを掴むも、ブランコは三振。今日、一発を放っているベンちゃんもセカンドゴロに終わり、結局、三者残塁と最後まで川相不在の弊害を露呈して、ゲームセット。攻守に渡って、川相不在の重さを痛感させる展開に、一刻も早い名手・川相の現役復帰を待望する声は強まる一方だ。ヤクルトは先発・川島亮が6回もたずに降板となったが、先発降格となってしまった木田画伯が3番手として1回を無失点に抑え、今季2勝目を手にした。

◆T8−4YB◆
阪神は3回、二死一、二塁から新井の走者一掃タイムリー二塁打で2点を先制。下柳の前に5回まで0点に抑え込まれていた横浜だったが、6回、ジョンソンのタイムリーで1点差と詰め寄ると、二死満塁からルーキー・細山田が走者一掃の3点二塁打を放ち、一気に逆転に成功。しかし、その裏、阪神は4連打を浴びせて、あっさり追い付くと、続く7回には一死満塁からまたも新井が2点二塁打を浴びせて、再び勝ち越し。更に、浅井のタイムリー,桜井の犠飛で2点を加えて、ダメ押し。8回からは4点差ありながら、ウィリアムス−藤川と繋ぐ必勝リレーを展開し、逃げ切った。キュラソ星人が内野安打1本とイマイチ、元気がなかったが、新井は4安打4打点の大活躍で万全のフォロー。打者一人抑えただけの3番手・江草が2勝目をゲット。5日ぶりの登板となった藤川はまたもセーブがつかず、これでもう12日間セーブがつかない状態だ。

◆L5−4H
貧打解消の為、緊急獲得した出戻り助っ人・オーティズが早速スタメン出場すると、2回の第1打席でいきなり先制2ラン。しかし、オーティズはその先制弾を自ら帳消しにしてしまうエラーをかましてしまい、この後、ローもエラーを犯すなどして、あっさり試合は振り出しに。追い付かれたソフトバンクは3回、一死一、三塁から岸のボークでタナボタの勝ち越し点をゲットすると、一死満塁となった所で長谷川がタイムリーを放ち、4点目。その裏、栗山の内野安打で1点差とした西武は6回、一死一、二塁からボカチカが同点タイムリー。更に、代打・清水のセカンドゴロを本多が後逸し、労せずして、勝ち越しに成功。7回からは土肥−大沼−小野寺と1回ずつ繋いで、1点のリードを守りきった。WBC使用球はからっきしだが、NPB使用球ならお手の物の岸は2年越しの10連勝となった。

◆E2−4F◆
日本ハム先発・八木は初回から2死球でピンチを作り、中村紀にタイムリーを浴びて、先制点を献上。一方、3年ぶりの先発となった川井は3回、ショートのエラー等でピンチを背負うと、小谷野にタイムリーを浴び、同点。更に、二死満塁とピンチを広げると、糸井に2点二塁打を浴びて、勝ち越し点を献上。その裏、山崎武の犠飛で1点差として貰った川井だが、5回、今度は中村紀のエラーで足を引っ張られた末、またも糸井にタイムリー二塁打を許して、自責点ゼロながら、無念の4失点KO。6回以降は菊地ー建山−武田久が万全のリレーを見せて、逃げ切り。ルーキー時代の12勝から、4勝→1勝と年々、勝ち星が減っており、この儘では今季は未勝利か…と囁かれていた八木は5回2失点で早くも1勝目をマークした。

◆M3−4Bs◆
初回、ラロッカのタイムリーで先制した偽バファローズだが、その裏、先発・近藤が連続四球の後、橋本将に走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、形勢逆転。3回にも橋本将にタイムリーを許し、3点目を献上。2点を追う偽バファローズは4回、北川の犠飛で1点差とすると、6回にはまたもラロッカに同点タイムリーが飛び出し、ロッテ先発・小林宏はこの回限りで降板とまたも白星ならず。試合はその儘、延長にもつれ込んだ。迎えた10回、偽バファローズは一死から大引がレフトスタンドへ今季初アーチをぶち込んで、ついに勝ち越し。9回からマウンドに上がっていた守護神・加藤はその裏も三者凡退に斬って取り、逃げ切った。

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April 27, 2009 21:42

 9回表を終えた所で東地区2位のアックスナイツが延長10回にサヨナラ勝ちを果たし、ワイルドカードによるディビジョンシリーズ進出を確定させたと言う情報が飛び込んできた。辛うじてワイルドカードへの可能性もあったコヨーテスとホーネッツだが、これでこの試合に勝つしかなくなってしまう。コヨーテスはこの回から今季48セーブをマークし、セーブ王を確定させている抑えの切り札・スプリンガーを投入。リリーフ失敗は僅かに2度と言う絶対的守護神がマウンドに上がり、2点もリードしているとあって、シルヴァはほぼ勝利を確信する。一方、ホーネッツベンチでは猛省モードに入っている吾郎に、さっきは言葉足らずだったと感じたキーンは、どの選手も皆、少なからず、故障を抱えながらやっているが、まだ若くて将来のある吾郎がここまで無理をしなくても、来季以降に優勝するチャンスは幾らでもあるだろうし、自分も強いホーネッツの一員でありたいと言う考えから、ここで潰れる様な真似はして欲しくなかったと言う真意を明かす。キーンの気持ちを汲み取りながらも、先々の心配より、今の事しか考えられない吾郎はこの試合でベストを尽くしたい意向を改めて示し、キーンのバットにこの試合の命運を託す。ホーネッツは先頭のロイが三遊間の深い所へゴロを放ち、シルヴァの好守に阻まれながらも、辛くも内野安打で出塁。続くネルソンはサードへのファールフライに倒れ、一死一塁でキーンが打席に向かうのだった。

「か、勘違いしないでよね! あんたの心配してるんじゃなくて
 長期的に強いチームを築きたいだけなんだから!」

 なにぃ〜、やはり、キーンはツンデレだった〜っ! 1週またぎでこんな展開になるとは、何と言う焦らしっぷり。しかし、台詞はデレでも、相変わらず、無表情なんでデレ度が足りないよなぁ。Jr.くらいの反応を見せてくれると可愛げもあるんだが…。さて、予想通りと言うか、キーンの2ランで追いつきそうな気配がプンプン。その後、マードックがサヨナラ打を放つ…事なく、延長に入って、血行障害発症…と言う流れが自然かねぇ。微妙〜に捻くれている満田氏だけに、果たして、どう裏切ってくるか。それにしても、8点差ついた時のあの絶望っぷりからするに、ワイルドカードの可能性がまだ残っていた事にとてつもなく違和感を覚えた。返す返すも8点差はやり過ぎたよなぁ…。

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April 26, 2009 22:12

◆G0−8D◆
守護神がリタイア,中継ぎ陣は登板過多で疲労困憊,先発陣も駒不足…と独走している割には、妙にアップアップな雰囲気の巨人。この日もローテの谷間だからと、早くもグライシンガーを中4日で起用するなど、完全にシーズン終盤のスクランブル状態。何故、4月からここまで無理する必要があるのかと、モチベーションが上がらないグライシンガーは初回から4連打を浴びるなど、3失点。3回にもベンちゃんの犠飛で4点目を許し、結局、5回であえなく降板となった。以降も無失点を続けてきた2番手・藤田が2点を失い、クルーンと入れ替わりで昇格のオビスポは川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにブランコに被弾。プロ入り初登板の古川も1点を奪われ、計8失点の大炎上。一方、川相の現役復帰待望論が叫ばれる中、頑なに実行に移そうとしない落合監督はとりあえず、川井を今季初登板初先発に起用し、お茶を濁す事に。所詮、カワイであって川相ではない川井ではチームの雰囲気を一変させる事は叶わず、毎回の様に走者を出しながらも、巨人の拙攻に助けられ、5回無失点でボロが出る前に降板。以降は、5人のリリーフを注ぎ込んで、巨人の反撃をかわし、完封リレーを達成した。

◆C2−1T◆
水島の呪いを辛くも切り抜けた篠田は4回までノーヒットの好投。5回に二死満塁のピンチを切り抜けたものの、6回、四球で歩かせた鳥谷に二盗を許し、二死二塁となった所で桜井にタイムリーを浴び、ついに先制点を献上。一方、阪神先発・ジェンは走者を背負いながらも、あと一本を許さず、6回まで無失点。7回からはリリーフ陣に託したものの、2番手・アッチソンが連続四球とボークで二、三塁のピンチを作った挙げ句、代打・喜田に2点タイムリーを浴びる背信投球でジェンの来日初登板初勝利は消滅。広島は8回からはシュルツ−永川と繋いで、逃げ切った。

◆S2−6YB◆
連敗ストッパーを託された由規だったが、初回二死走者なしから3連続四死球で満塁とすると、吉村に2点タイムリーを浴び、更に、連続四球で押し出しの3点目を失い、この回限りで降板となる体たらく。よもや2回から引っ張り出される事となるとは思わなかった2番手・松岡も準備不足の所為か、不振に喘ぐジョンソンに来日初アーチを叩き込まれるなど、3失点。以降、まともにチャンスすら作れなかった横浜だが、2回までの6点で完全に主導権を握り、立ち上がり3四球で作った満塁のピンチを辛くも凌いでから立ち直った先発・グリンは6回途中まで2失点で切り抜け、移籍初勝利。投打に精彩を欠いたヤクルトは5連敗となってしまった。

◆H0−4E
初回は三者凡退と上々の滑り出しを見せた杉内だったが、続く2回、一死から中村紀に痛打されると、続く山崎武に4号2ランを被弾。更に、鉄平,嶋と連打を浴びて、この回3失点。4回には長谷川のエラーで4点目を献上。昨日、左太腿裏の違和感で途中欠場した川崎はこの日も出られず、また1枚駒が欠けてしまったソフトバンクはラズナー−小山のリレーの前に5安打完封負け。杉内は今季初黒星を喫した。炎上→好投→炎上と来て、この日は順番的に好投となる筈のラズナーはそのローテーション通りの好投で6回を無失点に抑えたが、果たして、次は炎上のターンとなってしまうのか否か…。

4/26 ローズ◆Bs11−3F◆
日本ハム先発のルーキー・榊原に対して、3回まで攻めあぐねていた偽バファローズだったが、4回、ローズの史上12人目の450号となる8号ソロで先制点をあげると、更に、日高が2点二塁打を放ち、榊原はこの回限りでKO。勢いづく偽バファローズは続く5回、ローズの2打席連続となる9号3ラン等で4点を追加。6回に金子誠,高橋のタイムリー等で3点を返されるも、8回、ローズがこの日3本目となる10号2ランを叩き込む等、4点を奪い、ダメ押し。先発・岸田が7回を投げ、10三振3失点で開幕3連勝となった。

 

 


◆L5−11M◆
人事問題に続き、今度は本拠地移転騒動とグラウンド外でのゴシップが続いているロッテだが、そんな事はどうでもいいとばかりに打線が爆発。初回にバーナムJr.の犠飛,サブローのタイムリー二塁打で2点を先制すると、3回にはまたもバーナムJr.,サブローのコンビで2点を追加。5,6回にも1点ずつ加えると、8回にはベニー松山のタイムリー三塁打等で一挙5点を追加。前回は打線の見殺しに遭ったものの、この日は大量援護を得た大嶺は7回2失点で今季初勝利。西武先発・ワズディンは4回4失点KOでまたも白星を逃した。

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April 25, 2009 21:36

4/25 亀井◆G5−4D◆
中日先発・ウッチャンに対して、巨人は2回、先頭の寿司職人ラミレスがレフトスタンドへ3号ソロを叩き込み、1点を先制。一方、巨人先発・春風亭半ケツに対して、初回先頭の荒木がヒットを打って以来、13人連続凡退と全く活路を見出せずにいた中日は5回、今季初スタメンの小池が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに右中間スタンドへ今季初アーチを叩き込み、同点。追い付かれた巨人はその裏、ヒットの坂本が犠打と内野ゴロで三進すると、鈴木がタイムリーを浴びせて、勝ち越しに成功。中日は6回、先頭の荒木がヒットで出ながら、牽制に引っかかって憤死する大チョンボ。続く7回には一死からベンちゃんが歩いた直後に小池がゲッツーと怒濤の拙攻三昧を繰り広げていたが、8回、3番手・山口に対して、一死から小山,代打・デラロサ,荒木が3連打と、ようやく打線が繋がり、同点。なおも一、二塁のチャンスだったが、井端は最悪のショートゴロゲッツーに倒れて、勝ち越しならず。しかし、続く土壇場9回、一死から代わった豊田に対して、ブランコがバットを折りながらもレフト前へ運ぶと、ベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに通算200号となる7号2ランをぶち込んで、ついに勝ち越し。その裏、中日は満を持して守護神・岩瀬を投入。しかし、巨人は寿司職人ラミレス,松田記者と連打を浴びせると、代打・亀井がバックスクリーン右へ自身プロ初となる逆転サヨナラ3ランを叩き込み、劇的な幕切れとなった。一人も打ち取れなかった岩瀬は7連投と酷使のツケが溜まっていた印象。しかし、7連投中セーブのつく場面での登板は4度しかなく、必然性の低い場面で起用しまくったとあっては、落合監督の自業自得と言うものだ。攻撃陣も相変わらず、一発依存度が極めて高い詰めの甘い攻撃を繰り返すばかりとあって、一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれるばかりである。巨人はクルーンが中指の炎症で二軍降格となり、この日も山口,豊田が打たれるなど、登板過多により疲労の色が見えるリリーフ陣の負担が増しているだけに、先発陣の奮起が期待される所か。因みに、クルーンと入れ替わりで上がってきたオビスポの投球には密かに期待している。

◆C1−12T◆
今季は上々の滑り出しを見せていた長谷川だが、初回、先頭の平野を三振に斬って取りながら、振り逃げで生かしてしまった事からケチが付き、ノーヒットで二死一、三塁のピンチを迎えると、16打席ノーヒット中と不振の新井に右中間を破られ、2点を献上。更に、続く葛城イクローにも2ランを浴び、4失点。2回のピンチは凌いだものの、3回にも平野にタイムリーを浴び、この回限りであえなくKO。この後、青木高が3失点,ドーマンが4失点とリリーフ陣も崩壊し、完全にワンサイドゲームに。阪神先発・福原は大量援護をバックに7回まで散発3安打の好投。8回に上村にタイムリーを浴びて完封も完投も逃したものの、待望の今季初勝利。大量12点を奪い、3連勝で借金を完済した阪神だが、15残塁と詰めの甘さも見せており、課題を残した格好だ。一方、借金完済に失敗した広島は栗原がまたも欠場となり、打線は精彩を欠いたが、それ以前に投手陣があまりにも打たれ過ぎた。

◆S−YB◆
降雨中止。

◆H5−4E
難敵・岩隈が相手とあって、先制点は何としても阻止したいソフトバンクだったが、暴投王子・新垣が立ち上がりからピリッとせず、いきなり一死一、三塁のピンチを迎えると山崎武のセカンドゴロの間にあっさり先制点を献上。3回に伝家の宝刀・ワイルドピッチが炸裂して背負ったピンチは辛くも逃れたものの、4回、一死一、二塁から再び伝家の宝刀・ワイルドピッチが大炸裂し、二、三塁とされると、藤井のタイムリー,渡辺直のセカンドゴロで2失点。7回には草野にタイムリーを浴び、4点目を失って降板となり、この日も初白星ならず。4点差がついた事でノムさんはここまで無失点投球だったガラスのエース・岩隈を下げ、継投モードに切り替えるが、これが大失敗。2番手・有銘が早速、松中にタイムリーを浴びると、更に、二死満塁となった所で5番手・ミチルが田上に走者一掃の同点タイムリー三塁打を浴び、岩隈の白星を粉砕。9,10回と一打サヨナラのチャンスを逃したものの、11回、二死一、二塁から長谷川がタイムリーを放ち、サヨナラ勝ち。楽天は岩隈温存が裏目に出て、痛い黒星となった。

◆Bs−F◆
降雨中止。

◆L2−3M◆
西武先発・帆足が6回まで散発3安打,ロッテ先発・成瀬も6回まで散発2安打といずれも無失点投球を展開し、両軍ゼロ行進の儘、終盤へ突入。試合が動いたのは7回。ロッテは中島のエラーをきっかけに一死二塁のチャンスを掴むと、サブローのタイムリー二塁打でついに均衡を破る先制点。更に、二死一、二塁となった所で代打・新里がプロ初打点となる走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、この回3点。待望の援護を貰った成瀬はそれでホッとした訳でもなかろうが、その裏、平尾,佐藤と連打を浴びると、銀仁朗に犠打を許した所で無念の降板。2番手・伊藤はボカチカを三振に仕留め、二死まで持ち込んだものの、続く片岡に2点タイムリーを浴び、1点差。更に、連続四球で満塁とピンチを広げたが、3番手・シコースキーが中村を打ち取り、辛くもピンチ脱出。シコースキーは8回もゲッツーでピンチを切り抜けると、最後は守護神・荻野が締めて、何とか逃げ切った。成瀬は6回1/3を2失点でようやく今季初白星を手にした。

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April 24, 2009 22:34

◆G2−3D◆
ナゴヤドームで7年ぶりの3タテを食らった借りを返したい中日だが、ゴーグルで照明を反射させて打者の目を眩ませる姑息で卑劣な投手に貶められると言う水島の呪いに苛まれ続けている先発・山井が寿司職人ラミレスにタイムリー内野安打を浴び、初回から先制点を献上。山井は7回までその内野安打1本に抑える快投を展開するが、味方打線は相変わらず、川相不在が故のタイムリー欠乏症により、スコアボードにゼロを重ねるばかり。しかし、8回、あまりの拙攻三昧に最早、川相不在では一発に賭けるしかないと言う思いを強くした代打・立浪が今季初アーチを叩き込み、ついに同点。更に、この後、一、三塁とチャンスを広げたがベンちゃんがピッチャーゴロに倒れて、二者残塁とまたも川相不在の弊害を露呈。試合はその儘、延長にもつれ込んだ。迎えた10回、巨人5番手・越智に対して、中日は一死からアライバコンビが連打を浴びせると、ここで森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、走者一掃のタイムリー三塁打となり、2点を勝ち越し。その裏、満を持して登板の守護神・岩瀬が先頭の阿部に被弾し、1点差。更に、坂本,代打・鶴岡とヒットを浴び、二死一、三塁の大ピンチを迎えたが、最後はガッツを三振に斬って取り、辛くも1点差を守った。巨人の連勝は6でストップ。

◆C0−4T◆
初回から制球が定まらない広島先発・前田健は2四球を与えるなど、いきなり一死満塁のピンチを作ると、新井の犠飛,桜井のタイムリーで2点を献上。続く2回にも関本にタイムリーを許して、点差は3点と拡大。一方、阪神先発・能見に対して、広島打線は塁上を賑わせながらも、あと一方が出ない拙攻続き。一向に得点が奪えない味方打線に焦りを隠せない前田健は5回、キュラソ星人にタイムリーを浴び、致命的な4点目を献上し、今季最短KO。7回まで毎回安打を浴びながらも粘りに粘った能見は8,9回は3人ずつで片付けて、2年ぶりの完封勝利を果たした。広島は主砲・栗原が腰の張りを訴え欠場となったのが大きく響いた格好だ。

◆S0−3YB◆
横浜は初回、二死走者なしから内川がレフトスタンドへ2号先制ソロアーチ。ヤクルト先発・一場さまは2回以降、横浜打線に付け入る隙を与えない好投を見せるが、それを上回るハマのチンピラの快投の前に初回の1点がヤクルトにとって重くのしかかるばかり。0−1の儘、迎えた土壇場9回、横浜は一死満塁から代打・大西が貴重な2点タイムリー。8回まで散発3安打に抑えていたハマのチンピラは9回も連続三振であっと言う間に二死を取り、今季初完封目前と言う所で連続四球を与えて、無念のKO。しかし、代わった石井がガイエルを打ち取り、完封リレーを達成。復帰後、快音が聞かれずにいた村田に第1打席でようやく今季初安打が飛び出したのも明るい材料だ。一方、敗れたヤクルトはこれで4連敗となり、貯金がなくなった。

◆H2−3E
楽天先発・永井に対して、ソフトバンクは初回、ヒットで出た川崎が二盗を決めると、小久保のタイムリーで先制のホームイン。4回には先頭の松中が6号ソロを放り込み、2点目を追加。ソフトバンク先発・和田の前に6回まで僅か1安打と沈黙していた楽天は7回、二死走者なしから山崎武が3号ソロを叩き込み、1点差。続く8回には一死二塁から代打・高須が同点タイムリーを浴びせて、和田をKO。更に、代わった水田から代打・草野がタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。その裏から有銘−グウィンがパーフェクトリリーフでソフトバンクの反撃を断ちきり、逃げ切った。永井は7回2失点で2勝目をマークした

4/24 ダルビッシュ◆Bs0−11F◆
WBCで干されていた後遺症に苛まれ、連続炎上で二軍に落ちていた小松が再昇格。しかし、よりにもよって、その復帰初戦でダルビッシュに当てられる試練に遭わされ、プレッシャーがかかってしまったか、初回から稲葉に先制タイムリーを許すと、2回には糸井に1号2ランを被弾。3,4回と三者凡退に抑え、立ち直ったかと思われたのも束の間、5回に自らのエラーでピンチを作った挙げ句、スレッジに満塁弾を浴びる始末。これだけ打たれても代えて貰えない晒し者状態の小松は7回にも小谷野に4号3ランを叩き込まれるなど、4点を失い、計11失点で悪夢のKO。一方、ダルビッシュは立ち上がりこそ制球に苦しんだが、中盤4〜7回の4イニングの間に6連続を含む10個と怒濤の三振ショーを展開。終盤は打たせて取る投球で今季初完封を達成した。

◆L3−1M◆
0−0で迎えた4回、西武は一死一、二塁からG.G.佐藤がライト前に弾き返して、1点先手。直後に5回、ロッテはすかさず里崎の2号ソロで追い付くが、西武は6回、中村の7号ソロで再び勝ち越しに成功。更に、8回にはボカチカがレフトスタンドへ5号ソロを叩き込み、ダメ押し。西武先発・涌井は12三振を奪う力投を見せ、1失点完投で3勝目。史上初となる毎回での全員三振も達成した。西武以前に水島の呪いと戦っている唐川は打線の援護なく2敗目を喫した。

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April 23, 2009 23:25

4/23 阿部◆S1−2G◆
巨人先発・東野はピンチを作っては悉く三振に斬って取って切り抜ける力の投球で4回までに早くも8奪三振。一方、ヤクルト先発・石川は丁寧に打たせて取る投球で3回まで巨人打線を1安打と翻弄。4回も簡単に二死を取ったが、ここから寿司職人ラミレスにレフト前へ弾き返されると、続く松田記者に右中間へタイムリー二塁打を浴び、ついに先制点を献上。巨人は8回、東野を下げ、豊田にスイッチするが、これが裏目。豊田は先頭の武内に痛打されると、一死二塁となった所で代わった3番手・山口も青木にタイムリー二塁打を許して、試合は振り出しに。1−1で迎えた9回、巨人はガッツの四球,松田記者のヒットで二死一、二塁のチャンス。ここでこの日、控えに回っていた代打・阿部がライト前へタイムリーを放ち、サヨナラ勝ちで6連勝。4番手の越智に2勝目が転がり込んだ。投げては7回無失点,打ってはライトゴロと目立っていた東野だが、結局、白星を粉砕されてしまったのは気の毒な限り。とは言え、流石に7回で120球では引っ込められてもやむなしか。

◆D1−4T◆
後依然として川相不在の弊害を露呈し続ける中日は制球に苦しむ安藤に対して、2回の満塁のチャンスを潰すと、3回も2四球で貰った一、二塁のチャンスにベンちゃんがキャッチャーファールフライに倒れる体たらく。しかし、5回、平野のエラー等で貰ったチャンスに森野がタイムリー二塁打を放ち、ようやく1点を先制。不甲斐ない味方打線の最小援護しか貰えないながら、辛抱強く投げていた吉見だったが、8回、先頭の代打・悠久の若虎・桧山に今季初アーチを2浴び、試合を振り出しに戻され、その儘、延長に突入した。この所、リードしていない場面でもやたらに岩瀬を使いまくっている落合監督はこの日も9回に早々と岩瀬を使ってしまい、切り札を失った状態での延長戦を強いられた中日は小刻みに繋ぐ継投で必死に阪神の攻撃をかわしていたものの、12回、二死二、三塁のピンチを迎えると、7番手・パヤノが鳥谷に3号3ランを叩き込まれ、致命的な3点を献上。11回から登板していた藤川は最後まで投げきり、今季初勝利をマークした。中日はサヨナラのチャンスを悉く潰すなど、14残塁で僅か1点に抑え込まれる相変わらずのタイムリー欠乏症で好投の吉見を見殺し。この絶望感しか漂わない無様な攻撃を繰り返さない為にも、一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれる所である

◆YB0−2C◆
広島先発の偽ハンカチ王子・斉藤は4回まで僅かに1安打の快投を展開。何とか斉藤を援護したい広島打線はウォーランドの前に毎回走者を出しながら、残塁を量産するばかりだったが、5回、天谷のタイムリー二塁打でついに均衡を破る先制点をゲット。7回には四球の赤松を一塁に置いて、腰に張りを訴え、5回からベンチに下がった栗原に代わって4番に入っていた梵がタイムリー三塁打を放ち、2点目を追加。8回からは横山−永川と繋いで完封リレーを達成。斉藤は7回を1安打無失点に抑え、今季初勝利。ガッツな貴公子・仁志の引退騒動など、またチームの空気が悪くなりつつある横浜は散発2安打で二塁も踏めない有様。昨日から復帰した村田はこの日も3タコと不発に終わった。勝った広島だが、気がかりなのは栗原の腰の状態だ。

◆F7−6H
ここまで2戦連続5回もたずにKOを食らい、背水の陣で臨んだ大隣だったが、小久保のエラーに足を引っ張られ、劇団ひちょりのタイムリー二塁打で先制点を献上。4回に松中の5号2ランで逆転して貰ったのも束の間、その裏、姫ちゃんに3号3ランを被弾し、再び逆転を許す始末。しかし、ソフトバンクは5回、森本のタイムリーで1点差と詰め寄ると、二死満塁から小久保が汚名返上の2点タイムリー二塁打を放ち、再々逆転。更に、6回には田上が2号ソロを放って、6点目をゲット。今度こそ初白星なるかと期待が懸かった大隣だが、7回、先頭の劇団ひちょりを歩かせた所で降板。しかも、代わった森福,久米が2四球で満塁とピンチを広げた挙げ句、代打・ミスタースナイパー・坪井に同点2点タイムリーを許し、大隣の白星はまたもお預け。6−6の儘、迎えた9回裏、日本ハムは4番手・攝津アッパーに対して、一死走者なしからスレッジがライトスタンドへ4号ソロをぶち込んで、サヨナラ勝ち。ソフトバンクの連勝は4でストップした。

◆E2−5M◆
初回の満塁のチャンスを逃したロッテだが、続く2回、竹原のタイムリーで先取点を獲得。その裏、山崎武の2号2ランであっさり引っ繰り返されるが、直後の3回、今江が同点タイムリー。2−2で迎えた6回には井口の2点タイムリーで勝ち越し、楽天先発・長谷部をKOすると、更に、里崎にもタイムリー二塁打が飛び出し、5点目を追加。7回以降は楽天打線をノーヒットに退け、連敗を3でストップさせた。一見、快勝に見えるロッテたが、16安打放ちながら、たったの5点。残塁の数は実に16個と言うとてつもない大拙攻。ノムさんも幾ら得点に結びつかないからと、あれだけ打ち込まれていた長谷部を6回まで投げさせたのは流石に、引っ張り過ぎだった。

◆Bs2−1L◆
西武先発・オツは初回、一死二塁から3連続四球を許し、痛恨の押し出しで先制点を献上。なおも満塁のチャンスを逃した偽バファローズは続く2回にも二死二、三塁のチャンスを潰し、オツを立ち直らせてしまう。粘りの投球を続けるオツに報いたい西武打線は4回にトリプルプレーを食らうなど、まずい攻めで6回までゼロ行進を続けていたが、7回一死からG.G.佐藤に2号ソロが飛び出して、ついに同点。スミ1から抜け出せない偽バファローズは土壇場9回、同点ながらも守護神・加藤を投入。加藤は三者凡退に斬って取る好投でムードを高めると、その裏、西武3番手・大沼に対して、先頭の日高がライトスタンドへ3号ソロを放り込み、劇的なサヨナラ勝ち。何とか勝ちを拾った偽バファローズだが、カブレラが三塁走者として後藤のファールを右足小指に食らってしまい、骨折で全治2ヶ月の重傷に見舞われたのは痛かった。

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April 22, 2009 22:41

 広島とのオープン戦で右打席で臨んだ山田だったが、篠田の前にどん詰まりのセカンドフライに倒れるなど、そう簡単には結果を残せなかった。一方、里中は5回を無失点と万全の仕上がりを見せており、日程を逆算して、開幕投手となる事は間違いないと、一球は警戒を強めるのだった。かくして、迎えた開幕戦、東京のオーダーは4番キャッチャーで土井垣が入り、山田はDHどころかスタメンにすら名を連ねず、開幕ベンチが決定。4番で監督兼捕手と言う土井垣の姿にかつての自分を重ねて、懐かしい思いにふけるノムさんだが、山田はベンチにいる方が不気味だと嫌がる。しかし、代打としてすら使い物にならないと読み切り、右の山田を軽視する一球は先頭打者として打席に登場。始球式でのオーバーアクションに里中は嫌な予感を覚えるのだった。

 山田が出られないからって、DHにチョロってのは、頭がどうかしてるだろ。フォアマンはどうしちまったんだよ! もう最近、すっかりフォアマンの存在が忘れられているよな。いや、自分のキャラとは言え、鎖国体制において外国人を描き続ける事に嫌気がさしていて、故意に抹殺しているのかもしれないが…。山田は思いの外、付け焼き刃の右が通用しない様で、そりゃ当然だ…って話で安堵するしかないのだが、そう言えば、吉松医師の考えていたとっておきの治療法はどうなってしまったのかね? 結局、開幕まで手をこまねいて見ていただけではないか…。果たして、今回のエピソードは山田の故障話になるのか、土井垣の捕手話に転ぶのか、はたまた、一球が楽天捕手陣をシメ倒す話になるのか、田中がシメられまくる話になるのか…。とりあえず、篠田は篠田である必要がないくらいどうでもいい扱いで、特に、シメられる事もなく、選手生命の危機に至る程の呪いは受けなさそうだったのは救いである。

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◆S2−3G◆
未だにWBCで干されていた影響を払拭出来ずにいる内海は初回こそ3人で抑えたものの、続く2回にデントナに4号ソロを被弾し、先制点を献上。3回以降は踏ん張っていたものの、6回、阿部のエラーに足を引っ張られた末、川島慶に犠飛を許して、2点目を失った。ヤクルト先発・館山の前に5回までゼロ行進を続けていた巨人は6回、一死一、二塁から亀井のタイムリーでようやく1点。更に、李もヒットで続いて満塁としたが、阿部は浅いレフトフライ。好調・坂本もセカンドゴロに倒れて、三者残塁。7回には二死から脇谷が三塁打を放ち、館山をKOしたものの、2番手・パレットの前にガッツがショートゴロに打ち取られ、同点ならず。突き放したいヤクルトだが、7回に続いて、8回にもこの日4個目のゲッツーを食らって、チャンスを生かせない。すると、その裏、巨人は二死一、三塁から坂本が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、一気に逆転。9回は満を持して登板の守護神・クルーンが無難に抑えて、逃げ切り。巨人は早くも今季2度目の5連勝となった。内海は悪い内容ではなかったものの、またも初白星ならず。3番手の山口に今季初白星が転がり込んだ。

◆D6−2T◆
中日は初回、ベンちゃんのタイムリーで先制。ヘッポコ助っ人ぶりを露呈したメンチが二軍落ちとなり、和製オーダーで臨む阪神は3回、二死三塁から関本が同点タイムリー。その裏、満塁のチャンスを逃すなど、4回まで早くも7個の残塁を量産していた中日だが、その裏、一死一、三塁から野本のゲッツー崩れの間に勝ち越し。更に、藤井,小山と連打を浴びせて、この回3点。6回に1点を返されるも、その裏、ベンちゃん,野本の連続タイムリーで2点を追加。阪神は9回、二死一、二塁のチャンスを作り、岩瀬を引っ張り出したものの、引っ張り出してしまったが故に反撃を断たれて、3連敗。何だかんだで黒星を免れてきた先発・久保はついに移籍初黒星を喫してしまった。

◆YB4−5C◆
WBCで肉離れを起こした村田が驚異の回復力で早くも戦線復帰となった横浜だが、先発・はーちゅんが立ち上がりに捕まり、栗原のタイムリー等で2点を献上。3回にトリプルエラーに乗じて1点を返したものの、直後の4回、シーボルにタイムリー二塁打を浴びて、再び点差は拡大。2点を追う横浜は5回、内川のタイムリーに天谷のエラーが重なるタナボタでついに同点。7回に1点ずつ取り合って迎えた土壇場9回、横浜は同点の場面ながら、守護神・石井を早くも投入。簡単に二死を取った石井だが、ここで赤松に2号ソロを被弾し、痛恨の勝ち越し点を献上。その裏、広島は守護神・永川が先頭打者を出しながらも、後続を断ち、1点のリードを守りきった。広島の連敗は4でストップ。復帰初戦の村田はまだ本調子とはいかないのか、外野にすら打球を飛ばせず、4タコに終わった。

◆F2−3H
ソフトバンク先発・ホールトンに対して、日本ハムは2回、一死一塁から姫ちゃんの2号2ランで2点を先制。直後の3回、ソフトバンクは四球の森本を本多が送った所で川崎がタイムリーを放ち、1点差。中盤は両軍共に攻めあぐね、2−1の儘、試合は終盤へ突入、迎えた8回、この回から代わった3番手・建山に対して、ソフトバンクは一死から松中が内野安打で出ると、続く小久保がレフトスタンドへ3号2ランを叩き込み、逆転に成功。日本ハムはその裏、一死二塁から稲葉がライト前へ弾き返すが本塁を狙った二塁走者・田中が憤死。続くスレッジが歩いて、一、二塁と望みを繋いだが、小谷野はショートゴロに倒れて、二者残塁。最後は馬原の前に反撃の芽を摘み取られ、あと一歩及ばず。主砲の一発で逆転を収めたソフトバンクは4連勝でようやく借金を完済した

4/22 田中◆E2−1M◆
8日前と同じ顔合わせとなった田中,渡辺俊の両先発が互いに譲らぬ息詰まる投手戦を展開。田中が7回を散発2安打に封じ込めれば、渡辺俊も負けじと6回まで4安打無失点の好投を展開していたが、7回、二死一塁から内村に二塁打を浴び、二、三塁のピンチ。ここで嶋にライト前へタイムリーを許し、ついに2点を献上。待望の援護を貰った田中は8,9回も反撃の余地を許さず、3試合連続完投勝利をマーク。ここまで27イニングで僅かに1失点と言う驚異的な安定感はダルビッシュや岩隈も顔負けだ。そんな田中に2度続けて当たってしまい、打線の援護を全く得られない儘、好投虚しく連敗を喫した渡辺俊は気の毒と言うしかないだろう。


◆Bs6−3L◆
西武先発・石井一が立ち上がりから大乱調。いきなり先頭の濱中を歩かせると、下山,カブレラと連続タイムリーを浴びて2失点。更に、ローズを歩かせると、一死後、ラロッカに5号3ランを叩き込まれ、この回限りであえなくKO。大量5点を追う西武は3回、細川のタイムリー等で2点を返し、3点差とするが、4回以降はチャンスらしいチャンスも掴めず、点差が縮まらない。5−2の儘、迎えた8回、偽バファローズは平野の暴投でタナボタのダメ押し点をゲット。最後はセーブのつかない場面ながら登板した加藤が大引のタイムリーエラーで1点を返されるが、そこから三者三振の力投を見せて、西武の息の根を止めた。西武は2番手・平野が2回から最後まで投げきると言うほぼ完投紛いのロングリリーフを1失点で凌ぐ好投を見せており、最初から平野を先発にしていればと悔やまずにはいられない

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April 21, 2009 22:13

4/21 グライシンガー◆S0−4G◆
元巨人の木田画伯に元ヤクルトのグライシンガーと、互いに古巣を相手にする対決となったこの試合は初回で早くも明暗が分かれた。グライシンガーが簡単に三者凡退に斬って取ったのに対し、木田画伯は二死二塁から寿司職人ラミレス,亀井,李と3連続タイムリーを浴びると、続く2回にも鈴木にタイムリーを許し、早くも4失点。以降、ヤクルトは立ち直った木田画伯やリリーフ陣が踏ん張り、巨人に追加点を許さないものの、肝心の打線はグライシンガーの前に7回まで僅かに1安打と二塁も踏めない有様。8回に2本のヒットで二死一、二塁と初のチャンスを作り、代打の切り札・畠山を投入したものの、三振に倒れて、二者残塁。このピンチを逃れたグライシンガーは9回も無失点で切り抜け、今季チーム初完投初完封で3勝目をマーク。対ヤクルトは2年越しの7連勝だ。リリーフ陣はしっかりしているヤクルトだが、決して好調な訳でもない40歳の木田画伯を先発で使わざるを得ない台所事情はやはり苦しいと言わざるを得ないだろう。打線も両助っ人が音無しだとどうにも乗って来ない。昨年4番を任せた畠山にはもう少し出番を与えてやって欲しいのだが、スタメンで使うとなると、不振気味の田中浩を外して、宮本をセカンドに回すしか手がないか…。

◆D2−1T◆
阪神は初回、ヒットで出たシャア少佐がすかさず二盗を決めると、平野のライトフライで三進,鳥谷のショートゴロで生還と、自慢の足を生かして、先制。中日はその裏、早速ゲッツーでチャンスを潰すと、2回も二死一、二塁のチャンスを潰す相変わらずの拙攻三昧。しかし、3回も無死一、三塁から森野のファーストライナーでゲッツーを食らい、チャンスは潰えたかと思われたが、ブランコが歩いた後、ブランコが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、走者一掃のタイムリー二塁打となり、逆転に成功。4回以降、投手陣の好投の前に両軍共に1安打ずつしか出ず、ゼロ行進。最後は岩瀬が締めて、中日が1点のリードを守りきった。味方の拙攻ぶりにもめげずに8回を1失点で切り抜けたあちゃくらさんは2勝目をマークした。

◆YB−C◆
降雨中止。

◆F5−10H
あの男が故障欠場した途端、チームに勢いが出始め、西武を3タテした日本ハム。この日もあの男が欠場の日本ハムは初回に先制されながらも、その裏、スレッジのタイムリーであっさり追い付くと、続く2回には糸井のタイムリー二塁打で勝ち越し。しかし、先発のスーパーさぶ・多田野が一向にピリッとせず、3回に松中に逆転2ランを被弾。続く4回にも松中に2打席連続4号2ランを浴びるなど、4点を失い、この回限りでKOとなった。5点を追う日本ハムはその裏、またも糸井が2点タイムリー二塁打を浴びせると、5回には好調・金子誠がタイムリーを放ち、2点差まで詰め寄ったが、反撃もここまで。6回以降はソフトバンクの継投の前にすっかり当たりが止まってしまう。一方、ソフトバンクは9回に田上に今季初アーチとなるダメ押し3ランが飛び出し、試合を決定付けた。日本ハムは13安打を浴びせながら、12残塁の拙攻と多田野の乱調が響き、連勝は5でストップ。

◆E−M◆
降雨中止。

◆Bs1−7L◆
初回、西武は一死一、二塁から中村が先制タイムリーを浴びせると、二死後、礒?がタイムリー,G.G.佐藤が2点二塁打を放ち、一挙4点を獲得。4回にラロッカの4号ソロで1点を返されるも、6回、一死満塁からまたもG.G.佐藤が2点タイムリーを放ち、6点目。7回には不振の栗山に今季初アーチが飛び出して、ダメ押し。WBC使用球はからっきしだが、NPB使用球ならお手の物な岸は8回までラロッカの一発による1点のみに抑える好投を展開。6点差で9回のマウンドにも上がった事でてっきり完投するのかと思いきや、何故か、一死走者なしで降板。完投は逃したものの、岡本慎のリリーフを仰いで開幕3連勝を飾った。偽バファローズ先発・金子は7回途中までに13三振を奪ったものの、7点も取られていては、何の意味もないだろう。

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April 20, 2009 22:30

 血行障害に苛まれていると言う言質を取ったキーンはぶち切れて、吾郎に降板を強要。同じく故障を押して投げていたワッツを擁護していたキーンなのに、自分だけ責められる事に納得がいかない吾郎だったが、チームドクターに見せて、容認出来るギリギリの所で投げていたワッツに比べ、いつ起きるか分からない血行障害を隠して、チームにリスクを負わせる吾郎は遙かに悪質だと言いきられてしまう。投手の台所事情も苦しい状況で、ボールがいく以上はマウンドに上がろうとする事の何が悪いのかと食い下がる吾郎に、キーンは次の回に一人でも走者を出したら看過出来ないと最低限の妥協ラインを設ける。8回のホーネッツの攻撃はチャンスを作りながらも、シルヴァの好守に阻まれて、結局、無得点に終わり、2点ビハインドの儘、土壇場9回へ突入。かくして2イニング目のマウンドとなった吾郎はベンチ裏でこそキーンに食い下がったが、マウンドに上がった時には明らかにキーンの言い分が正しい事を自覚していた。チームのリスクを考えず、自分が活躍する事しか頭になかったと言う自戒の念に駆られながらも、見事に100マイルの速球を取り戻し、コヨーテス打線を三者凡退に仕留めるのだった。

 キーンの対応は吾郎を心配してとかそういうツンデレな代物ではなく、単純に吾郎の考え方とは相容れないだけの話だった。な〜んだ、がっかり…。いや、元々キーンはそういうキャラだった筈なんだが、最近、ややデレ気味だったもんだから、ちょっと期待してしまったよ。でも何だかんだで、吾郎もチームドクターではないとは言え、ドクターに診て貰った上での許容範囲ギリギリのプレイをしている訳だし、ワッツは代理人経由で知ったマードックがバラすまで故障を隠していた訳だから、吾郎が遥かに悪質とまで言われてしまうのは何だか可哀想だよなぁ。結局、次の回の続投を許してしまう辺りは、キーンのツンぶりもまだまだだが、一人でも出したら強制降板ってのは結構、理不尽だよな。血行障害が発症しなくても、変なポテンヒットやイレギュラーヒットでも引っかかっちまう訳だし…。そんなキーンに対しての(マウンドに上がってからの)吾郎の反応は結構、意外だった。発症しないと言う天運に賭け、強引に押し切るのかと思いきや、よもやの猛省パワーで条件をクリアするとは…。ドラマ的には、この試合での発症は避けられないと思う訳で、9回裏にキーンが一発かまして、延長突入とかになりそうだが、発症してもシルヴァは凡退しそうな気がしてならないよ…。

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April 19, 2009 21:40

◆D5−6G◆
連日、拙攻三昧で川相不在の弊害を露呈している中日だが、この日は守乱で川相不在の弊害を露呈。初回から藤井が悪送球,山井が暴投,ブランコがダブルエラーと怒濤の拙守三昧で悪夢の4失点。しかし、ピリッとしない巨人先発・春風亭半ケツに対し、2回、エラー絡みで1点を返すと、3回には川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにブランコ,ベンちゃんが連続アーチを叩き込み、一気に同点。春風亭半ケツはこの回限りであえなくKOとなった。続く4回には二死二塁から荒木がタイムリーを放ち、ついに勝ち越し。3回から好リリーフを見せていた2番手・寝損は5回も簡単に二死を取ったものの、ここから李を歩かせると、阿部にタイムリー三塁打,坂本にタイムリーを浴びて、あっさり形勢逆転。巨人は6回以降、再三チャンスを作りながら、あと1本が出ない拙攻を繰り返し、一向に突き放せずにいたものの、越智−山口−豊田−クルーンと自慢のリリーフ陣が5回以降、内野安打1本に封じ込め、逃げ切りに成功。またも岩瀬を無駄遣いしてしまった中日はナゴヤドームでは実に7年ぶりとなる対巨人3連戦3連敗。拙攻拙守による大惨敗でチームの雰囲気も悪くなる一方。この絶望的な状況を打破する為にも一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれる所だ

◆S8−2C◆
シメられこそしなかったものの、「ドカパロSS 超絶無間地獄変」に引っ張り出されてしまった篠田。開幕から16回を1失点と素晴らしい結果を残してきたが、呪い効果が出てしまったのか、3回に川島慶に先制2点三塁打を浴びると、4回には飯原、5回には川島慶に被弾し、悪夢の5失点KO。広島は6回に天谷,石原の一発で応戦したものの、ヤクルトはその裏、4連打で2点を追加し、再び点差は5点に拡大。7回には青木の犠飛でダメ押しの8点目を追加した。広島はソロ2発以外は東出の2安打のみと沈黙し、4連敗。1週間前、大量10点取ったのを最後に、3点取る事すらままならない慢性的な貧打に陥っている。一方、打線好調のヤクルトは連勝を4と伸ばした。

◆YB4−2T◆
初回のチャンスをゲッツーで潰した横浜だが、続く2回、一死三塁から藤田が先制タイムリー。更に、チャンスを拡大させたい所だったが、続く細山田がまたもゲッツーでチャンスを潰し、1点止まり。4回に小林の暴投で同点にしてしまった横浜はその裏、二死満塁のチャンスをまたも潰してしまうが、5回二死から内川に今季初アーチが飛び出し、再び勝ち越し。続く6回には一死から細山田,代打・松本とルーキーコンビが連打を浴びせると、石川が走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、2点を追加。阪神は8回、鳥谷が2号ソロをぶち込むと、一死後、新井が二塁打とチャンスを作ったが、関本,ゼブラ今岡と倒れて、1点止まり。9回にも先頭の狩野がヒットで出るも、後続3人が倒れて、3タテならず。鳥谷が3安打と一人で気を吐いた以外は残りの8人で僅か3安打と打線が繋がらなかった。相変わらず、警戒されまくっているキュラソ星人が2度も四球で歩かされ、後ろの新井が悉く凡退したのも痛かった。小林は走者を出しながらも、要所を締め、6回1失点で今季初勝利

4/19 小久保◆M5−12H
2回に3点を先制して貰った杉内だが、その裏、いきなり3連打を浴びるなど、2点を失うと、4回にはベニー松山に同点被弾。更に。連続四死球でピンチを作った後、竹原に2点タイムリーを浴び、勝ち越し点を献上。しかし、直後の5回、ソフトバンクは小久保,長谷川の連続タイムリーで追い付くと、田上の犠飛,柴原のタイムリーで一気に2点を勝ち越し。7失点のロッテ先発・小林宏はこの回限りでKOとなった。ソフトバンクは8回にも小久保の2号3ラン等で大量5点を奪い、ダメ押し。ソフトバンクは今季初の連勝で開幕カード以来の3連戦勝ち越しを決めた。杉内は6回5失点ながら、打線の援護に恵まれ、2勝目をマーク。

◆Bs15−0E◆
偽バファローズの助っ人四天王が大活躍。ローズが先制アーチ含む2発3安打を放てば、フェルナンデスが3号2ラン含む4安打3打点。カブレラは唯一の安打が4号3ランで、ラロッカも2安打と、4人で計4発10安打8打点。助っ人の活躍で貰った大量15点のリードをバックに、先発・岸田は余裕のプロ初完封と、投打に圧倒した偽バファローズは連敗を3でストップさせた。

◆L6−8F◆
3タテは免れたい西武は初回から中島,中村の連続タイムリー等であっと言う間に3点を先制。しかし、直後の2回、日本ハムは2回、姫ちゃんのタイムリー,田中の犠飛等であっさり同点に。3−3で迎えた5回、西武はまたも中島,中村に連続タイムリーが飛び出し、再び3点を勝ち越し。しかし、粘る日本ハムは6回、高橋が追撃3号ソロを叩き込むと、7回には姫ちゃんのタイムリーで1点差。8回の満塁のチャンスは逃したものの、土壇場9回、代打・ミスタースナイパー・坪井,金子誠の連続タイムリー二塁打でついに逆転。更に、糸井がタイムリーを浴びせて、ダメ押し。最後は武田久が3人でピシャリと締めて、これで日本ハムは5連勝。西武は地元で3タテの屈辱に見舞われ、今季初の3連敗となった。

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April 18, 2009 20:10

4/18 アルフォンゾ◆D2−3G◆
中日先発・ウッチャンは4回までノーヒットの快投を展開。何とかウッチャンを援護したい中日は4回、荒木のヒット,井端の四球で一、二塁とすると、一死後、ブランコにタイムリーが飛び出し、待望の先制点を月と。更に、この後、二死満塁とチャンスを広げたが、藤井はファーストゴロに倒れて三者残塁と川相不在の弊害を露呈。5回には一死からウッチャン,荒木と連打を浴びせるも、井端が最悪のゲッツーとまたも川相不在の弊害を露呈。川相不在では一発に賭けるしかないと言う思いを強くした森野は6回、5号ソロを叩き込み、2点目を追加。6回まで二塁も踏めずに沈黙していた巨人打線だが、7回、ガッツのヒット,松田記者の二塁打で一死二、三塁とこの日初めてのチャンスを掴むと、ここで久々にスタメンに起用された当ブログ一押し助っ人・アルフォンゾが実に10日ぶりのヒットとなるタイムリー。更に、続く坂本もタイムリー二塁打を浴びせて、ついに同点。続く8回には寺内がレフトスタンドへプロ入り初アーチを叩き込み、勝ち越し。その裏から豊田−クルーンと繋ぐ必勝リレーが決まり、辛くも逃げ切った。アルフォンゾ,寺内をスタメン起用した若大将・原監督のひらめきオーダーが奏功。アルフォンゾが2安打1打点と活躍してくれたので、個人的には嬉しい展開なのだが、幾ら左腕相手とは言え、昨日、2ホーマー打ったのに外されてしまう李は少々不憫…。アルフォンゾが競う相手はキムタクや脇谷だった筈が、どういう訳か李になってしまっている上、阿部も使えない事で今ひとつ厚みが出てこない巨人打線である。一方、中日は相変わらずの拙攻ぶりで好投のウッチャンを見殺し。負けている状態で岩瀬まで投入したのに、とんだ無駄遣いだ(登板間隔が空いていたから使ったのだろうが)。この絶望的な状況を打破する為にも一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれる所である

◆S1−0C◆
広島先発・前田健は立ち上がりに苦しみ、2回に宮本に先制被弾。徐々に調子を上げていき、4回以降パーフェクトの好投を展開するが、肝心の味方打線がヤクルト先発・由規の前に一向に得点を奪えない。その由規が6回、先頭の東出に3球投じた所でマメを潰して、急遽降板。広島は緊急登板で準備不足の松岡を打ち崩したい所だったが、あえなく三者凡退。以降、押本−五十嵐−林と1回ずつ繋いでいくヤクルトの継投を打ち崩せず、散発3安打完封負けで前田健を見殺しにしてしまった。

◆YB4−9T◆
0−0で迎えた4回、阪神は二死走者なしから新井が均衡を破る3号先制ソロアーチ。これで流れを引き寄せた阪神は続く5回には二死満塁から関本が2点タイムリー。更に、6回にはジュビロ野口の捕逸、7回にはメンチのタイムリーで着々と加点。先発・能見は6回まで好投していたが、投球数が110球と多かった所為か、真弓監督は7回から渡辺にスイッチ。能見を打ちあぐねていた横浜はこれ幸いと、一死一、二塁のチャンスを作って渡辺をKOすると、3番手・アッチソンから金城が内野安打で繋いで満塁とした所で内川が2点タイムリーヒット。更に、二死後、メカゴジラが四球を選ぶと、大西が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、1点差まで詰め寄った。流れは横浜に傾いたかと思いきや、一挙4点を奪い、試合を決定付けた。これで阪神は今季初の3連勝。6回無失点の能見はようやく今季初白星

◆M4−7H
ロッテ先発・清水が初回一死から3連続四死球の大乱調で満塁のチャンスを貰ったソフトバンクはこれ幸いと、長谷川が走者一掃の先制三塁打を浴びせると、続く田上もタイムリーを放ち、早くも4点のリード。しかし、この大量リードを暴投王子・新垣が守れない。2回にサブローに4号ソロ,3回には井口に3号2ランを被弾。4回には無死一、三塁から根元に犠飛を許して、あっと言う間に同点とされ、新垣はこの回限りで降板となった。中盤以降、膠着状態に陥り、4−4の儘、試合は土壇場9回へ突入。ソフトバンクはまたも2四球と貰ったチャンスに小久保が2点タイムリーを放ち、ついに勝ち越しに成功。更に、当たっている長谷川にもタイムリー二塁打が飛び出し、ダメ押し。最後は守護神・馬原が締めて、5試合ぶりの白星を掴んだ。ロッテの連勝は3でストップ。

◆Bs0−7E◆
楽天は初回、四球の渡辺直を高須が送ると、二死後、中村紀のタイムリーと綺麗に1点を先制。背先発・岩隈は立ち上がりこそピンチを作ったものの、尻上がりに調子を上げて行き、3回以降は一人の走者も許さない完璧な投球を展開。偽バファローズ先発・近藤も2回以降は追加点を許さずにいたが、6回、二死から山崎武を歩かせると、草野に被弾し、2点を献上。0−3で迎えた8回、大石監督は一死一塁から近藤を下げて、清水にスイッチするが、これが裏目。清水は代わりばな3連打で2点を失い、あえなく降板。3番手・本柳も渡辺直に走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、この回4失点。8回を終わって97球と余裕の完封ペースだった岩隈だが、WBC後遺症を恐れるノムさんは大事を取って、9回からミチルを投入。ミチルは無難に切り抜け、完封リレーで連敗を阻止。岩隈は8回を散発3安打無四球無失点と申し分のない内容で2勝目をあげた。なす術なく敗れた偽バファローズは3連敗。

◆L4−6F◆
2点を先制された西武は3回に中島のタイムリー二塁打,4回にボカチカの4号ソロで追い付くと、5回には片岡が3号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。6回に1点ずつ取り合って迎えた8回、日本ハムは無死二、三塁から星野の暴投で労せずして同点とすると、更に、姫ちゃんが歩いて一、三塁となった所でミスタースナイパー・坪井がレフトへ犠飛を打ち上げ、勝ち越し。9回には二死一、二塁から中村のタイムリーエラーでダメ押し。最後は武田久が3人でピシャリと締めて、4連勝。2回を無失点に抑えた2番手のルーキー・谷元にプロ初白星が転がり込んだ。

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April 17, 2009 23:43

4/17 李◆D3−5G◆
前日、極度の一発依存症で敗れた事による反省からか、この日の中日は井端の先制二塁打の後、内野ゴロで走者を進めた上で、ベンちゃん,野本の連続タイムリーで3点を獲得する堅実な攻撃を展開。しかし、昨日の中日のごとき一発依存野球を巨人が再現。まず2回に李が3号ソロを叩き込むと、4回には寿司職人ラミレスが2号同点2ラン。更に、李が2打席連続4号ソロをぶち込んで、勝ち越しに成功。初回のチャンスこそモノにした中日だが、3回一死満塁,4回二死二塁,5回二死一、二塁のチャンスを悉く潰し、7回も一死一塁から森野が最悪のゲッツー。しかも、8回には暴投でダメ押しの5点目を献上する有様。9回、守護神・クルーンに対して、二死から代打・立浪が内野安打を放ち、望みを繋いだものの、最後は荒木がライトへ打ち上げ、万事休す。結局、初回に打線が繋がったのはたまたまでしかなく、以降は一発が出なければ如何ともし難いタイムリー欠乏症を露呈。この深刻な状況を打破する為にも一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれる所だ。ところで、寿司職人ラミレスの一発はアルフォンゾのアドバイスによる効果だそうだが、肝心のアルフォンゾ本人はまたも干されて、代打で凡退。何度も書いているが、こんな使われ方では慣れるものも慣れないぞ。とにかく我慢して、1週間フル出場させ続けて貰いたいタイプなんだがなぁ…。なまじキムタクが好調なもんだから、キムタクを外してでも使いやがれ!とは強く言えない状況なのも厄介だ。右の代打の一番手も松田記者だし、何故かスタメン争いの比較対象になってしまった李もこの日の2ホーマーで当分、安泰と、アルフォンゾの存在価値が非常に希薄な状態になってきた。最早、寿司職人ラミレスの精神安定剤的存在になってきているが、それはそれで重要なのか? 一旦、二軍に落として、打ちまくって貰ってから上げた方が積極的に使いやすくなる様な気もするのだが…。

◆S6−1C◆
ルイスが謎の顔面麻痺で登板回避を余儀なくされ、急遽、今季初登板となった青木高。しかし、ヤクルトは準備不足な青木高の立ち上がりを捉え、青木のタイムリー二塁打,デントナの2号2ランで早くも3点を先取。一方、広島は6回まで毎回安打を浴びせながら、シーボルのソロアーチによる1点しか奪えない拙攻続き。そうこうしているうちに、ヤクルトは6回にデントナがこの日2本目の3号ソロ,7回には代打・武内の犠飛,8回にも内野ゴロの間に1点と着々と加点。最後は押本が締めて、逃げ切った。先発・石川は7回で9安打を許しながらも、1点で切り抜け、2勝目

◆YB1−5T◆
依然として5割超のハイアベレージをキープするキュラソ星人がこの日も初回から先制3ランと元気一杯。2回には内川のタイムリーエラーで労せずして4点目をゲット。先発の安藤は毎回の様に得点圏に走者を背負いながらも、7回までに藤田の犠飛による1失点で凌ぎきる粘りの投球を展開。阪神は9回に代打・悠久の若虎・桧山の犠飛で貴重な1点を追加。最後は江草が三者三振の快投で締め括った。

◆M2−1H
松田が開幕戦で骨折,ハマのスペランカーが年中行事でリタイアし、新助っ人・アギーラもあまりにもアテにならないとあって、ソフトバンクはこの日、貧打解消すべく、昨年までロッテにいたオーティズの獲得を発表。オーティズ合流まで何とか持ち堪えたいソフトバンクだったが、先発・和田が2回に竹原にタイムリー二塁打を浴び、先制点を献上。打ってはロッテ先発・大嶺の前に7回までゼロ行進と1点のビハインドが重くのしかかるばかり。しかし、8回、バレンタインが好投の大嶺をむざむざ引っ込めた事で流れが変わる事に…。代わりばな、森本が痛打すると、本多が送った後、川崎もヒットを放ち、一、三塁のチャンス。ここで松中のショートゴロの間に森本がついに同点のホームを陥れ、延長に持ち込んだ。しかし、11回、3番手・攝津アッパーが二死走者なしからフクーラに痛打されてからおかしくなり、里崎,井口と連続四球で満塁のピンチ。ここでサブローには痛恨の死球を食らわせてしまい、サヨナラ押し出しと言う最悪の形でプロ初黒星。ピンチになってなお、馬原を使いそびれた儘、終わってしまったのは何とも悔やまれる結果だった。

◆L2−4F◆
ダルビッシュ,涌井の両エースの激突となったこの試合は2回に高橋の2号2ランで日本ハムが先制。ピリッとしない投球が続く涌井に対し、日本ハムは3回に稲葉のタイムリー,4回にはまたも高橋がタイムリーを放ち、4点目。一方、ダルビッシュは3回にボカチカに被弾するも、5回まで散発2安打の好投。6回に突如、制球を乱して、二死一、二塁のピンチから清水にタイムリーを浴びたが、G.G.佐藤を三振に斬ってとり、何とか1点で食い止めた。結局、西武の反撃はここまで。7回以降は3人ずつ打ち取られ、連勝はストップ。日本ハムはこれで3連勝。ダルビッシュは完投こそ逃したものの、8回2失点で2勝目

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April 16, 2009 22:15

◆S6−2G◆
依然としてWBCで干された後遺症に苦しむ内海はこの日もピリッとせず、先制して貰ったのも束の間、2回に田中浩の二塁打等で追い付かれると、5回には連続四球でピンチを作った末に川島慶に3ランを叩き込まれて、あえなくKO。初回のガッツの先制弾以降、追加点を奪えない巨人は6回にもガッツにこの日2本目のアーチが飛び出したが、単発止まり。その裏、宮本のタイムリー三塁打,相川の犠飛で更に、突き放された巨人は7回、川島慶のエラーで一死満塁と絶好のチャンス。ここで当ブログ一押し助っ人・アルフォンゾがようやく登場。もっと打席数を増やして、少しでも日本の投手に慣れたい所なのに無為に干され続けて試合勘も薄れる一方と言う苦しい状況ながら、粘りに粘ってフルカウントまで持ち込んだアルフォンゾは高めのボール球を見送って押し出し…と思いきや、何故か、ストライクとジャッジされ、無念の見逃し三振。続く代打・松田記者もレフトへ打ち上げ、三者残塁。ヤクルトは8回から五十嵐−林と繋いで逃げ切り、巨人の連勝を6でストップさせた。

4/16 鳥谷◆T4−3D◆
初戦は快投,2戦目は大炎上だった浅尾だが、この日も初回から鳥谷に2ランを被弾する苦しい立ち上がり。ソニック相手に3回まで1安打と沈黙していた中日は4回に井端が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに今季初アーチを叩き込むと、6回には森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに4号ソロをぶち込んで同点。2回以降、走者を出しながらも、何とか踏ん張っていた浅尾だが、7回、またも鳥谷に勝ち越しタイムリーを浴び、KO。代わったパヤノもキュラソ星人にタイムリー二塁打を浴び、4点目を献上。土壇場9回、久々のマウンドに上がった守護神・藤川は森野,ブランコと連続三振に斬って取った所でベンちゃんに川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに被弾し、1点差とされたものの、続く野本を三振に抑え、5連敗を阻止。2回をパーフェクトに抑えた2番手・アッチソンに今季初白星がついた。中日は僅か4安打でうち3本がソロアーチと言うとてつもなく悪い意味で中日らしい無様な試合展開で大惨敗。極度の一発依存症,タイムリー欠乏症を解消する為にも一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれる所だ

◆C1−2YB◆
3回まで両軍1安打ずつと静かな立ち上がりとなったこの試合、均衡が破れたのは4回。広島は二死走者から栗原が左中間スタンドへ3号ソロを放り込み、待望の1点を先制。しかし、6回、ここまで内野安打1本に抑えてきた長谷川が投手のウォーランドに二塁打を浴びると、Kジローには内野安打を許し、一、三塁となった所で山崎の併殺崩れの間にウォーランドが同点のホームイン。長谷川はこの後、2四球で満塁とピンチを広げたが、石川をレフトフライに打ち取り、辛くもピンチ脱出。横浜は8回二死一、二塁から、メカゴジラがライト前に弾き返すも、一気に生還を狙った二塁走者・内川が本塁憤死。広島も9回二死満塁のチャンスに東出が凡退し、延長に突入。10回、横浜は守護神・永川に対して、一死満塁のチャンスを掴むと、メカゴジラが押し出し四球を選んで、ついに勝ち越し。その裏は石井が3人で締めて、1点のリードを守りきった。何とこれで横浜は2カード連続の勝ち越し。村田が驚異的な回復を見せていると言う情報も入っており、夢の100敗が徐々に遠のこうとしている

◆H5−12L
2点ビハインドで迎えた3回、ソフトバンクは森本のタイムリーの後、昨年僅か1ホーマーの川崎が今季初アーチとなる3ランを放ち、一気に逆転。折角、援護して貰った大隣だが、直後の4回、中村,G.G.佐藤の連打で1点を返されると、続く平尾には逆転2ランを浴び、この回限りで無念の降板。勢いづく西武は5回には中村が5号3ランを叩き込むと、7回にも中村が2打席連続6号3ランを放つ等、4点を追加し、ダメ押し。オツは5失点で6回途中降板ながらも、打線の援護に恵まれ、開幕2連勝。ソフトバンクはこれで3カード連続の負け越し。壊滅的不振のアギーラをついにスタメンから外し、松中,小久保で3,4番を組む新オーダーで5点を奪ったが、投手陣が総崩れでは如何ともし難かった。

◆F7−1Bs◆
2回にローズの5号ソロで先制された日本ハムはその裏、タイムリーなしながら、ゲッツー崩れやエラーの間に一気に4点を返し、逆転。4回には田中の犠飛等で2点を加えると、6回には金子誠,劇団ひちょりのダブルスチールが決まって、ダメ押しの7点目。今季初登板となった先発・武田勝はローズの一発以外は得点を許さず、プロ完投勝利を無四球でマークした。

◆M11−7E◆
2−2で迎えた5回、ロッテは無死一、二塁から西岡のタイムリーで勝ち越しに成功。なおも一、二塁のチャンスだったが、続く井口はショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。サブローもサードゴロに終わり、1点止まり。すると、直後の6回、楽天は鉄平,青波の長瀬の連続二塁打で逆転。更に、一死後、山崎武もタイムリーを浴びせて、この回、3点。その裏、1点を返されたものの、7回には青波の長瀬の走者一掃タイムリー二塁打で2点を追加。これがダメ押しとなったかと思いきや、その裏、ロッテは西岡の1号ソロ,里崎の1号2ランと一発攻勢で一気に同点。9回のサヨナラのチャンスは逃したものの、延長10回、一死満塁から井口がレフトスタンドへサヨナラグランドスラムを叩き込み、劇的勝利を収めた。敗れた楽天は首位陥落。

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April 15, 2009 22:58

◆S2−6G◆
序盤は両軍共に拙攻合戦となったが、3回、巨人野手陣がもたついている隙にヤクルトが1点を先制。12球団からの白星に巨人のみを残してリーチをかけている木田画伯だか、4回、3連続四死球で無死満塁のピンチを作り、阿部にタイムリー,坂本に犠飛を許して、あっさり形勢逆転。ヤクルトも5回に無死満塁とし、クリーンアップに繋ぐ最高の場面を作ったが、青木は簡単に初球を打ってどん詰まりのサードゴロ,デントナはセカンドへのファールフライとあえなく凡退。続くガイエルもボテボテのピッチャーゴロに倒れるが、ボテボテだったのが幸いして、これがタイムリー内野安打となって試合は振り出しに。しかし、直後の6回、巨人は二死二、三塁から鈴木,キムタクの連続タイムリーで3点を勝ち越し。ヤクルトはその裏、一死二塁のチャンスを逃すと、7,8回もゲッツーでチャンスを潰す始末。ヤクルトが攻めあぐねているうちに巨人は9回、亀井のタイムリーでダメ押し。最後はクルーンが締めて、これで巨人は引き分けを挟んで6連勝。先発・グライシンガーは7回2失点で2勝目をあげた。ヤクルトは木田画伯を引っ張り過ぎたのが裏目。2併殺10残塁の拙攻も痛かった。圧倒的な強さは感じないながらも、着実に連勝を伸ばしている巨人だが、またもやアルフォンゾが干されてまくっているのは何とも残念だ。

◆T2−9D◆
阪神先発・下柳が立ち上がりから大荒れ。いきなり先頭の荒木に死神ボールを食らわせると、井端を歩かせ、一、二塁。森野はゲッツーに仕留めたものの、続くブランコにも死神ボールが炸裂。ここでベンちゃんに先制タイムリーを許すと、続く2回には荒木にタイムリー二塁打を浴び、2点目を献上。2点を追う阪神はその裏、関本のタイムリー二塁打で1点を返すと、3回にはシャア少佐の二塁打等で同点。中盤は膠着状態に陥り、同点の儘、試合は終盤へ突入。3回以降ノーヒットとすっかり立ち直りを見せていた下柳だったが、7回、一死から連打を浴びると、キュラソ星人のタイムリーエラーで勝ち越し点を献上。更に、満塁とピンチを広げた所で森野に走者一掃の三塁打,ブランコにもタイムリーを浴びて、ついにKO。中日は9回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出したベンちゃんの4号2ランでダメ押し。投打に精彩を欠いた阪神は引き分けを挟んで4連敗となってしまった

◆C3−2YB◆
メカゴジラのエラーで先制を許した横浜だが、4回、そのメカゴジラが汚名返上の2点タイムリーを放ち、逆転。1点を追う広島は5回、2つの死球で貰ったチャンスに赤松が同点犠飛を打ち上げると、続く6回にはまたも死球で貰ったチャンスに喜田がタイムリー二塁打を放ち、勝ち越しに成功。以降、広島は必死の継投で横浜の反撃をかわし、最後は守護神・永川が締めて、1点のリードを守りきった。先発の偽ハンカチ王子・斉藤は5回もたずに降板となったが、後を継いだリリーフ陣がきっちり仕事を果たした格好だ。今季初の3連勝に失敗した横浜は来日初登板のマストニーが6回3失点で初黒星。と言っても2安打しか打たれておらず、制球が定まれば、今後も使えそうなメドは立った模様だ。

◆H2−2L
初回、無死三塁の大ピンチを切り抜けたソフトバンクは2回、一死一、三塁から森本が犠飛を打ち上げ、1点を先制。リードを貰ったばかりのホールトンだったが、3回、突如、制球を乱し、3つの四球を許すなど、押し出しでむざむざ同点とされる体たらく。4回にも無死三塁のチャンスを潰してしまった西武だが、7回、二塁打のG.G.佐藤を礒?が送った所で細川が勝ち越しタイムリー。しかし、その裏、ソフトバンクは2四球で掴んだ一、二塁のチャンスに川崎がタイムリーを浴びせて、再び同点。9回、二死一、三塁とサヨナラのチャンスを逃してしまったソフトバンクは延長に入ってからも、10回一死一、二塁,11回一死一、二塁とサヨナラのチャンスを悉く潰す始末。ラストイニングとなった12回も3四死球で一死満塁のチャンスを貰いながら、城所,代打・中西と倒れて、結局、勝ち越せずにドロー。13四死球とチャンスを貰いまくりながら、1併殺16残塁の大拙攻で、力投した投手陣を見殺しにしてしまった

◆F11−5Bs◆
ローズのタイムリー等で2点のリードを貰った偽バファローズ先発・山本だが、3回、4連打で追い付かれると、更に、小谷野に被弾し、この回4失点。6回に後藤,坂口のタイムリーでようやく追い付いたのも束の間、その裏から、山本を下げて継投モードに入った偽バファローズのリリーフ陣が7失点の大炎上で試合を付けられ、連勝は4でストップ。日本ハムは3番手の菊地が5年目にして悲願のプロ初勝利をマーク。打っては小谷野が4安打4打点の大当たり。金子誠は7試合連続二塁打のプロ野球新記録を達成。因みに、偽バファローズ5番手・ボーグルソンが2回を投げて、6者連続三振と言う圧巻の投球を見せたが、既に、6点ビハインドとあって、全く大局に影響を及ぼさなかった。

4/15 唐川◆M7−1E◆
開幕早々、人事問題等でバタついている有様に嫌気がさして、連敗モードに陥っているロッテだが、この日はベニー松山のタイムリー等で2点を先制。3回に高須のタイムリーで1点を返されるも、その裏、早川の三塁打等で再び2点差と突き放す。5回には井口の走者一掃タイムリー二塁打で中押しの2点を追加。8回には早坂,今江の連続タイムリーでダメ押し、連敗を6でストップさせた。先発・唐川はストライク先行の持ち味を生かした投球でヒットを浴びながらも要所を締めて、7回1失点で今季初勝利。ロッテ先発投手の白星はこれが今季初だった。


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 右肩痛で左打席でのバッティングもままならなくなってきた山田は緊急措置で右打者へ転向。流石に、慣れない右打ちでは快音連発とはいかないものの、ツボに来るとスタンドへ叩き込む事もしばしば。このニュースは球界を騒然とさせ、中でも東京の開幕戦の相手である楽天のノムさんを刺激した。ハナからデブと言うハンデを背負った山田は走らなくていい様にホームラン打者を目指し、肩さえ良ければ動かなくていい捕手を目指したと分析するノムさんは、打てず投げられずの今の状態は野球人生最大のピンチと語る。とは言え、右打席で山崎武くらいの力を発揮するのではないかと予想し、右肩が治ったら、脅威のスイッチヒッターになると警戒するが、それでも野球は捕手が決め手とし、土井垣がうまく立ち回れるかに注目。また、自軍の捕手は嶋や井野では物足りないらしく、ど素人の一球を使いたくてたまらない様だ。その一球は捕手に慣れるべく、打撃練習も食事もプロテクターとレガースを装着したままでこなしていた。一球と九郎が入った中華食堂のテレビでは丁度、東京  vs  広島のオープン戦が始まろうとしていた。山田は右打席でありながらも、4番でスタメン。対する投手は今季のブレイクが期待される篠田だが…。

 山田は右打席でも山崎武クラスなんて、やっぱり山田は凄い…と言うより、山崎武を冒涜しているのではなかろうか。年齢も年齢だけに、呪い効果によって、山崎武の選手生命が今季限りで燃え尽きない事を祈るばかりである。ど素人捕手である一球を使いたがるノムさんと言うのも、どうよ? ノムさんがゆっくりとではあるが、着実に育て上げてきた楽天捕手陣に対する冒涜以外の何物でもないだろう。ど素人捕手より信頼されていない嶋や井野も哀れだが、正捕手争い最右翼なのに、完全に無視された藤井はもっと哀れだ。弱小チームだと思って、何やってもいいと思ってないか? 開幕始まったばかりで参考にならないとは言え、現実の楽天は首位を快走。今季はAクラスの可能性も十分に秘めている訳で、もう弱小などとバカにはしていられない筈だが…。どうせ鎖国体制でショートや青波の長瀬らの存在が隠蔽されるのだから、一球には外野(あるいは投手)辺りをあてがっておけばいいものを何故、わざわざ捕手にするかねぇ。どうしても捕手をいじりたいなら、J.マッケンジー亡命後、慢性的捕手難に苦しみ続けるソフトバンクでやればいいものを…。ノムさんの下だから、捕手にしたいんだろうな、どうせ…。それにしても、デブだから走らなくていいホームラン打者を目指すとか、デブだから動かなくていい捕手を目指すとか、怒濤のデブいびりも酷い。大体、山田が捕手になったきっかけは故障して試合に出られない先輩が捕手だったからで、ホームラン打者も走れないから目指したと言うよりは単なる資質だった事は、先日、描いたばかりの「ドカベン ビギニング」で明らかになっているのに、水島氏の痴呆症は悪化の一途を辿るばかりなのか。まぁ、ノムさんが勝手に推測してるだけ…と言う解釈も出来るのだが、水島氏の事だから、本当に描いたばかりのネタを忘れていたとしても何ら不思議じゃないよなぁ。一球の捕手特訓は思いっきり谷津吾郎ネタの使い回な訳だが、プロテクター,レガースだけでなく、マスクも常時着用し、味噌汁をストローで飲んでいた吾郎の方が上を行っている。使い回しネタのくせにスケールダウンしてどうするのか…。結局、吾郎はこの特訓の効果があったんだかなかったんだか、さっぱり分からなかった訳だが、せめて一球にはその効果の程を見せて貰いたいものである。さて、気がかりなのは篠田。山田を抑えても、所詮、右の山田だから…と言われてしまい、打たれたら右の山田にすら打たれた事になると言う、どう転んでもシメられる結果になる事は間違いない。これから躍進していこうとしている選手だけにこんな所で選手生命の危機に晒されるとは気の毒でならない。

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April 14, 2009 22:19

◆S−G◆
降雨中止。

◆T−D◆
降雨中止。

◆C1−4YB◆
8日に老衰で亡くなったボール犬・ミッキー君の追悼試合となったこの試合。はーちゅん,大竹の両先発が5回まで無失点の力投を展開。均衡が敗れたのは6回。横浜は東出のエラー,内川の四球,吉村の犠飛とノーヒットで先制すると、更に、石川,藤田のタイムリーで一挙4点を獲得。広島は8回、代打・喜田がタイムリーを放つと、ガッツな貴公子・仁志のエラーでチャンスを広げて、はーちゅんをKO。更に、東出が歩いて、無死満塁とするも、ここからクリーンアップトリオが悉く凡退し、3人の走者は釘付け。これで息の根を止められた広島は9回もあえなく無得点に終わり、3連勝ならず。大竹は自責点0ながら、バックに足を引っ張られ、援護も貰えず、またも今季初勝利を逃した。横浜は今季初の連勝で、夢の100敗へ黄信号が灯りつつある

◆H3−5L
0−0で迎えた4回、西武は中島,中村が連打を浴びせると、二死二、三塁となった所で平尾が先制2点タイムリー。続く5回にはソフトバンクの拙守に付け込み、ノーヒットで2点を追加。WBC使用球はからっきしだが、NPB使用球なら問題ない岸の前に4回まで3人ずつで片付けられていたソフトバンクは5回、松中がチーム初安打となる2号ソロ。更に、連打でチャンスを作った後、高谷の2点タイムリーで1点差。しかし、7回、先頭の長谷川が二塁打を放つも、柴原のファーストゴロで憤死。続く高谷はゲッツーと結局3人で攻撃終了となると、再び流れは西武に傾き、8回にG.G.佐藤がダメ押しタイムリー。最後はグラマンが締めて、逃げ切った。ソフトバンクは依然として、打線が繋がらない。新助っ人・アギーラはとうとう打率1割をきってしまった。0割打者が3番を打っている様では話にならないが、かと言って、アギーラに取って代われる選手が特にいないと言う状況は深刻だ。下位でも柴原が20打数ノーヒットと壊滅的な不振に喘いでおり、今後も投手陣にかかる負担が増しそうだ。

◆F7−8Bs◆
スーパーさぶ・多田野が立ち上がりの悪さをつかれて、2回までに3点をリードされた日本ハムだが、3回、稲葉の2点タイムリー等で一気に同点。しかし、それも束の間、偽バファローズは4回、日高の犠飛とボークですかさず2点を勝ち越し、多田野をKO。これで流れを引き寄せた偽バファローズは5回にはローズが4号2ラン,6回には大引のタイムリー二塁打と着々と加点。日本ハムは終盤、偽バファローズリリーフ陣を打ち込み、加藤を引っ張り出すなど、1点差まで詰め寄ったが、あと一歩及ばなかった。これで偽バファローズは4連勝。先発・金子は7回を自責点1で今季初白星

4/14 田中◆M1−2E◆
楽天先発・田中は3回までパーフェクトの快投。一方、WBCでの中途半端な中継ぎ起用をされていた事による調整遅れから、ようやく今季初登板となったロッテ先発・渡辺俊も3回まで3四球を出しながら、ノーヒットに抑える粘りの投球を見せていたが、4回、鉄平に初安打を許すと、一死二塁となった所で草野にタイムリーを浴び、先制点を献上。続く5回にも高須にタイムリー二塁打を浴び、点差は2点に拡大。ロッテは8回、連続四球で貰ったチャンスにフクーラがタイムリーを放ち、田中の開幕からの連続無失点記録を16回2/3でストップ。しかし、一気に本塁を狙った一塁走者・早坂は憤死し、同点ならず。9回は三者凡退に終わり、ロッテは悪夢の6連敗。田中は2試合連続完投で苦手ロッテ相手に3年越しの初勝利を飾った。


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April 13, 2009 20:31

 血行障害の為に投げ込みを回避していたツケが回り、ボールが走らず、制球も甘い吾郎はいきなり無死満塁の大ピンチ。ここで迎えたシルヴァに対して、0−2とボール先行の苦しい投球。やむなく際どい所を捨てて取りに行った甘いストライクを痛打されるが、顔面スレスレのライナーをグラブで弾くと、地面に落下する寸前に左手でキャッチ。一度弾いた事により、二塁,三塁走者が大きく飛び出していた事で、トリプルプレーを完成させ、このピンチを一瞬で切り抜ける事に成功する。ベンチに戻った吾郎に対して、キーンは血行障害に冒されているのでないかと問い詰める。誤魔化そうとした吾郎だが、仕草や調整の仕方で殆ど確信を持っていたキーンを騙し通せる事は無理と観念し、真実を暴露。この試合が終わったら、即手術をすると明かすなど、この場を取り繕おうとするも、キーンは故障を隠してチームにリスクを背負わせるのは許せないと宣言。自分から降りるのが嫌なら、監督に進言するとまで言い放つのだが…。

 キーンならネタ晴らししても見過ごして貰えるのではないか…と言う吾郎の甘い読みが大きく外れて、一転、強制降板の大ピンチ。言質さえ取られなければ、この試合くらいなら誤魔化しきれたかもしれないのに…。しかし、キーン、腰痛を隠していたワッツに対しては気持ちは分かる様な事を言ってたし、バッツ時代も不本意とは言え、引退しようとするサンダースの為に一芝居打つ事に協力してくれたりと、何だかんだで公私混同的行為をある程度は看過してくれていただけに、ここまでのぶち切れぶりは予想外だったなぁ。まぁ、明らかにキーンの方が正論ではあるのだが、実際問題、血行障害持ちの吾郎と、残ったリリーフ陣とどちらがマシか…と言う話になると、吾郎が無理して投げる方が多分、チームとしてはリスクが少ない様な気も…。無論、チームが優勝を逃すかもしれないと言うリスク以前に、吾郎自身の選手生命と言うリスクが大きい訳であり、キーンはチームのリスクと言いながら、実は吾郎の将来を心配していた…なんてツンデレな言動である可能性もありうるんじゃなかろうか…。それにしても、シルヴァは痛打したとは言え、結局、三重殺食らうなんて相変わらずのヤムチャぶりで哀れにも程がある。

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April 12, 2009 19:49

◆G6−6T◆
初回に寿司職人ラミレス,李のタイムリーで早々と3点を先制された阪神だが、直後の2回、新井の2号ソロの後、狩野のピッチャー強襲安打で左手に打球が直撃した春風亭半ケツが負傷降板。緊急登板となった栂野から桜井に1号逆転3ランが飛び出し、春風亭半ケツをKO。1点差がどうしても届かずにいた巨人だが、6回、一死一塁から李の2号2ランで逆転すると、続く阿部にも2号ソロが飛び出し、6点目。しかし、抑え投手陣がまたも不安を露呈。M.中村が8回に桜井にタイムリー三塁打を浴びると、土壇場9回にはクルーンが坂本のエラーで足を引っ張られた末に新井にタイムリーを浴びて、同点。一気に畳み掛けたい阪神だったが、ここで送りバントを仕掛けた関本がまともに転がしてしまい、二塁走者が封殺されると、何を血迷ったか、重盗を仕掛けて、新井が三塁で憤死。ここでメンチがセンター前に弾き返すが、本塁を狙った関本が鈴木のストライク返球の前に憤死と、チグハグな攻撃の連続で同点止まり。その裏、同点ながらマウンドに上がった藤川は先頭打者を出したものの、鈴木のヘッポコバントを故意にショートバウンドで処理し、ゲッツーに仕留めると、松田記者のピッチャーライナーも好捕、と好守連発で切り抜け、延長に持ち込んだ。結局、両軍共に決め手に欠き、延長12回規定でドロー。開幕8試合連続無失策と言う球団記録を続けてきた巨人だが、9試合目に出てしまった初エラーが大痛恨。貰ったチャンスで追い付いた阪神も勝てるチャンスは自ら潰してしまう有様。とにもかくにも訳が分からなかったのが新井(と関本)の盗塁だった。

4/12 篠田◆C10−0D◆
16日以降、水島の呪いに苛まれる事が濃厚な篠田だが、呪いにかかる前に少しでも結果を出しておかねばと必死の投球で3回までパーフェクト。一方、今季初登板となった山本昌は3回に捕まり、石原,嶋,梵のタイムリーで5失点。続く4回にも5長短打で5点を失い、自己ワーストの10失点で失意のKO。大量援護を得た篠田はプロ初完投を散発4安打無四球完封で飾った。昨日に続いて、四球1つ選ぶ事の出来ない淡泊な攻めに中日首脳陣は頭を抱えるばかりで、名手・川相の現役復帰を望む声は高まる一方だ。それにしても、山本昌の様な実績ある大ベテランを10点取られるまで晒し者にし続けた首脳陣の罪はとてつもなく重いのではなかろうか。

◆YB5−3S◆
内藤のプロ初アーチ等で3回までに3点のリードを奪った横浜だが、初回からピンチの連続だった小林が4回に田中浩の犠飛で1点を返されると、5回には青木のタイムリー二塁打で1点差に詰め寄られ、KO。その裏、ヤクルト先発・川島亮も内川,吉村の連続二塁打で5点目を失い、KOとなった。6回にはガイエルの4号ソロ,ジュビロ野口のタイムリー二塁打で1点ずつ取り合ったが、7回から山口−石井がノーヒットリリーフで、ヤクルトの反撃をかわした横浜が今季初めて3連戦に勝ち越し。夢の100敗へ足踏みする事となった。

◆H5−4F
序盤から取っては取られのシーソーゲーム。2回に高橋の一発で先制されたソフトバンクは、その裏、高谷のタイムリーですかさず追い付くと、3回には松中が勝ち越し二塁打。直後の4回、スレッジの2ランで逆転されるも、その裏、森本,本多の連続タイムリーで再逆転。これでようやく流れを引き寄せたソフトバンクは6回には川崎のタイムリーで貴重な1点を追加。9回に馬原が1点差と詰め寄られたものの、何とか後続を断ち切り、連敗を3で止めた。先発・杉内は7回1失点で今季初勝利

◆Bs4−1M◆
初回にカブレラの犠飛で先制されたロッテは4回、好調・サブローの2試合連続アーチで同点。1−1で迎えた5回、偽バファローズは先頭の後藤が2号勝ち越しソロを放つと、更に、一死二、三塁から坂口の犠飛で3点目。続く6回に不振に喘ぐフェルナンデスに待望の今季初アーチが飛び出し、ダメ押し。先発・岸田は7回を1失点、12三振を奪う力投で今季初勝利。ロッテはこれで5連敗となってしまった。

◆E4−1L◆
来日初登板は大炎上したラズナーだが、この日は2回に中村に被弾したものの、6回までに許したヒットはその1本のみと言う好投を展開。何とかラズナーを援護したい打線は5回までに毎回走者を出しながら、1併殺1盗塁視死6残塁と拙攻続き。しかし、6回、一死から山崎武,草野,ショートの3連打でようやく追い付くと、礒部が犠飛を打ち上げ、勝ち越し。続く7回には3四球で貰った満塁のチャンスにスタメンを外されていた青波の長瀬が代打で登場するや、ライト前へタイムリーを浴びせて、2点を追加。ラズナーは8,9回も無難に抑え、散発3安打1失点の完投で来日初勝利。西武の連勝は3でストップした。

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April 11, 2009 21:18

◆G4−1T◆
振ればホームランの空気すら漂うキュラソ星人が初回、二死三塁のチャンスで歩かされて、次の新井が三振に倒れる嫌な展開での阪神はその裏、先発・能見が一死満塁から松田記者にタイムリーを浴びて、2失点。一方、巨人先発・東野は6回までノーヒットの快投。しかし、ノーヒットノーランの夢を打ち砕いたのは、やはりと言うか、キュラソ星人の二塁打。ここで新井も汚名返上のタイムリー二塁打で続き、1点差と詰め寄るが、その裏、能見が満塁のピンチを作ってKO。代わったアッチソンはキムタクに2点タイムリーを許し、3点差。結局、阪神は7回の連続二塁打しかヒットは出ない有様で、3連敗。巨人は5連勝で単独首位に躍り出た

4/11 前田健◆C2−0D◆
前田健,ウッチャンの両先発が息詰まる投手戦を展開。前田健が7回まで散発2安打、三塁すら踏ませぬ好投を演じれば、ウッチャンは中盤の度重なるピンチを凌ぎきり、7回まで3安打無失点。8回、中日はウッチャンに送った代打・立浪のヒット等で二死一、三塁と絶好のチャンスを作るが、荒木が倒れて、無得点。ここでウッチャンを代えてしまったツケがその裏に出てしまう。2番手・清水昭は3四球で一死満塁のピンチを作って、KOされる体たらく。更に、3番手・パヤノが痛恨の押し出し四球で勝ち越し点を許せば、4番手・斉藤までが押し出し四球をかます始末。待望の援護…と言うか、中日が勝手に自滅した事でリードを得た前田健は9回も無失点で切り抜け、無四球完封で新球場でのチーム初白星を飾った。折角、立浪が今季初安打を放ったのに、立浪を出した所為…と言うかウッチャンを引っ込めた所為で連続押し出しと言う無様な形で大惨敗を喫した中日。相変わらずの淡泊な攻めに首脳陣は頭を抱えるばかりで、名手・川相の現役復帰を望む声は高まる一方だ

◆YB0−3S◆
悪夢の開幕6連敗が止まった事で安堵してしまったのか、横浜は初回から先発・グリンが捕まり、ガイエル,宮本の連続タイムリーで3点を献上。グリンは2回以降は立ち直ったものの、打線の方も7回までに3併殺9残塁の大拙攻。8,9回はあえなく3人ずつで打ち取られ、完封負け。プロ入り18打席ノーヒットと苦しみ続けていたKジローが代打で待望のプロ初安打を放ったのが、唯一の明るい材料か。ヤクルトは楽天から緊急トレードで獲得した一場さまが怨敵・ノムさんと当たる交流戦までは一軍に生き残ると言う執念からか5四死球を出しながらも、5回を無失点に抑え、移籍初勝利。

◆H0−9F
開幕3連敗から3連勝と巻き返しに成功した日本ハムはこの日も打線が好調。2,3回と小谷野のタイムリーが立て続けにタイムリーを放つなど、序盤で早くも4点のリード。7回には4長短打で3点をあげると、8回には田中の今季初アーチ等でダメ押しの2点を追加。投げては、藤井が5回まで無失点で切り抜けると、菊地−坂元−さすらいの賭博師・須永と繋いで、完封リレーで4連勝。ソフトバンクは初回,3回と2度の満塁のチャンスを逃すなど、14残塁の拙攻が響いた。ここ3試合で僅かに2得点とすっかり打線の歯車が狂って、3連敗。

◆Bs5−2M◆
連敗ロードに突入しつつあるロッテはこの日も小林宏が乱調。2回に日高に2ランを被弾すると、3回には暴投を連発して、むざむざ追加点を許した挙げ句、ローズにも被弾し、5失点。打ってはサブローが一発含む猛打賞と気を吐いたものの、このサブローの2ランでしか点を奪えず、4連敗。一方、今季初の連勝となった偽バファローズは先発・近藤が7回途中まで試合を作り、開幕2連勝を飾った。

◆E2−5L◆
初回、無死満塁の大チャンスを潰してしまい、流れを掴み損ねた楽天は4回までゼロ行進。先発・長谷部は援護を待ちながら耐えていたが、5回についに捕まり、佐藤のタイムリーで2点を献上。その裏に鉄平,7回には高須のタイムリーで追い付いたものの、9回、またも長谷部が佐藤にタイムリー三塁打を浴びるなど、3点を勝ち越され、試合を決定付けられた。楽天は今季初の連敗で、ノムさんはこれで監督通算1500敗となってしまった。

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April 10, 2009 23:38

4/10 金本◆G6−5T◆
一昨日、40代では史上初となる3打席連発を放ったばかりのキュラソ星人がこの日も3打席連続アーチと神懸かった様な大爆発。取り憑かれたかの様にアーチを量産するキュラソ星人の前に巨人もなす術なく屈するしかないと思いきや、この苦境を救ったのは伏兵・鶴亀コンビ。5回に鶴岡が逆転3ランを叩き込めば、追い付かれた直後の6回には亀井が勝ち越しタイムリー三塁打。7回には鶴岡に何と2打席連続アーチが飛び出して、貴重な追加点となった。内海は依然として、WBCで干された影響が残るのか、6回途中4失点でKOとなったが、リリーフ陣の踏ん張りで逃げ切り、巨人は4連勝。

 

◆C3−11D◆
2回に川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにベンちゃんに被弾し、先制を許してからおかしくなったルイスは中日打線につるべ打ちを食らい、6回には自らのエラーでピンチを作るなど、4点を失い、計9失点の大炎上。一方、吉見は6回途中で降板したものの、1失点で切り抜け、2連勝。打っては不振に喘いでいた荒木が4打席連続ヒットで足がかりを作ると、続く井端が3犠打でチャンスを広げ、森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに放った2ランを含む5打点と、1〜3番の活躍が光った。中日はこれで単独首位に躍り出た。

◆YB9−1S◆
広島からやってきた救世主・森笠による前人未踏のチーム初タイムリーによって、呪縛が解かれたのか、昏睡状態だった横浜打線が爆発。2回に石川のタイムリーで早々と先制すると、4回には石川の2打席連続タイムリーに続き、ジュビロ野口が走者一掃のタイムリー三塁打。5回には金城の一発等で3点を加えると、6回にはガッツな貴公子,内川が連続タイムリーを放ち、計9点。ここまでの6試合で僅かに5得点だったが、それを遥かに上回る得点をこの試合だけで叩き出し、ようやく今季初勝利。開幕戦の呪いに苛まれているハマのチンピラも開幕戦でなくなった事で緊張がほぐれたか、初回の満塁のピンチを切り抜けると、以降はスイスイとヤクルトの反撃をかわして、8回1失点の好投を展開した。

◆H1−9F
開幕戦では立ち上がりの弱さをつかれて、不覚を取ったダルビッシュ。この日も初回に稲葉のよもやのエラーに足を引っ張られて、ノーヒットで先制点を献上。しかし、これまた前回同様、2回以降は完全に立ち直ったダルビッシュは8回まで散発3安打と付け入る隙を許さない好投。和田の前に3回まで沈黙していた打線は4回にスレッジが同点アーチを叩き込むと、、6回には金子誠の一発等で3点を勝ち越し、和田をKO。これで完全に流れを引き寄せた日本ハムは7回に2点,8回にも3点を奪って、試合を決定付けた。

◆Bs10−8M◆
大松の逆転3号2ラン等で6点もの援護を貰った先発・清水だが、リードして貰った矢先の5回にラロッカに2打席連続アーチを許して、あえなくKO。二軍落ちも遠くないと噂されていたラロッカだが、続く第4打席でもダメ押しの2ランを叩き込み、3打席連発の7打点。偽バファローズは守護神・加藤が2点を失い、2点差まで詰め寄られたものの、辛くも逃げ切りに成功。気がかりなのは、先発の小松。立ち上がりから精彩を欠いた投球で6点を失い、5回もたずにKO。前回同様、新人王に輝いた昨年の面影は見る影もなく、WBCで干されていた後遺症を色濃く感じさせる内容だった。打ち合いに敗れたロッテはこれで3連敗。

◆E0−6L◆
開幕戦のダルビッシュに続き、この日は涌井と、またもやWBCでの同僚と投げ合う事となった岩隈。この日はいつになく制球に苦しみ、初回から中島に先制タイムリーを許すと、5回には連続四球等で満塁のピンチを作って、中村に2点二塁打を浴び、この回限りでKO。一方、涌井は3回に背負った満塁のピンチ以外は全く危なげなく、8回まで散発3安打無失点の快投を展開。西武は終盤にもボカチカの一発等で突き放し、完封リレーで好調・楽天をねじ伏せた。

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April 09, 2009 22:20

4/9 大矢◆YB2−9G◆
この日も横浜の投壊貧打が大炸裂。新助っ人・ウォーランドは6回途中で3失点でKOされると、入団前から名手・川相を信奉していたナイスガイ・真田も4長短打を集中されて、4失点。横山は昨年途中まで同僚の鶴岡に被弾し、ダメを押される始末。打っては8回までに吉村の一発による1得点のみ。完全に大局は決した9回に代打・森笠がここまでチームの誰一人としてなしえなかったタイムリーヒットを放つと言う前人未踏の快挙を達成したが、焼け石に水。大の日も大惨敗の横浜は開幕6連敗となり、夢の100敗まで94敗とその勢いは留まる所を知らない様だ。巨人は17安打9得点と打線爆発。坂本は4安打,鶴岡も一発含む3安打と下位打線の活躍が光った。開幕戦で炎上したグライシンガーだが、流石に、横浜相手に苦渋を飲む事はなく、6回1失点と余裕の投球で今季初勝利を飾った。

◆S10−7D◆
開幕戦でのサプライズ登板で快投を演じた浅尾が早くも2度目の登板。川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した荒木の先頭打者アーチ等でいきなり3点のリードを貰った浅尾だが、2回までに6安打を浴びて、あっさり追い付かれる有様。5回には5連打で4点を勝ち越され、一死も取れずにKO。代わった斉藤も2本のタイムリーを浴びて、この回悪夢の6失点。2回以降沈黙していた打線は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに藤井が4号3ランを叩き込むなど、追い上げたものの、あと一歩及ばなかった。浅尾は開幕戦の内容が衝撃的だっただけに今回の火だるまぶりも衝撃的だった。今回がたまたま悪かったのか、前回がたまたま良かったのか、単に、良い時は悪い時の差が激しい調子にムラのある不安定な投手と言う事なのか? ブレイクを期待している投手の一人だけに今後も注目していきたい所だ。

◆T2−4C◆
3タテは回避したい広島は3回に赤松,東出のタイムリーで2点を先制。すぐさま鳥谷のタイムリーで1点差を返されるが、4回に石井タクロー,5回に栗原がそれぞれタイムリー二塁打を放って、突き放した。先発・長谷川は5回まで1失点で切り抜けると、以降はリリーフ陣が1回ずつ繋いで、阪神の反撃を耐え抜き、連敗ストップ。前回、炎上した永川は二死から連打で二、三塁と一打同点のピンチを迎えるヒヤヒヤものの投球だった。阪神は絶好調のキュラソ星人が2度も歩かされるなど、徹底マークを受け、後続の新井がチャンスに悉く凡退したのが痛かった。密かな新人王候補として期待されている石川は7回4失点で黒星スタートとなった。

◆E2−1H
開幕からの連勝記録がストップした楽天は初回から川崎の犠飛で先制されるも、2回に今週の「ドカパロSS 超絶無間地獄変」にて、右打席の山田太郎並などとこき下ろされた山崎武が怒りを爆発させて、今季1号の同点アーチ。3回には大隣の暴投で労せずして勝ち越しに成功。先発・永井は8回までに10三振を奪う力投を見せると、9回は有銘−小山と繋いで、最少リードを守りきった。ソフトバンクは2戦連続の勝ち越しに失敗。手術の影響から調整が遅れ気味だった大隣は満を持しての登板となったが、自らの暴投で決勝点を与えた上、5回もたずに降板と不本意な内容だった。

◆L13−6Bs◆
復活を期す平野が今季2度目の登板で初の先発に起用されたが、初回から中村にタイムリー二塁打を浴びるなど、5安打のつるべ打ちを食らって、4失点。2回には片岡に被弾すると、3回にも栗山にタイムリーを浴び、失意の9失点KO。西武はその後も着々と加点し、先発全員の17安打13得点の猛攻で圧勝。先発・オツは6回5失点と精彩を欠いたが、大量援護に救われて、白星を手にした。開幕戦以降、停滞気味だった清水は移籍初アーチを含む3安打3打点の活躍を見せたのは喜ばしい限り。偽バファローズも14安打を放ったが、3回までの11失点はあまりにも大きかった。

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April 08, 2009 23:46

 吉松のありきたりな治療法の効果なく、右肩が治らず、キャッチャーとしては開幕絶望な山田に代わって、自らマスクを被る事を決意した土井垣。ブランクはあるものの、スローイング,キャッチング共に衰えは感じられず、投手への檄の飛ばし方も山田を彷彿とさせるなど、ポスト山田を担えそうな気配にナインは安堵する。一方、右肩痛が打つ事には支障がないと思われていた山田だが、日に日に打球に勢いがなくなっていき、130km程度のストレートでも打ち損じると痛みが出てくる様に…。休ませる事が一番の治療と山田に伝えながらも、それが出来ないのがプロ選手だと察していた吉松は何やらとっておきの治療法を画策している様子だ。吉松の察した通り、痛みが出ているにも拘わらず、フリー打撃に臨もうとする山田だったが、何を思ったか突然、右打席に入るのだった。

 キャッチャー・土井垣にはそれ程、ストーリー的な期待はしていないのだが(サルや岩鬼だったら、期待出来たのに…)、山田の右打席には不覚にもちょっとワクワクした。とは言え、王さんの後継者にしたいと左打者として育てようとしていた父親の話を先週やったばかりなのに、その左打席がままならず、今週は右打席に入ると言うこの上ないタイミングの悪さは何とも景気が悪いよなぁ。左打席では右が引き手になるから、左が引き手になる右打席の方が痛まないと言う理論だろうが、だからと言って、にわか仕込みの右打席でも読みさえ当たればホームランなんて事やられると白けるので、何か違うものを見せて貰いたい所だが…。

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カリメロ◆YB1−12G◆
投壊貧打で勝てる気配の横浜は2年ぶりの白星を狙う現役最年長投手・カリメロが登板するが、初回からガッツに2ランを被弾すると、3回には痛恨の押し出し四球。4回には当ブログ一押し助っ人・アルフォンゾに来日初アーチを浴びると、5回にもガッツ,坂本に被弾するなど、8失点KOの大炎上。未だに開幕からタイムリーが出ない貧打線はこの日もさっぱりで唯一の得点も内野ゴロの間に掠め取ったに過ぎなかった。大惨敗で開幕5連敗となった横浜は夢の100敗まであと95敗とまた一歩近付いた。ダメ助っ人・ジョンソンはヘッポコ落球で転倒して亜脱臼を負い、リタイアしたが、これでようやくメカゴジラに出番が回ってくる事となったのが、横浜にとって順風になる事を祈るばかりだ。対する巨人の方は打線のテコ入れが奏功。1番に戻った鈴木が1番こそが自分の居場所と言わんばかりに4安打の大爆発。開幕戦以来のスタメンとなったアルフォンゾは来日初アーチに犠飛と2打点の活躍。初スタメンの松田記者も2安打3打点と気を吐いた。投げては開幕ローテに滑り込んだ福田が7回1失点の好投で2年ぶりの白星。昨日、途中で外された李は不甲斐ない連続三振がどうやら若大将の逆鱗に触れたらしく、この日はスタメンからすら外されて、11点差ついてからの代打と言うどうでもいい起用のされ方を…。競争心を煽る為にメンバーを固定させない方針は分からないでもないが、やり過ぎてバレンタイン暗黒政権の様な事にならなければいいが…。ともかく、アルフォンゾはきっちり使ってくれと…。あと、気がかりなのは打球を受けて負傷退場した阿部の様態か。

◆S8−4D◆
開幕から負け知らずの中日はこの日も初回から川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した森野の2号3ランで先制。しかし、更に、二死満塁とチャンスを広げながら、追加点を奪えなかったのが運の尽き。一発依存&残塁量産攻撃に川相不在をまざまざと痛感してしまい、動揺を隠せない先発・中田は2,3回と1点ずつ失い、1点差と迫られると、5回にはガイエル,相川のタイムリーで4失点と逆転を許し、あえなくKO。3番手・平井も青木,ガイエルと被弾し、試合を決定付けられた。2回以降二塁すら踏めず、8回に川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにブランコが2号ソロを放ったが、焼け石に水で開幕からの連勝は4でストップ。ヤクルトは木田画伯がいきなりの3失点にも落ち着きを失わずに試合を作り、先発としては実に11年ぶりの白星を手にした。

4/8 金本◆T8−2C◆
鉄人の冴える打棒が止まらない! 初回に先制2号3ランを叩き込んだキュラソ星人は3回にも2打席連続の3号2ランを放てば、5回には3打席連続となる4号ソロ。奇跡のサイクルホーマーの期待が懸かる中、第4打席は二死二塁での打席となったが、ここでもきっちりタイムリーを放って、4安打7打点。兄貴分に釣られて、イマイチ調子が上がって来ないでいる弟分の新井も待望の今季初アーチを含む2安打。投げては、チーム最年長投手・下柳が走者を出しながらも6回2失点で切り抜け、今季初勝利。キュラソ星人一人にやられた広島だが、阪神と同じ11安打を放ちながら、僅か2点に留まる拙攻も痛かった。

◆E0−7H
球団創立以来最高のスタートダッシュを炸裂させている楽天だが、この日は先発・朝井が大乱調。初回、簡単に二死を取ったまでは良かったが、四球とヒットの後、小久保をセンターフライに打ち取りながら、これを鉄平が完全に見失って走者一掃の先制二塁打としてしまう大チョンボをかまされてから完全におかしくなり、更に、3連続四球による押し出しで3点目を失うと、2回にも先頭打者を歩かせた所でノムさんに見限られ、失意のKO。代わった木谷も松中に2点タイムリーを浴びる始末。打線もソフトバンク先発・ホールトンの前に7回まで僅かに1安打と手も足も出ず、結局、散発3安打のシャットアウトでついに今季初黒星を喫した。

◆F8−7M◆
序盤から激しい打ち合いとなったこの試合。7−7で迎えた7回裏に稲葉が勝ち越し弾を叩き込み、これが決勝点となった。稲葉はこの一発が3打席連続アーチ。小谷野の2本のアーチを放つなど、日本ハムらしからぬ一発攻勢が光った。そんな中、前日にインケツパワーをすっかり放出しきったあの男は4タコと本来の力を取り戻してしまった。打ち勝った日本ハムだが、プロ初登板初先発となった期待のルーキー・榊原はは3失点で4回途中KOとプロの洗礼を浴びた。ロッテは日本ハムを5本も上回る14安打を放ちながら、10残塁の大拙攻。大躍進が期待される大嶺は7失点KOと惨憺たる内容だった。

◆L2−10Bs◆
石井一の前に3回までノーヒットと沈黙していた偽バファローズ打線だが、4回に突如覚醒。大引がチーム初安打となる内野安打で出ると、カブレラもヒットで続いた所でローズが2号先制3ラン。以降、9回まで小刻みに毎回得点をあげ、計18安打10得点の猛攻を展開。投げては、山本がここまで全試合で5点以上奪ってきた好調・西武打線相手を手玉に取り、散発3安打2失点の完投勝利を収めた。

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April 07, 2009 23:41

◆YB1−5G◆
昨年、開幕5連敗で優勝したとは言え、いい加減、勝っておきたい巨人だが、先発復帰となったはーちゅんの前に3回までゼロ行進と大苦戦。しかし、4回に寿司職人ラミレスのタイムリー二塁打で先制するや、続く5回にはガッツ,寿司職人ラミレス,阿部のタイムリーで一気に4点を追加。全く効果のなかったテコ入れオーダーを懲りずに続ける横浜はゲッツーの間に1点を返すのが精一杯で開幕4連敗。夢の100敗まで96敗に迫った。壊滅的な状況の横浜のおかげでようやく今季初白星となった巨人は春風亭半ケツが6回1失点の好投。イマイチ奮わないM・中村,クルーンの抑えコンビも楽な相手,楽な場面での登板で結果を残す格好の調整登板となった。それにしても、相変わらず、アルフォンゾの使い方が意味不明。2打席連続三振した所であっさり李が引っ込められたのも意味不明。一体、助っ人陣に何が起こっているのか? 単に、若大将の采配が意味不明なだけなのか? こんな使い方するくらいなら、ハナからアルフォンゾなんか獲らないでくれ!

◆S3−4D◆
先発投手の快投が続き、その勢いに乗りたかった朝倉だが、2,4回と立て続けに宮本にタイムリーを浴びてしまう。しかし、5回に藤井が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに3戦連発となる2ランを叩き込み、試合は振り出しに。その後、ガイエル,ブランコのタイムリーで1点ずつ取り合って迎えた9回、中日は一死二塁からまたも藤井がタイムリーを浴びせて、これが決勝点となった。最後は岩瀬が締めて、開幕4連勝。ヤクルトは先発・館山は8回まで自責点2と頑張ったが、2番手・押本が代わりばな捕まった。デントナの4安打を初め、3〜6番までで10安打を集中させながら、詰めの甘い攻撃で1点差に泣いた。

4/7 金本◆T11−10C◆
快調な開幕スタートを見せた広島は3回まで3点のビハインドを背負いながら、栗原の通算100号等で追いすがり、7回に一死満塁からまたも栗原が逆転2点タイムリー。更に、二死後、4連打が飛び出し、大量7点を獲得。これで試合は決まったかに思われたが、ここから阪神が驚異の粘り腰を発揮。7回に1点,8回に2点とジワジワ追い上げる。土壇場9回、広島は守護神・永川投入で逃げ切り体勢に入るが、阪神はシャア少佐,鳥谷のタイムリーで1点差と詰め寄った所でキュラソ星人が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせ、劇的な逆転サヨナラ勝ち。広島の4番・栗原があわやサイクルの4安打4打点と爆発したが、阪神の4番・キュラソ星人も負けじと3安打5打点の活躍で劇的勝利を呼び込んだ。開幕3連戦でノーヒットでダメ助っ人の烙印を押されつつあったメンチも3安打とようやく覚醒か? 矢野の代役として結果を見せていた狩野に代わり、プロ初スタメンに抜擢された岡崎も3打数3安打と見事に期待に応えた。しかし、手放しで喜んでもいられない。ロッテから緊急移籍のソニックは7回5失点KO。代わったウィリアムスも一死しか取れずに4失点の大炎上。更に、アポリー中尉は危険球退場と投手陣はガタガタで野手陣に借りを作った格好だ。広島も大竹が5回で10安打を浴びてKO。開幕3連戦で好投し、今年こそ劇場閉鎖…と期待された永川も悪夢の4失点。まだまだ劇場閉鎖は果たせそうもない様だ。ブラウン監督は初回に早々と退場し、監督としては史上最多タイの7度目(4年連続は監督としては史上初)の記録を樹立。過去6度の退場時は全勝と言う不敗神話を誇っていたが、その神通力も永川の劇場パワーの前には形無しだった

◆E6−0H
開幕連勝の球団新記録を伸ばし続ける楽天はこの日も出だしから好調。2回に横川のタイムリーで先制すればる、3回には好調・中村紀,山崎武の連続タイムリーで3点を追加。7回には鉄平のタイムリー等で2点を奪い、ダメ押し。地元開幕戦で満を持しての登板となった田中は三塁を踏ませぬ好投で4安打完封。楽天は球団新の開幕4連勝となった。ソフトバンクは本多が3安打と一人気を吐いたが、3番以下の出塁はエラーと1四球のみのノーヒットと完全に沈黙。来日初登板の新助っ人・ローも7回6失点KOと不本意な内容に終わった。

◆F9−1M◆
初回、無死一、三塁のチャンスを悪夢のトリプルプレーで逃したロッテだが、2回に井口の史上7人目となる全打順アーチで先制。開幕4連敗は何としても回避したい日本ハムは5回に開幕3連戦で怒濤のインケツパワーを充電しまくったあの男から移籍初となる同点アーチが飛び出すと、7回には鶴岡,田中のタイムリーで3点を勝ち越し。8回にも5長短打を集中。試合を決定付ける一挙5点のビッグイニングを作り、ようやく今季初勝利。スーパーさぶ・多田野は8回を無四球の1失点と好投で白星をゲット。一方、水島の呪いの余波が懸念される唐川は6回1/3を2失点とまずまずの内容だったが、打線の援護に恵まれず、黒星スタートとなった。

◆L8−3Bs◆
各所でWBC落選組の活躍が目立っているが、この日は同じく落選組の岸が登場。2回に後藤に先制2ランを被弾するが、以降は付け入る隙を許さない好投で追加点を与えない。これまた落選組の細川のタイムリーで1点を返した西武は4回には年に3本出るかどうかの礒?の一発等で逆転に成功。6回にはボカチカのタイムリー三塁打等で3点、8回には3連続二塁打で2点を追加し、試合を決定付けた。勝っても負けても5点は奪う西武打線はこの日も元気一杯。岸はWBC使用球はからっきしでも、NPB使用球なら十分やれる所を見せつけた

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April 06, 2009 22:34

 キーンの3ランで一気に2点差まで詰め寄ったホーネッツ。更に、四球の走者を出した所で、打者一巡となり、ビッグイニングの口火を切る死球を食らったマードックが登場。一発出れば、同点と言う場面だったが、マードックはあえなくキャッチャーファールフライに倒れて、同点ならず。そして、迎えた8回、この勢いを持続させるべく、いよいよ吾郎が登板。痛みが出たら、即投球中止と言うファーガソンとの約束が頭をよぎり、いつ出るか分からない血行障害の症状に不安を抱えながらも、逆転を信じて、全力でねじ伏せにかかる吾郎。しかし、痛みが出ていないとは言え、何らかの影響があるのか、ボールが走らず、連打と四球で無死満塁といきなり大ピンチを背負ってしまう。

「決まった…。俺が今日のマン・オブ・ザ・ディ」

 今回、一番の衝撃はキャッチャーフライを打ち上げておきながら、上記の台詞をほたえて、陶酔するマードックだろう。実際問題、外野フライならまだしも、キャッチャーフライでホームランの手応えと錯覚する様な事はありえない。どういう手応えかなど関係なく、バットにボールが当たっただけでこういう事を本気で考える様なバカキャラは岩鬼くらいしかいない様な気がするのだが、前の打席で決死の死球を食らいに行ったあのマードックは一体どこへ行ってしまったのか? とりあえず、この回の攻撃で一区切りついた事で、都合の良過ぎる過程は忘れて、8−6ではなく、2−0で負けていると脳内変換すれば、シラけた気持ちもある程度、抑制出来そうだ。久々に故障持ちである事を思い出させてくれた吾郎だが、自覚症状が出る以前に打ち込まれる始末で、結局、痛みが出ても、即降板なんて事にはならずに無理して投げ続ける気配がプンプン。こんな状態の吾郎でもシルヴァは噛ませ犬と化してしまうんだろうなぁ、どうせ…。

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