March 2009

March 31, 2009 22:32

 NHK朝の連ドラ「つばさ」が昨日から始まった。朝ドラをやっている時間帯は土曜・祝日を除けば、家にいる事など殆どないながら、長年、わざわざ予約録画してまで観続けている私なのだが、これほど放送前から待ち遠しかった作品は今回が初めてだ。前作「だんだん」も「ふたりっ子」が好きだったクチとしては、それなりに気にはなっていた作品だったが、「つばさ」程ではない。それはひとえに多部未華子の存在に尽きる訳なのである。
 朝ドラのヒロインと言えば、オーディションで選ばれるのが基本で殆ど無名に近かったり、新人だったりして、朝ドラで名を上げて、活躍の場を広める様なケースが多い。今回のヒロイン・多部未華子の場合、既に、ドラマで何本も主役をこなしていたり、映画での活躍も目立っていたりで、朝ドラ開始以前での知名度は近年のヒロインの中ではかなり高い部類に入る訳で、「純情きらり」の宮崎あおいの時みたいにオーディションはなかったのかと思ったら、一応、オーディションはやったんだそうな…。実績と実力を考えると、何だか出来レースっぽい気がしないでもないが…。とりあえず、「鹿男あをによし」のDVD−BOXを買ってしまったり、「イチガツニジュウゴニチ」を買おうか迷ったり(買ってないけど)する程度には多部未華子ファンな私としては、週に6日も多部未華子の演技を堪能出来るこれからの半年間にはかなりワクワクしているのである。
 多部未華子は感情の起伏が小さい役の方が好きだったりするのだが、「二十歳のオカン」のキャッチフレーズからして、結構、はっちゃけた役かな…と予想しつつ、第1話を観てみると、「山田太郎ものがたり」や「ヤスコとケンジ」程にはぶっ飛んでおらず、いい塩梅に明るい役で好印象。基本能力値と言うか、初期レベルが例年の朝ドラヒロインと比べると、かなり高い気がするので、これは逆に周りがだらしないパターンなのかもしれない。まだ登場していないが、母親はかなりダメキャラな空気が漂っているし…。流石に、ヒロインだけ良くても、シナリオがダメなドラマだと、トータルでの満足度は大いに下がってしまう訳だが、朝ドラはコメディタッチな方が当たりな作品が多いし、今作のファーストコンタクトは朝ドラ初の全話録画を試みてみてもいいかなと言う気にさせてくれるだけの好感触を得たので、いける所まで頑張ってみようと思う次第…。

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March 30, 2009 22:55

 里中の策略により、やって来た名医・吉松に診察して貰った山田はキャンプインまでの投球禁止令を言い渡される。かくして迎えた春季キャンプで、投球解禁となった山田は里中とのキャッチボールを開始。短い距離ではさほど痛みを感じさせない様子の山田だったが、徐々に距離を広げていくと、右肩に痛みが走り、投球禁止令の効果はなかった事が発覚する。山田が投げられない事に動揺を隠せないナインは代替要員に対して、話し合いを開始。山田の存在が大き過ぎて、捕手が全く育っていない状況から、最早、微笑がマスクを被るしかないのではないか…と、話が進んでいる所、サルが高2まで捕手をやっていたからと、突然、ポスト山田に立候補。そんな中、投げるのは無理でも、打つ方には支障がない筈だと言う吉松の診断により、フリーバッティングを試みる山田。吉松の言葉通り、山田はケガなど微塵も感じさせない快打を連発し、DHなら使えると言う目処が立った。すると、土井垣は自分が捕手を務める事を宣言。捕手兼監督と言う過酷な条件に、不安を隠せないナインだが…。

 吉松の技量は河内山には遠く及ばないらしく、投球禁止なんてありきたりの放置っぷりで、山田のケガは全く好転しないと言うよもやの展開。これにより、東京の控え野手層の壊滅的な薄さがまざまざと露見する事となった(今更、驚く事でもないが)。ポスト山田に真っ先に微笑の名前が挙がる様ではどうしようもない。第2捕手候補に一人として専業捕手がいないなんて、プロ野球チームとしては終わっていると思う。創立1年目ならまだしも、未だにそんな状態だなんて、あまりにも危機管理対策をしなさ過ぎである。控えがいないのは捕手に限った事ではなく、内野も外野も壊滅的に控えがいない。チョロ,桜木,フォアマンの3人だけである。前に紅白戦で出ていた連中は一体どうなってしまったのか? 二軍の若手が頑張っても、どうせオフに即戦力が入って来て、一軍枠が埋まるので頑張るだけ無駄…状態が長らく続いていた巨人以上にタチが悪い。何せ、東京と言うチームは殆どのレギュラー野手が全試合フルイニング出場と言う化け物ばかりなので、一軍に上がっても代走ですらお呼びがかからずに一向に実戦経験を積む事が出来ず、むしろ二軍にいた方がマシなくらい。こうして毎年、確実にレギュラーの平均年齢が1年プラスされていくのである。さて、結局、自ら買って出る事となった土井垣だが、兼任監督と言う負荷があるとは言え、微笑がやるのと、意外性のなさで言えば大差ない訳で、むしろ、あまりにも突拍子もないサルの捕手の方が見たかった。突然、こいつは何を言い出すんだ!?とか思っていたら、とんだスカシネタであったの事よ。

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March 29, 2009 17:37

 ようやく1点を返し、反撃の狼煙を上げたホーネッツ。ロビンソンが歩いて、満塁となった所でコヨーテスはエース・ホリスターをスクランブル起用。これに対して、ロイは二遊間に痛打するが、これをセカンドに好捕され、二塁は封殺。送球を受けたシルヴァがファーストへ転送して最悪のゲッツーか…と思いきや、ロビンソンが果敢なスライディングでシルヴァの送球を阻止し、この間に2点目をゲット。続くネルソンは粘りに粘ってフルカウントまで持ち込むも、ショートゴロに倒れてしまう。フルカウントと言う事でロイがスタートを切っていた為、一塁へ送球したシルヴァだったが、ロビンソンと交錯した際に右肩を痛めた影響からボールが逸れて、オールセーフとなり、ダンストンが3点目のホームイン。なおも、一、二塁の場面で、この3点がツキや偶然などではなく、ワッツが見せた諦めない気持ちが伝染した結果だと確信したキーンはライトスタンドへ豪快な3ランを叩き込み、一気に2点差まで詰め寄るのだった。

 あ〜あ、とうとう2点差まで来ちゃったよ。今回も例によって、8点差はやり過ぎた…と言う感想しか出てこない訳なんだが…。結局、ワッツがホーネッツを出ていこうとしている状況であろうとも、心底、ホーネッツを優勝させたいと思っている…と言う事を立証させる為だけのエピソードだったんだなぁ、これ…。でも、8点差はやり過ぎ…。元々、この試合の焦点は吾郎の血行障害問題だった筈なんだが、もうみんな忘れてやしまいな? とにもかくにも、ご都合主義な前振りであまり興醒めさせないで欲しい。ただでさえ、残り3試合と言う状況から2試合投げずに済んだと言うご都合主義な展開なんだし…。正直、残り3試合をあの体でどう乗り切るのかをじっくり描いて欲しかったよ。それにしても、ここに来て、シルヴァが故障。故障持ちの吾郎に五体満足な体でシメ倒されるのは、満田氏もいい加減に憐れになったのだろうか。とりあえず、負けてもいい訳が出来る様な状況を取り繕って貰ったシルヴァだが、またもや吾郎に敗れる展開がますます確信に近付いてしまった格好だ。

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March 25, 2009 22:16

 里中や山田が女とイチャついているウチに年が明け、またまた明訓同窓会の時期がやってきた。五人衆がホテル大観に到着すると、宿泊客らしき老人が微笑に声をかけてきた。その老人は微笑が巨人時代に肘を故障した際に治療に当たった医師の吉松だった。V9時代のONを初めとする巨人ナインも世話になったと言うスポーツ医学の権威である吉松は妻と共に2泊3日で来ており、宿泊しているうちなら、自主トレでいくらケガしても大丈夫だと笑みを浮かべるのだった。76歳ながら、病院の草野球チームでエースを張っていると言う吉松は5人の自主トレに同伴し、一人余っているならとキャッチボールにも参加。そんな中、里中は山田が痛そうにボールを投げている事を気にしていた。実は、里中は偶然を装う形で吉松を呼び寄せ、自分から肩の事を言い出そうとしない山田を診て貰う様に画策していたのだった。

 相変わらず、鎖国体制の水島ワールドはWBCで大いに盛り上がった世の中の事など素知らぬとばかりに、こんな時期に同窓会を開始。とりあえず、山田の故障がなかった事にされなかったのは何よりだが、今季は延々、故障との戦い…なんて事にならずに、開幕前にあっさりカタがついてしまいそうな気がする。里中の策士ぶりは意外だったが、どうせ呼ぶなら河内山を呼べばいいのに…。と言うか、山田だって、世話になった事があるのだから、自ら大河内の所へ行けと…。あの様子だと、全く治療とかしてないみたいだし、プロのくせに自己管理が甘過ぎるだろ。それにしても、最近の読者は河内山なんて知らないんだろうなぁ。勿論、水島氏が覚えているとは到底思えない。大体、小林の事すら思い出せないのに、河内山の事は覚えている…なんて事になったら、小林が可哀想過ぎるしな。ところで、吉松が高校時代のユニフォームを未だに着られると言う事は体型を維持している事だ…などと関心していたが、当時から体の出来上がっていた岩鬼や山田,体力とは違う所で勝負する殿馬はともかくとして、微笑や里中は高校時代の体型を維持している様では到底、プロではやっていけないと思うのだが…。特に、華奢だった里中はプロでしっかり体を作ったから、毎年30試合くらい(推定)完投出来る様になったと考えるのが自然であり、未だに明訓のユニフォームを着られるとしたら、高校時代、どれだけダブついたサイズのものを着てたんだよ!と言う事になるのではなかろうか。

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March 24, 2009 22:27

WBC連覇 連覇を懸けて、韓国と今大会5度目の対決を迎える事となった日本。ここまでの両国の対戦成績は2勝2敗だが、韓国の先発はその2敗を刻みつけた奉重根だ。これに対して、連日の二岡呼ばわりに鬱憤の溜まっている鈴木一朗がいきなりセンター前に弾き返して、今大会初めて先頭打者として出塁。続く中島が送ると、二死後、J.マッケンジーが9球粘って四球を選び、一、二塁とチャンスを広げたが、ガッツがセカンドゴロに倒れて、二者残塁と先制ならず。2回には二死から岩村の四球,片岡のヒットで一、二塁とまたもチャンスを作ったが、相変わらず、チャンスブレイカーな鈴木一朗がファーストへ十八番の内野ゴロを放ってしまい、またも二者残塁。しかし、3回、先頭の中島がショートへの内野安打で出ると、青木のセカンドライナーを高永民が弾いて、またまた一、二塁のチャンス。続くJ.マッケンジーのサードゴロで一死一、三塁と場面が変わった所で初回のチャンスを潰してしまったガッツが雪辱のライト前タイムリーを放ち、ついに待望の1点を先制。更に、左キラーとしてスタメン起用された内川もライト前に弾き返して、満塁したものの、緊急招集で時差ボケが残る栗原がサードゴロゲッツーを食らう最悪の展開で、1点止まり。5回には中島の四球の後、青木とのヒットエンドランが見事に決まって、奉重根をKO。無死一、三塁と絶好のチャンスだったが、2番手・鄭現旭の前にJ.マッケンジーは空振り三振。続くガッツも空振り三振に倒れると、スタートを切っていた青木が二盗を決めたかと思いきや、スライディングの勢い余ってオーバーランするチョンボで憤死する最悪の展開で、結局、無得点。拙攻に次ぐ拙攻で重苦しい空気の中、ここまで1安打と好投していた岩隈がその裏、先頭の秋信守に痛恨の同点被弾。更に、一死後、高永民にレフト線へ痛打される。これを内川が強引にスライディングキャッチに行くギャンブルプレーを敢行。幸運にもショートバウンドでグラブに収めた内川はすかさず二塁へ転送し、一気に進塁を図った高永民を刺すビッグプレーを完成させ、崩れかけた岩隈を見事に救った。1−1の儘、迎えた7回、日本はヒットで出た片岡がすかさず二盗を決めると、第2,3打席と内野ゴロに倒れ、またまた二岡モードに戻ってしまった鈴木一朗がインケツぶりを打破すべく、三塁線へのマンネリセーフティバントを決めて、一、三塁。ここで中島がレフト前へタイムリーを浴びせて、勝ち越しに成功。なおも一、二塁の場面で青木がライトへの大飛球を放ち、片岡がタッチアップで三塁へ進んだが、ここでJ.マッケンジーが他の選手なら殆どがセーフになりそうなタイミングのサードゴロゲッツーを食らう最悪の展開で、追加点ならず。一向に流れを引き寄せられない日本だったが、続く8回、一死から内川がライト前ヒットで出ると、3番手・柳賢振から稲葉が一塁線を破り、これがそのままファウルスタンドに飛び込むエンタイトル二塁打となって、二、三塁のチャンス。ここで岩村がレフトへきっちり犠飛を打ち上げて、貴重な3点目を追加。これで決まったかに思われたが、粘る韓国はその裏、先頭の李机浩が右中間突破の二塁打。一死三塁となった所で代打・李大浩が犠飛を打ち上げ、1点差。続く朴基赫を歩かせた所で球数が97球に到達した岩隈はついに降板となった。ここで代わった今大会絶好調の杉内は李容圭をレフトライナーに仕留めて、この回を1点で食い止める。ダメを押したい日本は土壇場9回、抑えの林昌勇から鈴木一朗がマンネリセーフティバントの成功で憑き物が取れたのか、ライトフェンス直撃の二塁打。しかし、続く中島の一、二塁間を抜けようかと言うライナーを高永民がダイビングキャッチ。青木は敬遠されて、一、二塁となったが、J.マッケンジー,ガッツと倒れて、二者残塁。その裏、左の李晋映に右の代打・鄭根宇が起用されると見るや、若大将・原監督は杉内からダルビッシュにスイッチするも、これが裏目。ダルビッシュは鄭根宇こそ空振り三振に斬って取るも、ここから連続四球で二死一、二塁のピンチを背負うと、李机浩に三遊間を破られて、ついに同点。なおも一、二塁と一転して、一打サヨナラの大ピンチとなったが、ここは高永民を空振り三振に仕留める意地を見せ、試合は延長に突入した。迎えた10回、日本は先頭の内川がライト前に弾き返すと、稲葉が初球をきっちり送り、岩村もヒットで続いて、一、三塁と勝ち越しのチャンス。川崎はショートフライに倒れるも、鈴木一朗の打席で岩村が二盗を決めて二、三塁となった所で怨敵・韓国ファンからの激しいブーイングにより、燃えさかる敵愾心を激しくスパークさせた鈴木一朗がセンター前にタイムリーを放ち、一気に2点を勝ち越し。更に、中島の死球,青木の敬遠で満塁となったものの、J.マッケンジーは見逃し三振に倒れて、三者残塁。その裏、ダルビッシュは先頭打者こそ歩かせたものの、後続3人を苦もなく打ち取り、逃げ切りに成功。怨敵・韓国に競り勝った日本はこれで2大会連続優勝の栄誉に輝いた大会MVPには3戦3勝の霊感投手・松坂が前大会に続いての受賞となった。
 ピリピリとした緊張感の中、一進一退の熱い試合展開は正に、決勝戦を飾るにふさわしい内容だった。まして、日本が韓国を倒しての連覇とあっては申し分ないだろう。通算成績も3勝2敗と勝ち越し、言い訳も逆恨みも見苦しいだけと言う状況を作り上げた訳だが、果たして、これでも韓国陣営は何かしらのケチをつけてくるのか、注目したい。内海の食らわせた頭部死球とか引っ張り出して来そうだよ…。序盤から怒濤の拙攻三昧で川相不在の弊害を痛感させるばかりだった日本を救ったのは、またもや岩隈だった。立ち上がりから隙のない投球で、決して韓国に主導権を握らせなかった事が連覇を呼び込んだと言っても過言ではないだろう。9回にダルビッシュを投入した若大将の采配はどうにも釈然としなかった。最初からダルビッシュが登板していたのならまだしも、マウンドに上がっていた杉内をわざわざ引っ込めての投入は、左対左,右対右に固執した安直な後手の継投でしかないからだ。相手の右左関係なく抑え込んできた杉内をああも無為に下げてしまう事で、ケチがつきやしないかと、危惧していたら、案の定の展開で、一時はもう連覇はダメかもしれない…とすら感じさせる空気になったが、それでも最後の最後で辛くも踏み留まったダルビッシュに救われた。打のヒーローは一応、鈴木一朗…………なのだが、決勝打を含む4安打を放っても、帳尻を合わせたと言う印象が否めず、やっぱり鈴木一朗が打たないとな……などと、安易に持てはやす気にはなれなかった。韓国側の大ブーイングに怒りを爆発させるかの様な最後の一打はちょっと燃えたけど…。個人的に野手最大のヒーローは内川を挙げたい。3安打2得点とバットでの活躍は言わずもがな、6回のファインプレーが大きかった。あれが二塁打,三塁打にでもなっていたら、完全に韓国に流れが移っていた事だろう。完全にギャンブルプレーなので、失敗したらどえらい事になっていたが、成功したモン勝ちである。MVPには3勝無敗の霊感投手・松坂が2大会連続で選ばれた訳だが、図抜けて活躍した印象が薄い気がする。1勝1敗とは言え、絶体絶命と言うプレッシャーを背にしたキューバ戦や、今日の決勝戦で好投した岩隈の方がむしろしっくり来ると言うものだ。球数を投げ過ぎて、毎度、早期降板を余儀なくされる霊感投手・松坂と比べ、20イニングも投げた岩隈の貢献度は計り知れない。1敗した試合も僅かに1失点。コールド勝ちする程の大量援護を貰えた霊感投手・松坂と、まるで援護を貰えなかった岩隈と言う、東京ラウンドでの韓国戦での内容が二人の明暗を分けた格好だ。
 さて、連覇を果たした日本だが、前大会での世界一をフロック呼ばわりしていたアメリカや中南米の評価がどう変わるか見ものである。特に、アメリカは下手な言い訳をするくらいなら、きっちり戦力を整えて来いと言いたい。戦力が整わないなら、整う努力をしろと…。とにもかくにも次回は第1次ラウンドの1,2位は第2次ラウンドではバラかせて、同じ国と5度もやる様なアホみたいな組み合わせは勘弁願いたいものである。ダブルエリミネーション方式にも疑問符が残る。ゲーム3や、ゲーム5の存在意義は分からないでもないが、ゲーム6の存在意義がさっぱり分からない。ゲーム6でわざわざ1,2位決定戦をやらずとも、ゲーム4の勝者が1位,ゲーム5の勝者が2位でいいと思うのだが…。この試合の所為で韓国との余計な対戦を2度も強いられた訳であり…。大いに盛り上がったWBCだが、次はいよいよペナントレース。WBCで高まった野球熱がペナントレースを盛り上げてくれる事を大いに期待したいのだが、WBCで燃え尽きて、盛り下がりそうな嫌な予感がありありだったりする…(^^;)。

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March 23, 2009 22:40

 2大会連続決勝進出を懸け、アメリカと激突する事となった日本。先んじて韓国がベネズエラを下した事で、勝てばまたまたまたまた韓国とやらされる羽目になってしまったと言う欝な雰囲気の中、2大会連続MVPを狙う霊感投手・松坂がロバーツに初回先頭打者アーチを被弾し、試合開始早々追いかける展開に…。その裏は三者凡退に終わった日本だが、続く2回、稲葉が歩いた後,ガッツがエンドランを決めて、無死一、三塁のチャンス。福留はレフトへの浅いフライに倒れたが、続くJ.マッケンジーがライトへ犠飛を打ち上げて、稲葉が同点のホームイン。追いついたのも束の間、直後の3回、依然としてピリッとしない霊感投手・松坂が二死からロリンズに痛打されると、二盗を許した所でライトに右中間突破の勝ち越しタイムー二塁打を許し、再び1点のビハインド。その裏、この日も二岡ばかりのインケツ臭を漂わせ、またもサードへの凡ゴロに倒れた鈴木一朗が悪送球に救われて一気に二塁へ。一打同点のチャンスとなったが、中島,青木と倒れて、結局、無得点。しかし、続く4回に日本打線が怒濤の猛反撃を開始。稲葉,ガッツの連打で一、二塁とした所で福留のセカンドゴロをロバートが弾き、ボールが転々とする間に一気に稲葉が生還。なおも一、三塁の場面でJ.マッケンジーがまたも犠飛を打ち上げ、勝ち越し点をあげると、更に、岩村にタイムリー三塁打,川崎にタイムリーが飛び出し、2点を追加。続く鈴木一朗はまたも凡ゴロに倒れるインケツぶりだったが、この間に川崎が二塁へ進むと、中島もカウント0−3から右中間へタイムリー二塁打を浴びせて、オズワルトをKO。日本はこの回、一挙5点を獲得するビッグイニングを形成した。リードを貰っても精彩を欠く霊感投手・松坂は直後の5回、二死一、二塁のピンチを作って降板となったが、ここで代わった絶好調の杉内がダンを空振り三振に斬って取り、このピンチを脱出。突き放したい日本は6回、J.マッケンジー,川崎のヒットで一死一、二塁と追加点のチャンスを作るが、二岡顔負けのインケツぶりを遺憾なく発揮し、内野ゴロ量産マシンと化している鈴木一朗がここでもファーストへの凡ゴロ。続く中島も空振り三振に倒れて、二者残塁。7回には3番手・田中が二死三塁のピンチを迎えながらも、凌いだが、8回、4番手・馬原が一死一、二塁のピンチでデローサに三塁線を破られてしまう。しかも、青木がクッションボールの処理を大きく誤る間に二人の走者の生還を許して、一気に2点差と詰め寄られた。しかし、その裏、日本は四球の福留が犠打と内野ゴロで三進した所で川崎のショートゴロをジーターが悪送球し、労せずして追加点をゲット。更に、川崎が二盗を決めた後、インケツパワーを充電させた鈴木一朗,中島と連続タイムリーを浴びせて、ダメ押しの2点を追加。最後はスクランブル登板のダルビッシュが一死からヒットを浴びたものの、そこから連続三振で締め括り、日本は2大会連続で決勝に勝ち進む事となった。

 毎度、制球に苦しみ、球数を消費しまくると言う見ていて、実に、もどかしい投球が続く今大会の霊感投手・松坂なのだが、それでも決して大崩れせず、悪いなりに何とか試合を作る辺りは流石と言う所か。一方、相変わらず、文句なしの投球を続けているのが杉内。中継ぎに置いておくのが勿体ないくらいだが、これだけの投球をしてくれる投手が中盤からロングリリーフで使えるとあれば、先発も球数を意識せずに投げられると言うものだろう。個人的に今回のヒーローは稲葉,ガッツを挙げたい。本来ならば、鈴木一朗がチャンスメーカーにならなければいけないと言うのに、打線を分断しまくるチャンスブレイカーぶりで、よもや二岡の生き霊が取り憑いているのではあるまいな…と勘繰ってしまう状態。そんな中、本来、ポイントゲッターの筈の稲葉,ガッツがチャンスを作り、下位打線が第2のクリーンアップの役目を果たす形で打線がうまく繋がった。鈴木一朗は韓国戦同様、最後の最後で帳尻を合わせたが、鈴木一朗に求められているのはダメ押し打を打つ事ではない訳で、いい加減、初回の第一打席で出塁して貰いたい所である。さて、いよいよ決勝進出となる訳だが、その相手はまたまたまたまた韓国。韓国と5回やる可能性に関しては、大会序盤から危惧し続けてきた訳だが、本当にその通りになってしまうとは…。今大会は対戦成績が2勝2敗,第1次ラウンドの1位は韓国で、第2ラウンドの1位が日本と、まったくの互角な訳で、この決勝は正真正銘、雌雄を決する戦い。流石に、これで日本に負けた場合、韓国が逆恨みを言う余地もないだろう(まぁ、余地がなくても言えるのが逆恨みであって、実際、あそこはそういう恨み言をガンガン言ってくる国ではあるのだけど…)。聖地のマウンドに旗を突き刺す様な見苦しい真似は2度とさせないで貰いたいものである。

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March 22, 2009 22:17

 執念のダイビングキャッチでゲッツーを完成させたはいいが、痛めていた腰を悪化させてしまったワッツは担架で運ばれる事に…。FA移籍の為に故障を隠してきた筈なのに、それが露見する事も厭わずに無茶なプレーを見せた事で、ホーネッツナインはワッツがこのチームで本気で優勝したい事を確信する。なおも続くピンチはロイのファインプレーで脱出すると、その裏、マードックは内角の厳しいボールに当たりに行って出塁。更に、ヒットでチャンスを繋げた所でダンストンがタイムリーを浴びせて、マードックが生還。ようやく追い上げムードになってきた事で吾郎にもブルペンでの投げ込み指令が飛ぶのだった。

 ここ数回、思う事が常に同じと言うか、本当にここから8点差を跳ね返すのかよ、都合が良すぎるだろ…以外の感想が何も出てこない。ワッツの優勝したいと言う気持ちがどれだけ本気だろうが、ナインがその気持ちを汲み取ろうが、ここからの逆転はどう考えても、作為満点のご都合主義でしかないのだから…。ところで、故障がバレた事でFA移籍はダメかも…とワッツが漏らしていたが、何だかんだで来季も残留だったりするのかねぇ。

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March 20, 2009 13:52

 準決勝進出を確定させた日本はサンディエゴラウンド1,2位を決すべく韓国と4度目の対決を迎えた。実質上、両軍共に負けても支障のない調整試合とも言える為か、若大将・原監督は東京ラウンドから通して、未だに登板すらなく、ペナントレースに影響が出かねない自軍巨人のエース・内海を職権を濫用する形で(?)先発起用。西武との強化試合や、現地でのジャイアンツとの調整試合など、緊張感のない試合で短いイニングしか投げていない内海は初回から鄭根宇のヒット、李容圭の犠打、金賢洙のタイムリーエンタイトル二塁打と僅か6球で先制点を献上。更に、続く金泰均を歩かせ、ピンチを広げたが、李大浩をサードゴロゲッツーに仕留めて、何とか1点で食い止めた。すると直後の2回、一死から5番に抜擢された内川がレフトスタンド2階席へ叩き込み、あっと言う間に同点。更に、村田,岩村と連打を浴びせると、二死後、片岡がライト線にポトリと落ちるタイムリーを放って、勝ち越しに成功。3回、内海は一死から李容圭の頭部をスナイプ。昏倒した李容圭はその儘、退場を余儀なくされた。負けてもいい試合なだけに、この死球は戦力削減を図った日本の陰謀だ…とばかりに逆恨みがお家芸の韓国サイドから激しいブーイングを浴びた内海の身を案じてか、若大将・原監督は続く金賢洙をファーストゴロに打ち取った所でこれまた今大会未登板の小松へスイッチ。とんだ形で引っ張り出された小松だが、金泰均を空振り三振に斬って取り、ここも無失点で切り抜ける。直後の4回、先頭の村田が2打席連続ヒットを放つが、日本への恨みが骨髄に達した韓国の呪いの影響か、一塁を回る際に右太腿に肉離れを起こす緊急事態に陥り、退場。若大将はここぞとばかりに自軍巨人の亀井を代走起用すると、亀井は喜び勇んで二盗に成功。しかし、岩村,阿部と凡退。ここで四球を選んだ片岡も二盗を決めて、二、三塁としたものの、鈴木一朗はライトへ打ち上げて、二者残塁と川相不在の弊害を露呈。亀井は6回、今大会待望の初打席でもヒットを放つが、調子ぶっこいてまたも仕掛けた二盗が今度は失敗し、得点機を逸してしまう。6回一死からマウンドに上がった田中はここを連続三振に斬って取るが、7回、先頭の李机浩にバックスクリーンへ痛恨の同点アーチをぶち込まれ、試合は振り出しに。追い付かれた日本は直後の8回、先頭の好調・青木が絶妙のセーフティバントを決めると、ここで若大将は何と4番のJ.マッケンジーを引っ込めて稲葉を代打に起用。これで見事に的中し、稲葉のライト前ヒットで無死一、三塁とチャンス拡大。ここで内川に代え、ガッツが起用されたのを見るや、韓国はまたもや金廣鉉を投入。過去2度の対戦で悉く三振を喫してきたガッツだったが、ここはライト前へ雪辱のタイムリーを浴びせて勝ち越しに成功。更に、乗っている亀井がきっちり犠打を決めると、続く岩村がセンター前へタイムリー。この打球を李宅根がお手玉している隙に二塁走者のガッツも一気に生還し、この回3点。9回には、またまたインケツモードに陥ってしまっていた鈴木一朗がようやく右中間へヒットを浴びせると、中島が送った所で青木がダメ押しのタイムリー。8回からは馬原、9回からは藤川と繋いで、韓国の反撃を断ちきった日本はサンディエゴラウンド1位として、準決勝ではアメリカとの対決を迎える事となった

 内海が頭部死球をかました時には、負けても支障のない状況を生かして、韓国からの報復攻撃があるのではないかと気が気でなかったが、すぐさま村田が人身御供となった事により、溜飲が下がったのか、その後は平穏に進んだのは何より。最早、出番は来ないと思われている所で、村田のよもやのアクシデントでタナボタ出場となった亀井が盗塁にヒットに犠打とバックアップ要員としては最大級の活躍を果たしたのは喜ばしい限りである。とりあえず、韓国との対戦を五分に戻し、サンディエゴラウンド1位の座を掴んだ事で、連覇を果たした際、韓国に文句を言われる筋合いはなくなったのは何より。だが、準決勝でベネズエラでなくアメリカと当たる事になったのは果たして、吉と出るか、凶と出るか。全体の戦力ではベネズエラが上と見られているが、準決勝の先発に限って言えば、アメリカの方がいい投手とか言う噂もあるが…。足を痛めてしまった村田はどうやら出られない模様で、栗原が緊急招集されるとか…。急に引っ張り出されて、時差に慣れる時間すら与えられない栗原にはえらい迷惑な話だが、右の大砲が少ないだけに村田の穴を埋める活躍を見せて貰いたい所だ。村田のケガは日本と言うより、横浜にとって気の毒だよなぁ。長期離脱ともなれば、夢の100敗にまた一歩近付いてしまう事になるやも…

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March 19, 2009 20:31

 負ければ、連破どころか準決勝進出の道すら断たれてしまう絶体絶命の状況に追い込まれた日本の前にキューバが再び立ち塞がった。先の対戦でも2つの牽制死を食らっている日本だが、この日も初回から右投手のマヤ相手にいきなり青木が牽制で刺される大チョンボをかまし、何とも不吉極まりない立ち上がりとなった。しかし、打線が湿りがちな中、その命運の全てを託される格好となった岩隈がストライクを先行させ、少ない球数でポンポンと打たせて取る小気味いい投球でキューバ打線を翻弄し、主導権を譲らない。0−0の儘、迎えた4回、日本は一死から、青木のセンター前ヒットに続き、4番に返り咲いた稲葉がライトオーバーの二塁打を浴びせて、二、三塁と、この日、初めてのチャンス。続く村田はセンターへの浅めのフライで青木は返れず、二死となった所でガッツがセンター後方への大飛球。背走していたセンター・セスペデスはこれに追いついてキャッチするかに見えたが、これを落球し、この間に青木,稲葉と相次いで生還。日本は待望の先取点をゲットした。続く5回には先頭の岩村が四球で出塁。しかし、ここでサンディエゴラウンドに入ってから11タコと大ブレーキの鈴木一朗が三塁前に小フライを上げるヘッポコバントをかましてしまう体たらく川相不在の弊害を痛感し、動揺を隠せない日本だったが、中島が何とか粘って四球を拾うと、この日2安打と当たっている青木がここでもセンター前へタイムリーを放って、3点目。6回、岩隈は二死からセスペデスに右中間突破の三塁打を許し、ピンチを迎えるが、続くデスパイネをきっちり打ち取り、ここも無失点で切り抜けて、お役御免となった。岩隈が降りた事で突き放しておきたい日本は7回、岩村が歩いた後、鈴木一朗が実に13打席ぶりとなるヒットを放ち、一、三塁とした所で中島がレフトへ犠飛を打ち上げ、4点目。更に、鈴木一朗は9回にもセンターオーバーの三塁打を浴びせると、青木の4安打目となるタイムリーでダメ押しのホームイン。7回からマウンドに上がった2番手・杉内は3イニングをパーフェクトに抑える好投で完封リレーを達成。日本は難敵・キューバに連勝し、辛くも準決勝進出を確定させた

 勝利の立役者は何と言っても岩隈だろう。昨日の予想通り、立ち上がりから危なげなくきっちり抑えてくれた岩隈の好投が中盤以降のいい流れをもたらした。いきなりの牽制死で一時はとてつもなく重い空気を作り出してしまった青木も4安打と打ちまくって、大きく挽回。走者のいる場面で内野ゴロを量産し、ヘッポコバントまでかますなど、まるで二岡のごとく凄まじいインケツぶりを発揮していた鈴木一朗も最後の2打席で復調の兆しを見せたのも明るい材料だ。杉内の投球も素晴らしかったが、最後は藤川を使っておいても良かった様な気が…。鈴木一朗が復活してしまうと、亀井はもう使われようがない感じだなぁ。ああ、実に可哀想。あと、小松はともかくとして、内海は一体いつになったら出てくるんだよ! 若大将は自分の所のエースを潰す気か? さて、次はまたまたまた韓国戦。負けても大丈夫な試合とは言え、ここで負ける様な事になると、仮に連覇を果たしたとしても、1次リーグでも2次リーグでも2位なのに世界一かよ!と、前大会同様に韓国から逆恨みされる事は間違いない。決勝で韓国との5度目の対決が実現し、そこで勝ったとしても、2勝3敗と負け越す事になってしまう訳で、何とか勝っておきたい所である。

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 山田が木之下彩子に結婚を前提とした交際を申し込みましたとさ。めでたしめでたし。

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March 18, 2009 22:53

 準決勝進出を懸け、怨敵・韓国と今大会3度目の対決を迎える事となった日本。だが、期待の先発・ダルビッシュが立ち上がりからボール先行の苦しい投球。初回、いきなり連打を浴びて、無死一、三塁のピンチを迎えると、金賢洙をセカンドゴロに打ち取りながら、岩村からの送球を受けた片岡がこれを落球するヘッポコエラーをかまし、先制点を献上。川相不在の弊害を早くも痛感し、動揺を隠せないダルビッシュは金泰均を歩かせ、満塁とピンチを広げると、一死後、李晋映にレフト前へタイムリーを浴びる始末。更に、二塁から本塁を狙った金賢洙を刺そうとした青木の送球が逸れて、生還を許し、早くも3点のビハインド。日本は韓国先発・奉重根相手に球数こそ投げさせるものの、全く快音が聞かれず、1,2回と無得点。3回には先頭の岩村がチーム3つ目の四球を選んだものの、鈴木一朗はサードゴロ。片岡もサードゴロゲッツーを食らう最悪の展開でまたも川相不在の弊害を露呈。更に、4回には一死から村田が死球,ガッツがチーム初安打となるピッチャー強襲安打を浴びせるが、ここで左キラーとして期待された内川がショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開でまたまた川相不在の弊害を大露呈。5回、福留,J.マッケンジーの連打等で一死一、三塁のチャンスを作るが、鈴木一朗のしみったれたセカンドゴロゲッツー崩れの間に1点を返すのが精一杯。7回には一死から見逃し三振に倒れたJ.マッケンジーが何やら声を張り上げた後、打席にバットを置いたまま、ベンチに戻ろうとすると、これが判定に不服を漏らす審判への侮辱行為と解釈され、退場処分を食らう大失態。この後、二死から岩村がヒットで出たものの、鈴木一朗はキャッチャーファールフライに倒れる体たらく。8回には二死から村田がヒットで出塁すると、ここで韓国は東京ラウンドで火だるまに遭った金廣鉉を投入。今度も再び火だるまに…とはいかず、ガッツはあえなく空振り三振でまたも無得点。2回以降、無失点で踏ん張ってきた投手陣だが、4番手・涌井が2四球(敬遠含む)で二死二、三塁のピンチを背負って降板。ここで代わった岩田も痛恨の連続四球でやらずもがなのダメ押し点を献上。何とか追い付きたい日本は土壇場9回、途中出場の稲葉がヒットで出るも後続3人があっさり凡退し、万事休す。これで韓国は準決勝進出が確定。日本は準決勝進出へのラストチャンスとして、メキシコを下したキューバと再び対決する事となった。

 ああ、これで韓国に調子こかせちまったよ…。またマウンドに国旗ぶっ刺してるし…。あれって、侵略を果たしたぜ〜っ!と言ってるみたいで凄く嫌な感じ…。どうしてもやりたいなら、せめて優勝した時にやれと言いたい。いや、そんな事より、日本はいよいよ持って後がない絶体絶命の大ピンチである。初戦こそ完勝したとは言え、あのキューバに果たして、2度続けて勝てるのか? キューバがこんな所で消えてしまうと言うのも寂しいが、そうも言ってはいられない。霊感投手・松坂と言い、ダルビッシュと言い、何故、こうも立ち上がりが悪いのかね。キューバ戦での先発が予想される岩隈には初回からピシャリと抑えて欲しいものである。やはりと言うか何と言うか、川相不在の弊害は大きい。繋ぎの野球を標榜しているくせに、意味のある凡打を打てる選手が殆どいないのは困りものである。キューバ戦で2度も牽制に引っかかった所為か、機動力を生かした作戦にも二の足を踏んでしまっている様子だし、ヒットが出ないのにこうも無策では如何ともしようがないと言うものだ。今大会2度に渡る韓国戦でしかヒットを打てないでいた鈴木一朗はこの試合でも怨敵打倒へのマイナスパワー爆発でスパークする事を期待されたが、凡打凡打のオンパレード。韓国戦での猛打賞こそ実はフロックだったのではあるまいな…と思わせる程の大ブレーキぶり。若大将は思い切って、鈴木一朗を外して、身内の亀井でも使ってしまえ!とか言いたくなってくる。一体何の為に亀井を連れてきたんだよ。余所様の選手では気を使って、バックアップ要員に出来ないってか? いや、実際そんな所なんだろうけど、亀井どころか、阿部も内海も、こんな調子じゃ経験積むどころか、全く調整が出来ずにペナントレースでも大きく出遅れてしまいそうで心配だ。阿部や内海はまだしも、亀井なんか、この時期、ガンガン実戦で鍛えなきゃならない立場なのに、可哀想過ぎるよ。格上ぶって阿部をシメ倒したり、大先輩のノムさんに敬意の欠片も見せずに、いらぬ喧嘩を仕掛けたり、暗黒面が露呈するばかりのJ.マッケンジーの退場処分も大きな懸念材料。抜けた事により戦力的にどうこうとか言う話ではなく、これで日本が審判団に目をつけられてしまったのではないかと言う事だ。下手に審判を刺激すると、ロクな事にならないと言うのは北京五輪で思い知らされているだけに嫌な予感がしてならない。J.マッケンジーはあれで何で退場になるのか分からないとかぬかしている様だが、チェンジにもなっていないのに道具を置いていく事が退場に繋がると言うのは思いっきりルールに明記されている行為だそうだし、日本ならともかく、アメリカなら十分侮辱行為に抵触しうる事くらい、亡命組なんだから把握しておけと言いたい。あと、いい加減、中島は復帰出来るのかね? どうにも明るい材料が見えてこない日本だが、とにもかくにも鍵を握りそうな気がしてならない岩隈の立ち上がりに期待するばかりである。

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March 16, 2009 22:30

 サンディエゴラウンド初戦の相手は前大会で決勝を戦ったアマチュア最強軍団・キューバ。東京ラウンドで好調をキープしていた中島が体調不良により欠場を余儀なくされ、代役には片岡が任命された。WBCの融通の利かないルールと、レッドソックスの融通の利かない制止により、現地での実戦調整をさせて貰えなかった先発の霊感投手・松坂は初回から連打を浴びて、ピンチを作ったが、4,5番を外野フライに仕留めて、辛くも無失点で切り抜ける。日本は2回、ガッツ,内川が立て続けに四球を選びながら、悉く牽制に引っかかる大チョンボをかまし、結局、3人で攻撃終了。続く3回にはJ.マッケンジーに続き、今大会ノーヒットの岩村にもヒットが飛び出し、無死一、二塁。ここで鈴木一朗がセーフティ紛いのバントをかまして、J.マッケンジーは三塁で憤死。自分も生きようなどと色気を出さず、きっちりとサードに捕らせる様に転がさなければいけない場面でのこのまずいバントに川相不在を痛感させられ、一瞬、空気は凍り付いたが、初スタメンの片岡がヒットで繋ぎ、早くもチャップマンをKO。ここで変わったN.ゴンザレスがいきなり暴投をかまして、岩村が労せずして先制のホームイン。これでプレッシャーがなくなった青木がタイムリーを浴びせると、村田も犠飛を打ち上げ、この回3点をゲット。その裏、鈴木一朗,J.マッケンジーと京都の花札屋コンビが立て続けにファールフライを落球するわ、2安打を浴びるわでピンチを迎えた霊感投手・松坂が最早、川相不在のバックには任せられないとばかりに3つのアウトを全て見逃し三振で奪い、この場を凌ぎ切る。すると直後の4回、日本は一死からまたもJ.マッケンジー,岩村の連打で一、三塁のチャンス。ここで鈴木一朗はセカンドゴロに倒れるが、ゲッツー崩れの間にJ.マッケンジーが返って、4点目。日本は更に、5回にも内川のタイムリーで1点を追加。霊感投手・松坂は6回まで無失点で切り抜け、お役御免となると、7回からは岩隈,馬原が1イニングずつを無難に抑える。9回、村田のタイムリーでダメを押すと、最後は守護神・藤川が締めて、完封リレーを達成し、準決勝進出へ大きく前進した。

 欠場した中島に代わって出場した片岡,川崎がそれぞれ得点に絡むヒットを放ち、ぶっつけ本番の霊感投手・松坂が6回零封。マスコミが煽りまくった所為で散々、警戒していたチャップマンはあっさり3回KO。不振だった岩村も2安打と活躍。序盤の拙攻拙守三昧を見せられた時にはどうなる事かと思ったが、終わってみれば、難敵・キューバ相手に完勝。また鈴木一朗がブレーキになった事が気になるくらいか…。これだけ楽な展開ならば、あえて岩隈を使う必要はなかった様に思うのだがなぁ…。キューバとは再戦の可能性も残っているのだし…。さて、韓国がメキシコ相手に8−2と快勝を収め、準決勝進出を懸けて、三たび韓国と対決する事に…。ああ、また韓国か…、面倒くさい…。本当に決勝まで5度対戦するんじゃあるまいな…

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March 15, 2009 23:41

 8点差をつけられ、7回にも無死一、三塁の大ピンチを迎えたホーネッツ。試合を投げたかの様なクラークの報復死球を許せなかったワッツはベンチに電話をかけさせ、交代のコールもないうちに自らマウンドへ登る。今更、何点取られても一緒だと思っているなら代われと言うワッツの言葉に反発するクラークだったが、優勝を信じて観に来てくれたファンにも同じ事が言えるのかと返されてしまう。9割方無理だと思っていても、ファンは奇蹟を信じて応援してくれているのに、グラウンドの自分達が真っ先に諦めてはいけないと言い放ち、交代がコールされるワッツ。一方、降板となったクラークは今季限りでチームを出ていこうとしている人間に言われたくないとばかりに憤慨する事しきり。コヨーテスはこれだけの大差がついているにも拘わらず、容赦なく点差を広げようと、スクイズを指示するが、ワッツの気迫に気圧されたか、投手前への小フライとなってしまう。執念のダイビングキャッチを見せたワッツはすかさず三塁へ転送し、ゲッツーを完成。しかし、この時、腰痛を再発させてしまうのだった。

 この作品では再三再四描かれている「敗色濃厚だからって試合を投げるなよ!」エピソード。確かに諦めたら、そこで試合終了かもしれないが、だからと言って、諦めなかったら必ず何とかなってしまうと言うのも、あまりにやり過ぎると思いっきり作為を感じて、現実感が遠ざかる。もうしつこい様だが、ここに来ての8点差はやり過ぎだよな。この流れでワッツがリタイアとなると、吾郎が登板になっちまうのだろうか。選手生命に関わりかねない故障を抱えているのに、8点も負けている状態でチームのモチベーション維持の為にクローザーが引っ張り出されるなんて、普通に考えたら、気の毒な事この上ないが、まぁ、どうせ吾郎は自主的にマウンドに上がっちまいそうだよ。

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March 09, 2009 22:05

 既に、サンディエゴラウンド進出を確定させている日本と韓国が東京ラウンド1位を懸けて、再び激突。先の対決ではメッタ打ちを食らわせた日本打線だが、仇敵相手に連敗は許されないと言う凄まじい反日感情を前面に押し出してくる韓国の前にこの日は3回まで1安打と沈黙。一方、昨年21勝をマークした沢村賞投手・岩隈も3回までパーフェクトと素晴らしい立ち上がり。しかし、4回、四球とヒットで一死一、二塁のピンチを迎えた所で、4番・金泰均に三塁線を破られ、ついに先制点を献上。先手を取られた日本だが、7回まで得点圏に走者を進めたのは僅かに1度と全く反撃の糸口を掴めない。何とか流れを引き寄せたい日本は8回から登板したダルビッシュが二人の走者を出しながらも、闘志剥き出しの投球で3つのアウトを全て三振で奪う力投を展開。すると、その裏、一死からここまでノーヒットの鈴木一朗がようやく初ヒット。ここで代わったヤクルト・林昌勇に対し、二死となるのを覚悟で中島に犠打を命じて、青木に託した若大将・原監督だったが、青木は同僚の前にカウント0−2からどん詰まりのピッチャーゴロに打ち取られ、またも無得点。川相不在でこうもチャンスが掴めない以上、一発に賭けるしかないとばかりに村田,稲葉,ガッツの一発に望みを託す日本だったが、あえなく三者凡退に終わり、4回の1点が最後まで重くのしかかる事となった。

 一度は圧倒的大差をつけて下した相手に完封を喫し、日本は東京ラウンド無念の2位。これで韓国が調子ぶっこくのは間違いないだろう。そんな事より気になるのが、サンディエゴラウンド初戦の相手。東京ラウンド2位と言う事で、メキシコラウンドの1位チームと当たる事になる訳だが、メキシコラウンドの本命と言えば、勿論、キューバ。第2次ラウンドもダブルエリミネーション方式の為、仮に、そこで敗れたとしても決勝トーナメントへの道が閉ざされる訳ではないが、初戦からプレッシャーが重くのしかかる展開になりそうな気配だ。強化試合で日本に惨敗しまくったオーストラリアがメキシコに大勝するなど、一発勝負は何が起きるか分からない訳で、まかり間違ってオーストラリアがキューバを食う事とてありえない訳ではないが、果たして、どうなるか…。それにしても、韓国と5度も対決する可能性のある鬱陶しい組み合わせ方式は何とかならんものか。前大会でも思ったが、第1次ラウンドの1,2位チームは第2次では別々のラウンドに配置するべきだと思うのだがなぁ…。

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March 08, 2009 22:21

 徳川が着て来た最高の礼服は何と驚くべき事に…

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 シルヴァの1イニング2打席連続アーチで大量8点を失い、絶望感が漂うホーネッツベンチ。その裏、先頭のネルソンがヒットを放ち、反撃の狼煙を上げたのも束の間、頼みのキーンが初球を打ち損じて、ゲッツーを食らう最悪の展開。更に、パーカーのホームラン性の打球もシールズのファインプレーに阻まれて、結局、3人で攻撃終了。これでいよいよ集中力が切れかけてきたホーネッツは直後の7回、いきなりロイがエラー。更に、二盗を仕掛けられると、キーンが悪送球。大量点差時の盗塁と言うアンリトゥンルールを無視されたクラークは最早、勝たなければいけない試合と言う事も忘れて、報復死球に走る有様。そんな悪い流れを断ち切るべく、ワッツが立ち上がる…のか!?

 ホーネッツの絶望ぶりは当然として、会社を休んでまで子供達に付き合って観戦していた清水の父親が会議があるからとそそくさ出ていったり、桃子がちょっと洗濯物を干していただけなのに戻ってきたらあまりの戦局の変わりぶりに茂野がふて寝していたり、寿也も練習時間が来たからとあっさりテレビを消して、優勝ばかりは一人で出来るものじゃないと部屋を出ていったりと、日本の連中の悉く冷めた反応も凄まじかったな。これまで活躍している所しか見た事がないくらいだったキーンが攻守に渡って失態を演じたのもなかなか新鮮だった。ここに来て、ワッツが快投を見せた所でどうにかなるもんじゃないと思う訳で、残り3イニングでこれを引っ繰り返してしまうのは、あまりにも都合が良過ぎて、逆に冷めそうだ。先週のレビューでのコメントでワイルドカードの可能性を指摘されたのだが、ファンやナインの反応を見る限り、ワイルドカードによるディビジョンシリーズ進出は絶無としか思えない。これだけ絶望感漂わせておいた上、惨敗しておきながら、ワイルドカードで出られる事に…なんて、あまりにも白けるではないか。最早、どう転んでも、白ける展開が避けられない気がして、やはり、8点差はやり過ぎたと思わずにはいられない。

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March 07, 2009 22:19

 勝てば、サンディエゴラウンドへの進出が確定する一戦。韓国の先発・金廣鉉は北京五輪でも日本を苦しめた存在として、警戒を強めていたが、大ブレーキとなっていた鈴木一朗が怨敵・韓国を目の前にしてついにスパークしたのか、決め球のスライダーを叩いて、合宿中の練習試合を通して初となる外野への安打。これで意気の上がった日本は中島,青木と3連打を浴びせて、早くも先制。なおも一、二塁のチャンスに村田,ガッツが連続三振に倒れて、嫌な空気が流れ始めたが、ここで金廣鉉対策としてスタメンに抜擢された内川が三塁線を痛烈に破る走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、この回3点。しかし、その裏、満を持して登板となった前大会MVPの霊感投手・松坂が一死から連打を浴びるピリッとしない投球。この時、一気に二塁を狙った金賢洙を村田が判断で刺したのも束の間、続く金泰均にレフトスタンドへ看板直撃弾を叩き込まれて、あっと言う間に1点差。何とか突き放したい日本は直後の2回、J.マッケンジーのヒット,岩村の四球の後、スパーク中の鈴木一朗が三塁線へ絶妙のセーフティバントを決め、無死満塁。ここで中島が粘った末に押し出し四球を勝ち取ると、青木のゲッツー崩れの間にも1点を追加。更に、村田が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドギリギリへ2試合連続となる3ランを放ち、金泰均をKO。これで完全に勢い付いた日本は4回にスパーク中の鈴木一朗が3本目のヒットで出るや、足を生かして、9点目のホームイン。5回には中島のタイムリー,青木の犠飛で2点を追加。6回にはJ.マッケンジーが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2ランを叩き込むと、7回にも1点を加えて、12点差。霊感投手・松坂は4回まで投げきると、5回からは渡辺俊−杉内−岩田が無失点リレーで繋ぎ、日本は会心の7回コールドでサンディエゴラウンド進出を決めた。

 やや劣勢とは言え、勝機は十分にあるとは思っていたが、あそこまで湿っていた打線が大爆発しての圧勝は流石に予想の範疇を越える内容だった。やはりと言うか、韓国に恨み骨髄の鈴木一朗は燃えさかる敵愾心から完全にスパーク。鈴木一朗の復活も大きかったが、4番に座っていた稲葉を外してまで起用された内川の2点二塁打が見事。追加点のチャンスが4,5番の連続三振で潰えようとしていた矢先だけに値千金の一打だった。霊感投手・松坂も初回から被弾した上、いきなり29球も投げさせられて、どうなる事かと思われたが、尻上がりに調子を上げて、韓国に流れが移るのを食い止め、何とか前大会MVPの面目を保ったと言えるだろう。さて、中国が台湾を破った事で、東京ラウンド1位突破を懸ける相手は、韓国,中国に絞られたが、どちらが来るにせよ、敗れても支障はないとは言え、サンディエゴラウンドでも対戦する事になる訳で、相手に苦手意識を持たせる為にもきっちり叩いておきたい所。まぁ、韓国はなまじ叩き過ぎると、前大会の逆のパターンでしっぺ返しを食らう危険が増す様な気がしないでもないが…。それにしても、相変わらず、中居が無駄にうるさいわ、中井美穂の旦那も相変わらず、「OK〜!」の連発が鬱陶しいわ、テレ朝の中継はストレスが溜まるな。

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March 06, 2009 23:43

 中国に辛勝し、サンディエゴラウンド進出へ王手を懸けた日本。この日は、その日本と戦うべく、韓国と台湾が激突。韓国は初回から李晋映のグランドスラムなど、集中攻撃で大量6点を奪い、あっさり主導権を握ると、4投手のリレーで台湾打線をシャットアウトし、圧勝。台湾は5併殺の大拙攻だった。かくして、初代WBC覇者・日本 vs 北京五輪金メダル・韓国の因縁の対決が再び実現する事に…。兵役免除やら、反日感情やらで、日本相手には異常極まりなくモチベーションを高めてくる韓国に対し、ここ数年の直接対決では圧倒的に劣勢を強いられている日本。1回戦の内容を見る限りは、明らかに韓国の状態の方が上で、先発が予想されている霊感投手・松坂も韓国相手には分が悪いと来る。更に、鈴木一朗が大ブレーキ中なのを初め、打線は湿りがち等々…不安要素は多いが、一発勝負では圧倒的な力の差がない限り、どう転ぶかは分からない。先日も書いた通り、怨敵を前にした鈴木一朗がスパークする可能性も秘めているし、今からそう悲観的になる事もないだろう。しかし、ここで韓国に負け、ゲーム5で台湾に勝った後、ゲーム6でまた韓国に負け、サンディエゴラウンドでも韓国に負けながら、決勝ではちゃっかり勝って連覇…なんて事になったら、韓国の反日感情はますますヒートアップする事になりそうだな…。

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March 05, 2009 22:24

 いよいよ始まったWBC東京ラウンド。連覇を狙う日本の初戦の相手は中国。アストロ球団との対戦経験を生かし、アストロ魂の注入を図ったラフィーバー監督が「今の中国にアストロ魂は20年早過ぎた」として、更迭された後、代わって就任したのが、よりにもよって偽バファローズを低迷させた挙げ句に職場放棄したコリンズとあっては、中国相手の大勝が期待された日本だが、よもやの大苦戦を強いられてしまう。先発のダルビッシュはオーストラリアとの強化試合で辛酸を舐めた経験を生かし、積極的にストライクを先行させて、3回まで僅かに32球のノーヒット投球。西武戦以来、当たりが止まっている日本打線はこの日も初回、一死二、三塁のチャンスを逃すと、2回には無死一、二塁のチャンスにJ.マッケンジーが最悪のゲッツーとチグハグな攻撃の連続で川相不在の弊害を露呈。しかし、3回、四球で歩いた中島がディレードスチールを決めた後、青木のタイムリーでようやく先制。更に、二死後、村田が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ叩き込んで、この回、一気に3点。続く4回にはエラー絡みで一死二、三塁のチャンスを作るが、大ブレーキの鈴木一朗がどん詰まりのセカンドゴロとまたも凡退。中島の敬遠で満塁となるも、青木が倒れて、三者残塁とまたも川相不在の弊害を露呈。攻撃陣がピリッとしない中、ダルビッシュが4回まで投げ終えた後、2番手・涌井も2回を3人ずつで片付ける好投を展開。何とか追加点をあげたい日本は6回、2つの四球で一死一、二塁のチャンスを作るが、ここでまたまた鈴木一朗がどん詰まりのショートゴロ。しかし、中島の打席で投手の孫がボークを犯して、タナボタの4点目を追加。この後、日本は山口−田中−馬原と繋ぎ、最後は藤川が締めて、完封リレーで何とか勝ち進んだ。

 下馬評通りなら、コールド勝ちしてもおかしくない相手に僅か5安打。中国の拙守に助けられた部分も多く、前回の覇者としての貫禄は見せつけられなかった。まぁ、川相不在である以上、拙攻のオンパレードはある程度覚悟するしかない。J.マッケンジーのヘッポコバントとか見せられて、やきもきさせられるのも仕方の無い事なのだ。とは言え、この東京ラウンドはリーグ戦でなく、トーナメント。圧勝しようが、辛勝しようが、その1勝の価値に何ら差異はない訳で、結果そのものを気にする必要はないだろう。それにしても、気になるのは鈴木一朗の不振ぶり。練習試合,強化試合を通して、しみったれた内野安打3本しか打てず、最後の巨人戦同様に指定席の1番に入ったが、外野にすら打球を飛ばせず、チャンスメーカーどころか、悉くチャンスブレーカーを演じてしまう始末で、結局、5打数無安打の体たらく。中国相手にこのザマでは、韓国相手ではどうなる事やら…。ただ、鈴木一朗にとって、韓国は怨敵であり、急激に高まったモチベーションで覚醒すると言った展開を期待するしかないだろうか。一方、投手陣はいずれも結果を残したが、これも中国相手なので手放しで喜んではいられない所だ。サンディエゴラウンド進出まで、あと1勝。果たして、次の相手は韓国か、台湾か!?

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March 03, 2009 22:41

 いよいよ始まった里中とサチ子の結婚式。礼服用の代金を無理矢理置いていった山田だったが、結局、徳川が姿を見せる事はなかった。披露宴の開始時間となっても徳川は現れず、徳川不在の儘、披露宴が開始。仲人の袴田が長々と話している間、山田は徳川の事が気になって、袴田の話など全く頭に入らない様子。しかし、袴田の話が終わる頃、徳川がやって来たとの報が…。礼服用の金は使わなかったのか、よれよれのジャンパー姿で現れた徳川は主賓としての挨拶を頼まれると、やにわにジャンパーを脱ぎ出す。その姿を見た山田は「最高の礼服だ」と感嘆するのだが…。

 あかの他人の結婚式話なんて、極めてどうでもいい訳で、今回は唐突に破戒僧・清原やら、ゴーグルやらが殆どエキストラ的に披露宴に登場した事にグッと来た程度。前回、山岡や北も呼んでやれ…と書いたが、北の方は式に呼んで貰えたばかりか、披露宴では司会に抜擢されるなど、なかなか美味しい思いをさせて貰えた様だ。……で、結局、山岡は干されちまったのか? 明訓時代、サチ子と山岡は結構、ウマが合っていた気がするのだがなぁ…。山岡がこの有様では、密かに期待していた石毛,仲根,今川らの再登場など望むべくもない。太平も完全に無視されている様で、実に悲しい。徳川の最高の礼服とやらは、明訓のユニフォーム………では、あまりにもベタ過ぎて、こんなネタで次週まで勿体つけるなよ!ってな感じな訳で、予想を裏切って欲しいものだが、他の候補が全く思いつかない。山田らは毎春、自主トレで明訓のユニフォーム着用してるから、今更、とりたてて、有難味も感じないんだが…。ここは信濃川のユニフォームだったりすると、水島氏を見直すと言うものだが、それじゃ、全然、最高の礼服じゃないよなぁ。東郷のユニフォームで現れ、ついでに思い出して貰えた小林も再登場…と言うのが理想的だが、それも全然、最高の礼服じゃないしなぁ。とりあえず、あの全然似合わなかったクリーンハイスクールのユニフォームでない事は間違いないだろう。ところで、徳川が明訓のユニフォーム姿(仮)で来たのは、よもや貸衣装代をがめる為…じゃあるまいな? もうここまで酷い展開になって来ると、最早、徳川がそういう思考に走っても冗談で終わらない感じがして嫌だね。

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March 02, 2009 21:23

 吾郎の大一番を見ようと、大学の友人を当たってみたが、誰一人ハイビジョン視聴可能な環境を持つ者がおらず、藤井のアパートで観戦する事になった田代。そこには一浪していた藤井が大学に受かるのを待ってから交際を始めたと言う中村も同席していた。試合の方は両軍一歩も譲らぬゼロ行進が続いており、終盤の吾郎の登板を予感する3人。しかし、0−0で迎えた6回、この日2安打と当たっているシルヴァが、吾郎が出てくる前に何とかリードしておきたいとばかりにバックスクリーンへ叩き込み、ついにコヨーテスが均衡を破る先制点をゲット。これで緊張の糸が切れてしまったのか、ホーネッツの先発・ロサリオがピンチを作って降板すると、中継ぎ陣も火だるま。打者一巡で回ってきたシルヴァには2打席連続のバックスクリーン弾を浴びてしまい、この回、悪夢の8失点。ホーネッツの25年ぶりの夢はこれで終わってしまうのか!?

 噛ませ犬・シルヴァがよもやの大活躍! この儘、ホーネッツに引導を渡す事になるのか…って、どうせならないんだろ。基本的に野球漫画と言うのは下手に大差がつくと、あまりにも都合よく追い付いてしまう展開が十中八九待っているものであり、逆に危機感が薄れてしまうのだ。まして、終盤の6回に8点はやり過ぎだろう。ここから追い付くなんて、都合がいいにも程がある。逆に、今季でチームを去る為、何としても優勝したいワッツにも、血行障害を隠してでもこの一戦に懸けようとしている吾郎にも出番がないまま、ホーネッツがなす術なく敗れる様な事になったら、超展開だな。まぁ、その方が吾郎の体にとってはいいんだろうけどさ。さて、大活躍に見えるシルヴァだが、吾郎へのリベンジに拘っていたかつての姿は見る影もなく、この敵地の空気で吾郎が出てくる様な事に展開になったら勝ち目はないからと、吾郎との対決を何としても回避したい一心で放った2ホーマーとは、何とも後ろ向きだ。イップス時は何とか打ち崩したが、血行障害の症状が出ている時の吾郎すら打ち砕けないのだから、そりゃ逃げたくもなるわな。是が非でも勝たなくてはならないチームにおける4番打者の自分の殺し方としては間違っていないのかもしれないが、噛ませ犬ポジションが嫌だからって、噛まれる状況そのものを避けようなんて、最早、ライバルキャラとしては成立しえない存在になっちまった感じだよ

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March 01, 2009 23:12

◆日本2−1巨人◆
本番までの最終調整となる巨人戦。外野にすら、ろくすっぽ打球が飛ばない相変わらずのスロースターターぶりに業を煮やしたのか、若大将・原監督は鈴木一朗を3番から1番へスイッチする新オーダーを展開。前回の登板では5連続三振を奪うなど、快投を演じた先発・杉内は失点こそアルフォンゾに先制被弾した1点に留めたが、制球に苦しんで、2回で50球も投げてしまい、課題を残した。アジア予選での対決が予想される金広鉉、柳賢振と言った韓国の左腕を仮想する存在として立ちはだかった巨人先発・春風亭半ケツに対して、3回を2安打無得点と抑え込まれた日本代表だが、2番手の霊感投手・松坂が前回の汚名を返上するかの様に3回を無失点に抑えると、5回にバーンサイドからJ.マッケンジーが同点タイムリー。なおも二死一、二塁のチャンスだったが、ここまで2タコの鈴木一朗がショートゴロとまたもチャンスを潰してしまう。日本代表は霊感投手・松坂の後、渡辺俊−岩田−涌井−藤川と繰り出された投手陣がいずれも無失点に抑えるが、巨人の継投の前に一向に勝ち越し点を奪えず、延長に突入。10回、死球にエラーに敬遠と、ノーヒットで二死満塁のチャンスを貰った日本代表は加藤のパスボールで文字通りタナボタのサヨナラ勝ちを収めた。巨人監督とWBC監督としての立場の板挟みでこの試合、どう解釈しても複雑であろう若大将の胸中だが、こんな喜べない形のサヨナラ勝ちでは、どちらの立場においても頭が痛い所か…。日本代表はまずまずの調整ぶりを見せた投手陣とは対照的に、またも沈黙した打線は大いに課題を残した。鈴木一朗は打順を変えた効果も全くなく、5タコ。下手にテコ入れしただけに余計に不安を増大させた気もする。松本のダイビングキャッチに阻まれた最終打席の打球が好転の兆しと見たい所だが、果たして…。視点を巨人に切り替えると、「素行の悪くない巨人直輸入助っ人をとりあえず応援する会」会員としては、今季一押し助っ人となりそうなアルフォンゾがいきなり先制アーチを叩き込み、霊感投手・松坂からもヒットを放ったと言うのはかなり嬉しい。「黒バラ」では「井」が違うと執拗にイチャモンをつけるくせに、中井の事を同じ名字などと都合よく解釈する中居正広が調子ぶっこいて鬱陶しいので、中井がさっぱりだったのはこの日に限っては喜ぶべきか。テレ朝は何でこう中居を使いたがるのかね。

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◆F5−9D◆
昨年、一軍未出場の2年目・谷があわやサイクルヒットの大爆発を見せれば、西川も3安打の活躍。井端が目の異常に苦しんでいる状況で、長年、難攻不落だったアライバコンビに割って入る事が出来るか!? 谷の他にも堂上兄弟に新井と4本のアーチが飛び出しており、若手主体であっても、川相不在では一発に賭けるしかないと言う破れかぶれ野球が浸透してしまっている様で何とも先行き不安だ。投げては寝損が4回3失点,長峰が2回2失点と不安を残したが、新助っ人・パヤノが1回1/3をノーヒットとまずまずの結果を出した。日本ハムは水島の呪いに苦しむトンガがスタメンから外され、5回からの途中出場となったが、結果は2タコ。新助っ人・ヒメネスはバックスクリーン弾含む2打数2安打とアピール。投手陣はスウィーニーが4回4失点,金森が1回4失点と大炎上だった。

◆H7−2C◆
毎年の様に投手陣が課題と言われる広島だが、亡命した高橋の穴を埋める存在として期待されるルーキー・小松が自らのエラーでピンチを広げるなど、6失点で3回もたずにKOとなる悲しい展開に…。打線の方はルパン広瀬が二塁打2本含む4打数4安打の大当たり。手術明けの栗原も2安打と復調ぶりをアピールしたが、10安打で2点と繋がりの悪い攻撃ぶりは相変わらずだ。一方、ソフトバンクは昨年、大学BIG3の一角と称されながら、大失速した汚名を返上したい大場が4回5安打2失点と微妙な内容。しかし、ルーキー・攝津が2回無失点の好投を見せたのは明るい材料。若手主体の打線は城所が先制弾含む猛打賞と火を噴いた他、中西もダメ押し弾含む2安打と開幕一軍をアピールした。

◆Bs1−4T◆
平野,鳥谷が3安打の大当たり。毎年の様に復活を期すとほたえているゼブラ今岡も2安打と復活をアピール。初回の3連打,3回の4連打で4点を奪った阪神だが、1〜3回まで3連続ゲッツーを食らったり、中盤以降はゼロ行進だったりと、課題は残した印象。初スタメンとなったルーキー・上本は4タコに終わった。投手陣は玉置が3回をパーフェクト。上園も3回を投げてエラー絡みの1点のみ。杉山も3回で5三振を奪っての無失点といずれも好投を展開。そんな阪神投手陣の前に偽バファローズ打線は散発4安打と打線沈黙。先発・光原は3回を8安打4失点の体たらくで今年もローテ入りは厳しそうな気配だが、4回から登板の5投手はいずれも無失点と結果を出した。

◆E2−5M◆
井口がまたもマルチ安打の活躍。新助っ人・ランビンにも待望の初安打が飛び出した。大松は先制2ランにタイムリーと2安打3打点。いい加減、大松辺りを不動の4番に固定して欲しいのだが、バレンタインが実権を握っている以上、それは望めまい。4番井口って、やっぱり違和感あるやね…。トンガ同様、ルーキーイヤーで水島の呪いに散々苦しめられた唐川だが、昨年の二の舞は御免とばかりに4回をノーヒットの快投を見せたが、木村,香月の両ルーキーはそれぞれ2/3回を1失点と微妙な内容に終わった。楽天は2番手として登板した一場さまが栄養費パワーを発揮する事なく2回3失点と無様な内容。毎年、期待を裏切り続けるこの男は今年もこんな感じなのだろうか。打線も鉄平が2安打放ったものの、チーム全体で3安打と沈黙。巨人から移籍の小坂が初出場となったが、2タコに終わった。守備力は誰もが一級品と認める小坂だが、楽天に移って来ても、打てないからスタメンで使って貰えない…と言う展開にまたもや陥ってしまうのだろうか。

◆S4−3YB◆
新助っ人・李が先発登板。3回を投げてエラー絡みの1失点のみとまずまずの仕上がり具合。1点リードの9回に登板したもう一人の新助っ人・パレットは大西に被弾し、リードを守れず。その裏、代走からの出場ながら、三塁打,二塁打と当たっていた野口が今度は劇的なサヨナラヒットと大活躍を見せた。横浜は5人ものルーキーが出場。昨日、大当たりの松本は今度は4タコとブレーキ。山崎,細山田はまたも音無し。投げては2番手として登板の小杉が1回を無難に抑えたが、藤江はサヨナラ打を浴びる悔やまれる展開だった。

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