September 2008

September 30, 2008 23:04

カリメロ◆YB0−3G◆
V戦線に留まる為にも、もう負けられない巨人は今季初白星を目指すカリメロに対して、2回、先頭の寿司職人ラミレスがリーグトップに躍り出る42号場外弾を放ち、1点を先制。3,4回と一、二塁のチャンスを逃したものの、5回、たまりかねた春風亭半ケツがレフトへ痛打。大西のまずい守備も重なって、春風亭半ケツは一気に二塁を陥れると、鈴木のセカンドゴロ,キムタクの犠飛で生還。更に、ガッツが34号ソロを放り込み、3点目を追加。先発・春風亭半ケツは8回まで無失点に抑えると、最後は守護神・クルーンが3人で締めて、完封リレーを達成した。

死球で退場した時は骨折で今季絶望の可能性すら危惧されたガッツが強行スタメン出場で会心の中押し弾。不敗神話を誇る寿司職人ラミレスとのアベックアーチでカリメロを打ち砕き、試合が雨で流れた阪神との差を0.5と縮めた。シーズン15度目のアベックアーチはONの記録を40年ぶりに更新する球団新記録。投げては春風亭半ケツが今季最高の投球で8回を無失点に抑え込んだ。横浜は金城が3安打と一人で気を吐いたが、金城以外は誰一人としてヒットを打てない有様で連敗を11に伸ばしてしまった。

◆T−D
降雨中止。

◆S8−0C◆
篠田,石川の両左腕がいずれも5回まで無失点の好投を展開。0−0の儘、迎えた6回、ヤクルトは一死から青木,川島慶,福地の3連打でようやく均衡を破ると、畠山が敬遠されて満塁となった所で篠田はKO。代わった梅津から代打・ユウイチが押し出し四球を選ぶと、梶本のレフトフライが嶋のエラーを誘い、一気に二者生還。更に、田中のショートゴロが梵の野選を誘い、この回、大量5点をゲット。続く7回には福地の犠飛で1点を加えると、8回には田中の5号2ランでダメ押し。石川は9回一死満塁のピンチもゲッツーで切り抜け、今季初完封で11勝目。

相変わらず、3位よりも5割よりも、求道者・前田をシメ倒す事を優先するブラウン暗黒采配がまたも炸裂した広島。クリーンアップトリオが揃ってマルチ安打を放ちながらも、まずい攻めで完封負けを喫し、5割に逆戻り。3位・中日との差を1と広げてしまった。守備でもまずいプレーを連発し、中盤まで粘っていた篠田を見殺しにしてしまった。ヤクルトは終盤に打線が繋がり、石川の好投もあって、連敗を3でストップさせた。

◆E15−5H
ソフトバンクは初回、一死から森本の四球,松田のヒットでチャンスを作るも、松中,田上が連続三振。続く2回には二死から本間が二塁打を浴びせるが、高谷がファーストゴロに倒れて、またも無得点。すると、その裏、楽天は一死から鉄平が二塁打で出ると、続く山崎隆がプロ初アーチとなる先制2ラン。更に、嶋,中村が連打と重盗で二、三塁とすると、内村のショートゴロの間に3点目。直後の3回、ソフトバンクは大村の内野安打,森本の四球で無死一、二塁。松田は三振に倒れるも、松中がタイムリーを放ち、ようやく1点。なおも一、二塁のチャンスだったが、田上がショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で1点止まり。楽天は5回、高須のタイムリー二塁打で1点を追加し、再び3点差。しかし、直後の6回、ソフトバンクは無死満塁から小斉のタイムリーで1点を返し、朝井をKOすると、二死後、大村のタイムリー内野安打に内村の悪送球が重なって、一気に同点。続く7回には松田の17号ソロでついに勝ち越し。しかし、その裏、楽天は先頭のフェルナンデスの18号ソロであっさり追い付くと、2四球で一死一、二塁とした所で代打・青波の長瀬が13号3ランを叩き込み、3点を勝ち越し。直後の8回、ソフトバンクは一死一、二塁と一発で同点の場面を作ったが、森本,松田と連続三振に倒れて、二者残塁。ピンチを逃れた楽天はその裏、7長短打を集中して、7点を奪い、試合を決定付けた。

開幕当初は新人王候補大本命だった大場が7月12日以来の先発マウンドに上がったが、5回もたずに4失点KO。一時は3点差を跳ね返したソフトバンクだったが、水田,柳瀬,久米らのリリーフ陣が大炎上で終わってみれば、大量10点差の大惨敗で再び最下位に転落。王さんのホークス1000勝まであと1つしか負けられない状況となってしまった。

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 先頭のサルが死球で出塁し、意気揚々と打席に入った岩鬼に対して、土井垣が送ったサインはサルの単独スチールを援護する空振りだった。わざと空振りする事に対して、激しく抵抗を覚えながらも、ただならぬ形相で構えに入った岩鬼。何かを感じながらも、委細構わずど真ん中へ投げ込んだ球道だったが、 これを空振りするつもりだった岩鬼は意図せずにレフトスタンドへ運んでしまい、逆転サヨナラ勝ち。土井垣の意図はわざと空振りすると言う指示を送る事で岩鬼的にでたらめなスイングを誘発して、ど真ん中を攻略すると言うものだったのだ。試合後、岩鬼は祝勝会を兼ねた里中の婚約祝いパーティを開いたが、一人、この会を欠席した山田は木之下彩子と密会。彩子は母の具合が悪くなった為、幼稚園を辞めて、実家の新潟に帰る事を決めており、見送りに来た山田は別れを惜しむのだった。

 岩鬼へのサインはミエミエの盗塁でウエストボールを誘って悪球にすると言う使い回しパターンかと予想したので、若干、意表をつかれたと言うか、何よりも、土井垣のインケツ続きな行き当たりばったり采配がこうも見事に的中した事に大いに驚かされた。山田との対決を唐川をダシにしたショボい変化球勝負でスカしておきながら、最後はこんなオチで敗れるとはまったくもって身も蓋もない球道である。結局、唐川は岩鬼と山田に被弾した上、白星まで里中にかっさらわれると言う対水島キャラ完全敗北を喫する有様で、水島の呪いを存分に受ける結果となってしまった。何故、トンガと言い、唐川と言い、期待のルーキーをここまでしてシメ倒す必要があるのか。水島氏がパ・リーグの発展を彼らに託そうと言う気があるとは到底、思えない。パ・リーグは山田や岩鬼に任せておけばいいから若造は引っ込んでいろと言わんばかりである。さて、一応、覚えては貰っていたらしい彩子が再登場早々、新潟へ帰省。また新潟かよ! どいつもこいつも新潟だな! そこまで新潟にこだわるなら、東京でなく新潟を本拠地にすりゃ良かったのにさ。未練がましい山田はメールをするなどと遠距離恋愛を企んでいる様だが、山田がメールをする姿と言うのは想像出来ないくらい違和感があるな…。彩子ネタ引っ張るくらいなら、早いトコ、小林稔子を出してくれよ!

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September 29, 2008 23:59

 8回表一死で2打席連続アーチの根元を迎えた東京バッテリー。3打席連続被弾は恥だと焦る山田は初球にストレートのボール球でストレート勝負もあると見せかけた上で、さとるボールやスカイフォークの決め球を連投する組み立てを考えていたが、里中の投じた初球はど真ん中のストレート。コントロールミスだと慌てふためく山田だったが、これを打ちに行った根元のバットは木っ端微塵となり、ピッチャーゴロに終わる。山田は里中の力のあるボールにど真ん中はコントロールミスではなく、里中の意地だったと感じるのだった。その裏、球道が3人でピシャリと締めると、里中も9回表を3人で締めて、2−3の儘、9回裏に突入。先頭のサルは初球、高めのストレートに完全に振り遅れての空振り。続く高めのストレートはファールし、徐々にタイミングがあっていると見た殿馬は3球目も高めならサルは打つと予測。しかし、球道の3球目は力んだか、インコースへのワンバウンド。サルは右足はよけた様に見せ、左足は当たりに行くと言う水島イズムで死球をかっさらい、無死一塁のチャンスを作る。ここで意気揚々と打席に入った岩鬼だが、土井垣から送られたサインに驚愕する。そのサインとは…!?

 どれ程、持ち上げようとも、最後にどん底に叩き落とすのが水島イズム。里中が山田のサインを無視してのど真ん中ストレート勝負で、あわれ根元のバットは粉砕されてしまうのだった。リアルワールドの根元にあれだけ呪いをかけたんだから、もういい加減堪忍してやれと言いたい。里中のこんなピッチングには凄まじく違和感を覚える次第だが、他のナインを全く信用しない山田と言い、女房役のサインを平気で無視する里中と言い、とんでもなく腹黒な義兄弟だ。サルの死球を拾うテクニックも水島ワールドでは散々使い回されているもので、いちいち説明されるとうんざりする事しきりなのだが、それにしても、何で実況は突然「猿渡」呼ばわりしてるのかね?

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◆T5−3C◆
阪神は先発のルーキー・石川が初回からいきなり無死満塁の大ピンチ。しかし、ここで栗原をホームゲッツーに仕留めると、嶋も打ち取り、ピンチ脱出。2回にも先頭打者を出しながら、ゲッツーで切り抜けた阪神はその裏、ゼブラ今岡が7号先制アーチ。4回には新井,キュラソ星人と連打を浴びせると、ゼブラ今岡はゲッツーを食らうも、鳥谷,関本,矢野と3連打で2点を追加。3点を追う広島は6回、この回から代わったアッチソンに対して、先頭の天谷がヒットで出ると、一死後、連続四球で満塁のチャンス。ここでシーボルが2点タイムリー二塁打を放って、1点差。なおも二、三塁のチャンスだったが、石原,小窪と連続三振に倒れて、2点止まり。しかし、続く7回、二死走者なしから代打・緒方の四球,オチョアの二塁打で二、三塁とすると、栗原がタイムリーを放って、ついに同点。なおも一、三塁と勝ち越しの場面で嶋はショートフライに倒れて、勝ち越しならず。追い着かれた阪神は8回、先頭の新井がヒットで出ると、続くキュラソ星人が25号2ランを叩き込み、再び勝ち越し。8回から登板していた守護神・藤川は9回もきっちり締めて、広島の反撃を断ちきった。

巨人の自滅で点灯した7度目のマジックを2度と消したくない阪神が一時は追い付かれながらも、藤川を同点の8回から投入する執念の継投で広島に傾きかけた流れを引き戻すと、主砲の一発で逃げ切り、マジックを7と減らした。久々にスタメン復帰となった新井も3安打と活躍。中日の試合がない日に、敗れてしまった広島は4位転落。この日は正に、ブラウン監督の嫌がらせ采配がチームを敗北に導いたと断言出来るだろう。1点差に迫った6回一死二、三塁で下位の石原,小窪と続く所で求道者・前田を代打に送らず、8回二死一塁で求道者・前田ではなく赤松を起用。6回はアッチソン,8回は藤川といずれも右投手相手であり、毎度起用しない言い訳にしている「求道者・前田は左に弱い」などと言うでっち上げすら、当てはまらない。そして、2点差つけられた9回一死走者なしになってからようやく起用するまったくもって訳の分からない采配。いや、普通に見れば不可解極まりないが、求道者・前田をシメてシメてシメ倒し、是が非でも肩書き付きタイムリーは阻止する事が目的の采配であるのは明白であり、実に分かりやすい采配だったと言えるだろう。3位や5割と言った自らの続投条件などよりも、求道者・前田をシメ倒す事ばかり躍起になっているブラウン監督の嫌がらせ采配はいつまで続くのか!?

◆E2−4H◆
ソフトバンクは初回、二死から松田の16号ソロで先制。続く2回には先頭の田上が左中間突破の二塁打を浴びせると、本間の犠打が岩隈の悪送球を誘い、ボールが転々とする間に田上が本塁を陥れ、2点目。3回一死満塁、4回二死一、二塁のチャンスは逃したものの、5回には一死二、三塁から本間が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、4点目。岩隈はこの回限りで降板となった。ソフトバンク先発・新垣は尻上がりに調子を上げて、8回まで無失点の好投。9回、二死二塁と完封まであと一人と迫りながら、藤井,中村と連打を浴びて、2点を失い、無念のKOとなるが、最後は守護神・馬原が内村を三振に斬って取り、辛くも逃げ切った。

今季、背信投球が続いている新垣が伝家の宝刀・ワイルドピッチを封印し、20勝投手・岩隈に完璧に投げ勝つと言うよもやの展開でソフトバンクが楽天と入れ替わりで最下位脱出。王さんのホークス通算1000勝まであと3つと迫った。楽天は頼みの岩隈が5回4失点KOとなる大誤算で、終盤の粘りも及ばず、再び最下位に逆戻りとなった。

◆F2−1M
ダルビッシュは2,4回を三者三振に斬って取るなど、6回まで2安打無失点の快投。一方、小林宏も初回、先頭の田中に痛打された以降は5回までパーフェクトの好投。6回も簡単に二死を取ったが、ここで唯一のヒットを打たれている田中にライトスタンドへ11号ソロを放り込まれて、先制点を献上。1点を追うロッテは直後の7回、二死からフクーラの四球,里崎のヒットで一、二塁とすると、橋本がタイムリー二塁打を放ち、フクーラが同点のホームイン。1−1で迎えた8回、日本ハムは糸井の二塁打,代打・ミスタースナイパーのヒットで一死一、三塁とし、小林宏をKO。代わった川崎に対して、田中のセカンドゴロが野選を誘い、勝ち越しに成功。ダルビッシュは9回は3人で打ち取って、完投で自己最多の16勝目をマークした。

ダルビッシュが12三振を奪っての1失点完投で投手戦を制し、日本ハムがまたまたロッテと入れ替わりで3位に浮上。打っては田中が同点弾に決勝野選とラッキーボーイになった。一方、小林宏は8回途中まで無四球5安打2失点の好投を展開していたが、打線の援護がなく、12敗目。

◆L3−4Bs◆
初回、偽バファローズは一死から後藤がヒットで出ると、続くカブレラが36号2ランを叩き込み、先制。その裏、西武は一死一塁から中島のタイムリー二塁打で応戦。1−2の儘、迎えた6回、偽バファローズは日高の13号ソロで突き放すが、その裏、西武は後藤,中村と連続アーチをぶち込んで、一気に同点。試合はその儘、延長にもつれ込んだ。迎えた10回、偽バファローズは先頭のローズが二塁打を放つと、北川が送って、一死三塁となった所で小瀬がスクイズを決めて、勝ち越しに成功。その裏、西武は二死から後藤の四球,中村の内野安打で一、二塁としたものの、最後は礒?が三振に倒れて、あと一歩及ばなかった。

主導権を握る偽バファローズに対して、西武は追い付くのが精一杯で一度もリードを奪えない儘、突き放されて、今季ワーストの7連敗。粘り勝ちで接戦を制した偽バファローズはこれで9年ぶりのAクラスが確定。気になるのは香月に3イニングも投げさせ、10回には一打サヨナラのピンチを迎えたにも拘わらず、最後まで守護神・加藤にお呼びがかからなかった事か。最近、安定感を欠く加藤は一昨日のリリーフ失敗で首脳陣からの信頼をかなり失ってしまった様だ。

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September 28, 2008 20:42

◆D1−0G◆
阪神の試合がないうちに、単独首位の座を奪いたい巨人だが、初回からガッツが中日先発・ウッチャンにスナイプされて、退場に追い込まれる緊急事態が発生。こんな時くらいしか役に立つ機会がないあの男はこんな時に呑気に二軍でのリハビリ暮らしでこんな時にすら役立たずとあって、巨人は3番に寺内を入れざるを得ないと言う苦しい展開となった。その寺内は4回に回ってきた第1打席でヒットを放つも、寿司職人ラミレスが倒れた後、二盗を仕掛けて憤死。李もショートゴロに打ち取られ、結局、3人で攻撃終了。続く5回には一死から阿部が二塁打を放つと、投手の上原が10球粘ってレフト前へ執念のヒット。一気に三塁を蹴った阿部だったが、ベンちゃんの好返球の前に本塁憤死となり、先制ならず。その裏、中日は一死から中村紀が二塁打。二死後、谷繁が敬遠され、一、二塁となるも、ウッチャンはあえなく三振に倒れて、二者残塁。7回、巨人は先頭の寿司職人ラミレスが三遊間突破のヒットで出塁。ここで絶好調の李が何を血迷ったか、セーフティバントを仕掛けるが、これがサードへの小フライとなり、まず一死。続く松田記者はショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で、またもや無得点。中日は8回、二死走者なしから荒木が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ4号ソロを叩き込み、ついに1点を先制。ようやくリードを奪った中日は9回は守護神・岩瀬が3人でピシャリと締めて、完封リレーを達成した。

息詰まる投手戦に終止符を打ったのは伏兵・荒木の一発。やはり、川相不在では一発に賭けるしかなかった様だ。デーゲームで広島が勝っているだけに負けられない中日だったが、チェンの好投に辛うじて報いる形で3位タイを死守した。一方、巨人はまずい攻めで上原を見殺しにしてしまい、完封負けでまたも首位陥落。阪神に7度目のマジック8が点灯した。試合開始早々、ガッツがチェンの凶弾に倒れたのが何と言っても痛かった。万一、骨折している様だと今季絶望となってしまうだけに心配されたが、診断の結果、打撲で済んだ様で何よりだ。それにしても、解せないのが7回の李のセーフティバント。サインならせめてセーフティでなく、普通に送りバントだろうし、李の自己判断だと思うのだが、大不振だった前半戦ならともかく、何故、今の状態で無駄に意表をつく必要があるのか分からない。正に、血迷ったとしか言いようのないプレーだった。

◆C6−3S
広島は初回、一死すら天谷がヒットで出ると、続くオチョアがレフトスタンドへ15号2ランを放り込み、2点を先制。直後の2回、ヤクルトは二死から連打と四球で満塁とするも、投手の川島亮がライトフライに倒れて、三者残塁。広島は4回、前田健のプロ初アーチが飛び出すと、続く5回には栗原が21号2ラン。更に、6回には天谷のタイムリーで6点目を追加。ヤクルトは7回、川島慶,福地の連続タイムリーで2点を返すと、土壇場9回には一死二塁から青木のタイムリーで3点差まで詰め寄ったが、ここで出てきた守護神・永川に川島慶,福地と打ち取られ、万事休す。

前田健が投打に渡る活躍で8勝目。勝利数は及ばないが、後半戦に入ってからの投球は明らかに岩田,吉見を凌ぐ内容で、まだ新人王の望みは残されているだろう。一方、ブラウン監督に嫌われている方の前田こと求道者・前田は8回に代打で登場。4点リードの終盤に下位打線の先兵として起用する訳の分からない嫌がらせ采配にモチベーションがどん底まで落ちきった求道者・前田はあえなく三振に倒れる始末。広島市民球場での公式戦最終戦だと言うのに、功労者に対して、この無体な扱い。ファンをないがしろにした暗黒采配を揮い続けるこの男が来年も指揮を執る様な事があって許されるのか?

◆E2−7H◆
これ以上、王さんに恥をかかせる訳にはいかないソフトバンクは初回、四球で出た大村が二盗と悪送球で三進すると、一死後、松田が先制タイムリー内野安打。続く松中が25号2ランを叩き込むと、更に、フェルナンデスのエラーの後、柴原のヒットに中島のエラーが重なり、二死二、三塁となった所で中西がタイムリーを浴びせて、いきなり大量5点をゲット。楽天は3回、一死から中村が三塁打を浴びせると、内村のセカンドゴロの間に返って、ようやく1点。2回以降、すっかり当たりが止まってしまったソフトバンクだが、9回、一死二、三塁から森本が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、ダメ押し。先発・ガトームソンはその裏、山崎武に被弾したものの、今季2度目の完投で5勝目をマーク。ソフトバンクの連敗はようやく7でストップした。

あまりにも不甲斐ない戦いが続いていたソフトバンクがようやく暗闇を抜け出した。初回から松中の一発が飛び出すなど、5点の猛攻。中盤はさっぱりだったのは気になるが、ダメ押し点も奪った。投げてはガトームソンが2失点完投の好投で7月9日以来の白星。直接対決で敗れた楽天は0.5差と詰め寄られ、再び最下位転落の危機。先発・一場はいきなりの5失点で2回に先頭打者を歩かせると、早くも降板させられる体たらくでまたもや今季初白星を逃した。

◆F4−1M
日本ハム先発・藤井に対して、ロッテは4回まで毎回安打を浴びせながら、2つの併殺を食らうなど、チグハグな攻撃で一向に先制点を奪えない。一方、ロッテ先発・成瀬の前に4回まで1安打と抑え込まれていた日本ハムだが、5回、一死から四球で出た高口が二盗を決めて、二死二塁となった所で田中がタイムリーを放ち、ついに均衡を破る先制点を獲得。8回、日本ハムは粘りの投球を続けていた藤井から建山にスイッチするも、これが裏目。一死から連続内野安打の後、代打・フクーラのタイムリー二塁打で同点を許すと、代打・橋本を敬遠して満塁となった所でサブローにタイムリーを浴びて、勝ち越し点を献上。二死後、3番手・武田勝も代打・大塚に2点タイムリーを浴びて、この回悪夢の4失点。リードを奪ったロッテは川崎−荻野と繋いで、逃げ切った。

3位をかけた直接対決はロッテが逆転勝ちで順位を入れ替えた。拙攻に次ぐ拙攻であわや完封負けの危機だったが、日本ハムの継投ミスに付け込んでの一気呵成の攻めが決まった。成瀬は7回を2安打1失点の好投で8勝目。一方、藤井は7回まで8安打を浴びながら、無失点に抑えていたが、打線に見殺しにされてしまった。

◆L2−7Bs◆
新人王へ驀進中の小松に対し、西武は初回、二死一、二塁から中村がレフト前へタイムリーを放ち、1点を先制。キニーの前に3回までパーフェクトと沈黙していた偽バファローズは4回、ローズのタイムリーで同点とすると、5回には一死から大引,小瀬,坂口の3連打で勝ち越し。更に、カブレラも2点タイムリーを浴びせて、この回3点。続く6回には一死一、二塁から小瀬のタイムリー二塁打,坂口のスクイズ,下山のタイムリー二塁打で3点を加え、試合を決定付けた。西武はその裏、栗山に一発が飛び出したが、焼け石に水で6連敗。

負ければ、2位から一気に4位転落と言う危機に瀕していた偽バファローズ。8連勝中の小松がいきなり初回から先制を許す苦しい立ち上がりとなったが、中盤に打線が火を噴いて、2位の座を死守。小松は今季3度目の完投で9連勝の15勝目。西武は2回以降僅かに3安打と沈黙。立ち上がりこそ素晴らしかったキニーが2巡目に入ってから突然崩れると、2番手・ミッチーも炎上。優勝を決めても一向に連敗を止められないのは余裕なのか、苦悩なのか…。

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 初回からロイ,ダンストンのヒットで一死二、三塁のチャンスを作ったホーネッツ。ここでパンサーズは4番を敬遠して一塁を埋め、不振のマードックとの勝負を選択。古巣からもナメられての打席となったマードックだが、実績を買って獲得したと思っていたくせに、たった1週間の不振で辛抱しただの、次からは控えだのと宣告してくる首脳陣の態度や、全ての責任を転嫁するがごときナインの陰口にモチベーションが全く上がらず、今年限りで退団する気満々でゲッツーに倒れる始末。ますます士気が下がる一方のホーネッツだったが、その裏、マウンドに上がった吾郎はいきなり100マイル超の速球を連発し、三者三振の快投でナインを鼓舞するのだった。

 最後通告を受けて、奮起するどころか、完全にやる気を失ってしまったマードック。ナインの陰口はともかくとして、首脳陣のマードック外しはさほどに理不尽な言い分でもないと思うのだが…。ナインの気持ちが切れそうになる中、最後まで諦めるなと言わんばかりにペース配分無視の全力投球でねじ伏せる吾郎の気迫の投球はなかなかに熱かった。吾郎の闘志は伝染する…と言う毎度のパターンでホーネッツナインの士気はあっさり高まりそうだが、マードックもその空気に感染する形になるのだろうか…。

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September 27, 2008 22:17

◆T4−6G◆
勝てば7度目のマジック点灯となる阪神。2回に二死満塁のピンチを切り抜けると、その裏、矢野のタイムリーで1点を先制。しかし、直後の3回、巨人は二死二塁から寿司職人ラミレスが同点タイムリーを浴びせると、続く李がバックスクリーンへ8号2ランを叩き込み、勝ち越し。2点を阪神はその裏、無死一、二塁からゼブラ今岡のタイムリーで1点差とし、なおも一、三塁のチャンス。しかし、ここでキュラソ星人のライナーがファースト正面に飛び、ゼブラ今岡が戻れずにゲッツーとなるハードラック。続く鳥谷も倒れて、同点ならず。すると、直後の4回、巨人は二死満塁として、岩田をKOすると、代わった渡辺が寿司職人ラミレスが押し出し四球,李が2点タイムリーを放って、6点目。4点を追う阪神は6回、3連続四死球で無死満塁とし、内海をKO。代わった越智に対して、代打・悠久の若虎・桧山は三振に倒れたものの、この日から復帰の代打・新井がライト前へタイムリー。更に、矢野が押し出し四球を選んで、2点差。なおも満塁のチャンスだったが、3番手・山口の前に代打・葛城イクロー,シャア少佐と連続三振に倒れて、2点止まり。8回、巨人は5番手・ウィリアムスから先頭のキムタクが二塁打。しかし、ここからガッツ,寿司職人ラミレス,李のクリーンアップが三者連続三振に斬って取られて、追加点ならず。しかし、最後はクルーンが3人でピシャリと締めて逃げ切り、再び首位タイに並んだ。

負ければ自力V消滅の危機に瀕していた巨人が逆転勝ちで直接対決を制し、再び首位タイに返り咲き。寿司職人ラミレス,李の両助っ人が6安打6打点の大当たりだった。先発・内海はフラフラの投球だったが、リリーフ陣の援護に救われ、11勝目。阪神はとにもかくにも3回のキュラソ星人のライナーがもう少しズレていれば…と思わずにはいられない。それ程、ツキに見離された打球だった。あそこで追いつけなかった事で継投にも焦りが出たか、岩田から渡辺へのスイッチも裏目に出てしまった。その後、久保田−アッチソン−ウィリアムス−藤川と完全に勝ち試合用のリレーを展開するも、及ばなかった。明るい材料と言えば、新井が復帰早々タイムリーを放った事か。今日は代打だったが、一刻も早くスタメンに復帰して貰いたい所だろう。

◆D5−4YB
何とか連敗を止めたい横浜は初回、一死一、二塁から村田のタイムリー二塁打で先制すると、二死後、金城が9号3ランをぶち込んで、早くも4点のリード。しかし、その裏、中日はT.ウッズの2点タイムリーで2点差と詰め寄ると、4回には代打・ピンキー井上のタイムリー二塁打,李のタイムリー三塁打で同点。4−4で迎えた土壇場9回、中日は一死から谷繁,代打・立浪の連打と李の四球で満塁のチャンス。続く荒木は三振に倒れるも、ベンちゃんが押し出し四球を選んで、サヨナラ勝ち。

横浜が初回から4点を先制しながら、2回以降は1安打と沈黙して追加点も奪えず、開幕からローテを守っているが守っているだけのウッドがこのリードを守りきれず、挙げ句の果てにサヨナラ押し出しと言う呆気ない幕切れで今季ワーストの連敗記録を10と更新してしまった。タナボタの白星を拾った中日は広島と並んでの3位タイをキープ。新人王を狙う吉見は4回降板となり、10勝目を逃した。

◆C5−0S◆
広島は2回、一死三塁からシーボルがライトへ犠飛を打ち上げ、先制。4回には一死満塁からまたもシーボルがタイムリーを放つと、二死後、小窪が2点タイムリーを放ち、ダグラスはこの回限りで降板。続く5回にはオチョアのタイムリーで5点目を追加。先発・ルイスはヤクルト打線を散発4安打に封じ込め、今季2度目の完封で15勝目を飾った。

シーボルが先制犠飛に中押しタイムリー,得点には結び付かなかったものの、二塁打も放つ活躍。求道者・前田をフル欠場に追い込んで、過剰にチャンスを与え続けている同胞・シーボルの活躍で貯金1となったとあって、ブラウン監督はさぞやご満悦な事だろう。これまた同胞のルイスも全く危なげのない投球で余裕の完封を果たし、グライシンガーに1差と迫る15勝目と最多勝に望みを繋いだ。

◆M4−2H◆
初回のチャンスは逃したロッテだが、続く2回、二死走者なしから大塚,細谷,西岡,早川と4連打を浴びせて、2点を先制。続く3回には無死満塁と絶好のチャンスを作ったが、橋本がファーストゴロゲッツーを食らうと、大塚は三振に倒れて、追加点ならず。しかし、7回、一死から西岡,早川の連打で一、二塁とるすと、里崎が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、4点目。清水の前に7回まで散発2安打と抑え込まれていたソフトバンクは8回、柴原,仲澤が連打を浴びせるも、代打・本間が最悪のセカンドゴロゲッツー。しかし、ここで代打・田上が3号2ランを叩き込み、清水をKO。土壇場9回には抑えの荻野から先頭の森本が二塁打を浴びせるも、小斉,松中と打ち上げると、松田もショートゴロに終わり、7連敗となった。

優勝が消滅し、Aクラスも消滅し、とうとう最下位に転落したソフトバンク。最下位脱出は勿論の事、残り5勝と迫る王さんのホークス通算1000勝を最後の目標として奮起したい所だったが、この日も打線は精彩を欠き、悪夢の7連敗。楽天との差は1.5と開き、崖っ淵に追い込まれた。一方、3位浮上を目指すロッテは日本ハムにしぶとく食らいつき、0.5差をキープ。清水は完投は逃したものの、8回途中まで2失点の好投で3連勝で13勝目をマークした。

◆F5−4L
優勝したとは言え、連敗地獄の渦中にいる西武はこの日も初回から稲葉の通算200号となる20号2ランで先制される苦しい立ち上がり。しかし、3回、二死二、三塁から中村が2点タイムリーを放ち、同点。2−2の儘、迎えた7回、日本ハムは二死一、三塁から片岡のエラーで勝ち越すと、更に、3連続四球による押し出しで2点を追加。西武は8回に松坂の2点タイムリー二塁打で1点差まで追い上げたものの、最後はMICHEALの前に3人で打ち取られ、5連敗となった。

4連敗でのV決定と言う史上初の珍記録を作ってしまった西武だが、この日も接戦を落として、今季2度目の5連敗。主力が続々と復帰してきたと言うのに、自慢の打線が繋がらない。優勝を決めた以上、目の前の白星に一喜一憂する必要もないとは言え、この連敗ロードは早いトコ止めておきたい所だろう。一方、ここに来て、ディフェンディングチャンピオンの意地を見せ続ける日本ハムはこれで5連勝。偽バファローズも0.5差と迫り、2位浮上の目も出てきた。

◆E6−4Bs◆
初回、ローズのタイムリーで先制された楽天だが、その裏、青波の長瀬のタイムリー二塁打で追い着くと、続く2回には中村のタイムリー二塁打で勝ち越し。しかし、直後の3回、偽バファローズは二死二、三塁から日高が走者一掃の逆転タイムリー二塁打。4回以降、膠着状態となったが、偽バファローズは8回、大引のスクイズで4点目。これがダメ押しになったかと思いきや、その裏、楽天は山崎武の23号ソロで1点差と詰め寄ると、9回には守護神・加藤に対して、二死二塁からフェルナンデスが同点タイムリー二塁打。更に、連続四球で満塁とし、加藤をKOするも、代わった香月の前に中島が打ち上げて、延長に突入。迎えた11回、楽天は四球の中村を二塁へ進めた所でフェルナンデスがレフトスタンドへ17号2ランを叩き込み、サヨナラ勝ちを収めた。

守護神・加藤があと一人と言う所で金子の白星を消してしまい、最後は山口がサヨナラ被弾。一時は確定かと思われた2位の座も危うく、4位転落の可能性すら出てきた。加藤はここ5試合で4試合に失点するなど、安定感に欠く内容。加藤は元々、こんな感じな訳でむしろ今までが良過ぎたと言うべきか…。粘り強く延長を制した楽天はこれで4連勝となった。

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September 26, 2008 23:35

◆F2−0L
優勝へ王手をかける西武に対して、日本ハムは初回、二塁打の田中を劇団ひちょりが送った所で、稲葉がライト前へ先制タイムリー。直後の2回、連続四球で無死一、二塁のチャンスを拾った西武だが、後続3人があえなく凡退し、同点ならず。4回には先頭の中島が内野安打を放つも、続く後藤が最悪のショートゴロゲッツー。その裏、日本ハムは二死走者なしから小谷野がヒットで出ると、呪われた助っ人・ボッツがタイムリー二塁打を浴びせて、2点目を追加。スウィーニーの前に8回まで内野安打1本に抑え込まれていた西武だったが、完封目前となった9回、一死から栗山のヒット,中島の四球で一、二塁とし、スウィーニーをKO。しかし、代わった建山の前に後藤はレフトフライと凡退。逆転3ランの期待を懸けられた中村もキャッチャーへのファールフライに倒れて、完封負け。しかし、偽バファローズが敗れた為、西武の6年ぶり20度目(西鉄時代含む)のリーグ優勝が決まった。

偽バファローズが序盤から大量リードを奪われたと言う情報は当然、入っていた筈で、この日のリーグ優勝はほぼ確信していたであろう西武。それ故に何としても勝って、自力で胴上げしたい所だったろうが、結果は今季最少の2安打完封負けで4連敗を喫しながらも胴上げをすると言う歯痒い展開に…。尚、当ブログ的には西武のリーグ優勝はあくまで6年ぶり20度目であって、断じて4年ぶり21度目ではない。首位いじめで意地を見せたディフェンディングチャンピオン・日本ハムは4連勝で単独3位に浮上した。

◆E13−1Bs◆
初回、青波の長瀬の12号2ランで先制した楽天は続く2回には一死から3連打で満塁とすると、中村,内村の連続タイムリーで3点を追加。フェルナンデスが死球を食らって、再び満塁とすると、青波の長瀬が2点タイムリー。更に、山崎武が死球を食らった後、ショートが12号3ランをぶち込んで、この回大量8点のビッグイニングを形成。4回には山崎武が22号3ランを放ち、ダメ押しの13点目。偽バファローズは7回に後藤の14号ソロで完封を免れるのが精一杯だった。

楽天が投打に圧倒し、ついに最下位脱出。打っては一発が効果的に飛び出すなど、13安打で13点と効率のいい攻めを見せ、投げては先発・田中が6回を1安打無失点の好投で2年連続の2桁勝利へリーチをかけた。偽バファローズは先発・オルティズが2回もたずに9失点の大炎上。打線も僅か3安打と沈黙しての大惨敗でV逸が決定した。

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September 25, 2008 23:14

◆C5−4G◆
連勝街道をひた走る巨人はこの日も初回からガッツの33号2ランで先制。更に、二死満塁と追加点のチャンスだったが、坂本が三振に倒れて、2点止まり。すると、その裏、広島はいきなりの連打で一、二塁とすると、一死後、栗原が20号3ランを叩き込み、一気に逆転。4回にはシーボルが2試合連続の13号ソロを放ち、4点目。2点を追う巨人は5回、先頭の鈴木尚が三塁打で出ると、続くキムタクのタイムリーで1点差。更に、東出のエラーでチャンスを広げるが、寿司職人ラミレスがサードゴロゲッツーを食らうと、李は三振に倒れて、同点ならず。しかし、続く6回、一死から阿部が22号ソロを叩き込み、ついに同点。7回には二死から連打と四球で満塁とし、前の打席で一発かましている阿部に回したが、阿部のレフトへのライナーは伸び過ぎたのが災いして、嶋にキャッチされ、三者残塁。その裏、広島は一死一塁から東出がショートゴロに倒れるも、これを坂本が後逸。天谷が死球を食らって、満塁となった所で先発・グライシンガーはついに降板。代わった越智はオチョアを2−2と追い込んでおきながら、5球目に痛恨の冒頭を犯して、勝ち越し点を献上。土壇場9回、巨人はどこからでも一発の飛び出すクリーンアップからの好打順だったが、守護神・永川の前にガッツ,寿司職人ラミレスと連続三振。李のレフトへのフライもフェンス手前で失速し、万事休す。巨人の連勝は12でストップし、首位陥落となった。

いきなりの一発攻勢で先制し、先発がグライシンガーとあっては、巨人の連勝はまた伸びるのかと思わせたが、グライシンガーがよもやの5失点でついに連勝ストップ。エラーで作ったピンチに暴投で決勝点を失うと言う何とも嫌な負け方での首位陥落。果たして、これで勢いは止まってしまうのか? 接戦を制した広島は中日と並ぶ3位タイに浮上。接戦が故に、殊勲打を打たせたくないブラウン監督の嫌がらせにより、求道者・前田がフル欠場に追い込まれた事だけが口惜しい。

◆T5−3YB
序盤は両軍共に拙攻を繰り返し、いずれも塁上を賑わせているにも拘わらず、0−0の儘、中盤へ突入。迎えた4回、阪神は鳥谷の四球,関本のヒットで一、二塁とするも、葛城イクロー,矢野と倒れて、二死。またも残塁か…と思いきや、ここで投手の安藤が自らタイムリーを放って、1点を先制。更に、シャア少佐がヒットで続いた後、平野がタイムリー,ゼブラ今岡が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、この回、大量5点。直後の5回、横浜は二死一塁から石川のタイムリー三塁打でようやく1点を返すと、続く6回には村田のタイムリー二塁打,金城の犠飛で2点を奪い、2点差。しかし、阪神は7回から継投モードに入り、ウィリアムス−アッチソン−藤川と繋いで逃げ切りに成功。並んでいた巨人が敗れた為、単独首位となった。

阪神が3連勝で再び単独首位に。巨人に13ゲーム差を追い着かれたとは言え、首位タイの座を守り続け、先に巨人に陥落させたのは大きいだろう。阪神は残り試合下位球団との対決が多いだけに再び頭一つ抜け出したのはかなり重みがある筈だ。ここに来て、どん底状態の横浜と当たったと言う巡り合わせにもツキを感じる。安藤は自ら先制打を放つ活躍で13勝目を呼び込むと、最後を締めた藤川は史上21人目となる通算100セーブを達成した。

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September 24, 2008 23:45

◆G6−2C◆
初回、いきなりシーボルのエラーで先頭の鈴木尚を出した巨人は続くキムタクがヒットで繋ぐと、ガッツが先制タイムリー。更に、寿司職人ラミレスの併殺崩れの間に2点目を追加。以降、しばらく膠着状態となったが、0−2の儘、迎えた6回、巨人はキムタクの通算1000本安打となるヒット等で作ったチャンスに李のタイムリーで1点を追加。続く7回には一死二塁から、鈴木尚のセーフティバントがまたもシーボルのエラーを誘い、二塁走者・坂本が生還。更に、キムタク,寿司職人ラミレスのタイムリー二塁打でこの回3点。昨日からの連投となった先発・東野は6回まで散発2安打無失点の好投。7回に2エラーのシーボルに汚名返上の12号2ランを浴びたものの、リズムを崩す事なく、最後まで投げきり、プロ初完投勝利を飾った。

昨日、ラストイニングを締めた東野の連投は予想出来たものの、よもや最後まで投げきってのプロ初完投勝利をあげてしまうとは流石に予想外で天晴れと言うしかない。これで巨人は引き分けを挟んで12連勝。ここまで連勝中全試合に飛び出していた一発は出なかったものの、まんべんなくヒットが出る効率のいい攻撃で終始、主導権を握って、首位タイをキープ。広島はシーボルが致命的なエラーを連発。2ランを放ったものの、帳尻は合わせきれなかった。昨日、執念の同点打を放った求道者・前田だが、活躍を恐れたブラウン監督の嫌がらせにより、またもフル欠場に追い込まれ、広島は4位転落となった。

◆D9−3S
初回、飯原,福地のタイムリーで2点を先制された中日だが、2回、無死満塁のチャンスを掴むと、早くも先発・小笠原を引っ込め、代打・小池を投入。その小池が押し出し四球を選ぶと、続く李が同点タイムリー。二死後、4番に入った森野がタイムリーを放って、2点を勝ち越し。5回には無死一、二塁からデラロサ,谷繁,代打・立浪と3連続タイムリー。8回には平田,デラロサの連続タイムリーでダメ押し。最後は6点差ありながら、投入された守護神・岩瀬が3人でピシャリと締め、単独3位に浮上した。

2回で引っ込める程、酷い内容だった訳でもない小笠原を迷う事なく下ろして、3回からは人斬り抜刀斎を投入,9回には6点差で岩瀬投入と言うなりふり構わぬ落合采配で中日が3位に這い上がった。昨年はリーグ優勝に固執せず、アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦などと言うしょーもないエキシビジョンマッチに照準を合わせて、最後まで鞭を入れなかった落合監督だが、流石に、エキシビジョンマッチにすら出られないかもしれないとあって、鞭を入れた模様。打線の方は16安打放ちながら、ノーアーチで9点と珍しく繋がっての快勝。ヤクルトは先発・石川が2回もたずにKOの背信投球。5回から初の中継ぎ登板となった由規は3安打1四球と一死も取れずにKOされ、完全に試合をぶち壊してしまった。

◆T5−2YB◆
連敗地獄に喘ぐ横浜は初回、村田のタイムリーで先制するも、3回、阪神はゼブラ今岡の6号2ランで逆転に成功。続く4回には2四球に野選とノーヒットで1点を加えると、更に、シャア少佐のタイムリーで4点目。3点を追う横浜は6回、内川の11号ソロで1点を返したものの、阪神は8回、一死満塁からまたもシャア少佐にタイムリーが飛び出して、ダメ押し。9回は守護神・藤川がきっちり締めて、首位タイの座を守った。

4勝0敗,被打率.168と今季、阪神を完全にカモっていたハマのチンピラが連敗ストッパーを託されたが、得意のキュラソ星人こそ3タコに封じ込めたが、6回4失点であえなく降板。打線も阪神の小刻みな継投の前に2点しか奪えず、今季ワーストの8連敗。阪神は攻守に粘りを見せての逆転勝ちでまたも首位の座を明け渡さなかった。

◆H1−4Bs◆
ソフトバンクは2回、二死満塁と絶好の先制チャンスに本多が空振り三振。4回にも先頭の松田が四球で出るも、二盗を仕掛けて憤死した後に小斉に二塁打が飛び出すチグハグな攻撃で一向に先制点を奪えない。味方の援護を待ちながら、4回まで1安打の好投を続けてきたホールトンだったが、5回、先頭の北川に13号先制ソロを被弾。続く6回には一死三塁からまたも北川に犠飛を許して、この回限りで降板。7回には下山,ローズとタイムリーを浴びて、4点目を献上。9回、エラーで貰ったチャンスに内野ゴロの間に完封を免れるのが精一杯で6連敗となった。

王さんが今季限りの退任を表明し、今季本拠地最終戦となるこの日は何としても勝ちたいソフトバンクだったが、またも打線が機能せず、悪夢の6連敗。9回に4点ビハインドながら、最後まで諦めるなと言わんばかりにあえて守護神・馬原を投入した王さんの檄も実らなかった。試合終了後の挨拶で「力を発揮出来なかったのは全て私の責任」と言う王さんの言葉に何とも悲しい気持ちになった。最後に王さんはナインから惜別の胴上げを受けたが、相変わらず、王さんの胴上げ姿は美しい。これだけ綺麗に胴上げされる監督は他に類を見ないだろう。最後の胴上げは日本一の歓喜の胴上げであって欲しかったものだが…。これでソフトバンクと楽天の差は0ゲーム。最下位転落へ風前の灯火となったが、残り8試合全て勝つつもりで奮起して貰いたいものである。

◆L1−9M
3回まで5残塁と攻めあぐねていたロッテだが、4回、四球のズレータを一塁に置いて、大松が24号先制2ラン。更に、ベニー松山,細谷のヒットで一死一、三塁とすると、西岡がセンター前へタイムリー。オーティズの内野安打で満塁となった所で里崎,ズレータが押し出し死球を食らうと、またも大松が2点タイムリーを浴びせて、この回一挙7点のビッグイニングを形成。その裏、西武は栗山のタイムリー二塁打で1点を返したものの、ロッテは6回に大塚のタイムリー,8回には橋本の10号ソロで試合を決定付けた。

ロッテが集中攻撃で圧倒し、西武の胴上げを阻止すると同時に3位タイに再浮上。久保は9安打を浴びながら1失点で切り抜ける粘りの投球で今季初完投の3勝目。4回に里崎,ズレータに続いて、3人目の死球を食らったベニー松山は怒り狂って、細川に背負い投げを食らわせて、負傷退場に追い込む大暴れを見せた。西武は涌井が今季ワーストタイの7失点KO。またも優勝に足踏みとなったが、これだけ惨敗しながらの胴上げでは逆にみっともない為、偽バファローズが勝ってくれて幸いだったかもしれない。

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September 23, 2008 22:46

王監督辞任会見◆H2−5F◆
王さんがついに今季限りでの辞任を表明。正真正銘のラストイヤーを最下位で終わる訳にはいかないソフトバンクだが、立ち上がり順調に見えた杉内が3回、劇団ひちょりのタイムリーで先制を許すと、4回にはスレッジ,小谷野と連続被弾。その後、3連続三振を奪いながら、3人目の金子誠を振り逃げで生かしてしまった挙げ句、田中のタイムリーで返されて、3失点。続く5回にはスレッジにタイムリー二塁打を浴びて、5点目を献上。一方、ソフトバンク打線は武田勝に対して、2回無死一塁,3回二死一、二塁,4回二死一、三塁,5回無死一塁,6回二死二塁,7回一死二塁,8回無死一塁と三者凡退に終わった初回以外、毎回チャンスを掴みながら、一向に得点を奪えない体たらく。9回に代打・小斉の2号2ランで何とか完封を免れたものの、後が続かず5連敗となった。

「50年、いい野球人生でした。50年間1つの道にこれだけどっぷりつかって、心をときめかせて68歳までやれた事はとても幸せでした」

シーズン終了まで去就については語らない意向を示していた王さんだったが、続投要請する気満々なフロントの動きを察し、その先手を打つかの様に急転、辞任を表明。よりにもよって、その日にこんな精彩を欠いた無様な試合展開で5連敗を喫してしまうとは、正に今季の戦いぶりを象徴しているかの様で何とも歯痒い気持ちになった。王さんの辞任理由は引責ではなく、体調不良による所が大きい様だが、それでも「9月の戦いと言うのが14年間の中でも考えられない戦いでした。これは大きな転換期だと思いまして、監督交代しなくてはと思いました」と語っている辺り、単に体調面の問題だけではない事を窺わせており、ホークスナインにはこの事実をしっかりと受け止めて貰いたい。王さんは私がプロ野球に出会い、のめり込んだルーツとも言える存在であり、出来る限りユニフォームを着続けて欲しいと言う気持ちがあった。しかし、胃の全摘手術を受けて以来、日に日に痩せ細りながら采配を揮う王さんの姿は痛々しいものがあったし、万年Bクラスだったホークスでの苦難に耐えながら、優勝争いの常連チームにまで育て上げるなど、ここまで王さんがどれ程、身を粉にしてホークスの為に頑張ってくれたかを考えれば、これ以上、体に鞭打って、過酷な現場にい続けてくれと願う訳にはいかないのだろう。それでも、やはり、最後にもう一度日本一に輝いて欲しかったと思わずにはいられない。アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦などと言うくだらないエキシビジョンマッチさえなければ、そのチャンスは何度かあったと言うのに、まったくもって恨めしい事この上ない催しである。今年は集大成の年にすると開幕に臨んだ筈が、この日、11年ぶりのシーズン負け越しが決定し、11年ぶりのBクラスどころか、楽天には0.5差と迫られて12年ぶりの最下位転落の危機に立たされる始末。とにもかくにも王さんのラストイヤーを最下位で終わる様な事だけは何としても回避して貰いたいものである。さて、気になるのは今後の王さんの去就だ。しばらく骨休めして貰いたいとも思うのだが、前々から王さんにはずっとコミッショナーになって欲しいと考えていた。現場あがりでその職に就くにあたってこれ以上の人材はいないと思うのだが、加藤コミッショナーが就任したばかりのこのタイミングでは、当分、その線はないんだろうなぁ。ソフトバンクの監督を辞任した事により、意外とWBCの監督就任の可能性が出てきたのかもしれないが、冒頭に載せたコメントからとして、もうユニフォームを着る気はない様にも受け取れる訳で、やはり、固辞する事になるのかな…。

◆G4−4C◆
広島先発のルーキー・篠田に対して、巨人は初回二死一塁,2回一死一、二塁,3回二死一、二塁と相次ぐ先制のチャンスにあと一本が出ない。すると、その裏、広島は巨人先発・久保に対して、二死から東出のヒット,天谷の四球の後、オチョアが左中間フェンス直撃の走者一掃タイムリー二塁打を放って、2点を先制。2点を追う巨人は4回、二死から坂本,久保と下位打線の連打でチャンスを作るが、鈴木尚はサードゴロに倒れて、二者残塁。5回にはキムタク,ガッツと連打を浴びせるも、寿司職人ラミレスは最悪のショートゴロゲッツーに倒れると、李は空振り三振に倒れて、結局、無得点。6回には二死から坂本がイレギュラーヒットで出るも、代打・大道がショートゴロと凡退。7回二死からガッツが四球を選んだ所でようやく篠田をKOするが、代わったシュルツの前に寿司職人ラミレスが空振り三振。しかし、8回、先頭の李が四球を選ぶと、脇谷を代走に送って、代打・亀井とのエンドランを決め、一、三塁。更に、亀井が二盗を決めると、阿部は敬遠気味に歩かされ、満塁となった所で広島は守護神・永川を投入。これに対して、坂本の打球はサードを強襲。木村は弾かれながらも素早く拾って転送すると、坂本のヘッドスライディングも及ばす一塁はアウトとなったが、この間に脇谷が返って1点差。なおも二、三塁のチャンスに代打・マッスル千代の富士が右中間スタンドへ17号3ランを叩き込み、一気に逆転。しかし、粘る広島はその裏、3番手・豊田に対し、先頭の天谷がセーフティバントを決めると、一死後、栗原のタイムリー二塁打で1点差。続く赤松が打ち上げ、二死となった所で球場全体に求道者・前田コールが巻き起こる。肩書き付きタイムリーを打たせたくない事この上ないブラウン監督だったが、渋々、求道者・前田を投入。ここで巨人は山口を投入するが、左に弱いなどとと言うブラウン監督の言い分がでっち上げである事を証明するがごとく怒りのタイムリーを放ち、ついに同点。試合はその儘、延長にもつれ込んだ。ラストイニングとなった12回、巨人は一死から坂本が四球で出ると、代打・古城が送って、二死二塁。ここで鈴木尚が三遊間を突破。一気に三塁を蹴った坂本だったが、かなり浅く守っていたレフト・天谷からの好返球の前に憤死し、この日の白星が消滅。その裏、巨人は明日の先発が予想されていた東野を投入。東野は期待に応えて、3人で締め括り、何とか引き分けに持ち込んだ。

両軍合わせて40人を費やす総力戦はドローに終わった。同点劇の立役者は求道者・前田。ついにブラウン監督の呪縛を打ち破って、肩書き付きタイムリーを打ち放った。スタンドの後押しにブラウン監督も屈した格好だが、すかさず代走を送り込む嫌がらせは相変わらずで、延長での2打席目の機会を粉砕されてしまい、サヨナラ勝ちの可能性を摘まれてしまった。まったくどこまでチームの勝利より、求道者・前田をシメる事を優先すれば気が済むのか? 巨人は中盤までの大拙攻が結果的に痛かった。あれだけ攻めあぐねながら、肝心な所で一発が飛び出してしまう辺りは恐るべしと言った所だが…。12回の坂本の本塁突入はあまりにも無茶だった。ラストイニングと言う事でキムタクのヒットより、天谷の送球が逸れる事に賭けたのだろうが、流石に甘かった。さて、明日の先発要員と思われる東野を使ってしまった訳だが、明日の先発は誰になるのやら…。5回辺りの降板を前提にした東野の連投もありうるだろうか。

◆D2−4S
ヤクルト先発・館山に対して、中日は初回、二死一、二塁と先制のチャンスを掴むが、ベンちゃんがセンターフライに倒れて二者残塁。館山は2回以降、立ち直り、中日は6回まで一人の走者も出せない始末。一方、中日先発・清水昭は一向に得られない打線の援護を待ちながら、4回まで無失点と好投していたが、5回、一死から宮本に二塁打を浴びると、続く田中にはセンター前へ弾き返された上、森野が悪送球を犯して、先制点を献上。更に、川本にはタイムリー二塁打を許して、この回2失点。8回には2番手・中田が一死三塁から死球を連発し、満塁とすると、福地にタイムリーを許して、致命的な2点を献上。その裏、中日は一死一塁から代打・立浪,李の連続二塁打で2点を返し、館山をKO。なおも一死二塁のチャンスだったが、ここで代わった松岡の前に荒木,森野と連続三振に倒れて、2点止まり。土壇場9回、二死から中村紀が二塁打を放ったものの、最後はデラロサが三振に倒れて、ゲームセット。

立ち上がりは苦しんだ館山だが、尻上がりに調子を上げ、7回まで2安打無失点の好投。8回に息切れして完投は逃したものの、リリーフの援護を仰いで、3年ぶりの10勝目に到達した。中日は打線沈黙で好投の清水昭を見殺し、またまた借金生活に逆戻り。広島が引き分けた為、4位転落となった。

◆T1−1YB◆
阪神は初回、横浜先発・小林の制球難をついて、3四球で二死満塁とするも、関本がピッチャーゴロに倒れて、三者残塁。3回にも内野安打と2四球で二死満塁のチャンスを掴むが、林がショートゴロに倒れて、またも三者残塁。阪神先発・下柳は5回までに死球を2つ与えただけのノーヒットピッチングを展開していたが、6回一死から石川に初安打を浴びると、藤田に犠打を許した後、内川にタイムリーを浴びて、先制点を献上。1点を追う阪神はその裏、先頭の鳥谷が右中間スタンドへ13号ソロを放り込み、すかさず同点。追い着かれた横浜は直後の7回、先頭の吉村が二塁打で出るも、後が続かない。9回にも一死から村田がヒットで出た後、吉村がゲッツーに倒れ、試合は延長に突入。10回から登板の久保田に対して、横浜は10回二死三塁のチャンスに斉藤俊がセンター前へ抜ける勝ち越しタイムリー…と思いきや、藤本のファインプレーに阻まれ、無得点。11回にも一死一、二塁のチャンスに村田のライトへのファールフライを平野がダイビングキャッチで抑える超美技。この隙に二塁走者・野中は三塁を陥れるが、吉村がセカンドへ打ち上げて、二者残塁。更に、12回も一死一、三塁と絶好のチャンスに斉藤俊,石川と打ち取られ、この日の勝ちはなくなった。阪神は鳥谷の同点アーチ以降、四球の走者を2人出しただけと二塁すら踏めない有様で、結局、延長12回既定によりドローとなった。

デーゲームで巨人が引き分けに終わり、再び突き放すチャンスだったが、まるで呼応するかの様な12回ドローで同率首位タイの現状維持となった。僅か3安打では勝ちようもなかっただけに、引き分けに持ち込めたのはむしろ上出来だったろう。13日ぶりの登板となった久保田が3回のロングリリーフで再三のピンチを切り抜ける粘りの投球。久保田を救った藤本や平野のファインプレーも見事だった。横浜はあれだけ投手陣が頑張ったと言うのに、詰めの甘い攻撃で見殺しにしてしまい、痛恨のドロー。7連敗を止める事は出来なかった。

◆Bs1−6M
ロッテは2回、ヒットの橋本をズレータの内野ゴロで進めると、ここから大松,ベニー松山,早川と3連打を浴びせて2点を先制。5回には先頭の早川が二塁打で出た所で細谷がレフト前へタイムリーを浴びせて、1点を追加。続く6回にはベニー松山に5号2ランが飛び出して、5点目。偽バファローズは8回、二死二塁からローズのタイムリーでようやく1点を返し、渡辺俊をKOすると、代わった川崎から後藤が内野安打で続いたが、日高がセカンドゴロに倒れて1点止まり。9回、偽バファローズは4点ビハインドで何故か守護神・加藤を投入。こんな場面では気合いが入らないのか、加藤は細谷にタイムリー二塁打を浴び、ダメ押し点を献上。最後は荻野の前に三者凡退に終わった。

先に日本ハムが勝った情報が入り、負けられないロッテが小刻みに加点し、5割復帰。早川は4安打を放ち、3得点に絡む大活躍。投げては渡辺俊が8回途中まで1失点の好投で13勝目を飾った。偽バファローズは先制された直後の2回、二死満塁のチャンスを生かせなかったのが響き、渡辺俊を調子に乗せてしまった。

◆L7−10E◆
西武の胴上げ阻止,最下位脱出に燃える楽天は初回、フェルナンデスのタイムリー二塁打で先制。2回に中村の44号ソロで追い着かれるも、直後の3回にはヒットの中村を二塁に置いて、またもフェルナンデスが15号2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。2点を追う西武は7回、先頭の片岡が右中間突破の三塁打。鉄平の送球が逸れる間に片岡は一気に本塁を陥れ、1点差。直後の8回、青波の長瀬の11号2ランで突き放されるも、その裏、細川の犠飛,片岡のタイムリーで再び1点差と詰め寄ると、更に、二死満塁となった所で後藤が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、一気に逆転に成功。土壇場9回、既に、偽バファローズが敗れており、この回を抑えれば優勝が決まる西武は守護神・グラマンを投入する逃げ切り体勢。しかし、先頭の中島に内野安打を許すと、一死後、渡辺直にも痛打され、一、二塁のピンチ。ここで代打・ショートをサードゴロゲッツーに打ち取り、優勝決定…と思いきや、これを中村がお手玉し、オールセーフで一死満塁。動揺を隠せないグラマンは続く塩川に押し出し四球を与えると、フェルナンデスにはバックスクリーンへこの日2本目となる16号逆転グランドスラムをぶち込まれ、悪夢の5失点。最後は川岸が3人で締めて、西武の胴上げを阻止した。

ほぼ確定と言っていい西武の優勝に対する執念より、楽天の最下位脱出に懸ける執念の方が上回ったかの様な展開だった。8回に5点入った時には流石に、西武の優勝は決まったかと思われたが、よもやこんな展開になろうとは…。ショートの打球を中村がきっちり処理していれば、それで終わった筈なのだが、果たして、優勝へのプレッシャーだろうか…。とは言え、偽バファローズの黒星により、西武のマジックは1つ減って1となり、正真正銘の王手をかけた。

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 マードック効果か、5連敗で優勝戦線脱落の危機に瀕しているホーネッツはパンサーズ戦を控えてロサンゼルス入り。吾郎は例の悪送球が故意か過失か確認すべくマードックの部屋を訪ねるが、マードックは不在で出てきたのは彼の妻子だった。現在、単身赴任状態のマードックが古巣に戻ってきた事で1週遅れながらも誕生日を祝う為に訪れていたのだ。そこで吾郎はマードックの悪送球が過失だった事や、それでいながら悪びれずに強がってしまう為に誤解を招いてしまう様な性格である事などを妻の口から聞かされる。そして、迎えたパンサーズ戦、1点差と追い上げた9回一死二、三塁の場面で打席に入ったマードックは痛烈なライナーを放つが、サードのキャッチされ、三塁ランナーは戻れずにゲッツーとなり、とうとう6連敗。試合後のシャワールームではナインがマードックの疫病神を責め、今季は終戦だの消化試合だのと愚痴をこぼしていたが、ワッツは連敗中に打てなかったのはマードックだけではないし、投手陣も打ち込まれたており、「疫病神」などと言う曖昧な言葉でマードックに全ての責任を転嫁するのは間違っているとたしなめる。マードックが入ってからではなく、自分が投げていた試合から連敗が始まったと受け止めていた吾郎は続く第2戦で連敗阻止への意欲を燃やす。一方、マードックは首脳陣から次で打てなければ控えに回すと最後通告を受けていたのだった。

 あれ程、妻に愛され、娘に懐かれている男の性根が悪い筈はない…と言わんばかりの展開で「マードックは結構いいヤツ」説がほぼ確定。どうやら外ではツンだが、内ではデレまくっている様だ。だから、あの悪送球時のニヤケ顔はミスリード誘い過ぎだっつーの。まぁ、打撃がブレーキなのはともかくとして、理不尽な理由で攻守の要・キーンを離脱させたマードックの罪は実際、それなりに重いとは思うが、それで勝手に諦めてモチベーションを下げまくるナインにも問題があるって話か。いよいよ最後通告を受けてしまったマードックだが、流石に、ここで挽回しないと話として盛り上がらない。悪送球の借りもあるので、守りでも超美技くらい見せて欲しいものだ。それにしても、サンダースが吾郎を誘った映画「ランボー vs メカゴジラ」の内容が気になって仕方ない。

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September 22, 2008 23:51

◆G9−1C◆
勢いが留まる所を知らない巨人はこの日も初回から寿司職人ラミレスの41号2ランで先制すると、3回にはガッツが32号2ランと、得意の一発攻勢。続く4回には亀井のタイムリーで5点目を追加。5回に小窪の3号ソロで1点を返されるも、直後の6回、またも亀井にタイムリーが飛び出し、再び5点差。続く7回には李,坂本のタイムリー等で3点を加え、試合を決定付けた。投げては先発・高橋尚が8回で10三振を奪い、小窪の一発による1点のみで切り抜ける好投で7勝目をマークした。

阪神を3タテした勢いは依然、衰えず、巨人が投打噛み合う快勝で19年ぶりの11連勝。連勝を支える一発攻勢は健在で、ガッツ&寿司職人ラミレスは今季14度目のアベックアーチ。日替わりとなっている1番に起用された亀井も3安打2打点と気を吐いた。春風亭半ケツは8回1失点と前回に続く好投で安定感が戻ってきた。広島はこの期に及んで求道者・前田をフル欠場に追い込むブラウン監督の嫌がらせ采配が炸裂し、貯金が消滅。再び中日に並ばれてしまった。本当にこの男は3位や5割キープよりも求道者・前田をシメ倒す事が何よりの最重要事項らしい。Aクラスと言う目標があるとは言え、勝つ事を最優先させない指揮官の下、広島ナインはどこまでモチベーションを維持出来るのか…。

◆D7−0S
中日は2回、二死二塁からデラロサが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに7号2ランを叩き込み、2点を先制。続く3回には4連打等で3点を追加すると、4回には李のタイムリー二塁打で6点目を奪い、ヤクルト先発・ゴンザレスはこの回限りで降板。7回にはベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに15号ソロをぶち込んでダメ押し。投げてはウッチャンが散発4安打とヤクルト打線を抑え込み、完投で6勝目。

川相不在と言う絶望的状況の弊害が如実に現れている中、中日がやぶれかぶれの一発攻勢で5割復帰。広島に並ぶ3位タイに浮上した。先発・ウッチャンは散発4安打無四球と言う安定した投球でプロ初完投初完封。ヤクルトはゴンザレスが6失点KOの背信投球。打線もさっぱりで今季11度目の完封を食らい、連勝は3でストップした。

◆T3−2YB◆
阪神は初回、無死一、二塁からゼブラ今岡のタイムリーで1点を先制。続く2回には浅井のヒット,シャア少佐の四球で二死一、二塁とした所で関本が走者一掃のタイムリー二塁打を放って、2点を追加。プロ初先発となるルーキー・石川の前に3回まで1安打と沈黙していた横浜だが、4回、一死から村田がヒットで出ると、続く吉村が32号2ランを叩き込み、1点差。続く5回には二死満塁と絶好のチャンスで村田に回したものの、村田は三振に倒れて、三者残塁。6回から投入されたアッチソンは2回をピシャリと抑えると、8回からは早くも守護神・藤川が登場。8回を0点に抑えた藤川は9回も簡単に二死を取り、石川もショートゴロに打ち取るが、これを平野がエラー。更に、石川に二盗を許し、一打同点のピンチ。しかし、ここで金城を敬遠し、一塁を埋めると、斉藤俊をセカンドフライに打ち取り、辛くも逃げ切った。

まだ巨人に並ばれただけであって、首位の座を明け渡した訳ではない阪神が藤川を8回から投入する必死の継投で1点差を守りきって、連敗を3で止め、何とか首位タイに踏み留まった。首位転落が懸かった大事な一戦を任されたプロ初先発の石川は5回2失点でプロ初勝利。横浜は後半戦カモにしていた阪神戦でも元気を取り戻せず、今季ワーストの7連敗。尚、シャア少佐が第1打席で2089打席席無本塁打の日本記録を達成。シャア少佐はこの日、4打数3安打の大当たりだったが、いずれもシングルヒットで記録を2093まで伸ばした。

◆H0−9F◆
暴投王子・新垣が初回から大乱調。3四死球で一死満塁のピンチを迎えた所で伝家の宝刀・ワイルドピッチで先制を許すと、スレッジには簡単に犠打を打ち上げられ、ノーヒットで2点を献上。3回にはいきなりの3連打で1点を失うと、一死満塁となった所で糸井に2点タイムリーを浴び、この回3失点。4回には2四球で作ったピンチでスレッジに14号3ランを被弾し、失意の8失点KO。日本ハムは8回にもスレッジのタイムリーでダメ押しの9点目。先発・ダルビッシュは8回無失点の快投を見せると、9回は武田久が締めて、完封リレーで3位に浮上した。

四球連発に暴投炸裂で8失点KOk新垣も確かに酷かったが、打線も散発3安打と全く手が出ずの大惨敗で4連敗。今のソフトバンクは完全に目標を見失って戦意喪失状態。最早、Aクラス復帰どころではなく、楽天に1.5差と迫られ、最下位転落が現実的問題としてのしかかってきた。一方、目標のある日本ハムは投打噛み合う万全の試合運びで3位に再浮上。ダルビッシュは8回を散発2安打10三振と申し分ない内容で15勝目を飾った。

◆Bs5−1M
ロッテは初回、里崎の15号ソロで先制。水島の呪いに苦しめ続けられている唐川は3回まで無失点と踏ん張っていたが、4回、オーティズのエラーで足を引っ張られてからリズムを崩し、カブレラにヒット,ローズに四球を許して、無死満塁とされると、後藤には13号グランドスラムを叩き込まれて、悪夢の4失点。続く5回には一死一塁からカブレラにタイムリー三塁打を浴び、あえなくKOとなった。偽バファローズ先発・小松は2回以降、付け入る隙を許さず、今季2度目の完投で14勝目をあげた。

唐川がまたもや水島の呪いを打破出来ず、失意の6連続KO。そんなルーキー・唐川を尻目に新人王レースを爆走する小松は初回に被弾こそすれ、与えた点その1点のみ。4回以降はノーヒットと全く危なげのない投球を見せ、3安打完投で破竹の8連勝。敗れたロッテは借金生活に逆戻りで日本ハムと入れ替わりで4位転落となった。

◆L6−1E◆
今日にも優勝の可能性がある西武に対して、楽天は2回、青波の長瀬の10号ソロで先制するが、その裏、ブラゼルのタイムリーであっと言う間に振り出しに。中盤は膠着状態に陥ったが、1−1で迎えた6回、楽天は何でもないフライを落球するブラゼルの予想外のエラーで掴んだチャンスに高須のタイムリー等で2点を勝ち越し。続く7回には二死満塁から山崎武がタイムリーを放って、2点を追加。9回にはフェルナンデスのタイムリーで6点目。先発・岩隈は7回を1失点で切り抜けると、グウィン−有銘−川岸と繋いで逃げ切った。

偽バファローズの勝敗次第では今日にも胴上げの西武だったが、マジックは1つも減らず、明日以降にお預けとなった。5回まで好投していた石井一だったが、ブラゼルの信じられない落球から一気に崩れ落ちてしまった。一方、岩隈は7回1失点の好投でついに20勝に到達。ソフトバンクとの差は1.5と最下位脱出の可能性も見えてきた。

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September 21, 2008 23:20

◆G9−5T◆
巨人の2連勝で迎えた天王山第3戦。何としても3タテは回避したい阪神は2回、キュラソ星人がライトスタンドへ先制23号ソロを叩き込むと、4回にも2打席連続となる24号ソロを放つ獅子奮迅の活躍。先発・岩田は好調巨人打線を相手に4回まで内野安打1本と好投を展開していたが、5回、李に二塁打を浴びてから突如、変調。続く松田記者に三遊間を破られ、1点を返されると、一死後、坂本にライト前へ落とされ、一、三塁のピンチ。ここで若大将・原監督は早くも上原に代えて、代打・大道を起用。大道は死球を食らって満塁となると、鈴木尚が逆転2点タイムリー二塁打を浴びせて、岩田をKO。2番手・渡辺の前に代打・マッスル千代の富士は三振に倒れるが、3番手・江草からガッツが四球を選んで再び満塁となった所でリリーフ転向後、27回1/3無失点を続けていた4番手・アッチソンから寿司職人ラミレスが2点タイムリーを浴びせると、続く李がライトスタンドへ2試合連続の7号3ランをぶち込んで、この回大量8点のビッグイニングを形成。続く6回には阿部が2試合連続の21号ソロを叩き込み、9点目。7点ビハインドとなった阪神は8回、無死満塁とするも、シャア少佐の犠飛で1点を返すのが精一杯。しかし、粘る阪神は土壇場9回、キュラソ星人のヒット,鳥谷の四球の後、関本のタイムリーで1点を返すと、越智の暴投で更に、1点を加え、4点差まで詰めたものの、反撃もここまで。5番手・越智の前に代打・高橋光,代打・悠久の若虎・桧山,矢野と3連続三振に倒れて、万事休す。これで巨人はついに首位タイに浮上した。

キュラソ星人の2打席連続アーチでリードを奪ったまではこの日の阪神は違う…と思わせたのだが、気付いてみれば、上原の前に阪神は5回までにこの2発以外完璧に抑えられていたのが問題だった。キュラソ星人が2発打ってすら勢いが生まれない。対する巨人は対戦防御1点台と苦手にしていた岩田に4回まで抑え込まれながらも、5回に大爆発。好投の上原に5回にして早くも代打を送ると言う勝負を賭けた若大将の執念の采配が見事に報われた格好だ。これで巨人は16年ぶりの10連勝でついに首位阪神に捉える事に成功。勿論、これは通過点に過ぎない訳で喜ぶのはまだ早過ぎる。明日から巨人は広島との4連戦。今季8勝11敗と分が悪い上、3位が懸かっている広島のモチベーションは下手すると阪神以上。そんな中、ルイスが今日投げたばかりと言うのは僥倖だろう。一方、阪神は最下位とは言え、後半戦に入ってから苦しめ続けられている横浜との4連戦。現在、6連敗中とチーム状態がどん底の横浜だが、果たして、阪神との相性の良さで勢いを取り戻してしまうのか? それにしても、鬱陶しいのがアジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦出場権の存在だ。阪神と巨人のみで行われる分には百歩譲って妥協出来るとしても、5割前後をさ迷う中日や広島が絡んでくる様では、この首位決戦の価値も一気に希薄になって白けるばかりだ。

◆C2−4D
Bクラス定着の危機に瀕している中日は初回、ヒットの李を荒木が送ると、森野,T.ウッズと連続タイムリー二塁打で2点を先制。更に、ベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに14号2ランを叩き込み、この回4点。4点を追う広島は4回、オチョアのヒットが李のエラーを誘うと、一死後、嶋のヒットがベンちゃんのエラーを誘い、オチョアが生還。更に、シーボルもヒットを放ち、一、二塁とするが、石原,梵と倒れて、1点止まり。5,6回のチャンスを悉くゲッツーで潰してしまった広島だが、続く7回、一死から梵がヒットで出ると、ここで登場した求道者・前田が怒りのライト前ヒットを放ち、一、三塁。求道者・前田の一打を無駄には出来ないと続く東出が犠飛を打ち上げて、梵が返って、2点差。9回には守護神・岩瀬相手に一死一、二塁と攻め立てたが、赤松,東出と内野ゴロに打ち取られ、あと一歩及ばなかった。

初回こそ打線が繋がった中日だが、2〜8回までは四球の走者を1人出しただけで、9回に久々に出たヒットもゲッツーで潰す体たらくだったが、吉見ら投手陣の好投に救われた。吉見は6月22日以来となる9勝目。先発としては5月16日以来の白星で新人王に望みを繋いだ。一方、12安打で2点しか取れずに敗れた広島はあくまで求道者・前田に肩書き付きタイムリーを打たせない様に起用するブラウン暗黒采配がまたも炸裂。追撃の狼煙を上げる怒りの一打を浴びせた求道者・前田だったが、すかさず代走・赤松を送られてしまった為に、9回一死一、二塁のチャンスでその赤松に回ってしまうと言う皮肉な展開に…。あの儘、求道者・前田を残しておけば、逆転サヨナラの可能性も十分に考えられただけに、正に、ブラウン暗黒采配の影響で敗れた試合と言えよう。無論、ブラウン監督的には大勝利なのだろうが…。これで中日との差は1ゲームとなり、3位争いはまた分からなくなってきた。

◆S−YB◆
降雨中止。

◆H5−10L◆
西武は2回、先頭の中村がヒットで出ると、続く江藤が7号先制2ラン。更に、佐藤がヒットで続くと、細川が送った所で赤田がタイムリーを浴びせて、この回、3点。3回まで1安打と沈黙していたソフトバンクは4回二死から松中が中村のエラーで出ると、続く松田がタイムリー三塁打を放ち、1点を返すと、7回には一死一、三塁から柴原のタイムリーで1点差。なおも一、二塁のチャンスだったが、小斉,高谷と倒れて、同点ならず。直後の8回、西武は二塁打の片岡を栗山の犠打,代打・平尾のショートゴロで迎え入れると、9回にはソフトバンクの拙守に乗じて、栗山,平尾と連続タイムリ。更に、満塁とチャンスを広げた所で中村が43号グランドスラムをぶち込んで試合を決定付けた。ソフトバンクはその裏、3点を返し、グラマンを引っ張り出したものの、反撃が遅過ぎた。

リーグ優勝を目前にする西武と、優勝が完全消滅し、目標を失ってしまったソフトバンクの差が出てしまった。ソフトバンクの目標はあくまでリーグ優勝であって、アジアリーグ出場権争奪戦出場権争奪戦などではないとは言え、幾ら何でも5位で終わる訳にはいかないと言う意地くらいは見せて貰いたいものである。西武はこれでマジックを2とし、明日にも優勝の可能性が出てきた。

◆M0−0E◆(4回降雨ノーゲーム)
第1戦に続いて、いつ雨で中断となるとも分からない状態で始まったこの試合。何とか早めに先制して、逃げ切りたい楽天は2回、青波の長瀬,鉄平のヒットで二死一、二塁とするも、中島はファーストファールフライに倒れて、先制ならず。その裏、ロッテも一死から大松の四球,ズレータのヒットで一、二塁とするが、フクーラ,渡辺正と倒れて、二者残塁。試合は4回裏、二死から大松が四球を選んだ所で雨が強まり、中断。結局、その儘、ノーゲームに終わった。

◆Bs5−10F◆
日本ハムは1,2回と二死から連打を浴びせるも、あと1本が出ない。3回も二死から連打で一、二塁とまるで同じ展開となったが、今度は糸井がタイムリー二塁打を放ち、ようやく先制。しかし、その裏、偽バファローズは一死満塁からローズの2点タイムリー二塁打で逆転すると、続く後藤が12号3ランを叩き込み、この回大量5点。4点を追う日本ハムは直後の4回、二死満塁から高橋が押し出し四球を選んで、金子をKO。なおも満塁と一発逆転の場面だったが、2番手・吉野の前にスレッジはショートフライに倒れて、三者残塁。6回には無死満塁のチャンスに高橋が2点タイムリーを浴びせて、1点差。一死後、代打・ボッツのタイムリーで同点とすると、二死後、代打・小谷野のタイムリー二塁打で2点を勝ち越し。8回には小谷野が5号ソロを叩き込むと、9回にも2点を追加し、ダメ押し。最後はセーブのつかない場面ながら登板したMICHEALが締めて、逃げ切った。

スーパーさぶ・多田野が3回KOとなった日本ハムだが、先発全員毎回の22安打を浴びせる猛攻で、逆転勝ちを果たし、連敗を4でストップさせ、借金完済へリーチ。偽バファローズは先発・金子が大量点を貰いながら、4回途中で降板する背信投球。その後、小刻みに繰り出した中継ぎ陣が悉く崩壊する有様で連勝はストップした。

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 執拗に変化球を投げ続ける球道に対して、執拗にファールで粘り続ける山田。ヒットに出来た球もあえてファールにする山田を見て、ゴーグルはホームランを狙う為ではないかと察知。殿馬は山田と球道は一目で相手の調子を理解出来る間柄であり、今日の球道の調子では自分がヒットで出た所で後が続かないから一発に賭けるしかないと言う判断でストレートを待っており、そのストレート狙いを分かっているからこそ球道も変化球しか投げないのだと分析する。ここまでプライドを捨てて投げる球道は初めて見ると言うゴーグルの言葉に疑問を抱く唐川だったが、ゴーグルはこれがただの試合ではなく、山田と対戦した唐川を勝利投手にする為の試合だからだと言い放つ。延々変化球をファールし続けた末、ついに13球目のフォークを前に飛ばした山田。打球はセンター後方への大飛球となったが、これを大松がフェンスに激突しながらジャンピングキャッチで抑えるファインプレー。しかし、この時、腕を強打した大松は悶絶し、退場を余儀なくされる事に…。この後、星王もあえなく三振に倒れ、7回の東京の攻撃は三者凡退。直後の8回、ロッテの先頭打者として、2ホーマーを放っている根元が登場。これ以上、打たれたら本当に里中キラーになってしまうと慌てふためく東京バッテリーだが…。

 球道がストレートを投げないのは唐川の為(ゴーグルの推測でしかないが)…と言うより、唐川の所為と言う感じで何だか唐川が宿命の対決(らしい)に水を差す元凶にされてしまった印象。山田は山田で(殿馬の推測でしかないが)他のナインを全く信用出来ないから一発を狙うなどと身も蓋もない展開。いや、山田が他のナインをまるで信用していないのは今に始まった事ではないのだが、だから一発を狙うのではなく、山田はヤマが当たらないと打てないからヤマを張るしかなく、ヤマが当たるとほぼ必然的に一発になっているだけなので、これは実際の所、山田が殿馬から「自分しか信用しない腹黒い奴」と見られている…と言う話な訳だ。しかし、球道は唐川の為、山田は一発を狙わざるをえない為とか言いながら、「意地の張り合い」と言う表現をしている辺り訳が分からない。球道がプライドを捨てて変化球を投げ続けるのは、ヒットは打たせても一発だけは打たせない為で、山田が変化球ではヒットにしか出来ないのでストレートを狙い続けるのも、戦略に基づいたものであって、意地の張り合いでも何でもないだろう。球道に関して言えば、ヒットは打たれてもいいと言う考えで変化球を投げているのだとすれば、13球も投げさせられる前にサッサと歩かせればいい訳でストライクを投げ続ける事に関しては意地の部分もあるのかもしれないが、そこについては全く触れられてはいないし…。いずれにしろ、球道や山田の考えはゴーグルや殿馬の推測でしかなく、本人の思考描写が全くない為、実は全く違う事を考えてやっているのかもしれなかったりするが…。結局の所、最後のフォークを前に飛ばした際、山田が観念して変化球狙いに切り替えたのかどうかすら不明。それにしても、水島の呪いにより、今江,根元が次々とリアルワールドで故障し、離脱している中、今度は大松が劇中で故障。大松の選手生命に拘わらない事を祈るばかりだ。

【追記】てっきり載せたつもりでいたのですか、ずっと下書き状態だった様で、ご心配おかけしました。嫌々やっているレビューなのは見ての通りですが(^^;)、突然、予告なしに打ち切る事はありませんので、その辺はご心配なく。ただし、嫌々やっているレビューなので(^^;)、モチベーション維持の為にちょくちょくコメント頂ければ幸いでございます。

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September 20, 2008 23:11

◆G9−1T◆
何とか巨人の勢いを止めたい阪神は初回、内海の制球難をついて、一死満塁と絶好のチャンスを作るが、鳥谷,関本と倒れて三者残塁。すると、その裏、下柳が一死一、二塁のピンチで寿司職人ラミレス,李と連続被弾し、早くも4失点。直後の2回、阪神は連打で無死一、二塁とすると、下柳はスリーバントを失敗したものの、シャア少佐がヒットで繋ぎ、再び一死満塁のチャンス。ここで平野の打球はライト前へ抜けるかと思われたが、李の好プレーに阻まれ、この間に三塁走者・高橋光を返すのが精一杯。その裏、巨人は1番に起用された松田記者が二塁打を放つと、一死後、ガッツが2試合連続となる31号2ランを叩き込み、早くもクリーンアップ揃い踏み。更に、この後、二死一、二塁から阿部がタイムリーを放って、下柳はあえなくKO。続く3回、2番手のアポリー中尉が一死からキムタクに頭部死球を食らわせ、危険球退場。3番手・渡辺は続くガッツにヒットを浴び、ピンチを広げるが、寿司職人ラミレスをゲッツーに仕留め、ようやく無失点で切り抜ける。しかし、巨人の勢いはこれで止まらず、続く4回、一死二塁から阿部が20号2ランを叩き込み、ダメ押しの9点目。大量リードを貰った内海は尻上がりに調子を上げていき、8回まで追加点を許さず、3年連続の2桁勝利に到達した。

昨日は一進一退の好ゲームだったが、この日は巨人がクリーンアップ+阿部で4ホーマーと得意の一発攻勢で圧倒。立ち上がりはどうなる事かと思われた内海だったが、終わってみれば8回1失点。破竹の連勝は9と伸び、ついに首位・阪神に1ゲーム差と肉迫した。阪神は1,2回と立て続けの満塁のチャンスを掴みながら、内野ゴロの間に1点を取るのが精一杯で内海を調子に乗せてしまう始末。投げては下柳が今季最短の1回2/3KO,2番手・アポリー中尉は危険球退場と投打に精彩を欠く惨敗となってしまった。

◆C10−0D
借金生活に加え、4位転落と泥沼の展開に陥った中日。この絶体絶命の状況を打破するには川相を起用するしかないのだが、今更ながら、名手・川相を現役復帰させなかった事を悔やむしかない中日首脳陣は川井を先発起用し、お茶を濁しにかかったが、所詮、カワイであって川相ではない川井を起用する事がチームの流れを変えられる筈もなく、いきなり初回からオチョア,嶋とタイムリーを浴びて、2点を献上。その後も失点こそ免れながら、走者を出しまくるフラフラとした投球が続き、4回一死で早くもKO。6回には3番手・小笠原が東出のタイムリー,オチョアの13号3ランで4失点。4番手・長峰も7回、4安打2四球で4失点と炎上し、大量10点差。打線も前田健の前に散発4安打完封を食らい、リーグ優勝の可能性゛か完全に消滅すると同時に自力でのAクラスも消滅してしまった。

この期に及んで広島相手に大惨敗とは中日のチーム状態の悪さは深刻だ。川井に罪がある訳ではない。川相を復帰させず、川井でお茶を濁そうなどと陳腐な考えを起こした首脳陣が悪いのだ。一方の広島だが、求道者・前田は嫌がらせで幽閉されているだけの話で(これはこれで大問題なのだが)、前田健は求道者・前田不在のお茶濁しの為に起用されている訳ではない所を見せつけての見事なプロ初完投初完封勝利で逆転新人王へ僅かに望みを繋いだ。広島の躍進は昨年は戦力でなかった前田健とルイスで13個も貯金を稼いでいるのが大きく、ブラウン監督の手腕がどうこうと言う話ではないのだが、この儘では嫌がらせに邁進しているだけのブラウン監督の続投が決まってしまいかねない。川相不在の中日に多くを期待するのは無茶と言うものだが、少しは意地を見せて貰いたいものだ。

◆S4−1YB◆
5連敗中の横浜は2回、2四球と内野安打で一死満塁と先制のチャンス。しかし、武山はファーストへのファールフライに倒れると、続くウッドはピッチャーゴロに終わり、先制ならず。すると、その裏、ヤクルトは二死走者なしから川本,川島亮,青木,川島慶と怒濤の4連打で2点を先制。リードされた横浜は3回二死一、二塁,4回一死満塁のチャンスを悉く逃したものの、5回、一死から村田の41号ソロでようやく1点。8回には先頭のメカゴジラがヒットで出ると、石井タクローが送って、一死二塁と一打同点のチャンス。しかし、鈴木なおのり,石川と代打攻勢が実らず、無得点。ピンチを脱したヤクルトはその裏、福地のタイムリー,小山田の暴投で2点を加え、ダメ押し。最後は五十嵐が締めて、今季初セーブを飾った。

開幕からローテを守っているが守っているだけのウッドが5回2失点と最低限の投球はしたが、打線の援護に恵まれず、リーグトップタイの12敗目。村田が2四球1死球と歩かされまくった(唯一、勝負して貰った打席では一発かましたが)のも響いた横浜は今季2度目の6連敗となり、借金はついに40にまで積み上がってしまった。ヤクルトはこれで3連勝となり、中日との差が3と4位浮上の芽も出てきた。

◆H0−1L◆
ソフトバンク先発・和田は6回一死までパーフェクトに抑えるなど、9回まで無失点の素晴らしい投球を展開。何とか和田を援護したいソフトバンク打線だったが、帆足に対して、毎回安打を浴びせながら、あと一本が一向に出ず、ゼロ行進を続けるばかり。9回から代わった大沼,星野を攻め、二死満塁とサヨナラのチャンスを掴むも、本多はセカンドゴロに打ち取られ、0−0の儘、延長に突入。10回も続投となった和田は簡単に二死を取るが、ここでこの日2安打を浴びていた細川にスタンドへ15号ソロを被弾し、ついに先制点を献上。その裏、グラマンの前に3人でピシャリと締められ、完封負けを食らった。

ソフトバンクが9回まで毎回安打で無得点と言う不甲斐ない攻撃で好投の和田を見殺し。屈辱の完封負けを喫し、ついにリーグ優勝の可能性が完全に消滅してしまった。アジアリーグだの、アジアリーグ出場権争奪戦だの、アジアリーグ出場権争奪戦出場権争奪戦だのは所詮、エキシビジョンマッチでしかない訳で、王さんのラストイヤー…になるかもしれない年に日本シリーズへの出場を果たせなかった事は実に無念である。守護神・馬原が開幕から長期離脱し、五輪ではローテ投手を二人も拉致された上、首位打者候補の川崎を今季絶望クラスの重傷に追い込まれ、ハマのスペランカーのリタイアは………、まぁ、恒例行事だからいいとしても、偽バファローズから無理矢理強奪したパウエルが全く働かないなど助っ人陣が投打揃って総崩れとなるなど、今季はあまりにも逆風が強過ぎた。果たして、王さんはこんな結果で本当に今季限りで勇退してしまうのか? WBCの監督就任を拒否する理由に体調だけでなく、時期的に現場監督では厳しいと言っている事からも来季も続投する意欲があると言う事なのか? 是非とも来季にリベンジを図って欲しいと願うばかりだが…。

◆M4−1E
ロッテは初回、いきなりの4連打で2点を先制。オーティズはゲッツーに倒れたものの、続くズレータが8号2ランを叩き込み、この回4点。楽天は先発・木谷を2回限りで諦め、小刻みな継投で追加点を許さない必死の防戦を展開。5回、2四球とエラーでノーヒットながら満塁のチャンスを掴むが、代打・高須はセンターへ打ち上げ、三者残塁。7回、ショートの犠飛で、ようやく1点を返したものの、反撃はここまでだった。

2回以降散発3安打に終わったロッテだが、初回の4点が大きくものを言って、単独3位に浮上。成瀬は7回を散発2安打無失点の好投で7月12日以来、約2ヶ月ぶりの7勝目を飾った。一方、木谷は先発転向以来4戦連続KO。いつまで経っても5回すらもたない有様でもういい加減、先発から外した方がいいのではなかろうか。

◆Bs6−1F◆
28イニング無失点を続行中のグリンは初回、一死一、二塁のピンチを切り抜け、連続イニング無失点を29と伸ばしたものの、続く2回、二死満塁から下山に2点タイムリーを浴び、無失点記録が途絶えると、ここからカブレラにタイムリーを浴びた後、ローズには39号3ランをぶち込まれ、悪夢の6失点。グリンは3回以降立ち直ったものの、味方打線は偽バファローズ先発・山本の前に拙攻続きで6回まで無失点。7回に代打・飯山のタイムリーでようやく1点を返した日本ハムはなおも二死満塁とチャンスを広げたが、劇団ひちょりがセンターフライに倒れて、1点止まり。続く8回も一死一、二塁としながら、あとが続かず。9回は三者凡退に終わり、4連敗となった。

2回を除けば無失点で完投と申し分ない内容のグリンだったが、それだけに2回の大量失点が悔やまれる。打線も偽バファローズを上回る10安打を放ちながら、拙攻に次ぐ拙攻が響き、ヒットが一極集中した偽バファローズに5点もの差をつけられてしまう有様。これで日本ハムは再び4位に転落となり、3連覇の夢が消滅した。偽バファローズ先発・山本は粘りの投球で自己初の10勝目をマーク。

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September 19, 2008 23:33

◆G6−4T◆
3ゲーム差で迎えた首位攻防戦の第1ラウンド、先手を取ったのは巨人。2回、一死からマッスル千代の富士がヒットで出ると、二死後、坂本がレフトオーバーの先制タイムリー三塁打。4回には二死走者なしから連続四球で一、二塁とした所でまたも坂本が左中間突破のタイムリー二塁打を放ち、二者生還。3点を追う阪神は5回、一死三塁から代打・葛城イクローの犠飛でまず1点。その裏、鈴木尚の2号ソロで突き放されるも、直後の6回、二死三塁から関本がセンター前へタイムリー。更に、関本が二盗を決めた後、林もタイムリーを放って、1点差。しかし、7回、巨人はヒットの鈴木尚を脇谷が送った所でガッツが通算300号となる30号2ランを叩き込み、貴重な2点を追加。阪神は直後の8回、ゼブラ今岡の5号ソロで応戦するも、反撃もここまで。巨人は山口−クルーンと繋いで逃げ切り、8連勝を飾った。

最下位横浜相手に久保や東野を使う事で、無理矢理この天王山に照準を合わせてきたグライシンガー。中8日と登板間隔が空き過ぎた事が逆に裏目に出ないとも危惧されたが、7回を3失点で切り抜け、ハーラー独走の16勝目。最後を締めたクルーンもリーグ単独トップに踊り出る36セーブ目をマーク。打っては坂本が3安打3打点の大活躍。ガッツにもダメ押しとなるメモリアルアーチが飛び出すなど、万全の試合運びで連勝を伸ばした巨人はいよいよ阪神との差は2ゲームにまで縮まった。阪神は勝ち頭の安藤が4回KO。キュラソ星人,鳥谷の4,5番がブレーキとなるなど、どうにも流れが悪かった。

◆C7−1D
同率3位同士の対決となったこの試合。中日が初回、シーボルのタイムリーエラーでタナボタの先制点をゲット。その裏、広島は二死満塁とし、打席にはシーボル。汚名返上のチャンスだったが、シーボルはセンターへ打ち上げ、三者残塁。しかし、3回、広島は二死からオチョアがヒットで出ると、続く栗原が19号2ランを叩き込み、逆転に成功。続く4回にはシーボルがようやく名誉挽回の11号ソロを放つと、一死満塁から天谷の犠飛でこの回2点。勢い付く広島は6回には代打・喜田が4号ソロ,7回にはシーボル,梵の連続タイムリー二塁打でダメ押し。これで広島は単独3位に浮上。中日は借金を抱える形で4年4ヶ月ぶりの4位転落となった。

4位転落の危機を何度となく踏み留まってきた中日だったが、ついにその時が来てしまった。先制点を奪いながら、スミ1の拙攻。25日ぶりの先発となった中田は4回もたずにKOの体たらくだった。広島は偽ハンカチ王子・斉藤が6回を自責0の好投で3連勝。再昇格となったシーボルはいきなりの先制エラーにチャンスブレイクとやきもきさせたが、2安打2打点で何とか帳尻を合わせた。しかし、求道者・前田はまたもフル欠場。この日も嶋が3タコと調子を落としているだけに、スタメン起用を図っても何ら不思議ではないのだが、どうせブラウン監督は嶋を外した場合も天谷,赤松を同時に出す事しか考えないのだろう。同胞・シーボルには何度となくチャンスを与えるが、求道者・前田にはピンチしか与えない。この儘、広島が3位に踏み留まる事が果たして、チームの将来の為にプラスに働くと言えるのだろうか…。

カリメロ◆S6−2YB◆
左肘痛により、長らくリハビリモードだったカリメロが4月1日以来となる先発マウンド。初回に内川のタイムリー二塁打で先制点を貰ったカリメロだが、その裏、二死二塁から畠山にタイムリーを浴び、同点。3回には一死一塁から連続四死球で満塁のピンチ。ここで福地は三振に斬って取ると、続く宮本をショートゴロに打ち取り、ピンチ脱出…と思いきや、これを石川がエラーし、勝ち越し点を献上。直後の4回、村田のタイムリー二塁打で同点として貰ったのも束の間、その裏、一死一、三塁とまたまたピンチ。ここで川島慶がスクイズを仕掛けるが、カリメロは素早く処理し、三塁走者・福川を刺す好プレー。続く飯原に内野安打を許し、満塁となるが、畠山をライトフライに打ちとって、チェンジ…と思いきや、これを雨が目に入ったか、吉村のよもやの落球により、一気に二者生還。続く福地にも走者一掃のタイムリー二塁打を浴びた所で失意のKO。試合は5回が終了した所で強くなった雨の影響でコールドゲームとなった。

久々に登板となったカリメロだったが、自責点1ながら、失点は6と相次ぐタイムリーエラーで足を引っ張られ、今季初白星ならず。来年も現役で頑張って欲しいだけに、何とか残り少ない試合で結果を残して欲しい所。4点差つけられたとは言え、内川,村田が当たっていただけに、5回コールド負けと悔しい結果となった横浜はこれで5連敗。ヤクルトは接戦続きでリリーフ陣に負担がかかっていた状況下、ダグラス一人で済んだとあって恵みの雨となった。

◆M1−1E
初回、二死二塁のチャンスを逃した楽天は続く2回にも無死一、二塁のチャンスを作りながら、嶋のゲッツー等で潰してしまうと、3回には一死から中村を三塁打で出しながら、後続を断たれる拙攻三昧。しかし、続く4回、先頭の青波の長瀬の9号ソロでようやく1点を先制。しかし、5回、先発・片山が突如、制球を乱し、1安打2四球で一死満塁のピンチを迎えると、オーティズに押し出し四球を許して、同点。なおも満塁のピンチだったが、ズレータ,大松と打ち取って、1点止まり。ここで雨により、中断となり、その儘、コールドゲームが成立した。

片山はあと2人を抑えていれば、コールドで逃げ切れただけに、正に痛恨の押し出しとなってしまった。残り試合が僅かとなってきている状態で最下位脱出に望みを繋ぎたい楽天にとっては、何とも痛いドロー。一方、タナボタで滑り込みの同点劇となったロッテは4位転落の危機を辛くも免れた訳だが、あと一本が実質上、サヨナラ打に値するものだっただけに単独3位浮上のチャンスを逃したとも言える展開だった。

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September 18, 2008 23:21

◆Bs7−1H◆
初回、偽バファローズは一死満塁から後藤のショートゴロの間に先制すると、3回にはローズの38号ソロ,北川の犠飛で2点を追加。3点を追うソフトバンクは6回、本多,ハマのスペランカーのヒットで一死一、三塁とすると、松中が犠飛を打ち上げ、ようやく1点。しかし、その裏、先頭の日高に11号ソロを叩き込まれると、一死後、大引に二塁打を浴びた所で先発・ホールトンはKO。続く小瀬の犠打が松田のタイムリーエラーを誘って、この回2点。松田は7回にもエラーを犯してしまうと、この走者を日高の2打席連続12号2ランで帰されて、試合を決定付けられた。

連敗を脱したばかりのソフトバンクだが、それで流れを変える事は出来なかった様で、攻守に精彩を欠く戦いで完敗し、連勝ならず。Aクラス浮上どころか、楽天が3差まで詰めてきて、最下位転落の可能性まで出てきた。川崎が今月中の復帰を目指して、必死のリハビリを進めているとの事だが、川崎が戻ってくる頃には既に、手遅れになってしまいそうな気配である。

◆E5−2F
楽天先発・田中に対して、日本ハムは1,2回と得点圏に走者を送りながら、あと一本が出ないなど、攻めあぐねていたが、5回、ヒットの糸井を紺田が送って、二死二塁となった所で田中がタイムリーを放って、1点を先制。5回まで無失点の好投を見せていた藤井だったが、6回、突如、制球を乱し、連続四球等で二死満塁のピンチを迎えた所でKO。代わった武田久は代打・草野に走者一掃の逆転タイムリー二塁打,中村にもタイムリーを浴びて、この回4失点。3点を追う日本ハムは7回、糸井がこの日3安打目となる5号ソロを叩き込み、2点差。しかし、楽天は8回、二死走者なしから草野の2号ソロでダメ押し。田中は完投で8勝目をマークした。

途中出場の草野が逆転二塁打にダメ押し弾と大活躍を見せ、楽天が3ヶ月ぶりの3連勝。投げては田中が4月27日以来となる完投で8勝目をマークした。劇団ひちょりが右肩痛でスタメンから外れた日本ハムは田中,糸井が3安打と気を吐いたものの、中軸が全く音無しではなす術なし。継投策も裏目に出た事で3連戦3連敗を喫し、借金生活に逆戻りとなった。

◆L3−6M◆
0−0で迎えた3回、ロッテは一死から塀内の四球,西岡のヒットで一、二塁とすると、二死後、橋本が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を先制。5回には西岡が13号ソロ,6回には大松のタイムリーで1点ずつ加えると、8回には一死一塁から大塚,フクーラの連続タイムリーで6点目。清水の前に7回まで散発3安打と沈黙していた西武はその裏、片岡,中島のヒットで二死一、二塁とすると、ここで中村が42号3ランを叩き込み、清水をKO。しかし、代わったシコースキーが礒?を打ち取ると、9回は荻野が3人で締めて、逃げ切った。

4番・ズレータはブレーキながら、1〜3番までがいずれもマルチ安打と打線が繋がり、序盤から主導権を握ったロッテが3位タイに浮上。清水は終盤息切れしたものの、中盤までは申し分ない内容で12勝目をマークした。この所、着実にマジックを減らしてきた西武だが、連勝が3で止まって、マジックは5の儘と足踏み。

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September 17, 2008 22:43

◆YB2−6G◆
逆転優勝へ向け、連勝街道をひた走る巨人は2回、一死一塁から坂本の8号2ランで先制すると、続く3回には二死走者なしから寿司職人ラミレスが39号ソロ。更に、李の二塁打,マッスル千代の富士の四球で一、二塁となった所で阿部が19号3ランを叩き込み、6点目。横浜先発・ハマのチンピラはこの回限りで降板となった。プロ初先発となった東野は5回まで1安打無失点と素晴らしい投球を展開。しかし、6回二死走者なしから石井タクローを歩かせた所で内川に10号2ランを被弾し、この回限りで降板。追い上げムードの高まった横浜は7回二死満塁,8回二死二、三塁と絶好のチャンスを掴みながら、あと一本が出ない。最後はクルーンの前に反撃を断たれて、対巨人7連敗となった。

プロ初先発の東野が期待に応える好投で悲願のプロ初勝利。昨日の久保に続いて、またまた新たな先発要員が誕生。完全に流れは優勝チームのそれである。巨人はこれで7連勝。阪神との差は縮まらなかったものの、全く勢いが止まる気配がない。問題は5位・ヤクルト,最下位・横浜相手に勝ちまくっていると言う点だ。果たして、この勢いが本物なのかどうかは19日からの阪神3連戦で明らかになる事だろう。

◆D6−11T
中日先発・山本昌が立ち上がりから大乱調。先頭のシャア少佐に痛打されると、一死後、連続四球で満塁とした所で鳥谷に12号グランドスラムを被弾。続く2回には平野,ゼブラ今岡と連続タイムリーを浴びると、3回に矢野にタイムリーを許し、7失点KO。中日はその裏、李のタイムリーでようやく1点。4回に2点を失い、突き放されるも、その裏、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに谷繁が今季初アーチとなる3ラン。更に、5回には川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに小池が4号2ランを叩き込み、3点差。しかし、阪神は8回、キュラソ星人の22号2ランで貴重な2点を追加し、これがダメ押し点となった。

山本昌がよもやの3回7失点KO。川相不在によるやぶれかぶれの一発攻勢も時既に遅く、中日はまたまた貯金が消滅してしまった。阪神は先発・リーソップが4回もたずにKOとなったものの、12安打11得点と打線が爆発し、この3連戦勝ち越し。何とか3ゲーム差を保った状態で東京ドームへ乗り込む事となった。

◆S6−1C◆
泥沼の連敗地獄に喘ぐヤクルトは初回に畠山のタイムリーで先制するも、4回、栗原にタイムリーを許して、振り出しに。しかし、5回、ヒットの福川を石川が送った後、青木,川島慶と連打を浴びせて、一死満塁。ここで飯原のゲッツー崩れの間に福川が勝ち越しのホームを踏むと、飯原のディレードスチールの間に青木が本塁を陥れ、3点目。続く6回には一死二、三塁から田中のタイムリーで1点を加えると、8回には福川のタイムリー,青木の犠飛でダメ押しの2点を追加。先発・石川は1失点完投勝利を果たし、連敗は8でストップした。

接戦を悉く落とし続けたヤクルトが投打噛み合う完勝で連敗を脱出。石川は今季2度目の完投で2年ぶりの10勝目に到達した。広島はまたまた求道者・前田がフル欠場に追い込まれての大惨敗。中日も負けた為、4位転落は免れたものの、5割に逆戻りとなってしまった。やはり、ブラウン監督は自らの続投よりも、求道者・前田をシメる事の方が優先度が高いらしい。嶋を下げて、キャラかぶりの赤松,天谷を同時に出すくらいなら、求道者・前田をスタメンで使えよ!

◆Bs2−4H◆
負のスパイラルに歯止めがかからないソフトバンクは初回から二死一、二塁のチャンスを掴むも、松田が打ち上げ、二者残塁。すると、その裏、先発・杉内が本多のエラーでピンチを作った挙げ句、ローズに37号2ランを浴び、先制点を献上。杉内は2回以降、走者を出しながらも粘りの投球で追加点を阻止するが、肝心の味方打線が岸田の前に拙攻を切り返し、2−0の儘、土壇場9回へ突入。偽バファローズは守護神・加藤を投入し、逃げ切りを図るが、これに対して、ソフトバンクは二死一、二塁のチャンスを掴むと、代打・田上のタイムリーで1点差。更に、続く本多が3号3ランを叩き込み、一気に逆転に成功。最後は一週間ぶりの登板となった守護神・馬原が3人でピシャリと締めて、ようやく連敗を脱出した。

8回を自責点0と言う杉内の粘りの投球も虚しく完封負けを覚悟した展開だったが、加藤から4点を奪う予想外の大逆転で連敗を5で止めた。Aクラス返り咲きが厳しい状況なのは確かだが、残り試合全て勝つつもりで意地を見せた貰いたい。一方、偽バファローズは痛恨の逆転負け。岸田は8回無失点とは言え、125球投げており、加藤へのスイッチは妥当と言えた訳で、加藤の乱調が大きな誤算だった。これで西武との差は7と開いてしまい、流石に、逆転優勝はほぼ絶望的になってきたか…。

◆E15−7F
初回、高橋のタイムリーで先制された楽天だが、その裏、青波の長瀬の8号3ランで逆転すると、更に、山崎武にも21号ソロが飛び出し、この回4点。続く2回には内村のスクイズで1点を追加。4点を追う日本ハムは3回に無死二、三塁から高橋の内野ゴロの間に1点を返すと、連続四球で満塁とチャンスを広げたが、糸井,代打・稲田と倒れて、1点止まり。5回にはスレッジの13号ソロで2点差とするが、その裏、楽天は嶋,渡辺直の連続タイムリーで3点を奪うと、6回には7長短打の集中攻撃で6点をあげ、試合を決定付けた。日本ハムは8回に3点を返したものの、焼け石に水で貯金が消滅した。

楽天が19安打15得点の猛攻でこの3連戦勝ち越し。ノーヒットに終わったフェルナンデス以外(1回表にケガをしたショートに代わって入った中島を含めて)8人がマルチ安打を記録。先発・朝井は5回降板ながらも、打線の援護に恵まれ、初の2桁勝利へリーチをかけた。日本ハムも13安打7得点と応戦したが、8失点KOのスウィーニーを初め、投手陣が総崩れだった。

◆L5−4M◆
2回、西武はブラゼルの二塁打,久保の暴投,中村の四球で無死一、三塁とすると礒?が犠飛を打ち上げ、先制点をゲット。1点を追うロッテは4回、西岡の四球,橋本のヒットで二死一、二塁とした所で大松が23号3ランをぶち込んで、一気に逆転。続く5回の満塁のチャンスは逃したが、6回、ミャオの暴投でタナボタの4点目を追加。3点を追う西武は7回、栗山のタイムリーで1点を返し、久保をKOすると、中島が歩いた後、ブラゼルが2点タイムリー二塁打を放ち、試合はその儘、延長にもつれ込んだ。迎えた10回、西武は先頭の中村がバックスクリーンへ41号ソロを叩き込み、サヨナラ勝ちを飾った。

オツが5回もたずにKOされるなど、中盤までは苦しんだ西武が3点差を跳ね返してのサヨナラ勝ち。キング独走の41号を放った中村はこれが自己初のサヨナラアーチ。これでマジックは2つ減って5と優勝へ大きく前進した。ロッテは先発・久保が堪えきれず、痛い連敗で5割復帰を逃した。

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September 16, 2008 22:15

◆YB1−14G◆
初回、ガッツの犠飛で先制した巨人は3回には2四球で一、二塁とした所で李が3号3ランを叩き込み、横浜先発・那須野はこの回限りでKO。続く4回には一死二、三塁からガッツのタイムリーで2点を加えると、二死後、李が2打席連続の4号2ランを放ち、この回4点。その裏、暴投で1点を返されるが、直後の5回、坂本が7号ソロを叩き込むと、続く6回には二死一塁からまたも李が3打席連続となる5号2ランをぶち込んで、10点差。巨人は9回にも4安打を集中して、ダメ押しの3点を追加し、今季初の6連勝を飾った。

李が3打席連発の7打点と大爆発したのを筆頭に16安打14点の猛攻で巨人が圧勝。いよいよ阪神との差は3連戦3連勝で追いつける射程範囲の3ゲームと縮まった。中継ぎで結果を出していた久保が今季初先発で8回1失点の好投を見せ、今季初勝利。バーンサイドが降格となったタイミングで入れ替わり昇格の李が復活を果たし、新たな先発要員が結果を出せたと言うのは大きいだろう。横浜は那須野が栄養費パワーを発動させる間もなく轟沈したのを初め、出る投手出る投手悉く炎上、好調のクリーンアップも沈黙し、対巨人6連敗となった。

◆D5−2T
0−0で迎えた3回、中日は二死走者なしから森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに18号ソロを叩き込み、先制すると、荒木の二塁打の後、李が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに13号2ランを放ち、この回3点。直後の4回、阪神は先頭のキュラソ星人が二塁打で出ると、続く鳥谷が11号2ランを放ち、1点差。何とか突き放したい中日は7回、二死走者なしから谷繁が歩いた後、通算2500試合出場となった代打・立浪の内野安打で一、二塁とすると、森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、走者一掃のタイムリー二塁打となり、2点を追加。最後は守護神・岩瀬が締めて、貯金を1に戻した。

相変わらずの一発依存症が奏功した中日が借金生活の危機を回避。先発・ウッチャンは7回を2失点で切り抜け、7月22日以来となる5勝目。5ヶ月ぶりの白星を目指した阪神先発・福原は3回KOとまたも背信投球。打線も再三再四得点圏に走者を進めながら、あと一本が出ず。巨人との差は3と縮まり、今週末にも首位陥落の危機に立たされた。

◆S5−6C◆
広島は2回、無死満塁から喜田のタイムリーで先制すると、一死後、大竹のピッチャーゴロが悪送球を誘い、ボールが転々とする間に二者生還。更に、東出がスクイズを決めて、この回4点。しかし、その裏、ヤクルトはrすかさず2点を返すと、4回には福地のタイムリー二塁打で1点差。続く6回には川島慶のタイムリー二塁打,福川の犠飛で逆転に成功。1点を追う広島は7回、一死から代打で登場した求道者・前田が怒りのライト前ヒット。意気に感じた梵,天谷が連打を浴びせて、同点とし、試合はその儘、延長に突入した。迎えた11回、広島は二死一、二塁から栗原がタイムリーを放ち、ついに勝ち越しに成功。その裏、ヤクルトは先頭の代打・川端がヒットで出るも、後続3人が悉く打ち上げて、万事休す。

ヤクルトがまたもや1点差負けで8連敗。毎日の様に書いているが、8連敗中7試合が1点差とあっては、現場もファンもやりきれない思いだろう。むしろ、完敗しまくっている方がまだ諦めがつくと言うものた。広島は求道者・前田の怒りの一打が勝利を呼び込んだが、ブラウン監督は求道者・前田のおかげで勝ったなどとは微塵も思っていない事は想像に難くない。大体、一死走者なしなんて場面でポイントゲッターの求道者・前田をチャンスメーカー扱いで代打起用するだけでも、嫌がらせに近い。これで広島は5割に到達した訳だが、、ブラウン監督続投の条件が整いつつあると思うだに、とても喜んではいられない。

◆Bs4−1H◆
何とか連敗を止めたいソフトバンクは先発・新垣が2回まで無失点に抑えるも、3回、一死満塁のピンチを迎えると、下山の犠飛を許して、先制点を献上。ここで新垣は伝家の宝刀・ワイルドピッチを炸裂させ、二、三塁と一塁が空くと、カブレラを敬遠気味に歩かせて、満塁となるが、ローズを三振に斬って取り、何とか1点で食い止めた。6回、ソフトバンクは二死満塁と絶好のチャンスを作るが、松田はセカンドフライに倒れて、三者残塁。すると、その裏、後藤,北川と連続タイムリーを浴びて新垣はKO。代わった三瀬も日高にタイムリー二塁打を許し、この回3失点。ソフトバンク8回に大村のタイムリー内野安打で完封を免れるのが精一杯で5連敗となった。

昨日4安打のハマのスペランカーがまたまた故障でも発生させたのかスタメンから外れてしまったソフトバンク打線は6安打で僅かに1得点と沈黙。1,2番はきっちりチャンスを作ったが、4番以降がノーヒットではどうしようもなく、泥沼の連敗が止まる気配が見えない。この儘、屈辱の5位でシーズンを終えてしまうのか!? チームの連敗を3で止めた偽バファローズ先発・小松は6回無失点の好投で13勝目をあげ、新人王に当確ランプを灯した。

◆E6−1F
楽天先発・岩隈は5回までノーヒットの快投を展開。6回一死から金子誠に初安打を浴びるが、リズムを崩す事なく、後続を断ち切ると、7回も3人でなで切り、付け入る隙を与えない。一方、日本ハム先発・武田勝も4安打を浴びながらも、6回を無失点と粘っていたが、7回、二死一、二塁のピンチを背負うと、代打・高須に先制タイムリーを許し、無念のKO。続く渡辺直の打席で高須が二盗を仕掛けると、これが高橋の悪送球を誘って、2点目を追加。直後の8回、日本ハムは金子誠のタイムリーでようやく1点を返すが、その裏、楽天は内村,フェルナンデスの連打の後、青波の長瀬が7号3ラン。更に、一死二塁から中島がタイムリー二塁打を浴びせて、6点目。岩隈は9回も無難に抑え、完投で19勝目をマークした。

岩隈が完封こそ逃したものの、ほぼ完璧な投球でついに20勝へリーチ。岩隈がこれだけ勝ってて、最下位の楽天が情けないのか、チームが最下位に甘んじているにも拘わらず、バックに頼らずにこれだけ勝っている岩隈が凄いのか…。日本ハムは1〜6番までノーヒットの散発3安打で完敗。よく粘っていた武田勝を見殺しにしてしまった。

◆L4−3M◆
初回、ロッテはズレータのタイムリー二塁打で先制すると、2回には一死から橋本,堀,大塚の3連打で2点目を追加。2点を追う西武きその裏、礒?のタイムリーで1点を返すと、4回には一死満塁から細川の2点タイムリー内野安打で逆転に成功。更に、赤田の死球で再び満塁となった所で片岡のファーストゴロの間に4点目。2点を追うロッテは6回、先頭のズレータが7号ソロを叩き込み、1点差と迫ったが、反撃もここまで。西武は7回から4人の投手を繋いで、1点差を守りきった。

西武が6安打で4点と効率のいい攻撃で逆転勝利を飾り、マジックを1つ減らして7とした。先発・石井一は6回途中で降板となったが、リリーフ陣の好投に救われ、8月27日以来の11勝目。ロッテは拙攻が響いて、連勝は3でストップし、再び借金生活に逆戻り。渡辺俊はいい回と悪い回の差が激しく、背負ったピンチを悉く踏ん張り切れず、リードを守れなかった。

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September 15, 2008 22:09

◆YB4−6G◆
横浜は2回、一死から吉村がライトオーバーの三塁打を浴びせると、キムタクの悪送球の間に一気に本塁を陥れ、先制のホームイン。しかし、直後の3回、巨人はキムタクが汚名返上の6号バックスクリーン弾を叩き込み、同点。続く4回には寿司職人ラミレスの38号ソロで勝ち越すと、二死二塁から坂本がタイムリーを浴びせて、この回2点。6回には阿部が18号ソロをぶち込むと、更に、二死二、三塁のチャンスでまたもキムタクが2点タイムリーを浴びせて、6点目。7回まで散発2安打に抑えていた上原だが、8回、金城,下園と連打を許すと、一死後、藤田に走者一掃のタイムリー二塁打を浴びた所でKO。代わった山口も鈴木なおのりに死球を食らわせた後、ガッツな貴公子・仁志に犠飛を許して、2点差まで詰め寄ったが、最後はクルーンの前に反撃を断たれた。

巨人がまたまた一発攻勢を炸裂させ、今季初の5連勝。エラーで先制点を許したキムタクは同点弾を含む3打点できっちり借りを返した。上原は完投こそ逃したものの、今季最多の7回1/3を投げて、4勝目をマーク。3日連続セーブのクルーンはこの日は無難に切り抜けた。横浜は前回完投勝利の吉見が5失点KO。日本タイ記録の4戦連続アベックアーチが懸かっていた村田,吉村も不発に終わり、内川も3タコとブレーキ。金城一人が3安打と気を吐くだけでは如何ともし難かった。

◆D4−7T
阪神は2回、高橋光の4号ソロで先制すると、続く3回にはキュラソ星人のタイムリー内野安打で2点目。その裏、荒木のタイムリー二塁打で1点を返されるが、直後の4回、シャア少佐のタイムリー,ゼブラ今岡の4号2ランで3点を追加。更に、5回には一死一、二塁からジュビロ野口の走者一掃タイムリー二塁打で2点を追加。6点を追う中日はその裏、代打・小池が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに3号2ランを叩き込むと、続く6回には無死一、三塁のチャンス。しかし、T.ウッズのゲッツーの間に1点を返すのが精一杯。7回も先頭打者を出しながら、ゲッツーで潰した中日は9回も一死一塁からベンちゃんがゲッツーを食らい、万事休す。

この所、初回からラストイニングでしか点が取れずにいた阪神だが、19日から始まる巨人との3連戦までに差を詰められる訳にいかない状況で久々に中盤に得点を奪い、踏み留まった。岩田は6回途中でKOとなったが、リリーフ陣の援護を仰いで、9勝目をあげ、新人王に望みを繋いだ。一方、中日は9安打で僅かに1残塁と一見、効率のいい攻撃の様で実は1盗塁死1走塁死4併殺と出た走者出た走者悉く殺しまくっていただけの事だった。これで中日は再び貯金が消滅し、ついに広島に並ばれてしまった。

◆S1−2C◆
0−0で迎えた3回、ヤクルトは一死から投手のゴンザレスがヒットで出ると、連続四死球で満塁となった所で、青木のファーストゴロの間にゴンザレスが生還し、1点を先制。5回まで5安打を浴びせながらも、あと一本が攻めあぐねていた広島だが、6回、一死から赤松の四球,天谷の内野安打で一、二塁とした所で栗原が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、逆転に成功。先発・ルイスは7回まで投げきると、8回からは梅津−永川とノーヒットリレーで1点のリードを守りきった。

広島が接戦を制して、5割に復帰すると同時に中日に並ぶ3位タイに浮上。ルイスは7回1失点で14勝目を飾り、最多勝に望みを繋いだ。1点を争う展開とあって、求道者・前田は案の定、出番を貰えなかった。求道者・前田を使わずに借金完済,Aクラス浮上を果たしたとあって、ブラウン監督はさぞやご満悦の事だろう。この儘、ブラウン監督続投の条件をクリアしてしまう危険性を考えるだに、広島ファンも手放しでは喜べない所だ。一方、ヤクルトはまたも1点差負けで泥沼の7連敗。これで7連敗中、6試合が1点差負け。展開次第では7連勝していたかもしれないと思うだに、やりきれない思いに駆られるばかりだろう。

◆M8−7H◆
初回、二死走者なしからクリーンアップの3連打で鮮やかに先制したソフトバンクだったが、その裏、西岡に先頭打者アーチを浴び、一瞬で同点。4回には小斉,本多のタイムリーで2点を勝ち越したのも束の間、その裏、先頭の橋本に9号ソロを浴びると、無死二、三塁からサブローに2点タイムリーを許して、形勢逆転。6回には大松,フクーラとタイムリーを浴びて、点差は3点に拡大。粘るソフトバンクは7回、大村,松田のタイムリーで1点差と詰め寄ると、その裏、大松のタイムリー二塁打で1点わ返されるが、直後の8回、ハマのスペランカーの2点タイムリーでついに同点。追い着かれたロッテは9回から何と清水を投入。清水は二死から連打を浴びたものの、本多を打ち取り、ピンチを脱出。するとその裏、ロッテは一死から橋本の四球,ズレータの二塁打で二、三塁とした所で大塚がセンター前へタイムリーを放ち、サヨナラ勝ち。ロッテはこれで今季の対ソフトバンク勝ち越しを決め、5割に復帰した。

ソフトバンクがまたまた投壊で3タテを食らい、4連敗。ガトームソンは点を取った直後に取られてしまういただけない投球。それでも6回まで引っ張らざるを得ない辺り、苦しい投手事情が分かると言うもの。折角、3点差を追い着いても、結局、リリーフ陣が崩れてしまった。打線も19安打を放ちながら、12残塁の1併殺の拙攻とあっては、投手陣ばかりを責められない。これでロッテとの差も2.5と拡大し、Aクラスどころか4位浮上すら厳しい状況。ロッテが清水を投入する、なりふり構わない継投策を展開した様に、ソフトバンクも残り試合全て勝つつもりのスクランブル体勢で臨んで欲しいものだ。尚、水島の呪いにより顔面骨折となった根元と入れ替えで、これまた水島の呪いに苛まれている唐川が昇格し、3週間ぶりの先発となったが、4回もたずにKO。依然として呪いの影響は収まっていない様だ。

◆F5−4Bs
日本ハムは2回、ヒットの高橋が盗塁と悪送球で三進すると、小谷野の犠飛で先制のホームイン。続く3回には後藤のエラー,田中のヒットで一死一、三塁とした所で劇団ひちょり,稲葉と連続タイムリーを浴びせて、2点を追加。先発のダルビッシュは序盤からバッタバッタと三振の山を築き上げ、偽バファローズに全く付け入る隙を許さず、8回まで散発3安打無失点の好投。しかし、9回、偽バファローズは一死一、二塁とこの試合初のチャンスでカブレラ,ローズが連続タイムリーを浴びせ、1点差。更に、続く日高が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、一気に逆転に成功。その裏、守護神・加藤を投入し、逃げ切りに入ったが、二死二、三塁の場面でスレッジに右中間へのタイムリー二塁打を浴び、悪夢のサヨナラ負けを喫した。

ダルビッシュの前に8回まで手も足も出ず、完封負けを覚悟した展開ながら、最後の最後で打ち崩したと言うのに、リーグトップの32セーブをマークしている加藤がよもやの逆転サヨナラ負けとは何とも勿体ない偽バファローズ。これで日本ハム相手に3連戦3連敗と言う何とも厳しい結果に終わり、逆転優勝の夢が大きく遠のいてしまった。日本ハムも9回表はダルビッシュを起用しながら負けるかもしれないと言う魔のイニングになりかけたが、終わってみれば、劇的勝利で貯金消滅の危機を回避した。

◆E5−6L◆
いい加減、今季初勝利が欲しい一場は2回までノーヒットとまずまずの立ち上がりを見せるが、3回、先頭の細川に初安打を許すと、一死後、片岡,栗山,中島と3連打を浴び、2点を献上。しかし、その裏、楽天は四球とエラーで貰ったチャンスに内村が内野安打で繋いで満塁となった所でフェルナンデスが2点タイムリー二塁打を放ち、一気に同点。なおも無死二、三塁のチャンスは生かせなかったが、続く4回には一死二、三塁から中村のサードゴロが野選を誘って勝ち越し点を掴むと、続く内村がスクイズを決めて、4点目。2点を追う西武は直後の5回、中島のタイムリーで1点差とし、なおも2つの四球で二死満塁とチャンスを広げたが、佐藤がセカンドゴロに倒れて、三者残塁。楽天はその裏、嶋のタイムリー二塁打で再び2点差。6回以降、膠着状態となり、5−3の儘、試合は土壇場9回へ突入。この回から登板のグウィンに対し、西武は一死一塁から中島が20号2ランを叩き込み、ついに追い着くと、二死後、中村が40号ソロを放ち、勝ち越しに成功。その裏、グラマンが3人でピシャリと締めて逃げ切った。

土壇場の一発攻勢で逆転を果たした西武が5カードぶりの勝ち越しを決め、マジックは2つ減って8となった。決勝アーチの中村はついに大台40本に到達。楽天は一場が打線の援護を受けながら、5回もたずにKOと、またも背信投球で今季初白星ならず。後を受けた中継ぎ陣はよく粘ったが、最後の最後でグウィンが崩れてしまった。

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 マードックの考えられない悪送球で二塁走者ばかりか、一塁走者まで長駆ホームインし、形勢逆転。報復死球を拒否したが故の嫌がらせ行為と観じた吾郎は怒り心頭。報復死球など要求する前に自分の仕事をちゃんとやれと言う吾郎の言葉に今度はマードックがぶち切れ、吾郎に掴みかかろうとする。マードックは制止に入ったロイの顔面をぶん殴るわ、キーンを突き倒すわの大暴れで、味方同士の乱闘ながら早々と退場を宣告されてしまう。キーンはこの時に足を捻って退場を余儀なくされ、攻撃力が低下した事も重なり、結局、この回の2失点が最後まで響く形となって、ホーネッツの連勝は5でストップ。乱闘時、ブルペンにいたワッツは試合後、ロッカールームで事情を聞かされると、あそこで自分の立場を悪くしてまで故意の悪送球をかましても、マードックにメリットはなく、悪送球を故意と決めつけた吾郎にも非があるのではないかと指摘する。キーンは全治2週間と思いの外、重傷でその後、キーン不在の影響で投手陣は連日、炎上。マードックは依然として大ブレーキでホーネッツは5連敗で首位との差が5と開いてしまう。スポーツ各紙から疫病神として叩かれるマードックだが…。

 結局、報復死球ネタで下手に引っ張るのではなく、普通に、マードックがだんだんチームに溶け込む様になる話になりそうな気配。真相が明らかになった訳ではないが、この流れからすると、どうやらマードックの悪送球は故意ではなく過失だったと見て良さそうだし…。いかにもミスリードを誘わんばかりの先週のマードックのニヤケっぷりはズルいよなぁ。あれが本当に過失だったのだとすれば、吾郎の物言いは無神経な訳で(吾郎が無神経なのは今に始まった事ではないが)、マードックがぶち切れても仕方ないと言えば仕方ない。新聞で叩かれて、激昂すると言うより、静かに受け止めるマードックの様子を見るに、マードックなりに一生懸命プレーしているのに誤解されやすいだけのツンデレキャラなのかね…。

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September 14, 2008 22:57

◆G3−2S◆
巨人は2回、バーンサイドと入れ替わりで一軍再昇格となった李の2号ソロで先制すると、続く3回には内野安打の鈴木尚を二塁に置いて、ガッツ,寿司職人ラミレスの連続タイムリーで2点を追加。先発・春風亭半ケツは三者三振で始まる素晴らしい立ち上がりを見せるなど、4回まで無失点に抑えていたが、一死一、三塁から由規にプロ初打点となる犠飛を許して、1点を返されると、7回には川島慶に4号ソロを被弾し、1点差。8回から登板の豊田が3人でピシャリと抑えると、9回からは守護神・クルーンが登場。クルーンはいきなり先頭の畠山に死球を食らわせるも、続く飯原をショートゴロに打ち取りゲッツー…と思いきや、坂本からの送球を古城がエラーし、無死一、三塁の大ピンチ。しかし、続く田中をセカンドフライに仕留めると、川島慶,代打・ユウイチと連続三振に斬って取り、辛くも逃げ切った。

前回、プロ初勝利を献上してしまった由規相手に雪辱を果たし、巨人が4連勝。まぁ、雪辱と言っても、6回3失点なのは前回と同じなのだが…。阪神が敗れた事でまたまた自力Vが復活した。外国人枠の都合で二軍に落ちていた李が復帰早々の先制弾で期待に応えた。クルーンは昨日同様、自分で作った大ピンチを自分で凌いで、自己の持つ球団セーブ記録をまたも更新。ヤクルトはあと1点が届かず、これで今季ワーストの6連敗。悉く僅差の試合を落としての連敗は果たして、地力の差なのか、ツキの差なのか?

◆YB4−8D
中日は初回、2四球で貰ったチャンスにベンちゃんのタイムリーで先制。更に、中村紀が歩いて、二死満塁とするも、デラロサはサードゴロに倒れて、三者残塁。すると、その裏、横浜は二死一塁から村田が3試合連続となる39号2ランを叩き込み、逆転。1点を追う中日は3回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズが33号同点ソロを放つと、続く4回には森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに17号ソロをぶち込んで、勝ち越し。その裏、横浜は村田の2打席連続40号ソロ,吉村の4試合連続31号ソロと連続アーチで再び逆転するが、直後の5回、中日は牛田,石川と相次ぐエラーに乗じて追い着くと、更に、デラロサのタイムリー,代打・平田の犠飛,代打・谷繁,森野の連続タイムリー二塁打でこの回一挙5点。その裏から5人の投手を1回ずつ繋いでいくリレーで4点のリードを守りきった。

山内,小林のルーキー対決となったが、いずれも一発を浴びまくって、4回降板。エラーで拾ったタナボタのチャンスを生かした中日が、小刻みなリレーを展開し、借金生活突入の危機を回避した。横浜は村田,吉村の3戦連続アベックアーチが飛び出したものの、他の面々がさっぱりで攻守に精彩を欠いた。そんな中、プロ初登板となった高卒ルーキー・阿斗里が2回を1安打無失点と上々のデビューを飾ったのは明るい材料か。

◆T1−3C◆
阪神は初回、先頭のシャア少佐が内野安打で出ると、平野の犠打で二進。ゼブラ今岡がヒットで繋いだ後、キュラソ星人が犠飛を打ち上げ、1点を先制。移籍初勝利を目指す伊集院光の弟子・金村は2回まで無失点とまずまずの立ち上がりだったが、3回、鳥谷のエラー等で一死二塁のピンチを作ると、東出にタイムリーを浴び、同点。続く4回には一死満塁から梵にタイムリーを浴び、勝ち越し点を献上。更に、二死後、暴投で3点目を失い、この回限りで降板。阪神は3回一死二塁,4回二死二塁のチャンスを逃すと、6回には連打と四球で無死満塁としながら、矢野,代打・悠久の若虎・桧山,葛城イクローと倒れて、三者残塁。広島は7回から投入した梅津が三者三振の快投で阪神の反撃意欲を断ち切り、8回からはシュルツ−永川と繋いで、逃げ切った。

阪神が接戦を落として、6度目のマジック消滅。伊集院光の弟子・金村はリードを守れずに4回降板となり、5連敗で移籍初勝利はまたもお預け。序盤の拙攻が響いた格好で、特に、6回のチャンスに1点も取れなかったのが痛かった。広島も青木高が3回降板。勝ち越し後は拙攻続きで追加点を奪えなかったが、リリーフ陣が踏ん張り、5割復帰へリーチをかけた。

◆M9−6H◆
初回に竹原のタイムリーで先制したロッテは4回にはベニー松山のタイムリー二塁打で1点を追加。2点を追うソフトバンクは4回二死一、二塁から森本,ハマのスペランカー,松中と3連続タイムリーで逆転に成功。しかし、その裏、ロッテは一死一塁から西岡の三塁打,オーティズの二塁打であっさり再逆転。更に、二死後、ズレータ,サブローと連続タイムリー二塁打を放って、この回4点。直後の6回、ソフトバンクは松田の15号ソロ等で1点差まで詰め寄ったものの、7回に2番手・柳瀬がズレータにタイムリー三塁打,8回には4番手・水田が橋本,西岡にタイムリーを許して、息の根を止められた。

ソフトバンクがまたも投壊で3連敗を喫し、借金は今季最多の4にまで膨れ上がった。先発・和田が6失点KOと期待を裏切り、リリーフ陣も崩壊。こんな有様では、Aクラスどころか、借金完済すら危ぶまれる。小久保も離脱し、苦しいのは分かるが、何とか意地を見せて貰いたい所。ロッテは14安打9得点と打線爆発で5割復帰リーチ。先発・小林宏は5失点で6回もたずにKOされながらも、打線の援護に恵まれ、5勝目をマーク。しかし、水島の呪いに苛まれている根元が試合前のバント練習で自打球を顔面に食らい、右頬骨を骨折するアクシデントに見舞われた。呪いにかかった途端の急降下で最早、首位打者どころか3割すら危うくなっている根元だが、呪いの影響もここまで来ると恐ろしい。

◆F9−6Bs
初回にカブレラの35号ソロで先制した偽バファローズは3回には後藤の11号3ランで4点のリード。これで主導権を握ったかに思われたが、先発・金子がピリッとせず、その裏、稲葉の19号ソロで1点を返されると、5回には二死一、二塁のピンチで高橋,スレッジと連続アーチを被弾し、一気に形勢逆転。勢いづいた日本ハムは続く6回にも二死満塁から高橋の走者一掃タイムリー二塁打,スレッジのタイムリーで4点を追加。偽バファローズは直後の7回、ローズ,後藤の連続タイムリーで2点を返し、9回には守護神・MICHEALを相手に一死二、三塁と一発で同点の場面を作ったが、第2打席で一発を放った後藤はあえなく三振。続く代打・濱中もサードゴロに倒れて、万事休す。

3連勝中だった金子が4点のリードを守れない背信投球で偽バファローズは約1ヶ月゛ぶりの連敗。残り14試合で5差を引っ繰り返すのはかなり厳しくなってきた。日本ハムはスーパーさぶ・多田野が4回もたずにKOされ、新人王へ赤信号となったが、高橋が一発含む3安打6打点の大爆発で2カード連続の勝ち越しを果たし、8月28日以来となる貯金1。

◆E5−4L◆
西武は初回、先頭の片岡がヒットで出ると、すかさず二盗。ここで栗山がタイムリーを放って、あっと言う間に先制。1点を追う楽天は2回、一死から山崎武の20号ソロで同点とすると、更に、一、二塁とした所で渡辺直のタイムリー,嶋のスクイズで2点を勝ち越し。しかし、直後の3回、西武はブラゼルの犠飛で1点を返すと、5回にはまたもブラゼルのタイムリー二塁打で同点。更に、続く6回には栗山にタイムリーが飛び出し、再び勝ち越しに成功。3−4の儘、迎えた8回、西武は先発の岸から小野寺にスイッチするが、これが裏目。鉄平,代打・草野と痛打され、二死二、三塁のピンチを背負うと、ここで代打・高須に2点タイムリーを浴び、形勢逆転。9回はグウィンに反撃を断ちきられた。

ようやく戦列に復帰したブラゼルの活躍等で、一時は逆転に成功した西武だが、継投策に失敗し、再逆転負け。とは言え、2位・偽バファローズも敗れた為、マジックは1つ減って10と、いよいよカウントダウン体勢に入った。楽天は中盤こそ拙攻に喘いだものの、勝負強い高須のバットが劣勢を覆した。

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September 13, 2008 22:55

◆G9−8S◆
鈴木尚の先頭打者アーチで先制点を貰ったバーンサイドだったが、直後の2回、突如、制球を乱し、1安打2四死球で無死満塁のピンチ。ここで川島慶にも押し出し死球を食らわせ同点とされると、続く川本には犠飛を許して、勝ち越し点を献上。巨人はその裏、マッスル千代の富士の16号ソロ,阿部の16号ソロで逆転するが、4回、ヤクルトは川本のタイムリー二塁打で同点。追い着かれた巨人はその裏、一死満塁から坂本が勝ち越し2点タイムリーを放つと、二死後、鈴木尚が走者一掃のタイムリー三塁打を浴びせて、この回4点。しかし、粘るヤクルトは1点ずつ取り合って迎えた6回、田中の4号ソロ,福地の2打席連続8号3ランで一気に同点。更に、3連打で一死満塁と勝ち越しのチャンスを作るが、飯原はサードゴロ,田中はライトフライに倒れて、同点止まり。8−8の儘、迎えた8回、巨人は先頭の阿部がこの日2本目となる17号ソロを叩き込み、三たび勝ち越し。土壇場9回、満を持して登場した守護神・クルーンだったが、いきなり3連続四球を許して、無死満塁の大ピンチ。しかし、代打・ユウイチをファーストゴロに仕留めて、ようやく落ち着きを取り戻したか、続く福地を三振,宮本をショートゴロに打ち取って、辛くも凌ぎきった。

連日の一発攻勢で乱打を制し、巨人が3連勝。昨日に続いて、またまた白星が転がり込んできた山口の強運たるや恐るべし。クルーンが3連続四球をかました時にはどうなる事かと思ったが、よくもまぁ、あそこから凌いだものだ。これでクルーンは球団新記録の33セーブ目。敗れたヤクルトはこれで5連敗。ヤクルト打線も決して弱くはないのだが、いかんせん破壊力が違う訳で、巨人相手にノーガードの打ち合いを挑んではいかんだろう。田中や福地の短距離打者が必死こいて一発を放たなくてはいけない辺りが苦しい所だ…。

◆YB5−4D
中日は2回、先頭のベンちゃんがヒットで出るも、続く中村紀が最悪のサードゴロゲッツー。この後、デラロサ,谷繁と連打を浴びせるも、吉見がショートゴロで二者残塁と相変わらずのチグハグな攻撃を展開。すると、その裏、横浜は先頭の吉村が30号ソロを叩き込み、先制。しかし、直後の3回、中日は一死二、三塁からT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに32号3ランを場外にかっ飛ばし、逆転に成功。5回には桑原謙の暴投でタナボタの4点目を追加。3点を追う横浜は6回、先頭の石井タクローが内野安打で出ると、一死後、内川がタイムリー二塁打を放ち、2点を追加。8回には二死二塁から内川のタイムリーで1点差と詰め寄ると、続く村田が2試合連続となる38号2ランをぶち込んで、一気に逆転。最後ははーちゅんが二死一、二塁のピンチを背負いながらも、逃げ切った。

中日がまたまた一発依存症,タイムリー欠乏症を露呈し、逆転負けで貯金が消滅。山口が白星を稼ぎまくっている事で新人王に黄信号が灯っている吉見は6回途中降板でリリーフ陣に後を託したが、白星を消されてしまった。横浜は村田,吉村が連夜のアベックアーチで連勝。吉村は自己初の大台に到達し、村田はついに寿司職人ラミレスを抜いて、単独1位に躍り出た。

◆T1−0C◆
広島は初回、二死満塁のチャンスに石原がファーストライナーに倒れて、先制ならず。2回には小窪が四球で出るも、ルパン広瀬がゲッツーを食らうなど3人で攻撃終了。3回一死二塁,4回一死一、二塁のチャンスもモノに出来ず、一向に先制点を奪えない。しかし、先発・前田健が阪神打線を8回まで無失点に抑え込み、0−0の儘、土壇場9回へ突入。広島は鳥谷のエラー等で一死一、二塁とするも、小窪,代打・喜田と打ち上げて、二者残塁。その裏、2番手・シュルツも0点で切り抜けて、延長へもつれ込んだ。10回、阪神は先頭の葛城イクローがヒットで出塁。関本のバントはまともに転がってしまい、走者が入れ替わった所で矢野がレフトフェンス直撃の二塁打。嶋がもたついている間に関本は一気に本塁を陥れ、サヨナラ勝ちを収めた。

阪神が19イニングぶりの得点でまたまたサヨナラ勝ち。藤川はここ5試合で3勝の荒稼ぎだ。広島は序盤の拙攻が響き、好投の前田健を見殺し。と言うかり、前田健はまだ投げられた筈だ。もうシーズン終盤だと言うのに、ブラウン監督はいつまで球数制限などと言う縛りに固執するつもりなのか。阪神の様に同点でも必死こいて守護神を送り込み、是が非でも勝ちに行こうと言う様な姿勢をブラウン監督に期待するのは無理なのか。また、案の定、求道者・前田がフル欠場に追い込まれてしまったのも問題だ。0−0と言う試合展開では下手に一発でも打たれたら勝利の立役者になってしまう事を危惧したに違いない。まったく、この男は3位浮上や5割復帰よりも、求道者・前田をシメ倒す事の方が優先事項だってんだから、イカレている。それが逆に来季の続投条件を不成立に導く事に繋がろうとも、求道者・前田をシメ続けると言う固い信念は決して揺らぐ事はないのだろうか…。

◆M9−6H◆
初回、森本,ハマのスペランカーの連続二塁打で先制したソフトバンクは3回には一死一、三塁から松中の犠飛で2点目。しかし、その裏、ロッテは一死二、三塁からフクーラのセカンドゴロの間に1点を返すと、橋本が8号2ランを叩き込み、逆転。更に、続く大松にも22号ソロが飛び出し、この回4点。2点を追うソフトバンクは6回、オーティズのエラー,松中,大村の連打で満塁とし、成瀬をKOすると、代わった伊藤から松田が2点タイムリーを放ち、同点。更に、一死後、代打・柴原のヒットで再び満塁とするが、田上,本多と倒れて、三者残塁。しかし、その裏、ホールトンがサブロー,オーティズと被弾した上、早川を歩かせてKO。代わった三瀬も西岡にタイムリー二塁打を浴びて、この回3失点。ソフトバンクは田上の2号2ラン等で追い上げたものの、代打・ズレータのタイムリー二塁打等で突き放され、5位転落となった。

ロッテが逆転勝ちで連敗を3でストップさせ、ソフトバンクと入れ替わりで4位浮上。しかし、気がかりなのは成瀬。6回4失点降板で7月19日以来5試合白星なしとなり、2桁勝利はかなり厳しくなってきた。一方、ソフトバンクはホールトンが4発被弾と炎上。打線もロッテを上回る13安打を放ちながら、詰めの甘い攻撃が響いた。

◆F7−4Bs
4連勝中の偽バファローズは初回から二死満塁と絶好の先制チャンス。しかし、後藤がセカンドゴロに倒れ、三者残塁。すると、その裏、日本ハムは一死二、三塁から高橋が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を先制。3回に稲葉が18号ソロを叩き込むと、続く4回には金子誠の2点タイムリー二塁打で5点目。更に、6回には小谷野のタイムリー,劇団ひちょりの押し出し四球で2点を追加。偽バファローズは8回にカブレラの犠飛,北川の12号3ランで4点を返すと、9回には2四球で二死一、二塁と一発が出れば同点と言う場面でカブレラに回したが、カブレラはレフトフライに倒れ、あと一歩及ばなかった。

2桁勝利を前にしながら、山本が2試合続けて早期KOされると、2番手・本柳も炎上。終盤、意地を見せたものの、届かずに偽バファローズの連勝は4でストップ。西武との差は再び5と拡大してしまった。日本ハムはコツコツと加点しながら、主導権を握り、5割復帰。グリンは7回無失点の好投で3連勝。

◆E0−12L◆
楽天先発・片山に対して、西武は初回、片岡が四球,栗山が内野安打で出ると、一死後、重盗を決めて二、三塁。ここで江藤が先制犠飛を打ち上げると、中村,高山と連続タイムリーを浴びせて、この回3点。2回途中から代わった小山の前に沈黙していた西武だったが、7回、一死から銀仁朗,佐藤の連打で一、三塁とすると、片岡が4号3ランを放り込み、一気に3点を追加。更に、8回に4連打等で4点を奪うと、9回には中村の39号ソロ等でダメ押しの2点を追加。投げては先発・帆足が楽天打線に付け入る隙を許さず、今季3度目の完封を達成した。

西武が打っては15安打12得点と打線爆発、投げては1ヶ月白星から遠ざかっていた帆足が散発3安打完封と、投打噛み合う圧勝でマジックを2つ減らして11とした。楽天は片山に早々と見切りをつけた所までは良かったが、小山を6イニングも引っ張ったのが裏目に出た。敗戦処理で出てきた長谷部も2回6失点の大炎上。最早、中継ぎとしても一軍に置いておけない状態だと思うのだが…。

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September 12, 2008 23:46

◆G11−7S◆
悪夢の3連続サヨナラ負けを喫し、Aクラス入りに黄信号が灯るヤクルトは初回。、一死一、二塁から畠山のタイムリーで先制すると、続く飯原が走者一掃のタイムリー三塁打。更に、田中が3号2ランを叩き込み、いきなり5点のビッグイニングを形成。しかし、巨人はその裏、ガッツのタイムリー二塁打,寿司職人ラミレスの37号2ランであっさり3点を返すと、3回にはガッツの犠飛で1点差。そして、5回にはまたまたガッツが29号2ランを叩き込んで、ついに逆転に成功。5点差を跳ね返されたヤクルトは直後の6回、一死から飯原,田中の連続二塁打で追い着き、内海をKO。更に、二死一、二塁となった所で3番手・山口から代打・川本がタイムリー内野安打を浴びせて、勝ち越し。再び追いかける展開となった巨人だが、その裏、二死一塁から3ヶ月ぶりにスタメンに抜擢された脇谷が今季初アーチとなる逆転2ラン。続く7回には一死二、三塁から代打・松田記者が9号3ランを叩き込み、4点差。ヤクルトは8回、4番手・豊田に対して、二死一、二塁のチャンスを掴むが、福地が三振に倒れて、二者残塁。最後は今季初登板となる5番手・久保の前に三者三振を喫し、4連敗となった。

内海が初回から5失点と言う衝撃的な幕開けとなったが、終わってみれば、巨人が4点差をつけて快勝。寿司職人ラミレス,ガッツばかりか、脇谷にまでアーチが飛び出す一発攻勢は何とも巨人らしかった。3番手・山口は一時は勝ち越し点を許しながらも、またまた白星が転がり込んで、とうとう10勝目。中継ぎとは言え、新人王の可能性は十二分に出てきた。それにしても、3戦連続サヨナラ負けの次は5点差を逆転負けとはヤクルトも不憫である。

◆YB7−1
中日は初回から一死満塁のチャンスをベンちゃんがゲッツーで潰す最悪の立ち上がり。一方、横浜もその裏、一死満塁のチャンスを吉村,メカゴジラの連続三振で潰してしまうが、続く2回、二死二塁から石川,石井タクローの連続タイムリーで2点を先制。4回に武山の捕逸で1点を返されるが、5回、無死二塁から村田が36号2ラン。6回には代打・鈴木なおのりが今季初アーチを叩き込むと、7回には村田,吉村と連続アーチと一発攻勢で突き放した。投げては先発・ウッドが6回を1失点で切り抜けると、7回以降は3人のリリーフ陣が無失点で繋いで逃げ切った。

再三再四チャンスを掴みながら、タイムリーは1本も出ずの大惨敗と川相不在の弊害を大露呈した中日。先発転向後、2連勝だった期待の新星・清水昭も5回4失点KOの乱調だった。一方、開幕からローテを守っているが守っているだけのウッドは6回を自責0で7月25日以来の3勝目。打っては主砲・村田が2打席連発でついに寿司職人ラミレスに並んでホームランキング争いでトップに立った。

◆T0−4C◆
広島は2回、先頭の栗原がセンター前に弾き返すと、嶋が歩いて、無死一、二塁。ここで石原がライト前へタイムリーを放ち、栗原が先制のホームイン。更に、続く喜田がライトスタンドへ3号3ランを叩き込み、この回、4点。その裏、阪神は2つの四球で一、二塁とするも、投手の安藤に回ってしまい、二者残塁。5回には喜田の立て続けのエラー等で一死満塁のチャンスを掴むが、キュラソ星人はセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。安藤は3回以降立ち直り、8回から登板のアポリー中尉も2回をパーフェクトリリーフの好投を見せたが、阪神は6回以降、ノーヒットに終わり、完封リレーを喫した。

ワンチャンスをものにした広島が首位いじめに成功。喜田はエラーを連発しながらも、2試合連発アーチで最多勝に望みを繋ぎたかった安藤を粉砕。偽ハンカチ王子・斉藤は7回を4安打2失点の好投で2勝目をマーク。これで広島は3位中日に1差と肉迫した。阪神は3戦連続サヨナラ勝ちの勢いを見事に止められてしまった。巨人との差はまだ5差あるが、まだまだ予断を許さない戦いが続きそうだ。

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September 11, 2008 22:52

◆D2−4G◆
中日先発・山本昌に対して、巨人は初回、一番に起用された松田記者がいきなり二塁打を浴びせると、キムタクが歩いて、一、二塁。ガッツはファーストゴロに倒れたが、続く寿司職人ラミレスがサードへの内野安打を放って、1点を先制。なおもチャンスは続いたが、マッスル千代の富士がピッチャーゴロゲッツーに倒れて、1点止まり。巨人は2,4回の無死一塁のチャンスもいずれもゲッツーで潰すなど、一向の追加点を奪えない。一方、中日もグライシンガーの前に毎回の様に走者を出しながら、あと一本が出ない拙攻三昧だったが、6回、李,T.ウッズの連打で一、三塁とすると、ベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、犠飛としては十二分のレフトフライとなり、李が同点のホームイン。追い着かれた巨人は直後の7回、先頭の坂本がヒットで出ると、続く阿部が15号2ランを叩き込み、再び勝ち越し。2点を追う中日はその裏、二塁打の谷繁を山本昌が送ると、森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、犠飛としては十二分のレフトフライとなり、1点差。しかし、巨人は8回、マッスル千代の富士のタイムリー二塁打で再び突き放す。その裏、中日は李,ベンちゃんのヒットで一死二、三塁とし、グライシンガーをKO。代わったクルーンから中村紀が四球を選んで満塁とするが、代打・立浪は三振,谷繁もファーストへのファールフライに倒れて、三者残塁。ピンチを切り抜けたクルーンは9回もきっちり締めて、連敗をストップさせた。

これ以上、阪神に離された逆転は絶望的になってくる巨人が辛くも崖っ淵で踏み留まった。グライシンガーが粘り強く投げ抜いて、ハーラートップの15勝目。クルーンも見事にピンチを切り抜け、助っ人リレーで3タテを阻止。中日は5回を除いて、毎回走者を出しながら、再三再四のチャンスに犠飛2本で2点を返すのが精一杯と言う拙攻三昧でしぶとく踏ん張っていた山本昌を見殺しにし、連勝は5でストップした。

◆T5−4S
Aクラス入りへ望みを繋ぐ為にも3タテは免れたいヤクルトは初回、一死一塁から青木のタイムリー二塁打で先制すると、二死後、飯原にもタイムリーが飛び出し、2点目。しかし、その裏、先発・石川が一死から平野を歩かせると、この日から一軍に復帰したゼブラ今岡に3号2ランを叩き込まれて、あっと言う間に試合は振り出しに。2−2の儘、迎えたお買い、ヤクルトは先頭の青木が四球で出ると、一死後、飯原,梶本と連打を浴びて満塁。ここで川島慶がレフトへ犠飛を打ち上げ、均衡を破る3点目をゲット。続く7回には一死一塁から3連続四球で押し出しの4点目。これで決まったかに思われたが、粘る阪神は土壇場9回、ヤクルト守護神・林に対して、悠久の若虎・桧山が二塁打,葛城イクローが三塁打,矢野が二塁打と3連続長打で一気に追い着くと、一死後、シャア少佐のヒットと平野の敬遠四球で満塁のチャンス。ここでゼブラ今岡が押し出し四球を選んで、3戦連続のサヨナラ勝ちを収めた。

阪神が神懸かりの3連続サヨナラ勝ちでマジックを17と減らし、優勝へのムードは高まるばかり。109日ぶりの一軍復帰となったゼブラ今岡が復帰第1打席で同点アーチを放てば、最後はサヨナラ押し出し四球とポイントゲッターに。それにしても、2試合連続押し出しで決められてしまうとは、ヤクルトも不甲斐ない。昨日はまだしも林が2点差を守れずの逆転押し出しサヨナラではショックも大きいだろう。

◆C4−3YB◆
2回まで吉原の前にパーフェクトと抑え込まれていた広島だが、3回、先頭の喜田が2号ソロを叩き込み、1点を先制。更に、内野安打の小窪を篠田が送ると、二死後、天谷,オチョア,栗原と3連続タイムリーを浴びせて、この回4点。大量援護を貰ったルーキー・篠田は5回まで無失点の好投を展開。6回も簡単に二死を奪ったが、内川,村田と連打を許した後、吉村に28号3ランを被弾し、1点差と詰め寄られ、この回限りで降板となった。8回、一死一、三塁のピンチを迎えた広島は守護神・永川を投入。永川は代わりばな吉村を歩かせて、満塁とすると、続く代打・金城にレフトへあわや逆転タイムリーと言うフライを浴びるも、これを天谷がダイビングキャッチで抑える好プレー。意気に感じた永川は続くメカゴジラを打ち取り、このピンチを切り抜けると、9回も無失点に抑えて、逃げ切った。

広島がワンチャンスを生かして、辛くも逃げ切り、中日との差を2と詰めた。ルーキー・篠田は疲れの見えた6回に崩れたものの、それまでは申し分ない投球を見せ、3勝目。一打逆転のピンチを凌ぎきった永川は球団新の32セーブ目をマークした。横浜は10安打を放ちながら、あと一本が出ず、この3連戦負け越し。リリーフ陣はいずれも好投を見せただけに、吉原が突然崩れた3回だけが悔やまれる結果となった。

◆H2−8E◆
5割復帰を狙うソフトバンクだが、先発・杉内が立ち上がりからピリッとせず、初回、フェルナンデス,青波の長瀬と連続タイムリーで早々と2点を献上。その裏、松田のタイムリーで1点を返して貰うも、4回にショートに11号ソロを被弾すると、続く5回にはまたもフェルナンデス,青波の長瀬に連続タイムリーを浴び、5失点KO。2番手・佐藤も6回に渡辺直のタイムリーで1点を失い、点差は5点に拡大。9回にも中島のタイムリー等で2点を加えて、試合を決定付けた。

楽天が投打噛み合う快勝で2カード連続の勝ち越し。3ヶ月以上も白星から遠ざかっていた先発・田中は7回1失点の好投で久々の7勝目をマークした。ソフトバンクは杉内が5回5失点の背信投球。大局が決まっていたとは言え、リリーフ陣も炎上。打線も楽天を上回る14安打を放ちながら、12残塁の大拙攻で6点差を付けられると言う不甲斐ない試合運びでまたも3連戦に負け越し、5割復帰を逃した。

◆L5−3
初回、稲葉のタイムリー二塁打で先制点を貰ったスウィーニーだが、その裏、四球を連発し、二死満塁のピンチを作ると、中村に押し出し四球を与えて、同点。直後の2回、日本ハムは二塁打の糸井を小谷野の犠打,工藤のスクイズで勝ち越すも、3回、西武は二死一、二塁から中村が同点タイムリー。更に、5回には一死から江藤が6号ソロを叩き込み、ついに勝ち越し。続く6回には片岡の3号2ランで2点を追加。日本ハムは8回に高橋の3戦連続8号ソロで追い上げたものの、最後はグラマンの前に反撃を断たれた。

5連勝中のスウィーニーが制球難で自滅し、5失点KOとなる計算外の展開で日本ハムは再び借金生活に突入。一方、7月22日以来白星のない涌井が立ち上がりこそ苦しみながらも、徐々にペースを上げ、8回3失点で3年連続2桁勝利へリーチ。西武の連敗は3で止まり、マジックは1つ減って13に。4番・江藤は2戦連発アーチで決勝点を叩き出した。大砲が次々と離脱している中、ここ5戦で3発と全盛期を彷彿とさせるバッティングでチームを引っ張っている。

◆Bs6−1M◆
西岡のが11号先頭打者アーチで先制された偽バファローズだが、2回、ローズが35号バックスクリーン弾を放ち、同点。続く3回にはカブレラの34号ソロで勝ち越すと、ローズが二塁打で続いた後、後藤がタイムリーを放ち、この回2点。5回には一死一、二塁からローズがこの日2本目となる36号3ランを叩き込み、6点目。2回一死から19人連続凡退と沈黙していたロッテは8回二死から代打・ベニー松山,根元の連打で一、三塁と久々のチャンスを作ったが、西岡がセカンドゴロに倒れて、二者残塁。9回も一死一塁からズレータがゲッツーを食らい、3連戦3連敗となった。

偽バファローズが3発5打点と言う両助っ人の一発攻勢でロッテを3タテ。先発・岸田は8回を無四球1失点の好投で4勝目をマークした。西武との差は詰められなかったものの、ここ12戦で11勝とまだまだ勢いは衰える気配がない。一方、ロッテは清水が6失点KO,打っては先頭打者アーチによるスミ1と投打に精彩を欠いた。フェンス激突で負傷退場させられると言う水島の呪いをかけられたばかりの大松は心配されたケガこそ回避したものの、3タコといい所がなかった。

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September 10, 2008 23:47

◆D11−4G◆
中日先発・ウッチャンは立ち上がりから制球に苦しみ、2四球で一死一、二塁のピンチを迎えると、寿司職人ラミレスにタイムリーを浴びて、先制点を献上。しかし、その裏、中日は二死二塁からT.ウッズ,ベンちゃん,中村紀と3連続タイムリーで逆転に成功。3回にはT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズが31号ソロを叩き込み、4点目。3点を追う巨人は直後の4回、先頭の坂本が二塁打で出ると、一死後、捻挫でリタイアと相変わらずケガに弱い所を見せつけたあの男に代わってスタメンに抜擢された寺内がタイムリーを放ち、2点差。続く5回には一死満塁からマッスル千代の富士のタイムリーで1点差と詰め寄ると、二死後、阿部が押し出し四球を選んで、ついに同点。ウッチャンはこの回限りで降板となった。追い着かれた中日は6回、この回から代わった3番手・越智からデラロサ,谷繁の連続タイムリーで2点を勝ち越し。続く7回には4番手・山口を攻め立て、5安打を集中しして、4点を奪い、試合を決定付けた。

余程、セ・リーグの灯を消したいのか、中日がこの期に及んで今季2度目の5連勝。2番手として1回を無失点で切り抜けた3年目の斉藤はプロ初勝利。巨人は3ヶ月ぶりとなる3連敗で阪神との差は6にまで拡大してしまった。この連敗は首位を追いかけようと言う気持ちを削ぎかねない痛い連敗だ。昨日の豊田に続いて、この日は今日は越智,山口が打ち込まれた。安定した投球を続けてきた二人の炎上はつい先日までの阪神の不振を彷彿とさせる何とも嫌な負け方だ。

◆T4−3S
初回、二死満塁のピンチを切り抜けた阪神はその裏、一死一、二塁のチャンスにキュラソ星人のタイムリー二塁打,鳥谷の犠飛,葛城イクローのタイムリーで3点を先制。2回を先頭打者を出しながら、ゲッツーでチャンスを潰してしまったヤクルトだが、3回、一死満塁から飯原のタイムリーでようやく1点。なおも満塁のチャンスは田中がゲッツーで潰し、4回も二死一、二塁のチャンスを逃したが、5回、2四死球で二死一、二塁とした所で川島慶がタイムリーを放って、1点差。6回にも二死満塁と一打逆転のチャンスを掴んだが、飯原がセカンドゴロに倒れて、三者残塁。しかし、続く7回、二死二塁から代打・ユウイチのタイムリーでついに同点。更に、福地のヒット,宮本の四球で満塁とし、青木に回す絶好の勝ち越しチャンスを作るが、期待の青木はレフトへ打ち上げ、またも三者残塁。3−3の儘、迎えた土壇場9回、阪神は二死満塁とした所で葛城イクローが押し出し四球を選び、呆気ない形でサヨナラ勝ちを飾った。

押し出し四球と言う形ながら、阪神が連夜のサヨナラ勝ちでマジックを18と減らした。昨日に続いて、同点の場面で投入した藤川が劇的勝利を呼び込んだ。この時期に来て、こういう劇的な勝ち方が続くと言うのは優勝に繋がるムードになってきた印象だ。ヤクルトは15安打を放ちながら、僅かに3得点。3度の満塁機を逃すなど、2併殺15残塁と言う信じられない大拙攻が響いた。

◆C4−3YB◆
横浜は初回、村田のタイムリー等で2点を先制。その裏、栗原の犠飛で1点を返されるも、3回、またも村田が35号ソロを叩き込み、3点目。更に、二死満塁のチャンスを作ったが、ハマのチンピラに回ってしまい、三者残塁。2点を追う広島は4回、栗原のヒット,嶋の四球で一、二塁とすると、石原がタイムリー二塁打。更に、一死後、小窪が犠飛を打ち上げ、嶋が同点のホームイン。6回には一死一、二塁から喜田がタイムリーを放って、勝ち越しに成功。この1点をブラウワー−シュルツ−永川と繋いで守りきった。

後半戦に入ってから無敗と好調をキープしていたハマのチンピラを攻略し、広島が逆転勝ち。求道者・前田をお立ち台に上げる事を何としても阻止したいブラウン監督は6回に喜田にタイムリーが出て、さぞ安堵した事だろう。もし、喜田が凡退していれば、二死満塁で求道者・前田を使わざるを得ない展開になっていた。勝ち越した後になって起用された求道者・前田はブラウン監督がほくそ笑んでいる事ですっかりやる気を失ったのか、あえなく三振。勝ったからと言って、この負のスパイラルはブラウン暗黒政権が続く限り終わりそうもない。

◆H2−1E◆
何とか連敗を止めたいソフトバンクは2回、松中,小久保と連打で出ると、一死後、大村が歩いて満塁。森本は三振に倒れたが、山崎が押し出し四球を選んで、1点を先制。先発の暴投王子・新垣は4回まで4四死球と言う荒れ球が逆に幸いし、毎回の8三振を奪うノーヒットピッチング。5回一死から中村に初安打を許すがペースを崩さず、7回まで無失点。一方、朝井の前に3回以降チャンスを掴めずにいたソフトバンクだが、7回、一死から大村,森本と連打を浴びせると、山崎のサードゴロがフェルナンデスのタイムリーエラーを誘い、貴重な2点を追加。しかし、直後の8回、連続内野安打を許すと、高須の犠打の後、フェルナンデスを歩かせ、満塁のピンチ。ここで青波の長瀬に痛恨の押し出し死球を食らわせ、無念のKO。しかし、代わった水田が山崎武,ショートと打ち取り、このピンチを見事に切り抜けると、最後は守護神・馬原がきっちり締めて、連敗を4でストップさせた。

9年ぶりにドームの天井を開放した事が気分転換になったかどうかは分からないが、ソフトバンクが1点差を守りきって、連敗を阻止し、4位に浮上。暴投王子・新垣が7四死球を出しながらも、何とか暴投は出さずに踏ん張った。もし、8回のピンチに暴投を出していたらえらい事になっていただろう。そして、そのピンチを切り抜けた水田の投球も見事だった。

◆L5−6F
日本ハムは一死から連続四球で一、二塁とすると、高橋が2試合連続となる7号3ランを叩き込み、先制。3回にはまたも一死から連続四球で一、二塁となった所で高橋がタイムリー。更に、二死満塁となった所で呪われた助っ人・ボッツにまで2点タイムリーが飛び出し、6点目。大量ビハインドとなった西武だが、その裏、二死一塁から江藤,中村の連続アーチで3点を返すと、続く4回には赤田が2号ソロを放って、2点差まで詰め寄った。5回以降膠着状態に陥り、4−6の儘、試合は土壇場9回へ突入。守護神・MICHEAL投入で逃げ切りを図る日本ハムに対し、西武は二死二塁から中島のタイムリーで1点差と詰め寄ると、江藤もヒットで続き、一打同点,長打が出れば逆転サヨナラの場面を作るが、中村はあえなくキャッチャーフライに倒れて、あと一歩及ばなかった。

序盤のリードが最後までものを言って逃げ切った日本ハムが5割復帰。1番に田中,2番に劇団ひちょりを入れるテコ入れは殆ど効果はなかったが、好調・高橋の前に悉く四球の走者が溜まったのが幸いし、僅か5安打で6得点。一方、西武は日本ハムを遙かに上回る13安打を放ちながら、及ばず、3連敗。猛追をかけてきている偽バファローズとの勢いの差は明白だが、果たして、この儘、逃げ切れるか? 投げては、先発・オツが3回途中4失点の上、右太腿に張りを訴えてKOと踏んだり蹴ったりだった。

◆Bs11−10M◆
初回は両軍無得点と静かな立ち上がりとなったが、2回に偽バファローズが大引のタイムリーで先制するや、乱打戦の幕が上がった。3回、ロッテが里崎の14号2ランで逆転すれば、その裏、偽バファローズは下山の10号ソロで同点。続く4回、坂口のタイムリー等で2点を勝ち越されたロッテは直後の5回、代打の大松の21号ソロ,早川の5号満塁弾で一気に逆転。しかし、その裏、偽バファローズは大引,小瀬の連続タイムリーでまたも同点。それも束の間、ロッテは6回、里崎のタイムリー二塁打ですかさず勝ち越すと、続く7回にはベニー松山,根元のタイムリーで2点を追加。粘る偽バファローズき8回にローズの犠飛で1点を返し、2点差。土壇場9回、ロッテは守護神・荻野を投入するが、荻野がよもやの大乱調。一死二、三塁から坂口に犠飛を許し、1点差と詰め寄られると、連続四球で二死満塁の大ピンチ。ここで打席に入ったローズはライト前へ2点タイムリーを放ち、偽バファローズが逆転サヨナラ勝ちを収めた。

両軍合わせて29安打21得点の大乱打戦を偽バファローズが劇的な逆転サヨナラで制し、首位・西武との差は4と大接近。偽バファローズは大引の4安打を筆頭に先発全員の17安打。9回まで唯一ノーヒットだったローズが最後の最後で美味しい所を持っていった。3度に渡って突き放したロッテだが、荻野がこうもストライクが入らないとは大誤算。これでロッテは5位転落となった。

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September 09, 2008 23:39

◆D2−3G◆
制球に苦しむ小笠原に対して、巨人は初回、1安打2死球で二死満塁とすると、前の試合で3三振と怒濤のインケツぶりでインケツパワーを充電させたあの男のショートへの打球がデラロサの悪送球を誘い、2点を先制。2点を追う中日は3回、二死から森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに16号ソロを叩き込み、1点差。5回には一死から四球と内野安打で一、二塁とするも、森野,荒木と倒れて、二者残塁。巨人先発・上原はこの回限りで降板となったが、6回から越智が2イニングをノーヒット5三振の好リリーフ。しかし、8回からの豊田投入が裏目。いきなり森野,荒木と連打を浴びて同点とされると、李に犠打を許した後、T.ウッズにタイムリー二塁打を浴び、勝ち越し点を献上。中日は9回から守護神・岩瀬を投入して、逃げ切った。

巨人が継投策に失敗し、痛恨の連敗でまたまた自力優勝が消滅。2回以降、走者を出しながら、攻めきれなかったのが痛かった。上原は5回を3安打1失点と好投したが、5回にして100球も投げてしまい、早期降板を余儀なくされ、リリーフ陣に負担をかけてしまった。最下位・横浜相手に息を吹き返した中日は逆転で4連勝。岩瀬は史上初となる4年連続の30セーブをマークした。

◆T3−2S
阪神は初回、ヒットで出たシャア少佐が盗塁と悪送球で一気に三塁を陥れると、平野が歩いて、一、三塁となった所で関本のサードゴロの間に1点を先制。キュラソ星人がヒットで繋いだ後、鳥谷が犠飛を打ち上げ、この回2点。1,2回とゲッツーを食らうなど、攻めあぐねていたヤクルトだが、5回、無死二塁から川島慶のタイムリーで1点を返すと、福川のセカンドゴロで一死二塁となった所で投手のゴンザレスにタイムリーが飛び出し、試合は振り出しに。しかし、ヤクルトは6回以降、阪神の継投の前にパーフェクトに抑え込まれ、勝ち越し点を奪えない。阪神も8回に二死二塁から代打の悠久の若虎・桧山がヒットを放つも、キュラソ星人が本塁憤死。延長に突入かと思われたが、9回裏、阪神は途中から守備に入っていた矢野が4号ソロを叩き込み、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

阪神が粘りのサヨナラ勝ちで六度目のマジック「20」を点灯させた。新人王を狙う岩田は6回2失点と最低限の仕事は果たしたが、打線の援護に恵まれず、白星は掴めず仕舞い。しかし、アッチソンが2回をパーフェクト投球,9回からは同点の場面ながらも起用された藤川が3人でピシャリと締め、矢野のサヨナラ弾を呼び込んだ。敗れた巨人共々、スコアは3−2。一歩間違えば、その差は3となっていただけに、阪神にとっては、最高の目が出た格好だ。

◆C3−8YB◆
初回、広島は連打で一、三塁とすると、一死後、栗原の併殺崩れの間に先制。続く2回には先頭の石原が9号ソロを叩き込むと、二死後、投手のルイスが2号ソロを放って、3点目。3点を追う横浜は4回、無死満塁からメカゴジラのタイムリーで1点を返すと、一死後、武山はショートゴロに倒れて、ゲッツーと思いきや、石川が悪送球を犯し、ボールが転々とする間に二者が返って同点。3−3で迎えた6回、横浜は内野安打のメカゴジラを金城が送ると、二死後、投手の吉見が自ら勝ち越しのタイムリー二塁打。続く7回には5長短打を集中し、一挙4点を奪い、試合を決定付けた。

自ら一発を放ち、3回まで無失点の投球を見せた時にはルイスが投打に渡る活躍でハーラートップタイに並ぶかと思われたが、3回以降1安打と完全に立ち直った吉見が自ら決勝点を叩き出しての今季初完投勝利とルイスを上回る活躍。中日3連戦では湿りきっていた打線も16安打と当たりを取り戻し、連敗を3で止めた。

◆H1−3E◆
両軍共に3回まで4安打を浴びせながら、先手を取れない拙攻合戦。しかし、4回、楽天は内村,フェルナンデスと連続内野安打で出ると、青波の長瀬が先制のタイムリー二塁打。更に、山崎武,ショートもタイムリーを放ち、5連打でこの回3点。その裏、ソフトバンクは一死から小久保,松田と連打を浴びせ、二、三塁とするも、大村,高谷と連続三振に倒れて、二者残塁。しかし、続く5回、ヒットの森本を二塁に置いて、ハマのスペランカーがタイムリーを放ち、ようやく1点。続く6回には一死から松田が二塁打で出るも、大村,高谷と内野ゴロに倒れて、無得点。8回には2本のヒットで二死一、二塁とするが、大村がピッチャーゴロに倒れて、二者残塁。最後は抑えのグウィンの前に反撃を断たれた。

岩隈相手にガトームソンで挑むと言う分の悪い試合にしては互角に渡り合ったソフトバンクだったが、結局、善戦虚しく4連敗で約4ヶ月ぶりの5位転落。2ヶ月ぶりに戦列復帰となった柴原も外野にすら飛ばせぬ5タコと音なし。ハマのスペランカーと柴原が戻ってきても、一向に起爆剤になる気配が見られない。川崎が戻ってこないと如何ともし難いのか。この儘、連敗ロードを歩み、借金生活にハマらぬ様に祈るばかりだ。岩隈は8回で11安打を浴びながらも、無四球と安定した投球で要所を締めて、ハーラー独走の18勝目。いよいよ20勝へあと2つと迫った。

◆L1−4F
日本ハム先発・ダルビッシュに対して、西武は2回、二死から中村が37号ソロを叩き込み、1点を先制。西武先発・石井一の前に4回まで無失点に封じ込まれてきた日本ハムだが、5回、先頭の鶴岡が二塁打を浴びせると、二死後、田中が死球を食らって、一、三塁。ここで稲葉が同点タイムリーを放つと、続く高橋がレフトスタンドへ6号3ランを叩き込み、3点を勝ち越し。4,5,6回と3人ずつで打ち取られた西武は7回、先頭の中島が二塁打で出るも、江藤はファーストへのファールフライ。礒?,中村は連続三振に倒れて、中島は二塁に釘付け。土壇場9回、日本ハムはダルビッシュから守護神・MICHEALにスイッチ。これで流れを変えたい西武だったが、片岡,栗山と倒れて、あっと言う間に二死。ここで中島かヒットを放ち、望みを繋いだが、江藤は三振に倒れて、ゲームセット。

鬼門・西武吹き抜けドームで日本ハムが今季初勝利を果たし、5位から一気に3位浮上。ダルビッシュは8回を無四球3安打12三振で1失点と言う快投で西武打線に付け入る隙を許さなかった。4番に復帰した高橋は値千金の決勝3ラン。西武は最後の大砲・中村の一発のみの1点に抑え込まれての完敗。マジック14とは言え、悠長にはしていられなくなってきた。

◆Bs4−3M◆
偽バファローズは2回、先頭の北川が西岡のエラーで出ると、ここから後藤,日高,大引,小瀬と4連打を浴びせて、3点を先制。直後の3回、ロッテは里崎のヒット,根元の四球で一、二塁とすると、二死後、早川がタイムリーを放ち、まず1点。更に、続く橋本が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、一気に同点。追い着かれた偽バファローズは5回、二死一、二塁から後藤のタイムリー二塁打で勝ち越しに成功。先発・小松は7回まで追加点を許さずに投げきると、8回からは菊地原−加藤と繋いで、1点差を守りきった。

偽バファローズが接戦を制して、今季最多の貯金5。首位・西武との差を5にまで詰めた。先発・小松は一時は3点差を追い着かれたものの、その後は立ち直って、12勝目と新人王へ大きく前進。ロッテは3回に爆発した以外はチャンスらしいチャンスも掴めず、4位転落。先発・渡辺俊も5回4失点と期待を裏切った。

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September 08, 2008 21:14

 6回から球道にスイッチされてしまい、まだ余力があると思っている唐川は不満たらたら。しかし、ゴーグルからこの継投は100球の熱投を無駄にしない為の親心だと諭される。体力はあっても、握力がなくなってきている筈で、5回の東京の攻撃も唐川の握力を奪う為に球数を投げさせる事に徹していたと分析。この儘、投げ続けたら、ストレートはおじぎし、変化球はすっぽ抜けで、あっさり逆転されるとまで言われてしまう。そもそも、今回の2連戦は球道,成瀬で行く筈だったが、唐川が山田と対戦したがっており、この機会を逃すと、当分先になってしまう事を配慮しての先発起用だった事を聞かされ、唐川は返す言葉がないのだった。球道はサル相手にあっさり三振を奪い、格の違いを見せると、続く岩鬼も155kmの速球で三振。殿馬に対しては、100kmのスローボールでタイミングを外し、サードゴロに打ち取り、この回を3人で切り抜ける。一方、里中も7回、大松,瓢箪,サブローと1コマで退け、7回裏に突入。先頭の微笑はあえなく三振と苦もなく捻られ、山田を打席に迎えた所で球場の空気が一変する。スライダー,フォーク,スライダーと続けてカウント2−1まで追い込む球道。山田のストレート狙いを察知し、徹底した変化球攻めを続ける球道に対して、山田はスライダー,カーブ,フォークと立て続けにファール。ゴーグルは山田がファールしているのは球道にストレートを要求しているからではないかと推測するのだが…。

 作品観をぶち壊し、「ドカプロ」が「ドカパロ」と化した元凶である中西球道。高校時代に数々の名勝負を演じたなどと言われても、「大甲子園」と「ドカプロ」は繋がっていない説を掲げる立場としては、全く納得がいかないし、百歩譲って繋がっていたとしても、立て続けに2試合やっただけで数々の名勝負と言う印象は希薄。白新や土佐丸の方が遙かに数々の名勝負を演じた印象が強いと言うものだ。終生のライバルなどと言われても、高校時代の対戦経験が少ない上、球道を無理矢理プロに引っ張り出しておきながら、全然登場しないわで、盛り上がらない事この上なし。山田の終生のライバルを名乗れる権利があるのは不知火をおいて他になかろうて…。まぁ、今となっては不知火ですらそういう印象はなくなってしまっている。山田はただ読みが当たるか当たらないかに尽きる打者と化している為、相手が誰かなどと言う事は最早、どうでもいい要素になっている訳で、山田が他のどの投手と対する時よりも気持ちを入れるなどと言うゴーグルの推測は的外れの様にしか思えないのだ。実況やらベンチやらが強引にこの対決をプレミア化させて、盛り上げよう盛り上げようと必死こいているが、実に白々しさばかりが漂う。そういう印象しか抱かせなくなる様な漫画を長々と描いてしまった水島氏の罪はこの上なく重いと言えるだろう。で、挙げ句の果てにその終生のライバルとやらにストレートを待っているからと徹底した変化球攻めをかます球道の魅力のないピッチング。お前はイップスに陥った茂野吾郎か! 実際の所、プロで何年も何試合も対戦している筈なのだから、こういう流れの対戦があっても至極、普通なのだが、まるで何年ぶりかの対戦かの様な盛り上げ方(空回りしてはいるが)をしておきながら、これではスカされた印象しか残らない。山田は山田でストレートを要求するがごどく粘っているとの事だが、球道のストレートと対決したい…と言うよりは、多数の変化球に的が絞れないので、無理矢理読み通りの球を投げさせる事に邁進しているだけにも見える。ジャンケン野球の申し子・山田にとっては凄いストレートもショボいストレートも大差なく、ストレートが来た時にストレートを読んでいたか否が全てであるのだから…。それにしても、相変わらず、速球投手に対する微笑の扱いの酷さは泣けてくる。

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September 07, 2008 21:18

◆S−G◆
降雨中止。

◆D5−4YB
横浜先発のルーキー・小林に対して、中日は3回、先頭の谷繁が二塁打を浴びせると、一死後、連続四球で満塁のチャンス。ここで李が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、犠飛としては十二分のレフトフライとなり、谷繁が先制のホームイン。49日ぶりの先発となった吉見は3回までパーフェクトの快投を見せていたが、4回、先頭の石川に内野安打を浴びると、ガッツな貴公子・仁志に犠打を許した後、内川,村田,吉村と3連続タイムリーを浴び、3失点。2点を追う中日はその裏、デラロサの犠飛で1点差。続く5回には二死走者なしから四球で出た荒木が二盗を決めると、続く李がタイムリーを放って、同点。直後の6回、横浜は二死走者なしから村田が34号ソロを叩き込み、勝ち越すが、その裏、中日は一死一、三塁から代打・立浪の併殺崩れの間に再び同点。4−4の儘、迎えた土壇場9回、横浜は先頭の村田が二塁打で出るも、吉村,メカゴジラ,金城とあえなく凡退し、村田は二塁に釘付け。すると、その裏、中日は一死から代打・平田が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにサヨナラアーチを叩き込んだ。

阪神戦で燃え尽きた横浜相手に中日が3連戦3連勝で貯金生活に舞い戻った。平田はプロ初アーチが劇的なサヨナラ弾。3番手の浅尾に今季初白星が転がり込んだ。落合監督に訳の分からない起用法に振り回されているうちに不振→故障と負のスパイラルに陥った吉見は6回4失点降板とは言え、5安打無四球の8三振と復帰初戦にしてはそこそこの内容。二軍にいるうちに山口に白星で抜かれてしまうなど、新人王に黄信号が灯っているだけに勝っておきたい所だったが、次回に期待を抱かせた。

◆C5−2T◆
0−0で迎えた4回、広島は二死満塁のチャンスを掴むも、前田健がレフトフライに倒れて三者残塁。しかし、続く5回、ヒットの東出を天谷が送った所でオチョアが先制タイムリー。二死後、嶋が内野安打で繋ぐと、石原がライト前へタイムリーを浴びせて、この回2点。直後の6回、阪神はシャア少佐のヒット,平野の四球の後、栗原のエラーで無死満塁。ここでキュラソ星人のセカンドゴロの間にシャア少佐が生還。なおも二、三塁と一打逆転の場面で鳥谷,関本と倒れて、二者残塁。すると、その裏、広島は一死から前田健,東出,天谷と3連打で満塁とすると、オチョアのショートゴロと伊集院光の弟子・金村の暴投,栗原のタイムリー二塁打で一気に3点を追加。7回に代打・高橋光の3号ソロで2点目を返されるが、8回からは上野−永川と繋いで逃げ切った。

毎回走者を出しながら粘っていた伊集院光の弟子・金村だったが、堪えきれずにまたも今季初白星ならず。3カード連続負け越しとなった阪神は試合が雨で流れた巨人との差が4と縮まり、5たびマジックが消滅してしまった。広島は14残塁の大拙攻ながら、辛くも白星を拾って、4位浮上。投げては先発・前田健が7回2失点で6勝目をあげれば、守護神・永川は2年連続の30セーブをマークした。

◆H6−7M◆
借金生活の危機に立たされたソフトバンクはこの日も初回から今江のタイムリーとズレータの犠飛で2点を先制される苦しい展開。しかし、その裏、西岡のエラーで掴んだチャンスに松中のタイムリー二塁打で1点を返すと、5回に一死一、三塁から本多の連続タイムリーで追い着くと、城所のピッチャーゴロの間に森本が勝ち越しのホームイン。更に、7回には二死満塁とし、小林宏をKO。2番手・高木から松中が押し出し四球を選んだ後、3番手・ゴーグルから小久保が史上50人目の通算300二塁打となる2点タイムリーを浴びせて、この回3点。これで決まったかと思われたが、土壇場9回、守護神・馬原がよもやの大炎上。一死満塁のピンチを作ると、代打・橋本に7号グランドスラムをぶち込まれ、一気に同点。続く代打・早川にも痛打された馬原は失意のKO。代わった水田も二死満塁とピンチを拡大させたが、ズレータをライトフライに打ち取って、辛くも同点止まりで切り抜けた。その裏、ソフトバンクは二死二塁のチャンスに松中が三振に倒れ、試合は延長に突入。ラストイニングとなった12回、ロッテは二死走者なしからズレータが6号ソロを叩き込み、ついに勝ち越し。その裏、ソフトバンクは二死から松中が四球を選んだものの、小久保が初球を打ち上げ、ファーストへのファールフライに倒れて、ゲームセット。

九分九厘見えていた白星を引っ繰り返されたソフトバンクがついに悪夢の借金生活に突入し、4位転落。まさか馬原がああも炎上しようとは…。着々と加点していた打線も追い着かれるや、ガチガチになってしまい、勝ち越せる気配すらなし。昨日、復帰したハマのスペランカーは完治していなかったのか、早くもスタメン落ち。12回に代打で起用されたが、あえなく三振の体たらくだった。ロッテは小林宏がリードを守れず、6失点KOとなったが、粘りの逆転勝ちで借金を完済し、3位浮上。最後を決めたのはズレータだが、何と言っても、起死回生の代打同点満塁弾を放った橋本の活躍に尽きるだろう。しかし、チームが意気上がる一方で7回に死球を食らって退いた今江が診断の結果、右尺骨骨折だった事が判明。全治は未定だが、今季中の復帰は絶望的か!?

◆F2−5E
楽天は2回、青波の長瀬の6号ソロで先制すると、3回には二死一塁からまたも青波の長瀬がタイムリー二塁打を放ち、1点を追加。2点を追う日本ハムは4回、田中のヒット,稲葉の四球で一、三塁とした所でスレッジのタイムリーが飛び出し、一場をKO。代わった佐竹に対して、稲田のショートゴロ併殺崩れの間に稲葉が同点のホームイン。2−2で迎えた7回、楽天は先頭の聖沢がヒットで出るも、続く渡辺直がピッチャーゴロゲッツー。チャンスは潰えたかと思われたが、続く内村がヒットで繋ぐとすかさず二盗。ここでフェルナンデスがライトフェンス直撃のタイムリー二塁打を浴びせて、勝ち越しに成功。続く8回には嶋のタイムリー二塁打で1点を加えると、9回には代打・草野のタイムリーでダメ押し。その裏、日本ハムは一死からスレッジが四球を選んだものの、代打・高口がセカンドゴロゲッツーに倒れて、万事休す。

楽天が終盤に突き放し、6カードぶりの勝ち越し。この日から登録された先発・一場は4回もたずに降板となったが、2番手・佐竹が4回を無失点の好リリーフを見せ、2年ぶりの白星。打っては10残塁2併殺の拙攻ながらも、14安打の猛打で押し切った。日本ハムは4安打と沈黙し、3位浮上のチャンスを逃した。スーパーさぶ・多田野は7回3失点ながら、打線の援護が得られず、7敗目。新人王レースに踏み留まる為にも勝っておきたい試合だったが、痛い黒星となった。

◆Bs6−2L◆
3回、無死一、二塁のピンチを切り抜けた偽バファローズはその裏、カブレラのタイムリーで先制すると、続く4回には後藤,小瀬のタイムリーで2点を追加。更に6回には一死満塁から坂口の犠飛で1点を加えると、なおも一、三塁の場面で一塁走者・大引が盗塁を仕掛け、一、二塁間で挟まれている隙に三塁走者・小瀬が本塁を陥れ、5点目。6回まで4安打無失点の好投を見せていた金子は7回、礒?に二塁打を浴びるなど、一死三塁のピンチで代打・平尾に犠飛を許して、1点を献上。しかし、その裏、偽バファローズは後藤のタイムリー二塁打で再び5点差と突き放す。粘る西武は8回、一死一、二塁から大島がタイムリーを浴びせると、二死後、代打・松坂が内野安打を放って、満塁と一発が出れば同点のチャンス。しかし、佐藤はライトフライに倒れて、三者残塁。最後はセーブのつかない場面ながらも登板した加藤が締めて、逃げ切った。

偽バファローズが序盤から主導権を握り、この3連戦勝ち越し。3タテこそ逃したものの、6ゲーム差に詰め寄り、逆転優勝へ望みを繋いだ。先発・金子は8回途中まで2失点の好投で自己初の10勝目。打っては後藤が3二塁打2打点の大当たりだった。西武は先発・キニーが5回KOで2カード連続の負け越し。打線は終盤、当たりを取り戻したが、反撃が遅過ぎた。

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