May 2008

May 31, 2008 23:41

◆H3−1G◆
3回まで散発1安打の好投を見せていたソフトバンク先発・杉内は4回には三者三振の快投。一方、巨人先発・野間口も負けじと3回までノーヒットピッチングを展開していたが、4回、二死満塁のピンチを迎えると、長谷川にタイムリーを浴びて、2点を献上。更に、城所を歩かせ、再び満塁となった所で的山にもタイムリーを許し、この回3失点。直後の5回、巨人は二死走者なしからキムタクが二塁打を浴びせると、今季初スタメンとなる岩舘のタイムリーでホームイン。更に、隠善のヒット,矢野の四球で満塁と一打同点の場面を築いたが、坂本がサードゴロに倒れて、三者残塁。このピンチを切り抜けた杉内は6回以降は付け入る隙を許さず、完投で5勝目をマーク。

ワンチャンスを生かしたソフトバンクが3連勝で貯金生活に舞い戻った。とにかく今日は杉内の好投に尽きるだろう。久米の北京強制拉致計画を企てている星野日本代表監督が視察している中、完投で久米の出番を見事に阻止した。…と言っても、この日見られなかったからと言って、久米の拉致計画が頓挫する訳ではない。実際の所、久米を持っていかれると、ソフトバンクは困るよなぁ…。今のうちに軽いケガでも偽装しておいた方が良さそうだ…。23試合連続安打中の寿司職人ラミレスは最初の3打席で3三振の大ブレーキ。4打席目も追い込まれ、いよいよストップか…と思いきや、クソボールを無理矢理叩いてのヒットで記録を続行。明日は王さんの目の前で王さんの25試合連続安打を目指す事となった。

◆L3−4D
一向に好転の気配が見えないタイムリー欠乏症に苛まれる中日はこの日も初回から無死一、二塁のチャンスにクリーンアップがあえなく凡退する体たらく。3回にも二死から井端が二塁打を放つも、T.ウッズが倒れて、またも無得点。一方、西武は人斬り抜刀斎相手に2回に内野ゴロで先制した後、3回には中村のタイムリー,4回には栗山の2号ソロと着々と加点。3点を追う中日は6回、T.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに13号2ランを叩き込み、1点差と詰め寄ると、続く7回には一死三塁のチャンスを作って、西武先発・岸をKO。ここで代わった星野から代打・立浪が犠飛を打ち上げ、ようやく同点。更に、3番手・大沼から荒木が歩いた後、井端のタイムリー二塁打で勝ち越しに成功。8回からは吉見−岩瀬と繋いで、辛くも逃げ切った。

引き分けを挟んで7連勝中と言う西武戦の相性の良さが出たか、最後の最後でようやくタイムリーが出て、逆転勝ちを果たした中日。コケかけた人斬り抜刀斎が5,6,7回に三者凡退と立ち直ってくれた事が大きかった。同点犠飛を放った立浪だが、落合監督は交流戦に入ってもスタメンで使う気は絶無なのかねぇ。デラロサ使って、立浪を使わず、川相も復帰させず…と言うのは、どうにも釈然としないのだが…。

◆E8−3C◆
確変中の高橋に対して、楽天は初回から二死一、二塁のチャンスを掴むと、ショートが先制タイムリー。更に、続くフェルナンデスが7号3ランを放り込み、この回4点。4回には3連打にエラーも重なり、2点を加えると、5回にはフェルナンデスがこの日2本目となる8号2ランを叩き込み、高橋は悪夢の8失点KO。序盤から劣勢を強いられた広島は求道者・前田が楽天投手陣から徹底マークされ、抑え込まれるなど、攻めきれず、3点を返すのが精一杯だった。楽天先発・岩隈は7回2失点の好投でハーラー単独トップとなる8勝目を飾った。

現役時代にカモにしていたからと、高橋攻略に自信満々なコメントを残していた楽天・SAMコーチ。カモにしていたと言っても、それは遙か昔の確変前の高橋であって、果たして、どれだけ参考になるのやら…と、失笑も買っていたが、8失点KOと大いに結果を残した。まぁ、どれだけSAM効果があったのかは分からんが…。徹底マークにあった求道者・前田は無念の4タコ。たった1度のノーヒットも決して見逃さないブラウン監督だけに、再び幽閉策に走る危険も十分考えられそうだ。

◆F2−1T◆
阪神先発・岩田は2回無死一塁,4回一死一、二塁のピンチをいずれも高橋をゲッツーに仕留めて切り抜けるなど、6回まで無失点の好投を展開。何とか岩田を援護したい阪神はスウィーニーの前に6回まで散発2安打と沈黙していたが、7回一死から新井が通算200号となるソロアーチを叩き込み、ついに均衡を破る先制点をゲット。しかし、その裏、岩田は一死から稲葉に痛打されると、三たび高橋をゲッツーに仕留めたかった所だが、今度は返り討ちの二塁打。ここでスレッジにタイムリーを許して、同点。続く小谷野をサードゴロに打ち取り、ゲッツーでピンチ脱出…と思いきや、これを何とバルディリスがトンネルし、やらずもがなの勝ち越し点を献上。日本ハムはこの1点のリードを宮西−武田久と繋いで逃げ切り、3連勝となった。

中日・吉見が中継ぎに回されている隙に白星を稼いで新人王レースを優位に運びたい岩田だったが、2失点完投ながら、散発4安打と沈黙した打線に見殺しにされる憂き目に遭わされた。しかも、決勝点がトンネルとあっては、気の毒でならない。初スタメンの林も3タコとブレーキだった。

◆M7−1YB
ロッテ打線が初回から大爆発。まず先頭の西岡がライト線への二塁打で出ると、一死後、三盗を敢行。これが相川の悪送球を誘って先制のホームイン。ここから里崎,サブローと連打を浴びせた後、大松がライトスタンドへ9号3ラン。更に、今江が歩いた後、オーティズにも3号2ランが飛び出して、この回、大量6点。続く2回にも大松のタイムリーで1点を加え、横浜先発・ウッドはこの回限りでKO。先発の小林宏は3回にガッツな貴公子・仁志にタイムリーを浴びたものの、以降は危なげのない投球で8回まで投げきり、2勝目を収めた。

交流戦に入ってから黒星街道を驀進中の横浜がまたも投手陣壊滅で3連敗。何でこんなチーム状態の横浜に水島氏は目をつけてしまったのか。対戦したチームが悉く調子を上げていくなど、パ・リーグの活力剤と化している事を評価したのだろうか。こんなチームに呪いをかけるなんて、正に、死者に鞭打つ残酷な所業である。そんな死者を相手に格好の復調のチャンスを掴んだのが小林宏。長らく勝てずにいたが、大量援護をバックに3月28日以来となる白星を手にした。

◆Bs3−9S◆
初回に畠山のタイムリーで先制したヤクルトは更に、森山のタイムリエラー,宮本のタイムリーで加点し、この回4点。4回には5長短打を集中して、3点を追加すると、5回にはガイエルの10号2ランで9点目。大量ビハインドとなった偽バファローズはその裏、森山が2点タイムリー二塁打。7回には日高の6号ソロで追い上げたものの、反撃もここまでだった。湿りがちだった打線が当たりを取り戻したヤクルトは連敗を5でストップさせた。

とうとうスタメンから外されてしまったガイエルが、スタメンに復帰するや否や、一発を叩き込み、スタメン定着をアピール…って、殆ど試合が決した状況だったので、どれ程のアピールになったかは不明。ガイエルの一発より、青木がようやく猛打賞と、らしさを見せた事の方が重要だろう。一方、偽バファローズは小松がおかしくなってきた。どうしてこのチームの先発右腕は好調が長続きしないのか…。その長続きしなかった先例である金子は今季初の中継ぎ登板で2回を無失点。この中継ぎ登板が気分転換や調整登板なのか、先発降格による配置転換なのか気になる所だ。

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May 30, 2008 23:43

 カウント2−2からの6球目を叩いた吾郎の打球は見る見る伸びてバックスクリーンに突き刺さるグランドスラム。これでKOとなったギブソンはベースを一周する吾郎に茂治の姿を重ねながら、マウンドを降りるのだった。結局、この試合、初回の大量得点をバックに吾郎は6回3失点で4勝目をマーク。ギブソンは次の登板でも今夜の松尾さんに被弾するなど、2回1/3を8安打2四球6失点と言う惨憺たる内容で連続KOとなってしまう。たまりかねたバイソンズのフロントはギブソンにウェーバー公示の申請を通告。これに対して、ギブソンは戦力外通告は受け入れるが、ウェーバー公示ではなく、任意引退扱いにして欲しいと申し出る。しかし、限界を感じてユニフォームを脱ぐのでないと言う。引退しないと言うのに、任意引退にして欲しいと言うギブソンの真意を掴めないフロントは戸惑いを隠せなかったが、病み上がりによるブランクやトレーニング不足を侮っていた事を猛省していたギブソンは暖かく受け入れてくれたシカゴのファンを裏切った儘、移籍する選択肢は考えられなかったのだ。体を作り直して、必ず復帰する事を誓うギブソンはその際、最低年俸でも構わないので再びバイソンズと契約させて欲しい旨、要望するのだった。

 やはり、2連続KOぐらいではギブソンの心は折れなかった…が、ブランクを甘く見ていたのは分かるとして、それは実戦に出る前に気付くべき事なんじゃないのかね?と思わないでもない。まぁ、それはともかくとして、最低年俸でもいいから移籍せずに再契約を求めるギブソンの気概は熱かった。日本のプロ野球選手も晩節を汚すとか考えずに、これくらい現役にしがみついて貰いたいもんだ…。それにしても、茂治の姿を重ねた吾郎にギブソンは何を見たのか? ついさっきまで雑魚呼ばわりしていたと言うのに…。一発かまされたと言っても、吾郎は結局の所、闘争心剥き出しのプレーには全く戻れていない訳だしなぁ。

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May 29, 2008 23:42

◆G2−4E◆
開幕以来の借金をようやく完済し、貯金生活に持ち込みたい巨人だが、先発・グライシンガーが初回、脇谷のエラーで作ったピンチから鉄平にタイムリーを浴びて、先制点を献上。1点を追う巨人は3回、無死満塁の大チャンス。ここから隠善,坂本と連続三振に倒れたものの、ガッツが押し出し四球を選んで、同点とすると、続く寿司職人ラミレスが勝ち越しタイムリー。それも束の間、楽天は4回に山崎武が同点アーチを叩き込むと、6回にはショートのタイムリー二塁打で2点を勝ち越し。その裏、巨人は連打の後、松田記者が送って一死二、三塁と一打同点の場面を築くも、古城,脇谷と倒れて、二者残塁。7,8回と三者凡退に倒れると、9回も抑えの小山の前に簡単に二死。ここでようやく一軍に戻ってきた代打・矢野が四球を選びながら、2点差あるにも拘わらず、無闇に二盗を仕掛けて憤死するあっけない幕切れで巨人は再び借金生活に逆戻りとなった。

内海は復活したが、グライシンガーでまたも勝てずに貯金生活に失敗。寿司職人ラミレスは好調をキープしているが、やはり、亀井もゴンザレスも消えた打線では安定した得点力は望めないのか。1,2番で5三振と言うのも淡泊過ぎた。そんな中、矢野が戻ってきたのは明るい材料。この状況ならスタメン起用の機会もそれなりに貰えるだろう。代打屋に収まってしまう前にスタメンでアピールしておきたい所だが、それにしても、何で最後、盗塁仕掛けたかね?

◆D1−3Bs
初回、ローズのタイムリー二塁打で先手を取られた中日はその裏、二死二、三塁と一打逆転のチャンスに中村紀が三振と早速、川相不在の弊害を露呈。続く2回に小田の犠飛で同点としたものの、直後の3回、依然としてピリッとしない先発・朝倉が坂口,村松,カブレラの3連打で勝ち越されると、続くローズには13号3ランを被弾。更に、北川にも二塁打を浴びた所であえなくKO。ここで落合監督は川相………ではなく、川井を投入。川井は3回を無失点の好投を見せたものの、所詮、カワイであって川相ではない川井にはチームの空気を変える事が出来ず、中日は拙攻の連続で一向に点差を縮められない。7回以降は一人の走者も出せない有様でこの2連戦2連敗となった。偽バファローズ先発・オルティズは5回1失点で来日初白星。

相手打線を覚醒させる事に定評のあるオルティズとの対戦と言う事で、タイムリー欠乏症,一発依存症の払拭を期待された中日だが、何ら症状は好転する事なく、オルティズに初勝利を献上してしまう始末。やはり、この症状が治らない限り、先発がコケたらどうしようもないチームである。せめて、3回に川井ではなく、川相を(勿論、野手で)投入していたら、状況は変わったかもしれないが、川井では現状維持が精一杯だった。

◆YB5−6H◆
ソフトバンクは初回、ルーキー・小林の制球難に付け込み、柴原のタイムリーで先制。続く2回には投手の大隣がプロ入り初アーチとなる2ランを叩き込むと、3回には松田に5号2ランが飛び出して、5点目。更に、5回には小久保の11号ソロで1点を追加。大隣の前に6回まで散発3安打と沈黙していた横浜は7回に村田,金城,吉村の3連打でようやく2点。8回には金城のタイムリー二塁打等で2点を追加すると、土壇場9回には二死から野中の今季初アーチで1点差まで詰め寄った。更に、大西もヒットで続き、長打が出れば同点と言う所だったが、最後はガッツな貴公子・仁志がファーストファールフライに倒れて万事休す。

ぶっちぎり最下位だと言うのに、何故か水島氏に目をつけられてしまうと言う悲惨な流れになりつつある横浜。惨敗ペースからよく追い上げたものの、あと一歩届かない詰めの甘さはやはり最下位チームと言う事か。一発が効果的に飛び出したソフトバンクは2タテで上昇気配。投打に渡る活躍を見せた大隣は交流戦に入ってから投球に安定感が戻ってきた感じで、この儘、軌道に乗って欲しい所だ。

◆C3−1L◆
求道者・前田を幽閉した途端に連勝が止まった事でナインの不信感を感じ取ったのか、ブラウン監督は仕方なく求道者・前田をスタメンに復帰させると、これが当然のごとく奏功。0−0で迎えた4回一死から栗原が三塁打で出ると、ここで打席を迎えた求道者・前田もタイムリー三塁打を放って、1点を先制。更に、二死後、梵もタイムリーを放って、2点目。5回にボカチカの一発で1点を返されるが、6回、求道者・前田のヒット等で二死満塁のチャンスを掴んだ広島は石原のタイムリー内野安打で1点を追加。8回にシュルツを挟んで、最後は守護神・永川が3人でピシャリと抑え、ルイスはハーラー単独トップとなる7勝目をマークした。

前日、求道者・前田幽閉策に対して、3度の満塁のチャンスを叩き潰すと言う自らの身を呈した栗原の抗議が実り、スタメン復帰した求道者・前田が2安打1打点1得点と勝利に大貢献。ブラウン監督も選手にいらん気を回させたり、ネガティブな方向でいらぬ事を画策する暇があったら、もっとプラス方向に働く事を考えて貰いたいものである。

◆T8−4M
立ち上がり、一向に制球の定まらない阪神先発・安藤に対して、ロッテは初回一死一、三塁からサブローの犠飛で先制すると、更に、大松が歩いた後、今江がタイムリー二塁打。続くオーティズが歩いて、満塁とチャンスを拡大させたが、早川はショートライナーに倒れて、2点止まり。2回までパーフェクトの好投を見せていた清水だが、3回、二死満塁のピンチを迎えると、新井に2点タイムリーを浴びて、一気に同点。5回には再び二死満塁のピンチを背負い、新井をセカンドゴロに打ち取ったにも拘わらず、根元が一塁へ悪送球を犯して、勝ち越しの2点を献上。続くキュラソ星人を敬遠し、再び満塁となった所で葛城イクローには走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、ここで清水は無念のKO。ロッテは直後の6回、西岡の2点タイムリーで応戦するも、その裏、今季初打席となる代打・林にタイムリー二塁打を浴びて、突き放される。阪神は7回からJFKを投入し、ロッテの反撃を断ち切った。

清水が5回もたずに7失点KO。何と言っても痛かったのは根元の悪送球だ。折角、ダイビングキャッチで打球を抑えたと言うのに何とも勿体なかった。阪神は平野が右内側腓腹筋損傷で登録抹消。復帰までの期間に予測が立たないのは心配だが、関本が調子を上げてきているので十分に補填は出来そうだ。林も復帰早々、結果を残したのも大きい。ダメ押し3点打を放った葛城イクローもうかうかとしてはいられないだろう。それにしても、4点ものリードがありながら、JFK揃い踏み…って、何と言う容赦ないリレー。少々ロッテが気の毒になってしまった。

◆S2−3F
日本ハム先発のスーパーさぶ・多田野は4回までノーヒットと素晴らしい投球を展開。しかし、5回、先頭の武内に初安打となる二塁打を浴びると、一死三塁となった所で川端にタイムリーを許し、先制点を献上。一方、ヤクルト先発・石川に対して、再三再四チャンスを掴みながら、残塁を量産するばかりの日本ハムだったが、6回、スレッジの8号ソロでようやく追い付くと、続く7回には稲葉が9号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。1点を追うヤクルトは8回に福地の犠飛で追い付き、同点で土壇場9回へ突入。ヤクルト3番手・押本は簡単に二死を取りながら、ここで田中を歩かせると、稲葉のキャッチャーフライを米野が痛恨の落球。ここで高橋にタイムリーを許して、勝ち越し点を献上。最後は暫定ストッパー・武田久に抑え込まれて、5連敗となった。

水島の呪いが横浜へ移り、ようやく解放された日本ハムが接戦を制したが、10安打5四死球と走者を出しまくりながら、3点中2点がソロアーチ,3点目もエラーで貰ったチャンスを辛うじて生かした形で、最終的に12個の残塁を量産する大拙攻だった。ただ、投げては先発・多田野が白星こそつかなかったものの、7回1失点と安定した投球を見せた。対するヤクルト先発・石川は7回2失点ながら、またも勝てず。4月までに5勝しながら、5月に入ってから一度も勝っていない。その間、大崩れしたのは1度だけだが、どうにも打線と噛み合わない。ところで、4番→5番→6番→7番→代打と着実に凋落の道を辿っているガイエルだが、この日はとうとうお呼びがかからず、今季初めてフル欠場となってしまった。

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May 28, 2008 23:14

◆G6−2E◆
6度目の5割挑戦となる巨人だが、先発・内海が2回に中島に今季初アーチを被弾し、先制点を献上。しかし、その裏、巨人は楽天先発のルーキー・長谷部から先頭の阿部が二塁打を浴びせると、続く松田記者が今季初アーチなる逆転2ラン。続く3回には連続四死球で一、二塁となった所で阿部が5号3ランを叩き込み、一気に突き放した。6回には寿司職人ラミレスのタイムリーでダメ押しの6点目。内海は3回以降1安打を許したのみと、すっかり立ち直り、プロ初の無四球完投で4月22日以来の3勝目。巨人は今季初めて5割に到達した。

ルイスのドーピングによる解雇,ジェレミーの落雷死とダブルゴンザレスショックを乗り越えて、巨人がようやく借金を完済。借金完済など所詮通過点だが、内海が復活してくれたのは大きいだろう。ゴンザレスが消え、亀井が消え、どんどんこぢんまりとなっていく巨人打線だが、デビュー戦が雨で消え、名目上プロ初先発となった長谷部を4回5失点KOと、ロッテ・唐川に続いてのゴールデンルーキー討ちとなった。ところで、無実を主張するゴンザレスは処分軽減を訴えているが、たとえ、シロでも契約解除は覆せないとの事。最早、復帰は諦めるしかない状況だが、せめて故意に薬物を摂取したのではない事を祈りたいものだ。

◆D2−4Bs
交流戦に入ってから、怒濤の拙攻三昧に拍車がかかる中日はこの日も2回の一死一、二塁と言う先制チャンスを英智がゲッツーで潰してしまう有様。すると直後の3回、先発・山本昌がカブレラに先制8号2ランを被弾。5回には一死三塁からまたもカブレラに犠飛を許して、3点目を献上。その裏、英智,ピンキー井上のタイムリーで1点差に詰め寄ったのも束の間、直後の6回、大引,後藤の連続二塁打で4点目を失い、山本昌は無念の降板。中日は6回以降、偽バファローズの継投策の前にノーヒットと沈黙。9回には連続四球で無死一、二塁とタナボタのチャンスを貰いながら、T.ウッズがゲッツーと最後の最後まで拙攻を展開し、連勝をストップさせた。

開幕4連勝を狙う山本昌だったが、拙攻に足を引っ張られ、今季初黒星。流石に、打線に頼るまでもなく勝てるだけの快投をそうそう何度も続ける事は出来なかった。これでリズムを崩し、200勝にいつまでも届かない…なんて事にならない事を祈るばかり。そんな事態に陥らない為にも名手・川相の現役復帰を視野に入れて欲しいものである。

◆YB2−6H◆
初回に村田のエラーで先制したソフトパンクは3回には松中の10号ソロで2点目。続く4回には一死一、二塁から的山に移籍初アーチとなる3ランが飛び出すと、更に、投手のガトームソンも一発を放って、ダメ押し。投げてはガトームソンが毎回の様にピンチを背負うながらも、要所を締める粘りの投球を見せ、7回を2失点。7回を終わった所で雨が強くなり、降雨コールドでソフトバンクが勝ちを拾った。

ゴンザレスのドーピング事件で心中穏やかではないであろうガトームソンが養毛剤パワーを発揮し、投打に渡る大活躍。薬物摂取が故意であれ過失であれ、陽性反応が出てしまったら、下手に反発しない方が球界に生き残れるのだと言う所を見せつけた。2度も雨で先発予定が流されたガトームソンだったが、この日は雨を味方につけての7回完投勝利。この日は的山も一発を放ち、バッテリーのアベックアーチとなったが、ホークスではエモやん&ノムさん以来36年ぶりだとか…。

◆C3−5L◆
折角、調子が上向きになって来ていると言うのに、相手が左の石井一だからとこじつけて、求道者・前田をベンチに幽閉するブラウン暗黒采配がまたも炸裂。2回にルパン広瀬のタイムリーで先制はしたものの、3回、先発・大島が栗山にタイムリーを浴び、あっさり同点。その裏、一死満塁とチャンスを掴みながら、オチョア,栗原の3,4番が倒れて、三者残塁。5回に細川のタイムリー二塁打で勝ち越された広島はその裏、再び満塁のチャンスを作るも、栗原が最悪のゲッツーを食らい、無得点。相次ぐ拙攻に士気が下がる一方の広島は直後の6回、中村に10号3ランで一気に突き放された。8回にルパン広瀬のタイムリー二塁打,倉の犠飛で2点を返した広島は土壇場9回、ようやく代打で登場した求道者・前田が怒りのヒットを放つなど、三たび満塁としたものの、最後はまたも栗原がゲッツーを食らって、あと一歩及ばず、連勝は4でストップした。

執拗に言っている事だが、左腕相手だからなんて安直極まりない理由で求道者・前田を外す愚行は辞めて貰いたいものである。実際の所、左対左に拘っていると言うよりは幽閉を正当化させる為の要因を無理矢理こじつけているのかもしれないが…。少なからず、連勝に貢献していた求道者・前田を外した途端に連勝が止まっても、それは何ら不思議ではないだろう。求道者・前田の幽閉で自分が決めなくては…と言うプレッシャーに苛まれたのか、栗原は3度の満塁のチャンスで2併殺含む3タコと言う大ブレーキだった。

◆T4−5M
ロッテ先発のルーキー・唐川に対して、阪神は初回からキュラソ星人のタイムリーで先制すると、続く2回には鳥谷の三塁打の後、ジュビロ野口がタイムリー。更に、3回にはヒットの新井を一塁に置いて、キュラソ星人が7号2ランを叩き込み、唐川はこの回限りでKOとなった。一方、ボーグルソンに対して、3回まで4安打を浴びせながら、攻めあぐねていたロッテだが、4回、大松の8号2ランで反撃の狼煙を上げると、5回には里崎の犠飛,今江のタイムリーで追い付き、ボーグルソンをKO。そして、6回には江草に対して、一死から西岡,根元,里崎の3連打で1点を奪い、勝ち越しに成功。4回から登板の2番手・久保は4イニングを無失点に抑える好リリーフを展開。8回からは川崎−荻野と繋いで、1点のリードを守りきった。

化けの皮が剥がれるだけの情報は掴みきれない交流戦で白星を伸ばすと思われた唐川が交流戦に入った途端に連続早期KO。マークが厳しくなってきたと言うよりは唐川自身のボールにキレがなくなっている印象。しかし、前回と言い、今回と言い、それでも黒星がつかない辺りは強運に恵まれてはいる様だ。阪神は今季無失点の江草の初失点が黒星に繋がったのでは仕方ない…と言いたい所だが、唐川をKOした後、僅かに3安打と沈黙し、追加点をあげられなかったのが痛かった

◆S3−7F
開幕当初の勢いが消え失せている村中がこの日も乱調。初回に稲葉のタイムリーであっさり先制されると、更に、二死満塁から小谷野に2点タイムリーを浴び、この回3失点。2回以降、立ち直ったかに見えた村中だが、5回、二死から田中に痛打されると、またもおかしくなり、稲葉を歩かせた後、高橋,スレッド,小谷野と3連続タイムリーで4点を失い、あえなくKO。一方、日本ハム先発・ダルビッシュも2回に宮本に被弾すると、5回には4連打を浴びるなど、決して調子は良くなかったが、大量援護に守られ、8回まで3失点。最後は武田久のリリーフを仰いで、4月30日以来の6勝目を飾った。

村中はここ3試合で19失点とその不振ぶりはいよいよ深刻になってきた。チーム事情から高田監督はそれでも村中にはローテで頑張って貰いたい意向を示している模様。再調整の機会がない以上、一軍で投げながら、何とか立て直していくしかない。着実に打順を落としていった後、また、若干、持ち直したガイエルがついにスタメン落ち。途中出場で2回打席に立ったがいずれも凡退と名誉回復はならなかった。

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May 27, 2008 22:54

 奇しくもギブソンを相手にしてメジャー初打席に立つ事となった吾郎。自分を雑魚呼ばわりしておきながら、無様な投球を晒すギブソンに憤慨する吾郎は投手に打たれれば納得するだろうと、ギブソンに引導を渡す気満々。初球に88マイルと力のない球でストライクを取られた後の2球目、ギブソンの胸元を厳しくつくブラッシュボールに吾郎は思わずのけぞらされる。茂治に頭部死球を食らわせ葬っておきながら、息子の自分に平然と威嚇投球するギブソンにたじろぐ吾郎は、セオリー通り、ブラッシュボールの次は外角球と睨んで思い切り踏み込むも、それを察していたかの様にインハイに決められ、2−1と追い込まれる。しかし、続く4球目の変化球をしぶとくカットすると、5球目はボールを選んで、カウント2−2.満塁とあって、フルカウントを嫌がってストライクを取りに来ると読んだ吾郎は、甘めに入った6球目を激打。果たして、打球の行方は…!?

 経験を生かした駆け引きの妙で追い込んだはいいものの、いかんせんボールに力がない為、吾郎にプレッシャーをかけきれないギブソン。最後はいかにも痛打されたかの様に見える演出で次回に持ち越しとなった訳だが、何だかんだで詰まらせて凡退…より、会心のグランドスラムの方が、ある意味、一番意表をつく展開なのかもしれない。限界を思い知らされてもなお、現役としてグラウンドに立つ事に固執する事が吾郎やJr.に何らかの心境の変化をもたらすとか…。何にしても、やっぱり吾郎の復活に一役買うのはギブソンになってしまうのかねぇ。沢村…とは言わないまでも、いい加減、清水を引っ張り出してくれよ。

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May 26, 2008 22:46

◆G4−3F◆
ゴンザレスの離脱に乗じて一軍に昇格した直輸入新助っ人・バーンサイドに、ようやくベールを脱ぐ時が訪れた。初回、いきなり村田,高口と連続三振に斬って取ったバーンサイドは続く田中もファーストゴロに仕留めて、三者凡退と上々の滑り出し。次々と主力がリタイアしていく巨人だが、この日はとうとうガッツがスタメンから姿を消し、何とキムタクが3番に入る仰天オーダーを展開。すると、そのキムタクが一死一塁から2試合連続の3号2ランを叩き込み、2点を先制。3回まで無失点に抑えていたバーンサイドは4回に高橋にタイムリーを浴びて、1点を失うが、その裏、自らタイムリーを放って、3点目を叩き出す。続く亀井も二塁打を浴びせたものの、二塁へスライディングした際に足を痛めて負傷退場。なおも、二、三塁のチャンスだったが、坂本は三振に倒れて、二者残塁。しかし、続く5回、キムタク,寿司職人ラミレスの連打の後、阿部がゲッツーに倒れる間に4点目を追加。2点を追う日本ハムは6,7回と立て続けに無死一、二塁のチャンスを逃すが、8回一死から田中に7号ソロが飛び出して、1点差。更に、高橋のヒット,スレッジの四球で二死一、二塁と一打同点のチャンス。たまらず巨人は守護神・クルーンを投入。クルーンはここで小谷野を三振に斬って取り、ピンチを脱すると、9回も一死二塁のピンチを何とか凌ぎ切った。バーンサイドは6回途中で降板したものの、来日初登板初勝利。

「素行の悪くない巨人直輸入助っ人をとりあえず応援してみる会」会員としては当然、プッシュの対象であるバーンサイド。オープン戦時から一軍での起用を求め続けてきた。オーストラリア代表の座を蹴ってまで、オープン戦でのアピールを重視した心意気も虚しく、日本での実績及び年俸至上主義により、長らく二軍に幽閉される憂き目に遭わされていたが、ついに巡ってきたチャンスで投打に渡る活躍を見せたのは嬉しい限りだ。しかし、ゴンザレスがドーピング違反により、1年間の出場停止処分を食らい、電撃解雇となる事が決定と言う衝撃的ニュースが飛び込んできたのには愕然とさせられた。二軍落ちの真相はケガよりも、むしろ、これが発覚したからなのだろうか? 「素行の悪くない巨人直輸入助っ人をとりあえず応援してみる会」としては、素行の問題で解雇されてしまったゴンザレスを庇う術がない。汎用性が高く、性格も明るい優良助っ人だっただけに実に残念だ。これにより、当ブログ推奨助っ人はバーンサイドへと移行する事になった。時を同じくして昨年、巨人に在籍していたGG(ジェレミー・ゴンザレス)が落雷で死亡したとのニュース。今日は「ゴンザレス」的に厄日なのかね…。合掌。

◆D1−0H
2回に二死満塁のチャンスを逃し、3回も二死二塁でT.ウッズが三振に倒れるなど、相変わらず、一発が出ないと如何ともしがたい中日は5回までゼロ行進と拙攻三昧。しかし、先発・小笠原はいつ貰えるとも分からない援護を待ちながら、6回まで散発2安打と健気にも好投を展開。何とか小笠原を援護したい中日はその裏、T.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに12号ソロを叩き込み、ついに1点を先制。この虎の子の1点をバックに小笠原は8回まで投げ抜くと、最後は守護神・岩瀬が3人でピシャリと締める完封リレーで最少リードを守り抜いた。

ソロ一発による1点のみと、相変わらずの一発依存症,タイムリー欠乏症を発症した中日はまたもや投手陣の好投に救われた。貧打線が投手陣を見殺しにするか、貧打線が投手陣に救われるか、こんな展開ばかりでは投手陣にかかるストレスたるや計り知れないものがあるだろう。いつまでも投手陣におんぶにだっこではいられないだけに、この状況を打開する為にも名手・川相の現役復帰を視野に入れたい所だ。

◆T2−1L◆
下柳,ミャオの両先発が互いに譲らぬ好投を展開し、0−0の儘、試合は中盤へ突入。迎えた5回、阪神は一死から関本がライト前へ弾き返すと、下柳の犠打が野選を誘い、一、二塁。シャア少佐の併殺崩れで二死一、三塁と場面が変わったところで平野がセンター前へ先制タイムリー。1点を追う西武は直後の6回、一死から片岡,栗山,中島の3連打であっさり同点。なおも、一、二塁のチャンスだったが、ブラゼルはセカンドゴロゲッツーに倒れて、同点止まり。1−1で迎えた土壇場9回、阪神は3本の単打で二死満塁とサヨナラのチャンスを掴むも、新井がサードゴロに倒れて、延長に突入。10回も一死一、二塁のチャンスを掴むなど押せ押せの阪神は11回、シャア少佐,平野と足を生かした連続内野安打でチャンスを作ると、一死後、キュラソ星人がライト前へタイムリーを放ち、サヨナラ勝ちで3連勝を飾った。

1点を争う息詰まる試合…と言うよりは、15残塁の阪神,4併殺の西武と言う大拙攻合戦だったのが実情。西武打線は下位打線が完全に沈黙したのも痛かった。試合が長引けば長引く程、リリーフ陣の層の厚さで有利な阪神が自らの土俵に持ち込んだ格好で、防御率0.00男のグラマンの攻略に成功。6タコの新井同様、そこまで5タコと大ブレーキだったキュラソ星人が最後の最後で美味しい所を持っていった辺り、役者の違いを見せつけた感じだ。

◆S4−5E◆
楽天は2回、一死一塁からフェルナンデス,横川,嶋の3連打で2点を先制。更に、二死満塁となった所で鉄平が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、この回、一挙5点のビッグイニングを形成。楽天先発・永井の前に4回まで沈黙していたヤクルトは5回、ヒットの川端をリオスが送った所で福地がタイムリーを放ち、ようやく1点。7回には一死から福地,田中,武内の3連打で2点差。8回には衣川,川端と連打を浴びせ、無死一、二塁とするが、ここから宮出,福地,田中と3連続三振に倒れて、二者残塁。土壇場9回、抑えの小山に対して、二死満塁と攻め立て、代打・宮本の押し出し四球で1点差。ワンヒットで逆転サヨナラと言う場面を築いたが、最後は城石がレフトへ打ち上げて、万事休す。

リオスの失点は2回のみだったが、いかんせんこの回の5点が大き過ぎた。1点差まで追い上げたとは言え、再三再四のチャンスも生かしきれず、14残塁の大拙攻が響いた。3連敗となったヤクルトはこれで5位転落。逆にワンチャンスを生かして、逃げ切った楽天は4連勝。まだ気が早いが、交流戦首位は十二分に狙えそうな勢いである。

◆C8−4M
昨日、大逆転を呼び込む一発を放った事でこの日もブラウン暗黒采配の網を潜り抜けて、スタメンを勝ち取った求道者・前田がいきなりタイムリーを放つなど、広島は初回から2点を先制。しかし、先発・大竹がピリッとせず、2回に今江に4号ソロを叩き込まれると、3回には里崎に逆転3号2ランを被弾。4回には暴投でやらずもがなの4点目を献上する有様で、5回限りで無念の降板となった。2点を追う広島は5回、連打と四球で無死満塁のチャンスを掴むと、オチョアの犠飛,栗原のタイムリーで一気に同点。更に、求道者・前田が勝ち越し犠飛を打ち上げると、続く梵もタイムリーを浴びせて、この回4点を獲得。更に、6回にはオチョアのタイムリー二塁打で貴重な2点を追加し、試合を決定付けた。6回から横山,シュルツが2回ずつを無失点に抑える好リリーフで逃げ切った広島は今季2度目の4連勝を飾った。

先発予定の清水が急性胃腸炎で登板回避となったとは言え、よりにもよって代わりにゴーグルを先発させる奇襲に打って出たバレンタイン。しかし、そのゴーグルが2点取られただけで1回降板。8イニングも残されて負担のかかったリリーフ陣は悉く打ち込まれる有様だった。そのロッテ投手陣を粉砕した広島はやはり、決勝犠飛など2打点の求道者・前田効果が大きかった。これでしばらくはスタメン安泰…と思いたい所だが、隙あらば幽閉しようと燃えているブラウン監督だけにまだまだ予断は許さない所だ。さて、開幕戦で足に痙攣を起こした小林宏をプロ失格呼ばわりにしたのに続き、この日の清水に対しても苦言を呈したゴーグルだが、きっちり尻拭いを果たしていれば、そういった発言もカッコいいのに、いずれも尻拭いで打ち込まれているだけに、とばっちりを受けた事に対する愚痴にしか聞こえない辺りが何ともはや…。

◆YB9−5Bs
3戦連続大量失点の背信投球を展開している金子だが、この日は初回からカブレラのタイムリー等で大量4点の援護を貰うと、2回まで1安打無失点とまずまずの立ち上がりで久々の白星を掴めるかと思われた。しかし、3回、金城,村田のタイムリーで2点を返されると、3点差で迎えた5回には金城に3号ソロ,村田には14号3ランと相次ぐ被弾で一気に逆転を許し、あえなくKOとなる体たらく。連敗脱出へ光明が見えてきた横浜は続く6回にはまたまた金城がタイムリー二塁打。8回にはガッツな貴公子・仁志がダメ押しとなる2号2ランを叩き込み、連敗を6でストップさせた。

初回から4点貰っても勝てないどころか、黒星まで背負い込んでしまう金子はもういい加減、二軍での再調整が必要だろう。開幕戦での快投は単なるフロックだったのか、中途半端に台頭した事で厳しくなったマークを跳ね返せずにいるだけなのか…。一発が効果的に飛び出した横浜は10安打で9得点と効率のいい攻撃を展開。守護神・はーちゅんを早くも8回から投入する是が非でも勝ちたい事をあからさまに見せつけた必死の継投は涙を誘ったが、その甲斐あって連敗を止めたのは何よりだろう。

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May 25, 2008 23:19

◆G6−4F◆
序盤から点の取り合いとなったこの試合。まず巨人が初回に寿司職人ラミレス,阿部の連続タイムリー二塁打で2点を先制。すかさず日本ハムが2回にスレッジの7号2ランで追い付くも、その裏、キムタクが2号勝ち越しソロ。1点を追う日本ハムは4回に稲葉の8号2ランで逆転に成功するが、その裏、巨人はまたもキムタクがタイムリー二塁打を浴びせて、同点。4−4で迎えた6回、巨人は飯山のエラー等で二死一、三塁となった所で代打・清水を投入するが、宮本が暴投を犯して、三塁走者・寿司職人ラミレスが労せずして勝ち越しのホームイン。8回には寿司職人ラミレスが17号ソロを叩き込み、6点目。最後はクルーンが締めて、逃げ切りに成功。日本ハムの連勝は5でストップした。

相変わらず、先発が持ち堪えられない巨人だが、ゴンザレスの穴を埋められず、ブレーキが続いていたキムタクが古巣相手にようやく奮起し、日本ハムに交流戦初黒星をもたらした。折角、ヒーローになるチャンスに暴投なんかで勝負が決まってしまった清水は何とも不憫である。西村健はまたまた白星を拾って、ハーラートップタイの6勝目。巨人の先発陣がずっとこんな調子だと、シーズン終了までに何個白星が転がり込むか分からんな…。一区切りついたかと思われた日本ハムに対する水島の呪いだが、まだ終わっていなかったらしく、この日は劇団ひちょりが死球を食らって、左手小指を骨折。明日にも登録抹消となるそうだ…。

◆D5−4
初回、二死満塁のピンチを切り抜けた中日はその裏、四球の井端が中村紀のファーストゴロで二進した所でT.ウッズがチーム22イニングぶりとなるタイムリーを放ち、1点を先制。更に、ベンちゃんが歩いてチャンスを拡大させるも、ピンキー井上は三振に倒れて、二者残塁。続く2回には二死から投手の中田が自ら二塁打を放って活路を開くも、荒木はサードゴロに倒れて、無得点。相次ぐ拙攻に川相不在の重さを痛感し、落胆の色を隠せない中田に対して、ソフトバンクは3回、二死一、二塁から柴原が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、一気に逆転。1点を追う中日は4回、連打と暴投王子・新垣のこの日2個目の暴投で無死二、三塁としながら、小田,中田と連続三振。しかし、2回のチャンスを潰した荒木が汚名返上のタイムリーを放って同点。続く5回には無死二、三塁からベンちゃんが勝ち越しタイムリーを浴びせると、一死後、英智もタイムリーを放ち、4点目。なおも一、二塁のチャンスだったが、小田は最悪のピッチャーゴロゲッツーに倒れて、2点止まり。ソフトバンクは7回、先頭の代打・本間が2号ソロ、8回には小久保が10号ソロを叩き込んで、ついに同点。しかし、その裏からマウンドに上がったホールトンがまたまた背信投球。いきなり先頭の代打・立浪に二塁打を浴びると、一死三塁となった所で井端に犠飛を許して、勝ち越し点を献上。最後は守護神・岩瀬に反撃を断ち切られた。

4月8日以来の復帰登板となった新垣だが、2暴投と本領を発揮した挙げ句の4失点で5回もたずにKO。今日に限って久米や小椋ではなく、先にマウンドに上がったがホールトンも連日の背信投球で2日で2敗を喫してしまった。勝った中日は一発なしで5点と久々にまともに得点を重ねたが、それでも1併殺12残塁と手放しでは喜んでいられない。とりあえず、決勝点へ口火を切ったのが、立浪の一打だった事は喜ばしい限りである。

◆T5−1L◆
両リーグ首位同士の対決となったこの一戦。昨年のセ・リーグ新人王・上園がようやく今季初登板。初回二死から連打と四球で満塁のピンチを迎えるも、中村をキャッチャーフライに仕留めて切り抜けると、続く2回には三者三振に斬って取り、立ち直りを見せる。西武先発・オツも初回一死一、二塁,3回一死一、二塁のピンチを凌ぎきる粘りの投球を展開し、0−0の儘、試合は中盤へ突入。迎えた6回、西武は先頭の中島が二塁打で出ると、一死後、G.G.佐藤がタイムリー二塁打を放ち、ついに先制。1点を追う阪神は7回、3番手・小野寺に対して、先頭の鳥谷がセンター前へ弾き返すと、二死二塁となった所で代打・葛城イクローが同点タイムリー。更に、シャア少佐がタイムリーを放って、勝ち越しに成功。畳み掛ける阪神は平野が歩いた後、新井,キュラソ星人が連続タイムリーを浴びせて、この回一挙5点。既に、7回から久保田を投入していた阪神は8回からウィリアムス−藤川と繋ぐJFKリレーで西武の反撃を断ちきった。

巨人投手陣を木っ端微塵に打ち砕いた西武打線だが、阪神の必勝リレーの前に沈黙し、3連勝でストップ。オープン戦で結果を残せず、開幕一軍を果たせなかった上園だが、初登板で6回1失点。若干、制球に不安は残したものの、今後も十分に使えるメドが立ったと言えるだろう。JFKも11日ぶりの揃い踏みでいずれも好投。昨日、ファンの野次に対してぶちキレて怒声を発し、周囲を凍り付かせたシャア少佐は連日の決勝打。周囲の雑音は野球で晴らすしかないと言う事か。

◆S3−10E◆
ヤクルト先発・増渕はいきなり連続四死球でピンチを迎えると、一死後、山崎武,フェルナンデスと連打を浴びて、2点を献上。2点を追うヤクルトは3回、福地の死球,田中のヒットで二死一、二塁とした所で畠山が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、一気に同点。追い付いて貰った増渕だが、直後の4回、先頭のショートに頭部死球を食らわせて危険球退場。この後、楽天は一死一、二塁とチャンスを広げるが、後続を断たれると、続く5回にも二死一、二塁のチャンスに聖沢が空振り三振。しかし、6回、フェルナンデス,横川,嶋の3連打等で2点を勝ち越し。7回には二死満塁から嶋のタイムリー二塁打で2点を追加。楽天は8回にも1点、9回には3点を加えて、ダメ押しの10点目。先発・田中は7回を2点で切り抜け、5月4日以来となる5勝目。

序盤はがっぷり四つだったが、増渕の危険球退場で流れは一気に楽天へ傾いてしまった。一発なしで10点も取られたが、5人の投手で5四球4死球も与えて、自滅した格好だ。着実に打順を落とし、今日はいよいよ8番降格か…と注目されたガイエルは何と5番に昇格…が、3タコ。途中で投手の萩原と入れ替えられてしまい、4打席目は打たせて貰えなかった。あと7打席続けて凡退すると、いよいよ2割を割ってしまう所まで来たが、1割台に落ちるのと、スタメンから落ちるのと、果たして、どちらが先か?

◆C6−5M
何の気紛れか、ブラウン監督はDHが使える訳でもないこの試合で求道者・前田をスタメン起用。理由はどうあれ、この好機を逃したくない広島だったが、先発のルーキー・篠田が3回に5本の単打を集中されて、5失点KO。もしや、勝算の薄い篠田の先発時にスタメン起用する事により、求道者・前田に全責任を負わせようと画策するブラウン監督の陰謀だったのでは?と怒りに打ち震える広島ナインは4回に猛反撃を開始。まずは当の求道者・前田が怒りの4号2ランで反撃の狼煙を上げると、二死後、小窪,倉と連打を浴びせた所で代打・嶋が今季初アーチとなる3ランをぶち込み、一気に振り出しに。しかし、直後の5回、青木勇がサブローにタイムリーを浴びて、あっさり勝ち越し点を献上。この後、逆転を信じて、梅津,シュルツがパーフェクトリリーフを展開すると、迎えた8回、広島は四球のシーボルを小窪が送った所で、代打・緒方が今季初アーチとなる2ランを叩き込み、逆転に成功。最後は守護神・永川が3人でピシャリと締め、1点のリードを守りきった。シュルツは来日初勝利。

同点にした途端、打たれる事を見越して青木勇を投入し、即勝ち越し点を献上したり、逆転した途端、求道者・前田を外して、ナインの動揺を誘ったりと、あの手この手で求道者・前田効果による白星を隠滅しようと陰謀を働きながら、嶋,緒方と代打策が的中してしまうブラウン監督の誤算で広島が逆転勝ち。本当は青木勇でなく岸本投入で被害を拡大させたかったのだろうが、二軍に落としてしまっていてはどうしようもない。あからさまにやるのではなく、采配ミスを装いながら妨害工作を図ると言うバランス調整は意外に難しい様だ。ともあれ、求道者・前田は怒りの一発で逆転勝利に貢献。本当は7回のチャンスに自ら逆転打を放っておきたかった所ではあるが…。

◆YB3−10Bs
横浜先発・ウッドは初回二死一、二塁のピンチを脱出。続く2回にはヒットの後藤を牽制で刺すも、ここから日高,大引と連打を浴びると、二死一、三塁となったところで坂口にタイムリーを浴び、先制点を献上。一方、初回、三者三振と最高の立ち上がりを見せた偽バファローズ先発・中山だが、その裏、先頭の村田に同点被弾。この後、一死満塁のピンチは辛くも凌いだものの、続く3回一死から内川に4号ソロを叩き込まれて、勝ち越し点を献上。横浜は6回にウッドに代打を送り、7回から吉見を投入する継投モードに入るがコレが大誤算。吉見は一死一塁から代打・フェニックス一輝に同点タイムリー二塁打を浴びると、二死後、村松には死球を食らわせ、KO。3番手・加藤もカブレラ,北川にはタイムリーを浴びて、3点を勝ち越されると、更に、4番手・佐藤も後藤に2点タイムリー二塁打を許し、この回、大量6失点。その裏、ガッツな貴公子・仁志のタイムリー二塁打で食い下がったのも束の間、8回に5番手・横山が3失点と打ち込まれ、試合を決定付けられた。横浜はこれで6連敗となり、早くも自力優勝が消滅

横浜の継投ミスに付け込む打線爆発で大石新政権となった偽バファローズがようやく初勝利。日高が5打数5安打の狂い咲きを見せれば、フェニックス一輝は7回からの途中出場ながら、何と猛打賞の活躍を見せた。横浜はウッドがようやく来日初勝利か…と思いきや、リリーフ陣が悉く大炎上でウッドの初勝利を無惨に大粉砕。これでウッドは6試合連続勝敗つかず。いずれも5回以上投げている辺り、打線とリリーフ陣との噛み合わせの悪さを感じさせずにはいられない。

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May 24, 2008 23:08

◆L4−2G◆
先発陣の崩壊が続く巨人だが、この日の先発・野間口も初回にガッツの犠飛で先制点を貰いながら、その裏、ブラゼルに犠飛を打ち上げられ、あっさり同点を許すと、4回にはG.G.佐藤,礒?と連続アーチを叩き込まれ、勝ち越しの2点を献上。更に、5回には中島に被弾。続く6回に先頭のG.G.佐藤に二塁打を浴びた所であえなくKOとなった。再三チャンスを作りながら、モノに出来ずにいた巨人は直後の6回、ボカチカのタイムリーエラーで1点を返し、更に、一死一、三塁とチャンスを広げるも、大道は浅めのセンターフライ,寺内はファーストゴロに打ち取られ、1点止まり。7,8回も先頭打者を出しながら、生かせない巨人は9回も二死から亀井がヒットで出たものの、坂本がショートゴロに倒れて、この2連戦2連敗となった。西武先発・帆足は無傷の5連勝。

大炎上…とまではいかないものの、野間口が4失点KO。巨人は5月11日以来、先発が勝っておらず、一向に先発陣立て直しの気配が見られない。打線もハマのチンピラのイカレた投球でゴンザレスが離脱してからさっぱり。代わりにセカンドに入っているキムタクも2戦無安打である。中途半端な状態で李が復帰したりする前に何とかゴンザレスには戻って来て貰いたいものだが、折角、助っ人枠が空いているならバーンサイドを昇格させてくれんだろうか…。

◆F11−1D
川相不在が故のタイムリー欠乏症,一発依存症は交流戦に入っても留まる所を知らない中日だが、事態の重さを全く理解していないのか、はたまた外部(茂雄)から圧力がかかっているのか、落合監督はまたもや川井を先発させてお茶を濁す事に…。しかし、カワイであって川相ではない川井にチームの空気を変える事は出来ないのは中日ナインも最早、重々承知しており、この日も初回から一死一、二塁のチャンスを逃す体たらく。しかも、その裏、川井が稲葉のタイムリー,高橋の4号2ランであっと言う間に3失点。4回に先頭の中村紀が四球を選ぶも、続くT.ウッズはサードゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。ここでベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに6号ソロを叩き込み、ようやく1点を返したものの、その裏、川井は二死一、二塁のピンチを作ってKO。代わった朝倉は小谷野に走者一掃のタイムリー三塁打,更に、田中にもタイムリー二塁打を浴びて、この回3失点。これで完全に流れを引き寄せた日本ハムは6回に2点,7回にも3点を加えて、ダメ押し。中日は結局、ベンちゃんの一発のみに終わる大惨敗となった。

川相不在を川井投入で補填しようと言う落合監督の理不尽な策はまたもや失敗。川井自身もこれで5試合白星から遠ざかる事となった。打撃陣は交流戦に入ってから4試合で僅かに5点。しかも、タイムリーによるものは僅か1点と一発依存症,タイムリー欠乏症の深刻ぶりは誰の目にも明らかだと言うのに、何故、手を打たないのか。せめて交流戦仕様で立浪がスタメンで起用されれば…と思うのだが、出ずっぱりなのはデラロサで結果は12タコと来るから頭が痛い。立浪は交流戦でもこんな扱いとなると、不振から立ち直るきっかけを掴めない儘、今季限りの引退が見えてきて、非常に心配である。

◆H2−5T◆
0−0で迎えた3回、ソフトバンクは一死からヒットで出た長谷川を的山が送ると、本多がセンター前へ先制タイムリー。3回まで杉内の前にパーフェクトに抑え込まれていた阪神だが、4回、何故かスタメンを外されたシャア少佐に代わって、いきなり1番に起用されたバルディリスがチーム初安打を放つと、関本の犠打で二進。ここで新井が同点タイムリー二塁打。続くキュラソ星人が四球を選んで、一、二塁とチャンスを拡大させたものの、桜井,鳥谷と連続三振に倒れて、勝ち越しならず。追いつかれたソフトバンクは6回二死から松田が4号ソロを放り込み勝ち越しに成功。2−1の儘、迎えた土壇場9回、ホールトン投入で逃げ切りを図るソフトバンクに対し、阪神は鳥谷,フォードの連打で無死二、三塁。ここから代打・葛城イクロー,ジュビロ野口と連続三振を喫するも、藤本が四球で繋いで満塁となった所で、8回に代走から守備に入っていたシャア少佐がスタメンを外された鬱憤を晴らす2点タイムリーを放ち、逆転に成功。続く新井もタイムリーを放って、ダメ押しの2点を追加。最後は守護神・藤川が三者三振の快投で締め括った。

ソフトバンクは4連勝目前でホールトンが大誤算。完投出来たかは微妙だが、杉内はもう少し引っ張っても良かったんじゃなかろうか…。何にしてもクリーンアップが12タコで勝とうと言うのは虫のいい話か…。阪神は黒星2つ続いたウィリアムスが1度の充電が奏功したか、3人でピシャリの好投で今度は白星をゲット。1番にバルディリスが起用されていたのは何事かと思ったが、代走→守備→打撃と出ていた辺り、シャア少佐はケガした訳でもなかった様で…。最近、不振だった訳でもないし、イマイチ腑に落ちない。今回の決勝打で「興奮した。今までの野球人生でも何本かに入るヒット」と言っている所を見ると、スタメン落ちは何やらいわくがありそうで気になる。

◆Bs3−4C◆
虎視眈々と求道者・前田の幽閉を図る機会を狙っているブラウン監督は昨日、ノーヒットだった上に相手が左の山本だからと、またもや求道者・前田をベンチに軟禁。存在感だけで相手を威圧する求道者・前田を欠く苦しい展開を強いられた広島だが、初回、栗原のタイムリーで1点を先制。6回にはオチョアの7号2ランで3点目。6回まで散発2安打の好投を見せていた先発・ルイスだが、7回一死からカブレラに三塁打を浴びた後、ローズには12号2ランを叩き込まれ、1点差。しかし、直後の8回、広島は二塁打の小窪を赤松が送った後、東出がスクイズを決めて、貴重な1点を追加。土壇場9回、完投目前のルイスに対して、偽バファローズは坂口,村松と連打を浴びせて、KO。代わった永川からもカブレラにタイムリーを浴びせて、1点差。この後、一死満塁と一打サヨナラのチャンスを掴んだものの、日高,後藤と倒れて、三者残塁。偽バファローズはこれで最下位転落となった。ルイスはハーラートップタイの6勝目。

恐れていた通り、求道者・前田幽閉策が再発動。左相手だからと引っ込めておきながら、ちゃっかり嶋をスタメン起用しているのはどういう事だ! そんなに左対左を言い訳にするなら、オール右打線にしてみろってんだ! そんな感じながら、試合に勝ってしまったのは果たして幸なのか不幸なのか。フル欠場でも勝てたのだから、使う必要はない…などとぬかして、明日も求道者・前田を無為に外す暗黒采配が発動されるかもしれないと思うと気が気でない。一方、大石新政権は2戦連敗で最下位転落。コリンズ色を消そうと画策した村松と坂口を入れ替える新オーダーをたった1試合で辞めてしまうのもどうかと思うぞ…。

◆E2−1YB◆
かつての同僚・グスマンに対して、横浜は初回二死一、二塁,2回無死一、二塁と相次ぐ先制のチャンスに後が続かない。2回まで無失点に抑えていた小山田だが、3回、突如、制球を乱して、聖沢,渡辺直と連続四球を与えた所で負傷降板。急遽代わった2番手・高崎は聖沢を牽制で刺したものの、高須に四球。草野をサードゴロに打ち取ったかと思えば、これを村田がお手玉し、満塁となった所で、今度は山崎武にも四球を与えて、押し出しで先制点を献上。楽天は続く4回にフェルナンデス,鉄平,藤井の3連打で2点目を追加。更に、聖沢が送って、二、三塁とするも、渡辺直,高須と内野ゴロに倒れて、1点止まり。2点を追う横浜は7回一死から吉村が11号ソロを叩き込み、1点差。更に、二死一、二塁と一打同点のチャンスを作るも、ガッツな貴公子・仁志はショートゴロに倒れて、同点ならず。8回以降は川岸−有銘−小山と繋ぐ継投モードの前に一人の走者も出せず、あと1点が届かなかった。横浜はこれで5連敗。

一向に泥沼から抜け出せず、連敗ロード,最下位ロードを驀進する横浜。小山田のアクシデントがあったものの、次々に繰り出された投手陣は(高崎以外)頑張ったが、こういう時に打線が沈黙するとは何とも巡り合わせの悪い。逆に、打てない時はグスマンが古巣相手に好投と噛み合わせが良かった楽天は交流戦3勝1敗とまずまずのスタートで3位浮上。小山が昨日に続いての好投で守護神復活の兆しを見せているのも大きいだろう。

◆M4−3S◆
初回にフクーラのタイムリーで先制したロッテは2回には神戸がライトスタンドへプロ初アーチ。更に、4回には大松が7号ソロと着々と加点。前回、大炎上の渡辺俊は4回まで無失点と復調の気配を見せていたが、5回、二死一、三塁と初のピンチを迎えると、ここから福地,川端,ユウイチと3連続タイムリーであっさり追いつかれてしまう。6回一死一、二塁のピンチは切り抜けたものの、続く7回一死から福地に痛打された所で無念のKO。ここは代わった川崎が凌ぎ、3−3の儘、試合は土壇場9回へ突入。同点の場面ながらも守護神・林を投入してきたヤクルトに対して、ロッテはオーティズ,大松と連打を浴びせて、一、三塁。ここで今江がライトへ犠飛を打ち上げ、サヨナラ勝ち。林は初のリリーフ失敗で来日初黒星。

昨日6番に落ちたガイエルが今度は7番降格と着実に打順が下がっている。とりあえず、1安打打ったから、明日の8番降格はないか…。ヤクルトはワンチャンスを生かして、一気に同点に追いついたまでは良かったが、後が続かず、ついに頼みの林が初黒星。しかし、何であのタイミングで林を投入したのかね? まずは押本なんじゃないの? サヨナラ勝ちで最下位を脱出したロッテだが、渡辺俊は5回に崩れたのが響き、4試合白星なしなのは気になる所。神戸に待望の初アーチが飛び出したのは明るい材料か。

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 里中のストレートを狙い打ったトンガの大飛球はセンター後方へ。懸命に背走する義経はこれをジャンピングキャッチするも、その儘、フェンスに激突。落球している事を期待し、ランニングホームランを狙うべく激走するトンガだったが、義経はボールをこぼさず、ゲームセット。この瞬間、ダルビッシュの奪三振記録の挑戦は脆くも消滅してしまうのだった。一方、松山ぼっちゃんスタジアムでの不知火も結局、19三振に留まり、自己記録には及ばず。試合後、夏子はんと遙の待つマンションに帰った岩城は自分の結果云々ではなく、この試合に勝ったら言おうと決めていたと、突然、夏子はんに花束を捧げてプロポーズ。遙からの後押しもあって、夏子はんはこれを快諾。これを見越して、新居として一戸建ての物件を決めてきていた岩鬼はすかさず写真館に向かい、結婚記念の写真撮影を済ませるのだった。

 トンガの2発目なるか…と言うネタをスカし、ダルビッシュの21三振なるか…と言うネタをスカし、山田の3発目なるか…と言うネタをスカした挙げ句、岩鬼が電撃結婚…って、何じゃそりゃ! あまりの(悪い意味での)超展開は流石に予想だにしなかった。結局、日本ハム戦は岩鬼結婚ネタの前座でしかなかったのか…と思わずにはいられない突拍子もないオチである。現実のダルビッシュが3試合も勝てずに腰に張りを訴えるなど、呪い効果がじわじわと出てきていたが、最後の最後に来ると思われた大ダメージ(山田に3発目を被弾)を回避出来たのは不幸中の幸いか。最後、トンガにストレートを投げたのは誰の意志でどういう意図だったのかが何の描写もないのも困りモノだ。岩鬼は岩鬼で一発でもかましてるならともかく、セーフティバント失敗と三振2つと全くいい所なし。多少、守備で活躍したものの、今回の試合が岩鬼にとって、どう特別な代物だったのかさっぱり分からない。案の定と言うか、「岩鬼 結婚」のキーワード検索でひっかけて来た訪問者が大殺到しているので、「MAJOR」を差し置いて、こちらのレビューを先行する事にした次第だが、はっきり言って、岩鬼×夏子はんの結婚なんて、大事件でも何でもない。むしろ大事件なのは、これにより、岩鬼×サチ子が不成立に終わると確定した事である。また、岩鬼×サチ子の可能性が消滅した事により、里中×サチ子を破局させる必要性もなくなった為、全国の里中ファンもいよいよ観念する時が来たと言っていいだろう。とどめを刺すかの様に土井垣が山田と里中を「素晴らしい義兄弟」呼ばわりしているし…(里中とサチ子は本編に描かれていないだけで実はもう入籍しているのか?)。この試合で山田と里中の素晴らしい義兄弟ぶりがどこに発揮されていたのか皆目見当もつかないのだが、まったく土井垣は何を訳の分からない事をぬかしているのか…。それにしても、岩鬼が山田を「兄貴」と呼ぶとか、岩鬼×サチ子の披露宴を最低1ヶ月はかけて描くとか、公言していた件は、すっかり忘却の彼方なのか、大人の事情なのか、どちらなのかね? 岩鬼×サチ子なら1ヶ月かけて描く気があったのに、岩鬼×夏子はんなどこの程度のページ数で十分と言う程、水島氏にはこのカップリングに対する思い入れが薄いのだろうか。ともかく結果としてこうなるなら、夏子はんに政略結婚させてまで退場させ、傷付けた意味が絶無。あの件があったからこそ結ばれる事になった…と言う流れでは全然ない訳で、かなり後付け感が残ってしまったと言わざるをえない。だが、こいつらがどういう組み合わせのカップリング模様を描こうと、殿馬×ストーカー女に比べれば、十二分に許容範囲だよなぁ。で、山田はどうなるのかね? 夏子はんの娘と名前かぶりの遙はもう完全に脱落と見ていいし、木之内彩子もあれっきり…。小林稔子を引っ張り出してくりゃ、簡単にカップル成立となりそうなもんなのにさ。小林稔子が思い出して貰えると言う事は、すなわち小林真司も思い出して貰えるって事で一石二鳥だろうて…。

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May 23, 2008 23:17

◆L10−1G◆
攻守に渡る安定感で李の付け入る隙を許さない活躍を見せている当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスだが、15日にハマのチンピラから左脇腹に食らった死球の影響で登録抹消。意気消沈の巨人は初回に寿司職人ラミレスのタイムリー二塁打で先制するも、その裏、グライシンガーがG.G.佐藤に被弾するなど、5長短打を集中されて、4失点。ショックの癒えないグライシンガーは続く2回にも中島に10号2ラン,3回にはまたもG.G.佐藤に14号ソロと相次ぐ被弾で7点目を献上。中盤は沈黙していた西武打線だが、8回に中島のこの日2本目となる2ラン等でダメ押しの10点目。ゴンザレスに代わってセカンドに入ったキムタクがノーヒットに終わるなど元気のない巨人打線はスミ1で終わり、大惨敗となった。

2年連続でハマのチンピラにゴンザレスが潰されると言う悪夢の再来。あの時、感じた嫌な予感は残念ながら杞憂には終わってくれなかった。ハマのチンピラは後になる程、痛みが増していく死神ボールの使い手なのか!? 巨人を潰す為にゴンザレスを潰しておくと言うのは戦略としては的確であるのだが、実にインモラル。公約を掲げては破りまくるハマのチンピラにモラルを求める事がそもそも間違いなのは分かっているが、こうもピンポイントでゴンザレスをスナイプし、確実に故障に追い込んでいるのを見ると腹立たしい事この上ない。大体、勝率5割にも満たない巨人ごときに目くじら立ててどうするのか。それにしても、クオリティスタート率の高さでは定評のあるグライシンガーが3回までに7失点で、5回降板とは驚いた。春風亭半ケツ,内海の不振がグライシンガーにまで伝染してしまったのか!?  それともグライシンガーですら抑えられない程、西武打線が凄いのか!?

◆F1−0D
長らく危惧されていた水島の呪いのXデーだったが、とんだスカシネタに取って代わられた事により、予想された甚大極まりないダメージを免れた日本ハムは2回、先頭の稲葉がライトスタンドへ7号ソロを叩き込み、1点を先制。日本ハム先発のスーパーさぶ・多田野は3回一死までパーフェクトと素晴らしい立ち上がりを見せていたが、ここで平田に頭部死球を食らわせて、あえなく危険球退場。折角、タナボタのチャンスを貰った中日だが、緊急登板の坂元に対して、小田はヘッポコバントで小フライを上げてしまい、飛び出した平田は戻れずにゲッツーとなる大チョンボ。4回には先頭の荒木がヒットで出ながら、井端のライトフライで強引に二塁へタッチアップを図り、憤死する大チョンボ。5回には一死からベンちゃんが二塁打で出ると、二死後、デラロサのシヨートゴロを陽がエラー。しかし、この隙に三塁を狙ったベンちゃんがオーバーランで刺される大チョンボ。中日先発・人斬り抜刀斎は稲葉に被弾した以外は僅かに2安打に抑えて完投を果たしたものの、一発が出ないと如何ともし難い中日打線が日本ハムの5投手に完封リレーを食らって、見殺しにした。

最も頼りになる男がコーチャーズボックスに軟禁されていると言う異常事態でタイムリーが出ず、頼みの一発も出そうにないとあって、焦りまくった数少ない走者が次々と憤死と言う負のスパイラルで中日が大惨敗。結果は1−0でも、こんなのは大惨敗である。ついに投手陣が及第点以上の投球をしてすら勝てない様になってきたとは深刻である。この悪夢の事態を打開する為にも名手・川相の現役復帰が待たれる所だ。

◆H7−2T◆
阪神は初回、キュラソ星人のタイムリー二塁打で2点を先制。一方、ソフトバンクは2回に長谷川の4号ソロで1点差。その後、安藤,大隣の投げ合いが続いたが、1−2で迎えた6回、ソフトバンク打線が突如爆発。川崎,松中,小久保の3連打で同点とすると、柴原が歩いて満塁となった所で松田が勝ち越し2点タイムリー二塁打を放ち、安藤をKO。更に、長谷川が犠飛を打ち上げると、二死一、二塁となった所が本多にもタイムリーが飛び出して、この回、大量5得点で試合を決定付けた。大隣は2回以降、追加点を許さず、完投こそ逃したものの、4勝目をマークした。

交流戦が始まった途端、3連勝と波に乗り始めたソフトパンク。厄介な阪神の継投モードに入る直前に安藤を捉えたのが大きかった。ここ4戦連続して4点以上失っていた大隣も久々に粘り腰を見せたのも明るい材料だ。阪神は6番以下の下位打線が誰一人出塁出来ない体たらく。相手が左腕でも、今のゼブラ今岡を使うくらいなら、悠久の若虎・桧山を使った方がいい様に思うのだが…。

◆Bs3−6C◆
コリンズ監督がいきなりバックれて、大石新政権が誕生した偽バファローズ。コリンズ監督から先発に転向させて貰った事を恩義に感じている小松だったが、2回、ネクストバッターズサークルに控える求道者・前田の存在にビビって、栗原に先制アーチを被弾。その裏、後藤のタイムリー二塁打で追いついたのも束の間、直後の3回、東出に勝ち越しタイムリーを許した後、続くオチョアに6号2ランをぶち込まれる始末。7回にも二死一、二塁のピンチを迎えた小松はまたもや次に控える求道者・前田の姿に恐れをなし、栗原に走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、無念のKO。偽バファローズは9回に2点を返したものの及ばず、大石新政権の初戦を飾る事は出来なかった。

またもスタメンを勝ち取った求道者・前田だが、スタメンでただ一人出塁出来ず。2〜4番で全打点と求道者・前田に回ってくる前にカタがついてしまったので、大局には影響なかったが、求道者・前田を幽閉する機会を虎視眈々と狙っている指揮官がいるだけに、明日の安否が心配だ。確変中の高橋は今日も健在。6回を1失点の好投でハーラートップの6勝目をあげたが、ここまで無失点で来ていた永川が2点を失ったのが少々心配。偽バファローズは村松と坂口を入れ替えるマイナーチェンジでコリンズ色が消えたんだか消えてないんだか、大石新政権はさしたる独自性を見せる間もなく敗れた印象だ。

◆E7−5YB◆
横浜先発のルーキー・小林に対して、楽天は2回、フェルナンデス,鉄平の連続タイムリー二塁打で2点を先制すると、藤井が内野安打で繋いだ後、聖沢が犠飛を打ち上げて、3点目。4回に村田の12号ソロで1点を返した横浜は5回にも一死から連打で一、二塁のチャンス。しかし、大西,ガッツな貴公子・仁志と内野ゴロに打ち取られ、二者残塁。すると、その裏、楽天はショートのタイムリー二塁打で1点を追加。7回には山崎武に9号2ランが飛び出して、6点目。これで決まったかに思われたが、直後の8回、横浜が怒濤の猛反撃。3本の単打で1点を返すと、二死満塁となった所で金城,相川と連続タイムリーを浴びせて、1点差。しかし、その裏、楽天は代打・憲史のタイムリー内野安打で貴重な1点を追加。最後は小山が3人で締め、辛くも逃げ切った。楽天先発・岩隈はハーラートップの7勝目。一方、敗れた小林はプロ初黒星。

岩隈から5点を奪い、マウンドから引きずり下ろした横浜から、あまりにも反撃が遅過ぎた。村田は一発含む3安打の大当たりだったが、その前後を打つ好調の内川,ビグビーが今日に限って大ブレーキだった事が響いた。横浜はこれで4連敗と、交流戦に入ってからも浮上の気配が全く見えない。とにかく投手陣が打たれ過ぎである。楽天は小山が好投を見せ、今季初セーブ。小山がストッパーとして復活する様になると、交流戦で一気に浮上出来る可能性も見えてくるが…。

◆M0−2S◆
成瀬,石川の両先発が息詰まる投手戦を展開。成瀬が9回を散発2安打無失点に抑えれば、石川も負けじと9回を散発3安打無失点。結局、0−0の儘、試合は延長に突入し、両先発は揃ってマウンドを降りる事に…。継投モードに入ってからも、両軍のリリーフ陣が10,11回とパーフェクトの好投を見せ、ラストイニング12回へ突入。ヤクルトは先頭の福地が四球で出ると、一死後、畠山がタイムリー二塁打を放ち、ついに均衡を破る先制点をゲット。更に、田中のヒット,ガイエルの四球で満塁となった所で宮出のサードゴロを今江がエラーし、決定的な2点目を追加。その裏、押本が3人でピシャリと締めるプロ初セーブで完封リレーを達成した。

いずれも3試合白星から遠ざかっている成瀬と石川が完璧な投球を展開したにも拘わらず、いずれも白星を掴めないとは何とも不憫な展開。結局、勝負を決めたのはリリーフ陣の差だった。ヤクルトの防御率0点台トリオは素晴らしい安定感だね。JFKの様な凄みは感じないのだが、どうにも打ち崩せそうな雰囲気がない。押本は開幕から22戦連続無失点と来るから圧巻だ。またも打順を微妙〜にテコ入れしたヤクルトだが、ユウイチの3番はともかく、田中が5番と言うのは何だか違和感を覚える。そして、ガイエルはとうとうクリーンアップを押し出され、6番にまで降格となったが、意地を見せられずに4タコ。更に、打順が落ちるのが先か、スタメンを外されるのが先か、はたまた二軍に落とされるのが先か気になる所。

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May 22, 2008 23:35

◆L7−2S◆
西武先発・涌井に対し、ヤクルトは初回、畠山のタイムリーで1点を先制。続く2回には一死から武内が二塁打、衣川が四球を選んだ後、川島慶が送って、二、三塁のチャンス。しかし、福地がセカンドゴロに倒れて、二者残塁。2回までは無失点で抑えていたヤクルト先発・村中だが、3回、一死二、三塁のピンチで栗山に同点犠飛を打ち上げられると、ここから突如、制球を乱して、連続四球で満塁とした挙げ句にG.G.佐藤には押し出し死球を食らわせて、勝ち越し点を献上。続く4回には二死三塁から片岡,栗山,中島と3連続タイムリーを浴び、この回限りであえなくKO。直後の5回、ヤクルトはユウイチの犠飛で1点を返したものの、7回にG.G.佐藤の12号2ランでダメを押された。涌井は2失点完投で5勝目をマーク。

村中の調子がおかしくなってきた。前回の3回7失点に続き、今回は4回5失点KO。四球で崩れ、ストライクを揃えたら打ち込まれると言う最悪のパターン。この儘では、新人王レースにも大きく水をあけられかねないだけに、交流戦中に何とか立て直しを図って貰いたい所。一方、涌井も3回以外毎回走者を出すなど、決して調子が良かった訳ではないが、10安浴びながら8安打を単発に留めるなど、落ち着きを失わない粘りの投球が光った。

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May 21, 2008 23:54

◆M5−8G◆
昨日、6点差を跳ね返されたロッテは立ち上がりから精彩を欠き、初回に西岡のタイムリーエラーで先制を許すと、3回には無死一、二塁から坂本のバントを金沢がエラー。ガッツの併殺崩れの間に2点目を許した後、寿司職人ラミレスには3ランを叩き込まれて、この回4失点。5回にも寿司職人ラミレスに2打席連続の16号2ランを被弾した小林宏はあえなくKOとなった。大量7点のリードを貰った内海は4回まで1安打無失点の快投を見せていたが、5回、一死から3連打を浴びると、大塚のショートゴロの間にまず1点。更に、早川に死球を食らわせ、再び満塁となった所で西岡に2点タイムリーを浴び、勝利投手の権利まであと一人と言う所で失意のKO。なおも一、二塁のチャンスは生かせなかったロッテだが、7回には一死一塁からオーティズ,今江の連続タイムリー二塁打で2点差まで詰め寄った。6回以降、ロッテのリリーフ陣の前にノーヒットとすっかり当たりが止まってしまった巨人だが、土壇場9回、1安打で一死満塁のチャンスを掴むとゴンザレスのどん詰まりのショートゴロの間に貴重な1点を追加。8回からは豊田−クルーンと繋ぐ必勝リレーが決まり、この2連戦2連勝を飾った。

今度はロッテが7点差を跳ね返すか…と思われる展開だったが、最後に息切れしてしまった。それにしても、5回まで7点のリードを貰いながら、その裏を投げきれないとは内海も不甲斐ない。KO時は、まだ4点差があったものの、お仕置きの意味もあったかもしれない。これで5試合続けて白星なし。昨年の防御率1位の春風亭半ケツ,奪三振王の内海がこうも勝てないのでは巨人が浮上しきれないのも当然と言うものだ。一方、最下位ロッテも小林宏がまたも炎上し、6敗目を喫する背信投球。前回、9回1失点と久々の好投をしながら、白星を掴めなかったのは痛かったか…。

◆E1−3D◆
2回に一死一、二塁のチャンスをゲッツーで潰すなど、相変わらず、タイムリー欠乏症の中日は4回、渡辺直のエラーで拾ったタナボタのチャンスにT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2試合連続の11号2ランを叩き込み、2点を先制。先発・山本昌は4回まで無失点の好投を展開していたが、5回、二死三塁のピンチ。ここで嶋のセーフティバントがキャッチャー前に転がり、ピンチ脱出…と思いきや、小田がこれをお手玉。三塁走者の生還は許さなかったものの、ピンチが続く状態で、先制点を呼び込むエラーを犯した渡辺直に汚名返上のタイムリーを許し、1点差。しかし、直後の6回、二死二塁からベンちゃんがタイムリー二塁打を放ち、再び点差は2点。8回からは何と先発要員の吉見がリリーフ登板し、3人で抑えると、最後は岩瀬が3人で締め、辛くも逃げ切った。

今日も今日とて一発依存症から抜け出せない中日だが、投手陣の頑張りに救われた。山本昌はバックに足を引っ張られながらも、7回を自責点0の好投で3勝目をあげ、200勝まであと4勝。ここまで防御率0.45と抜群の安定感だ。それにしても、吉見のリリーフ登板には驚いた。交流戦は日程に余裕がある上、中日投手陣は駒が豊富過ぎるので先発を後ろに回すのはアリなのかもしれないが、折角、新人王を狙える位置にいるのにこういう事をしてしまうと、岩田や村中らに突き放される恐れがあるのではなかろうか?

◆H9−4C◆
前日の2安打が効いたのか、ブラウン監督はこの日も求道者・前田をスタメン起用。初回二死一、二塁のチャンスで早速打席が回ってきた求道者・前田は走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を先制。しかし、先発・宮崎がピリッとせず、その裏、松中,柴原にタイムリーを浴び、あっさり追いつかれると、4回には山崎に勝ち越しタイムリーを許して、この回限りで降板。直後の5回、広島は一死二、三塁で回ってきた求道者・前田が敬遠されてしまい、続くシーボルが最悪のゲッツーで無得点。しかし、7回二死一、二塁とまたもチャンスで回ってきた求道者・前田はレフト前へ弾き返す同点タイムリー。それも束の間、その裏、2番手・大島が一死一、二塁のピンチを迎えて降板すると、来日初登板となるシュルツが小久保,辻とタイムリーを浴び、2点を勝ち越される始末。更に、8回には岸本が松中にグランドスラムをぶち込まれ、試合を決定付けられた。

求道者・前田が2安打3打点の大活躍…だが、試合は負け。投手陣の総崩れと13残塁の拙攻が響いた。9回無死一、二塁の場面でも3本目のタイムリーを打ってくれていれば、展開は変わったかもしれないが、流石にそれは欲張りと言うものだろうか。ともあれ、勝ちには繋がらなかったものの、DHとして2戦連続マルチ安打と結果を見せたので、DHのある試合でのスタメンは確保出来そうな気配だ。それにしても、相変わらず、訳の分からない所で岸本を使いたがり、試合をぶち壊すブラウン暗黒采配は健在だ。

◆Bs3−7T◆
相手打線を覚醒させる事に定評のあるオルティズは初回から2安打でピンチを作り、キュラソ星人の犠飛で先制を許し、今回も阪神打線を爆発せさてしまうのでは?と思われたが、2回以降は粘りの投球で6回まで追加点を許さない。その間に偽バファローズは4回に四球2つで貰ったチャンスに後藤のタイムリー二塁打が飛び出し、同点とすると、6回には一死満塁から後藤の押し出し死球,フェニックス一輝の犠飛で2点を勝ち越し。しかし、直後の7回、オルティズは無死満塁のピンチを作って、KO。代わった菊地原は二死まで持ち込みながら、昨年までの同僚・平野に走者一掃のタイムリー三塁打を浴び、一気に形勢逆転。更に、3番手・山口は新井に2ランを叩き込まれて、この回、大量5失点。阪神は8回にもフォードのタイムリー二塁打でダメ押し。偽バファローズは7回以降、阪神の継投策の前に沈黙し、3連勝ならず。試合後、コリンズ監督は突然、退団を申し出た事が明らかになった

来日初の2戦連続黒星を喫したウィリアムスを温存し、優先度を下げられていた久保田を挟んで藤川に繋ぐリレーで逃げ切った阪神。これをきっかけに久保田に安定感が戻ってくればいいのだが…。それにしても、今日こそはやってくれるかと思われたオルティズが終わってみれば、6回4失点KO。しつこい様だが、一体、どの辺がパウエル以上なのか? いや、パウエルも大した事はないのだが、少なくともオルティズよりはマシだろう。電撃辞任のコリンズ監督だが、確かに有能な指揮官とは言えなかったものの、今季の偽バファローズの低迷はコリンズ監督がどうのこうのと言う次元じゃないだろう。解任じゃなくて辞任な訳で、引責辞任する程、壊滅的な成績でもなかった事を考えると、むしろコリンズ監督の方から偽バファローズを見限った印象だが…。

◆F4−3YB◆
3回に内川のタイムリーで先制された日本ハムだが、その裏、連打で一死二、三塁のチャンスを作ると、田中が走者一掃のタイムリー二塁打を浴びせて、一気に逆転。1点を追う横浜は6回、一死から内川,村田,ビグビーの3連打で同点。日本ハム先発・ダルビッシュは僅か88球ながらも、腰の張りを訴えて、7回限りで降板となり、8回からは星野がマウンドに上がったが、いきなり先頭の内川に3号ソロを被弾し、勝ち越し点を献上。しかし、粘る日本ハムはその裏、エラー絡みでチャンスを作り、稲葉の同点タイムリーでハマのチンピラをKO。続くスレッジが歩いて一死満塁。ここで代打・高橋のショートゴロ併殺崩れの間に勝ち越しに成功。9回は武田久が3人で抑えて、1点差で逃げ切った。

ダルビッシュの7回で早くも降板。原因が腰の張りとあって、いよいよ水島の呪いが来てしまったのかもしれない。これで3試合白星から遠ざかっているのも不気味である。しかし、試合の方は日本ハムが逆転勝ち。下位打線はさっぱりだったが、1〜4番までの4人がうまく繋がった。武田久は3試合連続セーブとMICHEALの穴を埋めている。ハマのチンピラはエラーで足を引っ張られ、またも黒星。防御率1.99で2勝5敗って、どれだけ不憫なのか…。まぁ、果たす気のない公約なんぞ掲げている段階で勝ってやらなくては…とバックに思われていないのは確かだが…。

◆L4−5S◆
「青木がいないと終わってしまうチーム」など、昨年までの同僚・石井一の再三に渡る挑発に怒りを燃やすヤクルトは初回、新4番・畠山のタイムリーで先制すると、ガイエルも犠飛で続いて2点目。2回に細川の犠飛で1点を返されるも、4回に衣川のタイムリー,5回には畠山の犠飛で着々と加点し、石井一はこの回限りでKO。しかし、その裏、西武は二死から栗山のヒット,中島の四球で一、二塁とした所でブラゼルに13号3ランが飛び出して、一気に同点。追いつかれたヤクルトは直後の6回、死球の宮本を二塁に進め、またも衣川がタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。7回以降は松岡−押本−林の防御率0点台トリオが西武打線の反撃を断ちきった。先発・リオスは4月12日以来となる2勝目を飾った。

古巣に対して、無駄にでかい口を叩きまくる石井一を青木不在で終わってしまう筈のヤクルト打線が粉砕。黒星こそつかなかったが、5回4失点KOでは実質、負けたも同然だろう。4番就任2試合目となる畠山も先制タイムリーに、中押し犠飛の2打点と結果を出した。リグスは久々のスタメンとなったが、2タコでユウイチに代打を送られるなど、まだまだ復調の気配は見えてこない様だ。

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May 20, 2008 23:06

◆M11−12G◆
デビューから3連勝の快投を続けてきたルーキー・唐川に対して、巨人は2回に脇谷のタイムリー二塁打で2点を先制。しかし、巨人先発・春風亭半ケツが大乱調。その裏、大塚,オーティズのタイムリーで簡単に追いつかれると、3回には無死満塁から今江に2点二塁打を浴び、あえなくKO。代わった越智も二死まで取りながら、3連続タイムリーを浴び、この回、悪夢の6失点。これで唐川の4連勝は決まったかに思われたが、粘る巨人は4回に1点を返すと、5回には二死一、二塁から,阿部,ゴンザレス,松田記者の3連打で3点を奪い、唐川はプロ入り初のKO。巨人は7回にも4連打で2点を追加し、ついに同点。その裏、ロッテは金沢のタイムリー,フクーラの押し出し四球で再び勝ち越すも、粘る巨人は直後の8回、ガッツのタイムリーで1点差。なおも一、三塁の場面で寿司職人ラミレスが14号3ランを叩き込み、一気に逆転。土壇場9回、守護神・クルーンは1点差まで詰め寄られたものの、何とか後続を断ち切り、両軍合わせて37安打23得点の大乱打戦に終止符を打った。

春風亭半ケツが3回KOの体たらくで、6点ビハインドと言う絶望的な状況から巨人が大逆転。点差は僅かに1点だが、ガッツ,阿部,ゴンザレスと3人が4安打を放つなど、ロッテより9本も多い23安打を放っておきながら負ける訳にはいかないだろう。ただ、DHが使える事で折角、スタメンを勝ち取った鈴木尚はスタメンでただ一人ノーヒット。三振2つにキャッチャーフライと自慢の足を全く使えなかったのは何とも勿体ない。それにしても、唐川がついにプロの洗礼を浴びてしまい、開幕4連勝目前でKO。この日も無四球と制球は良かったが、ストライクを揃え過ぎてしまった感じだ。いつでもストライクを取れると言う事は、いつでもボール球を投げられる事にも繋がる訳で、もう少し遊び球を使ってもいいのではなかろうか。

◆E6−1D◆
交流戦を迎え、相手がパ・リーグに変わっても、川相不在が故の無様な戦い方に何ら変わりはない中日は楽天先発・永井の前に5回まで散発 2安打と沈黙。先発・小笠原は毎回の様にピンチを背負いながら、2回に嶋のタイムリーで許した1点のみに食い止める粘りの投球を展開。何とか小笠原を援護したい中日は6回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにT.ウッズが10号ソロを叩き込み、ようやく同点。しかし、8回、小笠原は先頭の草野に痛打され、KO。代わった平井は一死一、三塁とピンチを広げると、フェルナンデスにタイムリーを浴び、勝ち越し点を献上。更に、3番手のウッチャンも3本のタイムリーを許して、試合を決定付けられた。楽天先発・永井は8回1失点で4勝目。

ソロ一発による1点のみと言うタイムリー欠乏症,一発依存症を露呈すると言う最悪の交流戦スタートとなった中日。DHとしての出場が期待された立浪もスタメンどころか、代打ですら出番なし。平井,ウッチャンが悉く打ち込まれるなど、中継ぎ陣も崩壊。井端も致命的なエラーでダメ押し点を呼び込んでしまうなど、まるでいい所がなかった。この事態を打開する為にも一刻も早い名手・川相の現役復帰が待たれる所だ。

◆H4−3C◆
DHが使える状況においても、幽閉する様な事があれば、計り知れないバッシングの嵐に遭うと察知したのか、ブラウン監督は求道者・前田をスタメン起用。これに対して、ソフトバンク先発・和田はいきなり三者三振の快投を見せるが、続く2回、無死一塁で対峙した求道者・前田を抑える事で集中力を消耗してしまったのか、二死から三連続四球の押し出しで先制点を献上。1点を貰った大竹だが、4回一死一、二塁のピンチを迎えると、小久保に逆転3ランを被弾。2点を追う広島は5回、オチョアに5号2ランが飛び出し、同点に追いつくが、それも束の間、その裏、川崎のタイムリーで勝ち越し点を献上。この後、求道者・前田は2安打を放ち、チャンスを作ったが、いずれも後が続かない。9回にはホールトンからヒットで出た東出が小窪の犠打,代打・喜田のファーストゴロで三塁まで進んだものの、最後は代打・嶋が三振に倒れて、あと一歩及ばなかった。

折角の求道者・前田の2安打も報われず、無念の1点差負け。求道者・前田が打って勝つ…と言う状況を作り出さない限り、ブラウン暗黒采配はいつ発動するとも限らないだけに勝っておきたかった。だが、DHが使える12試合では、流石のブラウン監督も求道者・前田を外しづらい筈。このチャンスに何としても結果を出したいものだ。ソフトバンクは下降気味だった川崎と小久保はいずれも1週間ぶりのマルチ安打と復調の兆し。先発・和田はまたも好投とは言いきれない微妙〜な内容で何となく5連勝。今季はずっとこんな感じなのだろうか。

◆Bs4−3T◆
阪神は初回、偽バファローズ先発・近藤の立ち上がりを捉え、二死三塁からキュラソ星人のタイムリーで1点を先制。5回には新井,キュラソ星人と連続タイムリーで2点を追加。阪神先発の下柳は6回まで無失点の好投を見せていたが、7回、二死一、二塁のピンチを迎え、KO。代わった渡辺に対し、北川がタイムリーを浴びせると、3番手・ウィリアムスからはローズのタイムリーで1点差。更に、濱中が歩いて満塁となった所で、フェニックス一輝にプロ初打点となる2点タイムリーを許し、ついに形勢逆転。阪神は直後の8回、二死三塁のチャンスを掴むも、ここで早くも登板した守護神・加藤の前に代打・バルディリスがレフトフライに倒れて、同点ならず、9回も三者凡退に終わり、ゲームセット。

阪神は新井,キュラソ星人が全打点をあげる活躍で3点リードを奪いながら、得意の継投が失敗して逆転負け。打点をあげた試合は全勝と言う新井の不敗神話がついに崩壊した。下柳を引っ張り過ぎた感もあるが、ウィリアムスの2度続けてのリリーフ失敗はショックも大きい筈だ。久保田に続いて、ウィリアムスまで安定感を失う様だと交流戦で一気に調子を落としてしまう可能性もあるだろう。散々拙攻を続けてきた偽バファローズだが、終盤にようやく打線が繋がった。今季初スタメンのフェニックス一輝が見事に期待に応えた格好だ。

◆F6−3YB◆
日本ハムは2回に稲葉,高橋,スレッジの3連打で先制すると、更に、二死満塁から劇団ひちょりが押し出し四球を選んで、2点目。4回には逸し満塁から高口が2点タイムリーを放ち、4点目。横浜先発・那須野は栄養費パワーが発動せず、この回限りで降板となった。横浜は7回にエラー絡みで1点を返すも、その裏、稲葉のタイムリーで突き放され、8回には内川の2点二塁打で追い上げるも、その裏、劇団ひちょりのタイムリーでダメを押された。9回、日本ハムは暫定ストッパー・武田久が3人で切り抜け、2セーブ目。先発・グリンは7回を自責点0の好投で4月6日以来となる2勝目を飾った。

昨年の交流戦覇者・日本ハムがV2へ向けて、幸先のいいスタート。日程に余裕のある交流戦ではダルビッシュの登板比率がやたらと高くなると思われるが、間もなく訪れる水島の呪いで勢いが止まらない事を祈るばかりだ。一方、日程に余裕があろうがなかろうが、先発陣全てが安定感を欠く横浜は早速黒星。内川,ビグビーが好調なだけに村田,吉村に安定感が出て来て欲しい所だが…。

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May 19, 2008 22:46

「それにしても放送席はとんでもない勘違いをしていました。
奪三振
記録の保持者は不知火で21個です」

 突然、放送席が1試合の奪三振記録が20個ではない事に気付き、タイ記録のノルマがあと3個である事が判明するが、日本ハムベンチは何事もなかったかの様に淡々とあと3個である様に振る舞い、何にしても、この回に追いつけなければ、挑戦する機会すら与えられないと意気込んでいた。先頭の劇団ひちょりは里中の初球の失投を見逃さず、三塁線へ痛打。横の打球には滅法強い岩鬼は素早く反応し、ダイビングキャッチ。一旦、グラブを弾かれながらも、こぼれたボールを再キャッチするファインプレー。続く田中の一塁線へのライナーも星王が巨体を飛ばして好捕。ここで北から、坊ちゃんスタジアムでも不知火があと1回を残して自己記録の21個にあと3個と迫っている事を報告され、ようやく土井垣も三振記録が21個である事に気付かされる。あと一人と追いつめられた日本ハムだが、ここから稲葉が一、二塁間を真っ二つに破るヒットで望みを繋ぎ、トンガの第4打席が訪れる。前の打席で徹底した変化球攻めを食らったにも拘わらず、懲りずにストレートを待っていたトンガは、いきなり初球から投げ込まれたストレートを激打。レフトスタンドへ向かって放たれた大飛球の行方は!?

 三振記録を間違えると言う大チョンボをこんな形で処理してしまうとは、何と言う超展開。本誌掲載時に即、読者から指摘が来たが、既に、先週分まで描いてしまった為、試合終了直前に滑り込みで無理矢理修正したと言うのが、真相だろうか。このやり方は潔いと言うよりも、ふてぶてしさを感じる。過去の経験上、単行本で修正する様な事はなく、全て放送席のチョンボと言う事で押し切る事は間違いないだろう。散々20三振と騒いでいた日本ハムベンチが、最初から21三振と言ってただろ!と言わんばかりに完全にすっとぼけて、事実を隠蔽しているのに対して、東京ベンチは北経由で誤情報をゲット。しかし、放送席が間違ってるんですよ…って、何でベンチ内でリアルタイムの実況をそんなに把握してるんだかね…。大体、20三振とか言い出したのは、放送席じゃなくて、レフトスタンドのファンじゃなかったっけ? 三者三振でもタイ記録と言う事で、ダルビッシュの新記録は振り逃げでもない限り、絶望的になった訳だが、二死一塁でタイ記録を賭けての山田との勝負で3発目を叩き込まれると言う展開に揺らぎは生じない。で、トンガの打球は予想通り、逆転2ランな可能性大な訳で9回裏の攻撃はある筈だ。別に、9回裏を生み出す為には、同点タイムリー二塁打とかでも何ら問題はない筈なのだが、極度の一発依存漫画なのでその可能性はほぼ皆無だろう。それにしても、何故、ここでストレートを投げるかね。トンガがストレートしか狙ってないのは、井戸端会議トリオですら容易に読めていた上、トンガの技術では分かっていても里中の変化球にはついていけないのは想像に難くない。となれば、これは本領が言っていた通り、投手のプライドの問題なのか? プロ同士の対決にはプライドなんてものはなく、勝つか負けるかだけ…なんじゃなかったのかよ! ここでプライドなんかに拘って、ストレート勝負を仕掛ける様では、第3打席でなりふり構わず変化球勝負した意味が絶無ではないか。

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May 18, 2008 21:46

◆G6−3C◆
求道者・前田がまたまたスタメンから外されると言う恐れていた事態が発生し、落胆の色を隠せないルイスは初回、先頭の亀井に痛打されると、坂本の犠打を処理して、一塁へ悪送球し、一、三塁のピンチ。ここからガッツに先制タイムリーを浴びると、続く寿司職人ラミレスには右中間スタンドへ3ランを放り込まれて、悪夢の4失点。しかし、直後の2回、小窪のタイムリー二塁打で1点を返すと、3回にはルイスが自ら一発を叩き込み、2点目。更に、5回には二死一、二塁からオチョアにタイムリーが飛び出し、木佐貫をKO。なおも一、三塁のチャンスだったが、代わった西村健の前に栗原がショートライナーに倒れて、同点ならず。2回以降立て直したルイスと,西村健の好投で試合は膠着状態となったが、100球越えるとやたらと代えたがるブラウン暗黒采配により、ルイスは7回で降板。すると、8回から代わった岸本が代打・松田記者にタイムリーを浴び、致命的な2点を献上。土壇場9回、マウンドに上がったクルーンは昨日の雪辱を晴らす三者三振の快投を展開し、巨人が辛くも逃げ切った。

1点を争うタイトな展開だったにも拘わらず、求道者・前田は悪夢のフル欠場。幾らでも代打で起用する機会はあった筈だが…。余力十分のルイスを8回に下ろすくらいなら、7回にルイスを打たせずに代打を送れと! あれでは何の為にルイスを引っ張ったんだか分からない。しかも、何故あの状況で2番手が岸本なのか? 4回には昨日成功したからと調子ぶっこいてダブルスチールを仕掛けて失敗するなど、ブラウン暗黒采配に歯止めがかからない。大体、昨日と違い、二塁走者がシーボルって段階が無茶ってモンだ。一方、巨人は初回に4点も貰いながら、木佐貫が勝利投手の権利まであと一人と言う所でKOとなる体たらく。リベンジを果たしたクルーンを初め、西村健,豊田とリリーフ陣の好投に救われた。

◆D6−5YB◆
川相不在の上、守護神・岩瀬が5失点の大炎上となるショックから癒えない中日に対して、横浜は2回、鶴岡のタイムリーで先制すると、3回には二死一、二塁からビグビーのタイムリー二塁打で2点目を追加。横浜先発・ウッドの前に6回まで散発2安打と沈黙していた中日だが、7回、李,T.ウッズ,ベンちゃんの3連打で一気に同点とし、ウッドをKO。代わった吉見に対して、一死一、二塁となった所で谷繁がタイムリー二塁打を浴びせて、勝ち越し。更に、代打・立浪が歩いた所で荒木が2点タイムリー二塁打を放ち、この回、一挙5点。しかし、直後の8回、横浜は二死二、三塁から吉村に10号3ランが飛び出して、一気に同点。土壇場9回、中日は同点ながら岩瀬を投入。昨日の悪夢を振り払う様に岩瀬は3人でピシャリと抑えると、その裏、ヒットの荒木が犠打と内野ゴロで三進。ここで横浜はT.ウッズを敬遠し、一塁を埋めるも、何故か、満塁策を取らずに、この日2安打のベンちゃんとの勝負を選択。しかし、これが裏目に出て、ベンちゃんのセンター前ヒットでサヨナラ負けを喫した。

背信投球が続いていた中田が久々に好投。珍しく集中打で逆転といい形で試合を進めていたが、中継ぎ陣が崩壊。あわやと言う危機を救ったのは、やはり守護神・岩瀬だった。同点の場面であえて岩瀬を起用した辺り、落合監督にも期する所があったのだろう。そもそも、川相を復帰させていれば、こんな無駄に苦しむ必要はないのだが…。横浜は吉村の起死回生の一発も空砲に。リリーフ陣の層の薄さに泣いた。岩瀬が出て来ている以上も、横浜もはーちゅんを投入するべきだったか…。

◆T2−3S◆
ついに4番からガイエルを外し、畠山を大抜擢するテコ入れを図ったヤクルトは初回、ヒットの福地を田中が送って、二死二塁。早速チャンスで回ってきた畠山だが死球を食らって一、二塁となると、5番降格となったガイエルがセンター前へ先制のタイムリー。更に、宮本が歩いて満塁となったが、武内がレフトへ打ち上げて、三者残塁。続く2回にも二死満塁のチャンスを作って畠山に回したが、ショートゴロに倒れて、またも三者残塁。拙攻続きで嫌なムードになりかけたが、続く3回、一死一、二塁から衣川にタイムリーが飛び出し、2点目を追加。増渕の前に再三走者を出しながら、攻めあぐねていた阪神だが、6回、新井,キュラソ星人の連打で二、三塁とすると、悠久の若虎・桧山の犠飛でまず1点。更に、続く鳥谷がレフト前へタイムリーを放ち、同点。なおも追加点のチャンスだったが、矢野はショートゴロゲッツーに倒れて、2点止まり。阪神は7回一死二塁,8回二死一、二塁と勝ち越しのチャンスを悉く逃し、2−2の儘、土壇場9回へ突入。阪神は5番手としてウィリアムスを投入するが、先頭の伏兵・福地によもやの一発を被弾し、勝ち越し点を献上。その裏、守護神・林に対して、先頭の関本がこの日3本目となるヒットで出るも、代打・葛城イクローはセンターフライ。続くシャア少佐は最悪のショートゴロゲッツーに倒れて、ゲームセット。阪神の連勝は4でストップした。

5連勝で交流戦を迎えたかった阪神だが、ウィリアムスが福地によもやの被弾。今季無失点のウィリアムスを責めるより、再三のチャンスを生かせなかった打線の方が問題だろう。一方、ヤクルトは4番を外されたガイエルが意地の先制タイムリー…後、4打席凡退。これでは即4番復帰とはいかないか? それにしても、いきなりの畠山大抜擢は驚いた。しかし、最終打席で二塁打を放ったものの、走者がいる場面で回ってきた4打席で3タコ(1死球)と、4番としての活躍は出来なかった。

◆H3−4F◆
2回、無死満塁のピンチを切り抜けたソフトバンクはその裏、二死から松田が二塁打で出ると、長谷川が3号2ランを放って、2点を先制。しかし、直後の3回、日本ハムは田中のタイムリーと大場の暴投であっさり同点。追いつかれたソフトバンクは3回二死一、三塁,4回一死三塁と勝ち越しのチャンスを悉く逃してしまう。すると、日本ハムは5回、ヒットの稲田を一塁に置いて、またも田中が勝ち越しタイムリー二塁打を浴びせて、大場をKO。更に、一死三塁となった所でスレッジが犠飛を打ち上げ、4点目。2点を追うソフトバンクは6回に3四死球で一死満塁とすると、長谷川のショートゴロの間に1点を返し、1点差。続く7回には一死から川崎がヒットで出ると、松中がセンターオーバーの二塁打。一気に本塁を狙った川崎だが、惜しくも本塁憤死。続く小久保が2打席連続の死球で繋いだが、柴原はショートゴロに倒れて、同点ならず。3−4の儘、迎えた土壇場9回、戦線離脱中のMICHEALに代わり、抑えを任された武田久に対し、ソフトバンクはヒットの本多を川崎が送って、一死二塁と一打同点のチャンス。しかし、松中,小久保の3,4番が倒れて、あと一歩及ばなかった。

持病の一発病は出なかったものの、制球に安定を欠き、5回もたずに4失点KOとなった大場は4敗目。開幕当初の鉄腕ぶりはすっかり陰を潜め、クオリティスタートをクリアする事すらままならなくなっている。1回だけ登板を飛ばして、二軍で再調整した方がいいんじゃないかとも思うのだが、そんな余裕もないチーム事情だけに何とか持ち直して貰いたい所だ…とか書いてたら、本当に二軍落ちらしい。入れ替わりで来るのは新垣か?

◆E3−7L◆
今季初先発となるミャオは立ち上がりから無死満塁の大ピンチを迎えると、山崎武には押し出し四球を与えて、先制点を献上。続くショートには犠飛を許して、この回2失点。3回には山崎武にタイムリー二塁打を浴び、3点目を献上。一方、3回まで1安打無失点と好投していた田中だったが、4回、中島,ブラゼル,G.G.佐藤と3連打を浴びて、1点を許すと、一死満塁となった所で銀仁朗には走者一掃の逆転タイムリー二塁打。更に、礒?,片岡にも連打を浴びて、ついにKO。西武は更に、栗山,中島も続いての5連打で、この回、一気に7点を奪うビッグイニングを形成。楽天は8回に二死一、三塁のチャンスを作り、ミャオをKOしたものの、代わった星野の前に中島が三振に倒れて、二者残塁。9回はあえなく三者凡退に終わり、3タテを逃した。

先発投手が田中とミャオとあっては、楽天の勝利は堅いと思われたが、3点のリードを貰った田中が突如の火だるま。田中は簡単に降板させられない存在ではあるとは言え、引っ張った分だけ失点を増やす事に…。5回以降、青山,松本が無失点リリーフを展開しただけに勿体ないイニングだった。ミャオは6四球の荒れ球が逆に奏功。三振ゼロの打たせて取る粘り強い投球が光った。

◆M3−11Bs◆
暴言を吐いた訳でもないのに、振り返って睨んだだけで退場させられた上、1試合出場停止処分を食らったローズを欠く偽バファローズは、初回にズレータのタイムリーで先制されるも、3回、大引がレフトスタンドへ3号ソロを放り込み、同点。続く坂口も三塁打を放って、勝ち越しのチャンスを作ったが、後続3人があえなく凡退し、坂口は三塁に釘付け。1−1の儘、迎えた7回、偽バファローズは一死から後藤,日高の連続二塁打で勝ち越しに成功。更に、大引がタイムリーを放つと、坂口が歩いた後、村松が走者一掃のタイムリー三塁打を浴びせて、清水をKO。代わった相原からカブレラも犠飛を打ち上げ、この回、一挙5点を獲得。完全に流れを引き寄せた偽バファローズは続く8回にも濱中の一発等、5長短打を集中し、4点を追加し、試合を決定付けた。

偽バファローズがローズを欠きながらも、昨日の鬱憤を晴らす打線爆発で快勝。交流戦前の最下位脱出はならなかったが、いい形で臨む事が出来そうだ。一方、心配なのはロッテ。6回まで好投していた清水も終わってみれば、6失点。渡辺俊,小野に続いての無惨なKO劇となった。先発投手陣の安定感で大崩れせずに上位をキープするチームだけに、ここに来ての先発陣の相次ぐ乱調は頭の痛い所だ。

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 衝撃の復帰登板であっと言う間に3点を失ったギブソンは、続くパーカーにもセンターオーバーの二塁打を浴びると、グリーンをには四球を許し、無死一、二塁のピンチ。ダンストンは高いバウンドのセカンドゴロに打ち取り、それぞれ走者が進んだ所でマウンドへやって来たコーチから敬遠指令を言い渡される。嫌なら降板を余儀なくされるとあって、素直に従ったギブソンはチェコを歩かせて、一死満塁。サンダースはギブソンの苦しい投球は病み上がりによるブランクの所為だけではないのでは…と疑念を抱いていた。ギブソンはここ数年衰えが目立っており、病を隠してまで、ただならぬ気合いで臨んだW杯はギブソンのボールに慣れてない日本打線を気迫と技術で抑えたが、技巧派に転向したと言っても、速球が走らなければギブソンは怖くない投手だと…。しかし、復帰のマウンドを拍手喝采で迎えてくれたシカゴのファンをこれ以上、失望させる訳にはいかない、勝つためにここに戻って来たのだとスイッチの入ったギブソンはロビンソンを気迫の投球でサードフライに打ち取り、西満塁で吾郎の打席を迎える事に…。ここまでの投球を見ていて、ギブソンは現役として限界だと感じていた吾郎はこれ以上、ギブソンが打ち込まれる姿は見たくないと、自ら引導を渡す決意で打席に入るのだった。

 今回の投球を見る限り、ギブソンは本当に吾郎やJr.の事など頭にはない…様に見える。目の前の試合に勝つ事,ファンの期待に応える事にのみ邁進している様だ。スイッチが切り替わったギブソンだが、力の衰えをどこまで気迫でカバー出来るのか。モチベーションの高さは何物を上回る…的な空気が流れている今シーズンの「MAJOR」だが、流石に、精神面だけで全て補えるものではない。実際、ギブソンは並々ならぬ覚悟で復帰したにも拘わらず、3点を失っている訳で…。ここで吾郎が打って引導を渡してしまうのは悲惨過ぎるし、気迫重視主義で抑え込まれても何となく安直な展開に思えてしまう。吾郎が頭部死球を食らって、茂治同様に死亡…などと言う超展開は流石にありえないとしても(死なない程度の死球はありうる訳だが、ギブソンにも吾郎にも何のプラス材料ももたらさないので普通に考えればありえない)、(効果的ながとうかはともかくとして)微妙〜に読者の斜め上を行きたがる作者だから、どうなる事やら…。

MAJOR 67 (67) (少年サンデーコミックス)

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May 17, 2008 23:14

◆G−C◆
ブラウン監督は同胞・シーボルをスタメンに戻したものの、昨日に続いて求道者・前田をスタメン起用。ブラウン暗黒采配が発動しないうちに、勝っておきたい広島は3回、ゴンザレスのエラーで1点を先制。先発のルーキー・篠田は3回まで踏ん張っていたが、4回、二死一塁から阿部に4号2ランを叩き込まれて、形勢逆転。しかし、直後の5回、倉がレフトスタンドへ同点5号ソロ。続く6回には求道者・前田が決死の死球で出た後、シーボルが5号2ランをぶち込んで勝ち越しに成功。しかし、その裏、篠田は一死から寿司職人ラミレスの二塁打と2つの四球で満塁のピンチを作り、KO。代わった林からゴンザレスに犠飛を許すと、続く松田記者にタイムリーを浴びて、一気に同点。更に、キムタクを歩かせ、満塁となったが、ここで代わったコズロースキーが代打の代打・大道をセカンドゴロに打ち取り、勝ち越しを許さず。しかし、続く7回、コズロースキーは二死一、二塁のピンチを作ると、阿部にタイムリーを浴び、ついに勝ち越し点を献上。土壇場9回、巨人守護神・クルーンに対して、広島は一死から代打・天谷が四球,代打・喜田がセンター前ヒットと代打攻勢が決まると、ここで天谷と代走・木村が果敢にダブルスチール。赤松のファーストゴロで天谷は刺されたものの、続く東出が一、二塁間を破るタイムリーを浴びせて、木村が同点のホームイン。二塁走者・赤松も一気に本塁を狙ったが、亀井の好返球に刺されて、勝ち越しならず。その裏から登板した永川はいきなり亀井を歩かせると、坂本に犠打を許した後、ガッツを敬遠し、一、二塁のピンチ。しかし、ここで寿司職人ラミレスをセカンドゴロゲッツーに仕留めて、試合は延長に突入。迎えた10回、巨人はクルーンからアゴくらにスイッチ。これに対して、広島は先頭のオチョアがヒットを浴びせると、続く栗原がライトスタンドへ4号2ランを放り込み、勝ち越し。更に、代わった越智から石原,シーボルの連打で二、三塁とした所で梵が犠飛を打ち上げ、ダメ押し。その裏も永川が締めて、逃げ切った。

残念ながら、求道者・前田は3タコ。昨日、一発放ったとは言え、ブラウン暗黒采配により崩した調子はそう簡単には戻って来ない様だ。いけるかと思われたフル出場も最後の最後で阻止された。10回に確実に打席が回って来ると言うのに、代打の天谷を残して、石原と入れ替える辺り、ブラウン監督も暗黒采配封印を堪えきれなかったらしい。この暗黒采配で負ける訳にはいかないと奮起した栗原が石原の前で決勝2ランを打ってくれたので、チームは崩壊せずに済んだものの、明日から再び幽閉劇が始まるかもしれないと思うと気が重い。

◆D7−10YB◆
川相を現役復帰させれば、懸念事項の大半が解決するにも拘わらず、首脳陣は何を考えているのか、打つべき手を打たずに、またもや川井を登板させてお茶を濁すコスい策略を敢行。その川井が初回に村田にタイムリー二塁打を浴び、先制点を献上。3回にT.ウッズのタイムリーで追いついた中日は5回、またもT.ウッズが勝ち越しタイムリーを放つと、中村紀の犠飛で3点目。しかし、直後の6回、大西,ガッツな貴公子・仁志の連続二塁打等であっさり追いつかれてしまう。すると、その裏、中日は一死一塁から川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに井端,李が連続アーチを叩き込み、3点を勝ち越し。7回から中日は何と朝倉を中継ぎで起用。しかし、粘るヤクルトは8回、一死から大西が四球を選ぶと、ここかから3連打を浴びせて、1点差に詰め寄った。その裏、中日は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出したT.ウッズの9号ソロで突き放し、9回からは守護神・岩瀬を投入する必勝パターン。しかし、この日の岩瀬は大乱調。先頭の代打・下窪を歩かせると、一死を取ってから金城,大西,ガッツな貴公子・仁志,内川と4連打で同点とされ、なおも満塁のピンチで村田には走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、悪夢の5失点。その裏、横浜ははーちゅんが3人でピシャリと抑え、会心の逆転勝ちを収めた。

所詮、カワイであって川相ではない川井ではチームの空気を変える事は出来なかった。相も変わらずの一発依存野球で残塁を量産する無様な試合展開と、それを全く解決しようとしない首脳陣に心を痛めた岩瀬は5連打を浴びて5失点と言う信じられない大炎上。いや、川相を復帰させなければ、こういう事はいつでも起こりうるのだと言う事を首脳陣に知らしめるべく、あえて自分が打たれる事で警笛を鳴らしたのかもしれない。逆転勝ちの横浜は下位打線はさっぱりだったが、1〜4番までで12安打10打点の大当たり。特に、村田は3安打全てがタイムリーで5打点の大活躍だった。

◆T3−0S◆
ヤクルト先発・石川は立ち上がりから全くストライクが入らず、3四球で一死満塁の大ピンチ。ここで18日ぶりに出場となったフォードはセカンドフライに打ち取ったものの、続く鳥谷にセンター前へ弾き返され、2点を献上。2回以降立ち直りを見せた石川だが、6回一死からキュラソ星人,フォード,鳥谷と3連打を浴び、3点目を失った。一方、阪神先発・岩田は初回の一死一、二塁のピンチを切り抜けると7回まで無失点の好投を展開。8回からはウィリアムス−藤川と繋ぐ完封リレーで岩田はハーラートップタイの5勝目。

ハーラーダービーを独走していた筈の石川がいつの間にやら4敗目。初回から主導権を渡してしまう事となった四球連敗は痛過ぎた。チームが完封負け食らっているので、立ち直っても時既に遅し。逆に、初回のピンチを凌いだ岩田はそのままスイスイとゼロ行進。新人王レースで吉見の独走は許さないとばかりに5勝目で並んだ。フォードは復帰即スタメンで2安打と復調をアピール。平野は今日も出番がなし。この儘、左投手相手だと安易に干される様な事にはならないで欲しいものだが…。

◆H3−2F◆
藤井,杉内の投げ合いで両軍4回まで無得点。迎えた5回、日本ハムは鵜久森,劇団ひちょりのヒットで一死一、三塁とすると、高口がプロ初打点となるタイムリーを放ち、均衡を破る1点を先制。更に、田中のピッチャーゴロの間に劇団ひちょりが返って、この回、2点。3回二死二塁,4回二死満塁,5回一死二塁と相次ぐチャンスを逃してきたソフトバンクだが、7回、一死から大村の内野安打,陽のエラーで一、二塁のチャンス。代打・レストピッチは三振に倒れたものの、続く本多がセンター前に弾き返して、ようやく1点。なおも一、二塁と一打同点の場面はものに出来なかったが、続く8回、松田にタイムリーが飛び出し、ついに同点。勢いに乗るソフトバンクは土壇場9回、杉内が三者三振と気迫の投球を展開。そして、その裏、代打・本間がヒットで出ると、本多が送って一死二塁のチャンス。ここでここまで3度のチャンスに悉く凡退してきた川崎がセンターオーバーのタイムリー二塁打を放ち、サヨナラ勝ちを飾った。

インケツ続きだった川崎が最後の最後で結果を出し、連敗を阻止。杉内もなかなか貰えない援護を待ちながら、粘り強く投げ抜いた。一方、藤井はまたも好投報われず、打線の見殺しに遭った。劇団ひちょり,高口の1,2番は当たっていたが、田中が4タコの大ブレーキだったのが響いた。この痛い敗戦を引きずる様だと、水島の呪いが本格化した時に耐え凌ぐ事は難しいだけに、何とか踏み留まって貰いたいものだ。

◆E3−2L◆
開幕5連勝を狙う西武先発・帆足は初回、簡単に二死を取り、順調な立ち上がり…と思った矢先、中島に痛打されると、連続四球で満塁のピンチ。ここでフェルナンデスにタイムリーを許して、先制点を献上。先制して貰ったグスマンは7回まで散発3安打無失点の好投を続けていたが、8回、片岡,栗山,中島と3連打で無死満塁のピンチを作り、KO。ここで代わった有銘はブラセルをゲッツーに仕留めるも、この間に片岡の生還を許して、同点。土壇場9回には3番手・小山が一死満塁のピンチを作り、片岡に犠飛を浴びて、勝ち越し点を献上。スミ1が続いていた楽天だが、その裏、一死から高波が二塁打を浴びせ、ボカチカの悪送球の間に一気に三塁を陥れると、続く渡辺直が同点スクイズを決め、延長に持ち込んだ。ラストイニングとなった12回、表の攻撃を凌ぎ、この試合の負けはなくなった楽天は四球の渡辺直を高須が送った所で草野がレフト前へヒット。これを栗山が弾いている隙に渡辺直がサヨナラのホームを陥れた。これで楽天は5割に復帰。5番手の川岸は3年ぶりの白星。

スミ1でいるうちに、土壇場で引っ繰り返されるなど、地元での神通力は消え失せたかに見えた楽天だが、今季無失点を続けていたグラマンを攻略するなど、見事にサヨナラ勝ちを呼び込んだ。西武は9回,12回といずれもエラー絡みの失点だったのが痛かった。8回のチャンスも、せめてもう1点欲しかった所だろう。今の状態ではブラゼルとボカチカを入れ替えた方がいいんじゃなかろうか。4番と9番を入れ替えるって、訳の分からない事態だが…。

◆M12−7Bs◆
先発・小野が2回6失点で無惨にKO。これで早くも試合は決まってしまったかと思われたが、その裏、ロッテが猛反撃。ヒットと2四死球で無死満塁とすると、ベニー松山,今江,金沢と3連続タイムリーであっと言う間に1点差。更に、この後、偽バファローズの相次ぐエラー等も重なり、この回、大量7点のビッグイニングを形成。直後の3回、日高に同点弾を浴びるも、その裏、今江のタイムリー等ですかさず2点を勝ち越し。ロッテは終盤にもズレータの一発等で3点を加え、15安打12点の猛打で連敗を3でストップさせた。

6点差を覆しての逆転勝利は見事だったが、昨日の渡辺俊の2回8失点KOに続き、今度は小野が2回6失点KOと先発陣の大崩壊は何とも気がかりだ。偽バファローズはローズ,カブレラで5安打4打点を稼ぎながら、終わってみれば完敗。オルティズはデビュー戦のソフトバンクに続き、下降線のチームを甦らせてしまう有難い存在に…。偽バファローズフロントは一体、どの辺がパウエル以上と言う見立てでオルティズを引っ張ってきたのだろうか。

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May 16, 2008 23:48

本日は時間がないので簡潔に…。

◆G1−7C◆
一体ブラウン監督に何が起きたのか、同胞・シーボルをスタメンから外し、求道者・前田を2日続けてスタメンに起用すると言う驚愕の事態が発生。このチャンスを無駄には出来ないと奮起した広島ナインは4回までに5点を奪うと、6回には求道者・前田が会心の一発を叩き込み、試合を決定付けた。会心の一打を放ったかに見えても納得せずに難しい表情を浮かべる事の多い求道者・前田がああも嬉しそうな顔を見せたのは、それだけブラウン暗黒采配に苦しめられ続けてきた事を物語っていると言っていいだろう。確変中の高橋はこの日も好投し、8回1失点でハーラートップタイの5勝目。

◆D7−2YB◆
川相不在が故の問題点を一向に改善しようとしない中日の一発依存野球は健在。7点を奪ったものの、うち5点は中村紀のソロと李のグランドスラムによるものだった。そんな中日が上位をキープ出来ているのは投手陣のおかげな訳だが、この日も先発・吉見が7回2失点と好投。これで開幕5連勝となった。横浜はビグビーがついにスタメン復帰。不振のどん底に陥っている金城が外れてくれたおかげで、スタメン落ちを免れた吉村は一発含む3安打と復調をアピールした。

◆T8−5S◆
関本,バルディリスをスタメン起用するなど、テコ入れを図った阪神打線に村中が10安打7失点の大炎上で4回もたずにKO。大量援護を貰った安藤は7回まで無四球無失点の完封ペースだったが、8,9回で5点を失う体たらくで江草のリリーフを仰ぎながら、やっとこさの5勝目。阪神は先発全員の15安打。特に、新井,キュラソ星人の3.4番は二人で5安打5打点の大当たりだった。

◆H3−10F◆
来週ないしは再来週には確実に水島の呪いにかかると思われ、今のうちに貯金を稼いでおきたい日本ハムは稲葉がスタメンから外れたものの、初回二死走者なしから怒濤の6連打で4点を奪い、主導権を握ると、中盤以降も着々と加点し、計16安打10得点。稲葉の代わりに4番に入った高橋も先制タイムリーを含む2安打2打点と活躍。投げては先発のスーパーさぶ・多田野が5回まで無失点の好投。6回に2点を失い降板となったが、大量リードに守られ、2勝目をあげた。

◆E8−2L◆
打線沈黙で3連敗と嫌な流れになりつつあった楽天だが、この日は西武先発・岸を攻略し、2回までに6点を奪って早々とKO。投げては好調西武打線を岩隈が8安打を浴びながら、7回2失点で切り抜けて、連敗を脱出。ショートが4安打1四球で4打点,フェルナンデスが3安打2四球と全打席出塁した両助っ人の活躍も光った。

◆M3−10Bs◆
連夜のサヨナラ負けのショックを引きずるロッテは先発・渡辺俊が2回もたずに8失点KOと火だるまに遭い、あっと言う間に試合を決められた。偽バファローズ先発・山本は8回途中まで2失点の好投で無傷の4連勝。戦列復帰後、パッとしないバッティングが続いていた北川は2打席連発を含む3安打6打点とようやくエンジンがかかってきた。

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May 15, 2008 23:48

◆YB2−3G◆
横浜先発・ハマのチンピラに対して、巨人は先頭の亀井が二塁打で出ると、坂本の犠打で三進。ここでガッツがタイムリー二塁打を浴びせて、1点を先制。二死後、阿部,ゴンザレスと連続死球を食らって、満塁となったものの、隠善がライトフライに倒れて三者残塁。これで立ち直ったハマのチンピラは2回以降、付け入る隙を許さない好投を展開。一方、巨人先発・内海に対して、横浜は3回に村田のタイムリーで同点とすると、6回にはまたも村田がレフトスタンドへ11号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。1点を追う巨人は8回、この回からマウンドに上がった吉見に対して、キムタクのヒット,坂本の四球で二死一、二塁とすると、代わった横山から寿司職人ラミレス,阿部と連続タイムリーを浴びせて、逆転に成功。土壇場9回、クルーンは一死から代打・ビグビーを三振に取りながら、振り逃げを許してしまうと、二死後、大西を歩かせ、打席には1,2戦と痛い目に遭わされているガッツな貴公子・仁志。ここで暴投を犯して、二、三塁と一打サヨナラの場面が出来上がる何とも不吉な展開。しかし、ここをサードゴロに仕留めて、何とか3タテは免れた。

ハマのチンピラの苦手巨人から3年ぶりの白星はリリーフ陣に粉砕されてしまった。そもそも、あの投球内容,球数で7回に代打を送られてしまう事が不可解だ。ガッツな貴公子・仁志の3夜連続復讐劇が炸裂するか!?と思われたが、流石に、そうは続かなかったか。巨人は数少ないヒットが効果的に飛び出し、粘り勝ち。それにしても、初回にゴンザレスがハマのチンピラに死球を食らった時にはヒヤリとさせられた。昨年のゴンザレスは開幕戦にハマのチンピラに手首を叩き折られた所為で丸一年棒に振ったも同然だからなぁ。

◆S8−4D◆
極度の一発依存症,タイムリー欠乏症,内野陣の拙守等、川相を復帰させるだけで全て解決する問題を抱えながら、一向に対処しようとしない首脳陣,フロントに落胆の色を隠せない人斬り抜刀斎は初回から6長短打を集中され、5点を失う大炎上。直後の2回、T.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに8号ソロを叩き込み、1点を返したが、4回に田中のタイムリーで再び5点差と突き放される。中日は6回、3連打で無死満塁とすると、李のセカンドゴロの間にまず1点。二死後、ベンちゃんがようやくタイムリーを放ち、2点差まで詰め寄ったが、8回、宮出のタイムリー等で2点を失い、試合を決定付けられた。

森野が左足を痛めて戦線離脱。前半戦絶望との噂も囁かれているが、そんな危機的状況も委細構わず、名手・川相をコーチャーズボックスに拘留する中日が無惨に敗れるのは自明の理。どうすればこの状況を打開出来るか分かっている人斬り抜刀斎はさぞや歯痒い思いに駆られている事だろう。ヤクルトは初回の集中打が効いて、快勝。ガイエルが実に23日ぶりのマルチ安打を放ち、復調の気配が見えてきたのも明るい材料だ。23日前は.319の高打率だったんだよなぁ…。

◆C2−5T◆
どういう気紛れか、はたまた何か企んでいるのか、ブラウン監督は求道者・前田を久々にスタメン起用。求道者・前田が出て勝ったと言う既成事実を何としても作りたい広島ナインは奮起し、初回からオチョアのタイムリーで1点を先制。投げては先発の宮崎がこれまでの不振を払拭する粘り強い投球で6回まで1安打無失点の好投を展開。その裏、広島は2つの四球で二死一、三塁のチャンスを作り、打席には求道者・前田。いずれも走者を置いて立った2打席では凡退してしまった求道者・前田だったが、ここでセンター前へ弾き返すタイムリーを放ち、2点目を追加。しかし、直後の7回、この儘、勝たれては幽閉策に支障が生じると恐れたブラウン監督は守備固めと称して、赤松を入れ、求道者・前田を引っ込める嫌がらせ行為に打って出ると、これが効果覿面。動揺した宮崎は突然崩れ、無死満塁の大ピンチを背負ってKO。ここで代わった梅津は代打・悠久の若虎・桧山に2点タイムリー二塁打を浴び、あっさり同点。何とか二死まで持ち込んだ梅津だが、シャア少佐にタイムリーを許して、勝ち越し点を献上。以降も横山,コズロースキーとリリーフ陣が悉く失点するのに対し、阪神は7回から渡辺−ウィリアムス−藤川と繋ぐパーフェクトリレーで逃げ切った。先発・ボーグルソンは今季初白星。

求道者・前田の執念のタイムリーも報われず、逆転負け。これでブラウン監督が求道者・前田を出した所で何ら白星に繋がらないと言う口実で幽閉策を再開するかもしれないと思うと気が滅入る。宮崎は今季一番の投球だったと思うが、ブラウン監督の奸計にハマって、無念のKO。ピンチでの梅津投入も逆転劇を誘導しようとしたブラウン監督の策略だったのかもしれない。思い返せば、求道者・前田は一死一、二塁での第1打席,無死一塁での第2打席で凡退したのが痛かった。その原因が嫌がらせ政策により、コンディションが悪化の一途を辿り、ポテンシャルを発揮出来ない事にある事を考えると、何もかもブラウン監督の手の平で踊らされている様で欝になる。

◆H3−10L◆
1勝1敗で迎えた第3戦。大村を2番に入れ、復帰した本多を9番に起用するテコ入れを敢行したソフトバンクは初回から満塁のチャンスを掴むも、松田が倒れて三者残塁。続く2回、本多の犠飛で1点を先制するが、直後の3回、先発・パウエルが突如崩れ、片岡,栗山,中島と3連続タイムリーを浴びて、3失点。2点を追うソフトバンクは4回に長谷川の2号2ランで追いつくが、6回、中村に被弾し、勝ち越し点を献上。これで流れを掴んだ西武は続く7回には細川の7号ソロを皮切りに四球を挟んで4連打を浴びせるなど、一気に5点を追加。8回にはボカチカに10号ソロが飛び出して、ダメ押しの10点目。先発・オツは大量援護に守られて、6度目の先発にして、ようやく今季初白星を飾った。

大村,本多がスタメンに戻って来て、あとはハマのスペランカーが帰ってくるのを待つばかりと、ベストオーダーが蘇りつつあるソフトバンクだが、5回以降ノーヒットと完全に沈黙。パウエルも終盤は完全に息切れしていた。と言うか、今のパウエルに7イニング目を投げさせたらあかんだろう。一方、西武先発・オツはようやく初勝利。好投と言うには微妙な内容だが、とにもかくにも白星と言う結果が欲しかっただけに、いい気分で交流戦に臨む事が出来そうだ。

◆F6−5M◆
初回二死一、二塁のチャンスを逃したロッテだが、続く2回に一死満塁から西岡の犠飛で先制。その裏、日本ハムは小谷野がタイムリーを放ち、すかさず同点。1−1で迎えた5回、ロッテはまたも西岡が4号ソロを叩き込み、勝ち越すが、それも束の間、その裏、日本ハムは鶴岡の今季初アーチとなる2ランで逆転に成功。1点を追うロッテは直後の6回、金沢のタイムリーで追いつくと、宮西のボークで労せずして勝ち越し点をゲット。8回にもノーヒットで1点を加え、これでダメ押しになったかと思われたが、その裏、成瀬が連打で一死二、三塁のピンチを迎えてKO。2番手・川崎が田中を歩かせたて満塁となった所で3番手・アブレイユが高橋に2点タイムリーを浴び、一気に同点。勢いづく日本ハムは土壇場9回、一死から小山の四球,紺田のヒットで二、三塁とすると、劇団ひちょりがセカンドへのゴロ。バックホームをしようとした根元だが、アブレイユと交錯し、ファンブル。この間に小山が返って、連夜のサヨナラ勝ちとなった。

どうも今季の成瀬は乗り切れない。アブレイユが打たれたとは言え、結果的に5失点。ロッテのリリーフ陣は投球内容も役割分担も不安定極まりないだけに、ピンチを作った上で降板する様ではダメなのだ。今週の「ドカパロ」は日本ハム的には大人しい内容だった為か、水島の呪い効果は及ばず、日本ハムは連夜の劇的勝利。呪い的には来週,再来週辺り、どうなる事やら恐ろしいのだが、とにかく今のうちに出来るだけ勝っておきたい所だろう。

◆E1−2Bs◆
0−0で迎えた4回、楽天は先頭のショートが二塁打を浴びせると、続く山崎武がレフト前へ弾き返す先制タイムリー。更に、フェルナンデスも歩いて、一、二塁とチャンスを拡大させたが、後続3人があえなく凡退し、1点止まり。すると、直後の5回、偽バファローズは日高,村松のタイムリーで逆転に成功。迎えた6回、楽天は先発・朝井を早くも引っ込め、昨日のノーゲームでデビュー戦が幻と消えたルーキー・長谷部が再デビュー。いきなり四球を連発して、二死満塁のピンチを迎えた長谷部だが、辛くも切り抜けると、続く7回も一死一、二塁のピンチをゲッツーで凌ぎ、デビュー戦を投げ終えた。偽バファローズは先発の小松が7回1失点でマウンドを降り、8回に岸田−菊地原を挟んで、最後は8日ぶりの登板となった守護神・加藤が3人でピシャリと締め、1点差を守りきった。小松は開幕4連勝。

先週はあんなに当たっていた楽天打線が今週に入ってからすっかり湿りきって、3連敗。地元での神通力もすっかり消え失せてしまった様だ。昨日、4球投げただけの長谷部は日を改めて、先発起用されると思っていたのだが、よもやのリリーフ登板。折角のデビュー戦なのに、何とも中途半端な形。2回無失点とは言え、2安打3四球を許すなど、アップアップの投球内容で色々な意味で中途半端だった。

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May 14, 2008 23:24

◆YB5−2G◆
巨人は2回、先頭の寿司職人ラミレスがヒットで出ると、当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスが先制タイムリー二塁打。二軍から再昇格となった先発・金刃は初回のピンチは切り抜けたものの、続く2回に二死満塁とまたもピンチを迎えると、ガッツな貴公子・仁志に走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、一気に3点を献上。更に、内川,村田にも連続タイムリーを許し、あえなくKO。巨人は5回一死一、二塁,6回無死一、二塁のチャンスを立て続けに逃すと、8回にも二死から連打を浴びせながら、無得点。9回に途中出場の阿部に一発が飛び出したが、単発では如何ともしがたく、連敗を喫した。

巨人に敵愾心を燃やすガッツな貴公子・仁志が連夜の大活躍。結局、横浜の得点はこの回だけで、3回以降は散発3安打と沈黙したが、栄養費パワーを発動させた那須野を初めとする投手陣がよく粘った。巨人もリリーフ陣は頑張ったが、いかんせん先発・金刃が悪過ぎた。折角、ローテに復帰出来るかもしれないとチャンスが脆くも砕け散ってしまった格好だ。また、当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスは3安打の大活躍。折角、悉く大きなチャンスを作ったと言うのに、悉くキムタクに潰されたのにはゲンナリだ。

◆S1−4D◆
ヤクルト先発・リオスに対し、毎回走者を出しながら、残塁を生産するだけの無為極まりない攻撃を相変わらず、続けていた中日だが、4回二死三塁からリオスの暴投でタナボタの先制点をゲット。6回にはT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに7号ソロを叩き込み、2点目。先発の山本昌は再三のピンチを凌ぎながら、6回まで来たものの、二死三塁から、まるでリオスに付き合うかの様に暴投をかまして、1点を献上。更に、ガイエルには死球を食らわせ、無念のKO。ここは2番手・平井が切り抜けると、直後の7回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに李が6号ソロをぶち込んで、3点目。更に、9回には中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに8号ソロを放り込み、ダメ押し。最後は守護神・岩瀬を投入し、逃げ切った。

暴投にソロ3発で全得点をあげると言う大味単調な試合運びは健在。中日以上に拙攻を繰り広げたヤクルトと、粘り強く投げてくれた山本昌に救われたが、またも結果オーライの展開だったと言っていい。こんな調子で目前に迫る交流戦を無事に乗り切れるのか? 最悪の事態に陥る前に名手・川相の現役復帰を視野に入れて欲しいものである。試合内容はともかくとして、山本昌に白星がついたのは喜ばしい事だ。これで200勝まであと5つ。今季中の達成も十分に見えてきたが、無事に達成させるには、やはり川相の援護が必要だろう。

◆C2−4T◆
求道者・前田不在でたまたま圧勝してしまった事により、幽閉する格好の理由が出来たとばかりにブラウン監督がまたもや求道者・前田をベンチに隔離すると言う恐れていた通りの展開に発展。あまりにもミエミエの展開で昨夜から覚悟が出来ていた広島は落胆する気持ちを隠しながらも、2回に小窪,梵と連打を浴びせると、倉のセカンドゴロの間に先制点をゲット。しかし、5回まで粘っていた先発・大竹が6回にキュラソ星人,悠久の若虎・桧山と連続二塁打で追いつかれると、7回にはエラーに野選とノーヒットとピンチを背負って、内野ゴロで勝ち越された挙げ句、新井に2ランを叩き込まれて、一気に3点を勝ち越された。その裏、広島は赤松のタイムリーで1点を返し、2点差。2−4の儘、迎えた土壇場9回、満を持してマウンドに上がった守護神・藤川を迎え、簡単に二死を取られた広島だが、ここでついに求道者・前田が代打で登場。ブラウン監督の執拗な嫌がらせ政策により、心身共に最悪のコンディションながらも、怒りを燃やす求道者・前田はセンター前へ執念のヒット。赤松も続いてライト前ヒットとチャンスを拡大させたが、最後は天谷がピッチャーゴロに倒れて、万事休す。

不遇な扱いに耐えながら放った執念の一打も報われず。大体、9回二死走者なしなんかで求道者・前田を投入する事自体、あまり意味がない。どうせ出すなら、7回二死二塁の場面だろう。にも拘わらず、あの場面で出てきたのは森笠。まったくもって訳が分からない。結果的に森笠は内野安打を放ち、赤松のタイムリーを呼び込みはしたものの、それは単なる結果オーライと言うものだ。求道者・前田がヒットを放っても負けたと言う事で、ブラウン監督は出しても負けるならスタメンに入れる必要はないなどと強引な理屈で更なる幽閉策に走りそうで気が気でない。交流戦に入ってからDHとして、連日起用される事を祈りたいものだが、何せブラウン政権下だけに期待薄である。昨日は大活躍だった栗原,シーボルもそれぞれ1安打とパッとせず、そう簡単に覚醒はしてくれそうもない。広島は一体いつになったら浮上してくるのか? とにもかくにも、ガンガン求道者・前田を使えと!

◆H4−11L◆
3タテを目指すソフトバンクだったが、西武打線が2戦目にしてその希望を無惨に粉砕。3回に中島の犠飛で先制すると、4回にはG.G.佐藤が10号ソロ,ボカチカが8号2ランと一発攻勢で突き放す。5回には連続四球を選んで、ガトームソンをKOすると、代わった柳瀬からG.G.佐藤が2打席連続となる11号3ラン。更に、6回には栗山の犠飛等で2点を加えると、7回にはボカチカにこの日2本目となる9号2ランが飛び出して、11点目。西武先発・涌井はその裏、レストピッチに2号3ランを被弾し、この回限りで降板となったが、大量援護に守られて、4勝目をマークした。

折角、止めた西武の勢いをたった一夜で取り戻されてしまった。涌井から4点取っても、11点取られては話にならない。ガトームソンは相変わらず、不規則極まりない登板間隔に振り回されている感が否めず、気の毒ではあるのだが…。それにしても、ボカチカが9番に入る西武打線は恐ろしい。ソフトバンクなら不動のクリーンアップだろう。いや、西武でもクリーンアップを任せられるのだろうが、9番に置いておける余裕が羨ましい。

◆F4−3M◆
ロッテ先発・小林宏に対して、日本ハムは2回、稲葉,スレッジの連打の後、内野ゴロ2つで1点を先制。一方、ダルビッシュは立ち上がりから制球に苦しみながらも、5回まで無失点投球を続けていたが、6回、根元,フクーラに連続二塁打を浴びて、試合は振り出しに。その後、両軍共に決め手を欠き、1−1の儘、延長に突入となった。迎えた11回、ロッテは守護神・MICHEALから大松が会心の6号2ランを叩き込み、ついに勝ち越し。これで決まったかに思われたが、その裏、日本ハムが猛反撃。まず3番手・川崎から先頭の田中がヒット。代わった荻野に対し、代打・鵜久森もヒットで続くと、三木の犠打が金沢のエラーを誘い、まず1点。一死後、小谷野がライト前へ同点タイムリーを浴びせると、なおも一、三塁の場面で高橋が犠飛を打ち上げ、見事な逆転サヨナラ勝ちを収めた。

GWが明けて、「週刊少年チャンピオン」の発売が再開されてしまった事により、水島の呪いの再燃が危惧されていたダルビッシュ。今週は潜在的にはともかく、表層的にはさほどにシメられなかった為か、大事には至らなかったものの、8回1失点で白星を掴めない辺り、やはり、呪いの効果だろうか。呪いから最も遠い水曜日に登板すると言う作戦はそれなりに効果はあったのかもしれないが、完全に呪いを断ち切るまではいかなかった。とは言え、チームは起死回生の逆転サヨナラ。ロッテは守護神不在に泣いた。

◆E−Bs◆
オープン戦で左膝半月板を損傷し下手すれば、前半戦絶望とも見られていた大学BIG3の一角・長谷部がついに公式戦デビュー。先頭の坂口をピッチャーゴロに仕留めたものの、ここで雨が強くなり、試合中断。結局、その儘、中止が決定。長谷部は僅か4球投げただけでデビュー戦が幻と消えてしまう事となった。

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May 13, 2008 22:44

◆YB4−3G◆
巨人は初回、四球で歩いた亀井を坂本が送った所でガッツがレフト前へ先制のタイムリー。4回には一死二塁から寿司職人ラミレスがレフトスタンドへ12号2ランを叩き込み、3点目。先発の春風亭半ケツは6回まで散発2安打無四球と言う好投を見せていたが、7回、先頭の内川に痛打されると、続く村田にライトスタンドへ10号ソロをぶち込まれ、1点差。2−3の儘、迎えた土壇場9回、守護神・クルーン投入で逃げ切りを図る巨人に対し、横浜は内川のヒット,代打・ビグビーの死球で一死一、二塁とすると、吉村がタイムリーを放ち、ついに同点。なおも一、二塁とサヨナラのチャンスだったが、代打・メカゴジラ,鶴岡と連続三振に倒れて、延長に突入。10回、巨人は先頭のゴンザレスがヒットで出るも、隠善がヘッポコバントをかまして、最悪のゲッツーとなり、チャンス崩壊。すると、その裏、クルーンを下げて投入した越智が先頭の代打・石井タクローに痛打されると、大西の犠打で一死二塁となった所でガッツな貴公子・仁志にタイムリーを許して、サヨナラ負けを喫した。

6回まで完全に主導権を握っていた巨人が悪夢のサヨナラ負け。西村健,山口も使い果たしていたし、同点にされたとは言え、球は走っていたので、クルーンを10回までは引っ張るかと思ったのだが、まさかの越智投入。クルーンを下げてしまった段階で12回まで耐えきれる余力は巨人にはなかった様に思う。それにしても痛いのは隠善のバント失敗。折角、ゴンザレスが活路を開いたと言うのに…。そこまで2安打していただけに強行していれば…と言う声もあるだろうが、流石にあの場面でのバント策は妥当だろう。勝った横浜だが、スタメンを外された石井タクローが口火を切る意地のヒットを放ったのはちょっと嬉しい。はーちゅんはこれで2勝目と、ハマのチンピラに勝利数が並んだ。いかんせんリリーフで先発要員との白星勝負は分が悪いが、どうせハマのチンピラは公約を守ってくれなどしないので、拘っても仕方のない話である。

◆S4−1D◆
相変わらず、ヒットを打っては残塁を産み出すばかりの拙攻で3回までゼロ行進を続けていた中日だが、4回、二死からベンちゃん,中村紀,李の3連打でようやく1点を先制。しかし、その裏、ヤクルトは無死二、三塁からガイエルの走者一掃タイムリー二塁打であっさり逆転に成功。更に、内野ゴロ2つでガイエルを迎え入れ、3点目。中日先発・朝倉はこの回限りでKOとなった。その後、膠着状態に陥ったが、3−1の儘、迎えた8回、ヤクルトは二死からヒットで出た福地が二盗を決めると、田中のタイムリーで4点目を追加。最後は守護神・林が締めて、逃げ切った。

残塁は一桁の7に留まったが、2併殺2走塁死。ヤクルトが5安打で4点取っているのに対し、中日は11安打で僅かに1点とその効率の悪さは如実に表れている。守っては4回に暴投でピンチを広げ、ガイエルのしみったれたサード後方の凡フライを2点二塁打にされた上、リグスのセカンドゴロで荒木からの送球を受けたT.ウッズがベースを踏み損ねるチョンボ。更に、武内のショートライナーをつかんだ井端が一塁へ悪送球と、よく3失点程度で済んだと言える怒濤の拙守三昧。川相不在の弊害を攻守に渡って大露呈しての大惨敗で3連敗。いよいよ泥沼の連敗ロードが始まってしまうのか? 最悪の事態に陥る前に名手・川相の現役復帰に踏み切って欲しいものである。

◆C9−3T◆
ナインの不安を煽る事にご執心のブラウン監督はまたもや求道者・前田をベンチに幽閉する大暴挙。この逆境下、2回、エラーと敬遠で二死一、二塁のチャンスを貰った広島は投手のルイスが自らを助けるべく走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を先制。5回には天谷,オチョア,栗原の3連続二塁打の後、四球を挟んで小窪もタイムリーを浴びせて、3点を追加。バルディリスのタイムリーで1点を返された直後の8回裏には6本の単打を集中し、ダメ押しの4点を追加。阪神は9回にキュラソ星人の通算400号が飛び出したものの、焼け石に水だった。ルイスは7回無失点でハーラートップタイの5勝目。

四番降格やら二軍降格やらを示唆されようとも、スタメンで使って貰えていると言う事はそれだけで求道者・前田よりも遙かに厚遇を受けているのだと言う事が身に染みたのか、栗原が4安打3打点,シーボルも2安打1打点と活躍。投げてはルイスが7回を散発3安打無四球と完璧な投球を展開。投打が噛み合っての完勝で見事に首位・阪神を撃破した。しかし、これでブラウン監督が求道者・前田を使わずとも勝てるなどと幽閉策の正当性をでっち上げるかもしれないと思うと欝になる。

◆H4−2L◆
3回に栗山の犠飛、4回に中村の犠飛で2点をリードされたソフトバンクだが、5回、先頭の松田が反撃の狼煙を上げる3号ソロ。この後、二死二塁から川崎がセンター前へタイムリーを放ち、同点。続く6回には一死から小久保の四球,柴原のヒットで一、三塁とすると、松田のショートゴロが野選を誘い、勝ち越しに成功。1点を追う西武は7回、二塁打の高山を細川が送って、一死三塁とした所で和田をKO。しかし、代わった久米の前にボカチカ,片岡が連続三振に倒れて、同点ならず。ソフトバンクは8回に二死二塁から代打・レストピッチのタイムリーで貴重な1点を追加。最後はホールトンが締めて、5セーブ目。西武の連勝は6でストップした。

好投と言う印象は全くないのだが、のらりくらりと傷口を最小限に留め、何だかんだで最終的に白星を拾うと言う今季の和田らしい投球がまたもや炸裂。3安打の小久保,一発含む2安打2打点の松田もいるが、この試合の真のヒーローはやはり、7回のピンチをピシャリと締めた久米だろう。また、大村がついにスタメン復帰。残念ながら3タコに終わり、代打で出たレストピッチがタイムリーを放つと言う皮肉な展開に終わったが、守備も無難にこなし、常時出場出来る日も近そうだ。

◆F2−8M◆
3度目の先発となるルーキー・唐川を援護すべく、ロッテは2回に早川の一発で先制すると、4回には二死走者なしから今江のヒットの後、3連続四球で押し出しの2点目。なおも満塁のチャンスにフクーラ,オーティズの連続タイムリーが飛び出して、この回5点を奪い、日本ハム先発・グリンをKO。大量援護を貰った唐川は4回までパーフェクトと素晴らしい立ち上がりだったが、5回、先頭の稲葉に初安打となる6号ソロを被弾。しかし、ロッテは直後の6回、大松のタイムリー二塁打で2点を奪い、ダメ押し。唐川は完投こそ逃したものの、8回2失点の好投で無傷の3勝目をマークした。

唐川がまたまた快投。四球を出さず、三振は奪う小気味いい投球が冴え渡った。24イニングで僅かに1四球と言う制球力の高さは素晴らしい。これで大場,久米に並ぶ3勝目。内容を考えると、現段階では新人王レースの最右翼にのし上がってきたと言っても過言ではないだろう。打っては10安打で8点を奪う効率のいい攻めで日本ハムを圧倒。ノムさんに反感を買ってでも、強行に雨天中止に踏み切った効果は確実に表れている様だ。

◆E2−8Bs◆
偽バファローズ先発・近藤は初回、簡単に二死を取ったものの、ここからショートに二塁打,山崎武にタイムリーを許して、先制点を献上。しかし、2回以降は走者を許しながらも、あと一本を許さず、追加点を与えない。先発・永井が6回まで散発3安打の好投を見せるなど、最少リードを守り続けていた楽天だが、7回、先頭のカブレラのサードゴロがイレギュラーヒットとなった事から歯車が狂い始める。続く後藤のファーストゴロをフェルナンデスがエラー。一死一、三塁となった後の日高の打席で永井は痛恨の暴投を犯して、同点を許すと、日高のピッチャーゴロを弾いて焦った永井は一塁へ悪送球。二、三塁となった所で大引のショートゴロを今度は渡辺直が一塁へ悪送球し、二人の走者が一気に生還。更に、二死一、二塁から北川に走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、永井は悪夢の5失点KO。完全に流れを引き寄せた偽バファローズは続く8回にも日高の犠飛で1点を加えると、9回にも下山の2点タイムリーで試合を決定付けた。

極度の内弁慶ぶりに陰りが見え始めている楽天。ましてや、この日はホームゲームとは言え、宮城ではなく福島での試合だった為、思う様に力が発揮出来なかったか、終盤に力尽きた。それにしても、7回の守乱は酷過ぎる。バックに足を引っ張られたと言っても、永井自身も暴投とエラーをかましているとあっては、内野陣を責められないだろう。

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May 12, 2008 20:58

 残り3イニングで20三振まであと7個と迫ったダルビッシュはその最大の関門として、7回先頭打者の山田を迎えるが、MAX152kmのストレートで前に飛ばさせず、あっと言う間に2−0と追い込むと、最後はフォークボールで空振り三振。続く星王も三振に斬って取った後、義経にはサードライナーを打たれて、ノルマはあと6人で5個。三振記録に盛り上がる日本ハムベンチだが、同点に追いつかなければ、9回裏は巡って来ない事を吉井コーチにどやされる始末。吉井コーチの檄が効いたのか、8回、二死から小田がレフト前に落とすと、鶴岡は粘って四球を拾い、一、二塁のチャンス。ここで金子誠が一、二塁間へ痛烈なライナーを放つも、殿馬の美技に阻まれて、二者残塁。その裏、ダルビッシュは9回裏が来る事を信じて、土井垣,山岡,サルと三者三振の快投を見せ、20三振まであと2個と接近。迎えた土壇場9回、日本ハムは1番・劇団ひちょりからの好打順だが、果たして、追いつけるのか?

 第3打席はあっさり三振した山田だが、配球を読む描写が完全に省略されている事からして、全球読みを外された事が三振した理由と見て間違いないだろう。少なくとも、3球目のフォークに対する山田は全くフォークを予期していなかった表情である。つまり、ダルビッシュのストレートの球威やフォークのキレが凄いのではなく、単に、読みが当たれば限りなく100%に近い数字でスタンドに放り込むが、外れればほぼ凡退すると言う山田のジャンケン野球ぶりが遺憾なく発揮された結果に過ぎないと言う訳だ。これが穿った見方である事は否定しないが、今まで水島氏が描いてきた山田と言う打者は紛れもなくそういう打者なのであり、その長年の蓄積がここでダルビッシュが凄いのだとは微塵も感じさせない土壌を作ってしまっているのである。さて、ドカパロワールドにおいて、日本記録どころかパ・リーグタイ記録ですらない20三振とやらにご執心のダルビッシュだが、その記録を達成出来ないケースは日本ハムが完封食らって9回裏が回って来ないか、山田の第4打席で被弾するかの二択。どうせ阻止されるなら、まだ前者の方がマシなのだが、後者になりそうな気がしてならない。9回表は走者が一人出てトンガの第4打席が回ってくる事はほぼ確実。一発でしか点の取れない水島野球を考えると、トンガが渋く同点タイムリーを放つなどとと言う展開は期待出来ず、三振か逆転2ランと言う大味な二択が待っている。トンガの第3打席を振り返れば、何故か里中がビビリまくるなど、トンガに流れが傾いており、2ランの可能性が高いと見る。となれば、あとは岩鬼が出塁,殿馬が送って、微笑が三振と、20三振にリーチをかけた状態で回ってきた山田に3発目となるサヨナラ2ランを叩き込まれると言う最悪中の最悪パターンになりはしないかと気が気でない。今回の三振で形式上とは言え、一度はダルビッシュに花を持たせてしまった為、山田の2打席連続三振の可能性は限りなくゼロに等しくなっているだけに心配だ。

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May 11, 2008 21:20

◆G9−3D◆
巨人は初回、内野安打で出た亀井が中田の牽制悪送球で一気に三進すると、坂本の犠飛で先制のホームイン。1点を追う中日は3回、森野のヒット,谷繁の四球の後、中田が送って、一死二、三塁のチャンス。ここで捕手の遙か上を越えるグライシンガーの大暴投で森野が労せずして生還し、同点。更に、四球で歩いた荒木が二盗を決めた後、井端がセンター前へタイムリーを放ち、2点を勝ち越し。逆転を許した巨人は4回に寿司職人ラミレスの11号ソロ、5回には亀井のタイムリー二塁打で追いつくと、続く6回にはガッツに8号ソロが飛び出して、勝ち越しに成功。更に、一死二塁からゴンザレス,隠善,脇谷と3連打を浴びせて2点を追加。7回には一死一塁から阿部がピッチャーゴロに倒れて、ゲッツー…と思いきや、小林のやや右へ逸れた送球を井端が後逸し、オールセーフ。川相不在の弊害を露呈し、落胆の色を隠せない中日に対して、巨人はここからゴンザレス,隠善の連続タイムリーでダメ押しの3点を追加。中日は5回以降一人の走者も出せない体たらくでこの3連戦負け越しとなった。グライシンガーは7回3失点でハーラートップタイの5勝目。

3回に信じられない大暴投を犯した挙げ句の逆転を許した時にはどうなる事かと思ったグライシンガーだが、何だかんだで試合を作った辺りは流石。打ってはプロ初スタメンの隠善が3安打3打点。その隠善と共に亀井,坂本,脇谷がお立ち台に上るなど生え抜きの若手が大活躍。当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスも2安打1打点。開幕前にこんなメンバーを並べて快勝する巨人を想像出来た人がいただろうか? こういう試合を見ていると、ニックンや李は勿論の事、マッスル千代の富士すら不要に思えてくる。彼らで一時代を築く為にも、今オフこそは無駄な金満補強は辞めて欲しいものである。中日は折角、逆転しておきながら、その後、全く追い打ちをかけられず、守っては致命的なミスで完全に流れを巨人に渡してしまう有様。こんな事をやっていては首位争いから陥落するのも時間の問題だ。最悪の事態に陥る前に名手・川相の現役復帰を視野に入れて欲しいものである。

◆S1−2C◆
最早、相手投手が右だろうが左だろうが、構わずに外している事はバレバレにも拘わらず、左の石川が相手だからなどと、とってつけた理由で求道者・前田をスタメンから外したブラウン監督。更に、栗原の4番降格,シーボルの二軍降格を示唆するなど、ナインに不安ばかり煽っていたが、槍玉に挙がった二人が怒りを爆発させ、2回に栗原が13打席ぶりのヒットとなる3号先制ソロを叩き込むと、4回にはシーボルが12打席ぶりのヒットとなる4号ソロを放り込み、2点目を追加。ルーキー・篠田の前に4回までゼロ行進を続けていたヤクルトは5回、畠山,飯原の連打で一、三塁とすると、一死後、リグスの併殺崩れの間にようやく1点。続く6回には二死からガイエルの二塁打で篠田をKOするも、代わった梅津の前に宮本がショートゴロに倒れて、同点ならず。何とか突き放したい広島は7回、2本のヒットで一死一、三塁のチャンス。ここで代打に起用された求道者・前田だが、ブラウン監督の嫌がらせ殺法の所為ですっかり調子を崩してしまい、あえなく三振。続く赤松も倒れて、二者残塁。9回のチャンスも逃してしまった広島だが、8回途中から登板した守護神・永川がヤクルトの反撃を断ちきり、辛くも逃げ切った。篠田はプロ初先発で初勝利を手にした。

ブラウン監督がチームに不安をもたらす事にご執心の中、崖っぷちの二人が執念の一発。投げてはルーキー・篠田が粘り強い投球でプロ初勝利をあげれば、永川がイニングをまたぎながら1点差を守りきる好投。ソロ2発による2点のみと言う展開はとても喜べるものではないが、この接戦を制したのは大きいだろう。だが、気がかりはやはり求道者・前田。こんな起用法で好調を維持しろと言うのは酷な話だが、神懸かり的に打ちまくる以外、ブラウン監督の魔の手から逃れる術がないと言う蟻地獄。シーボル落とす暇があったら、お前さんが休養してくれと…>ブラウン監督

◆T4−3YB◆
横浜は初回、偵察要員・小山田に代わる代打・大西の二塁打の後、ガッツな貴公子・仁志が送って、一死三塁と先制のチャンス。しかし、金城,村田と倒れて、無得点。すると、その裏、阪神はシャア少佐が内野安打に盗塁と足を生かして、二塁を陥れると、内野ゴロ2つで先制のホームイン。横浜が2,3回とゲッツーでチャンスを潰しているうちに、阪神は3回、新井,ゼブラ今岡のタイムリーで2点を追加。先発の岩田は大西の犠飛による1失点のみながら、5回で降板。6回に渡辺を挟み、7回からは久保田、8回からはウィリアムス、そして、9回から守護神・藤川と、開幕戦以来44日ぶりとなるJFKリレーが炸裂し、2点のリードを守りきった。

首位を快走する阪神だが、更に頼もしい戦力が加わった。昨日は序盤から劣勢で出番のなかったウィリアムスだったが、開幕戦以来となるマウンドで完全復活をアピール。今日は好投した久保田に今後も安定感が戻れば、後ろは万全だろう…と言っても、昨年同様、先発陣の成長を阻害する様な安直継投はやめて欲しい所。今日の岩田だって、危なっかしかったとは言え、5回で降板は早過ぎだろう。

◆F4−3H◆
初回は簡単に3人で退けた大場だが、続く2回、連続四球で一、二塁とした所で小田に被弾する一発病を露呈し、3失点。3点を追うソフトバンクは4回、小久保,柴原の連続アーチで1点差。続く5回には長谷川,松中の連続二塁打でついに同点。大場は6回に先頭打者を歩かせた所で早くも降板となり、継投モードに入っていたソフトバンクだが、7回、3番手・久米が二死から三木に痛打されると、牽制悪送球,暴投と相次ぐミスで三塁へ進めてしまった挙げ句、劇団ひちょりにタイムリーを許して、勝ち越し点を献上。最後は守護神・MICHEALの前に3人で打ち取られた。日本ハム2番手のルーキー・宮西はプロ初勝利。

開幕から続いていたルーキー・久米の不敗神話がついに崩壊。二死を取っているのだから、三木の足など気にせんで良かったものを…。小椋にスイッチせずに続投していれば、久米効果で逆転していたかも…と言うのは不条理な仮定だろう。3点差を追いついたまでは良かったが、川崎が5タコと大ブレーキだったのが痛かった。大場は課題の一発病をまたしても露呈。しかも、四球で走者溜めた上の一発と言う最悪のパターン。こんな事をやっていると唐川に新人王をかっさらわれかねない…。

◆M6−1E◆
楽天先発・田中に対し、ロッテは初回から大松のタイムリーで先制すると、4回には一死から早川,今江,金沢の3連打で1点を追加すると、二死後、根元が走者一掃のタイムリー三塁打を浴びせて、この回、3点。続く5回にはオーティズ,大松の連続二塁打で田中をKO。完全に主導権を握ったロッテは7回にも大松のこの日3本目となるタイムリーで6点目。スライド登板の清水は8回まで散発4安打無失点の好投。9回にショートにタイムリーを浴び、完封は逃したものの、今季4度目の完投で4勝目。チームの連敗は5でストップした。

昨日、ノムさんに嫌味を言われながらも、試合開始10分前で雨天中止を決め込んだロッテが投打噛み合う試合運びで完勝し、連敗脱出。対戦相手がグスマンから田中に代わってしまった清水だったが、余裕で投げ勝った。恵みの雨と言うより、人為的な策略で休養を図ったロッテのやり口にノムさんは昨日やっていれば3タテも可能だった…と、さぞやおかんむりの事だろう。

◆Bs0−9L◆
炎上が続いている金子はこの日も立ち上がりからピリッとせず、初回、中島に9号2ランを被弾。3回にはG.G.佐藤にタイムリーを浴びると、5回にも栗山,G.G.佐藤にタイムリーを許した挙げ句、中村に頭部死球を食らわせ、危険球退場。2番手・川越も7回に4長短打を浴びて、致命的な4点を献上。西武先発・帆足は終盤に疲労の所為かピンチを迎えたものの、あと一本を許さず、2試合連続完封で開幕4連勝。西武はこれで6連勝となった。

金子はまたもやあっさりKO。危険球退場しなければ、もっと炎上していたかもしれない。これで二軍落ちも決まったらしい。川越,平野佳ら、ローテの柱になりそうな期待を抱かせながら、好調は長続きせず、安定して黒星が白星を上回り続ける軌道に乗ってしまうと言う偽バファローズ右腕の系譜に金子も名を連ねてしまうのか? チームが弱いと言っても、別に打線に見殺しに遭うまでもなく負けているので同情の余地もない。来年は小松辺りもこのパターンに巻き込まれそうで心配だ。一方、今季、覚醒中の帆足は20イニング無失点と抜群の安定感。打っては栗山が4安打2盗塁4得点とポイントゲッターとして大活躍。西武はこれで交流戦までの首位キープが確定した。

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May 10, 2008 21:51

◆G5−4D◆
川相を現役復帰させずに、川井でお茶を濁している場合ではないと言う危機感に苛まれ、動揺を隠せない中日先発・吉見に対して、巨人は初回、坂本の約1ヶ月ぶりとなる3号ソロで先制すると、続く2回に一死一、二塁から脇谷が左中間真っ二つのタイムリー二塁打。4回には二死走者なしから脇谷が歩いた後、野間口が内野安打を放った所で亀井が右中間突破のタイムリー三塁打を浴びせて、4点目。野間口の前に4回まで内野安打1本と沈黙していた中日は5回、ベンちゃん,中村紀,李の3連打で無死満塁。しかし、最近、ポイントゲッターとなっている3人がチャンスメーカーとなってしまったのが運の尽き。続く谷繁は犠飛を打ち上げたものの、吉見の代打・立浪は最悪のセカンドゴロゲッツーに倒れて、1点止まり。しかし、続く6回、二死二塁からT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに6号2ランを叩き込み、1点差。突き放したい巨人だが、5回二死一、三塁,6回一死一、二塁,7回二死満塁のチャンスを悉く逃す川相不在の中日ばりの大拙攻。すると、8回、3番手・山口が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに代打・デラロサに来日初アーチをぶち込まれ、ついに同点。追いつかれた巨人はその裏、四球の亀井が坂本の犠打,ガッツのセカンドゴロで三進すると、寿司職人ラミレスが三遊間を破る勝ち越しタイムリーを放ち、9回から守護神・クルーンを投入する必勝パターンに持ち込んだ。クルーンは好調のベンちゃん,中村紀と連続三振。ここから李,谷繁と詰まらせながらも連打を許し、一、三塁のピンチを背負ったが、最後はピンキー井上を空振り三振に仕留めて、辛くも逃げ切った。

残塁は5に留まった中日だが、怒濤の一発依存症,タイムリー欠乏症が再発。序盤は坂本,脇谷,亀井と生え抜きの若手の活躍で主導権を握っていた巨人も13残塁と言う拙攻三昧で無駄に苦しんだ。中日は一向に川相を復帰させる気がない様だから、巨人には川相の返還を求めて欲しいものだ。勿論、現役選手として…。。

◆S−C◆
降雨中止。

◆T−YB◆
降雨中止。

◆F0−1H◆
ソフトバンクは初回、一死から仲沢が四球を選ぶと、松中がヒットで繋ぎ、一、二塁。ここで小久保は最悪のサードゴロゲッツー…と思いきや、これを小谷野が弾いて満塁。続く柴原もセカンドゴロに倒れるが、ゲッツーは辛くも免れ、この間に仲沢が先制のホームイン。3回には一死満塁と追加点のチャンスを迎えたが、柴原,松田と倒れて、三者残塁。その裏、日本ハムは一死一塁からプロ初スタメンとなった鵜久森のプロ初安打が飛び出して、一、二塁とチャンス拡大。ここで上位打線に回ったものの、劇団ひちょり,小谷野と内野ゴロに倒れて、二者残塁。ソフトバンクは中盤以降も再三チャンスを掴みながら、どうしても追加点が奪えなかったが、先発・杉内は6回以降ノーヒットと日本ハムの追撃を許さず、今季初完封を無四球で飾り、3勝目。ソフトバンクは日本ハムと入れ替わりで3位に浮上した。

杉内は前回の8回無四球無失点に続いて、今回も無四球完封と言う抜群の安定感。一時は3連敗と不振に喘いでいたが、制球,キレ共に昨年の力が戻ってきた感じだ。その杉内に劣らぬ好投を見せたのが、藤井。8回を投げて12三振。失点はエラー絡みの1点のみで自責点0だったが、上位打線のヒットは田中の1本のみと言う貧打線に見殺しにされた。あまりにも打てないので、抜擢された鵜久森がプロ初安打を放ったのは喜ばしい限りだが…。

◆M−E◆
降雨中止。

◆Bs−L◆
降雨中止。

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May 09, 2008 23:56

◆G4−7D◆
相も変わらず、残塁を量産し続ける川相不在を象徴付ける試合ばかり繰り返していると言う事態を重く見た落合監督はついに川相の現役復帰に踏み切る…事はせずに、川井の先発起用でお茶を濁した。しかし、所詮、カワイであって川相ではない川井では空気を変える事は出来ず、2回にキムタク,加藤と連続タイムリー二塁打を浴び、2点を失い、3回で早々と降板。2点を追う中日は4回、ベンちゃん,中村紀の連続タイムリーで追いつくが、その裏、2番手・小笠原がキムタクに今季初アーチを浴び、勝ち越し点を献上。しかし、直後の5回、二死二、三塁からまたもベンちゃんが2点タイムリーを放ち、逆転すると、続く中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに7号2ランを叩き込み、巨人先発・内海はこの回限りでKO。6回にガッツの7号ソロで応戦する巨人だが、8回に井端にタイムリーを浴び、再び3点差。土壇場9回、中日は満を持して守護神・岩瀬を投入するが、粘る巨人は寿司職人ラミレス,ゴンザレスと連打を浴びせると、代走・小坂が二盗を決めて、無死二、三塁のチャンス。しかし、ここで松田記者はフルカウントからボール球に手を出し、ピッチャーゴロに倒れると、キムタクもどん詰まりのショートフライ。ここでこの日スタメンを外れていた阿部が代打で登場するも、敬遠されると、最後は代打・鈴木の痛烈なライナーはセカンド正面に飛んで、万事休す。

巨人ファンは最後、阿部と勝負してくれる事を祈ったであろうが、パーフェクト続行中の山井を平気で引っ込める落合監督がそんなファンの喜ぶ様な都合のいい展開を演出してくれる筈はなかった。と言っても、あそこで阿部を出した所で敬遠されるのは分かり切っているのだから、若大将も加藤が繋いでくれる事を期待して、あと一人阿部の投入を待つ事は出来なかったか? 今季1度も打席に入ってない鈴木よりは、この日タイムリー二塁打を打っている加藤の方が期待度は高かったと思うが…。中日は最近、すっかりベンちゃん,中村紀(または李)頼みだが、それ以外は要所で打てず、この日も10個の残塁を量産。川井でお茶を濁している暇があったら、サッサと川相を現役復帰させて欲しいものだ。

◆S1−0C◆
求道者・前田はまたもスタメンに起用されたが、信じられない展開にブラウン監督が何か企んでいるのでは?と疑心暗鬼に陥った広島ナインは頭の中が混乱しているうちに3回までパーフェクトに抑え込まれてしまう。4回一死から小窪,オチョアと連打を浴びせるも、ここで栗原が最悪のゲッツー。一方、覚醒した先発・高橋はこの日も3回まで無失点といい立ち上がりを見せていたが、4回、先頭のガイエルに9号ソロを叩き込まれて、ついに先制点を献上し、これが致命的な失点となった。広島は8回に2つの四球を選んで、ようやく村中をKOするも、代わった松岡にオチョアが抑え込まれ、二者残塁。最後は林に3人で打ち取られ、2試合連続の完封負けとなった。

29回無失点を続けていた高橋が17打席ノーヒットのガイエルに被弾し、その唯一の失点が黒星に繋がってしまうと言う何とも皮肉な展開。出して貰えるのかどうか試合直前まで予想すら出来ない起用法で集中力を乱され続けている求道者・前田も4タコと、ブラウン監督の術中にハマっており、また幽閉モードに入りやしないかと戦々恐々。一方、ノーヒットノーラン寸前から一気に地獄を見た村中は前回の投球を引きずった様子など見せない好投。1−0と言う前回同様タイトな試合展開だったが、8回のピンチに松岡が抑えてくれて本当に良かった。

◆T2−6YB◆
1,2回と立て続けにゲッツーでチャンスを潰した横浜だが、3回、二死一、二塁から村田が9号3ランを叩き込み、3点を先制。6回には一死から内川が3安打目となる二塁打で出ると、続く吉村のタイムリーで4点目。ハマのチンピラの前に5回まで1安打と沈黙していた阪神はその裏、シャア少佐のヒット,村田のエラーで一死一、三塁のチャンスを作ると、キュラソ星人の犠飛でまず1点。8回には無死満塁からまたもキュラソ星人が犠飛を打ち上げ、2点目。なおも一、二塁のチャンスだったが、葛城イクロー,鳥谷と倒れて、二者残塁。ピンチを逃れた横浜は9回、代打・ビグビーが2号2ランをぶち込んで、ダメ押し。最後はセーブのつかない場面ながらもマウンドに上がったはーちゅんが3人で締めた。阪神は今季初の連敗。

ハマのチンピラが6回を8三振自責点0の好投で2勝目。これでようやくはーちゅんの白星を上回った。はーちゅんはこの儘、抑え一本で行きそうな気配なので、流石に追い抜かれる事はないだろうが、はーちゅんが悉く同点に追いつかれた挙げ句に白星をかっさらいまくり、追い抜かれる様な事があっても、公約を守る気などさらさらないのだろうから、何の心配もしていないだろう。阪神はキュラソ星人が2犠飛を放ったとは言え、4番以降がノーヒットでは流石に攻め手がなかった。

◆M4−11E◆
初回にフェルナンデスの先制2点タイムリー二塁打で主導権を握った楽天は4回には4長短打を集中して、一気に4点を追加。続く5回には連打とエラーで1点を加え、ロッテ先発・小野をKOすると、代わったゴーグルから鉄平もタイムリー。6回にはショートの犠飛,山崎武のタイムリーで2点を加えて10点目。5回まで無失点に抑えていた先発・岩隈は6回も簡単に二死を取りながら、ここから5連打を浴びて3失点。しかし、何とかここを踏み堪えると8回まで投げきって、5勝目をマークした。

得意の地元3連戦で初の負け越しを喫した楽天だが、今度は苦手の敵地で先発全員17安打と打線が爆発しての圧勝。そろそろ極端な内弁慶ぶりにも終止符を打つ頃だろうか。と言うか、ロッテに元気がなさ過ぎる。これで5連敗だ。打線は復調の兆しを見せつつはあるが、投手陣が先発もリリーフも精彩を欠いている。中継ぎに不安があるからと、無理に先発を引っ張って、ますます点差を広げられる様では如何ともしがたいだろう。

◆Bs2−3L◆
再三のチャンスを逃してきた西武だが、4回無死二塁からG.G.佐藤のタイムリーでようやく先制。6回にはブラゼルが12号ソロを放り込み、1点を追加。先発・岸は6回を終わってノーヒットの快投を展開。7回一死から後藤のどん詰まりの打球をレフト前に落とされ、ノーヒットノーランを断たれると、この回限りでお役御免となった。西武は8回にはエラー絡みで3点目を追加。その裏、カブレラの7号2ランで1点差と詰め寄られたが、最後はグラマンを投入して、1点差を守りきった。

偽バファローズの先発は新助っ人・オルティズ。前回は因縁のソフトバンク打線を目覚めさせてしまう失態を演じたが、今回は7回2失点とまずまずの内容…と言っても負け投手だが…。西武は球数が多かったとは言え、記録が断たれた途端にあっさり岸を下げ、あわや追いつかれる所だったが、それでもサラリとかわした感があるのは首位チームならではか…。

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May 08, 2008 22:07

◆G6−5T◆
ローテの谷間で栂野を先発させた巨人に対して、阪神は3回、平野のタイムリー三塁打で1点を先制。更に、連続四球で満塁とチャンスを拡大させたが、葛城イクローはセンターフライに倒れて三者残塁。ピンチを凌いだ巨人はその裏、代打・隠善のタイムリーで同点とすると、更に、亀井,坂本,ガッツと連打を浴びせて、勝ち越しに成功。なおも一、二塁のチャンスだったが、寿司職人ラミレスはサードゴロゲッツーに倒れて、2点止まり。1点を追う阪神は2番手・越智を攻め、一死満塁。ここで代わった藤田の前にまたもチャンスで回ってきた葛城イクローは三振に倒れてしまうも、続く鳥谷がライト前へ2点タイムリーを放ち、逆転。更に、ジュビロ野口がレフト線へ痛打。一塁走者・鳥谷が三塁を回らんとしているのに、寿司職人ラミレスが二塁へ送球してしまう大チョンボをかまし、鳥谷は悠々と生還し、この回、一挙4点。3点ビハインドとなった巨人は6回、坂本,寿司職人ラミレスとヒットを浴びせ、ボーグルソンをKO。代わった江草に対して、阿部は倒れたものの、ゴンザレスがレフト前へ2点タイムリーを放ち、1点差。8回から久保田を投入し、逃げ切り体勢に入った阪神だが、巨人は先頭のガッツが二塁打を浴びせると、続く寿司職人ラミレスがバックスクリーンへ10号2ランをぶち込んで、逆転に成功。最後は守護神・クルーンが3人でピシャリと締めて、3タテを免れた。

拙守で追加点を許したラミレスが汚名返上の逆転弾。昨日のイカレ阪神ファンの妨害工作に懲りたのか、妨害のしようがないバックスクリーンへ叩き込むとは、なかなかにしたたかだ。また、阪神打線の勢いを見事に止めたのが山口。2回を4三振無失点の好投が逆転弾を呼び込み、2勝目を掴み取った。キュラソ星人は昨日の頭部死球の影響があったのかは分からないが、今日は3タコ。1〜3番で7安打2四球と出塁しまくっただけに痛かった。久保田は相変わらずの投げてみないと分からない危うさを抱えており、昨年の様な安定感は皆無。今年は江草や渡辺の方が遙かに安定しているだけに、順番の入れ替えも検討した方がいい様に思うのだが…。

◆D7−0C◆
実に8日ぶりに求道者・前田がスタメン起用されたが、ブラウン監督の執拗な嫌がらせ攻勢に広島ナインの精神は完全に疲弊しきっていた。先発・宮崎は初回から制球に苦しみ、一死満塁のピンチを迎えると、ベンちゃん,李にそれぞれ2点タイムリーを浴びて、いきなりの4失点。宮崎は2回以降立ち直ったものの、6回から登板の2番手・広池が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに李に5号2ランを被弾。7回には中村紀にタイムリーを許して、7点目を献上。打線も人斬り抜刀斎の前に8回まで5安打と沈黙。9回も長峰の前に3人で打ち取られての完封負けを喫した。

久々スタメンの求道者・前田は3打数1安打。折角のスタメンだと言うのに、打線沈黙の所為であと一人と言う所で4打席目が回って来ず。実戦から遠ざけられまくっている事で1打席でも多く立ちたい求道者・前田にとって無情な展開に終わってしまった。明日もスタメンと言う保証は微塵もないブラウン乱心采配だけに、何とかあと1本打っておきたかったものだが…。宮崎は2回以降は好投したが、いかんせん初回が酷過ぎた。ところで、開幕から未だにヒットのなかった立浪が15打数目にしてようやく初安打が飛び出したのは何よりである。

◆YB3−5S◆
3回までに6個の残塁を量産する拙攻を繰り広げていたヤクルトだが、4回、二死から館山の四球,川島慶のヒットで一、二塁とした所で飯原が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、ようやく先制の2点をゲット。その裏、横浜は内川の2号ソロで1点を返すと、続く5回には2番手として登板していた小山田がよもやの同点タイムリー。しかし、小山田は7回に突如、制球を乱し、3四死球で一死満塁のピンチを作りKO。代わったゲーリー川村も代打・ユウイチに走者一掃のタイムリー二塁打を浴び、一気に3点を勝ち越された。土壇場9回、今季無失点の林に対して、横浜は吉村,石井タクローと連打を浴びせ、二死一、三塁とすると、メカゴジラのタイムリー二塁打で3点目。なおも二、三塁と一打同点の場面を作ったが、最後は大西がファーストファールフライに倒れて、あと一歩及ばなかった。

5安打しか打たれていない横浜投手陣だが、5四球5死球の荒れ球で自滅。特に、佐藤の4死球は凄まじかったし、小山田も自ら同点打を放っておきながら、四死球連発でKOと言う独り相撲だった。林から今季初得点をあげても、いかんせん無駄に与えた失点が多過ぎた。全くヒットが出ないので2打席連続死球と涙ぐましい活躍を見せたガイエルだが、結局、3タコでまたも快音は聞こえなかった。

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May 07, 2008 23:07

◆G4−5T◆
初回に寿司職人ラミレスの9号2ランで先制された阪神だが、直後の2回、先頭の葛城イクローがヒットで出ると、ここから鳥谷,矢野が連続アーチを叩き込んで、一気に逆転に成功。巨人はその裏、3連打で無死満塁とするも、後続3人が倒れて、結局、無得点。3回、木佐貫は二死走者なしからキュラソ星人に頭部死球を食らわせて、危険球退場。連続フルイニング出場続行中のキュラソ星人の頭部死球に場内の空気は凍り付いたが、一旦、ベンチの奧へ消えたキュラソ星人はまるで何事もなかった様に塁上へ戻ると、6回の第3打席では5号ソロを叩き込む鉄人ぶりを発揮。2点を追う巨人は7回、一死一、二塁から寿司職人ラミレスのタイムリー二塁打で1点差と詰め寄ると、続く阿部が歩いて満塁。ここでゴンザレスがライト前に弾き返して、同点に追いつくが、スタートの遅れた阿部は二塁で封殺されると、続く松田記者は執念のヘッドスライディングも及ばず、同点止まり。追いつかれた阪神は直後の8回、葛城イクローのタイムリーで勝ち越すと、その裏、4番手・江草が三者三振の快投。最後は守護神・藤川が3人で締めて、3連勝を飾った。

何はともあれ、キュラソ星人が無事で良かったの一言に尽きる試合。死球を食らって昏倒後、しばらく倒れ込んだ儘だったキュラソ星人だが、経験上、ああいう時にすぐ起き上がる方が危険だからと、しばらくあの姿勢を保っていた…と冷静な意識を保っていたとは流石である。あれで連続出場が止まる様な事があれば、当てた木佐貫の方もショックを引きずる所だったろうし、阪神ファンに袋叩きに遭いかねない。阪神ファンの卑劣な妨害工作による寿司職人ラミレスの疑惑の3ランや、阿部の走塁ミスなどもあって、逆転を逃した巨人だが、あんな事があって勝とうと言うのは虫のいい話だった…か? ただ、個人的にはシチュエーションやどこのチームのファンであるかに拘わらず、ああいう妨害工作は断じて許せない。ああいう輩は勢い余ってスタンドから落っこちてしまえと!

◆D10−3C◆
広島先発・大竹は立ち上がりから制球に苦しみながら、2回まで無失点と踏ん張っていたが、3回、荒木に内野安打を許すと、一死後、連続四球で満塁のピンチ。ここでベンちゃん,中村紀と連続タイムリーを浴びて、3点を失い、この回限りでKO。7回には3番手・林が森野にタイムリー二塁打を許して、2点を献上。相も変わらぬブラウン監督の嫌がらせ采配により、求道者・前田がベンチに幽閉される異常事態に見舞われている広島は中日先発・山本昌の前に6回まで2安打と沈黙。しかし、7回、この回から代わったウッチャンから、二死満塁のチャンスを作ると、梵が2点タイムリー二塁打。なおも二、三塁のチャンスだったが、小窪がショートゴロに倒れて、二者残塁。その裏、一死一、二塁のチャンスをゲッツーで潰してしまった中日だが、続く8回にベンちゃん,中村紀,李の3連続タイムリーで一挙5点を奪い、ダメ押し。広島は9回に石原のタイムリーで1点を返したが、焼け石に水。結局、求道者・前田はフル欠場に終わり、屈辱の惨敗劇に見舞われる事となった。

本塁打なしの12安打で10得点と珍しく打線の繋がりを見せたかに見える中日だが、実は1併殺11残塁の拙攻を繰り広げている辺り、相変わらずである。内容はともかくとして、大量援護を得た山本昌は約1年ぶりの白星で200勝まであと6勝と接近したのは何より。一方、広島はまたまた求道者・前田がフル欠場。山本昌が左腕だから…などと言うのは、最早、理由としては説得力の欠片もないレベルの低い言い訳で、もういっその事、嫌がらせとか私怨とかぬかしてくれた方がすっきりするんじゃないかと…。

◆YB1−2S◆
0−0で迎えた4回、横浜はここまで1安打と抑え込まれてきた増渕から村田が8号ソロをぶち込んで、均衡を破る1点を先制。栄養費パワーを発動させる那須野の前に、ゼロ行進を続けていたヤクルトだが、7回、先頭の宮本がヒットで出ると、一死後、畠山が2号2ランを叩き込み、逆転に成功。この後、更に、一死満塁のチャンスを作ったが、飯原,田中と内野ゴロに倒れて三者残塁。9回にも一死一、二塁のチャンスを逃し、リードを広げられない儘、迎えた9回裏、抑えの林が一死から死球とヒットと一、二塁と長打が出ればサヨナラのピンチ。しかし、ここからメカゴジラを三振に斬って取ると、続く吉村をショートゴロに打ち取って、辛くも逃げ切りに成功。増渕は6回1失点で2勝目をマークした。

畠山の値千金の一発で4連敗を止めたヤクルト。増渕も粘りの投球が報われた。それにしても、ガイエルはここ47打席で僅かに2安打と言う壊滅的な不振。スタメンを外さないまでも、4番からは外した方がいい様に思うのだが、高田監督はいつまでガイエルを我慢し続けるのか?

◆E9−7H◆
背信投球が続いている一場さまはこの日も不甲斐なく、初回から小久保の7号2ラン,松田のタイムリーで3点を失うと、その裏、1点を返して貰ったのも束の間、2回に川崎にタイムリーを浴びて、あえなくKO。その裏、内野ゴロの間に1点を失ったソフトバンクだが、直後の3回、小斉,的山のタイムリーで3点を奪い、大きく突き放した。しかし、粘る楽天は4回に1点を返すと、6回には鉄平の犠飛の後、なおも一死一、二塁のチャンスを作ってパウエルをKO。代わった竹岡のエラーでチャンスを拡大させた楽天は二死後、ショート,山崎武,フェルナンデス,横川と4連打を浴びせ、この回、一挙6点を奪って逆転に成功。2回途中から登板の朝井は8回まで投げきるロングリリーフを見せると、最後は有銘が締めて、プロ初セーブ。敗れたソフトバンクの連勝は5でストップした。

一場さまがまたまた背信投球で早々とKOされ、敗色濃厚だった楽天だが、流石に得意の地元で3タテ食らう訳にはいかないとは底力を見せた。同じく背信投球が続いて屈辱の中継ぎ登板となった朝井も代わりばな打ち込まれたものの、よく立ち直った。ソフトバンクはパウエルはあんなもんとして、誤算だったのは竹岡。自責点は0だったが、エラーしたのは竹岡自身とあっては同情の余地なし。打っては好調の松中が4タコと抑えられたのが痛かった。代打で結果を出している大村の早期スタメン復帰が待たれる所だ。

◆L4−3F◆
西武先発・涌井に対して、日本ハムは初回、稲葉のタイムリー二塁打で先制すると、続く2回には劇団ひちょりの犠飛で2点目を追加。3・4月の月間MVPを受賞したダルビッシュは初回は三者凡退に斬って取ると、続く2回も簡単に二死を取ったが、ここで中村に8号ソロを被弾。5回に小田のタイムリーで突き放した日本ハムだが、その裏、細川に6号ソロが飛び出して、再び1点差。7回には先頭のG.G.佐藤が二塁打を浴びせると、中村の犠打,大島のショートゴロで同点のホームイン。3−3で迎えた9回、ダルビッシュは一死から中村に二塁打を浴びると、連続四球で満塁のピンチ。ボカチカはセカンドフライに打ち取ったものの、続く片岡にレフト前へタイムリーを浴び、サヨナラ負けで今季初黒星を喫した。

明日からまた「週刊少年チャンピオン」が発売されてしまう為、呪い効果が復活する前に何とか勝っておきたかったダルビッシュだが、2発被弾した上、プロ入り初のサヨナラ負けを喫する屈辱に見舞われた。毎度、援護をくれない味方打線だが、涌井相手に3点取ってくれたのだから、そうも責められまい。その涌井はダルビッシュに投げ負けなかったにも拘わらず、8回で降板してしまった為に、白星がつかない辺り、今季の勝ち運のなさを感じさせる。

◆Bs7−6M◆
初回に後藤のタイムリーで先制されたロッテは初回,2回とチャンスを潰していたが、3回、西岡のタイムリー二塁打でようやく同点。続く4回には根元,今江,西岡のタイムリーで3点を勝ち越し、偽バファローズ先発・小松をKO。6回にはここまで2安打と当たっている今江に2号2ランが飛び出して、6点目。偽バファローズはその裏、塩崎の犠飛で1点を返すと、7回には日高,大引と連続二塁打を浴びせて、渡辺俊をKO。更に、この後、カブレラのタイムリー等で2点を加えて、1点差。完全に流れを引き寄せた偽バファローズは続く8回には下山のタイムリーで追いつき、延長に持ち込んだ。10回、無死一、二塁のチャンスを掴んだ偽バファローズは大引がセンター前へタイムリーを浴びせて、劇的なサヨナラ勝ち

小松は先発転向後、最悪の内容で中継ぎ陣も打ち込まれて、完全にロッテペースの展開だったが、打線がしぶとく繋いで逆転勝ちを呼び込んだ。10回に無死一、二塁の大ピンチを背負った時にはまたいつもの病気が始まったか…と思われた加藤だが、そこから三者三振の力投でピンチを切り抜けたのは見事だった。ロッテは5点のリードを守れずに4連敗。今江が4打数4安打3打点と爆発したが、中軸がパッとせず、とどめをさしきれないうちに、リリーフ陣が崩壊してしまった。

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 ついに現役復帰したギブソンが先発マウンドに登場し、球場内は沸き返る。先頭のロイに対する初球は89マイルとあって、ベンチの吾郎は変化球で入ったのかと見ていたが、実はこれがストレート。子供の頃にオールスターでの6連続三振を見て興奮したロイはそんな投手が今なおマウンドにいる事に感慨を覚えるが、出来れば全盛時に対決したかったと落胆しながら、一塁線を破る二塁打を浴びせる。球威も制球もイマイチのギブソンは続くネルソンを歩かせてしまい、一、二塁のピンチ。ここでキーンには甘いスライダーをスタンドへ運ばれて、いきなりの3失点。苦しい投球のギブソンに吾郎はやきもきするのだが…。

 散々吾郎に偉そうな事をぬかしたギブソンがよもやの大炎上。キーンからの被弾はともかく、ロイにまであんな事を言われて、簡単に打たれてしまう辺り、悲しくなってくる。約2ヶ月前のW杯ではあれだけ投げたギブソンだが、心臓病に倒れた後となっては全盛時は勿論の事、W杯時の投球すら取り戻す事は出来ないのか? ギブソンともあろう者がその事を自覚していないとも思えない訳で、それでものらりくらりと経験を生かした投球で現役として投げ続けたいのか、やはり、吾郎やJr.達に見せておかねばならないものがあると言う事なのか…。まぁ、普通に考えれば、後者なのだが…。

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May 06, 2008 23:12

◆G4−8T◆
阪神が2回にゼブラ今岡の一発で先制すれば、巨人は3回に亀井が同点タイムリー。1−1で迎えた4回、阪神はゼブラ今岡の犠飛で勝ち越すと、続く鳥谷のタイムリー,矢野の二塁打で巨人先発・春風亭半ケツをKO。更に、この後、関本の犠飛,アッチソンのタイムリー,ガッツのエラーでこの回大量5得点。その裏、巨人は阿部のタイムリー,ゴンザレスの2号2ランで2点差まで詰め寄るも、阪神は7回にキュラソ星人,鳥谷のタイムリーでダメ押しの2点を追加。巨人は6,8,9回と得点圏に走者を送りながら、あと一本が出ず、3連勝でストップ。阪神は巨人に続いて史上2チーム目となる球団創設4500勝を達成した。

◆D1−1C◆
相変わらず、学習能力の欠片も感じさせないブラウン監督はまたまた求道者・前田をベンチに追いやる嫌がらせを敢行。そんな状況で広島は初回に天谷のタイムリーで先制するも、以降は残塁の山を量産するばかりの拙攻三昧。一方、川相不在の中日も初回に井端の犠飛で追いついてからは全く打線が繋がらず、走者を出しては塁上に残してしまうタイムリー欠乏症を何度となく露呈。結局、延長に入っても決め手を欠く両軍はいずれもスミ1の儘、追加点をあげられず、延長12回規定でドロー。広島は13残塁,中日は2併殺11残塁の大拙攻だった。

◆YB2−1S◆
リオス,ウッドの両助っ人先発が互いに譲らず、0−0の儘、試合は中盤へ突入。迎えた5回、ヤクルトは二塁打の宮本をユウイチが送ると、飯原が歩いた後、米野がスクイズを決めて、ついに待望の1点を先制。ヤクルトは6,7回にも全く同様の形で一死三塁のチャンスを掴むも、後続を断たれ、追加点を奪えない。7回まで無失点と粘りの投球を続けてきたリオスだが、8回二死から二人の走者を許した所で石井タクローに同点タイムリーを浴びると、更に、自らの牽制悪送球で痛恨の勝ち越し点を献上。9回ははーちゅんの前に3人で打ち取られたヤクルトは4連敗。横浜は今季初の連勝となった。

◆E4−8H◆
大隣はまたも立ち上がりに苦しみ、初回から二死満塁のピンチを迎えると、高須,山下と連続タイムリーを浴びて、3失点。しかし、ソフトバンクは4回、小斉のプロ初アーチで反撃の狼煙を上げると、なおも一死一、二塁から主砲・松中が7号3ランを叩き込んで、一気に逆転。更に、6回には二死満塁から的山の押し出し死球と川崎のタイムリー内野安打で2点を追加。楽天はその裏、山下の一発で応戦するも、ソフトバンクは9回にも小斉のタイムリー,森本の犠飛でダメを押し、5連勝をマーク。大隣は7回4失点ながらも、4月2日以来となる3勝目を飾った。

◆L3−1F◆
2年目のダースがプロ初登板初先発。水島の呪いを断ち切るインドの血を引くダースは初回こそ陽のエラーで先制点を失うも、5回まで追加点を許さない上々のデビュー。1点を追う日本ハムは4回に四球の田中を一塁に置いて、スレッジのタイムリー三塁打でついに同点。1−1の儘、迎えた土壇場9回、日本ハムは一死から連打で一、二塁のチャンスを掴むも、小山,金子誠と倒れて、二者残塁。ピンチを免れた西武はその裏、ボカチカが7号2ランを叩き込んで、サヨナラ勝ちを収めた。先発の石井一は移籍初完投で5勝目。

◆Bs3−1M◆
3回に西岡の一発で先制点を貰った成瀬だが、4回、先頭のカブレラに痛打されると、ここからローズ,北川と連続三振に斬って取るも、濱中に4号2ランを叩き込まれて、形勢逆転。更に、7回には下山にタイムリー二塁打を浴びて、3点目を失い、この回限りで無念のKO。偽バファローズ先発・山本は7回を西岡の一発のみに抑えると、8回からは山口−加藤と繋いで逃げ切った。

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May 05, 2008 23:22

◆S4−6G◆
2回に二死満塁のピンチを切り抜けたヤクルトはその裏、ユウイチ,福川のタイムリーで2点を先制。追いかける巨人は4回、寿司職人ラミレスの8号ソロで1点差とすると、続く5回には坂本が同点タイムリー。更に、二死満塁となった所で阿部が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、3点を勝ち越し。更に、続くゴンザレスにもタイムリーが飛び出し、6点目。その裏、田中のタイムリー二塁打で1点を返したヤクルトは土壇場9回には守護神・クルーンから宮本,ユウイチと連打を浴びせて、2点差と詰め寄ったが、ここから飯原,代打・川端と連続三振。そして、代打・リグスもサードゴロに倒れて、万事休す。巨人先発・グライシンガーは8回3失点で4勝目。

◆D4−10T◆
川相を現役復帰させる事なく、一発依存野球に甘んじていては投手陣が崩れた時、なす術がない事を見せつけられているにも拘わらず、何の手も打とうとしない首脳陣に落胆の色を隠せない中田は初回から四球1つを挟んだ6連続長短打を浴びるなど、悪夢の大量7失点。主導権を握った阪神は3回にも3連打で2点を奪い、7回には関本のタイムリーで10点目。中日は珍しく一発なしで4点を返したものの、序盤の大量失点があまりにも重かった。

◆C5−6YB◆
会心の逆転勝利を呼び込んだ求道者・前田だが、恐れていた通り、ブラウン監督は求道者・前田の適性がスタメンより代打にあると思い込んでしまったのか、はたまた、そう思い込んだフリをして体よくベンチに追い込んだのか、真相はともあれ、またも求道者・前田はベンチに幽閉される始末。ガックリきた長谷川は初回から吉村の3ラン等で大量5失点。それでも広島はその裏、栗原,石原のタイムリーで2点を返し、4点差で迎えた7回には一死一、二塁のチャンス。ここでようやく代打に起用された求道者・前田だったが、よりにもよって死球を食らわされて、これ幸いとブラウン監督により代走・木村と入れ替えられてしまう始末。ここから石原のタイムリー,小窪の押し出し四球,東出の犠飛で1点差まで詰め寄ったものの、反撃もここまで。8,9回と三者凡退に倒れて、あと一歩及ばなかった。

◆E6−8H◆
ソフトバンクは初回、小久保のタイムリーで先制。その裏、横川のタイムリー等で逆転を許すも、直後の2回、小斉が同点三塁打,3回には吉崎の暴投で労せずして勝ち越し。しかし、楽天はその裏、高須,横川の連続タイムリーで逆転に成功。4−3の儘、迎えた土壇場9回、一死満塁から川崎がレフト前へ2点タイムリー。しかし、粘る楽天はその裏、渡辺直のタイムリーで追いつき、試合は延長に突入。迎えた11回、ソフトバンクは大村のタイムリー,山崎の犠飛で2点を勝ち越し。その裏、楽天は一死一、二塁のチャンスを作ったものの、最後はフェルナンデスがショートゴロゲッツーに倒れて、万事休す。ソフトバンクはこれで4連勝となった。

◆L8−6F◆
初回からキニーの制球難につけ込み、3点を先制した日本ハムは5回にも4安打を集中して、3点を追加し、6点のリード。しかし、その裏、スウィーニーの前にノーヒットに抑え込まれていた西武が細川のグランドスラムで一気に位上げると、続く6回には中島の8号ソロで1点差。完全に流れを引き寄せた西武は8回にはブラゼルのタイムリーで追いつくと、続くG.G.佐藤が9号2ランを叩き込み、ついに勝ち越しに成功。最後はグラマンが締めて、逃げ切った。

◆Bs6−3M◆
ロッテは3回、西岡の2号2ランで先制。4回にゲッツーの間に1点を返されるが、6回、ズレータにタイムリー二塁打が飛び出して、再び2点差に突き放す。来日初先発となる呉は6回まで1失点の好投を展開。7回一死から連続四球を与えてKOとなったが、代わった川崎が牧田をゲッツーに仕留めてピンチ脱出。しかし、続く8回、連打で無死一、三塁のピンチを迎えると、下山に2号3ランを叩き込まれて、一気に形勢逆転。更に、この後、偽バファローズは浜中に2点タイムリー三塁打が飛び出し、ダメ押し。9回は守護神・加藤が無難に抑えて、先発・岸田に今季初勝利がついた。

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