April 2008

April 30, 2008 23:01

◆G3−4C◆
求道者・前田がスタメン復帰し、意気上がる広島は初回、巨人先発・春風亭半ケツから赤松が2試合連続の先頭打者アーチを叩き込み、先制。続く2回にはブラウン監督の訳の分からない采配に振り回される鬱憤を晴らすがごとく、求道者・前田がライトスタンドへ2号ソロ。2点を追う巨人は広島先発・大竹から3回、亀井の4号ソロで1点差。4回無死一、二塁のチャンスをゲッツーで潰し、6回一死一、二塁のチャンスも逃した巨人だが、7回、二死から坂本が二塁打を放ち、大竹をKO。ここでブラウン監督は左の亀井だからと左のコズロースキーを投入する安直継投を展開。しかし、対左投手の方が遙かに数字を残している亀井は苦もなくライトスタンドへこの日2本目のアーチを叩き込み、一気に逆転に成功。追いかける展開となった広島は直後の8回、巨人4番手・山口に対して、一死から石原が痛打すると、途中出場の東出がタイムリー二塁打を放ち、石原が同点のホームイン。土壇場9回には一死壱、二塁からシーボルのタイムリーで勝ち越しに成功。8回からマウンドに上がっていた永川は2回を4三振ノーヒットの快投で巨人の反撃を断ち切った。

いきなり飛び出した求道者・前田の怒りの一発には胸のすく思いをさせられた。その後が続かなかったのだが、これだけ執拗に指揮官からモチベーションを奪われては集中力を持続するのも難しいと言うものだ。まさか、亀井に左をぶつけたブラウン安直采配は求道者・前田の一発の価値を下げる為の陰謀ではあるまいな? まぁ、地でヘッポコ采配なんだろうけど…。求道者・前田の一発に刺激されたか、オチョア,栗原,シーボルも奮起。永川は久々に守護神らしい圧巻の投球だった。巨人は終わってみれば亀井の2発のみ。頼みのゴンザレスも今日はブレーキ。阿部の打率はとうとう2割を割ってしまった。

◆D2−4YB◆
川相不在の弊害を露呈する無様な戦いを続けながらも、その最大の解決策である川相の現役復帰に踏み切ろうとしない落合監督はまたまた川井の先発でお茶を濁しにかかるが、その立ち上がりを捉えた横浜が内川のタイムリー二塁打で2点を先制。ウッドの前に4回までパーフェクトと沈黙していた中日は5回に一死一、三塁と初のチャンスを作るが、後が続かず二者残塁。しかし、6回、一死から突如、制球を乱したウッドが連続四球でKO。この拾い物のチャンスに李が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、レフトフェンス直撃の走者一掃タイムリー二塁打となり、ようやく同点。更に、二死後、ガッツな貴公子・仁志のエラーでチャンスを広げるも、森野がショートフライに倒れて、二者残塁。すると、直後の7回、横浜は村田のタイムリー二塁打で勝ち越し。更に、8回には吉村に6号ソロが飛び出して、貴重な1点を追加。その裏、中日は連続四球で無死一、二塁と絶好のチャンスに李が最悪のゲッツー。続くT.ウッズも三振に倒れて、得点ならず。9回には横浜新守護神・はーちゅんに対して、二死から連打を浴びせるも、最後は代打・立浪がレフトフライに倒れて二者残塁と最後の最後まで川相不在の弊害を露呈する形で敗れた。

相も変わらず拙攻三昧の中日。投手陣がちょっと踏ん張りきれないだけで星を落としてしまうのは当然の結果だ。川井は責められる程、悪い内容ではなかったが、川井ではチームの空気を変えるに至らない事は明白なのだから、いい加減、観念して川相を復帰させろと。最後のバッターとなった立浪が未だに今季ノーヒットなのも気になる所。やはり、4打席立たせない打者だけに交流戦が待ち遠しい。横浜は白星こそつかなかったものの、ウッドがよく踏ん張った。配置展開には釈然としないものがあるはーちゅんはおぼつかない投球ながらも辛くもセーブ。はーちゅんが結果を出せるかどうかよりも、どれだけはーちゅんに繋げる展開に持っていけるかが横浜の課題だろう。

◆T6−5S◆
取られては取り返すシーソーゲームとなったこの試合。まず阪神が初回に新井のタイムリーで先制すると、3回にヤクルトが川島慶,田中の連続タイムリーで逆転。その裏、阪神が葛城イクローのタイムリー等で再び逆転すれば、ヤクルトも負けじと4回、飯原の一発,川島慶のタイムリーでまたも逆転。しかし、阪神は6回、二死一、三塁から平野が走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、四たび逆転に成功。粘るヤクルトは8回にまたまた川島慶が同点タイムリー内野安打。5−5で迎えた土壇場9回、ヤクルト4番手・松岡に対して、阪神は先頭の新井がいきなり左中間スタンドへ2号ソロを放り込み、劇的なサヨナラ勝ち。同点ながらも引っ張り出されていた藤川に今季初白星がついた。

5勝目&月間MVPを狙った下柳が4失点KO。久保田も失点し、9回同点の場面ながら早くも藤川が引っ張り出され、延長に入ったらどうするんだ?と言う重い空気を新井が一振りで吹き飛ばした。依然としてヒットはコンスタントに出るが、一発が出ないと言う好調なんだか不調なんだか分からない状態が続いていた新井だが、ここまで放った2発はいずれも値千金だ。ヤクルトは新1〜3番トリオが7安打とまたも機能したが、ガイエル,リグスの両助っ人が9タコ5三振の大ブレーキ。復帰初登板の五十嵐も2失点と奮わなかった。

◆L6−2H◆
ソフトバンクは2回、不振に喘いでいた小久保の通算350号となる4号ソロで先制。先発・大隣は3回までパーフェクトと素晴らしい立ち上がりを見せていたが、4回から片岡,中島に被弾し、逆転を許すと、7回には中村,江藤に連続アーチを浴び、KO。ソフトバンクは直後の8回、ノーヒットで1点を返し、2点差に詰め寄ったものの、その裏、中島,中村のタイムリー二塁打でダメ押しの2点を失い、試合を決定付けられた。西武先発・石井一は8回途中まで2失点の好投で4勝目をマーク。

折角、小久保に一発が出たのに、今度は松中が4タコ。この打線の噛み合わなさ加減がソフトバンクの低迷を象徴している様だ。まぁ、散発4安打じゃ勝ちようがないわな。大隣も大場の一発病が伝染したかの様なソロアーチ4被弾で轟沈。相次ぐ完投で開幕2連勝した時はどんな数字を残すやらとワクワクしたものだが、気付いてみれば、それから4連敗。炎上している訳ではないのだが、打線との噛み合わせの悪さも手伝って、勝ち運を失ってしまっている感じだ。西武は一発攻勢もあって、7安打で6点,ヒットが出たイニング全てに得点と効率のいい攻撃で快勝。石井一は5試合連続自責点2と言う妙な安定感を見せている。

◆M3−6F◆
水島の呪いの影響で登板が前倒しになったダルビッシュ。しかし、この事態を嫌がっていたのはダルビッシュ当人ではなく、相手投手の渡辺俊だった。とんだとばっちりでダルビッシュと投げ合う羽目になってしまい気が重い渡辺俊は初回からスレッジ,小田と連続タイムリー二塁打を浴びて、いきなりの3失点。2回に橋本の一発で1点を返して貰うも、3回にスレッジにタイムリー,5回には稲葉に一発を浴び、5回5失点であえなくKO。その裏、ロッテはフクーラの今季初アーチとなる2ランでダルビッシュから今季最多となる3点目。更に、二死一、二塁のチャンスを作って、オーティズがレフト前へ弾き返すも、本塁を狙ったズレータが憤死し、2点止まり。これで勢いの止まってしまったロッテは6,7,8回と3回連続ゲッツーを食らう有様。そうこうしているうちに日本ハムは9回に稲葉のタイムリーでダメ押し。最後はMICHEALが3人でピシャリと締めて、逃げ切った。

7回を10安打3失点と先発投手としては及第点だが、ダルビッシュとしては今季最悪の内容。ダルビッシュにとって、千葉マリンが鬼門であった事も重なり、水島の呪いによる嫌がらせ効果は確かにあったのだが、それ以上に渡辺俊にかかったダルビッシュのプレッシャーの方が大きかった様だ。日本ハムは足を痛めている高橋に代わり、4番に入った稲葉が4安打の活躍。ヤクルトの田中に便乗した訳でもなかろうが、これまた不動の2番から3番に昇格した田中も2安打とチャンスメークに一役買った。ロッテは橋本が4の4と気を吐いたが、前後の打者がこれを生かせなかった。

◆Bs4−5E◆
依然として極度の内弁慶状態から抜け出せない楽天はこの日も3回、坂口の三塁打で先制される苦しい立ち上がり。しかし、直後の4回、フェルナンデスのタイムリーで追いつくと、続く5回には渡辺直のタイムリー二塁打で勝ち越しに成功。その裏、大引のスクイズで追いつかれるも、直後の6回、山崎武のタイムリー二塁打で再び勝ち越すと、8回にはまたもフェルナンデスにタイムリーが飛び出し、4点目。これで決まったかに思われたが、土壇場9回、抑えの青山が代わりばな代打・下山に二塁打を浴びると、続く代打・浜中に2ランをぶち込まれて、一気に同点。試合は延長に突入した。迎えた10回、楽天はフェルナンデスがこの日4安打目となるタイムリーを放ち、三たび勝ち越し。最後は小山が三者凡退に斬って取り、辛くも連敗を逃れた。

楽天にとって、敵地で接戦に持ち込まれると言う今季の典型的な負けパターン。特に、9回に追いつかれる辺り、敗色ムードがプンプンだったが、辛くも白星。3本タイムリーを放ったフェルナンデス様々の展開だ。偽バファローズはビッグボーイズが14タコと開幕当初を思い起こされる見事な大ブレーキぶりが致命的な敗因。起死回生の同点アーチを放った浜中は打率は.217ながら、得点圏打率は.368でチーム3位の15打点と勝負強さを発揮しているだけに、もう少しうまい事使ってやれないかと思うのだが…。

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April 29, 2008 21:48

◆G3−2C◆
相変わらず、学習能力のないブラウン監督は右のグライシンガーが相手であっても、求道者・前田をベンチに幽閉する大暴挙。試合前から重苦しい空気が流れる中、赤松が先頭打者アーチを叩き込んで、1点を先制。2試合連続5失点KOとあって背水の陣で臨む先発・長谷川は初回こそ3人で抑えたものの、続く2回に寿司職人ラミレスに同点アーチを被弾。4回には二死走者なしから阿部に二塁打を浴びると、ここで当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスにタイムリーを許し、勝ち越し点を献上。1点を追う広島は7回、二死二塁からプロ初スタメンに起用された小窪が詰まりながらもライト前に落とす同点タイムリー。ここで長谷川に代わって求道者・前田が代打に起用されたものの、理不尽にスタメンを外され続ける事への無言の抗議なのか、あえなくファーストゴロに倒れて、同点止まり。すると、その裏、2番手・梅津が先頭のゴンザレスに今季初アーチを叩き込まれて、勝ち越し点を献上。巨人は8回から山口を挟み、9回には守護神・クルーンを投入。前回、悪夢のサヨナラ負けを喫したクルーンはこの日もいきなり栗原に死球を食らわせ、前回の登板を引きずっているかの様な不安な立ち上がりだったが、続くシーボルを空振り三振に斬って取ると、石原をセカンドゴロゲッツーに仕留めて、何とか逃げ切った。

ゴンザレスが勝ち越しタイムリー&決勝アーチの大活躍で大満足。打率も.349まで上がってきて、今、巨人で最も頼りになる打者になりつつあるが、李の年俸はゴンザレスの5倍だけに、二軍で遊ばせておく訳にはいかない…などと言う無為な理由で入れ替えられる危険性に苛まれ続けている事は否めない。何とかゴンザレスにはこの悪夢のプレッシャーに打ち勝って欲しいものである。それにしても、ゴンザレスのヒーローインタビューをぶち切って、今日のハイライトに切り替えてしまうテレ朝は許せんな。その瞬間、即、G+に切り替えましたとも、ええ。さて、広島は相変わらずのブラウン監督の愚行により、負けるべくして負け。求道者・前田を外したおかげて、クリーンアップトリオで僅かに1安打の体たらくだ。初スタメンの小窪はよく頑張ったが、ルーキーではチームの空気を変えるまでには至らない。投手の右左すら関係なく求道者・前田を外しまくるブラウン監督のやり口は、最早、私怨以外の何物でもないのではないか?と言う気がしてならないのだが…。

◆D4−1YB◆
川相不在が故の深刻なタイムリー欠乏症に見舞われている中日は巨人戦限定好投手(過去形)・土肥に対して、2回、T.ウッズ,ベンちゃんの連打で無死一、三塁のチャンス。ここで森野が先制犠飛を打ち上げた後、中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに6号2ラン。更に、二死後、投手の中田が川相不在の打線がアテにならない以上、自分が出るしかないとばかりに二塁打を浴びせると、続く荒木が実にチーム35イニングぶりとなるタイムリーを放ち、この回、4点。自らの一打で楽になった中田は5回まで散発2安打無失点の好投。しかし、6回、一死から石井タクローの何でもないセカンドゴロを荒木がよもやのトンネル。川相不在の重さを痛感し、動揺を隠せない中田は続くガッツな貴公子・仁志に痛打されると、二死後、村田にタイムリーを許して、1点を献上。しかし、横浜の反撃もここまで。最後は岩瀬の前に抑え込まれた。

4点取ってもタイムリーは僅かに1本。得点を奪った2回以外のイニングは僅かに2安打。たまたま2回にヒットが集中したのが幸いしたに過ぎない。中田がバックに足を引っ張られながらもよく投げてくれるなど、この日も投手陣の頑張りに救われた感があるなど、どうにも釈然としない試合運びである。それでも結果的に勝ちを拾っているのは大きい。この拾った勝ちを無駄にしない為にも、一刻も早く川相の現役復帰を視野に入れるべきだろう。横浜は土肥が相変わらず、巨人戦以外ダメ(最早、巨人戦でも大した事ないが)っぷりを発揮し、開幕4連敗。土肥がこんなザマでよくはーちゅんをストッパーに回す気になんてなったものだ。横浜はストッパー不在で落とした試合なんぞより、先発が崩れて負けた試合の方が圧倒的に多い筈なのだが…。

◆T1−4S◆
離脱していた五十嵐が復帰し、巻き返しを図りたいヤクルトは初回、アッチソンの立ち上がりを捉え、3番に昇格した田中のタイムリーで先制。3回には平野のエラーに始まり、矢野の捕逸,アッチソンの暴投と立て続けの阪神の拙守に乗じてタナボタの2点をゲット。続く4回には福川がタイムリーを浴びせて、4点目。先発・石川は初回の満塁のピンチを切り抜けてからは安定した投球で阪神打線を翻弄。7回にゲッツーの間に1点を返されたが、8回1失点の好投でハーラー単独トップの5勝目を飾った。

1番・青木,2番・川島慶,3番・田中の新オーダーが的中…と言っても、別に、今まで通りの打順でもさして問題はなかったとも思うのだが…。気になるのは、ガイエルが4試合ノーヒットとさっぱり打てなくなってしまった事だ。つい最近まで月間MVP候補に挙がる程の活躍を見せていたのに、この4試合の沈黙で受賞は絶望的になってしまった。投げる方では石川が依然として好調をキープ。5勝目をあげた事により月間MVP争いで吉見を一歩リード出来たかも…。

◆L77−10H◆
ソフトバンクの先発は抑えに回されるわ、先発に回されるわ、中継ぎに回されるわ、雨で登板を飛ばされるわと、極めて流動的な起用法を強いられ続けているガトームソン。これに対して、西武は2回、G.G.佐藤の6号ソロで先制するが、直後の3回、ソフトバンクはすかさず川崎が同点タイムリー。更に、二死満塁から柴原がライト前へタイムリーを放ち、2点を勝ち越し。その裏、またもG.G.佐藤にタイムリー二塁打が飛び出し、1点差となるも、取られたら取り返すソフトバンクは4回に長谷川のプロ初アーチ,松中の2点二塁打で3点を追加。更に、5回には田上のタイムリーで7点目。コレで試合は決まったかに思われたが、5回で既に111球を投げていたガトームソンがマウンドを降りると、6回に西武が猛反撃。本間のエラーを皮切りに一死満塁のチャンスで中島が6号グランドスラム。更に、続くブラゼルも11号ソロを放り込んで、一気に同点。試合はその儘、延長にもつれ込んだ。迎えたラストイニングの12回、ソフトバンクは先頭の柴原がヒットで出ると、続く松田がタイムリー三塁打を浴びせ、ついに均衡を破る勝ち越し点をゲット。更に、この後、小斉,森本にもタイムリーが飛び出して、ダメ押し。11回から登板していたホールトンが最後まで締め括り、西武の連勝を3で止めた。

5点差追いつかれた時にはどうなる事かと思ったが、辛くも勝利。キニーを4回KOしておきながら、何でこんな苦労しなくてはいけないのか…。約3週間ぶりの先発となったガトームソンはよく粘ったが、いかんせん球数が多過ぎた。いい加減、先発に固定してあげて欲しいものだ。2年目の長谷川がプロ初アーチ含む2安打,3年目の小斉が4安打と若い力の活躍が光ったが、4番復帰の小久保は今日もノーヒット。ここ5試合で18の1と言う不振は気がかりだ。小久保がこんな調子だと、松中は勝負して貰えなくなるかも…。西武はミッチーが前回の5失点に続き、今度は3失点とまたも大炎上。グラマンをもう1イニング投げさせる訳にはいかなかったのかね?

◆M2−3F◆
水島の呪いの影響か、全く得点を奪えない状態が続いている日本ハムはこの日も苦手・成瀬相手に2回まで無得点。しかし、3回、先頭の鶴岡が四球で歩くと、金子誠の犠打で二進。ここで不振の劇団ひちょりが実に20試合ぶりのタイムリーとなる二塁打を浴びせて、26イニングぶりの得点をゲット。7回には陽にプロ初アーチが飛び出して、成瀬をKO。投げては予告先発の武田勝がフリー打撃の打球を左手親指に当てて骨折するアクシデントに見舞われ、緊急登板となったスウィーニーが再三、得点圏に走者を背負うピンチを凌いで、6回まで無失点に抑える粘りの投球を展開。7回に建山を挟んで、武田久−MICHEALと繋ぐ必勝リレーで逃げ切りを図るも、武田久が乱調。いきなり連打を浴びた後、大松をゲッツーに仕留めたまでは良かったが、そこから連続四球で満塁のピンチを背負ってKO。更に、代わったMICHEALがベニー松山に2点タイムリーを浴び、一気に同点。しかし土壇場9回、日本ハムは劇団ひちょりのタイムリーで再び勝ち越しに成功。その裏はMICHEALが3人で締め、連敗を3でストップさせた。

異国の血が流れるダルビッシュ本人を呪っても跳ね返されるので、打線に呪いをかけ、今度は武田勝を血祭りに送る事で明日の前倒し登板を余儀なくさせるなど、間接的にダルビッシュをいびり倒す水島の呪いたるや恐るべし。そんな呪われた状況を打破したのは、これまた異国の血が流れるスウィーニー。武田久の乱調で白星は消されてしまったが、粘りに粘って成瀬に投げ勝ったのは天晴れ。相変わらず、打線が湿りがちな中、これまた異国の血が流れる陽がプロ初アーチを放ったのも嬉しい材料だ。

◆Bs2−1E◆
本拠地で5連勝を果たして、苦手の敵地へ乗り込んできた楽天。偽バファローズ先発・岸田に対して、1,2回とチャンスを潰したが、3回、フェルナンデスのタイムリーでようやく1点を先制。しかし、その裏、偽バファローズは死球の後藤を大引が送った所で坂口が同点タイムリー内野安打。以降、両軍決め手に欠き、試合は1−1の儘、終盤へ突入。迎えた8回、偽バファローズは二死走者なしからカブレラが二塁打。ローズが敬遠された所で不振による二軍落ちから復帰してきたラロッカがセンター前へタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。最後はリリーフ失敗の続いていた守護神・加藤がピシャリと3人で抑え、13日ぶりのセーブをマークした。

珍しくビッグボーイズが機能し(ローズは敬遠で歩いただけだが)、決勝点をもぎ取った偽バファローズ。ラロッカだけでなく、北川も復帰し、それぞれの打者が額面通り働けば得点力も上がってくる……筈だが、どうなる事やら…。一方、楽天はまたも苦手の敵地で苦手の接戦を落とすと言う恒例のパターンであえなく連勝がストップ。2失点完投の朝井を見殺しにしてしまった。また、ここから6連敗くらいしやしないかね…。

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  3度目の対決を迎えたトンガ vs 里中。ここまで2打席ストレートしか投げていない里中の投球だが、東京ブルペンの井戸端会議3人組は相も変わらず、TV観戦の野球ファン気分で里中の配球予想大会に明け暮れていた。トンガは山田のサインに首を振った里中がストレート勝負に拘っていると勝手に思いこんだが、初球からさとるボールを投げ込まれ、空振り。この変化球を見せ球にストレート勝負などと都合のいい事を考えたトンガは、2球目のサインにはあっさり頷いた里中のスライダーに全くバットがついていかずに空振りし、あっと言う間に2−0と追い込まれてしまう。3球目の山田のサインに3度も首を振った里中の様子に、初球時は山田が里中のプライドを重視してストレートを要求したが里中がプライドより勝つ事を選択して首を振ったと分析していた井戸端会議組は、山田はトンガのストレート狙いを見破って変化球を要求しているが、あくまで里中はストレートを投げたがっていると予想し、心配するも全くの杞憂。3球目は高めから落ちてくるスカイフォーク。完全にボール球だと思ってしまったトンガは腰砕けで見逃すしかなく、あえなく三球三振。しかし、里中がなりふり構わず三振を取りに来た事で一人前のプロとして認められた…と岩鬼から檄を飛ばされたトンガは「光栄です」に感激に打ち震えるのだった。その裏、20三振を目指すダルビッシュは先頭打者としてここまで2発を浴びている山田と三たび対峙する。

 「プライドより勝ちを重視したか…。それでこそエースよ」とか、池田がやけに偉そう。まるで大ベテランみたいな口ぶりだが、幾ら老け顔でもこいつは里中よりもかなり若い筈なのだ。大体、里中ごときがストレートにプライドを持っている事自体、おかしな話。里中の持ち味はあくまで多彩な球種と制球力(+山田のリード)。変化球と混ぜるからこそ、並のストレートも生きる訳で、ストレートしか狙っていない打者に通用する様な威力のあるストレートは持っていないのである。何せ、トンガのストレート狙いに気付いた井戸端会議組にああも心配されてしまう程度のストレートなのだ。そんなストレートにこだわり続ける様では、それはもうプライド云々と言うより、自分の力が見えていないだけだ。とりあえず、里中もそこまで愚かではなかった様だが(結局の所、今回の対決は井戸端会議組が勝手に東京バッテリーの思惑を想像していただけで、実際に里中が首を振った時に出した山田のサインが何なのかはさっぱり分からないのだが)、今更になって、「元々プロ同士の対決にプライドなんてない。勝つか負けるかだけだ」などと、偉そうな事をぬかしても、しょーもない賭けをして、ストレート勝負に持ち込んだ第1打席でスタンドへ放り込まれている里中だけに説得力は絶無と言っていい。で、変化球を混ぜたはいいが、さとるボールにスライダーにスカイフォークを3つ続けるなんて、岩鬼じゃないけど、なりふり構わな過ぎ。ストレートをフルスイングする事しか考えていない事がミエミエなのだから、持ち球の中でも特にキレのいい変化球3つを全て使わなくとも容易に打ち取れたろうに、この里中の余裕のなさは何だろう…。第2打席では完全に格下とナメきった投球で翻弄しただけに、第3打席までの間にトンガを一人前と認めるだけの何かがあって然るべきなのだが、そんな描写は何一つないと来るから困ったものだ。ところで、「ドカパロ」ワールドでの三振記録は不知火の21個である事に水島氏はいつになったら気付くのだろう? と言うか、水島氏は耄碌してるんだから、編集者がしっかり気付けよ! ホント、水島氏の担当は水島氏の原稿を何一つチェックしていないのだと言う事を改めて思い知らされるね。

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 スランプを脱するべく、持ち味を捨ててでもヒットを狙いに行くバッティングに切り替えた事で打率を3割まで戻したJr.はファミレスで彼女とイチャついていたが、そこのTVでギブソンの現役復帰記者会見を見てしまい、理解しがたい父の行動に憤りを覚える。病院でのギブソンの涙に、もう思い残すものはない筈と感じていた吾郎もギブソンの復帰の理由を理解出来ずにいたが、オリバー宅に吾郎の様子を気にする様なギブソンの電話がかかっていた事を思い出し、不甲斐ない自分やJr.のカンフル剤になろうとしているのではないかと言う考えに行き着く。丁度、そのタイミングでグラウンドにギブソンが登場。吾郎の姿に気付いても目を合わせようともしないギブソンに駆け寄る吾郎は自分の為に現役復帰する事など望んではいないと訴えるが、Jr.や吾郎にほとほと失望したのは事実だが、そんなザコの為に復帰を決めたりはしないと斬り捨てられてしまう。その上、今日の復帰戦で投げ合う事すら不愉快だの、ザコは2度と声をかけるなだのと、痛烈な言葉を浴びせられ、吾郎は返す言葉を失うのだった。

 気を使ったつもりで声をかけたら、ザコ呼ばわりされるなど、吾郎の哀れっぷりには拍車がかかる一方。オリバーに電話を入れているくらいだから、ギブソンが吾郎の事を気にかけているのは確かで、その時にオリバーからある程度の事情を聞いているのだから、即失望して関心の対象から外れるなんて事は考えられないし、何らかの思惑があって突き放している…筈。現役復帰の理由も単に、燃え尽きていないから…と言う訳ではないだろうが、「お前らは何も分かっていない」の言葉に含まれる真意が気になる所だ。何にしても、吾郎の新たなモチベーションが結局、ギブソンになる様では、腑抜けになった事自体、吾郎的にも読者的にも無駄な時を過ごした事にしかならない為、その辺りはうまい事処理してくれる事を祈るばかりだ。

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April 27, 2008 22:20

◆T4−3G◆
亡命する気満々で覇気のない上原をついに登録抹消に踏み切った若大将・原監督は重苦しいチームの空気を変えるべく内海を中4日で先発起用。内海は3回まで毎回の4四球と制球に苦しみながらもあと一本を許さず粘っていたが、5回、ヒットの関本を二塁に置いて、シャア少佐にセンター前へ弾き返されて、ついに先制点を献上。ようやくリードを貰った阪神先発・杉山だが、直後の6回、二死から連続四球と突如、制球を乱してピンチを作ると、寿司職人ラミレスにレフトオーバーの走者一掃タイムリー二塁打を許して、逆転を許してしまう。巨人は続く7回には二塁打のゴンザレスをキムタクが送って一死三塁のチャンス。ここで若大将は内海を引っ込めて、代打・松田記者を起用すると、これが見事に的中。松田記者はバットを折られながらもレフト前にポトリと落とす執念のタイムリーを放ち、貴重な1点を追加。2点を追う阪神は8回、先頭のシャア少佐がサードゴロに倒れるも、これを弾いたキムタクが焦って悪送球。ボールが転々とする間にシャア少佐は快足を飛ばして、一気に三塁を陥れると、代打・ゼブラ今岡が一、二塁間真っ二つのタイムリー。更に、新井が歩いて、一、二塁とチャンスを拡大させるも、キュラソ星人がサードゴロに倒れると、続くフォードも最悪のセカンドゴロゲッツーに倒れて同点ならず。土壇場9回、巨人は二死満塁で4試合連続打点中の坂本に回ったが、センター右への落ちるかと思われたフライをシャア少佐のスライディングキャッチに阻まれて、ダメ押しならず。その裏、守護神・クルーンを投入して逃げ切りを図るも、ヒットと四球でいきなり無死一、二塁のピンチ。何とか二死一、三塁までこぎつけたが、ここでシャア少佐にタイムリー内野安打を許して、ついに同点。更に、クルーンは藤本を歩かせて満塁とすると、続く新井にも痛恨の押し出し四球を与えて、悪夢のサヨナラ負け。尚、クルーンはこの判定を不服として、主審に暴言を吐き、試合終了後であるにも拘わらず、退場処分を食らわされた。

中4日で内海投入,その内海を6回で下げて松田記者を代打に起用するなど、勝利への執念を見せた若大将だったが、最後の締めでクルーンが自滅。と言うか、そもそも8回のキムタクのエラーが痛かった。弾いた段階で投げても間に合わない所を無理に投げて、ただのサードゴロを三塁打にしてしまうとは…。9回に満塁のチャンスを逃したのも致命的。それらを呼び込んだのは、全てシャア少佐だった。これで阪神は9カード連続負け越しなし。この安定した戦いぶりはいつまで続くのか?

◆S2−4D◆
新人王を狙う吉見と増渕が直接対決。相変わらず、タイムリー欠乏症の中日に対して、増渕は2回、先頭のベンちゃんを歩かせると、続く森野に川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに7号2ランを被弾し、先制点を献上。一方、吉見は3回までパーフェクトの素晴らしい立ち上がりを見せるも、4回、先頭の伏兵・川島慶にプロ初アーチを浴び、1点差。突き放したい中日は6回、一死一、三塁の場面で吉見が川相不在の打線がアテにならないとあっては自分で決めるしかないとばかりに決死のセーフティスクイズを敢行して、3点目を奪い、増渕をKO。ヤクルトは7回に宮本のタイムリー二塁打で再び1点に詰め寄ったが、中日は9回、荒木が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2号ソロを叩き込み、ダメ押し。最後は岩瀬が締めて、逃げ切りに成功。吉見は8回2失点で開幕4連勝を飾った。

勝つには勝ったが、またもや怒濤の一発依存野球。13安打放ってもタイムリーが出ない。1〜4番までで10安打を放ちながら、得点も打点も荒木のソロアーチによる1点のみ。無得点に終わる方が難しい野球をやっている感じだ。これで33イニング連続タイムリーなしと言う深刻極まりないタイムリー欠乏症ぶりである。この間、投手陣がかなり非常に頑張っている為、大事に至っていないだけの事。事態が悪化する前に川相の現役復帰を視野に入れるべきだろう。

◆YB3−1C◆
全く学習能力がないのか、ブラウン監督はまたも求道者・前田をベンチに幽閉。そんな逆境下ながら、初回に栗原が先制タイムリーを放ったものの、後が続かない。2回の二死二、三塁のチャンスを逃すと、以後、2度と二塁を踏む事はなかった。広島先発・青木高に対して、5回まで毎回安打を放ちながら、攻めあぐねていた横浜だが、6回、先頭の金城がヒットで出ると、続く村田がレフトスタンドへ6号2ランを叩き込み、一気に逆転。8回には内川のタイムリーでダメ押しの3点目。プロ初先発となったルーキー・小林は7回まで1失点の好投を見せると、ゲーリー川村を挟んで、最後は何と先発要員のはーちゅんが締めて、ルーキー時代以来となる6年ぶりのセーブ。小林はプロ初勝利を飾った

求道者・前田が外れて、スミ1の逆転負け。ブラウン監督は一体いつになったら懲りてくれるのか…。数多く打席に立ち、試行錯誤しながら、打撃技術を積み上げていく求道者・前田を代打に回すメリットがあるのだろうか…。一方、横浜はルーキー・小林がプロ初先発初勝利。求道者・前田不在の広島打線とは言え、無四球1三振と安定した制球で丁寧に打たせて取る投球が光った。驚いたのははーちゅんのリリーフ登板。どうやら今後、ストッパーに回すつもりらしい。小林が出てきたとは言え、先発ローテに余裕がある筈もないのだが、マットホワイトじゃダメなのかね? ここでストッパーに回されるとハマのチンピラとの賭けに負ける事はほぼ確定してしまう訳だが、どうせ公約は守って貰えないだろうから、あまり気にしてはいないだろう。

◆H5−3M◆
連敗地獄に陥り、借金が日に日に増えていくばかりのソフトバンクだが、この日は今季初めて松中を3番に下ろし、小久保を4番に据える新オーダーを展開。これが初回から奏功し、4番を外された松中がいきなり先制のタイムリー二塁打。更に、柴原にもタイムリーが飛び出し、この回、2点。3回には、またも松中が4号2ランを叩き込むと、松田もタイムリーを放って、3点を追加。ソフトバンク先発・和田の前に3回まで1安打と沈黙していたロッテだが、4回、大塚の犠飛で1点を返すと、6回にはまたも大塚がタイムリー。7回には橋本がタイムリー二塁打を浴びせて、和田をKO。なおも二死二塁のチャンスだったが、代わった久米に今江が打ち取られ、1点止まり。ソフトバンクは4回以降、川崎が2安打はなった以外はノーヒットとすっかり当たりが止まってしまったが、8回から登板したホールトンが残り2回をノーヒットに抑え込み、連敗を4でストップさせた。

テコ入れの結果、小久保は4タコと大ブレーキだったが、松中が2安打3打点の活躍。決して好調ではない小久保を4番に回し、一発は少ないながらも3割前後をキープしている松中を3番に落としたのは、松中に活を入れると言うよりは、ハマのスペランカー不在の状況で3番がキーポイントと見た様な気がする。レストピッチは相変わらずのインケツぶりで、大村の早期復帰が待たれる所だ。

◆E5−0F◆
水島の呪いの影響か1点取るのもひと苦労と言う壊滅的状態の日本ハム打線。初回に一死一、二塁と先制のチャンスを掴むも、高橋が最悪のゲッツー。2回には三者三振に斬って取られると、3回の二死一、二塁のチャンスも逃してしまう。最早、完封を狙うしかないと踏ん張っていたグリンだったが、4回、フェルナンデスに6号2ランを放り込まれて、ついに先制点を献上。これで流れを掴んだ楽天は6回にはフェルナンデス,山崎武の連続タイムリー二塁打で2点、7回には渡辺直のタイムリーでダメ押しの5点目。楽天先発・田中は走者を出しながらも、要所を締める粘りの投球を見せ、今季2度目の完封で3勝目。楽天は5連勝で2位に浮上した。

2試合連続完封負けで23イニング連続無得点。二軍ですらさして戦力になっていないトンガの一発に賭けるしかないと言う訳の分からないチームにされてしまった水島の呪いの影響はいつまで続くのか? そんな日本ハム相手に田中は余裕の完封で楽天は得意の地元で5連勝。不敗神話は途切れても、13勝1敗と言う驚異の内弁慶ぶりは全く揺らがないが、週明けからは敵地で6連戦。これをどう凌げるか!?

◆L10−3Bs◆
打線好調の西武が序盤から畳み掛ける攻撃。初回にブラゼルの犠飛で先制すると、2回にはボカチカが3号2ラン。4回にはボカチカ,栗山のタイムリーで3点を奪い、近藤をKO。更に、5回は細川に3号3ランが飛び出し、試合を決定付けた。偽バファローズは6回にローズが10号2ランを放つも、8回にはボカチカにこの日2本目のアーチを浴び、ダメを押された。9回に4安打を集中し、1点を返したが、焼け石に水で4連敗となった。

29得点で3タテの西武打線が凄いと言うより、29失点で3タテ食らった偽バファローズ投手陣が酷過ぎると言った印象。それなりに得点は取っているのだが、8点取っても勝てない状態では打撃もしんどいだろう。そんなチーム状態だと言うのに、コリンズ監督は7点ビハインドの7回に加藤を起用すると言う訳の分からない采配で空気を悪くする。2度続けてリリーフに失敗したくらいで、守護神にこの扱いはないのではなかろうか。楽な場面で調整登板…のつもりかもしれないが…。近藤も開幕2連勝後は3連敗。0→2→3→5→6と、投げる度に確実に失点が増えており、次回は7〜8点取られそうな気配だ。

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April 26, 2008 21:45

◆T6−2G◆
巨人は初回、鳥谷のエラー等で貰ったチャンスに寿司職人ラミレスのサード強襲安打で1点を先制。リードを貰った上原だが、この日もピリッとせず、自らヘッポコバントでチャンスを潰してしまうと、3回には一死二塁から平野,新井と連続タイムリーを浴び、形勢逆転。更に、キュラソ星人のセカンドへのゴロに打ち取りながら、ベースカバーが遅れて内野安打にしてしまうと、葛城イクローには犠飛を許して、この回、3失点。5回に坂本のタイムリーで1点差にして貰ったのも束の間、その裏、一死から新井,キュラソ星人に連打された後、葛城イクローに走者一掃のタイムリー三塁打を浴びて、あえなくKO。阪神は8回にも関本の犠飛で1点を加え、ダメ押し。阪神先発・岩田はプロ初完投で3勝目をあげた。

昨年ストッパーを務めた所為で先発の体に戻りきっていないのか、単に亡命する気満々でやる気がないのか、投打守に渡って精彩を欠く上原はよもやの開幕4連敗。頼みのゴンザレスも2タコに終わり、援護する事が出来なかった。阪神打線は1〜6番までの5人が2安打と上位がうまく繋がった。投げて岩田がプロ初完投。新人王レースで突如、台頭してきた吉見の独走体勢を許さない為にも、是非とも勝っておきたい所だっただけに嬉しい1勝だ。

◆S0−1D◆
相も変わらず、一発が出ないと如何ともしがたい中日。ヤクルト先発・村中に対し、初回から早速、二死一、二塁のチャンスを逃すと、2回には先頭の森野がヒットで出ながら、谷繁が最悪のゲッツー。3回にはヒットの荒木が二盗を仕掛けて憤死と怒濤の拙攻三昧。すると、4回、二死から川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにベンちゃんがレフトスタンドへ5号ソロを叩き込み、1点を先制。その後も一発が出ない中日は走者を出しては残塁を増やすばかりで一向に追加点を奪えなかったが、先発・小笠原が7回まで無失点と踏ん張ると、8回からは小林−平井−岩瀬と繋ぐ完封リレーで最小得点を守りきった。

今日も今日とて一発依存症,タイムリー欠乏症を大露呈した中日。これで24イニングタイムリーなしと言う惨状で、もう残塁製作が趣味としか言いようのない有様。援護を期待出来ないなら、1点もやる訳にはいかないと言う投手陣の必死の投球で辛くも勝ちを拾ったが、中日投手陣に課せられたノルマはこうも厳しいものなのか…。

◆YB1−2C◆
広島先発・高橋は前回の登板で5年ぶりの完封を果たした事で何かが覚醒したのか、この日も4回まで1安打無失点の好投を展開。5回に二死満塁と、この日初のピンチを迎えるも、野中をファーストフライに退ける。何とか高橋を援護したい広島打線だが、ハマのチンピラの前に6回まで1安打と沈黙。しかし、7回、村田のエラーを皮切りに、栗原,求道者・前田,シーボルと3連打を浴びせて、ようやく1点を先制。続く8回には2番手・マットホワイトから代打・緒方がタイムリー二塁打を浴びせて、2点目を追加。横浜はその裏、この回からマウンドに上がったコズロースキーに対して、二死から連打を浴びせて、1点差に迫ったが、ここで代わった横山の前に反撃を断たれた7回無失点の高橋は3連勝をマーク。

高橋はこれで20イニング連続無失点。前回の完封で本当に覚醒モードに入ったのか? 広島打線は一向に得点力が上がってこないだけに、失点を最小限に抑えられる先発の台頭は願ってもない事だ。3試合ぶりのスタメンとなった求道者・前田は先制点を呼び込むヒット。この直前、よりによもってバントなどやらされそうになる屈辱に見舞われたが、中途半端にバットを引いて、主審にスイングを取らせ、抗議に出たブラウン監督をセ・リーグ新となる6度目の退場に追い込む作戦が見事に奏功した。訳の分からない起用法の上、バントまでさせられては溜まったものではない。貧打と言えば、横浜も負けず劣らず。7回自責0で敗戦投手のハマのチンピラは気の毒だ。またまたスタメンを外された石井タクローは代打で登場し、意地のヒット。もう代わりに出てるヤツがどいつもこいつも全く打てない訳で、いい加減、石井タクローを戻してもいいんじゃなかろうか。ところで、ドーピング助っ人・ビグビーが不振でもないのに登録抹消になっちまったのは故障が原因?

◆H1−6M◆
プロ初登板となる高校BIG3の一角・唐川が3回まで2安打無失点と上々の滑り出し。一方、連敗ストッパーとして期待を受けてのマウンドとなった大学BIG3の一角・大場は制球に苦しみながらも3回をノーヒットピッチング。4回も簡単に二死を取ったが、ここからオーティズ,橋本と連続二塁打を浴びて、先制点を許すと、続く5回には自らの暴投で2点目を献上。そして、7回には一死から西岡,早川と連打を浴びた所で無念のKO。代わった小椋もフクーラ,大松とタイムリーを浴び、この回、致命的な3失点。ソフトバンクは9回に松中のタイムリーで完封を免れるのが精一杯で4連敗。一方、ロッテは5連勝。唐川は7回無失点でプロ初勝利を飾った。

トンガ,由規と、他の高校BIG3が苦しんでいる中、二軍でじっくり力をつけてきた唐川が颯爽たるデビューを見せた…………が、果たして、唐川が素晴らしいのか、ソフトバンク打線が酷過ぎるのか…。連続イニング無得点は27でようやく止まったが、そんな事で喜んでなどいられない。ハマのスペランカーが本領発揮のリタイアで代わりに上がってきたのがレストピッチな訳だが、不振で二軍に落ちていただけに、ハマのスペランカーの穴埋めになる訳でもなく…。5連勝のロッテは5試合で僅かに3失点。こんなロッテにソフトバンクが勝つには先発が完封してくれる以外、手がなさそうだ。

◆E4−0F◆
適性のないストッパーを強いられ、ノムさんに散々いびられた挙げ句、中継ぎを経て、ようやく本来の先発に戻ったものの、継投ミスや打線の見殺しに遭い続けているグスマンだが、今度こそ初勝利を掴むべく4回までパーフェクトの素晴らしい立ち上がり。5回に先頭の高橋に初安打を許しても、落ち着きを失う事なく、続くスレッジをゲッツーに仕留めてピンチ脱出。一方、日本ハム藤井の前に4回まで6残塁と拙攻を続けていた楽天だが、5回、一死一、三塁からフェルナンデスの犠飛で待望の先制点をゲット。更に、山崎武が歩いた後、山下,中島に連続タイムリー二塁打が飛び出して、この回、一挙4点。ようやくリードを貰ったグスマンは以降も日本ハム打線に付け入る隙を許さず、散発2安打、5年ぶりの完封で今季初勝利を飾った。4連勝となった楽天は日本ハムと入れ替わりで3位に浮上。

ついにグスマンが初勝利。今日の投球はさしものノムさんも文句のつけようがないだろう。先発に戻ってからのグスマンは毎度安定した投球を見せており、そもそもストッパーに回した事自体がノムさんのチョンボだったのだ…と言った事は開幕時から主張している訳だが、あれだけシメ倒した以上、ノムさんはその辺りのフォローをちゃんとグスマンにしているのか気になるね。それにしても打てない日本ハム…。これで今季4度目の完封負け。やはり、水島の呪いなのか!?

◆L10−8Bs◆
西武の先発は未だに白星のないオツ。初回は簡単に三者凡退に抑えたが、続く2回、先頭のローズを歩かせると、一死後、日高,下山と連打を浴びて、先制点を献上。その裏、細川のタイムリーで同点として貰うも、4回、後藤にタイムリーを許して、勝ち越し点を献上。1点を追う西武は5回、金子の前に赤田,栗山と連続三振に倒れるも、ここから中島の二塁打,ブラゼルのタイムリーと連打が飛び出し、再び同点とすると、6回には一軍に戻ってきたボカチカが2号2ラン。7回には代打・古木のタイムリー二塁打で1点差に詰め寄られるが、その裏、G.G.佐藤が6号3ラン。これで試合は決まったかと思いきや、直後の8回、偽バファローズが猛反撃。3連打で無死満塁とすると、一死後、カブレラがタイムリー二塁打,続くローズが9号3ランを叩き込み、一気に逆転に成功。しかし、粘る西武はその裏、二死一、二塁のチャンスを作ると、ここで代わった加藤に対して、中島が5号3ランを叩き込み、再逆転。最後はグラマンが3人で締めて、逃げ切った。

終盤荒れに荒れたゲーム。7点取られても7回まで引っ張られた金子が白星を掴んでしまうのか…と思いきや、加藤が轟沈。やはり、7失点で勝つのは虫が良過ぎたか。登板間隔を空けられまくって、サヨナラ弾を浴び、翌日には明らかに登板のタイミングでお呼びがかからず、この日は逆転アーチを被弾と、この所の加藤の凋落ぶりが凄まじい。西武の方が6回で降板したオツがまたも白星ならず。そのくせ、一人で5点失い、オツの白星を粉砕したミッチーが今季初白星を拾ってしまうんだから、オツもたまったものではないだろう。

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April 25, 2008 23:43

◆T1−3G◆
2回に二死満塁のチャンスを逃した巨人だが、3回、亀井,ガッツ,マッスル千代の富士の3連打で1点を先制。なおも無死一、二塁のチャンスだったが、寿司職人ラミレスはサードゴロ,阿部はセカンドゴロゲッツーに倒れて、1点止まり。一方、昨日18残塁の大拙攻を展開した阪神は制球に苦しむ木佐貫に対して、3回まで5残塁とこの日も残塁を量産していたが、4回,鳥谷,矢野の連打で無死二、三塁のチャンスを掴むと、坂のセカンドゴロの間に鳥谷が同点のホームイン。追いつかれた巨人は6回、阿部,ゴンザレスの連打の後、キムタクが送って二、三塁。ここで代打・松田記者が坂の野選を呼び込み、勝ち越しに成功。更に、続く坂本もタイムリーを浴びせて、貴重な3点目を追加。その裏から527試合連続救援登板の日本新記録を達成した藤田−アゴくら−山口とそれぞれ1回ずつをノーヒットに抑えると、最後はクルーンが三者三振で締めくくり、巨人は今季初の4連勝。

4四球出していたとは言え、5回まで3安打1失点の木佐貫を下げてまで代打を送った若大将・原監督の采配が結果的に奏功。リリーフ4人も見事なノーヒットリレーを見せた。新記録を達成した藤田はここまで4試合無失点。この調子なら、怨敵・バレンタインとのリベンジを果たす為の交流戦まで一軍に生き残れそうだ。当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスはまたまたマルチ安打でついに打率3割を突破。打席数はやや少ないが、チーム首位打者に躍り出た。これでも李昇格阻止には予断を許さないのが、いつまで経っても安心出来ないのは困り物である。

◆S2−1D◆
0−0で迎えた4回、中日は先頭の李が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに3号ソロを叩き込み、1点を先制。しかし、一発以外に全く活路が開けない中日はこの1点をあげるのが精一杯。ならば、この1点を守り抜かんと、7回まで踏ん張っていた朝倉だったが、8回、一死一塁からリグスのタイムリー二塁打でついに同点とされると、続く宮本にもタイムリーを許して、勝ち越し点を献上。土壇場9回、ヤクルト守護神・林の前にクリーンアップが三者三振にねじ伏せられて、逆転負けを喫した。

またもや川相不在の弊害を大露呈する一発依存野球を展開。川井を見殺し、ウッチャンを見殺し、今日また朝倉を見殺しにしてしまった。たった4安打とは言え、いずれも先頭打者が放っているにも拘わらず、後が全く続かない。こういう展開で一番頼れる男がコーチャーズボックスにいるのだから、全くもって訳が分からない。朝倉も少々引っ張り過ぎたのではなかろうか。7回まで無失点とは言え、球数は既に126球と疲労の色が見えており、落合監督らしくない采配だった。

◆YB3−2C◆
ブラウン監督がまたも求道者・前田を外す暴挙に打って出て、士気の上がらない広島。2回に栗原が先制アーチを放つも、その裏、先発・ルイスが内川にタイムリー三塁打を浴びてあっと言う間に同点。しかし、直後の3回、天谷に2号ソロを飛び出して、再び勝ち越しに成功。4回には先頭のオチョアがヒットで出るも、栗原が最悪のゲッツー。この後、連続四球でチャンスを広げるも、梵が倒れて、二者残塁。5,6回も一死二塁のチャンスを逃すなど、一向に追加点を奪えない。3回以降二塁も踏ませぬ好投を見せていたルイスだったが、7回、無死一、三塁のピンチを背負った後、内野ゴロ2つで2点を返され、形勢逆転。直後の8回、広島は二死一、二塁のチャンスを迎え、ここでようやく求道者・前田が登場するも、代打では本領を発揮出来ず、あえなく三振。これで息の根を止められた広島は9回は三者凡退に終わり、万事休す。横浜の連敗は5でストップした。

まったくブラウン監督はどこまで求道者・前田を外せば気が済むのか…。おかげでどん底の横浜に勝ちを譲ってしまう始末。一発かました栗原だが、とにもかくにも走者の溜まっている所で打ってくれと…。主軸が苦しんでいるのは横浜も同様。村田,吉村の不振がチームの不振に繋がっていると言っても過言ではない。石井タクローはまたも外されてしまい、今度は石川が起用されたが内野安打1本と微妙な内容。そんな中、内川は一人3安打の大爆発。打率5割なのに、毎度スタメンで起用されないのは何故なのかね?

◆H0−5M◆
ロッテは初回、エラーで拾ったチャンスにフクーラの犠飛で先制点をゲット。3回には大塚の2号ランニング2ランホーマーで3点目。4回以降、清水,杉内の投げ合いが続き、膠着状態となったが、0−3の儘、迎えた8回、ロッテは22日ぶりにスタメン復帰したズレータが2点タイムリー二塁打を放ち、ダメ押し。清水は最後まで安定した投球でソフトバンク打線に付け入る隙を与えず、散発4安打完封を収めた。

不振に喘いでいたズレータが復帰し、スタメンに助っ人が3人。西岡が1番に専念出来る様だと、ロッテ打線も乗ってきそうだ。大松には4番打ち続けて欲しくもあったが…。清水は3試合連続完投勝利と安定感が増してきた。この日は完投しながら、三振は僅かに1個と徹底して打たせて取る投球が光った。岩隈との対戦は運良く雨で回避したソフトバンクだが、結局、清水に完封食らって、これで19イニング無得点。守っては長谷川と激突して、大塚のランニングホーマーを呼んでしまったハマのスペランカーが右腓骨骨折で前半戦絶望とついに本領を発揮。投げては杉内が5失点と、明るい材料が全くなく、借金を積み重ねるばかり。まだ4月ではあるが、王さんがラストイヤーになるかもしれないと言う年にこんな戦いぶりが続く様では泣けてくる。そろそろ新助っ人野手の緊急獲得でも視野に入れた方がいいかもしれない。

◆E6−1F◆
この日も内弁慶ぶりを遺憾なく発揮する楽天は初回にショートの2号ソロで先制すると、3回にはフェルナンデスがタイムリー。4回にスレッジの犠飛で1点を返されるも、5回にはショート,フェルナンデスが連続タイムリー。更に、8回にもショート,フェルナンデスが連続タイムリーを浴びせて、ダメ押しの6点目。スライド登板となった先発・岩隈は8回まで無四球1失点の好投で4勝目をマークした。

楽天が得意の本拠地で投打噛み合っての快勝。首位打者・山崎は3タコとお休みだったが、ショート,フェルナンデスの助っ人コンビが2人で6安打6打点と全得点を叩き出す大活躍。岩隈もスライド登板の影響を全く感じさせない好投を展開。8回1失点でも防御率が下がるなんて凄いやね。日本ハムはクリーンアップ以外、ノーヒットの体たらく。日本ハム打線など、どいつもこいつもアウトカウントを稼ぎ要員でしかない…と言う水島の呪いはいつまで続くのか…。

◆L9−5Bs◆
西武は初回、偽バファローズ先発・川越の立ち上がりを捉え、中島の4号2ラン,G.G.佐藤の5号ソロと一発攻勢で3点を先制。偽バファローズは3回に後藤の2号ソロ,4回には日高のタイムリーで1点差と追い上げるも、その裏、西武は中村の5号ソロで突き放す。2点を追う偽バファローズは直後の5回、村松,カブレラの連続タイムリーで追いつくと、7回にはまたもカブレラがタイムリーを放ち、ついに勝ち越し。しかし、粘る西武は8回にブラゼルが同点タイムリーを浴びせて、延長に突入。迎えた11回、西武は二死満塁のチャンスに赤田が2年ぶりの一発となるサヨナラ満塁ホーマーを叩き込み、3連敗を免れた。偽バファローズは2試合連続のサヨナラ負け。

西武が一発攻勢で劇的勝利。しみったれた内野安打でもサヨナラと言う場面で昨年ノーアーチの赤田がグランドスラムとは驚いた。昨日、サヨナラ弾を浴びているとは言え、加藤を投入すべきではなかったか…。幾ら何でも、あの場面で高木はないだろう…。大島が左打ちだから…と言うただそれだけの理由だとしたら、浅はかと言うものだ。

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April 24, 2008 22:52

◆G6−2YB◆
横浜先発・那須野に対して、巨人は坂本の二塁打,松田記者の四球の後、ガッツが5号3ランと、栄養費パワーが発動する隙を与えない速攻であっと言う間に3点を先制。那須野は2回限りであえなく降板となった。4回に1点を返されるも、5回には阿部がようやく今季初アーチ。7回、相川のライト前の当たりを強引にダイレクトキャッチを狙ったマッスル千代の富士が後逸し、三塁打としてしまうと、続く代打・内川の犠飛で2点目を献上。何とか突き放したい巨人は8回、寿司職人ラミレスの6号ソロの後、坂本にこの日4安打目となるタイムリーが飛び出して、ダメ押し。余計な追加点でまたもやセーブのつかない状況でのマウンドとなってしまったクルーンは無難に横浜の反撃を断ちきり、巨人は今季初の3連戦3連勝。先発・春風亭半ケツは7回2失点で2勝目をあげた。敗れた横浜はこれで5連敗。

6点中5点が一発と相変わらずの一発依存野球の巨人だが、坂本が4安打の大爆発を見せた事で大分、不快感が薄れた印象。そして、当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスも2安打の活躍。まだまだ李の昇格阻止には予断を許さないが、コンスタントに成績を残し続けて欲しいものだ。初の3タテを果たした巨人だが、巨人が調子を上げてきた…と言うよりは、横浜のチーム状態が悪過ぎる。ここ9試合で1勝8敗。この日は石井タクローを引っ込めて、野中をスタメンに起用したが、カンフル剤にはならなかった。テコ入れするなら、好調・相川の打順昇格とかも考えた方がいいんじゃなかろうか…。

◆D2−2T◆
いきなり中村紀のヘッポコエラーで足を引っ張られた中日先発・ウッチャン。この後、関本,新井と連続三振に斬って取るも、キュラソ星人にタイムリーを許して、先制点を献上。4回には矢野にタイムリーを浴び、2点目。毎回走者を出しながら、一向に返す事の出来ない拙攻を繰り返していた中日だったが、6回、一死満塁から森野の犠飛,中村紀のタイムリー二塁打で同点。試合はその儘、延長にもつれ込んだが、両軍決め手に欠き、12回規定でドロー。セーブのつかない場面ながらも、ラストイニングを締めた藤川の開幕からの連続試合セーブ記録は11でストップした。

川相不在が故の中日の12残塁は言うまでもなく酷いが、阪神はそれをも遙かに凌駕する18残塁。両軍合わせて30残塁と言う怒濤の残塁量産地獄であった。打線も迷走していた阪神だが、継投もかなり迷走気味。先発・福原は3回無失点ながら負傷で降板。久保田は何と4イニングのロングリリーフを強いられ、最後は藤川も登板せざるを得ない状況に追いやられ、セーブ記録もストップする有様。この所、精彩を欠いていた久保田の熱投は素晴らしいものではあったが…。中日も昨日に続いて、人斬り抜刀斎がリリーフ登板。先発の駒が多過ぎるので、この儘、セットアッパーとかに回されたりしないかと心配になってきた。

◆C5−3S◆
またも求道者・前田をスタメンから外して、チームの士気を下げてしまうブラウン監督のダメ采配が炸裂するも、初回、インターフェアーにエラーとヤクルトの守乱で二死満塁のチャンスを貰った広島はシーボルのタイムリーで2点を先制。3回には栗原が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を追加。広島先発・大竹は3回までパーフェクトと上々の滑り出しを見せるも、4回一死から連打と死球で満塁のピンチ。リグスは三振に斬って取るも、宮本を歩かせて、押し出しで1点を献上。しかし、5回、またもシーボルにタイムリー二塁打が飛び出して、点差は再び4点に拡大。ヤクルトは6回に青木の2ランで追い上げるも、7回以降は継投モードに入った広島のリレーに反撃を断たれた。大竹は6回3失点でようやく今季初勝利をあげた。

求道者・前田不在と言う逆境で広島上位打線が繋がりを見せた。栗原,シーボルと苦しんでいた主軸が合わせて4安打5打点の大当たりで求道者・前田の不在を補填。東出も3安打3得点とチャンスメーカーの役割を十二分に果たした……が、求道者・前田の代わりに出てきた嶋は3タコ,梵を外して起用した木村も4タコと、ブラウン采配自体は空転していると言っていい。また、期待のルーキー・松山がついに一軍デビュー。6回に代打で登場したものの、セカンドゴロに終わったが、次こそは頑張って欲しいものだ。グライシンガートレースが断たれたリオスは5失点でまたもKO。そろそろローテ落ちも考えていい時期ではなかろうか。

◆E−H◆
降雨中止。

今のソフトバンクに岩隈なんぞぶつけられたら、3タテ食らうのは目に見えていた訳で、正に、恵みの雨だった。ところで、この試合、ソフトバンクの予告先発はガトームソンだった訳だが、先日の中継ぎ登板は一体何だったのか? リリーフに回すつもりだったが、先発陣がパッとしないので、またローテに戻すつもりなのか? そんな便利屋使い出来るタイプの投手でもない様に思うのだが…。

◆F3−2Bs◆
水島の呪いに苛まれながらも、結果を出し続けているダルビッシュだが、この日は2回にカブレラに一発を叩き込まれて、今季初被弾。先制を許したものの、7回まで散発3安打と相変わらずの安定感を見せるダルビッシュを何とか援護したい日本ハム打線はここまで2安打と抑え込まれてきた小松に対して、田中がスレッジに並ぶチームトップタイの6号ソロを叩き込み、ついに同点。更に、稲葉,高橋と連打を浴びせるも、スレッジがゲッツーを食らってチャンス崩壊。追いつかれた偽バファローズは8回、村松のタイムリー二塁打で再び勝ち越し。更に、一死満塁とチャンスを拡大させたが、代打・古木が最悪のゲッツーに倒れて、1点止まり。土壇場9回、8日ぶりの登板となる守護神・加藤にタイして、日本ハムは二死一塁から高橋,スレッジが連打を浴びせて、同点に追いつき、試合は延長に突入。10回、偽バファローズは二死一、二塁のチャンスを掴むも、下山が凡退し、二者残塁。すると、その裏、日本ハムは先頭の小田に今季初アーチが飛び出して、サヨナラ勝ち。加藤は今季初黒星となった。

ダルビッシュが投げるとこうも味方打線が打てないのは、もしかして、水島の呪いの影響なのだろうか? ダルビッシュ本人は異国の血を含んでいる所為か呪いを跳ね返してしまうので、チーム全体を呪う事で間接的にダルビッシュに被害を与えると言う…。それでも負けないダルビッシュ、恐るべし。さて、田中はまたまたアーチ量産体制に入ったのだろうか。今週の週ベによると、フォーム改造が奏功しているらしいが、それにしたって打ち過ぎだろ…。果たして、シーズン通して、どこまで本数を伸ばすのか今から興味津々だ。

◆M−L◆
降雨中止。

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April 23, 2008 23:12

◆G6−2YB◆
グライシンガー,はーちゅんの両先発が5回まで無失点と互いに譲らぬ好投を展開。しかし、6回、横浜はガッツな貴公子・仁志のヒットを皮切りに一死一、三塁とこの日初めてのチャンスを掴むと、村田のタイムリー二塁打でついに待望の先制点をゲット。更に、続くビグビーがドーピングパワーを発揮して、犠飛を打ち上げ、1点を追加。2点を追う巨人はグライシンガーを引っ込めてまで起用した代打・松田記者がヒットで出ると、二死二塁となった所でガッツにタイムリーが飛び出し、1点差。はーちゅんは7回に突如、制球を乱し、2四死球で二死一、二塁のピンチを迎えた所でKO。代わった木塚に対して、またも松田記者が同点タイムリーを浴びせると、更に、坂本,キムタクにも連続タイムリーが飛び出し、一気に3点を勝ち越し。8回にも阿部のタイムリーでダメを押すと、最後はセーブのつかない場面ながらもクルーンがマウンドに上がり、3人で締め括った。

ハマのチンピラとの賭けに勝った所で何のメリットもない事にとっくに気付いている為、モチベーションが持続しないのか、はーちゅんは終盤、完全に息切れ。特に、ゴンザレスへの死球にはヒヤリとさせられた。横浜戦でのゴンザレスの死球と言うと、昨年の開幕戦が思い出される訳で、来日初アーチ直後にぶつけると言うハマのチンピラの小心な投球の所為で丸一年棒に振った様なものだからなぁ。今回は無事だった様だが、3タコに終わり、昨日の活躍の印象がかなり薄れてしまったのは残念だ。あともう少し粘っていれば…と言う所で惜しくも白星を逃したグライシンガーだが、もうリオスのグライシンガートレースは途絶えているので、ヤクルト首脳陣はグライシンガーに白星が付こうが付くまいが最早、どうでもいい事だろう。

◆D2−3T◆
阪神先発・下柳に対して、中日は初回、四球の井端を一塁に置いて、李のタイムリー二塁打で先制。川相がそこにいるにも拘わらず、使えないと言う異常事態が続く為、なかなか波に乗れない事を重く見た落合監督から先発に起用された川井は3回まで4者連続を含む5三振のパーフェクトと素晴らしい立ち上がりを見せたもの、4回に新井にタイムリー二塁打を浴びて追いつかれると、6回にはキュラソ星人に三塁打を浴びた所で絶不調のゼブラ今岡にタイムリーを許し、勝ち越し点を献上。8回からは謎の体調不良で二軍に落ちていた人斬り抜刀斎が何と2番手として登場するも、新井に移籍初アーチを被弾。その裏から登板の2番手・久保田に対して、中日はT.ウッズの犠飛で1点差とし、更に、ベンちゃんの内野安打で二死一、二塁と一打同点の場面を作るが、ここで森野がセカンドライナーに倒れて、同点ならず。最後は藤川の前に3人で斬って取られ、あと1点が届かなかった。藤川は球団新となる開幕から11試合連続セーブをマークした。

カワイであって川相ではない川井ではそうそう何度もチームの空気を変える事は出来なかった。やはり、昨日の打線の繋がりは偶然が重なったに過ぎず、一発が出ないとも如何ともしがたいのか…。一方、阪神は新井がようやく移籍初アーチ。要所で結構、タイムリーを打っているので、こと一発に関してかなりの難産であった事に気付かなかったくらいだ。自信喪失ぶりが一面トップを飾ってしまう大失態を演じたゼブラ今岡にも決勝タイムリーが飛び出し、下柳はハーラートップタイの4勝,藤川は11連続セーブと明るい材料が多い中、密かに心配なのが3戦連続失点の久保田。炎上まではいかないのだが、接戦で使うのは少々怖い印象は否めない。チーム状態が下り坂になる前にウィリアムスの復帰が待たれる所だ。

◆C−S◆
降雨中止。

◆E4−0H◆
ソフトバンクは永井の立ち上がりを捉え、初回から二死満塁と先制のチャンスを掴むも、ここで柴原がセカンドゴロに倒れて、三者残塁。ピンチを逃れた楽天はその裏、大隣に対してフェルナンデスのタイムリー二塁打,山崎武の7号2ランで3点を先制。ソフトバンクは2回にも二死一、二塁のチャンスを潰し、おぼつかない投球だった永井を立ち直らせてしまう。大隣も2回以降立ち直りを見せていたが、7回にまたもフェルナンデスにタイムリーを許して、手痛い4点目を献上。直後の7回、ソフトバンクは二死満塁と一発で同点と言う所で松中に回す絶好の場面を作ったが、結果はショートゴロに終わり、三者残塁。最後のピンチを切り抜けた永井は9回は3人で退けて今季2度目の完封勝ちを収めた。

毎年恒例行事のリタイアから復帰したハマのスペランカーが2本の内野安打でチャンスメーカーとなったが、松中のブレーキが痛かった。大隣もまたもスロースターターぶりが響いて主導権を握られ、立ち直った頃には時既に遅し…と言う形で3連敗。大崩れはしていないが、立ち上がりに慎重さが求められる所だ。立ち上がりと言えば、永井もかなり悪かった。あれでよもや完封出来ようとは…。これも内弁慶のなせる技だろうか…。

◆F0−5Bs◆
初回、村松,ローズの連続二塁打で先制した偽バファローズは更に、二死後、浜中にもタイムリー二塁打が飛び出して、この回、2点。3回にはローズが8号2ランを叩き込み、4点目。序盤から大きくリードして貰った先発・山本はヒットを浴びてもすかさずゲッツーを取るなど落ち着いた投球で8回まで無失点と付け入る隙を許さない。偽バファローズは9回に日高の4号ソロでダメ押し。その裏、山本は先頭の劇団ひちょりに痛打されるも、後続3人を打ち取って、プロ初完封を無四球で飾った。

山本が先発ローテを任されてしまう辺り、かなり迷走している感のある偽バファローズなのだが、その山本がよもやのプロ初完封。三塁も踏ませず、5安打無四球完封と言う申し分の内容だった。打っては完全に復調してきたローズが2安打3打点。カブレラより頼りになる男・日高が一発含む3安打でついに打率を3割に乗せた。日高より頼りにならないカブレラは2三振含む3タコに終わったが、ローズが走者を返した後で大局には影響を及ぼさなかったのは幸いだ。

◆M2−1L◆
ロッテ先発・小野は立ち上がりから全く制球が定まらず、いきなり赤田を歩かせた後、礒?にタイムリー二塁打を浴び、先制点を献上。二死後、連続四球で満塁としたものの、大島を打ち取り、辛くもピンチ脱出。これで落ち着きを取り戻した小野は2回以降は無難な投球で追加点を許さない。1点を追うロッテは3回まで涌井の前に沈黙していたが、4回、早川,フクーラの連打等で二死二、三塁とすると、ここで橋本がセンター前へ2点タイムリーを放ち、一気に逆転。逆転して貰った小野は7回まで投げきると、8回からは川崎−荻野と繋いで、1点のリードを守りきった。

涌井は2失点ながら、今季2度目の完投負け。100球の省エネ投法も報われず、またも打線に見殺しにされてしまった。9回も長打が出れば逆転の場面を生かせず仕舞い。未だに開幕から3点以上取られた事がないのに、もう3敗目とは気の毒と言うほかない。

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April 22, 2008 23:42

◆G6−1YB◆
横浜はおぼつかない立ち上がりの内海から、1,2回と立て続けに一死一、二塁のチャンスを掴みながら、後続を断たれ、内海を立ち直らせてしまう。一方、巨人戦限定投手の土肥は待望の巨人戦とあって、2回まで無失点に抑えていたが、3回、一死満塁のピンチで寿司職人ラミレスに先制タイムリーを許すと、二死後、当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスに2点タイムリーを浴びて、3失点。5回<内野ゴロの間に1点を返して貰ったのも束の間、その裏、またまたゴンザレスにタイムリー二塁打を浴びて、土肥はこの回限りでKO。巨人は8回にエラー絡みで2点を加え、ダメ押し。点差が開いた事で葬儀から帰ってきたクルーンに出番は回らず、8回途中から登板の山口が最後を締めて、プロ初セーブをマーク。内海は8回途中まで1失点の好投で2勝目。敗れた横浜は3連敗となった。

当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスが2安打3打点の大活躍で大満足。まだまだ李昇格の隙は残しているが、この勢いで調子を上げていって貰いたい所だ。他にも、2番復帰の松田記者が2安打,寿司職人ラミレスが4安打と右打者が大当たりで土肥を粉砕。土肥はこれで開幕3連敗。巨人にすら勝てなくなったら、存在意義もなくなりかねないな…。

◆D8−0T◆
開幕3連勝中のアッチソンだったが、2回に自らのエラーで満塁のピンチを背負うと、谷繁,中田と連続タイムリーを浴びた上、荒木には犠飛を許して、大量4失点。これで主導権を握った中日は続く3回に中村紀のタイムリーで5点目。6回には谷繁,7回にはまたも中村紀にタイムリーが飛び出し、ダメ押し。先発・中田は散発5安打でプロ初完封。

アッチソンが序盤から崩れたのがそもそもの誤算ではあるが、開幕からスタメンの座をキープしてきた平野を外して起用した関本が3タコ,ゼブラ今岡,フォードも久々のスタメンで揃ってノーヒットと、さして必要のなかった打線のテコ入れは完全に裏目に出た。中日は珍しくタイムリーを連発するなど攻撃が繋がり、中田も完封と投打が噛み合っての快勝だった。

◆C1−8S◆
ヤクルトは初回、長谷川の制球難をついて、満塁とすると、宮本のタイムリーで2点を先制。長谷川は2回から5回までノーヒット投球と立ち直りを見せるが、ヤクルト先発・石川も5回まで1安打と三塁も踏ませぬ好投で点差が縮まらない。0−2の儘、迎えた6回、ヤクルトは5本の単打を集中して、3点を奪い、長谷川をKO。9回にはガイエルの8号2ラン等でダメ押しの3点を追加。石川は7回に内野ゴロの間に1点を失い、完封は逃したものの、無四球初完投で4勝目を飾った。

3連勝を狙う広島は求道者・前田もちゃんとスタメンに起用したが、対する石川の投球が素晴らしい勝った。昨年はプロ入り初の大きな壁に当たってしまった石川だが、すっかり安定感を取り戻した感じだ。打っては青木が4安打,ガイエルが一発含む2安打と中軸が好調をキープ。もう2週間以上も連勝出来ずにいるだけに、そろそろ波に乗りたい所だろう。

◆E4−3H◆
本拠地不敗神話は途切れたものの、内弁慶である事に変わりはない楽天は2回に鉄平のタイムリー等で2点を先制すると、3回には山下にタイムリーが飛び出し、3点目。楽天の苦手な接戦に持ち込みたいソフトバンクは直後の4回、小久保の3号2ランで1点差。立ち直りかけていたソフトバンク先発・パウエルだったが、7回一死から山崎武を歩かせた所で降板。しかし、代わった小椋が鉄平にタイムリーを許して、痛恨の4点目を献上。ソフトバンクは8回に松中の一発で再び1点差に詰め寄ったが、最後は青山の前に三者三振に斬って取られ、借金生活に逆戻りで約2年ぶりのBクラス転落となった。

出れば18連勝中だった小久保,松中のアベックアーチが飛び出しても、白星ならず。一発が出た以外の攻撃が何とも淡泊だった。パウエルは粘ってはいたものの、5四死球と制球に苦しみ、連勝ならず。移籍初登板の前回も勝ったとは言え危なっかしい投球だったし、パウエルならガトームソンの方が内容がいいと思うのだが、それでもガトームソンのローテ復帰はないのだろうか…。

◆F4−2Bs◆
今季初登板となる岸田に対して、日本ハムは初回、高橋のタイムリーで先制すると、5回には稲葉のタイムリー二塁打で2点目。4回までパーフェクトと素晴らしい立ち上がりを見せた武田勝だが、6回に大引,7回にはカブレラに被弾して、KO。追いつかれた日本ハムだが、その裏、塩崎の野選と高橋のタイムリーで2点を勝ち越し。偽バファローズは8,9回といずれも満塁のチャンスを作りながら、あと一本が出なかった。

◆M8−1L◆
石井一,渡辺俊の両先発が立ち上がりからアップアップで毎回の様に走者を出す苦しい投球ながらも、ロッテは里崎,西武は中島のタイムリーによる1点しか奪えない。試合が動いたのは5回。ロッテは大塚の3年ぶりの一発で勝ち越すと、6回にはエラーで3点目を確保。そして、7回には4長短打を集中して、4点を奪い、試合を決定付けた。渡辺俊は7回途中でKOされたが、打線とリリーフの援護を仰いで、3勝目をマークした。

西武は毎回の13安打を放ちながら、3併殺11残塁で僅か1点しか奪えない大拙攻。12安打で8点も奪ったロッテとは大違いだ。西武の拙攻も酷かったには違いないが、渡辺俊もあれだけ打たれてよく粘ったと言えるだろう。18日ぶりのスタメン復帰となったフクーラは2安打2打点と壊滅的不振から復調の気配を見せてくれたのも何よりだ。

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April 21, 2008 22:56

 カウント2−2からの低めのストレートを打ちに出た山田だが、ボールはバットの下を僅かにかすって、鶴岡のミットへ。しかし、これを鶴岡が落球。チップした事に気付いてくれる事をひたすら祈る山田の期待通り、栄村球審は両手を広げてファールのコール。打ち直しとなった6球目、インコースのストレートに対して、山田はバットを折られながらもライトスタンドへ叩き込む2打席連続アーチでダルビッシュの9連続三振を粉砕。めげない日本ハムファンは今度は里中の持つ1試合20三振に期待を寄せる。その期待に応える様にダルビッシュは続く星王を三振に斬ってとると、続く5回には山岡,サルから、6回には岩鬼,微笑からそれぞれ三振を奪い、計13個。一方、里中も5,6回と3人ずつで斬ってとると、7回も簡単に田中,稲葉と打ち取り、三たびトンガとの対決を迎える事となった。

 バットを折られながらの山田の一発に、トンガはまたまた「すげぇ」(4度目)と吐かされてしまったばかりか、「おれはいつかきっと山田太郎になる」などと、とんでもない事まで言わされてしまう怒濤のシメっぷり。間違っても、こんな腹黒いジャンケン野球の申し子になどならないで欲しいものだ。二軍ですらバットが湿りがちで悩んでいると言うのに、漫画では毎週、うんざりする程、ピエロの様な扱いを受けている事に嫌気がさしたのか、現実のトンガは二軍の練習で大遅刻をかまして、1ヶ月の外出禁止。寮の近隣のコンビニに行く事すら認めて貰えないと言う軟禁状態に陥る有様。正に、恐るべしは水島の呪いである。シメられたと言えば、今回、トンガ以上にシメられたのがダルビッシュ。5球目のストレートだが、何で周囲はあんなに持てはやしているのかさっぱり分からない。何せ、山田のバットはボールの上だったのだ。つまり、山田が思っていたよりもボールが伸びて来なかったと言う事になる。それを微笑は今以上のストレートは投げられない…とか訳の分からない事をぬかしているし(まぁ、微笑は山田のジャンケン野球っぷりを全く分かっていないなど、節穴の目を持つ男だから仕方ないのだが)、挙げ句の果てにバットを折っても軽々とスタンドへ運ばれてしまう始末。いくら三振ショーで持ち上げた所で所詮、ダルビッシュなど山田の足下にも及ばないと言う描写である事には変わりがないのである。このままいくと、9回二死までに19個の三振を奪ったダルビッシュがタイ記録を懸けた山田の第4打席でサヨナラアーチを叩き込まれるとか言う最悪の展開の可能性も十分に考えられる。また、地味にシメられたのが栄村球審。鶴岡のミットの動きを見れば、もう明らかにボールの軌道が変わっていて、ファールした様にしか見えないのだが、山田は栄村球審の眼力を全く信頼せずに、かすった事に気付かない可能性は大いに考えられるとばかりにまるで神頼みするかの様な態度なのである。山田が一発放って、ガッツポーズをしない事に対して、まるで山田がでかい人間であるかの様に描かれているが、格下相手に読みが当たってスタンドに放り込む事など、山田にとっては至極当然の結果な訳で、そんな事でいちいち大喜びなどしていたら、みっともない…と考えているだけの事ではなかろうか。

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April 20, 2008 22:48

◆C5−4G◆
最近当たりの出てきた横浜打線より、貧打の広島打線相手に何とか今季初白星をあげさせてやろうと言う親心なのか、6人目の先発候補にメドが立たない為の苦肉の策なのか、はたまた、どうせ来年はいないので幾ら使い潰した所で問題ないと言う非情な起用なのか、上原が今季初の中4日登板。初回からガッツの4号2ランで援護を貰った上原だが、中4日が故に回復が間に合っていないのか、全く球が走らず、2回に石原の二塁打で1点を返されてしまう。その後ものらりくらりとした投球を続ける上原に対して、広島は5回、一死二塁から天谷,東出,オチョアの3連打で逆転に成功。更に、栗原が歩いて満塁となった所で求道者・前田のセンター後方への痛烈なライナーで東出が生還し、この回3点。上原はこの回限りで降板となり、またも白星ならず。6回には2番手・栂野から石原が2号ソロを放り込み、5点目。3点を追う巨人は8回、ゴンザレスがヒットで出ると、続く古城が2号2ランを叩き込み、1点差と詰め寄り、なおも無死一、二塁のチャンスを作るが、反撃もここまで。亀井のヘッポコバントの後、ガッツ,マッスル千代の富士と打ち取られると、最後は梅津の前に三者凡退に倒れ、連敗となった。

上原の中4日起用は完全に裏目。栂野や野間口辺りの先発起用ではダメだったのだろうか…。流石に実績が素晴らしいので、今季低迷したからと言って、亡命先が見つからなくなる事はなかろうが、亡命するならば、もう少し覇気のある投球を見せて貰いたいものである。一方、広島の継投だが、横山−コズロースキーと来れば、最後は永川…と思いきや、出てきたのは梅津。まだまだ永川は信頼されていない様で何だか哀れである。この日、密かにキーポイントになったのは、5回の天谷,東出の好守ではなかろうか。よりにもよって、ゴンザレスの会心の打球を捕るとは、おにょれ、天谷…。バックが盛り立ててくれると、投手のモチベーションも上がっていくもの。レフトに大穴を抱えると言うそれだけで初回から常にピンチの巨人はなかなかそうもいかないのである。

◆YB1−3D◆
依然として一発頼みの大味野球を続けざるをえない中日は2回、ハマのチンピラに対して、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに森野が6号ソロを放ち、1点を先制。開幕から20イニング無失点の快投を続けている中日先発・吉見はこの日も再三のピンチを切り抜けながら、4回まで無失点。しかし、5回、ヒットの相川を三塁に置いて、ガッツな貴公子・仁志にライト前へ弾き返され、25イニング目にして、ついに今季初失点。直後の6回、中日は井端が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2号ソロを叩き込み、再び勝ち越し。更に、7回には谷繁のタイムリー二塁打で3点目を追加。横浜は土壇場9回、守護神・岩瀬相手に二死から代打・内川,ガッツな貴公子・仁志が連打を浴びせて、一発逆転のチャンスを作ったものの、最後は金城が倒れて、あと一歩及ばずなかった。

横浜はこの日も10安打で1点と拙攻に泣いた。折角、中日がクリーンアップ11タコでも、一発依存野球を展開するなど攻めあぐねていると言うのに、お付き合いで拙攻かましてどうするんだか…。ハマのチンピラは早くも3敗目。白星を争っているはーちゅんがなかなか白星をあげられずにいる為、余裕ぶっこいているのか、元々公約を破る気満々なのでモチベーションに繋がらないのか…。

◆S2−4T◆
新人王を争うライバル・村中に続きたい増渕だったが、初回からキュラソ星人に4号2ランを被弾し、先制点を献上。ヤクルトはその裏、田中,青木の連打で二、三塁となった所でガイエルが犠飛を打ち上げ、1点差。直後の2回、増渕は二死満塁の大ピンチを迎えるも、平野を打ち取り、難を逃れると、以降も走者を出しながらあと一本を許さず、味方の援護を待ち続ける。しかし、ヤクルト打線は3回一死一、二塁,6回二死一、二塁のチャンスを生かせず、あと1点がどうしても届かない。1−2の儘、迎えた7回、増渕が簡単に二死を取った所で高田監督は何故か、佐藤にスイッチするも、これが裏目。佐藤は連続四球であえなく降板すると、3番手・花田も新井,キュラソ星人と連続タイムリーを浴びて、2失点。阪神はその裏から久保田を投入。代わりばな代打・福地に被弾するも、以降は8回までノーヒットに抑えると、最後は藤川が三者三振締めで球団タイの10連続セーブ。先発・杉山は5回降板ながら、今季初勝利を飾った。

新井,キュラソ星人が揃って打点をあげると勝つジンクスがまたも炸裂。杉山に待望の白星をもたらした。1週間ぶりのマウンドとなった藤川も見事な投球。間隔が空いた事で調子を狂わす事もなく、いい休養となった様だ。それにしても、何故、高田監督はあそこで増渕を代えてしまったのか? 実際に見ていなかったので真相が謎なのだが、もし故障でないならば不可解極まりない。

◆F2−4H◆
ソフトバンクは初回、仲沢,柴原の連打で一、三塁とした所で松中が先制犠飛。4回には荒金のタイムリー二塁打で1点を加えると、続く5回には二死走者なしから仲沢,柴原,松中の3連打で3点目。ソフトバンク先発・和田は7回まで散発4安打無失点と完封ペースの好投を見せていたが、8回一死から田中,稲葉に連続被弾し、KO。しかし、代わった小椋が後続を断ち切ると、9回には松中が犠飛を打ち上げ、ダメ押し。最後はホールトンが3人で締め括り、3タテを回避。和田はようやく今季初白星。

和田の復帰初勝利は何よりだが、結局、この日はホールトンが最後を締めており、ガトームソンの起用法はますます混沌としてきた印象。状況に拘わらず、起用する便利屋中継ぎ要員としてしまうのは勿体ないと思うのだが、今季の杉内や新垣より安定感は上とは言え、この二人をローテから外す訳にもいかんしなぁ…。打つ方では仲沢,柴原が3安打とチャンスメーカーとして活躍。松中は2犠飛含む3打点としぶといバッティングで4番の仕事を果たした。日本ハムはスレッジが4戦連発ならず。一方、スレッジが本数を伸ばしてきた事で、対抗心が芽生えたのか、田中が10試合ぶりの一発。チーム本塁打王の座を密かに狙っているのか?

◆Bs0−6M◆
ロッテが2,3回と一死二塁のチャンスを逃せば、偽バファローズも3回一死一、三塁,4回一死二塁のチャンスを生かせない。0−0の儘、迎えた5回、ロッテは二死から今江の二塁打,根元の三塁打と連打を浴びせて、ついに先制点をゲット。6回には大松,橋本の一発等で4点を奪い、偽バファローズ先発・近藤をKO。更に、代わったヤングから今江も今季初アーチを放り込み、ダメ押し。ロッテ先発・成瀬は5回以降一人の走者も許さず、8回まで投げきると、最後は荻野が締めて、完封リレーを達成。成瀬は3勝目をマークした。

今季初の3連勝を狙った偽バファローズだが、近藤が一発攻勢で粉砕されて、連勝ならず。投げる度に徐々に内容が悪くなっていっている近藤が少々心配だ。一方、成瀬は貫禄の8回無失点。完封を狙わせても、今季初完封も狙えそうだったが、荻野の調整登板の為に引っ込められてしまったのは残念だ。

◆E3−4L◆
本拠地無敗の内弁慶ぶりを見せ続ける楽天に対して、西武はブラゼルの両リーグ1番乗りとなる10号2ランで先制。その裏、山崎武の2点二塁打で追いつかれたのも束の間、2回には一死満塁から片岡の併殺崩れの間に勝ち越しに成功。1点を追う楽天は6回に一死満塁と一打逆転の場面を築くが、鉄平,代打・憲史と倒れて、三者残塁。いよいよ本拠地で今季初黒星か!?と言う空気が漂ってきた8回、一死から山崎武が6号ソロをぶち込んで、ついに同点。試合はその儘、延長にもつれ込んだ。楽天は10回から先発の田中を下げ、青山にスイッチするが、これが裏目。一死から片岡に三塁打を浴びると、痛恨の暴投を犯して、やらずもがなの勝ち越し点を献上。その裏、抑えのグラマンの前に三者凡退に倒れ、開幕から続いていた楽天の本拠地連勝は8で潰えた。

山崎武の一発が出た時には、やはり連勝を伸ばすのかと言う期待もしたのだが、暴投で決まってしまうとは…。本拠地であっても、接戦での弱さは変わらなかった訳だ。田中は悪いなりにもよく粘っていたのだが、3安打と一人気を吐いていた山崎武以外の野手が打てなさ過ぎた。敵地での連敗が止まり、本拠地での連勝も止まり、これからはランダムに白黒がつく、つまらない星勘定になってしまうのかねぇ。

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「何かをやり遂げる為に野球をやってきたわけじゃない。
 すべてを手にして私が燃え尽きたなど、私に対する最大の侮辱だ」

 ホーネッツ投手陣はレイダース打線に打ち込まれ、3−9で敗れて3連敗。4回まで無失点だった吾郎も5回にJr.にタイムリーを浴びるなど、5点を失い、KOされた。しかし、依然として闘争心が感じられない吾郎はJr.に2安打された事や5回KOされた事にも、今の自分ではそんなものだと悔しさを見せず、本気で球種を増やす努力をしないといけないなどと達観した様子。そんな吾郎に苛立ちを隠せないワッツは、打線のいいチーム相手にコースをついてもコンパクトに合わせて、センター返しや右方向に返されてしまうばかりで、今の吾郎ではバッティングの粗い貧打のチームにしか通用しないと感じていた。その夜、吾郎の元にオリバーから電話が入った。Jr.との再戦でイップスの再発症を心配していたオリバーはKOされたとは言え、その症状は見られなかった事に安堵するも、モチベーションに関する話で、プロとしてやっていく為にその日その日で最善を尽くす事を考えるしかないと割り切った態度の吾郎に表情を曇らせる。オリバーは余談として、1週間前にギブソンから電話があった事を伝える。吾郎がイップスの治療を受けた事を耳にし、症状や治療の経緯を聞いてきたのだ。オリバーは守秘義務から多くは明かさなかったとの事だが、吾郎の投球が以前と違っている事をかなり気にしていたと言う。さて、バイソンズとの対戦を迎え、シカゴに乗り込んだホーネッツ。次の先発に向けて、カットボールの修得に走る吾郎だが、この程度のキレでは、制球を磨かない限り、使い物にならないとキーンに一蹴されてしまう。そんな矢先、ギブソンが緊急記者会見を開き、現役復帰を表明。Jr.と共に戦ったW杯で因縁の日本相手に勝利し、世界一となった事でもう思い残す事はなく燃え尽きた…と解釈していたマスコミに対し、それはマスコミの妄言であり、自分に対する最大の侮辱だとギブソンは声を荒げる。明日の試合で先発する事を明かしたギブソンだが、奇しくもそれは吾郎の先発予定試合でもあった。

 妥協した様なバッティングのJr.に打たれても、5回KOでも、微塵も悔しさを感じない吾郎へのワッツの苛立ちは読者のそれを代弁しているかの様だ。いかにも吾郎を立ち直らせる伏線ですよ…と言わんばかりにギブソンが復帰し、しかも、復帰初戦でいきなり吾郎と直接対決と言うのは、あまりもに作為的な展開で興が醒める。ギブソンの会見自体は熱いものを感じるのだが、いかんせん、そこに至るまでの経緯と言うか、それ以上に熱かったW杯の感動を全て帳消しにしてしまっている事を考えるだに、素直に受け入れられないものがあるねぇ。

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April 19, 2008 23:39

◆C1−0G◆
ブラウン監督の訳の分からない采配により、ベンチに下げられていた求道者・前田が3戦ぶりのスタメン復帰。理不尽にベンチに座らされ続けた鬱憤を晴らすがごとく、第1打席でいきなりレフト前ヒットを放った求道者・前田だったが、後が続かない。木佐貫,高橋の両先発が素晴らしいのか、両打線が貧弱なのか、0−0の儘、試合は中盤へ突入。迎えた5回、広島は7番に下げられたシーボルがレフトスタンドへ3号ソロを叩き込み、ついに均衡を破る先制点をゲット。以降、広島は最後までノーヒットに終わったが、高橋がこの1点を守りきる5年ぶりの完封勝利でチームの連敗を4で止めた。

高橋がよもやの完封。木佐貫は3安打完投と高橋以上の投球を見せたが、亀井がヒットで出ては盗塁死,ゴンザレスがヒットで出ては古城がゲッツー,坂本がヒットで出てはガッツがゲッツーと、巨人打線が相次ぐ拙攻で見殺しに…。それにしても、求道者・前田がスタメンに復帰すると、やはり締まるねぇ…と言っても、求道者・前田のヒットは全然得点に絡んでないし、チームもたった3安打なんだが…(^^;)。

◆YB5−10D◆
両軍共にノーヒットで初回に1点ずつ取って迎えた3回、中日は井端,李の連続タイムリーで2点を勝ち越し。4回には森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに5号2ランを叩き込み、横浜先発・ウッドはこの回限りでKO。その裏、横浜は金城のタイムリー二塁打で1点を返すも、中日は6回に井端の2点タイムリー,7回には中村紀が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに5号2ランをぶち込んで、試合を決定付けた。9回には李が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2号ソロを放ち、ダメ押しの10点目。先発・朝倉は5回降板ながら、横浜の拙攻と大量援護に守られて、3勝目。

一発完全依存ではなかったものの、5点が一発による得点な訳で、結局、一発がなければ勝てなかった中日。初回に荒木が二盗を決めたのだが、何とこれが18試合目にしてようやく今季初盗塁だと気が付いて驚いた。ついでに言うと井端は未だに盗塁ゼロ。昨年は54盗塁も記録した1,2番コンビが、何と昨日まで1つも盗塁していなかった訳だ。何と言う無策ぶり…。川相がいない事で年々大味になっていく中日野球は今後どうなってしまうのか? 一方、前の試合で22安打16点と大爆発したた横浜打線はこの日も14安打と好調をキープしたが、2併殺10残塁の拙攻が響いた。

◆S4−1T◆
ヤクルトがいきなり阪神先発・岩田の出鼻をくじき、一死から田中が歩いたあと、青木,ガイエル,宮出の3連打で3点を先制。2回までノーヒットに抑え込まれていた阪神だが、3回、先頭の関本が三塁打で出ると、城石の野選でホームイン。しかし、ヤクルトは4回、宮本,福川のヒットで一死一、三塁とすると、村中のセカンドゴロの間に宮本が返って、点差は再び3点。ヤクルト先発・村中は7回まで散発2安打の好投を見せると、8回以降は押本−林のリリーフを仰いで、3勝目。敗れた阪神の連勝は5でストップ。4失点で6回降板となった岩田は今季初黒星。

村中,岩田と3年目の新人王候補同士の対決は村中に軍配。好調の阪神打線を手玉に取るナイスピッチングだった。岩田は立ち上がりの失敗が痛かった。あんなに登板過多だった藤川がもう6日も出番がない訳だが、休養たっぷりで有難がってるのか、すっかりなまってしまっているのか、次の登板の出来具合が気になる。

◆F4−2H◆
日本ハム先発・藤井に対して、ソフトバンクは初回から二死満塁と絶好のチャンスを掴むも、ここで松田が三振に倒れて、三者残塁。一方、ソフトバンク先発のルーキー・大場に対して、日本ハムは2回に佐藤が7年目にしてプロ初アーチとなる2ランを放ち、先制。3回にも併殺崩れの間に3点目を追加。6回、初回のチャンスを潰した松田が汚名返上のタイムリー二塁打を放つも、その裏、スレッジに一発が飛び出して、大場はこの回限りでKO。ソフトバンクは8回に内野ゴロの間に1点を返し、2点差と詰め寄ったものの、最後は守護神・MICHEALの前に反撃を断たれ、3連敗となった。

いい時と悪い時が交互に来ていた大場だが、ついに悪い時が続いてしまった。打線も10安打で10残塁とチグハグな攻撃で接戦を落とした。接戦とは言え、負けている試合で3番手としてガトームソンが出てきたのだが、またストッパーに戻されてしまうのだろうか。それにしても、スレッジが3戦連続アーチとエンジンがかかってきた。単発が多いのが難点だが、もう少し勝負強さが出てくると怖い存在になりそうだ。

◆Bs9−3M◆
初回にカブレラのタイムリーで先制されたロッテだが、直後の2回、ベニー松山が今季初アーチとなる逆転2ラン。しかし、偽バファローズは3回、ローズの6号ソロで追いつくと、5回にはまたもローズが2打席連続となる7号3ランを叩き込み、勝ち越し。更に、この後、浜中,日高,大引と3連続タイムリーが飛び出して、小林宏をKO。開幕戦で勝って以来、白星のなかった金子だが、毎回の様にヒットを浴びながらも、7回を3失点で切りぬけ、約1ヶ月ぶりの2勝目をマークした。

ローズが2発4打点,カブレラが2発1打点とビッグボーイズがまともに機能。果たしてラロッカはいつ戻ってくるのやら…。安定した投球を見せながら、不憫な展開が続いていた金子だが、ようやく報われた。一方、Mr.6回3失点になりつつあった小林宏は8失点KOの大炎上で早くも3敗目。ローズの2発目…、せめてカブレラの二塁打で代えておけば良かったものを…。

◆E−L◆
降雨4中止。

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April 18, 2008 23:40

◆C1−5G◆
誰もいない所で一発を打ちまくっているマッスル千代の富士を4番に置き、坂本を1番に起用するなど、打線のテコ入れを図った巨人。初回に早速、一死一、二塁のチャンスでマッスル千代の富士に回ったが、あえなく三振。寿司職人ラミレスも走者を二人置いての打席で2度続けて凡退するなど、空回りが続いていたが、4回、当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスが二塁打で口火を切ると、二死後、天谷のエラーで先制のホームイン。更に、新1番・坂本がヒットで続いた所で亀井に走者一掃のタイムリー三塁打が飛び出して、この回、3点。春風亭半ケツの前に1安打と抑え込まれていた広島はその裏、先制のエラーを犯した天谷が汚名返上のヒットを放つと、4番であるにも拘わらず未だに開幕からタイムリーを打てずにいる栗原がようやく今季初のタイムリー。5回二死満塁,6回一死一、二塁のチャンスを悉く逃してきた巨人だが、広島もその裏、一死満塁のチャンスに栗原,シーボルが凡退する始末。1−3の儘、迎えた7回、巨人は当ブログ推奨助っ人・ゴンザレスがまたまた二塁打で口火を切ると、古城,坂本のタイムリーを呼び込んで、2点を追加。クルーンが祖母の葬儀に参加する為、離脱している巨人だが、終盤は小刻みな継投で広島打線の反撃をかわし、最後は豊田が締めて、逃げ切った。春風亭半ケツは6回途中で降板となったが、ようやく今季初勝利。

若大将が当ブログを見ている…訳はなかろうが、ゴンザレスの起用,マッスル千代の富士のクリーンアップ昇格、1番に坂本…とウチの主張してきた事が着々と実現。マッスル千代の富士はパッとしなかったが、坂本が3安打1打点,ゴンザレスが2安打2得点の活躍を見せた。高年俸の李の一軍昇格を阻止する為には4割超の働きが求められるゴンザレスはまだまだ楽観とはしていられないが、これを弾みにして欲しい。広島は………………、だから、相手が左だろうが何だろうが、求道者・前田を出せっつーの! これに尽きるだろう。開幕から無期二軍を言い渡されていた永川がようやく昇格し、負け試合ながらも1回を無失点で切り抜けたのには一安心。問題は僅差の勝ち試合でどれだけの投球が出来るかだが…。

◆YB−D◆
降雨中止。

◆S2−6T◆
経歴が似ていると言うだけでグライシンガー級の期待をされ、ここまで3試合、グライシンガーの勝敗結果をトレースして来ているリオス。昨日、グライシンガーが4度目の登板で白星をあげたとあって、大いに期待されたが、初回から3四球の大乱調で先制点を献上。2回以降は立ち直りを見せたが、福川の同点二塁打が飛び出した直後の5回、無死満塁のピンチを迎えると、鳥谷,矢野と連続タイムリーを浴びて、3点を失い、この回限りでKO。阪神は8,9回にも1点ずつ加えて、ダメ押し。最後は久保田が宮本に被弾するも、大事には至らなかった。

リオスのグライシンガー・トレースがついに途切れた。勝敗結果は同じでも全ての試合でグライシンガーを下回る投球だった訳だが、この4度目の登板で完全に差をつけられた格好だ。今回は2度のエラーに足を引っ張られた部分もあったが、とにかく制球が悪過ぎた。会心の5連勝となったかに見える阪神も2併殺13残塁の大拙攻で課題は満載。またも藤川を温存出来たのは何よりだが…。

◆F3−1H◆
ここまで奇跡の全試合出場を続けていたハマのスペランカーが腰痛を起こしてついにリタイア。しかし、代わって3番に入った柴原が難敵・ダルビッシュ相手に初回から先制タイムリーを放つ幸先のいい立ち上がり。しかし、先発・杉内が3回に稲葉にタイムリー二塁打を許し、試合は振り出しに。中盤は両投手の投げ合いで膠着状態となったが、1−1で迎えた7回、日本ハムはスレッジに5号ソロが飛び出し、ついに勝ち越しに成功。8回には高橋が貴重なダメ押しタイムリー。ダルビッシュは完投で開幕4連勝となった。

ハマのスペランカーの毎年恒例行事がついに発症。やはり、この男がフル出場など夢のまた夢か…。ダルビッシュは水島の呪いに取り憑かれているにも拘わらず、それをものともせず、立ち上がりこそ悪かったものの、2回以降は僅かに1安打と言う快投。杉内も11三振で3失点完投と悪い内容ではなかったが、相手が悪かった。尚、微妙な助っ人・スレッジは何だかんだで5号ソロを放った事により、田中がチーム本塁打王と言う異常事態に終止符が打れた。

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April 17, 2008 22:29

◆D0−1G◆
中日相手に3タテ食らうのは何としても回避したいのか、はたまた中5日の方が適性が高い事に気が付いたのか、巨人はグライシンガーを前回に続いて中5日で先発起用。これに対して、中日は3回までヒットを浴びせながら、得点を奪えない川相不在の弊害を露呈。一方、中日先発・山井も3回まで無失点の好投を見せていたが、どれ程、素晴らしい投球を見せた所で、水島の呪いにより、一部の純真な野球少年達からは姑息な目眩ましを駆使した卑劣で狡猾な投手と誤解される一方…と言う事を思うだに、心が折れてしまったのか、4回、マッスル千代の富士に8号ソロを叩き込まれて、先制点を献上。中日はその裏もゲッツーでチャンスを潰すと、6,7回もヒットの走者を返す事が出来ず、ゼロ行進を続けるばかり…。0−1の儘、迎えた8回、中日はヒットの荒木を井端が送って、一死二塁。ここで巨人はグライシンガーから早くもクルーンにスイッチ。クルーンは李,T,ウッズと連続三振でピンチを切り抜けると、9回もピシャリと3人で締め括り、今季初の完封勝ちで3タテを免れた。

安直中古助っ人補強に走った巨人がグライシンガー→クルーンで完封リレー。これで唯一の得点を叩き出したのが、寿司職人ラミレスだったら、洒落にならなかった。昨日も書いたが、今やマッスル千代の富士が1番にいる意味が全くない。今日は投手陣が頑張ったから良かったものの、誰もいない所で一発打ちまくってもなぁ…。さて、中古ではない直輸入助っ人・ゴンザレスだが………、3タコ。4割打っても落とされかねない状況だってのに、まずい! まずいよ、ゴンザレス! 折角、昇格してきたタイミングで何で好調の投手に当たってしまうかなぁ…。

◆T−C◆
降雨中止。

◆S−YB◆
降雨中止。

◆Bs−H◆
降雨中止。

◆M2−11E◆
抜群の安定感を見せている岩隈投入でロードゲームの連敗地獄を阻止したい楽天。苦手な接戦を避けんと序盤から突き放しにかかるべく、2回に鉄平のタイムリー二塁打等で3点を先制したものの、4回に礒部,鉄平が相次いで失策を犯すなどして2点を失い、1点差と詰め寄られてしまう。しかし、6回に内野ゴロの間に1点を加えた楽天は8回には鉄平が1号3ラン,9回にも4点を加えて、大きく突き放し、ロードゲームの連敗は8でストップ。岩隈は8回を自責点0,10三振を奪う好投で3勝目を飾った。

点差が開けば強さを見せる楽天が敵地で久々の白星を掴む形で、絶対的強さを誇る本拠地に舞い戻る事となった。一方、ロッテは闇雲に便利屋使いされてぶちキレたアブレイユが3失点,自称・プロ失格者のくせに頭を丸める公言すら果たさないゴーグルが4失点とリリーフ陣が完全崩壊。打っては、打線いじりフェチ・バレンタインの訳の分からないオーダー編成が完全に空転するなど、無様な試合展開だった。

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April 16, 2008 23:44

◆D6−1G◆
巨人は初回、阿部のタイムリー二塁打で先制するが、その裏、ベンちゃん,中村紀のタイムリーで3点を奪い、一気に逆転。2回以降、立ち直りを見せていた巨人先発・内海だったが、6回、3連打で4点目を失った所であえなくKO。更に、代わった西村健も谷繁に2点タイムリーを許し、試合を決定付けられた。中日先発・川井は6回1失点の好投でプロ初勝利を飾った。

川相を失ってから凋落の一途を辿る巨人に対して、川相を擁しながら選手として使わないと言うあてつけた様な嫌がらせだけでは飽きたらず、川相ならぬ川井を起用するダブル嫌がらせに巨人ナインはうんざり。巨人 vs 中日で実況アナに「カワイ、カワイ」と連発されると非常にやきもきさせられる。勿論、中日ナインも同様の理由でうんざりしている筈なのだが、巨人と比べれば多少、免疫があった様だ。所詮、カワイであって川相ではない川井が川相の穴埋めになろう筈もないのだが、巨人打線の不甲斐なさに付け込んで悲願のプロ初勝利。そんな事よりも、ゴンザレスが3タコに終わり、李復帰への隙を拡大させてしまったのが気がかりである。

◆T5−1C◆
得点力が上がって来ないのは求道者・前田を迂闊に外してしまい、バッティングを狂わせてしまったから…であるにも拘わらず、求道者・前田を迂闊にも使ってしまったからだ…などと大きな勘違いをしてしまったのかブラウン監督はまたもや求道者・前田を外してしまう大暴挙を敢行。案の定、広島打線には覇気も士気もなくなってしまい、初回のオチョアの先制アーチ以降、スコアボードにはゼロを並べるばかり。前回の登板から13日も空けられてしまうなど、その期待の薄さをまざまさと痛感させられた先発・宮崎も士気が上がらず、初回にキュラソ星人のタイムリー二塁打であっさり追いつかれると、3回には新井にタイムリーを許して、勝ち越し点を献上。6回には無死満塁のピンチを作った所でKOとなると、2番手・青木勇がこの3人の走者を一掃されてしまい、試合を決定付けられた。阪神先発・下柳は求道者・前田不在の広島打線相手に無四球完投で開幕3連勝。

ブラウン監督の求道者・前田外しはいい加減、何とかならんのかね。ちょっとの好不調や相手投手の右左で出したり引っ込めたりする様な選手じゃないだろう。足の爆弾が悲鳴を上げているから…と言った配慮以外で簡単に外さないで欲しいものだ。投げては無為に2週間も間隔を空けられてしまった所為か、宮崎が5失点KOとなるなど、どうにもストレスの溜まる展開だ。阪神は投打噛み合う申し分のない戦い。下柳がよもやの3年ぶり完投でリリーフ陣を温存出来たのも大きかった。そういえば、昨日、ゼブラ今岡がいつまで起用されるやら…と書いたら、早速外されちゃったね…。

◆S4−16YB◆
4/3以降、3点取るのが精一杯だった横浜打線が突如の大爆発。初回に村田の4号2ランで先制すると、3回にはドーピング新助っ人・ビクビーが来日初打点となるタイムリー。そして、5回には2番手のルーキー・加藤相手に四球を挟んだ6連打を浴びせるなど、9安打を集中する猛攻で大量9点のビッグイニングを形成。終盤も打線の勢いは止まらず、計16点の猛攻。大量リードをバックに先発・那須野は6回4失点ながらも今季初勝利となった。

那須野が栄養費パワーを発揮し、2安打するなど、先発全員の22安打。村田が2発含む4安打5打点,吉村が5安打2打点と悩める大砲コンビも大爆発。5割打者・内川を外してまで使ったドーピング新助っ人・ビクビーも来日初安打含む3安打。打ち疲れて明日以降、沈黙しなければいいのだが…。それにしても、期待のルーキー・加藤を6連打されても代えずに晒し者にしてしまった高田監督の采配には首をかしげる。こうも打ち込まれてしまった事で加藤が完全に自信を喪失しやしないかと心配だ。

◆Bs2−1H◆
ソフトバンク先発・大隣に対して、偽バファローズは初回、ローズに5号ソロが飛び出して、1点を先制。5回には四球の浜中を迎が送った所で大引がタイムリーを放ち、2点目。偽バファローズのヒットは結局、この2本と6回にカブレラが放ったヒットを含めて僅かに3本であったが、先発・小松が8回まで三塁も踏ませぬ無失点投球を展開。9回も連続三振で簡単に二死を取り、完封目前だったが、ここで松中,小久保と連打を浴びて一、三塁のピンチを迎えた所で無念の降板。セーブのつく場面では実に1週間ぶりの登板となった守護神・加藤は代わりばな柴原にタイムリーを浴び、1点差と詰め寄られたものの、最後は松田をセカンドゴロに仕留めて、連敗を5でストップさせた。大隣は8回3安打完投ながらも、打線に見殺しに遭い、2連敗。

怨敵・パウエル打倒に失敗した鬱憤を晴らす…と言う程の爆発はしていないが、とりあえず、溜飲を下げた偽バファローズ。小松が2度続けて先発として成功し、今後もローテの一角としてやっていけるメドが立ったのは大きな収穫だろう。あそこまで行った以上、完封が途切れるまで続投させて欲しい気もしたが、流石にこのチームにそんな余裕はないか…。大隣は敗戦投手になったものの、僅か3安打2失点で3度目の完投。この力投に報えなかったソフトバンク打線は猛省して欲しいものだ。

◆M2−1E◆
相変わらず、ロードゲームに弱い楽天は初回から先発・グスマンが角中に先制アーチを被弾するも、直後の2回に山下が同点タイムリー。グスマンは4回まで追加点を与えずに踏ん張っていたが、5回、二死一、二塁から大松にタイムリー二塁打を許して、勝ち越し点を献上。ロッテ先発・清水は5回以降ノーヒットの好投を見せ、完投で1点のリードを守りきった。

またも1点差で敗れた楽天はロードゲーム8連敗。3点差以上つけられて負けたのは1度しかないのだが、この接戦の弱さは何なのか…。敗戦投手となったグスマンだが、7回6安打2失点の内容では責められまい。一方、序盤は苦しんだ清水は尻上がりに調子を上げ、終盤は全く付け入る隙を許さなかった。角中に待望のプロ初アーチが飛び出したのも明るい材料だ。

◆L4−2F◆
日本ハムは初回、片岡のエラーに乗じてチャンスを作り、スレッジのタイムリーで先制。1点を追う西武は4回、ブラゼルが9号同点ソロを放り込むと、続く5回には二死走者なしから満塁とした所で、G.G.佐藤が2点タイムリー二塁打を放ち、勝ち越し。直後の6回、またまたスレッジが4号ソロを叩き込み、1点差とするが、その裏、西武は赤田のタイムリーで再び突き放した。先発・涌井は7回を2失点で切りぬけると、岡本真−グラマンのリリーフを仰いで2勝目をマークした。敗れた日本ハムは3連敗。

昨日、役立たずと書いたスレッジがチーム全打点をあげる活躍で意地を見せたが、逆に、今度は4番・高橋が大ブレーキ。田中が3安打,稲葉が2安打と打っていただけに何とも勿体なかった。さて、毎度好投しながらなかなか報われない涌井。前半戦はまた見殺しにされるのではないかとヒヤヒヤものだったが、ようやく白星が黒星に追いついた。

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April 15, 2008 23:29

◆D6−3G◆
極度の不振に陥っている李が二軍降格となり、当ブログが執拗に推奨し続けてきたゴンザレスが満を持して一軍昇格。オープン戦で誰よりも結果を出しながら、無体な扱いを受け続けた鬱憤を晴らすがごとく、ゴンザレスは第1打席でいきなり二塁打を放ち、坂本の先制二塁打を呼び込んだ。3回にはマッスル千代の富士に6号ソロが飛び出し、2点目。国外亡命表明を果たし、心ここにあらずの上原は立ち上がりからピリッとせず、3回まで中日が川相不在が故の拙攻続きだったのに助けられてはいたものの、4回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した森野の4号ソロを浴びてから、プッツリと切れてしまったのか、谷繁に同点タイムリーを許すと、更に、連続四球で満塁のピンチ。ここで李に2点タイムリーを浴びて、勝ち越し点を献上。直後の5回、マッスル千代の富士に2打席連続アーチが飛び出したのも束の間、その裏、無死一、二塁のピンチを作った上原はあえなくKO。代わった越智も谷繁にタイムリーを浴びるなど、2点を許して、これで致命的となった。中日は6回以降、ウッチャン−小林−岩瀬と左3枚がパーフェクトリリーフを見せ、逃げ切りに成功。

ゴンザレス、第1打席でこそ結果を残したが、以降3打席は凡退。巨人の選手起用方針を考えると、李は高年俸だと言うそれだけの理由で遊ばせておけない為、それなりの結果程度では即座に李と入れ替えられかねないだけに、1安打では満足していられない。高年俸だろうと何だろうと付け入る隙を与えない程、打って打って打ちまくれ…と言うのは酷と言うものだが、実際の所、4割くらい打っても落とされそうなので気が気でならない。さて、ゴンザレス談義はこの辺にしておくとして、上原が無様にKOし、またも白星ならず。昨年は年間4四球なのに、この日だけで4四球の体たらく。ホント、心はすっかりアメリカなのだろうか…。野間口は2回を4三振のパーフェクトと昨年終盤の様な勢いが戻ってきた。勝ちゲームでもこういう投球が出来る様になると大きいが、果たして…。マッスル千代の富士は誰もいない場面で一発を打ちまくっているが、今の巨人打線の状態でマッスル千代の富士が一番打者でいる事に意味があるだろうか。不振の阿部の5番もかなり非効率。坂本や亀井辺りを1番に持ってきて、マッスル千代の富士はクリーンアップに回した方が良さそうな気がするのだが…。

◆T5−0C◆
広島先発・ルイスに対して、阪神は先頭のシャア少佐が四球で歩くと、すかさず二盗。二死後、キュラソ星人のタイムリーで先制のホームイン。2回以降、ルイス,アッチソンの助っ人投手同士の投げ合いが続き膠着状態へ。広島は5回に二死満塁のチャンスを迎えるも、ここでルイスに回ってしまい、三者残塁。6回も二死から2人の走者を出したが、あと一本が出ない。1−0の儘、迎えた8回、阪神は一死三塁から新井のタイムリーでルイスをKO。更に、代わった横山から東出のエラー,鳥谷のタイムリー二塁打等でダメ押しの3点を追加。7回から渡辺−久保田と繋ぐ継投モードに入っていた阪神は点差が開いた事で藤川を温存。最後は江草が締めて完封リレーを達成。アッチソンは開幕3連勝となった。

悪夢の14打数連続ノーヒット。ブラウン監督の気まぐれ采配によりチョロチョロと外される影響か、求道者・前田の至高のバッティングが狂ってきた。そんな今頃になって、栗原が3安打の爆発とは何と言う噛み合わせの悪さか。阪神は投打噛み合っての快勝。アッチソンは相変わらずの安定感を見せており、藤川も温存出来て万々歳の展開だった。それにしても、一向に浮上の気配が見えて来ないゼブラ今岡がいつまで5番に居座り続けるのかが気になる所だ。

◆S2−1YB◆
いずれも最近6試合で1勝5敗と下降線を辿っている両チーム。ヤクルトか゛3回に田中の今季初アーチで先制すれば、直後の4回、横浜はガッツな貴公子・仁志の今季初アーチで応戦。1−1で迎えた6回、ヤクルトは今季初スタメンの畠山の一発で再び勝ち越しに成功。直後の7回、横浜は一死満塁と一打逆転のチャンスを掴むが、代打・鈴木なおのり,石井タクローと内野ゴロに倒れて、三者残塁。最大のピンチを切り抜けたヤクルトは8回から押本−林と繋いで、1点を守りきった。先発の石川は7回1失点で3勝目。

ドーピング助っ人・ビグビーにレギュラーの座を奪われかねない状況に追い込まれた吉村がスタメン復帰。内野安打1本と言う微妙な結果で危機感を払拭する事は出来なかった。巨人戦限定好投手・土肥は非巨人のヤクルト相手に粘りの投球を見せたものの、またも白星ならず。ソロ2発で辛勝したヤクルトは10残塁と一発以外のヒットは全て無駄打ち。拙攻のバックに我慢の投球を続けた先発・石川がよく踏ん張った。

◆Bs3−7H◆
二重契約問題で偽バファローズとモメたパウエルだが、まるで嫌がらせの様に偽バファローズ戦で移籍初登板。敵愾心剥き出しの偽バファローズは2回、カブレラ,浜中と一発攻勢で2点を先制。その後も塁上を賑わせるが、パウエルを打ち崩すには至らない。そうこうしているうちに5回まで粘っていた山本が6回に松中に2ランを浴び、一気に同点。これで流れを引き寄せたソフトバンクは7回に川崎のタイムリー三塁打で勝ち越し。更に、8回には小久保の2ランの後、4連打で2点を奪い、ダメ押しの4点を追加。その裏、藤岡が押し出し死球を許し、一発で同点と言うピンチを迎えたが、ここで小椋が後続を断ち切ると、最後まで投げきり、プロ初セーブ。パウエルは移籍初登板初勝利となった。

怨敵・パウエル攻略ならず、偽バファローズは5連敗。パウエルの初登板を偽バファローズ戦に合わせるとは王さんもなかなかやってくれる。折角、怨敵への報復チャンスが訪れた割には淡泊な攻撃だった偽バファローズ。この日限定で破戒僧・清原を昇格させて欲しかった…とか無茶な注文をつけてみたくなる。昨年、未勝利の投手に2球団が見苦しい奪い合いをする価値があるのか?と疑問視されていたパウエルだが、いきなりの初白星で結果を残した。この儘、ローテに定着してくれるとソフトバンクは先発6本柱が確定するだけに今回の投球がフロックでない事を祈るばかりだ。

◆M7−6E◆
極度の内弁慶状態を何とか打破したい楽天は初回に山崎武のタイムリーで先制すると、4回には併殺崩れの間に2点目を追加。しかし、三者三振と言う最高の立ち上がりを見せた先発・永井がその裏に捕まり、一死から連打を浴びた挙げ句に大松に3ランを叩き込まれて、一気に形勢逆転。ロッテは6回にもベニー松山のタイムリー等で2点を追加。粘る楽天は8回、フェルナンデス,山崎武の連続タイムリーで1点差と詰め寄るが、ロッテもその裏、橋本のタイムリーで2点を奪い、再び突き放した。楽天は9回、抑えの荻野を攻め立て、またまた1点差としたものの、あと一歩及ばず、連勝は3でストップした。

逆転負けでまたまたロードゲームを落とした楽天。とりあえず、次の3連戦はホームゲームなので、連敗は3つで止まるかもしれないが、いい加減、ロードゲームにも勝っておきたい所だ。ロッテは10安打が3連打×2,4連打×1と一極集中したのが幸い。ストッパーに定着しつつある荻野は前々回に続いて、またも2失点とこの所、安定感が低下。何でアブレイユじゃあかんのかね…。

◆L3−3F◆
初回、高橋のタイムリーで先制した日本ハムは続く2回には二死満塁から田中の押し出し死球で2点目を追加。2点を追う西武は武田勝の前に4回まで2安打と抑え込まれていたが、5回、陽のエラーでチャンスを作ると、まつかに今季初アーチとなる2ランが飛び出し、一気に同点。追いつかれた日本ハムは直後の6回、高橋の3号ソロですかさず勝ち越し。8回には3連打で無死満塁とダメ押しのチャンスを掴むが、ここでスレッジが最悪のホームゲッツーに倒れるなどして、結局、無得点。すると、粘る西武はその裏、片岡のタイムリー二塁打で同点。試合はその儘、延長にもつれ込んだが、両軍共に決め手に欠き、12回規定でドローに終わった。

試合の流れは完全に日本ハムにあり。西武は引き分けでも万々歳だったかもしれない。日本ハムは何と言っても8回のチャンスを両助っ人が叩き潰したのが痛かった(結果論で言えば、5回の陽のエラーの方が痛かったのだが)。存在が地味過ぎるので、ビッグボーイズ程、目立たないが、ここの助っ人も相当役立たずである。一発含む3安打の高橋はすっかり4番らしい活躍。早いトコ、田中がチームの本塁打王と言う異常事態から脱却したいものだ。

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April 14, 2008 21:55

 吉井コーチに叱責されたばかりだと言うのに、吉井コーチには全く人徳がないのか、日本ハムバッテリーは9連続三振を狙う気満々。殿馬が記録を意識して、当てにくるかもしれないと不安がるダルビッシュに対して、鶴岡は殿馬はそんなセコい真似はしないから、いつも通りの殿馬だと思って来いなどと、都合のいいアドバイス。この鶴岡の話が聞こえてしまったのか分からないが、殿馬は初球からフルスイングで大ファール。続く2球目もファールした後、142kmのフォークに空振り三振。続く微笑も140km台の高速フォークにあえなく三振に倒れ、タイ記録をかけた9人目として山田が登場。スライダーでボール,カーブでストライク,フォークでボール,チェンジアップでストライクと、山田はいずれもピクリともせずに見送り、カウント2−2.様々な球種を見られてしまった事で日本ハムバッテリーはここまで投げていないストレート勝負か、逆にそのストレートを待たれている可能性を危惧して変化球勝負の二択に悩まされるが、最終的に鶴岡は低めのボール気味のストレートを投げる事を指示。選球眼のいい山田がボールと判断して見送り、低めに甘い今日の栄村球審がストライクに取ってくれるかもしれない事を期待したのだ。しかし、鶴岡の思惑とは裏腹に、山田はこのボールを打ちに来た。果たして、タイ記録は破られてしまうのか?

 記録狙いの投球を辞めるように指示しながら、完全に無視された吉井コーチの扱いが非常に不憫。ダルビッシュは叱責された際、トンガに責任をなすりつけておきながら、結局、この回の頭から9連続三振を狙っていると言う何とも薄っぺらい男に仕立て上げられてしまった。さて、スプレーヒッターでバントの名手である殿馬が全球一発狙いのフルスイングなんてバッティングをする事自体、既にいつも通りの殿馬にはありえない訳で、鶴岡の言っている事は支離滅裂である。鶴岡のこういう意味不明な発言により、殿馬は普段通りのバッティングでは記録阻止の野暮な行動と解釈されかねないので、やむなく一発狙いに走らざるを得なかった…様に見えてしまう。微笑は高速フォークに手も足も出ずに1コマで処理された上、「140kmのフォークなんか打てるか」と泣き言を吐かされるなど相変わらず、無体な扱い。更に、山田が何に的を絞っているかと言う土井垣のネタ振りに対して、球種など絞らずにストライクならフルスイングするだけ…などと、ジャンケン野球の申し子が絶対にする筈のないバッティングを予想してしまう様な見る目のない選手として描かれてしまい、非常に可哀想。で、日本ハムバッテリーは殿馬,微笑と打ち取った高速フォークを何ら伏線にする事なく、無駄に球種を使い果たしてしまい、ストライクを見逃してくれる事を期待すると言うこの上なく弱腰な選択肢を迫られる事に…。しかし、山田はクソボールだろうが何だろうが、球種さえ読みきればスタンドに放り込んでしまう化け物な訳で、ストレートと読まれてしまったら最後…と言う事を認識していない軽率な選択と言えるだろう。大体、この日の栄村球審が低めの判定が甘い傾向にある事など、鶴岡が分かってるくらいなんだから、当然、同じ捕手である山田も分かっていると思うのが普通だろう。それに気付かないなんて、鶴岡は何て粗忽者なんだ…。と言う訳で、山田が打ちに行ったと言う事はストレートを狙っていたから…と考えると、結果は2打席連続アーチの可能性がかなり高いのではなかろうか。ところで、今回に至って、9連続三振の保持者に梶本氏が追加された。鶴岡は単にファイターズマニアなだけだったのか? はたまた、梶本サイドからクレームが来たので急遽追加されたのか?

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April 13, 2008 18:22

◆G6−4S◆
ヤクルトが初回から一、二塁のチャンスをリグスのゲッツーで潰したのに対し、その裏、巨人は一死一塁からガッツ,寿司職人ラミレスが連続アーチを叩き込み、一気に3点を先制。直後の2回、ヤクルトはガイエルの2試合連続5号ソロで応戦するが、3回、先発・増渕が寿司職人ラミレスに2打席連続の5号2ランを被弾。4回にガイエルが2打席連続アーチ,7回には飯原が2号ソロを放つが、いかんせんソロ単発ではなかなか点差が縮まらない。その裏、巨人は何と古城に4年ぶりの一発が飛び出して、6点目。8回から豊田投入で逃げ切りモードに入った巨人に対し、粘るヤクルトは宮本のタイムリーで再び2点差と詰め寄るが、代走・福地が二盗を仕掛けて憤死。最後はクルーンが3人でピシャリと締めて巨人は今季初の3連戦勝ち越しとなった

相変わらず、空中戦になれば強い巨人。寿司職人ラミレスが4戦4発と完全に復調してきたが、李は3タコと依然として大不振。だから、早くゴンザレスと入れ替えてくれと! 高年俸助っ人を無理矢理使い続けて足を引っ張られるのと、全く使わずに金をドブに捨てる事になっても、無害…なのでは明らかに後者の方が損害が少ないと言うものだ。イースタンで健気にヒットを連発しているゴンザレスが実に可哀想。一方、ワッチーごときに5回までに5失点を予言されてしまい、その予言を的中させてしまった増渕が気がかり。ローテ降格中の加藤が中継ぎで好投し、ローテ復帰へ意欲満々なだけに、増渕にも気を吐いて貰いたいものである。

◆C0−7D◆
連日、川相不在の弊害を露呈する一発依存野球を展開してきた中日だが、この日は珍しく打線が繋がり、初回、四球を挟んだ4連打で2点を先制。3回には内野ゴロの間に1点を加えると、5回には川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出したT.ウッズの3号ソロと谷繁のタイムリーで5点目。更に、7回にもT.ウッズのタイムリー,森野の犠飛で2点を追加。投げては先発・吉見が11安打を浴びながらも、あと1本を許さない粘りの投球を見せ、2試合連続完封を達成した。

一見、一発依存症,タイムリー欠乏症を払拭したかに見える中日だが、17安打で7点は少々物足りない。1併殺11残塁と相変わらず、詰めは甘いと言えるだろう。そんな中、吉見が20イニング連続無失点の快投。今日はどこで1点取られても不思議ではない内容だったが、広島打線の拙攻にも助けられ、よく粘った。辛うじて新人王資格を残しているだけに、一躍筆頭候補に躍り出てきた感じだ。ところで、スタメン復帰した求道者・前田は4タコ。上昇カーブに乗っているタイミングでブラウン監督の気まぐれで下手に外されたりして、調子を崩されやしないか心配だ。

◆YB1−3T◆
阪神は初回一死一、二塁,2回一死満塁のチャンスを悉くゲッツーで潰すと、5回一死二、三塁のチャンスも逃すなど、横浜先発・ウッドを捉えきれない。阪神先発・福原はなかなか得られない援護を待ちながら、5回まで無失点と踏ん張っていたが、6回、二死一、三塁から金城にタイムリーを許し、ついに先制点を献上。1点を追う阪神は8回、シャア少佐,代打・悠久の若虎・桧山と連打を浴びせて、ウッドをKO。ここから新井,キュラソ星人が連続タイムリーを放ち、逆転に成功。更に、鳥谷の内野ゴロの間にも1点を加えて、3点目。その裏からは久保田−藤川と繋ぐ必勝パターンで逃げ切った。

不振とは言え、チーム本塁打王の吉村がドーピング新助っ人・ビグビーと入れ替えられてフル欠場に終わる衝撃的展開。そのビグビーと4打数1安打と微妙な結果に終わったが、次の3連戦では果たして、どちらが起用されるのか。メカゴジラもパッとしない状態なので、吉村の一塁再転向の可能性もなくはないが…。そんな景気の悪い打線が粘投のウッドを見殺し、これで5カード連続の負け越しとなった。キュラソ星人は昨日の2000本安打達成で楽になったか、この日も決勝タイムリー。藤川は9試合連続セーブ。開幕14試合で9セーブとは、神懸かり的なハイペースだが、北京に拉致される前に使い潰されやしないか心配だ。

◆H5−4L◆
西武先発・キニーに対して、ソフトバンクは初回、ヒットの川崎を仲沢が送ると、二死後、松中が先制タイムリー。3回にも二死満塁と絶好のチャンスを作るが、小久保がショートフライに倒れて三者残塁。ピンチを逃れた西武は直後の4回、中島の振り逃げを皮切りに、G.G.佐藤の2点タイムリー二塁打,中村の犠飛で3点を返し、逆転に成功。2点を追うソフトバンクは5回、ハマのスペランカーの3号ソロと小久保のタイムリー二塁打で同点。続く6回には一死三塁から田上の犠飛で勝ち越し、キニーをKO。しかし、直後の7回、四球の走者を内野ゴロ2つで三塁へ進めた所で片岡が同点タイムリーを放ち、ソフトバンク先発・和田をKO。同点で迎えた土壇場9回、ソフトバンクは二死一、二塁のチャンスを掴むと、ここで仲沢がタイムリー二塁打を放ち、サヨナラ勝ち。3番手のルーキー・久米に早くも3勝目が転がり込んだ。

和田がまたもやあと一歩踏ん張りきれず、復帰初白星ならず。しかし、小椋が昨日に続いての好投。ヒットは打たれても、決して失点しないルーキー・久米はまたまたサヨナラ勝ちを呼び込む驚異の勝ち運ぶりを見せつけた。これで昨日のホールトンの好投が本物ならば、リリーフ陣にも安定感が出てくるのだが、果たして…。西武も最近、失点が増えてきているの気がかりだ。打線が好調をキープしているので、何とか釣り合いを取っているが、水物の打線よりも、投手陣に安定感を求めたい所だろう。

◆M2−1F◆
日本ハムは初回、先頭の劇団ひちょりがヒットで出ると田中の犠打で二進。ここで稲葉がタイムリー二塁打を放ち、1点を先制。2回にも先頭のジョーンズがヒットで出るも、続く小田がゲッツー。その後も3回二死二塁,6回二死一、二塁と言ったチャンスを掴みきれず、追加点を奪えない。一方、日本ハム先発・グリンの前に6回まで散発3安打と沈黙していたロッテは7回、二死二塁からプロ初スタメンとなる細谷にプロ初安打初打点となるタイムリーが飛び出し、ついに同点。試合はその儘、延長に突入した。依然として続投の渡辺俊は10回、一死二塁のピンチを迎えるも、後続を断ち切ると、その裏、ロッテは先頭の今江がヒットで出塁。ここから細谷,田中雅の連続犠打を日本ハムが連続野選で生かしてしまう失態を犯し、無死満塁となると、ここで根元がレフト前へ弾き返し、2試合連続のサヨナラ勝ち。長らく援護を待ち続けた渡辺俊は完投で2勝目をマークした。

バレンタインの余計な手出しでいつ代えられるかとヒヤヒヤものだったが、渡辺俊に白星がついて本当に良かった。一方、同レベルで好投していたグリンは打線に見殺しに遭い、気の毒。しかも、グリンを代えてまで投入した武田久がよもやの今季初失点。日本ハムは5連勝後の2試合連続サヨナラ負けですっかり勢いを止められてしまった格好だ。

◆E12−6Bs◆
極端な内弁慶ぶりを見せている楽天はこの日もホームゲームでの強さを遺憾なく発揮。初回にカブレラのタイムリーで先制されるも、その裏、4長短打で一気に4点を奪い、逆転。2回には下山の一発で1点を返されるが、その裏、礒部が2点タイムリー,4回には日高に2ランを浴びたその裏にショート,鉄平の連続タイムリーで3点と、取られてはそれ以上に取り返して、ジワジワと突き放す。5回にも3点を追加し、試合を決定付けた楽天は3連勝で5割に復帰した。

先発・朝井はまるでダメだったが、強引に打ち勝った楽天。ロードで2勝10敗,ホームで8戦全勝とは何と言う内弁慶ぶり。次のロッテ3連戦は千葉マリンだから、ここからまた3連敗か? 一方、4連敗で最下位独走体勢に入りつつある偽バファローズ。コリンズ監督はクリーンアップに置いているくせに、ビッグボーイズの信頼感はなきに等しいらしく、6点ビハインドで早々とローズ,カブレラを引っ込める有様。比較的頼りになる部類に入っていた先発・川越も2回6失点KOとそろそろ下降線か?

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April 12, 2008 21:20

◆G4−8S◆
開幕投手の名誉を汚す投球が続き、3連戦の頭を任せられないと登板を飛ばされた春風亭半ケツ。名誉回復をかけたマウンドとなったが、2回に連打でピンチを作り、宮本の犠飛を許して、先制点を献上。一方、経歴が似ていると言うだけで「昨年の」グライシンガー級の活躍を期待されながら、「今年の」グライシンガーの勝敗結果をトレースし続けているヤクルト先発・リオス。昨日、グライシンガーが勝った事により、その結果をトレースする事を大いに期待されていた。3回までは無失点に抑えていたリオスだが、4回に満塁のピンチで併殺崩れの間に同点とされると、5回には寿司職人ラミレスに3号3ランを叩き込まれて、一気に3点を勝ち越されてしまう。3回以降、粘りの投球を続けていた春風亭半ケツだったが、6回一死からガイエルに被弾し、ついにKO。7回には脇谷の野選で1点差とされた後、二死一、二塁のピンチでマウンドに上がった豊田がリグスに逆転3ランをぶち込まれる始末。9回には野間口がリグスに頭部死球を食らわせるなど一死も取れずにKOされ、後を継いだ栂野も連打で2点を失い、ダメを押された。リオスは6回4失点ながら、来日初白星が転がり込み、グライシンガーの成績をトレースする事に成功した。

リオスが3度続けてグライシンガーのトレースに成功。果たして、どこまで続くか注目であるが、実際の投球内容はグライシンガーを遙かに下回っているのが実情だ。一方、春風亭半ケツが妙なタイミングで降板させられたのが気になった。毎回の様に走者を出す苦しい内容ではあったが、ソロ一発で降板と言うのは解せない。イニングの頭からなら安定したリリーフを見せる豊田が、イニングの途中から出ていった末に痛恨被弾で今季初失点。野間口は死んだ魚の様な虚ろな目で何も出来ずにKOされるなど、この日の巨人の継投は迷走していた感じだ。6番に降格されても、全く反骨心が湧き上がる気配のない李は4タコと相変わらずのブレーキぶり。頼むから、ゴンザレスと入れ替えてくれ!

◆C3−1D◆
今日も今日とてタイムリー欠乏症の中日。2回に森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに3号先制ソロを放ったが、結局、この1点のみ。5回も先頭打者を出しながら、2度ゲッツーを食らうなど、全く後が続かない大拙攻で川相不在の弊害を露呈しまくるばかり。一方、広島はまたもやブラウン監督が求道者・前田を無為に外す奇行に走り、3回まで1安打と沈黙していたが、4回に好調のオチョアが3号逆転2ラン。更に、シーボルにも2試合連続となる2号ソロが飛び出して、3点目。中日は9回も二死一、二塁のチャンスを掴んだが、一発を狙う事しか活路を見出せない森野は気負い過ぎてセカンドゴロに終わり、最後の最後まで川相不在の弊害を露呈する形となった。

27イニング連続タイムリーなしと相変わらず、一発に依存しきっている中日。巨人と違い、どう足掻いても一発に依存せざるを得ない訳ではないメンバー構成なのに、こういう野球しか出来ないと言うのは、やはり、川相がそこに存在しているにも拘わらず、決して試合には出られないと言う絶望感がもたらすのだろうか。もういい加減、川相を現役復帰させる方が得策だと言う事に気付いて欲しいものである。この日は広島も結局、一発依存野球だった訳だが、ブラウン監督が奇行に走る以上、仕方あるまい。昨日3三振してしまった為にブラウン監督を調子に乗せてしまった事は何とも悔やまれる。

金本2000本安打◆YB3−6T◆
いずれも残り13本でメモリアル達成と言う状態で開幕を迎えた新井とキュラソ星人。出遅れた新井に4本差を付け、キュラソ星人が先にリーチをかけていたが、思わぬ難産に苦しんでいる隙、新井が追いつき、揃ってリーチをかけて迎えたこの試合。昨日の試合で3打席足踏みした新井だが、この日は、横浜先発・はーちゅんに対して第1打席で先制タイムリーとなる二塁打を放ち、あっさりと史上249人目の1000本安打を達成。弟分が前説をしっかり決めてくれた所で後に続きたいキュラソ星人だったが、セカンドゴロに倒れて、またもお預け。試合は先発・岩田が3回に村田に被弾し、勝ち越しを許すが、4回にシャア少佐が2点タイムリーを放ち、同点。3−3で迎えた7回、阪神は新井の1001本目の安打となるタイムリー三塁打でついに勝ち越し。ここで3打席ヒットのなかったキュラソ星人がライト前に弾き返す19打席ぶりのタイムリーヒットを放ち、ついに史上37人目の2000本安打を達成。7回途中から久保田−藤川が残り7つのアウトを全て三振で斬って取り、キュラソ星人の快挙に華を添えた。阪神はこれで10勝リーグ一番乗り。

兄弟分が2000本安打と1000本安打をダブルで達成する快挙。連続安打なら言う事なしだったが、そこまでは贅沢か…。それにしても、あと1本に実に苦しんだキュラソ星人。快挙へのプレッシャーだったのか、不振の波がたまたまこの時期と重なってしまっただけなのかは分からないが、余計な重圧がなくなったと言う事で明日からは元気を取り戻して貰いたい所。すっかりこの二人に注目が集まってしまったが、達成されてしまった方の横浜は12残塁の大拙攻。4月3日以降、3点取るのが精一杯と言う状態で、チーム打率はリーグ3位なのに、得点はリーグ最下位だったりする辺り、まずい攻めが続いている。今日は一発を放った村田だが、まだまだ物足りない。北京五輪に拉致されない為にスロースタートを決め込んでいる…と言う訳でもなかろうに…。

◆H8−5L◆
前回は快投を演じた大場だが、この日は初回から中島,ブラゼルと連続被弾で3失点。ソフトバンクは3回に井手のタイムリー等で2点を返すと、5回にはハマのスペランカーのタイムリー等で逆転に成功。2回以降立ち直りを見せていた大場が直後の6回、無死三塁のピンチでスクイズを見破りながら、ウエストボールを外し過ぎて、同点とされると、ショックの残った状態で対した細川に被弾し、勝ち越し点を献上。しかし、粘るソフトバンクはその裏、小久保の意表をついた三盗が細川の悪送球を誘って同点のホームイン。更に、7回にはまたも小久保が復帰初アーチとなる3ランを叩き込んで、一気に勝ち越し。最後はホールトンが締めて、来日初セーブ。2番手の小椋に10年目でのプロ初勝利が転がり込んだ。

どうにも大場はいい時と悪い時の差が激しいね。この順番でいくと、次は凄まじい投球を見せてくれる筈だが、そううまくいくか…。3番手のホールトンが2回を3Kノーヒットと完璧なリリーフを展開。3点差あったから久米を使わなかったのか、ホールトンがストッパー候補になるのか気になる所。打っては復帰戦こそ活躍したが、以降、音沙汰のなかった小久保が足とバットで勝利に貢献。一発はともかく、流石に三盗には驚いた。

◆M2−1F◆
前回で対パ・リーグの不敗神話が潰えた成瀬だったが、ただのツキではなく実力で築いた神話なだけに、一度の崩壊でズルズルと後を引く事はなく、この日も6回まで四球1つ与えただけのノーヒットピッチング。対する藤井も5回まで散発3安打無失点と踏ん張っていたが、6回、里崎に被弾し、ついに先制点を献上。待望の1点を貰った成瀬は7回、先頭の田中にヒットを許し、記録は途絶えたが、その後も5者連続凡退に打ち取って、余裕の完封ペース。土壇場9回も先頭の代打・尾崎をサードゴロに打ち取るが、これを今江が痛恨の悪送球。この後、一死一、三塁となった所で田中をファーストゴロに打ち取るも、ゲッツーを取れず、この間に尾崎が同点のホームイン。しかし、その裏、ロッテは二死二、三塁のチャンスに代打・大松が右中間を真っ二つに破るタイムリーを放ち、サヨナラ勝ち。成瀬は完投で2勝目。敗れた日本ハムは連勝が5でストップした。

9回裏、二死一、三塁の場面で堀が謎の二盗を敢行。結果的に成功したので大事には至らなかったが憤死すれば大チョンボ、成功しても三塁走者さえ返ればサヨナラの状況である事から、二塁フォースアウトの可能性を消す為だけにリスクを犯してまで仕掛ける必要は全くないと思うのだが、あれは何の意味があったのかね? 成瀬は散発2安打自責点0で完投と文句なしの投球。藤井は8回1失点と頑張ったが、成瀬と当たったのが運が悪かった。

◆E3−0Bs◆
開幕から安定した投球が続いている近藤だが、2回、鉄平のタイムリー二塁打等で2失点。続く3回には自らの暴投で3点目を献上。一方、楽天先発の田中は5回までノーヒットの好投を展開。6回に二死走者なしから四球と初安打でピンチを迎えたが、あと1本を許さない。9回も一死二塁のピンチをものともせずに、余裕の今季初完封で2勝目を飾った。敗れた偽バファローズは3連敗。

2001年夏を制した近藤と2005年夏を制した田中と言う甲子園優勝投手同士の対決だったが、立ち上がりに失敗した近藤が今季初黒星。4回以降立て直したが、田中に全く付け入る隙がなかった。ラロッカがスタメンを外れても最早、全く痛くないと悪い意味で感じてしまう偽バファローズ打線。ラロッカに代わって3番に入ったカブレラは全く気分転換にはならなかった様で、相変わらず、3タコと全く頼りにならないし…。田中の快投で白星を掴んだ楽天は、これでまた連勝モードに突入するのだろうか…。

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April 11, 2008 23:09

◆G2−1S◆
未だに3連戦の初戦を取れずにいる巨人は背信投球が続いている春風亭半ケツを飛ばして、グライシンガーを投入。そのグライシンガーを援護すべく初回からいきなりマッスル千代の富士,亀井の連続アーチが飛び出して、巨人が2点を先制。ヤクルトは初回のチャンスをゲッツーで逃したのに続き、2回も二死満塁のチャンスを潰してしまう。3回にリグスのタイムリーでようやく1点を返すが、なおも一、二塁のチャンスにガイエルがゲッツーを食らい、崩れかけていたグライシンガーに立ち直る隙を許してしまった。一方、いきなり連続被弾と言う最悪の立ち上がりだったヤクルト先発・村中だが、以降は完全に立ち直り、15者連続凡退させるなど、付け入る隙を与えない。巨人は8回から豊田,9回からクルーンと繋ぐ必勝リレーを決め、1点差を守りきって、今季初の3連勝。グライシンガーは待望の移籍初勝利。敗れたヤクルトは4連敗。

3連敗と下降中のヤクルトが怨敵・グライシンガー投入で敵愾心を煽られ、再び覚醒するかと思いきや、逆に拙攻でグライシンガーを覚醒させてしまった。とりあえず、ここまでグライシンガーの勝敗結果をトレースしているリオスが次は勝ってくれるかもしれない事を祈るばかりか。村中はいきなりの連続アーチ以降は完璧な投球だっただけに、あの2発が悔やまれる結果となった。巨人も攻撃面ではとても手放しで喜べる結果ではないが、豊田−クルーンの継投も板についてきており、これから巻き返していけそうな手応えは出てきた。しかし、開幕投手でありながら、早くも登板を飛ばされてしまった春風亭半ケツには奮起を期待したい。そういえば、加藤が何か中継ぎで出てんたんだが、先発ローテ降格?

◆C3−7D◆
中日は初回、広島先発・大竹の制球難をついて、一死満塁とすると、ベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに3号先制グランドスラム。大量4点を追う広島は4回、不振に喘ぐシーボルに来日初アーチとなる2ランが飛び出すと、更に、天谷もタイムリーを放ち、1点差。折角、ここまで追い上げて貰った大竹だが、またも四球2つでピンチを作った挙げ句、またまた川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにベンちゃんにこの日2本目となる4号3ランを被弾。これで試合を決定付けられた広島の連勝は3でストップした。

広島が12安打で3点しか取れなかったのに対して、中日は7安打で7点。と言っても、別に中日が効率のいい攻撃を展開した訳ではなく、たまたま四球で走者が溜まった時にベンちゃんが2発はなっただけの事。全得点となる7打点をあげたベンちゃんを責める理由はないが、相変わらず、大雑把な一発依存野球を展開するしか手のない中日打線には辟易とさせられるばかりだ。広島はシーボルに初アーチが飛び出し、栗原も3戦連続マルチ安打と調子を上げて来ているが、求道者・前田がよもやの3三振含む4タコと大ブレーキだったのが痛かった。

◆YB2−1T◆
阪神は2回ゼブラ今岡,鳥谷の連打の後、フォードの犠飛で1点を先制。1点を追う横浜は3回、前日、ダメ助っ人・ファーマニアックと入れ替えられる屈辱を受けたガッツな貴公子・仁志のタイムリー内野安打で追いつくと、6回は相川のタイムリーで勝ち越しに成功。横浜先発のハマのチンピラは8回1失点で切りぬけると、最後はマットホワイトが締めて、連敗を3でストップさせた。

2000本安打への足踏みが続いているキュラソ星人。この日は通算対戦打率.350超とカモにしているハマのチンピラ相手とあって、大いに期待されたが、2三振を喫するなど、3タコ。マットホワイトに代わった4打席目も三振に終わり、これで15打席ノーヒットと深刻な難産になってきた。

◆H3−8L◆
松中の一発で連敗を脱出し、波に乗りたいソフトバンクだが、先発・杉内がいきなりブラゼルにタイムリーを許し、先制点を献上。すかさず、その裏、松中の犠飛で追いつき、2回には川崎,仲沢の連続イムリーで2点を勝ち越すが、依然として杉内がピリッとしない。3回に片岡の二塁打で1点差と迫られると、4回には二死一、三塁から片岡,栗山,中島と3連続タイムリーを浴びて、4失点。それでも何故か、続投の杉内は結局、7回に2点を失った所でKO。ソフトバンクは4回以降、毎回安打を浴びせながら、あと一本が出ず、9回も満塁のチャンスを潰して、連勝を逃した。

毎度、期待を裏切ってる印象があるのだが、意外にも初黒星の杉内。7回まで引っ張る必要もなかったと思うが、どのみち、3回以降追加点を奪えていないのだから、如何ともしがたい。西武より5本も多い15安打で僅か3点。13残塁の大拙攻とは、何ともお粗末である。松中は昨日の一発で目覚めたか、3安打を放ったが、いずれも無走者時。また、折角、塁に出ても、一度も返ってこられなかった。

◆M2−3F◆
2回にベニー松山の犠飛で先制を許した日本ハムだが、4回に鶴岡の走者一掃2点タイムリー二塁打で逆転に成功。しかし、その裏、ロッテは今江が同点タイムリー二塁打。2−2で迎えた6回、日本ハムは二死二塁からオーティズのタイムリーエラーでタナボタの勝ち越し点をゲット。先発スウィーニーは6回2失点で切りぬけると、7回からは建山−武田久と繋いで、最後はMICHEALが締めて、5連勝。千葉マリンでは2006年9月以来続いていた小林宏の連勝記録は8でストップした。

少ない得点を必死に守って、日本ハムが5連勝。連覇を達成した事でこういう試合を拾える強さを身につけた様な印象だ。武田久,MICHEALの後ろ2人が実に安定していて、必勝パターンを構築出来ているのも有難い。また、ダメ助っ人扱いされていたジョーンズが昇格早々2安打と活躍したのも嬉しい材料。トンガのライバル扱いはあんまりだと奮起したか?

◆E5−4Bs◆
連敗地獄が止まらない楽天はこの日も初回からローズの二塁打で先制される苦しい立ち上がり。しかし、その裏、フェルナンデスが5号3ランを叩き込んで逆転に成功。3回には山崎武にも一発が飛び出して、4点目。僅か1試合でストッパー失格の烙印を押され、ノムさんにも散々嫌味を言われ続けるなど無体な扱いを受けていたグスマンは待望の今季初先発で2回以降、追加点を許さず、6回まで投げきり、お役御免。しかし、2番手・小山が7,8と1点ずつ返され、9回には抑えの青山がローズに同点タイムリーを浴びて、試合は延長に突入。迎えた10回、楽天はヒットの渡辺直を高須が送った所で代打・山下がセンター前へタイムリーを放ち、サヨナラ勝ちで6連敗をストップさせた。敗れた偽バファローズは最下位転落。

散々シメられまくってきたグスマンが先発で結果を残した。だから、グスマンの適性はどう考えても先発だろうと、散々言ってきたろうに…。しかも、そのグスマンを下げた途端にリリーフ陣が3失点でグスマンの白星を粉砕する有様で、ノムさんとグスマンの立場は完全に逆転したかに思われるが、結局、サヨナラ勝ちしてしまったので、グスマンの白星を潰してしまった申し訳なさを忘れてしまっているやも…。偽バファローズは香月を突然先発させる博打起用がまたも失敗。鴨志田と言い、コリンズ監督は本当に先発で使える根拠があってやっているのだろうか?

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April 10, 2008 22:28

◆YB−G◆
降雨中止。

◆T−D◆
降雨中止。

◆S−C◆
降雨中止。

◆H5−1Bs◆
3回にハマのスペランカーの犠飛で先制された偽バファローズだが、直後の4回、後藤のタイムリー二塁打ですかさず同点。1−1で迎えた5回、ソフトバンクは仲澤,ハマのスペランカーの連続タイムリーで2点を勝ち越し。8回には主砲・松中に待望の今季初アーチが飛び出すなど、ダメ押しの2点を追加し、連敗を3でストップさせた。先発のガトームソンは育毛剤パワーを発揮し、8回途中まで1失点の好投で今季初勝利。3番手のルーキー・久米はプロ初セーブをマークした。

ガトームソンの初勝利,松中の初アーチ,久米の初セーブと初めて尽くしの戦いで連敗を阻止。先発2戦目のガトームソンは別に騒ぐ事でもないのだが、4番打者が開幕から18戦目でようやく初アーチと言う辺り、ソフトバンクがなかなか波に乗れない事を象徴している感じだ。また、ニコースキーの立て続けのリリーフ失敗でついに久米が最後の砦に…。この儘、ストッパーに固定出来る事を祈るばかりだ。一方、偽バファローズは悪いなりに先発の責任を果たした金子がまたも黒星。注目のビッグボーイズはまたもラロッカが3タコ,カブレラはヒットを打ったかと思えば、その時の走塁で右足内転筋を痛めてベンチに下がる体たらくだった。

◆F1−0E◆
連敗地獄が止まらず、かつての指定席・単独最下位に転落した楽天。この日はノムさんが心中してもいいと評した岩隈が6回まで四球1つ許しただけと言う快投を展開。これなら流石に楽天の連敗は止まるだろう…と思いきや、対するダルビッシュも5回までノーヒットに抑えるなど、楽天打線に二塁すら踏ませない。先に根負けしたのは岩隈。0−0で迎えた7回、先頭の劇団ひちょりに初安打を許したのを皮切りに一死満塁のピンチを迎えると、スレッジに犠飛を許して、ついに先制点を献上。この虎の子の1点をダルビッシュが守りきって、今季2度目の完封で開幕3連勝。敗れた楽天はこれで6連敗となった。

折角、岩隈が3安打1失点完投したと言うのに、よりにもよってこんなタイミングでダルビッシュと当たってしまうとは何とツイていない事か…。6連敗と言っても、1点差,2点差が3試合ずつ。一つ歯車が合えば、逆に6連勝していたかもしれないと言うのに、7点取ったら8点取られ、1点に抑えれば1点も取れないと言うこの巡り合わせの悪さは何なのかね。水島の呪いで片付けられれば話は早いのだが、1年近く水島氏には目をつけられてないんだよなぁ…。

◆L15−5M◆
西武打線が大爆発。初回一死からの5連打等で大量5点を先制すれば、2回にはブラゼルが7号2ラン。4回にも5長短打で6点を奪い、試合を決定付けた。開幕から3試合全て2点以内に抑えていながら、打線の援護に恵まれず未だに白星のない涌井だったが、待望の大量リードを貰うと、余裕の6回2失点でようやく今季初白星を掴み、チームは首位の座を守った。

ここまで涌井を見殺し続けてきた西武打線がその借りを一気に返すがごとく17安打15点の大爆発。涌井もこれで少しは溜飲が下がったか。久保の大炎上で敗れたロッテは9回に里崎,大松,オーティズと3連続アーチが飛び出したが、いかんせん12点ビハインドでこんな事をやられても屁にもならなかった。

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April 09, 2008 22:39

◆YB1−4G◆
中継ぎ要員の那須野が今季初先発。那須野は栄養費パワーを発揮し、5回まで1安打の好投。対する内海は2,3,5回と二人の走者を背負いながらも、あと一本を許さない粘りの投球を展開。0−0の儘、迎えた6回、巨人は寿司職人ラミレスの開幕戦以来となる2号2ランでついに先制。7回にも横浜内野陣の拙守に付け込み、2点を追加。横浜は8回に金城の一発で完封を免れるのが精一杯。最後は昨年までの守護神・クルーンに締められ、単独最下位へ転落。巨人は今季初の連勝となった。

不振のガッツな貴公子・仁志がついにスタメン落ちとなってしまったが、その代わりに出たのがファーマニアックではあまり意味がなかろう。巨人を上回る7安打で僅かに1点だし…。那須野の先発起用や、桑原謙−佐藤−小林のルーキートリオ継投を展開するなど、色々テコ入れを図った様だが、勝利には繋がらなかった。巨人は寿司職人ラミレスが上昇ムードに乗ってきたが、依然として李は空気状態。不振極まりない李を使い続けるくらいなら、早いトコ、ゴンザレスを出してくれと!

◆T2−0D◆
前回の好リリーフで待望の先発マウンドが回ってきたウッチャンはいきなりシャア少佐,平野と連続三振に斬って取る幸先のいい立ち上がり。しかし、ここから新井にヒット,キュラソ星人に四球を許すと、ゼブラ今岡にタイムリーを浴び、先制点を献上。3回には2四球で作ったピンチに鳥谷のタイムリー二塁打を浴びて、2点目を献上。結局、5回に代打を送られてしまい、先発としての初白星はならず。一方、阪神先発・下柳は川相不在で元気も粘りも繋がりもない中日打線相手に7回まで2安打と付け入る隙を与えない。8回からは久保田−藤川と繋ぐ必勝パターンで完封リレーを達成。尚、注目のキュラソ星人は2三振を含む3タコ1四球に終わり、またも2000本安打はお預けとなった。

ローテ入りのチャンスが早くも回ってきたウッチャンだが、残念ながら微妙な内容に…。水島の呪いの影響で大きく出遅れていた山井がようやく初登板となり、2回をパーフェクトの好投を見せたが、「ドカパロSS」を鵜呑みにしてしまった野球少年からはどうせ卑劣な目眩ましをかましてるのだろう?と思われてるかと想像するだに、実に可哀想。キュラソ星人はリーチをかけてから11打席足踏みと思わぬ難産。2000本安打などよりも遙かに凄い記録を更新し続けているキュラソ星人に記録に対するプレッシャーなどない筈だが…。

◆S0−1C◆
広島先発・ルイスは5連続三振を奪うなど、4回まで無失点の好投を展開。負けじとヤクルト先発・石川も走者を出しながらも4回まで得点を与えずにいたが、5回、オチョアに先制タイムリーを浴び、ついに均衡が崩れた。1点を追うヤクルトは6回無死二、三塁と絶好のチャンスを掴み、クリーンアップに繋ぐが、青木がサードフライ,リグスが三振。ガイエルが敬遠された後、宮本も倒れて、結局、三者残塁。土壇場9回、完封目前のルイスが代打を送られてしまい、その裏から登板の2番手・コズロースキーは一死から宮本に内野安打を許すも、3番手・横山が続く飯原をゲッツーに仕留め、完封リレーで3連勝を飾った。

求道者・前田がまたまた2安打を放ったのを初め、クリーンアップトリオが揃ってマルチ安打。にも拘わらず、1点しか取れないって一体…。そんな不甲斐ない打線だが、ルイスの好投に救われた。9回にルイスが代えられてしまった日にゃ、どうなる事かと焦ったが、この最小得点を守りきれて何よりだ…。

◆H1−4Bs◆
2戦連続の快投を見せてきた大隣だったが、この日は2回にカブレラに被弾。4回には3つの四球で満塁とした所で迎にタイムリー,大引に犠飛を許して、3失点。5回以降は8回までノーヒットと立ち直りを見せたが、肝心の味方打線が沈黙。プロ初先発となる小松の間に5回まで田上の一発による1点のみ。6回以降も高木−菊地原−加藤のリレーの前に1安打しか打てず、3連敗で借金生活に突入した。

期待の大隣が4失点で初黒星。8回まで投げきったのは継投に不安があるからだろうが、終盤の立ち直りは次に繋がる投球ではあった。結局、3安打しか打たれていない訳で、とにかく5回の3四球がとにかく勿体なかった。ソフトバンクは偽バファローズより多い…と言っても、僅かに4安打でこれでは勝ちようがない。今日のビッグボーイズはカブレラが先制アーチを放った以外はノーヒット。ローズは判定に不服を漏らして、12度目の退場と自己の持つプロ野球記録を更新した。

◆F4−2E◆
7点のリードを奪っても連敗を止められず、ノムさんから連敗地獄突入を予知されてしまった楽天は2度の連敗に関与していない先発・永井に全てを託すが、初回から稲葉に2ランを被弾する苦しい立ち上がり。3回に高須のタイムリー二塁打,4回に山崎武の4号ソロに同点に追いついたものの、6回、スレッジに被弾し、勝ち越し点を献上。7回には2番手・有銘がまたも稲葉にタイムリーを許し、突き放された。この後、武田久−MICHEALと繋ぐ日本ハムの必勝リレーの前に反撃を断たれ、楽天は5連敗でついに単独最下位。日本ハム先発・吉川は6回2失点で今季初勝利。

ノムさんの悪い予言が見事に的中。ついに永井まで連敗に関与してしまった。この日も一発含む3安打と好調な山崎武の前に一人も走者を出せなかったのが痛い。最下位と言っても首位と3.5差なのでまだまだ巻き返しは可能だが…。日本ハムは今季初の3連勝。相変わらず、得点力不足に苦しんではいるが、守りの野球で地道に白星を拾っていくしかあるまい。

◆L1−10M◆
快進撃を続ける西武の先発は開幕3連勝を狙う岸。しかし、いきなり3連打で満塁とされると、一死後、大松にライトスタンドへぶち込まれて、4失点。4回に5点目を許した後、5回にも集中打を浴びて、悪夢の8失点KOとなった。ロッテ先発・清水は大量リードを背に西武打線を翻弄。6回にエラー絡みで1点を許したが、それ以外の回は三塁も踏ませない安定した投球を見せ、今季初完投初勝利。西武の連勝は6でストップした。

打っては先発全員安打で今季初の2桁得点,投げては清水が1失点完投と投打が噛み合い、ロッテが最下位脱出。清水は今回の様な投球を初戦から見せていたら、マスコミの格好の餌食となっていたかもしれないが、今更感の強くなってきた3戦目とはいい頃合いだった…と思いきや、お立ち台で話を振られてしまったとさ…。本人が自分から言わない限り、こういうネタを広げるなっつーの。

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April 08, 2008 23:00

◆YB3−3G◆
FA権を取得するや否や、今オフの国外亡命の意思を表明するなど、亡命の障害がなくなった事に浮かれきっている上原は初回から村田にタイムリー二塁打を浴びて先制点を献上。一方、土肥は待望の巨人戦登板に意気揚々と投げ込み、4回まで1安打と巨人戦限定好投手の本領を発揮。しかし、5回一死から李に内野安打を許すと、阿部の何でもないライトフライが強風に煽られ、吉村が頭を越されるタイムリー二塁打となり、李が同点のホームイン。これで気落ちした土肥に対して、坂本が2試合連続となる2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。2点を追う横浜はその裏、相川の今季初アーチ,7回には吉村が4号ソロを叩き込み、同点。横浜は土壇場9回、無死一、二塁と絶好のサヨナラのチャンスを掴むが、相川がキャッチャー前へ打ち上げるヘッポコバントをかまし、飛び出した二塁走者・吉村が憤死する大チョンボ。結局、両軍リリーフが踏ん張り、延長12回規定でドローとなった。

最下位決戦は結局、ドロー。阿部のタイムリーは捕れなかった吉村がヘッポコ…と言うのは酷だろうか。そもそも、あの強風&雨で試合やろうってのが現場にもファンにも不親切ってモンだ。とりあえず、同点アーチが守備の分は帳消しにした吉村だが、9回の走塁ミスで結局、チョンボの方が上回ってしまった。それにしても、相変わらず、好調が持続しない巨人打線。そんな中、坂本がまたまた一発含むマルチ安打と調子を上げてきているのは何よりだ。案の定、ブーイングを浴びたクルーンは古巣を相手に久々に160km突破。今日はやけに安心して見られる内容だったが、セーブがつかない辺り不憫である。

◆T3−2D◆
2000本安打に王手をかけたキュラソ星人だが、中日先発・中田に対して第1打席はレフトフライ,第2打席は四球となかなか快音が聞かれない。キュラソ星人ばかりに注目が集まる中、アッチソンは4回まで無失点に抑えていたが、5回一死一塁から谷繁にタイムリー二塁打を浴びて、ついに先制点を献上。その裏、阪神は二死一塁でキュラソ星人の打席を迎えるが、セカンドゴロとまたも凡退。0−1の儘、迎えた7回、阪神は一死一、二塁から代打・悠久の若虎・桧山,新井の連続タイムリーで逆転に成功。ここで打席に入ったキュラソ星人はサードゴロに倒れるが、併殺崩れとなる間に悠久の若虎・桧山が返って3点目。久保田−藤川と繋ぐ必勝パターンで逃げ切りを図るが、珍しく藤川が不調。いきなり先頭の井端に痛打されるなど、一死一、二塁のピンチを背負うとベンちゃんにタイムリーを許し、1点差。ここで中村紀を敬遠し、満塁策を取った藤川は森野を空振り三振,谷繁をライトフライに打ち取り、辛くも逃げ切った。

TBSで緊急放送する程、注目の的だったキュラソ星人だが、結局、音なし。それでも何だかんだでキュラソ星人の叩き出した3点目が勝敗を決した。アッチソンは7回2失点で2連勝と今後も頼りになりそうだ。中日は相変わらずの淡泊な攻撃を展開。8回一死走者なしなどと言う場面で立浪を無駄使いしてしまったのも勿体なかった。

◆S−C◆
降雨中止。

◆H3−8Bs◆
先発の駒不足に苦しむ偽バファローズは山本を3年ぶりの先発マウンドに送り込む。2回に日高のタイムリーで先制点を貰った山本だが、その裏、松田に2ランを浴び、早くも形勢逆転。一方、今季も暴投にボークと大暴れの新垣は3回、自らのエラーでピンチを作った挙げ句、十八番の暴投を炸裂させて同点とされると、更に、ローズに犠飛を許して、勝ち越し点を献上。しかし、ソフトバンクは4回、3連打で1点を返して、試合は振り出しに。3−3の儘、迎えた8回、偽バファローズは坂口,村松の連続タイムリーで2点を勝ち越し、新垣をKO。更に、この後、ローズ,カブレラの連続アーチで試合を決定付けた。山本は5回もたずに降板となったが、3回1/3を無失点に抑える好リリーフを見せた2番手・山口に4年ぶりの白星がついた。

本多が右肩痛でリタイアしたのと入れ替わりで、左手首手術からの復活を目指す小久保がついに戦線復帰。小久保は早速2安打と活躍したが、残念なが起爆剤とはならなかった。新垣は粘っていたが、堪えきれず…と言うか、序盤にいつもの悪いくせで失点したのがまずかった。終盤アップアップだったが、ニコースキーの連続リリーフ失敗の影響か、王さんもなかなか交代に踏み切れなかった印象。偽バファローズはローズ,カブレラがよもやの連続アーチ…。元50発コンビなんだから、全然「よもや」じゃないんだが…。

◆F8−7E◆
7連勝後の3連敗で貯金が消滅してしまった楽天だが、この日は2回に6長短打を集中し、大量7点のリード。早くも試合は決まったかと思いきや、2回まで3人ずつで抑えていた一場さまが3回に突如、崩れ、3四球で押し出しの1点を与えると、怒り心頭のノムさんは早くも一場さまに降板指令。しかし、これが大誤算。2番手・吉崎,3番手・小倉が怒濤の5連打を浴びて、一気に2点差。4回には田中が4号2ランを放ち、あっさり同点。勢いに乗る日本ハムは6回に渡辺直のタイムリーエラーでついに勝ち越し。この1点を建山−武田久−MICHEALと繋いで逃げ切った。7点差を守りきれなかった楽天は4連敗。

4連敗−7連勝−4連敗と言う浮き沈みの激しい戦いぶりで再び借金生活に逆戻りの楽天。流石に一場さまの交代は早過ぎたのではなかろうか…。堪え性のない継投で失敗したノムさんとは対照的に、2回の7失点がありながら、武田勝を下ろさず、6回まで無失点と言う結果を呼び込んだ梨田監督の我慢の采配が身を結んだ。しばらく鳴りを潜めていた田中が4号と昨年のホームラン数を突破。果たして、どこまで数を伸ばすのか楽しみだ。

◆L4−3M◆
投げれば火だるまが続いているオツはこの日もいきなり4連打で2点を先制される苦しい立ち上がり。しかし、ここから4回まで12人連続で打ち取り、立ち直りを見せる。打線も3回に中島のタイムリーで1点を返し、オツを援護するが、5回、一死一、三塁のピンチを背負ったオツは早川に犠飛を許して、3点目を献上。オツは6回で降板となり、またも白星ならず。西武は7回にブラゼルのタイムリーで再び1点差。土壇場9回、ロッテは何となくストッパーに収まったらしい荻野投入で逃げ切りを図るが、二死一塁からG.G.佐藤に4号2ランが飛び出して、西武が逆転サヨナラで連勝を6と伸ばした

2回以降僅か1安打のロッテに対して、塁上を賑わせまくり、常に押せ押せムードだった西武が最後の最後で逆転サヨナラを果たし、首位をがっちりキープ。今回は先発として最低限の仕事は果たしたオツ。白星はつかなかったが、ようやく復調の気配が見えてきた。これまで好投してきたとは言え、まだまだ守護神としての威圧感は感じられない荻野だが、結局、バレンタインは荻野で固定するつもりなのだろうか?

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April 07, 2008 21:12

 ジャンケン野球の申し子たる所を遺憾なく見せつけた山田の一発で追いついて貰った里中は3回を簡単に三者凡退で切り抜ける。その裏、ダルビッシュ攻略へ東京ベンチは円陣を組むが、いきあたりばったりのひらめきインケツ采配の土井垣に有効な指示など出せる筈もなく、山岡,サル,岩鬼とあえなく三振に倒れ、これで6者連続三振。調子ぶっこくトンガは最多記録が東映時代のOB・土橋正幸(と梶本隆夫)である事を鶴岡から聞き出すと、それを狙う様、ダルビッシュを焚き付けるが、その所為でダルビッシュは吉井コーチに叱責されてしまうのだった。三振を狙うよりも、最高の投球は1球ワンアウトだと山田にたしなめられた里中は4回、田中,稲葉を1球で仕留め、トンガの第2打席を迎える。もうストレート勝負はないと、変化球一本に絞っていたトンガは里中のハーフスピードの初球をシンカーと読むが、ただの抜いたストレートがど真ん中でミットに収まるや、狙っていたら2本目だったと唖然。それでもストレート一本はありえないとまたも変化球を狙うトンガだったが、2球目もアウトコースへのストレートにまたも裏をかかれて見逃し。立て続けのストレートにナメられているのでは?と疑いを持ちながらもその考えを打ち消し、買いかぶられている筈だから勝負球こそ変化球の筈だと思い込むトンガは、ナメているかの様に思わせてストレートと勘違いしやすい高速スライダー…と予想するが、ど真ん中のストレートにあえなく空振り三振。この瞬間、買いかぶられるどころか、東京バッテリーに完全にナメられていた事を認識し、怒りに打ち震えるトンガはこれ以降の打席では変化球が来たら三振してもいい覚悟でストレート1本に絞る事を決意するのだった。

 里中ごときのストレートでも、ストレートである事を悟らせさえしなければ、制球に神経を使わなくても、トンガごとき余裕で三振に取る事が出来ますよ…と言う話。球威も制球力も関係なく、完全に球種の読み違いでケリがついてしまうと言う正に、ジャンケン野球を地でいく対決だった。結局、トンガは里中ではなく山田に負けたのである。しかも、この配球がトンガを完全にナメきったものであると言う描写な為、トンガは読みを外されたと言う事より更に低い次元で貶められた格好になり、実に可哀想。逆ギレしたトンガはストレート1本狙いを決め込んだが、この後、最後まで変化球勝負で三振しまくる…などと言う寒過ぎる展開は流石にないだろうから、必ずどこかで来るストレートに対して、トンガが2発目を叩き込むと言う流れが見えてきたが、それはあくまでトンガの力ではなく、単に球種の読みが当たったからに過ぎない…と言う結論になるのは火を見るより明らかで早くも欝状態だ。もういい加減、経過が読み一辺倒で結果が三振かホームランしかないジャンケン野球は何とかして欲しいのだが…。それにしても、同じ9連続三振でも、この上なく知名度の高い江夏のオールスターでの記録と比べ、カルト級の土橋氏の記録を即答する鶴岡に非常に違和感を覚える。通算記録や連続試合記録はそこに至るまでの準備段階があって、そういうネタを調べてきたマスコミから情報を流されている可能性も考えられるが、突発的なこういう記録をあっさり答えられるのは相当な記録マニアである(もし鶴岡が実は本当に記録マニアで、その情報を水島氏が豆知識として持っていた…と言うならば、この点は陳謝しなければならないが)。しかも、マニアのくせに、同数で並んでいる梶本隆夫氏の事は完全無視する辺り、何とも中途半端だ。

梶本隆夫物語―阪急ブレーブス不滅の大投手

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 レイダース戦に先発の吾郎は初回、先頭のシュヴァイツァーをセカンドゴロに打ち取るも、続くマティスにセンター前へ弾き返され、一死一塁でJr.の打席を迎える。ワッツは吾郎のイップスは治った様だが、本来の荒々しい投球が陰を潜め、100マイルを投げない様になってしまっている事を懸念し、Jr.との再戦で覚醒出来る事を密かに期待していた。制球重視の吾郎に対して、Jr.はW杯の様な真っ向勝負が出来ない事を残念がりながらも、スランプに陥った過程でW杯での吾郎との勝負で勘違いをしてしまい、一発を狙ってバッティングが大きくなり過ぎてしまううちに調子を崩した事を反省。直球に強い事がバレて、公式戦の相手は易々とストレートなど投げてくれないと分かるや、どんな形でコンスタントに結果を残す事が先決と判断し、何とかヒットが出る様に修正していたのだ。一方、吾郎もプロで数字を残すには冷静に淡々とゲームを作る大人の投球をする事などと悟りきってしまった考えで、コーナーと低めを丁寧につけば大ヤケドはしないと言う投球を展開。結果は内野ゴロゲッツーとなり、まずは吾郎に軍配が上がったが、これを見ていたワッツは「しょっぱい対決」と酷評。Jr.がこんなザマでは吾郎の覚醒など望むべくもないと落胆するのだった。

 ワッツじゃないけど、何てしょっぱいんだ…。もう吾郎もJr.も完全に守りに入っちゃってるよ…。ただ、Jr.は自分と同じ状態だと勘違いしている様だが、吾郎は本来の自分のスタイルの儘では通用しないと言う壁に当たって、今の状態になってしまっているのではない。むしろ、そういう壁はジャイロフォークを修得する必要性に見舞われた時に乗り越えている気がする。そういう意味からすると、能動的に今のスタイルを選んでいるJr.の方がより消極的と言えるかもしれない。尤も、受動的ですらない吾郎は別の意味で重症なのだが…。こんな時にギブソンは敵意剥き出し…どころか、完全に無関心状態。直接的な助言を与えるのではなく、現役復帰し、敵として立ちはだかると言う二人が全く予期していなかった状況を作り上げる事で二人を覚醒させる事になるのだろうか? ギブソンの復帰自体に否定的なので、現状ではイマイチ、グッとくるものがないのだが、とりあえず、ギブソン vs の親子対決はちょっと楽しみではある。

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April 06, 2008 20:02

◆G8−1T◆
左脇腹痛で出遅れていた木佐貫が今季初の先発登板。木佐貫は初回こそ一、二塁のピンチを背負ったが、ここを切り抜けると、2,3回と3人ずつで仕留める順調な立ち上がり。一方、福原の前に2回まで無得点に抑え込まれていた巨人は3回、一死一塁からマッスル千代の富士に通算250号となる3号2ランが飛び出して、2点を先制。この後、二死一、二塁のチャンスを逃すと、4回の無死一、二塁のチャンスも逃す重苦しい展開が続いたが、5回、寿司職人ラミレスのタイムリーの後、無死満塁から阿部の止めたバットに当たった打球がセンター前へ抜ける幸運なタイムリーとなり、4点目。更に、坂本がプロ初アーチとなるグランドスラムを叩き込み、この回、大量6点のビッグイニングを形成。木佐貫は8回に代打・葛城イクローのタイムリーで完封は逃したものの、8回1失点で復帰登板を飾った。尚、キュラソ星人は第1打席でヒットを放ち、ついに2000本安打へリーチをかけた。

ローテを1回飛ばされた木佐貫だが、見事に復帰登板で結果を出した。マッスル千代の富士が2ホーマー,坂本がグランドスラム,寿司職人ラミレスが3安打など、打線も爆発し、今季初めて投打が噛み合っての快勝。特に、不振に喘ぐ寿司職人ラミレスが結果を出したのは大きいだろう。あとは存在が空気と化している李に当たりが出るのを待つばかりか…。

◆D6−0S◆
ヤクルトの先発は経歴が似ているからと言うだけでグライシンガー級の活躍を期待されているるリオス。前回の登板では直前のグライシンガーに合わせるかの様に6回KOとなったリオスだが、今回も昨日、グライシンガーが黒星をつけられた事に合わせなければいけないと思ったのか、初回から連打を浴びて先制を許すと、2回には暴投とボークでやらずがなの1点を与えると、続く3回にも李にタイムリー二塁打を浴びて、3点目を献上。更に、4回には川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに中村紀に3号ソロを被弾し、4点目。5回にはT.ウッズにタイムリー二塁打,6回には川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに中村紀に2打席連続アーチを浴びて、6イニング連続失点でついに降板。一方、今季初先発となる吉見は散発4安打でプロ初完投初完封を飾った。

初戦勝敗つかず,2戦目黒星…勝敗結果だけ今季のグライシンガーを追いかけているリオスだが、その投球内容は確実にグライシンガーより1ランク下なので、余計にタチが悪い。あの儘、続投させていたら、中日は毎回得点を達成したかもしれないな…。大体、リオスが追いかけるべきは今年ではなく昨年のグライシンガーなんだが…。オープン戦の好投はフロックだったのかねぇ。一方、オープン戦がフロックではなかったのが、吉見。好調ヤクルト打線相手に三塁も踏ませぬ投球は見事だった。

◆C17−3YB◆
サヨナラ勝ちで波に乗りたい広島は2回、無死満塁からメカゴジラのエラー,東出のタイムリーで3点を先制。4回には天谷に今季初アーチとなる3ランが飛び出して、6点目。大量ビハインドとなった横浜は直後の5回、代打・内川が1号2ラン。更に、続く石井タクローもヒットで繋いだが、ガッツな貴公子・仁志が最悪のゲッツーに倒れて、2点止まり。流れを引き寄せきれなかった横浜に対して、広島はその裏、梵が1号3ラン,6回にはオチョアが2号グランドスラムと一発攻勢で一気に突き放し、計18安打17点の猛攻で今季初の連勝を飾った。先発の長谷川は7回3失点で今季初勝利。

求道者・前田のスタメンでのマルチ安打は5試合連続でストップしたものの、先発全員安打の大爆発。不振の栗原が2安打,下降線を辿っていたシーボルにも20打席ぶりにヒットが飛び出した。低迷中の横浜が相手とは言え、サヨナラ勝ち,大勝といい形での3連戦勝ち越しで弾みをつけたい所だ。昨日、サヨナラ打を浴びたヒューズが10点ビハインドと言う訳の分からない所で登板していたが、これは守護神失格の烙印を押されたと言う事なのだろうか…。

◆M5−4H◆
大場の快投で再び返り咲いた首位の座を死守すべく、左肘手術によるリハビリモードだった和田がついに復帰。復帰登板と言う事で無理はさせられない和田を少しでも楽にしたいソフトバンクは渡辺俊の前に3回まで抑え込まれていたが、4回、井手,山崎のタイムリーで待望の先制点をゲット。続く5回にも二死満塁と絶好のチャンスに先制打を放った井手に回ってきたが、ここは三振に倒れて、三者残塁。しかし、7回、4年連続2本塁打の伏兵・本間によもやの一発が飛び出すなど、2点を追加し、渡辺俊をKO。6回まで僅か1安打と素晴らしい投球を見せていた和田だが、その裏、3連打で1点を失い、KO。更に、代わった柳瀬が代打・サブローに犠飛,今江にタイムリー二塁打を浴びて、1点差。3−4で迎えた土壇場9回、昨日はイニングの途中からの登板で失敗したニコースキーが満を持して、イニングの頭から登板。しかし、いきなり大松に二塁打を浴び、一死後、連続四球で満塁のピンチ。ここで田中雅に同点タイムリーを許すと、二死後、西岡にレフト前へ弾き返され、悪夢のサヨナラ負け。ソフトバンクはまたも首位の座から転げ落ちた。

7回の2点でソフトバンクの勝利は決まったと思われたが、この結末…。ニコースキーにメドが立ったとガトームソンが先発に回った途端に、そのニコースキーが連続リリーフ失敗とは…。どうも今季の王さんは継投に余裕が感じられないだけに、またまた配置転換を模索しそうな予感。復帰の和田がまずまずの内容だったので、またガトームソンが後ろに回されやしまいな? 一方、渡辺俊もイマイチ、ピリッとしない投球が続いていて心配だ。それにしても、要所で出てくる田中雅は渋い働きを見せてるねぇ。

◆Bs2−3F◆
昨日の一発で覚醒したのか、ローズが第1打席で2試合連続の3号先制アーチ。先発・川越は4回まで無失点と踏ん張っていたが、5回、田中のタイムリー二塁打で追いつかれると、6回には連打で無死一、三塁のピンチに小谷野に犠飛を打ち上げられて、勝ち越し点を献上。日本ハムは9回にも金子誠の犠飛でダメ押しの1点を追加。その裏、MICHEALが内野ゴロの間に1点差と詰め寄られたものの、何とか逃げ切り、勝率を5割に戻した。

日高より頼りにならないと評していたビッグボーイズだが、ローズが先制アーチ含む2安打で、この日4タコに終わった日高の打率をついに上回った! 凄いぜ、ローズ!………って、日高と比較する段階で間違っているのだが、ともあれ、ローズは復調してきた様だが、ラロッカは4タコ,カブレラも2三振で最後の打席にようやく1本と、まだまだ上昇カーブには乗れそうもない。そんな調子で、好投の川越はまたも見殺しにされてしまい、実に可哀想。

◆L4−3E◆
4連勝と勢いに乗る西武は初回、G.G.佐藤のタイムリーで先制すると、3回には3連打と礒?の犠飛で2点を追加。楽天先発・朝井はこの回限りで早くもKO。明らかに適性のないストッパーを強いられた上、一度失敗しただけで不要人材扱いされた上、一向に先発にも戻して貰えないグスマンが4回からマウンドに上がったが、5回にブラゼルに被弾し、4点目を献上。西武先発・キニーの前に8回まで散発2安打と二塁も踏めずにいた楽天だが、土壇場9回、一死から連続四死球と高須のヒットで満塁とし、キニーをKO。更に、代わった守護神・グラマンから草野,フェルナンデスの連続タイムリーで1点差。なおも一、二塁のチャンスだったが、山崎武司,代打・木村と倒れて、あと一歩及ばず、楽天は3連戦3連敗。一方、西武は5連勝で単独首位となった。

破竹の7連勝で作った貯金が3タテ食らって、あっと言う間に消滅。負け試合の殆どが2点差以内と紙一重の戦いなのだが、上位を狙うには接戦を確実にモノにしていかなければなるまい。逆に、西武はその接戦を制しまくっての5連勝。それ故に爆発力は感じられないが、非常に不気味だ。首位チームに不気味もクソもないもんだが…。

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April 05, 2008 22:24

◆G1−3T◆
岩田,グライシンガーの投げ合いで両軍無得点の儘、中盤へ突入。迎えた5回、阪神は鳥谷の四球,フォードのヒットで無死一、三塁とこの日初めてのチャンス。ここでジュビロ野口がライトへのファールフライ。1点を争う展開とあって、あえて捕球しない手もあったが、マッスル千代の富士はこれを捕ってしまい、犠飛となって、鳥谷が先制のホームイン。続く6回にはキュラソ星人が2000安打であと2本と迫る3号2ランを叩き込み、3点目。岩田は7回まで僅か2安打の好投。8回に内野ゴロの間に1点を失ったが、9回は守護神・藤川が3人で締め、岩田に2勝目がついた。

岩田が2試合連続の好投。今日は惜しくも完投は逃したが、長いイニングわ投げられる力がある事は見せつけたので、FはともかくJとKには頼らずに済む先発として成長して欲しい所。岩田が良かった…と言っても、4安打しか打てない巨人の貧打ぶりは深刻。クリーンアップと阿部で14タコと中軸は完全に役立たずだった中、坂本が初のマルチ安打。これ程打てなくても代えられない中軸と違い、代えられ易い立場なだけにそろそろマルチが欲しかった所だ。

◆D6−3S◆
増渕,村中と同僚の新人王候補が次々と白星をあげていき、負けてはいられないルーキー・加藤。初回にリグスの一発で2点の援護を貰ったが、2回に森野,谷繁と連続タイムリーを許し、早くも追いつかれてしまう。2−2で迎えた3回、中日は井端が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに今季初アーチを叩き込み、勝ち越しに成功。続く4回には荒木が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに1号2ランを叩き込んで、加藤をKO。更に、5回にはT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2号ソロをぶち込んで、ダメ押し。先発の小笠原は7回2失点で2勝目。加藤はプロ初黒星となった。

結局、この日も一発が出なければ勝てなかった中日。T.ウッズはともかくとして、昨年二人合わせて僅かに6本のアライバコンビがアベックホーマーと言う異常事態。この二人が揃って一発を狙わなければならない程、川相不在が故の一発依存症は深刻な訳だ。それにしても、同じく大学BIG3の大場が快投を連発しているのとは対照的に加藤は苦しんでるなぁ…。

◆C4−3YB◆
期待の新星・前田健がついにプロ初登板となったが、吉村に被弾するなど5回を5安打3失点で降板。石原の一発で先制した広島だったが、8回以外毎回安打を放ちながら、残塁を量産するばかり。2点ビハインドで迎えた土壇場9回、昨日、マットホワイトにセーブを掠め取られた不機嫌なヒューズに対して、またも石原がタイムリー二塁打を浴びせると、二死後、求道者・前田に起死回生のタイムリーが飛び出し、試合は延長に突入。迎えた10回、広島は天谷がタイムリーを放ち、サヨナラ勝ちを果たした。

期待の前田健のデビュー戦は何とも微妙な内容だったが、味方打線がもう少し効率のいい攻撃をしていれば、白星を献上する事が出来た筈だ。15安打放って13残塁とは…。出ればマルチ安打の求道者・前田は価値ある同点打を含む2安打とまたも活躍。石原はオーバーサイクルの4安打と大爆発。昨年の序盤も倉が狂い咲きしていたが、広島のキャッチャーはこの時期、何かに取り憑かれるのかね?

◆M0−3H◆
一昨年の9月以来、対パ・リーグ16連勝中の成瀬に対して、ソフトバンクは初回、松中のタイムリーで1点を先制。3回の満塁のチャンスは逃したが、5回にはまたも松中が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を追加。成瀬は8回に自らのエラーでピンチを背負った所でついにKO。一方、ソフトバンク先発のルーキー・大場は1回二死から7連続三振を奪うなど、ロッテ打線相手に三振の山を築き上げ、6回まで内野安打1本に抑える快投を展開。7回二死から連打を浴びたものの、このピンチを切り抜けると、最後まで投げきり、先発全員から16三振を奪っての無四球完投で2勝目。全員三振は史上3人目の快挙。チームは再び首位に返り咲いた。

ついに成瀬の不敗神話崩壊。調子が悪いなりに先発としての仕事は最低限果たしたが、とにもかくにも大場が凄過ぎた。既に、ローテの柱の風格も出てきた感じすらする。打っては松中が全打点の活躍。5番以降がノーヒットに抑え込まれていただけに、実に絶妙のタイミングで当たりを取り戻してくれた。明日はいよいよ和田が復帰。何とか勝ち越して勢いを取り戻したい所だ。

◆Bs7−2F◆
2回に小谷野の二塁打で先制された偽バファローズだが、その裏、期待度が日高以下のカブレラによもやの移籍初アーチが飛び出して、振り出しに。同点の儘、迎えた6回には期待度が日高以下のラロッカが二塁打で出た後、期待度が日高以下のローズによもやの2ランが飛び出して勝ち越しに成功。更に、期待度が日高以下のカブレラの二塁打の後、期待度が日高以下の浜中がタイムリーを放ち、4点目。8回にも3点を加えて、ダメ押し。先発・近藤は2失点完投で2勝目をマークした。

カブレラ,ローズのアベックアーチなど、夢のまた夢…としか思えない状態が続いていた偽バファローズだが、この日はビッグボーイズで2発3打点7得点の活躍。浜中も2安打2打点と不振の中軸がようやく結果を残した格好だ。近藤も落ち着いた投球で好投し、投打が噛み合った。1〜3番までがノーヒットと抑え込まれたのが響いた日本ハムだが、初スタメンとなったルーキー・村田がプロ初打席でヒットを放ったのが好材料だった。

◆L4−2E◆
連勝が止まってしまったものの、勢いは止めたくない楽天は田中投入で必勝体勢。しかし、3回に鉄平のタイムリーで先制して貰った直後、栗山に同点タイムリーを許すと、続く4回には赤田にタイムリー三塁打を浴びて、勝ち越し点を献上。6回には打撃妨害と押し出し四球で2点を失い、今季最短のKO。西武先発・石井一は8回を2失点の好投で開幕3連勝。西武はソフトバンクと並んでの首位タイに浮上した。

田中で連敗で首位陥落…。首位の座が一夜の夢で終わらない為にも、3タテだけは避けたい所だろう。一方、しばらく凋落の道を辿るかと思われた西武が早くも首位奪回。何となく勝ってる感が強いのだが、西武らしいソツのない野球をやっていると言う事だろうか…。で、9回に小野寺−星野と繋いで、最後はよりにもよって大沼を投入すると言う訳の分からない継投が炸裂したのが謎だ。グラマンに何が起きたのかは分からないが、グラマンが使えないのだとしても、あのピンチに大沼だなんて、かなり分の悪い博打だろうに…。成功したけどさ。

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April 04, 2008 22:48

◆G1−6T◆
開幕からの連敗がようやく止まった巨人と、開幕からの連勝がついに止まった阪神が激突。いきなりマッスル千代の富士の先頭打者アーチで巨人が先制し、両軍のバイオリズムは変わったかに思われたのも束の間、先発・春風亭半ケツが2回にフォードのタイムリーを許して、あっさり同点。1つ負けたくらいでは勢いは止まっていなかった阪神は4回にはゼブラ今岡,フォードの一発で2点を勝ち越し。更に、6回にはまたまたフォードがタイムリーを放つなど、2点を追加。8回には鳥谷の2号ソロでダメ押し。投げては先発の安藤が2回以降安定した投球で7回まで投げきると、8回から江草−久保田と繋いで逃げ切った。

マッスル千代の富士の一発以降、ゼロ行進。結局、一発が出ないと如何ともしがたい体質は何も変わっていなかった様だ。覚醒が期待されたガッツもシングル1本に留まった。春風亭半ケツはまたも5失点KOで昨年の最優秀防御率投手の面影も見られない。ところで前回、先発として最低限の結果は残した栂野がも早くも中継ぎに回されているのだが、木佐貫の昇格が決まったのだろうか。阪神はフォードがついに爆発。覚醒したかどうかは明日も見てみないと分からないが、鳥谷も絶好調なだけにフォードに当たりが出てくると下位打線も脅威になりそうだ。で、5点差もあるんだから、久保田は使わないでいいんじゃないのかね?>岡田監督

◆D1−6S◆
中日先発・朝倉は2回、先頭のリグスに今季初アーチを浴び、先制点を献上。3回には簡単に二死を取ったものの、青木のセカンドゴロを荒木がよもやのエラー。これで川相不在を改めて痛感し、動揺を隠せない朝倉は続くリグスにも痛打された後、ガイエルに3戦連発となる3ランをぶち込まれる有様。制球に苦しむ村中を相手に2回無死一、二塁,3回二死一、二塁のチャンスを逃すなど、川相不在の弊害を露呈し続ける中日は4回、先頭のベンちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2号ソロを叩き込み、ようやく1点を返したが、これが中日の放ったこの試合最後のヒットだった。ヤクルトは9回にガイエルのタイムリー等でダメ押しの2点を追加。村中は7回1失点の好投でプロ初白星を飾った。

前回は打ち込まれただけに、オープン戦の好投がフロックと言う可能性も心配されていた村中だが、今回はきっちり結果を残して一安心。売り出し中の川島慶が右手親指靱帯損傷で登録抹消となったのは気になるが、この日は両助っ人が5安打5打点と爆発し、機動力不要の試合運びだった。それにしても、中日は相変わらずの一発依存症の上、荒木,井端,中村紀が揃ってエラーを犯すなど、攻守に渡って川相不在の弊害を遺憾なく発揮。だから、早く現役復帰させろと…。

◆C1−2YB◆
はーちゅん,大竹の両先発がいずれも7回まで無失点と相譲らぬ好投を展開。0−0の儘、迎えた8回、横浜は金城のタイムリーでついに先制。更に、メカゴジラにもタイムリーが飛び出し、この回2点。その裏、広島はオチョアのタイムリーで1点差と詰め寄ると、土壇場9回には一死一、二塁と一打サヨナラの場面を作ったが、ここで代わったマットホワイトの前に緒方,倉の代打攻勢が退けられた。

この日も求道者・前田は無事スタメンに起用され、またまた2安打。しかし、その前を打つ栗原が打線を分断。オチョアも当たっているだけに栗原の不振は痛い。9回に入って、那須野−木塚−マットホワイトとやけにバタバタしていた横浜の継投だが、ヒューズを投入出来ない理由があったのだろうか?

◆M3−6H◆
開幕ダッシュに成功したかに見えたのもほんの一瞬で、いつの間にやら楽天の後塵を拝する状況に陥ってしまったソフトバンクは杉内投入で巻き返しを図る。初回にエラーに乗じてチャンスを作り、悩める主砲・松中のタイムリー内野安打で先制したはいいものの、2回に杉内が今江にタイムリー内野安打を許して、あっさり試合は振り出しに…。均衡が破れたのは6回、二死からヒットと2四球で満塁としたソフトバンクは井手のタイムリー二塁打で2点を勝ち越し。杉内が早くも5回限りで退き、必死の継投で逃げ切りを図るも、8回に柳瀬が連打を浴びてKO。代わったニコースキーも3本のタイムリーを許して、この回、悪夢の5失点。9回は荻野の前に3人で打ち取られ、首位奪回ならず。ロッテの連敗は4でストップした。

6回のマウンドに一度は上がった杉内が久米とスイッチしたのは、王さんのひらめきだったのか、杉内に故障が発生したのか? 結果的に杉内の早期降板が痛かった。ガトームソンが前に回り、ストッパー専念となった矢先のニコースキーが打ち込まれたのもショックだろう。早め早めの継投と言うより、勝っているにも拘わらず、後手後手に回った継投の様な印象だった。で、結局、バレンタインは荻野をストッパーにするつもりなの?

◆Bs2−3F◆
先発の駒不足に悩む偽バファローズだが、この日は何と鴨志田がプロ初先発。いきなり3連続四球と言う凄まじい立ち上がりとなったが、劇団ひちょり,田中と立て続けに二盗を仕掛けて憤死する日本ハムの拙攻に助けられ、無失点で切り抜ける。その裏、壊滅的な不振に喘ぐカブレラに奇跡的な先制タイムリーが飛び出したが、直後の2回、依然として制球の定まらない鴨志田は2四球等で二死満塁のピンチを作り、劇団ひちょりに走者一掃の逆転タイムリー三塁打を浴びて、早くもKO。中盤は膠着状態となったが、偽バファローズは7回に日高の一発で1点差。8回には先頭のラロッカが二塁打と絶好のチャンスを作ったが、後続3人が倒れて、同点ならず。最後はMICHEALに反撃を断たれて、あと一歩及ばなかった。

今日のビッグボーイズのコーナー♪ ラロッカが4の2,ローズは2タコだが2つの四球を選び、カブレラは先制タイムリーを放って4の1。ラロッカがマルチ安打を記録したり、カブレラにタイムリーが飛び出すだけで大事件の様に思えてしまうくらい感覚が麻痺している。しかし、8回にラロッカの作ったチャンスをバッサバッサと叩き折るローズ,カブレラは流石だ。それにしても、先発・鴨志田かよ! 幾ら何でも他にいなかったのか?

◆L4−2E◆
破竹の7連勝で悲願の単独首位に立った楽天はこの日も初回からいきなりの3連打であっと言う間に先制する幸先のいい立ち上がり。しかし、先発・インチェがピリッとせず、2回に細川に同点タイムリーを許すと、3回には栗山に被弾し、勝ち越しを許す。そして、4回には不振のまつかに2点タイムリーを浴びて、この回限りであえなくKO。楽天は6回にフェルナンデスの4号ソロで1点を返したものの、8,9回と立て続けに満塁のチャンスを逃して、連勝はついにストップした。

渡辺直が打っては3安打、走っては1走塁死,2盗塁死、守っては1エラーの大暴れ。こいつがもう少し落ち着いていれば、楽天の連勝は続いた…かも…。先発・インチェも新垣顔負けの3暴投をかますなど、バタバタした投球だったが、そんな中、ノムさんにシメられまくっているグスマンが2番手として3回無失点の好リリーフ。今季初めて見せた勇姿は今後の起用法にどう影響するのか注目だ。

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