October 2006

October 31, 2006 22:58

 一躍、Xbox360のキラーソフトとなり、本体の売り上げにも貢献している「デッドライジング」だが、発売後、1ヶ月を要して、やっと真エンディングのクリアを果たした。友人に借りた「バイオハザード」は開始早々に飛び込んでくる犬にやられて挫折(早っ!)、「デメント」も中盤辺りでモチベーションが維持出来ずリタイアと、この手のゲームとは相性が悪く、開始当初の主人公の弱さ加減から来る壊滅的な難易度の高さにまたも挫折か…と思いきや、死んでも死んでも経験値上乗せでリスタート出来るシステムと、地獄の轢殺モードでゲットしたリアルメガバスター、そして最強武器(?)小型チェーンソーのおかげで着実に前進していると言う手応えがあり、最後までモチベーションを失う事なく、悲願成就となった。2大武器に頼りきりのプレイはあまり美しくはないが、未熟な私の腕では贅沢は言っていられない。とりあえず、本筋を最後まで確かめる事が出来て満足だ。自由度の高さが好評なこのゲームだが、そうは言っても、やはり本筋は見届けたい訳であり…。まぁ、あのラストはちょっと釈然としないものがあるが…。実績は全部埋める気はないけれど、気軽に出来そうなのはちまちまと埋めていこうかねぇ。∞モードはセーブ不可でぶっ続けでやらなくてはならないらしいのであまりやる気がしないのだが、このモードって、オンラインで出来れば、「バトルロワイヤル」みたいな感じで面白そうな気がするんだがなぁ…。続編出たら、是非、オンライン対応で…!さて、あとは「カルドセプトサーガ」発売まで鋭気を養うかね。

DEAD RISING(デッドライジング)
【アジア版】Dead Rising

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October 30, 2006 18:51

 ヨン様と霊感投手・落合が引退を表明した。霊感投手・落合は最後は久々の霊感ネタで締めて欲しかった所だが、普通〜に引退し、ちょっと残念。今季の成績を考えれば、そろそろ仕方ないかと普通に受け入れられる訳なのだが、ヨン様の引退はちょっと複雑な気分。川相とモロ被りのヨン様のシーズン途中での移籍は陰謀の臭いがプンプン漂っていた訳だが(勿論、ヨン様自身には何の罪もないのだが)、その川相幽閉策筆頭刺客が、川相の引退した途端に引退…。正に、ヨン様の中日での役目は川相を無為に引退に追い込んだだけ…と言う結果になってしまい、何とも可哀想。ここでヨン様が自発的に引退するくらいならば、川相が引退する必要はあるのか? いぶし銀枠が空いた事だし、今からでも撤回してくれんかのぅ…などと、何かある度に川相の引退撤回ネタに持っていく辺り、実に往生際が悪い事は承知の上だが、それで撤回してくれるんだったら、安いものだ。

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October 29, 2006 23:13

 走者一掃のタイムリーを放ち、一気に三塁を陥れたサル。迂闊に本塁を空けて、ダルビッシュの元へ来ようとする高橋を制した神山だったが、これはフェイクで本塁に気を取られたサルを隠し球でアウトにする。一死三塁のチャンスがサルのチョンボであっと言う真に二死走者なしとなった事でショックから癒えたとほたえるダルビッシュだったが、実際には全く癒えていなかったらしく、いきなり岩鬼に低めのクソボールを投じてしまう。勿論、これを逃す筈のない岩鬼は痛打するも、ガッツのダイビングキャッチに阻まれて、追加点ならず。この後、試合は膠着状態となり、試合は3−4の儘、終盤へ突入。迎えた8回、日本ハムはいつの間にかハッパがなくなっている劇団ひちょりのヒットの後、神山が送り、更に、SHINJOもヒットを放って、一、三塁のチャンス。ここでガッツを迎えるとあって、土井垣はわびすけから牽制の上手い左の有野にスイッチ。第1打席こそ山田のヘッポコリードで一発をかまされたが、その後、2打席は全く合っていなかった為、山田はわびすけを代えない方が良かったのでは…?と土井垣采配を批判。有野は初球からど真ん中の大失投を犯してしまうも、ガッツはこれを打ち損じてファール。これを見た山田はガッツはわびすけとタイミングが合っていなかったのではなく、2回に岩鬼の打球に飛びついた時に左腕を痛めていたのが原因だと、ようやく気付く。SHINJOがやたらと走りたがっている様子を見るに、この打席のガッツは期待出来ないと、SHINJO,劇団ひちょりのコンビでダブルスチールで1点をもぎ取る作戦と睨んだ山田はSHINJOを絶対に刺すと意気込むのだが…。

 今回の日本ハム戦は、プレーオフ間際に始まった訳だが、実際の日本ハムの動向次第で劇中の展開も変更する方針だった気がする。プレーオフで負ける様な事があれば、東京が勝ち、優勝すれば、東京が負ける。実際にはレギュラーシーズン1位,プレーオフ2連勝の上、川相不在の中日を完膚無きまでに叩きのめして、SHINJOのラストイヤーを飾る日本一に輝いたとなれば、これで日本ハムをシメ倒す様な事は、流石に、まずいだろう…と言う訳で、この試合は東京が負けると予想。ケガで本来の力を出せないからと言って、それでも4番として出場させ続けているガッツに対して、全く期待出来ないからダブルスチールで同点にするしかない…なんて作戦を取ったら、ガッツのプライドを踏みにじる事この上ないと思うのだが、山田はそんな失礼な作戦をやる気満々と見ている様だ。パ・リーグにいるとこんな調子でシメられるから、FAでセ・リーグに亡命しようとか考えるんだよな。もし、ガッツが巨人入りを決めたら、家族との同居よりも、呪いからの脱却の方がメインの理由になるかもしれない。だが、この流れで来ると、ダブルスチールはスカシネタで、SHINJOに気を取られまくった山田がガッツを完全無視した事が裏目に出て、ガッツが決勝3ランないしは、右中間を突破し、劇団ひちょりに続き、SHINJOが山田のブロックを巧みにかわし、ホームインとか言うパターンと見るな。それにしても、相変わらず、中盤は膠着状態ばっかりだな…。神山は全打席「地獄のバックファイヤーピッチャー殺し」をやったのか? やってないだろう…。最初の見せ技を最後までやり通さない事にさしたる理由を持たせずにスルーするパターンは何とかならんものかねぇ。結局、ここまで神山がやった事と言えば、ファールで粘る,隠し球,犠打…この程度でガッツからサードを奪い取った訳? そんなバカな…。

魂(ガッツ)のフルスイング―泥臭く、ひたすら振りぬく!

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October 28, 2006 22:04

 27日からFAが解禁となった。今年はガッツ,黒田,小久保等、大物選手の権利行使が濃厚視されている。小久保のソフトバンク…(正しくはホークス)復帰はほぼ確実と見ていいだろう。巨人移籍の経緯を考えたら、当然の行動でこれがあるべき姿の様に思う訳だが、ガッツ,黒田の様な生え抜きでチームの顔たる格を持った選手が出ていこうとする様を見るのは、やはり寂しい。FAと言うのは、つくづく日本人の気質には合わない制度だと思ったりするのだが、その辺り、結構、ドライに考える人種も増えてきている様だ。ガッツの場合、急な札幌移転により、家族を千葉に置きっぱなし…と言うのが最大の事情な訳で、チームに愛着はあっても、関東圏でやりたいのは仕方ないのかもしれない。ただ、そういう理由ならば、あまりマネーゲームになって欲しくはない所だ。現在の所、本命は巨人と言われている。FAで余所の主砲を無闇に獲りまくってきた事に関して、批判され続けてきた巨人だが、流石に、今回ばかりは行くべきだと思う。球団史上初となる2年連続Bクラスと言う低迷期を脱しなければいけない上、小久保の退団も免れようもなく、李は残留となったとは言え、膝のケガがつきまといそうな気配も漂い、マッスル千代の富士の来季完全復活も、かなり疑問符がつく状態。台頭しつつある若手も小粒ばかりだし、これはもうガッツを獲らないと如何ともし難い状況だ。ここへ来て、地元・千葉のロッテが名乗りを挙げているらしいが、これもガッツの必要性も高く、移籍志望理由にも合致しており、同じパ・リーグの方がやりやすい事を考えても、巨人にとっては厄介な対抗馬かもしれない。巨人と同じく早くから獲得を示唆していたのが、中日な訳だが、これはもう呆れ果てる。日本ハムに屈辱的大惨敗を喫して、日本一を逃したと言うのに、その相手からおこぼれを貰って日本一を目指そうなどど、志が低過ぎる。T.ウッズとの契約更新が微妙と言う背景はあるにせよ、中日が日本ハムから戦力供与に走ると言うのは、かなりカッコ悪い。っつーか、そんなに日本一になりたかったら、川相を使えよ、川相を! それに尽きるだろ! 川相にコーチなんぞ、やらせてる暇があったら、スタメンでフル出場させろっての! まぁ、ガッツは自宅から通いたいんだから、名古屋には行くまいて…。ヤクルトとかは獲りに来ないんかねぇ? 岩村が亡命するんだから、穴埋めとして、ガッツは最適だろうに…。黒田は地元(厳密には違うが)・阪神が有力視されている様で…。黒田が加わると、阪神は相当、手強い存在になりそうだが、キュラソ星人,シーツ、そして黒田………、広島は阪神の主力養成所じゃねぇ〜っ! 黒田はガッツ以上にチームに残って欲しい存在だ。広島は球団初のFA残留を容認し、将来の監督手形まで用意しての必死の慰留作戦を図るらしいが、果たして、引き留められるのか? 黒田がFA使いたい最大の理由ってのをあまり聞かないんだが、どうなの? 巨人はこれ以上、外様や助っ人が先発ローテに入ると、生え抜きの日本人選手の立場がない悲惨な状態になるので勘弁して欲しい所だ。中堅どころではアゴくら,岡島,日高らも移籍の可能性ありでのFA権行使に走るらしい。岡島は開幕間際にいきなり飛ばされた訳だから(結果的にいい思いが出来たが)、関東に戻ってきたいのかと思ったら、国外亡命も選択肢と言うのには驚いた。岡島がメジャーって、ちょっとピンと来ないのぅ。どう考えても、あのトレードは巨人フロントの大失態で、成立当時、ゲンナリさせられたものだが、果たして、岡島はそんな左遷元に戻りたいと思っていたりするのだろうか。っつーか、放出しておいて、そのオフに必死こいて取り戻しに行く様なら巨人は相当、節操がないな。アゴくらは3球団を渡り歩いて、どこでもそれなりにやっていた選手なので、またどこかへ行っても衝撃度がゼロ。まぁ、求められている所で好きな様にやってくれ。パ・リーグでは唯一の正捕手(里崎は微妙だろ)と言っても過言ではない日高だが、日高クラスでそんな肩書きがついてしまう程、パ・リーグは捕手難に苛まれている訳で、意外と引っ張りダコになったりする………のか? それにしても、日本ハムはSHINJOが引退、ガッツ,岡島が移籍、下手すると、ヒルマン監督も辞任だとかで、来季は一気に戦力低下しかねないな…。

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 茂治が呼んでいる様な気がするだのと、余命いくばくもない様な不吉な事をぬかしつつ、日本にいた時の話を始めるギブソン。茂治を殺めてしまって以来、吾郎ら遺族に対して、どう贖罪すればいいか分からず、自責の念は大きくなるばかり。慰謝料の支払いも桃子に断られてしまい、罪を償う為の答えが見つかるまではアメリカに帰れないと悶々とした儘、日本でのプレーを続けているうちに、日本での生活が合わない妻は長女を連れて帰国し、やがて、事故で他界してしまう。依然として、答えを出せずにいたギブソンだったが、Jr.の心のケアの為にも帰国以外の選択肢は残されていなかった。帰国前日、茂治の墓参りに訪れたギブソンは偶然にも桃子と鉢合わせる事に…。遺族と顔を合わせない様に盆や命日を避け続けていたギブソンはよもやの遭遇に驚愕。さぞ憎まれているだろうと身じろぎ一つ出来ずにいたギブソンに対して、桃子は軽く微笑み会釈をして通り過ぎるのだった。そんな風に振る舞える事を信じられず、問いかけるギブソン。毎週墓参りに来ていた桃子はギブソンが横浜戦のある時には必ず墓参りに来ていた姿を何度も目撃しており、あの死球が紛れもなく過失であったと信じていた。どう償えばいいかと言う迷いをぶつけ、せめて慰謝料を受け取ってくれと言うギブソンに対して、桃子はお金はいらないから、吾郎が大きくなるまで凄い選手でいて欲しい、こんな凄い投手からおとさんはホームランを打ったんだと言える選手でずっといて欲しいと願うのだった。これで心の中の闇がすっかり晴れたギブソンは桃子の言葉を支えに今まで第一線で投げ続ける事が出来たと言う。そして、吾郎が自力でここまで辿り着き、直接対決を目前にしながら、病で倒れて、吾郎や桃子に対してケジメがつけられない事に泣きながら詫びるギブソン。しかし、吾郎はそんなギブソンを暖かく受け入れ、Jr.との決勝戦を見守ってくれと答えるのだった。

 普通〜にいい話だったので、逆に感想を述べるのが難しいね。若い頃の桃子を久々に見られたのが、ちょっち嬉しい。っつーか、この人、髪型がおばさんチックになっただけで、今も全然老けてないけどな! こういうやり取りがあったなら、間もなくして吾郎をメジャーのオールスター戦に招待したのも頷けるね。まぁ、このエピソードは後付けなんだけどさ。桃子の願いは「吾郎が大きくなるまで凄い選手でいる事」なんだから、既に、ギブソンは十分に約束を果たしている訳で、10歳の吾郎と交わした直接対決の約束を果たせなくとも、あそこまで痛切に責任を感じる事はないだろうに…。吾郎はここで優しくギブソンを許したが、10歳の頃にギブソンへの憎しみの気持ちは殆どなくなっていた様だし、むしろ、このやり取りを廊下で聞いていたJr.が恨み続けてきた父親の生き方を全て受け入れられる様になったのではなかろうか…と言う事の方が重要だった様な気もする。ともあれ、これでギブソンと吾郎の直接対決の芽は完全に摘まれてしまったのは残念だ。Jr.との決勝戦でどれだけ盛り上げる事が出来るか少々不安ではあるな。

Major―Dramatic baseball comic (56)

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October 26, 2006 21:58

◆F4−1D
4戦連続名手・川相をフル欠場に追い込むと言う大暴挙により、深刻極まりないタイムリー欠乏症が発症し、ついに王手をかけられた中日。絶体絶命の崖っ淵に追い込まれた事で流石に、もう観念して名手・川相をスタメン起用するかと思われた落合監督だが、この期に及んで川相をベンチに追いやるオレ流超特大チョンボ采配を敢行。悪漢に「優勝したら福嗣君の命はないぞ」とでも脅されているのでなければ、とてもまともな精神状態とは思えない人外魔境采配ぶりに愕然とした中日ナインは日本ハム先発・ダルビッシュを相手に初回からゲッツーでチャンスを潰したのに始まり、2回に一死一、二塁,3回も二死一、三塁とチャンスを作りまくりながら、悉く逸する拙攻三昧。しかし、4回、突如制球を乱したダルビッシュから二死満塁のチャンスを掴むと、荒木の内野安打でようやく1点をゲット。なおも満塁のチャンスだったが、井端は倒れて三者残塁。怒濤の残塁量産体制が続いていたかと思えば、5回はあえなく三者凡退と、リードしていても一向に歯車の噛み合わない打線にイラつきを隠せない中日先発・人斬り抜刀斎に対して、日本ハムはその裏、一死三塁のチャンスに金子が見事にスクイズを決めて、試合を振り出しに戻す。直後の6回、中日は先頭の森野がヒットで出塁。ここで第2戦でヘッポコバントをかまして、A級戦犯となったピンキー井上の打順を迎えると、流石に、ここで使わなければ、間違いなく暴動が起こると察知したのか、ついについに名手・川相をピンチバンターとして起用。ここまで日本シリーズに30試合出場している百戦錬磨の名手・川相は500%バントと警戒されているこの場面でいともあっさり打球を殺す芸術的バントを決めて、森野は二塁へ。

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しかし、この際、テレビ中継はCMの真っ最中。CMの隙に起用して、川相の活躍を隠蔽すると言うのは、嫌がらせにかけてはノムさんをも上回る知謀を発揮した茂雄が度々使っていた悪逆非道な手口である。この嫌がらせ殺法に中日ナインの士気が一気に下がったのか、はたまた川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないと集中力を研ぎ澄ます中日打線を警戒したダルビッシュがこの日一番の力を注ぎ込んできたのか、谷繁,英智は連続三振に倒れて、森野は二塁に釘付け。しかし、まだ6回であり、川相さえいれば、勝機は十分にある………とナインが気を取り直さんとしていたのも束の間、何と川相はこの打席だけでベンチへ引っ込められてしまったのだ。ピンキー井上がレフトだった為、代わりに上田が入った訳だが、荒木と言わないまでも森野をレフトに回し、川相をサードに守らせると言う選択肢を何故思いつかなかったのか!? 思いつかなかったのではなく、意図的に外したのだとすれば、余計タチが悪いが、いずれにせよ、この采配が致命的な大チョンボであった事は言うまでもない。てっきり川相をバックに投げられると思っていたにも拘わらず、無惨にその期待を打ち砕かれて、落胆の色を隠せない人斬り抜刀斎がその裏、青波の長瀬に痛恨の2ランを被弾し、勝ち越しを許してしまう。この後、8回には3番手・久本が稲葉に一発を叩き込まれて、ダメ押し点を献上。最後は4連投となるMICHEALが三者凡退に斬ってとり、日本ハムが44年ぶりの日本一に輝いた。日本ハムの優勝には素直におめでとうと言いたい。この大事な局面で水島の呪いに取り憑かれると言う最悪のトラブルに見舞われながらも、シーズン通りの戦いでほぼ川相不在の状況だった中日を圧倒した様は見事である。今季限りでの引退を表明したSHINJOも本当に幸せ者だ。引退表明時、地元で日本一の胴上げと言うこんな最高のフィナーレを飾れようとは流石に想像していなかったのではなかろうか。自分が辞めたい時に辞め、しかも、最高の形で幕を閉じるとはSHINJOの強運ぶりには驚嘆するしかない。まだ十二分に活躍する事が出来、全然辞めたい訳でもないのに、コーチ就任要請と言う事実上の戦力外通告を叩き付けられ、忠義を重んじて辞める事になった上、最後の最後まで飼い殺されて、日本一を逃し、有終の美を飾れずに現役を退く川相とはえらい違いである。川相を幽閉しまくった中日が負けるのは半ば自業自得の結果であり、同情の余地は全くない。いや、頑張った選手達が乱心した指揮官に振り回された事には同情するしかないが…。まったく、折角出てきたのに、あんな簡単に引っ込められようとはなぁ…。とりあえず、シリーズフル欠場じゃなくて、本当に良かった。CM後のVTRとは言え、現役最後のバントを堪能出来て本当に良かった。もしも…、もしもだが…、川相の引退に関しては全てフロントの主導によるもので、落合監督は一切噛んでおらず、川相にはまだ現役でやって欲しいと密かに思っていた為、引退を撤回させるべく、あえて日本シリーズで屈辱的大惨敗へ導いたのだとしたら…、そして、その目論見通り、本当に川相が引退を撤回したとしたら、落合監督には尊敬の念を抱いて止まないだろう。…………ンな事はありえないがな! 今日のバントを見て、川相はまだ5年はやれるとつくづく思った。少なくとも、通算600犠打くらいは軽くクリア出来る筈だ。頼むから、撤回してくれ、川相! 「まだやり残した事がある」とか、「もうオレがいなくても大丈夫………じゃないやんけ、全然!」とか言ってさ…。もう本当に本当にこれで最後なのか!?

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October 25, 2006 22:55

◆F3−0D
川相不在が故の壊滅的タイムリー欠乏症により、無惨な連敗を喫し、チームの雰囲気は重苦しくなる一方の中日。これを打開する為にも、名手・川相のスタメン起用が大いに期待されたが、落合監督は全く状況の重さを理解していないのか、この日も名手・川相をベンチに追いやるオレ流超特大チョンボ采配を敢行。最早、幽閉策を続けている場合ではないだろうと、川相のスタメン出場を確信していたナインだが、その思いを無惨に踏みにじられた事で失意のどん底。初回から二死一、二塁のチャンスを逃すと、2回には先頭打者を出しながら、ゲッツーで潰し、3回にも二死一、二塁のチャンスにあと一本が出ずと、深刻極まりないタイムリー欠乏症に回復の兆しは全く見えない。不甲斐ない味方打線と言うか、不甲斐なくさせる要因を作っている落合監督の乱心ぶりに落胆の色を隠せない先発・中田も1,2回とピンチを迎えながら、辛くも凌いできたが、3回、先頭の劇団ひちょりに右中間を破られ、無死三塁のピンチを迎えると、続く田中賢に左中間突破のタイムリー二塁打を許して、ついに先制点を献上。追いかける展開となった中日は5回には先頭のピンキー井上が二塁打を放ち、上位打線に回す絶好の形を作ったが、荒木,井端,福留とあえなく凡退。その裏、落合監督は早くも中田を引っ込め、石井を投入するも、これが裏目。一死一、二塁のピンチを背負った石井はここで稲葉に走者一掃のタイムリー二塁打を許して、無念のKO。直後の6回、この回から代わったトーマスに対して、中日は一、二塁と攻め立てると、3番手・建山から谷繁が死球を食らって、二死満塁。長打が出れば、一気に同点と言う場面でピンキー井上がライト線へ会心の打球を放つも、無情にも僅かに右へ切れるファール。結局、この後、ピンキー井上は空振り三振に倒れて、三者残塁。7回には荒木の四球,井端のヒットで無死一、二塁でクリーンアップに繋いだにも拘わらず、ここで代わった岡島の前に福留,T.ウッズが凡退。立浪は四球を選んで、またも満塁としたが、森野はファーストゴロに倒れて、三者残塁に終わる体たらく。最後は3連投となるMICHELに軽く3人で退けられて、完封負け。12残塁1併殺の大拙攻で敗れるべくして敗れた中日はついに王手をかけられ、絶体絶命の状況に追い込まれた。そりゃ、4戦連続して名手・川相が悪夢のフル欠場に終われば、こんな結果は容易に予想出来るわな!  「日本シリーズでは戦力として考えている」発言は最早、リップサービスだったとしか思えない。明日もフル欠場に追い込んで惨敗を喫し、シリーズフル欠場の儘、あっさり日本シリーズを終えるんじゃあるまいな!?

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October 24, 2006 21:29

◆F6−1D
名手・川相を代打に送らずに、バント失敗でチャンスを潰すと言う最も犯してはいけない禁忌をやらかしての屈辱的大惨敗を喫し、まるでお通夜の様な重苦しい空気で札幌に乗り込んだ中日。これだけの大失態をかましてしまった以上、いい加減、何をすべきか気付くだろうと思われた落合監督だが、全く気付いていないのか、それとも勝つ気が皆無なのか、この日も名手・川相をベンチに追いやるオレ流超特大チョンボ采配を敢行。流石に、この日の川相スタメン起用は固いと信じ切っていたナインは無惨に期待を打ち砕かれて失意のどん底。それでも、何とか福留のタイムリーで先制したものの、たかだか1点ぽっちでは川相不在の不安感,指揮官への不信感を拭い去りようもない先発・朝倉はその裏、第2戦で痛恨のエラーをかました谷繁が今度は痛恨の野選を犯すなど、バックに足を引っ張られ、無死一、二塁のピンチを迎えた挙げ句,今シリーズ無安打のガッツに走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、あっさり逆転される始末。更に、稲葉にも犠飛を許して、この回、失意の3失点。2点を追う中日は2回一死二塁のチャンスを逃すと、4回,5回と先頭打者を出しながら、いずれもゲッツーでチャンスを潰す有様。6回には先頭の福留の二塁打で先発・武田勝をKOするも、代わった武田久の前に後続3人があえなく凡退。7回にはこの日3つ目となるゲッツーを食らうなど、川相不在による弊害を次々に露呈する無様な攻撃を繰り返すばかり。そうこうしているうちに8回に稲葉に3ランをぶち込まれて、試合を決定付けられる。最後は第2戦に続いてMICHEALに抑え込まれて、万事休す。またもや川相はフル欠場に追い込まれ、怒濤の拙攻三昧で敗れるべくして敗れた中日は1勝2敗と苦しい展開。何で日本ハムより2本も多くヒット打って、5点差で負けるんだよ! 「日本シリーズでは戦力として考えている」発言はやはり口からでまかせだったのか!? いつまでもこんな事を続けた挙げ句、日本シリーズに無惨に敗れた場合、悔いを残したと川相が引退を撤回してくれるなら、もういくらでも好きなだけ負けてくれ!と言いたい所だが、そうでないなら、いい加減、何とかしろ、落合!

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October 23, 2006 22:36

 日本シリーズが終わったら、発表される両リーグのMVP。セ・リーグは人斬り抜刀斎,岩瀬,T.ウッズ,福留らの大激戦が予想されるが、いずれも優勝チームの中日の面々。一方、パ・リーグは…と言うと、成績から考えれば、どう見ても投手四冠の斉藤和なのだが、優勝した日本ハムからガッツ,MICHEALらが受賞する可能性は大いにある。下手をすると、数字度外視でSHINJOが受賞…なんてウルトラCがあるんじゃないかなどと言う可能性も否定しきれない。何せ、選出方法は記者投票。経験のあるスポーツ記者がその権限を最大限に活用して、我が儘に1票投じてしまえるのだから、何が起こってもおかしくはない訳だ。まぁ、そんなイリーガルな話はさておき、本命はやはり、打撃二冠のガッツになるのだろう。だが、ガッツが本命視されるのはあくまで日本ハムが優勝したからに尽きるのだ。MVPとは最も優秀な選手の意であり、最も優勝に貢献した選手の事ではない。実際、球界初の200安打を達成した時の鈴木一朗の様に優勝チーム以外から選ばれたケースは何度かあるにはあるが、優勝に貢献した選手が圧倒的に有利であるのは過去の傾向が物語っている。ならば、もし、俗にプレーオフとか呼ばれている「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」でソフトバンクが勝ち上がっていたら斉藤和が、西武が勝ち上がっていたら霊感投手・松坂が本命に浮上するのだろうか? そんなバカな…。シーズンMVPの判断材料にたかだか数試合(日本ハムに至っては僅か2試合)の結果が左右されていい筈がない。それはつまり、優勝チームではなく、「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」勝ち上がりチームに最も貢献した選手を選んでいる事になるではないか。数試合で長きに渡る死闘の結果がひっくり返ってしまう理不尽なシステムにMVP選考基準まで付き合う必要はないのだ。ただ、幸か不幸か日本ハムはレギュラーシーズンを制覇している訳であり、ガッツに投じても「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」の結果は関係ない…と言いきる事が出来てしまったりする。だが、これは結果論としても成立してしまう訳であり、もし日本ハムが負けていても、本当にガッツに投じたか…と言うと、そうは言いきれない気がするのだが…。あくまでレギュラーシーズン制覇チームを重視するのか、「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」出場チームを重視するのか、はたまた「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」勝ち上がりチームを重視するのかは、記者によって考え方が分かれそうな所だが、個人的にはチームの結果は無視して、文句なしに斉藤和を推したい所である

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October 22, 2006 22:16

◆D2−5F
ダルビッシュが水島の呪いの直撃を受けていた事に救われ、辛くも初戦を拾った中日。しかし、川相不在の弊害を随所に露呈する不安な戦いぶりに、流石に、この日は百戦錬磨の川相を起用せざるをえないだろうと誰もが思ったが、落合監督はまたもや名手・川相をベンチに追いやるオレ流大チョンボ采配を敢行。失意のどん底に叩き落とされた山本昌は初回から二死二塁のピンチを迎えるも、青波の長瀬をショートゴロに打ち取ってチェンジ…と思いきや、二塁走者・劇団ひちょりが目の前を走り抜けた影響か、何と井端がグラブを弾かれて後逸し、やらずもがなの先制点を献上。しかし、その裏、井端が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに汚名返上のアーチを叩き込み、あっと言う間に同点。2,3回と三者凡退に抑え込まれるも、4回、今シリーズまだ快音の聞かれない福留が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへソロアーチをぶち込んで、勝ち越しに成功。続く5回にはピンキー井上,谷繁の35歳コンビが連打を浴びせるも、山本昌のヘッポコバントを処理した八木の好守でピンキー井上は三塁封殺。続く荒木は打ち上げ、井端は必死にファールで粘ったものの、最後はレフトフライに終わり、二者残塁。1点を追う日本ハムは7回、一死から稲葉が谷繁のヘッポコ悪送球で出塁。またもや守備のミスに苛まれ、改めて川相不在の重さを痛感した山本昌の動揺を見逃さず、SHINJOがライト前にしぶとく落として、一、三塁のチャンス。鶴岡はクソボールに手を出して空振り三振に倒れるも、この間にSHINJOが二盗を決めると、ここで金子がセンター前へ会心のタイムリー。三塁走者・稲葉に続いて、二塁走者・SHINJOが谷繁のブロックを弾き飛ばす猛スライディングで逆転のホームを陥れ、山本昌をKO。その裏、中日は日本ハム2番手・武田久から先頭のオチョアがセンター前ヒットで出塁。ここでいよいよ名手・川相がピンチバンターで登場か…と思いきや、ピンキー井上がその儘、打席へ。ならば、強攻策か…と思いきや、ピンキー井上への指示は送りバント。しかし、結果はキャッチャーへの小フライを打ち上げる最悪のヘッポコバント強行ならまだしも、送らせるなら、何故、川相を起用しないのか!?と、中日ナインの指揮官への不信感は募る一方。続く谷繁はライト前へ弾き返すも、川相を出してきっちり送っていれば、同点だったものを…と、中日ナインはやりきれない思いで一杯。ここで今度こそ川相が代打で起用されるかと思いきや、出てきたのは立浪。しかし、立浪は中途半端なスイングでショートゴロに倒れると、続く荒木もピッチャーゴロに終わり、二者残塁。こうも見事に川相不在の弊害を大露呈させてしまえば、当然のごとく流れは完全に日本ハムへ。直後の8回、中日3番手・岡本に対して、二死三塁から青波の長瀬が右中間スタンドへ特大2ランをぶち込んで、決定的な5点目を追加。9回からは守護神・MICHEALがピシャリと締めて、逃げ切りに成功。川相不在の弊害が悉く悪い結果へと繋がり、敗れるべくして敗れた中日はミス連発と言う形で五分に戻される何とも重苦しいムードの儘、敵地へ乗り込む事になってしまった。最大のターニングポイントはやはり、7回のピンキー井上のヘッポコバントだろう。どう考えても、川相を使う場面。当たっているからとピンキー井上を送り込んだならば、強行策の方がまだ納得がいったと言うものだ。もしかして、40人枠には入っているが、ベンチには入っていない訳? いずれにせよ「日本シリーズでは戦力と考えている」などとほたえていた落合監督だが、こんな事をやっている様では、あれは単なるリップサービスだったとしか思えない。この期に及んで名手・川相を飼い殺した挙げ句、日本シリーズに敗れて、その儘、引退に追い込む様な事があっては断じてならない。第3戦こそ名手・川相の積極的起用に期待したい

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October 21, 2006 21:42

◆D4−2F
2年前はソフトバンクの出場辞退により日本一となったものの、日本シリーズでは52年間勝っていない中日。悲願を果たす為にも当然、百戦錬磨の名手・川相がスタメン起用されると思われたが、落合監督はこの大事な一戦ですら、名手・川相をベンチに追いやるオレ流大チョンボ采配を敢行。閉幕間際、久々の昇格を果たした際、使ってさえ貰えれば、必ずきっちりと仕事をやってのけ、引退に追い込む必要など全くない程、動ける事をまざまざと見せつけた事でスタメン起用は間違いないだろうと言う期待を無惨に打ち砕かれ、失意のどん底に叩き落とされた中日先発・人斬り抜刀斎は初回一死一、二塁,2回一死二塁と立て続けにピンチを背負う苦しい立ち上がり。しかし、先手を取ったのは中日だった。現在進行形で水島の呪いの餌食となり、選手生命の危機に立たされている日本ハム先発・ダルビッシュは初回こそ呪いに対する怒りをぶつけるかの様に荒木,井端のバットを叩き折り、福留を見逃し三振に斬って取る鬼気迫る投球を見せていたが、続く2回に突如、おかしくなり、一死満塁のピンチを迎えると、谷繁にタイムリーを浴びて、先制の2点を献上。この後、中日は二死満塁と追加点のチャンスだったが、井端がファーストゴロに倒れて、三者残塁と川相不在が故の詰めの甘さを大露呈。川相不在の弊害を痛感し、落胆の色を隠せない人斬り抜刀斎に対して、日本ハムは直後の3回、青波の長瀬のタイムリー,SHINJOの犠飛であっさり同点に追いつく。折角、追いついて貰ったダルビッシュだが、依然として呪いの影響を受けているのか、その裏、一死からT.ウッズに痛打されると、続く森野の何でもないピッチャーゴロを何故か二塁を気にして、一塁にすら投げられないと言う信じられない大チョンボをかまし、一、二塁のピンチ。そして、二死二、三塁となった所でピンキー井上にタイムリーを浴びて、再び勝ち越し点を献上。二塁走者の森野も川相不在では1点でも多く取っておかなくてはと焦ったか一気に本塁を狙ったものの、劇団ひちょりからの好返球の前に憤死し、1点止まり。4回も2四死球でチャンスを逃すなど、またもや川相不在の弊害を露呈してしまった中日は5,6,7回と三者凡退に打ち取られ、完全に沈黙。一方、日本ハムも4回以降はチャンスを掴めず、試合は膠着状態に。3−2の儘、迎えた8回、中日は2番手・武田久からT.ウッズが四球を選ぶと、森野の犠打で代走・英智が二進。ここでダルビッシュには全く合っていなかったオチョアがレフトオーバーのタイムリー二塁打を放ち、貴重な4点目をゲット。更に、この後、3番手・岡島に対して、二死二、三塁とチャンスを拡大させて、人斬り抜刀斎の打席を迎えた所で岡島の事を知り尽くしている名手・川相がいよいよ登場か…と思いきや、出てきたのは何故か左の立浪。しかし、立浪はレフトへ打ち上げてしまい、二者残塁とまたも川相不在の弊害を露呈。土壇場9回、満を持してマウンドに上がったのは守護神・岩瀬。この期に及んで川相を使わない落合監督のオレ流大チョンボ采配に不安を隠せない岩瀬は先頭の代打・マシーアスに対して、いきなりフルカウントまで粘られるなど、おぼつかない投球。ようやくセカンドゴロに打ち取ったはいいが、ここで荒木の気を抜いた送球が大きく右へ逸れる。しかし、この回から、ファーストは渡辺に代わっていた事が奏功。渡辺は懸命に体を伸ばして、この送球を辛くも確保。いきなり川相不在の弊害が露呈しそうになった事でますます不安に駆られた岩瀬のボールに谷繁が思わずマウンドへ駆け寄るシーンが見られるなど、ヒヤヒヤものの展開だったが、それでも結果的には三者凡退で切り抜けて、日本シリーズ初セーブをマーク。川相不在の弊害をそこかしこに露呈しながらも、ダルビッシュが水島の呪いに取り憑かれていた事に救われ、辛くも先勝した中日だが、こんな調子では一気に巻き返される危険性は十二分にある。最悪の事態に陥る前に名手・川相の積極的起用が待たれる所だ

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October 20, 2006 23:49

 怒濤の野次攻撃に続き、バットを逆手に持って突き出すポーズにぶち切れたダルビッシュは猛抗議。主審はルール違反ではないが、マナーの問題だと不快感を示すが、サルは飄々とした態度。高橋になだめられながら、マウンドに戻ったダルビッシュは初球、いきなりサルの頭部付近へブラッシュボール。サルは大袈裟な態度で危険球だから退場させろと主張するが、ダルビッシュは「冷静さを欠いて手元が狂っただけだ。悪意はない」などど、全く冷静そのもののしたり顔でいけしゃあしゃあと言ってのけ、サルの態度に不快感を示す主審も「私もそう思う」とニヤニヤしながら答え、危険球とは認められず。無論、ダルビッシュが故意で投じてきた事も、危険球が認められないであろう事もサルには分かっていての行動だった。2球目からはまともな投球へ切り替えてきたダルビッシュに対して、サルは殆ど真上から体ごと叩き付ける様な超ダウンスイングで打ちに行き、空振り。しかも2球続けてバットを地面に叩き付けて折ってしまう。今までバットを折った事がないと言うサルは遠征に2本のバットしか持ってきておらず、バットケースから誰かしらのバットを適当に借りるのだが、これが実は岩鬼のバット。また折られてはたまらないと岩鬼は折ったら現金で倍返しなどと、セコい要求をかます。しかし、サルは4球目を捉え、打球はホームベースに当たって、遙か上空に跳ね上がる。山田曰くこすって叩き付けた事でスピンがかかり、高く跳ね上がったらしい。なかなかボールが落ちてこない間に三塁走者・星王、二塁走者・土井垣は悠々ホームイン。更に、一塁走者・山岡も三塁を蹴って本塁へ突入。ようやく落ちてきたボールを捕ったガッツがすかさず本塁へ送球するも、間一髪セーフとなり、一気に同点。この間にサルも三塁を陥れ、ダルビッシュは呆然とするのだった。

 何だか先週と繋がってないぞ。サルの挑発ポーズに対して、マウンド上でニヤリとしながらガッツと報復攻撃を企んでいた筈のダルビッシュが今回はいきなりぶち切れモードだし…。サル同様、怒っていると見せかける為にわざと大袈裟にぶち切れたと解釈すべきなのか? その報復攻撃もたった1球ブラッシュボール投げるだけとは、先週の前振りを考えると、何ともスカされた印象。「悪意はない」とか言って、悪意100%だよな…。こんな小悪党に描かれてしまうダルビッシュには同情するしかない。中立でなければいけない主審も私情丸出し。水島ワールドでは審判もロクなヤツが出てこないよな…。選手側の感情操作にまんまとひっかかる審判の何と多い事か…。高校野球漫画の時は架空人物で済むが、「ドカパロ」の場合は実在人物なんだから、明らかに名誉毀損だろ…。サルの打球は花のワルツと通天閣打法を足して2で割った様な代物でさして新鮮味はないが、何で殿馬を差し置いて、こういう事を他のキャラにやらせるのか全く解せない。まさか殿馬の個性を没していって、今オフにでも音楽専念の為、引退させようと言う腹づもりか? 高橋はサルの打法は「線ではなく点」とか知った風な事を言っていたが、サルはずっとこういうスイングの打者として通っていると言う事だ。なのに、今まで一度もバット折った事はない…って、今までどういう打撃結果だったんだか…。

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October 19, 2006 20:04

 準決勝から一夜明け、新聞各紙は揃って、ギブソンを大見出し。ギブソンのおかげでアメリカ代表の目が覚めたかの様な報道にアレックスは憤慨。決勝満塁弾を放ったバーンズに同意を求めるも「いや、別に…」と返され、ますます不機嫌のアレックスはJr.が親の七光りで代表入りしただの、ギブソンが別メニュー調整でいい身分だのと、わめきちらして、ぶち切れたJr.と乱闘寸前に陥るが、そこへギブソン倒れるの報が入る。早速、Jr.が病院へ向かうと、へリング監督が疲労から来た軽い熱中症による目まいと称して、報道陣を煙に巻こうと必死の対応をしていた。医師の診断では1週間以内に手術するとなり、言うまでもなく決勝のベンチ入りも無理だと言う。既に、へリング監督と決勝に登板しない事を了承していたものの、無念そうな様子のギブソンにJr.は「十分にやった」と慰めの言葉をかける。そんなJr.にギブソンは吾郎を呼び出して欲しいと頼むのだが、呼び出されるまでもなく病院に向かっていた吾郎は丁度出てきたJr.と鉢合わせし、病室へ案内されるのだった。久々に直接の再会を果たす二人に感慨ムードが漂ったのも束の間、ギブソンは自分はもう先が長くないかもしれないから、言っておかなければならない事があると言うのだが…。

 何とギブソンの症状はまだバレてないらしい。報道陣もうっすら嗅ぎ付けていると言うのに、アメリカ代表の鈍感ぶりにも困ったものだ。しかし、この期に及んでヘタレモード一直線のアレックスが改心するには、最早、ギブソンの心臓病発覚以外の要素は考えられないだろう。まともに発作が起きたのは今回が初めてくさいのに、「先は長くない」だのと、ギブソンにしては随分と弱気な態度だが、吾郎に言っておかなければならない事とは一体何なのか? 茂治との対決時、手元が狂って頭部に行ってしまったのではなく、実は一発かまされて頭に来た為、意図的に狙ったのだ…なんて事だったら、えらいこっちゃ…。

Major―Dramatic baseball comic (55)

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October 18, 2006 06:44

 突然、人語を発し、山田批判をかましたサル。、岩鬼はこの発言に激怒するが、サルは全く動じる事なく、わびすけの球は走っているが、山田が調子ぶっこいて単調にストレートを連投させまくったのが炎上の原因だと言う。サルの突然の発言ですっかりナインの毒気が抜けた山田も土井垣もわびすけ続投の方針で一致を見るのだった。山田はわびすけに対して、最初に出したサインに意図的に首を振る様に指示。ストレートを打ち込まれまくったのを目の当たりにしていた稲葉はこれを見て、わびすけがストレートを投げる事を嫌がっていると察知し、変化球に的を絞るが、山田は再びストレートを要求しており、稲葉の裏をかく形となって、サードフライに打ち取ると、後続も断ち切って、何とかこの回を乗り切るのだった。3点を追う東京は2回表の攻撃に入るが、一度口を開いた事でリミッターが外れたのか、サルはダルビッシュに対して、執拗に野次を飛ばしまくり、これで心を乱されたダルビッシュは星王,土井垣と連続死球を食らわせると、義経に犠打を許した後、山岡にも死球を食らわせ、一死満塁。ここで打席に入ったサルはバットを逆に持って、ダルビッシュに向けるなど、更なる挑発を敢行。やり過ぎと言えるサルの挑発行為にダルビッシュは報復攻撃の気配を漂わせるのだが…。

 自分はいつも山田批判ばかりしているくせに、自分以外のヤツに山田を批判されるのは嫌な辺り、岩鬼も里中同様、山田にラブラブなのか…などと腐女子視点で語ってみる。サルの山田批判はサルだからこそ気付いた…などと言うものでは全くない、実につまらないものであり、こんな事に殿馬が気付けなかったのかと思うと、がっくりである。ところで、球種が合わなければ、スタンドまでは行かないくらい、今日のわびすけはいい…って、それは調子がいいうちに入るのか? 球種を読まれていてもスタンドまで行かないってのが好調って事じゃないの? 球種が合わなければ…と言う仮定ですら、スタンドに行くかどうかの当落線上の話をされている段階で、わびすけの球は相当ヘロヘロだと言う事ではないか。しかも、これで好調ってんだから、もう野手に戻った方がいいとしか…。古巣のショートはサルばかりか桜木もいて、レギュラー奪取は難しそうだがな。まぁ、100歩譲って、わびすけの球がいいとして、これはつまり日本ハム打線は山田同様のジャンケン野球をやってると言う痛烈批判だよな。あと、ダルビッシュも案の定、シメられまくってしまった。炎上ではなく、死球連発と言う形だが、あの程度の精神的揺さぶりに激しく動揺する小者扱い。そもそも、初回と全然顔が変わってしまっているのは一体どういう事だ? ダルビッシュのユニフォーム着てるだけで、誰かと入れ替わってるんじゃないのか?としか思えない別人ぶり。最初はのっぺら〜としたエキストラ顔だったのに、今回はすっかり和風の悪人ヅラで外国人の血が混じっている気配など微塵もない。これじゃ「全然似てないけど、外国人っぽく見えるから、もしかしたらダルビッシュなのかもしれない」効果もなくなってしまっているがいいのか? しかも、ガッツと共に、サルへの報復を企む悪辣ぶり…。こんな小者的行動にガッツまで巻き込むなよ! まったく水島ワールドの実在選手達ときたらどいつもこいつも、何故こうも簡単に安い挑発に乗ってしまうのか。岩鬼相手にやたらとビーンボールを投じたり(しかも顔面付近へ)、人間として問題があり過ぎる。泰然自若を貫ける選手なんざ見た事ないよ…。

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October 17, 2006 00:10

 今週はじっくり立ち読みする間もない儘、「サンデー」がコンビニから姿を消してしまったので、うろ覚えな為、レビューはかなり簡略化。

・決勝で先発登板する予定だったギブソン
・準決勝で強引に登板,心臓病発覚で、決勝での登板はないと通告され、了承
・吾郎の下へコジローと松尾さんのサインボールを依頼しに桃子が訪問
・真吾が野球を辞めようと考えている事を聞かされる吾郎
・辞めようとするなら、サインボール貰っても仕方ないだろうと皮肉り
 親兄弟がやっているからと、無理に野球をやる事もないと真吾を突き放す吾郎
・ギブソンが練習中に発作を起こして、病院に担ぎ込まれたとの報が入る

 準決勝であんなやり取りがあったにも拘わらず、アメリカナインは相当鈍感なのか、ギブソンの容態については気付いていなかったらしい。流石に、病院担ぎ込まれちゃ、否が応でもバレるだろうが…。それにしても、「君の魂はナインが受け継いだ」とか上手い事言われて、あっさり説得を飲み、決勝のマウンドを断念した様子だったギブソンをここでぶっ倒れさせる必要があるのだろうか。説得に応じず、投げる気満々だったのならともかく…。普通に考えれば、最早、吾郎 vs ギブソンは絶望的と言える状況だが、ここまで話を引っ張って来て、本当に実現しない儘、終わるだろうか?と、懐疑的にならずにはいられない。実現させずに盛り上げるの至難の業だろ…。よもや決勝前にギブソン殺しちまったりしないだろうな?と不安になってきた。ところで、この期に及んで、真吾話をまだ引っ張るか。準決勝の吾郎の投球であの問題は終わったんじゃなかったの? 清水がリトル時代に野球を辞めようとした時の様な押せ押せのやり方ではなく、真吾の気持ちも察しながら、あえて突き放してみせる辺り、吾郎も少しは大人になった様だな。

Major―Dramatic baseball comic (54)

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October 16, 2006 21:42

◆C7−5D◆
昨日、引退試合を行った名手・川相。通例、引退試合の為だけに一軍に昇格された場合、翌日には降格となるのだが、何とこの日、川相が登録抹消される事はなかった。つまり、これは日本シリーズを見据えて、川相が起用される可能性を意味する訳だ。それ程、重要な戦力と考えてるなら、何で後半戦ずっと飼い殺したんだよ! 何で、ユニフォームを脱がせるんだよ! 往生際が悪くて申し訳ないが、やはり、これは言わずにはいられない。流石に、スタメン起用はされず、案の定、中日は初回から一死満塁のチャンスを逃すなど、川相不在の弊害を大露呈。中日の先発は8月13日にリーチをかけて以来、足踏みし続けている10勝目を何とかマークし、新人王レースを有利に運びたい佐藤充だが、最後の最後まで川相をバックに投げる事が出来ないのかと、その表情は悲壮感たっぷり。勿論、この動揺した隙を求道者・前田が見逃す筈もない。初回に会心の先制23号ソロを叩き込むと、逆転された直後の3回には同点タイムリー二塁打。再びリードを許して迎えた5回にも追撃のタイムリーと大当たり。広島は更に、この後、3連続長打を浴びせる怒濤の6連打で5点を奪い、逆転に成功。佐藤充は失意のKOとなり、とうとう10勝ならず。さて、注目の名手・川相は7回からようやくサードの守備に登場。この回からマウンドに上がったプロ初登板となるルーキー・斉藤はこの日で引退となる代打・浅井に痛打されるなど、一、二塁のピンチを迎えながらも、川相がバックにいると言う絶大な安心感に支えられ、後続を見事に断ち切る。直後の8回、二死一塁の場面で名手・川相に打席が回る。昨日が最後の打席と思っていただけに感慨もひとしおだ。ここで名手・川相はレフト前へ会心のヒット! 今度こそ正真正銘、公式戦最後の打席を見事なバッティングで飾った。やはり、これだけのバッティングをする男が身を退くと言うのは、どうにも納得がいかない。続いて打席に入った川相の愛弟子・荒木は川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとレフト前へタイムリーを放ち、小数点第4位切り上げと言う形ながらも、滑り込みで3割に到達。その裏、この回からマウンドに上がった小林から、火のついた打棒が止まらない求道者・前田がレフト線へこの日4安打目となる二塁打。このピンチに落合監督は名手・川相をショートへ回す。広大無比の守備範囲と堅実無比の守備力を誇る名手・川相が聖域に入った事による絶大な安心感に一気に気が楽になった5番手・中里は打てば3割と気合の入っていた新井を空振り三振に仕留めると、続く森笠と連続三振。更に、井生を打ち取って、このピンチを脱出。土壇場9回、広島のマウンドには当然のごとく、守護神・永川が登場。川相に再び打席を回す為には、この永川相手にあと4人出なくてはならない。あまりにも厳しい条件ながらも、願わずにはいられない所だったが、前田,立浪と凡退し、早くも二死。ここでブラウン監督はセーブがつく場面でありながら、永川を降板させ、今季限りでFA移籍の噂が絶えない黒田を投入。黒田は代打・上田を軽く三振に仕留める貫禄の投球でプロ初セーブ。こういう起用をされる辺り、やはり、黒田の流出は止められないのだろうか? 広島で育てられ、成長した主力選手がよそへ出ていくのを見るのはもううんざりだ。こんないいファンに支えられているいいチームを何でみんな出ていきたがるのか。「僕はカープが大好きです」と言う言葉を残して、大声援を送られながら、グラウンドを去る浅井の姿を見て思い直せ、黒田! 育成能力は極めて高いが資金力は極めて低い広島が他球団の選手育成場となるばかりのFA。この現象を防ぐ為にも球界全体の年俸抑制策を図って欲しいものだ。日和見ばかりしてないで、何とかしろ、根来!

◆S0−3T◆
キュラソ星人の2ラン,林のソロと一発攻勢で阪神が3点のリード。勝負所で背信投球を繰り返しながら、ちゃっかり帳尻を合わせ、今オフの国外亡命を狙う先発・井川は6安打3四球と走者を出しながらも、10三振を奪う力投を見せ、完封で14勝目。この14勝が大手を振って出ていける要素となるのか、あるいは逆により強く慰留される要素となるのか、注目される所だ。岩村も亡命くさい雰囲気。どいつもこいつも亡命亡命…。そんなに日本プロ野球が嫌か!?

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October 15, 2006 21:44

 衝撃の引退発表から一夜明け、早速、トーチュウを購入してきた。案の定、川相は自分から引退を決めたのではなく、フロントからのコーチ要請を快諾すると言う形で身を退いた様だ。これは正に、3年前に巨人を暫定的に引退した時と全く同じパターンではないか。川相は「義」に生きる男である。巨人時代もまだまだ動けると自負し、現役に未練を残しながらも、若大将の気持ちに応えて引退を決意した。巨人を出る事になったのは、巨人フロントが川相の重んじた「義」をないがしろにしたからだ。その辺り、中日はうまい事やった。巨人退団後に拾って貰った事に恩義を感じていた川相はコーチ打診を断る訳にはいかなかった。逆に言えば、コーチ要請の打診などされず、ただ来季は戦力外だと通告されたならば、川相は他球団での現役続行を希望したのではなかろうかとかもしれない。選手であるにせよ、指導者であるにせよ、中日は川相の他球団(特に巨人への)流出は何としても阻止したかったに違いない。川相を敵に回す事は自軍にとって脅威にしかならないからだ。ならば、コーチとして囲い込もうと言う結論に至るのは球団の戦略としては当然なのかもしれない。しかし、依然として球界随一の技術を持つ球界の至宝を現役引退に追い込む様な球界全体の損失に繋がる行為を犯すに当たっては、あまりにも小さな理由である。このどうにも納得のいかない気持ちに関しては書いても書いてもキリがなくなるばかりなので、とりあえず、この辺で引退試合の話へ移ろう。

 2度も大仰な引退試合をやって貰えるなんて、果たして、川相の他に誰がいるだろうか? どうせだから、再び引退を撤回し、3度目の引退試合開催を目指して貰いたい所だ…などと言う発想にどうしても行き着いてしまう往生際の悪い私である。引退試合において、川相は2番サードでスタメン出場。流石に人気絶大の川相は名前がコールされると盛大な拍手と歓声に迎えられながら、サードの守備へ。この大歓声を聞いただけでも、まだ限界を迎えていない川相にユニフォームを脱がせる事がどれ程の罪深い事か分かろうと言うものだ

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その川相、早速、初回から守備機会が訪れる。無死一塁の場面で藤田が三塁前へ送りバント。堅実無比の守備力を誇る名手・川相はこれを軽快に捌いて、一塁へ好返球し、藤田を刺す。これ程の動きを見せる選手を42歳だからと言って、ロートル扱いし、後進に道を譲れなどと安易に言う事がどれ程…(略)。

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この後、村田のタイムリーで先制されて迎えた1回裏、荒木は川相にバントの機会を作ろうと必死に食らい付いていたが、無念の空振り三振。一死走者なしで打席に入った川相には当然、強攻策しかない。実に6月30日以来と言う久々の打席となる川相は初球から積極果敢に振って出るも、岸本の147kmのストレートを空振り。長らく生きた球を打つ機会を剥奪されていたのは、やはり痛かったかと思わせたのも束の間、続く2球目を見事に弾き返すレフト前ヒット。素晴らしいバッティングだ! あれ程、長期に渡って幽閉されながら、なおこれ程のバッティングが出来る選手を代打要員として徹底的に後回しにしてきた事がどれ程…(略)。

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先発・中田は川相の引退試合を何とか白星で飾りたいと言う気負いからか、2回も連打を浴びて、ピンチを迎える。しかし、相川を空振り三振に取った後、続く岸本の送りバントを処理して、三塁へ転送。素早くベースに戻った名手・川相は中田からの送球を受けるや、すかさず一塁へ矢の様な送球を送り、ゲッツーを完成。肩にも衰えを感じさせない川相。まだまだ守備固め要員としても十二分に働ける男に3ヶ月も出場機会を与えなかった事がどれ程…(略)。

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3回には先頭の荒木が二塁打を放ち、待望の走者のいる場面での打席を迎えた川相は明らかにバントと警戒されている場面で、初球をいともあっさり三塁線へ転がす芸術技を炸裂させ、前人未踏の通算犠打記録を533と更新。紛れもなく、球界随一の職人技を持っている選手を無為に一線から退かせる事がどれ程…(略)。

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この後、福留が川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりにセンター前へ同点タイムリーを浴びせると、更に、T.ウッズが歩いた後、森野も川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりにライト前へタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。直後の4回、この回から人斬り抜刀斎がマウンドへ。一死後、吉村の打球は三遊間を痛烈に襲うも、これを名手・川相が鋭い反応でダイビングキャッチ。素早く起きあがって一塁へ転送するも、グラブの先っぽにひっかけた捕った為にすんなり握れなかった事が響き、惜しくも内野安打に。しかし、あの鋭い打球に反応出来る川相の動きはとても今季でグラウンドを去らねばならない様な選手には思えず、それを強いる事がどれ程…(略)。

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そして、迎えた5回の第3打席。先頭打者と言う事で強攻策確定となるこの打席でヒットを打てば、打率は3割に乗るとあって、大いに期待は高まるばかり。簡単に2−0と追い込まれたものの、ここからファールで粘るのが川相の真骨頂だ。しかし、最後は無念の空振り三振に終わり、惜しくも3割到達ならず。

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7回に入った所で井端がサードに回り、名手・川相はついに聖域ショートへ。しかし、残念ながら守備機会はなし。その裏、またもや先頭打者として打席に入った川相はまたも追い込まれてから、ファールで粘ったものの、最後は顔面近くのインハイにバットが出てしまい、空振り三振。川相はこの回限りでお役御免となった為、これが公式戦最後の打席となった。ここまでやったなら、フル出場して欲しかったのに残念…。

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試合は中田−人斬り抜刀斎−山本昌と言う豪華リレーで横浜打線をスミ1に抑え、川相効果による1点のリードを守りきって、本拠地最終戦に勝利。試合後、今季限りで辞任する牛島監督へ現役時代トレードの交換相手となった因縁の落合監督から花束が贈呈されると、ここからいよいよ名手・川相の引退セレモニーへ。奥さんと5人の子供から花束を受け取った川相はファンに最後の挨拶を行った。

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「本日、日本シリーズの前の大切な試合の日にこの様な痛いセレモニーをやって頂いて、球団を初め、監督,選手,そして、ファンの皆様に感謝申し上げます。本当に有難うございます。今年一杯で24年間の現役生活を終える事になりました。ジャイアンツで21年、そして、このドラゴンズで3年。特に、ドラゴンズでの3年は僕にとって本当に素晴らしい3年でした。3年前、ジャイアンツを辞める事になった時に落合監督に声掛けて頂いて、そして球団にお世話になる事になって、素晴らしいファン,スタッフ,そして、素晴らしい仲間達と出会う事が出来ました。こんな誇りに思える事はありません。一週間後に日本シリーズがあります。それを有終の美にして、本当の引退にしたいと思います。精一杯全員で頑張りますので、公式戦以上の熱い熱い声援を宜しくお願いします。24年間本当に有難うございました」

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 在籍年数は巨人時代の1/7に過ぎない中日での生活だが、巨人時代とは違う意味でのやり甲斐,喜びを見つけた事が感じられるいい挨拶だった。流石に、現役に対する未練をこんな所で漏らしたりはしないよな…。落合監督は日本シリーズでは戦力と考えていると言っていたが(日本シリーズで必要不可欠な戦力を何故、ペナントレースで使わないのかと言う点で不満と疑問は残るのだが)、これを信じるならば、まだ川相の戦いは終わっていない。ご苦労様,お疲れ様と言った言葉を投げかけるのはもう少し先になりそうだ。日本シリーズと言わず、アジアシリーズまで勝利に貢献出来る様に頑張って欲しい所だ。

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 消化試合の結果? それどころじゃないんだよ!!

◆S2−0G◆
名手・川相の引退試合が行われる一方、こちらは土橋と山部の引退試合が行われた。スタメン出場の土橋は3打席目にヒットを放ち、お役御免。3番手として、打者一人だけの登板となった山部に対して、中井美穂の旦那が久々のマスクを被ると、堀田を空振り三振に斬って取り、締め括った。試合は宮出のタイムリーで先制したヤクルトが完封リレーで逃げ切り、5割へ望みを残す。白星を黒星より上回らせると意気込んでいた巨人先発・内海だが、打線に見殺される形で、結局、黒星が上回ってしまった。

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【中日スポーツ】

川相、引退 来季、1軍内野守備走塁コーチに

 中日の川相昌弘内野手(42)が今季限りで現役を退き、来季から中日の1軍内野守備走塁コーチに就任することが14日、分かった。今季のナゴヤドーム最終戦となる15日の横浜戦後に、引退セレモニーと本人からファンへのあいさつがある。

 「(引退することへの)迷いはまったくなかった。シーズン途中から何となく、考えていたこと。もうぼくがいなくなっても、うちの内野陣は大丈夫だと思ったから」と、川相は引退に至った心境を語った。

 現役野手最年長の川相は、今季からメンタルアドバイザーという肩書が加わった。シーズン途中に日本ハムから奈良原が加入したこともあり、04年に巨人から移籍して以来、3年間で最低の出場試合数となった。

 7月6日に三塁の守備についたのを最後に、同20日に出場選手登録を抹消され、この日まで1軍には同行したが、選手としての出番はなくなった。この日、球団は川相と話し合いを持ち、選手としては来季の契約はしない旨を通告、あらためて来季の1軍内野守備走塁コーチへの就任を打診した。本人も要請を快諾した。

 「リーグ戦は終わるけど、日本シリーズがある。ドラゴンズの選手として日本一になるラストチャンス。がんばりたい」と、川相は21日に開幕する日本シリーズへの意欲を見せた。

 15日のナゴヤドーム最終戦では、サードでスタメン出場する。守備の名手であり、犠打の世界記録保持者としてギネスブックにも名前が刻まれている「世界の職人」が、リーグ戦最後の勇姿をドラゴンズファンと駆けつけた家族に見せる。

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【スポーツ報知】

世界一532犠打“バントの神様”川相引退…来季から中日の内野守備走塁コーチに

 中日・川相昌弘内野手(42)は14日、今季限りで現役引退することを発表した。球団はバントの名手として、世界記録の532犠打を樹立するなど、プロ24年間で培った実績と、指導力を高く評価。西川順之助球団社長(74)が、来季からのコーチ就任を打診し、本人が快諾した。ポストは1軍の内野守備走塁コーチで、高代野手総合チーフコーチに代わり、三塁ベースコーチも担当することが濃厚だ。

 バントの職人がついに、ユニホームを脱ぐ。「迷いはなかった。踏ん切りはついてました」と川相は時折、笑みさえ浮かべた。巨人から移籍して3年目の今季、奈良原の加入や、若手の台頭などで出場機会は49試合と激減。打率2割2分2厘(18打数4安打)、1打点の数字しか残せず、7月20日に出場選手登録から外れて以降、1軍復帰を果たせないままだった。

 だが、大ベテランに悔いはない。「野手も育って来てるし、自分がいなくても、大丈夫」若手らの指導役であるメンタルアドバイザーとして1年中、1軍に帯同。落合監督、球団の信頼も厚く、V奪回の陰の功労者でもあった。

 「今、こういうチームになっているのは、川相なしでは語れない。いいコーチにもなると思うし、一緒に選手をやってきただけに、パイプ役にもなってくれる」と、落合監督は球団初のリーグ連覇を狙う来季に向け、今度は本当の指導者となる右腕のひとりに、大きな期待を寄せた。

 川相はきょう15日、ナゴヤドームでの今季最終戦の横浜戦に三塁で先発出場。試合後、家族も同席し、引退セレモニーに臨む。「(日本シリーズの)40人枠の戦力として考えている」と強調したオレ流監督。本人も「現役で力を貸せるのは、今回がラストチャンス」と力を込めた。悲願である52年ぶりの日本一に力を尽くし、花道を飾る覚悟だ。

◆川相 昌弘(かわい・まさひろ)1964年9月27日、岡山県生まれ。42歳。岡山南高から1982年のドラフト4位で巨人入団。2003年に巨人を退団し、テストを経て中日入り。532犠打の世界記録のほか、ベストナインを1回、ゴールデングラブを6回獲得。つなぎ役に徹した攻撃だけでなく、堅実な遊撃守備でも活躍。24年間の通算成績は1907試合に出場、打率2割6分6厘、43本塁打、322打点(10月14日現在)。176センチ、74キロ。右投右打。推定年俸5000万円。家族は夫人と3男2女。

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【スポニチ】

「バント王」川相が現役引退 コーチに

 中日の川相昌弘内野手(42)が今季限りで現役を引退し、来季から内野守備走塁コーチに就任することが14日、球団から発表された。15日にナゴヤドームで引退会見を行い、試合後に引退セレモニーが行われる。532犠打の世界記録を持つ現役最年長野手は、日本シリーズを花道に24年間の現役生活にピリオドを打つ。

 世界の「バント王」がついにユニホームを脱ぐ。川相は巨人時代の03年に1度は現役引退を表明したが、そのオフに撤回。21年間在籍した巨人を自由契約となり、中日にテスト入団した。中日では現役最年長野手として活躍を続け、今季は球界初の「メンタルアドバイザー」の肩書でコーチを兼任。7月20日に出場選手登録を抹消された後も1軍に帯同していたが、今季は49試合と出場機会が減っていた。

 川相は「決断に迷いはなかった。若手もしっかり育ってくれたし、チームの中でオレの出る状況もなくなった。自分がいなくても大丈夫だと思う」と引退を決断した理由を説明。本拠地最終戦となる、15日に1軍登録され先発出場、16日の広島戦(広島)にも出場する予定だ。

 03年8月20日の横浜戦で大リーグ、エディ・コリンズ(アスレチックス)の記録を抜く通算512犠打を達成し、現在は532犠打と世界記録を更新中。今後は日本シリーズの40人枠入りを目指しており、この日も「いつでも試合に出られるように準備はしてかないといけない」と黙々とバント練習をこなした。

 21日から始まる日本シリーズでは、新庄との“引退対決”で24年間の現役生活に別れを告げる。堅実な守備と巧みなバントで“職人”と呼ばれた男は「引き続き常勝軍団にしていく手伝いができれば」と話し、来季から1軍の守備走塁コーチとして中日を支える。

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【スポニチ大阪】

川相、今季限りで「現役引退」日本S出場へ意欲

◆ 24年間で532犠打の"世界記録"球史に刻み… ◆

 532犠打の“世界記録”を持つ中日・川相昌弘内野手(42)の今季限りの現役引退が14日、球団から発表された。来季は内野守備走塁コーチに就任する。きょう15日にナゴヤドームで引退会見、試合後に引退セレモニーを行う。

 ついに、この時が来た。03年10月に21年間在籍した巨人を自由契約となり、11月に中日の秋季キャンプにテスト生として参加し合格。現役最年長野手として活躍を続けてきたが、7月20日に登録抹消されて以来、昇格の機会はなかった。今季は日本野球では初となるメンタルアドバイザー兼任という立場でプレー。野手だけではなく若手投手陣の良き相談相手として“裏方業”にも徹してきた。

 引退を決意した理由について川相は「若手もしっかり育ってくれたし、チームの中でオレの出る状況もなくなった」と話した。本拠地リーグ最終戦となる、きょう15日に出場選手登録され先発出場。あす16日の広島戦(広島)にも出場する予定だ。落合監督は日本シリーズの40人枠入りを明言しており「いつでも試合に出られるように準備はしておかないといけない」とこの日も普段と同じ練習メニューをこなした。チーム52年ぶりの日本一を“置き土産”にすべく、大ベテランは残り少ない現役生活を完全燃焼する。


 ▼落合監督 このチームでの役割は十分に果たしてくれた。今のチーム状況をアイツ無しでは語れない。よく3年間、頑張ってくれた。この先、別の仕事で球団に残る。いいコーチになるだろうし、(選手との)いいパイプ役になってくれるだろう。3年間、お疲れさんと言ってやりたい。日本シリーズは40人枠に入っている。戦力と考えている。

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【日刊スポーツ】

川相の現役引退を発表

 中日は14日、川相昌弘内野手(42)の今季限りでの現役引退を発表した。同選手は7月20日に出場選手登録を抹消。その後は川相のために特設された「メンタルアドバイザー」としてチームに帯同、リーグ優勝に貢献した。引退後は1軍守備走塁コーチに就任する。今季の本拠地ナゴヤドームでの最終戦となる今日15日の横浜戦で出場選手登録され、引退試合が行われるが、21日からの日本シリーズでの出場選手40人枠入りが決まっている。

 通算532犠打の世界記録を持つ職人が日本シリーズを花道に現役を退く。この日、川相はナゴヤドーム内の球団事務所で西川球団社長から来季の1軍守備走塁コーチ就任を要請され受諾。来季からはコーチとして後進の指導に当たることが決まった。川相は「決断に迷いはなかった。若い子も育ってきたし、今後は常勝軍団になる手助けができればいい。(シリーズ要員のため)自分が戦力として入っていけるため、試合にはあすもあさっても出させていただく」と話した。

 川相は03年オフに巨人を自由契約となり、中日監督に就任した落合監督の誘いを受けてテスト入団。巨人時代に培ったバントや守備の技術を荒木、井端らに伝授してチーム強化に貢献した。落合監督は「このチームで十分、役割を果たしてくれた。いいコーチになるんじゃないか」と話した。

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【デイリースポーツ】

川相が引退…来季は1軍コーチに

 職人がバットを置く。中日・川相昌弘内野手(42)が今季限りで24年の現役生活に別れを告げる。本拠地最終戦となる15日の横浜戦後にセレモニーが行われ、通算532犠打の世界記録保持者は来季から、1軍の守備・走塁コーチとして後進の指導にあたる。

 不死鳥がついにその翼を休める時が来た。巨人時代の03年にコーチ就任を前提に引退試合を行ったが、不可解な原監督の解任に納得がいかず現役続行を希望し、落合竜にテスト入団した。縁の下の力持ちとして技術の継承に携わり、今季からはメンタルアドバイザーを兼任して、2年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

 「一度は野球をあきらめた人間にチャンスを与えてくれた落合監督には感謝が尽きません。僕の野球人生に悔いはありません」。24年を振り返る川相の胸に未練はない。万感の思いを抱き、現役最後のユニホームに袖を通す。

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【毎日新聞

中日:「バントの名手」川相引退 15日にセレモニー

 「バントの名手」としてプロ野球の最多犠打記録を持つ中日・川相昌弘内野手(42)が今季限りで現役を引退することが14日、明らかになった。西川順之助球団社長によると、来季は中日の1軍守備・走塁コーチに就任する。ナゴヤでの今季最終戦となる15日の横浜戦前に記者会見し、試合終了後セレモニーを行う。

 この日、西川社長と川相が話し合い、決まったという。選手兼任でメンタルアドバイザーを務めていたが、7月6日の巨人戦を最後に出場機会がなく、現在は1軍選手登録を抹消されている。

 川相は岡山南高から投手としてドラフト4位で指名され、83年巨人に入団した。しかし堅実な守備が評価され、主に遊撃手として活躍した。巨人時代は4度の日本一に貢献。03年に自由契約となり、落合監督1年目の04年、中日に移籍した。

 03年に米大リーグを上回る512犠打を記録。プロ24年目の今季も5犠打を決め、最多犠打記録を532に更新した。通算1907試合出場、1197安打、43本塁打、322打点(14日現在)。ゴールデングラブ賞6回、94年ベストナイン。90、93年オールスター。176センチ、75キロ。右投げ右打ち

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October 14, 2006 21:52

 中日の優勝が決まってから、近日中に来るのでは…と恐れていた事が現実となってしまった。後半戦から落合監督のオレ流超特大嫌がらせチョンボ采配により、出場機会を奪われ続けてきた球界の至宝・川相がついに今季限りでの現役引退を発表したのだ。伊集院光の弟子・金村風に言わせて貰えば…

「絶対許さない! オレ流監督だから、球界が誇る至宝から
 プレーする機会を奪っても関係ないのでしょう。顔も見たくない!」

 何せどう考えても、川相が選手としての限界を感じて辞めたとは思えないからだ…。中日において、選手としての居場所がなくなっただけの事だ。それなら現役を辞めなくとも、中日を出ていけばいいと思うのだが、MA業…と言うか、仮初めのコーチ業で下手に選手に信頼されてしまった事により、出ていきづらい環境が整ってしまった感じだ。情に篤い川相だけに、残ってくれと頼まれれば受けてしまうだろう。巨人を暫定的に引退した時とて、若大将に頭を下げられた事で現役に未練がありながら、一時はコーチ就任を受けたくらいだし…。選手としてのタイプが思いっきりかぶっているヨン様をわざわざ中途トレードで獲得してまで、川相を干す理由がどこにあったのか、未だに納得出来ない。あえて理由を述べるなら、川相をバックアップ要員として専念させる為の陰謀である。そもそも、この伏線はMAに任命された時から張られていたと言えよう。元々、コーチ兼任を打診されていた川相だが、選手専任に固執する為、これを固辞。そこで選手としての立場を認めながら、コーチ会議に出なくてもいいMAと言う肩書きを与える事で無理矢理納得させた訳だ。しかし、結局、MAである事を利用されて、選手でありながら、出場も出来ないのに、延々、一軍に帯同させられ続けるコーチの様な立場を押しつけられてしまった訳だ。この川相をシメる為の深慮遠謀ぶりは茂雄とはひと味違う。茂雄はひたすら精神的,立場的に川相を追い詰めていったが、落合監督は一見、川相や周囲を納得させつつ、実際には選手としての川相を徹底的に追い詰めていた訳だ。ああ、これで桑田が国内移籍を果たしたとしても、川相との夢の対決はとうとう実現しない事が確定。球界初の現役親子鷹も夢と消えたし、まだまだ延々と更新し続けられるであろう犠打通算記録もあえなくストップする事になった
 さて、来季は中日の一軍
守備走塁コーチに就任するとの事。低迷極まる巨人が喉から手が出る程、欲しい人材である事は言うまでもないが、この貴重な人材を見事に囲い込み、巨人復帰を阻止する辺りも狡猾極まりない。川相も家族は川崎なんだし、コーチ業の為に名古屋へ単身赴任するくらいなら、巨人へ帰ってやれよ…。もしかして、もう巨人には帰ってこないのかねぇ。とにもかくにも、このショックからは当分、立ち直れそうもない。ブログはともかく、HPの更新停止は濃厚だなぁ…。

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 消化試合の結果? それどころじゃないんだよ!!

◆D8−1S◆
川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した福留のアーチで先制した中日が逃げ切り。しかし、14残塁1併殺と相も変わらずの拙攻三昧で川相不在の弊害を大露呈! 来季は全試合、川相不在なんだぞ! どうしてくれる!

◆C6−2T◆
求道者・前田がプロ初登板となるルーキー・岩田に会心の22号同点2ランを叩き込むなど、3回4失点KOとプロの洗礼を浴びせた広島が快勝。セ・リーグ借金王・大竹は1ヶ月ぶりの白星で、借金を1つ減らして、吉見(横浜)に並んだ。

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October 13, 2006 23:20

◆S1−1YB
当面の目標は5割復帰くらいしかなくなったヤクルト。この日は先発・ガトームソンが6回まで散発2安打無失点の快投を展開。打線の方は横浜先発・アゴくらに5回まで抑え込まれていたが、6回、青木の二塁打等で一死一、三塁のチャンスを掴むと、寿司職人ラミレスのタイムリーでようやく均衡を破る先制点をゲット。続く7回にも二死から3連打で満塁のチャンスを作ったが、先制打の寿司職人ラミレスが今度はレフトフライに倒れて、三者残塁。1点を追う横浜は8回、リグスのエラーで二死二塁とすると、ここで代わった3番手・藤井から代打・鈴木なおのりが起死回生のタイムリー三塁打を浴びせて、ついに同点。土壇場9回、ヤクルトは米野のヒットと2つの敬遠で満塁と絶好のサヨナラの場面を掴んだが、ここで代打・度会がセカンドライナー。試合は延長にもつれ込んだが、両軍決め手に欠き、結局、延長12回規定でドロー。ヤクルトは対横浜2年連続の負け越しとなり、借金完済を果たすには残り3試合で1つも負けられない状況に追い込まれた。

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October 12, 2006 21:50

◆F1−0H
既に、リーグ制覇は果たし、日本シリーズ出場にも王手をかけた日本ハム。この日、ダルビッシュは恐怖のパ・リーグ撲滅漫画「ドカパロSS」にて、シメにシメてシメられまくっており、昨日のうちに先発しておいたのは正に、不幸中の幸いであった。ダルビッシュが辛くも呪いの直撃をかわした所で迎えた第2戦の先発に指名されたのはルーキー・八木。一方、日本一の夢は断たれ、辛くも望みを繋ぐアジアシリーズへの出場にも後がなくなり、背水の陣となったソフトバンクはエース・斉藤を中4日で投入。カモにしているソフトバンク打線を今日も翻弄する八木との投げ合いは先日の霊感投手・松坂との対決を彷彿とさせる投手戦となった。0−0で迎えた5回、ソフトバンクは一死からズレータが稲田のエラーで出塁。続くホルベルトの打席でエンドランを仕掛けるもホルベルトは空振り三振。二塁へスタートを切っていたズレータはアウトのタイミングに見えたが、グラブを蹴ってボールを弾き出し、盗塁成功…と思いきや、これが守備妨害を取られてしまう。ソフトバンク陣営の猛抗議も認められず、結局、この回は三人で攻撃終了。これで流れは日本ハムに傾きかけたが、斉藤和は落ち着きを失う事なく、日本ハム・ビッグステーキ打線(命名:若大将)に付け入る隙を許さない。しかし、0−0で迎えた土壇場9回、中4日の疲れが出たか、劇団ひちょりを歩かせ、この日初めて先頭打者の出塁を許してしまう。田中賢の犠打で一塁が空き、ガッツを敬遠後、青波の長瀬を空振り三振に斬って取る気迫の投球を展開。延長戦突入まであと一人と言う所で迎えた稲葉のセンターへ抜けようかと言う打球を仲沢がダイビングキャッチし、すかさず二塁に転送するも間一髪セーフ。この間隙をぬって二塁走者・劇団ひちょりが一気に本塁へ突入。川崎の懸命の送球は無情にも及ばず、日本ハムが劇的なサヨナラ勝ちで日本シリーズの出場を決めた。一応、ソフトバンクを応援してはいたものの、やはり、プレーオフ完全否定派としては、こういう結果に終わって良かったのだと思う。過去2年間、2位に大きく差をつけて優勝しながら、何ら優遇措置も与えられず、日本シリーズ出場辞退を余儀なくされたソフトバンクの無念さを思えば、今季から導入された1勝のアドバンテージとやらの存在が大きくものを言う様なもつれた展開にならなかったのも、むしろ救いだったかもしれない。とにもかくにも、3年ぶりに日本シリーズが開催される事になったのは何よりだ。それにしても、ソフトバンク打線は斉藤和に土下座して謝れぃ! 先の西武戦と言い、今日と言い、可哀想過ぎる…。味方が1点も取ってくれないなら、1点も与えなければいい…と言うのが真理かもしれないが、流石にそれは酷と言うものだ。今日は引き分けでもダメだった訳だしなぁ…。2戦続けての斉藤和の快投は、正に、四冠投手の名に恥じない見事な投球だった。この悔しさをバネに、来季こそリーグ制覇を果たして欲しいものだ。

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◆T5−1D
川相不在と言う計り知れないハンデを勝手に背負うナメきった野球を展開しながら、阪神が水島の呪いに苦しんでいる隙に差を広げて、滑り込みで優勝を果たした中日。依然として、川相不在の弊害を露呈しまくっている事から日本シリーズで惨敗を喫するのではないかと不安視されており、日本シリーズへ向けて、万全の体制で臨む為にも実戦から長らく遠ざけられた名手・川相の試合勘を取り戻させるべく、一軍へ引き上げさせるかと思いきや、この日も落合監督は名手・川相を飼い殺すオレ流超特大チョンボ采配を敢行こんな手抜きチームにセ・リーグの代表など任せられないと怒り心頭の阪神は2回、安藤,シャア少佐の怒りの連続タイムリーで2点を先制。5回にはこの日スタメン起用された片岡が引退試合だと言うのにこんな戦力不十分の失礼極まりない布陣を敷かれた事に怒りを爆発させて、タイムリーを放ち、3点目。6回には関本,林に怒りの連続タイムリーが飛び出して、ダメ押しの2点を追加。川相不在の中日打線は安藤の怒りの投球の前に沈黙し、6回まで無得点。7回に森野が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにソロアーチを放ち、完封負けを免れるのがやっとと言う無様な試合展開。安藤は8回からウィリアムス−藤川の怒りのリリーフを仰いだものの、7回1失点に抑える怒りの好投で2年連続の10勝目をマークした。川相不在が故のタイムリー欠乏症は全く回復の兆しを見せず、敗れるべくして大惨敗を喫した中日は日本シリーズへ向けて、不安は大きくなるばかり。日本ハムのシリーズ出場も決まり、無手勝流の日本一の望みも断たれてしまった今、最悪の事態が訪れる前に一刻も早く名手・川相に実戦の機会が与えられる事を祈るばかりだ

◆S5−11YB
順位は決まったものの、借金生活からは抜け出しておきたいヤクルトだったが、先発の霊感投手・高井が4暴投をかますなど、制球が全く定まらない大乱調ぶりで吉村に3ランを浴びるなど、4回途中で8失点KOとなる惨憺たる結果に。終盤、リグス,寿司職人ラミレスの助っ人コンビの一発で追い上げを見せたものの及ばず、借金は2と増えてしまった。

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October 11, 2006 21:35

◆F3−1H
25年ぶりにパ・リーグを制覇した日本ハムだが、この日から始まるソフトバンクとの「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」に負け越す様な事があれば、日本シリーズを出場辞退せざるをえないとあって、絶対に負けられない状況。一方、V4を逃したソフトバンクは既に日本一の夢こそ断たれたものの、王さんの為にも何とかアジアシリーズには出場したいと、高いモチベーションを持って、この一戦に臨んできた。日本ハムの先発は水島の呪いに苛まれつつあるダルビッシュ。この大事な時期に呪われてしまったダルビッシュの動揺をついて、ソフトバンクは初回、川崎,大村の連打でチャンスを作り、松中の犠飛で早くも1点を先制。一方、ソフトバンク先発・杉内に対して、初回一死一、二塁、2回一死三塁と攻め立てながら、あと一本が出ずにいた日本ハム・ビッグステーキ打線(命名:若大将)だったが、3回、一死一、二塁と三たびチャンスを作ると、ここで青波の長瀬がレフト前へ同点タイムリー。更に、二死後、SHINJOがライト前へ弾き返して、一気に勝ち越しに成功。 リードされたソフトバンクはチラホラとヒットは出るものの、走者を溜める事が出来ず、一向に追いつけない。日本ハムも7回に二死満塁のチャンスを逃すなど、突き放せずにいたが、8回、一死一、三塁から金子のどん詰まりの打球がショート後方に落ちるタイムリーとなり、貴重な3点目を追加。ダルビッシュは水島の呪いと言う強大無比な敵に苦しみながらも、見事に1失点完投勝利。これで日本ハムは大手を振っての日本シリーズ出場へ王手。1日ブランクが空いてしまった事で西武戦での勢いがすっかり消沈してしまったソフトバンクは絶体絶命の状況に追い込まれた。ここから奇跡の3連勝はなるのか!?

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 巨人を退団する事が確実視されている桑田だが、移籍先として大本命視されていた悪の温床・楽天が何と桑田獲得に乗り出さないらしい。米田球団代表は「桑田はないよ。育成していく方が大事。何でもかんでも悪の温床・楽天じゃ困る」などとほたえ出したのだ。育成していく事が大事ならばこそ、桑田の様な人材を確保しておく事は重要だと思うのだが…。幹部候補生としてのパイプを形成しておく事も若い球団である悪の温床・楽天には損はない筈だ。「何でもかんでも悪の温床・楽天じゃ困る」の言い分は分からないでもないが、桑田は「何でもかんでも」に含まれる様なただのロートルではないだろうに…。所詮、この球団は悪の温床に過ぎないのか…。この調子では、川相が落合監督の幽閉策に耐えかねて退団する様な事になっても、ここのフロントはまた同じ様な物言いで動かないんだろうな…。くじ運と助っ人だけでチームを浮上させようなんて甘いんじゃ! 「プロ中のプロ。選手の鑑になってくれる」と評して、ドラフト1巡目で獲得した田中(駒大苫小牧)の教育係として任命する様な事をぬかしていたノムさんも「あれはリップサービス」などと発言を翻したのにも幻滅させられた。リップサービスどころか、単に桑田ファンの心情を逆撫でしただけではないか。それにしても、よりにもよって、本拠地ラストゲームでの登板を辞退し、桑田が完全に退路を断ってしまった当日と言うタイミングでこういう動きを見せるかね? チームを出ていこうとする桑田に対して、移籍阻止で引退に追い込むべく、巨人から根回しがあったんじゃないかと言う疑惑もある様だが…。某週刊誌では桑田の移籍先の本命は実は横浜であると言った事が書かれていたが、今の所、スポーツ新聞ではそういう類の報道が全くされておらず、信憑性は何とも微妙な所だ。果たして、国内に受け皿となるチームは現れるのか? メジャー挑戦で日米200勝を目指すのか? 幾ら何でも後者は厳し過ぎると思うのだが…。

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 時間に追われているので、今回のあらすじは簡略化…。

 神山の「地獄のバックファイヤーピッチャー殺し」に根負けし、四球を許してしまったわびすけは続くSHINJOにレフトスタンドへ放り込まれると、更に、ガッツにも一発を浴び、打者4人で3被弾の大炎上。これだけ打ち込まれては交代もやむなしと土井垣らがマウンドに集まる中、「交代反対」と声を挙げる者がいた。その男は台詞の大半が「キ」で済まされていたサル。まともに喋り出した事に呆然とするナインを後目に、サルはわびすけが不調なのではなく、リードが悪いと痛烈な山田批判をかますのだが…。

 サルが喋ると言う衝撃的(?)展開で「平成16年の8号に登場してから初めてしゃべったな」などと、水島氏の作風らしからぬギャグまで飛び出した訳だが、そんな事はどうでも良く、桜木の台頭で一時はレギュラー落ちの危機に苛まれていたサルがたかだか人語を発しただけでキャラが立ってしまい、桜木の「小岩鬼」たる所以が下手すると来年まで先延ばしにされかねないと思うと、げんなりする事しきりである。実際の所、サルは初登場時に既に喋ってるんだが…。劇中での山田批判はタブー視されているに思われているかもしれないが、岩鬼はしょっちゅう批判してるし(こいつの場合、大半が言いがかりだが)とか、殿馬もたまにやってるだろう。それに劇中でなければ、山田にはいくらでも批判される要素があるので、さして衝撃的な印象は受けなかった。所詮、リードの善し悪しなどと言うのは、相手の裏をかけるか否かな訳で、相手打者の思考が水島氏の匙加減で調整されている以上、山田のリードに関しては元々さしたる説得力などないのだ。むしろ、わびすけはそもそもこの程度の投手である…と言う事に関しての方が遙かに説得力がある様に思う。赤城山時代の関節外して投げる技を封じられたわびすけはただの三流投手にしか見えない訳で、その事実をわざわざ山田批判してまで覆してしまう事もないだろうに…。また、今回の一件は山田バッシングやサルが喋った事などよりも、殿馬ですら気付かなかった山田のヘッポコリードをサルが気付いてしまった…と言う事の方が衝撃的である。殿馬ですら気付けなかった事をサルが何故気付けたのかに関して、描写を誤ってしまうと殿馬のステータスがガタ落ちしかねないので、今から心配で仕方ない。さて、ここまでの展開、日本ハムを持ち上げまくっている様に見えるだろうが、これだけ点差がついたと言う事は、この後、東京が巻き返すのは想像に難くない訳で、それはつまりダルビッシュがメッタ打ちを食らう事を意味していると言っていい。水島の呪いにより、ダルビッシュの選手生命が断たれない事を祈るばかりである。

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October 10, 2006 22:21

◆G3−9D
当初のペースならば9月初めには余裕で優勝のゴールテープを切れていた筈が、川相不在と言う絶望的な状況を2ヶ月以上も続けた事で未だに優勝出来ずにいる中日。それでも阪神が水島の呪いに苛まれていた際、1つも貯金を作れなかった事に大いに助けられ、ようやく優勝へ王手をかけて迎えたこの試合。流石に、ここまでくれば、名手・川相をスタメン起用して、一気に優勝を決め、胴上げに参加させるだろうと思いきや、落合監督はこの期に及んで、名手・川相を一軍に昇格させないオレ流超特大チョンボ采配を敢行。カモの巨人相手なら、川相を使うまでもなく勝てると考えているにせよ、功労者である名手・川相を一軍の選手として胴上げに参加させようと言う心遣いなど、全く感じられない究極無比の乱心采配に失意のどん底に叩き落とされた中日は初回、先頭の荒木がヒットで出るも、後続を断たれて、荒木は一塁に釘付けと早くも川相不在の弊害を露呈。3回にも先頭の谷繁が出たにも拘わらず、人斬り抜刀斎がヘッポコバントをかまして、最悪のゲッツー。しかし、続く4回、福留のセ・リーグ新となる46本目の二塁打等で二、三塁のチャンスを作った所で、T.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドの看板を直撃する特大3ランをぶち込んで、3点を先制。だが、3点のリードごときでは川相不在の不安感は拭えないのか、先発・人斬り抜刀斎はその裏、ニックンに被弾。5回のチャンスにまたもヘッポコバントをかまして、チャンスを潰してしまった人斬り抜刀斎はそのショックが癒えないのか、7回にはマッスル千代の富士,小久保と連続アーチをぶち込まれ、試合はその儘、延長へ突入。中日は11回、無死一、二塁と絶好のチャンスを掴むも、森野が立て続けにヘッポコバントをかますと、代打・ヨン様,英智と悉く打ち上げて、二人の走者は一歩も動けず仕舞い。12回には先頭の谷繁がヒットで出るも、今度は岩瀬がヘッポコバントをかました挙げ句に三振。しかし、ここから荒木,井端,福留と3連打を浴びせて、ついに勝ち越しに成功。更に、ここでT.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにこの日2本目となる47号グランドスラムを叩き込み、ダメ押し。その裏は岩瀬がきっちり締めて逃げ切り、中日が2年ぶりのリーグ優勝を飾った。またもや一見、劇的に見えるが、再三再四ヘッポコバントをかますなど、川相不在が故の拙攻三昧で無駄に苦戦して、長引かせた結果に過ぎないと言う後半戦十八番の試合運びであり、こんな調子では日本シリーズで惨敗を喫しかねない。しかし、現在、日本ハムは水島の呪いに苛まれている最中であり、「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」でソフトバンクに敗れて、日本シリーズを辞退する可能性も十二分に考えられる所。ソフトバンクが出場辞退した2年前と同様の無手勝流による日本一奪取に期待するしか道はないのか!? 真っ当な形で日本一を掴み取る万全の体制を作る為にも一刻も早い名手・川相の一軍昇格が待たれる所だ

◆S13−8C
今季の5位が確定してしまい、広島ファンは最早、求道者・前田が少しでも2000本安打に近付く様を楽しみにするしかないと言うのに、ブラウン監督はまたもや求道者・前田を外し、新井がいないとウエスタンリーグやフェニックスリーグと殆ど区別のつかないショボいオーダーを展開。しかし、このショボいオーダーが頑張りを見せる。初回、ルパン広瀬,森笠の連続タイムリーで2点を先制。その裏、岩村の2ランであっさり追いつかれ、2回には青木のタイムリーであっと言う間に勝ち越されるも、3回、一死三塁から森笠が同点スクイズに成功。更に、5回にはルパン広瀬に2ランが飛び出して、再び勝ち越し。しかし、その裏、ヤクルトはリグスのヒットを皮切りに日本タイ記録となる9人連続安打を浴びせるなど、大量10点のビッグイニングを形成。この後、広島は3点を返す粘りを見せたものの、最後の最後で出てきた求道者・前田は四球に終わり、あと一歩及ばなかった。

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October 09, 2006 22:05

◆S1−10D
依然として、タイムリー欠乏症は深刻を極めている状態であるにも拘わらず、マジック2とした事で余裕ぶっこいているのか、落合監督はこの日も名手・川相を一軍に引き上げないオレ流超特大チョンボ采配を敢行。失意のどん底に叩き落とされた中日はヤクルト先発・石川の前に2回までノーヒットと沈黙。3回も簡単に二死を取られるも、荒木がセンター前へチーム初安打を放つと、続く井端が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2ランを叩き込み、先制。その裏、二死満塁のチャンスを作ったヤクルトだが、寿司職人ラミレスの大飛球を英智のファインプレーに阻まれ、三者残塁。これで意気消沈となったヤクルトに対して、中日は直後の4回、谷繁の通算1500安打となるタイムリー二塁打や川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出したT.ウッズのバックスクリーンへのグランドスラム等で一挙8点のビッグイニングを形成し、試合を決定付けた。これでついにマジックを1とし、優勝へ王手をかけた中日だが、川相不在が故の一発依存野球は相変わらずであり、こんな調子ではいつ連敗ロードに陥るか分からない。最悪の事態を迎える前に一刻も早い名手・川相の一軍昇格が待たれる所だ

◆YB5−3C
横浜は2回、先頭の村田が先制アーチを浴びせると、更に、吉村の二塁打の後、金城がタイムリーを放って、この回、2点。4回には二死から四球とヒットでチャンスを作り、相川の2点二塁打の後、久々の勝利に燃えるハマのチンピラが自らを援護するタイムリー三塁打を放って、5点目。しかし、簡単に白星を掴めないのが、この頃のハマのチンピラ。広島は5回、ルパン広瀬の一発でまず1点を返すと、6回には求道者・前田のタイムリー二塁打,新井の犠飛で2点差。たまりかねた牛島監督は7回から継投モードに切り替えると、加藤ーゲーリー川村と繋いで、最後は守護神・クルーンが3人で締めて、逃げ切り。ハマのチンピラは8月2日以来となる8勝目。横浜は対広島5年ぶりの勝ち越しを果たし、リトル万永くんの引退試合に花を添えた。一方、求道者・前田はマルチ安打で打率は.309と上昇。残り14打数ノーヒットでも3割キープとあって、3年連続の3割はほぼ確定か!? だからと言って、下手に温存したりしないで、しっかり使ってくれよ>ブラウン監督

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◆L1−6H◆
日本ハムとの「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」を賭けたこの試合。西武がオツを起用する万全の体勢で来たのに対して、ソフトバンクは忘れた頃にしかいい投球をしないはーちゅんを使わざるをえない苦しい展開。しかし、前にいい投球をしたのがいつだったのか、すっかり忘れている頃だったのが奏功したか、はーちゅんは4回まで散発2安打無失点の好投。一方、オツも昨日、大爆発したソフトバンク打線相手に4回を1安打の快投。0−0で迎えた5回、ソフトバンクは二死から連打でチャンスを作るも、山崎が空振り三振で先制ならず。すると、その裏、西武は先頭の礒?が四球で出塁。すかさず二盗を仕掛けて憤死するも、これでホッとしてしまったはーちゅんの心の隙を見逃さず、中村がレフトスタンドへ放り込んで、ついに1点を先制。追いかける展開となったソフトバンクは6回、一死一、二塁で主砲・松中を迎えるもショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。中村の一発が重くのしかかりつつ迎えた7回、一死二塁のチャンスにホルベルトがライト前へのポテンヒット。捕球されるかどうか迷ったズレータは三塁止まりとなるも、打ったホルベルトが一気に二塁を陥れる好走塁を決めたのが、実に大きかった。二、三塁となってこの日2安打の田上に期待がかかるも強い当たりのショートゴロに倒れて、二死となるも、ここで出てきた代打・稲嶺がライト前へ会心のタイムリーを浴びせて、ついに同点。ライト・福地がかなり前で守っていた為にホルベルトは三塁でストップ。続く川崎が歩いて、満塁となった所でオツをKOするも、代わった星野の前に大村が打ち取られ、勝ち越しならず。しかし、この時、ブラッシュボールを投げ込まれた大村にガンを飛ばされ、すっかりびびってしまった星野は直後の8回、全くストライクが入らず、代打・仲沢,松中と連続四球でKO。ここで代わった山岸に対して、ズレータが2試合連続となる3ランをぶち込んで、一気に3点を勝ち越し。押せ押せのソフトバンクは更に、途中出場の的場にタイムリー二塁打が飛び出し、この回4点。更に、9回には昨日の大爆発から一転、この日はブレーキだった松中がタイムリー二塁打を放ち、ダメ押し。その裏、西武は馬原相手に無死一、二塁と粘りを見せたものの、後続を断たれて、万事休す。結局、西武は涌井を使いそびれた儘、今シーズンに幕を閉じる事に…。会心の逆転勝利を飾ったソフトバンクは「アジアシリーズ出場権争奪戦出場権争奪戦」史上初となる3位チームでの第1ステージ勝ち上がりを果たし、いよいよ日本ハムとの最終決戦に臨む事となった。

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