May 2006

May 31, 2006 22:19

◆F4−11G◆
不運と言うか自業自得と言うか、試合に出てもいないのに顔面に打球の直撃を受け、リタイアしていた春風亭半ケツがようやく復帰登板。毎回の様に走者を背負いながらも踏ん張っていた春風亭半ケツだが、肝心の味方打線リーの前にが5回までノーヒットと悲しいくらい援護を貰えない。我慢比べも限界に達したか、5回に木元の二塁打で先制されると、6回にはSHINJOに一発を浴びるなど、3点を失い、失意のKO。この儘、ズルズルと6連敗を喫してしまうのか…と思われた矢先の7回、無死満塁から押し出し四球でようやく1点を返すと、ここでリーが降板。このリーの交代で流れは一気に巨人へ。阿部の併殺崩れの後、怒濤の7連打で大量9点のビッグイニングを形成。どうせ打つなら、あと1イニング早く、春風亭半ケツがマウンドにいる時に打って欲しかったものよ。最後は失敗続きの豊田が無難に締めて溜飲を下げ、悪夢の連敗はようやくストップ。下降線を辿る一方だった巨人だが、会心の逆転勝ちで5月を締め括り、いい形で6月反攻に臨む事となった。

◆Bs4−1D
今日も炸裂した落合監督のオレ流大チョンボ采配により、中日の大拙攻が始まった。初回二死満塁のチャンスで立浪が凡退。ああ、またこのパターンか…。今まで何度このシーンを見せられたか分からないが、あろう事か続く2回も二死満塁のチャンスを逃す大失態。となれば、当然の様に川相不在では一発に賭けるしかないと言う思考に辿り着いたT.ウッズの一発でようやく1点を先制するも、更に続いたオチョアのヒットを森野がしっかりゲッツーで潰してしまう有様。すると、その裏、連打でピンチを迎えた所で、渡辺が痛恨の同点タイムリーエラー。更に、水口の犠飛で勝ち越された後、破戒僧・清原のセカンドゴロで森野が無理な体勢から本塁へ送球するフィルダースチョイス。更に、暴投で4点目を献上。拙攻拙守と言う川相不在時の王道パターンが炸裂した上、川相がフル欠場に追い込まれれば、勝てないのも道理と言うものであろう。これで中日は連勝が3でストップし、一夜限りで3位に転落してしまった。余談だが、野選で打点を稼いだ破戒僧・清原は大杉を抜いて、通算打点で単独7位に浮上した。

◆YB2−3H
新垣が右太腿肉離れで登録抹消。四本柱の一角を失っただけに、残りの三本で負ける訳にはいかないソフトバンクは初回から2点を先制するも、あっさり村田の一発で追いつかれてしまう。3,4回と無死二塁のチャンスを逃すなど、焦りが募り始めたが6回にズレータの値千金のタイムリー二塁打で勝ち越し。先発・和田は制球に苦しみながらも7回を2失点で切り抜けると、以降は小刻みな継投で1点のリードを守りきった。敗れた横浜先発・那須野はこれで3連敗。毎度悪い投球じゃないんだが、イマイチ踏ん張りきれんのぅ…。

◆T3−6E◆
投げども投げども白星も黒星も転がり込んでこない杉山。この日は4回まで無失点と好投しながら、味方打線が沈黙し、5回に先制点を許してしまう。しかし、その裏、矢野,シャア少佐のタイムリーで一気に逆転。代打を出された事もあって、杉山の命運はリリーフ陣に託された。ダーウィンがいきなり3連打で1点差と詰め寄られたが、7回から復帰登板のウィリアムス、8回から藤川がそれぞれ無失点で切り抜け、守護神・久保田に繋ぐと言う今季初のJFKリレーが実現。しかし、よりにもよって最後を締める筈の久保田が大乱調。代わりばな連続四球でピンチを作り、鉄平の2点タイムリーで逆転を許したばかりか、自らのタイムリーエラーでダメ押し点まで献上する始末。その裏、福盛から一発が出れば同点のチャンスを作ったものの、最後は矢野が倒れて万事休す。またしても杉山に勝敗はつかず、一方、一人抑えただけの悪の温床・楽天4番手・青山にプロ初白星が転がり込んだ。

◆L5−4C◆
広島の先発は開幕6連敗中の大竹だったが、序盤に3点のリードを貰う有難い展開。決して調子が良かったとは言えないものの、要所を締める粘りの投球で6回まで1失点の好投。いよいよ待望の初白星なるかと思いきや、7回に先頭の中村にヒットを浴びた所で降板。回の頭からではなく、あえてこのタイミングで降ろした意図がイマイチ分からないのだが、結果的にこれが大誤算。代わった佐竹が福地のタイムリーで同点に追いつかれ、大竹の白星を粉砕すると、3番手・横山が痛恨の暴投で勝ち越し点を献上。代打・浅井のタイムリー内野安打で追いつき、延長に持ち込んだまでは良かったが、最後は赤田のタイムリーでサヨナラ負け。広島は4試合連続1点差ゲームとなったが、その内訳が1勝3敗とあっては何とも悔やまれるばかりだ。

◆M7−9S
交流戦首位攻防第2戦。中井美穂の旦那が久々の先発マスクを被って臨んだヤクルトは寿司職人ラミレス,宮出の2度に渡る連続タイムリー等で5回までに2−7と大量リード。この日は楽に逃げ切れるかと思いきや、3番手・坂元が一死も取れずにKOされると、木田画伯も捕まって、試合は振り出しに。9回同点の場面で小林雅を投入し、投入即勝ち越しのジンクスに期待したロッテだが、そうそううまくいかず、延長に突入。11回表、一死二塁で一軍に上がってきたばかりの謎の新助っ人・ミラーが来日初登板となったが、日本で最初の対戦打者となるリグスにいきなり決勝2ランを叩き込まれて轟沈。その裏、9回から登板の松井が3イニング目となるロングリリーフを無難にこなし、ヤクルトが交流戦首位タイに返り咲いた。因みに、中井美穂の旦那は5タコの大ブレーキで、リード面でも5点差を追いつかれると、延長からは米野にマスクを譲るなど、全くいい所はなかった。

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 昏睡状態から目覚めた寿也は準決勝に向けて練習を再開しなくてはと病室を出るが、廊下は真っ暗で人の気配が全くない。すると奥から3人の人影が現れた。それは紛れもなく美穂と寿也の両親であった。迎えにきたと言う美穂に、今更、何を…と思いながらも、喜びかけた寿也だったが…

「あたし達はただプロ野球選手になって潤って.るお兄ちゃんにお金を貸してほしいだけなの」
「……それ以外に何もないでしょ、寿也……?」
「お前は誰からも愛されていないんだからな」

 

「うあああああああーーっ!!」

 

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May 30, 2006 22:41

◆F12−2G◆
巨人の連敗ロードが止まらない。先発・内海がまさかの初回4失点。しかも、絶不調の青波の長瀬に先制3ランを浴びてしまうとは…。この後、ニックンがヘッポコエラー,内海がヘッポコ悪送球,小久保がヘッポコ悪送球,木元がジャンピングボレーなど、拙守を連発するわ、中継ぎ陣も火だるまに遭うわで大量12失点。打っては小久保が一発を放った以外、手も足も出ない。9回にここまで3打席連続三振の李が帳尻合わせの一発をかました事など、却って腹立たしいだけであった。ダルビッシュに完投を許しての完敗でとうとう5連敗となってしまった。

◆Bs1−3D
毎度お馴染みの落合監督のオレ流大チョンボ采配により、川相を欠いての戦いを強いられた中日。初回は二者残塁,2回はゲッツー,3回は三者凡退と拙攻のオンパレードで4回も先頭の福留がヒットで出た直後、T.ウッズがゲッツーと目を覆わんばかりの惨状が繰り広げられたが、この後、3連打が飛び出して待望の1点を先制。すぐさま追いつかれてしまったが、7回に渡辺,英智の連続タイムリーで再び勝ち越し。最後の最後でようやく名手・川相がサードの守備に投入され、辛くも逃げ切り、3連勝となった。ガルシアに代打を出すとロクな事はないぞ!>中村監督

◆YB3−8H
新垣が2回の走塁で右太腿を痛めて、初回を投げただけで降板するアクシデント発生。勝ち頭を先発に立てたと言うのに、いきなりの非常事態に見舞われたソフトバンクだが、代走に投手の西山を立てて凌いだこの回に5安打を集中し、横浜の拙守も手伝って、大量5点をゲット。いかんせん緊急登板は厳しかったか、2番手・佐藤が3点を失うも、3番手・竹岡が好投して、横浜へ傾き賭けた流れを食い止めたのが大きかった。横浜はまたも拙守でピンチを作って、ダメ押し点を失い、試合を決定付けられた。

◆T5−2E◆
井川相手に山村が堂々と渡り合う素晴らしい投球。初回にノーヒットで1点を許したものの、以降は付け入る隙を許さない。悪の温床・楽天は4回に牧田のタイムリーで勝ち越しに成功。この1点が阪神に重くのしかかっていたが、8回に代打・スペンサーが起死回生の一発で同点に追いつくと、キュラソ星人の3ランで一気に勝ち越し。9回に打順が回るからなのか、ここまでキュラソ星人を完璧に抑えていたからなのかは分からないが、山村を引っ張り過ぎてしまったのが悔やまれる。最後は守護神・久保田が締めて、阪神が会心の逆転勝利を果たした。

◆L3−2C◆
クリーンアップの3連打で先制する会心の立ち上がりを見せた広島だったが、先発・佐々岡がかつての同僚・江藤のヒットを皮切りに4連打であっさり逆転を許した上、福地のスクイズで3失点。すかさず嶋のタイムリーで追撃態勢といきたい所だったが、これ以降、完全に打線が沈黙し、あと1点が届かず。昨日は残塁地獄で、今日は貧打か。どうも打線がうまい事機能しないねぇ…。

◆M8−1S
交流戦首位タイで並ぶ好調同士の対決となったが、ロッテが1,2回で3点ずつ奪う猛攻でヤクルト先発・石川をKOし、あっと言う間に試合を決定付けた。ロッテ先発・小野は走者を出してはゲッツーで切り抜けるなど全く危なげのない投球を展開。薮田が右肩痛で離脱してしまった矢先、完投勝利でリリーフ陣を休ませる事に成功。しかし、完封まであと2人と迫りながら、リグスに被弾したのは何とも勿体なかった。これでロッテは5連勝で交流戦単独首位に浮上

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 オールスターのファン投票第1回中間発表が行われた。阪神勢が11ポジション中10人トップだとか、現役引退表明のSHINJOが案の定、最多得票だとか、どこでも触れている様な月並みな話も何なので、違う意味で気になった話を…。パ・リーグの捕手難は深刻極まりないと言う事実が改めて浮き彫りになったなぁと言う件だ。昨年まではJ.マッケンジーが不動の地位を築いてきた訳だが、本命不在の今年はどうなるかと思えば、暫定1位が里崎…。まぁ、里崎は真っ当な使われ方をされれば、それなりの数字は残しそうな気はするのだが、現実として、あんな使われ方な訳である。オールスターにパ・リーグの代表として出てくるには捕手としての活躍が物足りなさ過ぎるのだ。以下の面々を見ても、炭谷,ボン野村,山崎,的場…と、不動の正捕手を務めてるヤツが一人も出てこない。明らかに一軍レベルとは言いがたいがノムさんの親バカ采配で出場機会が増えているだけのボン野村が3位に入ってしまっている辺り、もう世も末であるし、ルーキー捕手として開幕一軍を果たした炭谷も今や二軍で再調整となって久しい。今のパ・リーグ、ほぼ不動の正捕手と言えるのは唯一、日高だけなのだが、その日高が5位にすら入れない程、影が薄い有様だ。ベンちゃんとかガッツとか北川とか、下手すりゃ、礒部や江藤(!)ですら、元々のポジションである捕手でノミネートしたら悠々トップ当選しちまわないかと思ってしまうのだが…。そこへ行くと、セ・リーグのベスト5は監督兼任の中井美穂の旦那を除けば、皆、不動の正捕手で固められている。この両リーグの違いはあまりにも極端なのだが、この事態を生み出しているのは果たして、リーグの質の差なのか、たまたまなのか? パ・リーグの捕手がなかなか育ってこない理由として、最も可能性が高いのは、水島の呪いだけどな。パ・リーグの代表捕手は山田太郎なのだから、他の奴らが育つ必要などない!…と言う負の水島オーラに取り憑かれていると言う…。

PS.リックが遊撃手部門で5傑入り出来ないのは、やはり、登録名変えたのがまずいのか!? 一刻も早く「ショート」に戻すべし!

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May 29, 2006 23:18

◆E3−4C◆
この所、勝ち負けはともかくとして、一応、先発として最低限の仕事は果たしてきた悪の温床・楽天先発・朝井が大乱調。立ち上がりから四球連発で満塁のピンチを作り、求道者・前田のタイムリーで2点を献上。広島はここで一気に攻め立てたい所だったが、新井が走塁死した後に栗原が二塁打を放つチグハグな攻撃で、結局、2点止まりだったのが痛かった。一方、広島先発・ロマノは3回までノーヒットの快投を見せていたが、4回、倉が1個,新井が2個と立て続けにエラーを連発されて、試合は振り出しに。すかさず嶋の一発で勝ち越した広島だが、悪の温床・楽天は6回に憲史のタイムリー二塁打で再び同点。試合は広島が攻めて攻めて攻めまくっていたが、どうしてもあと一本が出ず、9回まで実に12残塁(+盗塁死,走塁死,併殺各1)の大拙攻。悪の温床・楽天は4番以降がノーヒットでよくもまぁ3点も入ったなと言う壊滅的貧打ぶりで、両軍決め手のない儘、延長に突入。3−3で迎えたラストイニング、悪の温床・楽天のマウンドは実に9人目となる谷中。これに対して、広島は求道者・前田がサード内野安打で口火を切ると、一死後、末永がレフトオーバーのタイムリー二塁打を浴びせ、代走・天谷が返って、ついに勝ち越し。更に、森笠のヒットで追加点を狙ったが、牧田の好返球の前に末永は本塁憤死となり、1点止まり。その裏、ベイル不在の広島は永川が3イニング目のマウンドへ向かったが、疲れの色も見せずに3人で退け、4時間41分のロングゲームに終止符を打った。悪の温床・楽天相手に3タテを食らうと言う最悪の事態を何とか回避した広島だが、この日は勝って当然の試合展開。拙攻拙守でここまで手こずってしまった事自体、不甲斐ないと言える。勝ったとは言え、手放しで喜んではいられないだろう。

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May 28, 2006 21:33

◆G3−7M◆
今日もロッテ応援団に苦言を呈してみるの事(あくまでロッテファンではなく、ロッテ応援団への苦言である)。毎度毎度、牽制球投げる度にブーブーうるさいんだよ! やり過ぎだろってくらい執拗に牽制したり、もう試合が決している様な状況で無為に牽制したりするケースがたまにあるけど、牽制に対するブーイングってのは、そういう時にやるもんだろ! ヤクルトの応援団もよくやってるけど、ホント、あれは鬱陶しい。お前らが応援してるチームは牽制球しないのかよ!? それが26人目の選手とやらのやり口なのか? あんなプレッシャーのかけ方はとてもフェアとは思えない。李へのブーイングと言い、ロッテ応援団はクリーンで好感が持てるなどと、持て囃されていたのも、今は昔の事の様だ。機械的なブーイングを飛ばす暇があったら、シャレの利いた野次でもガンガン飛ばして貰いたいものである。試合の方だが、ロッテが1点を先制するも、ロッテ応援団が李と差別化して、エールを送っている小坂がタイムリーを放ち、同点。今江の2ランで再びロッテがリードを奪うも、ロッテ応援団が小坂と差別化して、ブーイングを送っている李が連夜の一発をかまして、またも同点。小坂の時はニヤけていたかもしれないが、この一発には間違いなく腸が煮えくり返る想いのロッテ応援団であろう。さて、ロッテ応援団バッシングはこの辺にしておいて、今日は成りを潜めていたあの男の怒濤のチャンスブレイカーぶりが大復活してしまった事を挙げねばなるまい。初回の無死一、二塁での見逃し三振に始まり、6回二死一、二塁,8回二死一塁のチャンスも悉く打ち上げて、攻撃を終わらせる有様だ。先発・西村は奮闘していたが、リリーフ陣がいただけなかった。林がホームランバッターではないフクーラに被弾し、勝ち越し点を献上。9回に負けている場面ながらも登板してきた豊田はフェルナンデスに悪夢のサヨナラ3ランを浴びて以来のマウンドとなったが、いきなり先頭の堀に一発をぶち込まれ、これで8日越しで二者連続の被弾。更に、今江,里崎とタイムリーを浴びて、完全に試合をぶち壊してしまった。本来、出てくるべき場面ではない所であえて出した事で勝利への強い意志を見せようとした若大将の采配は完全に裏目に出てしまった。やはり、豊田は21,24日のいずれかに投げさせておくべきだったよなぁ…。悪いイメージを引きずった儘、登板間隔が随分と空いてしまったのは気の毒ではある。今後、ズルズルと凋落の道を辿らない事を祈るばかりである。デーゲームで阪神が負けた事でやたらと(現時点では)首位(タイ)である事を強調していた日テレの中継であったが、僅か4時間弱で首位陥落となってしまった

◆H1−9D
今日も今日とて川相不在を強いられた中日は序盤から大苦戦。初回に松中の二塁打で失った先制点が重くのしかかる。2回二死一、二塁,4回無死一塁のチャンスを逃すなど、ゼロ行進を続けていたが、5回、本間のエラーで貰ったタナボタのチャンスに渡辺が同点タイムリー。相手のミスで流れを引き寄せた中日は続く6回に川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出したオチョアの8号2ランで勝ち越しに成功。7回には杉内をKOし、3点を加えると、8回にも3点を追加し、試合を決定付けた。最後の最後でようやくサードに入った川相の絶大な安心感をバックに先発・小笠原はプロ初完投で2年ぶりの白星をマークした。因みに、この試合、シーズン中に育成選手から昇格となったソフトバンク・西山がプロ初のマウンドに上ったのだが、結果は1回を3失点とプロの洗礼を浴びる結果に終わってしまった。ソフトバンクももう少し後ろが整備されないとキツいだけに新しい芽には出てきて欲しい所なのだが…。

◆Bs4−7YB
横浜3点リードで迎えた9回裏、マウンド上はクルーン。果たして、偽バファローズファンは昨日の再現を期待してしまっただろうか? あんな事を2日も続けられてしまう様では守護神としての存在意義は完全消失してしまう事を流石にクルーンも分かっていただろう。幸いと言うか、8回の攻撃が破戒僧・清原で終わっていた事もあり、若干、プレッシャーも軽減されたかもしれない。いきなり松田さんに痛打されてヒヤリとさせたが、後続3人も無難に退け、昨日の借りを返した。偽バファローズの連勝は4でストップ。開幕当初は復活を予感させた前川も4月7日以来白星から遠ざかっているばかりか、6回まで投げる事すらままならない状態だ。かと言って、代わりにめぼしい先発候補もいないんだよな、このチームは…。

◆L5−4T◆
ついに掴んだ首位の座を何とかキープしたい阪神だったが、3回まで6残塁の大拙攻。1番に入ると何故か打つ?スペンサーの一発で一気に逆転成功するも、オクスプリングが持ち堪えられない。8,9回も2人の走者を出しながら、あと一本が出ず。ダーウィン,能見がパーフェクトリリーフ,藤川も6連続三振と素晴らしい投球を見せるなど、中継ぎ陣の踏ん張りで延長に突入したが、久保田があっさり捕まり、サヨナラ負け。この段階で巨人に並ばれてしまった阪神だったが、ナイターで巨人が惨敗した事により、再び単独首位の座を取り戻した。

◆F3−2S◆
場所を旭川に移しての第3戦。2,3,4番と繋がっている助っ人トリオがそれぞれ2安打ずつ放っても、何故か2点しか取れない拙攻続きのヤクルト。対する日本ハムもヒットは全て散発で、鶴岡の一発による2点しか取れない。スコアの割には凡戦模様漂う試合の決着はやっぱりミスのオンパレードであった。2−2で迎えた8回裏、SHINJOのセカンドフライをラロッカが落球,一死後、稲葉のピツチャーゴロを霊感投手・高井が二塁に悪送球。この後、四球で満塁となった所で、今度は松井が暴投でSHIJNOが勝ち越しのホームイン。ノーヒットでタナボタの決勝点を貰って、MICHAELが悠々と締めた日本ハムが逃げ切り。また伊集院光の弟子・金村に白星が付かなかったのは残念だ。ヤクルトの連勝は4でストップとなったが、終盤の勝負所でこれだけミスが続けば、そりゃ負けても仕方ないわな。

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May 27, 2006 18:07

◆G4−6M◆
小坂にはエールを送り、李にはブーイングを送る。移籍の経緯を考えれば、ロッテ応援団のこの差別化行為に理解出来ない事はないのだが、そういう感情を抱くだけならともかく、こういう事を球場で組織的にやっちまうと言うのは、非常に陰湿極まりない。ただでさえ、李が4番にいる事で巨人戦は韓国中に放映されている訳であり、下手をすれば、小坂が日本人で李が韓国人だから差別化しているなどと勘違いした韓国人の反日感情を無駄に煽りかねないだけなので、こういう事はやめて欲しいものである。さて、それはともかくとして、デーゲームで阪神が勝ち、負ければ首位陥落が確定すると言うプレッシャーか、先発・カリメロがいきなり3連打で先制される苦しい展開。2点ビハインドで迎えた4回、ベニー松山の後逸,西岡のヘッポコ悪送球など、ロッテの守乱にも助けられ、1安打で2点を返し、同点とした巨人は続く5回に李がブーイングに反発するかの様に勝ち越し2ラン。この儘、逃げ切りたい所だったが、久保,林のリリーフ陣が持ちこたえられずに延長に突入。持ち前の勝ち運に期待して福田を送るも、いきなり四球の後、3連打で2点を勝ち越されてしまった。。最後は小林雅からまたも李が怒りの二塁打で意地を見せたが、後続を断たれ、万事休す。これで3連敗の巨人はついに首位の座を阪神に明け渡す事になってしまった。

◆H3−4D
昨夜の完封負けの反省など微塵もないのか、またも落合監督は名手・川相をベンチに追いやるオレ流大チョンボ采配を敢行。常軌を逸する指揮官のやり口に重苦しいムードが漂う中、自分がやるしかないと言う責任感から、気を吐いたのが福留。第1打席に先制タイムリーを浴びせると、同点で迎えた3回の第2打席では川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに勝ち越し12号ソロ。4回に森野のヘッポコ悪送球(記録は内野安打)の後、ズレータの2ランで逆転された直後の5回の第3打席では走者一掃の逆転タイムリー三塁打。悉く肩書き付きの打点を上げ、気付いてみれば、サイクルヒットにリーチ。残すは比較的、難易度の低い二塁打だったが、第4打席は見逃し三振に倒れて、5度目の打席が回ってくる事はなかった。さて、川相不在と言う逆境下、先発・朝倉は何とか7回を3失点で切り抜けると、平井を挟んで、最後は守護神・岩瀬を投入する必勝リレー。ここでようやく名手・川相が守備固めで入ったが、森野はセカンドの儘で、川相はサードへ。あんな送球を見せられると、川相がセカンドに入った方がいいんじゃないかと思わずにはいられないのだが、幸い大事には至らず、1点差で逃げ切った。今日は福留サマサマであるが、逆に言えば、福留が不発なら負けていた訳だ。一歩間違えば、敗れていた試合である事を忘れてはいけない。一歩間違う可能性を少しでも下げる為にも、名手・川相のスタメン起用が待たれる所である

◆Bs7−6YB
前夜、途中退場のハマのスペランカーが元気にスタメンで登場し、先制タイムリー。一旦は逆転去れるも、石井タクローの一発で再逆転。6回には村田,相川の連続タイムリーで4点差。完全に試合の流れは横浜に傾いていた。いかにDH制で打順が回ってこないからとは言え、ここまで6点を失いながら、先発・平野佳を最後までマウンドから降ろそうとしなかった中村監督には何か予感めいたものがあったのだろうか? 土壇場9回、横浜は守護神・クルーンを送り込む必勝パターン。3点差でクルーン投入となれば、誰もが横浜の勝ちを疑わなかったであろう。しかし、このクルーンが大乱調。いきなり代打・牧田にライト前に弾き返されるなど、一死満塁の大ピンチを迎えてしまった。一発が出ればサヨナラとファンは過度な期待してしまう場面だが、そうそう都合よくそんな一発は出ないものである……が、出た。打ったのは破戒僧・清原。打つべき男が打っての会心の逆転サヨナラ劇であった。そして、マウンドから降ろされなかった事により、平野佳には5勝目が転がり込んだ。この儘、負けていれば、八木との新人王争いに大きく後退する所だっただけに、この白星は大きいだろう。

◆L0−2T◆
ゼブラ今岡が右手首痛により、ついに登録抹消となってしまった阪神。昨日の霊感投手・松坂に続き、今日もオツ相手に一向に点が奪えず、7回までゼロ行進。しかし、今日は先発・江草が頑張った。立ち上がりこそ苦しんだが、尻上がりに調子を上げていき、西武打線に点を与えない。両軍一歩も譲らぬ儘、迎えた8回に悠久の若虎・桧山のタイムリー二塁打で先制した阪神は更に、キュラソ星人にもタイムリーが飛び出し、突き放す。待望の先取点をゲットすると、あとは藤川−久保田と繋ぐ必勝パターンで完封リレー。ナイターで巨人が敗れた為、阪神はついに単独首位に浮上した。

◆F0−4S◆
2回までに勝負は決してしまった。日本ハム先発・江尻が2回4失点KO。2番手・鎌倉が4回無失点,3番手・武田勝が3回無失点といずれもロングリリーフを見事にこなしたが、とにかく江尻が悪過ぎた。打線の方も6,7回と立て続けに満塁のチャンスを作りながら、逃したのも痛かった。好調・ヤクルトは投打が噛み合っての快勝で交流戦の首位をがっちりキープした。

◆E6−5C
17打席ノーヒットながら、4番でスタメン復帰した新井が第1打席でいきなり先制アーチ。この後、嶋,森笠にもアーチが飛び出すなど、一発攻勢で主導権を握り、昨日の借りは返したと思いきや、またもフェルナンデスの一撃により粉砕されてしまった。この後、求道者・前田のタイムリー二塁打で追い上げたものの、あと一歩及ばず、4連敗。悪の温床・楽天は交流戦では初、対パ・リーグを含めると5/4以来となる3連戦勝ち越し。先発・一場は4回KOとなったが、移籍初登板となる名手?川井が2回無安打の好投で2年ぶりの白星を手にした。

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May 26, 2006 23:16

 今夜は体調不良により、若干、抑えめに…。トラックバック貼りもままならないですが、ご容赦の程…。

◆G2−7M◆
2回続けての中4日登板となったパウエルだが、ズラリと左打者を並べたロッテ打線の前によもやの5回途中7失点KO。開幕からの破竹の連勝は6でストップした。前回の中4日は分かるが、何故、今回も中4日で投げさせる必要があったのか、イマイチ解せないのだが…。打線も小林宏の前に5安打と沈黙しての完敗。元ロッテ勢も小坂が4タコ,李は二塁打を1本打ったものの、第1打席にゲッツーでチャンスを潰すなど、正に、してやられた格好だ。

◆H5−0D
やはりと言うか、何と言うか、川相不在で川相効果を2日連続して期待しようなどと言うのが甘い。久々にスタメン復帰となった荒木が2番ではなく8番に入り、昨日、3安打を放った事でその儘、2番に入った森野が4タコ2三振の体たらくに終わったのを初め、斉藤和の前に散発4安打の完封負け。福留が二塁打を打った以外は二塁を踏む事すらかなわなかった。昨日の打線の繋がりは何だったのか…。終盤力尽きたとは言え、決して悪い投球ではなかった山本昌は僅かなりとも援護を貰えず、気の毒な話である。斉藤和は交流戦2年目にして、早くもセ・リーグ全球団から白星となった。

◆Bs2−0YB
破戒僧・清原が3号先制アーチを叩き込み、史上12人目となる4000塁打を達成。これに花を添える様に先発・川越が8回まで無失点と力投。最後は加藤−菊地原と繋いでの完封リレーだ。大久保が投げさせて貰えないのは連投を避けたのか、ケガなのか、単に打たれそうで危ないからか? 横浜はハマのスペランカーが両太腿に強い張りを訴えて、5回で交代。またまた「スペランカー」ぶりを発揮してしまった訳だが、尾を引かない事を祈るばかりである。

◆L3−0T◆
霊感投手・松坂が立ち上がりから素晴らしい内容。唯一のピンチだった5回の無死二、三塁の場面も三者三振の快投で切り抜けると、あとはスイスイと投げ続け、14三振を奪って意外にも今季初の完封でハーラー単独トップとなる7勝目。阪神は4月22日以来となる久々の連敗。またも巨人にお付き合いしての黒星で首位獲りに失敗したが、今日の霊感投手・松坂が相手では仕方ないだろう。

◆F3−4S◆
終始、主導権を握っていたヤクルトに対して、土壇場9回、日本ハムが猛烈な追い上げ。しかし、3連打で1点を返した所でスタメン復帰した青波の長瀬のゲッツーが何とも痛恨であった。この後、木元のタイムリーで1点差にまで詰め寄ったが、あと一歩及ばず。完投目前のゴンザレスに代わり、マウンドに上がった木田画伯は冷や汗モノの移籍初セーブだった。

◆E10−2C
広島ファンには正に悪夢の様な光景だった事だろう。昨日、1本もヒットを打てなかったチームに黒田が5回途中までに12安打も打ち込まれ、9点を奪われたのだ。右手に打球が当たった影響もあるのだろうが、まったく野球と言うものは何が起きるか分からない。新井も依然としてトンネルを抜け出せんしのぅ…。

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May 25, 2006 19:49

G2−5F◆
ローテ一周飛ばされると思いきや、何故かこんな所で投げさせられる事になったグローバー。よりにもよって、八木に当てるなんて、若大将も無体な事をする。ロッテより八木の方がマシってか? どう考えても、ロッテの方がマシだろう…。まさかグローバーが投げれば、相手が八木だろうが誰だろうが打線爆発なんてジンクスに期待していた訳じゃあるまいな。流石に、八木が相手ではそう上手く事は運ばないである。5回まで散発2安打の無得点…。しかも、こういう時に限って、グローバーが好投と言うか粘投と言うか、来日初めて5回を無失点で切り抜けたりするもんだから、ツイてない。今までの打線との相性だったら、間違いなく、グローバーに勝ちが転がり込んでいたのに…。5回まで4度にも渡り、先頭打者を出しながら、勝手に自滅してくれる日本ハムにも助けられるなど、決して素晴らしい内容だった訳ではなかったグローバーだが、6回についに捕まってしまう。稲葉のタイムリー,SHINJOの犠飛,木元のタイムリー二塁打で3点を失い、無念のKO。その裏、グローバーからの打順でなければ、傷口が広がる前に代える事も出来たろうに…。さて、8回から岡島が出てきたのは何とも感慨深かった。まさか岡島が東京ドームの三塁側ベンチに座り、日本ハムのユニフォームを着て、マウンドに上がる事になろうとは2ヶ月前までは思いもせなんだ。その岡島、8回は亀井,清水,小坂の左3人をきっちり打ち取り仕事を果たす。意外にも続投となった9回には、オロナミンCを隠し持っていた事を深く恨まれているニックンとの因縁の対決を迎えたが、やはり、相当根に持っているのか、ニックンがレフトスタンドへ怒りの一発を叩き込んだのには、笑いのツボにきたなぁ。とりあえず、グローバーに関して、若大将はそれなりに好意的なコメントを残しており、ひとまずの次の先発のチャンスは貰えそうな気配なのは何よりである。

◆D9−0L
多分、あいつはやっちまうだろう。だが、もしかしたら、やっちまわない可能性も少しはあるかもしれない…と、一縷の望みを託し、今季初めて、中日戦のナイターを留守録して出かけた訳だが、報われる事はなかった。そう、あいつはやっちまったのだ。名手・川相を一夜にして、ベンチへ追いやるオレ流超特大チョンボ采配を…。昨日、落合監督は言っていた。「これで使えるヤツと使えないヤツが分かった」。昨日、ギッセルからヒット打ったヤツなんて、3人しかいないってのに、どういう根拠なんだよ、それは…。で、その結果がこれって事は川相は「使えないヤツ」って事かよ!? ああ、まったく昨日の西武の先発はむしろ霊感投手・松坂とかの方が良かったくらいだ。今季の川相は速球投手を打ち崩していたからなぁ。何でよりにもよって、ギッセルの時に川相のスタメンを思いついてしまったかな…。とまぁ、川相がスタメンから外れただけで、これくらいの愚痴は軽く出てくる訳で、憤懣やるかたない訳なのだが、たとえ不在でも日をまたいでの川相効果は発現していた。昨日の最終打席で川相に繋ぐべく必死のバッティングで活路を開いた(が、落合監督の大チョンボにより無と化した)井端がそれで何かを掴んだのか、先制点を呼び込むヒットを放つと、第2打席でもヒットを浴びせ、第4打席にはきっちり四球を選ぶなど3出塁と復調を予感させる働きを見せたのだ。この後、T.ウッズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに豪快なアーチを飛ばしたのを初め、着々と加点し、計9点。川相に代わって、2番スタメンとなった森野も今季初安打を皮切りに3安打と、これまた何かを掴んだ模様。昨夜、川相が何とかしなければと足掻いた姿を見せた事は決して無駄ではなかったのだ。だが、その成果を見せる試合に川相が干されると言うのは何とも歯痒いものである。投げては先発・佐藤充が粘りの投球で8回まで無失点。プロ初完封を目前にした9回、この期に及んで、川相を守備固めですら起用しようといない落合監督に対して、抗議するかの様にヒットを2本打たれてピンチを作ってみた佐藤充だったが、それでも落合監督は全く動かず、やりきれない思いに駆られながらも、最後は中島を打ち取って、プロ初完封を達成。これで中日の連敗はようやく5でストップとなった訳だが…、やっぱり素直には喜べないよなぁ…。

◆H5−1YB
ローテの谷間で光る快投を見せた神内がこの日も3回まで無失点の好投を展開するも、マメを潰してしまうアクシデントに見舞われて無念の降板。しかし、緊急登板となった佐藤も踏ん張りを見せる。一方、いい加減、巨人以外にも勝たなくてはならない(一応、前回勝ってはいるが)横浜先発・土肥もピンチの連続ながら4回まで踏ん張っていたが、5回に痛恨の押し出し四球で先制点を与えると、その儘、ズルズルと3失点。7回にも連続タイムリーで2点を失い、終わってみれば5失点KOで敗戦投手に…。交流戦の間は巨人とは対決出来ないぞ。何とかしろ。

◆C1−3Bs◆
大竹は一体いつになったら勝利を掴む事が出来るのか。まずまずの立ち上がりを見せていたが、中盤に捕まった。それでも7回3失点なら、先発投手としての仕事は果たしていると言えなくもないが、対する吉井の老獪な投球の前に打線の援護を貰えないなど、ツキにも見離され、開幕6連敗を喫してしまった。昨日と大差ないオーダーで臨んだ偽バファローズはさほどに打てはしなかったものの、吉井を初めとする投手陣の頑張りで久々の3連戦勝ち越し。最後に登板した大久保も今度は被弾する事なく、実に13日ぶりのセーブをマークした。

◆S6−0E◆
不敗神話の途絶えた愛敬には最早、神通力の欠片も残っていなかった。初回、ラロッカに一発を浴びるなど、いきなり3点を失い、5回には寿司職人ラミレスに被弾し、5失点。悪の温床・楽天打線も愛敬に負けをつける訳にはいかない…と言う執念が感じられなくなっており、これに対して、悠々と投げ込んだガトームソンがあれよあれよと抑えていくうちに、何と史上72人目のノーヒットノーランを達成。結局、この日も師弟対決による駆け引きの妙は全く味わう事は出来なかった。それにしても、ヤクルト5盗塁たぁ、ボン野村が相手だと思って、走り過ぎだ!

◆M3−2T
いつもは5〜6回で降りる気満々の下柳がよもやの完投。試合展開からして、リリーフ陣を温存する様な流れでもなかったのだが、ここまで投げさせた事に一体どういう意図があったのか? 球数が極めて少なかった訳でもない。DHありと言う事で代打を出す事もなく、代えるタイミングがない儘、ズルズルと行っただけなのか? しかし、今日の下柳はロッテを散発4安打に抑える素晴らしい投球だった。悔やむべきはそのうちの2安打が4回に集中し、うち1本が里崎の3ランとなってしまった事である。結局、この3点が最後まで響いてしまい、阪神は今季ロッテに初黒星。折角、巨人が負けたのに、首位獲りのチャンスを逸してしまった。

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 21三振の新記録を懸けて、宿敵・山田をカウント2−0に追い込んだ不知火。4球目の高速スライダーをまたも読み切れなかった山田は不アールチップにするのが精一杯で、これを今度は胸に抱え込む様にして捕球したかに見えたトカヘンだったが、一旦、打球が直接ミットに入ったのではなく、一旦、胸に当たってから抑えた為、主審はファールのジャッジ。そして、5球目、高速スライダーが続いた事で徹底して高速スライダー攻めで来ると読んでいた山田は159kmの速球に振り遅れ、空振り三振。かくして、不知火は里中の記録を上回る21三振の新記録を樹立したのである。しかし、この後、不知火には信じられない悪夢が待ち構えていた。山田を三振に斬って取った事で緊張の糸が途切れてしまったのか、土井垣にレフトスタンドへ運ばれて、サヨナラ負けを喫してしまったのだ。新記録達成の瞬間、別に自分の力で成し遂げた訳でもないと言うのに「トカヘンからドカヘンに昇格だ」などと、浮かれきっていたトカヘンは土井垣がヤマを張っていた高速スライダーを要求してしまった未熟さを猛省。まさかの土井垣の一発により、白星が転がり込んだ里中はあと15勝して、今季中の150勝を達成し、今度こそサチ子にプロポーズだなどと一人、意気込むのだった。

 相変わらず、山田は読みが当たらないと如何ともしがたい様だ。しかも、ベンチに戻ってからも、読みが外れたと、しっかり言い訳モード。あれでは不知火の159kmが素晴らしかったのではなく、単に山田の読みが外れたから打てなかっただけに見えてしまうので、もういい加減、水島氏には山田の体質改善を図って欲しいものである。記録達成の後に一発を食らって負けと言うのはある意味、ドラマではあるが、不知火がひたすら記録に拘っていたと言うならともかく、記録よりも勝利に拘っていたにも拘わらず、記録達成で気が抜けて、よりにもよってインケツ続きの土井垣に打たれるなんてオチが許されていいのか? もう先週の伏線がまるで台無しである。しかも、この結果に不知火が悔しがっている様子が全く感じられず、爽やかにトカヘンを庇ったりしているのも釈然としない。おかげで、ストーカー女の八百長行為も完全にスカシネタと化し、記録よりも勝利に燃えていた不知火の思惑に気付く事もなかったストーカー女,坂田,トカヘンらが後悔する要素もなくなってしまった(トカヘンは別の意味で後悔する事になったが)。実際の所、ストーカー女が山田のファールフライを捕っていれば、続く土井垣が三振で記録達成となり、延長に持ち込めた気配ではあったので、A級戦犯は配球ミスのトカヘンよりも、八百長行為のストーカー女だと思うのだが…。おまけにこの女、不知火が記録達成しても、それでもNo,1は殿馬だなどと、不知火の栄誉を祝しもしない。なら、最初っから八百長なんて働くなよな! 里中は里中でプロポーズの為のハードル設定の件を忘れていなかった様で…。記録よりも勝利だ…と言っていたのは、単に、一刻も早くプロポーズしたかっただけと言うオチかよ。何じゃ、そりゃ! どうせ岩鬼に乱入された程度で引っ込める様な温い決意なんだから、半年もかかるまどろっこしい条件付けなんかしてないで、サッサと告白しろよ!

まんが八百長経済大国の最期

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May 24, 2006 21:11

◆D4−5L
開幕から延々、チョンボばかりかましてきた落合監督がついに名手・川相を2番スタメンで起用すると言う素晴らしい策に辿り着いた。しかし、間の悪い事にこの日、来日初登板となる西武先発・ギッセルが曲者であった。初回の第1打席では意表をついて三塁線にセーフティバントを仕掛け、何とかしようと言う意志を見せた川相だったが、サード中村の好守に阻まれて凡退。初回から川相を出しては中日を勢い付かせてしまう事は必定とばかりに、全ての力を注ぎ込んで抑えにいった事で激しく消耗したギッセルに対して、この後、満塁としたものの、立浪がサードゴロに倒れ、昨日に続いて、初回の満塁のチャンスを逸してしまう。マルティネスは立ち上がりからキレがイマイチであまり調子が良くなかったが、それでも川相の所へ打たせてゲッツーを取る頭脳的投球を見せるなど、粘っていたが、3回に痛恨の押し出し四球で先制点を献上。5回にはボテボテの内野ゴロの間と言う不運な形で2点目を失ってしまう。尻上がりに調子を上げるギッセルの緩急に惑わされる中日打線は2回以降、全く走者を出せない。執拗に干され続けていた事で試合勘が薄れていた事は否めない川相もファールで粘りながらも、2打席連続三振。それでも守備ではきっちり貢献する川相は7回も井端と息の合った絶妙なコンビネーションでこの日2度目のゲッツーを完成させる。しかし、これでホッとしたのか、マルティネスはこの後、カブレラ,ベンちゃんと出塁を許してしまった挙げ句、川相の広大無比な守備範囲をかわすには一発に賭けるしかないとばかりに激振した平尾にレフトスタンドへ運ばれて、0−5と敗色濃厚ムード。しかし、最後まで諦めない川相スピリットが注入されている中日は簡単には終わらなかった。その裏、T.ウッズ,オチョアの連続二塁打と代打・森野の犠飛で2点を返す。そして、8回、西武は代打を出したギッセルに代えて、ハンニバルが2番手として登場。散々手こずってきたギッセルが引っ込んだ事は中日にとっては僥倖であった。一死から井端が何としても川相に繋ぐんだとばかりに食らいつくバッティングでセンター前に弾き返し、反撃の狼煙を上げる。ここで打席には名手・川相。これはきっと何かが起こるに違いない!……と誰もが思った矢先、落合監督はよりにもよって代打・高橋光をコールして、川相を引っ込めてしまったのだ。バカな! 高橋光はこの所、6タコ4三振と下降線を辿っている打者。川相もこの日は3タコではあったが、既にピッチャーはギッセルからハンニバルに代わっている事を考えれば、ここまでの3打席は参考にはならない筈だ。投手のタイプ的にも川相はハンニバルとの相性の方がいいだろうに、まったくとんでもない事をしでかしてくれた。ただでさえ調子が悪いと言うのに、ましてや川相の代打とあって、凡退は許されないと言う計り知れないプレッシャーに苛まれた高橋光はセンターフライに倒れてしまう。決して失敗出来なかった代打策が失敗! そして、この試合はもう2度と川相に頼る事は出来ないと言う絶望的な状況が完成する。重苦しいムードが漂う中、打席に入った福留は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ11号2ランを叩き込み、1点差。しかし、川相不在では反撃もここまでであった。結局、あと1点が届かずに中日は5連敗。あそこで川相をその儘、打席に送っていれば、勝った…かどうかは分からないが、少なくとも悔いを残す形で負けた事は間違いない。問題は明日である。川相のスタメン起用が一夜限りの気まぐれに終わってしまわない事を祈るばかりだ。川相−井端の二遊間はこの上なく安心して見ていられて、素晴らしいね。

◆G4−1F◆
前回は苦しんだ内海だったが、この日は今までの様な快投が甦った。連続三振で始まった後、ガッツに一発を浴びたのはご愛敬だが、以降は走者を出しても、きっちり併殺で打ち取り、10三振を奪っての1失点完投勝利だ。サヨナラ3ランを浴びたばかりの豊田に早いトコ、投げさせておきたかった気もするが、負ければ、首位陥落と言う状況なのだから、贅沢は言っていられまい。打っては小刻みに単打を繋いでいく形で逆転し、終盤にダメ押しと理想的な試合運びだった。一方、敗れた日本ハムは逆にこれで首位獲りのチャンスを逃した。調子が戻りつつあったダルビッシュだったが、立ち上がりからピリッとせず、3点目のボークも痛恨だった。4番・青波の長瀬は2三振にゲッツーとからっきし。スタメンから外さないまでも、いい加減、4番からは外した方がいいんでないかねぇ?

◆H6−2YB
復帰後、快進撃を見せていたハマのスペランカーがついに不発に終わった。ハマのスペランカー効果が表れなかった横浜は終盤まで粘ったものの、佐久本が古巣相手に打ち込まれ、決勝点を失ってしまった。そんな中、2番で久々のスタメン復帰となった小池が2安打2犠打と、復活の予兆を感じさせたのが喜ばしい。一方、大道を3番ファーストで使い、松中は外野の儘でズレータをDHに回すと言う新オーダーで臨んだソフトバンク。大道はいい所がなかったが、松中,ズレータで二人合わせて7出塁でチャンスメイクし、下位打線がしぶとく返すと言う渋い攻撃で粘る横浜を突き放した。藤岡、プロ初白星、おめでとさん。

◆C2−7Bs◆
連敗が2桁に到達しつつある偽バファローズ。この日は村松,塩崎と並ぶ至極真っ当な1,2番に、好調水口を3番に入れ、北川を外してまで、破戒僧・清原を4番でスタメン起用。ガルシアも5番とまともな打順に入り、中村はついに干されて、牧田がサードスタメン。北川を干すのはどうかと思うが(ケガ?)、今までとは打って変わってまともなオーダー。これはようやく本気で勝ちに来たか? すると、このオーダーが初回から爆発。いきなり村松が先頭打者アーチを浴びせると、破戒僧・清原もタイムリーを放つなど、早くも3点を先制。この後も、着々と加点し、計7点。色々とお騒がせの先発・オバミュラーも6回を1失点と無難な投球。またも最後に大久保が一発を浴びると言うケチがついたものの、ついに連敗は9でストップした。好調だった筈が、壊滅的な状態のチームに土をつけられた広島。先発の佐々岡の乱調も痛かったが、打線もソロ2発による2点のみとさっぱり。求道者・前田は3戦連発となったが、新井はケガの所為でスタメン落ちとなり、代打で出るも空振り三振と依然としてトンネルを抜け出せないのが心配だ。

◆S−E◆
降雨コールドとなった訳だが、これにより、石井一が悪の温床・楽天戦に投げる可能性が僅かに浮上してきた。うまい事巡り会って欲しいものだが、どうなる事やら…。

◆M2−4T
1番スペンサーと言う怪オーダーを復活させた阪神。そのスペンサー、いきなり二塁打で口火を切るも、後続を断たれたが、第2打席で今季初アーチとなる2ランアーチ。1番打者として報われた訳ではないが、打順の巡り合わせは良かった様だ。初登板で快投を演じたロッテ先発・成瀬だったが、この日は3回7安打2四球で4失点の乱調。2点を返して反撃体勢に入ったロッテだったが、5回で降雨コールドとなってしまい、阪神が勝ち逃げ。しかし、この展開で白星を勝ち取れない先発・杉山は不甲斐ない。3回に5連打を浴びて、あえなくKOとは…。この後、三者三振に斬ってとった能見は素晴らしかった。この能見が5回にピンチを迎えると、今度はダーウィンが締める。雨を見越して、早め早めの継投に打って出たのが奏功した格好だ。ロッテはこれで阪神に4連敗。濃霧コールドの1敗も含めた日本シリーズの貸しはこの降雨コールドで完全に返されたか? ところで、2戦連発のゼブラ今岡がまたもスタメン落ちしたのが気になるねぃ。ロッテはこの所、すっかり存在感が消えかけていた大松が4番に座り、3打数3安打と爆発したのが明るい材料だろうか。

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 川相がスタメンで喜んでいたのも束の間、危惧していた通り、落合監督はやっちまった…。折角、井端が川相の為に必死に繋いでくれたにも拘わらず、川相を引っ込めて、この所、すっかり当たりが止まっている高橋光を代打に送ってしまったのだ。速報なので、愚痴はあとでじっくり書かせて貰うが、勿論、この代打策には微塵も納得などしていない!

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 果たして、落合監督は当ブログを閲覧しているのか!? それとも至極真っ当な策に今頃になって気付いただけの事なのか!? はたまた、茂雄の圧力が何らかの理由で軽減されたのか!? 真相はともかくとして、当ブログが執拗に推し進めてきた我らが名手・川相のスタメン起用案がついに実現。聖域ショートではないものの、サードではなく、セカンドであり、しかも2番の定位置だ。ここまで2打席凡退しているが、下手な所で代打とか送られない事を祈るばかり。果たして、川相効果は炸裂するのか!?

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 清水と吾郎で対面させない様に話を合わせていたと言うのに、翌朝、あっさり遭遇してしまった佐藤兄妹。美穂の存在に気付き、どこかで会った様に感じながらも、ファンの一人に過ぎないと言う清水らのフォローに、特に疑問を抱く事もなかった寿也は昨日、夕食を共にする筈だった娘と察し、今はサインをするにも書くものがないので、せめて握手でも…と美穂の手を握る。大会中に名乗り出るつもりはなかった美穂だが、これだけ目の前にいながら、全く自分の事を気付いて貰えない事に体を震わせる。感極まった美穂はランニングを再開した寿也を追いかけ、ついに自分が妹だと告白してしまうのだった。しかし、振り返った寿也は…

「妹……? ハハ……、誰と間違えてるんだい? 僕には妹も親もいないんだけど…」

と、虚ろな表情で応え、再び走り出そうとするが、突如、呼吸困難に陥り、昏倒してしまう。病院に担ぎ込まれた寿也に命の別状はないものの、容態の急変は心の奥に封じ込めていた過去のトラウマが甦った影響によるものであり、キューバ戦の出場も危ういと診断される。ショックの美穂は病院から姿を消してしまうのだが…。

 黒寿也完全復活! ここまでヤバい表情の寿也は中学時代以来だな。普段、人当たりがいいからと言って、やはり、簡単に事は運ばなかったか…。激しく動揺こそすれ、ここまで体に異変を来すとは予想外であった。何の罪もない妹でこれじゃ、両親が来てたらヤバかったね。結局、D.マッケンジーのケガが回復に向かっていると言うのは、寿也が準決勝に出られないと言う伏線だった訳だ。まぁ、フル欠場か途中から出るかはまだ何とも言えないが…。寿也の穴埋め扱いするたぁ、あんまりD.マッケンジーをナメるなよ! 寿也不在の影響がモロに出て苦戦してしまう様じゃ、D.マッケンジーが哀れ過ぎるので、その辺はうまくやって欲しいものだが、果たして…!? とりあえず、、この流れを見るに、佐藤家の問題は決勝前にはカタがつきそうな気配なのは何よりだね。

Major―Dramatic baseball comic (19)

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May 23, 2006 21:42

◆G3−5F
今日の巨人の先発は大方の予想通り、西村。やはり、グローバーは一周飛ばされてしまうのだろうか? むしろ、一周で済めばいいのだが…。落とすつもりなら、もう落としてもいい訳で、一応、もう1度くらいは先発で使うつもりはあると信じたい。とまぁ、いつものグローバー談義はさておき、ここまで好投が続いていた西村が今季最悪のピッチング。初回、いきなり痛打された劇団ひちょりが勝手に二盗失敗で憤死してくれたにも拘わらず、その後、3四死球でピンチを作る一人相撲の末、木元にタイムリーを浴びて、2点を献上。2回,3回とソロアーチを被弾し、4回にはスクイズを決められて、5回5失点KO。打っては日本ハム先発・リーの前に沈黙。9回に武田久を攻め立て、MICHEALを引っ張り出す粘りを見せた事や、負けゲームの継投と言う事で出てきた鴨志田,佐藤宏,そして、プロ初登板となるルーキー・栂野がそれぞれ無失点投球(鴨志田は危なっかしかったが)を展開した事など、一応、それなりの収穫もあったが、ついに阪神が0.5差と肉迫。首位陥落の危機である。逆に勝った日本ハムは首位・ロッテに1差に迫り、再び首位奪回のチャンスに立った。

◆D1−4L
名手・川相の起用法を悉く誤り、ロッテ相手に2年越しの8連敗と言う屈辱に見舞われたにも拘わらず、懲りずに川相をベンチに干す落合監督のオレ流大チョンボ采配が炸裂。前回の登板で大袈裟にぶち切れたポーズを見せる事により、川相を使えと言う警告を発したにも拘わらず、無惨に裏切られた事で失意の先発・人斬り抜刀斎は僅か6球で先制点を献上すると、3回には福地に被弾,4回には高山の適時二塁打と伏兵連中に打たれまくって、次々と失点。井端を2番に戻したいが為か、ピンキー井上を1番に起用するなど、打線のテコ入れを図ったつもりの様だが、初回から満塁のチャンスを逃すなど、1併殺8残塁の拙攻三昧。解せないのが、7回に人斬り抜刀斎に代打を出さなかった事。3点ビハインドなのに、これ以上、人斬り抜刀斎を引っ張る理由などない。名手・川相とは言わないまでも、ここは当然、代打だろう。そして、9回には今季依然として無安打が続いている森野,ここ5打席で4三振と調子を落としている高橋光を次々と代打起用し、悉く失敗。結局、4割の打棒を誇る絶好調の川相は最後までお呼びがかからず、敗れるべくして敗れた中日はこれで4連敗。そりゃ、川相が悪夢のフル欠場に終われば、こうなっても仕方ないと言うしかない。.206の井端と言い、.217の森岡と言い、こんなに不振の連中ばかりなのに、一向に川相を使ってみる気にならんのは、一体どういう訳よ!?

◆H2−5YB
ハマのスペランカー、復帰後4試合連続アーチとは天晴れである。金城の先制タイムリー後に飛び出したこの一発は試合の流れを大きく横浜に引き寄せた。開幕6連勝の新垣からいきなり奪ったこの3点はソフトバンクに大きくのしかかったと言っていい。松中の一発などでじわじわと追い上げたソフトバンクだが、結局、追いつく事叶わず。新垣はついに今季初黒星でソフトバンクは3位転落。う〜ん、なかなか波に乗れないねぃ。一方、横浜はこれで3連勝。ハマのスペランカー復帰効果…と言ってもいいだろうか? ルーキー・高宮はこれで2勝目。本命不在のセ・リーグ新人王争いに食い込む事が出来るか?

◆C12−4Bs◆
広島打線が12安打で12点を奪う効率的な攻撃で圧勝。ロッテに3タテされた後遺症は全くない様で、その後は4勝1敗と好調さを取り戻しているのは何よりだ。求道者・前田のバットも6号3ランを含む2安打5点と火を噴いたが、12打席ノーヒットの4番・新井は今日も2タコの上、右足に違和感を覚えて、途中交代とは何とも気がかりである。投げてはロマノが打線の援護に恵まれたとは言え、ようやく今季初勝利。点差に余裕があった事もあって、フェリシアーノも9回に今季のマウンドに上ったが、こちらは4安打を浴びて2失点と課題を残した。一方、偽バファローズの悪夢の連敗はこれで9に伸びた。またも炸裂した1番ガルシアの怪オーダーもデイビーがこれだけ火だるまに遭っては打順云々とか言う以前の問題だ(因みに、ガルシアは2打点とそれなりに活躍したが…)。そもそも、DH制なしなのだから、4点ビハインドで回ってきた4回、デイビーに代打を出しておくべきではなかったか。そして、6回に8番で攻撃が終わり、7回にデイビーから始まる事で、その裏は何とか投げきって貰いたいと思ったのか、メッタ打ちを食らっているのに代えそびれてしまったのも大きく響いた格好だ。

◆S13−4E◆
師弟対決第2ラウンド。今度はDHなしの試合な訳であり、順当なら中6日で石井一が先発登板し、ノムさんの予告死球の行方が注目される所だったのだが、これにビビったのか、中井美穂の旦那は日曜に無理矢理、中4日で石井一を使う事で悪の温床・楽天戦の登板を回避させた模様。故意死球の実践を楽しみにしていた訳ではないが(因みに、予告してぶつけてケガさせた場合でも、スポーツの試合中だと傷害罪は成立しないのだろうか? 過失だと過失傷害は成立しない訳だが…)、これではノムさんの発言がどこまで本気だったのか分からないと言う意味で何とも興を削がれた格好だ。それにしても、こうも一方的な試合展開となっては、師弟対決の駆け引きの妙と言うのは全く味わえないのぅ。石井一がこの3連戦に登板する可能性が皆無と言う状況を作った段階で、既に、勝利はヤクルトに傾いていたのか!?

◆M1−2T
ロッテの交流戦の成績は2連敗後9連勝。その2連敗の相手である阪神と再び対決の時を迎えた訳だが、今回は井川−小野の息詰まる投手戦に…と言うか、ロッテは堀のタイムリーで先制こそしたものの、6回まで6残塁と拙攻がちであり、決して井川が素晴らしかった訳でもない。対する小野は素晴らしい投球を続けていた訳だが、復活したゼブラ今岡の2試合連続アーチをぶち込まれた一球が悔やまれた。バレンタインは9回にまたまた同点の場面ながら小林雅を投入。本来なら、薮田が先だろうに、投げさせれば、即勝ち越すなどと言うジンクスを信じていたから…と言う訳でもなかろうが、結局、その裏に得点は入らず、延長に突入。小林雅は1回投げただけで退き、本来とは違う順番で引っ張り出された薮田が11回に悠久の若虎・桧山に被弾。かくして、ロッテの破竹の連勝は9でストップするのだった。やっぱり、薮田が先だろ…。

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May 22, 2006 21:26

◆T8−2Bs
前日、急性胃腸炎で病院送りになったゼブラ今岡がスタメン復帰。浜中もスタメンと万全の体勢で臨む阪神に対して、偽バファローズはまたまた1番ガルシアの怪オーダーを復活させた。割と勝率がいい…と言っても、それは別にガルシアが1番打者として打線が機能的に動く様な働きをしているからと言う訳ではなく、たまたま結果的に勝っているだけだと言う事に、果たして中村監督は気付いているか否か…。とりあえず、この日はそのガルシアのヒットを足ががりに1点を先制と怪オーダーは成功したかに見えたが、先発・前川が悪かった。その裏、あっさり追いつかれると、3回にはシャア少佐に勝ち越しタイムリーを浴びた挙げ句、ピンチを作って、あえなくKO。2番手のユウキに代わっても阪神の勢いは止まらない。鳥谷に続いて、体調不良のゼブラ今岡も一発を叩き込み、一気に試合を決定付けた。阪神先発・オクスプリングは6回までに9安打を浴びながらも、無四球1三振と丁寧に打たせて取る投球で2点で切り抜ける粘投を見せると、7回からは太陽−相木と繋いで、逃げ切った。ダーウィン,藤川,久保田らを温存出来たのは大きいだろう。偽バファローズはこれで泥沼の8連敗。前川,ユウキが試合をぶち壊したのもあるが、10安打で2点しか取れない拙攻も痛かった。残塁は3と少ないが、盗塁死2つ,走塁死1つ,併殺も1つと粗い攻めが目立った感じだ。まぁ、実は阪神も10残塁3併殺と結構、拙攻三昧だったりするんだけどねぇ…。

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May 21, 2006 20:54

◆E1−5G
新聞の先発予想ではグローバーとあったのだが、昨日の私の不安は的中し、先発マウンドに上ったのはパウエルであった。有銘相手にパウエルをぶつけるとは何と大人げない…。中4日で無理矢理パウエルを使うとは、昨日、嫌な負け方をしたもんだから、グローバーの立て直しよりも、目先の一勝を取ったか? これで次の日本ハム戦にスライドさせて貰えるならまだしも、一周飛ばしでロッテ戦となると、凄ぇ不安…。やはり、ここで投げさせて欲しかったものよ…。とまぁ、グローバーの話ばかりしてしまうのは「素行の悪くない巨人直輸入助っ人をとりあえず応援してみる会」の会員だから仕方ない。もう今日の試合は投手の格が違い過ぎる訳で、これを落として、このカード負け越してしまう様な事があってはならないのである…と言うある意味凄いプレッシャーのかかった試合だった訳だが、いきなり3四死球と言う有銘の自滅モードで結局、下馬評通りの試合展開で巨人の快勝に終わった。これでパウエルは開幕6連勝。首位を快走している巨人だが、実際の所、パウエルがいなかったらどうなってたか分からんよなぁ。

◆M3−2D
なかなか調子の上がって来なかった渡辺俊が8回2失点の好投で3勝目をマークしたのは嬉しい…のだが、中日の不甲斐なさに対する落胆の方が大きかった。この日はT.ウッズがDHに回り、立浪が外れたものの、だからと言って川相をスタメンで使ってくれる訳でもなく、2点を先制しながら、3本の犠飛と言うロッテのしぶとい攻めで逆転を許してしまう。中でも勝ち越し点の許し方が最悪だった。福留のまずい守備でベニー松山を出してしまうと、暴投で二進を許した後、よもやの三盗まで許してしまうとは…。川相不在の打線は渡辺俊の立ち上がりの悪さをついた初回以降は、全くチャンスが掴めず、ゼロ行進を続けるばかり。土壇場9回、守護神・小林雅に対して、いきなり先頭のオチョアが二塁打を浴びせる絶好のチャンスを作った所でようやく出てきた川相がきっちりと芸術的犠打を決めた訳だが、無死一塁ならともかく、無死二塁なのだから、ここは強攻策も大いに考えられたのではなかろうか。川相ならば、最悪でも進塁打は打ってくれる確率は高い訳だし、打率4割と好調をキープしている事を考えても何かをやってくれた気がしてならない。無死二塁の段階でワンヒットでも同点な訳で、アウトカウント1つ増やしてまで無理に三塁に進めなくてはならないと言う事はない様に思うのだが…。結局、この後、川相を干してまで使っているにも拘わらず、この3連戦ノーヒットの森野が空振り三振。代打・立浪も倒れて、川相の犠打が報われる事はなかった。これで中日は悪夢の3タテを食らい、対ロッテ2年越しの8連敗と言う屈辱的な結果を残す事になってしまった。

◆S4−7H
ただでさえ大学野球が延びた事で試合開始が遅れたと言うのに(大学野球がある時に、後ろにプロ野球の試合を組む事自体間違ってると思うが)、5時間22分の超ロングゲームとなり、日付が変わってしまった。プロ野球放映の所為で「プロ野球ニュース」の放映がまるまる潰れてしまうとは…。9回裏、1点リードの場面で出てきた馬原がちゃんと抑えていれば、こんな事にはならんかったものを、よりにもよって追いつかれた原因が暴投とは…。この後、再三のサヨナラ負けのピンチをかいくぐったソフトバンクは12回に山崎,大村のタイムリーで勝ち越し。その裏も無死一、二塁のピンチを迎えたが、佐藤が何とか耐え凌いで逃げ切った。昨日は待たされ損だったソフトバンクファンだったが、とりあえず、溜飲を下げただろうか。尤も、試合終了を見届けられずに帰宅せざるを得ない人も多かったろうが…。

◆C6−2F◆
栗原,嶋,求道者・前田と効果的に飛び出した一発攻勢で伊集院光の弟子・金村を攻略し、広島が快勝。先発・ダグラスは危なっかしい内容だったが、小刻みに入れ替わったリリーフ陣がよく踏ん張った。それにしても、この日も4タコで12打席ノーヒットとなる新井が気がかりだ。敗れた日本ハムは序盤の拙攻が痛かった。これで首位・ロッテとのゲーム差は2。これ以上離されると、取り返すのが厳しくなってくるだけに、踏みとどまりたい所だ。

◆YB9−5L◆
どいつもこいつもアテにならないと言う事で、プロ初登板のルーキー・松永を送り込んでみたものの、カブレラのエラーでリズムを崩されたか、いきなり初回4失点。これで西武は9試合連続初回失点だ。松永はこの後も打ち込まれて、4回途中までに7失点の体たらくであえなくKOとなった。終盤に追い上げたものの、序盤の失点が大きく響き、このカード負け越し。一方、横浜は先制タイムリーのメカゴジラが4安打と爆発すれば、ハマのスペランカーは復帰後3戦連続アーチ。中継ぎで調子を取り戻したアゴくらが先発に戻り、5回まで無失点の好投。6,7回で4点を失い、降板したものの、嬉しい今季初勝利となった。

◆T5−3Bs
1試合だけの気分転換でスタメン復帰したゼブラ今岡が今度は急性胃腸炎で病院送り(RedStarさん、情報どうもです)。代役の片岡も3タコに終わったが、片岡の前後がきっちり集中打を浴びせて、3点を先制。とどめはこれまたスタベンの浜中が代打で登場しての2ラン。先発・江草はまだ投げられた様な気もするが、早め早めの継投も決まって、点差以上に楽な試合運びに見えた。これで7連敗となった偽バファローズは阿部真が本塁突入の際に全治2ヶ月の右手骨折に見舞われるなど、踏んだり蹴ったり。破戒僧・清原が代打で2点タイムリーを放ち、史上8人目となる通算1500打点を達成したのが明るい材料だが、相変わらず不振の中村を筆頭にクリーンアップ合わせて11タコでは勝ちようがないと言うものだ。平野佳は打順の巡りもあって、無念の4回降板。快進撃を続ける八木との新人王争いは一歩後退か?

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May 20, 2006 21:46

◆E6−5G
守護神・豊田がフェルナンデスに3ランを叩き込まれて、悪夢のサヨナラ負け。移籍後、ここまで多少の失点はあれど、セーブのつく状況でリリーフ失敗はなかった豊田だが、よりにもよって、悪の温床・楽天相手で初の失敗を喫してしまうとは…。昨年までの同僚・フェルナンデス相手に打たれる辺り、何とも皮肉なものである。しかも、悪の温床・楽天の逆転サヨナラ弾は球団史上初だそうで、屈辱の歴史を刻む事になってしまった。序盤から主導権を握られる苦しい展開ながら、終盤に追いつき、小久保の犠打まで絡めて勝ち越す粘り強いいいゲーム運びだっただけに、何とも勿体ない結果だ。ところで、この日の先発は予想通りカリメロだった訳だが、やはり、グローバーのスライドはなかったか。果たして、グローバーはローテ一周飛ばされてしまうのかどうかが気になって仕方ない。下手に登板が延びているうちに駒が揃ってきて、チャンス貰う前に下に落とされやしないかとヒヤヒヤしている。サヨナラ負け食らったばかりで言うのも何だが、他の相手に投げるよりは、悪の温床・楽天相手に投げさせて、自信回復といきたい所なのだが…。

◆M5−0D
川相をスタメンで使わず、負けている場面で森野をセカンドに回して、川相をサードに入れ、打順は今、終わったばかりの所へ…って、昨日とまるっきり同じ事やっとるよ…。だから、それは勝っていて逃げ切る時のパターンであって、負けている時には単なる川相の無駄遣いにしかならんと言うとるやろ! で、打線がからっきしなのも昨日と同じだった訳だ。朝倉は7回で10三振を奪う力投だったものの、そのうちの1つが流れを持っていかれるきっかけになろうとは…。4回の大松が三振した球を谷繁が後逸して振り逃げを許した挙げ句、チンタラ追いかけて、一気に二塁まで陥れられる大失態。その後、T.ウッズのタイムリーエラーで先制を許す何とも無様な展開。5回にも2点を許してしまった朝倉は今季初黒星。久本,デニーのリリーフ陣もそれぞれ1失点でダメを押されたのも痛かった。連続無失点記録と言う気持ちの張りがなくなってしまうと、こんなものなのだろうか…。そんな不甲斐ない中日を下したロッテはこれで8連勝(対中日は2年越しの7連勝)。日本ハムが敗れた事でついに単独首位に。清水は散発4安打完封と今季最高の投球だった。

◆S14−2H
雨の影響で長らく開始を待たされた挙げ句、こんなワンサイドゲームになってしまうとは…。リグス,寿司職人ラミレスだけで3本塁打6安打10打点と爆発するなど、ヤクルトが今季最多タイ14点を奪って圧勝し、5割復帰。ヤクルトファンは待たされた甲斐もあったろうが、ソフトバンクファンはこんなものを見せられる為に待たされたのかと怒り心頭だろう。折角、波に乗りかけた所でこんな惨敗を喫してしまっては何とも歯痒い気持ちで一杯だ。王さんは66回目にして、最悪の誕生日になってしまったのではなかろうか。

◆C5−3F◆
黒田が投打に奮闘。5回まで無失点に抑えながら、一向に援護を貰えない事に業を煮やしたか、5回裏、自らのスクイズで先制点をゲット。これで意気に感じたか、梵,嶋の不振コンビが連続アーチをかまして、一挙4点で試合を決定付けた。この後、黒田は3点を失うものの、完投で4勝目。敗れた日本ハムはこれで再び首位陥落。江尻も4回までは踏ん張っていたのだが、根負けしてしまった格好だ。

◆YB8−1L
関東地方はカンカンに太陽が照りつけていたかと思えば、突如、大雨が降り出すなど変な天気だった訳だが、たまたまその大雨が試合終盤に訪れ、このカードは昨日に続いての降雨コールドに…。ただし、今回勝ち逃げしたのは横浜。ハマのスペランカー効果が出たのか、効果的に一発が飛び出して、ようやく連敗ロード脱出となった。ハマのスペランカーは2試合連続の4号含む3安打3打点の活躍。ケガをする前までの壊滅的な不振は、やはり、ケガの影響が大きかったのだろうか。それにしても、西武の投壊ぶりは今日も手がつけられない。先発・オツが4失点KOで、2番手・大沼は代わりばな三者連続四球で降板する体たらく。代わった星野もいきなり押し出し四球の後、タイムリー2本を浴びる始末で計8失点とは目を覆わんばかりの惨状だ。

◆T5−2Bs
大久保がまたやっちまった〜。1点リードで迎えた9回に登板し、いきなりキュラソ星人に同点アーチを被弾。ぐわ〜っ、これで好投・川越の5勝目が消えちまったよ。かくして延長に入った訳だが、結果的には大久保を引っ張らなかったのも裏目に出た…と言うか、10回表に代打を出してしまったので仕方ないのだが、要は遠い打順に入れておかなかったのが失敗だった訳だ。これって、延長に入らなければ、何の影響もない訳で、守護神を投入するのに失敗する事を前提とした準備を考えるのも何なので仕方ないと言えば仕方ないのかもしれないが、大久保の安定感を考えると、それくらいの危機対策は必要だったかもしれない。結局、代打策は空振りに終わり、その裏、代わった萩原が2四死球(しかも危険球)で降板。6番手・本柳がいきなりシーツに3ランをぶち込まれて、サヨナラ負けと言う何とも無惨な展開に…。中村監督の采配云々を言う前に、やはり、大久保の投球が問題であったなぁ…。

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May 19, 2006 23:40

◆M2−1D
どこもかしこも降雨コールドに終わる中、展開の早い投手戦となった事で、唯一最後まで出来たのがこのカード。立浪がDHに回った事で、これはいよいよ名手・川相がサードでスタメンか…と思いたい所だったが、予想通り、一軍に昇格したばかりの森野がサードに入り、川相はまたもベンチに干されてしまう。川相を干す為のこの周到ぶりはまるで茂雄暗黒政権を彷彿とさせるのだが、やはり、あの男が裏で関わっているのだろうか? 不安視していた通り、中日は走者もロクに出せない体たらく。一方、5試合連続完封の日本記録が懸かる中、3回までパーフェクトと言う見事な投球を展開していた先発・山本昌だったが、4回、里崎にタイムリーを浴びて、チーム44イニングぶりの失点を喫し、連続完封記録はついに途絶えてしまう。8回を終わった所で、リードしている訳でもないのに川相がサードの守備へ。土壇場9回、T.ウッズのタイムリーでついに同点に追いつき、なおも一、二塁のチャンスだったが、ここまで3打席連続三振のオチョアが今度は最悪のゲッツーでチャンスを潰してしまう。思いっきり結果論になるが、スタメンで干された川相を使うタイミングはここがベストだったのではなかろうか。1点ビハインドで守備固めに使うにしても、その際、最も遠い打順に置くって、凄ぇ勿体ない気がしてならない…。まぁ、今までの落合監督の采配を鑑みるに、ここまで温存していたとしても、オチョアの代打として川相を送る可能性は皆無だろうが(その前に立浪の所でピンチバンターかもね)…。あと、森岡に代打・高橋光を出した事で川相が守備に入る事になった訳だが、わざわざ森野をセカンドに回して、川相をサードにってのもよく分からない。サード・森野,セカンド・川相じゃ何でダメなのさ? どう見ても、その方が安心して見ていられる気がするのだが…。川相は最早、セカンドとしては信頼されてないのだろうか? それとも落合監督はセカンドより、サードの方を重視しているのだろうか? 個人的にはセカンドの方が重要だと思うのだがなぁ…。ゲッツー失敗して、人斬り抜刀斎をキレさせる様な危険性もぐっと減るだろうに…。まぁ、それはともあれ、結局、勝ち越しのチャンスを逸した中日はその裏、今江にタイムリー二塁打を浴びて、サヨナラ負け。山本昌、ここまで一人で投げ抜く頑張りを見せたのに実に可哀想…。結局、5連勝 vs 6連勝の激突はロッテが制して、7連勝。この間、7連投を強いられている小林雅がまたまた同点の場面で引っ張り出されて、4勝目が転がり込んだ。この勝ち運の強さは何なのだろう…。

◆S3−6H
新聞によると、ホルベルトが二軍に落とされた理由は再調整となっており、どうもケガではない様で…。スタメンは愚か代打ですら使えない程、不振と言う訳でもないし、今のソフトバンクの野手陣はホルベルトを落とせる程、層が厚いとは思えないのだが、この意図は一体何なのだろう? 結局、そのホルベルト抜きで巨人を叩いた訳だが、この日もいきなり松中の3ランで先制。先発・斉藤は決して調子がいいとは言えない内容であったが、要所で踏ん張る粘りの投球を続けると、6回には自らのタイムリー等で貴重な3点を加えた事で試合は決定付けた。7回は1点返され、一死一、三塁とピンチを迎えたが、ここで代わったルーキー・藤岡が凄かった。連続三振で切り抜けると、続く8回も三者三振の5連続三振。ここで降雨コールドとなった為、プロ初セーブまで転がり込んだ。今まで投げる度に失点してた感じだったのだが、この化けっぷりは一体どうしたのか? 今後もこの働きが出来るなら、三瀬の穴は埋められるのだが、まだまだ全面的には信用出来ないよなぁ…。

◆C0−6F◆
昨日は降雨コールドで勝ち逃げした広島だが、一夜明けたこの日は逆に降雨コールドで勝ち逃げされる皮肉な結果に…。まぁ、あそこまで行ったら、雨が降ろうが止もうが、関係ないけどな。求道者・前田が唯一2安打と気を吐いたが、八木の前に完璧に抑え込まれてしまった。大竹も立ち上がりは良かったのに、これで開幕5連敗か。一方、いつもロクな援護を貰えない八木は4回までは、ああ、またこんな展開か…と気の毒に思っていたのだが、5回に突如、大量4点をプレゼントされると、コールドとは言え、2試合連続完投勝利をプロ初完封でマーク。日本ハムはロッテに引き離される事なく、がっちり首位タイの座をキープした。

◆YB7−10L
連日連夜火だるまの西武投手陣。霊感投手・松坂しかまともな先発はいないのか?と昨日、書いていたら、その霊感投手・松坂までが7回7失点とは…。たまたま打線が10得点と爆発したからしたから、3連敗は免れたものの、実は降雨コールドにならなかったら、危なかったかも…。一方、横浜は「スペランカー」の冠に偽りなしと言わんばかりに今年も開幕早々ケガで離脱していたハマのスペランカーがようやくスタメン復帰したのは朗報だ。いきなり復帰初打席でタイムリーを放つと、第3打席では2ランと復活をアピール。これを連敗脱出へのきっかけとしたい所であったが、7点取りながら、敗れて4連敗。今日、こんなに打って負けるくらいなら、昨日、少し打てよ!

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May 18, 2006 22:44

◆G2−4H
昨日、疲労性の腰痛が出たと言う事で、かなり心配していたディロンだが、この日、再び二軍に落とされてしまった。ディロンは腰に爆弾を抱えているだけに、今回の故障がどの程度なのか非常に気になる。無理はして欲しくないが、一刻も早く戻ってきて欲しい。専属コーチがいなくなると、グローバーも後を追って二軍落ちしかねないしな。しかし、ディロンと入れ替わりで骨折が回復した亀井が復帰する辺り、流石に層が厚い。さて、この日は巨人の先発が防御率1点台の内海に対して、ソフトバンクはローテの谷間で神内とあっては、これはソフトバンクの3連敗も覚悟しなくてはいけないかも…と思っていたが、結果は神内の好投と、王さんの継投が冴えて、ソフトバンクが一矢報いた格好となった。内海は上位と下位に対する結果があまりに違い過ぎたなぁ。6〜9番に対しては、12打数で1安打9三振と完璧な投球だったのに、1〜5番には9安打2四球の4失点…。特に、大村,ズレータの二人にしてやられた感じだ。嬉しいニュースは昨日、一軍に上がってきた岩舘が今季初打席でいきなり初安打を放った事。入団前から川相を信奉していた岩舘にはもっと頑張って欲しいものである。

◆D1−0Bs
執拗に川相幽閉策を続ける落合監督のオレ流大チョンボ采配。荒木の代わりに出ている森岡が調子を落とし気味でも、川相はスタメンで使わないとばかりに森野を一軍に上げてくるなど、茂雄ばりの周到さだ。昨日はたまたまT.ウッズが爆発したが、打線は水ものであり、川相不在ではそうそう繋がりは期待出来ない。それを察知している投手陣がまたも死力を尽くした好投を展開した。今季3度目の先発となったルーキー・佐藤充は初回のピンチをゲッツーで切り抜けると、4回もゲッツーで凌ぎ、5回には二死から3連打で満塁とされても踏ん張った。ルーキーが頑張っている中、手をこまねいている訳にはいかない。6回に井端にタイムリーが出て、ようやく虎の子の1点を獲得。結局、佐藤充は8回まで無失点に抑えると、最後は岩瀬のリリーフを仰いでプロ初勝利。中日はこれで50年ぶりとなる4試合連続の完封勝利とは、まったくお見事である。

◆T1−4F◆
古巣・甲子園に帰ってきたSHINJO。襟付きユニフォーム等でお騒がせ中だが、この日は何と阪神の背番号「5」のユニフォームで練習を行った。阪神ファンは大喜びだった様だが、またお偉方に難癖つけられないか心配だ。まぁ、練習時だから平気かな? さて、この所、一進一退が続く阪神だが、ゼブラ今岡が不振の為かケガの為か、ついにスタメンから外される衝撃的展開に発展。ついでに浜中も外され、日本ハム出身の片岡や悠久の若虎・桧山のロートルコンビをスタメン起用して臨んだものの、5試合白星から遠ざかっていたダルビッシュの前に7回1失点と抑え込まれてしまった。水島の呪いに苦しんでいるダルビッシュだが、これを機に巻き返しを図って貰いたい所である。

◆C6−5L
序盤の一発攻勢で大量リードを奪った広島だが、またまたまとわりつく様にジワジワと追い上げる西武の反撃に悩まされる初戦同様の展開。1点差にまで追い詰められたが、最後は天の恵みに助けられての8回コールドで辛くも逃げ切った。佐々岡は中盤で降りるつもり満々の下柳戦法でハーラートップタイの5勝目だ。西武は打線は好調なのだが、この日も帆足が今季最短の1回1/3KOされ、またも投壊に泣いた。霊感投手・松坂しかまともな先発がいないのか!?

◆YB0−1M
初回に飛び出したベニー松山のタイムリーで取った1点を久保−小林雅のリレーで最後まで守りきるスミ1の勝利でロッテが6連勝で首位タイに浮上。この間、1点差が4試合と言う薄氷の勝利が続いている。接戦を制するのが強いチームと見言われるが、どうもパッとしないのは何故だろう。明日からは40イニング無失点で5連勝中の中日と激突する訳で、これはなかなかに楽しみである。一方、横浜先発の那須野は7回を5安打1失点の好投も援護なく2敗目。前回もまずますの好投だったのに、1点しか取って貰えないなど、巡り合わせの悪さには同情するばかりだ。

◆E1−3S
注目の師弟対決も終わってみれば、ヤクルトが3タテで5割復帰。初戦こそノムさんの挑発に乗ってスタメンマスクだった中井美穂の旦那だったが、2,3戦とフル欠場で何だか拍子抜けである。好投のガトームソンの後を受け、木田−五十嵐と繋いで、最後は何故か高津。一人抑えただけであったが、日本復帰後、初のセーブだ。今になって、高津がセーブをあげると何だか感慨深いねぇ。悪の温床・楽天は継投ミスったねぇ。朝井の降板は早過ぎたろ…。

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 新記録の21奪三振にリーチをかけた所で不知火の前に立ちふさがる山田。例によって、ヤマ勘に頼るしかないジャンケン野球の申し子・山田は三振狙いなら、タイミングを外して打ち取る超遅球はないと予測し、初球は高速スライダーにヤマを張る。その初球、速いボールが来た事でスイングしに行った山田だが、これがスライダーではなく、142kmの高速フォーク。山田の知る限り、不知火のフォークは138km止まりらしく、想像以上の高速フォークにたじろぎ、速いフォークと遅いフォークにストレートを混ぜられたら厄介と慌てふためく。まさか全球この高速フォークなのでは?と恐れおののきながら、その可能性を信じきれなかった事で、続く2球目の高速フォークも打ち損じてしまう。打球は三塁カメラマン席付近へ舞い上がるファールフライとなり、必死に追いかけるストーカー女。しかし、ここで「捕るな」と言う坂田の声が耳に入り、三振記録のチャンスを作る為には無理に捕らない方がいいと言う考えが頭をよぎる。そんなストーカー女の目論見を察知したか、不知火は「捕れぇ、ストーカー女!」と叫ぶのだが、最早、ストーカー女の頭の中はどう八百長とバレない様に落とすかしかなくなっており、不知火の声など微塵も耳には入っていなかった。カメラマン席に飛び込む寸前、一時はキャッチしたストーカー女に、トカヘンと坂田は必死に捕りに行って、ファインプレーする必要は全くない場面などと、記録最優先の思考で愕然とするが、この二人に本気で捕りに行った様に思わせる程、ストーカー女のやり口は巧妙であった。カメラマン席に飛び込んだ衝撃の影響の様に見せかけて、結局、落球したのだ。落球した事で安堵するトカヘンと坂田だが、「捕れ」と叫んだ不知火の考えは全く違っていた。「記録は結果的についてくるもの。意識して狙うのは勝利。それが投手だ」。そんな不知火の想いを四国ナインは誰一人として理解していなかった様だ。続く3球目の高速スライダーに対して、またもヤマが外れた山田はかするのが精一杯。これをトカヘンはキャッチし、新記録達成…と思いきや、ストーカー女とは違う痛恨のマジ落球で山田は首の皮一枚で生き残る。果たして、続く4球目でどういう結末を迎えるのか!?

 ストーカー女の八百長行為がまたもや炸裂! 前回は未遂だったが、今回はとうとうやっちまった。坂田の声だけでなく、不知火の声にも反応し、捕るべきか否か迷いが走った為の落球…とか、そういう描写は全くなく、あれではどう見ても八百長だ。前回も不知火がパーフェクト続行中とか重いシチューエションだったな…。この女、殿馬ファンだけでなく、不知火ファンからも絶対目の敵にされているだろう。前回と言い、今回と言い、不知火は八百長に走ろうとするストーカー女の目論見を確実に見抜いている様子だし、自分が投げている時は2度とこの女を使わないでくれ!と、そろそろ小次郎に進言しても良さそうなものだ。結局、不知火は里中の様に事前に記録の為のプレーはしないでくれとナインに伝えておかなかったのが失敗だったよなぁ。それにしても、相変わらず、山田のジャンケン野球ぶりには辟易。昔は予想外の球が来ても、咄嗟に反応して打ち返すくらいの巧さはあった気がするのだが…。ところで、不知火の高速フォークって、今までそんなモンだったっけ? 伊良部クラゲに対抗すべく、とっくに140km越えてた気がするんだが、気のせい? さて、来週の展開だが…

【アンチストーカー女の願望】
不知火はこの日MAXの158kmのストレートを投げ込むが、ジャンケン野球の申し子・山田のヤマが当たり、無惨にもサヨナラアーチを叩き込まれてしまう。タイ記録止まりの上、黒星までついてしまい、八百長行為にぶち切れた不知火はストーカー女の永久追放を要求。当然、殿馬にも見限られたストーカー女は失意のどん底に叩き落とされるのだった。

【不知火ファンの願望】
三振を狙ってくるなら投げて来ないだろうと山田が分析していた超遅球だが、不知火はここで超遅球を投げ込み、山田を凡打に打ち取る。不知火が三振記録などよりも、何より勝利を望んでいる事を見せつけられたストーカー女,トカヘン,坂田らは自分達の愚かさを思い知らされるのだった。しかし、この後、不知火はインケツ続きの土井垣をきっちり三振に仕留めて、新記録を達成…………っつーか、山田に対してイナズマボールを使えよ! みんな忘れてるから、間違いなく三振だろ。結局、何だったんだよ、あれは! 破れてもいないし、正体も不明だし、あれっきり一度も投げないし、スカシネタにも程があるだろ。

まぁ、ストーカー女の永久追放話には絶対発展しないと思うが、ここで山田に一発浴びて負けた上、ストーカー女には何のお咎めなしと言う展開は寒過ぎるので、それだけは回避して欲しいものよ。新記録に関しては達成しようがしまいが、どうでもいいっス。結局、実在選手をないがしろにしている事実に変わりないから…。

この国の八百長を見つけたり

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May 17, 2006 22:20

◆G4−0H
カリメロがマメを潰し、ローテの谷間となった所で今季初先発となった西村が7回途中まで無失点の好投を果たし、今後のローテ入りへ大きくアピール。気付いてみれば、もう3勝目か。さて、昨日、あんな苦言を呈したから…と言う訳でもないだろうが、ガッツな貴公子・仁志が久々のスタメン出場を果たすと、犠飛にタイムリー二塁打の2打点と活躍。今の川中の状態は明らかに悪い訳で、小坂を使えないなら、やはり、セカンドは仁志の起用が妥当だろう。ディロンがフル欠場なのはいたく悲しいのだが…。グローバーの今後も心配だ。ああ、「素行の悪くない巨人直輸入助っ人をとりあえず応援してみる会」会員としては悩ましい日々が続くのぅ。それにしても、ソフトバンクは拙攻が目立った。好調・柴原を3番に起用するも功を奏せず。完封される様な展開ではなかったと思うのだが…。これでついに4位転落。この儘、ズルズルといかないでくれよ…。

◆D7−0Bs
川相不在では一発に賭けるしかない。この日のT.ウッズには最早、この考えしかなかった。グスマンが造反したのは、川相を起用しない事に対する首脳陣へ不満が原因だった…と言うのは、当ブログが勝手に唱えている説だが、当然ながら、川相不在が故に何度も辛酸を舐めたマルティネスも少なからず、この状況に心を痛めていた筈だ。助っ人投手陣と首脳陣の確執が深まる中、4番を担う助っ人・T.ウッズが自分が何とかしなくてはならないと言う思いを強く抱いても何ら不思議はない。第1打席でタイムリーを放つと、第3打席で3ラン、続いて第4打席でも2ランを放ち、計6打点の大爆発。T.ウッズの活躍に溜飲を下げたマルティネスも8回無失点と粘りの投球を展開。最後は川相をバックに今季初登板の小笠原が締めて、5年ぶりの3試合連続完封勝利だ。この裏にはまたもブランボーを使って、ガルシアを干す中村監督のマッド采配と、7回まで10残塁と言う偽バファローズの大拙攻もあった訳だが…。まったく中村監督のマッド采配と言い、落合監督のオレ流大チョンボ采配と言い、何とかならんものか…。ところで、1回失敗しただけなのに、それが初回KOだったからと既に、崖っぷちの様な扱いを受けているオバミュラーは中2日で登板し、4回2失点で降板。降板は代打を出された為だが、果たして、首脳陣の評価はいかがなものか?

◆YB4−5M
二軍では敵無しの投球で、ロッテファンの間では長らく昇格を待望されていた成瀬がついにプロ初登板初先発。4回まで毎回の5得点と援護を貰った成瀬は初回こそ二死二、三塁のピンチを迎えたものの、以降6回までノーヒットとデビュー戦とは思えぬ堂々の投球を展開。疲れが見え始めた7回に1点を失った所で降板(代わった藤田が残した走者を返してしまった為、記録は3失点)したが、初登板で見事にプロ初勝利を手にした。前評判通りの制球力の良さで好投した事で、次の先発のチャンスも確実に貰える事だろう。これでロッテは5連敗後、5連勝か…。

◆E1−6S
ついにこの時が来てしまった。先発に回された段階で、この時が間近に迫っている事は誰もが覚悟していた筈だ。この段階で日本記録まであと10試合…、ただでさえ先発としては厳しい条件の上、しかも所属が悪の温床・楽天とあっては、それを果たす事がどれくらい困難な事か、誰もが知っているからだ。それでも3度踏ん張った。悪の温床・楽天にいる事を考えれば、これだけでも十分凄い。「神話」が故の神懸かったものに僅かながらも期待を抱いてしまったとしても、仕方のない事だろう。そう、愛敬の不敗神話が終焉を迎えてしまったのだ。初回にいきなりラロッカ,宮本の連続タイムリーで2点を失うと、5回には寿司職人ラミレスの二塁打で更に2点を献上し、6回を終えた所で降板した。勝てないまでも、何とか愛敬の黒星だけでも消しておきたい悪の温床・楽天は7回にようやく1点を返し、望みを繋いだが、4番手・藤崎が9回に致命的な2点を失い、ジ・エンド。プロ入り108試合目、日本記録まであと7と迫りながら、愛敬はついにプロ初黒星を喫してしまった。煩悩の数と同じ108回目でのピリオドと言うとまるで今週の「DEATH NOTE」の様だ。どうせなら、松田(ソフトバンク)に打たれて終わりとかだったら完璧だったのに…

DEATH NOTE 11 (11)

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 準決勝のキューバ戦に向けて、ミーティングを行う全日本。1次リーグ,2次リーグ共に、接戦を制して、2勝1敗の2位で勝ち上がってくるなど、一言で言うと捕らえ所がなく、エースや主砲も不在だが、日本の様に機動力や守備力に長けたスモールベースボールを実践してくるチームで、アマチュア最強と呼ばれ、国をあげて野球をバックアップしている事からモチベーションも高く、国際試合の経験の豊富さでは間違いなく全参加国中トップと茂野は分析する。足を使ってくる事で寿也にプレッシャーをかける吾郎だが、ベネズエラ戦でケガしたD.マッケンジーの足の状態が回復してきている事から、寿也はDHに戻るかもしれないと顔を曇らせる。これに対して、「最後まで引っ込んでいればいいのに…」などと不届きな事を漏らした吾郎はD.マッケンジーに後ろから蹴りをかまされるのだった。そこへ渡米してきた桃子と真吾の迎えを茂野から言い渡される。ハナから決勝トーナメント進出を果たしたら、応援に来る予定だったと言う二人。真吾が吾郎のかっこいい所を見たがっていたと聞かされ、一瞬、感動する吾郎だったが、直後、コジローと松尾さんのサインをせがまれ、ガックリ。しかも、実はそれ以上にディズニーランドが本命だったとの事も発覚する。その後、清水からの電話で美穂が寿也の実の妹である事を聞かされる吾郎。美穂が寿也と会う事を怖がっている事もあり、二人を会わせない様にしようと提案された吾郎は寿也にも美穂の事は口にしないと約束する。翌朝、公園のベンチで軽めの朝食を採りながら、清水は美穂を元気付けようと、帰国後、寿也へ手紙を書いてみるように持ちかける。自分だけ親に連れていって貰った事を負い目に感じ、不安げな様子の美穂だったが、美穂に責任がある訳ではないし、寿也はきっと分かってくれると言う清水の言葉に心なしが元気を取り戻す。しかし、その矢先、ランニングをしていた吾郎と寿也に思いっきり鉢合わせしてしまうのだった。そして、寿也は清水の横にいる美穂の存在に目を留めるのだが…。

 絶対に会わせないようにしようと決めた翌日に、何の対処もとらない儘、いきなりバッティング…って、二人のあまりの無策ぶりには呆れ果てる。ストーリー上、清水の渡米は吾郎に対する影響が殆どなく、単に佐藤兄妹を引き合わせる為だけに来たみたいな感じになってしまっており、いと哀れである。果たして、寿也は美穂の正体に一発で気付けるのか、否か…。まぁ、ここですぐ気付かないにせよ、決勝になる前にカタがつきそうな気配なのは何よりだ。ところで、D.マッケンジーが復帰濃厚と言うのは朗報だ。この儘、フェードアウトではJ.マッケンジーファンが怒りまくるだろうしなぁ。ただ、大木さんが何だかんだと理由をつけて、寿也ではなく、D.マッケンジーの方をDHに回すんだろうと思うが、これはJ.マッケンジーファン的には許せるのかどうか?

Major―Dramatic baseball comic (18)

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May 16, 2006 23:14

◆G7−3H
開幕5連勝のパウエルと開幕6連勝の新垣の投げ合いは緊張感溢れる投手戦が期待されたが、いきなりそれに水を差す様にズレータのタイムリーエラーで巨人が1点を先制。これでケチがついたか、新垣は毎回の様にピンチの連続。何とか凌いできたものの、5回に連続被弾し、計3失点。しかし、食い下がるソフトバンクは7回、単打単打でパウエルを打ち崩し、一気に同点。この際、新垣に代打を出してしまったのが、結果的に痛かった。この所、続けて試合を壊している三瀬がまたやっちまったのだ。李の2ランで勝ち越し点を献上。8回にはまたまたズレータのエラーでピンチを作って、ダメ押し点を許した。ソフトバンクは勝てない試合ではなかったと思うのだが、歯車が狂ってしまった感じだ。ところで、DH制なしでどういうオーダーになるかと注目していたが、松中がおぼつかないレフトに回されたのはともかく、ホルベルトがサードで、松田がベンチとはちょっと意表をつかれた。そうか、今の状態だと確かにこういう布陣になるよな…。一方、巨人はやはり、DHなしだと、ディロンが干されてしまう様で…。ディロン、使おうぜ〜。セカンドも守れるぜ〜。小坂の腰痛は思いの外、重症らしく、下手すると登録抹消とか言う話だし、例によって、ガッツな貴公子を干すつもりなら、ディロンどうよ?

◆D2−0Bs
毎度飽きずに同じ苦言を呈して申し訳ないが、この日も荒木不在に加え、川相まで不在。一体、このチームはどうなってしまうのか。失意のどん底に叩き落とされた中日だが、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振したT.ウッズのバットが火を噴き、何とか2点を獲得すると、怒り心頭の先発・人斬り抜刀斎が8回まで散発3安打無失点の力投。一向に川相を起用しようとしないオレ流大チョンボ采配に人斬り抜刀斎のストレスは溜まる一方だ。ようやく9回に入ってから川相がサードに投入されたが、一死一塁からの村松のショートゴロをゲッツー成立出来なかった事で人斬り抜刀斎は溜まりに溜まった鬱憤を吐き出すかの様にグラブを叩き付けて激昂。さしたるピンチではなかったが、あまりのキレっぷりにたじろいだ落合監督が慌ててマウンドへ駆け寄った程だ。徹底して川相の広大な守備範囲を回避してくる偽バファローズ相手に最早、三振に斬ってとるしかないと悟った人斬り抜刀斎は大西を空振り三振に仕留めて、完封で開幕5連勝。これで交流戦3勝1敗とまずまずの成績なのだが、どうも釈然としないんだよなぁ…。

◆T3−2F◆
やはり、1番スペンサーは非難囂々だったのか、この日は1番シャア少佐,2番関本と至極まっとうなオーダーに戻った阪神だが、序盤は併殺と残塁を量産,終盤は完全に沈黙と言う拙攻モード。好調なリリーフ陣の踏ん張りで延長に持ち込んだ末、金子のエラーで貰ったチャンスにシーツがタイムリーを放ち、ドロー寸前のサヨナラ勝ち。この日の殊勲者はサヨナラ打のシーツより、10回から3回無失点に抑えた久保田にあげたい所だ。ああ、打たれたのは岡島か…。何で、MICHEALの方が先やねん。しかも、何でたった1回で降ろすんや?

◆C8−7L
ロッテ相手に悪夢の3タテを食らい、もう負けられない広島は栗原の先制弾などでいきなり5点をゲットし、グラマンを早々KO。しかし、5回二死までパーフェクトの快投を演じていたダグラスがリーファーに一発を浴びて、記録を断たれてからおかしくなる。不気味な追撃に入った西武は、突き放しても突き放しても、ジワジワとまとわりつく様に加点。最後は1点差に詰め寄られ、永川まで引っ張り出される正に冷や汗モノの勝利だった。巨人との3連戦では全てスタメンで活躍した江藤は、これまた古巣の広島相手にまたもスタメン起用が期待されたが、この日はベンチ。DH制でないと出して貰えないのか? 結局、代打で登場したが、サードライナーに終わった。残念…。

◆YB1−4M
相変わらず、パッとしない攻撃ながら、投手陣の踏ん張りでロッテが4連勝。好リリーフを見せた加藤がようやく今季初白星だ。横浜は5回の拙攻が大きく響いてしまった。先頭打者からヒット,ヒット,ヒット,犠打,四球,ヒットで何で1点しか取れへんねん。3番手で登場したアゴくらは2回無失点。これで2度の中継ぎで4回無失点と結果を残したが、この儘、セットアッパーになったりせずに早いトコ、先発ローテに復帰して欲しいものである。

◆E9−10S
いよいよ迎えたノムさん vs 中井美穂の旦那の師弟対決。ノムさんは中井美穂の旦那に対して「スタメンだと勝率が悪い? なら、試合に出て貰わんとな」だの、獲得に動きながら袖にされた石井一に対して「昔の球威はないな。大枚はたいて獲らなくて良かった」だのと、前日から得意の先制口撃。この挑発に乗る様にヤクルトは石井一−中井美穂の旦那と言うバッテリーが登場。因みに、獲得失敗時にほたえていたノムさんの石井一への死球予告はDH制ありと言う事で実現せず。この辺り、中井美穂の旦那も何だかあてつけている様な印象も…。かくして始まった試合は壮絶な打撃戦に発展。3回まで1−7となった時にはヤクルトの圧勝と思われたが、悪の温床・楽天が4回に四球を1つ挟んでの7連打を浴びせるなど、一挙6点を奪って追いついたのには驚いた。この後、3点を勝ち越された悪の温床・楽天は9回、石井弘相手に怠慢助っ人・フェルナンデスの一発で1点差と追い詰めたものの、あと一歩及ばず。しかし、これではヤクルトも勝った気はしないだろう。ノムさんは石井一をKOしただけでご満悦だったりして…。

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May 15, 2006 20:10

 14日、イースタンでのインボイス戦に辻内が先発登板。2回に松坂健に場外弾を浴び、先制点を許したが、以降は7回までノーヒットピッチングを展開。8回に連続四球の後、後藤武に二塁打を浴びて、4失点KOとなったものの、プロ最多の120球を投げて2勝目をマーク。初勝利は中継ぎとしての登板であり、今回は先発として初の白星となった。辻内と言えば、ストレートの速さは折り紙つきだが、これまでの投球を見るに変化球に大きな課題を残していた。この日はストレートが最速147kmとイマイチ走らなかった事もあり、積極的にカーブを多投。6三振中5つをカーブで奪った。この日のカーブの球速は98〜112kmだったそうで、果たして、意図的に球速差をつけているのか、単にブレーキを自在にかけられないのかは分からないが、50km前後の球速差を生かしたコンビネーションをモノにする事が出来れば、他の球種がなくても、10年は食っていけるだろう。カーブの制球力はだんだんとついてきている様子だし、今後はキレとブレーキもつけていきたい所だ。一軍投手陣は故障者続出で下降線を辿っており、野口もいきなり5失点KOされるなど、火の車。少しずつながら着実にステップアップしている辻内の一軍昇格は意外にも早いかもしれない。

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May 14, 2006 20:31

◆L11−8G
FA移籍の野口がようやく初登板。野口については、ここ数年、不安定だった事に加え(落合監督に嫌われたと言う点を省いても)、投手陣の駒も足りているから、FA選手として三顧の礼で迎えた事には甚だ懐疑的だった。小田を持っていかれた分、損だったんじゃないか…とすら思っていたのだが、、幸か不幸か故障者続出により、駒的には必要な状況に…。しかし、ここまで一軍に上がって来られなかった事でも分かる様にやはり、能力面での不安が的中してしまった。小久保のエラーがあったとは言え、初回、いきなり5失点で3回降板とはお粗末な移籍初登板であった。流石に、これ1度きりで落とされる事はないと思うが、次がラストチャンスくらいの気持ちで取り組んで欲しい所である。さて、その大量ビハインドにも涌井をKOするなど、しぶとく食らいついて追いついたまでは見事だった巨人だが、その裏にあっさり勝ち越しを許してしまってはいただけない。福田に久保に林まで使いながら、結局、骨折り損のくたびれ儲けで今季初の3連戦3連敗。巨人へのあてつけの様にまたもスタメン起用された江藤が今日も1安打+犠飛と活躍したり、ディロンが2安打したりで、私はそれなりに喜んでたりするんだが…

◆D5−0E
昨日、お仕置きの様に途中から外された荒木が今日もスタメンから外され、井端が1番に昇格(荒木は脇腹痛と言う情報も聞いたが、あの表情を見るに外されたのはケガだけとは思えない…)。となれば、ついに名手・川相が2番でスタメンか…と思いきや、2番は英智で、セカンドには森岡が8番で入り、またも川相はベンチに干される有様。おかげで、3回まで0−0とまたも大苦戦の展開で重苦しいムードが漂ったが、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに飛び出した福留の一発で先制した事でようやく波に乗り、ヒット数では悪の温床・楽天を下回りながら、得点では大きく上回ると言う中日らしい試合運び。先発・朝倉は8回まで無失点の好投。5−0と点差にも余裕があった事だし、ここまできたら完封させて欲しかったものだ。また、珍しく7回の守備から投入された川相は実に11日ぶりとなるフリーの打席で会心のセンター前ヒット。これで今季13打席で4安打1四球2犠打と半分以上の打席で結果を残しており、開幕から好調を持続している。これだけ振れているんだから、もっと強攻策の代打要員としての優先順位も上げて欲しいものだ。

◆H7−3T◆
昨日は散々だった松田だが、江川のケガの状態は予想以上に悪かったらしく、登録抹消となった事で、またしばらくはスタメンの座が約束されそうな気配。これでホッとしたのか、この日は3号2ランを放ち、勝利に大きく貢献した。杉内はかなり不安定な投球だったが、打線の援護に助けられ、ハーラートップの6勝目だ。一方、敗れた阪神だが、昨日、2番に悠久の若虎・桧山を入れていた辺りから、何かおかしかったが、この日はシャア少佐を2番に落とし、1番にスペンサーを入れる怪オーダーが炸裂。1番ガルシアのパクリか? 星野監督はずっとやってたけど、シャア少佐を2番で使う意図ってのはイマイチ理解に苦しむのだ。岡田監督もそれを否定して、1番に移して成功した筈なのに、何で今更変えるかな。ホント、今年のシャア少佐は盗塁が少ないのが気がかりで仕方ない。6年連続50盗塁どころか、盗塁王の獲得すら危うい状態だしなぁ…。ところで、前歯を折っても出続けるガッツマン・山崎だが、西日本スポーツが「タカの川相」などと、とんでもない異名をつけおった。今季バントを11回企図して、10犠打+1安打と成功率100%だからだそうだが、幾ら何でもその異名はまだ早過ぎるだろ。大体、川相はバントだけが売りの選手じゃない訳であり、バント成功率だけで安易に川相の冠をつける様な真似は玄人のスポーツ新聞にはして欲しくなかったものだなぁ。

◆F3−4YB
最終回までもつれたゲームは最後は吉村のタイムリーで横浜に軍配。連勝が止まった日本ハムは西武と入れ替わりで首位から陥落となった。この日も伊集院光の弟子・金村が粘りの投球を見せるなど頑張っており、やはり、課題は打線だろう。この日は青波の長瀬がスタメン落ちだったのが気になる。ここ3試合は調子を取り戻してきた感があっただけに不振が理由ではないだろうが、だとするとケガ? 一応、最後に代打で出てきていたので、大した事はないのだろうが、心配だ。

◆Bs4−9S◆
霊感投手・松坂が尊敬する遅れてきたルーキー・松井が2度目の先発でついにプロ初勝利。毎回の様に走者を出す苦しい内容ながらも、打線の援護に恵まれた。これであと数回は先発のチャンスを貰えそう。霊感投手・松坂と投げ合う時が今から楽しみだが、西武戦って終わったばかりなんだよなぁ…。一方、偽バファローズはデビュー戦はまずまずだった謎の珍名新助っ人・オバミュラーが二死も取れずに初回6失点KOと惨憺たる結果に…。やはり、この人、課題は制球力か…。またガルシアに代打・牧田を送る中村マッド采配も健在。何でこう、ガルシアに対する見切りが早いのか…。

◆M4−3C
渡辺俊がまた勝てない。序盤から援護点を貰い、6回まで1失点と順調に来ていたかに見えたが、7回に突如、制球を乱して、無念のKOとなった。しかし、それでもサヨナラ押し出しで広島を3タテ。同点で小林雅を投入しまくるのは、いい加減どうかと思うのだが、登板した途端に決着がつく辺り、今季の小林雅にはツキが感じられる。一方、逆にツキが見離されたのが広島。そう、昨日、内転筋を痛めた守護神・ベイルの戦線離脱が思いっきり支障を来しての2試合連続サヨナラ負けだ。今日は求道者・前田のブレーキも痛かった。5タコの上、最後の打席は10回一死一、二塁の場面でゲッツーに倒れる最悪の展開。見えてきた3割がまた遠のいてしまったなぁ…。また、嶋はこの日も5タコ3三振と奮わず、これで21打席ノーヒットと深刻な状態。この二人が当たってこないと、打線も機能しようがないな…。

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May 13, 2006 22:31

◆L6−4G
アメリカで対戦経験もあると言うディロンを特別コーチに迎え、不振脱出へ特訓を図っていたグローバー。オツ相手に初回から3点を貰うなど、相変わらず、ツキに恵まれており、特訓の成果が出れば、今日はいけるか…と期待させたのだが、いつも通り、微妙な意味で安定した投球で同点に追いつかれて、KO。残した走者を野間口がご丁寧に一掃してくれたおかげで、一気に負け投手になってしまった。グローバーは微妙な意味で安定しているんだから、その準備はしっかりやっておくべきであり、準備不足の緊急登板みたいな投球されてはたまったものではないぞ。さて、果たして、グローバーは次のチャンスを貰えるのか否か…。しかし、痛かったのは8回の攻撃である。折角、連続エラーで貰ったタナボタのチャンスに川中がキャッチャーフライのヘッポコバント。ああ、昨日どこかで見たシーンだな。名手・川相がいるのに使わないチームも、名手・川相を無為に放出してしまったチームも同じ悩みを抱えている訳だ。このパターンは嫌なムードしか生み出さない様で、後続があえなく凡退する所まで昨日の中日そっくりだ。せめて、小坂を代打に使えよ、小坂を…。と言うか、何で小坂はスタメンじゃないんだ? 交流戦ではパ・リーグをよく知る小坂をガンガン使ってくれよ〜。ところで、江藤は昨日に続いて、今日も2安打と活躍。古巣相手に気を吐いて、頑張っている姿は嬉しいものである。やはり、江藤にはプロテクトをかけて欲しかったと改めて思う次第…。李なんか、無理矢理かっさらわずとも、江藤で良かったんよ…と、フロントに思わせる為にも、江藤にはもっと頑張って欲しい。それにしても、9回のベンちゃんのプレーは昨日の松井さんそっくりでゾッとしたねぇ。

◆D10−1E
あまりにも不甲斐ない残塁量産地獄を猛省したのか、この日は初回から4点を奪うと、中盤にも着々と加点し、計10点を奪った中日が連敗をストップ。荒木が2タコ+ヘッポコエラーをかまし、突然、引っ込められたのだが、果たして、ケガでもしたのか、お仕置きなのか…。代わりに出てきたのが、川相ではなく、森岡だった事には落胆させられたが、別に、森岡に罪がある訳ではない。とりあえず、プロ初打点おめでとう。結局、川相は9回に守備固めで出ただけ。9点差の展開で川相の守備固めなんか必要ないんよ。もっと出すべき試合にきっちり出してくれ。どうせワンサイドなんだから、せめて試合勘を養う為にも1度くらい打席に立たせてやって欲しかったものだ。ところで、その川相と入れ替わりで引っ込んだ立浪はこの日3安打で、通算猛打賞回数(172回)が王さんを抜いて、セ・リーグ単独2位になったんだとか…。相変わらず、微妙に地味な記録を次々に塗り替えていくな、この人は…。

◆H3−5T◆
DHでもフルイニング出場扱いになるの?とアメリカ側に問い合わせた所、NGと言う返答を貰ったらしい阪神。そりゃ、そうだろ(…と思うのだが、日本ではフルイニング出場になるんだな、これが)。しかし、そんなセコい真似で記録を伸ばす気などなく、今日も外野で頑張るキュラソ星人は3安打2得点とチャンスメーカーとして貢献。悠久の若虎・桧山が2番と言う訳の分からないオーダーが炸裂し、空転したが、大局には影響なかった模様。しかし、またも久保田が2失点。もしかして、セーブのつかない場面で3度も続けてマウンドに上げるなよ!と言う不満を表していたりするのだろうか? ソフトバンクは久々に松田がスタメンに復帰したが、2度のバント失敗を含む4タコ。折角、貰ったチャンスを台無しにしてしまい、明日からはまた江川がスタメンか?

◆F3−1YB
この日も先発が好調の日本ハム。打線は大して当たっていないのだが、それを十分に補う江尻の好投が光った。投手陣が踏ん張る中、鶴岡のプロ初アーチが決勝弾となり、3連勝で首位をがっちりキープだ。ここ9試合で8勝1敗の好成績でこの間、多くても4失点に留めるなど、投手陣の安定ぶりは素晴らしいが、そろそろ打線の方ももう少し上昇気配を見せて貰いたい頃である。

◆Bs2−3S◆
「1番ガルシア不敗伝説」でも築こうと言うのか、またも1番ガルシアの怪オーダーを炸裂させた中村監督。そのガルシア、2安打を放ったものの、9回、一死満塁のチャンスに空振り三振に倒れたのは痛かった。結局、あと1点が届かずに敗れた偽バファローズは5位転落。先発・川越は初回に岩村に一発を浴びた以降は、散発3安打完投と素晴らしい内容だったが、よりにもよって、その一発が3ランだった事が致命的。終わってみれば、何とも悔やまれる一球であった。

◆M2−1C
広島は8回まで毎回安打を浴びせたばかりか、全て得点圏に走者を進めながら、僅かに1点しか取れない大拙攻。珍しく好投していた大竹も全く援護が貰えない儘、5回無失点で早々降板。結局、高橋がパスクチに一発を浴びてしまい、延長に突入すると、代わったばかりの守護神・ベイルがぬかるんだマウンドに足を滑らせて、1人も投げ終わらないうちに負傷降板するアクシデント。どうやらこの日の勝利の女神は完全に広島を見捨てたらしい。結局、緊急登板の林がフクーラにタイムリーを浴びて、サヨナラ負け。ベイルの件は明らかに不運だが、延長に持ち込まれたのは不運どころか、全て不甲斐ない打線の責任である。折角、いい流れで来ていたのに、こんな形で連敗を喫し、勢いが止まってしまわないか心配だ。ところで、ロッテだが、昨日、3安打後に代打を出される謎の采配に見舞われた西岡がこの日は根元にスタメンを奪われ、フル欠場。一体何が起こっているのだろう!?

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 今夜の松井さんが11日のレッドソックス戦にスタメン出場。1回の守備でスライディングキャッチを試みた際、伸ばしたグラブが芝生に引っかかり、飛び込んだ勢いから負荷がかかった左手首が反り返ってしまった。あのケガに強い松井さんが激痛のあまり、苦悶の表情を浮かべて、その儘、退場。連続試合出場は初回の守備を守りきらないと成立しない為、この試合が5回を終わって成立した段階で松井さんの記録は日米通算1768試合でストップしてしまった。…と言っても、この試合が出場した扱いになった所で次の試合でのストップは間違いないので、事故が初回だった事に不運を感じる事など不要だ。そう、もっと不運な現実が松井さんを襲っていたのだから…。左手首骨折で全治3ヶ月…。正に、悪夢である。
 私は松井さんの亡命に全面的に肯定はしていなかった。私を巨人ファンとして繋ぎ止めうる存在の一人であった事,日本で三冠王,シーズン56号の日本記録を達成して欲しかった事などもあるが、一番懸念していたのが連続試合出場はどうなってしまうのか?と言う事だった。向こうで出場を続けても、所詮、参考記録扱いなのか? そもそも、移動,日程共にハードな上、主力が休養の名の下、試合から外される事がしばしばあるメジャーで松井さんは記録を伸ばし続けられるのか? 心配する要素は多分にあった訳だが、それは杞憂であった。松井さんはレギュラーを死守し、記録を尊重してくれるトーリ監督の理解もあって、ここまで皆勤を続けてきた。もし、日米通算と言う形でリブケンの記録を抜いた場合、どういう扱いになる筈だったのか、未達成の儘、終わってしまったので分からないが、少なくとも松井さんの記録はアメリカでも認められ、注目され、期待されていた事は確かである。今回、松井さんがケガで記録が途絶えてしまった事に関して、アメリカの各紙が大事件の様に報道しまくっていた事からもそれは窺えると言っていい。それだけにストップしてしまった事は残念で仕方がない。計り知れない喪失感に襲われてしまった感じだ。
 ヤンキースと超大型契約を結んだ事もあって、ワールドシリーズ制覇へ向けて、万端の準備を整えるべく、WBCの出場も蹴ったと言うのにこんな事になってしまうとは…。思いっきり結果論だが、こんな事になるなら、WBCに出ておくべきだったか…。大体、松井さんはスロースターターなんだから、開幕に合わせるより、WBCに合わせた方がトータルではいい結果になったりしないかね?なんてのは少なからず思っていたんだが、今となってはそんな仮定も無意味である。これでリブケンの記録は当分の間、破られる事はないだろう。年齢的にキュラソ星人に期待すると言うのも、ちょっと酷な気もするしなぁ…。とにかく起こってしまった事は仕方ない。ここから記録に再挑戦すると言うのも気が遠くなる話だが、とりあえず、今は考えずに、リハビリに努め、また元気な姿を一日でも早く見せて欲しい。そして、またファンの為に試合に出続けたいと言う姿勢で頑張って欲しいものである。

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May 12, 2006 22:29

◆L3−1G
霊感投手・松坂が勝って以来、出てくる投手が悉く火だるまに遭い、黒星街道を走り続ける西武。この地獄から抜け出すには、やはり、霊感投手・松坂に託す以外なかった。その霊感投手・松坂がいきなり李のタイムリーで先制点を失ってしまう。霊感投手・松坂でも止められないのか…と落胆するのはまだ早かった。2回以降、立ち直った霊感投手・松坂は巨人に付け入る隙を許さない。一方、巨人先発・内海も負けじと好投を展開していたが、スミ1のプレッシャーに苛まれたか、8回に入って、中嶋,カブレラに連続タイムリーを浴びて、無念の降板。このリードをしっかり守り、霊感投手・松坂が完投で連敗阻止とエースの貫禄を見せつけた。霊感投手・松坂が良かったとは言え、1点しか貰えなかった内海は気の毒と言うしかない。マッスル千代の富士が復帰し、矢野とディロンを外し、川中を入れる左打者中心のオーダーは完全に裏目に出た。ディロンはまだしも、チームで一番乗っている矢野を左優先なんて理由で外してはいかんだろう

◆D4−5E
日本球界で唯一、悪の温床・楽天との通算対戦成績で負け越していると言う屈辱に甘んじている中日。その原因はひとえに川相を干しているからに尽きる訳だが、それにも拘わらず、この日も試合開始時のスコアボードに川相の名前はなかった。セ・リーグ監督時代、川相には散々煮え湯を飲まされ続けてきたノムさんがこれでニヤリとしたであろう事は想像に難くない。致命的だったのが、1点ビハインドの9回裏、無死二塁の場面(元々は無死一塁だったが、暴投で立浪が二進)。川相を出さずに、清水にその儘、バントをさせた挙げ句、キャッチャーへの小フライだと!? ふざけるな! ここで川相を使わずして、どこで出すと言うのだ! 勝つ気があるとはとても思えない落合監督のオレ流大チョンボ采配には呆れ果てる! 結局、無死二塁のチャンスも立浪は二塁に釘付けの儘、ゲームセット。無駄に長い試合ばかり続いて疲労ばかり溜め込んだ末、川相を干して負けまくる中日に同情の余地など皆無。こんな事やってるなら、今年も悪の温床・楽天に負け越してしまえ!

◆H8−1T◆
ロッテを叩き潰し、波に乗る阪神がいきなり先手を取ったが、この日のソフトバンクは昨日までの不甲斐ないソフトバンクではなかった。4回に集中打で逆転するや、5回には松中が3ラン。6回にも2点を加えて、井川をKO。投げては斉藤和が初回の1点のみに抑えての無四球完投と投打噛み合っての完勝だ。井川はこれで6失点,6失点,8失点か…。こんな事やってると、今オフの亡命はお蔵入りだな

◆F2−1YB
相変わらず、ろくに打線の援護を貰えない八木。しかし、点を貰えないなら、与えなければいいと開き直ったかの様な投球で1失点のプロ初完投勝利。初回に先制点取ったとは言え、もう少し楽させてやれよな〜。石井タクローは今日もヒットを打った訳だが、やっぱり「2001本目のヒット」とか言う、ありきたりの実況はあったのだろうか?

◆Bs6−3S◆
昨年は開幕6連勝後5連敗、今年は2連勝後3試合連続KO(黒星は1つだけ)。1度ケチがついたら、息切れして立ち直れないモードに今年も陥ってしまったのかと危惧されていた吉井が、6回3失点と粘りの投球で4試合ぶりの白星をゲット。その勝利の陰には「1番ガルシア」の怪オーダー復活があった。もう1番でも9番でも何でもいいよ。とりあえず、スタメンで使ってくれれば…。ヤクルトは流石に西武3連戦で打ち疲れたかねぇ〜。

◆M6−3C
西武が霊感投手・松坂で連敗を止めれば、ロッテは小林宏が止めた。今季のここまでの快投ぶりを見れば、今日は決して調子が良かったとは言えないが、7回3失点なら、十分先発の仕事は果たしたと言えるだろう。湿りがちだった打線もようやく繋がった。それにしても、一発含む3安打3打点の西岡に代打・井上とは相変わらず嫌な采配しとるねぇ>バレンタイン

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May 11, 2006 22:48

◆Bs0−2G
またもガルシアを干して、ブランボーを使う中村マッド采配が炸裂した偽バファローズに対して、巨人は先発・カリメロがまたもマメを潰して、3回降板となるアクシデント発生。しかし、緊急登板ながら4回1/3を無失点と言う好リリーフを見せた西村が見事だった。西村の好投に応える様に阿部の一発と小関のタイムリー二塁打で2点を奪い、林を挟んで、守護神・豊田に繋ぐ万全の継投で散発3安打完封リレーを達成。カリメロの状態が気がかりだが、これでまたリハビリモードとなると、西村のローテ入りの可能性も見えてくるかも…。一方、平野佳は敗れたものの、いい投球だった。恨むならガルシアを無為に干す中村監督を恨んでくれ…。

◆F4−3D
3試合連続して同じ様な試合展開。そのきっかけはいずれも名手・川相を干す落合監督のオレ流大チョンボ采配な訳である。川相不在で無駄に拙攻を繰り広げて、投手陣を見殺しにすると言うよくもまぁ、飽きずにやるもんだと言う恒例のパターンだ。7,8,9回だけで7残塁。こんなに川相を使え!使え!と天が囁いているかの様な1点を争うゲームが続いているのに、落合監督はぴくりとも動きやがらねぇ。かくして、またもや延長に突入した訳だが、10回も残塁2つの拙攻で無得点で、挙げ句の果てに、久本の押し出し四球でサヨナラ負けと来たもんだ。無論、同情の余地などない中日の話はさておき、中日の自滅により、サヨナラ勝ちを拾った日本ハムは今世紀初の首位に浮上。つい、この間まで借金に喘いでいた様な気がするのだが、いつの間にこんな所まで上がってきたのだろう。

◆H2−8C◆
炎上男のD.J.カラスコが還ってきた! 3回投げて、、毎回1点ずつの3失点と言う内容で大炎上…と言うのは気の毒かもしれないが、出鼻をくじかれた事が最後まで引きずる要因となったのは間違いない。本当に使える目算があって、再昇格となったのか、疑わしいのぅ。それにしても、今月に入ってからの広島は投打が噛み合って、なかなかの強さを発揮しており、借金完済もいよいよ視界に入ってきた。ベテラン・佐々岡が5回1失点で4勝目をあげれば、求道者・前田が3打数3安打の大当たり。二塁打,シングル,三塁打ときて、さぁ、次は一発かましてサイクルだ!と期待をかけた瞬間に代走で引っ込めるなんて、野暮な真似してくれるなよ>ブラウン監督

◆T5−2M
またも先手を取られたロッテが泥沼の5連敗。今月に入ってから全試合先手を取られていると言うのは一体どうした事か? 先発が踏ん張れず、打線が繋がらずではそりゃ勝てんわな。阪神はまたも無難な試合運びで5カード連続の勝ち越し。例によって、完投する気ゼロの下柳は5回無失点で勝ち逃げの3勝目。実は、ダーウィンがなかなかやる!と言う事に今更ながらに気付いた。藤川も三者三振と万全だったが、4点差でマウンドに上がりながら、3安打2失点と乱調だった久保田だけが気がかりだ。折角、完勝ペースだったのだから、こういう所でケチがつくのは勿体ないぞ。

◆YB8−4E◆
昨日、サヨナラの場面で2000本安打と言う素晴らしいシチュエーションを棒に振った石井タクローだが、この日はいきなり初回の先頭打席でセンター前に弾き返して、あっさり記録達成(史上34人目)。つまんね〜。まだ試合も盛り上がってない段階だよ…。やはり、昨日打っておくべきだったか…。それはともあれ、まずは名球会入り(するのか?)、おめでとうと言っておこう。投手として白星を挙げながら、野手として2000本安打達成はドン川上以来の快挙だとか…。それにしても恐るべきは愛敬不敗神話。逆転を許した直後に一挙6点の大量点により、再びリードを貰い、3連勝。愛敬レベルの投手が悪の温床・楽天において、3度続けて先発勝利と言うのは、とてつもなく低い確率なのは言うまでもない。今後も先発を続けながら、日本記録更新を果たしたとなれば、正に、文字通り神の所業たる神話の完成と言えるだろう。

◆S14−3L
ヤクルトが3試合連続2桁得点で3連勝。逆に言えば、西武が3試合連続2桁失点な訳である(しかも5連敗)。この3連戦で打たれる事、実に45安打13本塁打38失点の大炎上ぶりには目を覆うばかり。怒濤の開幕ダッシュも無と化し、3位転落。次は霊感投手・松坂が先発だろうから、ここで何としても止めなくてはなるまい。

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