January 2006

January 31, 2006 06:37

pb2nd_03a.jpg 前回はカッコ良かった上級生が、今回は一気にヘタレモードに突入。力のある新入生にレギュラーの座を脅かされ、相乗効果でチーム力もアップ…と思いきや、気を引き締めていたのは、あくまで対内的な話だった。対外的には昨年の三回戦進出ですっかり慢心しきっている様子。それでも、弱小・言問高に対する偵察の必要性や、五回戦進出を目標とする事を谷口に言われて、気を引き締めたかと思いきや、全く効果はなかった様子。中山,山本がヘタレているからと言って、偵察しなければいけないと自覚していた鈴木だけでもちゃんと見ておけよ! 中山達ばかりか、太田や山口らもロクな偵察はしてこなかったり、そのくせ、この日は偵察だけで練習しないと思っていたり、上級生のヘタレぶりに倉橋が激昂するのも当然。これだけ大モメしたにも拘わらず、何ら解決させないで試合に突入してしまったが、それでいいのか、谷口? キャプテンなんだから、あそこで上級生をなだめてちゃダメだろ。まぁ、次回でそのしっぺ返しは受ける様だが…。昨年、自分達がどうやって勝ち進んでいったかを考えれば、こんな所で慢心してるってのは変な話。しかも、昨年、弱いチームが一人の選手によって大きく変わる事だってあるのだし…。そう、昨年の墨高の様に…。川北高戦が途中で切られたり、城東高との練習試合が飛ばされたりしてるから、余計に違和感が伴うんだなぁ。

「一回戦でつまずいたら、最後まで勝ち残るったって、それまでですからね」
「えっ、最後まで…って、甲子園の事を言ってるの、お前?」
「い…、いや、例えばですよ。例えばの話…」

 それにしても、墨谷二中出身者同士の会話はどうしてもニヤリとしてしまう。ここでようやく丸井が墨高をすべった件が露呈。谷口はああは言っているものの、まさか本当に転入してくるとは思っていないかも…。谷口と言えば、五回戦進出を目標に掲げたものの、本音は甲子園出場なんだろうなぁ。いや、今からそこまで先の事を考えている訳ではないのだろうけど、ここまで進んだから満足とか、流石にあそこには勝てないだろうとか…そういう諦めの発想は断じてしない男なので、勝ち上がる度、次も勝つ事を目標に…とやっているうちに、気付いたら甲子園に行っちゃったりしそうなタイプだね。

「あ〜あ、約一名、一年生効果のないのが戻ってきました〜」
「鈴木は草野球やっていた半田よりもずっと飲み込みが早いしな」
「しかし、あれ程、進歩のない人物も珍しいねぇ」
「まぁ、確かに半田がいない方が練習ははかどるってモンだ」

 相変わらず、執拗な半田バッシングを続ける倉橋。前回、谷口に「野球が出来るだけで幸せと思える奴だっているんだ!」と怒鳴られたばかりなのに、まだこういう事を言わせるか。あれは完全オリジナルのエピソードだったけど、ああいう話を挟んだ以上、その後の倉橋の態度はある程度、改めさせた方がいい様に思うのだが…。中山達への失言はプラスに働けば(結構、マイナスにも働いてる事も多いが)、発奮してくれる可能性もあるのだが、半田への失言は単なる嫌味や皮肉では済まないだろ。少なくとも、半田は手を抜いたり、気を緩めたりしている訳ではないのだし…。その半田、一年に刺激され、不甲斐ない自分に悔しさを見せたり、抽選会や上級生が手を抜いた偵察に行く事を買って出たりと頑張ってはいる。この辺りの行動が果たして、「逃げ」と見られるか否か…。谷口もそんな半田を気にかけている様子なので、やはり、今シリーズでは鍵を握る存在になりそうだ。

プレイボール vol.3

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January 30, 2006 00:19

 公開初日から「フライトプラン」を見てきた。ジョディ=フォスター主演作品を劇場で見るのは「コンタクト」「パニックルーム」に続いて3回目。やたら映画見まくってる訳でもない私だが、どうやら結構、ジョディファンらしい。以前、友人から、「ジョディファンだろ」と「ハンニバル」に誘われたのだが、「その理由で誘っといて、ジュリアン・ムーアやんけ!」とツッコませて貰った事も…。まぁ、結局「ハンニバル」は見たんだけど…。

さて、大筋について。航空機設計士のカイル(ジョディ)は夫を6日前に転落死で失い、悲しみを抱えた儘、6歳の娘・ジュリアと共にベルリンからニューヨーク行きの航空機(カイルも設計に関わった最新鋭機種)に乗り込んだ。離陸後、3時間程、眠り込んでしまったカイルは目を覚ますと、ジュリアの姿がなくなっている。機長に頼み、客室全体をくまなく探して貰うが一向に見つからない。自ら設計に携わった事で構造を熟知するカイルは貨物室など、探していない箇所の探索を要求するも、乗客全員の安全を守りたい機長はこれを突っぱねる。誘拐かもしれないと乗客を疑ったり、執拗に食い下がるカイルだったが、搭乗記録にはなく、乗客人数も合っており、ジュリアの分の搭乗券も荷物もない。ジュリアを見たと覚えている乗務員もいない。ジュリアが乗り込んだ証が存在しないのだ。 そこへ更に追い打ちをかける様に、夫の遺体を処理した病院から、娘も夫と同じくして亡くなったと言う情報が…。夫と娘を失った事で精神的に不安定になり、妄想に駆られていると見られてしまうカイル。果たして、ジュリアは本当に一緒に乗り込んだのか? 自分自身、妄想なのかもしれないと思わされかけたカイルだったが、ジュリアは確かにいたのだと言う証拠を発見する。意を決したカイルは乗務員の制止を振り切り、乗客の安全すら厭わず、必死の探索を始める。約1万メートル上空の密室で425人の乗客+乗務員全てが容疑者。果たして、ジュリアはどこにいるのか? 一体、犯人は誰なのか?

以降、ネタバレありなので注意。

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January 29, 2006 10:49

 前監督時代のイメージを表層的な面から変えたがるのは、第1次政権時代同様の若大将・原政権だが、新ユニフォームに続いて、今度は新エンブレムキャラクターを発表。こんな感じ。正に、「巨人」(=「きょ」ではなく、「じ」にアクセント)っぽくて、私は結構、気に入っている。そもそも「ジャイアンツ」と「兎」の因果関係が皆無にも拘わらず、無理矢理、両者を融合させたマスコット・ジャビットにはかなり抵抗があったので、長年、変えて欲しくて仕方なかった。西武に惨敗して、「獅子は兎を狩るにも全力を尽くす」だのと、思いっきり兎呼ばわりされたのも、かなり屈辱的だったからなぁ。やはり、ジャイアンツのマスコットが動物タイプなのは違和感がある。しかし、エンブレムからは撤退させられたものの、ジャビットは球団マスコットとして存続する模様で残念。「童夢くん人形」復活でいいやん(笑)。

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January 28, 2006 10:03

 「しおんの王」を衝動買いに近い買い方をした。騙された(笑)。こういう騙され方は「バタフライ」以来…と書くと、どう騙されたか具体的に書くまでもないか。私がこういう買い方をするケースは極めて稀なケース。はっきり言って、今のご時世、こんな事でいちいち手を出していたら、キリがない(^^;)。しかし、その稀なケースに2度も同じ理由で騙されるなんて、何て引きの強さなんだ(+_+)。まぁ、「バタフライ」に関しては本当に騙されたのかどうかまだ確定してない気もするのだが、「しおんの王」は紛れもなく騙された。第一話でいきなり騙された事が分かるので、特定の読者を騙して引っ張ろうと言う意図はなかった様に思うし、その要素はストーリー上、大いに意味があるものなので、特に、不満はない。一方、「バタフライ」はその騙し要素の必然性が未だに不明だ…って、繰り返すが、本当に騙されてるのかさえアヤしい。騙されてるのかどうかで読者を悩ませて、作者は楽しんでるんじゃないかと言う気さえする。騙されたダメージも「バタフライ」の方がでかい。買った際、話の内容が全く分からず、購入動機として騙された部分が大半を占めていたからだ。一方、「しおんの王」は最新巻の帯にキャラクター紹介があったり、各巻の裏表紙に大筋が載っていたりしたのを見て、何となく面白そうな作品と感じ、しかも、ネットでも若干、調査してから購入に踏み切ったので(だから、衝動買いとは言えないかも)、実は買う前から騙される事を覚悟していた。その為、ダメージは小さいし(ただし、騙された事が分かった場面の衝撃は「バタフライ」のそれと比べ、遙かに大きかったが)、実際、ストーリーも予感した通りに面白かったので満足している。完全に翻弄された「バタフライ」も内容は面白かったので、後悔はしていないのだが、実は騙されていなかった…と言う一縷の望みを未だに抱いていたりするのは果たして、往生際が悪いだろうか?
 …って、こんな書き方じゃ、分かる人にはモロ分かりだが、分からない人にはさっぱり分からないだろうなぁ。大体、件名に「しおんの王」と書いておきながら、「しおんの王」のレビューなんだか、「バタフライ」のレビューなんだか、単に、私が騙された話なのか分からない。結局、「しおんの王」って、どんな漫画なのさ?って言うと、女流棋士漫画だったりするんだな。えっ、「バタフライ」は? 超アホ毛漫画です(嘘は言ってないよな)。

しおんの王 1 (1)
しおんの王 2 (2)
しおんの王 3 (3)

ついでにこれも貼っとけ(笑)。

バタフライ 4 (4)

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January 27, 2006 21:16

 友人と一緒に来ると言っていたサチ子に同伴していたのが、ルーキー・桜木とあって、里中ばかりか、岩鬼までがこの二人の仲を勘繰る始末。しかし、実際にサチ子と来る友人・礼子は単に遅れているのであって、岩鬼のおっかけとして、この合宿に飛び入り参加を目論んでいた桜木はたまたまサチ子と同じ電車に乗っていて、タクシー乗り場で一緒になっただけの事だった。実際のプレーを見もせず、直感だけで指名してしまった事で桜木の力を計りかねている土井垣は桜木の同行を了承。ここで桜木は岩鬼と三遊間を組むのが目標だと語る。ショートには岩鬼曰く守備だけで食っているサルがおり、山田によると、昨年は600守備機会で10失策の守備率.983と安定した守備力を見せている。桜木は10失策は多いと苦言を呈するが、高校時代、主に試合終盤の守備固めで使われていた桜木は3年間で106回しか守備機会がなく、しかも、そのうち、30個もエラーしていたとの事(これまた山田情報)。こんな男を獲ってきた土井垣を批判する岩鬼だが、土井垣はビビビーッと来たらしい。年俸240万なら、ハズレでも支障はないと開き直る岩鬼だったが、桜木は最大5000万円の出来高契約を結んでいた。そのノルマとは100試合出場で打率.330,盗塁率.800,守備率.950と言うもので、絶対に達成無理と見た微笑はこれなら1億円でもいいと呆れ果てるのだった。練習後、里中はちゃっかりサチ子がいつまでいるかを聞き出し、最終日までいる事を掴むと、二人きりになれる可能性が高まった事に安堵する。翌朝、桜木はルーキーでバスなど10年早いと、単身、走ってグラウンドへ向かい、準備を整えて、先輩を出迎える殊勝ぶり。気を良くした土井垣は桜木に直接ノックを見舞う事に…。ゴロを捕る際、両足が揃っている事を指摘する岩鬼だったが、桜木は「これでうまくなったから…」と譲らない。これでは左右の打球に対処しきれないと睨んだ土井垣は三遊間の深い所へ打ち込むと、桜木はグラブに当てるのが精一杯。それ見ろと言わんばかりの岩鬼に、桜木は「今のはヒットでしょ?」と主張するが、「プロならエラー」と突っぱねる岩鬼。これを見ていた土井垣と山田は桜木の守備に関して、何かを掴んだらしく、ほくそ笑むのだった。

 桜木は守備範囲が広過ぎて、普通の選手なら追いつけない様な打球にグラブを当ててしまう為、エラーと記録されまくっていた…とか言うオチか? 土井垣や山田の態度を見るに、桜木の守備は使える…と見るのが普通だ。守備力は数字では計れないと言う典型的なパターンだが、そうだとしても、誰も高校時代の桜木を生で見ていないのだから、気付かなくても仕方ない。と言っても、高校の監督は気付けよ! …って、まがりなりにも終盤の守備要員で使っていたのだから、一応、気付いてるのかだろうか? しかし、スタメンで使わなかった事に関しては、まだ秘密がある筈だ。そう、打率5割の件。出塁数=盗塁数の実績なんだから、足は速い筈だが…。ところで、出来高のノルマだが、盗塁率(ってのは盗塁成功率だよな?)ってのが変。普通、盗塁のノルマは成功率でなく個数だろ。1回走って、それが成功だったら、以降2度と走らなくてもノルマ達成やんか…。実績ゼロの選手に5000万円の出来高だったら、最低でも30盗塁は強いて欲しい。あと守備率.950もかなり疑問。ショートでこんな数字じゃ、とても褒められるものではない。昨年、規定守備機会を数えたショートの中でワーストの中島(西武)でさえ、.977だ。.950と言うと、昨年のサルなら30失策にもなる。上記の予想通り、ヒット性の打球を止めまくって、悉くエラーと判定される事を考慮しているとしても、それならば、守備率にノルマを設ける事自体がナンセンスである。それはともあれ、チーム結成時、土井垣が最も期待していた筈なのに、特別、見せ場も貰えずにいる守備だけの男に成り下がっていたサルは、果たして、この儘、桜木に食われてしまうのだろうか…。「誰も相手にしない様な成績の自分の力を見抜いた眼力」などと、桜木におだてられて、すっかり舞い上がっている土井垣だが、あのキャンプ時のやり取りだけで眼力もクソもないだろ。里中とサチ子の件は……………、もう少し桜木相手に慌てふためく様子を見てみたかった気もするが、基本的にどうでもいい話。早く玉砕すれ!


 

Story
水島新司原作の国民的人気を誇るスポ根TVアニメシリーズの第6巻。無事に高校に進学したドカベンとライバルたちは、夏の大会に向けて特訓を開始する。第26話「山田!高校野球へ来い」から第30話「初登板!小さな巨人...(詳細こちら

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January 26, 2006 06:20

 昨日の監督会議で予告先発の撤廃を訴えたノムさんだったが、バレンタイン監督らのシカト攻撃の前に無惨にも敗れ去った。以前も書いたのだが、私も予告先発は完全否定派なので、何とか撤廃に持ち込んで貰いたい所だったが、監督会議の前日の段階でバレンタイン・伊東・ヒルマンによるノムさん包囲網が敷かれていたので、残念ながら結果は火を見るより明らかだった。会議の場では、ノムさんの意見に反対もせず、感想も言わず、無反応モードでいながら、会議後にベラベラとノムさん批判ってのが、かなり嫌な感じ。そんなに大反対するなら、真っ向やり合って欲しかった。とにもかくにも、バレンタイン監督には予告先発制を存続させたい理由として「ファンの為」と言う事を強調するのは辞めて貰いたい。どう考えても、「自分の采配に都合からいいから」と言うのがミエミエで白々しいし、ファンの大半が予告先発を望んでいる様な言い回しは誤解を生む。予告先発反対派のファンとて、それなりの割合を占めている筈だ。前売券発売時に予告先発するってんならともかく、前日の予告先発で恩恵を受けるファンなんて当日券買って球場に行く人限定の話ではないか。大体、ファンは先発ピッチャーだけで見に行くかどうかを決めてしまうものなのだろうか? 野手やリリーフ陣はどうでもいいの? これも以前に書いたが、あくまでファンの為であって、自分の利害とは無関係だと言うなら、投手でなくスタメン全員予告しろっての。これならば、ファンにとっては予告された状態だが、対戦するチーム同士の駆け引きとしては相手の情報を引き出せない状態でオーダーを提出するのだから予告してないも同然だ。それに予告先発が「ファンの為」だったら、まるでセ・リーグがファンの為になる事をあえてやっていないみたいに聞こえるではないか。岡田監督が交流戦の際、セ・リーグの球場でDH制を採用する案を出したが、結局、「9人野球はセ・リーグのアイデンティティーだから…」と却下された。こんな感じで、「DHや予告先発はセ・リーグと違った個性を出す為のパ・リーグのアイデンティティーなのだ」と主張してくれた方が、まだ潔いと思うのだが…。今年も悪の温床・楽天を応援する気は皆無なのだが、ロッテ戦…いや、バレンタイン戦に限っては、何だかノムさんを応援したくなってきたよ…。

 それから、来年実施予定のセ・リーグのプレーオフ案だが、パ・リーグ形式を採用する事になったとか…。これもかなり愕然とするニュース。他に、東西2地区に分ける案や、前年の奇数順位と偶数順位のグループに分ける案も出たらしいが、消去法の末、パ・リーグ形式になったとの事。他の2案がダメだからって、よりにもよって、問題点が浮き彫りになっている今のパ・リーグ形式をあえて採用するとは何を考えているのか。他の2案はダメだし、パ・リーグ形式ではダメなのが実証済だし、プレーオフをやる事自体、考え直すか…って、発想には至らないものか? 大体、セ・リーグには既にプレーオフ制度があるではないか。勝率1位と勝利数1位球団が違った場合に戦うと言うアレ…。昨年だって9月初めくらいまでは、阪神の引き分けが多かった為に、そうなる可能性は十二分にあった訳で…(落合監督が名手・川相を幽閉しまくるオレ流大チョンボ采配を連日の様にかました事で中日が急落し、実現しなかったが)。そのプレーオフ方式でいいやんか…(+_+)。一つだけ救いなのは、ペナントレース1位球団をリーグ優勝とするらしい事だが、そうなると、優勝してないチームが日本シリーズに進出する可能性がある訳で、日本シリーズが日本一を決める大会であると言う前提が覆される事に変わりはないよなぁ。

野村ノート

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January 25, 2006 21:39

 痛み止め注射の効果が早くも切れて、二死一、二塁のピンチを迎えた天童。肘の痛みから制球も定まらず、5番に対しても、明らかにボールと分かる球を続けて、カウント0−2.ここでついにマウンドへ向かった大木監督は天童の肘痛を知っていたと明かす。「肘痛を隠して投げる事がチームの迷惑になると考えないのか」と責められた天童は観念したか、降板すべく握っていたボールを大木監督に手渡そうとするが、大木監督は「受け取れんな」と、つっぱね、「むしろ、こういう修羅場で代えるくらいなら、初めからお前を使ったりはせん」と続投を言い渡す。茂野から温情采配を咎められるが、大木監督は温情采配ではなく、天童の力を信じていた。肘痛の事を知っていたが故に、吾郎をストッパーに据えて、自分をリスクと負担の少ない中継ぎに回してくれ、また、肘痛の事を知っていながら、今までのキャリアを尊重し、チャンスを与えてくれた大木監督の気持ちを汲み取った天童は意気に感じて、ストライクを1つ取るも、続く4球目を痛打される。センター前に抜ける同点タイムリーか…と思われたこの打球だったが、天童は右足を伸ばして、執念のブロック。内野安打に留めて、二塁走者の生還は阻止するも、二死満塁とピンチ拡大。打球を当てた事で降板を余儀なくされた天童は潔く吾郎に後を託すのだった。

 仰木さんが亡くなった事と因果関係があるかはともかく、大木さんがカッコ良過ぎ。冷遇されまくっている松尾とはえらい違いだ。でも、幾ら否定してみた所で、10球程度で痛みが走る投手をこんな場面で使うのは、やっぱり温情采配でしょ。実際、天童は5番に痛打されており、内野安打で留めたのも幸運に近い。まぁ、あのマウンドでのやり取りがなければ、もっと悪い結果になっていただろうけど…。で、この後、吾郎が残り4人を悠々と抑えるのは必至か。結局、美味しい所は吾郎が全てかっさらう様だ。ただ、2連勝すると、優勝候補・ドミニカとの一戦が緊張感に欠ける事になりかねない訳で、何か大ポカがあって韓国戦落としたりして…。たとえば、松尾が痛恨のタイムリーエラーとかな。…って、また松尾がシメられるのかよ! 韓国に勝って、決勝トーナメント進出が確定しないパターンは、ベネズエラがドミニカに勝つ事。この場合、日本はドミニカに勝てば文句なしだが、負けた場合は3チームが2勝1敗で並ぶ可能性がある。この時は得失点差とかで順位が決まるのだろうか? これにしても、×点差で負けなければいい…と言う展開だから、イマイチ盛り上がらないのは確かだ。

MAJORキャラクター名鑑―少年サンデー公式ガイド

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January 24, 2006 21:27

 1勝5敗と惨憺たる成績で迎えた「黒ワザごはんオールスターズ」の七回戦は、これといった相手も見つからなかったので、何となく現役ジャイアンツ戦に…。しかも、今回の場所はジャイアンツの本拠地・東京ドーム。ここまで引っ張って、しょーもないオチが待っているのかと思いきや、現れたのは、久保,チョコ,林と、壊滅的成績に終わったジャイアンツを辛くも最下位の危機から救ったリリーフ投手陣だった。今回も3人しかいないので、一人0〜3点を持ち点とする特別ルールが適用される事に。
 打倒ジャイアンツは下部リーグを倒して勝ち上がった末の最終目標だった筈なのに、これといった相手も見つからないから何となくって、何じゃそりゃ〜。「黒バラ」らしいと言えば、らしいのだが、いい加減、この企画、終わらせたいのが本音なんだろうなぁ。かくして迎えた現役ジャイアンツ戦、トップバッターとして打席に入ったのは勝俣コーチ子飼いの「なめ茸空きビンごはん」。虚偽の成績を吹聴するハイレグさんの卑劣な陰謀により、危うく引退しかけながら、迎えたラストチャンスで見事に結果を出すと、これで調子に乗った勝俣コーチはスタメン対策会議でトップバッター昇格を進言。あまりの熱いプッシュに根負けした中井監督はこれを了承したのだった。非公式の打席を含めて、ここまで打率10割を誇っているが、その事に誰も気付かない低評価は相変わらず。特に、ハイレグさんは「ゴマ」を守る為だけに、理不尽に目の敵にする狭量ぶりだ。そんな逆境をはねのけて、辿り着いた栄光のトップバッターについた勇姿を見届けるべき勝俣コーチが今回は何と欠席。勝俣コーチ子飼いの選手は勝俣コーチ不在時に活躍せず、不在なのをいい事にこっそりスタメンから抹殺される傾向にあるだけに、今回も不安たっぷりだ。3選手の反応は一口食べた所で、揃って微妙〜な笑い。コメントも…

「まぁ、ぼちぼち食べれないこともないよね。ウマ〜ってことはないけど」(チョコ)
「焼きおにぎりみたいな感じ」(林)
「もうちょい濃かったらおいしいですけどね」(久保)

…と、これまた微妙。かくして注目の点数は久保,チョコが各1点,林が2点の計4点で無念のアウト。初めて凡退したのに、ハイレグさんはここぞとばかりにバッシングを開始し、「引退」の2文字を連発。毎週参加している訳ではない金村暁の師匠・伊集院光や土田晃之がハイレグさんに騙されて、その場の雰囲気に乗じてバッシングするのは仕方ないが、MCのくせに、ここまで10割だった事をハイレグさんに隠蔽されていると全く気付いていない中井監督も「引退」だの「フロント入り」だのと、不吉発言を連発。「なめ茸空きビンごはん」よりも「お酢ごはん」を何とかしろよ! 果たして、「なめ茸空きビンごはん」は勝俣コーチ不在の隙に、首を切られてしまうのか!?

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January 23, 2006 21:19

 昨日、「恋人はスナイパー 劇場版」がテレビでやっていた。チェン繋がりで、上映間近の「ピーナッツ」の宣伝も兼ねるのか思ったら、「サイレン」ばかり…。えっ、阿部寛繋がり? 結構、重要な所がカットされまくりだったなぁ。女スナイパーが知らん間にやられてたり、初見の人は訳分からんぞ…。劇場で見に行ったクチなので、新鮮味はないのだが、やっぱり、このシリーズ、好きなんだなぁと改めて思った。とは言え、3部作の中では、劇場版の満足度が一番低かったりはするのだが…。どうしても、無理矢理、完結に持っていった感が否めないので…。完結した割には、コー・村木はピンピンしてるし…。それにコー・村木的にホイさんがああいう末路を辿ってしまう事は看過出来ない気がしてならないのだが…。あと、きなこの殺しはどう見ても正当防衛なのに、そういう解釈が誰からも出てこないのが不思議。最前線で刑事やってる以上、犯人を射殺する可能性は今後もつきまとうし、それをホイさんが背負って、しかも自ら警官隊に乱射される様にし向けるのは、イマイチ釈然としないのだ。格闘メインだった過去2作から、今回は狙撃戦が実現したのは良いのだが、コー・村木の援護の後、背後から不意打ちみたいな感じで撃ってるので、ホイさんが神宮児にスナイパーとして勝った感がゼロなのも不満。神宮児をも圧倒的に上回る技術を持ちながら、何らかのハンデ(きなこが足手纏いになるとか)を背負って苦戦するが、最終的にはスナイパーとしての格の違いを見せつける…みたいな感じにして欲しかったのだが…。
 色々、不満はあるものの、総じて言えば、満足度の高い作品なのは間違いない。チェンの演技と水野美紀のアクションだけでも、お腹一杯なのだが、これが遺作となったいかりや長介も、とにかく渋くてカッコ良かったり、竹中直人はひたすらおいしかったり、脇を固めるベテランがいい味を出している。それにしても、水野美紀の蹴りは相変わらず、美しいねぇ。「千里眼」以来、「アクションスター・水野美紀」(女優・水野美紀にあらず)に魅了されてやまないのだが、今回もキレのある動きは健在。チェンもかなり頑張ってアクションしているのだが、何せ水野美紀が凄過ぎるんで、どうしても霞んでしまうわな。これだけ動けて、演技も出来るのに、こういう仕事が全然来ないなんて、まったくもって宝の持ち腐れである(本人がどれくらいやりたがってるかは分からないけど)。日本のドラマだと女性にアクションなんて求められてない気もするので(「ごくせん」の仲間由紀恵程度の代物でいいのか?)、仕方ないのだろうか。こうなったら、ハリウッドとかで使ってくれないかなぁ…などと、思ってしまうのだが…。
 ああ、買いそびれていた劇場版のDVD、何だか欲しくなってきたよ。いい機会だから、そろそろ買ってしまおうか…。「ピーナッツ」も楽しみだなぁ。

恋人はスナイパー ディレクターズカット完全版 Long version
恋人はスナイパー EPISODE2 ディレクターズカット完全版 Long Version
恋人はスナイパー 劇場版 プレミアム・エディション

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January 22, 2006 23:12

pb2nd_02a.jpg まさか本当に没収試合になるとは…。半田絡みのトラブルどころか、川北戦そのものが完全に袖にされるとは予想外であった。結局、肩の問題は前振りで、真の問題はあくまで指の方。完治する可能性を示唆されるも、手術成功率が極めて低く、一生ボールが握れなくなるかもしれない…。手術をしないで、この儘、フォークを投げ続ければ、右肩は壊れてしまう。この指の手術に関するやり取りに関しては、原作よりも遙かに良かったと思う。これくらいリスクのあるものでないと、あれ程、野球を愛している谷口が一時は諦める決意をした事の重さに説得力が感じられない。診てくれた医者が田所の知り合いの町医者ではなく、名門川北高校の監督の友人でスポーツ医学に詳しい人…と言うのも説得力に輪をかけた感じだ。実際の所、あの指の手術の難易度、今で言えば、どれくらいのものなんだろう? 約30年前の話だから、あれくらいの成功率でも不思議ではないのかな。ただ、フォークの投げ過ぎは肩ではなく、肘に来る筈なんだけど…(^^;)。

「面白いとか、面白くないとかじゃない。野球をやってるだけで幸せだと思える奴だっているんだ!」

 倉橋の失言に、思わず語気を荒げる谷口。文字通り「野球をやってるだけで幸せと思える」谷口のこの言葉は重い。そんな谷口は実際、1度野球を諦めている。その苦しさ,悲しさは身をもって体験しているのだ。そんな辛い想いに再び見舞われるかもかもしれない。しかも、今度は正真正銘、再起不能を通告されている。想像するだけで、その絶望感は計り知れないものがあるだろう。

「これは谷口だけの問題じゃないでしょうが! あいつはエースピッチャーでキャプテンなんだ。それを投げられなくなったりしたら…」
「俺達はこの事に絶対口出ししちゃならないんだ。あいつ自身が一番大切にしてる野球の事なんだからよ。
それにたとえ球が投げられなくなったとしても、俺達のキャプテンは谷口だ。それだけは俺ら、変えるつもりねぇから…」

pb2nd_02b.jpg 谷口が手術をするか否かと言う件について、谷口の様子がおかしい事に最初に気付いた倉橋が谷口個人ではなく、チーム全体の利害に関わる問題…と現実主義的な発言に終始したのに対し、何も知らずに谷口の問題を軽く考えていた山本らの方が谷口自身の決断を尊重しようとした。この両者の考え方の違いは逆にする事も出来た筈だが、こういう展開にしてくれたのは、かなり嬉しかった。また、谷口の両親も暖かく見守るだけで、最後の決断に関しては決して口を出そうとはしない。相変わらず、谷口と両親の絆の深さはグッとくるものがある。実際の所、谷口はフォークしか投げられない訳ではない。速い送球を投げる為に模索した末の結論がフォークの握りで投げる事だっただけの話で、球速は落ちるものの、ゴロ送球に戻せば、肩の故障を気にする必要はなくなる。フォークを投げまくった末に右肩を壊したとしても、再起当初の様に代打屋として生きる道もある。決して絶望的な状況な訳ではなかったが、結局、谷口は騙し騙し不完全な状態で続ける事より、恐怖を乗り越えて、リスクの高い手術に挑む選択肢に賭け、進級と同時に復活を果たす。

 正直、期待半分,不安半分で待っていた今回だったが、期待を大幅に上回る出来でかなり満足している。今シリーズはライトなレビューを…と言っていたのに、思わず、つらつらと書いてしまったなぁ。何だかんだ言っても、前シリーズだって、人間描写やストーリー面では満足度の高い作品だったっけ。野球しているシーンさえなければ、紛れもなく良作アニメと言っていい………のだが、野球アニメなんだから、それで満足しきる訳にいかないのが歯痒い所だねぇ…。


プレイボール vol.2

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January 20, 2006 20:06

 李がロッテから電撃自由契約となって、1週間足らずで巨人入団が決定した。あまりの急展開ぶりに、元々、巨人と裏取引があったのではないかと勘繰ってしまう。先月、パウエルは獲ってくれるなよ…と書いたが、パウエルどころか、李まで加わる事になろうとは…。ドラフトでゴールデンルーキー・辻内、FAで豊田,野口、新助っ人にディロン,グローバー、金銭トレードで小坂、自由契約となったリサイクル助っ人でパウエル,李…、これだけ加わって勝った所で、本当に巨人ファンは嬉しいのか?(嬉しい人が多いんだろうなぁ) 第1次政権では補強ではなく現有戦力を引き上げる形で日本一に輝いた若大将・原監督にそれなりに期待を抱いていた私は、今オフの巨人の過剰な大補強にがっくり来ている。現有戦力ないがしろの補強っぷりは茂雄暗黒政権を彷彿とさせる上、「監督の手腕が発揮された感」がゼロに等しい。今オフ、納得の補強はせいぜい豊田,ディロン,小坂,辻内まで(ディロンもいらないと思ったが、結果的に江藤が西武に引き抜かれたので…)。他は是が非でも必要な戦力ではないのではなかろうか…。
 結局、李を獲得するのって、ディロンが成功するかどうか全然自信がないんだろうなぁ。新助っ人が未知数なのは仕方ない事だが、そんなに自信持てない様な選手なら獲ってくるなよ…。いい加減、巨人は選手の補強に金をかけるよりも、まず、アメリカ担当の有能スカウト発掘(引き抜きでも可)及び人脈の構築,有能なトレーナーの確保などに金をかけるべきだと言う事に気付いて欲しい。近年の巨人の選手の故障って、試合中の不慮の事故と言うケースではないものが多い訳で…。大枚はたいて、宝くじみたいな選手獲ってきたり、億単位払ってる選手に何ヶ月も休まれる事を考えたら、よっぽと、巧い金の使い方だと思うのだが…。金の使い所と言えば、今更、言っても詮無き事だが、国外亡命するか否かで悩んでいた今夜の松井さんを引き留める際、破格の年俸などで誠意を見せるより、東京ドームを天然芝にする事で誠意を見せて欲しかったと当時、思ったものだ。さて、普通に考えると、ディロンが一塁,李が外野で鈴木や矢野が干されるか、マッスル千代の富士がケガで出られない…、あるいはディロンが「ハズレ」でベンチウォーマーとなり、李が一塁…と言ったパターンだが、恐るべきプロジェクトが進んでいるらしい。これである。正気か!? 万一、これが実現すると、ガッツな貴公子・仁志&小坂のゴールデン二遊間どころか、ゴールデン補欠コンビ…、そして、ディロン&あの男の暗黒二遊間が結成されてしまう。こんな馬鹿げた事態は断じてあってはならない。もう勘弁して欲しい…。こんな打力優先オーダーのどこがスモールベースボールやねん!

ジャイアンツ愛

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January 19, 2006 19:34

 この冬も義経は山ごもりモード。仙人と武蔵坊は土井垣がまだ諦めておらず、1年かけて説得に当たると睨んでいる様だ。その土井垣は恒例となっている明訓五人衆の同窓会に強引に参加し、今回は6人での自主トレなった。練習後、サチ子から岩鬼に電話がかかってくる。友達と泊まりに行くからホテルを予約してくれと言うのだが、兄の山田ではなく、自分に電話してくる事に岩鬼は激怒。このやり取りを聞いていた里中は山田でなくあえて岩鬼にかけてくるサチ子は、やはり、岩鬼が好きなのでは?と勘繰るも、サチ子に気持ちを伝えられるチャンスに期待を寄せる。翌日、快打を連発する土井垣を見て、山田は今季の土井垣は打撃三部門全てに食い込んでくる事を予感する。その土井垣は尊敬するノムさんが監督として復帰した悪の温床・楽天を警戒。また、毎年、違う野球をやってくると宿敵・小次郎率いる四国への警戒も怠っていなかった。一方、岩鬼は唯一、自分のバッティングを理解してくれていた(らしい)仰木さんが亡くなった事にむせび泣く。その仰木さんの置き土産として破戒僧・清原,中村のロートル大砲コンビが加わった偽バファローズに恐れおののく里中。山田は国外亡命したJ.マッケンジーの後釜として、ソフトバンクの司令塔となる的場に対して、打力はJ.マッケンジーに及ばないが、リードは遜色がないと分析。微笑は日本ハム・ダルビッシュが確実に2桁勝つと予想。そして、殿馬は西武・涌井の大ブレイクと、ロッテ・今江が勢いでなく本物になると予想。やがて、タクシーに乗って現れたサチ子だったが、同行してきた友達とは何とルーキー・桜木。里中はまさか桜木と恋仲なのでは?と、またまた動揺を隠せないのだった。

 案の定、同窓会モード一辺倒…と思いきや、意外と引っ張るプロポーズネタ。岩鬼はともかく、桜木との仲まで勘繰ってしまう当たり、里中は相当、余裕がない様だ。もう再三再四言っているが、岩鬼×サチ子は出来レースなんだから、諦めろ。あるいはサッサと玉砕。粘っても時間を浪費するだけだぞ! ところで、早くも水島の呪いにかかってしまった6選手、特に、的場,涌井辺りの今後が心配だ。「キャッチャーはリードが7割」と山田はぬかしているが、そりゃ、バッティングは読みが全てであり、力や技術は二の次…と言うジャンケン野球の申し子・山田ならそう思うわな。的場には読みだけに頼らないいいキャッチャーになってくれる事を祈るばかりだ。恒例の明訓同窓会だが、土井垣の参加まで認めるなら、山岡も呼んでやれよ! 横学戦で大トンネルかました事をまだ恨んでいるのか? 里中辺りは信濃川戦で怒鳴られた事とか根に持ってるかもしれんな…。


 

Story
水島新司原作の国民的人気を誇るスポ根TVアニメシリーズの第5巻。東郷学園のピッチャー・小林との対決を終えたドカベンは進路について悩み始める。第21話「殿馬!花のワルツでかっとばせ」から第25話「小さな巨人!...(詳細こちら

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January 18, 2006 19:59

 ストッパーから中継ぎへ格下げされた天童だが、単なる衰えや不調ではなく、トレーナーから聞かされた右肘の故障が決定的な要因であったと発覚。大木監督はアジア予選では痛み止めの注射を打ちながらの球だったのだ。ポスティングシステムやFA等によるメジャー行きも夢見ていた天童だが、チームで唯一のスター選手であった事から手放せないと言うフロントの圧力や、師弟関係で旧知の仲である大木監督を胴上げさせたいと言う気持ちから、大阪ブルズに留まっていた。勝負に私情を挟まない大木監督だが、せめて夢の片鱗を中継ぎとしてでも体験させてやりたいと言う親心があるのも、また事実だった。7回裏に寿也の一発で先制した日本は8回からついに天童を投入。この回、完璧に抑えれば、9回も続投させてくれと懇願する天童に対して、大木監督への進言を約束する茂野。大木さんへの想いと、長年培ってきたプライドを賭け、気迫の投球で1,2番を連続三振に斬ってとる快投を見せた天童だが、早くも右肘が痛み出し、3番を歩かせると、4番には痛打され、二死ながら一、二塁のピンチを迎えてしまうのだった。

 余計な口を挟まずに、黙って天童の生き様を見守っている吾郎が良かった今週。大木さんの思惑に関する予想は全くの大ハズレであった…。あの様子だと、天童自身、右肘痛が大木監督にバレている事に気付いていないのだろう。この展開では天童のストッパー返り咲きは難しいどころか、下手すりゃ、今回が最後の晴れ姿になりかねないなぁ。吾郎の先発転向も遠のいた……か? それにしても、1点差の8回で右肘に爆弾を抱えた投手を投入するなんて、リスクが大き過ぎる。日本代表を預かる監督としては、行き過ぎた温情采配だろう。この後、同点ないしは逆転されるのは勿論の事、吾郎が投入されて、ピンチを切り抜ける展開でも、天童が哀れなので、何とか一人で切り抜けて欲しいものだが、果たして…!? とは言え、流石に、9回も続投の線はないと思うのだが…。

MAJOR 57 (57)

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January 17, 2006 21:44

 「日日」の方ではあくまでネタとして、WBCの日本代表最強チーム結成計画に対し、茂雄が執拗な妨害工作を行っていると、頻繁に取り上げている。名手・川相がメンバーから外されている段階で、ネタどころか、とてつもなく真実味がある話なのだが、今週の「プレイボーイ」を見ると、やはりと言うか、茂雄シンパは王ジャパンがコケる事を祈ってやまないらしい。この期に及んで、北京五輪で茂雄に指揮を執って貰おうなどと考えているらしく、コケるべくしてコケた茂雄ジャパン(&「茂雄ジャパン」と言う名の中畑ジャパン)に対して、王ジャパンが成功してしまった日にゃ、北京五輪での茂雄ジャパン結成→金メダル→国民栄誉賞の道へ大きな支障となるんだとか…。北京五輪で金メダル獲ったくらいで、その指揮官に国民栄誉賞の価値があるだろうか? 茂雄が指揮を執って、金メダルを獲ったとして、それが果たして、茂雄のおかげかと言うと、非常に疑わしい。それに、あくまで勝ち取ったのは選手であって、監督が最も評価されるのはおかしな話だ。大体、茂雄が国民栄誉賞として評価される事があるとしたら、金メダルなどとは全く別次元の理由になると思うが…。まぁ、これも鵜呑みにしてはいけない話ではあるけれど、国民栄誉賞はともかく、茂雄ジャパン再結成に関して、少なからず、王ジャパンの失敗を願う茂雄シンパがいるのも事実だろうとは思う。だが、王ジャパンの結果云々とか言う以前に、茂雄ジャパンの再結成はもう諦めろよ!と言いたい。茂雄が「初めての還暦」を迎えてから、間もなく10年…、つまり、もう70歳だ。先日も同い年の仰木さんが無くなったばかり。70歳の人間が現場に立つと言うのは非常に過酷な事なのだ。(今季から復帰のノムさんも大丈夫か?)。ましてや、茂雄は脳梗塞でぶっ倒れたばかり。それでもなお日の丸の重圧を背負う激務を負わせたい…となると、茂雄シンパは茂雄の寿命を縮めたいのでは?と思われても仕方あるまい。確かに、最早、他界したタイミングでしか、茂雄が国民栄誉賞を貰えそうなチャンスはない気はするのだが…(不謹慎な話で申し訳ない)。何にしても、仮に、北京五輪までにもう何の心配もいらないくらい回復したとしても、ヘッポコ采配大炸裂の茂雄ジャパンが成功する見込みは限りなく低いので、どのみち、私は茂雄ジャパンの再結成には大反対な訳だが…。王さんだって、そろそろな年齢だよなぁ。元気なうちに、コミッショナーに就任して欲しいのだが…。

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January 15, 2006 21:50

 いよいよ始まった「プレイボール」の第2シリーズ。2ndのレビューを始めるに当たり、まずはお断りを。1stの時と比べると、若干、モチベーションが落ちている事に加え、丁度、話が盛り上がるであろう頃に繁忙期にさしかかる自身の仕事の都合上、今シリーズは、感想メインのライトなレビューでいこうと思っております。1stの様な濃密なレビューをご期待されている方には申し訳ない限り…。

pb2nd_01.jpg 新OPはまたまた「君は何かが出来る」のカバー。う〜ん、1stのアレンジの方が良かったかなぁ。タイヤキ屋のシーンは、相木&今野だったのが、倉橋&田所に置き換わっていたけど、倉橋と田所が一緒にタイヤキ屋に来るシチュエーションが謎…。やっぱり、サッカー部コンビはもう出てこないのかなぁ。それにしても、ラストのナインが勢揃いの所で、島田,加藤はいるのに、丸井がいないのが気がかり…と思っていたら、EDではしっかり出ているので、どうやら丸井が加入する所までやってくれるみたい。とりあえず、2ndで一番気になるエピソードになりそうなので、感動的に仕上げて欲しいものだ。
 3年生が引退、谷口新キャプテンの下、始動した新チーム。いきなり川北戦の真っ最中からスタートとは思わなんだ。早速、観戦に来る田所がイガラシキャプテン時代の丸井みたいでいい。1stで処理済の倉橋に続き、新たに加わった鈴木,半田の入部経緯は説明的な台詞で処理されてしまったが、とりあえず、田所のあのポスターはきっちり出てきたのでよし。ここから始まった事で谷口の右肩痛も川北戦前から川北戦中へと移行した様だが、この流れは不自然さがなくて良かった様に思う。でも、こんな中盤で谷口を故障させてしまって、試合の結末はどうなる事やら…。まさか棄権じゃあるまいな…。鈴木がずっとスタベンで、半田をいつまでも使い続けているのも、原作と大きく違う点だが、今シリーズ、半田がキーマンだったりするのだろうか。EDを見ても、そんな雰囲気だし…。ところで、倉橋が「君の指の加減でフォークが投げられたからこそ、どうにか(東実に)勝つ事が出来た」とかぬかしとったけど、おいおい、勝ってないってば…。
 さて、ついに次回は谷口の指の話…なのか? 1stで散々文句たれた要素である、曲がった儘の指が曲がらない儘に改変されてしまった件を、果たして、どう処理するのか見ものである。…と言っても、曲がらない儘の指でフォークを投げまくっている段階で既に説得力皆無なので、下手に期待すると落胆が大きいかもしれない。ただ、原作では、そんな簡単に?と言うくらい呆気なく問題が解決してしまい、野球との決別まで考える程、苦しんでたのがバカみたいな展開だった訳で、何やら色々と葛藤がある気配の予告編にやっぱり期待してしまうのである。まさか指の事ではなく、右肩の事で葛藤するんじゃあるまいな…と言う一抹の不安もあるにはあるが…(^^;)。

プレイボール vol.1

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January 13, 2006 22:36

 「この空の下に何千何万の委員長−?」

 このカテゴリで一番最初に紹介した各種委員長オムニバス漫画「委員長お手をどうぞ」、待望の2巻が発売されました。普通の本屋で普通に平積みしている様なメジャーな作品でもない為、10日くらい経ってから、ようやく発売されていた事に気付くと言う不覚をとる事に…。飼育委員長,放送委員長と言ったスタンダードなものに始まり、文化祭実行委員長,選挙管理委員長,卒業アルバム委員長と言った期間限定もの、そして、宗教委員長,購買委員長,牛乳委員長と言ったマイナーものまで、今巻も様々な委員長がズラリと登場。2巻が出る事自体、結構、驚き…と、1巻を紹介した時に書いたのですが、流石に、これ以上やると、無理矢理作った様な委員長ばかりになってしまうからか否か、ついに今巻で完結。学級委員長だけで王道パターンが幾つも存在するし、同じ類の委員長を出してもいいんじゃないかとは思うのですが、話が帰結する最終話は例外として、最後まで委員長の使い回しをしなかったのは、ある意味、潔いかも…。では、委員長毎に軽くレビューをしてみませう。

【飼育委員長】
「すごく動物王国持ってそうで動物べろべろなめそうな名前」がツボ。いや、「陸奥悟郎」って、結構、ベタだけどねぇ。ひとみが中3だったってのも、バレバレでしたが、それ故に翌年の展開にはニンマリ。家庭科部の双子が妙に可愛い。

【放送委員長】
部外者視点と言ういつもと違うパターン。よそのレビューを見てみると、放送委員長のキャラは、結構、人気高い様ですが、委員長ネタの話としては、ちょっと弱いかも…。

【文化祭実行委員長】
委員長だからって、そうそう恋愛運に恵まれているとは限らない訳で、こういう話がたまにはあってもいいですよね。まぁ、何だかんだで副委員長とくっつくんじゃないかと言う気がしないでもないけど…。

副会長管理選挙管理委員長】
子供の頃から「ペガサス流星拳」「廬山昇龍覇」を体得している恐ろしい委員長(笑)。王道パターンとも言える様な話でお気に入りの一本。やまとは学級委員長でもいけたキャラではないでしょうか。この後、生徒会漫画として、連載しても面白いかも…。それにしても、あの展開でいきなりキス→告白はぶっとんだぞ。

【マイナー委員連絡会/宗教委員長】
ミッション系には「宗教委員会」ってのは普通にあるんでしょうか? 委員長と一生徒としてのギャップを楽しむ話…かな?

【マイナー委員連絡会/購買委員長】
この委員会、どれよりも激務かも…。確実に毎日、仕事があって、しかも、しんどい。普通、こういう仕事って、クラス全員の当番制でしょ。お話としては、これが一番お気に入りです。ベタかもしれないけど、こういうのに弱いのだ。メロンパン好きの娘が金井さん…って、あれ、もしかして、かないみか?と思ったら、「マイナー委員連絡会」3本の登場キャラ全員が「アンパンマン」の声優さんだった。須見だけ、捻ってるんですね。この話に限らず、この作品、こういう名前でのお遊びが多くて、気付くとちょっと嬉しいかも…。

【マイナー委員連絡会/牛乳委員長】
パシリ委員会その2。あんな手当たり次第な事しなくても、意中の人のビンがどの位置にあるかをチェックするのは簡単な立場にいると思うのですが…。ほぼ通行人扱いの委員長に変態扱いされないで良かったね。ひもじい人には思われたけど…(笑)。

【卒業アルバム委員長】
「ミノルタ・キャノン」な委員長。卒業アルバムの顔写真を一人ずつ並べるのって、いかにも撮らされてますって感じがするし、あの並べ方も管理されている様であまり好きじゃないのですが、こういうのは良いかも…。最後の4コマの「ぬお〜〜〜」が何だかツボ。

【学級委員長】
第1話の学級委員長が再登場。今までの委員長を勢揃いさせつつ、綺麗に話を締めてくれました。それにしても、風紀委員長にスカウトされるとは、ちょっと意外な展開。果たして、来年は風紀委員長になるのか否か…。この娘は、やっぱり学級委員長だと思うのですが…(^^;)。

 ところで、「学級委員長」ってネーミング、他の委員長と比べると異質ですよね。例えば、保健委員長の場合、クラスから選ばれたのは「保健委員」であって、全学年全クラスの「保健委員」の中の長が「保健委員長」なのに、学級委員はクラスから選ばれた段階で既に「学級委員長」。他に学級委員はいないのに…(副委員長がいる場合もありますが)。この理屈だと、クラスの人間は全員「平の学級委員」って言う事になるんだろうか。「学級委員長」の呼称って、「委員長」ではなく「学級委員」だったりもする所もあるし、やっぱり、そういう訳ではない気がするのですが…。じゃ、全学年全クラスの学級委員長の中の長は何て呼ぶんだろう? 「学級委員長長」? …などと、くだらない事に頭を悩ませている今日この頃。因みに、私の高校は学級委員に当たる役職は「中央委員」と言う呼称でした。私はこれに1〜3年の前後期、計6回就任してたりするのですが、一度も「委員長」なんて呼ばれた事はなかったなぁ(^^;)。まぁ、実際、中央委員は学級委員長的ポジションであっても、決して委員長ではなく、全学年全クラスの中央委員の長だけが「中央委員長」なんですが…。
 とまぁ、余計な話はさておき、学園モノやラブコメが好きな人には超オススメの一作です。1巻も未読な方は、この際、まとめて読んでみてはいかがでしょうか。

委員長お手をどうぞ 2 (2)

いつも寝不足 (blog版):山名沢湖 3冊祭だそうで ― 『委員長お手をどうぞ (2)』
怠惰なリアクション委員長お手をどうぞ[2] (著者:山名沢湖 アクションコミックス)
G.CAR.STKの物欲日記(はてな版)
チョビの気まぐれ日記 本日購入のコミックについてツラツラと
ollの日々萌え劇場III[私事] 12月29日(木)
帰ってきたへんじゃぱSS
ザル頭日誌 - 今日読んだ本
TANTANはてな - 「委員長お手をどうぞ 2」山名沢湖さん
fellows - マンガを買った
魔王14歳の幸福な電波 - 『委員長お手をどうぞ(2)』山名沢湖
わんころーぐ? 山名沢湖 『委員長お手をどうぞ 2』
よつぎりポテト - 山名沢湖「委員長お手をどうぞ」2巻
ぼくはいつもてきとう - 遅れましたが
jetrug - 山名沢湖『委員長お手をどうぞ』(2)
でんりんの漫画な事 委員長お手をどうぞ 2巻
委員長お手をどうぞ2巻 「委員長、それは甘美な3文字熟語」
徒然不定記委員長お手をどうぞ
ねこもまぐれる日記 〜淡く眠る猫別館〜 - 山名沢湖『委員長お手をどうぞ (2)』
むにゅう!の平和大好き! はてな基地 - 委員長お手をどうぞの2巻

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January 12, 2006 20:20

 明訓時代の手塚治虫ファンの男友達が来られなくなったからと、映画「ブラックジャック」鑑賞にサチ子を誘う里中。鑑賞後、いよいよプロポーズと意気込むが、「明訓時代の友達」などと口走ってしまったのが運の尽き。明訓と言えば、この日は白新と練習試合があると言う山田からの情報を得ていたサチ子は明訓へ立ち寄る事を希望。オフだと言うのに、この期に及んで野球とは…とサチ子と噛み合わない事を嘆きながらも、その方がリラックスしてプロポーズが出来るかも…と気を取り直す。しかし、かつての威光はどこへやら、明訓は白新相手に大劣勢を強いられており、ベンチの蛸田監督も青息吐息。殿馬なら口笛吹きながらでも捕れた…などと普通の高校生相手に無茶な要求をするなど、サチ子はすっかりヒートアップしてしまい、プロポーズどころの雰囲気ではなくなってしまった里中は愕然。しかし、二人きりで会えるチャンスはそうそうない為、この機を逃す訳にはいかないと、さり気なく岩鬼と交際しているかを聞き出そうとする。「友達としては面白いが、付き合うなんて考えた事もない」と言うサチ子の返答に溜飲を下げた里中は、最早、今しかないと話を切り出そうとしたその瞬間、無情にも横から出てきたのは明訓の惨状に怒声を飛ばす岩鬼と山田であった。パ・リーグタイトルホルダー3人の存在に気付いた明訓ベンチは感激して盛り上がるが、「先輩は凄くても今の明訓はボロボロだぜ!」と、白新のエースの前に苦もなくひねられ、結局、0−12の5回コールドと言う屈辱的な展開に…。大先輩の前で醜態を晒した蛸田は久々の再会に喜ぶ余裕などなく、申し訳なさで一杯の様子だ。ところで、里中が一緒にいた事に関して追求する岩鬼に対して、ドタキャンした里中の友人の代わりでしかないと、デートである事を否定していたサチ子だが、デートしてくれるヤツなどいない…と言う岩鬼の売り言葉に、里中にプロポーズされて受けただの、結婚するかもだのと、買い言葉で返してしまう。実際、そのつもりだった里中だったが、こんな形で口にされてしまった挙げ句、冗談半分に同意を求められても、生返事をするしかないのだった。

 まさか、水島氏の描くブラックジャックを見られるとは思わなかった。手塚先生が亡くなってから17年経つが、今なお作品は生きている…とか、いかにも編集部に頼まれて書かされていますよ〜的な台詞は何とも白々しいが、絵に関しては思ったより違和感がなくて驚き。少なくとも山猿カットのサチ子より、ピノコの方が遙かに可愛いのではなかろうか。
 さて、明訓時代の回想でサチ子とラブラブな様子はロリコンにしか見えない…とか言うと、里中ファンに刺されそうなのでスルーするとして、やろうとする事が悉く空振りする里中が何とも哀れ。サチ子に明訓情報をリークする山田とか、絶妙のタイミングで現れる岩鬼とか、こいつら、里中への嫌がらせの為にわざとやってるんじゃないか?とすら思えてしまう。今回、サチ子の嘘婚約発表で少なからず動揺している様にも見えた岩鬼がサチ子を失う事を恐れてアプローチをかける…と見せかけて、明訓同窓会(と言う名の自主トレ)に突入し、また1年引き延ばしになる可能性も十二分。大体、桜木の事を放置してこんなネタやってる場合か。山田もサッサと義経を迎えに行けよ! 岩鬼×サチ子は出来レースなんだから、いつまでもウダウダやってるな! 里中もサッサと玉砕しろ! それにしても、明訓時代、里中に男友達が存在したと言うのが、かなり衝撃の事実。里中と言えば、はっきり言って山田しか眼中にない感じだったからなぁ…。岩鬼や殿馬ですら、自分が勝つ為の駒としか考えていなかったフシがあったし…。
 まぁ、今回の目玉はこんなネタではなく、やはり、蛸田の再登場だろう。あまりにも長い潜伏期間を経て、突然、プロになった山岡とか、突然、スタッフになった北とかより、何となく明訓の監督に収まっていた蛸田の方がよっぽど自然でいい。それにしても、明訓の凋落ぶりには目を覆うばかりだ。結局、明訓は強い部を作ろうと言う学校側のバックアップが皆無に等しかったんだよなぁ。私立のくせに、スカウト活動は全くやっていなかった様だし、次の監督見つけるのにヒーコラ言ってるし、すぐに部員不足になるし…。ドラフト指名された選手を同時に5人も抱えていたのに、在籍中に彼らの下で野球をやりたいと言う強者の後輩がカスリとも入ってこなかったのも信じられない話だ。結局、山田達は後輩に対して、さしたる遺産は残してやれなかった訳だ。実際、山田らが抜けて、監督が太平サンじゃ、厳しいよな。太平サンと言えば、息子の太平洋はどうなったのか。義経を説得するついでに花巻に立ち寄って、かっさらってくりゃいいのに…。まぁ、東京入りした所で、間違いなく半年以内にモブキャラと化すだろうけど…。


 

Story
水島新司原作の国民的人気を誇るスポ根TVアニメシリーズの第4巻。ついに始動した鷹丘中学校野球部は地区大会に出場を果たし、東郷学園と対戦する。第16話「勇次君立て!ラストボールだ」から第20話「ファウルファウ...(詳細こちら

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January 11, 2006 21:47

 今週の「週刊ベースボール」、新春特別企画として、「著名人が選ぶベストナイン」と言うのをやっていた。こういう企画があると、真っ先に探すのは、やはり、名手・川相の名前だ。現役だけならいざ知らず、日本球界でのプレー経験のある選手は全て選考対象…となると、日本が世界に誇る職人である川相と言えども、かなり狭き門になる。今回、選ばれた著名人は飯塚実,はた山ハッチ,えのきどいちろう,中尾明慶の4人。この中で唯一、中尾明慶だけが川相をメンバーに入れていた。おおっ、なかなか分かってるではないか…と思ったのも束の間、川相はショートではなく代打要員。どうやらバント技術を買っての事らしく、ピンチバンターとして使いたい様だ。じゃ、川相を差し置いて、ショートに選んだのは一体誰なんだ!?と見てみれば……………、よりにもよって、あの男かよ! あの男とプライベートで付き合いがあるらしいが、それでもあの男を凄いバッターとかぬかしている。打順は8番で、2番には井口が入った所が救いと言えば救いだが、前言撤回だ! まだまだ分かってないなぁ…。

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January 10, 2006 20:06

 年始のHP更新休止中、球界事情チェックに気を抜いていたら、近藤貞雄氏は逝去するわ、江藤は西武へかっさらわれるわ、井口がWBCを出場辞退するわ、大きな事件が続発。中でも、江藤の件は衝撃的であった。今の所、新助っ人・ディロンの力の程は分からないが、昨年のキャプラーの二の舞となる可能性も否定出来ない訳で、今季の江藤は再びレギュラーに返り咲くチャンスなのでは?と大いに期待を抱いていただけに、かなりショックである。そもそも、江藤がプロテクト枠に入っていなかったと言う事に驚かされた。そりゃ、江藤が余ってるんだったら、西武も江藤持ってくよなぁ。フェルナンデスの解雇でサードも空いてる事だし…。FAした時には三顧の礼で迎えられたのに、成れの果てがこんなものかと思うと、何とも悲しい話だ。この辺り、破戒僧・清原も似た様なものか。やはり、広島ひとすじで頑張っていれば良かったんだよ…。そうすれば、350本ごときで1年以上も足踏みする事などなく、今頃は500本塁打くらいしてるんじゃなかろうか。若大将・原に続いて、江藤も茂雄の陰謀により、茂雄越え(444本)を阻止された印象が否めない。それにしても、破戒僧・清原が消え、ローズが消え、江藤までが消えて、小坂が入る…と、スモールベースボール化へまっしぐらなのはいい事だ。
 ところで、先日、日刊スポーツで今季の巨人の予想オーダー(ディロンがコケた時バージョン)が載っていたが、それによると、小久保がファーストへ回り、小坂があの男から2番ショートの聖域を奪取。さして守備力が高い訳でもないが、ショートしか出来ないと言う汎用性の低さを甘やかされた儘、ショートに居座り続けていたあの男はついにサードへ追いやられる事に。「2番ショート」としての適性を比べれば、完全に格が違うだけに、これはもう当然の展開だ(無論、これは川相在籍時にも言えた事なのだが、この時は強大無比かつ理不尽極まりない政治力が働いてしまった)。万一、これが覆るとしたら、小坂がケガをしたか、巨大な政治力が働いたかのどちらかだろう。
 しかし、これはあくまでディロンがコケた時の話。コケなかった場合、小久保は必然的にサード固定。サードが埋まる事により、政治力が働いて、あの男が聖域に居座り、小坂ないしはガッツな貴公子・仁志が補欠に回される危険性は十分だ。仁志&小坂の二遊間はかなり魅力的なので、何とか実現して欲しい。こうなると、ディロンにはコケて貰うしかないのだろうか(^^;)。国内球団のおさがり以外、もう何年も助っ人野手に失敗し続けているだけに、そろそろ「当たり」の助っ人野手を引っ張ってきて欲しいとは思うのだが…。勿論、ディロンがコケず、政治力も一切働かない事が一番の理想型だ。実現性は限りなく低いとは思うが…。

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January 09, 2006 06:22

 この日、入寮した中日のゴールデンルーキー・平田が200冊以上の漫画本を持ち込んだ。そのうち、半数以上が「ドカベン」シリーズだと言う。半数以上…つまり、100冊以上が「ドカベン」と言う事は、間違いなく「ドカパロ」も含まれている事になる。しかも、これに関して取材を受けた平田はあろう事か「『ドカパロ』に出たいですね」などと、恐れを知らない発言を…! 原作を通して読み続けてきたならば、「ドカパロ」に実在プロ野球選手が引っ張り出されると言う事がどれだけ恐ろしい事か知らない訳ではあるまいに、この発言は正気の沙汰とは思えない。これで調子ぶっこいた水島氏によって、山田からプロの洗礼を受け、「やはり、山田さんは凄い」とか言わされるんじゃないかと思うと心配でならない。将来のある平田に呪いがかからない事を祈るばかりだ。

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January 06, 2006 23:37

●打撃投手を務める小岩鬼が悪球ばかり投げるので大満足の岩鬼
●ストーカー女のリムジンによって、ついに拉致される殿馬
●機嫌のいい岩鬼はキャンプ最終日に自分の時間を割いて、小岩鬼に打たせてやる事に…
●しかし、小岩鬼は当たり損ねを連発
●一方、義経獲得へ単身乗り込んだ土井垣だが、説得シーンすら描かれない儘、フラれる始末
●早くも1位と8位を無駄にしたとがっくりする北

これだけか。あっさり終わったな、今週…。小岩鬼は「小岩鬼」であるが故にやはり悪球でないと前には飛ばないのでは?と言う疑念を誰一人として抱かないのが不思議だ。それにしても、モブキャラ同然の打撃投手コンビが小岩鬼が岩鬼専属打撃投手になれば、もう怒鳴られずに済むみたいな話をしていたが、意図的に悪球を投げる事なんて、意図的にど真ん中を投げるよりも遙かに容易い事であり、岩鬼を気持ちよく打たせる事はこの上なく簡単なのに、岩鬼の打撃投手を務める事のどこがそんなに苦労するだろうか。そういや、里中とか渚も悪球を投げるのに苦労するとか訳の分からない事を言っていたな。まぁ、「ドカベン」は三流の高校生でも、ど真ん中など目を瞑っても投げられると言う異次元ワールドだからな…。義経があっさり土井垣をフッたのは、あんな子供騙しの予告投球の罠に簡単にハマる様なヘッポコ監督の下には就きたくなかったからに違いあるまい。水島氏的には単に山田を呼ぶ前振りなのか、あるいは明訓に黒星をつけた事を死ぬ程、後悔しているので弁慶の選手など、プロに入れるつもりは毛頭なく、出したのは忘れていると思われるのが嫌だったからなのか(実際、忘れてただろうに)、どちらだろうか。


 

Story
水島新司原作の国民的人気を誇るスポ根TVアニメシリーズの第3巻。辛い過去を乗り越えて野球を再開する決意を固めた太郎は、部員集めを始める。第11話「よみがえれ!ライバル」から第15話「おーよー!ピッチャーで四...(詳細こちら

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January 05, 2006 20:22

 行きがけにパラッと読んだ「サンデー」が帰る頃にはどこにも見当たらない。あっ、発売日は昨日だったか…。っつー事で、今週のレビューはかなりうろ覚えだ!

 中継ぎ降格を伝えられた天童は案の定、大激怒するも、アジア予選での韓国戦でのリリーフ失敗…と言う痛い所を突かれて、反攻しきれない。それでも、短期決戦が故の暫定措置であり、調子次第では抑えに戻る可能性もあると説き伏せられると、プロ18年間で培ったプライドを賭け、ポッと出の吾郎からの奪還に闘志を燃え上がらせる。かくして迎えた韓国戦。メジャーでも活躍する韓国のエース・安清源の前に初回、あえなく三者凡退に抑え込まれる日本。一方、日本先発・上平も韓国打線を翻弄するなど、両軍ゼロ行進が続く投手戦を展開。その均衡を破ったのは、寿也。ベネズエラ戦でふっきれたのか、ここでも安清源から会心の先制アーチを叩き込む。先手を取り、リリーフ投入による逃げ切りモードを予感する天童は間もなく来るであろう出番に向けて、気迫のウォーミングアップを続けるのだった。

 天童の中継ぎ降格は発憤させて完全復活させようと言う大木マジックと見た。やはり、ギブソンと投げ合う時の吾郎は先発登板だと思うし(と言うか、そうあって欲しい)、吾郎が先発に回る為には、やはり、天童にしっかりストッパーを務めて貰わないとあかんやろ。それにしても、寿也の山田太郎化が激しく進行中なのには頭が痛い。実在(モデル)選手が悉く手玉に取られる中、満田キャラがいともあっさりホームラン…って、完全に「ドカパロ」モードである。コジローですらあっさり凡退。松尾に至っては打席すら描かれない有様で、満田キャラの引き立て役に成り下がる一方。また吾郎が抑える展開もウンザリだが、ここで天童が抑えたとしても、結局、こいつも満田キャラなんだよなぁ(^^;)。ササキ様もどきだったら良かったのに…。ところで、いかにも凄そうな前振りで出てきた割には、あっさり消え去りそうな安清源がショボい。「うひひひひ」と奇声をあげながら投げたり、あの表情と言い、何だか阿久津っぽいイメージだな、こいつ…。(あくまで噂だが)「ヒカルの碁」のごとく、韓国から圧力がかからない事を祈るばかりだ。

Major―Dramatic baseball comic (17)

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January 04, 2006 23:16

………と言っても、今日の「古畑任三郎 ファイナル」のお話。当初、役名は「ハチロー」の予定だったが(コジローじゃないんだ(^^;))、鈴木一朗本人の希望で「イチロー」になったそうで…。流石に、殺人やっちまったら、もう球界には戻れないよなぁ。(劇中の)本人曰く「野球より大事なもの」の為にやった事だし、全然後悔はしてない様子だったけど、脅されてた(腹違いの)兄はとっくに警察辞めてる訳だし、自分の事よりも「イチロー」の名が汚れる事を恐れて、金を貢いでいた訳だから、わざわざ殺人を犯して、自ら余計に名を汚してしまったら、兄のやってきた事が台無しだろ…(バレなきゃいい…、えてして犯罪の動機はそういうものだが)。ヤツは国外逃亡を図るって言ってたんだから、素直に金を払えば、今回限りで手を切れたんじゃないの? ところで、殺人者があんなにも堂々として爽やかな立ち振る舞いでいるって言うのはいいんだろうか? そりゃ、罪の意識に苛まれた鈴木一朗が涙を流してうずくまったり、うなだれて手錠をかけられる様なシーンなんか誰も見たくはないだろうけどさ(^^;)。それにしても、鈴木一朗は思いの外、演技が上手くて感心した。「アストロ球団」に出てた中井美穂の旦那とはえらい違いだ。本人役であるとは言え、喋り方が凄く自然。長台詞も一杯あったけど、全然苦にしてない印象。引退後は俳優業でも飯食っていけそうだ(絶対そうはならないだろうけど)。来年は今夜の松井さんを犯人役で是非…って、今シリーズでファイナルだったっけ…(+_+)。まぁ、松井さんはこういうの苦手そうだけどなぁ…。

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January 02, 2006 00:42

 Xbox360が壊滅的に売れていないらしい。当初、Xboxよりはマシだろう…と見られていたのに、あまり変わらない様で…。キラータイトル「DEAD OR ALIVE4」の発売延期が痛い…とか言われていたが、結局、これの発売と同時にハードの売れ行きが爆発的にアップ…どころか、下降線を辿るばかりだとか…。重い,うるさい,熱いの三拍子揃ってると批判も多い様で…。3D格ゲーでは「DOA」シリーズを最も愛好している身としては、Xbox360の購入は視野に入れてはいた。格ゲーはジョイスティックなしでは耐えられない→今、唯一出ているジョイスティックはこんなの→普通のが出るまで待とう…と言う流れで保留している訳だが、こうも売れてない状況を見せつけられると、将来的にも購入すべきか迷ってしまう。ハードが売れないって事は当然ソフトも売れない訳で、すなわちサードパーティから見放される可能性大→将来性ゼロって事な訳で…。PS3が出る前に差をつけるどころではなくなってきたなぁ。本当に「DOA4」専用ハードと割り切って買ってしまうか否か…。しかし、本体,スティック,ソフトの3点セットで5万円越えるってのは、やっぱり覚悟いるねぇ。普通〜なスティックが出る頃にあまりの売れなさ加減に業を煮やして、本体の大値下げ…とかやってくれないものか…(^^;)。

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January 01, 2006 00:11

明けましておめでとうございます。
HPは長くやってますが、ブログの方は開設以来、初めての年明けとなりました。
昨年は落合監督のオレ流大チョンボ采配に苦しめられ、思いの外、川相ネタが書く事が出来ず、消化不良でした。
プロ野球ネタメインの筈なのに、すっかり野球フィクションレビューサイトに…。
そろそろ、HPとの融合を本気で考えないといけないかもなぁ…。
何はともあれ、本年もどうぞ宜しくお願い致します。

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