June 2005

June 30, 2005 20:44

 初回、二死一塁で山田を迎えた所で阿部は立ち上がって、敬遠を指示。通常なら考えられない策だが、山田は騙された事を恨んでいる破戒僧・清原が山田を一塁ベース上に留まらせる為に命じたのではないかと勘繰っていた。「清原さんはそんな人じゃない」などと偽善者ぶるも、殺人野球を恐れまくっている段階で破戒僧・清原の人格を疑っている事はミエミエだ
 そんな心中穏やかでない山田に対して、真田はいきなり初球ストライク。立ち上がっていた阿部は慌てて座り込んで捕りに行くが、水島作品の読者ならば、これが演技である事は丸分かりだろう。続く2球目もストライクコースに投げ込まれ、山田はこれを痛打するも、慌ててバットを出した分、打ち損じて特大のファール。さも慌てているかの様にマウンドへ向かった阿部だが、水島作品の読者ならば、これが演技である事は丸分かりだろう。真田の3球目はあわや暴投のクソボール。4球目からようやくまともなウエストボールが投げ込まれたが、いかにも敬遠と見せかけての勝負と言う伏線である事は、水島作品の読者ならば、丸分かりだろう
 そんな中、山田は依然として、破戒僧・清原の事が気になって仕方がない様子。ボールカウントが増えていく度に、不気味な笑みを浮かべる破戒僧・清原にびびりまくる一方だ。5球目もボールでフルカウントとなり、いよいよ、一塁ベース上で破戒僧・清原と対面する事を覚悟した山田だったが、6球目を投げる直前に、真田はロージンバックを触ってしまい、墓穴を掘る事になる。敬遠ならば必要ない筈のロージンを手にした事で勝負に来ている事を見破った山田は6球目を叩いて、先制2ラン。ハナから分かっていたであろう読者は勿論の事、里中ごときにまで見破られる大チョンボで、阿部の苦心の策は全て水の泡と化してしまった。しかし、昔の山田ならば、いつストライクが来てもいい様に準備を怠らない姿勢で臨んでいたから打てた…となる筈で、真田の大チョンボに助けられたなどと、破戒僧・清原に怯えているからと言っても情けない話である。
 一塁を素通り出来た事で安堵する山田だったが、走り去る山田に対して、破戒僧・清原は「信じた俺が間抜けだったと言う事だ。打席で会おう」と、宣戦布告。自分が一塁で止まる事などより、破戒僧・清原の打席を迎える事の方が遙かに恐ろしいと言う事に今更ながら、気付き、山田の背筋に戦慄が走る。山田憎しの破戒僧・清原の執念か、その裏、巨人は二死二、三塁のチャンスを掴み、早くも破戒僧・清原の打席を迎える事に…。不気味に迫ってくる破戒僧・清原の姿に、目を逸らしながらも「来た…」と恐れおののく山田。次週は、破戒僧・清原のバットで頭をかち割られた山田が選手生命を絶たれ、いよいよ「ドカパロSS」も連載終了か!?

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June 29, 2005 20:20

 初球、高めのボール球を空振りしたコジロー。仕上がっていなかった2週間前と違い、大分ボールがきているとの事。続く2球目の低めのボールは、前回の対戦ではたやすく弾き返したのと同じく好きなコースながらも、一発ではジャストインパクト出来ずにファール。と言う事はつまり、コジローは仕上がってもいない吾郎の球がたまたま自分の好きなコースに来たのを捉えたに過ぎないにも拘わらず、あんなに偉そうにしていた訳であり、万全の状態でないのにコジローに勝負を仕掛けた吾郎も吾郎で、あの勝負の説得力,意味合いがどんどん失せていく様だ…。
 最早、焦点は住友の無人搬送システムに完全に絞られている模様。カウント2−0に追い込んでの3球目、野呂が察知した通り、新球・ジャイロフォークを投じた吾郎だったが、これが寿也の遙か上を越える大暴投。しかし、バックネット後ろの角に当たり、寿也の所へ素直に跳ね返ってくると言うツキに恵まれ、三塁走者は生還出来ず。制球に課題を残すジャイロフォークを満塁で使うのはまだ無理…と弱気になる吾郎だったが、寿也は練習では2球に1球は決まっており、まだボール球を3球投げられる状況なのだからと再びジャイロフォークのサインを送る。コースに決まれば、スイングを止められる打者はいないとジャイロフォークに盲目的な自信を抱く寿也。どうも自分が空振りしたからそう感じると言った様な描写が何度か目につくのだが、だとしたら、寿也は自分のバッティングレベルはコジローに匹敵するとか思っとるのかもしれんのぅ。自分が打てないものをコジローごときが打てるものかと…。しかし、そんな寿也の想いとは裏腹に、コジローは4球目のジャイロフォークを捉えて、快音を残す。切り札を当てられ、たじろぐ吾郎だが、果たして、打球の行方は…!?
 「カァン」と言う打球音を信じるならヒットないしはヒット性の打球なのだろうか。コジローより松尾さんが明らかに格下に描かれているので、やはり、先にコジローが打ち取られてしまうのはまずいのか。いきなり初見で当てられた理由としては、3球目のボールに回転がかかっていなかったので切り札がフォークである事を予感した…と予想。ストレートを予測していたにも拘わらず、あれ程の落差のフォークにとっさに反応してヒット…なんて展開だと、もう手がつけられなくなってしまう訳であり…。


MAJOR 54 (54)

※おまけ 【今週の「クロスゲーム」】
また人死にが! こんなに早く人死にが! 「ナイン」「タッチ」「H2」に続き
またも「あだち充+野球漫画=人死に」の法則が炸裂!
(「ナイン」はちょっと強引だが…)。あ、「MAJOR」も人死に漫画だったっけ…。
これで、一気に×年後で高校野球編突入か?

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June 28, 2005 22:06

 会心の初勝利…と言うより、「水かけごはん」の初安打に酔いしれる中井監督。ごはんを一切食べずに水だけを飲んで○判定…などと言う不届き者も含まれていたとの事だが、そんな事はどうでもいいらしく
 
「長いんですよ、この生活。もうだって、もうデビューして30年くらい経ってますから」
「2塁ベースで泣いてましたもんね」」(竹山さいとう)
「泣いてね、走れなかったもん」
「だって、水かけが打った時スタンディングオベーションだよ、客が」
 
 と、感動する事しきり。これを黙って聞いていた勝俣コーチだったが、ついにその重い口を開き始める。
 
「まぁ、監督の言ってることはもっともだと思います。ただ、何故ね、その水かけを誉める言葉と同じ様な言葉をね、なめ茸にかけてあげないのか? 最後、トチジをホームに戻したのはなめ茸ですよ!」
 
 と、個人的感情丸出しで判官贔屓も甚だしい中井監督に対して、強烈な批判を浴びせるのだった。勝俣コーチのバッシングは更に、続いた様に思えるが、残念ながら、カットされた模様で、話題は次の対戦相手へと移る。勝った所で企画終了と睨んでいた竹山さいとうは「まだやるの? もう一巡して、もういいでしょ!」と相変わらず、冷めた発言をかます。まだまだ乗り気な中井監督の「これから相手が変わっていく、どんどんどんどん強いチームになっていくから」と言う答えに対して、竹山さいとうが抱いた疑問がこの企画の最終目標を決定する事になろうとは…。
 
「それは最終的にジャイアンツと戦ったりするって言う事ですか?」竹山さいとう)
「あ〜、もちろん。見たいよね! 清原対お酢ごはん! 見たいよ」(勝俣コーチ)
 
 まぁ、はっきり言って、川相不在のジャイアンツは全くもって強くないのだが、日テレの番組なので、そこは仕方あるまい。打倒ジャイアンツへ向けて、対少年野球チームから次のステップを考察。女子ソフトボールチームか、男子中学生野球チームの二択となったが、中井監督の意向により、後者に決定。その相手は神奈川県中井町の「中井リトルシニア」。4年前には全国大会ベスト8に進出した強豪だ…と言っても、野球で勝負する訳ではないが…。少年野球チームとの対戦はもうおしまいと言う事は「ブラックシャドーズ」との対戦は恐らく実現しない儘になりそうで、実に残念だ。
 
<続く>
 
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June 27, 2005 21:37

【前回のあらすじ】
 起用に関して、最終的にGOサインを出したのは自分であるにも拘わらず、育てたコーチのみを一方的に糾弾すると言う非道の指揮官の下についてしまった不幸に見舞われ、その地位は今や風前の灯火となってしまった勝俣コーチ。どう反論しても聞き入れられる術はないと察知した事で、最早、中井監督の新オーダー破綻を願うしかなかった。しかし、そんな想いとは裏腹に、永遠のスランプに陥っている水かけごはんまでが二塁打を放つなど、打者8人で7安打5得点と言う猛攻を展開し、みるみるうちに無口になっていく。いよいよ後がなくなった勝俣コーチは最後の砦「なめ茸空きビンごはん」に全てを託すのだった…。
 
 一死二、三塁の場面で打席には、今まで名前だけの大使だった良純が突然、職務に目覚めて開発した石原家の大型新人「トチジ」(さきいかマヨネーズしょう油ごはん)。相変わらず、元祖・中井家の食卓に並んでないごはんには愛着の欠片も感じられない中井監督は九番に「トチジ」が控えていた事も、「トチジ」がどんな味だったかすらも忘れている始末。正に、名手・川相や清水を冷遇し続けた茂雄暗黒政権を思わせる冷酷ぶりに怒り爆発の「トチジ」は7人が○判定の2点タイムリー二塁打。「好き嫌いの多い子」と言う事で急遽、投入した3人も○をつけてしまい、「ブラックジャガーズ」監督の采配は完全に裏目に…。そして、この段階で打者一巡が確定との事。やはり、投手の打席でチェンジになると負けになる様だ。
 ここで迎えるのは勝俣コーチ・最後の砦「なめ茸空きビンごはん」。既に、勝利は確定したものの、最後にヒットを放って、初勝利に花を添えられる事が出来るのか!? しきりに「代打」とつぶやき、「確かにうまいってのもあんですけど」と、難癖ばかり付けてくる中井監督の嫌がらせなど構いもせず、今まで沈黙を貫いていた勝俣コーチが突如、ハイテンションに! きのこが苦手発言を連発する子に「お前、黙ってろ!」と野次るなど、その表情は真剣そのものだ。結果は、きのこが苦手な子を除く8人全員が○判定と言う会心のタイムリー三塁打となり、勝俣コーチは狂喜乱舞。最後の砦が見事に結果を残した事で、勝俣コーチの首は辛くも繋がったのだった。
 打者10人で9安打8得点の猛攻の中、唯一、凡退したのが、名ばかりの主砲「お酢ごはん」。「水かけごはん」ですら安打したと言うのに、何とも不甲斐ない事だ。勝俣コーチの愛弟子には冷酷だが、「お酢ごはん」にはベタ甘な中井監督は「これはもういい、いいの、いい」と不振を棚上げ。中井監督の采配に見かねた勝俣コーチのクーデターが、いよいよ始まるのか!?
 
<続く>
 
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June 26, 2005 22:00

 勝俣コーチの進退が懸かった参回戦の相手は「ブラックイーグルス」と「グランドジャガーズ」が合併して出来たと言う「大和ブラックジャガーズ」。「イーグルス」「合併」と昨年、騒動を巻き起こしたプロ野球界を彷彿させる不吉なチームだが、合併効果か大和市大会を3度制覇している強豪だ…と言っても、あくまで勝負するのは野球ではなくごはんなので、野球の強さは全く関係ないのだが、昼飯抜きで試合に臨むなど、やる気満々。しかし、実際の所、腹が一杯になってしまうと、×判定が出やすくなるので、わざわざ空腹状態で来てくれるのは、むしろ黒ワザごはんオールスターズには願ってもない展開と言えよう。ただし、勝俣コーチにとっては不利な事に…
 そして、いよいよプレーボール。トップバッターは「走者のいない状況でホームランは打って欲しくないが、出塁はして欲しい」と言う中井監督の期待を一身に受ける「バターごはん」。再三言っているが、勝利条件が「打者一巡」である以上、どこでホームランが出ようが、何点取ろうが、あまり関係はない…と言う事には依然として誰も気付かない様だ。あっと言う間に完食の子が出たかと思えば、対照的に吐き気をもよおす子も出るなど、反応の差が大きい事で心配された「バターごはん」だが、6人が○判定でシングルヒット。続いて登場は2打数2安打と好調をキープする「ツナ缶詰空き容器ごはん」。これまた6人が○判定で無死一、二塁のチャンス。意気上がる首脳陣だが、だんだん笑顔が消えていっている男が約一名…
 ここで「せっぱ詰まった感」が感じられず、勝利至上主義に走って当初のコンセプトを無視して編み出された禁断のルーキー「天カス」(天カス天つゆごはん)が初打席を迎える。明らかに天丼もどきなので不味い筈もなく、当然のごとく、全員○判定の3ランホーマー。走者を溜めて一発を放つ…と言う中井監督の目論見が的中し、盛り上がる中、すっかり無口になってしまい、中井監督に指をさされる男が約一名…
 塁上がすっかり綺麗になった所で主砲「お酢ごはん」が登場。不動の四番なのに全く一発を期待されていないのか、中井監督からは「内野安打でいい」などと言われてしまう哀れな主砲だ。ここまで3連打の猛攻に味方なのに悔しがる男の「1,2,3(番とも出塁)…、クッソ〜」と言うつぶやきが呪いとなったか、○判定は4人で惜しくもアウト。皆が愕然とする中、「よしよし」と、ほくそ笑む男が約一名…
 一死となった所で、ここまで2打数2ホーマーの真の主砲「レトルトハンバーグ残り汁かけごはん」が登場。中井監督は、マッスル千代の富士的存在と評したかと思えば…
 
「レトルトが伍番にいる怖さ。参番,四番じゃないんだよ」
「横浜でいったら、ハマのスペランカーですよ」
 
 と、熱弁(ただし、実際のハマのスペランカーは名前に違わぬ貧弱ぶりで、現在、腰痛により、登録抹消中)。しかし、「ハマのスペランカーって誰?」状態な野球音痴の知ちゃんには中井監督の熱弁も全く理解出来ない様子だ。それはさておき、大和市の子供達もやはり、ハンバーグは残り汁と言えども大好きな様で、全員○判定の3試合連続アーチ。続いて登場は賛否両論の色モノルーキー「モモ缶詰残り汁かけごはん」。「僕には魅力が分からない選手なんですけどね」と自分の味覚には合わないが、子供には通用すると睨んだ中井監督の抜擢に応え、6人○判定のシングルヒットでしぶとく出塁。色モノルーキーにまで出塁されて、半笑いの男が約一名…。様子が気になって仕方ないらしい知ちゃんの視線が突き刺さりまくる。
 
「あ〜、オレ、やっぱり新人の起用ってよかったんだね」(中井)
「正解でしたね」(竹山さいとう)
「監督、おめでとうございます」(中島)
「長いもん、俺、だって、もうこの世界…」(中井)
「やっぱり経験がものをいいますね」(竹山さいとう)
「個人的な感情でやらないから、俺は(中井)
 
 と盛り上がる一同だが、首をかしげるばかりで全く会話に参加しない男が約一名…「個人的な感情でやらない」と言いながら、「お酢ごはん」「水かけごはん」は温情としか思えない起用をしている指揮官に憤懣やるかたない様子だ。茂雄暗黒政権のごとく、発言に一貫性のない上司についてしまった部下はやはり、かなりストレスが溜まるらしい。
 ここで登場するは、この企画に否定的だった知ちゃんが何となく開発したら、いきなり3ランホーマーを放ってしまった「ゴマ」(ゴマ油ニンニク塩ごはん)。ゴマを真っ先に試食したと言うのに、「これはコーチは知らない選手」などと言われてしまい、ますますストレスが溜まる一方の男が約一名…。前回と違い、あまり反応の良くない様子に心配する知ちゃんだったが、結局、6人が○判定でしぶとくシングルヒットで出塁に成功。
 一死一、二塁となった所で不動のライパチ「水かけごはん」が登場。永遠のスランプに悩む「水かけごはん」は前回、初打席で脆くも凡退。ごはんに水道水をかけただけの代物が美味しい筈もなく、スタメンから外せと言う声も挙がる中…
 
「強くなったときに、昔、世話になった選手を切るって事は俺はしない」
 
 と頑なに起用し続ける中井監督。思いっきり個人的感情やんけ! 大人は嘘つきだ! 「お酢ごはん」以上に個人的感情出しまくりの中井監督は…
 
「いいぞ、落ち着けよ、落ち着けよ!」
「落ち着いていけ、落ち着け、落ち着け。大丈夫」
「サラサラっと、サラサラっといけよ」
「サラサラっといけよ、サラサラっ」
「ガ〜っていくんだよ」
 
 むしろお前こそ落ち着け…と言わんばかりに檄を飛ばしまくる。この中井監督の想いが通じたのか、何と7人が○判定でタイムリー二塁打に…。信じられない奇跡的展開にスタジオのテンションは最高潮に達するが、黙々と頷くばかりでいつものハイテンションが全く感じられない男が約一名…
 ここでブラックジャガーズの監督が突然、タイムをかけ、3人の選手を入れ替える。既に、8杯を食し、満腹になってきた選手から空腹の選手に替える(しかも、そのうちの1人はやたら食べそうな雰囲気)など、自軍にとっては不利でしかないこの采配は不可解極まりないが、そこはツッコんではいけないのだろう。今回はここまでで次週に続く。
 DH制なのに、何故か投手に打席が回るものの、打者一巡達成は既に確定。しかし、それに触れられないのは、10人目でチェンジになってはダメなのかもしれない。となると、九番「トチジ」が凡退し、勝俣コーチ最後の砦「なめ茸空きビンごはん」に全てが託される展開がドラマチックだ。来週の予告では勝俣コーチのテンションが高くなっており、最後に中井監督と固い握手を交わしている。果たして、「なめ茸〜」の活躍が勝利をもたらす事になるのか!?
 
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 次々と入れ替えられた新オーダーに、知ちゃんは思わず「勝俣さん、知らない選手たくさんいますよね?」と漏らしてしまうも、「でも、はい情報入って来てます。…………良い情報と悪い情報が」と、番組は休んでも情報収集は欠かさないコーチの鑑・勝俣。しかし、「なめ茸〜」が最後の砦と言われる様に、勝俣コーチが推薦ないしは開発した「らっきょう残り汁かけごはん」「梅干し残り汁かけごはん」「牛乳砂糖ごはん」「タバスコチャップ」はお子様味覚に嫌われて、全て凡退し、次々とスタメンから外されるわ、自由契約にされるわと、勝俣コーチの立場は正に、崖っぷちに立たされていた。中井監督から、コーチとしての指導能力について疑問を投げかけられた勝俣コーチは、僅か2試合で使えないと判断されるのは心外とばかりに「だって、まだ2試合じゃない! 清原、2試合打てなくても外さないじゃない」と反発。しかし、これに対して、中井監督は…
 
「ただ、らっきょうは清原じゃないんですよ」
 
 と、冷たい一言。 中井監督にとって、お酢ごはんを初めとした実際の中井家で活躍したメンバー以外は所詮、愛着のない外様選手でしかないらしく、勝俣コーチの推す選手に対しては我慢して使う気など毛頭ない模様だ。まるで、茂雄暗黒采配の様なやり口に返す言葉もなく完全に開き直った勝俣コーチは…
 
「いいよ、ならば監督のやりたいようにやって下さいよ」
「ただ、これで負けた時は言わせてもらいますよ!」
「勝ちに行ったわけでしょ!」
「まあ、監督の采配を見させてもらいます」
「ダメだった場合はボロカスいきますからね!」
 
 と、自らの保身の為に新オーダーの失敗をひたすら祈るのだった。果たして、勝俣コーチの命運はいかに!?
 
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June 25, 2005 15:01

 多忙にかまけて、随分と遅くなってしまいましたが「黒ワザごはんベースボール」の参回戦のレビューです。初戦の対ブラックキラーズ戦では僅か1点しか取れず、打者5人で攻撃終了とあえなく黒星スタート。弐回戦のブラックシャーク戦では子供用に組み替えた新オーダーが決まり、5点を奪ったものの、最後は水かけごはんが打ち取られ、惜しくも打者一巡ならず。そして、当初のコンセプトだった「せっぱ詰まった感」をないがしろにしてまで更なるオーダー改造を施し、今回、いよいよ参回戦「ブラックジャガーズ」戦を迎える事になった。そのスターティングオーダーとは…
 
壱番レフト/バターごはん(前回伍番:1打数1安打)
前回、初打席初安打を放ち、出塁率の高さを見込まれてのトップバッター起用。
(勝俣「まぁ、これは行けるだろうなぁ」)
 
弐番ショート/ツナ缶詰め空き容器ごはん(前回壱番:2打数2安打1本塁打)
前回、会心の先頭打者アーチ。パンチ力にも期待。
(勝俣「これ美味いね」,竹山さいとう「あ〜美味い」)
 
参番キャッチャー/天カス(初出場)
中井監督期待のルーキー。殆ど天丼と同じでせっぱ詰まった感ゼロ。
(勝俣「これ天丼だもんな〜」,竹山さいとう「あ〜、これ美味い。これも美味かった」)
 
四番ファースト/お酢ごはん(前回四番:2打数1安打)
対子供戦の不利を打ち払い、前回、待望の初安打。
 
伍番セカンド/レトルトハンバーグ残り汁かけごはん(前回参番:2打数2安打2本塁打)
お子様大好きなハンバーグパワーでアーチ連発。3戦連発に期待がかかる。
 
六番サード/モモ缶詰残り汁かけごはん(初出場)
テスト入団に合格した視聴者開発の色モノルーキー。
竹山さいとう「うわ、これだよなぁ」,中島「モモ缶はちょっと微妙ですけどね〜」)
 
七番センター/ゴマ(前回七番:1打数1安打1本塁打)
前回、初打席で3ランホーマーを放ち、レギュラーの座を掴む。
(勝俣「うん、これ美味しかったね〜」,中島「頼む、ゴマ」)
 
八番ライト/水かけごはん(前回八番:1打数0安打)
不動のライパチ。永遠のスランプ脱出なるか。前回は凡退するも2人が○判定の快挙!
(中島「永遠のスランプで凄いなぁ」)
 
九番DH/トチジ(初出場)
さきいか大使・良純が開発した期待のルーキー。
 
ピッチャー/なめ茸空きビンごはん(前回ピッチャー:未だに出番なし)
「最後の砦」として、勝俣コーチの去就の鍵を握る。
  
<続く>

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June 24, 2005 23:53

 待望の「シンフォニック=レイン 愛蔵版」がいよいよ発売日を迎えた。久々に仕事も早く終わったので、早速、ソフマップへ受け取りに…。予約特典のテレカも貰って、自然と頬も緩んでしまいますなぁ。
 起動してみると、パッと見、変わった様子はないけれど、オプションに微妙に手が入ってる。本編を始めていないので、まだ「空の向こうに」しかないミュージックモードをプレイしてみると、オープニングの映像が流れるではないか。おおっ。いや、そんな凄い代物ではないのだけれど、前はず〜っと止め絵だったから、この程度でも妙に感動。これはオープニングの使い回しだけれど、他の曲は新作なのだろうかと、これから先が楽しみだ。当面、曲を増やす為に本編を進めていくと言う何か間違った方向に走りそう…(^^;)。でも、演奏する部分については、前と同じみたいなのが、至極、残念…。
 壁紙とスクリーンセイバーは当然、「DPC+」から引っ張ってきたものに変更。「妖精の本」や「DPC+」内の小説とかは、一気に堪能してしまうのも勿体ない気がするので、ジワジワと読み進めていこうかと思うとります。
 


シンフォニック=レイン愛蔵版

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June 23, 2005 23:50

 6−2で迎えた8回裏からサードの守備に入った我らが名手・川相。毎度、打席が終わったばかりの所に組み込まれてしまうので、その後の攻撃でも打順が回ってこないケースが多いのだが、あまりにも生きた球を打つ機会を奪いまくる落合監督のオレ流大チョンボ采配に怒り爆発の中日ナインは9回、何としてでも川相に打席を回そうとばかりに二死満塁と言う最高の場面で川相に繋ぐ事に成功。そんなナインの気持ちに川相が応えない筈はなかった! 初球から積極果敢に叩いた打球は見事にライト線へ弾き返される会心のダメ押し2点タイムリーとなり、阪神の息の根を止める事になったのだ。この一打が何と川相の今季初安打。開幕から一軍に居続けながら、68試合目になるまで初安打が出なかった事など、川相には経験のない事だろう。しかし、この間、川相は僅かに8回(しかも、そのうち犠打2個を含むので強攻策としての打席は6回)しか打席に立たせて貰ってないのだから、仕方ないと言えば仕方のない事。だが、68試合になるまで6回しかまともに打たせて貰えないと言うのは異常極まりない事である。打者・川相を軽んじるのも大概にして欲しいものだ>落合監督
 
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 元巨人学園の真田一球にやられたばかりの東京は巨人の真田を相手にする事を嫌がっていた………って、そりゃ、「チャンピオン」誌上では1話前の事だろうけど、一球にやられたのは開幕戦であり、交流戦開幕戦まで1ヶ月以上経っていると言うのに、何を訳の分からない事を言っているのか…
 北はちょっと調べれば簡単に分かる真田情報を「必死こいて調べました」と言わんばかりにえらそうに語り出す。高卒のドラフト1位投手が3年間で44試合…って、そんなに少ないか? 同条件の選手と比較してみよう。大竹(広島)が46試合,秦(横浜)が17試合,朝井(悪の温床・楽天)が5試合,ゴールデンルーキーと呼ばれていたはーちゅん(ソフトバンク)とて38試合。真田がまるで一軍にお呼びがかからないみたいな言い草は辞めて欲しいものだ。一球とネタがひっかけられる事と、ヒゲを生やしているので似てなくても本人と認識させる事は出来ると言ったしょーもない理由で引っ張り出された真田には甚だ迷惑な事だろう。どうせ真田を引っ張り出すなら…

「真田は球界の至宝と呼ばれる川相さんを入団前から崇拝していたあなどれない男だ。最後まで諦めない川相スピリットを継承しているだけに、警戒してし過ぎると言う事はないぞ」

…とか言わせて欲しかったものだが、所詮、巨人の選手は水島氏にとっては怨敵でしかないのだし、シメられまくるのは仕方のない事か。
 そんな事はさておき、山田は西武時代の無駄にカッコ良かった姿は消え失せ、すっかりヤクザじみてしまった破戒僧・清原の報復攻撃にビビリまくっていた。一塁で止まった日には牽制球を受けて左フックでタッチされるのでは?とか、足を踏みつけられるのでは?とか、土佐丸ばりの殺人野球をかましてくる事は間違いないと恐れおののく山田。
 そんな山田の心配をよそに、すっかりど真ん中開眼ネタはスカシネタにされてしまった岩鬼がど真ん中を打ち損じ、どん詰まりのピッチャーゴロ。続く殿馬は三遊間へ痛打するも、腰が高く、横の打球を正面に回り込まずに上半身で捕りに行きたがるので一見、横っ飛びの美技に見えると言うニックン(全然似ていない)の偽りの好守に阻まれて、二死。
 ここで3番に入った里中に対して、「投手が打席に入ると、投げにくくて制球が定まらない」と言うお決まりの水島理論により、真田は一向にストライクが入らず、歩かせてしまう。ここで打席に入った山田だが、阿部は破戒僧・清原の報復を恐れる山田の心情を察知した…訳ではないのだろうが、、二死一塁と言うのにいきなり立ち上がって、敬遠を指示。この場面での敬遠はあまりにも訳が分からないので、敬遠と見せて実は勝負と言う使い回しネタの可能性は非常に高いだろう。いつもなら、このパターンで苦もなく打ち返す山田だが、破戒僧・清原を恐れるあまり、一塁で止まる事が確定する敬遠策に一転して勝負の展開に対応するだけの心の余裕は全くない様子。果たして、山田は一塁をノンストップで二塁へ到達する事が出来るのか!?
 ネタとしては非常にくだらないのだが、山田が破戒僧・清原を恐れまくる今回の巨人戦はなかなか面白い。途中で違うテーマに切り替えたりせず、この試合は最後まで山田がいかに破戒僧・清原の攻撃を回避するかのみに焦点を絞ってやって貰いたい。山田が一塁に止まらずとも、インターフェアを狙ったり,塁に出てから、本塁突入で体当たりをかますなど、破戒僧・清原から攻撃を仕掛けるチャンスも幾らでもある訳で、様々なパターンを描ききって欲しいものだ。

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June 22, 2005 21:27

 いきなりコジローに先頭打者アーチを叩き込まれて、すっかり錯乱状態の香取はすっかり調子を狂わせ、松尾さんを歩かせるなど、無死満塁のピンチ。ここから吹留にタイムリーを浴びるなど、つるべ打ちを食らい、あえなく5失点KO。香取の乱調ぶりに最初、阿久津がブルペンへ向かう様に言われていたが、仕上がりが早い,代表チームに左の強打者が多い,ロングリリーフもOKと必死のアピールで肩を作る事を許された吾郎は早くもマウンドに登る事に…。そして、いきなり打席に迎えるは因縁の相手・コジロー。
 単調な投球を指摘してから、二週間、試行錯誤していた吾郎の様子に気付いていたコジローだが、付け焼き刃の変化球などでは通用しないと相変わらず、自信満々。しかし、初球の外角高めに空振り。ボール球から入る事で少しは工夫をしているなどと、僅かに関心するコジローに対し、ジャイロフォークが大いなる武器となる事に確信を抱く寿也は少しの工夫などではないとほくそ笑むのだった。
 
 う〜ん、初球からボール球振らされた失態を棚上げして、工夫してきたとか不敵に言われてもねぇ。大体、四隅ギリギリに投じられた150km超をいともたやすく弾き返す男があの程度で空振りしてしまう…と言うのはどうにも説得力に欠けるのだが…。今になって、思い出したのだが、配球の重要さに関しては、既に、3A編でやってるんだよなぁ。最早、キースの存在って、すっかり忘れ去られてるわな…。まぁ、結局の所、配球より、ジャイロフォークの方がメインになってしまった様だけど…。それにしても、松尾さんは大ゴマで描かれてはいるものの、結局、ただの四球で全く見せ場は貰えず。松尾さんでなく、吹留が走者を返す辺り、やっぱり、松尾さんは暗にシメられているのだろうか

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June 18, 2005 22:11

 相変わらず、余暇がない状況につき、こちらも簡潔にいきます。
 
 「山田なら四番を譲ってもいい」と言う社交辞令を真に受けられてしまい、うんざりして巨人へ亡命した事を水島氏に根に持たれている破戒僧・清原。頭は五輪刈りではなく、だらしない無精髭を生やされるなど、西武時代の無駄にカッコ良かった姿(あくまで「ドカパロ」内で)は見る影もなくなってしまった。交流戦で久々に再開した山田には「今年は元気」などと、ここ数年は無様なシーズンだったと間接的に皮肉られる始末。
 水島氏の清原潰しはまだまだ終わらない。東京の先発を緒方と予想していた清原だったが、山田はわびすけだと口を滑らせてしまう。巨人首脳陣も緒方予想で左打者をズラリと並べようとしていたが、破戒僧・清原は「山田は嘘をつく様なヤツじゃない」とわびすけが先発らしいと報告する。しかし、現場に来て、突然、何かひらめいたらしい土井垣は急遽、里中を3番ピッチャーで先発起用する事に変更。山田は破戒僧・清原に嘘をついてしまった形になって、試合前から報復攻撃にビビりまくる。
 迂闊にも山田の虚言を信じてしまった巨人は、オープン戦でわびすけを打てなかった破戒僧・清原を四番から五番へ下げていたが、実際の先発は里中。破戒僧・清原は嘘をつかれた上、五番にオトされてしまった事で怒り爆発。今頃になって、ようやく山田の腹黒さに気付いたのか、破戒僧・清原は「ヒットを打つなら二塁打以上にしろ」などと、一塁で止まったら半殺しにするといわんばかりの狭量な男として描かれてしまうのだった。
 因みに、巨人の先発投手は真田。元巨人学園の真田一球に苦渋を舐めさせられた東京は何となく嫌な気持ちになった様だが、結局、巨人のヤケクソオーダーとはこの程度に過ぎなかった。東京も里中が緊急先発で投手のくせに3番に入っただけ。ヤケクソオーダーにはかなり期待していたのだが、とんだ拍子抜けでガックリ…。

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June 15, 2005 23:32

 今週は公私共にバタついており、プログ更新も止まっております。と言う事で、今回は簡潔に…。
 
 野呂にコツを教えて貰ったフォークは野呂自身が投げているフォークではなく、メジャーでもジャイロボーラーの投手が数人投げていると言うジャイロフォーク(吾郎が勝手に命名)だった。ジャイロボーラーなのに普通のフォークの投げ方をしていたので、幾ら練習しても落差も球速も出なかったが、ジャイロボールの投げ方でその儘、抜くだけで、普通のフォークよりも落差のあるものになると言うのだ。まだ制球は全然定まらない状態で2球に1球決まる程度との事だが、これだけの落差があればボール球でも振ると大興奮の寿也はジャイロフォークに磨きをかけるべく吾郎の特訓に付き合うのだった。
 そして、いよいよ始まった代表 vs 若手の練習試合。代表先発の霊感投手・松坂…もとい松若の前に若手選抜は薬師寺があえなく空振り三振と相変わらずのヤムチャぶりを見せるなど、初回、いきなり三者三振。「あいつ、いい球放るじゃねーか」などと、吾郎は松若クラスの投手すら初めて見る様な口ぶりで寿也は唖然とするばかりだ。その裏、先頭打者として登場したコジローに対し、興奮する先発・香取だったが、いきなり初球をホームランされ、白目を向いてしまう体たらく。アベレージヒッターの筈のコジローがいきなりホームランってやり過ぎな気がするが、ジャイロフォークに自信をつけたのか、吾郎は「せいぜい今のうちに打っておけ」と不敵な笑みを見せるのだった。
 新球は名前と言い、質と言い、さほど衝撃的なものではなく、ちょっと残念。実際の所、ジャイロフォークは現存する驚異の変化球として向こうでは認知されているものなのか気になる所。来週はいよいよ松尾さんが打席に立つと思われるが、水島新司ばりにシメられない事を祈るばかりだ

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June 12, 2005 22:36

 8/10から、水曜深夜枠での実写ドラマ化が決まっている「アストロ球団」だが、久々に公式サイトを覗いてみたら、実在プロ野球選手側のキャストが公開されていた。アストロ球団側のキャストは既に公開済で、シュウロ役の千葉真一以外、知らない人ばかりで全然グッと来なかったのだが、これまた知らない人ばかり…。私があまり俳優とか詳しくないせいもあるのだが、そんな中、唯一、よく知っている男がいた。
 そいつの名はミスター・ルーキーこと長嶋一茂。何と沢村栄治役ときたもんだ。片手間にやっている俳優としての演技力ではなく、元プロ野球選手である事が起用されている大きな理由と思われるだけに、野球選手としての格の違いを意識せずにはいられない。恐れ多いにも程があるだろう。どうせなら、茂雄役にすればいいのに…。勿論、野球選手としての格はこれまた段違いなのだが、一茂が茂雄役をやるにあたって、そういう意味合いでの苦情は殆ど出ない気がする。何より、沢村役より茂雄役の方が話題性としては遙かに高いと思うのだが…。茂雄役、一茂じゃないのなら、プリティ長島にやって欲しかったなぁ。流石に、現役時代を任せるのは年齢的に無理だったか。
 それにしても、ここの人気投票の結果は無茶苦茶にも程がある。二代目・上野球二とダイナマイト拳の尋常ならざる得票数は一体、どういう事なのか?

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 「シンフォニック=レイン 愛蔵版」、予約特典のテレカ目当てにソフマップにて予約してきました。これで一安心です。最近のアクセス解析によると、 「シンフォニック=レイン 愛蔵版」と検索していらっしゃる方がかなり多いのですが、注目度の高さが感じられ、何だか嬉しくなってしまいます。ホント、公式サイトではないですが、知らない全ての人達に…とは言わないまでも少しでも多くの人達に知って欲しい作品ですね。
 


シンフォニック=レイン愛蔵版

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June 10, 2005 23:55

【巨人5−3西武】
いつの間にやら打率1割台にまで落ち込んでいた破戒僧・清原。走れる分、キャプラーを出した方がマシじゃ!と言う声は…………多分、あがらなかったと思うが、その不振の破戒僧が張本,衣笠に並ぶ史上6位タイの通算504号を放つなど、得意の(…と言うかこれ以外、勝つ術のない)一発攻勢で快勝。
 
【中日2−6ロッテ】
名手・川相が悪夢のフル欠場に追い込まれた中日は、清水に7回二死までパーフェクトと抑え込まれるなど打線沈黙で完敗。茂雄の圧力が強まっているのか知らんが、首位に返り咲きたければ、早く川相を出してくれ!
 
【横浜1−5偽バファローズ】
年俸500万円の40歳吉井がまたも老獪なコーナーワークで相手を翻弄。6回1失点の好投で横浜の連勝をストップさせ、自らは無傷の3連勝とは天晴れである。
 
【ソフトバンク2−0ヤクルト】
ズレータの一発で先制した2点を5人の継投で守りきる完封リレーでソフトバンクが交流戦単独2位へ。しかし、この展開で起用して貰えない守護神・三瀬の状態が何とも気がかりだ。この儘、馬原がストッパーに収まってしまうのだろうか。
 
【阪神5−4日本ハム】
初回に逆転2ランを放ち、史上4人目の12球団からの一発を達成したキュラソ星人が最後はサヨナラアーチまで放って、記録に花を添えた。一方、日本ハムは21年ぶりの10連敗。12球団からの一発、12球団からの白星等、今まで両リーグに各2球団ずつ所属しないと出来なかった記録だったが、交流戦の実現により、リーグ問わず2球団に所属すれば達成可能となっており、これからはどんどん達成者が出てくるのかもしれない。しかし、ここ数年間限定で13球団から達成するチャンスを持つ者がいる筈であるそう、近鉄から一発,白星をマークしている選手の事だ。今、その記録に最も近い選手が誰なのか分からないが、ナベツネの復帰により、再び球団数縮小化の可能性も否定出来なくなってきた以上、是非とも達成して欲しい記録の1つである。
 
【広島5−3悪の温床・楽天】
5カード連続負け越しと苦しんでいる広島に絶好の盛り返しチャンスが到来。最初の対戦で3タテを食らわした悪の温床・楽天との再戦だ。一進一退の展開ながらも、最後は水島の呪いに取り憑かれた岩隈を攻略し、対悪の温床・楽天4連勝。悪の温床・楽天は阪神から緊急トレードで獲得した沖原を即スタメン起用するも白星には結びつかず、借金30.出番が増える沖原はともかく、悪の温床・楽天ですら不要とされ、内野の層が厚い阪神ではますます出番が減りそうな前田は本当にお気の毒だ。折角、意を決して関西から離れたのに、こんなに早く戻るハメになるとは思わなかったろうなぁ。

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June 09, 2005 21:40

 山田を空振り三振に斬って取った所で突然、ベンチに引き上げてきた一球。最後の一投で右肩に激痛が走ったので降板させてくれと言うのだ。突然のアクシデントに悪の温床・楽天ベンチは慌てふためくが、ここで第2戦に先発予定の岩隈(微妙に似ている)が自ら登板を志願。勿論、次の日も先発で投げると言う岩隈の心意気に盛り上がる悪の温床・楽天ベンチ。
 しかし、そんな中、ただ一人冷静な金田(名前を呼ばれないと誰だか分からない)は一球の肩痛が嘘である事を見破っていた。岩隈が名乗り出る事を信じ、チームを一丸にする為と言う意図まで見破る金田。凄ぇぜ!…と言うか、金田ごときに見破られる様では、もしかすると、全員に気付かれてるかもしれない。ああ、一球のヤツ、ミエミエの虚言をかましてまで、岩隈に投げさせたいのかよ…と。あまりにも意図がミエミエなので、ここで名乗り出ないとなると、あとで何を言われるか分からない、と岩隈も引っ込みがつかなくなったのかもしれないな。まぁ、そうでなきゃないで、一球にだまくらかされている岩隈はどのみちピエロだが…。
 大体、一球は既に、肩で息をしながら投げていたと言うのに、1点リードの最終回で福盛が全く準備させていないのは、悪の温床・楽天ベンチの大チョンボ以外の何物でもない。「次の日に先発予定のエースが意気に感じてリリーフする」と言う展開は「投手を代打で起用してホームランを打つ」展開と同じくらい水島作品では使い回されているネタなので、全く感慨が湧かないのが実情だ。
 ともあれ、引っ張り出されてしまった岩隈に対して、土井垣はあえなく三球三振に終わる体たらくでゲームセット。采配からバッティングまでインケツ続きで正にA級戦犯の土井垣だが、「ハンディを背負いながら、充分戦える軍団を田尾監督は作り上げた」などと、悪の温床・楽天を持ち上げる事によって、自らの失態の隠蔽を図るのだった。
 さて、パ・リーグのその他のカードだが、偽バファローズは霊感投手・松坂の白星を潰したものの、西武相手にサヨナラ負け。合併しただけの事はある層の厚さを感じさせる…って、実際にはただでさえ5,6位チームの合併の上、中村に逃げられ、岩隈に逃げられ、礒部に逃げられ、大村に逃げられ、助っ人は水島鎖国政策で存在自体抹消されているとあって、サーパス神戸と見紛う戦力で全く層は厚くないのだが…。昨年、日本シリーズを出場辞退したソフトバンクは初の開幕投手・和田の力投で日本ハム相手に快勝。
 開幕戦を長々と描いているうちに、首位を快走してしまっているので、取り上げざるをえなくなったロッテは不知火メッタ打ちで四国に圧勝したとの事。折角、袖ヶ浦対青山くんと言う「真偽雲竜対決」が出来たと言うのに、完全にスルーされてしまった格好だ。どうせ二番煎じネタを使いまくるなら、袖ヶ浦と青山くんは双子ネタを持ち出して、青山くんの投げる球種が袖ヶ浦に悉く読まれてしまうとか、記者が袖ヶ浦の素性を探りまくって、青山くんのいっぱいいた兄弟の一人が貧乏苦により、養子に出されていた事を探り当て、養子になった先は実は袖ヶ浦家で、この二人は兄弟なのでは!?と疑惑ネタで振り回すとか、それくらいやって欲しいものだ。
 現実では間もなく交流戦が終わろうと言う時期になって、作中ではようやく交流戦の時期に突入。優勝候補と目されていた巨人と東京、いずれも東京ドームを本拠地とする両軍が両リーグの最下位を迷走しているとの事。川相不在の巨人と、義経の事は完全に忘れ去られ、全く戦力アップを図っておらず、層が薄い儘の東京のどこが優勝候補なのかは全く分からないが、ともかく、東京ドームの呪いらしい。交流戦初戦で激突する事になった両軍だが、ヤケクソとしか思えないオーダーが展開されたと言う。そのオーダーとは!? 待て、次号!
 ヤケになったオーダーと言えば、2番ショート・ニックンだろ。もう現実世界で巨人は毎日、ヤケクソオーダーを組んでいるんだから、今更、何があっても驚かない。ただ、キャプラーが4番でミセリが先発だったりしたら、ちょっと水島氏を見直すかもしれない。確かにヤケクソオーダーだ。素晴らしい! 水島鎖国政策により、どうせローズも存在を消されているんだろうな。もう外国人扱いじゃなくなってるのに可哀想に…。何となく破戒僧・清原か小久保辺りを1番とか入れてそうな気がする。破戒僧・清原と言えば「山田に4番を譲ってもいい」とか社交辞令のつもりで言ったのに、本当に山田が西武に入ってきたので、腹黒い山田ごときに譲るなんて腹立たしいとばかりに譲る前に巨人へ亡命した事で有名。西武時代は実際よりもかなりカッコいい男として描かれていたが、亡命した事を相当恨まれている様で巨人移籍後はひたすらシメられているので、今回もそんな感じか…。巨人と言えば、執拗にシメられていたのが、今夜の松井さんと上原。流石にうんざりしたのか、松井さんは国外へ逃亡してしまっており、矢面に立たされるのはまたも悪人ヅラに描かれる上原なのか!? ヤケクソオーダーだから、リリーフ投手が先発するかもしれないが…。ところで、巨人の監督はいつから仰木さんに…。え、あのグラサンのチンピラが仰木さん!? じゃ、こいつは悪太郎か。仰木さんにしちゃ、ちょっと痩せてると思ったが、やけに人が良さそうで全然似てねぇ〜。


CRぱちんこドカベン パチってちょんまげ達人7

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June 08, 2005 21:02

 吾郎のにわか変化球を甘く見て、あえなく空振り三振に倒れた寿也。その新球とはホームベース手前でワンバウンドする程、落差のあるフォークボールだった。寿也のスイングからして、フォークではないっぽいとか言ってたのに、思いっきりフォークやがな。ただ、落ちる事を予期してしなかった上、あれ程、落ちたボールならば、もっと腰砕けでヘッドアップした空振りになって良さそうなものなのだが…。まぁ、それはそれとして、前にヘナチョコフォークを見ていただけに、たった一週間の特訓でこれ程、落差のあるフォークを会得した事に驚く寿也に対して、吾郎はある人に手ほどきを受けたと言う。
 時は一週間前に遡る。ジャイロボールの切り方を覚えてしまっている為、支障の少ない変化球としてチェンジアップとフォークと2つの選択肢しか残されていない吾郎は必死の特訓を開始するも、いつまで経っても一向にモノに出来ない。利き腕でない左で変化球を操る事の限界を感じ苛立つ吾郎だったが、そこへ代表捕手のD.マッケンジーと野呂が投げ込みの為にやってきた。日本人メジャーの先駆者であり、今なお、黙々と投げ続ける孤高の男・野呂(吾郎って、おバカな割には結構、詩的表現には妙に優れているは何故だろう)の代名詞とも言えるフォークに興味津々の吾郎はマジマジと投球練習を見学するも、第一クールだから、まだ投げるつもりはないとの事。「なんか変化球でも覚えたい」などと言う軽いノリの吾郎に、フォークを投げるには素質と相応の努力が必要な上、肩や肘に負担のかかるリスクをはらんでおり、「なんか変化球でも」程度の気持ちなら辞めた方がいいと叱咤する野呂。
 しかし、軽いノリは単なる照れ隠しであり、実際には相当な決意をもって変化球習得に賭けている吾郎。リスクなど気にしないし、「野呂さんもフォークを投げた事を後悔していないでしょう?」と言う答えが琴線に触れたのか、野呂はフォークの形で握ったボールを突き出し、力ずくで抜いてみろと持ちかける。必死にボールを抜き取ろうとする吾郎だが、野呂のボールを挟む力は驚異的で一向に抜けない。フォークを会得するには、まずこれくらい出来なくてはダメだと言うのだ。野呂の握力は70kg。フォークで有名なササキ…、もとい、ササモト様は80kgの握力を誇ると言う。ところが、吾郎の挟んだボールを抜き取る事が出来ず、予想以上に吾郎の挟む力が強い事に驚きを隠せない野呂。吾郎の握力は右が70kg,左に至っては何と90kgもあったのだ。右から左に転向した際に、左を徹底的に鍛え上げたが故の成果だった。
 リスクを厭わない吾郎のスピリットと素養を認識した野呂は吾郎にフォークの伝授を約束。しかも、吾郎ならコツさえ掴めば、すぐにでも投げられる上、野呂自身が会得出来なかったと言う「あのフォーク」が投げられるかもしれないと言うのだ。果たして、「あのフォーク」とは一体!?
 それにしても、吾郎に変化球を教えるのはてっきり根本さんかと思っていたのだが、野茂…、いや、野呂とは意表をつかれたな。日本人メジャーもOKな日本代表が結成されるとして、鈴木一郎や今夜の松井さんは当確にしても、果たして、野茂が選ばれるかどうかと言うと、ちょっとアヤしい気がする。格で言えば、入って然るべき所はあるけど、流石に全盛期はとうに過ぎているからのぅ。そんな感じで野呂が代表にいると言う前提がまるで欠けておったわぃ。ただのフォークでは拍子抜け所だったが、やはり、1ランク上のフォークの様で、そのボールの質よりも名前が気になって仕方ない。「スカイフォーク」とかだったら、凄ぇ嫌(^^;)。どうせなら「ブルースカイフォーク」に…(笑)。


Major―Dramatic baseball comic (1)

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June 07, 2005 23:24

 既に述べている通り、私の好きな漫画家筆頭クラスに位置する森生まさみサンの最新刊「おまけの小林クン」15巻(白泉社刊)を購入。同じクラスに集中した4人の「小林」が織り成す学園コメディです。連載当初は彼女の最長作品になるとは予想だにしていなかった…と言うくらい続いた今作もいよいよ次巻が最終巻との事。
 読者サービス満点の学園祭,長らく隠していた秘密の交際発覚編とコメディ主体の中、ジワジワと浸食していたシリアス要素が最後の最後で爆発し、イヤ〜なトコロで引きとなってしまった今巻だけれど、既に、大和は心の闇を振り払っている事が描かれている訳だから、何だか大袈裟な引きに感じてしまったかなぁ。何にしても、この期に及んで森生サンがバッドエンドなど描こう筈もないので、次巻は満面の笑みがこぼれるハッピーエンドに期待。
 最後は、吹雪と千尋に大和の事を名前で呼んで欲しいなぁと、ちょっと思っているのだけど、ここまで「小林クン」で通してきた事は果たして、この伏線になっているのか否か…。健吾は常日頃「大和」と呼んでるだけにあまり自信ないけど…。
 15巻の話をいきなりした所で初めての人には何のこっちゃって訳で、第1巻の試し読みはこちらから…。学園モノ好きには是非ともオススメの一作であります。うわ〜っ、1巻久々に見たが、全然絵が違う〜っ!(^^;)。でも、この頃の方が好きかも…。

+carriage+ diary『おまけの小林クン』十五巻
日々秋桜は膨大に拡張す。 おまけの小林クン15
徒然日記おまけの小林クン
KOYANICA 「森生 まさみ/おまけの小林クン 15」
「おまけの小林クン」-ppp


おまけの小林クン 15 (15)

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June 06, 2005 21:42

 連日連夜、完全無策一発依存野球で空前絶後の大拙攻を繰り広げている巨人。5日現在、併殺打はリーグトップの53個.犠打成功率に至っては.559と目を覆う様な数字で、勿論、これまたぶっちぎりのリーグ最下位だ。
 野球は確率のスポーツである。あらゆるプレーに関して、数値化され、パーセンテージを算出する事が出来る。打率は3割打てれば、一流の証と言われるが、7割は失敗してもいいのだ。盗塁阻止率も5割ほどで強肩呼ばわりされる。しかし、バントは限りなく10割に近い成功率を求められるプレー。にも拘わらず、巨人は4割5分近くも失敗しているのだ。求められている確率を考えれば、壊滅的な失敗率である。これなら、単独盗塁した方がマシなんじゃないかとすら思う。
 10割近くの成功率を求められているバントだが、実際の所は10割近い数値を残せる選手など殆どいはしない。しかし、20年以上プレーしながら、通算成功率が9割超の神懸かり的な達人が存在する。言うまでもないが、名手・川相昌弘その人だ。バントの他に守備も9割超が要求される世界だが、ここに関しても川相は職人の域に達する男である。確率のスポーツである野球において、10割近い数字を叩き出せる男がどれ程、希有で貴重な存在であるか…。より確率の低いホームランなどと言うプレーばかり期待して、川相の居場所を奪ってしまった結果が今の巨人の無様な戦い方に繋がっている
 トレード期間は6月いっぱい。本当に優勝する気があるならば、無駄に金が余っている事だし、大枚はたいて中日から川相を取り返すくらいの事はやって欲しいものだ。…………が、復帰間近のナベツネ&茂雄の暗黒コンビに阻止されるんだろうな、どうせ…。
 
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June 05, 2005 20:37

 先発・山本昌がまさかの乱調で3回6失点KO。普通のチームなら、ここで終わる所だが、どれだけ点差をつけられようが、最後まで諦めない川相スピリットが注入されている中日は違った。5回、勝利投手の権利を目前にした江尻を攻め立て、4点を奪うと、オチョアが3ランを叩き込み、大量7点のビッグイニングで一気に逆転。流石だ。
 しかし、1点差で迎えた土壇場9回に名手・川相をサードの守備に投入しない落合監督の采配が、どうにも腑に落ちない。8回裏に森野の打席が終わったばかりだと言うのに…だ。ここで川相を起用しない理由は常識では考えがたい所だが、あえて挙げるならば「川相が故障を負っている」「岩瀬を信用していない=延長に突入する可能性を危惧している」の2つ。落合監督はケガ情報を隠したがるので、川相の状態については不明だが、その可能性は低い様に思える。後者に関しては、こういう状況で守護神への信頼感を欠いていると見られる様な采配を打つ事がチームにとってプラスになる筈がないので、これも到底、考えられない様に思う。となれば、「川相をシメる為」と言う第3の可能性が浮上してくる。やはり、復帰間近の茂雄の圧力は日に日に強くなっているのだろうか…。
 
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June 04, 2005 21:43

 「ブラックジャガーズ」戦でこそ初勝利を掴む為に戦力補強すべく、視聴者からの応募により、入団テストが行われた。最初の入団希望者は「天カスしょう油ごはん」。ごはんに天カスを乗せ、しょう油を2回程、かけると言う代物だ。中井監督は近所のスーパーで余った天カスをただで貰いに行くと言う所に「せっぱ詰まってる感」を覚えて評価し、「今の食いてぇなぁ、試したい」となかなかの好感触。続いて登場したのは「モモ缶詰残り汁かけごはん」。文字通り、モモの缶詰の残り汁を一気にごはんにぶっかける代物だ。親子に挟まれた息子が謎の呪文を連発しまくり、アヤしさ大爆発だったのだが、本題から逸れるので割愛。
 さて、いよいよ試食タイム。「天カスしょう油ごはん」に興味津々の中井監督だったが「惜しいなぁ」と首をかしげて、「天つゆにしたら、絶対勝てるよね」と、天つゆかけごはんに改造すると…

「やばい。クリーンアップだよね」

 と、大絶賛し、文字通り「天カス」と名付けて、入団が決定した。しかし、ここまで来ると、かき揚げ天丼と何が違うのだ?と言う感じで、最早、美味しくて当たり前。元々のコンセプトだった「せっぱ詰まった感」がどんどん失せていく一方だと言う事にそろそろ気付いて欲しいものだ。続いて「モモ缶詰残り汁かけごはん」。嫌な予感がする物はまず他人に試させる中井監督は案の定、良純を毒味役に。「何でこんな時だけ親切なんだよ!」と文句を言いながらも、食べてしまういい人・良純は

「これデザートだね。中華料理のタピオカがくっついちゃってこんなんなっちゃったみたいな…」

 と、変なポーズでくっついちゃったタピオカを表現(笑)し、この不気味なご飯を「ある」と判定するも、中井監督にも竹山さいとうにも、大不評。挙げ句の果てに、中井監督からはこんな事を言われてしまう始末。

「よっぽど水かけ(ごはん)の方がいい。水かけはクセがないから、あいつ」

 そりゃ、クセはないけどさ…(笑)。ところで、先週、折角、数々の練り物大使を務めている練り物界のスーパースター・良純が来ているのだから、「練り物ごはん」でも新開発して欲しい…と書いたのだが、これがやや実現される事に。練り物だけでなく、乾き物の「さきいか大使」も務める良純が突然動き出し、袋に残ったさきいかをごはんにかけ、マヨネーズを二回し,しょう油少々をかけた新メニューを開発したのだ。

「楽なところで打たせたいね」(中井)
「ヒットも打つし、アウトにもなる」(竹山さいとう)
「色んな可能性を秘めてるね」(中井)

 と、何とも中途半端な評価ながらも、入団が決定。

「さきいか業界としては使ってもらえるだけで」

 と、殊勝なコメントの良純に因み、中井監督は「トチジ」と命名するのだった。何だかんだで「モモ缶詰残り汁かけごはん」も入団が決まり、次回のスターティングオーダーは「伍番最強説」の「200円打線」として、以下の様に…。

壱番:バターごはん
弐番:ツナ缶詰空き容器ごはん
参番:天カス
四番:お酢ごはん
伍番:レトルトハンバーグ残り汁かけごはん
六番:モモ缶詰残り汁かけごはん
七番:ゴマ
八番:水かけごはん
九番:トチジ
投手:なめ茸空きビンごはん
補欠:タバスコチャップ,梅干し残り汁かけごはん,福神漬け残り汁かけごはん

 そして、勝俣コーチがプッシュした「牛乳砂糖ごはん」と、勝俣コーチが開発した「らっきょう残り汁かけごはん」は自由契約(=ゴミ箱行き)となってしまうのだった。ああ、勝俣コーチの立場がマジで危なくなってきたよ
 ところで、「せっぱ詰まった感」がなくなってきた事に苦言を呈していた訳だが、番組のHPの方でも「せっぱ詰まった黒ワザ募集」となっていた所にバッテンがされており、「黒ワザごはんオールスターズ新入団希望者募集」に変わっていた。「せっぱ詰まった感」はどうでもよくなったと言う事が公式に認められてしまった格好で実に残念だ。こういう所で枷を外してしまうのは番組として何だか楽をしている感じだし、しかも、ただでさえ、この企画、短期間に集中してやり過ぎている事から、飽きてきたと言う声も聞くので、ちょっと心配になってきたよ。

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 巨人を暗黒時代に陥れ、球界を金満化の一途に導いた巨悪・ナベツネが7日の役員会による球団人事で巨人へ復帰する事が確定的になったそうだ。滝鼻現オーナーを失脚させてオーナー職に復帰する訳ではないそうだが、決定権のある役職となる模様。もっとも、退陣してすら実質上、黒幕として君臨してきたナベツネだけに、表向きの役職が何であろうとさしたる違いなどありはしないのは言うまでもない。
 「球界の危機だかし、体制強化と言うか、何らかの形でもう一度戻る」とほたえていたナベツネだが、「たかが選手」発言で大いに世論の反感を買い、辞任の原因となった一場(悪の温床・楽天)の裏金譲渡問題についても、直接関わっていないからと「自分が悪いなどとは一切思っていない」などと、ぬかしている様なこの男が、球界の危機を救えるとは到底、思えない。裏金問題から完全ウェーバー制ドラフトへの移行を望む声が強くなってきたり、1リーグ移行の危機を回避したばかりだと言うのに、この男に表に出てこられたりした日にゃ、また球界の流れが逆行してしまわないかと心配で仕方がない。また、徐々に調子が上向いてきた巨人の現場のモチベーションをも下げかねず、この男の復帰は百害あって一利なしだ

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June 03, 2005 23:57

 3戦連続延長12回ドローを経験するなど、連夜の総力戦が続いていたにも拘わらず、全くお呼びがかからなかったキャプラーが、ついに4日に登録抹消となる事が明らかになった。表向きの理由は腰痛の治療に専念させる為で、悪太郎は「10日で帰ってくる事を期待している」などとぬかしている。腰痛の状態もどの程度なのか判明していないだけに、推測の域を出ないが、この儘、退団させる臭いも漂っているのは言うまでもない。
 先日、キャプラーは二軍で実戦調整させた方がいいと書いた訳だが、腰痛の状態は大した事なく、二軍で調整の機会を与えて貰えるのか? 腰痛が本当に重症でシーズン中の完治は無理として斬首されるのか? はたまた、腰痛は大した事ないが、二軍でも飼い殺しとなるのか、気になる所だ。何度かキャプラー擁護発言をしている私だが、「ファンタジーリーグ」でブランボー(偽バファローズ)獲得に抽選負けした末、獲る事になっちまったので、少しはやって貰わないと困ると言う諸事情もあったりする(^^;)。打撃は言わずもがな、期待されていた守備もさして目を見張る部分もなかったが、走塁に関してはなかなかアグレッジブでいいプレーを見せていたので、代走でいいから(笑)、使ってやってくれ。塁に出た回数が低い割にはチーム3位の盗塁数を誇るしな(2個だけど)。

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June 02, 2005 20:10

 もういい加減疲れたのか、飽きたのか、はたまた、使い回しですらネタがキレたのか、今週は怒濤の省略モード。7回表の攻撃は星王,山岡,チョロが1コマも描かれずに三者凡退。吉岡,大島のファインプレーに救われたらしいが、背景でしかない実在選手の好守をいちいち描くのは面倒らしく台詞だけで済まされる。その裏も里中が詳細を省略する程、簡単に三者凡退に打ち取り、8回に突入。
 先頭のサルは平凡なライトフライに倒れるが、土井垣はサルが外野まで運んだ事で一球の球威が落ちていると睨み、9回までに捉えられるとタカを括る。しかし、土井垣の思惑は大抵、外れるので、全くアテにならないのは言うまでもない。続く岩鬼はど真ん中を3球連続空振りの三振。「ど真ん中を打てるようになったと思ったが」(山田),「子供の頃からの悪球打ちが簡単に治る訳がないづら」(殿馬)と、今までど真ん中開眼ネタをすっかり忘れていた事を担当にでも指摘されたのか、思い出したかの様に台詞でフォローする面々。と言う事はあの一発はまぐれと言う事になる訳で、ただのまぐれで散々引っ張った挙げ句に、そのネタ自体を忘れてしまう程度の重要度しかないスカシネタであった事が露呈した訳だ。何じゃ、そりゃ〜っ!
 一息ついた一球の油断をつき、殿馬は三塁線へ痛打するも、これを吉岡(勿論、似ていない)が横っ飛びで好捕。あんまり実在選手をハブにし過ぎるので、これまた担当に何か(1コマでもいいから見せ場を作れとか)言われたのだろうか…。意気上がる悪の温床・楽天ベンチだが、吉岡の好捕を描いたんだから、実在選手の活躍はもう十二分だろうとばかりの水島氏に冷たい扱いにより、たった2コマで三者凡退と8回裏もあえなく攻撃終了。
 そして、いよいよ迎えた土壇場9回、ここへ来て、MAX152kmをマークした一球の速球を微笑が苦もなく打ち返し、三遊間突破のヒットで反撃の狼煙をあげる。MAXと言えど、数字程、伸びてきていないと睨んだ土井垣は山田が一球を打ち砕く事を確信するが、土井垣の思惑は大抵、外れるので、全くアテにならないのは言うまでもない。ここで山田と一球は呼吸すら忘れさせる程の壮絶な戦いを演じたらしいが、その壮絶な戦いとやらはナレーションだけで済まされて、僅か1コマでフルカウントに。「太郎のこんな苦戦は初めてだ」「マジで苦しんでるこんな一球さんは初めてだーよ」と両者の苦しみを伝える微笑と九郎だが、全然苦しんでる感じがしねぇ〜! 無闇に息を荒くさせた所でさしたる説得力など表現出来はしないのだ。
 対土門(1年秋),対わびすけ,対犬神(1年春),対権佐,対不知火(2年夏・秋)の山田の方がよっほど苦しんでいたし、対南波戦の一球の方が遙かに苦しんでいた。あの無尽蔵のスタミナを誇る一球が全員ど素人をバックに優勝候補・南波相手に実質、たった一人で戦い抜いた時を上回る苦しみなど、そうそう描けよう筈もないのだが、だからと言って、台詞によって、今までで最も苦しんでいるかの様に無理矢理思わせるのはやめて欲しいものだ。とにもかくにも台詞頼みの漫画である事よ…。
 ここで一球は火事場のバカ力か、残っている全ての力を注いだのか、ここ一番の切り札として力を温存していたのか、さっき出したばかりのMAXを8kmも上回る160kmの快速球で山田を空振り三振に斬ってとる。例によって、「160」と言う数字を描かないとその凄さは伝わってこないのは言うまでもない。フルカウントの上、山田は三振しないだろうとタカを括っていた土井垣の指示により、スタートを切っていた微笑も九郎のストライク送球に刺されて、最悪の三振ゲッツー。「まさかあの九郎が…」などと、九郎の肩まで計算違いする土井垣の見る目のなさは高三の頃から変わっていない様だ。ここで一球は突然、マウンドを降りてベンチへ逆戻り。アウトカウントを間違えている訳ではない一球だが、この意図は一体!?
 藤村甲子園が165km出した瞬間に肩をやっちまったと言う使い回しネタか、はたまたここでバッテリーを入れ替えて九郎がマウンドに上がり土井垣をシメると言う使い回しネタか、使い回さないがスカシネタか、果たして!?


ドカベン

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June 01, 2005 21:03

 いよいよ沖縄入りした若手選抜チーム。代表チームとの練習試合で目を見張る活躍をすれば、代表入りも夢ではないと監督に檄を飛ばされた面々に対して、遅れてやってきた吾郎が登場。かつてのライバル達との再会を果たすのだった。
 神奈川県の高卒ルーキーばかりが一極集中で活躍しまくると言うまるでどこかのパ・リーグ撲滅漫画の様な事態がこちらでも起こっているらしく、香取は神宮(ヤクルトもどき)の先発ローテの一角,唐沢は中京(中日みもどき)の6番,薬師寺は東武(西武もどき)の1番でレギュラーを張っている模様。香取,唐沢がプロ入りしていた事すら知らなかったと言う吾郎の無体な発言に「ありえねぇ」「どんな無関心だ」とツッコミが飛ぶ中、広島のリリーフエースとして、颯爽と現れた男はナックルボーラー・阿久津! しかし、 やはりと言うか「誰だっけ?」と吾郎にオトされてしまうとは哀れなヤツ…。広島で1年目からリリーフエースなんかになった日にゃ、1年目で燃え尽きて、2年目以降は故障との戦いに明け暮れて、結局、1年目の内容を2度と越えられない儘、短命な野球人生を過ごす事になりかねないな。可哀想に…。それにしても、草野はどこへ行ってしまったのだ? コジローとキャラがかぶるからハブにされているのだろうか…
 しばらく会わなくなると、急激に過小評価されまくるのは相変わらずの様で「本気で代表入りを狙っているのか?」「無理だろうな」などと、陰口を叩かれてしまう吾郎だったが、代表入りへの隠し球を試すべく、寿也に協力を申し出る。結局、懲りずにストレートだけで勝負するのかと思いきや、変化球習得を決意していた事を打ち明ける吾郎。一週間、代表チームのバッティングピッチャーを務めた事により、連中の苦手なコースや配球のイメージを掴んだ吾郎は一つでも武器として使える変化球があれば、代表入りを狙えると睨んでいた。そして、この一週間で、それのみをひたすら練習していたと言うある一つの球種を寿也相手の一打席勝負で試したいと言うのだ。
 今の吾郎の速球に加えて、変化球があれば、鬼に金棒と評価しながらも、投げなかったのではなく、投げられなかった筈…と分析していた寿也。初球から新球が来るのかと思っていた事で、ストレートを投げ込まれ、「今の変化した?」と戸惑うも、一打席勝負の中のどこかで使ってくる事を察知。2球目のアウトロー一杯のボールも「今のを打ってもつまらない」と余裕の見送りでツーナッシング。新球が来る前に打ってしまったら元も子もないとは言え、投手−打者間で駆け引きが成立しているとは言いがたいのに、一打席勝負にした意味はあったのか? ともあれ、勝負球で来る事がミエミエの新球を狙う寿也は、最悪でもファールにしてタイミングを掴めば、一週間程度で会得した球など打てるとタカを括っていたが、あえなく空振り三振。果たして、この球の正体は一体!?
 先々週のネタが生きているならば、チェンジアップかフォークと言う事になるのだが、今回の描写からすると、極端な球速差はない様に映るので、チェンジアップではないっぽい。かと言って、寿也の空振りの様子からして、フォークにも見えないのだが…。ツーシーム,フォーシーム,カットボールは会得に失敗している訳で、またマニアックな球種なのだろうか。 


メジャー ミュージックスコア

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