March 24, 2005 21:56

お前は沢村栄治見た事あるのかよ! / 今週の「ドカパロSS」

 悪の温床・楽天に強制拉致されてしまった一球さんと九郎。凋落の道しか待ち受けていないとは言え、所詮、原作者には逆らえない。ああ、哀れ、一球さん。
 例によって、オープン戦で散々、情報が露出している筈なのに球場全体が初めて見る様な扱いをすると言う非現実的展開で一球のフリー打撃が始まる。一球を4番投手でスタメン起用する田尾監督の血迷った采配に憤慨するスーパースターズの面々だったが、それ以上に気になるらしいのが、マスクなしで捕手を務める九郎。山田はマスクなしでいる事をさも凄い事の様にのたまうが、そんな事は自分が中学時代にやっている事であり(まぁ、あの時は軟式な訳だけど)、要は自画自賛な訳だ。また、岩鬼も光高校戦でやっているし、今更、大袈裟に描写する様なネタではない。
 楽天のスタメンは相変わらずの水島鎖国体制によって、デイモン閣下もロペスも存在すらしていない模様。当然、パッテリーは一球−九郎のルーキーコンビで、藤井ばかりか、リーグを代表する投手である岩隈までシメられる有様だ。
 そして、いよいよ試合開始。岩鬼が阪神戦で一発かました球は未だに謎の儘だと言う。北によれば、後で録画したテレビを見返した所、CM明けたら、既に打ってしまった後との事だが、何で先頭打者でいきなりCMに突入するのか訳が分からねぇ。それに仮にCMだったとしても、いきなりの先制弾なら当然、VTRが流れるだろうに…。あまりにも無理矢理な理由をでっち上げてまで、謎に仕立て上げるのは何とかならないのか…。
 しかし、一球はあの試合をはっきりと見ていた生き証人だった。ど真ん中を捉えての一発だった事を知る一球は沢村栄治投法(どこが?)でいきなり悪球勝負に出るも、返り討ちのプレーボールホームラン。努力でど真ん中を克服したと言う一球の読みは完全に裏目に出た格好だ。苦手な球(ど真ん中)を克服すると、得意な球(悪球)が苦手になると言う訳の分からない理論は再三再四使い回しているが、いい加減にして欲しい。苦手な球を克服したら打てる球が増える様になるに決まってるやんけ!
 これを見ていた山田は相変わらず、凄まじい洞察力を発揮し、用心深い一球がコントロールミスをする筈はなく(何で?)、あの悪球は意図的に投げたもの→一球は甲子園での岩鬼の一発を見ていたに違いない→岩鬼が打った球はど真ん中…と言う三段論法を成立させ、岩鬼はど真ん中も悪球も打てるのだと言う結論に辿り着く。オープン戦序盤である阪神戦以降、1試合もやってない訳はなく、あの後も何試合もオープン戦やってる筈なんだから、そんな結論にはサッサと辿り着けっての。また、これで例によって、4割だとか5割だとか言い出すんだろうなぁ。どうせそんな事になりはしないんだから、少し落ち着け。で、ど真ん中を打てる様になったのに、あの一発の後、ど真ん中にカスリもせずに三振しまくったのは結局、どういう訳よ?



ドカベン (スーパースターズ編3)

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